JP2019006572A - 運搬装置及び運搬方法 - Google Patents

運搬装置及び運搬方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019006572A
JP2019006572A JP2017124832A JP2017124832A JP2019006572A JP 2019006572 A JP2019006572 A JP 2019006572A JP 2017124832 A JP2017124832 A JP 2017124832A JP 2017124832 A JP2017124832 A JP 2017124832A JP 2019006572 A JP2019006572 A JP 2019006572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
self
propelled carriage
carrying
propelled
carriage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017124832A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6349487B1 (ja
Inventor
澄子 土庫
Sumiko TOKURA
澄子 土庫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2017124832A priority Critical patent/JP6349487B1/ja
Priority to PCT/JP2018/022772 priority patent/WO2019003947A1/ja
Priority to CN201880055064.8A priority patent/CN111051220A/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP6349487B1 publication Critical patent/JP6349487B1/ja
Publication of JP2019006572A publication Critical patent/JP2019006572A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G1/00Storing articles, individually or in orderly arrangement, in warehouses or magazines
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B17/00Hoistway equipment
    • B66B17/14Applications of loading and unloading equipment
    • B66B17/16Applications of loading and unloading equipment for loading and unloading mining-hoist cars or cages

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Handcart (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Abstract

【課題】人が立ち入ることが好ましくない閉領域、例えばエレベーターのかごや倉庫など所定の領域内へ人が立ち入ることなく荷物を搬入・搬出する作業を容易なものとし、作業性と安全性を向上させる。
【解決手段】所定の領域内へ荷物4を搬入し、又は前記領域内から荷物4を搬出する装置であって、例えばエレベーターかごEL内に進入又は後退することを可能とする自走台車2と、自走台車の荷台部22を昇降させる自走台車昇降機構27と、自走部キャスターをエレベーターかごEL内で遠隔操作により安定させる固定機構26と、自走台車2をエレベーターかごEL外において遠隔的に操作する操作装置52と、自走台車2に積載された荷物4を計量する計量部51と、計量部51による計量結果を提示する情報提示部52dと、連結機構23を備えた基体装置3と、基体昇降機構37及び基体装置3の作業台32を回転する回転機構36とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、人が立ち入ることが好ましくない閉領域、例えば倉庫やエレベーターのかご(搬器)等の所定の領域内へ人が立ち入ることなく荷物を搬入し、又は前記領域内に人が立ち入ることなく前記領域内から前記荷物を搬出する運搬装置及び運搬方法に関する。
従来、人が立ち入ることが好ましくない閉領域、例えばエレベーターや倉庫などの所定領域内に、荷物を搬入・搬出する作業では、人員が前記領域内に身体の全部又は一部を入り込んで荷物を搬入又は搬出する作業を行っている。
特にエレベーターでは、荷物の搬入・搬出の際に人がかごに乗り込むとかごに過大な力が作用し、また、走行するかごに人が接触する可能性がある。これに加えて、エレベーターでは、荷台を乗せたかごが走行する際、走行時の揺れによりかごが振られ、かご壁などに衝突したり、また荷崩れや荷台の移動などの影響が発生する可能性がある。
係る問題に対し、個別の課題ごとに専用的に解決されているものもある。例えば、特許文献1(特開2000−44150号)は、荷物運搬を用途とするエレベーターで、紙ロールなどの荷物の搬入・搬出を容易にするために、かごの固定床上に可動床を設けることにより、床後端部を上下させる手段を備えている。
特許文献2(特開2014―1008864号)は、一般利用者とともに荷台や車椅子が乗降する一般的なエレベーターで、走行時のかご床高さを駆動制御する装置をかごに設置することにより、かごの振動による荷台の移動を抑制する手段を備えている。
特開2000−44150号 特開2014−108864号公報
しかしながら、人が立ち入ることが好ましくない閉領域、例えば倉庫やエレベーターの所定の領域に、荷物を搬入・搬出する際に前記領域に人が立ち入ることは作業者の負担となっている。
例えばエレベーターでは、荷物の搬入・搬出作業時に人が走行するかごに接触する可能性があることから、エレベーターによる荷物の運搬作業が煩雑になり、作業者の負担となっている。
特に、荷物の運搬を用途とする荷物運搬用エレベーターは、荷物の搬入・搬出作業の際に、作業員がかごに乗り込んだり、また、かごと接触することによる危険性があり、作業性と安全性を向上するための仕組みの提供が望まれている。
荷物運搬用エレベーターは、かごの積載荷重が人の重量がかかることを前提とすることなく設計・製造・設置され、かごへの立ち入りが好ましくない形態のものがある。このような特殊なエレベーターでは、荷の搬入・搬出の際に作業者がかごに乗り込むと、かごを吊り下げる主ロープ等の駆動装置に過大な力が作用し、主ロープの摩損などにつながる。こうした状態が継続すると、主ロープの切断によるかごの落下が発生する可能性がある。また、作業者が積込・積出作業中にかごに密接に接近すると、走行中のかごに意図せず接触する可能性がある。そのため、人がかごに立ち入ったり、密接に接近することなく、荷物運搬作業の効率と安全性を向上させる工夫が望まれている。
