JP2019001434A

JP2019001434A - 車両用サンバイザ

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Publication number: JP2019001434A
Application number: JP2017120273A
Authority: JP
Inventors: 健一川島; Kenichi Kawashima
Original assignee: Yazaki Corp
Current assignee: Yazaki Corp
Priority date: 2017-06-20
Filing date: 2017-06-20
Publication date: 2019-01-10
Anticipated expiration: 2037-06-20
Also published as: CN109094334A; CN109094334B; DE102018209378A1; US10421340B2; DE102018209378B4; US20180361835A1; JP6546621B2

Abstract

【課題】アームの導電体の接点部による端子の弾性変形する接点部の変形を防止でき、かつ、点灯時の照明ランプのチラつきを防止できる車両用サンバイザを提供する。【解決手段】車両用サンバイザは、電装品を有するサンバイザ本体と、このサンバイザ本体を回動自在に保持し、円筒状端部に一対の導電体の接点部が設けられたアームと、アームを車両に取付ける取付ブラケットと、取付ブラケットに組付けられ、弾性変形する接点部としてのバネ部５２が一対の導電体の接点部に接触される一対の端子５０，５０を有したコネクタ４０とを備え、コネクタ４０のハウジング４１に組み付けられた一対の端子５０，５０の各バネ部５２は、その基部５２ｂをハウジング本体４２の一対の端子固定部４６，４６に固定している共に、自由端５２ｃ側を中央壁４５の一対のスリット４７，４７に支持した両持ち支持で、かつ、各バネ部５２には予めテンションが付与されている。【選択図】図６

Description

本発明は、車両の前席のフロントウインドウ上端近傍に配置される照明付きの車両用サンバイザに関する。

この種の車両用サンバイザとして、例えば、特許文献１に開示されたものがある。この車両用サンバイザ１は、図１１に示すように、図示しないサンバイザ本体を回動自在に保持する非導電性の支軸（アーム）２と、この支軸２を図示しない車室天井に取り付ける取付ブラケット５と、この取付ブラケット５に着脱自在に組付けられ、電力供給用の一対の端子８，８を有したコネクタ７と、を備えている。

支軸２の内部には、並行して延在する一対の導電体３，３が設けられていて、その取付ブラケット５側の端部２ａの閉塞された上面には、一対の導電体３，３の接点部としての円柱状の各導電体端部３ａが外側に突出するように設けられている。この円柱状の一対の導電体端部３ａ，３ａは、支軸２の端部２ａの上面中央に突設した非導電性の介在部２ｂを介して空間部を有して離れている。

また、支軸２の端部２ａ側は取付ブラケット５の筒状の支持突部５ａに回動自在に支持され、コネクタ７のハウジング７ａは取付ブラケット５の組付凹部５ｂに組付けられるようになっている。

そして、支軸２が第１の位置へと回転動作されたときには、端部２ａより外へ突出した円柱状の一対の導電体端部３ａ，３ａが電力供給用の一対の端子８，８の接点部としての板状の各バネ部８ａに接触して通電（ＯＮ）状態とされることで、サンバイザ本体の照明ランプの点灯準備状態が形成される。

また、支軸２が第２の位置へと回転動作されたときには、端部２ａより外へ突出した円柱状の一対の導電体端部３ａ，３ａが電力供給用の一対の端子８，８の各バネ部８ａより離れて非通電（ＯＦＦ）状態とされる。

特開２０１１−２３０５５９号公報

しかしながら、前記従来の車両用サンバイザ１では、支軸２を組付けた取付ブラケット５の組付凹部５ｂにコネクタ７のハウジング７ａを組付ける際に、支軸２が正規の位置でないと円柱状の導電体端部３ａの干渉により端子８の板状のバネ部８ａを変形させてしまい導通不良を起こすことがある。

