JP2019001098A - 光学装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板に部品を実装する際の位置基準が他の基板と共通であり、基板の外形を基準にして基板を対象物に組み付ける場合と比して、対象物に対する部品の位置精度が高い光学装置の製造方法を提供する。【解決手段】基準穴28が形成されている基板22を準備する工程と、前記基準穴28の位置を検知し、該位置を基準として部品24を前記基板22に実装する工程と、前記基準穴28を位置基準として前記基板22を対象物30に組み付ける工程と、を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、光学装置の製造方法に関する。
特許文献1には、発光基板の製造方法が開示されている。この発光基板の製造方法は、複数の長尺な基板が短手方向に並べられ、隣接する基板が長手方向の複数ヶ所の第1連結部で連結され、短手方向から見て、単位長さ当たりの連結部の長さが長い第1部位と短い第2部位を有する基板群を準備する工程を含む。また、発光基板の製造方法は、第1部位となる基板の表面に部品を実装する工程と、基板の裏面に発光素子を実装する工程と、複数の連結部を切断する工程と、を含む。
特開2015−066793号公報
本発明は、基板に部品を実装する際の位置基準が他の基板と共通であり、基板の外形を基準にして基板を対象物に組み付ける場合と比して、対象物に対する部品の位置精度が高い光学装置の製造方法を提供することを目的とする。
請求項1の光学装置の製造方法は、基準穴を含む基準部が形成されている基板を準備する工程と、前記基準部の位置を検知し、該位置を基準として部品を前記基板に実装する工程と、前記基準穴を位置基準として前記基板を対象物に組み付ける工程と、を備えている。
請求項2の光学装置の製造方法は、前記基準部として、前記基準穴と印とが形成されている。
請求項3の光学装置の製造方法は、前記基準部として、前記基準穴である第一穴と前記印である第二穴とが形成されている。
請求項4の光学装置の製造方法は、前記準備する工程では、前記第二穴よりも前記第一穴の穴径が大きい前記基板を準備する。
請求項5の光学装置の製造方法は、前記実装する工程では、前記第二穴の全体を撮像した画像に基づいて当該第二穴の位置を検知し、該位置を基準として前記部品を前記基板に実装する。
請求項6の光学装置の製造方法は、前記準備する工程は、前記第一穴及び前記第二穴を同じ工具で形成する工程を含む。
請求項7の光学装置の製造方法は、前記形成する工程では、前記第一穴及び前記第二穴をルーターにより形成する。
請求項8の光学装置の製造方法は、前記形成する工程では、前記第二穴を基準に前記第一穴を形成する。
請求項9の光学装置の製造方法は、前記組み付ける工程では、前記対象物に形成されている突起を前記第一穴に嵌め合せて該対象物に前記基板を位置決めする。
請求項1の光学装置の製造方法によれば、基板に部品を実装する際の位置基準が他の基板と共通であり、基板の外形を基準にして基板を対象物に組み付ける場合と比して、対象物に対する部品の位置精度が高い。
請求項2の光学装置の製造方法によれば、対象物への位置決め用と部品の実装用とで基準部が共通である場合と比して、対象物に対する部品の位置精度が高い。
請求項3の光学装置の製造方法によれば、対象物への位置決め用と部品の実装用とが基準穴と印の場合と比して、対象物に対する部品の位置精度が高い。
請求項4の光学装置の製造方法によれば、第一穴の径と第二穴の径とが同じ場合と比して、対象物に対する部品の位置精度が高い。
請求項5の光学装置の製造方法によれば、第二穴の一部の画像に基づいて検知された第二穴の位置を基準として部品を実装する場合と比して、対象物に対する部品の位置精度が高い。
請求項6の光学装置の製造方法によれば、第一穴及び第二穴が別工程で形成されている場合と比して、対象物に対する部品の位置精度が高い。
請求項7の光学装置の製造方法によれば、第一穴及び第二穴がドリルで形成される場合と比して、対象物に対する部品の位置決め精度が高い。
請求項8の光学装置の製造方法によれば、第一穴及び第二穴がそれぞれの位置基準を基準として形成されている場合と比して、対象物に対する部品の位置精度が高い。
