JP2019011146A - 画像形成装置 - Google Patents

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伸哉 田頭
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Abstract

【課題】画像形成装置において、スイッチバックされる過程でジャムが発生した媒体を破損させずに且つ容易に取り除くことができるようにする。【解決手段】画像形成装置は、第1の用紙P1(媒体)を第1の搬送方向D1及び第2の搬送方向D2にニップしつつ搬送するスイッチバックローラ対59と、循環経路RC(スイッチバック経路RCa)を外部に開放し第2のスイッチバックローラ59bを第1のスイッチバックローラ59aから離隔させる開放位置C2と、循環経路RCを閉鎖し第2のスイッチバックローラ59bを第1のスイッチバックローラ59aに接近させる閉鎖位置とに開閉する開閉扉11と、スイッチバック位置における第1の用紙P1よりも第1の搬送方向D1側の支持位置S1を含む複数の位置に移動可能であり、開閉扉11が開放位置C2に開くことでスイッチバックローラ対59によりニップされなくなる第1の用紙P1を支持位置S1において支持する支持部材8と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、媒体の表裏を反転させるための循環経路を備える画像形成装置に関する。
画像形成装置において用紙等の媒体に両面印刷を行うために、媒体の搬送経路に、媒体の表裏を反転させるための循環経路が設けられる。この循環経路には、媒体を一時停止させ、逆方向に媒体をニップしつつ搬送するスイッチバックローラ対が配置される。このスイッチバックローラ対の一方のスイッチバックローラは、ジャムの解除のために循環経路を開放可能な開閉扉に取り付けられる。
そのため、スイッチバックされる過程(スイッチバックの前後)で媒体にジャムが発生し、このジャムの解除のために上記の開閉扉が開くと、スイッチバックローラ対により媒体がニップされなくなる。これにより、循環経路に沿って媒体が自重で落下し、開閉扉から媒体を取り除くことができなくなることがある。
そこで、板バネであるか又はコイルバネ及び押圧部材である付勢部材が開閉扉に設けられ、開閉扉が開いた状態では付勢部材が媒体を挟持する搬送機構が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−132184号公報
しかしながら、付勢部材を用いて媒体を挟持する上記の搬送機構では、例えばコシが弱い用紙を想定して付勢部材の挟持力を弱くすると、例えば坪量が大きい用紙が挟持されず落下してしまう。一方、坪量が大きい用紙を想定して付勢部材の挟持力を強くすると、コシが弱い用紙が破れてしまう。このような媒体の落下や破損を防ぐためには、媒体の種類に合わせて挟持力を調整しなければならず、コシが弱い用紙や坪量が大きい用紙が混在する場合には、媒体の落下や破損を防ぐことができない。なお、上記の付勢部材は、媒体を挟持するため、媒体が折り返し部分を有する封筒などである場合、媒体が付勢部材に引っ掛かり、付勢部材が破損するおそれもある。
本発明の目的は、スイッチバックされる過程でジャムが発生した媒体を破損させずに且つ容易に取り除くことができる画像形成装置を提供することである。
1つの態様では、画像形成装置は、媒体の表裏を反転させるための循環経路を含む搬送経路と、前記循環経路において、前記媒体を第1の搬送方向にニップしつつ搬送するとともに、前記媒体をスイッチバックし第2の搬送方向にニップしつつ搬送する第1のスイッチバックローラ及び第2のスイッチバックローラと、前記第2のスイッチバックローラが取り付けられ、前記循環経路を外部に開放し前記第2のスイッチバックローラを前記第1のスイッチバックローラから離隔させる開放位置と、前記循環経路を閉鎖し前記第2のスイッチバックローラを前記第1のスイッチバックローラに接近させる閉鎖位置とに開閉する開閉扉と、前記第1のスイッチバックローラ及び前記第2のスイッチバックローラにより前記第1の搬送方向から前記第2の搬送方向へ搬送方向が切り替えられるスイッチバック位置における前記媒体よりも前記第1の搬送方向側の支持位置を含む複数の位置に移動可能であり、前記開閉扉が前記開放位置に開くことで前記第1のスイッチバックローラ及び前記第2のスイッチバックローラによりニップされなくなる前記媒体を前記支持位置において支持する支持部材と、を備える。
前記態様によれば、スイッチバックされる過程でジャムが発生した媒体を破損させずに且つ容易に取り除くことができる。
一実施の形態に係る画像形成装置を示す構成図である。 一実施の形態に係る画像形成装置の循環搬送部近傍を示す拡大構成図である。 一実施の形態に係る画像形成装置を示す制御ブロック図である。 一実施の形態における、第1の用紙がスイッチバック位置においてニップされた状態を示す説明図である。 一実施の形態における、第1の用紙のニップが解除された状態を示す説明図である。 一実施の形態における、第2の用紙がスイッチバック位置においてニップされた状態を示す説明図である。 一実施の形態における、第2の用紙のニップが解除された状態を示す説明図である。 一実施の形態の変形例における、支持部材による用紙の持ち上げ動作を説明するための説明図(その1)である。 一実施の形態の変形例における、支持部材による用紙の持ち上げ動作を説明するための説明図(その2)である。
以下、本発明の実施の形態に係る画像形成装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、一実施の形態に係る画像形成装置1を示す構成図である。
図2は、画像形成装置1の循環搬送部6近傍を示す拡大構成図である。
図3は、画像形成装置1を示す制御ブロック図である。
