JP2014079901A - 樹脂製サンドイッチパネルおよび樹脂製サンドイッチパネルの製造方法 - Google Patents

樹脂製サンドイッチパネルおよび樹脂製サンドイッチパネルの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】インサートを強固に固定しつつ、軽量性および高剛性を維持可能な樹脂製サンドイッチパネルおよび樹脂製サンドイッチパネルの製造方法を提供する。
【解決手段】樹脂製表皮材シート12A、12Bと、面接着される樹脂製芯材とを有するサンドイッチパネルにおいて、樹脂製表皮材シートの少なくとも一方の外表面には、凹陥部44が設けられ、該凹陥部を構成する一方の樹脂製表皮材シートの外表面の部分に密着する形態で、一方のシートの外表面に対して外側から挿入されるインサート40が設けられ、前記樹脂製芯材の前記一方の樹脂製表皮材シートに向かう表面には、該インサートの対応する位置に、凹部が設けられ、樹脂製表皮材シートの内表面の部分は、前記樹脂製芯材13の前記凹部に接合され、前記インサートは、前記凹陥部が前記樹脂製芯材に接合することにより、前記サンドイッチパネルに対して固定されることを特徴とする樹脂製サンドイッチパネル。
【選択図】図1

Description

本発明は、樹脂製サンドイッチパネルおよび樹脂製サンドイッチパネルの製造方法に関し、より詳細には、インサートを強固に固定しつつ、軽量性および高剛性を維持可能な樹脂製サンドイッチパネルおよび樹脂製サンドイッチパネルの製造方法に関する。
従来から、いわゆるサンドイッチパネルが、自動車、航空機等の輸送機械用、建材用、ベッドの床板用、電気機器のハウジング用、スポーツ・レジャー用等多用途に用いられてきた。
サンドイッチパネルは、2枚の表皮材シート、両表皮材シートとの間に介在する芯材とを有し、表皮材シート、芯材および表皮材シートの積層構造が基本的形態であるが、用途に応じてサンドイッチパネルに要求される機能が変わる。
たとえば、浴室に使用される内装パネルのように、外観上の美観が重視される反面、それほどの強度が要求されない場合には、外観を呈するおもて面側表皮材シートにさらに化粧材が貼り合わせられ、化粧材の表面性状あるいは全体成形形状が重視され、構造材としての用途の場合には、外観上の美観より強度が要求される。
この点、自動車、航空機等の輸送機械の内装材部品、特に車両用のカーゴフロアボード、デッキボード、リアパーセルシェルフ等は、燃費向上の観点から軽量化が要求されるとともに強度が要求されることから、両表皮材シートおよび芯材が樹脂製である樹脂製のサンドイッチパネルが多用されてきた。
より詳細には、たとえば樹脂製のサンドイッチパネルを自動車のカーゴフロアリッドとして利用する場合、単に外観上の美観だけでなく、カーゴフロアリッドに重量物の荷物を載置する用途に用いられることから、荷物の重量に耐える剛性(特に曲げ剛性)が必要である反面、燃費向上の観点から軽量化が要求され、高剛性および軽量化という両立させるのが困難な技術的課題を克服することが必要である。
そのため、このような用途に向けた樹脂製のサンドイッチパネルとして、表皮材シートとしては、ヤング率の高い硬い樹脂材料を採用し、一方芯材としては、嵩(芯材の厚み)をかせいで、両表皮材シートの間隔をなるべく広げることにより断面係数を増大させつつ、芯材自体としては、軽量化を図るために、たとえば発泡材料を採用したり、あるいは内部に中空部を設けたり、あるいは表面に多数の窪みを設けたりするものが採用されている。
このような樹脂製のサンドイッチパネルにおいて、芯材に空隙を設けて軽量化を達成するのに、たとえば特許文献1および特許文献2に開示されているように、樹脂を発泡させて内部に無数の気泡を設ける場合がある。
特許文献1および特許文献2は、自動車用のデッキボードあるいはフロアパネル等の内装材パネル向けのサンドイッチ構造体として共通であり、特許文献1は、分割金型の間に2条の溶融状態のパリソンを位置決めし、2条の溶融状態のパリソンの間に予め成形されたポリプロピレン等の発泡芯材を配置して、真空もしくは圧空により分割金型に押圧して成形する点を開示する。
特許文献2は、上下の分割金型において、予め成形された裏面側シート素材を再加熱して軟化させたものを下型に載置し、次いで下型を通じて裏面側シート素材を真空吸引することにより賦形し、次いで裏面側シート素材の上にポリエチレン等の発泡樹脂を載置するとともに、予め成形されたおもて面側シート素材を再加熱して軟化させたものを発泡樹脂の上に載置し、次いで上下型それぞれを通じて真空吸引しながら型締めすることにより、サンドイッチ構造体を成形する点を開示する。特許文献2は、さらに、このような発泡樹脂の芯材の代替として、プレス抜き加工や射出成形により予め形成された格子状構造成形体、ハニカム構造成形体、あるいはエンボス構造成形体を用いて、同様な製造方法により、サンドイッチ構造体を成形する点を開示する。
以上のようなサンドイッチパネルによれば、発泡による気泡の形成、あるいは表面の窪みの形成により、軽量化を達成することが可能である。
一方、このような樹脂製のサンドイッチパネルに対して、用途に応じて、たとえば、車両用内装パネルの場合、その外面に車両用内装パネルを車体に対して支持固定するためのクリップやストラップ等取付部材をネジ止めにより取り付ける場合があり、特許文献3は、ネジをパネルに対し強固に固定する技術が開示する。
すなわち、樹脂製のサンドイッチパネルにおいて、一方の熱可塑性樹脂製シートと発泡芯材との間に、金属板を発泡芯材の外面の一部を覆うように介在させ、それにより金属板が介在しないとネジが発泡芯材から抜けてしまう不具合を解消している。
しかしながら、このような金属板を介在させることに起因して、以下のような技術的問題点が存する。
すなわち、金属板をパネル内部に設けることから、ネジをパネルの外方において取付部材に通して、熱可塑性樹脂製シートの外表面から金属板にねじ込む際、金属板が外部から視認できないことから、ネジをねじ込む位置を決定するのが困難であり、この困難性を回避するために、金属板の面積を大きくするとすれば、重量が増大し、発泡芯材により軽量化を達成する効果が相殺されてしまう。
この点、このような問題点を解消するのに、ネジの締め付け力でなく、成形の際の溶着力を利用して、取付部材を熱可塑性樹脂製シートの外表面に溶着固定することが考えられる。
