JP2019001709A - 硫酸コバルト水溶液の製造方法 - Google Patents

硫酸コバルト水溶液の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】容易に工業的に実施できる、硫酸コバルト溶液の製造方法の提供。【解決手段】(a)金属コバルトを、水素、不活性ガス、または窒素と酸素とを6:1〜100:1の範囲の体積比で含む窒素/酸素混合物の雰囲気下で、含水硫酸に溶解し、(b)得られた酸性硫酸コバルト溶液を、酸素、酸素含有ガス、または水性媒体中に酸素を放出できる物質で処理する、コバルトに対して1000ppm以下のNa+含有量を有し、pHが少なくとも4の硫酸コバルト水溶液の製造方法。【選択図】なし

Description

本発明は、
(a)金属コバルトを、水素、不活性ガス、または窒素と酸素とを6:1〜100:1の範囲の体積比で含む窒素/酸素混合物の雰囲気下で、含水硫酸に溶解し、
(b)得られた酸性硫酸コバルト溶液を、酸素、酸素含有ガスまたは水性媒体中に酸素を放出できる物質で処理する、
pHが少なくとも4の硫酸コバルト水溶液の製造方法に関する。
硫酸コバルトは、多くの用途、例えば顔料用のまたは陶器の釉薬の製造用の出発原料として使用することができる。硫酸コバルトは、リチウムイオン電池の電極材料のためのコバルト源として、近年、特に重要になっている。適切な遷移金属の混合水酸化物または炭酸塩が、遷移金属硫酸塩水溶液から、例えば混合硫酸ニッケル−コバルト−マンガン溶液から析出され、次いでこれらをリチウム化合物、例えば水酸化リチウムまたは炭酸リチウムと共に熱処理して、電極材料を得る。
本明細書におけるコバルトの重要化合物は、固体形態または水溶液中いずれかの硫酸コバルトである。硫酸コバルトは、多くの場合、硫酸中に金属コバルトを溶解することによって製造される。
さらなる処理のために、理想的には比較的高いpH、例えば少なくとも4のpHを有する硫酸コバルト溶液を得ることが非常に重要である。リチウムイオン電池中で干渉するため望ましくない元素を、極めて少量のみ含む硫酸コバルト溶液を得ることが望ましい。リチウムイオン電池の使用方法および構造により、例えば、銅、アルミニウム、クロム、鉄またはカルシウムが干渉すると考えられ得る。クロム、銅および鉄は、正当な経費で、約4以上のpHで分離除去できるが、ただしpH値が1では極めて困難である。
したがって、SU385927は、最初に、金属コバルトを、エナメル装置中にて80〜90℃で、40%硫酸および30%含水Hで同時に処理する方法を開示している。この手順の結果、装置中に水素/酸素混合物が形成され得、これは安全上の理由で不都合である。このやり方で得ることができる硫酸コバルト溶液は、pH1.5〜1.8の範囲に相当する0.2〜0.4%の残存硫酸含有量を有する。このような溶液は精製が困難である。
硫酸コバルト溶液のpHは、アルカリ金属水酸化物等の強塩基によって調節することが考えられる。しかし、この工程には、非常に正確な滴定が必要とされることを考慮に入れなければならない。さらに、かなりの割合のナトリウム塩を含む硫酸コバルト溶液が、この手段によって得られる。
また、他の錯化剤、例えばアンモニアによって硫酸コバルト溶液のpHを上げることも可能である。しかし、アンモニアは、非常に安定性かつ高溶解性の銅錯体も形成する。硫酸コバルトアンミン溶液からの銅錯体の除去は同様に困難である。
SU385927
したがって、本発明の目的は、少なくとも4のpHを有し、容易に工業的に実施できる、硫酸コバルト溶液を製造することが可能な方法を提供することである。具体的には、リチウムイオン電池中で干渉するイオンを極めて少ない割合でのみ有する硫酸コバルト溶液を製造することが可能な方法を提供することを目的とする。
これに応じて、本発明者らは、簡単に述べると本発明の方法とも呼ぶ、冒頭で定義した方法を見出した。