請求項9の光学装置の製造方法によれば、対象物とは、別体の位置決め部材が第一穴に嵌め合わされる場合と比して、対象物に対する部品の位置精度が高い。
同実施形態に係る光学装置の製造方法によって製造された露光装置を示した断面図である。 一実施形態に係る光学装置の製造方法によって製造された露光装置を示した分解斜視図である。 同実施形態で製造された発光基板を示した平面図である。 同実施形態に係る製造方法で用いられる平面基板を示した平面図である。 同実施形態に係る製造方法で用いられる平面基板であって、配線パターンが形成された大型基板を示した平面図である。 同実施形態に係る製造方法で用いられる平面基板であって、ドリルによる孔が形成された大型基板を示した平面図である。 同実施形態に係る集合基板の製造方法に用いられる平面基板であって、ルーターによるスリット等が形成された大型基板を示した平面図である。 同実施形態に係る製造方法に用いられる平面基板であって、集合基板の外形が形成された平面基板を示した平面図である。 同実施形態に係る集合基板の製造に用いられるエンドミルを示した図面である。 エンドミルによる側面加工を示した説明図である。 同実施形態に係る製造方法によって製造された集合基板を示した平面図である。 同実施形態に係る製造方法によって製造され、LEDアレイが実装された集合基板を示した平面図である。 同実施形態に係る製造方法によって製造された発光基板を示した平面図である。 同実施形態に係る製造方法における組み付け工程を説明するための断面図である。 図14に続く組み付け工程の説明図で、(A)は断面図であり、(B)は平面図である。
以下、図面を参照しつつ、一実施形態に係る光学装置の製造方法の一例を説明する。
先ず、本実施形態の光学装置の製造方法によって製造される露光装置について説明する。次に、光学装置の製造方法について説明する。
(露光装置)
光学装置の一例である露光装置10について、図1から図3を用いて説明する。なお、図中に示す矢印Hは、装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは、装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示す。
露光装置10は、図1に示すように、画像形成装置(図示省略)を構成する感光体ドラム12に、装置上下方向で対向して配置されている。露光装置10は、図1及び図2に示すように、基板の一例である発光基板20と、対象物の一例である筐体30と、部品の一例であるレンズアレイ40とを含んで構成されている。
〔発光基板〕
発光基板20は、板面が感光体ドラム12と対向するように配置されている。そして、発光基板20は、図2及び図3に示すよう、装置奥行方向Dに延びる長方形状の単位基板22と、単位基板22の表面に実装されている複数のLEDアレイ24とを含んで構成されている。
単位基板22には、装置奥行方向Dである長手方向NHに延びる配線パターン26が形成され、単位基板22の長手方向NHの両端部には、基準部を構成する基準穴28が夫々形成されている。
基準穴28は、図3に示したように、対象物である筐体30への位置決め用の第一穴の一例である第一大径穴28A及び第二大径穴28Bと、部品であるLEDアレイ24の実装用の第二穴の一例である第一小径穴28C穴及び第二小径穴28Dとを含む。
第一大径穴28A及び第二大径穴28Bは、第一小径穴28C穴及び第二小径穴28Dよりも穴径が大きい。第一大径穴28Aの直径及び第二大径穴28Bの幅寸法は、1mm以上が望ましく、第一小径穴28C穴及び第二小径穴28Dの直径は、1mm以下が望ましい。
第一小径穴28C及び第二小径穴28Dは、単位基板22の短手方向THの中心部に配置されており、複数配列されたLEDアレイ24の長手方向NHの一方側に第一小径穴28Cが配置されている。また、複数配列されたLEDアレイ24の長手方向NHの他方側に第二小径穴28Dが配置されている。
第一大径穴28Aは、円形穴で構成されており、第一大径穴28Aは、単位基板22の長手方向NHの一方側に配置されている。また、第一大径穴28Aは、第一小径穴28C及び第二小径穴28Dを通過する仮想直線KCを境として短手方向THの一方側に配置されている。
第二大径穴28Bは、単位基板22の長手方向NHに長い長穴で構成されている。この第二大径穴28Bは、単位基板22の長手方向NHの他方側に配置されているとともに、第一小径穴28C及び第二小径穴28Dを通過する仮想直線KCを境として短手方向THの他方側に配置されている。