たとえば、従来、特許文献1および特許文献2に開示されるような製造方法によれば、発泡芯材に対して、取付部材を付設するのに十分なスペースの厚み方向に延びる貫通穴を設けたうえで、取付部材を貫通内の途中まで挿入しつつ、一方の表皮材シートに対して溶着固定することが考えられる。
しかしながら、このような溶着固定に起因して、以下のような技術的問題点が存する。
第1に、図12に示すように、取付部材を貫通穴内の途中まで挿入しつつ、挿入部の外周面に一方の表皮材シートが密着接合する形態で溶着固定するほかなく、取付部材は特にサンドイッチパネルの厚み方向の荷重に対して容易に動いてしまい、サンドイッチパネルに対して十分な固定をすることが困難であった。たとえば、取付部材を介してサンドイッチパネルに大きな荷重が作用すると、サンドイッチパネル自体の破損を引き起こしかねない。さらに、取付部材を複数設ける場合、発泡芯材に必要以上に貫通穴を設けることで、サンドイッチパネルとしての剛性低下を引き起こす。この場合、剛性低下を防止するために、貫通穴を狭くし過ぎると、取付部材を芯材の貫通穴に挿入する際、取付部材が芯材と干渉することで、一方の表皮材シートが破れたりして成形不良を引き起こし兼ねない。
この意味で、取付部材を樹脂製サンドイッチパネルに付設する場合には、取付部材を樹脂製サンドイッチパネルに対して強固に固定しつつ、なおサンドイッチパネルとしての軽量性および高剛性を維持するのは、技術的に困難である。
一方で、挿入部の外周面に一方の表皮材シートが密着接合することにより形成される表皮材シートの凹陥部を他方の表皮材シートまで延ばして、貫通穴内で一方の表皮材シートの凹陥部を他方の表皮材シートに接合するとすれば、一方の表皮材シートのブロー比が高くなり過ぎ、薄肉化を生じて、取付部材の一方の表皮材シートに対する固定が不十分となりかねない。
このことから、美観性および高剛性が要求される樹脂製サンドイッチパネルにおいて、樹脂製芯材に厚み方向に亘る貫通穴を設けることなく、一方の樹脂製表皮材シートのブロー比を高め過ぎずに、他方の樹脂製表皮材シートは平面状に保持して、たとえば化粧材を接着するのが困難である。
第2に、サンドイッチパネルの成形方法に起因して、良好な品質のサンドイッチパネルを得るのが困難となる点である。
より詳細には、特許文献1および特許文献2のように、発泡による気泡の形成には、一般的に化学発泡技術あるいは物理発泡技術が用いられるが、どちらの場合であっても、発泡させるからといって芯材に対する成形方法に対する制約とはならず、無発泡の芯材と同様に、押し出し成形、射出成形、ブロー成形あるいはプレス成形を利用することは可能であるが、発泡倍率の増大に伴い、特に押し出し成形あるいは射出成形の場合、発泡倍率の調整が困難となり、所望の品質を得るのが困難となる。
特開2006−334801号 特開2008−247003号 特開2010−52389号
以上の技術的課題に鑑み、本発明の目的は、インサートを強固に固定しつつ、軽量性および高剛性を維持可能な樹脂製サンドイッチパネルおよび樹脂製サンドイッチパネルの製造方法を提供することにある。
上記課題を達成するために、本発明の樹脂製サンドイッチパネルは、
2枚の樹脂製表皮材シートと、両表皮材シートの間に挟み込まれる形態で両表皮材シートそれぞれと面接着される樹脂製芯材とを有するサンドイッチパネルにおいて、
2枚の樹脂製表皮材シートの少なくとも一方の外表面には、他方の樹脂製表皮材シートに向かって延びる凹陥部が設けられ、
該凹陥部を構成する一方の樹脂製表皮材シートの外表面の部分に密着する形態で、一方のシートの外表面に対して外側から挿入されるインサートが設けられ、
前記樹脂製芯材の前記一方の樹脂製表皮材シートに向かう表面には、該インサートの対応する位置に、該インサートが接触しない程度の大きさの凹部が設けられ、
それにより、前記凹陥部の底部を構成する一方の樹脂製表皮材シートの内表面の部分は、前記樹脂製芯材の前記凹部に接合され、前記インサートは、前記凹陥部が前記樹脂製芯材に接合することにより、前記サンドイッチパネルに対して固定される、構成としている。
本発明に係る樹脂製サンドイッチパネルによれば、特に、樹脂製サンドイッチパネルに固定するインサートを介して大きな荷重が樹脂製サンドイッチパネルに負荷される場合に、樹脂製芯材に対して貫通穴、切欠き等を設けることにより樹脂製サンドイッチパネルの剛性低下を防止しつつ、たとえば、一方の樹脂製表皮材シートに形成する凹陥部を他方の樹脂製表皮材シートまで樹脂製芯材の厚みに亘って延ばすことにより、一方の樹脂製表皮材シートのブロー比を高め過ぎて、凹陥部に薄肉化を生じることで、インサートの一方の樹脂製表皮材シートに対する固定が不十分となることなく、インサートを強固に固定しつつ、軽量性および高剛性を維持可能である。
さらに、美観性および高剛性が要求される樹脂製サンドイッチパネルにおいて、樹脂製芯材に厚み方向に亘る貫通穴を設けることなく、一方の樹脂製表皮材シートのブロー比を高め過ぎずに、他方の樹脂製表皮材シートは平面状に保持して、たとえば化粧材を接着する場合に有効である。
また、前記凹部は、前記樹脂製芯材の縁に抜けるように設けられるのでもよい。
さらに、前記凹部は、分割された前記樹脂製芯材にあって、隣接する芯材の表面をまたがるように設けられるのでもよい。
さらにまた、隣接する分割された前記樹脂製芯材同士の間には、隙間が設けられ、該隙間を挟んで前記凹部が設けられ、前記隙間には、金属製リーンフォースが設けられるのでもよい。
加えて、前記インサートは、前記凹陥部内に挿入される挿入部を有し、該挿入部は、前記他方の樹脂製表皮材シートに向かって先細の形状を有し、先細の先端部には、前記樹脂製芯材に接合するための接合面が形成されるのがよい。
さらに、前記挿入部には、前記挿入部の延び方向に対して横方向に拡がる張出フランジ部が設けられるのでもよい。
上記課題を達成するために、本発明の樹脂製サンドイッチパネルの成形方法は、
2枚の樹脂製表皮材シートの間に介在する樹脂製芯材を有するサンドイッチパネルの成形方法であって、
サンドイッチパネルに固定するインサートと、一方の金型のキャビティには、他方の金型に向かって開放する、インサートを差し込む凹部が設けられる、一対の分割形式の金型と、一方の表面に、インサートを通すのに十分な窪みを備えた樹脂製芯材とを準備する段階と、
一対の分割形式の金型それぞれのキャビティの周縁部に形成された環状のピンチオフ部のまわりにはみ出す形態で、2条の溶融状態の熱可塑性樹脂製シートを、一対の分割形式の金型間に配置する段階と、
