JP2008010751A - プリント基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリント基板を螺子で固定する際、プリント基板に実装したICに応力が加わることを抑えたプリント基板を提供する。
【解決手段】螺子を挿通して固定する貫通孔4を形成したプリント基板1に、多数の端子16を有するQFP10などのICを実装し、複数のICからなる領域を1つの対象領域Tとして、貫通孔4の中心から延ばした2本の線が対象領域Tと接するように接線を延ばし、2本の線の間であると共に、貫通孔4と同心円上となるプリント基板1の部位に円弧状のスリット6を形成する。これにより、プリント基板1を螺子で固定する際にICに応力が加わることを防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、テレビジョン受像機などの電子機器に備えられるプリント基板に関する。
従来から、テレビジョン受像機や記録再生装置内などの電磁機器の筐体内には、種々のプリント基板がネジ止めなどにより固定されている。一般的に、こうしたプリント基板は、矩形型であって平板状のプリント基板が多用されており、例えば、矩形型のプリント基板においては、その4隅の内、プリント基板の対角線上の隅部に形成した2つの貫通孔を、筐体内に形成した筒状のネジ取付部と位置合わせをし、位置決めした貫通孔にネジを挿入してネジ取付部に螺着させ固定していた。特許文献1〜3には、前述した矩形型のプリント基板が開示されている。特許文献1においては、プリント基板にねじ止め用孔を形成し、プリント基板の周縁部からねじ止め用孔の近傍に延設させスリットを形成し、プリント基板に外圧が加わって反ったりしたときに、スリットから応力を逃がし、プリント基板の反りを抑えることで、プリント基板に実装された電子部品などに応力が作用し、電子部品の劣化や破損を防止するプリント基板が提案されている。また、特許文献2においては、プリント配線基板にねじ止めのための取付孔や取付スリットを形成し、これらの近傍に切溝としての分断スリットを形成することで、分断スリットからプリント配線基板に加わる引張り応力を吸収するものが提案されている。また、特許文献3においては、部品を実装したプリント基板を誤って落下させた際に、落下時の衝撃が部品に伝達されることを防止するため、プリント基板に衝撃を吸収する衝撃吸収部を形成したものが提案されている。
ところで、前述したプリント基板の表面に実装されるICのパッケージとして、QFP(Quad Flat Package)やBGA(Ball Grid Array)がある。前者であるQFPは、多数の端子がIC本体の四辺に配したものとなっており、後者であるBGAは、IC本体の下面に、比較的小さいボール型の多数端子(パッド)が格子状に並べられており、QFPとBGAは、平板状のプリント基板の表面に実装されるため、多数の端子の先端側は、同一平面状に配列されている。
実開平5−41169号公報 実開平6−86376号公報 特開2002−344092号公報
前記QFPやBGAなどのICは、そのサイズが大きくなればなるほど、それだけ多くの端子が設けられていることから、平板状のプリント基板に反りなどがあると、プリント基板に半田付けなどで取り付けられた端子がプリント基板から外れてしまい接触不良を起こし故障してしまう。また、QFPやBGAの端子(パッド)は、その数が多いと共にサイズも小さいため、端子の半田付けした部分が取れやすく半田付け不良になりやすく、QFPやBGAなどの多数の端子を有するICの実装されたプリント基板に外圧が加わると、プリント基板に端子を取り付けている半田が簡単に外れてしまう虞があり、また、プリント基板にQFPやBGAなどの種々の電子部品を実装する際、これら電子部品の端子をプリント基板に半田付けするが、半田付けに伴う熱の影響によりプリント基板に反りやねじれが生じてしまったり、プリント基板を取り付ける取付部の製造上の寸法精度などが原因で、プリント基板を固定した状態では、プリント基板が撓んでしまい、この撓みに伴いプリント基板に実装した電子部品に応力が加わってしまう。