なお、第一大径穴28A及び第二大径穴28Bは、仮想直線KC上、または、仮想直線KCを境として短手方向THの同方側に配置してもよい。また、第一小径穴28C及び第二小径穴28Dは、本実施形態において基板を貫通する貫通穴で構成するが、基板を貫通せずに窪んだ凹部で構成しても良い。
また、夫々のLEDアレイ24は、装置奥行方向Dに延びる長尺に形成されている。単位基板22の長手方向NHに隣接するLEDアレイ24は、第一小径穴28C及び第二小径穴28Dを通過する仮想直線KCを境とした一方側及び他方側に交互に配置され、長手方向NHに沿って千鳥状に配置されている。また、夫々のLEDアレイ24は、その長手方向に並ぶ複数のLED24A(Light Emitting Diode)を備えている。
〔レンズアレイ〕
レンズアレイ40は、光学部品の一例であって、図1及び図2に示したように、発光基板20と、感光体ドラム12との間に配置され、装置奥行方向Dに延びる直方体状とされている。
〔筐体〕
筐体30は、感光体ドラム12に対向して配置され、装置奥行方向Dから見て、台形形状とされ、装置奥行方向Dに延びる。
また、筐体30には、装置上下方向に貫通し、装置奥行方向Dに延びる孔32が形成されている。そして、孔32において感光体ドラム12側の部分で、レンズアレイ40を装置幅方向Wから挟み込むことで、筐体30は、レンズアレイ40を支持している。
このように、孔32を構成し、装置幅方向Wを向く側面30Aと、レンズアレイ40において装置幅方向Wを向く側面40Aとを接触させることで、レンズアレイ40は、筐体30に位置決めされている。
さらに、筐体30において感光体ドラム12とは反対側の部分には、凹状の凹部34が形成されており、凹部34の底面34Aには、発光基板20の第一大径穴28Aに対応する第一突起34Bと(図14、図15参照)、第二大径穴28Bに対応する第二突起34Cとが設けられている。
ここで、本実施形態において、筐体30は樹脂製であり、第一突起34B及び第二突起34Cは、筐体30を形成する樹脂によって一体形成されている。このため、第一突起34B及び第二突起34Cは、金型等の成形上の都合や剛性確保の観点から小径化が自ずと制限される。
しかし、例えば金属ピンを筐体30にインサート成形して第一突起34B及び第二突起34Cを形成すれば、第一突起34B及び第二突起34Cの小径化が可能となる。この場合、第一突起34B及び第二突起34Cを第一小径穴28C穴及び第二小径穴28Dへ挿入可能とすれば、筐体30への位置決め用の第一穴とLEDアレイ24の実装用の第二穴とを、第一小径穴28C及び第二小径穴28Dで構成することができる。これにより、第一大径穴28A及び第二大径穴28Bを廃止することができる。
各突起34Cは、円柱状に形成されており、先端部が先細り形状とされている。第一突起34Bは、第一大径穴28Aの内径寸法と略同じ外形寸法とされており、第一34Bに第一大径穴28Aを挿入した状態で筐体30に対して発光基板20を位置決めする位置決めピンを構成する。
第二突起34Cは、第二大径穴28Bの幅寸法と略同じ外形寸法とされており、第二突起34Cを第二大径穴28Bへ挿入した状態で発光基板20の短手方向THの移動を規制する規制ピンを構成する。この第二大径穴28Bの長さ寸法は、第二突起34Cの外形寸法より長く設定されており、筐体30又は発光基板20における長手方向NHの成形誤差を吸収して発光基板20の筐体30への取り付けを許容する。
そして、筐体30の各突起34Cに発光基板20の各大径穴28A、28Bが挿入された状態で、発光基板20は筐体30に対して位置決めされ、発光基板20は、接着剤等によって凹部34の底面34Aに固定されている。
この固定状態において、発光基板20のLEDアレイ24と、感光体ドラム12との間に、レンズアレイ40が配置されている。
(露光装置の作用)
次に、露光装置10の作用について説明する。
露光装置10のLEDアレイ24は、外部から入力された画像データに基づいて、図1に示したように、レンズアレイ40に向けて、レーザ光を出射する。そして、レンズアレイ40は、LEDアレイ24から出射されたレーザ光を透過し、帯電した感光体ドラム12上に結像する。これにより、感光体ドラム12上には、画像データに基づいた静電潜像が形成される。
