JP2019000522A - マットレス - Google Patents

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JP2019000522A JP2017119568A JP2017119568A JP2019000522A JP 2019000522 A JP2019000522 A JP 2019000522A JP 2017119568 A JP2017119568 A JP 2017119568A JP 2017119568 A JP2017119568 A JP 2017119568A JP 2019000522 A JP2019000522 A JP 2019000522A
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俊光 加賀
Toshimitsu Kaga
俊光 加賀
三枝 加賀
Mitsue Kaga
三枝 加賀
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Abstract

【課題】平臥した時の姿勢を良好に保ちつつ、体圧を良好に分散させる。【解決手段】マットレス1の上面10には、第1端部領域11、第1中間領域18、中央領域14、第2中間領域19、及び、第2端部領域17を含む複数の上面領域が設けられている。これらの上面領域は、縦方向に隣接して並んでいる。中央領域14は、縦方向の中央に位置し、第1及び第2端部領域11、17は、それぞれ、縦方向の両端に位置する。ここで、それぞれの上面領域における、底面20からのマットレス1の厚さ方向の距離を、底面距離とする。第1及び第2中間領域18、19は、それぞれ、第1及び第2端部領域11、17、並びに、中央領域14に比べ、底面距離が長く、反発力が低い。【選択図】図3

Description

本開示は、マットレスに関する。
特許文献1に記載されたマットレスは、上面における長手方向の中央に位置する領域が、上面における他の領域よりも硬くなっている。このため、ユーザは、臀部及び胸部が他の領域よりも硬い中央の領域で支持された状態で、該マットレスの上に平臥することができる。その結果、これらの部位がマットレスに深く沈み込むのが抑制され、ユーザの背骨への負担が軽減される。
特開2000−93263号公報
しかしながら、人間の背骨は所謂生理的湾曲を有しており、また、人間の体は、臀部等が突出するように湾曲している。これに対し、特許文献1のマットレスの上面は、平面となっている。このため、ユーザが該マットレスの上に平臥した際、ユーザが不自然な姿勢になったり、例えばユーザの臀部等において、マットレスから受ける圧力(以後、体圧)が局所的に増加したりする恐れがある。
本開示は上記課題に鑑みてなされたものであり、平臥した時の姿勢を良好に保ちつつ、体圧を良好に分散させることを目的とする。
本開示に係る板状のマットレスは、縦方向と、縦方向に直交する横方向とに広がる平面状の底面、及び、底面に対面する上面を有する。上面には、横方向に延びる上面領域が、縦方向に並んだ状態で複数設けられている。そして、複数の上面領域として、第1端部領域、第1中間領域、中央領域、第2中間領域、及び、第2端部領域が少なくとも設けられている。これらの上面領域は、第1端部領域、第1中間領域、中央領域、第2中間領域、第2端部領域の順に、縦方向に隣接して並んでいる。中央領域は、上面における縦方向の中央に位置し、第1及び第2端部領域は、それぞれ、上面における縦方向の両端に位置する。ここで、それぞれの上面領域における、底面からの前記マットレスの厚さ方向の距離を、底面距離とする。第1及び第2中間領域は、それぞれ、第1及び第2端部領域、並びに、中央領域に比べ、底面距離が長く、反発力が低い。
このような構成によれば、マットレスを配置した際、第1端部領域から第2端部領域にかけてマットレスの上面に生じる高低差は、人間の背骨の生理的湾曲や、人間の体の湾曲に応じたものとなる。そして、ユーザは、臀部が中央領域に位置するように、マットレスの上面に平臥できる。この時、ユーザは、例えば、頭部等が第1端部領域に位置し、腰、肩等が第1中間領域に位置し、膝、脹脛等が第2中間領域に位置し、足首からつま先の部分等が第2端部領域に位置する状態になることができる。このような状態でマットレスの上面に平臥することで、マットレスの上面の高低差が、ユーザの背骨の生理的湾曲や、ユーザの体の湾曲にフィットする。このため、ユーザは、より楽な姿勢で平臥することが可能となる。