以下の説明において、図1における紙面の上下左右を上下左右方向とし、図1の紙面に直交する方向を前後方向とする。また、以下の説明における上流及び下流は、搬送経路における上流及び下流を意味する。
図1において、媒体の一例である用紙Pを搬送するための搬送経路を太線で示す。また、搬送経路のうち、印刷経路RPを実線で示し、循環経路RCを一点鎖線で示し、第1排紙経路RD1及び第2排紙経路RD2を破線で示し、外部給紙経路RS1及び内部給紙経路RS2を二点鎖線で示す。なお、媒体としては、用紙Pに限らず、紙以外の素材からなる媒体や、封筒などの折り返し部分を有する媒体などであってもよい。
図1〜図3に示すように、画像形成装置1は、筐体2と、給紙部3と、ベルトプラテン搬送部4と、印刷部5と、循環搬送部6と、排紙部7と、操作パネル15と、制御部16とを備える。なお、給紙部3、ベルトプラテン搬送部4、循環搬送部6、及び排紙部7は、用紙P(媒体)を搬送する搬送部の一例として機能する。
筐体2は、画像形成装置1の各部を収容又は保持する。筐体2は、前扉17を有する。この前扉17は、筐体2の前面を開閉する。前扉17を開くことにより、ユーザが画像形成装置1の内部にアクセスできる。
給紙部3は、未印刷の用紙Pをベルトプラテン搬送部4に給紙する。また、給紙部3は、両面印刷時に片面印刷後の用紙Pをベルトプラテン搬送部4に再給紙する。給紙部3は、外部給紙台21と、外部給紙ローラ22と、第1及び第2内部給紙台23,24と、第1及び第2内部給紙ローラ25,26と、第1及び第2内部給紙モータ27,28と、第1〜第3内部給紙搬送ローラ対29〜31と、内部給紙搬送モータ32と、縦搬送ローラ対33と、縦搬送モータ34と、レジストローラ対35と、レジストモータ36と、用紙センサ37〜40とを有する。
外部給紙台21には、印刷に用いられる用紙Pが積載される。外部給紙台21は、一部が筐体2の外部に露出して設置されている。
外部給紙ローラ22は、外部給紙台21に積層された用紙Pを1枚ずつ繰り出し、外部給紙経路RS1に沿ってレジストローラ対35へ向けて搬送する。
第1及び第2内部給紙台23,24には、印刷に用いられる用紙Pが積載される。第1内部給紙台23の下方に第2内部給紙台24が配置されている。第1及び第2内部給紙台23,24は、筐体2の内部に配置されている。
第1内部給紙ローラ25は、第1内部給紙台23に積層された用紙Pを1枚ずつ繰り出し、第1内部給紙搬送ローラ対29へ搬送する。第2内部給紙ローラ26は、第2内部給紙台24に積層された用紙Pを1枚ずつ繰り出し、第2内部給紙搬送ローラ対30へ搬送する。
第1内部給紙モータ27は、第1内部給紙ローラ25を駆動させ、第2内部給紙モータ28は、第2内部給紙ローラ26を駆動させる。
第1内部給紙搬送ローラ対29及び第2内部給紙搬送ローラ対30は、それぞれ第1内部給紙ローラ25又は第2内部給紙ローラ26により第1内部給紙台23又は第2内部給紙台24から繰り出された用紙Pを第3内部給紙搬送ローラ対31へ搬送する。第3内部給紙搬送ローラ対31は、第1内部給紙搬送ローラ対29又は第2内部給紙搬送ローラ対30により搬送されてきた用紙Pを縦搬送ローラ対33へ搬送する。第3内部給紙搬送ローラ対31は、内部給紙経路RS2の第1内部給紙ローラ25から延びる部分と第2内部給紙ローラ26から延びる部分との合流地点の下流側近傍に配置されている。
第1内部給紙搬送ローラ対29、第2内部給紙搬送ローラ対30、及び第3内部給紙搬送ローラ対31は、用紙Pをニップしつつ搬送する。
内部給紙搬送モータ32は、第1〜第3内部給紙搬送ローラ対29〜31を駆動させる。
縦搬送ローラ対33は、内部給紙経路RS2に沿って第1〜第3内部給紙搬送ローラ対29〜31により搬送されてきた用紙Pをレジストローラ対35へ搬送する。また、縦搬送ローラ対33は、両面印刷時に循環経路RCに沿って搬送された片面印刷後の用紙Pをレジストローラ対35へ搬送する。縦搬送ローラ対33は、内部給紙経路RS2に循環経路RCが合流する地点の下流側において、内部給紙経路RS2に沿って配置されている。縦搬送ローラ対33は、用紙Pをニップしつつ搬送する。
縦搬送モータ34は、縦搬送ローラ対33を駆動させる。また、縦搬送モータ34は、外部給紙ローラ22を駆動させる。縦搬送モータ34は、縦搬送ローラ対33及び外部給紙ローラ22にそれぞれ図示しないワンウェイクラッチを介して接続されている。これにより、縦搬送モータ34の一方向の回転により縦搬送ローラ対33が駆動され、縦搬送モータ34の他方向の回転により外部給紙ローラ22が駆動されるようになっている。
レジストローラ対35は、外部給紙ローラ22又は縦搬送ローラ対33により搬送されてきた用紙Pを一旦止めて斜行補正した後、ベルトプラテン搬送部4へ搬送する。レジストローラ対35は、外部給紙経路RS1と内部給紙経路RS2との合流地点の下流側近傍の印刷経路RP上に配置されている。レジストローラ対35は、用紙Pをニップしつつ搬送する。
レジストモータ36は、レジストローラ対35を駆動させる。
用紙センサ37は、第1内部給紙台23から繰り出されて第3内部給紙搬送ローラ対31へ搬送される用紙Pを検出する。用紙センサ37は、第1内部給紙搬送ローラ対29の下流側近傍に配置されている。用紙センサ38は、第2内部給紙台24から繰り出され、第3内部給紙搬送ローラ対31へ搬送される用紙Pを検出する。用紙センサ38は、第2内部給紙搬送ローラ対30の下流側近傍に配置されている。用紙センサ39は、第3内部給紙搬送ローラ対31から縦搬送ローラ対33へ搬送される用紙Pを検出する。用紙センサ39は、第3内部給紙搬送ローラ対31の下流側近傍に配置されている。
用紙センサ40は、縦搬送ローラ対33からレジストローラ対35へ搬送される用紙Pを検出する。用紙センサ40は、縦搬送ローラ対33の下流側近傍に配置されている。用紙センサ41は、外部給紙ローラ22又は縦搬送ローラ対33により搬送されてレジストローラ対35に進入する用紙Pを検出する。用紙センサ41は、レジストローラ対35の上流側近傍に配置されている。