また、支軸２の円柱状の導電体端部３ａに接触する端子８の板状のバネ部８ａの先端が自由端になっているため、支軸２の円柱状の導電体端部３ａと端子８のバネ部８ａが接触しても必要な接触荷重が得られず、車両の走行時の振動等により、支軸２の円柱状の導電体端部３ａと端子８のバネ部８ａが一時的に離れてしまい点灯時の照明ランプがチラつくことがある。

そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、アームの導電体の接点部による端子の弾性変形する接点部（バネ部）の変形を防止することができ、かつ、点灯時の照明ランプのチラつきを防止することができる車両用サンバイザを提供することを目的とする。

本発明は、車両用サンバイザであって、照明ランプを有するサンバイザ本体と、前記サンバイザ本体を回動自在に保持し、円筒状端部に一対の導電体の接点部が設けられた非導電性のアームと、前記アームを車両に取り付ける取付ブラケットと、前記取付ブラケットに着脱自在に組み付けられ、弾性変形する接点部が前記一対の導電体の接点部に接触される電力供給用の一対の端子を有したコネクタと、を備え、前記取付ブラケットに前記アームの円筒状端部側を回動自在に支持するアーム支持部を設け、前記一対の導電体の接点部を円弧板状にそれぞれ形成し、前記一対の円弧板状接点部を前記アームの前記アーム支持部より外側に露出する円筒状端部の外周面に切欠きを介して設け、前記コネクタのハウジングに前記一対の端子の各接点部の基部側を固定する端子固定部を設けると共に、該各接点部の自由端側を支持する端子支持部を設けたことを要旨とする。

また、本願発明の車両用サンバイザは、前記コネクタに前記一対の端子を組付ける際に、前記ハウジングの端子支持部に前記端子の接点部の自由端側を予め負荷を加えた状態で支持させたことを特徴とする。

本発明によれば、コネクタのハウジングに一対の端子の弾性変形する各接点部の基部側を固定する端子固定部を設けると共に、該各接点部の自由端側を支持する端子支持部を設けたことにより、アームの導電体の接点部による端子の弾性変形する接点部としてのバネ部の変形を防止することができ、かつ、点灯時の照明ランプのチラつきを防止することができる。

本発明の一実施形態の車両用サンバイザを示す斜視図である。上記車両用サンバイザを車室天井側に格納した状態を示す側面図である。上記車両用サンバイザの取付ブラケットにアームの円筒状端部を圧入する前の状態を示す斜視図である。上記取付ブラケットにアームの円筒状端部を組付けた状態を示す斜視図である。上記車両用サンバイザのコネクタのハウジングに一対の端子を挿入する前の状態を示す斜視図である。（ａ）は上記コネクタのハウジングに一対の端子を組付けた状態を示す斜視図、（ｂ）は同状態を底面側から見た斜視図である。（ａ）は上記取付ブラケットにコネクタを組付ける途中の状態を示す側面図、（ｂ）は同取付ブラケットにコネクタを組付けた状態を示す斜視図である。上記取付ブラケットにコネクタを組付けた状態の要部を断面で示す斜視図である。（ａ）は上記車両用サンバイザを車室天井側に格納した状態を示す斜視図、（ｂ）は同車両用サンバイザをフロントウインドウの前に倒した状態を示す斜視図、（ｃ）は同各状態における車両用サンバイザの要部を断面で示す平面図である。（ａ）は上記車両用サンバイザをサイドウインドウの横に倒した状態の斜視図、（ｂ）は同状態における車両用サンバイザの要部を断面で示す平面図である。従来の車両用サンバイザの取付ブラケット周辺の斜視図である。

