JP2019014444A - 跨座式シート - Google Patents

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Abstract

【課題】座り心地を向上させつつ、シートの剛性を向上させた跨座式シートを提供する。【解決手段】自動二輪車用シート1は、着座者が跨った状態で着座するシートである。自動二輪車用シート1は、シート幅方向の左右に離間して形成された凹部20を有するシートフレームと、凹部20に配される第1クッション部材30と、第1クッション部材30の上に配される第2クッション部材40と、を備える。凹部20の底面20aは、前方から後方にかけて下側に傾斜している。【選択図】図7

Description

本発明は、跨座式シートに係り、特に座り心地を向上させた跨座式シートに関する。
自動二輪車に使用されるシートには、硬質の板状部材からなるボトムプレートの上にウレタンフォームからなるクッション体を配置し、それらをシート表皮で被覆して構成したものが知られている。上記のシートによれば、エンジンの振動や路面の凹凸により走行中の車体に発生する振動は、クッション体で吸収して、着座者に振動が伝わることが抑制される。
例えば、特許文献1に記載の発明では、着座者に振動が伝達することを抑制するために、クッション本体において、臀部を支持する部分に衝撃吸収材を埋設した構成を採用している。
特許第3463182号公報
しかしながら、上記の従来技術では、クッション性は向上するもののシート中央部分の剛性が低くなってしまう。そのため、自動二輪車のコーナリングの際に、乗員が臀部を左右に移動させると、シート中央部分が変形してしまうために、スムーズな体重移動が困難となる。また、シートに適度な硬さがないと、シートから路面の状態も伝わり難くなる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、座り心地を向上させつつ、シートの剛性を向上させた跨座式シートを提供することにある。
上記課題は、本発明に係る跨座式シートによれば、着座者が跨った状態で着座する跨座式シートであって、シート幅方向の左右に離間して形成された凹部を有するシートフレームと、前記凹部に配される第1クッション部材と、前記第1クッション部材の上に配される第2クッション部材と、を備えることにより解決される。
上記の跨座式シートによれば、シートの着座部分のクッション性を向上させることで、着座者の負担を軽減できる。これにより、シートの座り心地を向上できる。
また、左右の凹部の間にフレームが存在することで、シートの中央部の剛性を高めることができる。これにより、着座者を安定して支持し、着座者はシート上で臀部の位置を移動させやすくなる。また、シートの剛性が高まることで、着座者にとっては、路面の状態を感じやすくなる。
また、下方のクッション部材を凹部に配したことで、クッション部材を二重に構成した場合にも、シートの厚みの増大を抑制できる。
上記の跨座式シートにおいて、前記シートフレームは、左右の前記凹部の間に少なくとも一部が配置された凸部を有し、前記凸部の上面は、湾曲していると好適である。
シートフレームの左右の凹部の間に凸部を設けたことで、シートの中央部の剛性を高めることができる。このように、シートの中央部の剛性を高くしたことで、着座者を安定して支持することができる。これにより、着座者にとっては、安定した着座姿勢を取ることが可能となる。
また、中央に配される凸部の上面が湾曲しているため、着座者にとっては、臀部を左右に移動させやすくなる。
上記の跨座式シートにおいて、前記凹部の底面は、前方から後方にかけて下側に傾斜していると好適である。
こうすることで、着座者の荷重が掛かるクッションの後部を厚くできる。これにより、着座者の臀部の痛みを軽減できる。
上記の跨座式シートにおいて、前記凹部の側面は、傾斜していると好適である。
こうすることで、シートの硬度の変化を滑らかにすることができる。これにより、シートの着座感を向上できる。
また、シート表面においてクッション性の高い部分を大きくすることができる。
上記の跨座式シートにおいて、前記凹部の底面において、前記着座者の臀部を支持する領域の下方となる位置に穴が形成されると好適である。
このように、クッション部材の変位を大きくすることで、荷重の掛かる坐骨下の応力を軽減できる。これにより、着座者の臀部への応力を軽減し、座り心地を向上できる。
上記の跨座式シートにおいて、前記凹部の外側端部は湾曲し、前記シートフレームの側面に繋がると好適である。
こうすることで、シートの左右端部において硬いシートフレームに着座者の臀部が当たることを抑制できる。これにより、座り心地を向上できる。
