JP6320709B2 - 揮散剤用容器 - Google Patents

揮散剤用容器 Download PDF

Info

Publication number
JP6320709B2
JP6320709B2 JP2013193940A JP2013193940A JP6320709B2 JP 6320709 B2 JP6320709 B2 JP 6320709B2 JP 2013193940 A JP2013193940 A JP 2013193940A JP 2013193940 A JP2013193940 A JP 2013193940A JP 6320709 B2 JP6320709 B2 JP 6320709B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
rubber
volatilizing agent
valve
elastic bag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013193940A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015058955A (ja
Inventor
清水 隆男
隆男 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority to JP2013193940A priority Critical patent/JP6320709B2/ja
Publication of JP2015058955A publication Critical patent/JP2015058955A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6320709B2 publication Critical patent/JP6320709B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、揮散剤を収容するための揮散剤用容器に関する。
従来から、芳香剤、防虫剤、消臭剤などの揮発成分を空気中に揮散させるための容器としては、当該揮発成分を多孔体などに吸着させてその多孔体を保持するタイプの容器(A)、当該揮発成分を収容して一部を開口させたタイプの容器(B)、あるいは容器内に圧縮気体によって加圧された液状の揮発成分を細い管を通して外部に噴射させる、いわゆる密閉型であってエアゾールタイプの容器(C)などが知られている。上記(A)および(B)の容器は、基本的には、所定の場所に静置し、容器に支持あるいは収容された揮散剤を徐放させるのに用いられ、例えば、トイレ、玄関あるいは窓付近に常時置きあるいは吊るす形態で好適に用いられる。このような揮散剤の徐放を目的とした容器の代表例としては、例えば、特許文献1あるいは特許文献2に開示されている。
これに対して、上記(C)の容器は、揮散剤の徐放ではなく、短時間にある程度の量の揮散剤を噴霧するのに用いられ、例えば、居間やトイレにおける短時間での消臭などに好適に用いられる。このような揮散剤の噴射を目的とした容器の代表例としては、例えば、特許文献3に開示されている。
特開2005−021229号公報 特開2005−082660号公報 特開平11−321951号公報
しかし、上述の従来の容器には、次のような問題がある。揮散剤の徐放を目的とした容器(A,B)は、揮散剤の気化の度合いによりその揮散量が左右される。すなわち、同じ容器に同じ揮散剤が入っていても、外気に接触しているため、室内の温度等の環境条件によって揮散剤の徐放量が大きく左右される。このため、ユーザー側で揮散剤の徐放量を予想し、あるいは調整することは難しい。一方、揮散剤の噴射を目的とした容器(C)は、エアゾールタイプであるため、容器を廃棄する際に、容器内の圧縮気体を完全に消費することができず、慎重に廃棄しない限り、破裂や引火の懸念がある。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、環境条件による徐放量の変動が少なく、かつ安全に廃棄可能な揮散剤用容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一形態は、少なくとも気体若しくは液体を含み揮発性を有する揮散剤を外圧より高圧で充填し、充填されていた揮散剤を外部に徐放できる揮散剤用容器であって、揮散剤を充填可能で、壁に揮散剤を徐放可能な細孔を有するゴム状弾性袋体と、ゴム状弾性袋体の開口側に配置されゴム状弾性袋体の内外に揮散剤を出し入れ可能なバルブと、を備える揮散剤用容器である。
本発明の別の形態は、さらに、バルブの上部に、バルブを開閉可能なキャップを備える揮散剤用容器である。
本発明の別の形態は、また、バルブ側に嵌め込み可能な第一台座を備える揮散剤用容器である。
