JP2019016836A - 監視システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

監視システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2019016836A
JP2019016836A JP2017130544A JP2017130544A JP2019016836A JP 2019016836 A JP2019016836 A JP 2019016836A JP 2017130544 A JP2017130544 A JP 2017130544A JP 2017130544 A JP2017130544 A JP 2017130544A JP 2019016836 A JP2019016836 A JP 2019016836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
end point
captured image
marker
intrusion
boundary line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017130544A
Other languages
English (en)
Inventor
由人 小林
Yoshito Kobayashi
由人 小林
翔 磯部
Sho Isobe
翔 磯部
増田 誠
Makoto Masuda
誠 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2017130544A priority Critical patent/JP2019016836A/ja
Publication of JP2019016836A publication Critical patent/JP2019016836A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】監視システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】所定の侵入禁止エリアを区分する境界線の第1の端点を示す第1の端点識別情報が付与され、前記第1の端点に配置された第1の端点マーカと、前記境界線の第2の端点を示す第2の端点識別情報が付与され、前記第2の端点に配置された第2の端点マーカと、前記第1の端点マーカ、及び前記第2の端点マーカを含む撮像画像を撮像により取得する撮像装置と、前記撮像画像から、前記第1の端点マーカ、及び前記第2の端点マーカを検出し、前記撮像画像における前記第1の端点マーカの位置、及び第2の端点マーカの位置を特定する画像解析部と、前記第1の端点マーカの位置、及び前記第2の端点マーカの位置に基づいて、前記撮像画像における前記境界線を設定する設定部と、前記撮像画像において前記境界線を通過する移動物体を検出する時系列解析部と、を有する、監視システム。【選択図】図1

Description

本発明は、監視システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
建設現場やイベント会場等では、安全性を考慮し、関係者以外の人物の侵入を禁止する侵入禁止エリアが設けられる。このとき、侵入禁止エリアの区分を関係者以外の人物へも標示するため、侵入禁止エリアの周囲には、ロードコーンやコーンバー、バリケード等が配置される。しかし、関係者以外の人物が過失や故意により侵入禁止エリアへ侵入することがある。
この対策として、カメラで侵入禁止エリアを撮像して得た撮像画像(静止画像、または動画像)を解析して、侵入禁止エリアへの侵入を監視する技術が提案されている。このような撮像画像の解析により監視を行う技術では、監視の対象となる監視エリアを撮像画像において設定する必要がある。
例えば、下記特許文献1には、3つのマーカを利用して監視エリアを矩形で設定する方法が開示されており、下記特許文献2では、侵入禁止エリアの境界周辺を監視エリアとして設定する方法が開示されている。また、下記特許文献3には、カメラ画像に映るようにマーカを掲げた状態でカメラ画像を取得し、カメラ画像から検出したマーカの種類と位置に基づいて、カメラ画像を複数の領域に分割する方法が記載されている。
特開2001−204007号公報 特開2017−4184号公報 特開2015−179984号公報
ところで、上記のような技術においては、侵入禁止エリアを区分する境界線を、使用環境等に応じて高精度かつ柔軟に設定できることが望ましい。しかしながら、そのために監視システムの構成が複雑化し運用コストが上昇することは望まれておらず、運用コストを抑制することが求められていた。そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、侵入禁止エリアの境界線を高精度かつ柔軟に設定しつつ運用コストを抑制することが可能な、新規かつ改良された監視システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、所定の侵入禁止エリアを区分する境界線の第1の端点を示す第1の端点識別情報が付与され、前記第1の端点に配置された第1の端点マーカと、前記境界線の第2の端点を示す第2の端点識別情報が付与され、前記第2の端点に配置された第2の端点マーカと、前記第1の端点マーカ、及び前記第2の端点マーカを含む撮像画像を撮像により取得する撮像装置と、前記撮像画像から、前記第1の端点マーカ、及び前記第2の端点マーカを検出し、前記撮像画像における前記第1の端点マーカの位置、及び第2の端点マーカの位置を特定する画像解析部と、前記第1の端点マーカの位置、及び前記第2の端点マーカの位置に基づいて、前記撮像画像における前記境界線を設定する設定部と、前記撮像画像において前記境界線を通過する移動物体を検出する時系列解析部と、を有する、監視システムが提供される。
前記監視システムは、前記境界線における前記第1の端点と前記第2の端点の間に位置する境界点を示す境界点識別情報が付与された境界点マーカをさらに有し、前記画像解析部は、前記撮像画像から前記境界点マーカを検出し、前記撮像画像における前記境界点マーカの位置を特定し、前記設定部は、さらに前記境界点マーカの位置にさらに基づいて、前記撮像画像における前記境界線を設定してもよい。
前記設定部は、前記第1の端点マーカ、前記境界点マーカ、及び前記第2の端点マーカを結ぶことで、前記撮像画像における前記境界線を設定してもよい。
前記第1の端点識別情報、前記第2の端点識別情報、及び前記境界点識別情報として、相異なる色情報が用いられてもよい。
前記監視システムは、複数の前記第1の端点マーカ、または複数の前記第2の端点マーカを有し、前記設定部は、前記撮像画像における前記境界線の一方の側を、前記撮像画像における前記侵入禁止エリアとして設定し、前記時系列解析部は、前記撮像画像において前記移動物体の前記侵入禁止エリアへの侵入を検出してもよい。
前記画像解析部が前記撮像画像から前記複数の前記第1の端点マーカ、または前記複数の第2の端点マーカを検出した場合、前記設定部は、前記第1の端点マーカと前記第2の端点マーカとを結ぶことで複数の線分を設定し、隣接する前記線分がなす角に基づいて、前記侵入禁止エリアを設定してもよい。
前記監視システムは、前記侵入禁止エリアを区分する他の境界線の端点を示す第3の端点識別情報が付与された第3の端点マーカをさらに有し、前記画像解析部は、前記撮像画像から、前記第3の端点マーカを検出し、前記撮像画像における前記第3の端点マーカの位置を特定し、前記設定部は、前記第3の端点マーカの位置に基づいて、前記撮像画像における前記他の境界線を設定し、予め定められた前記第1の端点マーカ、前記第2の端点マーカ、及び前記第3の端点マーカの配置順序に基づいて、前記侵入禁止エリアを設定してもよい。
前記監視システムは、前記第1の端点マーカ、または前記第2の端点マーカに接続され、内側と外側とが区別された仕切り部材をさらに有し、前記画像解析部は、前記撮像画像から、前記仕切り部材を検出し、前記設定部は、前記撮像画像から検出された前記仕切り部材に基づいて、前記侵入禁止エリアを設定してもよい。
前記設定部は、前記撮像画像において複数の前記境界線を設定し、前記複数の前記境界線により閉領域が形成される場合に、前記閉領域を前記侵入禁止エリアとして設定してもよい。
前記監視システムは、前記時系列解析部により、前記移動物体の前記侵入禁止エリアへの侵入が検出された場合に、当該移動物体が前記侵入禁止エリアへの侵入を許可されているか否かを判定する侵入可否判定部をさらに有してもよい。
前記侵入可否判定部により、当該移動物体が前記侵入禁止エリアへの侵入を許可されていないと判定された場合に、前記侵入禁止エリアへの当該移動物体の侵入を通知させる通知制御部をさらに有してもよい。
前記設定部は、前記撮像画像において、前記侵入禁止エリアを拡張して侵入警戒エリアを設定し、前記時系列解析部は、前記撮像画像において前記移動物体の前記侵入警戒エリアへの侵入をさらに検出し、前記侵入可否判定部は、前記時系列解析部により、前記移動物体の前記侵入警戒エリアへの侵入が検出された場合に、当該移動物体が前記侵入禁止エリアへの侵入を許可されているか否かを判定し、前記通知制御部は、前記侵入可否判定部により、当該移動物体が前記侵入禁止エリアへの侵入を許可されていないと判定された場合に、前記侵入警戒エリアへの当該移動物体の侵入を通知させてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、所定の侵入禁止エリアを区分する境界線の第1の端点を示す第1の端点識別情報が付与され、前記第1の端点に配置された第1の端点マーカ、及び前記境界線の第2の端点を示す第2の端点識別情報が付与され、前記第2の端点に配置された第2の端点マーカを含む撮像画像から、前記第1の端点マーカ、及び前記第2の端点マーカを検出し、前記撮像画像における前記第1の端点マーカの位置、及び第2の端点マーカの位置を特定する画像解析部と、前記第1の端点マーカの位置、及び前記第2の端点マーカの位置に基づいて、前記撮像画像における前記境界線を設定する設定部と、前記撮像画像において前記境界線を通過する移動物体を検出する時系列解析部と、を備える、情報処理装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、所定の侵入禁止エリアを区分する境界線の第1の端点を示す第1の端点識別情報が付与され、前記第1の端点に配置された第1の端点マーカ、及び前記境界線の第2の端点を示す第2の端点識別情報が付与され、前記第2の端点に配置された第2の端点マーカを含む撮像画像から、前記第1の端点マーカ、及び前記第2の端点マーカを検出し、前記撮像画像における前記第1の端点マーカの位置、及び第2の端点マーカの位置を特定することと、前記第1の端点マーカの位置、及び前記第2の端点マーカの位置に基づいて、前記撮像画像における前記境界線を設定することと、前記撮像画像において前記境界線を通過する移動物体を検出することと、を含む情報処理方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータに、所定の侵入禁止エリアを区分する境界線の第1の端点を示す第1の端点識別情報が付与され、前記第1の端点に配置された第1の端点マーカ、及び前記境界線の第2の端点を示す第2の端点識別情報が付与され、前記第2の端点に配置された第2の端点マーカを含む撮像画像から、前記第1の端点マーカ、及び前記第2の端点マーカを検出し、前記撮像画像における前記第1の端点マーカの位置、及び第2の端点マーカの位置を特定する機能と、前記第1の端点マーカの位置、及び前記第2の端点マーカの位置に基づいて、前記撮像画像における前記境界線を設定する機能と、前記撮像画像において前記境界線を通過する移動物体を検出する機能と、を実現させるためのプログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、監視にかかる運用コストを抑制することが可能である。