(要部構成)
次に、図4〜図15を用いて光学装置の製造方法について説明する。なお、図4〜図7及び図10〜図13に示す矢印Xは、各基板(後述する平面基板70、大型基板80、集合基板90、及び単位基板22)の基板高さ方向、矢印Yは、各基板の基板幅方向を示す。
先ず、集合基板90について説明する。次に、基板装置の製造方法及び光学装置の製造方法について順に説明する。
〔集合基板〕
図11に示すように、集合基板90は、複数の単位基板22(図3参照)が形成される基板であって、板厚方向から見て、矩形状とされている。
集合基板90には、夫々の単位基板22の外形を画定する複数のスリット92と、夫々の単位基板22に形成された配線パターン26とが形成されている。また、集合基板90には、筐体30への位置決め用の第一大径穴28A及び第二大径穴28Bと、LEDアレイ24実装用の第一小径穴28C及び第二小径穴28Dとが形成されている。
そして、複数の単位基板22を囲む集合基板90の外周部分は、捨て基板96とされている。この捨て基板96において、基板高さ方向の下方部(図中下方)で、基板幅方向の両端部には、円形の孔98が形成されている。
スリット92は、単位基板22の短手方向THを画定する、基板高さ方向Xに延びたスリット92Aと、単位基板22の長手方向NHを画定する、基板幅方向Yに延びたスリット92Bとに分けられる。
スリット92Aは、基板高さ方向Xに間隔を空けて複数形成されている。さらに、基板高さ方向Xに間隔を空けたスリット92Aが、短手方向THに間隔を空けて複数形成されている。スリット92Bは、単位基板22の長手方向NHの一辺を画定する一対のスリット92A間に形成されている。そして、各スリット92間が、隣り合う単位基板22を連結する、又は単位基板22と捨て基板96とを連結する連結片94とされている。
配線パターン26は、単位基板22に夫々形成されており、基板高さ方向Xに延びている。
〔集合基板の製造方法〕
次に、集合基板の製造方法について説明する。集合基板は、パターン形成工程、ドリル工程、及びルーター工程を経て製造される。
[パターン形成工程]
パターン形成工程では、3個の集合基板90が切り出される平面基板70に(図4参照)、図5に示すように、複数の配線パターン26を形成し、平面基板70を大型基板80とする。
平面基板70は、両面全域が銅箔で覆われている基板であって、図4に示したように、矩形状とされている。また、平面基板70の四隅には、位置決めに用いられる円状の孔72が夫々形成されている。
そして、この4個の孔72を用いて平面基板70をステージ(図示省略)に位置決めし、ドライフィルム(図示省略)をラミネートした平面基板70に、感光、レジスト除去、エッチング等をすることで、図5に示したように、配線パターン26を形成する。
夫々の配線パターン26を、基板高さ方向Xに延びるように形成する。前述したように、平面基板70から3枚の集合基板90が切り出されるため、各集合基板90に対応した箇所に配線パターン26を形成する。
このように、平面基板70に配線パターン26を形成することで、平面基板70を、大型基板80とする。つまり、大型基板80は、平面基板70に配線パターン26が形成された基板である。
[ドリル工程]
ドリル工程では、大型基板80に、ドリル(図示省略)を用いて、図6に示すように、孔98を形成する。
4個の孔72を用いて大型基板80をステージ(図示省略)に位置決めし、大型基板80から切り出される夫々集合基板90の捨て基板96(図11参照)となる部分において、基板高さ方向Xの下方部で、基板幅方向Yの両端部に、円形の孔98を形成する。
[ルーター工程]
ルーター工程では、図7及び図8に示すように、ルーター加工装置を用いて、孔98が形成された大型基板80にルーター加工を施す。ルーター加工装置は、図9に示すように、回転切削工具の一例であるエンドミル60を用いてルーター加工を行う。
このルーター工程では、図7に示したように、大型基板80にスリット92A、92B、第一大径穴28A、第二大径穴28B、第一小径穴28C、及び第二小径穴28Dを形成する(形成する工程)。
また、ルーター工程では、図8に示したように、大型基板80に集合基板90の外形に沿ったスリット82を形成する。このルーター工程で、同一のエンドミル60を用いて、スリット92A、92B、82、第一大径穴28A、第二大径穴28B、第一小径穴28C、及び第二小径穴28Dを形成する。
