JP2019010766A - 構造体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】インサート部材と樹脂シートの間に空気が混入することを低減することができる構造体の製造方法を提供する。【解決手段】本発明によれば、垂下工程と、賦形工程と、インサート工程と、型締め工程を備え、前記垂下工程では、第1及び第2金型の間に第1及び第2樹脂シートを垂下させ、前記賦形工程では、第1樹脂シートを第1金型のキャビティの内面に沿った形状に賦形し、前記インサート工程では、インサート部材を湾曲させた状態で前記インサート部材の一部を第1樹脂シートに固着させ、前記型締め工程では、第1及び第2金型を型締めする、構造体の製造方法が提供される。【選択図】図8

Description

本発明は、構造体の製造方法に関する。
特許文献1には、発泡樹脂基材と、発泡樹脂基材の内面にインサートされたインサート部材により形成される自動車用内装部品が開示されている。ここで、特許文献1では、発泡樹脂基材の溶着面にインサート部材を溶着し、上下金型の型締め圧によりインサート部材を発泡樹脂基材の裏面に固着することにより、かかる自動車用内装部品が製造される。
特開2006−272890号公報
しかし、インサート部材を樹脂基材に固着する際に、両部材の面同士が接触する態様では位置合わせに高い精度が求められる。これにより、位置合わせがわずかにずれた場合には、両部材の面の間に空気が混入し、完成品の精度が低下する場合がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、インサート部材と樹脂シートの間に空気が混入することを低減することができる構造体の製造方法を提供するものである。
本発明によれば、垂下工程と、賦形工程と、インサート工程と、型締め工程を備え、前記垂下工程では、第1及び第2金型の間に第1及び第2樹脂シートを垂下させ、前記賦形工程では、第1樹脂シートを第1金型のキャビティの内面に沿った形状に賦形し、前記インサート工程では、インサート部材を湾曲させた状態で前記インサート部材の一部を第1樹脂シートに固着させ、前記型締め工程では、第1及び第2金型を型締めする、構造体の製造方法が提供される。
本発明に係る構造体は、垂下工程と、賦形工程と、インサート工程と、型締め工程を備える。インサート工程では、インサート部材を湾曲させた状態でインサート部材の一部を第1樹脂シートに固着させる。これにより、インサート部材と第1樹脂シートが面で接触することがなく、インサート部材と第1樹脂シートの間に空気が混入することを低減することができる。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記インサート部材は、第1金型側が凸面となるように湾曲される。
好ましくは、第1金型のキャビティは、凹部を備え、前記インサート部材は、凸部を備え、前記インサート部材は、前記凸部が前記凹部内に配置されるように、第1樹脂シートに固着される。
好ましくは、前記凸部は、前記凹部と略相補形状である。
好ましくは、前記凹部は、前記凹部の底に向かって前記凹部の断面積が狭くなるように傾斜する傾斜面を備える。
好ましくは、前記インサート部材は、傾斜面を備え、前記インサート部材の傾斜面は、前記インサート部材を湾曲させていない状態で前記凹部の傾斜面に平行であり、前記インサート部材は、前記インサート部材の傾斜面が前記凹部の傾斜面に非平行になるように湾曲される。
好ましくは、前記インサート部材は、基体、第1アーム及び第2アームを備え、前記凸部は、前記基体に設けられ、第1及び第2アームはそれぞれ、ヒンジ部を介して前記基体に連結されており、前記インサート部材は、第1及び第2アームが第1金型から離れるように第1及び第2アームを回動させることによって湾曲される。
好ましくは、前記インサート部材は、湾曲治具を用いて湾曲され、前記湾曲治具は、基体支持部、第1アーム支持部及び第2アーム支持部を備え、前記インサート部材を湾曲させる際に、前記基体支持部、第1アーム支持部及び第2アーム支持部がそれぞれ基体、第1アーム及び第2アームを支持し、前記インサート部材は、前記基体支持部で前記基体を支持した状態で第1及び第2アーム支持部を回動させることによって湾曲される。
好ましくは、前記基体支持部、第1アーム支持部及び第2アーム支持部は、それぞれ、基体、第1アーム及び第2アームを第2金型側から吸着する吸着部を備える。