本発明の別の形態は、また、キャップを装着したままでバルブ側に嵌め込み可能な第二台座を備える揮散剤用容器である。
本発明の別の形態は、また、ゴム状弾性袋体を透明あるいは半透明な袋体とした揮散剤用容器である。
本発明の別の形態は、また、ゴム状弾性袋体を、主としてシリコーンゴムから構成した揮散剤用容器である。
本発明によれば、環境条件による徐放量の変動が少なく、かつ安全に廃棄可能な揮散剤用容器を提供できる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る揮散剤用容器の斜視図(1A)および同容器を面Aによって高さ方向に部分切断した際の縦部分断面斜視図(1B)を、それぞれ示す。 図2は、図1の揮散剤用容器中に揮散剤を充填した状態の斜視図(2A)、同容器を面Aによって高さ方向に部分切断した際の縦部分断面斜視図(2B)および一部断面Bを拡大した拡大断面図(2C)を、それぞれ示す。 図3は、本発明の第二実施形態に係る揮散剤用容器に揮散剤を充填した状態で台座に取り付ける状況の斜視図(3A)、揮散剤用容器に揮散剤を充填した状態で台座に取り付けた状態の斜視図(3B)および揮散剤用容器の内部の揮散剤が減ってゴム状弾性袋体が収縮した状態の斜視図(3C)を、それぞれ示す。 図4は、本発明の第三実施形態に係る揮散剤用容器に揮散剤を充填し、バルブの上部にバルブを開閉可能なキャップを取り付ける状況の斜視図(4A)、揮散剤用容器にキャップを取り付けた状態でキャップを押し込んだ状態の斜視図(4B)およびキャップを付けた揮散剤用容器を逆さにして第二台座に立てた状態の斜視図(4C)を、それぞれ示す。 図5は、第一実施形態に係る揮散剤用容器の変形例であって、その揮散剤用容器に揮散剤を充填した状態で台座に取り付けた状態の斜視図を示す。
次に、本発明に係る揮散剤用容器の各実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<第一実施形態>
図1は、本発明の第一実施形態に係る揮散剤用容器の斜視図(1A)および同容器を面Aによって高さ方向に部分切断した際の縦部分断面斜視図(1B)を、それぞれ示す。図2は、図1の揮散剤用容器中に揮散剤を充填した状態の斜視図(2A)、同容器を面Aによって高さ方向に部分切断した際の縦部分断面斜視図(2B)および一部断面Bを拡大した拡大断面図(2C)を、それぞれ示す。
この実施形態に係る揮散剤用容器1は、少なくとも気体若しくは液体を含み揮発性を有する揮散剤Gを外圧より高圧で充填し、充填されていた揮散剤Gを外部に徐放できる容器である。揮散剤Gとしては、気体のみ、液体のみ、気体と液体の混合物、気体と固体の混合物、液体と固体の混合物、気体と液体と固体の混合物のいずれかであれば特に制限無く、消火剤、防虫剤、殺虫剤、塗料、消臭剤、潤滑剤(例えば、防錆用のもの)、人体用消臭剤、制汗剤、医薬品、シェービングクリーム、ボディソープ、化粧料、食用油、液体調味料、頭髪用品、香水などを例示できる。
揮散剤用容器1は、揮散剤Gを充填可能で、壁21に揮散剤Gを徐放可能な細孔23を有するゴム状弾性袋体20と、ゴム状弾性袋体20の開口側に配置され、ゴム状弾性袋体20の内外に揮散剤Gを出し入れ可能なバルブ13と、を備える。バルブ13は、ゴム状弾性袋体20の開口側に固定される蓋部材10に取り付けられている。蓋部材10は、その上部に環状突出体11を一体にして備え、その環内方に、上方に突出する突出部12を一体にして備える。バルブ13は、突出部12の内部から上方にその一部を露出するように突出体12に上下駆動可能に取り付けられており、この実施形態では、その内部に揮散剤Gを通過させるための空間を持つ管状のノズルと一体化されたバルブである。ただし、バルブ13は、ノズルと別体であっても良い。蓋部材10は、揮散剤Gを外部に漏らさないようにゴム状弾性袋体20の開口部を確実に閉塞する必要から、金属である方が好ましい。ただし、蓋部材10は、その構成材料に限定は無く、樹脂、セラミックスなどの金属以外の材料で構成されていても良い。
バルブ13を突出部12側に押し込むと、バルブ13と突出部12の上側内壁との隙間が生じ、その結果、ゴム状弾性袋体20の内部22と外部とが連通状態になる。揮散剤Gをゴム状弾性袋体20の内部22に高圧充填する際には、管状のバルブ13を突出部12側に押し込みながら充填する。バルブ13は、バネ等の弾性部材によって上方側に付勢されており、バルブ13の突出部12側への押し込みを解除すると、バルブ13は上方に移動し、突出部12の内壁とバルブ13との隙間が無くなり、その結果、ゴム状弾性袋体20の内部22は外部から遮断される。かかるバルブ13の構成については、公知技術であるため、その詳細な説明を省略する。ゴム状弾性袋体20の内部22に高圧充填された揮散剤Gを外部に噴射する際には、管状のバルブ13を突出部12側に押し込む。その結果、揮散剤Gは、ゴム状弾性袋体20の元に戻ろうとする復元弾性力と、揮散剤G自身の圧力とに起因して、ゴム状弾性袋体20の内部22からバルブ13内部の管を通って、外部に出る。