また、臀部は人間の体の中で最も重く、人間の体は臀部が突出するように湾曲している。これに対し、臀部が位置する中央領域は、第1及び第2中間領域に比べて低い位置にあり、反発力が高く(換言すれば、硬く)なっている。このため、臀部等がマットレスに過度に沈み込むのが抑制され、ユーザは、より楽な姿勢で平臥することが可能となる。また、臀部等において体圧が局所的に増加するのを抑制でき、体圧分散性を向上できる。
また、膝等が位置する第2中間領域は、中央領域及び第2端部領域に比べて高い位置にあり、高くて反発力が低く(換言すれば、柔らかく)なっている。このため、ユーザは、膝を少し曲げた状態で平臥することができ、膝への負担を軽減できる。
したがって、平臥した時の姿勢を良好に保ちつつ、体圧を良好に分散させることが可能となる。また、これにより、睡眠中に寝返りをし易くなり、睡眠の質を向上させることが可能となる。
また、第1中間領域は、横方向に延び、縦方向に隣接して並ぶ上面領域である端部側第1中間領域及び中央側第1中間領域を有しても良い。そして、端部側第1中間領域は、中央側第1中間領域よりも第1端部領域側に位置しても良い。また、第2中間領域は、横方向に延び、縦方向に隣接して並ぶ上面領域である端部側第2中間領域及び中央側第2中間領域を有しても良い。そして、端部側第2中間領域は、中央側第2中間領域よりも第2端部領域側に位置しても良い。さらに、端部側第1中間領域は、中央側第1中間領域よりも、底面距離が長く、反発力が低く、端部側第2中間領域は、中央側第2中間領域よりも、底面距離が長く、反発力が低くても良い。
このような構成によれば、臀部が中央領域に位置するようにユーザがマットレスの上面に平臥した際、ユーザは、腰が中央側第1中間領域に位置し、肩、首等が端部側第1中間領域に位置する状態になることができる。
腰は、肩、首等に比べて重い。これに対し、腰が位置する中央側第1中間領域は、肩、首等が位置する端部側第1中間領域に比べて低い位置にあり、反発力が高くなっている。このため、腰がマットレスに過度に沈み込むのを抑制でき、ユーザは、より楽な姿勢で平臥することが可能となる。
また、端部側第2中間領域から中央領域に向かうに従い、マットレスの上面の位置が段階的に低くなる。このため、端部側第2中間領域から中央領域にかけてのマットレスの上面の高低差は、より一層、人間の体の湾曲に応じたものとなる。このため、ユーザは、より楽な姿勢でマットレスの上面に平臥することが可能となる。
また、それぞれの上面領域は、該上面領域の全域にわたって、厚さ方向に突出し、底面から頂部までの厚さ方向の距離が同一又は略同一である複数の突出部が設けられていても良い。そして、それぞれの上面領域における反発力は、該上面領域に形成された突出部の形状により定められても良い。さらに、それぞれの上面領域の底面距離とは、該上面領域に設けられた突出部の頂部と底面との間の前記厚さ方向の距離であっても良い。
このような構成によれば、複数の材料を用いて各上面領域の反発力を調整するのを回避できる。このため、マットレスの製造コストを抑制可能となる。また、マットレスの上面における通気性が向上する。
また、マットレスは、反発弾性率が30%以上である一塊のウレタンにより構成されていても良い。
このような構成によれば、マットレスの製造コストを抑制可能となる。
第1実施形態のマットレスの斜視図である。 第1実施形態のマットレスの上面図である。 図2におけるIII-III断面図である。 第1実施形態のマットレスの中央領域における突出部の頂部の断面図である。
以下、本開示の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本開示の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[第1実施形態]
[構成の説明]
図1に示す第1実施形態のマットレス1は、板状であり、主に寝具として用いられる。具体的には、マットレス1は、例えば、敷布団の下に敷かれても良いし、ベッドの上に敷かれても良い。マットレス1は、上面10と底面20とを有する。図2に示すように、ユーザ2は、マットレス1の上面10の上に平臥することができる。底面20は、平面状であり、縦方向1aと、縦方向1aに直交する横方向1bとに広がる。また、上面10は、底面20に対面し、縦方向1aと横方向1bとに広がる。なお、第1実施形態では、上面10及び底面20は、一例として矩形となっている。