本発明の一実施形態の構造体30の前面斜視図である。 本発明の一実施形態の構造体30の背面斜視図である。 本発明の一実施形態の構造体30の平面図である。 構造体30の製造方法で利用可能な成形機1の一例を示す図である。 垂下工程を表す図であり、第1及び第2金型21,22と、第1及び第2樹脂シート23a,bの近傍の拡大断面図である。 図5の状態から第1及び第2樹脂シート23a,bを第1及び第2金型21,22の一部に当接させた様子を表す図である。 賦形工程を表す図であり、図6の状態から第1及び第2樹脂シート23a,bを減圧吸引した様子を表す図である。 インサート部材34を第1金型21側が凸面となるように湾曲させた様子を表す図である。 インサート工程を表す図であり、インサート部材34を湾曲させた状態で第1樹脂シート23aに固着させた様子を表す図である。 本発明の一実施形態の湾曲治具40の前面斜視図である。 本発明の一実施形態の湾曲治具40の、図10の反対側から見た前面斜視図である。 本発明の一実施形態の湾曲治具40の背面斜視図である。 湾曲治具40の第1及び第2アーム支持部43a,43bを回動させた様子を表す図である。 第1及び第2アーム支持部43a,43bの回動前後における位置関係を表す図である。 図14の側面図である。 湾曲治具40にインサート部材34を取り付けた様子を表す前面斜視図である。ここで、視認性の向上のため、湾曲治具40のうち、フレーム41及びアーム取付部42を省略している。以下、図17〜図20についても同様である。 湾曲治具40にインサート部材34を取り付けた様子を表す背面斜視図である。 図16の状態から第1及び第2アーム支持部43a,43bを回動させ、インサート部材34を湾曲させた様子を表す前面斜視図である。 図18の背面斜視図である。 第1及び第2アーム支持部43a,43bの回動前後における、インサート部材34及び第1及び第2アーム支持部43a,43bの位置関係を表す背面斜視図である。 図9の状態から、インサート部材34の湾曲を解除した様子を表す図である。 型締工程を表す図であり、第1及び第2金型21,22を型締めした状態を表す断面図である。 構造体30の平面断面図である。 構造体30の前後斜視図である。この状態の構造体30を湾曲させ、図1に示す形状となる。 構造体30の背面斜視図である。この状態の構造体30を湾曲させ、図2に示す形状となる。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴事項について独立して発明が成立する。
1.構造体30
図1〜図3に示すように、本発明の一実施形態の構造体30は、基体36、第1アーム37及び第2アーム38により構成される。第1アーム37及び第2アーム38はそれぞれ、ヒンジ部35を介して基体36に連結されている。
構造体30は、図1及び図23に示すように、後述の第1及び第2樹脂シート23a,23bにより形成された内面31及び外面32によりインサート部材34が覆われている。内面31と外面32は、連結面33により連結される。ここで、インサート部材34の材質は特に限定されないが、発泡体であることが好ましい。
かかる構造体30の上下に他の部材を組み合わせることにより、クーラーボックス等の容器として利用することができる。
2.成形機1の構成
次に、図4〜図9、図21及び図22を用いて、本発明の一実施形態の構造体30の製造方法の実施に利用可能な成形機1について説明する。成形機1は、樹脂供給装置2と、Tダイ18と、第1及び第2金型21,22を備える。樹脂供給装置2は、ホッパー12と、押出機13と、アキュームレータ17を備える。押出機13とアキュームレータ17は、連結管25を介して連結される。アキュームレータ17とTダイ18は、連結管27を介して連結される。以下、各構成について詳細に説明する。
<ホッパー12,押出機13>
ホッパー12は、原料樹脂11を押出機13のシリンダ13a内に投入するために用いられる。原料樹脂11の形態は、特に限定されないが、通常は、ペレット状である。原料樹脂は、例えばポリオレフィンなどの熱可塑性樹脂であり、ポリオレフィンとしては、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体及びその混合物などが挙げられる。原料樹脂11は、ホッパー12からシリンダ13a内に投入された後、シリンダ13a内で加熱されることによって溶融されて溶融樹脂になる。また、シリンダ13a内に配置されたスクリューの回転によってシリンダ13aの先端に向けて搬送される。スクリューは、シリンダ13a内に配置され、その回転によって溶融樹脂を混練しながら搬送する。スクリューの基端にはギア装置が設けられており、ギア装置によってスクリューが回転駆動される。シリンダ13a内に配置されるスクリューの数は、1本でもよく、2本以上であってもよい。
<アキュームレータ17、Tダイ18>
