JPH08252152A - 敷布団用芯材 - Google Patents
敷布団用芯材Info
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- JPH08252152A JPH08252152A JP7086188A JP8618895A JPH08252152A JP H08252152 A JPH08252152 A JP H08252152A JP 7086188 A JP7086188 A JP 7086188A JP 8618895 A JP8618895 A JP 8618895A JP H08252152 A JPH08252152 A JP H08252152A
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- zone
- hardness
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C27/00—Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas
- A47C27/14—Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas with foamed material inlays
- A47C27/142—Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas with foamed material inlays with projections, depressions or cavities
- A47C27/146—Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas with foamed material inlays with projections, depressions or cavities on the outside surface of the mattress or cushion
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C27/00—Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas
- A47C27/14—Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas with foamed material inlays
- A47C27/148—Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas with foamed material inlays of different resilience
Abstract
(57)【要約】
【目的】 敷布団用芯材を身体の部位に合わせて硬さを
変化させ寝心地のよいものにした。 【構成】 敷布団１の芯材３の臥面に、身体４の５つの
部位に対応して硬さが異なる第一〜第五のゾーンＡ〜Ｅ
に区画形成した。
変化させ寝心地のよいものにした。 【構成】 敷布団１の芯材３の臥面に、身体４の５つの
部位に対応して硬さが異なる第一〜第五のゾーンＡ〜Ｅ
に区画形成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、寝具である敷布団用の
芯材に関するものである。
芯材に関するものである。
【０００２】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】人間が健
康な毎日を暮らすためには睡眠をとることが必要であ
る。扨、睡眠時の体位としては、仰臥位、左右側臥位、
腹臥位があるが、通常は仰臥位、側臥位で睡眠している
ことが多いといわれている。この様な体位で睡眠する場
合に、脊柱が起立位と変わらない姿勢、つまり肩部位と
腰部位とが背中側に膨出する姿勢が理想的な睡眠体位で
あるとされている。ところで睡眠をする場合の体位が仰
臥位である場合、肩部および腰部は、敷布団に対し広い
接触面積で受け止められることもあって、適当な硬さが
有れば、敷布団の硬さにあまり影響されることなく起立
位に近い睡眠姿勢を維持できる。これに対し、側臥位で
ある場合、肩部位および腰部位の敷布団に対する接触面