ゴム状弾性袋体20は、弾性的に伸縮自在な袋体であって、好ましくは透明若しくは半透明な袋体である。ゴム状弾性袋体20は、特にその構成材料に制約は無く、例えば、シリコーンゴム、ウレタンゴム、イソプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、天然ゴム、エチレンプロピレンジエンゴムあるいはスチレンブタジエンゴム等の熱硬化性エラストマー、ウレタン系、エステル系、スチレン系、オレフィン系、ブタジエン系あるいはフッ素系等の熱可塑性エラストマー、あるいはそれらの複合物等などから好適に構成される。ゴム状弾性袋体20は、より好ましくは、主としてシリコーンゴムから成る。ここで、「主として」とは、50体積%を超える体積を占めることを意味する。また、ゴム状弾性袋体20は、揮散剤Gと接触しても容易に変性しないように、耐酸性若しくは耐アルカリ性、耐油性、耐溶剤性等の高い樹脂材料にて構成されていても良く、そのような特性を要求される場合には、例えば、フッ素系のゴムから好適に構成される。ただし、ゴム状弾性袋体20の内部22の表面に、フッ素コーティングを施し、ゴム状弾性袋体20自体には、フッ素系のゴムよりも耐変性の低い材料、例えば、シリコーンゴムを主として用いても良い。本明細書において、「透明」および「半透明」の両文言は、透明度について両者間に特別な境界を持つものではなく、単に「半透明」の方が「透明」よりも透明度が低いという意味で異なるに過ぎず、両文言とも「不透明」を排除する意味で用いられている。よって、ゴム状弾性袋体20の内部22に揮散剤Gを充填したときに、ゴム状弾性袋体20の外部から揮散剤Gをヒトの肉眼にて視認出来る限り、そのゴム状弾性袋体20は透明若しくは半透明な袋体であると解釈される。
ゴム状弾性袋体20は、好適には、揮散剤Gを最大5気圧の噴射圧にて外部に噴射可能に、揮散剤Gを充填できる袋体である。ただし、ゴム状弾性袋体20からの揮散剤Gの噴射圧は、上記圧力に必ずしも限定されるものではない。また、ゴム状弾性袋体20の壁21は、揮散剤Gを通過させることのできる細孔23を有している。細孔23は、ゴム状弾性袋体20が膨張しているときには、収縮しているときに比べて径を大きくする。このため、揮散剤Gは、ゴム状弾性袋体20の内部22に高圧充填された直後には、壁21の細孔23を通過して外部に徐放されやすい。細孔23は、好ましくは、揮散剤Gが液体の状態ではそれを通過させにくいが、ゴム状弾性袋体20の内部22で気化し、その気体を通過させるのに十分な大きさの径を有する。このため、揮散剤Gを液体の状態でゴム状弾性袋体20の内部22に充填した場合、揮散剤Gが液状のまま細孔23から容易に染み出てこないようになっている。ただし、揮散剤Gが液体の状態のまま、少しずつ細孔23を通過するように、細孔23の径を設計することもできる。
上述のような構成の揮散剤用容器1に揮散剤Gを充填すれば、バルブ13を閉じた状態にてゴム状弾性袋体20の壁21から揮散剤Gを徐放でき、それに伴いゴム状弾性袋体20が徐々に収縮する。揮散剤Gの放出には、ゴム状弾性袋体20の復元弾性力が利用され、また、その内部22に揮散剤G以外に何らの圧縮気体を封入していない。このため、環境条件による揮散剤Gの徐放量の変動が少なく、かつ揮散剤用容器1を安全に廃棄可能である。さらに、ゴム状弾性袋体20の膨張の度合いを視覚的に外部から認識できるので、揮散剤Gの残量を容易に視認できる。一方、一度に多くの揮散剤Gを散布したい場合には、バルブ13を開けることで、徐放時以上の揮散剤Gを外部に噴射できる。すなわち、揮散剤用容器1は、揮散剤Gの徐放および一時的な多量噴射の両方を行うことができる容器である。
<第二実施形態>
次に、本発明の第二実施形態に係る揮散剤用容器について説明する。第二実施形態において、第一実施形態と共通する部分については、同じ符号を付し、重複した説明を省略する。
図3は、本発明の第二実施形態に係る揮散剤用容器に揮散剤を充填した状態で台座に取り付ける状況の斜視図(3A)、揮散剤用容器に揮散剤を充填した状態で台座に取り付けた状態の斜視図(3B)および揮散剤用容器の内部の揮散剤が減ってゴム状弾性袋体が収縮した状態の斜視図(3C)を、それぞれ示す。
第二実施形態に係る揮散剤用容器1aは、第一実施形態に係る揮散剤用容器1に、そのバルブ13側に嵌め込み可能な第一台座30を、さらに備える。第一台座30は、底板31と、底板31より小径の筒体32とを備える。筒体32の内部33は、揮散剤用容器1aの蓋部材10を挿入可能な大きさに形成されている。筒体32の内部33の内径は、蓋部材10の外径よりわずかに大きく設計され、蓋部材10を隙間なく装着できるようにするのが好ましい。また、第一台座30に揮散剤用容器1aを立てた状態において、筒体32の底部は、バルブ13を押し込まないように、バルブ13の先端と非接触状態となるのが好ましい。なお、筒体32の内径を蓋部材10の外径より小さくし、蓋部材10を筒体32に載せ、あるいは嵌め込んで、揮散剤用容器1aを第一台座30上に立てても良い。