ベルトプラテン搬送部4は、給紙部2から搬送されてきた用紙Pを循環搬送部6又は排紙部7へ搬送する。ベルトプラテン搬送部4は、給紙部2の下流側に配置されている。ベルトプラテン搬送部4は、ベルトプラテン46と、ベルトプラテンモータ47と、用紙センサ48とを有する。
ベルトプラテン46は、レジストローラ対35により搬送されてきた用紙Pをベルト上に吸着保持して搬送する。ベルトプラテン46は、後述する昇降駆動部52により昇降可能になっている。
ベルトプラテンモータ47は、ベルトプラテン46のベルトを駆動させる。
用紙センサ48は、レジストローラ対35からベルトプラテン46へ搬送される用紙Pを検出する。用紙センサ48は、レジストローラ対35とベルトプラテン46の上流端との間に配置されている。
印刷部5は、用紙Pに印刷を行う。本実施の形態では、印刷部5による印刷方式がインクジェット方式である例を説明するが、印刷方式は特に制限されない。
印刷部5は、ベルトプラテン46の上方に配置されている。印刷部5は、ヘッドユニット51と、昇降駆動部52とを有する。
ヘッドユニット51は、ベルトプラテン46により搬送される用紙Pにインクを吐出して画像を印刷する。ヘッドユニット51は、複数のインクジェットヘッド53と、ヘッドホルダ54とを有する。
インクジェットヘッド53は、前後方向(主走査方向)に沿って配置された複数のノズルを有し、ノズルからインクを吐出する。複数のインクジェットヘッド53は、用紙Pの搬送方向(左右方向)に沿って並列配置されている。
ヘッドホルダ54は、インクジェットヘッド53を保持する。ヘッドホルダ54は、筐体2内の所定位置に固定されている。
昇降駆動部52は、ベルトプラテン46を昇降させる。昇降駆動部52は、ヘッドホルダ54内に配置されている。昇降駆動部52は、ワイヤ、プーリ、モータ等を有し、ワイヤによりベルトプラテン46を吊り下げ支持している。昇降駆動部52は、モータによりプーリを回転させてワイヤの巻き取り及び繰り出しを行うことで、ベルトプラテン46を昇降させる。
循環搬送部6は、両面印刷時に片面印刷後の用紙Pを、ベルトプラテン46の下流端から縦搬送ローラ対33へ循環経路RCに沿って搬送する。循環搬送部6は、第1及び第2中間搬送ローラ対56,57と、中間搬送モータ58と、スイッチバックローラ対59と、反転モータ60と、第1〜第3水平搬送ローラ対61〜63と、水平搬送モータ64と、上昇搬送ローラ対65と、上昇搬送モータ66と、用紙センサ67〜70と、支持部材8と、支持部材用モータ9と、回動機構10とを有する。
第1及び第2中間搬送ローラ対56,57は、両面印刷時に表面印刷後の用紙Pをスイッチバックローラ対59へ搬送する。第1及び第2中間搬送ローラ対56,57は、ベルトプラテン46とスイッチバックローラ対59との間の循環経路RCに沿って配置されている。
第1中間搬送ローラ対56は、ローラ56a,56bの対により構成され、用紙Pをニップしつつ搬送する。第2中間搬送ローラ対57は、ローラ57a,57bの対により構成され、用紙Pをニップしつつ搬送する。第2中間搬送ローラ対57は、第1中間搬送ローラ対56の下流側に配置されている。図4〜図7に示すように、第2中間搬送ローラ対57の一対のローラ57a,57bのうち一方のローラ57bは、後述する開閉扉11の扉上部11bに配置されている。
中間搬送モータ58は、第1及び第2中間搬送ローラ対56,57を駆動させる。また、中間搬送モータ58は、後述する第1後処理排紙ローラ対75、並びに第1及び第2排紙台排紙ローラ対78,79を駆動させる。
スイッチバックローラ対59は、循環経路RCに沿って、第2中間搬送ローラ対57の下流側に配置されている。スイッチバックローラ対59は、第1のスイッチバックローラ59a及び第2のスイッチバックローラ59bの対により構成され、用紙Pをニップしつつ搬送する。
図4にも示すように、スイッチバックローラ対59は、循環経路RCのスイッチバック経路RCaにおいて、第2中間搬送ローラ対57により第1の搬送方向D1に搬送されてきた用紙Pをスイッチバックし第2の搬送方向D2に第1水平搬送ローラ対61へ搬送する。第2のスイッチバックローラ59bは、後述する開閉扉11の扉下部11aに取り付けられている。なお、図4及び図5に示す第1の用紙P1は、図6及び図7に示す第2の用紙P2とはサイズが異なり、第2の用紙P2よりも第1及び第2の搬送方向D1,D2における長さが短い。
反転モータ60は、スイッチバックローラ対59の第1のスイッチバックローラ59aを駆動させる。
第1〜第3水平搬送ローラ対61〜63は、スイッチバックローラ対59によりスイッチバックされた用紙Pを上昇搬送ローラ対65へ搬送する。第1〜第3水平搬送ローラ対61〜63は、スイッチバックローラ対59と循環経路RCの内部給紙経路RS2への合流地点との間における循環経路RCの上流部に沿って配置されている。
第1水平搬送ローラ対61は、ローラ61a,61bの対により構成され、用紙Pをニップしつつ搬送する。第2水平搬送ローラ対62は、ローラ62a,62bの対により構成され、用紙Pをニップしつつ搬送する。第3水平搬送ローラ対63は、ローラ63a,63bの対により構成され、用紙Pをニップしつつ搬送する。第2水平搬送ローラ対62は、第1水平搬送ローラ対61の下流側に配置されている。第3水平搬送ローラ対63は、第2水平搬送ローラ対62の下流側に配置されている。
水平搬送モータ64は、第1及び第2水平搬送ローラ対61,62を駆動させる。なお、第3水平搬送ローラ対63は、上昇搬送モータ66により駆動される。
上昇搬送ローラ対65は、第1〜第3水平搬送ローラ対61〜63により搬送されてきた用紙Pを縦搬送ローラ対33へ搬送する。上昇搬送ローラ対65は、スイッチバックローラ対59と循環経路RCの内部給紙経路RS2への合流地点との間における循環経路RCの下流部に沿って配置されている。上昇搬送ローラ対65は、用紙Pをニップしつつ搬送する。