以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。

図１は本発明の一実施形態の車両用サンバイザを示す斜視図、図２は同車両用サンバイザを車室天井側に格納した状態を示す側面図、図３は同車両用サンバイザの取付ブラケットにアームの円筒状端部を圧入する前の状態を示す斜視図、図４は同取付ブラケットにアームの円筒状端部を組付けた状態を示す斜視図、図５は同車両用サンバイザのコネクタのハウジングに一対の端子を挿入する前の状態を示す斜視図、図６（ａ）は同コネクタのハウジングに一対の端子を組付けた状態を示す斜視図、図６（ｂ）は同状態を底面側から見た斜視図、図７（ａ）は同取付ブラケットにコネクタを組付ける途中の状態を示す側面図、図７（ｂ）は同取付ブラケットにコネクタを組付けた状態を示す斜視図、図８は同取付ブラケットにコネクタを組付けた状態の要部を断面で示す斜視図、図９（ａ）は同車両用サンバイザを車室天井側に格納した状態を示す斜視図、図９（ｂ）は同車両用サンバイザをフロントウインドウの前に倒した状態を示す斜視図、図９（ｃ）は同各状態における車両用サンバイザの要部を断面で示す平面図、図１０（ａ）は同車両用サンバイザをサイドウインドウの横に倒した状態の斜視図、図１０（ｂ）は同状態における車両用サンバイザの要部を断面で示す平面図である。

図１及び図２に示すように、車両用サンバイザ１０は、バニティーミラー（化粧鏡）１２と照明ランプ（電装品）１３を有するサンバイザ本体１１と、このサンバイザ本体１１を回動自在に保持し、円筒状端部２１に一対の導電体２８，２８の各接点部２９が設けられた非導電性のアーム２０と、このアーム２０をルーフトリム（車両）６０に取り付ける取付ブラケット３０と、この取付ブラケット３０に着脱自在に組付けられ、弾性変形するバネ部（接点部）５２が一対の導電体２８，２８の各接点部２９に接触される電力供給用の一対の端子５０，５０を有したコネクタ４０と、を備えている。

図３及び図４に示すように、アーム２０は合成樹脂により円筒状に形成されていると共に、上面２１ａが閉塞された円筒状端部２１側がアーム本体２０Ａ側に対して所定角度傾斜するように形成されている。このアーム２０の内部には、並行して延在する一対の導電体２８，２８が配索されている。この一対の導電体２８，２８のアーム２０の円筒状端部２１側に露出して各端部側に位置する接点部２９は、円弧板状に形成されている（以下、「一対の円弧板状接点部２９，２９」という）。さらに、アーム２０の後述する取付ブラケット３０のアーム支持部３１より外側に露出する円筒状端部２１の外周面２１ｂの中央から下側には、円環状の凹溝部２１ｃを形成してある。この円環状の凹溝部２１ｃ内には、一対の導電体２８，２８の各端部側に位置する一対の円弧板状接点部２９，２９を一対の切欠き２１ｄ，２１ｄを介して配設してある。この一対の切欠き２１ｄ，２１ｄは、１８０゜隔てた位置に形成されていて、一対の円弧板状接点部２９，２９と一対の端子５０，５０の各バネ部５２との非接触領域となっている。

また、図４及び図７（ａ），（ｂ）に示すように、取付ブラケット３０にコネクタ４０を組付ける際に、コネクタ４０に組付けられた一対の端子５０，５０の各バネ部５２がアーム２０の円筒状端部２１の外周面２１ｂの一対の切欠き２１ｄ，２１ｄの横を通って、円筒状端部２１の外周面２１ｂの一対の円弧板状接点部２９，２９の両方に接触することなく、取付ブラケット３０にコネクタ４０が組付けられるようになっている。

さらに、図３に示すように、円筒状端部２１の外周面２１ｂの一対の円弧板状接点部２９，２９の下側には、円環状のフランジ部２４を一体突出形成してあると共に、その下側には円環凹状の係合溝（係合部）２５を一体形成してある。

図１〜図４及び図７〜図１０に示すように、取付ブラケット３０は合成樹脂により形成されていて、その中央には、アーム２０の円筒状端部２１側を回動自在に支持する円形の内周面３１ａを有した筒状のアーム支持部３１を一体突出形成してある。そして、図３及び図８に示すように、アーム支持部３１の内周面３１ａ内にアーム２０の円筒状端部２１が圧入されて、内周面３１ａより突設した係止突起（係止部）３２がアーム２０の円環凹状の係合溝２５に入り込んで円環状のフランジ部２４に係合されることで、回動するアーム２０の円筒状端部２１の上側がアーム支持部３１より外側へ突出（露出）するようになっている。

