JP2019015567A - レンズ偏芯測定治具およびレンズ偏芯測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】レンズ偏芯測定治具およびレンズ偏芯測定装置を提供する。【解決手段】レンズの偏芯測定に用いられるレンズ偏芯測定治具10であって、レンズ1が載置されるレンズ載置領域を有するレンズ支持部12と、レンズ載置領域の外周に位置し、レンズの外周縁と接触可能な3つ以上の保持部材と、を有し、少なくとも1つの保持部材は、レンズを回転させるレンズ回転機構を有するレンズ回転保持部材30であり、少なくとも2つの保持部材は、レンズ載置領域の外周から内周へ向かう径方向に移動可能な移動可能保持部材21である、レンズ偏芯測定治具。【選択図】図1
Description
本発明は、レンズ偏芯測定治具およびレンズ偏芯測定装置に関する。
従来、レンズ偏芯測定装置において、測定対象のレンズを回転可能に支持するレンズ偏芯測定治具を備えた構成が知られている(特許文献1参照)。
上記のレンズ偏芯測定治具では、レンズが載置される載置面に設けられた2本の基準支柱によってレンズを位置合わせする構成であった。そのため、異なるレンズ径のレンズを測定するためには、レンズ径ごとに別々の治具を用意する必要があった。
本発明の一態様は、異なるレンズ径のレンズを保持可能なレンズ偏芯測定治具、および異なるレンズ径のレンズを測定可能なレンズ偏芯測定装置を提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様によれば、レンズの偏芯測定に用いられるレンズ偏芯測定治具であって、前記レンズが載置されるレンズ載置領域を有するレンズ支持部と、前記レンズ載置領域の外周に位置し、前記レンズの外周縁と接触可能な3つ以上の保持部材と、を有し、少なくとも1つの前記保持部材は、前記レンズを回転させるレンズ回転機構を有するレンズ回転保持部材であり、少なくとも2つの前記保持部材は、前記レンズ載置領域の外周から内周へ向かう径方向に移動可能な移動可能保持部材である、レンズ偏芯測定治具が提供される。
本発明の一態様によれば、異なるレンズ径のレンズを保持可能なレンズ偏芯測定治具が提供される。
本発明の一態様によれば、異なるレンズ径のレンズを測定可能なレンズ偏芯測定装置が提供される。
本発明の一態様によれば、異なるレンズ径のレンズを測定可能なレンズ偏芯測定装置が提供される。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。
なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。
図1は、本実施形態のレンズ偏芯測定装置を示す断面図である。図2は、レンズ偏芯測定治具の平面図である。図3は、レンズ支持部を示す平面図である。図4は、図3のB−B線に沿う断面図である。
以下では、測定対象のレンズを水平に支持した状態で、レンズの鉛直下方から測定光を照射し、レンズを透過して鉛直上方へ射出される測定光を検出する構成について説明する。本明細書では、図1に示すように、レンズ1が載置されるレンズ載置領域120の平面視中心を通り、鉛直方向に延びる軸を基準軸Jとし、レンズ載置領域120においてレンズが載置される面を基準面Sとする。基準面Sは基準軸Jに直交する面である。基準軸Jの軸方向において、基準面Sからレンズ1側へ向かう方向を上方向、レンズ1と反対側へ向かう方向を下方向として、各部の形状や位置関係を説明する。
レンズ偏芯測定装置100は、図1に示すように、測定対象のレンズ1を保持するレンズ偏芯測定治具10と、レンズ偏芯測定治具10の下側に配置された光源装置50と、レンズ偏芯測定治具10の上側に配置された測定装置60と、を備える。レンズ偏芯測定装置100は、光源装置50がレンズ偏芯測定治具10の上側に配置され、測定装置60がレンズ偏芯測定治具10の下側に配置される構成であってもよい。
レンズ偏芯測定装置100は、レンズ1の光軸心と外径心との偏芯を透過方式で測定する。測定対象のレンズ1としては、例えば、単体の凸レンズ、凹レンズ、メニスカスレンズ等が挙げられる。レンズ1は、レンズ枠を有していてもよい。また、レンズ1としては、複数のレンズを備えたレンズ鏡筒であってもよい。