上面10には、複数の上面領域が設けられている。第1実施形態では、一例として、上面領域として、第1端部領域11、第1中間領域18、中央領域14、第2中間領域19、及び、第2端部領域17が少なくとも設けられている。これらは、第1端部領域11、第1中間領域18、中央領域14、第2中間領域19、第2端部領域17という順に、縦方向1aに並ぶ。また、これらの上面領域の各々は、隣に位置する他の上面領域と隣接している。また、中央領域14は、上面10における縦方向1aの中央に位置する。また、第1及び第2端部領域11、17は、それぞれ、上面10における縦方向1aの両端に位置する。
さらに、第1中間領域18は、横方向1bに延び、縦方向1aに隣接して並ぶ上面領域である端部側第1中間領域12及び中央側第1中間領域13を有する。なお、端部側第1中間領域12は、中央側第1中間領域13よりも第1端部領域11側に位置する。また、第2中間領域19は、横方向1bに延び、縦方向1aに隣接して並ぶ上面領域である端部側第2中間領域16及び中央側第2中間領域15を有する。なお、端部側第2中間領域16は、中央側第2中間領域15よりも第2端部領域17側に位置する。
第1実施形態では、一例として、各上面領域11〜19は、上面10における横方向1bの一端から他端にわたって横方向1bに延びる。また、各上面領域11〜19は、一例として帯状(換言すれば、矩形)の領域となっている。しかし、これに限らず、各上面領域11〜19は、矩形以外の細長い形状であっても良い。また、一例として、各上面領域11〜19は、図2に示すように、上面10における縦方向1aの中央を横方向1bに横切る中心線を中心に、線対称となるように配置されている。
また、上面領域における縦方向1aの長さを、幅とする。一例として、中央領域14の幅は、上面10における縦方向1aの長さ(以後、全長)の17%以上23%以下であっても良い。より好適には、中央領域14の幅は、全長の20%、又は、略20%であっても良い。また、第1及び第2中間領域18、19の各々の幅は、全長の28%以上34%以下であっても良い。より好適には、第1及び第2中間領域18、19の各々の幅は、全長の31%、又は、略31%であっても良い。
そして、第1端部領域11、端部側第1中間領域12、中央側第1中間領域13、中央領域14、中央側第2中間領域15、端部側第2中間領域16、及び、第2端部領域17は、それぞれ、均一又は略均一の反発力(換言すれば、硬さ)を有する。換言すれば、これらの上面領域11〜17の各々は、均一又は略均一の弾力性を有する。第1実施形態では、一例として、各上面領域11〜17の全域にわたって凹凸が設けられている。各上面領域は、該上面領域における凹凸の形状により、該上面領域全体としての反発力が調整されている。換言すれば、各上面領域は、該上面領域における該凹凸をなす2以上の突出部を含む領域の反発力が、予め定められた大きさに調整されている。
具体的には、図3に示すように、各上面領域11〜17には、該上面領域の全域にわたって、複数の突出部11a〜17aが設けられている。各突出部は、厚さ方向1cに突出する。なお、突出部は、例えば、柱状であっても良いし、リブ状であっても良い。また、各上面領域11〜17において、各突出部は、その形状が同一又は略同一となっていても良い。
ここで、上面領域と底面20との間のマットレス1の厚さ方向1cの距離を、底面距離とする。第1実施形態では、一例として、底面20と突出部の頂部との間の厚さ方向1cの距離が、底面距離となる。各上面領域11〜17は、底面距離が均一又は略均一となっている。換言すれば、各上面領域11〜17において、該上面領域における複数の突出部は、底面20からその頂部までの厚さ方向1cの距離が、同一又は略同一となっている。なお、図4は、一例として、中央領域14における底面距離14bを示している。
そして、上述したように、各上面領域11〜17の反発力は、該上面領域に設けられた各突出部の形状により定められる。具体的には、例えば、上面領域11〜17の各突出部が、同一の弾性材料により構成されている場合、各突出部の根元から頂部までの距離(以後、突出距離)が短くなるに従い、該上面領域の反発力が高く(換言すれば、硬く)なる。一方、各上面領域の各突出部の突出距離が長くなるに従い、該上面領域の反発力が低く(換言すれば、柔らかく)なる。このため、各突出部の突出距離を変えることで、上面領域全体としての反発力が調整されていても良い。