また、図３及び図７（ａ）に示すように、取付ブラケット３０の上面３０ａのアーム支持部３１の両側及び一方の取付孔３３側にはコネクタ組付け用の凹部３５を形成してある。このコネクタ組付け用の凹部３５の他方の取付孔３４側の両側には、コネクタ４０の両側壁４３，４３の係止片部４３ｂが差し込まれる係合穴３６を形成してある。また、図７（ａ）に示すように、コネクタ組付け用の凹部３５の一方の取付孔３３側の中央には、コネクタ４０のハウジング本体４２の係止片部４２ａが係止される係止爪部３７を形成してある。尚、取付ブラケット３０は、一対の取付孔３３，３４を介して図示しないビスによってルーフトリム６０にねじ止めされるようになっている。

図５及び図６（ａ），（ｂ）に示すように、コネクタ４０のハウジング４１は、合成樹脂により形成されていて、ハウジング本体４２と、このハウジング本体４２の両側にＬ字状の端子収容室４３ａを有した一対の側壁４３，４３と、ハウジング本体４２の中央との間に中空部４４を形成した中央壁４５とを有している。そして、図７（ｂ）に示すように、ハウジング４１の一対の側壁４３，４３が取付ブラケット３０のアーム支持部３１の両側に位置するようにハウジング４１をコネクタ組付け用の凹部３５に組付けると、ハウジング本体４２と中央壁４５間の中空部４４内にアーム２０の円筒状端部２１が露出するようになっている。

図５に示すように、各端子５０の先端が箱形状の接触部５１はＬ字板状に形成されていて、ハウジング４１の側壁４３のＬ字状の端子収容室４３ａに収容される。また、各端子５０の接触部５１に連結されたＬ字板状のバネ部５２は弾性変形自在に形成されている。このバネ部５２は接点部として機能している。

そして、図６（ｂ）に示すように、コネクタ４０に一対の端子５０，５０を組付ける際に、その弾性変形する接点部としての一対のバネ部５２，５２の各基部５２ｂは、ハウジング４１のハウジング本体４２の内面側に一体突出形成された一対の端子固定部４６，４６に固定されると共に、各自由端５２ｃ側は、ハウジング４１の中央壁４５の裏側に凹状に一体形成された一対のスリット（端子支持部）４７，４７に予め一対のバネ部５２，５２にテンション（負荷）を付与した状態で支持される。この各スリット４７の両側には、各バネ部５２の自由端５２ｃ側を凹状のスリット４７内に案内する一対の傾斜面４７ａ，４７ｂを形成してある。また、各バネ部５２の基端部５２ａは、ハウジング本体４２に保持されている。

尚、図６（ａ），（ｂ）に示すように、一対の端子５０，５０の各バネ部５２は、ハウジング４１のハウジング本体４２と中央壁４５間の中空部４４内に位置して相対向している。

また、図２に示すように、コネクタ４０は、ルーフトリム６０側の電源接続用の電線６１に接続されたコネクタ６２に嵌合されるようになっている。この嵌合の際に、コネクタ４０の一対の端子５０，５０の各接触部５１とルーフトリム６０側のコネクタ６２の図示しない一対の端子とが電気的に接続され、コネクタ４０の一対の端子５０，５０に電力が供給されるようになっている。