図1は、実施例2におけるpH対時間を示す。 図2は、比較例C−3におけるpH対時間を示す。
本発明の方法を実施すれば、pHが少なくとも4、好ましくは4〜8、特に好ましくは4.5〜7の硫酸コバルト水溶液が得られる。いずれの場合にも、pHは、23℃で、好ましくはガラス電極を用いて、特に好ましくは複合電極を用いて決定される。
本発明の方法は、少なくとも2つのプロセス工程(a)および(b)を有し、これらは短縮して工程(a)および工程(b)とも呼ばれる。
本発明の方法の工程(a)において、金属コバルトを、水素、不活性ガス、または窒素と酸素とを6:1〜100:1の範囲の体積比で含む窒素/酸素混合物の雰囲気下で、含水硫酸に溶解する。
金属コバルトは、本発明の方法を実施するための出発原料として使用される。金属コバルトは、例えば、粉末、シート、プレート、塊、切り粉、任意選択により切断された電極フラグメント、ブリケットの形態で使用可能であり、塊、ブリケットおよび切断してよい電極フラグメントであると好適である。粉末は、例えば、0.1〜1mmの範囲の平均粒子直径を有することができる。シートは、例えば、0.1mm〜5mmの範囲の厚さを有してよく、長さと幅は、同一であるか、または異なっており、それぞれ2cm〜10メートルの範囲、特に2〜10cmの範囲である。プレートは、例えば、5.5mm〜2cmの範囲の厚さを有してよく、長さと幅は、同一であるか、または異なっており、それぞれ10cm〜1mの範囲である。本発明の目的のための塊は、例えば、長さ、幅および高さが5mm〜10cmの範囲であってよく、最小寸法と最大寸法の差が3倍以下である。切り粉は、例えば、0.1〜1mmの範囲の厚さ、1mm〜5mmの範囲の幅、および1cm〜20cmの範囲の長さを有することができる。ブリケットは、2〜3cmの範囲の長さおよび12〜14mmの範囲の直径を有することができる。電極フラグメントは、例えば、0.5〜7mmの範囲の厚さを有することができる。多くの場合、切断されていない電極フラグメントは、1〜3mmの範囲の厚さを有し、最も広い部分でも直径が40mmを超えず、平均直径が10〜30mmの範囲である、不定形の断面を有する。切断された電極は、0.5〜7mmの範囲の厚さを有することができる。例えば、厚さ1mmの10cm×10cm断面または厚さ5〜7mmの範囲の55mm×55mm断面を有する切断された電極フラグメントを得ることが可能である。
本発明の実施形態において、純度が高い、例えば含有異金属が合計100ppm未満の金属コバルトを出発原料として使用する。異金属として、例えば、Ca、Al、Fe、Cu、CrおよびMgを挙げることができる。本発明の別の実施形態において、1種以上の上記異金属が、例えば、100ppmからいずれの場合もコバルトに対して合計で最大1質量%のCa、Al、Fe、Cu、Crおよび/またはMgが混入しているコバルトを出発原料として使用する。
例えば、金属コバルトは、コバルトに対して10〜200ppmのCaを含むことができる。
例えば、金属コバルトは、コバルトに対して10〜500ppmのFeを含むことができる。
例えば、金属コバルトは、コバルトに対して2〜500ppmのCuを含むことができる。
例えば、金属コバルトは、コバルトに対して2〜500ppmのCrを含むことができる。
例えば、金属コバルトは、コバルトに対して10〜1000ppmのMgを含むことができる。
例えば、金属コバルトは、コバルトに対して1〜100ppmのAlを含むことができる。
本発明を目的とする場合、ppmは常に、別段の指定がない限り、質量ppmである。
一変形形態において、金属コバルトは、いずれの場合もコバルトに対して、10〜200ppmのCa、10〜500ppmのFe、2〜500ppmのCr、10〜1000ppmのMg、1〜100ppmのAlおよび2〜500ppmのCuを含む。
