JP2019006721A - ポリ(オキシアルキレンオキシナフチレン)化合物、その製造法及びその用途。 - Google Patents
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本発明のポリ(オキシアルキレンオキシナフチレン)化合物は、一般式(1)に示す構造を有する縮重合物である。
一般式(1)で表されるポリ(オキシアルキレンオキシナフチレン)化合物は、一般式(4)で表されるハロゲノアルコキシナフトール化合物を塩基存在下に縮重合反応させることにより得ることが出来る。
本発明の一般式(1)乃至一般式(3)で表されるポリ(オキシアルキレンオキシナフチレン)化合物は光重合増感剤として光重合性組成物の光重合硬化速度を促進することが判明した。すなわち、本発明の般式(1)で表されるポリ(オキシアルキレンオキシナフチレン)化合物は、光重合性化合物が光重合開始剤により光重合を開始する際に、照射された光のエネルギーを光重合開始剤に伝える光重合増感剤として作用する。
本発明の光重合性組成物は、一般式(1)乃至一般式(3)で表されるポリ(オキシアルキレンオキシナフチレン)化合物と光重合開始剤を含有する光重合開始剤組成物と、光重合性化合物とを含有する組成物である。
光カチオン重合性化合物としては、エポキシ化合物、ビニルエーテル等が挙げられる。エポキシ化合物としては、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシル)アジペート等の脂環式エポキシ化合物;モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン製の商品「UV−9300」等のエポキシ変性シリコーン;ペンタエリスリトールポリグリシジルエーテル、1,4−ビス(2,3−エポキシプロポキシパーフルオロイソプロピル)シクロヘキサン、ソルビトールポリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテル、レゾルシンジグリシジルエーテル、1,6−へキサンジオールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、p−tert−ブチルフェニルグリシジルエーテル、o−フタル酸ジグリシジルエーテル、2,2’−ビス(4−グリシジルオキシフェニル)プロパン等のグリシジルエーテル等が挙げられる。ビニルエーテルとしては、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル等が挙げられる。その他の脂環式エポキシ化合物としては、例えばダイセル社製の商品セロキサイド2021Pを使用することができる。これらは二種以上を併用してもよい。また、これらのオリゴマーでもよい。
光ラジカル重合性化合物としては、例えば、スチレン、酢酸ビニル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル等の二重結合を有する有機化合物を用いることができる。これらの光ラジカル重合性化合物のうち、フィルム形成能等の面から、アクリル酸エステルやメタクリル酸エステル(以下、両者をあわせて「(メタ)アクリル酸エステル」という)が好ましい。(メタ)アクリル酸エステルとしては、アクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリ ル酸−2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸シクロヘキシル、テトラエチレングリコールジアクリレート、トリメチ ロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、ポリ ブタジエンアクリレート、ポリオールアクリレート、ポリエーテルアクリレート、シリコーン樹脂アクリレート、イミドアクリレート等が挙げられる。これらの光ラジカル重合性化合物は、単一化合物でも二種以上の混合物であっても良い。また、これらのオリゴマーでもよい。
本発明の光重合開始剤組成物において、光重合開始剤としてオニウム塩を用いた場合は、オニウム塩が光カチオン重合開始剤と光ラジカル重合開始剤の両方の機能を持ち、本発明の光重合増感剤である4−(クロロアルコキシ)ナフタレン化合物も光カチオン重合増感剤と光ラジカル重合増感剤の両方の機能を持つため、光重合性化合物として、光カチオン重合性化合物と光ラジカル重合性化合物の両方を含むハイブリッド組成物において、光重合開始剤組成物として用いることもできる。