さらに、図９（ａ）に示すように、サンバイザ本体１１をルーフトリム６０側に格納しているときと、図９（ｂ）に示すように、サンバイザ本体１１をフロントウインドウＦの前に倒したときに、円筒状端部２１の外周面２１ｂに設けられた一対の円弧板状接点部２９，２９が電力供給用の一対の端子５０，５０の接点部としての各バネ部５２に接触（導通）して通電（ＯＮ）状態となることで、即ち、アーム２０内に配索された一対の導電体２８，２８とサンバイザ本体１１の照明ランプ１３を繋ぐ導電回路が通電状態とされることで、サンバイザ本体１１の照明ランプ１３の点灯準備状態が形成され、サンバイザ本体１１のバニティーミラー１２を覆っているカバー（スライド部材）１４をスライドさせて開くと、図示しないスイッチ機構がＯＮとなって照明ランプ１３が点灯するようになっている。また、図１０（ａ）に示すように、サンバイザ本体１１をサイドウインドウＳの横に倒したときに、円筒状端部２１の外周面２１ｂの一対の円弧板状接点部２９，２９が電力供給用の一対の端子５０，５０の各バネ部５２より離れて不導通となって、照明ランプ１３の導電回路が非通電（ＯＦＦ）状態となるようになっている。

以上実施形態の車両用サンバイザ１０によれば、車両用サンバイザ１０を組付ける場合には、まず、図３に示すように、取付ブラケット３０のアーム支持部３１に斜めに形成された円形の内周面３１ａ内にアーム２０の円筒状端部２１側を圧入する。この圧入により、図４及び図８に示すように、アーム支持部３１の内周面３１ａより突設した係止突起３２がアーム２０の円環凹状の係合溝２５に入り込んで円環状のフランジ部２４に係合されることで、アーム支持部３１にアーム２０の円筒状端部２１が回動自在に支持される。

次に、図５及び図６（ａ），（ｂ）に示すように、コネクタ４０のハウジング４１に一対の端子５０，５０を挿入した後で、取付ブラケット３０のアーム支持部３１より外へ露出するアーム２０の円筒状端部２１の各切欠き２１ｄ，２１ｄをコネクタ４０の両側壁４３，４３に相対向する位置に位置させた状態で、図７（ａ）に示すように、取付ブラケット３０の上面３０ａのコネクタ組付け用の凹部３５に設けられた一対の係合穴３６，３６にコネクタ４０のハウジング４１の両側壁４３，４３に設けられた一対の係止片部４３ｂ，４３ｂを差し込んで、図７（ａ）中矢印で示すように、コネクタ４０を回転させて、コネクタ組付け用の凹部３５の係止爪部３７にコネクタ４０のハウジング本体４２の係止片部４２ａを係止させて、取付ブラケット３０の上面３０ａにコネクタ４０を組付ける。

この際、図８に示すように、コネクタ４０に組付けられた一対の端子５０，５０の接点部としての一対のバネ部５２，５２がアーム２０の円筒状端部２１の一対の切欠き２１ｄ，２１ｄ側を通って、円筒状端部２１の外周面２１ｂの一対の円弧板状接点部２９，２９の両方に接触することなく、取付ブラケット３０にコネクタ４０を組付けることができる。これにより、一対の円弧板状接点部２９，２９と一対の端子５０，５０の各バネ部５２とが干渉することがなく、一対の端子５０，５０の各バネ部５２の変形を確実に防止することができる。

また、取付ブラケット３０にコネクタ４０を組付ける際に、一対の端子５０，５０の接点部としての各バネ部５２がアーム２０の円筒状端部２１の外周面２１ｂの一対の円弧板状接点部２９，２９のうちの片方の円弧板状接点部２９の一部に接触しても、一対の円弧板状接点部２９，２９が円筒状端部２１の外周面２１ｂに面一となるように設けられていて、外周面２１ｂより外側へ突出していないため、片方の円弧板状接点部２９と一対の端子５０，５０の各バネ部５２とが干渉することがなく、一対の端子５０，５０の各バネ部５２の変形を確実に防止することができる。