また、同様の場合において、例えば、上面領域の各突出部におけるその突出方向に直交する断面の面積が大きくなるに従い、該上面領域の反発力が高くなる。また、例えば、上面領域の各突出部がリブ状である場合には、各突出部の幅が広くなるに従い、該上面領域の反発力が高くなる。このため、各突出部の断面の面積や幅を変えることで、上面領域全体としての反発力が調整されていても良い。
そして、第1実施形態では、一例として、マットレス1は、一塊のウレタンにより構成されている。具体的には、マットレス1における上面10に設けられた各突出部と、各突出部以外の部位とは、一つに繋がった単一のウレタンの塊となっている。これらの突出部は、例えば、板状のウレタンの一方の面をカットすることで形成されたものであっても良い。換言すれば、上面10における各上面領域の反発力は、反発弾性率の異なる複数の材料を用いること無く、単一の材料(一例として、ウレタン)の形状により調整されている。
また、マットレス1を構成するウレタンは、高反発ウレタンであっても良い。具体的には、高反発ウレタンとは、例えば、反発弾性率が、30%以上、35%以上、又は、45%以上のうちのいずれかであるウレタンであっても良い。
そして、各上面領域11〜17における反発力は、次のような大小関係を有している。すなわち、第1及び第2中間領域18、19は、それぞれ、中央領域14、並びに、第1及び第2端部領域11、17に比べ、反発力が低い(換言すれば、柔らかい)。また、中央領域14は、第1及び第2端部領域11、17に比べ、反発力が高い(換言すれば、硬い)。また、第1端部領域11と第2端部領域17とにおける反発力は、同一、又は、略同一である。
つまり、中央領域14、第1及び第2中間領域18、19は、並びに、第1及び第2端部領域11、17の反発力の大小関係は、中央領域14 > 第1及び第2端部領域11、17 > 第1及び第2中間領域18、19となる。
なお、中央領域14の反発力は、第1及び第2端部領域11、17よりも低くても良い。つまり、反発力の大小関係は、第1及び第2端部領域11、17 > 中央領域14 > 第1及び第2中間領域18、19となっていても良い。
さらに、各上面領域11〜17における反発力は、次のような大小関係を有している。すなわち、第1中間領域18においては、端部側第1中間領域12は、中央側第1中間領域13よりも、反発力が低い。また、第2中間領域19においては、端部側第2中間領域16は、中央側第2中間領域15よりも、反発力が低い。また、端部側第1中間領域12と端部側第2中間領域16とにおける反発力は、同一、又は、略同一である。また、中央側第1中間領域13と中央側第2中間領域15とにおける反発力は、同一、又は、略同一である。つまり、上面領域11〜17の反発力の大小関係は、中央領域14 > 第1及び第2端部領域11、17 > 中央側第1中間領域13、中央側第2中間領域15 > 端部側第1中間領域12、端部側第2中間領域16となる。
なお、第1中間領域18においては、端部側第1中間領域12は、中央側第1中間領域13よりも、反発力が高くても良い。また、第2中間領域19においては、端部側第2中間領域16は、中央側第2中間領域15よりも、反発力が高くても良い。
また、各上面領域は、該上面領域の反発力が大きくなるに従い底面距離が小さくなる。換言すれば、各上面領域は、該上面領域の反発力が大きくなるに従い、マットレス1が配置された際の位置が低くなる。
このため、各上面領域11、14、17〜19における底面距離は、次のような大小関係を有している。すなわち、第1及び第2中間領域18、19は、中央領域14、並びに、第1及び第2端部領域11、17に比べ、底面距離が長い。また、中央領域14は、第1及び第2端部領域11、17に比べ、底面距離が短い。また、第1端部領域11と第2端部領域17とにおける底面距離は、同一、又は、略同一である。
つまり、中央領域14、第1及び第2中間領域18、19は、並びに、第1及び第2端部領域11、17の底面距離の大小関係は、中央領域14 < 第1及び第2端部領域11、17 < 第1及び第2中間領域18、19となる。
なお、中央領域14の底面距離は、第1及び第2端部領域11、17よりも長くても良い。つまり、底面距離の大小関係は、第1及び第2端部領域11、17 < 中央領域14 < 第1及び第2中間領域18、19となっていても良い。