本発明の一実施形態において、金属コバルトは、ニッケルおよび/またはマンガンを、例えばいずれの場合にも最大5質量%で含むことができる。金属コバルトは、好ましくは、測定不可の割合のマンガンおよび最大1質量%のニッケルを含む。このような割合のマンガンおよび/またはニッケルは、特に硫酸コバルトがリチウムイオン電池中の適用に使用される場合、干渉しない。
本発明の実施形態において、電極断片から得られるコバルトを出発原料として使用するか、または当該の電極断片を粉砕する。
工程(a)に関連して、「溶解する」とは、水性媒体に不溶性の金属コバルトを水溶性硫酸コバルトに変換する化学反応を意味する。
さらに、工程(a)を実施するために含水硫酸を使用する。
本発明を目的とする場合、含水硫酸は、プロトン化されていなくてもプロトン化されていてもよい水を含む硫酸である。例えば、いずれの場合も工程(a)の最初の段階で、含水硫酸の含水量は、HSOに対して5〜95質量%の範囲、好ましくは15〜30質量%の範囲であってもよい。
本発明の実施形態において、金属コバルトと含水硫酸を互いに接触させる。例えば、先ずコバルトを反応容器に充たし、次いで硫酸を添加してもよい。別の変形形態では、先ず含水硫酸を反応容器に入れ、次いで金属コバルトを添加してもよい。
特定の変形形態において、金属コバルトを反応容器に入れ、次いで含水硫酸を添加する。形成した酸性硫酸コバルト溶液を連続的に除去し、例えばポンプを用いて新鮮な含水硫酸を添加するか、または酸性硫酸コバルト溶液を循環させる。この手順は特に容易な熱の除去を可能にする。
本発明の実施形態において、本発明の方法の工程(a)は、80〜110℃、好ましくは95〜99℃の範囲の温度で実施する。本明細書において、工程(a)を100℃以上の温度で実施する場合、過圧下、例えば1.1バール〜5バールで作業することが可能である。工程(a)は、好ましくは、蒸発冷却によって実施され、圧力および温度は結果として自動的に定まる。
本発明の実施形態において、本発明の方法の工程(a)は、大気圧下で実施する。本発明の方法の別の実施形態において、工程(a)は、蒸発冷却を用いて自動的に確立された圧力、例えば1バール〜5バールで実施する。
工程(a)は、水素または不活性ガス、または窒素と酸素とを6:1〜100:1の範囲の体積比で含む窒素−酸素混合物の雰囲気下で実施する。すなわち、金属コバルトを、水素または不活性ガス、または窒素と酸素とを6:1〜100:1の範囲の体積比で含む窒素−酸素混合物の雰囲気下で溶解する。好適な不活性ガスは、例えば、アルゴン等の希ガスである。希ガス、例えばアルゴン、および特に窒素は、不活性ガスとして好適である。窒素と酸素とを6:1〜100:1、好ましくは23:1〜80:1の範囲の体積比で含む窒素/酸素混合物は、本発明に関連して、低酸素空気とも呼ばれる。水素は、コバルトが溶解する間に形成され、蓄積することができ、これはコバルトを溶解する実際の化学反応に関しては不活性である。
水素または不活性ガスの雰囲気下での作業が優先される。好ましい不活性ガスは窒素である。
低酸素空気の雰囲気を作るために、例えば、空気と窒素を互いに混合し、この混合物を反応容器中に供給することが可能である。したがって、例えば、カラムとして構成され、底部に網目プレートまたはメッシュを有し、この底部を通して低酸素空気、不活性ガスまたは水素を反応容器に通過させる管型反応器を選択することが可能である。
本発明の実施形態において、形成した硫酸コバルト水溶液を連続的に取り出し、含水硫酸および任意選択の金属コバルトを必要に応じて補給することによって、工程(a)を連続的に実施する。本発明の別の実施形態では、工程(a)はバッチ式で実施する。
本発明の実施形態において、工程(a)は、撹拌容器中で実施する。本発明の別の実施形態では、工程(a)は、カラムとして構成され、底部に網目プレートまたはメッシュを有する管型反応器中で実施する。