具体的には、大型基板80に、スリット92A、92B、82、第一大径穴28A、第二大径穴28B、第一小径穴28C、及び第二小径穴28Dを形成するための下穴を貫通方向切削工具の一例であるドリルによって予め形成する。そして、図10に示すように、下穴61に側面方向切削工具の一例であるエンドミル60を挿入し、エンドミル60の周面を構成する刃60Aを下穴61の開口縁部61Aに当て、下穴61の開口縁部61Aを広げて目標形状に仕上げる。これにより、スリット92A、92B、82、第一大径穴28A、第二大径穴28B、第一小径穴28C、及び第二小径穴28Dを形成する。
このように、スリット92A、92B、82、第一大径穴28A、第二大径穴28B、第一小径穴28C、及び第二小径穴28Dは、エンドミル60によって目標形状に仕上げられるので、形成される形状や位置精度が高い。
このルーター工程では、第一小径穴28C及び第二小径穴28Dを形成した後、第一小径穴28C及び第二小径穴28Dを基準として、第一大径穴28A及び第二大径穴28Bを形成する。その一例としては、第一小径穴28Cを基準として、第一大径穴28A及び第二大径穴28Bを形成する。これにより、第一小径穴28C及び第二小径穴28Dに対する第一大径穴28A及び第二大径穴28Bの開口位置や大きさを定める。
そして、夫々の単位基板22の外形を画定するスリット92A、92Bを形成し、図8に示したように、夫々の集合基板90の外形に沿ったスリット82を形成する。
ここで、スリット92A、92B、82、及び第一大径穴28Aは、形状が円ではなくスリット状又は長穴状である。このため、大型基板80の板面に沿ってエンドミル60を移動させることで、スリット92A、92B、82、及び第一大径穴28Aを形成する。
このようにして、大型基板80からは、図11に示すように、集合基板90が切り出され、基準穴28を備えた単位基板22を有する集合基板90が準備される(準備する工程)。
〔基板装置の製造方法〕
次に、集合基板の製造方法によって製造された集合基板90を用いて、図3に示した発光基板20を製造する方法について説明する。発光基板20は、実装工程、及び分割工程を経て製造される。
[実装工程]
実装工程では、図12に示すように、集合基板90において各単位基板22に形成された基準穴28である第一小径穴28C及び第二小径穴28Dを基準として、各単位基板22に部品の一例であるLEDアレイ24を実装する。
具体的には、LEDアレイ24の実装に用いる撮像装置を利用して、実装装置にセットされた集合基板90の第一小径穴28Cの位置を検知する。そして、検知した第一小径穴28Cの全体の画像を撮像し、撮像された画像から第一小径穴28Cの中心位置座標を求める。
同様に、撮像装置で第二小径穴28Dの位置を検知する。そして、検知した第二小径穴28Dの全体の画像を撮像し、撮像された画像から第二小径穴28Dの中心位置座標を求める。
このとき、第一小径穴28C及び第二小径穴28Dは、成形や剛性の都合上小径化が制約された第一突起34B及び第二突起34Cが挿入される第一大径穴28A及び第二大径穴28Bより穴径が小径とされている。このため、LEDアレイ24の実装に用いる撮像装置を利用しても、第一小径穴28C及び第二小径穴28Dの全体画像を画角内に収めることができ、中心位置の測定精度の向上を図ることができる。
そして、第一小径穴28C及び第二小径穴28Dの中心位置座標を通る仮想直線KCを想定し(図3参照)、例えば第一小径穴28Cの中心位置座標を基準として、第二小径穴28Dへ所定の間隔毎にLEDアレイ24を、仮想直線KCを境とした一方側及び他方側に交互に実装する(実装する工程)。
[分割工程]
分割工程では、所謂打ち抜き工法によって、各連結片94を打ち抜き、集合基板90から図13に示すように発光基板20を切り出す。これにより、単一の集合基板90から複数の発光基板20が製造される。
〔光学装置の製造方法〕
次に、基板装置の製造方法によって製造された発光基板20を用いて、図1に示したように、露光装置10を製造する方法について説明する。露光装置10は、発光基板20と、レンズアレイ40とを、筐体30に組み付けることで製造される。