上述のような構成の揮散剤用容器1aに揮散剤Gを充填して第一台座30と蓋部材10とを接合すれば、バルブ13を閉じた状態にて安定して揮散剤用容器1aを設置でき、その状態にて、ゴム状弾性袋体20の壁21から揮散剤Gを徐放できる。
<第三実施形態>
次に、本発明の第三実施形態に係る揮散剤用容器について説明する。第三実施形態において、前述の各実施形態と共通する部分については、同じ符号を付し、重複した説明を省略する。
図4は、本発明の第三実施形態に係る揮散剤用容器に揮散剤を充填し、バルブの上部にバルブを開閉可能なキャップを取り付ける状況の斜視図(4A)、揮散剤用容器にキャップを取り付けた状態でキャップを押し込んだ状態の斜視図(4B)およびキャップを付けた揮散剤用容器を逆さにして第二台座に立てた状態の斜視図(4C)を、それぞれ示す。
第三実施形態に係る揮散剤用容器1bは、バルブ13の上部に、バルブ13を開閉可能なキャップ41を備える。蓋部材10bは、第一実施形態に係る揮散剤用容器1の蓋部材10と異なり、蓋部材10bの上面であって環状突出体11の外側に、キャップ41の環状底縁部45を嵌めこむための溝40を備える。キャップ41は、環状体42の上部に有天面筒体43を接合し、その内方に空間を備える。また、キャップ41は、有天面筒体43の側面に、貫通形態の噴射口44を備える。溝40は、キャップ41の天面の内側の面がバルブ13の上部に接触した状態では、キャップ41の環状底縁部45と接しないほど深く形成されている。バルブ13の上部にキャップ41を取り付けた状態にて、キャップ41を下方(矢印Fの方向)に押し込むと、キャップ41の環状底縁部45が溝40の底部に接触するのに移動した長さだけバルブ13が下方に押し込まれて、バルブ13は開状態になる。その結果、ゴム状弾性袋体20の内部22に充填されていた揮散剤Gは、バルブ13の内部空間からキャップ41の噴射口44を経て、外部に噴射される。
揮散剤用容器1bは、キャップ41を装着したままでバルブ13側に嵌め込み可能な第二台座30bを、さらに備える。第二台座30bは、底板31と、底板31より小径の筒体32bとを備える。筒体32bの内部は、揮散剤用容器1bにキャップ41を取り付けても、そのまま挿入できるほどの深さに形成されている。筒体32bの内径は、蓋部材10bの外径よりわずかに大きく設計され、蓋部材10bを隙間なく装着できるようにするのが好ましい。また、第二台座30bに揮散剤用容器1bを立てた状態において、筒体32bの底部は、バルブ13を押し込まないように、バルブ13の先端と非接触状態となるのが好ましい。なお、筒体32bの内径を蓋部材10bの外径より小さくし、蓋部材10bを筒体32bに載せ、あるいは嵌め込んで、揮散剤用容器1bを第二台座30b上に立てても良い。
上述のような構成の揮散剤用容器1bに揮散剤Gを充填して第二台座30bと蓋部材10bとを接合すれば、キャップ41を外すことなく、バルブ13を閉じた状態にて安定して揮散剤用容器1bを設置でき、その状態にて、ゴム状弾性袋体20の壁21から揮散剤Gを徐放できる。一方、揮散剤Gを噴射させたい場合には、第二台座30bと蓋部材10bとの接合を解除し、キャップ41の上からバルブ13をゴム状弾性袋体20側に向かって押し込むだけで良い。
<その他の実施形態>
以上、本発明の揮散剤用容器の各実施形態について説明したが、本発明は、上記各実施形態に限定されず、種々の変形を施すことができる。
例えば、第一実施形態に係る揮散剤用容器1にキャップ41を着脱自在に取り付けられるようにしても良い。また、第三実施形態に係る揮散剤用容器1bを立てるための台座として、第二実施形態における第一台座30を用い、キャップ41を付けたままでは第一台座30に取り付けできないようにしても良い。
図5は、第一実施形態に係る揮散剤用容器の変形例であって、その揮散剤用容器に揮散剤を充填した状態で台座に取り付けた状態の斜視図を示す。
図5に示すように、揮散剤Gを充填した状態でほぼ球状に膨張可能なゴム状弾性袋体20cを備える揮散剤用容器1cを用いることもできる。その際、キャップ41を着脱自在にすることもできる。また、図5に示すように、キャップ41を付けない状態の揮散剤用容器1cを立てる第一台座30を用いることもできる。一方、台座として、キャップ41を付けたままで揮散剤用容器1cを立てる第二台座30bを用いても良い。
本発明は、例えば、消火剤、防虫剤、殺虫剤、塗料、消臭剤、潤滑剤(例えば、防錆用のもの)、人体用消臭剤、制汗剤、医薬品、シェービングクリーム、ボディソープ、化粧料、食用油、液体調味料、頭髪用品、香水などを充填可能な容器として利用できる。
1,1a,1b,1c 揮散剤用容器
13 バルブ
20,20c ゴム状弾性袋体
21 壁
23 細孔
30 第一台座
30b 第二台座
41 キャップ
G 揮散剤