反応容器の可能な材料は、例えば、無充填のまたはガラス繊維で充填されたエポキシ樹脂、また積層エポキシ−ガラス繊維材料、ポリプロピレン、PVCまたはPVDF等のプラスチック、また鋼製外装に導入されるプラスチック管材がある。さらに可能な材料は、鉛および鉛合金である。特に優先されるのは、ポリプロピレンまたはガラス繊維強化エポキシである。金属容器、例えば鋼製容器は、前述の材料と一緒に並べることができる。
本発明の方法は、工程(a)を、例えば30秒から30分の範囲の時間にわたって一回行うことにより実施することができる。本発明の別の実施形態では、工程(a)は、複数回、例えば2〜10回、いずれの場合も時間は同一であるか、または異なっており、40秒から5分の範囲で実施する。
本発明の実施形態において、工程(a)は、HSOの含有量が、工程(a)で得ることができる酸性硫酸コバルト溶液に対して、0.05〜1質量%、好ましくは0.1〜0.5質量%に減るまで実施することができる。
例えば0.7〜2の範囲のpHの酸性硫酸コバルト溶液が得られる。
本発明の方法の工程(b)において、この手法で形成された酸性硫酸コバルト溶液を、酸素、酸素含有ガス、または酸素を水性媒体中に放出できる物質で処理する。本明細書において、「酸素による処理」とは、溶液を純粋な(99%以上)気体酸素で処理することを意味する。酸素含有ガスとして、例えば、空気または酸素富化空気を選択することが可能である。優先されるのは空気である。
酸素を水性媒体中に放出できる物質として、過酸化物、例えば無機または有機過酸化物、また無機ペルオキソ塩を特に挙げることができる。本発明の実施形態において、酸素を水性媒体中に放出できる物質は、H、無機過酸化物、例えばNa、無機過硫酸塩、例えばNaまたはK、および無機過炭酸塩、例えば過炭酸ナトリウムの中から選択される。
本発明の実施形態において、処理は、酸素、および酸素含有ガスおよび酸素を水性媒体中に放出できる物質の中から選択されるガスの組み合わせを使用して実施する。
本発明の実施形態において、本発明の方法の工程(b)は、80〜110℃、好ましくは90〜100℃の範囲の温度で実施する。本明細書において、工程(b)を100℃以上の温度で実施する場合、過圧下、例えば1.1バール〜5バールで作業することが可能である。工程(a)は、好ましくは蒸発冷却を用いて実施し、圧力および温度は結果として自動的に定まる。
本発明の実施形態において、本発明の方法の工程(b)は、大気圧下で実施する。本発明の方法の別の実施形態では、工程(b)は、過圧下、例えば1.1バール〜5バールで実施する。工程(a)は、好ましくは蒸発冷却を用いて実施し、圧力および温度は結果として自動的に定まる。
工程(b)の継続時間は、30秒〜30分、好ましくは40秒〜5分の範囲であってよい。本発明の実施形態において、工程(b)は、酸性硫酸コバルト溶液を、好ましくは金属コバルトの存在下で、酸素または酸素含有ガスによって複数回処理することによって、複数回実施する。この場合、それぞれ別個の処理工程は、30秒〜30分の範囲の継続時間を有することができる。
本発明の方法の工程(b)は、工程(a)と同じ容器中で実施してもよく、または工程(a)を実施することによって得られる酸性硫酸コバルト溶液を別の容器、例えば撹拌容器もしくは管型反応器に移して、そこで酸化させる。
本発明の実施形態において、例えばスターラーを用いて撹拌することによって、混合を実施する。別の実施形態では、混合は、例えば酸素または酸素含有ガスを酸化剤として使用する場合、空気圧撹拌(pneumatic stirring)によって実施される。
本発明の好ましい実施形態において、工程(b)は、金属コバルトの存在下で実施される。
本発明の方法を実施すれば、2〜15質量%、好ましくは6〜9質量%の範囲の濃度のCo2+を有することができる硫酸コバルト水溶液が得られる。工程(b)の硫酸コバルトの濃度は、工程(b)を実施する手法に応じて、例えばH水溶液の添加または水の蒸発の結果として、変更することができる。特に酸素または酸素含有ガスを工程(b)で使用する場合、硫酸コバルトの濃度は工程(b)で顕著に変化することはない。