特許文献1及び特許文献2には、プリント基板への応力の緩和を、スリットや衝撃吸収部などの溝部をプリント基板に形成することで行なうものが開示されている。しかし、これらのスリットは、プリント基板の隅部の周縁部から延びるようにして形成されているので、例えば、プリント基板の周縁に沿ってアースパターンが設けられているプリント基板では、アースパターンがスリットにより分断されるため、スリットを迂回するように引き回す必要が生じてしまう。また、特許文献3には、実装部品を実装したプリント基板において、落下時などの衝撃をプリント基板に形成したスリットで吸収させるものが開示されている。しかし、単に、プリント基板にスリットを形成したものであり、スリットと実装部品の配置関係についての具体的な説明はなく、さらに、貫通孔の周囲を囲むようにほぼ全周に亘ってスリットが集中して設けられているので、プリント基板の強度が弱くなる虞がある。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、多数の端子を有するICが実装されたプリント基板に外的圧力が加わっても、取り付けられた複数の端子に過度な応力が作用することを抑え故障を防止したプリント基板を提供することを目的とする。
請求項1に記載のプリント基板は、平板状であって且つほぼ矩形に形成されたプリント基板の四隅の近傍に螺子を挿通して固定する貫通孔を形成したプリント基板において、前記プリント基板に複数のICを実装し、前記複数のICの全ての実装部分を線分で結んだ領域を1つの対象領域として、前記貫通孔の中心から延ばした2本の線が前記対象領域と接するように接線を延ばし、前記2本の線の間であって且つ前記貫通孔と同心円上となるプリント基板の部位に円弧状のスリットを形成したことを特徴とする。
請求項1の構成により、貫通孔に螺子を挿通して、複数のICを実装したプリント基板を締め付けて固定する際、各貫通孔と複数のICとの間に、スリットが形成されることになるので、スリットからプリント基板の撓みなどに伴う応力を緩和させ、螺子の締め付けに伴う回転応力がプリント基板を介してICに加わることを抑えることができる。さらに、反りやねじれのあるプリント基板であっても、ICに加わる応力を軽減することができる。
請求項2に記載のプリント基板は、平板状であって且つほぼ矩形に形成されたプリント基板の四隅の近傍に螺子を挿通して固定する貫通孔を形成したプリント基板において、前記プリント基板の一方面にICを1つ実装し、前記ICの実装部分からなる領域を1つの対象領域として、前記貫通孔の中心から延ばした2本の線が前記対象領域と接するように接線を延ばし、前記2本の線の間であって且つ前記貫通孔と同心円上となるプリント基板の部位に円弧状のスリットを形成したことを特徴とする。
請求項2の構成により、貫通孔に螺子を挿通して、プリント基板の一方面にICを実装したプリント基板を締め付けて固定する際、各貫通孔と1つのICとの間に、スリットが形成されることになるので、スリットからプリント基板の撓みなどに伴う応力を緩和させ、螺子の締め付けに伴う回転応力がプリント基板を介してICに加わることを抑えることができる。さらに、反りやねじれのあるプリント基板であっても、ICに加わる応力を軽減することができる。
請求項3に記載のプリント基板は、請求項1記載のプリント基板において、前記ICは、QFPおよびBGA、或いはQFPまたはBGAの何れかであることを特徴とする。
請求項3の構成により、ICとしてのQFPおよびBGA、或いはQFPまたはBGAを実装したプリント基板を締め付けて固定する際、各貫通孔とQFPやBGAなどとの間に、スリットが形成されることになるので、スリットからプリント基板の撓みなどに伴う応力を緩和させ、螺子の締め付けに伴う回転応力がプリント基板を介してQFP、BGAに加わることを抑えることができる。
請求項4に記載のプリント基板は、請求項2記載のプリント基板において、前記ICは、QFPまたはBGAであることを特徴とする。
請求項4の構成により、ICとしてのQFPまたはBGAの1つを実装したプリント基板を締め付けて固定する際、各貫通孔とQFPまたはBGAの何れかとの間に、スリットが形成されることになるので、スリットからプリント基板の撓みなどに伴う応力を緩和させ、螺子の締め付けに伴う回転応力がプリント基板を介してQFPまたはBGAに加わることを抑えることができる。
請求項5に記載のプリント基板は、請求項1〜4の何れか1項に記載のプリント基板において、前記ICに有する端子は、前記プリント基板に半田付けして取り付けられていることを特徴とする。
請求項5の構成により、貫通孔とQFPやBGAなどのICとの間に、スリットが形成されることになるので、プリント基板に半田付けされたQFPやBGAなどに有する多数の端子に、応力が加わることを緩和することができる。
本発明によれば、貫通孔とQFPやBGAなどのICとの間に、スリットが形成されることになるので、プリント基板とQFPやBGAなどのICの多数の端子が接触不良を起こすことを抑え、故障することを可及的に防止したプリント基板を提供することができる。