前記少なくとも一方の金型と対応する熱可塑性樹脂製シートとの間に密閉空間を形成して、該密閉空間から空気を減圧することにより、熱可塑性樹脂製シートを吸引してキャビティに沿わせ賦形し、それにより、熱可塑性樹脂製シートに対して、予め凹部に差し込まれてキャビティから突出するインサートに応じて、他方の分割金型に向かって窪む凹陥部を形成しつつ、インサートの突出外表面を凹陥部に溶着させる段階と、
2条の溶融状態の熱可塑性樹脂製シートの間に配置された、予め成形された樹脂製芯材の前記窪みを前記凹陥部に対して位置決めするとともに、前記一対の分割金型を型締め位置まで移動して、2条の熱可塑性樹脂製シートの内表面同士を一対の金型のピンチオフ部に沿って溶着させることにより、2条の熱可塑性樹脂製シートの周縁部同士を一体化させるとともに、熱可塑性樹脂製シートの内表面と樹脂製芯材の対応する表面とを溶着しつつ、前記凹陥部の底部を前記樹脂製芯材の前記窪みの底部に溶着する段階を有し、
それにより、インサートを樹脂製サンドイッチパネルに強固に固定する、構成としている。
また、前記樹脂製芯材は、前記一対の分割金型の型締前に、前記吸引により成形された熱可塑性樹脂製シートに対して押し付けて、溶着させるのがよい。
さらにまた、前記減圧段階は、前記少なくとも一方の分割金型の周縁に対して型締め方向に移動自在に外嵌する外枠を対応する熱可塑性樹脂製シートの外表面に向かって移動させる段階を有し、前記対応する熱可塑性樹脂製シートの外表面、前記外枠の内周面および前記一対の分割金型のそれぞれのキャビティにより密閉空間を構成するのがよい。
さらに、前記一方および/または前記他方の熱可塑性樹脂製シートは、予め予備成形され、再加熱して溶融状態とされるのがよい。
さらにまた、前記一方および前記他方の溶融状態の熱可塑性樹脂製シートを下方に垂下する形態で、前記一対の分割金型の間に向かって押し出す段階を有するのでもよい。
加えて、前記熱可塑性樹脂製シートは、溶融状態の筒状パリソンを押し出し、押し出し中に少なくとも2か所において筒状パリソンを押し出し方向に沿って切り込んで、2枚のシート状に形成されるのでもよい。
さらに、前記樹脂製芯材は、所定発泡倍率の発泡製樹脂でもよい。
本発明に係る樹脂製サンドイッチパネルおよびこのようなサンドイッチパネルの製造方法それぞれの実施形態について、図面を参照しながら以下に詳細に説明する。
本発明に係るサンドイッチパネル10は、自動車用、航空機用、車両・船舶用、建材用、各種電気機器のハウジング用、ベッドの床板用、スポーツ・レジャー用の撓み剛性または曲げ座屈に強い構造部材として好適に用いることができるものである。特に自動車等の構造部材として軽量化の観点から燃費向上を図ることができるものであり、具体的には、カーゴフロアボード、デッキボード、リアパーセルシェルフ、ルーフパネル、ドアトリムなどの内装パネル、その他ドアインナーパネル、プラットフォーム、ハードトップ、サンルーフ、ボンネット、バンパー、フロアスペーサー、ディビアパッドなどの構造部材として軽量化に貢献するものであり、サンドイッチパネル10の形状は製品の目的に応じて適宜決定することができる。
本実施形態では、サンドイッチパネル10として、軽量化かつ高剛性が要求される自動車のカーゴフロアリッドに用いられる場合を例として、以下に説明する。
図1に示すように、このようなサンドイッチパネル10は、おもて面側表皮材シート12Aと裏面側表皮材シート12Bと、両表皮材シート12A,Bの間に介在する発泡性の発泡芯材13と、おもて面側表皮材シート12Aの外表面に貼り合わされた化粧材シート14とから構成され、サンドイッチパネル10は、化粧材シート14、おもて面側表皮材シート12A、発泡芯材13、および裏面側表皮材シート12Bの積層構造物である。
インサート40について説明すれば、インサート40は、サンドイッチパネル10に外部から付設される治具であり、たとえば、サンドイッチパネル10に対して別個の部材を固定するのに利用されるものであり、サンドイッチパネル10に対して強固に固定される必要がある。
図2に示すように、インサート40は、金属製であり、インサート40が付設される裏面側表皮材シート12Bの外表面41から突出する本体部42と、裏面側表皮材シート12Bの外表面41に設けられる凹陥部44(後に説明)内に挿入される挿入部46とを有する。本体部42は、たとえばインサート40を利用して別個の部材を固定するのに、別個の部材を装着する凹部48が設けられ、挿入部46は、おもて面側表皮材シート12Aに向かって先細の形状を有する。先細のテーパ度は、サンドイッチパネル10の成形の際、後に説明するように、インサート40の外周面を覆う裏面側表皮材シート12Bを構成する溶融状態の熱可塑性樹脂製シートP1が発泡芯材13の凹部50に接触することにより、溶融状態の熱可塑性樹脂製シートP1が破れて成形不良となることを未然に防止する観点から定めればよい。
挿入部46には、挿入部46の延び方向に対して横方向に拡がる張出フランジ部52が設けられる。これにより、裏面側表皮材シート12Bを構成する溶融状態の熱可塑性樹脂製シートPが張出フランジ部52の外周面、特に張出フランジ部52と本体部42との間のくびれ部54に回り込むことにより、熱可塑性樹脂製シートP1に対して直接溶着しにくい金属製インサート40を熱可塑性樹脂製シートP1に対して強固に固定可能にしている。この点において、インサート40が金属製でなく、樹脂製、特に熱可塑性樹脂製シートP1と同材質である場合には、インサート40は熱可塑性樹脂製シートPに対して容易に溶着するので、このような張出フランジ部52を省略してもよい。
挿入部46の深さは、サンドイッチパネル10の成形の際、それにより形成される裏面側表皮材シート12Bの凹陥部44が発泡芯材13の凹部50に突き合わせ溶着可能なように設定すればよく、この意味において、挿入部46の先細の先端部には、溶着面45が形成され、その広さは、裏面側表皮材シート12Bの凹陥部44が発泡芯材13の凹部50に十分に突き合わせ溶着され、それにより、インサート40がサンドイッチパネル10に対して強固に固定される観点から決めればよい。
以上のように、インサート40は、凹陥部44を構成する裏面側表皮材シート12Bの外周面の部分に密着する形態で、裏面側表皮材シート12Bの外表面41に対して外側から挿入される。