本発明の光重合性組成物を光硬化させる場合、当該光重合性組成物をフィルム状に成形して光硬化させることもでき、塊状に成形して光硬化させることもできる。フィルム状に成形して光硬化させる場合は、液状の当該光重合性組成物を例えばポリエステルフィルムなどの基材にバーコーターなどを用いて膜厚5〜300ミクロンになるように塗布することができる。一方、スピンコーティング法やスクリーン印刷法により、さらに薄い膜厚あるいは厚い膜厚にして塗布することもできる。このようにして調製した膜に、250〜500nmの波長範囲を含む紫外線を1〜1000mW/cm2程度の強さで光照射すればよい。用いる光源としてはメタルハライドランプ、キセノンランプ、紫外線LED、青色LED、白色LED、フュージョン社製のDバルブ、Vバルブ、365nmUV−LED、385nmUV−LED、395nmUV−LED、405nmUV−LED等が挙げられる。太陽光の使用も可能である。
本発明の光重合性組成物の光硬化の判定は、タックフリーテスト(指触テスト)に基づいて行った。すなわち、光重合性組成物に光照射すると、硬化して表面のタック(べたつき)が取れるため、光照射を開始してからタック(べたつき)が取れるまでの時間を測定し、光硬化時間とした。
本発明の光カチオン重合性組成物及び/又は光ラジカル重合性組成物に含まれる光重合増感剤がフィルム等に移行(マイグレーション)するかどうかを判定する方法としては、光重合増感剤を含む光重合性組成物を薄いフィルム状物に塗布したものを作成し、その上にポリエチレンフィルムを被せて、光重合性組成物を挟んだフィルム積層物を作る。当該積層物を一定温度(26℃)で一定期間保管し、その後ポリエチレンフィルムを剥がし、光重合増感剤がポリエチレンフィルムに移行しているかを調べ、耐マイグレーション性を判定した。剥がしたポリエチレンフィルムは、アセトンで表面の組成物を洗った後乾燥し、当該ポリエチレンフィルムのUVスペクトルを測定し、光重合増感剤に起因する吸収強度の増大を調べることにより耐マイグレーション性を測定した。なお、当該測定には、紫外・可視分光光度計(島津製作所製、型式:UV2200)を用いた。比較例の化合物である1,4−ジエトキシナフタレンと量的な比較するために、得られた吸光度を1,4−ジエトキシナフタレンの吸光度の値に換算した。換算に当たっては、紫外・可視分光光度計により本発明の化合物及び1,4−ジエトキシナフタレンの231nmにおける吸光度を測定し、その吸光度の値とモル濃度からそれぞれのモル吸光係数を計算し、その比を用いて換算した。
(2)核磁気共鳴装置(NMR):日本電子社製、型式ECS−400
(3)分子量分布:GPC、日本分光社製、2000シリーズ
温度計、攪拌機付きの50ml三口フラスコに4−(3−クロロプロポキシ)−1−ナフトール4.73g(20ミリモル)のジメチルアセトアミド20g溶液に臭化テトラブチルアンモニウム100mgを加え、水酸化ナトリウム800mg(20ミリモル)の水5g溶液を加え、60℃で5時間加熱した。得られた反応液を水中に投入したところ、薄いピンク色の沈殿が生じた。吸引ろ過した後、よく水洗い、乾燥して4−{3−{1−[4−(3−クロロプロポキシ)ナフチル]オキシ]プロポキシ}−1−ナフトールの薄ピンク色の粉末3.7g(8.5ミリモル)を得た。原料4−(3−クロロプロポキシ)−1−ナフトールに対する単離収率は85モル%であった。
(2)IR(KBr,cm−1) :.3410,3075,2970,2930,2880,1592,1458,1374,1267,1233,1153,1084,1022,957,803,761,613,420.
(3)1H−NMR(400MHz、CDCl3):δ=2.31−2.40(m,2H),2.46−2.55(m,2H),3.84(t,J=8Hz,2H),4.24(t,J=8Hz,2H),4.31−4.40(m,4H),6.64−6.76(m,4H),7.42−7.52(m,4H),8.03−8.09(m,2H),8.10−8.16(m,2H).
温度計、攪拌機付きの50ml三口フラスコに3−ブロモプロポキシ−1−ナフトール5.62g(20ミリモル)のジメチルアセトアミド20g溶液にTBAB100mgを加え、水酸化ナトリウム800mg(20ミリモル)の水4g溶液を加え、60℃で1時間加熱した。1時間後多量の沈殿が生じた。得られたスラリーを水中に投入したところ、肌色の沈殿が多量生じた。吸引ろ過した後、よく水洗い、乾燥してポリ(オキシアルキレンオキシ−1,4−ナフチレン)の肌色の粉末3.8g(19ミリモル)を得た。 原料3−ブロモプロポキシ−1−ナフトールに対する単離収率は95モル%であった。
(2)IR(KBr,cm−1) :3065,2965,2950,2890,1670,1630,1592,1457,1375,1268,1232,1153,1085,1023,945,804,760.
(3)1H−NMR(400MHz、CDCl3) :δ1.86−2.28(bm,2H),2.88−3.29(bm,2H),4.12−4.60(bm,2H),6.56−6.72(bm,2H),7.21−7.60(bm,2H),8.05−8.42(bm,2H).