上記の跨座式シートにおいて、前記第1クッション部材は、前記第2クッション部材よりも厚く、前記第1クッション部材は、前記第2クッション部材よりも硬いと好適である。
このように、着座者に近い側には柔らかい第2クッション部材を用いることで、座り心地を向上できる。
一方で、着座者に遠い側には硬い第1クッション部材を用いることで、シートの剛性を確保できる。
これにより、座り心地と、シートの剛性の確保を両立できる。
上記の跨座式シートにおいて、前記第1クッション部材の内側は外側よりも厚いと好適である。
こうすることで、シートの中央に近い程、クッション性が高くなる。これにより、シート中央部近傍の座り心地を向上できる。また、左右端部のクッションを薄くしたことで、股下の干渉を抑制できる。
上記の跨座式シートにおいて、前記凸部は、左右の前記凹部の間に配される前後延出部と、前記前後延出部の前端に連結し、左右に延出する第1左右延出部と、前記前後延出部の後端に連結し、左右に延出する第2左右延出部と、を有すると好適である。
こうすることで、シートフレームの剛性、強度を向上できる。これにより、シートフレームの薄肉、軽量化ができる。
また、凸部の下側には、部品配置等に利用可能な空間を設けることができる。
着座者の後方への移動が抑制されるため、着座者にとっては適正な着座姿勢を取りやすくなる。
上記の跨座式シートにおいて、左の前記凹部に配される左の前記第1クッション部材と、右の前記凹部に配される右の前記第1クッション部材との密度又は硬度の少なくとも一方が異なると好適である。
こうすることで、周回コースでのレース等において、応力が集中する側のクッションの硬度、密度を上げ、着座者を安定して支持することができる。
本発明によれば、座り心地を向上させつつ、シートの剛性を向上させることができる。
本発明によれば、シートの中央部の剛性を高めることができる。
本発明によれば、着座者の荷重が掛かるクッションの後部を厚くできる。
本発明によれば、シートの硬度の変化を滑らかにすることができる。
本発明によれば、クッション部材の変位を大きくすることで、荷重の掛かる坐骨下の応力を軽減できる。
本発明によれば、シートの左右端部において硬いシートフレームに着座者の臀部が当たることを抑制できる。
本発明によれば、座り心地と、シートの剛性の確保を両立できる。
本発明によれば、シート中央部近傍の座り心地を向上できる。
本発明によれば、シートフレームの剛性、強度を向上できる。
本発明によれば、周回コースでのレース等において、応力が集中する側のクッションの硬度、密度を上げ、着座者を安定して支持することができる。
自動二輪車用シートの斜視図である。 ボトムプレートの上面図である。 ボトムプレートの凹部に第1クッション部材を配置した状態を示す図である。 第1クッション部材を配置したボトムプレートの側部を拡大して示す図である。 ボトムプレートに第1クッション部材と第2クッション部材を配置した状態を示す図である。 図5のVI-VI断面図である。 図5のVII-VII断面図である。 凹部の第2穴部と、着座者の臀部の位置関係を説明する図である。
以下、図1乃至図8を参照しながら、本発明の実施の形態(以下、本実施形態)に係る跨座式シートとしての自動二輪車用シート1について説明する。
自動二輪車用シート1は、乗員(運転者)が跨った状態で着座する鞍上型のシートである。自動二輪車用シート1は、自動二輪車に対して着脱可能に設けられるものであり、以下では自動二輪車から取り外した状態の自動二輪車用シート1について説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
まず、図1乃至図8の各図の概要の以下の通りである。
図1は、自動二輪車用シート1の斜視図である。
図2は、ボトムプレート10の上面図である。
図3は、ボトムプレート10の凹部20に第1クッション部材30を配置した状態を示す図である。
図4は、第1クッション部材30を配置したボトムプレート10の側部10aを拡大して示す図である。
図5は、ボトムプレート10に第1クッション部材30と第2クッション部材40を配置した状態を示す図である。
図6は、図5のVI-VI断面図である。
図7は、図5のVII-VII断面図である。
図8は、凹部20の第2穴部22と、着座者の臀部Hの位置関係を説明する図である。
なお、以下の説明における「上下」、「前後」、「左右」の各方向は、自動二輪車用シート1に着座する着座者から見た「上下」、「前後」、「左右」と一致する。
図1に示されるように、自動二輪車用シート1は、主な構成として、シート本体2及びバックレスト3を備える。