樹脂製発泡芯材13のインサート40の対応する位置には、インサート40が接触しない程度の大きさのスペースである凹部50が設けられ、それにより、凹部50を介して、凹陥部44の底部を構成する裏面側表皮材シート12Bの内表面47の部分は、発泡芯材13の凹部50に接合され、インサート40は、発泡芯材13が両表皮材シート12A,Bに接合されることにより、サンドイッチパネル10に対して強固に固定されるようにしてある。
より具体的には、凹部50の形状は、円柱状であり、円柱の軸線は裏面側表皮材シート12Bに対して直交するように設けられ、凹部50の形状は、インサート40の形状に応じて決定すればよく、前述のインサート40の挿入部46のテーパ度と同様に、インサート40の外周面を覆う裏面側表皮材シート12Bを構成する溶融状態の熱可塑性樹脂製シートP1が発泡芯材13の凹部50に接触することにより、溶融状態の熱可塑性樹脂製シートP1が破れて成形不良となることを未然に防止する観点から定めればよい。
この意味において、凹部50の直径は、張出フランジ部52の幅に対して張出フランジ部52の周囲を覆う裏面側表皮材シート12Bの肉厚の2倍分を加えた値より大きい値とする必要がある。
特に、サンドイッチパネル10に対して、複数のインサート40を設け、そのために発泡芯材13に対して複数の凹部50を設ける場合、サンドイッチパネル10の高剛性を確保する観点から、各凹部50の大きさは小さいほど好ましく、前述のインサート40の挿入部46のテーパ度との兼ね合いで、インサート40が非接触で挿入しやすく、かつ剛性低下を引き起こさないように凹部50の大きさを決めればよい。
凹部50を設ける位置は、インサート40をサンドイッチパネル10に設ける位置に応じて決定すればよく、変形例として、図3ないし図5に示すように、凹部50は、樹脂製芯材12の縁に抜けるように設けてもよいし、分割された樹脂製芯材13にあって、隣接する芯材12の表面をまたがるように設けてもよく、その場合、隣接する分割された樹脂製芯材13同士の間には、隙間が設けられ、隙間を挟んで凹部50が設けられ、隙間には、金属製リーンフォース(図示せず)を設け、それによりサンドイッチパネル10の剛性を確保することが可能である。
図6は、インサート40の変形例であり、インサートナットを構成するものであり、たとえば部材に設けられたネジ部をナットに螺合させて、部材をサンドイッチに固定するものである。図1の場合と異なり、インサート40の上面は、裏面側表皮材シート12Bの外表面41と面一にされ、外表面41から突出する本体部がなく、挿入部46として凹部50内に埋め込まれている。
発泡芯材13は、発泡剤を添加した樹脂により形成される。発泡芯材13を形成する樹脂としては、エチレン、プロピレン、ブテン、イソプレンペンテン、メチルペンテン等のオレフィン類の単独重合体あるいは共重合体であるポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン)、ポリアミド、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニトリル、エチレン−エチルアクリレート共重合体等のアクリル誘導体、ポリカーボネート、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、エチレン−プロピレン−ジエン類等のターポリマー、アクリロニトリル−スチレン共重合体、ABS樹脂、ポリフェニレンオキサイド、ポリアセタール、フェノール樹脂、ポリメタクリルイミド、ポリエーテルイミド等が挙げられる。なお、これらは一種類を単独で用いても、二種類以上を混合して用いてもよい。特に、発泡芯材13と表皮材シート12とを同材質とすることにより熱溶着によって溶剤等を用いることなく接着させることができる。発泡芯材13は、添加剤が含まれていてもよく、その添加剤としては、シリカ、マイカ、タルク、炭酸カルシウム、ガラス繊維、カーボン繊維等の無機フィラー、可塑剤、安定剤、着色剤、帯電防止剤、難燃剤、発泡剤等が挙げられる。
本発明に用いられる発泡剤としては、物理発泡剤、化学発泡剤およびその混合物のいずれを用いてもよい。物理発泡剤としては、空気、炭酸ガス、窒素ガス、水等の無機系物理発泡剤、およびブタン、ペンタン、ヘキサン、ジクロロメタン、ジクロロエタン等の有機系物理発泡剤、さらにはそれらの超臨界流体を用いることができる。超臨界流体としては、二酸化炭素、窒素などを用いて作ることが好ましく、窒素であれば臨界温度149.1℃、臨界圧力3.4MPa以上、二酸化炭素であれば臨界温度31℃、臨界圧力7.4MPa以上とすることにより得られる。
裏面側表皮材シート12Bの外表面41には、おもて面側表皮材シート12Aに向かって延びる凹陥部44が設けられる。これは、後に説明するように、サンドイッチパネル10を成形する際、分割金型73の一方のキャビティ74Aに設けたキャビティ用凹部75にインサート40を嵌め込んでおくことにより、裏面側表皮材シート12Bを形成する溶融状態の熱可塑性樹脂製シートP1が一方のキャビティ74Aに向かって真空吸引されて、インサート40の挿入部46の外周面に沿った形状の凹陥部44が形成されることによる。
前述のように、挿入部46に張出フランジ部52を設けることにより、本体部42と張出フランジ部52との間のくびれ部54に溶融状態の熱可塑性樹脂製シートP1が回り込むことにより、インサート40が裏面側表皮材シート12Bに対してより密着して、強固に固定されるようにしてある。
表皮材シート12は、ポリプロピレン、エンジニアリングプラスチックス、オレフィン系樹脂などから形成されたシートからなる。発泡芯材13の両側に設けられる表皮材シート12間の間隔、すなわち発泡芯材13の嵩(厚み)を確保することにより、サンドイッチパネル10全体としての剛性、特に曲げ剛性を確保する観点から、表皮材シート12の剛性としては、少なくとも発泡芯材13の剛性より高い材質が要求される。表皮材シート12は、サンドイッチパネル10の上面壁および下面壁を構成し、好ましくはサンドイッチパネル10の外周において表皮材シート12aと表皮材シート12bの末端をピンチオフ部によって溶着一体化して側壁を構成する。サンドイッチパネル10の外周の側壁と発泡芯材13の外周には隙間(図示せず)が形成されており、これにより成形後の表皮材シート12と発泡芯材13との熱収縮の差によってサンドイッチパネル10の変形を防止することができる。
より詳細には、表皮材シート12は、ドローダウン、ネックインなどにより肉厚のバラツキが発生することを防止する観点から溶融張力の高い樹脂材料を用いることが好ましく、一方で金型50への転写性、追従性を良好とするため流動性の高い樹脂材料を用いることが好ましい。