積が小さいうえ、肩幅が腰幅より大きいこともあって肩
部位を腰部位よりも深く沈み込ませた側臥姿勢とするこ
とで前記起立位に近い姿勢になる。
康な毎日を暮らすためには睡眠をとることが必要であ
る。扨、睡眠時の体位としては、仰臥位、左右側臥位、
腹臥位があるが、通常は仰臥位、側臥位で睡眠している
ことが多いといわれている。この様な体位で睡眠する場
合に、脊柱が起立位と変わらない姿勢、つまり肩部位と
腰部位とが背中側に膨出する姿勢が理想的な睡眠体位で
あるとされている。ところで睡眠をする場合の体位が仰
臥位である場合、肩部および腰部は、敷布団に対し広い
接触面積で受け止められることもあって、適当な硬さが
有れば、敷布団の硬さにあまり影響されることなく起立
位に近い睡眠姿勢を維持できる。これに対し、側臥位で
ある場合、肩部位および腰部位の敷布団に対する接触面
積が小さいうえ、肩幅が腰幅より大きいこともあって肩
部位を腰部位よりも深く沈み込ませた側臥姿勢とするこ
とで前記起立位に近い姿勢になる。
【０００３】しかしながら従来の敷布団は、硬さが一様
であったため、その硬さを側臥位において肩部を深く沈
み込ませる硬さに設定すると、軟らかすぎて腰部が深く
沈み込んでしまい、図５に示すように脊柱がＵ字形状に
湾曲して起立位から遠い不自然な姿勢になってしまう。
これに対し、腰部の必要以上の沈み込みを回避しようと
して硬くすると、図６に示すように肩部の沈み込みが不
足して脊柱がＳ字形状に湾曲して，しまうという問題が
有る。
であったため、その硬さを側臥位において肩部を深く沈
み込ませる硬さに設定すると、軟らかすぎて腰部が深く
沈み込んでしまい、図５に示すように脊柱がＵ字形状に
湾曲して起立位から遠い不自然な姿勢になってしまう。
これに対し、腰部の必要以上の沈み込みを回避しようと
して硬くすると、図６に示すように肩部の沈み込みが不
足して脊柱がＳ字形状に湾曲して，しまうという問題が
有る。
【０００４】一方、側臥位になったとき、上側下肢が下
側下肢の前後にずれると共に、上側下肢の股関節および
膝関節が軽く屈曲した姿勢、つまり上側下肢の膝頭部が
最も深く沈み込んだ姿勢になる。ところが下肢は、大腿
部の方が下腿部よりも重く、このため、敷布団の硬さ
を、大腿部の沈み込みに合わせて硬くした場合には、図
７に示すごとく、下腿部は膝関節で深く屈曲した状態と
なって、足が浮上り状態となり、足に負担がかかること
になる。これに対し、下腿部の沈み込みに合わせて軟ら
かくした場合には、図８に示すごとく、大腿部が大きく
沈み込んで立ち膝傾向となり、このため、腹臥位向きの
側臥位になるほど体重を膝で受けることとなって、膝関
節への負担が大きくなる。
側下肢の前後にずれると共に、上側下肢の股関節および
膝関節が軽く屈曲した姿勢、つまり上側下肢の膝頭部が
最も深く沈み込んだ姿勢になる。ところが下肢は、大腿
部の方が下腿部よりも重く、このため、敷布団の硬さ
を、大腿部の沈み込みに合わせて硬くした場合には、図
７に示すごとく、下腿部は膝関節で深く屈曲した状態と
なって、足が浮上り状態となり、足に負担がかかること
になる。これに対し、下腿部の沈み込みに合わせて軟ら
かくした場合には、図８に示すごとく、大腿部が大きく
沈み込んで立ち膝傾向となり、このため、腹臥位向きの
側臥位になるほど体重を膝で受けることとなって、膝関
節への負担が大きくなる。
【０００５】これに対し、実開昭６３−６１９５４号公
報に示されるごとく、人体の形状に応じた凹凸の有る支
持体の上面にクッション材を積層して形成されたものが
有るが、このものは、支持体とクッション材の少なくと
も二種類の素材が必要であって部品点数が多いうえ、ベ
ッド用のものであるため、これを敷布団にそのまま転用
することは、折り畳めないこと等の理由で採用できない
ものである。
報に示されるごとく、人体の形状に応じた凹凸の有る支
持体の上面にクッション材を積層して形成されたものが
有るが、このものは、支持体とクッション材の少なくと
も二種類の素材が必要であって部品点数が多いうえ、ベ
ッド用のものであるため、これを敷布団にそのまま転用
することは、折り畳めないこと等の理由で採用できない
ものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みてこれらの欠点を一掃することができる敷布団
用芯材を提供することを目的として草案されたものであ