本発明の方法を実施すれば、電池を干渉するごく少量の不純物のみ含む硫酸コバルト水溶液を得ることができる。
本発明の実施形態において、コバルトに対して、50ppm以下、好ましくは0.1〜10ppmの鉄イオン含有量を有する硫酸コバルト水溶液が得られる。本明細書において、鉄イオンは、Fe(II)または好ましくはFe(III)またはFe(III)およびFe(II)の混合物として存在する。
本発明の実施形態において、コバルトに対して、50ppm以下、好ましくは0.1〜10ppmのアルミニウムイオン含有量を有する硫酸コバルト水溶液が得られる。
本発明の実施形態において、コバルトに対して、50ppm以下、好ましくは1〜10ppmのカルシウムイオン含有量を有する硫酸コバルト水溶液が得られる。
本発明の実施形態において、コバルトに対して、50ppm以下、好ましくは1〜10ppmの銅(II)イオン含有量を有する硫酸コバルト水溶液が得られる。
本発明の実施形態において、コバルトに対して、50ppm以下、好ましくは1〜10ppmのクロム(III)イオン含有量を有する硫酸コバルト水溶液が得られる。
本発明の実施形態において、コバルトに対して、いずれの場合にも50ppm以下、好ましくは1〜10ppmのカルシウムイオン、銅(II)イオンおよびクロム(III)イオン含有量を有し、いずれの場合にも50ppm以下、好ましくは0.1〜10ppmの鉄イオンおよびアルミニウムイオン含有量を有する硫酸コバルト水溶液が得られる。
銅(II)イオン、鉄イオン、カルシウムイオン、アルミニウムイオンおよびクロム(III)イオンの割合は、例えば、略してICP−OES(誘導結合プラズマ発光分析)と呼ばれる誘導結合プラズマによる発光分析によって決定することができる。
本発明の実施形態において、コバルトに対して、例えば分光学的に決定された1000ppm以下、例えば100〜1000ppmの含有量のナトリウムイオンを有する硫酸コバルト水溶液が得られる。
本発明によって得られた硫酸コバルト溶液を、電極材料を製造するために使用する場合、ニッケルイオンは一般的に干渉しない。本発明の実施形態において、コバルトに対して、2質量%以下のニッケルイオンを含む硫酸コバルト水溶液が得られる。ニッケルは、例えば、ICP−OESによって決定することができる。
本発明の実施形態において、
(c)得られた硫酸コバルト水溶液を、濾過器を用いて精製する
さらなる工程を、工程(b)の後に実施することができる。
好適な濾材の例としては、例えば、羊毛、綿、紙、合成または鉱物繊維製の濾布がある。他の好適な濾材には、例えば多孔質濾過器用組成物、例えばセラミックがある。素焼濾過器も好適である。
工程(c)は、例えば、吸引濾過を使用して、例えば濾液の側に減圧をかけることによる圧力または例えば好適なポンプを用いて濾過ケーキの側に過圧を加えることによる圧力の助けを借りることができる。
本発明の実施形態において、平均細孔直径が0.1〜100μm、好ましくは0.3〜50μmの範囲の濾過器を使用する。
一変形形態において、1種以上の濾過助剤、例えば珪藻土またはCelite(登録商標)を添加してもよい。
Cr(III)、Al(III)およびFe(III)の不純物は、特に本発明によって得られる硫酸コバルト溶液中に析出物の形態で水和酸化物または水酸化物として存在し、これらは、濾過によって除去され得る。
本発明の実施形態において、
(d)得られた硫酸コバルト水溶液を、イオン交換体を用いて精製する
さらなる工程を、工程(b)の後に、任意選択により工程(c)の後に実施することができる。
本発明の実施形態において、イオン交換体は、一級アミノ基、二級アミノ基または好ましくは三級アミノ基を持つ、架橋した、好ましくはジビニルベンゼンで架橋したポリスチレンの中から選択される。一級アミノ基、二級アミノ基または好ましくは三級アミノ基は、スペーサを介して、例えばメチレン基またはエチレン基を介して、ポリスチレンの芳香族基に結合できる。三級アミノ基の例には、−CH−N(CH基および−CH−N(C基がある。