また、荷物運搬用エレベーターは、かごにドアや天井がついていないなど、一般利用者の昇降を用途とするエレベーターに比較して簡易な構造のものがある。エレベーター走行時の振動によりかご内で荷移動や荷崩れが生じると、荷直しのために作業者がかごに立ち入る可能性がある。そのため、エレベーター走行中、振動による荷崩れを防止し、荷物の移動を抑制することにより、作業性と安全性を向上する工夫が望まれている。
さらに、作業者が所定領域外(例えばエレベーターホール)で荷の積込・積出をする際に、腰をかがめることなく作業できるよう、作業性を向上する工夫が望まれている。
そこで、本発明は、上記のような問題を解決するものであり、エレベーターのかごや倉庫などの所定領域内へ人が立ち入ることなく荷物を搬入・搬出する作業を容易なものとし、作業性と安全性を向上させることができる運搬装置及び運搬方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、所定の領域内へ荷物を搬入し、又は前記領域内から前記荷物を搬出する装置であって、前記領域内に向け進入し、又は前記領域内から後退することを可能とする自走台車と、前記自走台車の走行を前記領域外において遠隔的に操作する操作装置と、実施形態に応じて、前記領域外において作業者が前記領域から離隔した位置で荷物の積込・積出を行うことを可能とする基体装置を備えることを特徴とする。
本発明の運搬方法は、所定の領域内へ荷物を搬入する方法であって、
前記領域外において、実施形態に応じて、自走台車が連結された状態の基体装置を配置し、前記自走台車上に荷物を積み込む積込工程と、
前記自走台車を、実施形態に応じて、前記基体装置から切離して前記領域内に向け進入させ、前記荷物を前記領域内へ搬入する搬入工程を含むことを特徴とする。
また、本発明の運搬方法は、所定の領域内から荷物を搬出する方法であって、
前記自走台車を、前記領域内から後退させ、前記荷物を前記領域外へ搬出する搬出工程と
実施形態に応じて、前記領域外に基体装置を配置し、前記領域内から後退された前記自走台車を連結させて、前記自走台車上から荷物を下ろす積出工程と、
を含むことを特徴とする。
また、上記発明では、前記自走台車に備えられ、前記自走台車に積載された荷物を計量する計量部と、前記計量部による計量結果を提示する情報提示部とをさらに備えることが好ましい。
上記発明では、前記自走台車に、前記自走台車の上部に配置され、前記荷物が積載される荷台部と、前記荷台部を前記基体装置に連結する荷台連結部とを設けることが好ましい。
上記発明では、前記自走台車に、キャスターと固定機構を備えることが好ましい。
上記発明では、実施形態に応じて、基体装置の台車部にキャスターを備えることが望ましい。また、実施形態に応じて、前記自走台車に、例えばパンタグラフを用いて荷台を昇降させる昇降機構を備えることが好ましい。
上記発明では、前記基体装置に、所定の高さ位置に設けられる作業台と、前記荷台部を基体装置に連結する連結部、荷台部が連結された状態で前記作業台を水平に回転させる回転機構をさらに備えることが好ましい。
上記発明では、実施形態に応じて、自走台車の荷台連結部及び基体装置の連結部によって基体装置に連結された前記荷台部を、前記自走台車上部と前記作業台の高さ位置との間で昇降させる基体装置側の昇降機構を備えることが好ましい。
以上述べたように、これらの発明によれば、人が立ち入ることが好ましくない閉領域、例えばエレベーターのかごや倉庫などの所定領域内へ人が立ち入ることなく荷物を搬入・搬出する作業を容易なものとし、作業性と安全性を向上することができる。
第1実施形態に係る運搬装置の使用状態を示す斜視図である。 第1実施形態に係る運搬装置の外観構成(パンタグラフが伸長した状態)。 第1実施形態に係る運搬装置の外観構成(自走台車に荷物を載せてパンタグラフを折り畳んだ状態)。 第1実施形態に係る運搬装置の操作装置の内部構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る運搬装置の底面図である。 第1実施形態に係る運搬装置を使用するフロアーF1とフロアーF2のエレベーターホールとエレベーターかごの状況を示す説明図である。 第2実施形態に係る運搬装置の使用状態を示す斜視図である。 第2実施形態に係る運搬装置の全体構成を前方から示す斜視図である。 第2実施形態に係る運搬装置の荷台部が作業台の高さに上昇した状態を前方から示す斜視図である。 第2実施形態に係る運搬装置に荷物を載せた状態を前側から示す斜視図である。 第2実施形態に係る運搬装置に荷物を載せた状態を後側から示す斜視図である。 第2実施形態において荷物を載せた荷台部を下降させた状態を示す斜視図である。 第2実施形態において自走台車を切離した状態を示す斜視図である。 第2実施形態において自走台車と基体装置が連結する状態を示す底面図である。 第2実施形態に係る運搬装置の操作装置の内部構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る運搬装置を使用するフロアーF1とフロアーF2のエレベーターホールとエレベーターかごの状況を示す説明図である。 第2実施形態に係る運搬装置の使用手順を示す説明図である。 変更例1に係る運搬装置の使用手順を示す説明図である。 第1実施形態を用いた変更例2に係る運搬装置の外観構成を示す図である。 変更例3に係る運搬装置の使用状態を示す斜視図(a)と外観構成を示す側面図(b)及び底面図(c)である。 変更例3に係る運搬装置において、車両を積載したときの使用状態を示す斜視図である。
[第1実施形態]
(運搬装置の全体構成)
以下に添付図面を参照して、本発明に係る運搬装置の第1実施形態を詳細に説明する。図1は、自走台車と操作装置から構成される本実施形態に係る運搬装置1Aの使用状態を示す斜視図である。図2及び図3は、本実施形態に係る運搬装置の外観構成を示す図である。図4は、本実施形態に係る操作装置の基本的な内部構成を示すブロック図である。図5は、本実施形態に係る運搬装置の底面図である。図6は、本実施形態に係る運搬装置を使用するフロアーF1とフロアーF2のエレベーターホールとエレベーターかごの状況を示す説明図である。
本実施形態に係る運搬装置1Aは、例えば図1に示すように、エレベーターのかごEL内へ人が立ち入ることなく荷物4を搬入したり、また、前記かご内に立ち入ることなく荷物4を搬出する装置である。
運搬装置1Aは自走台車2を備えており、この自走台車2は、エレベーターかごEL内に向け遠隔操作で又は自動的に走行して進入し、またエレベーターかごEL内から遠隔操作で又は自動的に走行して後退する。
図2に示すように、自走台車の荷台は、例えば人力によりパンタグラフを伸縮させる自走台車昇降機構27を備えている。この自走台車昇降機構27により、作業者は荷台が上昇した状態で、腰をかがめることなく、容易に荷物の積込を行うことができる。