シート本体2は、乗員が跨った状態で着座する着座面を有する。本実施形態では、シート本体2の前部が、乗員の着座面となる。
バックレスト3は、シート本体2の後部に取り付けられ、乗員の腰部、背部を支持する部品である。
自動二輪車用シート1は、シートフレームとしてのボトムプレート10を備える。
「シートフレーム」とは、シートの骨組み部分である。例えば、「シートフレーム」は、金属製、樹脂製、カーボン製等としてよく、特に限定されない。具体的には、本実施形態では、自動二輪車用シート1のボトムプレート10が上記の「シートフレーム」に相当する。
また例えば、自動二輪車用シート1がレース用車両のシートである場合には、カウル部品(カーボン製の薄肉基材)が「シートフレーム」に相当する。
ボトムプレート10は、例えばPP(ポリプロピレン)樹脂材料を用いて構成してよい。この場合に、PP樹脂材料は、ナノセルロースを含むようにする。これにより、ボトムプレート10の剛性及び強度を向上させ、ボトムプレート10を薄肉、軽量化することができる。
また、ボトムプレート10を構成する樹脂材料がナノセルロースを含むことによって、リサイクル性を向上できる。
また、上記のナノセルロースを、脂環式炭化水素基を有するカルボン酸で変性することで、特にポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等の疎水性が高い熱可塑性樹脂中に均一に分散させることができる。その結果、変性ナノセルロースと樹脂との界面密着性が向上し、強度、弾性率、耐熱性に優れ、線熱膨張係数がアルミ合金並みに極めて低いという特徴を備える変性ナノセルロース−樹脂複合材料及び成型体を得ることが可能となる。このように変性ナノセルロースは、特に、従来の化学修飾されたセルロース繊維では補強し難いPPに対して高い補強効果(引張強度)及び弾性率を付与することが可能である。
また、上記のナノセルロースを含む樹脂組成物は、樹脂組成物中で、樹脂がラメラ層を形成し、該ラメラ層が変性ナノセルロースの繊維長の方向と異なる方向に積層してなるという規則的な構造を有するようにしてもよい。こうすることで、上記の樹脂組成物から成形される成形体の機械的強度を向上できる。
なお、ボトムプレート10の全体を、ナノセルロースを含む樹脂材料により構成してもよい。また、ボトムプレート10の一部、特に強度が必要な乗員座部周辺を、ナノセルロースを含む樹脂により構成してもよい。これにより、強度が必要な箇所について効果的に強度を確保することができる。
そして、図1乃至図8に示されるように、シート本体2は、ボトムプレート10の上に、第1クッション部材30及び第2クッション部材40等のクッション部材を配置して構成したものである。また、シート本体2は、ボトムプレート10の上に第1クッション部材30及び第2クッション部材40を配置した状態で、表皮材により被覆して構成してもよい。
以下、ボトムプレート10、第1クッション部材30、第2クッション部材40の構成について説明する。
図2に示されるように、ボトムプレート10は、着座部11及びバックレスト取付部13を備える。バックレスト取付部13は、バックレスト3の形状に即した凹部であり、バックレスト3が取り付けられる部分である。なお、本実施形態では、自動二輪車用シート1にはバックレスト3が備えられることとするが、バックレスト3がなくともよい。この場合には、ボトムプレート10は、バックレスト取付部13を有していなくともよい。また、バックレスト3は、ボトムプレート10と一体化されていてもよい。この場合にも、ボトムプレート10はバックレスト取付部13を有さなくてよい。
以下、着座部11の構成について説明する。
着座部11は、ボトムプレート10のうち乗員の臀部を支持する領域に相当する。
着座部11の上面には、左右に凹部20が形成される。すなわち、凹部20は、ボトムプレート10において、シート幅方向の左右に離間して形成される。
具体的には、左右の凹部20は、着座部11のシート幅方向の中心線に対して左右対称に設けられる。
図3に示されるように、凹部20には第1クッション部材30が配される。以下、凹部20の構成について説明する。
凹部20は、ボトムプレート10の上面において、下方に凹んだ部分である。
具体的には、凹部20は、底面20a、第1側面20b、第2側面20c、及び第3側面20dを有する。
底面20aは、第1クッション部材30の配置面を構成する。換言すれば、底面20aは、第1クッション部材30を下方から支持する支持部となる。
図7に示されるように、凹部20の底面20aは、前方から後方にかけて下側に傾斜している。すなわち、底面20aの前部は、底面20aの後部よりも高い位置にある。