さらに、各上面領域11〜17における底面距離は、次のような大小関係を有している。すなわち、第1中間領域18においては、端部側第1中間領域12は、中央側第1中間領域13よりも、底面距離が長い。また、第2中間領域19においては、端部側第2中間領域16は、中央側第2中間領域15よりも、底面距離が長い。また、端部側第1中間領域12と端部側第2中間領域16とにおける底面距離は、同一、又は、略同一である。また、中央側第1中間領域13と中央側第2中間領域15とにおける底面距離は、同一、又は、略同一である。つまり、上面領域11〜17の底面距離の大小関係は、中央領域14 < 第1及び第2端部領域11、17 < 中央側第1中間領域13、中央側第2中間領域15 < 端部側第1中間領域12、端部側第2中間領域16となる。
なお、第1中間領域18においては、端部側第1中間領域12は、中央側第1中間領域13よりも底面距離が短くても良い。また、第2中間領域19においては、端部側第2中間領域16は、中央側第2中間領域15よりも底面距離が短くても良い。
また、各上面領域11〜17の底面距離のうち、最も長い底面距離を、最長底面距離とし、最も短い底面距離を、最短底面距離とする。最長底面距離と最短底面距離との差分は、一例として、1.0cm以上1.5cm以下であっても良い。また、該差分は、一例として、最長底面距離の17%以上23%以下であっても良い。より詳しくは、該差分は、一例として、最長底面距離の20%、又は、略20%であってもよい。
[第2実施形態]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
第1実施形態では、各上面領域11〜17は、全域にわたって形成された凹凸の形状により、該上面領域の反発力が定められる。これに対し、第2実施形態では、各上面領域11〜17は、平面状に形成されている。そして、反発弾性率の異なる複数の材料を用いることで、各上面領域の反発力が調整されている。具体的には、例えば、マットレス1における上面領域を含む部分、及び/又は、マットレス1内部の上面領域の下側の部分を、所定の反発弾性率を有する1又は複数の材料で構成することで、反発力が調整されても良い。
また、第2実施形態においても、各上面領域と底面20との間の厚さ方向1cの距離が、底面距離となる。そして、第1実施形態と同様にして、各上面領域の反発力及び底面距離が定められる。
[効果]
上記実施形態によれば、マットレス1を配置した際、第1端部領域11から第2端部領域17にかけて上面10に生じる高低差は、人間の背骨の生理的湾曲や、人間の体の湾曲に応じたものとなる。そして、ユーザは、臀部が中央領域14に位置するように、マットレス1の上面10に平臥できる。この時、ユーザは、例えば、頭部等が第1端部領域11に位置し、腰、肩等が第1中間領域18に位置し、膝、脹脛等が第2中間領域19に位置し、足首からつま先の部分等が第2端部領域17に位置する状態になることができる。このような状態で上面10に平臥することで、上面10の高低差が、ユーザの背骨の生理的湾曲や、ユーザの体の湾曲にフィットする。このため、ユーザは、より楽な姿勢で平臥することが可能となる。
また、臀部は人間の体の中で最も重く、人間の体は臀部が突出するように湾曲している。これに対し、臀部が位置する中央領域14は、第1及び第2中間領域18、19に比べて低い位置にあり、反発力が高く(換言すれば、硬く)なっている。このため、臀部等がマットレス1に過度に沈み込むのが抑制され、ユーザは、より楽な姿勢で平臥することが可能となる。また、臀部等において体圧が局所的に増加するのを抑制でき、体圧分散性を向上できる。
また、膝等が位置する第2中間領域19は、中央領域14及び第2端部領域17に比べて高い位置にあり、高くて反発力が低く(換言すれば、柔らかく)なっている。このため、ユーザは、膝を少し曲げた状態で平臥することができ、膝への負担を軽減できる。
したがって、平臥した時の姿勢を良好に保ちつつ、体圧を良好に分散させることが可能となる。また、これにより、睡眠中に寝返りをし易くなり、睡眠の質を向上させることが可能となる。