そして、図９（ａ）に示すように、サンバイザ本体１１をルーフトリム６０側に格納しているときと、図９（ｂ）に示すように、サンバイザ本体１１をフロントウインドウＦの前に倒したときには、コネクタ４０の一対の端子５０，５０の各バネ部５２がアーム２０の円筒状端部２１の外周面２１ｂに設けられた一対の円弧板状接点部２９，２９に接触して照明ランプ１３の導電回路が通電（ＯＮ）状態となる。

この際に、図６（ｂ）に示すように、コネクタ４０のハウジング４１に組付けられた一対の端子５０，５０の弾性変形する接点部としての各バネ部５２は、その基部５２ｂをハウジング本体４２の一対の端子固定部４６，４６に固定し、自由端５２ｃ側を中央壁４５の一対のスリット４７，４７に支持した両持ち支持で、かつ、各バネ部５２には予めテンションが付与されているため、アーム２０の円筒状端部２１の外周面２１ｂの一対の円弧板状接点部２９，２９にコネクタ４０の一対の端子５０，５０の各バネ部５２が接触する接触開始時から接圧（必要な接触荷重）が得られ、また、接触中は各バネ部５２に弾性変形力が更に加わって接触状態が安定し、車両の走行時の振動等によってもアーム２０の円筒状端部２１の外周面２１ｂの一対の円弧板状接点部２９，２９とコネクタ４０の一対の端子５０，５０の各バネ部５２とが一時的に離れてしまうことがなく、点灯時の照明ランプ１３のチラつきを確実に防止することができる。

また、図９（ｂ）に示すように、サンバイザ本体１１をフロントウインドウＦの前に倒した状態から、図１０（ａ）に示すように、アーム２０を回転させて、サンバイザ本体１１をサイドウインドウＳの横に倒したときには、図１０（ｂ）に示すように、コネクタ４０の一対の端子５０，５０の各バネ部５２がアーム２０の円筒状端部２１の外周面２１ｂに設けられた一対の円弧板状接点部２９，２９のうちの少なくとも一方の円弧板状接点部２９から離れて照明ランプ１３の導電回路が非通電（ＯＦＦ）状態となる。

尚、前記実施形態によれば、サンバイザ本体に電装品として照明ランプを設けたが、サンバイザ本体に電装品として小型で薄形の液晶モニタ等を設けても良い。

１０車両用サンバイザ
１１サンバイザ本体
１３照明ランプ（電装品）
２０アーム
２１円筒状端部
２１ｂ外周面
２１ｄ，２１ｄ一対の切欠き（非接触領域）
２８，２８一対の導電体
２９，２９一対の円弧板状接点部
３０取付ブラケット
３１アーム支持部
４０コネクタ
４１ハウジング
４６端子固定部
４７端子支持部
５０，５０電力供給用の一対の端子
５２バネ部（接点部）
５２ｂ基部
５２ｃ自由端
６０ルーフトリム（車両）

Claims

照明ランプを有するサンバイザ本体と、
前記サンバイザ本体を回動自在に保持し、円筒状端部に一対の導電体の接点部が設けられた非導電性のアームと、
前記アームを車両に取り付ける取付ブラケットと、
前記取付ブラケットに着脱自在に組み付けられ、弾性変形する接点部が前記一対の導電体の接点部に接触される電力供給用の一対の端子を有したコネクタと、を備え、
前記取付ブラケットに前記アームの円筒状端部側を回動自在に支持するアーム支持部を設け、
前記一対の導電体の接点部を円弧板状にそれぞれ形成し、前記一対の円弧板状接点部を前記アームの前記アーム支持部より外側に露出する円筒状端部の外周面に切欠きを介して設け、
前記コネクタのハウジングに前記一対の端子の各接点部の基部側を固定する端子固定部を設けると共に、該各接点部の自由端側を支持する端子支持部を設けたことを特徴とする車両用サンバイザ。
請求項１記載の車両用サンバイザであって、
前記コネクタに前記一対の端子を組付ける際に、前記ハウジングの端子支持部に前記端子の接点部の自由端側を予め負荷を加えた状態で支持させることを特徴とする車両用サンバイザ。