図3に示すように、パンタグラフを折り畳むと荷台が自走部に接着する。これにより、自走台車が走行するときには、積荷の高さがエレベーターかごの高さより下になるように調整することができる。
この自走台車2の走行は、例えば、図4に示すように、エレベーターかごEL外に配置された操作装置52を用いて、遠隔的に作業員L(L1,L2)によって操作される。
操作装置52(521,522)は、通信機能と演算処理機能を備えた操作インターフェースであり、CPU等の演算処理装置により種々の機能を果たしている。CPUは、各種プログラムを実行することにより、CPU上に仮想的に各種モジュールを構築する。なお、この「モジュール」とは、装置や機器等のハードウェア、或いはその機能を持ったソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成され、所定の動作を達成するための機能単位を示す。
具体的に操作装置52(521,522)は、図4に示すように、遠隔操作のためのモジュールとして通信部52aと、遠隔制御部52eと、操作部52fと、情報提示部52dとを備えている。また、操作装置52(521,522)は、計量系のモジュールとして、記憶部52bと、演算部52cとを備えている。
通信部52aは、他の通信機器とデータの送受信を行うモジュールであり、自走台車2の通信モジュールと通信を行い、自走台車2の遠隔操作を行うとともに、自走台車2側で計測された結果を受信したりする。この通信部52aにおける通信方式としては、例えば、第3世代(3G)の通信方式、LTEなどの第4世代(4G)の通信方式、及び第5世代(5G)以降の通信方式等の他、Wifi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などの無線通信ネットワークが含まれ、赤外線通信や超音波通信なども採用することができる。
操作部52fは、タッチパネルや、操縦桿、ボタン等、作業員による操作信号を入力するデバイスであり、この操作部52fで入力された操作信号が遠隔制御部52eを通じて、自走台車2側に送信され、操作対象となっている自走台車2が遠隔操作される。遠隔制御部52eは、操作部52fで入力された操作信号を、自走台車2を制御する制御信号に変換するモジュールであり、必要に応じて操作状況や自走台車2側の状態を情報提示部52dに表示させる。
情報提示部52dは、各種情報を表示するモニターや液晶ディスプレイ、その他LEDランプや音声出力手段など出力デバイスである。なお、操作部52f及び情報提示部52dとしては、タッチパネルやボタン等の物理的操作スイッチなどを接続して、操作用画面の表示データをディスプレイに表示させ、それに応じたタッチ操作やボタン操作をさせることによってユーザー操作信号を取得するGUIを採用することができる。
記憶部52bは、データを記録媒体に蓄積するとともに、これら蓄積されたデータを各デバイスの要求に応じて読み出す装置であり、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)、メモリカード等により構成することができる。
演算部52cは、ファームウェアやOS、各種アプリケーション等のプログラムを実行するモジュールであり、本実施形態では、遠隔操作に必要なプログラムを実行したり、エレベーターかごELにおける積載量の演算を行ったりする機能を提供する。
特に本実施形態では、自走台車2に、図4に示すような、上面の荷台部22に対して計量部51が設けられ、この計量部51は自走台車2上に積載された荷物4の重量を計量する計測装置であり、この計量部51による計量結果は、無線通信等により操作装置52に転送され、演算部52cにおいてエレベーターかごELにおける総積載量(自走台車と積載荷物の総重量)を算出し、その算出結果を操作装置52側に設けられた情報提示部52dに提示される。情報提示部52dでは算出された積載量の累積を総重量として表示させ、積載可能な残りの重量を提示したり、積載オーバーのときにはその旨のアラートを出力し、過荷重の解消を促したりする。
また、図5に示すように、自走台車2の自走部21の下面には、自走台車2が停止位置から移動しないように遠隔操作により固定して安定させる固定手段を備えている。ここでは、この固定手段として、例えば、自走部21がエレベーターかごEL内に積載されているときに、自走部21を床面に固定するための固定機構26が設けられている。この固定機構26は、自走部21の下面において上下に進退される円板であり、この固定機構26の円板部分を遠隔操作により下方へ突出させることにより、床面から反力を得て自走部21を上昇させ、キャスター24が床面から離れるようにする。これにより、自走部21が床面に固定される。また、遠隔操作により固定機構26の円板部分を上方へ後退させることにより、自走部21を下降させ、キャスター24が床面に接する。これにより、キャスター24により、自走部21が前後左右自在に移動が可能となる。
(運搬装置の動作)
以上説明した運搬装置を動作させることによって、本発明の搬送方法を実施することができる。
図6に示すように、例えば、1階から2階へ荷物4を運搬する場合には、先ず、作業員L1は、フロアーF1のエレベーターホールなど、エレベーターかごEL外において、自走台車2上に荷物4を積載する積込工程を行う。このとき、自走台車の固定機構26の円板部分を下方に突出させて、自走部21を床面に固定して、荷台部22に荷物4を積み込む。
さらにこのとき、作業員L1は、エレベーターホールにおいて、自走台車2に備えられた計量部51により、自走台車2に積載された荷物4を計量し、操作装置52(521,522)の情報提示部52dに計量結果を提示する情報提示工程が実行される。具体的には、各自走台車2上面の荷台部22に設けられた計量部51によって、自走台車2上に積載された荷物4の重量を計量し、その計量結果が無線通信により操作装置52に転送され、演算部52cにおいてエレベーターかごELにおける総積載量が算出される。この算出結果は、操作装置52側に設けられた情報提示部52dで提示される。ここでは、情報提示部52dで算出された積載量の累積が、その時点における総重量として表示され、積載可能な残りの重量が提示されたり、積載オーバーのときにはその旨のアラートが出力され、超荷重の解消を促したりする。
エレベーターホールにおいて積載量の調節ができたら、作業員L1は、荷台部の高さを自走台車昇降機構27により調整して自走部に接する位置まで下降させる。また、このとき、遠隔操作により固定機構26を上方に後退させ、自走部21が自在に移動できるようにする(図2を参照)。これによって、積込工程を終了する。
この状態で、作業員L1は、自走台車2をエレベーターかごEL内に向け進入させ、荷物4をエレベーターかごEL内へ搬入する。その後、荷物4をエレベーターかごEL内に搬入し、目的位置に停止したあと、自走台車2に備えられた固定機構26を遠隔操作により床面に突出させて、自走台車2がエレベーター走行中の振動などによりエレベーターかごEL内で停止位置から移動しないよう安定する(図3を参照)。これによって、搬入工程を終了する。
