JP2019008017A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不要に電力を消費することなく定着部材の温度を均一化できる定着装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】定着装置9は、定着部材31と加圧部材33との間に形成される加圧領域Nに用紙を通紙してトナー像を用紙に定着する。定着装置9は、通紙方向と直交する用紙の幅方向における前記定着部材31の中央部R1を加熱する中央加熱部41と、該中央加熱部41よりも発熱量が低く前記幅方向における両端部R2を加熱する端部加熱部43と、を有する加熱源35と、前記定着部材31の端部R2の温度を計測する計測手段49と、前記計測手段49で計測された前記定着部材31の端部R2の温度に基づいて、前記定着部材31の中央部R1と両端部R2とが一定の温度に昇温されるように、前記中央加熱部41と前記端部加熱部43の動作タイミングを決定する制御部と、を備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、トナー像を用紙に定着する定着装置及び定着装置を備えている画像形成装置に関する。
複写機やプリンター等の電子写真方式の画像形成装置は、用紙に転写されたトナー像を用紙に定着する定着装置を備えている。定着装置は、加熱される定着部材と加圧部材との間に形成される加圧領域に用紙を通紙させることで、トナー像が加熱及び加圧されて用紙に定着される。
定着部材は、アルミニウムや鉄製の薄肉管と、薄肉管の外周面に設けられるPFAやPTFEのコーティング層と、を有している。コーティング層を設けることで、定着部材へのトナーの付着や定着部材の帯電が防止される。また、定着部材は、用紙にしわが発生しないように、通紙方向と直交する用紙の幅方向の中央部の径が両端部の径よりも小さい逆クラウン形状を有している。定着装置には、さらに、定着部材に一定の荷重で接触して、定着部材から用紙を分離する分離爪が設けられている。分離爪は、例えば、ポリイミド樹脂にPFAをコーティングして形成されている。
近年の省エネ化に伴って定着装置の消費電力を削減するために、低融点トナーの使用や定着部材の熱容量の低減等の対策が進行している。定着部材の熱容量低減の具体的な方法としては、定着部材の小径化や薄肉化が挙げられる。また、定着部材を加熱する熱源としては、低価格なハロゲンヒーターが一般的に使用される。画像形成装置の高速化に対応して、複数のヒーターが使用される場合もある。複数のヒーターは、一般的に、幅方向の中央部を加熱するメインヒーターと、幅方向の両端部を加熱するサブヒーターと、で構成される。連続印字時の定着性を考慮して、メインヒーターの消費電力はサブヒーターの消費電力よりも高くなっている。
複数のヒーターを使用する場合、同時に点灯させると突入電流が増大するため、両ヒーターは時間差をもって点灯されるようになっている。一般的には、サブヒーターを点灯させた後、ヒーターの点灯時間の一周期(50Hの場合は200ms)後にメインヒーターを点灯させる。しかし、このタイミングで両ヒーターを点灯させると、メインヒーターの電力はサブヒーターの電力よりも大きいので、中央部が定着可能温度まで昇温する時間が、両端部が定着可能温度まで昇温する時間よりも短くなる。すると、両端部が定着可能温度に昇温して定着部材が幅方向において均一な温度になるまで、定着動作を待機する必要がある。待機中は、中央部を定着可能温度に維持するために、メインヒーターを一定の割合で点灯及び消灯させている。この待機中のメインヒーターの点灯及び消灯に不要な電力が消費されるという問題がある。
特許文献1には、複数の発熱源の内、消費電力の少ない発熱源を先に動作させるように構成された定着装置が記載されている。また、特許文献2には、突入電流の低い第1のヒーターと突入電流が多く立ち上がりの早い第2のヒーターとを備え、第1のヒーターを先に動作させるように構成された定着装置が記載されている。
特開平8−110731号公報 特開平9−197894号公報