レンズ偏芯測定治具10は、円板状の治具本体11と、治具本体11の中央部に固定される円柱状のレンズ支持部12と、レンズ支持部12の外周部に配置される第1調整ねじ21(移動可能保持部材)および第2調整ねじ22(移動可能保持部材)と、レンズ支持部12の外周側に配置されるレンズ回転保持部材30と、を有する。第1調整ねじ21、第2調整ねじ22、およびレンズ回転保持部材30は、いずれも、レンズ1の外周縁と接触可能な保持部材である。
治具本体11は、円板状の板状部111と、板状部111の中央部を軸方向に貫通する貫通孔112と、板状部111の上側に開口し径方向に延びる2本の溝部113、114と、を有する。溝部113、114の径方向内側の端部は、貫通孔112内に開口し、径方向外側の端部は板状部111の外周面に開口する。板状部111は、溝部113、114の底部に、板状部111を軸方向に貫通する長孔113a、114aを有する。長孔113aは溝部113に沿って延びる。長孔114aは溝部114に沿って延びる。
レンズ支持部12は、軸方向に延びる円柱状の支持部本体121と、支持部本体121の平面視における中心を軸方向に貫通する貫通孔121aと、支持部本体121の上面外周部から上側へ延びる半円筒状の支持壁部122と、を有する。
レンズ支持部12は、支持部本体121の上面中央部に、レンズ1が載置されるレンズ載置領域120を有する。レンズ支持部12の貫通孔121aは、レンズ載置領域120の内側に開口する。本実施形態において、支持部本体121の上面がレンズ偏芯測定装置100における基準面Sである。
レンズ支持部12は、支持部本体121の上面中央部に、レンズ1が載置されるレンズ載置領域120を有する。レンズ支持部12の貫通孔121aは、レンズ載置領域120の内側に開口する。本実施形態において、支持部本体121の上面がレンズ偏芯測定装置100における基準面Sである。
レンズ支持部12の外周面123は、治具本体11の貫通孔112よりも大きい径を有する第1外周面123aと、第1外周面123aの下側に位置し、貫通孔112よりも小さい径を有する第2外周面123bと、第1外周面123aと第2外周面123bとの間に位置する段差部123cと、を有する。レンズ支持部12の第2外周面123bは、治具本体11の上側から貫通孔112に挿入される。段差部123cは板状部111の上面に突き当てられ、レンズ支持部12の軸方向の移動を阻止する。
支持壁部122は、支持壁部122を厚さ方向(レンズ支持部12の径方向)に貫通する雌ねじ部124、および雌ねじ部125を有する。雌ねじ部124には、第1調整ねじ21が嵌合される。雌ねじ部125には、第2調整ねじ22が嵌合される。
第1調整ねじ21は、雄ねじ部21aと、雄ねじ部21aの一方の端部に位置するノブ21bと、雄ねじ部21aの他方の端部に位置する先細りの凸状部21cと、を有する。第2調整ねじ22は、雄ねじ部22aと、雄ねじ部22aの一方の端部に位置するノブ22bと、雄ねじ部22aの他方の端部に位置する先細りの凸状部22cと、を有する。第1調整ねじ21および第2調整ねじ22は、雌ねじ部124および雌ねじ部125に、それぞれ径方向外側から挿入される。第1調整ねじ21は凸状部21cにおいてレンズ1と接触する。第2調整ねじ22は凸状部22cにおいてレンズ1と接触する。ノブ21b、22bは、支持壁部122の径方向外側に配置される。
レンズ支持部12は、図3および図4に示すように、支持部本体121の上面に、雌ねじ部124の内周側の端部から径方向内側へ延びる溝部124aと、雌ねじ部125の内周側の端部から径方向内側へ延びる溝部125aと、を有する。
溝部124a、125aは、雌ねじ部124、125に連続するねじ溝を内面に有する。この構成によれば、第1調整ねじ21および第2調整ねじ22が嵌合するねじ溝が増えるため、第1調整ねじ21および第2調整ねじ22が傾きにくくなり、レンズ1を安定に支持できる。また、雌ねじ部124と溝部124a、および雌ねじ部125と溝部125aを、それぞれ一工程で加工できるため、効率よく製造できる。
なお、溝部124a、125aは、ねじ溝を有さない溝であってもよい。