具体的にはエチレン、プロピレン、ブテン、イソプレンペンテン、メチルペンテン等のオレフィン類の単独重合体あるいは共重合体であるポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン)であって、230℃におけるMFR(JIS K−7210に準じて試験温度230℃、試験荷重2.16kgにて測定)が3.0g/10分以下、さらに好ましくは0.3〜1.5g/10分のもの、またはアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体、ポリスチレン、高衝撃ポリスチレン(HIPS樹脂)、アクリロニトリル・スチレン共重合体(AS樹脂)等の非晶性樹脂であって、200℃におけるMFR(JIS K−7210に準じて試験温度200℃、試験荷重2.16kgにて測定)が3.0〜60g/10分、さらに好ましくは30〜50g/10分でかつ、230℃におけるメルトテンション(株式会社東洋精機製作所製メルトテンションテスターを用い、余熱温度230℃、押出速度5.7mm/分で、直径2.095mm、長さ8mmのオリフィスからストランドを押し出し、このストランドを直径50mmのローラに巻き取り速度100rpmで巻き取ったときの張力を示す)が50mN以上、好ましくは120mN以上のものを用いて形成される。
また、表皮材シート12には衝撃により割れが生じることを防止するため、水素添加スチレン系熱可塑性エラストマーが30wt%未満、好ましくは15wt%未満の範囲で添加されていることが好ましい。具体的には水素添加スチレン系熱可塑性エラストマーとしてスチレン−エチレン・ブチレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−エチレン・プロピレン−スチレンブロック共重合体、水添スチレン−ブタジエンゴムおよびその混合物が好適であり、スチレン含有量が30wt%未満、好ましくは20wt%未満であり、230℃におけるMFR(JIS K−7210に準じて試験温度230℃、試験荷重2.16kgにて測定)は1.0〜10g/10分、好ましくは5.0g/10分以下で、かつ1.0g/10分以上あるものがよい。
さらに、表皮材シート12には発泡芯材13と同様に添加剤が含まれていてもよく、その添加剤としては、シリカ、マイカ、タルク、炭酸カルシウム、ガラス繊維、カーボン繊維等の無機フィラー、可塑剤、安定剤、着色剤、帯電防止剤、難燃剤、発泡剤等が挙げられる。具体的にはシリカ、マイカ、ガラス繊維等を成形樹脂に対して50wt%以下、好ましくは30〜40wt%添加する。
表皮材シート12の表面に化粧材シート14を設ける場合において、化粧材シート14とは、外観性向上、装飾性、成形品と接触する物(例えば、カーゴフロアボードの場合、ボード上面に載置される荷物など)の保護を目的として構成されるものである。化粧材シート14の材質は、繊維表皮材シート状表皮材、フィルム状表皮材等が適用される。かかる繊維表皮材の素材としては、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリウレタン、アクリル、ビニロン等の合成繊維、アセテート、レーヨン等の半合成繊維、ビスコースレーヨン、銅アンモニアレーヨン等の再生繊維、綿、麻、羊毛、絹等の天然繊維、又はこれらのブレンド繊維が挙げられる。
次に、以上の構成を有する樹脂製サンドイッチパネル10を金型を用いて成形する装置および方法について説明する。
図7に示すように、樹脂製サンドイッチパネル10の成形装置60は、押出装置62と、押出装置62の下方に配置された型締装置64とを有し、押出装置62から押出された溶融状態の熱可塑性樹脂製シートPを型締装置64に送り、型締装置64により溶融状態の熱可塑性樹脂製シートPを成形するようにしている。
押出装置62は、従来既知のタイプであり、その詳しい説明は省略するが、ホッパー65が付設されたシリンダー66と、シリンダー66内に設けられたスクリュー(図示せず)と、スクリューに連結された油圧モーター68と、シリンダー66と内部が連通したアキュムレータ70と、アキュムレータ70内に設けられたプランジャー72とを有し、ホッパー65から投入された樹脂ペレットが、シリンダー66内で油圧モータ68によるスクリューの回転により溶融、混練され、溶融状態の樹脂がアキュムレータ室に移送されて一定量貯留され、プランジャー72の駆動によりTダイ71に向けて溶融樹脂を送り、ダイスリット(図示せず)を通じて連続的なシート状の熱可塑性樹脂製シートPが押し出され、間隔を隔てて配置された一対のローラ79によって挟圧されながら下方へ向かって送り出されて分割金型73の間に垂下される。これにより、シート状の熱可塑性樹脂製シートPはしわまたは弛みがなく張った状態で分割金型73の間に配置される。
押出装置62の押出の能力は、成形するおもて面側表皮材シート12Aおよび裏面側表皮材シート12Bの大きさ、熱可塑性樹脂製シートPのドローダウン発生防止の観点から適宜選択する。より具体的には、実用的な観点から、ダイスリットからの樹脂の押出速度は、数百kg/時以上、より好ましくは700kg/時以上である。また、熱可塑性樹脂製シートPのドローダウン発生防止の観点から、熱可塑性樹脂製シートPの押出工程はなるべく短いのが好ましく、樹脂の種類、MFR値に依存するが、一般的に、押出工程は40秒以内、より好ましくは30秒以内に完了するのがよい。このため、熱可塑性樹脂のダイスリットからの単位面積、単位時間当たりの押出量は、50kg/時cm以上、より好ましくは60kg/時cm以上である。
ダイスリット75は、鉛直下向きに配置され、ダイスリット75から押し出された熱可塑性樹脂製シートPは、そのままダイスリット75から垂下する形態で、鉛直下向きに送られるようにしている。ダイスリットは、その幅を可変とすることにより、連続シート状の熱可塑性樹脂製シートPの厚みを変更することが可能である。
一方、型締装置64も、押出装置62と同様に、従来既知のタイプであり、その詳しい説明は省略するが、2つの分割形式の金型73と、金型73を溶融状態のシート状熱可塑性樹脂製シートPの供給方向に対して略直交する方向に、開位置と閉位置との間で移動させる金型駆動装置とを有する。