上昇搬送モータ66は、上昇搬送ローラ対65及び第3水平搬送ローラ対63を駆動させる。
用紙センサ67,68は、第1及び第2中間搬送ローラ対56,57によりスイッチバックローラ対59へ搬送される用紙Pを検出する。用紙センサ67,68は、それぞれ第1中間搬送ローラ対56、第2中間搬送ローラ対57の下流側近傍に配置されている。用紙センサ68,69は、スイッチバックローラ対59によるスイッチバック後、循環経路RCに沿って縦搬送ローラ対33へ搬送される用紙Pを検出する。用紙センサ68,69は、それぞれ第1水平搬送ローラ対61、上昇搬送ローラ対65の下流側近傍に配置されている。
図4〜図7に示すように、支持部材8は、図4及び図5に示す第1の用紙P1や図6及び図7に示す第2の用紙P2に当接する例えば薄板状の先端当接部8aと、この先端当接部8aとは反対側の基端に設けられた基端部8bとを有する。
支持部材用モータ9は、出力軸に設けられたギア9aを有する。支持部材用モータ9は、支持部材8を移動させる駆動部の一例である。
回動機構10は、支持部材用モータ9のギア9aと噛み合うギア10aと、このギア10aに固定された回動軸10bとを有する。
支持部材8は、例えば、基端部8bが回動機構10の回動軸10bを抱き込むように固定されることで、回動機構10に固定されている。これにより、支持部材8は、回動機構10と一体に回動する。
開閉扉11は、例えば、用紙Pのジャム発生後におけるジャム解除の作業のために、ユーザがスイッチバック経路RCaを含む循環経路RCにアクセスするための扉であり、例えばユーザの操作により開閉される。また、開閉扉11は、扉下部11aにスイッチバックローラ対59の第2のスイッチバックローラ59bが取り付けられ、扉上部11bに第2中間搬送ローラ対57のローラ57bが取り付けられている。これにより、開閉扉11は、図5及び図7に示す開放位置C2に開いたとき、スイッチバック経路RCaを筐体2或いは画像形成装置1の外部に開放し、第2のスイッチバックローラ59b及びローラ57bを第1のスイッチバックローラ59a及びローラ59aから離隔させる。また、開閉扉11は、図4及び図6に示す閉鎖位置C1に閉じたとき、スイッチバック経路RCaを閉鎖し、第2のスイッチバックローラ59b及びローラ57bを第1のスイッチバックローラ59a及びローラ59aに接近させることで、スイッチバックローラ対59及びローラ対57を、用紙Pをニップ可能な状態に遷移させる。
なお、開閉扉11は、閉鎖位置C1において、扉下部11a及び扉上部11bが上下に並んでスイッチバック経路RCaを閉鎖する。また、開閉扉11は、一例ではあるが、開放位置C2において、扉下部11aの下端が図1及び図2に示す筐体2に固定された状態で、扉下部11aが右方向に例えば水平になるまで時計回りに回転し、扉上部11bが扉下部11aとの境界部分に設けられた図示しないヒンジを中心に反時計回りに回転し、扉下部11aの上方に位置することになる。
支持部材8は、開閉扉11が開放位置C2に開くことでスイッチバックローラ対59によるニップが解除されてスイッチバック経路RCa(循環経路RC)に沿って落下する用紙P(第1の用紙P1,第2の用紙P2)を支持する。
なお、本実施の形態では、開閉扉11に第2のスイッチバックローラ59bのみならず、第2中間搬送ローラ対57の一方のローラ57bも取り付けられているため、用紙Pが第2中間搬送ローラ対57及びスイッチバックローラ対59のうち第2中間搬送ローラ対57のみにニップされた状態で開閉扉11が開放位置C2に開く場合も、開閉扉11が開くことに伴い第2中間搬送ローラ対57による用紙Pのニップが解除される。そして、この第2中間搬送ローラ対57によるニップが解除された用紙Pは、スイッチバックローラ対59にもニップされない状態でスイッチバック経路RCaに沿って落下し、支持部材8によって支持される。このように、支持部材8が支持する用紙Pは、スイッチバックローラ対59によってニップされていた用紙Pに限られない。
支持部材8は、先端当接部8aがスイッチバック経路RCa上に位置する範囲で複数の支持位置(例えば、図4及び図5に示す第1の支持位置S1や図6及び図7に示す第2の支持位置S2)に亘って回動するが、先端当接部8aがスイッチバック経路RCaから外れた位置である非支持位置に亘って回動してもよい。また、本実施の形態では、支持部材8は、回動することにより移動するが、例えば直進移動などの他の移動形態で移動してもよい。
支持部材8の第1の支持位置S1は、スイッチバックローラ対59により第1の搬送方向D1から第2の搬送方向D2へ搬送方向が切り替えられる図4に示すスイッチバック位置における第1の用紙P1よりも第1の搬送方向D1側(例えば下側)の位置である。すなわち、支持部材8は、第1の支持位置S1にあるとき、搬送過程の第1の用紙P1には接触しない。第1の支持位置S1における支持部材8とスイッチバック位置における第1の用紙P1との間隔が長いと、ニップが解除された第1の用紙P1がスイッチバック経路RCaに沿って落下する距離が長くなるため、ユーザが開閉扉11を開放位置C2に開いた状態で第1の用紙P1を取り除きにくくなる。したがって、第1の支持位置S1における支持部材8とスイッチバック位置における第1の用紙P1との間隔は、短いことが望ましい。
また、支持部材8の第2の支持位置S2は、図6に示すスイッチバック位置における第2の用紙P2よりも第1の搬送方向D1側(例えば左側)の位置である。この第2の支持位置S2における支持部材8とスイッチバック位置における第2の用紙P2との間隔が長いと、ニップが解除された第2の用紙P2がスイッチバック経路RCaに沿って落下する距離が長くなるため、ユーザが開閉扉11を開放位置C2に開いた状態で第2の用紙P2を取り除きにくくなる。したがって、第2の支持位置S2における支持部材8とスイッチバック位置における第2の用紙P2との間隔も、短いことが望ましい。