しかしながら上記特許文献1や特許文献2に記載の定着装置では、突入電流の増大を抑制することは可能であるが、定着部材の中央部と両端部との昇温時間の差による温度の不均一性や消費電力の増大については考慮されていない。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、不要に電力を消費することなく定着部材の温度を均一化できる定着装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の定着装置は、定着部材と加圧部材との間に形成される加圧領域に用紙を通紙してトナー像を用紙に定着する定着装置であって、通紙方向と直交する用紙の幅方向における前記定着部材の中央部を加熱する中央加熱部と、該中央加熱部よりも発熱量が低く前記幅方向における両端部を加熱する端部加熱部と、を有する加熱源と、前記定着部材の端部の温度を計測する計測手段と、前記計測手段で計測された前記定着部材の端部の温度に基づいて、前記定着部材の中央部と両端部とが一定の温度に昇温されるように、前記中央加熱部と前記端部加熱部の動作タイミングを決定する制御部と、を備えていることを特徴とする。
本発明の定着装置において、前記制御部は、前記計測手段で計測された前記定着部材の端部の温度が所定温度以下の場合には、前記中央加熱部を前記端部加熱部よりも遅延して動作させることを特徴としても良い。
本発明の定着装置において、前記中央加熱部の遅延時間は、前記計測手段で計測された前記定着部材の端部の温度が低いほど長いことを特徴としても良い。
本発明の画像形成装置は、トナー像を用紙に形成する画像形成部と、前記画像形成部で形成されたトナー像を用紙に定着する上記のいずれかに記載の定着装置と、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、定着部材の端部の昇温が定着動作実行の律速であることから、端部の温度に合わせて中央加熱部を制御して、定着部材の中央部と両端部とが同時に定着可能温度に達するようにしているので、定着ローラー部材が均一に昇温されるまでの不要な電力が発生しない。
本発明の一実施形態に係るプリンターの全体構成を模式的に示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターの制御部を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置において、定着ローラーの幅方向におけるメインヒーターとサブヒーターの発熱量を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係る定着装置において、端部温度と遅延時間との関係を示す表である。 本発明の一実施形態に係る定着装置において、定着動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る定着装置において、定着ローラーと加圧ローラーの幅方向における温度分布を示すグラフである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る画像形成装置及び定着装置について説明する。
まず、図1及び図2を用いて、画像形成装置としてのプリンター1の全体の構成について説明する。図1は本発明の一実施形態に係るプリンターの内部構成を模式的に示す正面図、図2は制御部のブロック図である。以下の説明では、図1における紙面手前側をプリンター1の正面側(前側)とし、左右の向きプリンターを正面から見た方向を基準とする。各図に付される矢印Fr、Rr、L、Rは、それぞれプリンター1の前側、後側、左側、右側を示している。
プリンター1の装置本体1aには、図1に示されるように、用紙Sが収容される給紙カセット3と、給紙カセット3から用紙Sを給紙する給紙装置5と、用紙Sにトナー像を形成する画像形成部7と、トナー像を用紙Sに定着する定着装置9と、トナー像が定着された用紙Sを排出する排出装置11と、排出トレイ13と、が備えられている。また、装置本体2には、給紙装置5から、画像形成部7と定着装置9とを通って、排出装置11に向かう用紙Sの搬送経路15が形成されている。搬送経路15には、給紙装置5と画像形成部7との間に、用紙検知センサー17とレジストローラー対19とが設けられている。プリンター1は、図2に示されるように、給紙カセット3と、給紙装置5と、画像形成部7と、定着装置9と、排出装置11と、用紙検知センサー17及びレジストローラー対19(図2には図示省略)にそれぞれ電気的に接続する制御部21を備えている。
制御部21は、給紙装置5、画像形成部7、定着装置9、排出装置11を制御して、以下の画像形成動作を行う。給紙装置5は、印字開始信号を受け取ると、給紙カセット3から搬送経路15に用紙Sを送り出す。用紙検知センサー17が用紙Sを検知して二次給紙開始信号を発した後、レジストローラー対19は、用紙Sの斜行を補正して画像形成部7に送り出す。画像形成部7は、用紙Sにトナー像を形成して、定着装置9に用紙Sを送り出す。定着装置9は、トナー像を用紙Sに定着した後排出装置11に用紙Sを送り出す。排出装置11は、トナー像が定着された用紙Sを排出トレイ13に排出する。