本発明の第1の実施形態に係る監視システム1の概要を説明するための説明図である。 同実施形態に係るロードコーン31、ロードコーン32、及びロードコーン35を説明するための説明図である。 同実施形態に係る侵入許可者の判定のためのヘルメット50の構成を示す説明図である。 同実施形態に係る情報処理装置10の構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る監視システム1の全体的な動作の流れを示すフローチャート図である。 同実施形態に係る情報処理装置10による監視エリアの設定処理の流れを示すフローチャート図である。 同実施形態に係る監視エリアの設定の一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る監視エリアの設定の一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る監視エリアの設定の一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る監視エリアの設定の一例を説明するための説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る監視システム2の概要を説明するための説明図である。 同実施形態に係るコーンバー40を説明するための説明図である。 同実施形態に係る情報処理装置10による監視エリアの設定処理の流れを示すフローチャート図である。 同実施形態に係る監視エリアの設定の一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る監視エリアの設定の一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る監視エリアの設定の一例を説明するための説明図である。 変形例2に係る仕切り部材であるコーンバー40−2を説明するための説明図である。 変形例3を説明するための説明図である。 ハードウェア構成例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
<<1.背景>>
本発明の実施形態についての説明に当たり、まず本発明の実施形態の創作に至った背景を説明する。
建設現場やイベント会場等では、安全性を考慮し、関係者(例えば作業者等)以外の侵入を禁止する侵入禁止エリアが設けられる。このとき、侵入禁止エリアの区分を関係者以外の人物へも標示するため、侵入禁止エリアの周囲には、ロードコーンやコーンバー、バリケード等が配置される。しかし、関係者以外の人物が過失や故意により侵入禁止エリアへ侵入することがある。
この対策として、カメラで侵入禁止エリアを撮像して得た撮像画像(静止画像、または動画像)を解析して、侵入禁止エリアへの侵入を監視する技術が提案されている。このような撮像画像の解析により監視を行う技術では、監視するエリア(監視エリア)を撮像画像において設定する必要がある。
監視エリアは、例えば利用者(建設現場の作業員等)が特殊な操作を行うことで設定される。具体的には、撮像画像における監視エリアを手動で入力することや、監視のための装置を所定の位置に配置することで、監視エリアを設定することが可能である。しかし、このような操作は利用者の負担となり、運用コストを増加させる恐れがある。このような運用コストを抑制するため、監視エリアを自動的に設定する技術も提案されている。
例えば、特許文献1には、3つのマーカを利用して監視エリアを矩形で設定する方法が開示されており、特許文献2では、矩形の侵入禁止エリアの境界周辺を監視エリアとして設定する方法が開示されている。また、特許文献3には、カメラ画像に映るようにマーカを掲げた状態でカメラ画像を取得し、カメラ画像から検出したマーカの種類と位置に基づいて、カメラ画像を複数の領域に分割する方法が記載されている。
しかし、特許文献1に記載の方法では、3つのマーカを直線上に等間隔で配置し、その直線に平行な直線に囲まれた監視エリアが設定されるため、監視エリアは矩形に限定されてしまう。建設現場やイベント会場等では、矩形だけでなく多様な形状の侵入禁止エリアが形成され得るため、特許文献1に記載の方法で設定される監視エリアを用いて監視を行うと、侵入禁止エリアへの侵入を十分に監視することが出来ない恐れがある。
また、特許文献2に記載の方法では、侵入禁止エリアの境界の1辺の周辺を監視するために1台のカメラが必要となる。したがって、より複雑な形状の侵入禁止エリアが形成された場合には、多くの台数のカメラが必要となり、運用コストが増加し得る。
また、特許文献3に記載の方法では、作業者がマーカが記載されたボードをカメラ画像に映るように掲げ、マーカの位置を順次動かしながらカメラ画像を取得する必要があるため、作業者の負担が大きく依然として運用コストが大きい。
そこで、本件発明者は、上記事情を一着眼点にして本発明の実施形態を創作するに至った。以下に説明する本発明の実施形態による監視システムは、多様な形状の侵入禁止エリアに対応して、侵入禁止エリアの境界線を高精度かつ柔軟に自動設定することで、監視にかかる運用コストを抑制することが可能である。
<<2.第1の実施形態>>
<2−1.概要>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る監視システム1の概要を説明するための説明図である。本実施形態に係る監視システム1は、例えば建設現場を監視し、建設現場に設けられた所定の侵入禁止エリアA10への侵入許可者(例えば図1に示す作業者M10)ではない非侵入許可者(例えば図1に示す通行人M20)の侵入が検出された場合に、警告を行う。
図1に示すように、監視システム1は、情報処理装置10、カメラ20、ロードコーン31、ロードコーン32、ロードコーン35、ヘルメット50、スピーカ60、ランプ70、無線機80、及びアンテナ90を有する。
情報処理装置10は、カメラ20の撮像により取得された撮像画像に基づく監視を行う。情報処理装置10の構成については、図2を参照して後述する。
カメラ20は、侵入禁止エリアA10の少なくとも一部を撮像し、撮像により取得した撮像画像を情報処理装置10へ提供(送信)する撮像装置である。カメラ20は、カラーカメラ、深度カメラ、赤外線カメラ、全方位カメラ等であってよい。
図1に示すように、監視システム1は、複数のカメラ20を有してもよい。例えば、監視システム1が有する複数のカメラ20により取得された撮像画像を全て組み合わせることで、侵入禁止エリアA10を区分する境界線を全て監視可能であるように、カメラ20が配置されてもよい。
また、図1には、監視システム1が2台のカメラ20Aとカメラ20Bとを有する例を示しているが、監視システム1が有するカメラ20の数は係る例に限定されない。また、情報処理装置10とカメラ20とは、有線接続されてもよいし、無線接続されてもよい。例えば、情報処理装置10とカメラ20Aとの間が有線接続され、情報処理装置10とカメラ20Bとの間が無線接続されてもよい。また、情報処理装置10とカメラ20とは、直接的に接続されてもよいし、不図示の通信網を介して接続されてもよい。
ロードコーン31、ロードコーン32、及びロードコーン35は、図1のように、侵入禁止エリアA10の周囲に配置される。ロードコーン31、ロードコーン32、及びロードコーン35が侵入禁止エリアA10の周囲に配置されることにより、関係者以外の人物(例えば図1に示す通行人M20)であっても、侵入禁止エリアA10を把握することが可能である。
図2は、本実施形態に係るロードコーン31、ロードコーン32、及びロードコーン35を説明するための説明図である。本実施形態に係るロードコーン31、ロードコーン32、及びロードコーン35は、相異なる色を有する。図1、及び図2では、ハッチングによりロードコーン31、ロードコーン32、及びロードコーン35の色の違いがハッチングで表されている。なお、以下の説明において、ロードコーン31、ロードコーン32、及びロードコーン35を区別する必要がない場合には、ロードコーン31、ロードコーン32、及びロードコーン35をまとめてロードコーン30と呼称する場合がある。
本実施形態において、ロードコーン31は、侵入禁止エリアA10を区分する境界線の第1の端点に配置された第1の端点マーカである。ロードコーン31は、第1の端点を示す第1の端点識別情報に対応した色を有している。つまりロードコーン31には、第1の端点識別情報が付与されている。
本実施形態において、ロードコーン32は、侵入禁止エリアA10を区分する境界線の第2の端点に配置された第2の端点マーカである。ロードコーン32は、第2の端点を示す第2の端点識別情報に対応した色を有している。つまりロードコーン32には、第2の端点識別情報が付与されている。
本実施形態において、ロードコーン35は、侵入禁止エリアA10を区分する境界線における第1の端点と第2の端点の間に位置する境界点に配置された境界点マーカである。なお、境界点は、2つの端点(第1の端点と第2の端点)の間に複数存在し得る(つまり、複数のロードコーン35が配置され得る)。ロードコーン35は、境界点を示す境界点識別情報に対応した色を有している。つまりロードコーン35には、境界点識別情報が付与されている。
後述するように、情報処理装置10は、撮像画像から検出したロードコーン30の色情報を識別情報(第1の端点識別情報、第2の端点識別情報、または境界点識別情報)として用いる。つまり、第1の端点識別情報、第2の端点識別情報、前記境界点識別情報として、相異なる色情報が用いられる。係る構成により、情報処理装置10は、各ロードコーン30がロードコーン31(第1の端点マーカ)、ロードコーン32(第2の端点マーカ)、及びロードコーン35(境界点マーカ)のいずれであるかを識別することが可能である。
後述するように、情報処理装置10は、撮像画像から、ロードコーン31、ロードコーン32、及びロードコーン35を検出し、撮像画像におけるロードコーン31、ロードコーン32、及びロードコーン35の位置に基づいて監視エリアを設定する。例えば、情報処理装置10は、撮像画像における侵入禁止エリアA10を監視エリアとして設定してもよいし、さらに情報処理装置10は侵入禁止エリアA10を外側へ拡張した侵入警戒エリア(不図示)を監視エリアとして設定してもよい。