Claims (4)

  1. 少なくとも気体若しくは液体を含み揮発性を有する揮散剤を外圧より高圧で充填し、充填されていた上記揮散剤を外部に徐放できる揮散剤用容器であって、
    上記揮散剤を充填可能で、壁に上記揮散剤を徐放可能な細孔を有するゴム状弾性袋体と、
    上記ゴム状弾性袋体の開口側に配置され、上記ゴム状弾性袋体の内外に上記揮散剤を出し入れ可能なバルブと、
    前記バルブ側に嵌め込み可能な第一台座と、
    を備えることを特徴とする揮散剤用容器。
  2. 少なくとも気体若しくは液体を含み揮発性を有する揮散剤を外圧より高圧で充填し、充填されていた上記揮散剤を外部に徐放できる揮散剤用容器であって、
    上記揮散剤を充填可能で、壁に上記揮散剤を徐放可能な細孔を有するゴム状弾性袋体と、
    上記ゴム状弾性袋体の開口側に配置され、上記ゴム状弾性袋体の内外に上記揮散剤を出し入れ可能なバルブと、
    前記バルブの上部に備える前記バルブを開閉可能なキャップと、
    前記キャップを装着したままで前記バルブ側に嵌め込み可能な第二台座と、
    を備えることを特徴とする揮散剤用容器。
  3. 前記ゴム状弾性袋体は、透明あるいは半透明な袋体であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の揮散剤用容器。
  4. 前記ゴム状弾性袋体は、主としてシリコーンゴムから成ることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の揮散剤用容器。
JP2013193940A 2013-09-19 2013-09-19 揮散剤用容器 Active JP6320709B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013193940A JP6320709B2 (ja) 2013-09-19 2013-09-19 揮散剤用容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013193940A JP6320709B2 (ja) 2013-09-19 2013-09-19 揮散剤用容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015058955A JP2015058955A (ja) 2015-03-30
JP6320709B2 true JP6320709B2 (ja) 2018-05-09