次に、図3及び図4を参照して、定着装置9について説明する。図3は定着装置を示す断面図、図4は定着装置を模式的に示す断面図である。
図2に示されるように、定着装置9は、定着部材としての定着ローラー31と、定着ローラー31との間に加圧領域Nを形成する加圧部材としての加圧ローラー33と、定着ローラー31を加熱する加熱源35と、定着ローラー31の温度を計測する計測手段としての温度センサー37と、を備えている。
定着ローラー31は、通紙方向と直交する用紙の幅方向の中央部の径が両端部の径よりも小さい逆クラウン形状を成しており、円筒状の芯金31aと、芯金31aの外周面に接着層を介して設けられる離型層31bと、を有している。芯金31aは、一例として、外径30mm、厚さ0.6mmのアルミニウムで形成される。離型層31bは、一例として、PFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)で形成される。定着ローラー31は、芯金31aを中心として回転可能に支持されている。
加圧ローラー33は、回転軸33aと、回転軸33aの外周面に設けられる弾性層33bと、弾性層33bの外周面に接着層を介して設けられる離型層33cと、を有している。回転軸33aは、一例として、径が23mmの芯金で形成される。弾性層33bは、一例として、厚さ6mmのシリコーンゴムで形成される。離型層33cは、一例として、PFAチューブで形成される。
加圧ローラー33は、回転軸33aを中心として回転可能に支持されている。さらに、加圧ローラー33は、定着ローラー31に下方から押圧されて、両ローラー31、33間に加圧領域Nを形成している。この加圧領域Nに用紙Sを通紙することで、トナー像が用紙Sに定着される。
加熱源35について、図3及び図4と図5も参照して説明する。図5はメインヒーターとサブヒーターの発熱量を示すグラフである。グラフの縦軸は発熱量を示し、横軸は定着ローラーの幅方向における位置を示す。
図3及び図4に示されるように、加熱源35は、幅方向における定着ローラー31の中央部R1を加熱する中央加熱部としてのメインヒーター41と、幅方向における定着ローラー31の両端部R2を加熱する端部加熱部としてのサブヒーター43と、を有している。メインヒーター41は、発熱量が600Wのハロゲンヒーターであり、サブヒーター43は、発熱量がメインヒーター41よりも低い400Wのハロゲンヒーターである。連続印字時の定着性を考慮して、メインヒーター41の消費電力はサブヒーター43の消費電力よりも高くなっている。
図4に示されるように、メインヒーター41は幅方向における中央部R1にフィラメントが配されており、サブヒーター43は幅方向における両端部R2にフィラメントが配されている。このようなフィラメントの配置により、図5に示されるように、メインヒーター41は、幅方向の中央部R1に発熱量のピークがあり、両端部R2では発熱量が少なくなっている。一方、サブヒーター43は、幅方向の両端部R2に発熱量のピークがあり、中央部R1の発熱量が少なくなっている。
メインヒーター41とサブヒーター43とは、メインヒーター41が搬送方向の上流側、サブヒーター43が下流側となるように搬送方向に並べられて、定着ローラー31の中空部に配置されている。メインヒーター41とサブヒーター43に電圧が印加されると、両ヒーター41、43が点灯し、定着ローラー31の内周面に対して輻射熱を放射して、定着ローラー31を加熱する。詳細には、メインヒーター41は、定着ローラー31の幅方向における中央部R1を主に加熱し、サブヒーター43は、定着ローラー31の幅方向における両端部R2を主に加熱する。
再度図3及び図4を参照して、温度センサー37は、幅方向における定着ローラー31の中央部R1の温度(中央部温度)を計測する中央部センサー47と幅方向における定着ローラー31の一方の端部R2の温度(端部温度)を計測する端部センサー49と、を有している。中央部センサー47としては、非接触式サーミスタを使用できる。端部センサー49としては、接触式サーミスタを使用できる。端部センサー49は、用紙Sの通紙幅の幅方向外側の非通紙領域において定着ローラー31に接触している。図2に示されるように、中央部センサー47と端部センサー49とは、制御部21と電気的に接続しており、それぞれで計測された中央部温度を示すデータと端部温度を示すデータを制御部21に出力する。
上記構成を有する定着装置9の動作について、図6及び図7を参照して説明する。図6は端部温度と遅延時間との関係を示す表であり、図7は定着装置の動作を示すフローチャートである。