フロアーF1において、荷物の搬入工程が終了したら、この状態において、作業員L1は、エレベーターかごELを上昇させて、荷物4を積載した自走台車2を目的階のフロアーF2へ移動させる。次いで、図6に示すように、作業員L2は、フロアーF2において、自走台車2に設ける固定機構26の円板部分を遠隔操作により上面に後退させ、キャスター24の遠隔操作によって自走台車2をエレベーターかごEL内から後退させる。これにより、荷物4をエレベーターかごEL外へ搬出する搬出工程を終了する。
その後、フロアー2Fのエレベーターホールにおいて、作業員L2は、エレベーターかごEL内から後退された自走台車2の荷台部22を、自走台車昇降機構27によって上昇させ、作業員L2は腰をかがめることなく、荷台上から荷物4を下ろす積出工程を行う(図2を参照)。
(作用・効果)
以上説明した実施形態によれば、人が立ち入ることが好ましくない閉領域、例えばエレベーターのかご内に人が立ち入ることなく荷物を搬入・搬出する作業を容易なものとし、また、荷の積込・積出時の作業性と安全性を向上させ、さらに、前記領域内に載置された荷物が、例えば動力により運搬される際に、振動による荷崩れを防止し、荷物の移動を抑制することができる。
[第2実施形態]
(運搬装置の全体構成)
次に、本発明に係る運搬装置の第2実施形態を詳細に説明する。上記第1実施形態に係る運搬装置1Aは自走台車2及び操作装置52のみから構成されるが、本実施形態の運搬装置1Bでは、これらに加えて、例えばエレベーターかごEL外に基体装置3を配置することを特徴とする。図7は、本実施形態に係る運搬装置1Bの使用状態を示す斜視図である。図8〜図13は、本実施形態に係る運搬装置1Bの外観構成を示す斜視図であり、図14は、自走台車及び基体装置が連結された状態を示す底面図である。図15は、本実施形態に係る運搬装置1Bの操作装置の内部構成を示すブロック図である。図16は、第2実施形態に係る運搬装置を使用するフロアーF1とフロアーF2のエレベーターホールとエレベーターかごの状況を示す説明図である。図17は本実施形態に係る運搬装置1Bの使用手順を示す説明図である。なお、本実施形態において、上述した実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その機能等は特に言及しない限り同一であり、その説明は省略する。
本実施形態では、自走台車2の上部に荷台部22が配置され、この荷台部22の上面に荷物4が積載される。一方、基体装置3は、図7に示すように、エレベーターかごEL外の床面(フロアーF1床面)上に、自走台車2が連結される連結機構を備えた基体装置3が配置されている。
図8に示すように、基体装置3の基体部33の上部には所定の高さ位置に作業台32が設けられ、自走台車2の荷台部22には、図11に示すように、作業台32の昇降機構37と連結される荷台連結部21bが設けられている。また、台車部31の前面及び自走部21の後端面には、相互に連結される自走部側連結部21a及び基体側連結部23が設けられている。
さらに、図8及び図9に示すように、基体部33の前面には、荷台連結部21bに連結された荷台部22を、自走台車2上部と作業台32の高さ位置との間で昇降させる昇降機構37が設けられている。昇降機構37は、基体部33前面の高さ方向に延設され、基体部33に内蔵された駆動手段により周回される無端状のチェーンベルトを有し、このチェーンベルトが脱着可能に荷台部22と係合して、チェーンベルトが周回されることにより荷台部22が昇降される。
図8に示すように、基体装置3は下部に台車部31を備えており、この台車部31の上面に基体部33が載置されている。この台車部31の下面には台車部キャスター34が配設され、台車部31の後部に配置されたハンドル35aにより人力により押し移動が可能となっている。このハンドル35aは、水平な円弧状をなしており、台車部31の後部上面に立設されたハンドル支持部35によって水平に支持されている。
また、図10及び図14に示すように、この台車部31の下面には、荷台部22が連結された状態で作業台32を水平に回転させる回転機構36を備えている。この回転機構36は、台車部31の下面において、ベアリング機構等により水平に回転する円板であり、上下に進退するようになっている。この回転機構36の円板部分を遠隔操作により下方へ突出させることにより、床面から反力を得て台車部31を上昇させ、台車部キャスター34が床面から離れるようにする。これにより、台車部31が回転機構36の回転軸を中心に容易に回転される。また、回転機構36の円板部分を上方へ後退させることにより、台車部31を下降させ、台車部キャスター34が床面に接するようにする。これにより、台車部キャスター34により自走台車は前後左右自在に移動が可能となる。
なお、本実施形態では、自走台車2を遠隔操作する操作装置と、基体装置3を操作する操作装置とが、図15に示すように、一体的に構成されて操作装置38として設けられており、操作部52fによって、自走台車2を遠隔操作するとともに、基体装置3側の駆動機構39や各連結機構23,21a,21bを制御するようになっている。
(運搬装置の動作)
以上説明した運搬装置1Bを動作させることによって、本発明の搬送方法を実施することができる。ここでは、図16に示すように、例えば、1階から2階へ荷物4を運搬する場合、1階(フロアーF1)及び2階(フロアーF2)のそれぞれに基体装置3A及び3Bを配置し、各基体装置3A及び3Bをそれぞれ作業員L1及びL2が取り扱う。
先ず、図10に示すように、フロアーF1のエレベーターホールなど、エレベーターかごEL外において、自走台車2が連結された状態の基体装置3Aを配置し、自走台車2上に荷物4を積載する積込工程を行う。この作業に際し、図17に示すように、先ず、フロアーF1では、作業員L1が荷台部22上に荷物4を積み込む(同図(a))。このとき、図14に示すように、台車部31の下面に備えられた回転機構36により、台車部31に荷台部22が連結された状態で作業台32を人力により水平に回転させ、作業員L1側に荷台部22が向くようにしている。この状態において作業員L1はかごから離隔した位置で荷台部22に対面することができ、エレベーターかごELと接触する危険がない状況で荷物4を積み込むことができ、作業性を向上することができる。なお、この積込工程においては、自走台車の固定機構26を上方に後退させ、自走台車2が自走部キャスター24によって自在に移動できるようにしておく(図2を参照)。
このフロアーF1において自走台車2上に荷物4を積み込む際に、エレベーターかごEL外において、図15に示すように、自走台車2に備えられた計量部51により、自走台車2に積載された荷物4を計量し、操作装置52の情報提示部52dに計量結果を提示する情報提示工程が実行される。具体的には、各自走台車2上面の荷台部22に設けられた計量部51によって、自走台車2上に積載された荷物4の重量を計量し、その計量結果が無線通信により操作装置52に転送され、演算部52cにおいてエレベーターかごELに搬入された荷物及び自走台車の総積載量が算出される。この算出結果は、操作装置52側に設けられた情報提示部52dで提示される。ここでは、情報提示部52dで算出された積載量の累積が、その時点における総重量として表示され、自走台車2上に荷物を積み込んだ時点で、積載可能な残りの重量を提示したり、積載オーバーのときにはその旨のアラートを出力し、過荷重の解消を促したりする。