原料樹脂と発泡剤が溶融混練されてなる発泡樹脂は、シリンダ13aの樹脂押出口から押し出され、連結管25を通じてアキュームレータ17内に注入される。アキュームレータ17は、シリンダ17aとその内部で摺動可能なピストン17bを備えており、シリンダ17a内に溶融樹脂11aが貯留可能になっている。そして、シリンダ17a内に発泡樹脂が所定量貯留された後にピストン17bを移動させることによって、連結管27を通じて発泡樹脂をTダイ18内に設けられたスリットから押し出して垂下させて第1及び第2樹脂シート23a,23bを形成する。
<第1及び第2金型21,22>
第1及び第2樹脂シート23a,23bは、第1及び第2金型21,22間に導かれる。図5に示すように、第1金型21には、多数の減圧吸引孔(不図示)が設けられており、第1樹脂シート23aを減圧吸引して第1金型21のキャビティ21bに沿った形状に賦形することが可能になっている。キャビティ21bは、凹部21c及び凸部21eを有する形状になっており、凹部21c及び凸部21eを取り囲むようにピンチオフ部21dが設けられている。また、凹部21cは、凹部21cの底に向かって凹部21cの断面積が狭くなるように傾斜する傾斜面21csを備える。第2金型22には、多数の減圧吸引孔(不図示)が設けられており、第2樹脂シート23bを減圧吸引して第2金型22のキャビティ22bに沿った形状に賦形することが可能になっている。キャビティ22bは、凸部22c及び凹部22eを有する形状になっており、凸部22c及び凹部22eを取り囲むようにピンチオフ部21dが設けられている。
3.構造体30の製造方法
ここで、図4〜図9、図21及び図22を用いて、本発明の一実施形態の構造体30の製造方法について説明する。本実施形態の方法は、垂下工程と、賦形工程と、インサート工程と、型締め工程を備える。以下、詳細に説明する。
3.1 垂下工程
垂下工程では、図5に示すように、インサート部材34を、第1及び第2金型21,22間に配置する。ここで、本実施形態では、インサート部材34は、基体36、第1アーム37及び第2アーム38により構成される。第1アーム37及び第2アーム38はそれぞれ、ヒンジ部35を介して基体36に連結されている。また、インサート部材34は、傾斜面39を備える。本実施形態では、インサート部材34の傾斜面39は、インサート部材34を湾曲させていない状態で凹部21cの傾斜面21csに平行である。また、インサート部材34は凸部36cを備える。本実施形態では、凸部36cは基体36に設けられる。ここで、凸部36cは、凹部21cと略相補形状である。
そして、第1及び第2金型21,22間に、溶融状態の発泡樹脂をTダイ18のスリットから押し出して垂下させて形成した第1及び第2樹脂シート23a,23bを垂下する。本実施形態では、Tダイ18から押し出された第1及び第2樹脂シート23a,23bをそのまま使用するダイレクト真空成形が行われるので、第1及び第2樹脂シート23a,23bは、成形前に室温にまで冷却されて固化されることがなく、固化された第1及び第2樹脂シート23a,23bが成形前に加熱されることもない。ここで、図5では、垂下工程中において、第1及び第2樹脂シート23a,23bの間にインサート部材34を図示しているが、垂下工程では、インサート部材34を他の場所に待機させておいてもよい。
3.2 賦形工程
次に、図6及び図7に示すように、第1及び第2樹脂シート23a,23bをそれぞれ第1及び第2金型21,22の一部に当接させた後、第1及び第2金型21,22の両方によって第1及び第2樹脂シート23a,23bを減圧吸引して第1及び第2金型21,22のキャビティ21bに沿った形状に賦形する。
3.3 インサート工程
次に、図8に示すように、インサート部材34を湾曲させる。ここで、本実施形態では、インサート部材34は、第1金型21側が凸面(凸部36cにより形成される凸面)となるように湾曲される。図8の例では、インサート部材34は、インサート部材34の傾斜面39が凹部21cの傾斜面21csに非平行になるように湾曲される。また、他の表現では、インサート部材34は、第1アーム37及び第2アーム38が第1金型21から離れるように第1アーム37及び第2アーム38を回動させることによって湾曲される。
インサート部材34を湾曲させた状態で、インサート部材34の一部を第1樹脂シート23aに固着させる。このとき、インサート部材34は、凸部36cが凹部21c内に配置されるように、第1樹脂シート23aに固着される。ここで、本実施形態では、固着とは、溶融状態の樹脂と他の樹脂(発泡体)が溶着することを含む。