って、ゴム質弾性材を有した素材からなる敷布団用芯材
であって、該芯材を複数のゾーンに区分けし、各ゾーン
の硬さを、対応する身体部位に対応して変化させたこと
を特徴とするものである。また、ゴム質弾性材を有した
素材からなる敷布団用芯材であって、該芯材を、頭部に
対応する第一ゾーン、肩部に対応する第二ゾーン、背
骨、腰部および大腿部に対応する第三ゾーン、膝を含め
た下腿部に対応する第四ゾーン、足部に対応する第五ゾ
ーンとに少なくとも分け、これら各ゾーンにおける芯材
の硬さを、対応する身体部位に応じて変化させたことを
特徴とするものである。さらにまた、軟質ポリウレタン
フォームからなる敷布団用芯材であって、該芯材を、頭
部に対応する第一ゾーン、肩部に対応する第二ゾーン、
背骨、腰部および大腿部に対応する第三ゾーン、膝を含
めた下腿部に対応する第四ゾーン、足部に対応する第五
ゾーンとに分け、第一、第三および第五ゾーンの硬さを
１５〜３０ｋｇ／３１４ｃｍ2、好ましくは１６〜２２
ｋｇ／３１４ｃｍ2、さらに好ましくは１７〜１９ｋｇ
／３１４ｃｍ2、第二および第四ゾーンの硬さを１０〜
２０ｋｇ／３１４ｍ2、好ましくは１２〜１６ｋｇ／３
１４ｃｍ2、さらに好ましくは１３〜１５ｋｇ／３１４
ｃｍ2にしてあることを特徴とするものである。
情に鑑みてこれらの欠点を一掃することができる敷布団
用芯材を提供することを目的として草案されたものであ
って、ゴム質弾性材を有した素材からなる敷布団用芯材
であって、該芯材を複数のゾーンに区分けし、各ゾーン
の硬さを、対応する身体部位に対応して変化させたこと
を特徴とするものである。また、ゴム質弾性材を有した
素材からなる敷布団用芯材であって、該芯材を、頭部に
対応する第一ゾーン、肩部に対応する第二ゾーン、背
骨、腰部および大腿部に対応する第三ゾーン、膝を含め
た下腿部に対応する第四ゾーン、足部に対応する第五ゾ
ーンとに少なくとも分け、これら各ゾーンにおける芯材
の硬さを、対応する身体部位に応じて変化させたことを
特徴とするものである。さらにまた、軟質ポリウレタン
フォームからなる敷布団用芯材であって、該芯材を、頭
部に対応する第一ゾーン、肩部に対応する第二ゾーン、
背骨、腰部および大腿部に対応する第三ゾーン、膝を含
めた下腿部に対応する第四ゾーン、足部に対応する第五
ゾーンとに分け、第一、第三および第五ゾーンの硬さを
１５〜３０ｋｇ／３１４ｃｍ2、好ましくは１６〜２２
ｋｇ／３１４ｃｍ2、さらに好ましくは１７〜１９ｋｇ
／３１４ｃｍ2、第二および第四ゾーンの硬さを１０〜
２０ｋｇ／３１４ｍ2、好ましくは１２〜１６ｋｇ／３
１４ｃｍ2、さらに好ましくは１３〜１５ｋｇ／３１４
ｃｍ2にしてあることを特徴とするものである。
【０００７】そして本発明は、この構成によって、敷布
団用芯材を身体の部位に対応して硬さを変化させて寝心
地のよい敷布団を提供することができるようにしたもの
である。
団用芯材を身体の部位に対応して硬さを変化させて寝心
地のよい敷布団を提供することができるようにしたもの
である。
【０００８】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。１は、敷布団であって、該敷布団１は、キルテ
ィング加工のカバー２及び本発明が実施された芯材３か
ら構成されている。前記芯材３は、大きさが７０ｍｍ×
１０００ｍｍ×２０００ｍｍに裁断された軟質ポリウレ
タンフォームを用いて形成されており、その臥面（上
面）には、睡眠している身体４の５つの部位に対応し
て、硬さが異なる第一〜第五のゾーンＡ〜Ｅに区画形成
されている。
明する。１は、敷布団であって、該敷布団１は、キルテ
ィング加工のカバー２及び本発明が実施された芯材３か
ら構成されている。前記芯材３は、大きさが７０ｍｍ×
１０００ｍｍ×２０００ｍｍに裁断された軟質ポリウレ
タンフォームを用いて形成されており、その臥面（上
面）には、睡眠している身体４の５つの部位に対応し
て、硬さが異なる第一〜第五のゾーンＡ〜Ｅに区画形成
されている。
【０００９】因みに、本実施例で採用された軟質ポリウ
レタンフォームは、加工前の硬さが２２ｋｇ／３１４ｃ
ｍ2のものとし、そして各ゾーンＡ〜Ｅにおいての硬さ
の調整は、芯材３の臥面に形成された凹凸部の深浅及び
ピッチによって実現されている。
レタンフォームは、加工前の硬さが２２ｋｇ／３１４ｃ
ｍ2のものとし、そして各ゾーンＡ〜Ｅにおいての硬さ