第1側面20bは、底面20aに対しシート幅方向の側面である。具体的には、右の凹部20では、底面20aの左側に位置する側面が第1側面20bに相当する。そして、左の凹部20では、底面20aの右側に位置する側面が第1側面20bに相当する。
ここで、第1側面20bは、第1クッション部材30のシート幅方向の位置を規制する規制部となる。
第2側面20cは、底面20aに対し前側の側面である。換言すれば、第2側面20cは、前側の立ち壁に相当する。
ここで、第2側面20cは、第1クッション部材30の前方の位置を規制する規制部となる。
第3側面20dは、底面20aに対し後側の側面である。換言すれば、第2側面20cは、後側の立ち壁に相当する。
ここで、第3側面20dは、第1クッション部材30の後方の位置を規制する規制部となる。
なお、第3側面20dを設けたことにより、乗員の後方の移動を抑制することができる。これにより、乗員を適正位置に着座させやすくなる。
また、凹部20の側面(第1側面20b、第2側面20c、第3側面20d)は、傾斜している。本実施形態では、底面20aから上方に向けて凹部20の上部の開口が広がるように、凹部20の側面が傾斜している。
具体的には、図6に示されるように、右の凹部20の第1側面20bは、下方から上方にかけて、左側に傾斜している。
そして、左の凹部20の第1側面20bは、下方から上方にかけて、右側に傾斜している。
また、図7に示されるように、第2側面20cは、下方から上方にかけて前側に傾斜している。すなわち、第2側面20cの上部は下部よりも前側に位置するように、第2側面20cは傾斜している。
そして、図7に示されるように、第3側面20dは、下方から上方にかけて後側に傾斜している。すなわち、第3側面20dの上部は下部よりも後側に位置するように、第3側面20dは傾斜している。
ここで、第3側面20dは緩やかに傾斜している。一例としては、第3側面20dの傾斜角は45度以下であることとしてよい。
なお、図2及び図7に示されるように、凹部20の後側の第3側面20dは、前側の第2側面20cよりも広く、且つ湾曲している。
このように、第3側面20dを広くし、且つ湾曲させることで、乗員からの荷重を受ける面を広くするとともに、荷重を適当に分散させることができる。
また、図2、図6及び図7に示されるように、凹部20の底面20aにおいて、着座者の臀部Hを支持する領域の下方となる位置に穴が形成される。
本実施形態では、底面20aに形成される第1穴部21及び第2穴部22が上記の「穴」に相当する。
第1穴部21は、凹部20の前部に形成される穴である。具体的には、第1穴部21は、底面20aにおける、第1側面20bと第2側面20cの接続部近傍に形成される。
第2穴部22は、凹部20の後部に形成される穴である。具体的には、第2穴部22は、底面20aにおいて、第3側面20dの近傍に形成される。
そして、凹部20の底面20aには、第1穴部21と第2穴部22が形成されていることにより、凹部20に配置される第1クッション部材30(及び第2クッション部材40)が第1穴部21、第2穴部22の付近では大きく変位することが可能となる。これにより、第1クッション部材30(及び第2クッション部材40)による衝撃吸収性を向上させることができる。
特に、図8に示されるように、第2穴部22は、臀部H(特に坐骨)の鉛直下に設けられており、乗員から大きな荷重が掛かる部分である。そのため、第2穴部22を設けることで、第1クッション部材30(及び第2クッション部材40)の変位量を大きくして、衝撃吸収性を向上させることができる。
また、図2及び図6に示されるように、凹部20の外側端部20eは湾曲し、ボトムプレート10の側部10aに繋がっている。そのため、凹部20に第1クッション部材30を配置した場合に、第1クッション部材30からボトムプレート10の側部10aへの繋がりが滑らかとなる。
また、図2に示されるように、ボトムプレート10は、左右の凹部20の間に少なくとも一部が配置された凸部14を有する。
凸部14の上面は、凹部20の底面20aよりも高い位置にある。換言すれば、凸部14は、凹部20に対して上側に突出した部分である。
具体的には、凸部14は、前後延出部15、第1左右延出部16、及び第2左右延出部17を有する。換言すれば、凸部14は、上面視において略H型の形状に構成される。
前後延出部15は、左右の凹部20の間に配され、前後方向に延出した部分である。
そして、図6に示されるように、前後延出部15の上面15aは、湾曲している。具体的には、前後延出部15の上面15aは、上方に膨らむように僅かに湾曲している。換言すれば、上面15aは、緩やかに上方に凸の湾曲形状に形成されている。