(4)分子量 n=2〜54
温度計、攪拌機付きの50ml三口フラスコに2−(3−クロロプロポキシ)−6−ナフトール4.73g(20ミリモル)のジメチルアセトアミド20g溶液にTBAB 100mgを加え、水酸化ナトリウム800mg(20ミリモル)の水4g溶液を加え、60℃で1時間加熱した。1時間後多量の沈殿が生じた。得られたスラリーを水中に投入したところ、肌色の沈殿が多量生じた。吸引ろ過した後、よく水洗い、乾燥してポリ(オキシアルキレンオキシ−2,6−ナフチレン)の肌色の粉末3.6g(18ミリモル)を得た。 原料3−ブロモプロポキシ−1−ナフトールに対する単離収率は90モル%であった。
(2)IR(KBr,cm−1) :3060.2960,2935,2875,1600,1507,1469,1391,1226,1162,1113,1052,1030,997,969,848,803,683,620,608,467.
(3)1H−NMR(400MHz、CDCl3) :δ2.18−2.33(bm,2H),3.70−3.74(bm,2H),4.09−4.24(bm,2H),6.98−7.18(bm,4H),7.50−7.70(bm,2H).
(4)分子量 n=2〜5
重合性化合物として、脂環式エポキシ化合物(ダイセル社製セロキサイド2021P)を100部、光重合開始剤として、芳香族ヨードニウム塩(ビー・エー・エス・エフ社製イルガキュア250)を5部、光重合増感剤として、合成実施例1と同様の方法で合成した4−{3−{1−[4−(3−クロロプロポキシ)ナフチル]オキシ]プロポキシ}−1−ナフトール1部を混合し、光重合性組成物を調製した。該組成物をポリエステルフィルム(東レ株式会社製ルミラー、膜厚100μm)の上にバーコーターを用いて膜厚が18μmになるように塗布した。次いで、表面からイワサキ社製UV−LEDを用いて光照射した。365nmにおける照射強度は30mW/cm2であった。光照射開始からべたつき(タック)がなくなるまでの光照射時間「タック・フリー・タイム」は40秒であった。
光重合増感剤として、4−{3−{1−[4−(3−クロロプロポキシ)ナフチル]オキシ]プロポキシ}−1−ナフトール に代えて合成実施例2と同様の方法で合成したポリ(オキシトリメチレンオキシ−1,4−ナフチレン)を用いた以外は増感剤評価実施例1と同様にして試験した。光照射開始からべたつき(タック)がなくなるまでの光照射時間「タック・フリー・タイム」は45秒であった。
光重合増感剤として、4−{3−{1−[4−(3−クロロプロポキシ)ナフチル]オキシ]プロポキシ}−1−ナフトールに代えて合成実施例3と同様の方法で合成したポリ(オキシトリメチレンオキシ−2,6−ナフチレン)を用いた以外は増感剤評価実施例1と同様にして試験した。光照射開始からべたつき(タック)がなくなるまでの光照射時間「タック・フリー・タイム」は25秒であった。
光重合増感剤を用いない事以外は増感剤評価実施例1と同様にして試験した。光照射開始から2000秒経過しても全くべたつき(タック)がなくならず、硬化しなかった。
光重合増感剤として、公知の光重合増感剤である1,4−ジエトキシナフタレンを用いた以外は増感剤評価実施例1と同様にして試験した。光照射開始からべたつき(タック)がなくなるまでの光照射時間「タック・フリー・タイム」は42秒であった。
光重合増感剤として、公知の光重合増感剤である2,6−ジエトキシナフタレンを用いた以外は増感剤評価実施例1と同様にして試験した。光照射開始からべたつき(タック)がなくなるまでの光照射時間「タック・フリー・タイム」は22秒であった。
光重合系におけるマイグレーション性の試験
重合性化合物として、脂環式エポキシ(セロキサイド2021P)100部、光重合増感剤として、合成実施例1と同様の方法で合成した4−{3−{1−[4−(3−クロロプロポキシ)ナフチル]オキシ]プロポキシ}−1−ナフトール1部を混合し、光重合性組成物を調製した。次に、ポリエステルフィルム(商品名:ルミラー、膜厚100ミクロン、「ルミラー」は東レ株式会社の登録商標)上に、調製した光重合性組成物を膜厚が30ミクロンとなるようにバーコーターを使用して塗布した。次いで、得られた塗布物上に低密度ポリエチレンフィルム(膜厚30ミクロン)を被せて、暗所で一日間保管したもの、三日間保管したものを、それぞれ保管後、ポリエチレンフィルムを剥がし、ポリエチレンフィルムを良く拭いた後、ポリエチレンフィルムのUVスペクトルを測定し、231nmの吸光度を測定した。得られた4−{3−{1−[4−(3−クロロプロポキシ)ナフチル]オキシ]プロポキシ}−1−ナフトールの吸光度を1,4−ジエトキシナフタレンに換算した。吸光度は、一日保管後0.001、三日保管後0.001であった。