先ず、発光基板20の基準穴28を位置基準として発光基板20を対象物の一例である筐体30に組み付ける(組付ける工程)。
具体的には、図1及び図14に示すように、筐体30の凹部34の底面34Aに設けられた第一突起34Bに対して発光基板20の第一大径穴28Aに位置合わせするとともに、第二突起34Cに対して発光基板20の第二大径穴28Bを位置合わせする。
この状態で、図15に示すように、筐体30の第一突起34Bを発光基板20の第一大径穴28Aに挿入して嵌め合せ、発光基板20の一端側を筐体30に位置決めする。また、筐体30の第二突起34Cを発光基板20の第二大径穴28Bを挿入して、発光基板20の他端側の短手方向THの移動を規制する。
そして、発光基板20の周縁と、筐体30の凹部34とに接着剤を塗布し、筐体30に発光基板20を組付ける。
次に、図1に示したように、筐体30に形成された孔32において、装置上下方向の上方側の部分で、レンズアレイ40を装置幅方向から挟み込む。孔32を構成し、装置幅方向Wを向く側面30Aと、レンズアレイ40において装置幅方向Wを向く側面40Aとを接触させ、発光基板20のLEDアレイ24と、レンズアレイ40とを対向させる。これにより、筐体30にレンズアレイ40を位置決めする(第二位置決め工程)。
さらに、孔32の上側の開口周縁と、レンズアレイ40とに接着剤を塗布し、筐体30にレンズアレイ40を固定する。
(作用・効果)
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態では、基板の一例である単位基板22に設けられた基準穴28の位置を基準として部品の一例であるLEDアレイ24を単位基板22に実装するとともに、基準穴28を位置基準として単位基板22を対象物の一例である筐体30に組み付ける。
このため、集合基板90全体において、単位基板22に部品を実装する際の位置基準が他の単位基板22と共通であり、部品が実装された単位基板22の外形を基準にして対象物に組み付けを行う場合と比して、対象物である筐体30に対する部品であるLEDアレイ24の位置精度が高い。
これにより、筐体30に固定されたレンズアレイ40と、筐体30に発光基板20を介して固定される光源であるLEDアレイ24との位置精度が向上し、光路ずれに起因した光量低下や焦点位置の変動を抑制することができる。
また、基準穴28は、筐体30への位置決め用の第一穴の一例である各大径穴28A、28Bと、レンズアレイ40の実装用の第二穴の一例である各小径穴28C、28Dとを備えている。このため、筐体30への位置決め用と部品の実装用とで基準穴28が共通である場合と比して、筐体30に対する部品の位置精度が高い。
さらに、第二穴の一例である各小径穴28C、28Dよりも第一穴の一例である各大径穴28A、28Bの穴径が大きい。このため、第二穴の一例である各小径穴28C、28Dの径と第一穴の一例である各大径穴28A、28Bの径とが同じ場合と比して、対象物である筐体30に対する部品の一例であるLEDアレイ24の位置精度が高い。
単位基板22にLEDアレイ24を実装する際には、第二穴の一例である各小径穴28C、28Dの全体を撮像した画像に基づいて当該小径穴28C、28Dの位置を検知し、その位置を基準としてLEDアレイ24を単位基板22に実装する。このため、各小径穴28C、28Dの一部の画像に基づいて位置検知してLEDアレイ24を実装する場合と比して、筐体30に対するLEDアレイ24の位置精度が高い。
また、第一穴の一例である各大径穴28A、28B及び第二穴の一例である各小径穴28C、28Dは、同一の工具であるエンドミル60で形成されている。
このため、各大径穴28A、28B及び各小径穴28C、28Dが別工程で形成されている場合と比して、筐体30に対するLEDアレイ24の位置精度が高い。
第一穴の一例である各大径穴28A、28B及び第二穴の一例である各小径穴28C、28Dは、ルーター加工装置により形成されている。このため、各大径穴28A、28B及び各小径穴28C、28Dがドリルで形成される場合と比して、筐体30に対するLEDアレイ24の位置決め精度が高い。
また、第一穴の一例である各大径穴28A、28Bは、第二穴の一例である各小径穴28C、28Dを基準に形成する。このため、各大径穴28A、28B及び各小径穴28C、28Dがそれぞれの位置基準を基準として形成されている場合と比して、筐体30に対するLEDアレイ24の位置精度が高い。
