JP4173150B2 - 倒立型揮散装置 - Google Patents
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Description
(1)液体製剤を収容した貯留容器と、
前記貯留容器の下部に組み付けられた下容器と、
前記貯留容器の下部と前記下容器との間に挟まれるように前記下容器に収納され、前記貯留容器中の液体製剤が供給される揮散体と、
を備えた倒立型揮散装置であって、
前記下容器に、前記揮散体の下方に配置される液溜り室が形成され、
前記揮散体が、前記液溜り室に溜まった液体製剤を前記揮散体へ戻す吸液部を有すること。
(2)上記(1)の倒立型揮散装置であって、前記吸液部が、前記揮散体に一体成形され、前記液溜り室に向けて突出するように配置されていること。
(3)上記(1)の倒立型揮散装置であって、前記吸液部が、前記揮散体に別体に形成され、当該揮散体から前記液溜り室に向けて配置されていること。
また、上記(2)に記載した構成の倒立型揮散装置によれば、液溜り室に収容されている液体製剤を効率良く揮散体に戻すことができる。また、吸液部が揮散体の製造時に揮散体と一体成形されるので、生産性の向上を図ることができる。
また、上記(3)に記載した構成の倒立型揮散装置によれば、液溜り室に収容されている液体製剤を効率良く揮散体に戻すことができる。ここで、揮散体に別体に形成された吸液部が、揮散体よりも吸液性のある材料で作製されたものであれば、液溜り室に収容されている液体製剤を更に効率良く揮散体に戻すことができる。
(液体製剤13の処方例)
有効成分 0.1〜10重量%(好ましくは0.1〜5重量%)
界面活性剤 0.1〜20重量%(好ましくは0.5〜10重量%)
防腐剤 0〜1重量%(好ましくは0〜0.5重量%)
消泡剤 0〜1重量%(好ましくは0〜0.1重量%)
溶剤 適量(好ましくはエタノール20〜40%含有水溶液)
合計 100重量%
尚、上記の処方例中において、好ましいとして記載した範囲で調製されたものは、消防法における危険物適用除外の対象とすることができる。さらに、溶剤中のエタノール含量を減らすなどして、引火点を61℃以上とすることで海上輸送上の引火性液体危険物に該当しないものにもでき、保管上、輸送上においてメリットを得ることができる。
上記の各成分は、本明細書に記載のものから選択して用いられる。
た目が悪くなるばかりか、容積の増大に伴って揮散体の体積も大きくしなければならなくなって価格面で不利となる。なお、揮散用開口部15には、その開口面積を調整する調整手段を設けるようにしてもよい。また、揮散用開口部15の具体的な開口面積は、10〜60cm2がよく、特に30〜50cm2が好ましい。
次に、図4を参照して、倒立型揮散装置10の第1変形例について説明する。
図4に示すように、第1変形例は、揮散体22に別体に形成された吸液部28を備えており、吸液部28が揮散体22から液溜り室23に向けて配置されている。揮散体22に別体に形成された吸液部28は、吸液芯19と同様の棒形状に形成されており、上端部が、揮散体22の基部24の下面に挿着され、下端部が、液溜り室23に溜まった液体製剤13を全て無駄なく吸液するために、液溜り室23の底板27に当接するように配置されている。
次に、図5を参照して、倒立型揮散装置10の第2変形例について説明する。
図5に示すように、第2変形例は、ボトル11の下端部に、注射針状管(先端針状細管)30が形成された中栓29を備えている。中栓29は、ボトル11の開口部18の外周面に螺合されている。中栓29の中央部から下方に向けて突出した注射針状管30の先端部は、揮散体22の基部24の上面に突き刺さっている。注射針状管30は、円筒形状であって、側部に多数の穴31が形成されているため、ボトル11に蓄えられた液体製剤13が、円筒形状の内部および穴31から出液して揮散体22に含浸されることにより、ボトル11から定量的に出液される。尚、ボトル11がガス透過性材料で作製されるもの(揮散性を促進させうるもの)であれば、その透過性を調整することで、あえて注射針状管30に穴31を設ける必要はない。また、ガス透過性材料を用いる代わりに、ボトル11に内圧調整手段、例えば、空気抜きを設けてもよい。
次に、図6および図7を参照して、倒立型揮散装置10の第3変形例について説明する