情報処理装置10が適切に監視エリアを設定可能とするため、ロードコーン30を配置する設営者は、本実施形態において以下の条件A1、及び条件A2を満たすようにロードコーン31、ロードコーン32、及びロードコーン35を配置することが望ましい。
(条件A1):侵入禁止エリアA10を区分する境界線において、ロードコーン31とロードコーン32とは交互に並ぶように配置される。
(条件A2):侵入禁止エリアA10を区分する境界線において、ロードコーン31とロードコーン32の間にはロードコーン35が少なくとも1つ以上配置される。
なお、ロードコーン31、ロードコーン32、及びロードコーン35を用いた情報処理装置10による侵入禁止エリアA10の設定方法については、図6〜図10を参照して後述する。
既に多様な色のロードコーンが流通し、建設現場等で利用されているため、上記構成によれば、例えば専用のマーカを新たに製造、購入しなくても、監視システム1を導入することが可能であるという利点がある。また、ロードコーンは、侵入禁止エリアの区分を標示するために用いられていることが一般的にも広く認識されている。したがって、上記構成によれば、関係者以外の人物への標示と、情報処理装置10による監視エリアの設定の両方にロードコーンを利用することが可能であるため、効率的である。
ただし、本実施形態は係る例に限定されず、識別情報には、色情報以外の情報(例えば形状情報や二次元コード等)が用いられてもよい。また、第1の端点マーカ、第2の端点マーカ、または境界点マーカとして、ロードコーンの代わりに、杭等の他のマーカが用いられてもよい。
ヘルメット50は、例えば作業者M10等の侵入許可者により装着される。後述するように、情報処理装置10は、ヘルメット50を用いて、撮像画像から検出される移動物体が侵入禁止エリアA10への侵入を許可されている侵入許可者であるか否か、を判定してもよい。図3は、係る判定のためのヘルメット50の構成を示す説明図である。図3に示すように、ヘルメット50は、識別コード52を有してもよく、識別コード52は、例えばQRコード(登録商標)等の二次元コードであってもよい。後述するように、情報処理装置10は、撮像画像から検出したヘルメット50の識別コード52に基づいて、当該ヘルメット50を装着した人物(図1に示す例では作業者M10)が侵入禁止エリアA10への侵入を許可されていると判定することが出来る。
スピーカ60、ランプ70、及び無線機80は、情報処理装置10から受信した警報信号に基づき、関係者、または関係者以外の人物へ警報を出力する装置である。なお、スピーカ60、ランプ70、及び無線機80をまとめて警報装置と呼称する場合がある。
警報装置は、例えば侵入禁止エリアA10への非侵入許可者(例えば通行人M20)の侵入を通知する侵入警報を出力してもよい。係る構成により、関係者(例えば作業者M10)は、侵入者(侵入禁止エリアA10へ侵入した非侵入許可者)の存在を知ることが可能であり、例えば作業を中断する等により、侵入者による事故を防止することが可能となる。また、侵入者が過失により侵入禁止エリアA10へ侵入してしまっていた場合、侵入者は侵入が禁止された場所に自身が存在していることを把握することが可能となり得る。
また、警報装置は、例えば侵入禁止エリアA10を外側へ拡張した侵入警戒エリア(不図示)への非侵入許可者の侵入を通知する警戒警報を出力してもよい。係る構成により、関係者は、非侵入許可者が侵入禁止エリアA10へ侵入する恐れがあることを把握することが可能である。そして、例えば作業を中断したり、当該人物へ注意を促す等により、当該人物の侵入禁止エリアA10への侵入を事前に防ぐことも可能となる。また、当該人物がロードコーン30に気づかず、侵入禁止エリアA10へ近づいてしまっていた場合、当該人物は侵入が禁止された場所に自身が近づいていることを把握し、侵入禁止エリアA10への侵入を事前に防ぐことが可能となる。
スピーカ60は、情報処理装置10から受信した警報信号に基づき、警報を音響出力する。スピーカ60は、上述した侵入警報と、警戒警報とで、異なる音響を出力してもよい。また、情報処理装置10とスピーカ60とは、有線接続されてもよいし、無線接続されてもよい。また、情報処理装置10とスピーカ60とは、直接的に接続されてもよいし、不図示の通信網を介して接続されてもよい。
ランプ70は、情報処理装置10から受信した警報信号に基づき、警報を発光出力する。図1に示すようにランプ70は、複数の発光部71〜73を有し、各発光部71〜73を発光させることで、上述した侵入警報、警戒警報、またはいずれの警報も発信されていないこと、を通知してもよい。発光部71〜73は、それぞれ異なる色で発光してもよい。また、情報処理装置10とランプ70とは、有線接続されてもよいし、無線接続されてもよい。また、情報処理装置10とランプ70とは、直接的に接続されてもよいし、不図示の通信網を介して接続されてもよい。
無線機80は、情報処理装置10から受信した警報信号に基づき、警報を音響または画面により出力する。図1に示すように無線機80は、情報処理装置10と接続されたアンテナ90を介して、情報処理装置10と無線接続されてもよい。無線機80は、例えば建設現場の関係者(例えば監視員等)により所持されていてもよい。
なお、警報装置は上述したスピーカ60、ランプ70、及び無線機80に限定されず、多様な装置でありうる。また、情報処理装置10が警報装置を備えてもよい。
以上、本実施形態に係る監視システム1の概要を説明した。なお、図1に示した監視システム1は一例であって、本実施形態は係る例に限定されない。例えば、図1に示す例では侵入禁止エリアA10は略矩形であるが、本実施形態は係る例に限定されず、侵入禁止エリアA10はより多様な多角形であり得る。また、図1では監視システム1が1つの情報処理装置10を有する例を示しているが、本実施形態は係る例に限定されず、監視システム1は複数の情報処理装置10を有してもよく、例えば1つのカメラ20に対応して1つの情報処理装置10が用意されてもよい。
<2−2.情報処理装置の構成>
続いて、監視システム1が有する情報処理装置10の構成について、図4を参照してより詳細に説明する。図4は、本実施形態に係る情報処理装置10の構成例を示すブロック図である。情報処理装置10は、図4に示すように、通信部110、制御部120、及び記憶部150を備える。
通信部110は、情報処理装置10による他の装置との間の通信を仲介する通信インタフェースである。通信部110は、任意の無線通信プロトコルまたは有線通信プロトコルをサポートし、不図示の通信網を介して、または直接に他の装置(例えば図1を参照して説明したカメラ20、スピーカ60、ランプ70、及び無線機80)との間の通信接続を確立する。また、通信部110は、制御部120の制御に従って情報の送受信を行う。
制御部120は、情報処理装置10の各構成を制御する。また、本実施形態に係る制御部120は、図4に示すように、画像解析部121、設定部122、時系列解析部123、侵入可否判定部124、通知制御部125、及び録画制御部126としても機能する。
画像解析部121は、通信部110を介して図1を参照して説明したカメラ20から受信した撮像画像の解析を行う。例えば、画像解析部121は、撮像画像から、ロードコーン30(ロードコーン31、ロードコーン32、及びロードコーン35)を検出し、撮像画像におけるロードコーン30の位置を特定する。
画像解析部121は、例えばロードコーン30の大きさ、形状、及び色等に関する既知の情報に基づいて、ロードコーン30を検出し、撮像画像におけるロードコーン30の位置を特定してもよい。画像解析部121が特定する撮像画像におけるロードコーン30の位置は、地面と接するロードコーン30の位置であってもよい。例えば画像解析部121は、ロードコーン30の大きさ、及び形状に関する既知の情報に基づいて、地面と接するロードコーン30の位置を撮像画像において特定することが可能である。
また、本実施形態に係る画像解析部121は、検出したロードコーン30に付与された識別情報(色情報)に基づいて、当該ロードコーン30がロードコーン31、ロードコーン32、及びロードコーン35のいずれであるかを判別してもよい。
設定部122は、画像解析部121により特定された撮像画像におけるロードコーン31、ロードコーン32、及びロードコーン35の位置に基づいて、撮像画像において境界線を設定する。ここで、設定部122が設定する撮像画像における境界線は、図1に示した侵入禁止エリアA10を区分する境界線に対応している。
上述したように、ロードコーン31、及びロードコーン32は、それぞれ境界線の第1の端点、及び第2の端点に位置する。したがって、本実施形態に係る設定部122は、撮像画像において、1組のロードコーン31、及びロードコーン32の間で1の境界線を設定してよい。例えば、本実施形態に係る設定部122は、撮像画像において特定されたロードコーン31の位置と、ロードコーン32の位置とを線分で結ぶことで境界線を設定してもよい。
図1に示したように、監視システム1は複数のロードコーン31、及び複数のロードコーン32を有し得るため、複数の画像解析部121により、撮像画像から複数のロードコーン31、または複数のロードコーン32が検出され得る。そして、設定部122は、複数組のロードコーン31、及びロードコーン32の間で、複数の境界線を設定し得る。また、設定部122は、1つのロードコーン31と、2つのロードコーン32との間でそれぞれ境界線を設定してもよいし、1つのロードコーン32と、2つのロードコーン31との間でそれぞれ境界線を設定してもよい。
ただし、ロードコーン31、及びロードコーン32の組み合わせによっては、ロードコーン30を配置した設営者が意図していない境界線が設定されてしまう恐れがある。例えば、3つ以上のロードコーン32が撮像画像から検出された場合、1つのロードコーン31と3つのロードコーン32との間で境界線がそれぞれ設定されてしまうと、少なくとも1の境界線は、設営者が意図した境界線に対応したものではないと考えられる。例えば、係る場合、設営者が意図した侵入禁止エリアの境界ではなく、侵入禁止エリアの内部を横断する線が境界線として設定される恐れがある。
そこで、本実施形態に係る設定部122は、ロードコーン31とロードコーン32との間にロードコーン35が存在する場合にのみ、当該ロードコーン31とロードコーン32との間で境界線を設定してもよい。設定部122は、例えば撮像画像において、ロードコーン31とロードコーン32とを結んだ線分上にロードコーン35が検出される場合に、ロードコーン31とロードコーン32との間にロードコーン35が存在すると判定してもよい。または、設定部122は、例えば撮像画像において、ロードコーン31とロードコーン32とを結んだ線分を中心とした一定範囲内にロードコーン35が検出される場合に、ロードコーン31とロードコーン32との間にロードコーン35が存在すると判定してもよい。