2つの分割形式の金型73は、キャビティ74を対向させた状態で配置され、それぞれキャビティ74が略鉛直方向を向くように配置される。それぞれのキャビティ74の表面には、溶融状態のシート状熱可塑性樹脂製シートPに基づいて成形されるおもて面側表皮材シート12Aおよび裏面側表皮材シート12Bの外形、および表面形状に応じて凹凸部が設けられる。
2つの分割形式の金型73それぞれにおいて、キャビティ74のまわりには、ピンチオフ部76が形成され、このピンチオフ部76は、キャビティ74のまわりに環状に形成され、対向する金型73に向かって突出する。これにより、2つの分割形式の金型73を型締する際、それぞれのピンチオフ部76の先端部が当接し、溶融状態の熱可塑性樹脂製シートPの周縁にパーティングラインPLが形成されるようにしている。
溶融状態のシート状熱可塑性樹脂製シートP1を賦形する分割金型73の一方の金型73Aのキャビティ74Aには、インサート40の本体部42を嵌め込むためのキャビティ凹部75が形成されており、このキャビティ凹部75は、裏面側表皮材シート12Bを形成する溶融状態のシート状熱可塑性樹脂製シートP1をキャビティ74Aに向かって吸引成形する際、シート状熱可塑性樹脂製シートP1がキャビティ74Aから突出するインサート40の挿入部46の外周面に対して押し付けられて、凹陥部44を形成しつつ、キャビティ凹部75と本体部42との間に隙間に流れ込まないように、インサート40の本体部42が隙間なく嵌り込むようにしている。
分割金型73Aの外周部には、型枠81が摺動可能に外嵌し、図示しない型枠移動装置により、型枠81が、金型73Aに対して相対的に移動可能としている。より詳細には、型枠81は、金型73Aに対して金型73Bに向かって突出することにより、金型73間に配置された熱可塑性樹脂製シートP1の一方の側面83に当接可能である。
図9に示すように、分割金型73Aの内部には、真空吸引室85が設けられ、真空吸引室85は、吸引穴87を介してキャビティ74Aに連通し、真空吸引室85から吸引穴87を介して吸引することにより、キャビティ74Aに向かって熱可塑性樹脂製シートP1を吸着させて、キャビティ74Aの外表面に沿った形状に賦形するようにしている。
金型駆動装置については、従来と同様のものであり、その説明は省略するが、2つの分割形式の金型73はそれぞれ、金型駆動装置により駆動され、開位置において、2つの分割金型73の間に、2枚の溶融状態の連続シート状熱可塑性樹脂製シートP1、2が、互いに間隔を隔てて配置可能なようにされ、一方閉位置において、2つの分割金型73のピンチオフ部76が当接し、環状のピンチオフ部76が互いに当接することにより、2つの分割金型73内に密閉空間が形成されるようにしている。なお、開位置から閉位置への各金型73の移動について、閉位置は、2条の溶融状態の連続シート状熱可塑性樹脂製シートP1,2の中心線の位置とし、各金型73が金型駆動装置により駆動されてその位置に向かって移動するようにしている。
次に、上述の成形装置を用いた樹脂製サンドイッチパネル10の成形方法について説明する。
予め、凹部50を形成した発泡芯材13を準備しておくとともに、インサート40をキャビティ74Aのキャビティ凹部75に嵌め込み、インサート40の挿入部64が他方の金型73Bに向かってキャビティ74Aから突出するように配置しておく。また、化粧材14をキャビティ74Bに配置しておく。
次いで、図7に示すように、溶融状態の熱可塑性樹脂製シートP1、2を対応するダイスリット75から鉛直下方に押し出して、2条の連続シート状熱可塑性樹脂製シートP1、2を対応するピンチオフ部76からはみ出す形態で2つの分割金型73の間に供給する。
なお、凹陥部44を形成する熱可塑性樹脂製シートP1の方が、凹陥部44を形成しない平面状の熱可塑性樹脂製シートP2に比べ、ブロー比が高くなることから、それを考慮して、ダイスリット75から押し出す際、熱可塑性樹脂製シートP1の厚みを熱可塑性樹脂製シートP2の厚みより厚く設定しておいてもよい。
次いで、図8に示すように、分割金型73Aの型枠81を分割金型73Aに対して、熱可塑性樹脂製シートP1に向かって移動させて、熱可塑性樹脂製シートP1の側面83に当接させる。これにより、熱可塑性樹脂製シートP1の側面83、型枠81の内周面およびキャビティ73Aにより、密閉空間84が形成される。
次いで、図9に示すように、密閉空間84内の空気を真空吸引室85から吸引孔87を介して吸引することにより、熱可塑性樹脂製シートP1は、キャビティ74Aに対して吸着し、それにより熱可塑性樹脂製シートP1は、キャビティ74Aの表面に沿った形状に賦形される。より詳細には、熱可塑性樹脂製シートP1に対して、予めキャビティ凹部75に嵌め込まれてキャビティ74Aから突出するインサート40に応じて、他方の分割金型73Bに向かって窪む凹陥部44を形成しつつ、インサート40の挿入部46の突出外表面を凹陥部44に溶着させる。特に、熱可塑性樹脂製シートP1は、くびれ部54に回り込み、それにより、金属製のインサート40が熱可塑性樹脂製シートP1に対して強固に固定される。
次いで、発泡芯材13を2条の熱可塑性樹脂製シートP1、2の間に両シートに平行に配置して、たとえば、既知のマニュピュレータ等を用いて、発泡芯材13の凹部50の位置を、形成された凹陥部44の位置に対して調整し、溶融状態の熱可塑性樹脂製シートP1である凹陥部44が凹部50に接触することのないように凹陥部44を凹部50に対して位置決めしながら、発泡芯材13の表面を熱可塑性樹脂製シートP1の内表面に対して押し付けて、溶着固定させる。この意味において、凹陥部44が形成された段階で、発泡芯材13を配置するのは、凹部50の位置の目標位置が設定しやすいので、有利である。
次いで、図10に示すように、熱可塑性樹脂製シートP1の外表面83に当接する型枠81をそのままの位置に保持した状態で熱可塑性樹脂製シートP1を吸引保持した状態で、それぞれの環状のピンチオフ部76A,B同士が当接するまで両金型73A,Bを互いに近づく向きに移動させ、型締する。
より詳細には、一対の分割金型73を型締め位置まで移動して、2条の熱可塑性樹脂製シートP1,2の内表面同士を一対の金型73のピンチオフ部に沿って溶着させることにより、2条の熱可塑性樹脂製シートP1,P2の周縁部同士を一体化させるとともに、熱可塑性樹脂製シートP2の内表面と、熱可塑性樹脂製シートP1に対して溶着固定された樹脂製発泡芯材13の対応する表面とを溶着するとともに、化粧材14を熱可塑性樹脂製シートP2に溶着しつつ、凹陥部44の底部の溶着面45を樹脂製発泡芯材13の凹部50に溶着し、それにより、熱可塑性樹脂製シートP1に密着固定されたインサート40は、樹脂製発泡芯材13が両熱可塑性樹脂製シートP1、P2に溶着されることを通じて、樹脂製サンドイッチパネル10に強固に固定される。