溝部124a、125aは、雌ねじ部124、125に連続するねじ溝を内面に有する。この構成によれば、第1調整ねじ21および第2調整ねじ22が嵌合するねじ溝が増えるため、第1調整ねじ21および第2調整ねじ22が傾きにくくなり、レンズ1を安定に支持できる。また、雌ねじ部124と溝部124a、および雌ねじ部125と溝部125aを、それぞれ一工程で加工できるため、効率よく製造できる。
なお、溝部124a、125aは、ねじ溝を有さない溝であってもよい。
溝部124a、125aには、支持壁部122の内周面から径方向内側へ突出する第1調整ねじ21および第2調整ねじ22の一部がそれぞれ収容される。この構成により、第1調整ねじ21および第2調整ねじ22の一部が、支持部本体121の上面よりも下側に位置する。これにより、レンズ1が第1調整ねじ21および第2調整ねじ22の下側に入り込むのを防げる。
レンズ回転保持部材30は、図1および図2に示すように、スライドブロック31と、スライドブロック31の上面に位置するレンズ回転機構32と、スライドブロック31を治具本体11に固定する固定機構33と、を有する。
スライドブロック31は、治具本体11の溝部114内に挿入され、溝部114内を径方向に移動可能である。スライドブロック31の上面は、高さの異なる第1面131と第2面132とを含む階段状である。径方向内側に位置する第1面131には、スライドブロック31を軸方向に貫通する貫通孔31aが開口する。径方向外側に位置する第2面132には、スライドブロック31を軸方向に貫通する貫通孔31bが開口する。
レンズ回転機構32は、円板状の回転体135と、回転体135を支持する支持軸136とを有する。回転体135は、円環状のホイール135aと、ホイール135aの外周面に配置される円環状の弾性部材135bとを有する。ホイール135aは、支持軸136に回転可能に支持される。支持軸136は、貫通孔31aに圧入されて固定される。回転体135の厚さは、第1面131と第2面132との間の段差高さと同等である。
固定機構33は、貫通孔31bに下側から挿入されるボルト137と、ボルト137の先端部に嵌合するノブナット138とを有する。ボルト137は、治具本体11の下面から、溝部114の長孔114aを通って貫通孔31bに挿入される。ボルト137のボルト頭部137aは、治具本体11の下面に突き当てられる。固定機構33は、ボルト頭部137aとノブナット138とにより、治具本体11とスライドブロック31を挟み込んで固定する。
図2に示す基準線Fは、基準面S上において、レンズ載置領域120の中心と、レンズ回転保持部材30のレンズ載置領域120側の先端30aとを通る直線である。レンズ回転保持部材30の先端30aは、回転体135とレンズ1との接触点である。
第1調整ねじ21と第2調整ねじ22とは、基準線Fに対して、線対称に配置される。これにより、回転体135からレンズ1に回転力が伝達される先端30aに対して、第1調整ねじ21がレンズ1を支持する位置と、第2調整ねじ22がレンズ1を支持する位置とが等距離に配置される。したがって、レンズ1を回転させたときに、バランスよくレンズ1を保持でき、レンズ1の位置ずれや脱落を抑制できる。
第1調整ねじ21と第2調整ねじ22とは、基準線Fに対して、線対称に配置される。これにより、回転体135からレンズ1に回転力が伝達される先端30aに対して、第1調整ねじ21がレンズ1を支持する位置と、第2調整ねじ22がレンズ1を支持する位置とが等距離に配置される。したがって、レンズ1を回転させたときに、バランスよくレンズ1を保持でき、レンズ1の位置ずれや脱落を抑制できる。
光源装置50は、レンズ1に向けて測定光を射出する。光源装置50は、例えばレーザ光源と、レーザ光源から射出されるレーザ光をレンズ1の表面に導く光学系とを含む。
測定装置60は、レンズ1を透過した測定光を検出する。
測定装置60は、例えばCCDカメラからなる撮像部と、レンズ1を透過した測定光をCCDカメラに導く光学系とを含む。測定装置60は、撮像部において取得された測定光の軌跡からレンズ1の偏芯量を算出する演算部を含んでいてもよい。
測定装置60は、レンズ1を透過した測定光を検出する。
測定装置60は、例えばCCDカメラからなる撮像部と、レンズ1を透過した測定光をCCDカメラに導く光学系とを含む。測定装置60は、撮像部において取得された測定光の軌跡からレンズ1の偏芯量を算出する演算部を含んでいてもよい。