本発明の実施の形態としての実施例を、図面を参照して説明する。尚、以下の実施例は本発明の具体例に過ぎず、本発明が以下の実施例に限定されるものではない。
図1は実施例1における電子機器の筐体にねじ止めされるプリント基板を示す平面図、図2はプリント基板が筐体に固定されている状態を示す断面図、図3はプリント基板に実装される第一のQFPを示す正面図、図4は第一のQFPを示す側面図、図5はプリント基板に実装される第一のBGAを示す正面図、図6は第一のBGAを示す側面図、図7は第一のBGAを示す背面図である。
プリント基板1の形状は、図1に示すように、平板状であって且つ矩形型となっており、このプリント基板1は、図2に示すように、テレビジョン受像機などの電子機器の筐体2内に螺子3で固定されている。
プリント基板1には、その角部近傍に螺子3の挿通される貫通孔4が形成されており、この貫通孔4に螺子3を挿通させ、筐体2に形成した筒状の取付部5に螺子3により螺着されている。
プリント基板1の一方面1Aには、後述する、第一のQFP、第二のQFP、第一のBGA、および第二のBGAなどのICや、図示はしないが種々の電子部品などが実装されている。なお、第一のQFP及び第二のQFPは、16〜256個ほどの比較的多数の端子を有しており、第一のBGA及び第二のBGAは、119〜945個ほどの比較的多数の端子を有するものである。
また、プリント基板1には、貫通孔4と同心円上に円弧状のスリット6が形成されており、プリント基板1に外圧が加わった際に、より詳しくは、螺子3を回転させ、プリント基板1を筐体2の取付部5に螺着する際に、螺子3の回転に伴う外圧をスリット6から緩和し、前述したICに構成された多数の端子の固定している部分への応力を緩和するようになっている。
10は、プリント基板1の上面側に実装されたICのパッケージとしての、第一のQFP(Quad Flat Package)10である。この第一のQFP10は、図3及び図4に示すように、多数の端子(パッド)11がIC本体10Aの四辺に多数配設したものであり、プリント基板1の表面に実装されるため、多数の端子11の先端側は、同一平面状に配列されており、多数の端子11が、プリント基板1に設けられた回路パターンに半田付けなどで固定され接続されている。なお、第二のQFP15の構成も、第一のQFP10とほぼ同様の構成を有しており、IC本体15Aの四辺に多数配設した多数の端子16がプリント基板1に設けられた回路パターンに半田付けなどにより固定され接続されているので、第二のQFP15の詳細な説明は省略する。
20は、プリント基板1の上面側に実装されたICのパッケージとしての、第一のBGA(Ball Grid Array)である。この第一のBGA20は、IC本体20Aの一方面(下面)に、比較的小さいボール型の端子(パッド)21が格子状に並べられて配設されており、複数の端子21の先端側は、前記第一のQFP10と同様に、プリント基板1の表面に実装されるため、多数の端子21の先端側は、同一平面状に配列されており、多数の端子21が、プリント基板1に設けられた回路パターンに半田付けなどで固定され接続されている。なお、第二のBGA25の構成も、第一のBGA20とほぼ同様の構成を有しており、IC本体25Aの一方面(下面)に配設した多数の端子26がプリント基板1に設けられた回路パターンに半田付けなどにより固定され接続されているので、第二のBGA25の詳細な説明は省略する。
次に、プリント基板1に円弧状のスリット6を形成する位置について、以下に説明する。先ず、図1に示すように、プリント基板の表面に実装された複数のパッケージされたIC、つまり、本実施例では、第一のQFP10、第二のQFP15、第一のBGA20、および第二のBGA25の全てのICが配設される領域を一つの対象領域T(二点鎖線部分)と想定し、各貫通孔4の中心から延ばした2本ずつの直線(破線)が、前記一つの対象領域Tと接するように直線状の接線を2本ずつひく。
そして、各貫通孔4の近傍であって、且つ各貫通孔4を中心として2本ずつひき出された線の角度Rの範囲で、各貫通孔4と同心円上の円弧状のスリット6をプリント基板1に形成すると共に、前記各スリット6の両端部6Aを、角張らないように円弧状に形成する。なお、各スリット6の半径方向の幅Wは1mmとする。