上述したように、ロードコーン35は、境界線におけるロードコーン31とロードコーン32の間の点(境界点)に配置される。すなわち、ロードコーン31とロードコーン32との間にロードコーン35が存在する場合には、当該ロードコーン31とロードコーン32との間で境界線を設定することが設営者によって意図されていると考えられる。したがって、係る構成によれば、設営者が意図していない境界線が設定部122により設定されることを抑制し、設定部122は、撮像画像においてより適切に境界線を設定することが可能となる。
また、設定部122は、撮像画像において監視エリアを設定する。例えば、設定部122は、撮像画像における侵入禁止エリアを監視エリアとして設定してもよい。ところで、本実施形態では、監視システム1が有する全てのロードコーン30が1のカメラ20により取得される撮像画像に含まれるとは限らないため、例えば撮像画像に含まれるロードコーン30の位置を結んだだけでは、撮像画像における侵入禁止エリアを適切に設定することは出来ない。
そこで、設定部122は、例えば撮像画像において上述したように設定された境界線に基づいて、境界線の内側(一方の側)を撮像画像における侵入禁止エリアとして設定してもよい。例えば、設定部122は、撮像画像においてロードコーン31とロードコーン32とを結ぶことで設定された複数の境界線(線分)のうち、隣接する境界線がなす角に基づいて侵入禁止エリアを設定してもよい。例えば、設定部122は、隣接する境界線がなす角のうち、角度が小さい側を侵入禁止エリアとして設定してもよい。また、設定部122は、撮像画像において設定された全ての境界線において、境界線の内側を特定し、それらを統合して当該撮像画像における侵入禁止エリアを設定してもよい。例えば、設定部122は撮像画像において設定された各境界線の内側を、侵入禁止エリア候補とし、全ての侵入禁止エリア候補が重なる領域を撮像画像における侵入禁止エリアとして設定してもよい。
係る構成によれば、監視システム1が有する全てのロードコーン30が1のカメラ20により取得される撮像画像に含まれない場合であっても、当該撮像画像において侵入禁止エリアを設定することが可能となる。
なお、設定部122による境界線の内側(侵入禁止エリアの側)の特定方法は上述した例に限定されず、多様であり得る。他の例については後述する。
また、設定部122は、侵入禁止エリアを外側へ拡張した侵入警戒エリアをさらに監視エリアとして設定してもよい。係る構成によれば、非侵入許可者の侵入警戒エリアへの侵入が検出された場合にも警報を出力(通知)させることが可能であり、上述したように非侵入許可者の侵入禁止エリアへの侵入を事前に防ぐことが可能となる。
時系列解析部123は、通信部110を介して図1を参照して説明したカメラ20から受信した撮像画像、及び設定部122により設定された情報に基づいて、時系列的な解析を行う。
例えば、時系列解析部123は、撮像画像を時系列的に処理し、移動物体を検出する。撮像画像からの移動物体の検出は、例えば背景差分法やフレーム間差分法等の周知の技術を用いて行うことが可能であるため、ここでの詳細な説明は省略する。さらに、時系列解析部123は、撮像画像から検出した移動物体を時系列的に追跡する。
そして、時系列解析部123は、撮像画像において移動物体の侵入禁止エリアへの侵入を検出する。具体的には、まず、時系列解析部123は、移動物体の追跡結果に基づき、撮像画像において、設定部122により設定された境界線を通過する移動物体を検出する。なお、撮像画像における移動物体の足元位置(足元座標)が境界線を通過した場合に、当該移動物体が境界線を通過したと判定してもよい。そして、時系列解析部123は、境界線を通過する移動物体のうち、設定部122により特定された境界線の内側(侵入禁止エリア側)へ侵入した移動物体を検出してもよい。
係る構成によれば、監視システム1が有する全てのロードコーン30が1のカメラ20により取得される撮像画像に含まれない場合であっても、当該撮像画像において侵入禁止エリアへの侵入を検出することが可能となる。
また、侵入警戒エリアも監視エリアとして設定されている場合、同様に、時系列解析部123は、撮像画像において移動物体の侵入警戒エリアへの侵入を検出してもよい。
侵入可否判定部124は、時系列解析部123により、移動物体の侵入禁止エリアへの侵入が検出された場合に、当該移動物体が侵入禁止エリアへの侵入を許可されているか否かを判定する。侵入可否判定部124は、例えば上述した識別コード52を当該動物体が有するか否かに基づいて、当該移動物体が侵入禁止エリアへの侵入を許可された侵入許可者であるか否かを判定してもよい。
なお、本実施形態は係る例に限定されず、ヘルメット50が特殊な色を有する場合、侵入可否判定部124は、ヘルメット50の色情報に基づいて、係る判定を行ってもよい。係る場合にはヘルメット50は識別コード52を有していなくてもよい。また、ヘルメット50の代わりに、帽子や腕章等その他の装備、または顔認識結果等が係る判定に用いられてもよい。
係る構成により、侵入禁止エリアへの侵入が許可された侵入許可者の侵入を検出した場合には、警報の出力が行われないため、不要な警報を抑制することが可能となる。
また、同様に、侵入可否判定部124は、時系列解析部123により、移動物体の侵入警戒エリアへの侵入が検出された場合に、当該移動物体が侵入禁止エリアへの侵入を許可されているか否かを判定してもよい。
通知制御部125は、侵入可否判定部124により、当該移動物体が侵入禁止エリアへの侵入を許可されていないと判定された場合に、警報信号を生成し、通信部110を制御して当該警報信号を警報装置へ送信させる。なお、通知制御部125は、当該移動物体が侵入したのが侵入禁止エリアであるか、侵入警戒エリアであるかに応じて、異なる警報信号を生成し、送信させてもよい。つまり、通知制御部125は、当該移動物体が侵入したのが侵入禁止エリアであるか、侵入警戒エリアであるかに応じて、侵入禁止エリアへの移動物体の侵入、または侵入警戒エリアへの移動物体の侵入を通知させる。
係る構成により、上述したように侵入者による事故を防止したり、侵入禁止エリアへの侵入を事前に防いだりすることが可能となる。
録画制御部126は、通信部110を介してカメラ20から受信した撮像画像を、記憶部150、または不図示の外部記憶装置へ録画(記憶)させる。上述した時系列解析部123は、このようにして録画された過去の撮像画像と、新たに受信した撮像画像とに基づいて上述した時系列的な解析を行い得る。
記憶部150は、情報処理装置10が備える各部が上記各処理を実行するためのプログラムや、様々なデータを記憶する。例えば、記憶部150は、ロードコーン30の大きさ、形状、及び色等に関する情報(第1の端点識別情報、第2の端点識別情報、前記境界点識別情報を含む)を記憶していてもよい。また、記憶部150は、識別コード52を識別するための情報を記憶していてもよい。また、記憶部150は、上述したように録画制御部126の制御に従い、撮像画像を録画(記憶)する。
以上、本実施形態に係る情報処理装置10の構成例を説明したが、図4に示したのは一例であって、本実施形態は係る例に限定されない。例えば、図4に示す一部の機能が情報処理装置10に接続された他の情報処理装置に備えられてもよい。例えば、制御部120の一部の機能が情報処理装置10に接続された他の情報処理装置に備えられてもよい。
<2−3.動作>
続いて、本実施形態に係る監視システム1の動作例について説明する。図5は、本実施形態に係る監視システム1の全体的な動作の流れを示すフローチャート図である。
まず、設営者が、情報処理装置10、カメラ20の設置や、ロードコーン30の配置等の監視システム1に係る設営を行う(S102)。上述したように設営者は条件A1、及び条件A2を満たすようにロードコーン30の配置を行う。
また、以下の説明においては、カメラ20が、監視システム1が有する全てのロードコーン30を含む撮像画像を取得可能である場合を例に説明を行うが、本実施形態は係る例に限定されない。例えば、本実施形態において、各カメラ20が以下の条件B1、条件B2の少なくともいずれか一方を満たすようにカメラ20の設置とロードコーン30の配置が行われればよい。
(条件B1)少なくとも1つのロードコーン31と、それに隣接する(境界線の他の端点となる)2つのロードコーン32を含む撮像画像を取得可能である。
(条件B2)少なくとも1つのロードコーン32と、それに隣接する(境界線の他の端点となる)2つのロードコーン31を含む撮像画像を取得可能である。
また、上記の条件B1、または条件B2が満たされたうえで、監視システム1が有する複数のカメラ20が取得する撮像画像を全て組み合わせることで、侵入禁止エリアを区分する境界線を全て監視可能であることが望ましい。
続いて、カメラ20による撮像が開始され、撮像画像が情報処理装置10へ提供される(S104)。
続いて、情報処理装置10が撮像画像において、監視エリアを設定する(S106)。ここで、監視エリアの設定処理(S106)について、図6〜図10を参照して詳細に説明する。図6は、本実施形態に係る情報処理装置10による監視エリアの設定処理の流れを示すフローチャート図である。また、図7〜図10は、本実施形態に係る監視エリアの設定の一例を説明するための説明図である。
まず情報処理装置10の画像解析部121は、図7に示すような撮像画像G10から、ロードコーン30を検出し、撮像画像G10における各ロードコーン30の位置を特定する(S152)。図7に示す例では、ロードコーン30として、ロードコーン31A、31Bと、ロードコーン32A、32Bと、ロードコーン35A〜35Fとが撮像画像G10から検出される。
続いて、情報処理装置10の設定部122は、検出されたロードコーン31A、31Bのうち、1のロードコーン31を注目ロードコーン31として選択する(S154)。係る選択はランダムに行われてもよいし、所定の基準に基づいて行われてもよい。以下では、まず、ロードコーン31Aが注目ロードコーン31として選択された場合を例に説明を続ける。
続いて、設定部122は、注目ロードコーン31Aと、ロードコーン32との間で撮像画における境界線を設定する(S156)。ここで、設定部122は、注目ロードコーン31Aと、ロードコーン32との間に、ロードコーン35が存在する場合に、注目ロードコーン31Aと当該ロードコーン32とを結ぶことで境界線を設定する。図8に示す例では、撮像画像G10において、注目ロードコーン31Aと、ロードコーン32Aとの間に境界線L11が設定され、注目ロードコーン31Aと、ロードコーン32Bとの間に境界線L12が設定されている。
続いて、設定部122は、ステップS156で設定した2つの境界線の内側を特定する(S158)。例えば、設定部122は、ステップS156で設定した隣接する2つの境界線(線分)がなす角のうち、角度が小さい側を内側と特定してもよい。また、設定部122は、境界線の内側を侵入禁止エリア候補として設定する。図8に示す例では、境界線L11、及び境界線L12の内側に侵入禁止エリア候補A12が設定されている。