そのため、後述する制御部16は、用紙Pのサイズ情報に基づき、支持部材8を、スイッチバック位置における用紙Pに近接した支持位置S1,S2に移動させるように、支持部材用モータ9を制御するとよい。なお、用紙Pのサイズ情報は、例えば、印刷ジョブ、操作パネル15の入力部92におけるユーザの入力操作に対応する操作信号、用紙センサなどから制御部16が取得することができる。
上述のように、スイッチバックローラ対59及び第2中間搬送ローラ対57のうち少なくとも一方のみにニップされている用紙Pがある状態で開閉扉11が開かれると、用紙Pのニップが解除されることで、用紙Pが落下する。そして、この用紙Pは、スイッチバック経路RCaに沿って図1及び図2に示す第2内部給紙台24の下方の空間に落下する。第2内部給紙台24の下方の空間は、例えば、用紙Pを取り除くための機構がない場所である。この場所から用紙Pを取り除くには、ユーザが第2内部給紙台24を取り外す必要があり、余計な作業が必要となる。
この点、支持部材8は、開閉扉11が開放位置C2に開いても、スイッチバック位置における用紙Pよりも第1の搬送方向D1側の支持位置S1,S2にあるため、ニップが解除された用紙Pを支持することで、用紙Pが第2内部給紙台24の下方の空間に落下するのを防ぐことができる。
なお、本実施の形態では、支持部材8を移動させる支持部材用モータ9を用いる例について説明するが、例えば、開閉扉11が開放位置C2に開く動作に連動して支持部材8が支持位置に移動可能であれば、支持部材用モータ9を一例とする駆動部を省略することができる。例えば、開閉扉11の下端に支持部材が設けられ、この支持部材が開閉扉11の開放位置C2に開く動作に伴い、スイッチバック経路RCaに進入することで上述の支持位置に移動してもよい。
図1及び図3に戻り、排紙部7は、印刷済みの用紙Pを排紙する。排紙部7は、切替部71,72と、ソレノイド73,74と、第1及び第2後処理排紙ローラ対75,76と、後処理排紙モータ77と、第1〜第3排紙台排紙ローラ対78〜80と、排紙台排紙モータ81と、用紙センサ82〜85と、排紙台86とを有する。
切替部71は、用紙Pの搬送経路を第1排紙経路RD1と循環経路RCとの間で切り替える。第1排紙経路RD1は、印刷経路RPの下流端から、画像形成装置1の右側に配置された後処理装置(図示せず)へ向かって延びる経路である。切替部71は、第1排紙経路RD1と循環経路RCとの分岐地点に配置されている。
切替部72は、用紙Pの搬送経路を第1排紙経路RD1と第2排紙経路RD2との間で切り替える。第2排紙経路RD2は、第1排紙経路RD1と循環経路RCとの分岐地点の下流側において、第1排紙経路RD1から分岐して排紙台86へ向かう経路である。切替部72は、第2排紙経路RD2が第1排紙経路RD1から分岐する分岐地点に配置されている。
ソレノイド73,74は、それぞれ切替部71,72を駆動させる。
第1及び第2後処理排紙ローラ対75,76は、ベルトプラテン46から搬送されてくる用紙Pを後処理装置へ排紙する。第1及び第2後処理排紙ローラ対75,76は、第1排紙経路RD1に沿って配置されている。
第1後処理排紙ローラ対75及び第2後処理排紙ローラ対76は、用紙Pをニップしつつ搬送する。第2後処理排紙ローラ対76は、第1後処理排紙ローラ対75の下流側に配置されている。
後処理排紙モータ77は、第2後処理排紙ローラ対76を駆動させる。なお、第1後処理排紙ローラ対75は、中間搬送モータ58により駆動される。
第1〜第3排紙台排紙ローラ対78〜80は、ベルトプラテン46から搬送されてくる用紙Pを排紙台86へ排紙する。第1〜第3排紙台排紙ローラ対78〜80は、第2排紙経路RD2に沿って配置されている。
第1排紙台排紙ローラ対78、第2排紙台排紙ローラ対79、及び第3排紙台排紙ローラ対80は、用紙Pをニップしつつ搬送する。第2排紙台排紙ローラ対79は、第1排紙台排紙ローラ対78の下流側に配置されている。第3排紙台排紙ローラ対80は、第2排紙台排紙ローラ対79の下流側に配置されている。
排紙台排紙モータ81は、第3排紙台排紙ローラ対80を駆動させる。なお、第1及び第2排紙台排紙ローラ対78,79は、中間搬送モータ58により駆動される。
用紙センサ82は、第1排紙経路RD1に沿って搬送される用紙Pを検出する。用紙センサ82は、第1後処理排紙ローラ対75の下流側近傍に配置されている。用紙センサ83〜85は、第2排紙経路RD2に沿って搬送される用紙Pを検出する。用紙センサ83は、第2排紙経路RD2の第1排紙経路RD1からの分岐地点と第1排紙台排紙ローラ対78との間に配置されている。用紙センサ84は、第2排紙台排紙ローラ対79の下流側近傍に配置されている。用紙センサ85は、第3排紙台排紙ローラ対80の上流側近傍に配置されている。
排紙台86には、第1〜第3排紙台排紙ローラ対78〜80により排紙された用紙Pが積載される。排紙台86は、第2排紙経路RD2の下流端に配置されている。
操作パネル15は、各種の入力画面等を表示するとともに、ユーザによる入力操作を受け付ける。操作パネル15は、表示部91と、入力部92とを有する。
表示部91は、例えば液晶表示パネルを有し、各種の入力画面等を表示する。
入力部92は、ユーザによる入力操作を受け付け、操作に応じた操作信号を出力する。入力部92は、各種の操作キー、タッチパネル等を有する。
制御部16は、演算処理装置として機能するプロセッサ(例えばCPU: Central Processing Unit)や、ROM(Read only memory)、RAM(Random Access Memory)などの記憶部を有し、画像形成装置1全体の動作を制御する。
以下、画像形成装置1における印刷動作について説明する。