。第3変形例は、ボトル11の下端部に、中栓・蓋兼用部材31を用いている。中栓・蓋兼用部材31は、図6に示されるようにボトル11の開口部18に内嵌される有天状の第1筒部32と、第1筒部32よりも内径の大きい第2筒部33と、を一体に備えている。そして、ボトル11の開口部18の内周面には、開口部18の内側と開口部18の外側とを連通させるための連通溝34が形成されている。中栓・蓋兼用部材31は、図6に示されるように倒立型揮散装置10の使用時に、第1筒部32をボトル11の開口部18に内嵌させることにより、ボトル11に蓄えられた液体製剤13が、連通溝34から第2筒部33の外周面上を流れて揮散体22に含浸され、ボトル11から定量的に出液される。尚、連通溝34は、必ずしも形成する必要はなく、連通溝34が形成されなくても、開口部18に内嵌された第1筒部32と開口部18の内周面との間の僅かな隙間から液体製剤13が揮散体22へ供給できるように構成すればよい。
次に、図8および図9を参照して、倒立型揮散装置10の第4変形例について説明する。第4変形例は、揮散体22の下側に、揮散体22とは別体に形成された円環状の吸液部35が組み付けられている。吸液部35は液溜り室23の深さよりもわずかに大きい高さに形成されており、また、吸液部35の中央部には、液溜り室23内において底壁27の中央部から凸設された位置決め軸36を挿通される軸孔37が形成されている。吸液部35は、揮散体22と同一の材料で作製されても良いし、吸液芯19と同様の材料で作製されても良いし、揮散体22よりも吸液性のある材料で作製されてもよい。
次に、図10および図11を参照して、倒立型揮散装置10の第5変形例について説明する。第5変形例は、基部24の下面から液溜り室23に向けて突出するように折り曲げられる吸液部26を折り曲げられた状態にて保持する帯板状の補助部材38を備えており、補助部材38は揮散体22の基部24の上面に装着される。補助部材38の一方の端部には、液溜まり室23に向けて屈曲して延設され、吸液部26を押圧する押圧部40が形成されており、また他方の端部には、揮散体22の基部24の縁部に係合する略J字形のフック部39が形成されている。また、補助部材38の長手方向略中央部には取り外し用の紐41が設けられている。
次に、図12および図13を参照して、倒立型揮散装置10の第6変形例について説明する。第6変形例は、基部24の下面から液溜り室23に向けて突出するように折り曲げられる吸液部26に紐43の一端が固定されている。そして、紐43の他端は、揮散体22の基部24の下側を通り、吸液部26とは反対側の基部24の縁部を貫通して揮散体22の上方へ引き出されている。紐43が揮散体22の上方に向けて引張られることにより、吸液部26は、基部24の下面から液溜り室23に向けて突出するように下方に折り曲げられる。
次に、図14および図15を参照して、倒立型揮散装置10の第7変形例について説明する。第7変形例は、揮散体22の基部24の下面から液溜り室23に向けて突出するように折り曲げられた吸液部26が4個設けられている。
次に、図16および図17を参照して、倒立型揮散装置10の第8変形例について説明する。第8変形例は、揮散体22の基部24の下面から液溜り室23に向けて突出するように折り曲げられた吸液部26が1個設けられている。この吸液部26は、基部24から延設された延長部26aと、該延長部の先端に吸液板26bが一体に設けられている。
11 ボトル(貯留容器)
12 下容器
13 液体製剤
22 揮散体
23 液溜り室
26,28,35 吸液部
Claims (3)
- 液体製剤を収容した貯留容器と、
前記貯留容器の下部に組み付けられた下容器と、
前記貯留容器の下部と前記下容器との間に挟まれるように前記下容器に収納され、前記貯留容器中の液体製剤が供給される揮散体と、
を備えた倒立型揮散装置であって、
前記下容器に、前記揮散体の下方に配置される液溜り室が形成され、
前記揮散体が、前記液溜り室に溜まった液体製剤を前記揮散体へ戻す吸液部を有することを特徴とする倒立型揮散装置。 - 前記吸液部が、前記揮散体に一体成形され、前記液溜り室に向けて突出するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載した倒立型揮散装置。
- 前記吸液部が、前記揮散体に別体に形成され、当該揮散体から前記液溜り室に向けて配置されていることを特徴とする請求項1に記載した倒立型揮散装置。
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