の調整は、芯材３の臥面に形成された凹凸部の深浅及び
ピッチによって実現されている。
【００１０】まず、第一ゾーンＡ（前後方向の長さ約２
６０ｍｍ）は頭部４ａに対応しているものであって、こ
こには幅狭でかつ浅い凹凸部３ａが形成されることで、
頭部４ａを弾力性をもって支える硬さに設定されるが、
その硬さは本実施例では１８ｋｇ／３１４ｃｍ2に設定
されている。次ぎに第二ゾーンＢ（同長さ約３２０ｍ
ｍ）であるが、該ゾーンＢは、肩部４ｂに対応している
ものであって、ここには幅広でかつ深い凹凸部３ｂが形
成されることで、肩部４ｂが柔らかく沈み込む硬さに設
定されているが、その硬さは、本実施例では１４ｋｇ／
３１４ｃｍ2に設定されている。第三ゾーンＣ（同長さ
約７００ｍｍ）は、背骨、腰部および大腿部４ｃに対応
しているものであって、このゾーンＣには第一ゾーンＡ
と同じ凹凸部３ａが形成（従って硬さも第一ゾーンＡと
同じ）されると共に、長さ方向中央位置に一条だけ凹溝
が深くなっていて、敷布団１を二つ折りしたときに、該
深溝部位で折り畳まれるようになっている。第四ゾーン
Ｄ（同長さ３２０ｍｍ）は、膝を含めた下腿部４ｄに対
応しており、ここには第二ゾーンＢと同じ凹凸部３ｂが
形成されていて、膝を含む下腿部４ｄが沈み込む硬さに
なっている。最後に第五ゾーンＥ（同長さ約４００ｍ
ｍ）であるが、このものは足部４ｅに対応しており、こ
こには第一ゾーンＡと同じ凹凸部３ａが形成されてい
て、これに対応する硬さに設定され、足部４ｅが深く沈
み込まないで支えられる硬さとなっている。尚、５は枕
である。
６０ｍｍ）は頭部４ａに対応しているものであって、こ
こには幅狭でかつ浅い凹凸部３ａが形成されることで、
頭部４ａを弾力性をもって支える硬さに設定されるが、
その硬さは本実施例では１８ｋｇ／３１４ｃｍ2に設定
されている。次ぎに第二ゾーンＢ（同長さ約３２０ｍ
ｍ）であるが、該ゾーンＢは、肩部４ｂに対応している
ものであって、ここには幅広でかつ深い凹凸部３ｂが形
成されることで、肩部４ｂが柔らかく沈み込む硬さに設
定されているが、その硬さは、本実施例では１４ｋｇ／
３１４ｃｍ2に設定されている。第三ゾーンＣ（同長さ
約７００ｍｍ）は、背骨、腰部および大腿部４ｃに対応
しているものであって、このゾーンＣには第一ゾーンＡ
と同じ凹凸部３ａが形成（従って硬さも第一ゾーンＡと
同じ）されると共に、長さ方向中央位置に一条だけ凹溝
が深くなっていて、敷布団１を二つ折りしたときに、該
深溝部位で折り畳まれるようになっている。第四ゾーン
Ｄ（同長さ３２０ｍｍ）は、膝を含めた下腿部４ｄに対
応しており、ここには第二ゾーンＢと同じ凹凸部３ｂが
形成されていて、膝を含む下腿部４ｄが沈み込む硬さに
なっている。最後に第五ゾーンＥ（同長さ約４００ｍ
ｍ）であるが、このものは足部４ｅに対応しており、こ
こには第一ゾーンＡと同じ凹凸部３ａが形成されてい
て、これに対応する硬さに設定され、足部４ｅが深く沈
み込まないで支えられる硬さとなっている。尚、５は枕
である。
【００１１】叙述の如く構成された本発明の実施例にお
いて、芯材３が内装される敷布団１に側臥位で寝た場合
に、図３に示すように、頭部４ａは枕５を介してである
が、硬い第一ゾーンＡによって弾力性をもって支えら
れ、幅広な肩部４ｂは軟らかい第二ゾーンＢによって深
く沈み込む状態で支えられ、背骨、腰部および大腿部４
ｃは硬い第三ゾーンＣによって弾力性をもって支えら
れ、膝を含めた下腿部４ｄは軟らかい第四ゾーンＤによ
って沈み込むように支えられ、足部４ｅは硬い第五ゾー
ンＥによって余り沈み込まない状態で支えられることに
なる。この様に、本発明が実施されたものにおいては、
身体の各部位が芯材３の各ゾーンＡ〜Ｅによって支えら
れることになるが、この場合に、幅広な肩部４ｂは軟ら
かい第二ゾーンＢに深く沈み込む状態で支えられる一
方、肩幅より狭い腰部４ｃは硬い第三ゾーンＤによって
支えられ、この結果、側臥姿勢であっても脊柱は起立位
に近い姿勢となる。一方、上側下肢については、背骨、
腰部および大腿部４ｃが硬い第三ゾーンＣに広く受け止
められる状態で、膝を含めた下腿部４ｄは軟らかい第四
ゾーンＤに深く沈み込んでくの字形状に軽く曲げた姿勢
で受け止められ、この姿勢を維持する状態で膝を含めた
下腿部４ｄがやさしく第四ゾーンＤに支えられ、その延
長の足部４ｅは硬い第五ゾーンＥに支えられる自然に近