以上のような構成によれば、第一のQFP10,第二のQFP15、および第一のBGA20,第二のBGA25など、すなわち、比較的多数の端子11,16,21,26を有するパッケージされたICの実装されたプリント基板1において、これら複数のICの全てが配置されている領域を線分で結んだ対象領域Tの位置に基づきスリット6の配置を決定し、プリント基板1を筐体2に螺子3を回転させ締め付けた際のプリント基板1の撓みなどに伴う応力を、スリット6から緩和することが可能となる。さらに、第一のQFP10,第二のQFP15、および第一のBGA20,第二のBGA25などのプリント基板1に実装された各ICと貫通孔4との間にスリット6が配置されることになるので、反りやねじれのあるプリント基板を螺子3で取付部5に取り付けても、IC(第一のQFP10,第二のQFP15,第一のBGA20,第二のBGA25)に加わる応力を軽減することができる。
つまり、プリント基板1を螺子3で締め付けて取り付ける際、プリント基板1の対象領域Tに実装した第一QFP10、第二のQFP15、第一のBGA20、および第二のBGA25に、螺子3の締め付けに伴う回転応力がプリント基板1を介して加わることを抑えることができ、対象領域Tに実装した第一QFP10、第二のQFP15、第一のBGA20、および第二のBGA25のそれぞれに有する多数の端子11,16,21,26が、プリント基板1から外れてしまうことを防止することができる。よって、プリント基板1と第一QFP10、第二のQFP15、第一のBGA20、および第二のBGA25とが接触不良を起こすことを抑え故障することを可及的に防止したプリント基板1を提供することができる。しかも、各ICと貫通孔4との間のプリント基板1にスリット6が設けられるので、反りやねじれの生じたプリント基板を取り付けた状態で、IC(第一のQFP10,第二のQFP15,第一のBGA20,第二のBGA25)に加わる応力を軽減することができる。
さらに、仮にスリット6の形状が角張っていると、プリント基板1に応力が加わった際に、角張った部分に応力が集中するが、本実施例1では、プリント基板1に形成する各スリット6の両端部6Aを円弧状に形成することで、スリット6の一部に応力が局部的に集中することを抑えることができる。
以上、本発明の実施例1について詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものでなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。なお、本実施例におけるプリント基板1は、その4箇所の貫通孔4に螺子3を挿通して筐体2に固定しているが、特にこれに限定するものではなく、筐体2にプリント基板1を動かないよう確実に固定できるのであれば、貫通孔4の3箇所を螺子3で固定してもよいし、プリント基板1の対角線上に配置された2箇所の貫通孔4のみに螺子3を挿通して固定するなど、適宜選定すればよい。また、本実施例1においては、プリント基板1の一方面に実装したICから対象領域Tを決めているが、これに限らず、プリント基板1の両面に複数のICを実装した場合であっても、プリント基板の両面実装したICから、対象領域Tを決めることも可能である。さらに、プリント基板に実装されたICが一つの場合には、この単独のICのプリント基板1への実装部分からなる領域を対象領域Tとする。
次に、本発明の実施例2を説明する。図8は実施例2における電子機器の筐体にねじ止めされたプリント基板を示す平面図である。上記した実施例1とは、第2のBGAがプリント基板に実装されていない点、およびスリットの一つを二つに分けて形成した以外は構成は同一であることから、同一部分には同一符号を示し、その詳細な説明は省略して詳述する。
本実施例2においては、第一のQFP10と第一のBGA20とからなる二つのICを線分で結んだ領域を一つの対象領域T2として、貫通孔4(図8に示す右上)の中心から延ばした2本の直線(破線)が、前記一つの対象領域T2と接するように直線状の接線を2本ひいて求める。これは、第一のQFP10、第一のBGA20、及び第二のQFP15を、図8に示す右上の貫通孔4の中心から臨んで視た場合、第一のQFP10と第一のBGA20との配置関係が重なるように配置されている場合においては、これらを線分で結んだ領域を一つの対象領域T2を求め、一方、重なるように配置されていない第二のQFP15においては、この第二のQFP15の配置領域を一つの対象領域T3とみなし求める。そして、図8に示す右上の貫通孔4の中心から延ばした2本ずつの直線(破線)が、前記対象領域T2及び対象領域T3と接するように直線状の接線を2本ずつひく。