制御部16は、印刷ジョブが入力されると、用紙Pの給紙、搬送、排紙を行うよう給紙部3、ベルトプラテン搬送部4、循環搬送部6、及び排紙部7を制御する。また、制御部16は、印刷ジョブに含まれる画像データに所定の画像処理を施した後、画像処理を施した画像データに基づき、ベルトプラテン46により搬送される用紙Pにインクを吐出して画像を印刷するようヘッドユニット51のインクジェットヘッド53を制御する。
ここで、片面印刷の場合、給紙部3において、外部給紙台21、第1及び第2内部給紙台23,24のいずれかから未印刷の用紙Pが順次繰り出され、ベルトプラテン46において所定の紙間で各用紙Pが搬送されるようなタイミングで順次給紙される。給紙された用紙Pは、ベルトプラテン46において所定の印刷搬送速度で搬送されつつ、インクジェットヘッド53から吐出されるインクにより印刷される。印刷された用紙Pは、排紙部7により排紙される。
排紙先が後処理装置である場合、印刷済みの用紙Pは、切替部71,72により第1排紙経路RD1へ導かれる。そして、用紙Pは、第1及び第2後処理排紙ローラ対75,76により後処理装置へ排紙される。排紙先が排紙台86である場合、印刷済みの用紙Pは、切替部71,72により第2排紙経路RD2へ導かれる。そして、用紙Pは、第1〜第3排紙台排紙ローラ対78〜80により排紙台86へ排紙される。
両面印刷の場合、給紙部3により、片面印刷時の給紙タイミングに対して、各用紙Pの給紙タイミング間の時間が2倍となるタイミングで未印刷の用紙Pが順次給紙される。給紙された用紙Pは、片面印刷時と同様に、ベルトプラテン46により搬送されつつ印刷される。
片面印刷後の用紙Pは、切替部71により循環経路RCに導かれ、第1及び第2中間搬送ローラ対56,57によりスイッチバックローラ対59へ搬送される。スイッチバックローラ対59に到達すると、用紙Pは、スイッチバックローラ対59によりスイッチバックされる。次いで、用紙Pは、第1〜第3水平搬送ローラ対61〜63及び上昇搬送ローラ対65により縦搬送ローラ対33へ搬送される。そして、用紙Pは、縦搬送ローラ対33及びレジストローラ対35によりベルトプラテン46に再給紙される。
ここで、片面印刷後の用紙Pは、順次給紙される未印刷の用紙Pと交互にベルトプラテン46に送られるようなタイミングで再給紙される。上述のように、両面印刷では、片面印刷の場合の給紙タイミングに対して、各用紙Pの給紙タイミング間の時間が2倍である。このため、未印刷の用紙Pの間に片面印刷後の用紙Pを挿入し、未印刷の用紙Pの給紙と交互に片面印刷後の用紙Pを再給紙することが可能になっている。
片面印刷後の用紙Pは、スイッチバックローラ対59によりスイッチバックされた後、未印刷面を上向きにしてベルトプラテン46へ送られる。片面印刷後の用紙Pは、ベルトプラテン46により搬送されつつ未印刷面に印刷される。そして、両面印刷済みの用紙Pは、排紙部7により後処理装置又は排紙台86へ排紙される。
上述のように、両面印刷では、未印刷の用紙Pの給紙と交互に片面印刷後の用紙Pの再給紙が行われることで、ベルトプラテン46上で、未印刷の用紙Pの一方の面への印刷と、片面印刷後の用紙Pの未印刷面への印刷とが交互に行われる。これにより、片面印刷時と同等の片面あたりの生産性で両面印刷が行われる。
搬送経路において用紙Pのジャムが発生したことは、用紙センサ37〜40,48,67〜70,82〜85の少なくともいずれかにおいて、用紙Pの検出タイミングとその理論値との誤差が閾値以上となった場合、制御部16が、ジャムが発生したと判断する。
用紙Pがスイッチバック経路RCaにおいてスイッチバックされる過程でジャムが発生した場合では、制御部16は、特に用紙センサ68,69による用紙Pの検出タイミングに基づき、開閉扉11によって開放される領域に用紙Pがあるか否かを判断することができる。
そして、制御部16は、用紙Pの搬送を停止させる。具体的には、制御部16は、給紙部3、ベルトプラテン搬送部4、循環搬送部6、及び排紙部7の動作を停止させる。
用紙Pの搬送が停止すると、制御部16は、ジャム解除画面(図示せず)を表示部91に表示させる。ジャム解除画面は、搬送経路上に残留している用紙Pを除去するようユーザに通知する画面である。ジャム解除画面により、開閉扉11や他の部位に配置される開閉扉のうち必要なものを開いて用紙Pを除去するよう指示される。ユーザは、ジャム解除画面を見て、搬送経路上に残留している用紙Pを除去するジャム解除の作業を行う。
ここで、ジャム発生時点において、第2中間搬送ローラ対57及びスイッチバックローラ対59のうち少なくとも一方のみにニップされている用紙Pがある場合、この時点で図5及び図7に示すように開閉扉11が開放位置C2に開くと、用紙P(第1の用紙P1,第2の用紙P2)は、ニップが解除されスイッチバック経路RCaに沿って落下する。しかしながら、用紙Pが上述の支持部材8によって支持されるため、ユーザは、支持部材8によって支持された用紙Pを開閉扉11から取り除くことができる。
なお、支持部材8は、用紙Pの搬送中に常に所定の支持位置(第1の支持位置S1,第2の支持位置S2)になくともよく、制御部16が、開閉扉11によって開放される領域で用紙Pにジャムが発生したと判断した場合に、支持部材8を支持位置に移動させるように支持部材用モータ9を制御してもよい。或いは、制御部16は、開閉扉11が開放位置C2に開いた場合に、支持部材8を支持位置に移動させるように支持部材用モータ9を制御してもよい。
例えば、制御部16は、支持部材8を、上記の領域でジャムが発生すると判断するまで或いは開閉扉11が開放位置C2に開いたと判断するまでは、循環経路RCにおいて搬送されうる用紙Pのうち最も搬送方向D1,D2における長さが長い用紙P(例えば第2の用紙P2)に接触しない位置(例えば第2の支持位置S2)で待機させ、上記の領域でジャムが発生した場合或いは開閉扉11が開放位置C2に開いた場合に、用紙Pをスイッチバックさせる方向である第2の搬送方向D2側へ所定の支持位置(例えば第1の支持位置S1)に移動させてもよい。なお、開閉扉11が開放位置C2に開いたことは、例えば、センサによって検知することができるため、このセンサの出力信号に基づき、制御部16によって、開閉扉11が開放位置C2に開いたと判断することができる。