なお、押し出される熱可塑性樹脂製シートPは、溶融状態の筒状パリソンを押し潰してシート状に形成されてもよく、また、溶融状態の筒状パリソンを押し出して、押し出し中に少なくとも2か所において筒状パリソンを押し出し方向に沿って切り込んで、2枚のシート状に形成されるのでもよい。
次いで、図11に示すように、2つの分割金型73を型開きし、完成した樹脂製サンドイッチパネル10をキャビティ74から離間させ、パーティングラインPLまわりに形成されたバリを除去する。
以上で、樹脂製サンドイッチパネル10の成形が完了する。
以上のように、溶融状態の熱可塑性樹脂を間欠的に押し出すたびに、以上のような工程を繰り返すことにより、樹脂製サンドイッチパネル10を次々に効率的に成形することが可能であり、押出成形により間欠的に溶融状態の熱可塑性樹脂製シートP1,P2として押し出し、押し出された熱可塑性樹脂製シートP1,P2を金型73を用いて所定の形状に賦形することが可能である。
以上の構成を有する樹脂製サンドイッチパネルによれば、特に、樹脂製サンドイッチパネル10に固定するインサート40を介して大きな荷重が樹脂製サンドイッチパネル10に負荷される場合に、樹脂製芯材13に対して凹部50、切欠き56等を設けることにより樹脂製サンドイッチパネル10の剛性低下を防止しつつ、たとえば、一方の樹脂製表皮材シート12Bに形成する凹陥部44を他方の樹脂製表皮材シート12Aまで樹脂製芯材13の厚みに亘って延ばすことにより、一方の樹脂製表皮材シート12Bのブロー比を高め過ぎて、凹陥部44に薄肉化を生じることで、インサート40の一方の樹脂製表皮材シート12Bに対する固定が不十分となることなく、インサート40を強固に固定しつつ、軽量性および高剛性を維持可能である。
さらに、美観性および高剛性が要求される樹脂製サンドイッチパネル40において、樹脂製芯材13に厚み方向に亘る貫通穴を設けることなく、一方の樹脂製表皮材シート12Bのブロー比を高め過ぎずに、他方の樹脂製表皮材シート12Aは平面状に保持して、たとえば化粧材14を接着する場合に有効である。
以上、本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明の範囲から逸脱しない範囲内において、当業者であれば、種々の修正あるいは変更が可能である。
たとえば、本実施形態においては、押出スリットより押し出された溶融状態の熱可塑性樹脂製シートP1,P2を直接成形したが、それに限定されることなく、一方および/または他方の熱可塑性樹脂製シートP1,P2は、予め予備成形され、再加熱して溶融状態とされるのでもよい。
また、本実施形態においては、単一のインサート40が設けられる場合を説明したが、それに限定されることなく、複数のインサート40がたとえばサンドイッチの長手方向に間隔を隔てて一直線上に整列配置されていてもよく、その場合には、発泡芯材13に設ける凹部50の大きさは、剛性低下を防止する観点から、インサート40を挿入する際の干渉を回避可能な限り、なるべく小さいのが好ましい。
さらにまた、本実施形態においては、発泡芯材13を吸引成形した一方の熱可塑性樹脂製シートP1に対して押し付けて溶着固定した後、分割金型を型締めするものとして説明したが、それに限定されることなく、発泡芯材13を両熱可塑性樹脂製シートP1,2の間に位置決めしておき、分割金型の型締により、発泡芯材13を両熱可塑性樹脂製シートP1,2それぞれに同時に溶着固定させるのでもよく、この場合、熱可塑性樹脂製シートP1の凹陥部44を発泡芯材13の凹部50に接触することのないように位置決めして、型締めする必要がある。
さらにまた、本実施形態においては、うら面側熱可塑性樹脂製シートPにのみ化粧材を設ける場合を説明したが、それに限定されることなく、おもて面側熱可塑性樹脂製シートPにも化粧材を設けてもよく、その場合には、インサート40は、サンドイッチパネル10の側面から斜めに外方に突出するように設けるとよい。
加えて、本実施形態においては、サンドイッチパネル10の成形の際、インサート40の金型のキャビテイへの設置、および発泡芯材13の2条の溶融状態の熱可塑性樹脂製シートPの間への配置それぞれのタイミングについて、前者については、2条の溶融状態の熱可塑性樹脂製シートPを分割金型に配置する前、後者については、熱可塑性樹脂製シートPの吸引成形後として説明したが、それに限定されることなく、インサート40については、インサート40を設ける側の溶融状態の熱可塑性樹脂製シートPを吸引成形するまでに設置すればよく、また発泡芯材13については、分割金型73を型締めするまでに配置すればよく、熱可塑性樹脂製シートPの吸引成形前であってもよい。
本発明の第2実施形態に係る樹脂製サンドイッチパネル10のインサート40まわりの部分断面図である。 本発明の第1実施形態に係る樹脂製サンドイッチパネル10に挿入されるインサート40の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る樹脂製サンドイッチパネル10の発泡芯材13とインサート40との関係を示す平面図である。 本発明の変形例に係る樹脂製サンドイッチパネル10の発泡芯材13とインサート40との関係を示す平面図である。 本発明のさらなる変形例に係る樹脂製サンドイッチパネル10の発泡芯材13とインサート40との関係を示す平面図である。 本発明の変形例に係る樹脂製サンドイッチパネル10の図7と同様な図である。 本発明の実施形態に係る樹脂製サンドイッチパネル10の成形装置の概略を示すとともに、本発明の実施形態に係る樹脂製サンドイッチパネル10の成形工程において、熱可塑性樹脂製シートP1,P2を分割形式の金型間に配置した状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る樹脂製サンドイッチパネル10の成形工程において、分割金型73の型枠を熱可塑性樹脂製シートP1の側面に当接させている状態を示す概略側面図である。 本発明の実施形態に係る樹脂製サンドイッチパネル10の成形工程において、熱可塑性樹脂製シートP1を賦形している状況を示す概略部分断面図である。 本発明の実施形態に係る樹脂製サンドイッチパネル10の成形工程において、分割金型73を型締めした状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る樹脂製サンドイッチパネル10の成形工程において、分割金型73を型開きした状態を示す図である。 従来の樹脂製サンドイッチパネル10のインサート40まわりの部分断面図である。