また、第1左右延出部16は、前後延出部15の前端に連結し、左右に延出した部分である。
例えば、前後延出部15の前端とは、凹部20の第2側面20cと前後方向で重なる位置とする。なお、第1左右延出部16は、着座部11の前端部ともいえる。
そして、第2左右延出部17は、前後延出部15の後端に連結し、左右に延出した部分である。
例えば、前後延出部15の後端とは、凹部20の第3側面20dと前後方向で重なる位置とする。なお、第2左右延出部17は、着座部11の後端部ともいえる。
なお、ボトムプレート10における凹凸の稜線、角部の角を取るようにしてよい。これにより、ボトムプレート10では尖った箇所が着座者に当たることを抑制できるため、自動二輪車用シート1の着座感を向上させることができる。
図3に示されるように、ボトムプレート10の凹部20には第1クッション部材30が配置される。また、第1クッション部材30と凹部20とは接着剤を用いて固定するようにしてもよい。
第1クッション部材30は、凹部20の底面20a、第1側面20b、第2側面20c及び第3側面20dにより構成される収容空間と略同じ大きさに形成される略直方体状のクッション部材である。
なお、第1クッション部材30には、例えば、ウレタンフォーム、ゴム等の弾性体を用いることとしてよい。
そして、図6に示されるように、第1クッション部材30を凹部20に配置した状態において、第1クッション部材30の上面と、前後延出部15の上面15aとの高さは略同一となる。すなわち、第1クッション部材30と前後延出部15の上面は、略面一となる。
また、図6に示されるように、第1クッション部材30の内側は外側よりも厚くなっている。こうすることで、左右の第1クッション部材30と前後延出部15により構成される面は、僅かに湾曲することとなる。
ここで、左の凹部20に配される左の第1クッション部材30と、右の凹部20に配される右の第1クッション部材30とは同一のものを用いてもよいし、異なるものを用いてもよい。
例えば、左の凹部20に配される左の第1クッション部材30と、右の凹部20に配される右の第1クッション部材30とは、硬度又は密度の少なくとも一方が異なるクッション材料としてよい。
具体的には、左回りに周回コースを走行するレース車両に関しては、左の第1クッション部材30の硬度、密度を、右の第1クッション部材30よりも大きくする。こうすることで、荷重が集中する側である左の第1クッション部材30の反発力を高めて、乗員を安定的に支持できる。これにより、乗員にとっては、着座姿勢を安定しやすくなる。
また、図5に示されるように、ボトムプレート10の左右の凹部20に配置された第1クッション部材30の上には、第2クッション部材40が配置される。
ここで、第1クッション部材30及び前後延出部15と、第2クッション部材40とは接着剤により固定するようにしてもよい。
なお、第2クッション部材40には、例えばウレタンフォーム、ゴム等の弾性体を用いることとしてよい。
ここで、図5に示されるように、第2クッション部材40は、着座部11を略覆うサイズとする。換言すれば、第2クッション部材40は、左右の第1クッション部材30及び前後延出部15を覆うサイズとする。
そして、図6及び図7に示されるように、第2クッション部材40は、第1クッション部材30よりも薄いこととする。換言すれば、第1クッション部材30は、第2クッション部材40よりも厚いこととする。
また、第1クッション部材30は、第2クッション部材40よりも硬いこととする。
すなわち、第1クッション部材30には第2クッション部材40よりも高密度で硬い材料を用いることとする。
このように、乗員に近い側には、第1クッション部材30に比べて低密度で柔らかい第2クッション部材40を用いることで、臀部Hの応力集中を抑制して、衝撃吸収性、着座感を向上させることができる。
一方で、乗員に遠い側には、第2クッション部材40に比べて高密度で硬い第1クッション部材30を用いることで、乗員の支持の安定性を向上させることができる。
一例としては、第1クッション部材30をゴムとし、その厚みを約15mm、硬度Cを50以上(例えば60)とする。そして、第2クッション部材40をゴムとし、その厚みを約10mm、硬度Cを15〜25とする。
また他の一例としては、第1クッション部材30の厚みを約20mm、第2クッション部材40の厚みを5mmとする。
なお、第1クッション部材30と第2クッション部材40の厚みの合計は、約30mm以下となるようにする。こうすることで、自動二輪車用シート1の厚み、重量の増加を抑えることができる。
[その他の実施形態]