この荷台部22への積込み作業のあと、作業員L1は、台車部31の回転機構36により、台車部31に荷台部22が連結された状態で作業台32を人力によって水平に回転させ、荷台部22が自走台車2の進行方向、すなわちエレベーターかごELの方へ向くようにする(図17(b))。次いで、図12に示すように、遠隔操作により昇降機構37に沿って荷台部22を下降させ、荷台部22を自走部21に結合させる。また、このとき遠隔操作によって回転機構36の円板部分を上方へ後退させることにより、台車部31を下降させ、台車部キャスター34が床面に接するようにする。これによって、積込工程を終了する。
次いで、図13に示すように、フロアーF1において、作業員L1は、自走台車2を遠隔操作により基体装置3から切離し、さらに、図17(c)に示すように、自走部キャスター24の遠隔操作により自走台車2を走行させて、エレベーターかごEL内に進入させ、荷物4をエレベーターかごEL内へ進入する搬入工程を行う(図16の下図)。自走台車2をエレベーターかごEL内の目的位置で遠隔操作により停止させたら、自走台車2の自走部21下面に設けられた固定機構26を遠隔操作により下方へ突出させて、床面から反力を得て自走部21を上昇させ、自走部キャスター24が床面から離れるようにする(図3を参照)。これにより、自走台車2を載置した状態でエレベーターが走行する際に、自走台車2に載置された荷物が振動により荷崩れを起こしたり、自走台車2が停止位置から移動するのを抑制する。
そして、図16に示すように、フロアーF1において、荷物4を積載した自走台車2のエレベーターかごELへの搬入が終了したら、作業員L1は、この状態においてエレベーターかごELを上昇させて、荷物4を積載した自走台車2を目的上階のフロアーF2へ移動させる。次いで、フロアーF2において、作業員L2は、エレベーターかごEL内に停止した自走台車2を自走部キャスター24の遠隔操作により走行させて、エレベーターかごEL内から後退させる。このとき、固定機構26の円板部分を遠隔操作により上方へ後退させることにより、自走部21を下降させ、自走部キャスター24が床面に接するようにし、自走部キャスター24によって自走台車2が前後左右自在に移動できるようにする。これによって、フロアーF2において、荷物4を積載する自走台車2をエレベーターかごEL外へ搬出する搬出工程が終了する。
次いで、フロアーF2において、作業員L2は、エレベーターかごEL内から後退された自走台車2をフロアーF2のエレベーターホールに配置された基体装置3Bに遠隔操作により連結させて、自走台車2上から荷物を下ろす積出工程を行う。積出の際には、図17に示す手順を逆に行う。
詳述すると、図17(c)〜(a)に示すように、フロアーF2では、先ず、作業員L2は、エレベーターかごEL内から後退された自走台車2をフロアーF2のエレベーターホールに配置された基体装置3Bに遠隔操作により連結させ、昇降機構37に沿って荷台部22を上昇させ、荷台部22を作業台32に結合させる。また、このとき回転機構36の円板部分を遠隔操作によって下方へ突出させることにより、台車部31を上昇させ、キャスター34が床面から離れるようにする。次いで、台車部31の下面に備えられた回転機構36により、台車部31に荷台部22が連結された状態で作業台32を人力により水平に回転させ、作業員L2側に荷台部22が向くようにする。この状態において作業員L2はエレベーターかごELから離隔した位置で荷台部22に対面して荷物4の積出作業を行うことができる。この場合には、作業員L2はエレベーターかごELと接触する危険がない状況で積出作業を行うことができる。
(作用・効果)
以上説明した本実施形態によれば、例えばエレベーターかごELへ荷物を搬入・搬出する作業を容易なものとし、また、荷物の積込・積出時の負担と危険を軽減し、さらに、エレベーター走行時の荷崩れや荷物の移動を抑制することができる。
基体装置3を搬入する階及び搬出する階の各階に配置するため(基体装置3A及び3B)、複雑な遠隔操作が不要であり、また、自走台車の荷台を基体装置に設ける昇降機構37によって昇降させることにより、自走台車昇降機構27を省略することができる。これによって、本実施形態は、実施形態1Aに比較して、自走台車を軽量化し、一回の運搬による荷の積載量を増やすことができ、また、作業員L1、作業員L2が作業の際にエレベーターかごELに接触する危険をさらに低減することができる。
(変更例1)
なお、上述した実施形態の説明は、本発明の一例である。このため、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて、用途を含め、種々の変更が可能である。
例えば、図18に示すように、エレベーターかごELを介して複数階で複数個の荷物の積み下ろしを行う場合に、積込を行う階(図示した例ではフロアーF1)にのみ基体装置3を配置することができる。これにより、フロアーF1での積込時は作業員L1が基体装置3を用いてエレベーターかごELへの搬入を行い、個々の目的階、例えばフロアー2Fでは作業員L2が操作装置52のみを用いて搬出を行う。
これによれば、積み込み作業が集中する階(ここではフロアーF1)では基体装置3を用いて効率よく搬入を行い、積み出しなどの作業が分散する他の階(ここではフロアーF2)では、操作装置52のみを配置し、全体の設備コストを低減させ、目的階のエレベーターホールが比較的狭いスペースであっても効率よく、危険を低減しつつ作業することができる。この場合には、荷台部の昇降機能は、自走台車昇降機構27と昇降機構37の双方を備えることができ、或いは、いずれかを省略して、設備をより簡素化することができる。
(変更例2)
また、本発明に係る運搬装置は、例えば人の立ち入りが好ましくない倉庫WHの所定領域内への、また、前記領域からの荷物の搬入・搬出作業を容易にする運搬方法としても用いることができる。この場合には、自走台車2に設ける固定機構26を省略することができる。図19は、第1実施形態による場合の変更例2の外観構成を示す図である。
(変更例3)
さらに、上述した実施形態では、自走台車2を、エレベーターや倉庫に対して荷物4を搬入若しくは搬出する目的に合わせて、荷物を運搬する台車のような形態としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図20及び図21に示すような、車両を収容し、パレット(搬器)によって車両を運搬して駐車される機械式駐車装置において、入庫及び出庫の際に、人が前記装置内に乗り入れることなく車両40を前記装置内へ運搬する形態としてもよい。
一般的な機械式駐車装置では、車両40を載置するパレットPLが移動可能に、ピットと呼ばれる収納空間内に複数設置されている。このピットPTには、パレットPLに臨むように、パレットPLへの車両進入路が例えば地上階F0に設けられ、車両進入路からパレットPL上へ進入し、パレットPL上に載置された車両40は、パレットPLが昇降、回転或いは左右に移動されることにより、ピットPT内の所定位置へ移送されて、垂直方向にも重畳させて駐車を可能とすることにより立体的に収納される。本変更例では、このパレットPL上へ車両40を載置及び退出する際に、その車両40の運転者や同乗者が車両40に乗車したままパレットPL内へ進入するのを回避し、また、パレットPLがピットPT内を移動する際に、パレットPLに載置された車両40が振動により停止位置から移動するのを抑制することにより、車両40のピットPT内での運搬を円滑かつ安全にすることを要旨とする。