い姿勢になる。この結果、側臥する身体４は、起立位に
近い自然な姿勢になって全身的に芯材３に支えられるこ
とになって、肩や腰、膝に余分な負担をかけることなく
睡眠をとることができる。
いて、芯材３が内装される敷布団１に側臥位で寝た場合
に、図３に示すように、頭部４ａは枕５を介してである
が、硬い第一ゾーンＡによって弾力性をもって支えら
れ、幅広な肩部４ｂは軟らかい第二ゾーンＢによって深
く沈み込む状態で支えられ、背骨、腰部および大腿部４
ｃは硬い第三ゾーンＣによって弾力性をもって支えら
れ、膝を含めた下腿部４ｄは軟らかい第四ゾーンＤによ
って沈み込むように支えられ、足部４ｅは硬い第五ゾー
ンＥによって余り沈み込まない状態で支えられることに
なる。この様に、本発明が実施されたものにおいては、
身体の各部位が芯材３の各ゾーンＡ〜Ｅによって支えら
れることになるが、この場合に、幅広な肩部４ｂは軟ら
かい第二ゾーンＢに深く沈み込む状態で支えられる一
方、肩幅より狭い腰部４ｃは硬い第三ゾーンＤによって
支えられ、この結果、側臥姿勢であっても脊柱は起立位
に近い姿勢となる。一方、上側下肢については、背骨、
腰部および大腿部４ｃが硬い第三ゾーンＣに広く受け止
められる状態で、膝を含めた下腿部４ｄは軟らかい第四
ゾーンＤに深く沈み込んでくの字形状に軽く曲げた姿勢
で受け止められ、この姿勢を維持する状態で膝を含めた
下腿部４ｄがやさしく第四ゾーンＤに支えられ、その延
長の足部４ｅは硬い第五ゾーンＥに支えられる自然に近
い姿勢になる。この結果、側臥する身体４は、起立位に
近い自然な姿勢になって全身的に芯材３に支えられるこ
とになって、肩や腰、膝に余分な負担をかけることなく
睡眠をとることができる。
【００１２】この様に、本発明が実施されたものにあっ
ては、側臥位で睡眠したときに、身体４は起立位に近い
姿勢となって無理のない姿勢で睡眠できるが、そのため
の芯材３は、従来のように、支持体とクッション材の少
なくとも二種類の素材を必要とすることなく、芯材３自
体に、深さとピッチを変化させた凹凸部だけで身体の各
部位に対応した硬さに調整することができ、これによっ
て、少ない部品点数で寝心地の良い寝具を提供できる。
さらにこのものは、二つ折りしたいときには、第三ゾー
ンＣに形成された長さ方向中央位置に一条だけ深くなっ
た凹溝部位で折り畳むことができ、また三つ折りしたい
ときには、第二、第四ゾーンＢ、Ｄ部位で折畳むことが
でき、押入れ等に折畳んだ状態で収納することができ
る。
ては、側臥位で睡眠したときに、身体４は起立位に近い
姿勢となって無理のない姿勢で睡眠できるが、そのため
の芯材３は、従来のように、支持体とクッション材の少
なくとも二種類の素材を必要とすることなく、芯材３自
体に、深さとピッチを変化させた凹凸部だけで身体の各
部位に対応した硬さに調整することができ、これによっ
て、少ない部品点数で寝心地の良い寝具を提供できる。
さらにこのものは、二つ折りしたいときには、第三ゾー
ンＣに形成された長さ方向中央位置に一条だけ深くなっ
た凹溝部位で折り畳むことができ、また三つ折りしたい
ときには、第二、第四ゾーンＢ、Ｄ部位で折畳むことが
でき、押入れ等に折畳んだ状態で収納することができ
る。
【００１３】尚、本発明は、前記実施例に限定されるも
のではなく、芯材に形成される各ゾーンの大きさ（前後
方向の長さ）は、個人の身長に対応して決定されるもの
であり、Ｓ、Ｍ、Ｌのサイズ分けをして提供することが
できる。また、各ゾーンの硬さについても、体重に応じ
て調整したものとすることができる。また、硬さ調整を
するための凹凸部の深さおよびピッチについても所望の
硬さを得ることができるものであれば前記実施例に限定
されないものであり、さらに凹凸部は、臥面のみでな
く、その反対面に形成したものでもよい。さらには、こ
の芯材を用いる場合に、カバーは薄布物としてマットレ
スにし、この上に適厚の布団を敷いて用いることがで
き、また、臥面側のカバーと芯材とのあいだに適厚の布
団を挿入した複合型のものとすることもでき、さらにま
た、カバーの臥面側部位に厚さを持たせたものにするこ
ともできる。
のではなく、芯材に形成される各ゾーンの大きさ（前後
方向の長さ）は、個人の身長に対応して決定されるもの
であり、Ｓ、Ｍ、Ｌのサイズ分けをして提供することが
できる。また、各ゾーンの硬さについても、体重に応じ
て調整したものとすることができる。また、硬さ調整を