ステップS152で検出されたロードコーン31のうち、境界線の設定(S154〜S158)が行われていない(注目ロードコーン31として選択されていない)ロードコーン31が存在する場合(S160においてYES)、処理はステップS154に戻る。そして、当該ロードコーン31が注目ロードコーン31として選択されて、境界線の設定(S154〜S158)が行われる。
一方、全てのロードコーン31について境界線の設定(S154〜S158)が行われた場合(S160においてNO)、処理はステップS160に進む。ステップS160において、設定部122は、設定された侵入禁止エリア候補を統合して、全ての境界線の内側を侵入禁止エリアとして設定する(S162)。図9に示す例では、境界線L11〜L14の内側に侵入禁止エリアA14が設定されている。
さらに、設定部122は、侵入禁止エリアの境界線を外側へ拡張し、侵入警戒エリアを設定する(S164)。ここで、設定部122は、例えば境界線の付近に存在するロードコーン30の撮像画像における高さを基準として、拡張する距離を決定してもよい。例えば、各境界線の設定に係るロードコーン31の撮像画像における高さを、当該境界線を外側へ拡張する距離としてもよい。通常、撮像画像中の位置によって、実世界の距離と撮像画像中の距離とが異なり得るため、係る構成によれば、撮像画像における侵入警戒エリアの幅が、実世界において略一定となるように撮像画像における侵入警戒エリアを設定することが可能である。図10に示す例では、境界線L11〜L14と、境界線L11〜L14を外側へ拡張した直線L16〜L18により囲まれた侵入警戒エリアA16が設定されている。
以上、監視エリアの設定処理(S106)について詳細に説明したが、図6〜図10に示したのは監視エリア設定の一例であって本実施形態は係る例に限定されない。例えば、上記ではロードコーン31に注目して境界線の設定を行う例を説明したがロードコーン31に代えて、または加えて、ロードコーン32に注目して境界線の設定を行うことも同様に可能である。特に、監視システム1が有する全てのロードコーン30が撮像画像に含まれない場合には、ロードコーン31に注目した境界線の設定だけでは境界線が適切に設定されない場合もあるため、ロードコーン32にも注目して境界線を設定することが望ましい。
図5に戻って説明を続ける。続いて、情報処理装置10の時系列解析部123が、移動物体の検出と追跡を行う(S108)。時系列解析部123が設定部122によりステップS106で設定された監視エリアの外側から内側へ侵入した移動物体を検出した場合(S110においてYES)、侵入可否判定部124によって、当該移動物体が侵入許可者であるか否かが判定される(S112)。当該移動物体が非侵入許可者であった場合(S112においてYES)、通知制御部125は、警報装置(スピーカ60、ランプ70、及び無線機80)へ警報信号を送信させ、移動物体の侵入を通知させる(S114)。ここで、通知制御部125は、ステップS110で検出された移動物体が侵入したエリアが侵入禁止エリアであるか、侵入警戒エリアであるかに応じた警報信号を送信させてもよい。
一方、時系列解析部123が監視エリアへの移動物体の侵入を検出しない場合(S110においてNO)、または侵入した移動物体が侵入許可者であった場合(S112においてNO)、処理はステップS116に進む。
続くステップS116において、録画制御部126は、撮像画像を記憶部150、または外部記憶装置へ録画(記憶)させる(S116)。
以上、監視システム1の動作例を説明したが、上述したのは一例であって、本実施形態は係る例に限定されない。例えば、監視システム1が複数のカメラ20を有する場合、図5に示したステップS104〜S116の処理はカメラ20毎に繰り返し、または並列に行われてもよい。また、ステップS108〜S116の処理は随時繰り返されてもよい。また、カメラ20やロードコーン30の配置に変更がない場合、監視エリアの設定処理(S106)は、一度だけ行われれば十分であるが、配置に変更がある場合には、ユーザの指示に応じて、または定期的に行われてもよい。
<2−4.効果>
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。本実施形態によれば、従来から利用されているロードコーンを検出し、自動的に撮像画像において侵入禁止エリアの境界線を設定することが可能であるため、多様な形状の侵入禁止エリアに対応して、侵入禁止エリアの境界線を高精度かつ柔軟に自動設定することで、監視にかかる運用コストを抑制することが可能である。
<<3.第2の実施形態>>
<3−1.概要>
上記第1の実施形態では、隣接する2つの境界線(線分)がなす角のうち、角度が小さい側を内側とし、侵入禁止エリアを設定していた。係る場合、隣接する2つの境界線がなす角のうち、角度が大きい側を侵入禁止エリアとなるように侵入禁止エリアを設定することは出来なかった。
そこで、以下に説明する本発明の第2の実施形態では、ロードコーンに加え、2つのロードコーンの間を接続するコーンバーを用いて、侵入禁止エリアを設定する例を説明する。なお、以下に説明する第2の実施形態に係る監視システム2は、上述した第1の実施形態に係る監視システム1と一部において同様の構成を有するため、適宜省略しながら説明を行う。
図11は、本発明の第2の実施形態に係る監視システム2の概要を説明するための説明図である。本実施形態に係る監視システム2は、上述した監視システム1と同様に、例えば建設現場を監視し、建設現場に設けられた所定の侵入禁止エリアA10への非侵入許可者(例えば通行人M20)の侵入が検出された場合に、警告を行う。
図11に示すように、本実施形態に係る監視システム2が有するロードコーン30は、色によって区別されなくてもよい。もちろん、図11に示すロードコーン30A〜30Jの色はそれぞれ異なっても、同一であってもよいが、本実施形態において、ロードコーン30A〜30Jの色情報は用いられなくてもよいため、以下ではその区別をすることなく説明を行う。
また、本実施形態に係る監視システム2は、第1の実施形態に係る監視システム1が有する構成に加え、内側と外側とが区別された仕切り部材をさらに有する。図11に示す例では、監視システム2は、仕切り部材として、2つのロードコーン30の間を接続するコーンバー40を有する。例えば侵入禁止エリアA10の境界線において隣接する2つのロードコーン30の間を1つのコーンバー40が接続するように配置されてもよい。
図12は、本実施形態に係るコーンバー40を説明するための説明図である。図12に示すように、本実施形態に係るコーンバー40は、内側を示す内側棒状部41、外側を示す外側棒状部42、及びロードコーンと接続される2つの輪状部43を有する。内側棒状部41、及び外側棒状部42とは、異なる色で区別される。
本実施形態に係る情報処理装置10は、撮像画像からコーンバー40を検出し、内側棒状部41、及び外側棒状部42の色分けに基いて、境界線の内側を特定する。係る構成により、本実施形態に係る情報処理装置10は、隣接する2つの境界線がなす角のうち、角度が大きい側を侵入禁止エリアとなるように侵入禁止エリアを設定することが可能である。このような効果を奏する本実施形態に係る情報処理装置10の構成について、説明を行う。
<3−2.情報処理装置の構成>
本実施形態に係る情報処理装置10は、制御部120の一部機能が異なることを除いて図4を参照して説明した第1の実施形態に係る情報処理装置10と同様である。以下では、図4を参照し、本実施形態に係る情報処理装置10の構成のうち、第1の実施形態に係る情報処理装置10とは異なる制御部120の機能である画像解析部121、及び設定部122についてのみ説明を行う。
本実施形態に係る画像解析部121は、検出したロードコーン30について、色情報に基づく判別を行わなくてもよい。また、本実施形態に係る画像解析部121は、撮像画像から、ロードコーン30に加え、コーンバー40をさらに検出する。また、本実施形態に係る画像解析部121は、撮像画像において、コーンバー40の内側棒状部41、及び外側棒状部42を、その色分けに基づいて特定する。
本実施形態に係る設定部122は、ロードコーン30と、コーンバー40とに基づいて、境界線を設定する。例えば、設定部122は、コーンバー40で接続された2つのロードコーン30の間で境界線を設定する。
また、設定部122は、撮像画像におけるコーンバー40の内側棒状部41、及び外側棒状部42の位置に基づいて、境界線の内側を特定し、侵入禁止エリアを設定する。例えば、設定部122は、撮像画像における外側棒状部42から内側棒状部41への方向を内側方向として、当該コーンバー40が接続する2つのロードコーン30の間に設定された当該コーンバー40に対応する境界線の内側を特定してもよい。
<3−3.動作>
以上、本実施形態に係る情報処理装置10の構成について説明した。続いて、本実施形態に係る監視システム2の動作例について説明する。本実施形態に係る監視システム2の全体的な動作は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係る監視システム1の全体的な動作と一部を除いて同様である。そこで、以下では図5を参照し、第1の実施形態に係る監視システム1と同様の動作については省略しながら、本実施形態に係る監視システム2の動作について説明を行う。
まず、設営者が、情報処理装置10、カメラ20の設置や、ロードコーン30、コーンバー40の配置等の監視システム2に係る設営を行う(S102)。以下の説明においては、カメラ20が、監視システム2が有する全てのロードコーン30を含む撮像画像を取得可能である場合を例に説明を行うが、本実施形態は係る例に限定されない。例えば、本実施形態において、各カメラ20が少なくとも1のコーンバー40、及び当該コーンバー40によって接続された2つのロードコーン30を含む撮像画像を取得可能であるように、カメラ20の設置とロードコーン30の配置が行われればよい。また、監視システム1が有する複数のカメラ20が取得する撮像画像を全て組み合わせることで、侵入禁止エリアを区分する境界線を全て監視可能であることが望ましい。
続いて、カメラ20による撮像が開始され、撮像画像が情報処理装置10へ提供される(S104)。
続いて、本実施形態に係る情報処理装置10が撮像画像において、監視エリアを設定する(S106)。ここで、本実施形態に係る監視エリアの設定処理(S106)について、図13〜図16を参照して詳細に説明する。図13は、本実施形態に係る情報処理装置10による監視エリアの設定処理の流れを示すフローチャート図である。また、図14〜図16は、本実施形態に係る監視エリアの設定の一例を説明するための説明図である。
まず本実施形態に係る情報処理装置10の画像解析部121は、図14に示すような撮像画像G20から、ロードコーン30とコーンバー40を検出し、撮像画像G40における各ロードコーン30の位置を特定する(S252)。図14に示す例では、ロードコーン30として、ロードコーン30〜30Jが撮像画像G20から検出される。