本発明の別の実施形態において、イオン交換体は、スルホン酸基を含む、ジビニルベンゼンで架橋したポリスチレンの中から選択される。
イオン交換体は、イオン交換装置中に配置されてよい。イオン交換装置は、イオン交換樹脂で充填された少なくとも1つのカラム、好ましくは2つの該カラムを備える。イオン交換装置の好ましい連続操作が中断される必要なく、1つ以上のイオン交換カラムを再生することが可能な手法で、2つ以上のイオン交換カラムを互いに接続させることは工業的に有利である。例えば、イオン交換体は、希釈水酸化ナトリウム溶液を使用して再生させることができる。水酸化ナトリウムによる処理の前後に、水または希釈硫酸を任意選択により洗浄用媒体として使用することができる。
本発明の実施形態において、工程(d)は、15〜40℃の範囲、好ましくは20〜35℃の範囲の温度で実施される。
本発明の実施形態において、工程(d)における圧力低下は、0.1〜0.4バールの範囲である。
例えば、カルシウムイオンは、イオン交換体を用いた硫酸コバルト溶液の精製によって、硫酸コバルト水溶液から容易に除去することができる。
本発明の方法は、少なくとも4のpHを有し、リチウムイオン電池中で干渉するイオンを極めて少ない割合のみ含む硫酸コバルト水溶液を製造することを可能にする。さらに、本発明の方法は、容易にかつ安全に操作することができる。
本発明を実施例によって説明する。
一般的な注釈:標準l:標準リットル
pHは、いずれの場合も、pH値4〜7の緩衝液を用いて較正されたガラス電極(複合電極)を使用して23℃で決定した。
反応装置:二重管型反応器(内径:50mm、高さ500mmの内、300mmが利用される、網目プレート付き)。溶液を二重管型反応器の底部から取り出し、リザーバーに搬送することができ、また溶液を二重管型反応器の上部から注入できるように、二重管型反応器を、ポンプ回路を介して、リザーバーに接続した。熱交換体は、二重管型反応器の入口に配置した。
工程1(a)
1.3kgのコバルト金属(電極フラグメント、寸法:厚さ1〜2mm、直径20mm、円形断面)を、反応装置の二重管型反応器中に配置した。リザーバーを221gの20%濃度の含水硫酸で充たした。
二重管型反応器中の内部温度を98.5℃に設定した後、100標準l/hの窒素流を、網目プレートを介して二重管型反応器中に導入し、ポンプ回路のポンプをポンプ流量1.06l/hで動作するように設定した。リザーバーからの含水硫酸/酸性硫酸コバルト溶液を、約98℃の温度で連続的に、二重管型反応器中に供給した。
7.6時間後、リザーバー中の酸性硫酸コバルト溶液のpHは1であった(残存する硫酸量:約5g/l)。
工程1(b)
後続して、窒素の代わりに、100標準l/hの空気を二重管型反応器中に導入した。工程(b)の33時間の操作の後、硫酸コバルト溶液をリザーバーから取り、pHおよび濃度を決定したところ、以下の結果が得られた:pH5.42;濃度:8.8gのCo2+/100gの溶液。
工程2(a)
1.3kgのコバルト金属(電極フラグメント、寸法:厚さ1〜2mm、平均直径20mm、不定形の多角形断面、最長直径40mm)を、反応装置の二重管型反応器中に配置した。リザーバーを221gの20質量%の含水硫酸で充たした。
二重管型反応器中の内部温度を98.5℃に設定した後、100標準l/hの窒素流を、網目プレートを介して二重管型反応器中に導入し、ポンプ回路のポンプをポンプ流量1.06l/hで動作するように設定した。リザーバーからの含水硫酸/酸性硫酸コバルト溶液を、約98℃の温度で連続的に、二重管型反応器中に供給した。
7.6時間後、リザーバー中の酸性硫酸コバルト溶液のpHは1.97であり(残存する硫酸量:約2.5g/l)、Co2+含有量は8g/溶液100gであった。