基板を対象物に組み付ける際には、対象物の一例である筐体30の各突起34B、34Cを第一穴の一例である各大径穴28A、28Bに嵌め合せて発光基板20を筐体30に位置決めする。このため、筐体30とは、別体の位置決め部材が各大径穴28A、28Bに嵌め合わされる場合と比して、筐体30に対するLEDアレイ24の位置精度が高い。
なお、本実施形態では、光学装置を露光装置10として説明したが、光学装置を読取ユニット(例えば、Contact Image Sensor)としてもよい。
また、本実施形態では、各小径穴28C、28Dの全体を撮像した画像に基づいて、その位置を検知し、この位置を基準としてLEDアレイ24を単位基板22に実施したが、これに限定されるものではない。例えば、各小径穴28C、28Dの一部の画像より検知した位置を基準としてLEDアレイ24を単位基板22に実施してもよい。
さらに、準備する工程では、ルーター加工装置で同一のエンドミル60を用いて各小径穴28C、28D及び各大径穴28A、28Bを形成したが、これに限定されるものではない。例えば、各小径穴28C、28D及び各大径穴28A、28Bを他の工作機械で形成しても良いし、他の工具で形成してもよい。
また、形成する工程では、各小径穴28C、28Dを基準に各大径穴28A、28Bを形成したが、各小径穴28C、28D及び各大径穴28A、28Bをそれぞれ独立して形成してもよい。
そして、組み付ける工程では、筐体30の各突起34B、34Cを各大径穴28A、28Bに嵌め合せて筐体30に発光基板20を位置決めしたが、各大径穴28A、28Bの検知位置に基づいて筐体30に発光基板20を位置決めしてもよい。
また、本実施形態では、部品であるLEDアレイ24の実装用の基準部を第一小径穴28C穴及び第二小径穴28Dで構成する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、部品であるLEDアレイ24の実装用の基準部を配線パターン26で形成した印や、印刷で形成した印や、凹部で構成された印で構成しても良い。
また、部品であるLEDアレイ24の実装用の印を、凹部で構成する際には、前述したルーター工程において、第一大径穴28A及び第二大径穴28Bと共に形成しても良い。
10 露光装置(光学装置)
20 発光基板
22 単位基板
24 LEDアレイ
28 基準穴
28A 第一大径穴
28B 第二大径穴
28C 第一小径穴
28D 第二小径穴
30 筐体(対象物)
34B 第一突起
34C 第二突起
60 エンドミル(工具)

Claims (9)

  1. 基準穴を含む基準部が形成されている基板を準備する工程と、
    前記基準部の位置を検知し、該位置を基準として部品を前記基板に実装する工程と、
    前記基準穴を位置基準として前記基板を対象物に組み付ける工程と、
    を備えた光学装置の製造方法。
  2. 前記基準部として、前記基準穴と印とが形成されている請求項1記載の光学装置の製造方法。
  3. 前記基準部として、前記基準穴である第一穴と前記印である第二穴とが形成されている請求項2記載の光学装置の製造方法。
  4. 前記準備する工程では、前記第二穴よりも前記第一穴の穴径が大きい前記基板を準備する請求項3に記載の光学装置の製造方法。
  5. 前記実装する工程では、前記第二穴の全体を撮像した画像に基づいて当該第二穴の位置を検知し、該位置を基準として前記部品を前記基板に実装する請求項4に記載の光学装置の製造方法。
  6. 前記準備する工程は、前記第一穴及び前記第二穴を同じ工具で形成する工程を含む請求項3から請求項5の何れか1項に記載の光学装置の製造方法。
  7. 前記形成する工程では、前記第一穴及び前記第二穴をルーターにより形成する請求項6記載の光学装置の製造方法。
  8. 前記形成する工程では、前記第二穴を基準に前記第一穴を形成する請求項6又は請求項7記載の光学装置の製造方法。
  9. 前記組み付ける工程では、前記対象物に形成されている突起を前記第一穴に嵌め合せて該対象物に前記基板を位置決めする請求項3から請求項8の何れか1項に記載の光学装置の製造方法。
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