ここで、本実施形態では、側面視において、凹部21cの幅よりも凸部36cの凸面の幅が小さくなるようにインサート部材34が湾曲されるので、傾斜面21csと傾斜面39の角が接触することを低減することができる。
<湾曲治具40>
ここで、図10〜図20を用いて、インサート工程におけるインサート部材34を湾曲する湾曲治具40について説明する。
図10〜図12に示すように、湾曲治具40は、基体支持部44、第1アーム支持部43a及び第2アーム支持部43bを備える。基体支持部44、第1アーム支持部43a及び第2アーム支持部43bはそれぞれ、L字型の形状であり、基体36、第1アーム37及び第2アーム38を第2金型22側から吸着する吸着部45を備える。また、第1アーム支持部43a及び第2アーム支持部43bは別部材であり、第1アーム支持部43a同士、の第2アーム支持部43b同士は互いに対向するように延在している。このように、第1アーム支持部43a及び第2アーム支持部43bを別部材とすることにより、それぞれの回転がわずかにずれた場合でも、回転のずれを吸収できるので、回転軸がぶれることを低減できる。吸着部45の構成は特に限定されないが、例えば不図示の減圧装置を用いて基体36、第1アーム37及び第2アーム38を吸着することができる。そして、インサート部材34を湾曲させる際に、基体支持部44、第1アーム支持部43a及び第2アーム支持部43bがそれぞれ基体36、第1アーム37及び第2アーム38を支持する。
基体支持部44、第1アーム支持部43a及び第2アーム支持部43bはそれぞれ、アーム取付部42に取り付けられる。ここで、第1アーム支持部43a及び第2アーム支持部43bは、回転部材46を介してアーム取付部42に取り付けられる。回転部材46は、不図示のモーターにより回転可能に構成され、これにより、第1アーム支持部43a及び第2アーム支持部43bが回動する。アーム取付部42は、正面視においてH字形状のフレーム41に取り付けられる。
図13は第1アーム支持部43a及び第2アーム支持部43bを回動させた状態である。図14及び図15に示すように、第1アーム支持部43a及び第2アーム支持部43bはL字形状となっているため、回転部材46により回動されることで、側面視における上下方向において吸着部45が互いに近接し、側面視における前後方向において吸着部45が第1金型21に接近するように移動する。
図16及び図17は、湾曲治具40にインサート部材34を取り付けた状態を表す斜視図である。ここで、図16以降において、視認性の向上のため、フレーム41及びアーム取付部42は図示を省略している。
図17に示すように、基体支持部44、第1アーム支持部43a及び第2アーム支持部43bに設けられた吸着部45により、インサート部材34の基体36、第1アーム37及び第2アーム38が第2金型22側から吸着される。
そして、図18に示すように、インサート部材34は、基体支持部44で基体36を支持した状態で第1アーム支持部43a及び第2アーム支持部43bを回動させることによって湾曲される。図19は、湾曲前後におけるインサート部材34及び第1及び第2アーム支持部43a,43bの位置関係を表す背面斜視図である。このように、本実施形態では、インサート部材34は、湾曲治具40を用いて湾曲される。なお、視認性の向上のため、図4〜図9及び図21において、湾曲治具40の図示を省略している。
次に、図21に示すように、湾曲治具40をインサート部材34から取り外し、インサート部材34の湾曲を解除することにより、インサート部材34の凸部36c以外の箇所を第1樹脂シート23aに固着させる。このように、まずインサート部材34の凸部36cを凹部21c内に配置し、凸部36cの凸面を第1樹脂シート23aに固着させることにより、インサート部材34と第1樹脂シート23aの位置合わせが容易になる。そして、インサート部材34の湾曲を解除し、凸部36c以外の箇所を第1樹脂シート23aと固着することで、インサート部材34と第1樹脂シート23aの間に空気が混入することを低減することができる。ここで、湾曲を解除した後に、インサート部材34を第1金型21に押し付ける工程があってもよい。これにより、インサート部材34と1樹脂シート23aをより強固に固着することができる。
3.4 型締工程
この工程では、図22に示すように、第1及び第2金型21,22を型締めする。かかる型締めにより、第1樹脂シート23aが内面31に、第2樹脂シート23bが外面32となる。そして、第1及び第2金型21,22のキャビティ21b,22bに沿った形状の成形体が得られる。そして、第1及び第2金型21,22から成形体を取り出し、バリ26を除去することによって、図23に示される構造体30が得られる。