添付図面を参照して変更例3を詳述すると、図20は、本変更例に係る運搬装置の使用状態を示す斜視図(a)と外観構成を示す側面図(b)及び底面図(c)であり、図21は、本変更例に係る運搬装置の使用手順を示す斜視図である。本変更例では、上記実施形態で説明した自走台車を、図20に示すような、パレットPL上に進入して載置可能となるようなサイズ及び形状を有する車両用自走台車20とする。この車両用自走台車20は、自走部21の下面に設けられたキャスター24が駆動することにより前後に走行する構成となっており、自走部21の上面に設けられた荷台部22に車両40を載置することができるようになっている。また、自走部の端にはデッキ28が設けられ、荷台部22に車両を載置することを容易にする。さらに、自走部21の下面には、固定機構26が設けられ、パレットPLがピットPT内を昇降等移動する際にパレットPLに載置された車両が振動により停止位置から移動するのを抑制することができるようになっている。
そして、図21に示すように、ピットPT手前の車両進入路において、運転者や同乗者は車両40から降り、運転者は操作装置により遠隔操作を行ってデッキ28の先端を下して床面に接着させる(同図(a))。この状態で運転者は車両40を運転して荷台部22上に車両40を載置させる。次いで、運転者は車両40及び荷台部22から降りて、遠隔操作によりデッキ28の先端を水平に上げる(同図(b))。この状態で、運転者は、車両40を載置された車両用自走台車20を遠隔操作によりパレットPL上に移動させ、パレットPL上で停止させる(同図(c))。これにより、入庫の際の車両進入工程が終了する。
また、このとき、運転者は自走部21の下面に設けられた固定機構26を遠隔操作により下方へ突出させて、パレットPLの床面に接着するようにする。この状態で、車両を載置されたパレットPLがピットPT内を移動する際に、固定機構26により車両用自走台車20に載置された車両40が振動により停止位置から移動するのを抑制することができる。
出庫する際は、車両40を載置したパレットPLが、例えば地上階FOに設けられた車両進入路に面した駐車装置の出入口で停止したら、運転者は遠隔操作により自走部21の下面に設けられた固定機構26を上方に後退させて床面から離れるようにする。この状態で、図21に示す進入の手順を逆に行う。これによって車両退出工程を終了する。
これより、本変更例によれば、機械式駐車装置において、運転手や同乗者が車両40とともにパレットPLやピットPT内へ進入することなく、車両40をパレットPL内に格納及び退出させ、また、パレットPL上に載置された車両40がピットPT内で動力により運搬される際に、振動による車両40の移動を抑制することができる。これによって、前記装置への車両40の入出庫の際に事故を防止し、車両40の運搬の円滑性と安全性を向上することができる。
EL…エレベーターかご
F0…地上階
F1…1階フロアー
F2…2階フロアー
L1,L2…作業員
PL…パレット
PT…ピット
WH…倉庫
1(1A,1B)…運搬装置
2…自走台車
3(3A,3B)…基体装置
4…荷物
20…車両用自走台車
21…自走部
21a…自走部側連結部
21b…荷台連結部
22…荷台部
23…基体側連結部
24…自走部キャスター
26…固定機構
27…自走台車昇降機構
28 デッキ(乗り板)
31…台車部
32…作業台
33…基体部
33a…連結部
34…台車部キャスター
35…ハンドル支持部
35a…ハンドル
36…回転機構
37…昇降機構
51…計量部
52(521,522)…操作装置
52a…通信部
52b…記憶部
52c…演算部
52d…情報提示部
52e…遠隔制御部
52f…操作部
上記発明では、実施形態に応じて、自走台車の荷台連結部及び基体装置の連結部によって基体装置に連結された前記荷台部を、前記自走台車上部と前記作業台の高さ位置との間で昇降させる基体装置側の昇降機構を備えることが好ましい。
また、上記発明の運搬方法は、所定の領域内へ荷物を搬入する際には、搬入に先立つ積込行程で自走台車と基体装置を連結した形態を採用し、前記領域から荷物を搬出する際には、自走台車のみを遠隔操作する形態を採用して荷物の搬出、さらに荷物の積出を行うことができる。この運搬方法による場合には、自走台車に例えばパンタグラフなどの自走台車用昇降機能を備えることが望ましい(変更例1を参照)。
さらに、請求項9〜12に係る本発明は、車両を載置する車両用自走台車によって車両を運搬し、機械式駐車装置の収容空間内に設置されたパレット上に車両を格納して駐車させる装置であって、
前記パレットに向け進入し、又は前記パレット上から後退することを可能とする車両用自走台車と、
前記車両用自走台車の走行を前記機械式駐車装置の領域外において遠隔的に操作する操作装置と、
前記車両用自走台車の上部に配置され、前記車両が載置される荷台部と、
前記自走台車の下部に配置される自走部の端に設けられたデッキと
を備え、
前記デッキは、その先端を下して前記パレット手前の車両進入路の床面に接着させて前記荷台部上に前記車両を載置させ、この状態において前記先端を水平に上げられる
ことを特徴とする(変更例3を参照)。
上記発明では、前記パレット内において、遠隔操作により前記パレット上に載置された車両用自走台車の下方へ突出されて前記パレットの上面に接着され、パレット昇降等の際に前記車両用自走台車に載置された車両が振動・傾斜等により移動しないように前記車両用自走台車を固定する固定手段をさらに有することが好ましい。
また、本発明は、前記パレット上へ前記車両を入庫する方法であって、
前記収容空間外において、前記車両用自走台車上に車両を載置する積込工程と、
前記車両用自走台車を、前記パレットに向け進入させ、前記車両を前記パレット上へ格納する搬入工程と
を含むことを特徴とする。
さらに、本発明は、前記パレットから車両を出庫する方法であって、
前記車両用自走台車を、前記パレットから後退させ、前記車両を前記収容空間外の前記車両進入路へ前記車両を搬出する搬出工程と
前記車両進入路において前記車両用自走台車上から前記車両を下ろす積出工程と、
を含むことを特徴とする。
出庫する際は、車両40を載置したパレットPLが、例えば地上階FOに設けられた車両進入路に面した駐車装置の出入口で停止したら、運転者は遠隔操作により自走部21の下面に設けられた固定機構26を上方に後退させて床面から離れるようにする。この状態で、段落0067及び図21に示す入庫の手順を逆に行う。これによって車両40が載置された車両用自走台車20を、遠隔操作によりパレットPL上から退出させて搬出工程を行う。その後、パレットPL手前の車両進入路において、運転者は遠隔操作によりデッキ28の先端を下げて、荷台部22に載置される車両40を運転することにより、車両40を車両用自走台車20から下す積出工程を終了する。