(レンズ偏芯測定)
以下、レンズ偏芯測定装置100を用いたレンズ偏芯測定について説明する。
測定に際して、測定対象のレンズ1は、レンズ偏芯測定治具10のレンズ支持部12に設置される。
レンズ1の設置に先だって、レンズ回転保持部材30の固定機構33が弛められる。その後、スライドブロック31が治具本体11の径方向外側へ移動される。これにより、回転体135がレンズ支持部12から後退し、レンズ支持部12の上面にレンズ1を設置するスペースが空く。
以下、レンズ偏芯測定装置100を用いたレンズ偏芯測定について説明する。
測定に際して、測定対象のレンズ1は、レンズ偏芯測定治具10のレンズ支持部12に設置される。
レンズ1の設置に先だって、レンズ回転保持部材30の固定機構33が弛められる。その後、スライドブロック31が治具本体11の径方向外側へ移動される。これにより、回転体135がレンズ支持部12から後退し、レンズ支持部12の上面にレンズ1を設置するスペースが空く。
レンズ1は、第1調整ねじ21の先端と、第2調整ねじ22の先端と、回転体135とに囲まれるレンズ載置領域120に設置される。その後、スライドブロック31がレンズ支持部12側へ移動される。レンズ1は回転体135に押され、第1調整ねじ21の先端および第2調整ねじ22の先端に突き当てられる。回転体135の弾性部材135bがレンズ1を押す位置で、固定機構33が締め込まれ、スライドブロック31が固定される。レンズ1は、第1調整ねじ21の先端、第2調整ねじ22の先端、および回転体135の外周面により支持される。測定者は、回転体135を手指等により回転させることで、レンズ支持部12に支持されたレンズ1を軸周りに回転させることができる。
レンズ偏芯測定治具10では、図1に示すように、第1調整ねじ21は、円錐状の凸状部21cの側面においてレンズ1の外周縁と接触する。凸状部21cの頂点は、第1調整ねじ21の中心軸O上に位置し、レンズ1の外周縁の上端よりも上側に位置する。これにより、凸状部21cの側面の下側を向く部分がレンズ1の外周縁の上端と接触し、レンズ1は凸状部21cにより上から下へ押さえつけられるように保持される。よって、レンズ1を回転させたときに、レンズ1が上側へ浮いてしまうことが抑制される。第2調整ねじ22も同様に、先端の凸状部22cの下側を向く部分によりレンズ1と接触し、レンズ1の浮きを抑制する。
凸状部21c、22cが円錐状であることにより、第1調整ねじ21および第2調整ねじ22を回転させたときにも、レンズ1と接触する面の形状が一定になる。したがって、第1調整ねじ21および第2調整ねじ22は、異なる径の複数種類のレンズ1を安定して保持可能である。
回転体135の外周部に配置される弾性部材135bは、レンズ1と接触する部位において弾性変形する。これにより、回転体135がレンズ1を押し続けるので、レンズ1を回転させたときに、レンズ1と回転体135との滑りを抑制できる。測定者は、レンズ1を円滑に精度よく回転させることができる。
弾性部材135bの上端135cは、図1に示すように、第1調整ねじ21の中心軸Oの高さ位置よりも上側に位置する。これにより、レンズ1の高さ(軸方向長さ)が変わった場合にも、レンズ1の外周面に弾性部材135bを接触させることができ、滑り止め効果を得ることができる。
また、弾性部材135bが、軸方向においてレンズ1の外周端の上側にまで延びているため、レンズ1は、弾性部材135bの下側部分に押し込まれ、弾性部材135bの上側部分はレンズ1の外周縁に上側から被さる。これにより、レンズ1の外周縁が弾性部材135bによって上側から押さえられ、レンズ1の浮きが抑制される。
レンズ1の偏芯を測定するには、光源装置50からレンズ1に測定光Lが照射され、レンズ1を透過した測定光L1が測定装置60により検出される状態とする。測定者は、回転体135を操作してレンズ1を回転させる。レンズ1を回転させたときの測定光L1の軌跡が測定装置60により取得される。測定者は、取得された測定光L1の軌跡に基づいて、レンズ1の偏芯量を算出可能である。