本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、上記の実施形態では、第1クッション部材30と前後延出部15が面一となるようにしたが、第1クッション部材30の上面が、前後延出部15の上面15aより下がった位置にあってもよい。
また、第1クッション部材30の上面が、前後延出部15の上面15aより上がった位置にあってもよい。
また、凹部20の底面20aを、左右方向に傾斜させてもよい。
また、第1クッション部材30の左右方向に関し、厚みを略一定としてもよい。また、第1クッション部材30の前後方向に関し、厚みを略一定としてもよい。
[自動二輪車用シート1が奏する効果の説明]
自動二輪車のコーナリング時、乗員の臀部は遠心力によって車体下方に押し付けられる。このとき、自動二輪車のシートから乗員の臀部へ反力によって身体へ負荷がかかる。また、路面の凹凸による突き上げによってさらに負荷は大きくなる。そのため、自動二輪車のシートでは、身体への負担軽減が求められている。
これに対し、シートのクッション部材の厚さを増加させると、クッション部材が配置される座面を下方に移動させる必要があり、車体側部品である燃料タンク・バッテリー等に干渉してしまう。
また、クッション部材が厚い場合は、シートから路面状況がダイレクトに伝わりづらくなるため、乗員が路面状況を把握しにくくなる。
そこで、本実施形態に係る自動二輪車用シート1(跨座式シート)では、ボトムプレート10(シートフレーム)のシート幅方向の左右に離間して形成された凹部20に第1クッション部材30を配置し、第1クッション部材30の上に第2クッション部材40を配置する。
こうすることで、自動二輪車用シート1の着座部分のクッション性を向上させ、着座者の負担を軽減できる。これにより、自動二輪車用シート1の座り心地を向上できる。
また、左右の凹部20の間に前後延出部15(ボトムプレート10の一部)が存在することで、自動二輪車用シート1の中央部の剛性を高めることができる。これにより、着座者を安定して支持し、着座者は自動二輪車用シート1で臀部の位置を移動させやすくなる。また、自動二輪車用シート1の剛性が高まることで、着座者にとっては、路面の状態を感じやすくなる。
また、下方の第1クッション部材30を凹部20に配したことで、第1クッション部材30と第2クッション部材40を重ねて配置した場合にも、自動二輪車用シート1の厚みの増大を抑制できる。
自動二輪車用シート1では、ボトムプレート10は、左右の凹部20の間に少なくとも一部が配置された前後延出部15(凸部14の一部)を有し、前後延出部15の上面15aは、湾曲していると好適である。
ボトムプレート10の左右の凹部20の間に凸部14を設けたことで、自動二輪車用シート1の中央部の剛性を高めることができる。このように、自動二輪車用シート1の中央部の剛性を高くしたことで、着座者を安定して支持することができる。これにより、着座者にとっては、安定した着座姿勢を取ることが可能となる。
また、中央に配される前後延出部15の上面15aが湾曲しているため、着座者にとっては、臀部を左右に移動させやすくなる。
自動二輪車用シート1では、凹部20の底面20aは、前方から後方にかけて下側に傾斜している。
こうすることで、着座者の荷重が掛かる第1クッション部材30の後部を厚くできる。これにより、着座者の臀部の痛みを軽減できる。
自動二輪車用シート1では、凹部20の側面(第1側面20b、第2側面20c及び第3側面20d)は、傾斜している。
こうすることで、自動二輪車用シート1の表面における硬度の変化を滑らかにすることができる。これにより、自動二輪車用シート1の着座感を向上できる。
また、自動二輪車用シート1の表面においてクッション性の高い部分を大きくすることができる。
自動二輪車用シート1では、凹部20の底面20aにおいて、着座者の臀部Hを支持する領域の下方となる位置に穴(第1穴部21、第2穴部22)が形成される。
こうすることで、着座者の臀部Hを支持する領域の下方において、第1クッション部材30、第2クッション部材40の変位を大きくすることができる。これにより、荷重の掛かる坐骨下の応力を軽減できる。そのため、着座者の臀部Hへの応力を軽減し、座り心地を向上できる。
自動二輪車用シート1では、凹部20の外側端部20eは湾曲し、ボトムプレート10の側部10aに繋がる。
こうすることで、自動二輪車用シート1の左右端部において硬いシートフレームに着座者の臀部が当たることを抑制できる。これにより、座り心地を向上できる。
自動二輪車用シート1では、第1クッション部材30は、第2クッション部材40よりも厚く、第1クッション部材30は、第2クッション部材40よりも硬い。