まず、遅延時間について説明する。定着ローラー31の中央部温度と端部温度とが同じ場合、前述のように、メインヒーター41の消費電力がサブヒーター43の消費電力よりも高いため、両ヒーター41、43を同時に点灯させると、定着可能温度(一例で180℃)に達するまでの昇温時間は、両端部よりも中央部が短くなる。このため、昇温時間の差だけ、端部温度が定着可能温度に達するまで定着動作を待機する必要がある。この昇温時間の差を遅延時間とすると、サブヒーター43を点灯させた後、遅延時間だけ経過後にメインヒーター41を点灯させることで、中央部温度と端部温度とはほぼ同時に定着可能温度に達することになる。
図6は、定着ローラー31の中央部温度と端部温度とが同じ場合の、端部温度と遅延時間との関係の一例を示す表である。端部温度が35℃よりも低い場合、遅延時間は4秒となる。つまり、端部温度が比較的低い場合は、端部温度が定着可能温度まで昇温するのに長い時間が必要になるので、遅延時間も長くなる。端部温度が高いほど、遅延時間は短くなっている。なお、端部温度が150℃以上の場合は、ほぼ定着可能温度であるため、遅延時間を設けずにメインヒーター41を先に点灯させても昇温時間の差は生じない。
次に、図7を参照して、定着装置9の動作を説明する。印字信号が入力されると、まず、ステップS1において、端部センサー49で計測された端部温度を示すデータが制御部21に送信され、制御部21は、端部温度が150℃以上かどうかを判定する。ステップS1で、端部温度が150℃以上であると判定されると、前述のように、端部温度がほぼ定着可能温度であり、遅延時間を設ける必要がないと判断する。その後、ステップS2に進んでメインヒーター41を点灯させた後、ステップS3に進み、所定の時間(例えば200ms)後にサブヒーター43を点灯させる。
一方、ステップS1で、端部温度が150℃よりも低いと判定されると、ステップS4に進む。ステップS4では、制御部21が、端部温度が80℃以上かどうかを判定する。ステップS5で、端部温度が80℃以上であると判定されると、ステップS5に進み、図7に示す表に基づいて、制御部21が、遅延時間を0.2秒に設定する。
その後、ステップS6に進み、サブヒーター43を点灯させた後、ステップS7に進み、設定された遅延時間0.2秒後に、メインヒーター41を点灯させる。
ステップS4で、端部温度が80℃よりも低いと判定されると、ステップS8に進んで、制御部21が、端部温度が50℃以上かどうかを判定する。ステップS8で、端部温度が50℃以上であると判定されると、ステップS9に進み、図7に示す表に基づいて、制御部21が、遅延時間を1秒に設定する。その後、ステップS6に進み、サブヒーター43を点灯させた後、ステップS7に進み、設定された遅延時間1秒後に、メインヒーター41を点灯させる。
ステップS8で、端部温度が50℃よりも低いと判定されると、ステップS10に進んで、制御部21が、端部温度が35℃以上かどうかを判定する。ステップS11で、端部温度が35℃以上であると判定されると、ステップS11に進み、図7に示す表に基づいて、制御部21が、遅延時間を2秒に設定する。その後、ステップS6に進み、サブヒーター43を点灯させた後、ステップS7に進み、設定された遅延時間2秒後に、メインヒーター41を点灯させる。
ステップS10で、端部温度が50℃よりも低いと判定されると、ステップS12に進み、図7に示す表に基づいて、制御部21が、遅延時間を4秒に設定する。その後、ステップS6に進み、サブヒーター43を点灯させた後、ステップS7に進み、設定された遅延時間4秒後に、メインヒーター41を点灯させる。
一例として、端部温度が35℃よりも低い場合、サブヒーター43を点灯させた後、4秒後にメインヒーター41を点灯させた。すると、12秒後には、中央部温度と端部温度とが定着可能温度にほぼ同時に到達した。この際の温度分布を、図8のグラフに示す。グラフの縦軸は温度、横軸は定着ローラーの幅方向における位置である。実線が定着ローラーの温度、破線が加圧ローラーの温度を示す。
グラフに示されるように、定着ローラー31の中央部と端部とは180℃程度に均一に昇温され、定着ローラー31に接触して加熱される加圧ローラー33の温度も幅方向においてほぼ同じ110〜120℃となっている。
上記説明したように本発明の定着装置9によれば、定着ローラー31の端部の昇温が定着動作実行の律速であることから、端部の温度に合わせてメインヒーター41とサブヒーター43との動作タイミングを決定して、中央部と両端部とがほぼ同時に一定の温度(定着可能温度)に昇温されるようになっている。したがって、サブヒーター43によって両端部が定着可能温度に昇温されるまでに、メインヒーター41を点灯及び消灯させるための電力が発生しない。