P 熱可塑性樹脂製シート
PL パーティングライン
10 樹脂製サンドイッチパネル
12A おもて面側表皮材シート
12B 裏面側表皮材シート
13 発泡芯材
14 化粧材
40 インサート
41 外表面
42 本体部
43 内表面
44 凹陥部
45 溶着面
46 挿入部
47 外表面
48 凹部
50 貫通穴
52 張出フランジ部
54 くびれ部
56 切欠き
58 隙間
75 キャビティ凹部
60 樹脂製サンドイッチパネルの成形装置
62 押出装置
64 型締装置
65 ホッパー
66 シリンダー
68 油圧モータ
70 アキュムレータ
72 プランジャー
73 金型
74 キャビティ
75 ダイスリット
76 ピンチオフ部
80 突起体
81 型枠
85 真空吸引室
87 吸引穴

Claims (13)

  1. 2枚の樹脂製表皮材シートと、両表皮材シートの間に挟み込まれる形態で両表皮材シートそれぞれと面接着される樹脂製芯材とを有するサンドイッチパネルにおいて、
    2枚の樹脂製表皮材シートの少なくとも一方の外表面には、他方の樹脂製表皮材シートに向かって延びる凹陥部が設けられ、
    該凹陥部を構成する一方の樹脂製表皮材シートの外表面の部分に密着する形態で、一方の樹脂製表皮材シートの外表面に対して外側から挿入されるインサートが設けられ、
    前記樹脂製芯材の前記一方の樹脂製表皮材シートに向かう表面には、該インサートの対応する位置に、該インサートが接触しない程度の大きさの凹部が設けられ、
    それにより、前記凹陥部の底部を構成する一方の樹脂製表皮材シートの内表面の部分は、前記樹脂製芯材の前記凹部に接合され、前記インサートは、前記凹陥部が前記樹脂製芯材に接合することにより、前記サンドイッチパネルに対して固定される、ことを特徴とする樹脂製サンドイッチパネル。
  2. 前記凹部は、前記樹脂製芯材の縁に抜けるように設けられる、請求項1に記載の樹脂製サンドイッチパネル。
  3. 前記凹部は、分割された前記樹脂製芯材にあって、隣接する芯材の表面をまたがるように設けられる、請求項1に記載の樹脂製サンドイッチパネル。
  4. 隣接する分割された前記樹脂製芯材同士の間には、隙間が設けられ、該隙間を挟んで前記凹部が設けられ、前記隙間には、金属製リーンフォースが設けられる、請求項3に記載の樹脂製サンドイッチパネル。
  5. 前記インサートは、前記凹陥部内に挿入される挿入部を有し、該挿入部は、前記他方の樹脂製表皮材シートに向かって先細の形状を有し、先細の先端部には、前記樹脂製芯材に接合するための接合面が形成される、請求項1に記載の樹脂製サンドイッチパネル。
  6. 前記挿入部には、前記挿入部の延び方向に対して横方向に拡がる張出フランジ部が設けられる、請求項5に記載の樹脂製サンドイッチパネル。
  7. 2枚の樹脂製表皮材シートの間に介在する樹脂製芯材を有するサンドイッチパネルの成形方法であって、
    サンドイッチパネルに固定するインサートと、一方の金型のキャビティには、他方の金型に向かって開放する、インサートを差し込む凹部が設けられる、一対の分割形式の金型と、一方の表面に、インサートを通すのに十分な窪みを備えた樹脂製芯材とを準備する段階と、
    一対の分割形式の金型それぞれのキャビティの周縁部に形成された環状のピンチオフ部のまわりにはみ出す形態で、2条の溶融状態の熱可塑性樹脂製シートを、一対の分割形式の金型間に配置する段階と、
    前記少なくとも一方の金型と対応する熱可塑性樹脂製シートとの間に密閉空間を形成して、該密閉空間から空気を減圧することにより、熱可塑性樹脂製シートを吸引してキャビティに沿わせ賦形し、それにより、熱可塑性樹脂製シートに対して、予め凹部に差し込まれてキャビティから突出するインサートに応じて、他方の分割金型に向かって窪む凹陥部を形成しつつ、インサートの突出外表面を凹陥部に溶着させる段階と、
    2条の溶融状態の熱可塑性樹脂製シートの間に配置された、予め成形された樹脂製芯材の前記窪みを前記凹陥部に対して位置決めするとともに、前記一対の分割金型を型締め位置まで移動して、2条の熱可塑性樹脂製シートの内表面同士を一対の金型のピンチオフ部に沿って溶着させることにより、2条の熱可塑性樹脂製シートの周縁部同士を一体化させるとともに、熱可塑性樹脂製シートの内表面と樹脂製芯材の対応する表面とを溶着しつつ、前記凹陥部の底部を前記樹脂製芯材の前記窪みの底部に溶着する段階を有し、
    それにより、インサートを樹脂製サンドイッチパネルに強固に固定する、ことを特徴とする樹脂製サンドイッチパネルの製造方法。
  8. 前記樹脂製芯材は、前記一対の分割金型の型締前に、前記吸引により成形された熱可塑性樹脂製シートに対して押し付けて、溶着させる、請求項7に記載の樹脂製サンドイッチパネルの製造方法。
  9. 前記減圧段階は、前記少なくとも一方の分割金型の周縁に対して型締め方向に移動自在に外嵌する外枠を対応する熱可塑性樹脂製シートの外表面に向かって移動させる段階を有し、前記対応する熱可塑性樹脂製シートの外表面、前記外枠の内周面および前記一対の分割金型のそれぞれのキャビティにより密閉空間を構成する、請求項7または請求項8に記載の樹脂製サンドイッチパネルの製造方法。
  10. 前記一方および/または前記他方の熱可塑性樹脂製シートは、予め予備成形され、再加熱して溶融状態とされる、請求項7または請求項8に記載の樹脂製サンドイッチパネルの製造方法。
  11. 前記一方および前記他方の溶融状態の熱可塑性樹脂製シートを下方に垂下する形態で、前記一対の分割金型の間に向かって押し出す段階を有する、請求項7または請求項8に記載の樹脂製サンドイッチパネルの製造方法。
  12. 前記熱可塑性樹脂製シートは、溶融状態の筒状パリソンを押し出し、押し出し中に少なくとも2か所において筒状パリソンを押し出し方向に沿って切り込んで、2枚のシート状に形成される、請求項11に記載の樹脂製サンドイッチパネルの製造方法。
  13. 前記樹脂製芯材は、所定発泡倍率の発泡製樹脂である、請求項7または請求項8に記載の樹脂製サンドイッチパネルの製造方法。
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