図8及び図9は、本実施の形態の変形例における、支持部材8による用紙Pの持ち上げ動作を説明するための説明図である。
制御部16は、開閉扉11が開放位置C2に開いたと判断した場合に、支持部8を、図8に示す第1の支持位置S1から第2の搬送方向D2側へ、上方に位置する図9に示す上昇位置S3に移動させることで第1の用紙P1(用紙P)を持ち上げるように支持部材用モータ9を制御してもよい。これにより、ユーザが第1の用紙P1を取り除きやすくすることができる。
なお、制御部16は、第1の用紙P1を持ち上げる前に、支持部材8を所定の支持位置(例えば第1の支持位置S1)ではなく、循環経路RCにおいて搬送されうる用紙Pのうち最も搬送方向D1,D2における長さが長い用紙P(例えば第2の用紙P2)に接触しない位置(例えば第2の支持位置S2)で待機させ、開閉扉11が開放位置C2に開いた場合に第2の搬送方向D2側へ上昇位置S3に移動させてもよい。この場合、上昇位置S3や、この上昇位置S3に移動する過程で第1の用紙P1を支持する位置が、上述の支持位置として機能する。
以上説明した本実施の形態では、画像形成装置1は、搬送経路と、スイッチバックローラ対59と、開閉扉11と、支持部材8と、を備える。搬送経路は、媒体の一例である用紙Pの表裏を反転させるための循環経路RC(スイッチバック経路RCa)を含む。スイッチバックローラ対59は、循環経路RCにおいて、用紙Pを第1の搬送方向D1にニップしつつ搬送するとともに、用紙Pをスイッチバックし第2の搬送方向D2にニップしつつ搬送する。開閉扉11は、第2のスイッチバックローラ59bが取り付けられ、循環経路RCを外部に開放し第2のスイッチバックローラ59bを第1のスイッチバックローラ59aから離隔させる開放位置C2と、循環経路RCを閉鎖し第2のスイッチバックローラ59bを第1のスイッチバックローラ59aに接近させる閉鎖位置C1とに開閉する。支持部材8は、スイッチバックローラ対59により第1の搬送方向D1から第2の搬送方向D2へ搬送方向が切り替えられるスイッチバック位置における用紙P(第1の用紙P1,第2の用紙P2)よりも第1の搬送方向D1側の支持位置S1,S2を含む複数の位置に移動可能であり、開閉扉11が開放位置C2に開くことでスイッチバックローラ対59によりニップされなくなる用紙Pを支持位置S1,S2において支持する。そのため、開閉扉11が開放位置C2に開くことでニップされなくなる用紙Pが、開閉扉11から取り除くことができない位置まで循環経路RCにおいて落下するのを防ぐことができる。また、支持部材8がスイッチバック位置における用紙Pよりも第1の搬送方向D1側に位置し、用紙Pの第1の搬送方向D1における先端を支持するため、用紙Pが挟持された状態で支持される場合と比較して、挟持力が弱すぎることに起因する用紙Pの落下や挟持力が強すぎることによる用紙Pの破損を防ぐことができるとともに、例えば折り返し部分を有する封筒などの媒体が支持部材に引っ掛かること及びこの引っ掛かりに起因して媒体を取り除く際に支持部材が破損することを防ぐことができる。よって、本実施の形態によればスイッチバックされる過程でジャムが発生した媒体を破損させずに且つ容易に取り除くことができる。
また、本実施の形態では、画像形成装置1は、支持部材8を移動させる駆動部の一例である支持部材用モータ9と、この支持部材用モータ9を制御する制御部16と、を備え、制御部16は、用紙Pのサイズ情報に基づき、支持部材8を複数の支持位置S1,S2のいずれかに移動させるように支持部材用モータ9を制御する。そのため、制御部16は、スイッチバック位置における用紙Pよりも第1の搬送方向D1側の支持部材8の支持位置S1,S2を、サイズ情報に基づき、スイッチバック位置における用紙Pに近接する位置に調整することができる。これにより、支持位置S1,S2における支持部材8とスイッチバック位置における用紙Pとの間隔を短くし、ニップが解除された用紙Pが循環経路RCに沿って落下する距離を短くすることができる。そのため、開閉扉11が開放位置C2に開いた状態でユーザが用紙Pを取り除きやすくなる。したがって、より一層容易に媒体を取り除くことができる。更には、支持部材8の支持位置S1,S2をスイッチバック位置における用紙Pに近接させることで、用紙Pが循環経路RCに沿って落下する際の支持部材8との衝突による衝撃を緩和することができる。更には、例えば、第1の用紙P1、第2の用紙P2などのサイズが異なる複数の用紙Pが混在して搬送される場合にも、各用紙を支持するのに適した位置(例えば、各用紙のスイッチバック位置に近接した位置)に支持部材8を移動させることができる。
また、本実施の形態では、制御部16は、循環経路RCのうち開閉扉11によって開放される領域で用紙Pにジャムが発生した場合及び開閉扉11が開放位置C2に開いた場合のうち少なくとも一方の場合に、支持部材8を第2の搬送方向D2側へ移動させるように支持部材用モータ9を制御する。そのため、制御部16は、支持部材8を、上記の領域でジャムが発生するまで或いは開閉扉11が開放位置C2に開くまでは、循環経路RCにおいて搬送されうる用紙Pのうち最も搬送方向D1,D2における長さが長い用紙P(例えば第2の用紙P2)に接触しない位置(例えば第2の支持位置S2)で待機させ、上記の領域でジャムが発生した場合に支持位置(例えば第1の支持位置S1)に移動させることができる。これにより、制御部16は、支持部材8を、スイッチバック位置における用紙Pに近接する位置に移動させることができるため、上述のように、開閉扉11が開放位置C2に開いた状態でユーザが用紙Pを取り除きやすくなる。したがって、より一層容易に媒体を取り除くことができる。