Family

ID=52816789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013193940A Active JP6320709B2 (ja) 2013-09-19 2013-09-19 揮散剤用容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6320709B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6818407B2 (ja) * 2015-12-10 2021-01-20 三菱電機株式会社 冷蔵庫、冷蔵庫内画像管理システムおよびプログラム
JP7273390B2 (ja) * 2019-01-04 2023-05-15 株式会社ルミカ 物質収容器

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2896173B2 (ja) * 1989-10-13 1999-05-31 大日本印刷株式会社 ディスペンサー
JPH078459Y2 (ja) * 1989-10-26 1995-03-01 大日本印刷株式会社 流体放出容器
JPH08155022A (ja) * 1994-11-30 1996-06-18 Polytec Design:Kk 徐放性容器
JP3018408U (ja) * 1995-05-23 1995-11-21 もりや産業株式会社 消臭剤または芳香剤収容容器
JP2000327053A (ja) * 1999-05-17 2000-11-28 Toyo Aerosol Ind Co Ltd 二重エアゾール容器
JP2002321779A (ja) * 2001-04-20 2002-11-05 Daizo:Kk 薬剤の微量拡散方法および微量拡散装置
JP4173150B2 (ja) * 2004-05-17 2008-10-29 アース製薬株式会社 倒立型揮散装置
JP5174476B2 (ja) * 2008-01-29 2013-04-03 ドレンシー株式会社 アルコール揮散剤
CN102196972B (zh) * 2008-10-23 2013-05-29 宝洁公司 个人护理产品、多室材料分配系统及其制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015058955A (ja) 2015-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4117277B2 (ja) 化粧製品の包装及び分与装置
EP3078606B1 (en) Aerosol housing mechanism and aerosol product provided with said aerosol housing mechanism
US20160296959A1 (en) Content-accommodating container, content-accommodating product using same, discharge product, and discharge device
CN109414374B (zh) 个人护理用品涂抹器
CA3054484C (en) Device for dispensing a fluid product
JP6320709B2 (ja) 揮散剤用容器
JP4226736B2 (ja) エアゾール容器の遅延噴射装置
EP2987404A1 (en) Injection device for powdered drugs and injection method for powdered drugs
US9919327B2 (en) Living hinge actuator
JP6082232B2 (ja) 吐出装置および吐出製品
JP6145346B2 (ja) 噴射容器
JP6154237B2 (ja) 噴射容器
JP6055727B2 (ja) 噴射容器およびそれに備える伸縮袋体
JP5511066B2 (ja) 蓄圧式のポンプ機構およびこのポンプ機構を備えたポンプ式製品
JP7072421B2 (ja) 吐出容器
EP4272873A1 (en) Trigger sprayer
JP6621387B2 (ja) 吐出容器
CN102725210B (zh) 无气喷雾泵机构及配备有无气喷雾泵机构的泵式制品
JP2015020771A (ja) 噴射容器
JP2016150760A (ja) エアゾール製品
JP5046327B2 (ja) エアゾール容器のガス抜き機構および、このガス抜き機構を備えたエアゾール式製品
JP2531577B2 (ja) 液体噴霧器
KR200287594Y1 (ko) 자체 수축력에 의해 유체의 분출이 가능한 디스펜서
EP2128042A1 (en) Sprayer device
JP2013095462A (ja) 吐出器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160805

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170509

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170905

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180320

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6320709

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150