また、上記実施形態のマットレス1では、各上面領域11〜19は、上面10における縦方向1aの中央を横方向1bに横切る中心線を中心に、線対称となるように配置されている。このため、マットレス1の使用時に、マットレス1の縦方向の向きを考慮する必要が無く、使い勝手を向上できる。また、使用によりマットレス1が劣化した場合であっても、マットレス1の縦方向の向きを変えて使用することで、劣化前と同様に使用できる。このため、マットレス1を長期にわたって良好に使用できる。
[他の実施形態]
(1)上記実施形態では、各上面領域11〜19は、マットレス1の上面10における横方向1bの端部に達している。しかしながら、各上面領域は、横方向1bの端部まで達していなくても良い。また、上面10には、上面領域11〜19以外の領域が設けられていても良い。
(2)第1実施形態のマットレス1は、反発弾性率が30%以上のウレタンにより構成されている。しかしながら、マットレス1は、反発弾性率が30%未満のウレタンにより構成されていても良い。また、マットレス1は、ウレタン以外の弾性材料から構成されていても良い。また、マットレス1は、上面10凹凸と、マットレス1を構成する材料とにより、各上面領域の反発力が調整されていても良い。
(3)上記実施形態において、第1、第2中間領域18、19は、それぞれ、2つの上面領域を含んでいる。しかしながら、第1、第2中間領域18、19の双方又は一方は、均一又は略均一の反発力及び底面距離を有する単一の上面領域として構成されていても良い。
1…マットレス、2…ユーザ、10…上面、11…第1端部領域、12…端部側第1中間領域、13…中央側第1中間領域、14…中央領域、15…中央側第2中間領域、16…端部側第2中間領域、17…第2端部領域、11a〜17a…突出部、18…第1中間領域、19…第2中間領域、20…底面。

Claims (4)

  1. 縦方向と、前記縦方向に直交する横方向とに広がる平面状の底面、及び、前記底面に対面する上面を有する板状のマットレスであって、
    前記上面に、前記横方向に延びる上面領域が、前記縦方向に並んだ状態で複数設けられており、
    複数の前記上面領域として、第1端部領域、第1中間領域、中央領域、第2中間領域、及び、第2端部領域が少なくとも設けられており、これらの上面領域は、前記第1端部領域、前記第1中間領域、前記中央領域、前記第2中間領域、前記第2端部領域の順に、前記縦方向に隣接して並んでおり、前記中央領域は、前記上面における前記縦方向の中央に位置し、前記第1及び第2端部領域は、それぞれ、前記上面における前記縦方向の両端に位置し、
    それぞれの前記上面領域における、前記底面からの前記マットレスの厚さ方向の距離を、底面距離とし、
    前記第1及び第2中間領域は、それぞれ、前記第1及び第2端部領域、並びに、前記中央領域に比べ、前記底面距離が長く、反発力が低い
    マットレス。
  2. 請求項1に記載されたマットレスにおいて、
    前記第1中間領域は、前記横方向に延び、前記縦方向に隣接して並ぶ前記上面領域である端部側第1中間領域及び中央側第1中間領域を有し、
    前記端部側第1中間領域は、前記中央側第1中間領域よりも前記第1端部領域側に位置し、
    前記第2中間領域は、前記横方向に延び、前記縦方向に隣接して並ぶ前記上面領域である端部側第2中間領域及び中央側第2中間領域を有し、
    前記端部側第2中間領域は、前記中央側第2中間領域よりも前記第2端部領域側に位置し、
    前記端部側第1中間領域は、前記中央側第1中間領域よりも、前記底面距離が長く、前記反発力が低く、
    前記端部側第2中間領域は、前記中央側第2中間領域よりも、前記底面距離が長く、前記反発力が低い
    マットレス。
  3. 請求項1又は請求項2に記載されたマットレスにおいて、
    それぞれの前記上面領域は、該上面領域の全域にわたって、前記厚さ方向に突出し、前記底面から頂部までの前記厚さ方向の距離が同一又は略同一である複数の突出部が設けられており、それぞれの前記上面領域における前記反発力は、該上面領域に形成された前記突出部の形状により定められ、
    それぞれの前記上面領域の前記底面距離とは、該上面領域に設けられた前記突出部の頂部と前記底面との間の前記厚さ方向の距離である
    マットレス。
  4. 請求項3に記載のマットレスにおいて、
    前記マットレスは、反発弾性率が30%以上である一塊のウレタンにより構成されている
    マットレス。
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