するための凹凸部の深さおよびピッチについても所望の
硬さを得ることができるものであれば前記実施例に限定
されないものであり、さらに凹凸部は、臥面のみでな
く、その反対面に形成したものでもよい。さらには、こ
の芯材を用いる場合に、カバーは薄布物としてマットレ
スにし、この上に適厚の布団を敷いて用いることがで
き、また、臥面側のカバーと芯材とのあいだに適厚の布
団を挿入した複合型のものとすることもでき、さらにま
た、カバーの臥面側部位に厚さを持たせたものにするこ
ともできる。
【００１４】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、芯材３自体に深さとピッチを変化
させて形成された複数の凹凸部だけで身体の各部位に対
応した五つのゾーンの硬さを調整することができること
となり、従来のもののように支持体とクッション材の少
なくとも二種類の素材を必要とすることなく、側臥する
身体は、第一ゾーンについては弾力性をもって頭部を支
える硬さ、第二ゾーンについては肩部が柔らかく沈み込
む硬さ、第三ゾーンについては弾力性をもって背骨、腰
部および大腿部を支える硬さ、第四ゾーンについては膝
を含めた下腿部が沈み込む硬さ、第五ゾーンについては
足部が沈み込まないで支えられる硬さに設定されるの
で、起立位に近い自然な姿勢になって全身的に芯材に支
えられることになって、肩や腰、膝に余分な負担をかけ
ることなく睡眠をとることができる。
れたものであるから、芯材３自体に深さとピッチを変化
させて形成された複数の凹凸部だけで身体の各部位に対
応した五つのゾーンの硬さを調整することができること
となり、従来のもののように支持体とクッション材の少
なくとも二種類の素材を必要とすることなく、側臥する
身体は、第一ゾーンについては弾力性をもって頭部を支
える硬さ、第二ゾーンについては肩部が柔らかく沈み込
む硬さ、第三ゾーンについては弾力性をもって背骨、腰
部および大腿部を支える硬さ、第四ゾーンについては膝
を含めた下腿部が沈み込む硬さ、第五ゾーンについては
足部が沈み込まないで支えられる硬さに設定されるの
で、起立位に近い自然な姿勢になって全身的に芯材に支
えられることになって、肩や腰、膝に余分な負担をかけ
ることなく睡眠をとることができる。
【図１】敷布団のカバーを一部切欠いた状態を示す斜視
図である。
図である。
【図２】芯材の断面図である。
【図３】敷布団のカバーを略した芯材に側臥した状態を
腹側から見た側面図である。
腹側から見た側面図である。
【図４】Ｘは本発明の敷布団に側臥した状態を背中側か
ら見た側面図、Ｙは同前の敷布団に仰臥した状態を示す
側面図である。
ら見た側面図、Ｙは同前の敷布団に仰臥した状態を示す
側面図である。
【図５】軟らかすぎる敷布団に側臥した状態を背中側か
ら見た側面図である。
ら見た側面図である。
【図６】硬すぎる敷布団に側臥した状態を背中側から見
た側面図である。
た側面図である。
【図７】硬すぎる敷布団に側臥した状態を腹側から見た
側面図である。
側面図である。
【図８】軟らかすぎる敷布団に側臥した状態を腹側から
見た側面図である。
見た側面図である。
１ 敷布団 ３ 芯材 ３ａ 凹凸部 ３ｂ 凹凸部 ４ 身体 ４ａ 頭部 ４ｂ 肩部 ４ｃ 背骨、腰部および大腿部 ４ｄ 膝を含めた下腿部 ４ｅ 足部
Claims (6)
- 【請求項１】 ゴム質弾性材を有した素材からなる敷布
団用芯材であって、該芯材を複数のゾーンに区分けし、
各ゾーンの硬さを、対応する身体部位に対応して変化さ
せたことを特徴とする敷布団用芯材。 - 【請求項２】 ゴム質弾性材を有した素材からなる敷布
団用芯材であって、該芯材を、頭部に対応する第一ゾー
ン、肩部に対応する第二ゾーン、背骨、腰部および大腿
部に対応する第三ゾーン、膝を含めた下腿部に対応する
第四ゾーン、足部に対応する第五ゾーンとに少なくとも
分け、これら各ゾーンにおける芯材の硬さを、対応する
身体部位に応じて変化させたことを特徴とする敷布団用
芯材。 - 【請求項３】 請求項１において、前記芯材は、深さと
ピッチの異なる複数の凹凸部を少なくとも身体仰臥側上
面に形成することで硬さ変化をさせていることを特徴と
する敷布団用芯材。 - 【請求項４】 請求項１または２において、前記芯材の
硬さは、第一、第三および第五ゾーンが硬く、第二およ
び第四ゾーンが軟らかくなるよう設定されていることを