続いて、本実施形態に係る情報処理装置10の設定部122は、検出されたロードコーン30のうち、1のロードコーン30を注目ロードコーン30として選択する(S254)。係る選択はランダムに行われてもよいし、所定の基準に基づいて行われてもよい。以下では、まず、ロードコーン30Aが注目ロードコーン30として選択された場合を例に説明を続ける。
続いて、本実施形態に係る設定部122は、注目ロードコーン30Aとコーンバー40により接続されたロードコーン30B、及びロードコーン30Jとの間でそれぞれ撮像画像における境界線を設定する(S256)。図15に示す例では、撮像画像G20において、注目ロードコーン30Aとコーンバー40Aで接続されたロードコーン30Bとの間に境界線L21が設定され、注目ロードコーン31Aとコーンバー40Bで接続されたロードコーン32Bとの間に境界線L22が設定されている。
続いて、本実施形態に係る設定部122は、ステップS256で設定した2つの境界線の内側を特定する(S258)。上述したように、本実施形態に係る設定部122は、ステップS256で設定した隣接する2つの境界線に対応するコーンバー40の内側棒状部41、及び外側棒状部42の位置に基づいて、境界線の内側を特定する。また、本実施形態に係る設定部122は、境界線の内側を侵入禁止エリア候補として設定する。図15に示す例では、境界線L21、及び境界線L22の内側に侵入禁止エリア候補A22が設定されている。
ステップS252で検出されたロードコーン30のうち、境界線の設定(S254〜S256)が行われていない(注目ロードコーン30として選択されていない)ロードコーン30が存在する場合(S260においてYES)、処理はステップS254に戻る。そして、当該ロードコーン30が注目ロードコーン30として選択されて、境界線の設定(S254〜S258)が行われる。
一方、全てのロードコーン30について境界線の設定(S254〜S258)が行われた場合(S260においてNO)、処理はステップS260に進む。ステップS260において、本実施形態に係る設定部122は、設定された侵入禁止エリア候補を統合して、全ての境界線の内側を侵入禁止エリアとして設定する(S262)。図16に示す例では、境界線L21〜L24の内側に侵入禁止エリアA24が設定されている。
さらに、本実施形態に係る設定部122は、侵入禁止エリアの境界線を外側へ拡張し、侵入警戒エリアを設定する(S264)。ステップS264の処理は、図6、図10を参照して説明した第1の実施形態に係るステップS164の処理と同様であるため、ここでの説明は省略する。
以上、本実施形態に係る監視エリアの設定処理(S106)について詳細に説明した。続く処理は、図5を参照して説明した第1の実施形態に係るステップS108〜S116の処理と同様であるため、ここでの説明は省略する。
<3−4.補足>
以上、本発明の第2の実施形態について説明した。本実施形態によれば、隣接する2つの境界線がなす角のうち、角度が大きい側を侵入禁止エリアとなるように侵入禁止エリアを設定することが可能である。
なお、上述した本発明の第1の実施形態と、第2の実施形態を組み合わせることも可能である。例えば、第1の実施形態のように境界線を設定し、第2の実施形態のように境界線の内側を特定して侵入禁止エリアを設定してもよい。係る場合、監視システムは、相異なる色で区別されるロードコーン31、ロードコーン32、及びロードコーン35と、コーンバー40とを有してもよい。そして、設定部122は、第1の実施形態で説明したようにロードコーン31とロードコーン32の間で境界線を設定してもよい。また、画像解析部121がロードコーン31、またはロードコーン32に接続されたコーンバー40を撮像画像から検出してもよい。さらに、設定部122は、撮像画像におけるコーンバー40の内側棒状部41、及び外側棒状部42の位置に基づいて、コーンバー40に対応する境界線の内側を特定して侵入禁止エリアを設定してもよい。係る場合であっても、隣接する2つの境界線がなす角のうち、角度が大きい側を侵入禁止エリアとなるように侵入禁止エリアを設定することが可能である。
<<4.変形例>>
以上、本発明の各実施形態を説明した。以下では、上記実施形態の幾つかの変形例を説明する。なお、以下に説明する各変形例は、単独で上記実施形態に適用されてもよいし、組み合わせで上記実施形態に適用されてもよい。また、各変形例は、上記実施形態で説明した構成に代えて適用されてもよいし、上記実施形態で説明した構成に対して追加的に適用されてもよい。
<4−1.変形例1>
上記第1の実施形態では、設定部122が撮像画像において、ロードコーン31と、ロードコーン32とを線分で結ぶことで境界線を設定する例を説明したが、本発明は係る例に限定されない。設定部122は、ロードコーン31、ロードコーン35、及びロードコーン32を結ぶことで境界線を設定してもよい。係る例について、変形例1として以下に説明を行う。
例えば、設定部122は、ロードコーン31とロードコーン32との間にロードコーン35が存在する場合に、当該ロードコーン31、ロードコーン35、及びロードコーン32を順に複数の線分で結ぶことで撮像画像における境界線を設定してもよい。なお、ロードコーン31とロードコーン32との間に複数のロードコーン35が存在する場合には、当該複数のロードコーン35の間も線分で結ばれて、撮像画像における境界線が設定されてよい。
係る構成によれば、設営者は、ロードコーン35の配置により、より複雑な形状の侵入禁止エリアを設営可能であり、設定部122もそれに応じてより複雑な形状の侵入エリアを撮像画像において設定することが可能である。
<4−2.変形例2>
上記第2の実施形態では、内側棒状部41、及び外側棒状部42とが異なる色で区別されたコーンバー40が仕切り部材として用いられる例を説明したが、本発明は係る例に限定されない。例えば、仕切り部材の内側と外側とは、張り紙で区別されてもよい。係る例について変形例2として以下に説明を行う。
図17は変形例2に係る仕切り部材であるコーンバー40−2を説明するための説明図である。図17に示すように、本変形例に係るコーンバー40−2は、輪状部43、棒状部45、及び張り紙46を有する。張り紙46は、例えば外側の面にのみ、「立入禁止」等の、関係者以外の侵入を禁止する文字列等が記載されおり、係る構成により、コーンバー40−2は内側と外側が区別されていてもよい。なお、張り紙46の内側の面は白紙であってもよいし、外側の面とは異なる文字列やマーク等が記載されていてもよい。係る構成により、例えば、撮像画像から、張り紙46の記載を認識することで、コーンバー40−2の内側と外側を区別して認識することが可能である。
なお、本発明に係る仕切り部材は、コーンバーに限定されず、異なる色で色分けされたロープ、または地面に配置された2色の区画線等であってもよい。
<4−3.変形例3>
上記第1の実施形態では、隣接する境界線がなす角に基づいて境界線の内側を特定する例を説明し、上記第2の実施形態では、内側と外側が区別されたコーンバー40(仕切り部材の一例)を用いて境界線の内側を特定する例を説明した。ただし、本発明は係る例に限定されず、境界線の内側を他の方法で特定することも可能である。境界線の内側の他の特定方法について、変形例3として以下に説明を行う。
図18は、変形例3を説明するための説明図である。図18には、本変形例に係る撮像画像G30が示されている。本変形例においては、ロードコーン31(第1の端点マーカ)、ロードコーン32(第2の端点マーカ)に加え、ロードコーン33が配置される。本変形例において、ロードコーン33は、侵入禁止エリアを区分する境界線の第3の端点に配置された第3の端点マーカである。ロードコーン33は、第3の端点を示す第3の端点識別情報に対応し、ロードコーン31、及びロードコーン32とは異なる色を有している。つまりロードコーン33には、第3の端点識別情報が付与されている。
本変形例に係る画像解析部121は、撮像画像からロードコーン33を検出し、撮像画像におけるロードコーン33の位置を特定してよい。そして、本変形例に係る設定部122は、撮像画像におけるロードコーン31、ロードコーン32、及びロードコーン33の位置に基づいて、前記撮像画像における前記他の境界線を設定する。また、本変形例に係る設定部122は、予め定められたロードコーン31、ロードコーン32、及び、ロードコーン33の配置順序に基づいて、侵入禁止エリアを設定する。
つまり、本変形例において、ロードコーン31、ロードコーン32、及び、ロードコーン33は予め定められた配置順序で配置される。例えば、図18に示すように、ロードコーン31、ロードコーン32、及び、ロードコーン33は、境界線に沿って、ロードコーン31、ロードコーン32、ロードコーン33、ロードコーン31・・・という配置順序になるように配置されてもよい。そして、係る配置順序の順序方向に対して、予め定められた側(内側)に、侵入禁止エリアが存在するように、ロードコーン31、ロードコーン32、ロードコーン33が配置される。
そのため、本変形例に係る設定部122は、予め定められたロードコーン31、ロードコーン32、及び、ロードコーン33の配置順序の順序方向に対して予め定められた側を内側として特定し、侵入禁止エリアを設定することが可能となる。
図18に示す例では、ロードコーン31Aとロードコーン32Aの間に境界線L31が設定され、配置順序に基づいて、ロードコーン31Aからロードコーン32Aへ向かう方向の右側が境界線L31の内側として特定される。同様に、境界線L32〜L36が設定され、配置順序に基づいて、各境界線の内側が特定される。そして、設定された全ての境界線の内側が、侵入禁止エリアA32として設定される。
なお、図18では、侵入禁止エリアを区分する全ての境界線が撮像画像G30に含まれる例を説明したが、本変形例では、少なくとも1つの境界線(線分)が撮像画像G30に含まれれば、境界線の内側を特定可能である。例えば、図18に示すロードコーン31Aとロードコーン32Aのみが撮像画像に含まれる場合であっても、上述したように、配置順序に基づいて、ロードコーン31Aからロードコーン32Aへ向かう方向の右側が境界線L31の内側として特定される。
また、図18では、ロードコーン35(境界点マーカ)が配置されていないが、ロードコーン31、ロードコーン32、ロードコーン33のそれぞれの間にロードコーン35が配置されてもよい。係る場合、設定部122は、ロードコーン31、ロードコーン32、ロードコーン33の間にロードコーン35が存在する場合に、境界線を設定してもよい。
<4−4.変形例4>
上記実施形態、及び変形例3では撮像画像に侵入禁止エリアを区分する境界線が全て含まれるか不明であるため、上記のように境界線の内側を特定して、侵入禁止エリアを設定した。しかし、撮像画像に侵入禁止エリアを区分する境界線が全て含まれることが判明すれば、境界線に囲まれた領域を侵入禁止エリアとして設定することも可能であろう。係る例について、変形例4として以下に説明する。