このように、着座者に近い側には、第1クッション部材30よりも柔らかい第2クッション部材40を用いることで、座り心地を向上できる。
一方で、着座者に遠い側には、第2クッション部材40よりも硬い第1クッション部材30を用いることで、自動二輪車用シート1の剛性を確保できる。
これにより、座り心地と、シートの剛性の確保を両立できる。
自動二輪車用シート1では、第1クッション部材30の内側は外側よりも厚い。
こうすることで、自動二輪車用シート1の中央に近い程、クッション性が高くなる。これにより、シート中央部近傍の座り心地を向上できる。また、左右端部のクッションを薄くしたことで、股下の干渉を抑制できる。
自動二輪車用シート1では、凸部14は、左右の凹部20の間に配される前後延出部15と、左右に延出する第1左右延出部16と、左右に延出する第2左右延出部17と、を有する。
こうすることで、ボトムプレート10の剛性、強度を向上できる。これにより、ボトムプレート10の薄肉、軽量化ができる。
また、凸部14の下側には、部品配置等に利用可能な空間を設けることができる。
また、第2左右延出部17により、着座者の後方への移動が抑制されるため、着座者にとっては適正な着座姿勢を取りやすくなる。
自動二輪車用シート1では、左の凹部20に配される左の第1クッション部材30と、右の凹部20に配される右の第1クッション部材30との密度又は硬度の少なくとも一方が異なる。
こうすることで、周回コースでのレース等において、応力が集中する側のクッションの硬度、密度を上げ、着座者を安定して支持することができる。
1 自動二輪車用シート(跨座式シート)
2 シート本体
3 バックレスト
10 ボトムプレート(シートフレーム)
10a 側部
11 着座部
13 バックレスト取付部
14 凸部
15 前後延出部
15a 上面
16 第1左右延出部
17 第2左右延出部
20 凹部
20a 底面
20b 第1側面
20c 第2側面
20d 第3側面
20e 外側端部
21 第1穴部
22 第2穴部
30 第1クッション部材
40 第2クッション部材
H 臀部

Claims (10)

  1. 着座者が跨った状態で着座する跨座式シートであって、
    シート幅方向の左右に離間して形成された凹部を有するシートフレームと、
    前記凹部に配される第1クッション部材と、
    前記第1クッション部材の上に配される第2クッション部材と、を備えることを特徴とする跨座式シート。
  2. 前記シートフレームは、左右の前記凹部の間に少なくとも一部が配置された凸部を有し、
    前記凸部の上面は、湾曲していることを特徴とする請求項1に記載の跨座式シート。
  3. 前記凹部の底面は、前方から後方にかけて下側に傾斜していることを特徴とする請求項1又は2に記載の跨座式シート。
  4. 前記凹部の側面は、傾斜していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の跨座式シート。
  5. 前記凹部の底面において、前記着座者の臀部を支持する領域の下方となる位置に穴が形成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の跨座式シート。
  6. 前記凹部の外側端部は湾曲し、前記シートフレームの側面に繋がることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の跨座式シート。
  7. 前記第1クッション部材は、前記第2クッション部材よりも厚く、
    前記第1クッション部材は、前記第2クッション部材よりも硬い、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の跨座式シート。
  8. 前記第1クッション部材の内側は外側よりも厚いことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の跨座式シート。
  9. 前記凸部は、
    左右の前記凹部の間に配される前後延出部と、
    前記前後延出部の前端に連結し、左右に延出する第1左右延出部と、
    前記前後延出部の後端に連結し、左右に延出する第2左右延出部と、を有することを特徴とする請求項2に記載の跨座式シート。
  10. 左の前記凹部に配される左の前記第1クッション部材と、右の前記凹部に配される右の前記第1クッション部材との密度又は硬度の少なくとも一方が異なることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の跨座式シート。
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