図24及び図25は、上記の工程を経て完成した構造体30である。この状態の構造体30を、ヒンジ部35を境に第1アーム37及び第2アーム38を基体36に対して湾曲させることにより、図1〜図3に示される状態となる。
<変形例>
図8、図9及び図21に示される態様とは逆に、まず、第2金型22の凸部22c側にインサート部材34の一部を固着させ、第1アーム37及び第2アーム38を狭めることにより、インサート部材34を第2金型22にインサートしてから、第1及び第2金型21,22を片締めしてもよい。
<その他>
本発明は、以下の態様でも実施可能である。
・ヒンジ部35を形成するために、型締工程において第2金型22によりヒンジ部35を構成する第2樹脂シート23bをコンプレッションする。
・ヒンジ部35を形成するために、型締工程後の構造体30に切り込みを入れる。
・基体36、第1アーム37及び第2アーム38をそれぞれ別部材で構成する。
1 :成形機
2 :樹脂供給装置
11 :原料樹脂
11a :溶融樹脂
12 :ホッパー
13 :押出機
13a :シリンダ
17 :アキュームレータ
17a :シリンダ
17b :ピストン
18 :Tダイ
21 :第1金型
21b :キャビティ
21c :凹部
21cs :傾斜面
21d :ピンチオフ部
21e :凸部
22 :第2金型
22b :キャビティ
22c :凸部
22e :凹部
23a :第1樹脂シート
23b :第2樹脂シート
25 :連結管
26 :バリ
27 :連結管
30 :構造体
31 :内面
32 :外面
33 :連結面
34 :インサート部材
35 :ヒンジ部
36 :基体
36c :凸部
37 :第1アーム
38 :第2アーム
39 :傾斜面
40 :湾曲治具
41 :フレーム
42 :アーム取付部
43a :第1アーム支持部
43b :第2アーム支持部
44 :基体支持部
45 :吸着部
46 :回転部材

Claims (9)

  1. 垂下工程と、賦形工程と、インサート工程と、型締め工程を備え、
    前記垂下工程では、第1及び第2金型の間に第1及び第2樹脂シートを垂下させ、
    前記賦形工程では、第1樹脂シートを第1金型のキャビティの内面に沿った形状に賦形し、
    前記インサート工程では、インサート部材を湾曲させた状態で前記インサート部材の一部を第1樹脂シートに固着させ、
    前記型締め工程では、第1及び第2金型を型締めする、
    構造体の製造方法。
  2. 前記インサート部材は、第1金型側が凸面となるように湾曲される、
    請求項1に記載の構造体の製造方法。
  3. 第1金型のキャビティは、凹部を備え、
    前記インサート部材は、凸部を備え、
    前記インサート部材は、前記凸部が前記凹部内に配置されるように、第1樹脂シートに固着される、請求項1又は請求項2に記載の方法。
  4. 前記凸部は、前記凹部と略相補形状である、請求項3に記載の方法。
  5. 前記凹部は、前記凹部の底に向かって前記凹部の断面積が狭くなるように傾斜する傾斜面を備える、請求項3又は請求項4に記載の方法。
  6. 前記インサート部材は、傾斜面を備え、
    前記インサート部材の傾斜面は、前記インサート部材を湾曲させていない状態で前記凹部の傾斜面に平行であり、
    前記インサート部材は、前記インサート部材の傾斜面が前記凹部の傾斜面に非平行になるように湾曲される、請求項3〜請求項5の何れか1つに記載の方法。
  7. 前記インサート部材は、基体、第1アーム及び第2アームを備え、
    前記凸部は、前記基体に設けられ、
    第1及び第2アームはそれぞれ、ヒンジ部を介して前記基体に連結されており、
    前記インサート部材は、第1及び第2アームが第1金型から離れるように第1及び第2アームを回動させることによって湾曲される、請求項3〜請求項6の何れか1つに記載の方法。
  8. 前記インサート部材は、湾曲治具を用いて湾曲され、
    前記湾曲治具は、基体支持部、第1アーム支持部及び第2アーム支持部を備え、
    前記インサート部材を湾曲させる際に、前記基体支持部、第1アーム支持部及び第2アーム支持部がそれぞれ基体、第1アーム及び第2アームを支持し、
    前記インサート部材は、前記基体支持部で前記基体を支持した状態で第1及び第2アーム支持部を回動させることによって湾曲される、請求項7に記載の方法。
  9. 前記基体支持部、第1アーム支持部及び第2アーム支持部は、それぞれ、基体、第1アーム及び第2アームを第2金型側から吸着する吸着部を備える、請求項8に記載の方法。
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