光重合増感剤として4−{3−{1−[4−(3−クロロプロポキシ)ナフチル]オキシ]プロポキシ}−1−ナフトール1部を合成実施例2と同様にして合成したポリ(オキシトリメチレンオキシ−1,4−ナフチレン)1部としたこと以外はマイグレーション試験実施例1と同様にして、光重合組成物を調製し、塗布したのち、塗布物の上部にかぶせたポリエチレンフィルムの吸光度を測定した。吸光度は1日保管後0.003、3日保管後0.003であった。
光重合増感剤として4−{3−{1−[4−(3−クロロプロポキシ)ナフチル]オキシ]プロポキシ}−1−ナフトール1部を合成実施例2と同様にして合成したポリ(オキシトリメチレンオキシ−2,6−ナフチレン)1部としたこと以外はマイグレーション試験実施例1と同様にして、光重合組成物を調製し、塗布したのち、塗布物の上部にかぶせたポリエチレンフィルムの吸光度を測定した。吸光度は1日保管後0.001、3日保管後0.001であった。
光重合増感剤として4−{3−{1−[4−(3−クロロプロポキシ)ナフチル]オキシ]プロポキシ}−1−ナフトール1部を1,4−ジエトキシナフタレン1部としたこと以外はマイグレーション試験実施例1と同様にして、光重合組成物を調製し、塗布したのち、塗布物の上部にかぶせたポリエチレンフィルムの吸光度を測定した。吸光度は1日保管後0.232、3日保管後0.210であった。
光重合増感剤として4−{3−{1−[4−(3−クロロプロポキシ)ナフチル]オキシ]プロポキシ}−1−ナフトール1部を2,6−ジエトキシナフタレン1部としたこと以外はマイグレーション試験実施例1と同様にして、光重合組成物を調製し、塗布したのち、塗布物の上部にかぶせたポリエチレンフィルムの吸光度を測定した。吸光度は1日保管後0.183、3日保管後0.181であった。
Claims (9)
- 一般式(1)で表されるポリ(オキシアルキレンオキシナフチレン)化合物。
- 一般式(2)で表されるポリ(オキシアルキレンオキシ−1,4−ナフチレン)化合物。
(一般式(2)において、mは2以上8以下の整数を表し、nは繰り返し数で2〜20の範囲である。Xは塩素原子又は臭素原子を表す。) - 一般式(3)で表されるポリ(オキシアルキレンオキシ−2,6−ナフチレン)化合物。
(一般式(3)において、mは2以上8以下の整数を表し、nは繰り返し数で2〜20の範囲である。Xは塩素原子又は臭素原子を表す。) - 一般式(4)で表されるハロゲノアルコキシナフトール化合物を塩基存在下に縮重合反応させることによる、一般式(1)で表されるポリ(オキシアルキレンオキシナフチレン)化合物の製造方法。
(一般式(1)において、mは2以上8以下の整数を表し、nは繰り返し数で2〜20の範囲である。Xは塩素原子又は臭素原子を表す。) - 一般式(5)で表される4−ハロゲノアルコキシ−1−ナフトール化合物を塩基存在下に縮重合反応させることによる、一般式(2)で表されるポリ(オキシアルキレンオキシ−1,4−ナフチレン)化合物の製造方法。
(一般式(5)において、mは2以上8以下の整数を表し、Xは塩素原子又は臭素原子を表す。)
(一般式(2)において、mは2以上8以下の整数を表し、nは繰り返し数で2〜20の範囲である。Xは塩素原子又は臭素原子を表す。) - 一般式(6)で表される2−ハロゲノアルコキシ−6−ナフトール化合物を塩基存在下に縮重合反応させることによる、一般式(3)で表されるポリ(オキシアルキレンオキシ−2,6−ナフチレン)化合物の製造方法。
(一般式(6)において、mは2以上8以下の整数を表し、Xは塩素原子又は臭素原子を表す。)
(一般式(3)において、mは2以上8以下の整数を表し、nは繰り返し数で2〜20の範囲である。Xは塩素原子又は臭素原子を表す。) - 一般式(1)で表されるポリ(オキシアルキレンオキシナフチレン)化合物からなる光重合増感剤。
- 一般式(2)で表されるポリ(オキシアルキレンオキシ−1,4−ナフチレン)化合物からなる光重合増感剤。
(一般式(2)において、mは2以上8以下の整数を表し、nは繰り返し数で2〜20の範囲である。Xは塩素原子又は臭素原子を表す。) - 一般式(3)で表されるポリ(オキシアルキレンオキシ−2,6−ナフチレン)化合物からなる光重合増感剤。
(一般式(3)において、mは2以上8以下の整数を表し、nは繰り返し数で2〜20の範囲である。Xは塩素原子又は臭素原子を表す。)
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