工程2(b)
反応器温度98.5℃で、25標準l/hの空気を、網目プレートを介して、二重管型反応器中に導入し、酸性硫酸コバルト溶液をポンプ流量1.1l/hで循環させた。リザーバーからの酸性硫酸コバルト溶液を、約98℃の温度で連続的に、二重管型反応器中に供給した。6時間の操作時間の後、溶液を排出した(pH6.71;濃度:8.4gのCo2+/溶液100g)。
C−3:比較例
1.3kgのコバルト金属(電極フラグメント、寸法:厚さ1〜2mm、直径20mm、円形断面)を、反応装置の二重管型反応器中に配置した。リザーバーを221gの20質量%強の含水硫酸で充たした。
二重管型反応器中の内部温度を98.5℃に設定した後、100標準l/hの窒素流を、網目プレートを介して二重管型反応器中に導入し、ポンプ回路のポンプをポンプ流量1.06l/hで動作するように設定した。リザーバーからの含水硫酸/酸性硫酸コバルト溶液を、約98℃の温度で連続的に、二重管型反応器中に供給した。
7.6時間後、リザーバー中の酸性硫酸コバルト溶液のpHは1.97であり(残存する硫酸量:約2.5g/l)、27時間後では、そのpHは2.5であり、40時間後にはpHは3.0であった。その後、pHは、わずか0.04単位/時間の速さで上昇した。

Claims (14)

  1. (a)金属コバルトを、水素、不活性ガス、または窒素と酸素とを6:1〜100:1の範囲の体積比で含む窒素/酸素混合物の雰囲気下で、含水硫酸に溶解し、
    (b)得られた酸性硫酸コバルト溶液を、酸素、酸素含有ガス、または水性媒体中に酸素を放出できる物質で処理する、
    pHが少なくとも4の硫酸コバルト水溶液の製造方法。
  2. 工程(b)において、酸素を放出できる物質が、H、無機過酸化物、無機過硫酸塩および無機過炭酸塩の中から選択される、請求項1に記載の製造方法。
  3. 工程(b)が、金属コバルトの存在下で実施される、請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 工程(a)が、80〜110℃の範囲の温度で実施される、請求項1から3のいずれか一項に記載の製造方法。
  5. 10〜30質量%の範囲の濃度を有する含水硫酸が工程(a)で使用される、請求項1から4のいずれか一項に記載の製造方法。
  6. 工程(b)が、80〜110℃の範囲の温度で実施される、請求項1から5のいずれか一項に記載の製造方法。
  7. 硫酸コバルト水溶液が、コバルトに対して1000ppm以下のNa含有量を有する、請求項1から6のいずれか一項に記載の製造方法。
  8. 硫酸コバルト水溶液が、コバルトに対して50ppm以下の鉄イオン含有量を有する、請求項1から7のいずれか一項に記載の製造方法。
  9. 硫酸コバルト水溶液が、コバルトに対して50ppm以下のカルシウムイオン含有量を有する、請求項1から8のいずれか一項に記載の製造方法。
  10. 硫酸コバルト水溶液が、コバルトに対して50ppm以下の銅(II)イオン含有量を有する、請求項1から9のいずれか一項に記載の製造方法。
  11. 硫酸コバルト水溶液が、コバルトに対して50ppm以下のアルミニウムイオン含有量を有する、請求項1から10のいずれか一項に記載の製造方法。
  12. 硫酸コバルト水溶液が、コバルトに対して50ppm以下のクロム(III)イオン含有量を有する、請求項1から11のいずれか一項に記載の製造方法。
  13. さらに、
    (c)得られた硫酸コバルト水溶液を、濾過器を用いて精製する、
    請求項1から12のいずれか一項に記載の製造方法。
  14. さらに、
    (d)得られた硫酸コバルト水溶液を、イオン交換体を用いて精製する、
    請求項1から13のいずれか一項に記載の製造方法。
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