以上の構成を備えたレンズ偏芯測定治具10は、レンズ1を支持する保持部材として、第1調整ねじ21および第2調整ねじ22を備える。第1調整ねじ21および第2調整ねじ22は、ノブ21bおよびノブ22bを操作して回転させるだけで、支持壁部122からレンズ載置領域120への突出量を調整でき、かつ固定できる。これにより、1つのレンズ偏芯測定治具10によって、異なるサイズの複数種類のレンズ1をレンズ載置領域120の中心に配置できる。レンズ偏芯測定治具10を備えるレンズ偏芯測定装置100によれば、異なる種類のレンズ1であっても効率よく偏芯を測定可能である。
本実施形態では、移動可能保持部材として、第1調整ねじ21および第2調整ねじ22を挙げて説明したが、この構成に限定されない。移動可能保持部材としては、レンズ支持部12の径方向に移動可能な部材であれば用いることが可能である。具体的に、移動可能保持部材として、棒状の部材を用いると、レンズ載置領域120の径方向に円滑に移動可能である。例えば、移動可能保持部材は、金属、樹脂、セラミックス等からなる丸棒や角棒であってもよい。移動可能保持部材として丸棒や角棒を用いる場合、支持壁部122に、移動可能保持部材を固定する機構を設けてもよい。固定機構としては、移動可能保持部材の外側面を締め込んで固定する固定ねじなどが挙げられる。
移動可能保持部材として、ねじ機構を有さない丸棒や角棒を用いる場合には、レンズ1と接触する先端部に下側(レンズ載置領域120側)を向いた傾斜面を設けてもよい。すなわち、移動可能保持部材の先端に、レンズ1の径方向外側に向かうに従って下側に位置する傾斜面を設けてもよい。あるいは、移動可能保持部材の先端部に、第1調整ねじ21と同様の凸状部を設けてもよい。上記の構成により、レンズ1の外周縁に下向きの力を作用させながら保持でき、レンズ1の浮きを抑制できる。
1…レンズ、10…レンズ偏芯測定治具、12…レンズ支持部、21…第1調整ねじ(移動可能保持部材)、22…第2調整ねじ(移動可能保持部材)、21a,22a…雄ねじ部、21c,22c…凸状部、30…レンズ回転保持部材、30a…先端、32…レンズ回転機構、100…レンズ偏芯測定装置、120…レンズ載置領域、124,125…雌ねじ部、135…回転体、135b…弾性部材、135c…上端
Claims (9)
- レンズの偏芯測定に用いられるレンズ偏芯測定治具であって、
前記レンズが載置されるレンズ載置領域を有するレンズ支持部と、
前記レンズ載置領域の外周に位置し、前記レンズの外周縁と接触可能な3つ以上の保持部材と、
を有し、
少なくとも1つの前記保持部材は、前記レンズを回転させるレンズ回転機構を有するレンズ回転保持部材であり、
少なくとも2つの前記保持部材は、前記レンズ載置領域の外周から内周へ向かう径方向に移動可能な移動可能保持部材である、
レンズ偏芯測定治具。 - 前記移動可能保持部材は、棒状の部材である、請求項1に記載のレンズ偏芯測定治具。
- 前記移動可能保持部材は、雄ねじ部を有し、
前記レンズ支持部は、前記雄ねじ部が嵌合される雌ねじ部を有する、
請求項2に記載のレンズ偏芯測定治具。 - 前記移動可能保持部材は、前記レンズと接する部位に、前記レンズの径方向外側に向かうに従って下側に位置する傾斜面を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載のレンズ偏芯測定治具。
- 前記移動可能保持部材は、前記レンズと接する部位に、前記レンズ側へ向かうに従って細くなる凸状部を有する、請求項4に記載のレンズ偏芯測定治具。
- 前記レンズ回転機構は、鉛直軸周りに回転する回転体を有し、
前記回転体の外周面には、前記外周面の一周にわたって弾性部材が設けられる、請求項1から5のいずれか1項に記載のレンズ偏芯測定治具。 - 前記弾性部材の上端は、前記移動可能保持部材の高さ方向の中心位置よりも上側に位置する、請求項6に記載のレンズ偏芯測定治具。
- 前記レンズ回転保持部材と、2つの前記移動可能保持部材とを有し、
前記2つの移動可能保持部材は、前記レンズ回転保持部材の前記レンズ載置領域側の先端と前記レンズ載置領域の平面視中心とを通る直線に対して、線対称位置に配置される、請求項1から7のいずれか1項に記載のレンズ偏芯測定治具。 - 請求項1から8のいずれか1項に記載のレンズ偏芯測定治具を備える、レンズ偏芯測定装置。
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