また、本実施の形態の図8及び図9に示す変形例では、制御部16は、開閉扉11が開放位置C2に開いた場合に、支持部材8を第2の搬送方向D2側へ移動させることで用紙Pを持ち上げるように支持部材用モータ9を制御する。そのため、支持部材8が用紙Pの循環経路RCからの排出を促すことで、ユーザが用紙Pを取り除きやすくなる。したがって、より一層容易に媒体を取り除くことができる。
なお、本発明は、上述の実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階でその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上述の実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素を適宜組み合わせてもよい。このような、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることはもちろんである。以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
媒体の表裏を反転させるための循環経路を含む搬送経路と、
前記循環経路において、前記媒体を第1の搬送方向にニップしつつ搬送するとともに、前記媒体をスイッチバックし第2の搬送方向にニップしつつ搬送する第1のスイッチバックローラ及び第2のスイッチバックローラと、
前記第2のスイッチバックローラが取り付けられ、前記循環経路を外部に開放し前記第2のスイッチバックローラを前記第1のスイッチバックローラから離隔させる開放位置と、前記循環経路を閉鎖し前記第2のスイッチバックローラを前記第1のスイッチバックローラに接近させる閉鎖位置とに開閉する開閉扉と、
前記第1のスイッチバックローラ及び前記第2のスイッチバックローラにより前記第1の搬送方向から前記第2の搬送方向へ搬送方向が切り替えられるスイッチバック位置における前記媒体よりも前記第1の搬送方向側の支持位置を含む複数の位置に移動可能であり、前記開閉扉が前記開放位置に開くことで前記第1のスイッチバックローラ及び前記第2のスイッチバックローラによりニップされなくなる前記媒体を前記支持位置において支持する支持部材と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
[付記2]
前記支持部材を移動させる駆動部と、
前記駆動部を制御する制御部と、を更に備え、
前記制御部は、前記媒体のサイズ情報に基づき、前記支持部材を複数の前記支持位置のいずれかに移動させるように前記駆動部を制御する、
ことを特徴とする付記1記載の画像形成装置。
[付記3]
前記支持部材を移動させる駆動部と、
前記駆動部を制御する制御部と、を更に備え、
前記制御部は、前記循環経路のうち前記開閉扉によって開放される領域で前記媒体にジャムが発生した場合及び前記開閉扉が前記開放位置に開いた場合のうち少なくとも一方の場合に、前記支持部材を前記第2の搬送方向側へ移動させるように前記駆動部を制御する、
ことを特徴とする付記1記載の画像形成装置。
1 画像形成装置
6 循環搬送部
8 支持部材
8a 先端当接部
8b 基端部
9 支持部材用モータ
9a ギア
10 回動機構
10a ギア
10b 回動軸
11 開閉扉
11a 扉下部
11b 扉上部
16 制御部
57 第2中間搬送ローラ対
59 スイッチバックローラ対
59a 第1のスイッチバックローラ
59b 第2のスイッチバックローラ
60 反転モータ
61 第1水平搬送ローラ対
RC 循環経路
RCa スイッチバック経路

Claims (3)

  1. 媒体の表裏を反転させるための循環経路を含む搬送経路と、
    前記循環経路において、前記媒体を第1の搬送方向にニップしつつ搬送するとともに、前記媒体をスイッチバックし第2の搬送方向にニップしつつ搬送する第1のスイッチバックローラ及び第2のスイッチバックローラと、
    前記第2のスイッチバックローラが取り付けられ、前記循環経路を外部に開放し前記第2のスイッチバックローラを前記第1のスイッチバックローラから離隔させる開放位置と、前記循環経路を閉鎖し前記第2のスイッチバックローラを前記第1のスイッチバックローラに接近させる閉鎖位置とに開閉する開閉扉と、
    前記第1のスイッチバックローラ及び前記第2のスイッチバックローラにより前記第1の搬送方向から前記第2の搬送方向へ搬送方向が切り替えられるスイッチバック位置における前記媒体よりも前記第1の搬送方向側の支持位置を含む複数の位置に移動可能であり、前記開閉扉が前記開放位置に開くことで前記第1のスイッチバックローラ及び前記第2のスイッチバックローラによりニップされなくなる前記媒体を前記支持位置において支持する支持部材と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記支持部材を移動させる駆動部と、
    前記駆動部を制御する制御部と、を更に備え、
    前記制御部は、前記媒体のサイズ情報に基づき、前記支持部材を複数の前記支持位置のいずれかに移動させるように前記駆動部を制御する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記支持部材を移動させる駆動部と、
    前記駆動部を制御する制御部と、を更に備え、
    前記制御部は、前記循環経路のうち前記開閉扉によって開放される領域で前記媒体にジャムが発生した場合及び前記開閉扉が前記開放位置に開いた場合のうち少なくとも一方の場合に、前記支持部材を前記第2の搬送方向側へ移動させるように前記駆動部を制御する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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