上記発明では、実施形態に応じて、自走台車の荷台連結部及び基体装置の連結部によって基体装置に連結された前記荷台部を、前記自走台車上部と前記作業台の高さ位置との間で昇降させる基体装置側の昇降機構を備えることが好ましい。
また、上記発明の運搬方法は、所定の領域内へ荷物を搬入する際には、搬入に先立つ積込工程で自走台車と基体装置を連結した形態を採用し、前記領域から荷物を搬出する際には、自走台車のみを遠隔操作する形態を採用して荷物の搬出、さらに荷物の積出を行うことができる。この運搬方法による場合には、自走台車に例えばパンタグラフなどの自走台車用昇降機能を備えることが望ましい(変更例1を参照)

Claims (9)

  1. 所定の領域内へ荷物を搬入し、又は前記領域内から前記荷物を搬出する装置であって、
    前記領域内に向け進入し、又は前記領域内から後退することを可能とする自走台車と、
    前記自走台車の走行を前記領域外において遠隔的に操作する操作装置と
    を備えることを特徴とする運搬装置。
  2. 前記自走台車に備えられ、前記自走台車に積載された荷物を計量する計量部と、
    前記計量部による計量結果を提示する情報提示部と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の運搬装置。
  3. 前記領域外に配置され、前記自走台車が連結される連結部を備えた基体部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の運搬装置。
  4. 前記自走台車の上部に配置され、前記荷物が積載される荷台部と、
    前記基体部側に設けられ、所定の高さ位置に設けられる作業台と、
    前記荷台部を基体部に連結する連結部と、
    前記連結部に連結された前記荷台部を、前記自走台車上部と前記作業台の高さ位置との間で昇降させる昇降機構と
    をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の運搬装置。
  5. 前記荷台部が基体部に連結された状態で前記作業台を水平に回転させる回転機構をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の運搬装置。
  6. 前記領域内において、自走台車が停止位置から移動しないように、遠隔操作により前記自走台車を固定する固定手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の運搬装置。
  7. 所定の領域内へ荷物を搬入する方法であって、
    前記領域外において、自走台車が連結された状態の基体部を配置し、前記自走台車上に荷物を積み込む積込工程と、
    前記自走台車を、前記基体部から切離して前記領域内に向け進入させ、前記荷物を前記領域内へ搬入する搬入工程と
    を含むことを特徴とする運搬方法。
  8. 所定の領域内から荷物を搬出する方法であって、
    前記自走台車を、前記領域内から後退させ、前記荷物を前記領域外へ搬出する搬出工程と
    前記領域外に基体部を配置し、前記領域内から後退された前記自走台車を連結させて、前記自走台車上から荷物を下ろす積出工程と、
    を含むことを特徴とする運搬方法。
  9. 前記領域外において、前記自走台車に備えられた計量部により、前記自走台車に積載された荷物を計量し、その計量結果を提示する情報提示工程をさらに含むことを特徴とする請求項7又は8に記載の運搬方法。
JP2017124832A 2017-06-27 2017-06-27 運搬装置及び運搬方法 Active JP6349487B1 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017124832A JP6349487B1 (ja) 2017-06-27 2017-06-27 運搬装置及び運搬方法
PCT/JP2018/022772 WO2019003947A1 (ja) 2017-06-27 2018-06-14 運搬装置及び運搬方法
CN201880055064.8A CN111051220A (zh) 2017-06-27 2018-06-14 搬运装置及搬运方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017124832A JP6349487B1 (ja) 2017-06-27 2017-06-27 運搬装置及び運搬方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6349487B1 JP6349487B1 (ja) 2018-06-27
JP2019006572A true JP2019006572A (ja) 2019-01-17

Family

ID=62706310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017124832A Active JP6349487B1 (ja) 2017-06-27 2017-06-27 運搬装置及び運搬方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6349487B1 (ja)
CN (1) CN111051220A (ja)
WO (1) WO2019003947A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7243800B1 (ja) 2021-12-15 2023-03-22 フジテック株式会社 エレベータ管理装置、エレベータ管理装置の制御方法、エレベータ管理システム、および自走型装置

Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4991955U (ja) * 1972-12-02 1974-08-08
JPS5536158A (en) * 1978-09-07 1980-03-13 Tokyo Shibaura Electric Co Article conveyance intermediary apparatus
JPS6025573U (ja) * 1983-07-29 1985-02-21 神鋼電機株式会社 無人誘導車の位置決め装置
JPS6412098U (ja) * 1987-07-10 1989-01-23
JPH0534077U (ja) * 1991-10-17 1993-05-07 村田機械株式会社 無人搬送車の転倒防止装置
JPH05340122A (ja) * 1992-06-05 1993-12-21 Yasuo Tokuoka 車両受渡し装置とそのシステム
JPH0657983A (ja) * 1992-08-10 1994-03-01 Ando Kensetsu Kk 横走式駐車装置
JPH07172340A (ja) * 1993-12-20 1995-07-11 Nippondenso Co Ltd 走行台車
JPH081276U (ja) * 1993-06-30 1996-08-13 株式会社テクノパテント 重量測定装置付台車