具体的には、端部の温度が定着可能温度よりも低い場合は、サブヒーター43を点灯させた後でメインヒーター41を点灯させることで、端部と中央部とを同時に定着可能温度に昇温できる。さらに、端部の温度が低いほど遅延時間を長くしているので、定着装置9の使用環境に応じて適切に定着ローラー31を加熱することができる。また、中央部と両端部とが同時に定着可能温度に達するタイミングに合わせて印字タイミングを制御することができるので、ストレスなく使用できる定着装置9を提供できる。
また、メインヒーター41とサブヒーター43とを時間をずらして点灯させているので、突入電流の増大を防止できる。
また、前述のように、定着ローラー31は逆クラウン形状を有しているため、定着ローラーの回転方向における加圧領域の長さは、中央部よりも端部が長い。このため、一定の発熱量で加熱された場合は、端部の方が中央部よりも定着性(トナーを加熱して用紙に定着させる性能)が高くなる。したがって、端部温度が比較的低い場合でも、遅延時間を過剰に長くすることなく温度を均一化できる。
本実施形態では、図7の表に基づいて遅延時間を設定したが、計測された端部温度から計算式によって遅延時間を求めるようにしても良い。一例として、定着ローラー31の昇温速度が、中央部で20℃/秒、端部で10℃/秒であり、定着可能温度が、中央部で180℃、端部で150℃とすると、計測された端部温度が50℃の状態から印字動作を開始した場合の遅延時間は、以下のようになる。
遅延時間=(端部定着可能温度−計測された端部温度)/端部昇温速度−(中央部定着可能温度−計測された端部温度)/中央部昇温速度
=(150−50)/10−(180−50)/20
=3.5(秒)
また、加熱源35のメインヒーター41とサブヒーター43としてハロゲンヒーターを使用したが、加熱源35としてIHヒーターを使用してもよい。この場合は、定着ローラー31の中央部と両端部とを独立して加熱可能であり、かつ、中央部の発熱量を両端部よりも大きくなるように設定する。
上記した本発明の実施形態の説明は、本発明に係る定着装置及び画像形成装置における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。すなわち、上記した本発明の実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1 プリンター(画像形成装置)
7 画像形成部
9 定着装置
21 制御部
31 定着ローラー(定着部材)
33 加圧ローラー(加圧部材)
35 加熱源
37 計測手段(温度センサー)
41 中央加熱部(メインヒーター)
43 端部加熱部(サブヒーター)

Claims (4)

  1. 定着部材と加圧部材との間に形成される加圧領域に用紙を通紙してトナー像を用紙に定着する定着装置であって、
    通紙方向と直交する用紙の幅方向における前記定着部材の中央部を加熱する中央加熱部と、該中央加熱部よりも発熱量が低く前記幅方向における両端部を加熱する端部加熱部と、を有する加熱源と、
    前記定着部材の端部の温度を計測する計測手段と、
    前記計測手段で計測された前記定着部材の端部の温度に基づいて、前記定着部材の中央部と両端部とが一定の温度に昇温されるように、前記中央加熱部と前記端部加熱部の動作タイミングを決定する制御部と、を備えていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記制御部は、前記計測手段で計測された前記定着部材の端部の温度が所定温度以下の場合には、前記中央加熱部を前記端部加熱部よりも遅延して動作させることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記中央加熱部の遅延時間は、前記計測手段で計測された前記定着部材の端部の温度が低いほど長いことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. トナー像を用紙に形成する画像形成部と、
    前記画像形成部で形成されたトナー像を用紙に定着する請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着装置と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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