本変形例に係る設定部122は、撮像画像において複数の境界線を設定した場合に、当該複数の境界線により閉領域が形成されるか否かを判定する。境界線により閉領域が形成されたということは、侵入禁止エリアを区分する全ての境界線に対応する境界線が撮像画像において設定されたと考えられる。そこで、本変形例に係る設定部122は、当該複数の境界線により撮像画像において閉領域が形成される場合に、当該閉領域を侵入禁止エリアとして設定する。係る構成により、境界線に囲まれた閉領域を侵入禁止エリアとして設定することが可能となる。
<<5.ハードウェア構成例>>
以上、本発明の各実施形態を説明した。上述した画像解析処理、監視エリア設定処理、時系列解析処理、等の情報処理は、ソフトウェアと、情報処理装置10のハードウェアとの協働により実現される。以下では、本発明の実施形態に係る情報処理装置である情報処理装置10のハードウェア構成例について説明する。
図19は、本発明の実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成を示す説明図である。図19に示したように、情報処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)1001と、ROM(Read Only Memory)1002と、RAM(Random Access Memory)1003と、入力装置1004と、出力装置1005と、ストレージ装置1006と、通信装置1007とを備える。
CPU1001は、演算処理装置及び制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置10内の動作全般を制御する。また、CPU1001は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM1002は、CPU1001が使用するプログラムや演算パラメータなどを記憶する。RAM1003は、CPU1001の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータなどを一時記憶する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバスにより相互に接続されている。主に、CPU1001、ROM1002及びRAM1003とソフトウェアとの協働により、例えば、制御部120の機能が実現される。
入力装置1004は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチ及びレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU1001に出力する入力制御回路などから構成されている。情報処理装置10のユーザは、該入力装置1004を操作することにより、情報処理装置10に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置1005は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED装置及びランプなどの表示装置を含む。さらに、出力装置1005は、スピーカ及びヘッドホンなどの音声出力装置を含む。例えば、表示装置は、撮像された画像や生成された画像などを表示する。一方、音声出力装置は、音声データなどを音声に変換して出力する。
ストレージ装置1006は、データ格納用の装置である。ストレージ装置1006は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置及び記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。ストレージ装置1006は、CPU1001が実行するプログラムや各種データを格納する。なお、ストレージ装置1006は、記憶部150に対応する。
通信装置1007は、例えば、通信網に接続するための通信デバイスなどで構成された通信インタフェースである。また、通信装置1007は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置、有線による通信を行うワイヤー通信装置、またはブルートゥース(登録商標)通信装置を含んでもよい。なお、通信装置1007は、通信部110に対応する。
<<6.むすび>>
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、監視にかかる運用コストを抑制することが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、移動物体として主に人物が検出される例を説明したが、検出される移動物体は人物に限定されない。例えば自動者等の移動物体も、上述した実施形態により、検出可能である。
また、上記実施形態における各ステップは、必ずしもフローチャート図として記載された順序に沿って時系列に処理される必要はない。例えば、上記実施形態の処理における各ステップは、フローチャート図として記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、上記実施形態によれば、CPU1001、ROM1002、及びRAM1003などのハードウェアを、上述した情報処理装置10の各構成と同様の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも提供可能である。また、該コンピュータプログラムが記録された記録媒体も提供される。
1、2 監視システム
10 情報処理装置
20 カメラ
30、31、32、33、35 ロードコーン
40 コーンバー
41 内側棒状部
42 外側棒状部
43 輪状部
45 棒状部
46 張り紙
50 ヘルメット
52 識別コード
60 スピーカ
70 ランプ
80 無線機
90 アンテナ
110 通信部
120 制御部
121 画像解析部
122 設定部
123 時系列解析部
124 侵入可否判定部
125 通知制御部
126 録画制御部
150 記憶部

Claims (15)

  1. 所定の侵入禁止エリアを区分する境界線の第1の端点を示す第1の端点識別情報が付与され、前記第1の端点に配置された第1の端点マーカと、
    前記境界線の第2の端点を示す第2の端点識別情報が付与され、前記第2の端点に配置された第2の端点マーカと、
    前記第1の端点マーカ、及び前記第2の端点マーカを含む撮像画像を撮像により取得する撮像装置と、
    前記撮像画像から、前記第1の端点マーカ、及び前記第2の端点マーカを検出し、前記撮像画像における前記第1の端点マーカの位置、及び第2の端点マーカの位置を特定する画像解析部と、
    前記第1の端点マーカの位置、及び前記第2の端点マーカの位置に基づいて、前記撮像画像における前記境界線を設定する設定部と、
    前記撮像画像において前記境界線を通過する移動物体を検出する時系列解析部と、
    を有する、監視システム。
  2. 前記監視システムは、前記境界線における前記第1の端点と前記第2の端点の間に位置する境界点を示す境界点識別情報が付与された境界点マーカをさらに有し、
    前記画像解析部は、前記撮像画像から前記境界点マーカを検出し、前記撮像画像における前記境界点マーカの位置を特定し、
    前記設定部は、さらに前記境界点マーカの位置にさらに基づいて、前記撮像画像における前記境界線を設定する、請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記設定部は、前記第1の端点マーカ、前記境界点マーカ、及び前記第2の端点マーカを結ぶことで、前記撮像画像における前記境界線を設定する、請求項2に記載の監視システム。
  4. 前記第1の端点識別情報、前記第2の端点識別情報、及び前記境界点識別情報として、相異なる色情報が用いられる、請求項2または3に記載の監視システム。
  5. 前記監視システムは、複数の前記第1の端点マーカ、または複数の前記第2の端点マーカを有し、
    前記設定部は、前記撮像画像における前記境界線の一方の側を、前記撮像画像における前記侵入禁止エリアとして設定し、
    前記時系列解析部は、前記撮像画像において前記移動物体の前記侵入禁止エリアへの侵入を検出する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の監視システム。
  6. 前記画像解析部が前記撮像画像から前記複数の前記第1の端点マーカ、または前記複数の第2の端点マーカを検出した場合、前記設定部は、前記第1の端点マーカと前記第2の端点マーカとを結ぶことで複数の線分を設定し、隣接する前記線分がなす角に基づいて、前記侵入禁止エリアを設定する、請求項5に記載の監視システム。
  7. 前記監視システムは、前記侵入禁止エリアを区分する他の境界線の端点を示す第3の端点識別情報が付与された第3の端点マーカをさらに有し、
    前記画像解析部は、前記撮像画像から、前記第3の端点マーカを検出し、前記撮像画像における前記第3の端点マーカの位置を特定し、
    前記設定部は、前記第3の端点マーカの位置に基づいて、前記撮像画像における前記他の境界線を設定し、予め定められた前記第1の端点マーカ、前記第2の端点マーカ、及び前記第3の端点マーカの配置順序に基づいて、前記侵入禁止エリアを設定する、請求項5に記載の監視システム。
  8. 前記監視システムは、前記第1の端点マーカ、または前記第2の端点マーカに接続され、内側と外側とが区別された仕切り部材をさらに有し、
    前記画像解析部は、前記撮像画像から、前記仕切り部材を検出し、
    前記設定部は、前記撮像画像から検出された前記仕切り部材に基づいて、前記侵入禁止エリアを設定する、請求項5に記載の監視システム。
  9. 前記設定部は、前記撮像画像において複数の前記境界線を設定し、前記複数の前記境界線により閉領域が形成される場合に、前記閉領域を前記侵入禁止エリアとして設定する、請求項5に記載の監視システム。
  10. 前記監視システムは、前記時系列解析部により、前記移動物体の前記侵入禁止エリアへの侵入が検出された場合に、当該移動物体が前記侵入禁止エリアへの侵入を許可されているか否かを判定する侵入可否判定部をさらに有する、請求項5〜9のいずれか一項に記載の監視システム。
  11. 前記侵入可否判定部により、当該移動物体が前記侵入禁止エリアへの侵入を許可されていないと判定された場合に、前記侵入禁止エリアへの当該移動物体の侵入を通知させる通知制御部をさらに有する、請求項10に記載の監視システム。
  12. 前記設定部は、前記撮像画像において、前記侵入禁止エリアを拡張して侵入警戒エリアを設定し、
    前記時系列解析部は、前記撮像画像において前記移動物体の前記侵入警戒エリアへの侵入をさらに検出し、
    前記侵入可否判定部は、前記時系列解析部により、前記移動物体の前記侵入警戒エリアへの侵入が検出された場合に、当該移動物体が前記侵入禁止エリアへの侵入を許可されているか否かを判定し、
    前記通知制御部は、前記侵入可否判定部により、当該移動物体が前記侵入禁止エリアへの侵入を許可されていないと判定された場合に、前記侵入警戒エリアへの当該移動物体の侵入を通知させる、請求項11に記載の監視システム。