JPH08318834A (ja) * 1995-05-23 1996-12-03 Narita Jidosha Kk 自動車用昇降装置
JP2003018663A (ja) * 2001-06-28 2003-01-17 Yaskawa Electric Corp 無人走行台車の走行環境制御システム
JP2003301622A (ja) * 2002-04-08 2003-10-24 Fuji Hensokuki Co Ltd フラット面を形成するターン装置
JP2005113662A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Fuji Hensokuki Co Ltd ターンレールの構造
JP2008239256A (ja) * 2007-03-23 2008-10-09 Mitsubishi Electric Corp 配送システム
JP2010203200A (ja) * 2009-03-06 2010-09-16 Shinmaywa Engineering Ltd 二輪車格納体及び機械式駐車装置

Patent Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4991955U (ja) * 1972-12-02 1974-08-08
JPS5536158A (en) * 1978-09-07 1980-03-13 Tokyo Shibaura Electric Co Article conveyance intermediary apparatus
JPS6025573U (ja) * 1983-07-29 1985-02-21 神鋼電機株式会社 無人誘導車の位置決め装置
JPS6412098U (ja) * 1987-07-10 1989-01-23
JPH0534077U (ja) * 1991-10-17 1993-05-07 村田機械株式会社 無人搬送車の転倒防止装置
JPH05340122A (ja) * 1992-06-05 1993-12-21 Yasuo Tokuoka 車両受渡し装置とそのシステム
JPH0657983A (ja) * 1992-08-10 1994-03-01 Ando Kensetsu Kk 横走式駐車装置
JPH081276U (ja) * 1993-06-30 1996-08-13 株式会社テクノパテント 重量測定装置付台車
JPH07172340A (ja) * 1993-12-20 1995-07-11 Nippondenso Co Ltd 走行台車
JPH08318834A (ja) * 1995-05-23 1996-12-03 Narita Jidosha Kk 自動車用昇降装置
JP2003018663A (ja) * 2001-06-28 2003-01-17 Yaskawa Electric Corp 無人走行台車の走行環境制御システム
JP2003301622A (ja) * 2002-04-08 2003-10-24 Fuji Hensokuki Co Ltd フラット面を形成するターン装置
JP2005113662A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Fuji Hensokuki Co Ltd ターンレールの構造
JP2008239256A (ja) * 2007-03-23 2008-10-09 Mitsubishi Electric Corp 配送システム
JP2010203200A (ja) * 2009-03-06 2010-09-16 Shinmaywa Engineering Ltd 二輪車格納体及び機械式駐車装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7243800B1 (ja) 2021-12-15 2023-03-22 フジテック株式会社 エレベータ管理装置、エレベータ管理装置の制御方法、エレベータ管理システム、および自走型装置
JP2023088741A (ja) * 2021-12-15 2023-06-27 フジテック株式会社 エレベータ管理装置、エレベータ管理装置の制御方法、エレベータ管理システム、および自走型装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2019003947A1 (ja) 2019-01-03
JP6349487B1 (ja) 2018-06-27
CN111051220A (zh) 2020-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018131007A1 (ja) 水平搬送台車
JP6807617B1 (ja) 航空コンテナ輸送用トレーラ
JP2008239019A (ja) トレーラ
JP2008266011A (ja) 微小昇降積載台を具えたドーリと立体収納棚
JP2014530796A (ja) 昇降装置
JP6349487B1 (ja) 運搬装置及び運搬方法
CN204184402U (zh) 具有起升机构的行走登高车
JP2018165188A (ja) 水平搬送台車
JP2009107759A (ja) 移動式リフタ−における荷物段積装置
WO2019240120A1 (ja) 運搬装置及び運搬方法
CN106082022B (zh) 站驾式重心可调堆高车
JP2015074303A (ja) トラック荷台昇降用ステップ及びステップを装着したトラック荷台
CN109131464A (zh) 一种高效的车间货物搬运装置
JP2018165197A (ja) 水平搬送台車
JP6348731B2 (ja) 搬送台車の制御システム及び搬送台車
JP6740811B2 (ja) バンニング・デバンニング装置
JP2010195069A (ja) 荷物運搬台車
CN107472106B (zh) 运输货厢和车辆
JP2010195070A (ja) 荷物運搬台車
CN216613863U (zh) 应急设备自行走自卸平台
JPH07172736A (ja) 積み降ろし装置を備える工事用昇降機
US9290120B2 (en) Incline lift system for cargo containers
JP7383310B2 (ja) 荷物積卸システム
CN207973463U (zh) 具有自卸功能的堆高机
JP6724746B2 (ja) 物品移載装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180403

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180424

R155 Notification before disposition of declining of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R155

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6349487

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250