そして、図8に示す右上の貫通孔4の近傍であって、且つこの貫通孔4を中心として、対象領域T2及び対象領域T3に接するように2本ずつひき出された線の角度Rの範囲で、図8に示す右上の貫通孔4と同心円上の円弧状のスリット6をプリント基板1に形成する。これにより、実施例1と同様に、第一のQFP10,第二のQFP15、および第一のBGA20などのプリント基板1に実装された各ICと貫通孔4との間にスリット6が配置されることになるので、反りやねじれのあるプリント基板を螺子3で取付部5に取り付けても、IC(第一のQFP10,第二のQFP15,第一のBGA20)に加わる応力を軽減することができる。なお、本実施例2においては、図8の右上に示す貫通孔6近傍のスリット6は、プリント基板1に二つに分けて形成されている。その理由は、プリント基板1に実装されるICの数が少なかったり、プリント基板1に実装される複数のICの距離が離れて配置するときなどに適宜採用する。
次に、本発明の実施例3を説明する。図9は実施例3における電子機器の筐体にねじ止めされたプリント基板の要部を示す平面図である。上記した実施例1とは、貫通孔4の一つの近傍に孔部30が形成されている点、および、四つのスリットの内の一つの長さが異なる点以外は同一であることから、同一部分には同一符号を示し、その詳細な説明は省略して詳述する。なお、本実施例3においては、スリットを形成しようとする延長線上の位置に、螺子3を挿入するための貫通孔4とは別に、プリント基板1の隅部に基準孔30が形成されている。この基準孔30は、貫通孔4と同様に、プリント基板1の隅部に形成されるものであり、プリント基板1に種々の電子部品を実装する部品実装機に、プリント基板1を装着したときの位置合わせをする際に用いるものである。このように、プリント基板1の隅部には貫通孔4や基準孔30、さらに、図示はしないが電子部品が半田付けなどで実装されたプリント基板1を検査する際に、検査治具にプリント基板1を装着するためのガイド孔などが、プリント基板1の隅部にどうしても集中して配置される。このような場合、プリント基板1の隅部の基準孔30やガイド孔からも、スリット6と同様に、プリント基板1の反りやねじれを吸収させることが可能となり、基準孔30などもスリット6として兼用させることができる。
実施例1における電子機器の筐体にねじ止めされるプリント基板を示す平面図である。 同上、プリント基板が筐体に固定されている状態を示す断面図である。 同上、プリント基板に実装される第一のQFPを示す正面図である。 同上、プリント基板に実装される第一のQFPを示す側面図である。 同上、プリント基板に実装される第一のBGAを示す正面図である。 同上、プリント基板に実装される第一のBGAを示す側面図である。 同上、プリント基板に実装される第一のBGAを示す背面図である。 実施例2における電子機器の筐体にねじ止めされるプリント基板を示す平面図である。 実施例3における電子機器の筐体にねじ止めされたプリント基板の要部を示す平面図である。
符号の説明
1 プリント基板
1A 一方面
3 螺子
4 貫通孔
6 スリット
10 第一のQFP(QFP)
11 端子
15 第二のQFP(QFP)
16 端子
20 第一のBGA(BGA)
21 端子
26 端子
25 第二のBGA(BGA)
T 対象領域

Claims (5)

  1. 平板状であって且つほぼ矩形に形成されたプリント基板の四隅の近傍に螺子を挿通して固定する貫通孔を形成したプリント基板において、前記プリント基板に複数のICを実装し、前記複数のICの全ての実装部分を線分で結んだ領域を1つの対象領域として、前記貫通孔の中心から延ばした2本の線が前記対象領域と接するように接線を延ばし、前記2本の線の間であって且つ前記貫通孔と同心円上となるプリント基板の部位に円弧状のスリットを形成したことを特徴とするプリント基板。
  2. 平板状であって且つほぼ矩形に形成されたプリント基板の四隅の近傍に螺子を挿通して固定する貫通孔を形成したプリント基板において、前記プリント基板の一方面にICを1つ実装し、前記ICの実装部分からなる領域を1つの対象領域として、前記貫通孔の中心から延ばした2本の線が前記対象領域と接するように接線を延ばし、前記2本の線の間であって且つ前記貫通孔と同心円上となるプリント基板の部位に円弧状のスリットを形成したことを特徴とするプリント基板。
  3. 前記ICは、QFPおよびBGA、或いはQFPまたはBGAの何れかであることを特徴とする請求項1に記載のプリント基板。
  4. 前記ICは、QFPまたはBGAであることを特徴とする請求項2記載のプリント基板。
  5. 前記ICに有する端子は、前記プリント基板に半田付けして取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のプリント基板。
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