  13. 所定の侵入禁止エリアを区分する境界線の第1の端点を示す第1の端点識別情報が付与され、前記第1の端点に配置された第1の端点マーカ、及び前記境界線の第2の端点を示す第2の端点識別情報が付与され、前記第2の端点に配置された第2の端点マーカを含む撮像画像から、前記第1の端点マーカ、及び前記第2の端点マーカを検出し、前記撮像画像における前記第1の端点マーカの位置、及び第2の端点マーカの位置を特定する画像解析部と、
    前記第1の端点マーカの位置、及び前記第2の端点マーカの位置に基づいて、前記撮像画像における前記境界線を設定する設定部と、
    前記撮像画像において前記境界線を通過する移動物体を検出する時系列解析部と、
    を備える、情報処理装置。
  14. 所定の侵入禁止エリアを区分する境界線の第1の端点を示す第1の端点識別情報が付与され、前記第1の端点に配置された第1の端点マーカ、及び前記境界線の第2の端点を示す第2の端点識別情報が付与され、前記第2の端点に配置された第2の端点マーカを含む撮像画像から、前記第1の端点マーカ、及び前記第2の端点マーカを検出し、前記撮像画像における前記第1の端点マーカの位置、及び第2の端点マーカの位置を特定することと、
    前記第1の端点マーカの位置、及び前記第2の端点マーカの位置に基づいて、前記撮像画像における前記境界線を設定することと、
    前記撮像画像において前記境界線を通過する移動物体を検出することと、を含む情報処理方法。
  15. コンピュータに、
    所定の侵入禁止エリアを区分する境界線の第1の端点を示す第1の端点識別情報が付与され、前記第1の端点に配置された第1の端点マーカ、及び前記境界線の第2の端点を示す第2の端点識別情報が付与され、前記第2の端点に配置された第2の端点マーカを含む撮像画像から、前記第1の端点マーカ、及び前記第2の端点マーカを検出し、前記撮像画像における前記第1の端点マーカの位置、及び第2の端点マーカの位置を特定する機能と、
    前記第1の端点マーカの位置、及び前記第2の端点マーカの位置に基づいて、前記撮像画像における前記境界線を設定する機能と、
    前記撮像画像において前記境界線を通過する移動物体を検出する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
JP2017130544A 2017-07-03 2017-07-03 監視システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Pending JP2019016836A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017130544A JP2019016836A (ja) 2017-07-03 2017-07-03 監視システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017130544A JP2019016836A (ja) 2017-07-03 2017-07-03 監視システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019016836A true JP2019016836A (ja) 2019-01-31

Family

ID=65358569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017130544A Pending JP2019016836A (ja) 2017-07-03 2017-07-03 監視システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019016836A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110258386A (zh) * 2019-06-28 2019-09-20 广东电网有限责任公司 一种带监视功能的安全警示锥
JP2020197971A (ja) * 2019-06-04 2020-12-10 沖電気工業株式会社 侵入検知装置、プログラムおよび侵入検知システム
JP2021018538A (ja) * 2019-07-18 2021-02-15 富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社 通知装置、通知方法および通知プログラム
KR20220014331A (ko) * 2019-08-26 2022-02-04 히다찌 겐끼 가부시키가이샤 현장 감시 장치 및 현장 감시 시스템
JPWO2022034686A1 (ja) * 2020-08-14 2022-02-17
KR20220063436A (ko) * 2020-11-10 2022-05-17 한국과학기술연구원 적외선 카메라를 이용한 스크린 도어 장애물 감지 시스템
JP2022091787A (ja) * 2019-12-19 2022-06-21 ニューラルポケット株式会社 情報処理システム、情報処理装置、サーバ装置、プログラム、又は方法
WO2023277165A1 (ja) * 2021-06-30 2023-01-05 株式会社アスタリスク カメラ、及びシステム
JP7209785B1 (ja) 2021-08-23 2023-01-20 セフテック株式会社 規制領域内への進入車両検出装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7272118B2 (ja) 2019-06-04 2023-05-12 沖電気工業株式会社 侵入検知装置、プログラムおよび侵入検知システム
JP2020197971A (ja) * 2019-06-04 2020-12-10 沖電気工業株式会社 侵入検知装置、プログラムおよび侵入検知システム
CN110258386A (zh) * 2019-06-28 2019-09-20 广东电网有限责任公司 一种带监视功能的安全警示锥
JP2021018538A (ja) * 2019-07-18 2021-02-15 富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社 通知装置、通知方法および通知プログラム
JP7391557B2 (ja) 2019-07-18 2023-12-05 Fcnt株式会社 通知装置、通知方法および通知プログラム
KR20220014331A (ko) * 2019-08-26 2022-02-04 히다찌 겐끼 가부시키가이샤 현장 감시 장치 및 현장 감시 시스템
KR102553593B1 (ko) 2019-08-26 2023-07-11 히다찌 겐끼 가부시키가이샤 현장 감시 장치 및 현장 감시 시스템
JP2022091787A (ja) * 2019-12-19 2022-06-21 ニューラルポケット株式会社 情報処理システム、情報処理装置、サーバ装置、プログラム、又は方法
JPWO2022034686A1 (ja) * 2020-08-14 2022-02-17
WO2022034686A1 (ja) * 2020-08-14 2022-02-17 日本電気株式会社 動作範囲設定装置、動作範囲設定方法及び記録媒体
KR20220063436A (ko) * 2020-11-10 2022-05-17 한국과학기술연구원 적외선 카메라를 이용한 스크린 도어 장애물 감지 시스템
KR102430303B1 (ko) 2020-11-10 2022-08-09 한국과학기술연구원 적외선 카메라를 이용한 스크린 도어 장애물 감지 시스템
WO2023277165A1 (ja) * 2021-06-30 2023-01-05 株式会社アスタリスク カメラ、及びシステム
JP2023030398A (ja) * 2021-08-23 2023-03-08 セフテック株式会社 規制領域内への進入車両検出装置
JP7209785B1 (ja) 2021-08-23 2023-01-20 セフテック株式会社 規制領域内への進入車両検出装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019016836A (ja) 監視システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
KR101033349B1 (ko) 안전모 착용 비전 감시 시스템 및 방법
AU2011352408B2 (en) Tracking moving objects using a camera network
US11917333B2 (en) Systems and methods for personnel location at a drilling site
CN110232320A (zh) 实时检测工地现场工人危险靠近施工机械的方法及系统
CN107645652A (zh) 一种基于视频监控的非法越界报警系统
JP2008181347A (ja) 侵入監視システム
JP6110183B2 (ja) 防犯システム
WO2016143306A1 (ja) 警告装置、警告方法及び警告プログラム
US11501619B2 (en) Worksite classification system and method
JP2020093890A (ja) クレーン作業監視システム、クレーン作業監視方法、危険状態判定装置、及びプログラム
US20210174653A1 (en) System for detecting persons in an area of interest
KR20190013237A (ko) 도로공사 현장의 안전관리정보제공장치 및 그 장치의 구동방법
KR20150051630A (ko) 사람들의 움직임 불규칙성을 이용한 폭력 행위 검출 장치 및 방법
JP2019101549A (ja) 作業現場監視装置およびプログラム
CN112362077A (zh) 头戴显示设备及其避障方法、计算机可读存储介质
JP5370009B2 (ja) 監視システム
KR101795798B1 (ko) 지능형 영상감시 시스템
JP2018097788A (ja) モニタリングシステムおよび方法
JP2007018324A (ja) 画像処理による侵入物体検出装置および方法およびプログラム
JP2008152586A (ja) エリア警戒自動識別監視システム
JP6570906B2 (ja) 監視システム及び監視方法
KR101438921B1 (ko) 차량 주변의 이동체 경보 장치 및 방법
CN207530963U (zh) 一种基于视频监控的非法越界报警系统
JP6562722B2 (ja) 侵入監視装置及び侵入監視システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20190327

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190328