特徴とする敷布団用芯材。 - 【請求項５】 請求項３において、第一ゾーンについて
は弾力性をもって頭部を支える硬さ、第二ゾーンについ
ては肩部が柔らかく沈み込む硬さ、第三ゾーンについて
は弾力性をもって背骨、腰部および大腿部を支える硬
さ、第四ゾーンについては膝を含めた下腿部が沈み込む
硬さ、第五ゾーンについては足部が沈み込まないで支え
られる硬さに設定されていることを特徴とする敷布団用
芯材。 - 【請求項６】 軟質ポリウレタンフォームからなる敷布
団用芯材であって、該芯材を、頭部に対応する第一ゾー
ン、肩部に対応する第二ゾーン、背骨、腰部および大腿
部に対応する第三ゾーン、膝を含めた下腿部に対応する
第四ゾーン、足部に対応する第五ゾーンとに分け、第
一、第三および第五ゾーンの硬さを１５〜３０ｋｇ／３
１４ｃｍ2、好ましくは１６〜２２ｋｇ／３１４ｃｍ2、
さらに好ましくは１７〜１９ｋｇ／３１４ｃｍ2、第二
および第四ゾーンの硬さを１０〜２０ｋｇ／３１４ｍ
2、好ましくは１２〜１６ｋｇ／３１４ｃｍ2、さらに好
ましくは１３〜１５ｋｇ／３１４ｃｍ2にしてあること
を特徴とする敷布団用芯材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7086188A JPH08252152A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 敷布団用芯材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7086188A JPH08252152A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 敷布団用芯材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08252152A true JPH08252152A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=13879802
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7086188A Pending JPH08252152A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 敷布団用芯材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08252152A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005092154A1 (en) * | 2004-03-19 | 2005-10-06 | Sprog Ltd | Mattress |
| JP2007061295A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Inoac Corp | マットレス |
| JP2014068982A (ja) * | 2012-10-01 | 2014-04-21 | Epia:Kk | シリコンベッドと、このシリコンベッドを、セットする構成としたベッド |
| JP2016129583A (ja) * | 2015-01-14 | 2016-07-21 | 株式会社丸八プロダクト | 寝具 |
| RU184440U1 (ru) * | 2018-04-18 | 2018-10-25 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Чеченский государственный университет" | Ортопедический матрац |
| JP2019000522A (ja) * | 2017-06-19 | 2019-01-10 | 株式会社篠原化学 | マットレス |
| JP2019050930A (ja) * | 2017-09-13 | 2019-04-04 | パラマウントベッド株式会社 | マットレスとマットレス製造方法 |
| JP2019136234A (ja) * | 2018-02-08 | 2019-08-22 | 有限会社エルーチーリビング | 敷布団 |
| JP2021049313A (ja) * | 2019-09-24 | 2021-04-01 | 金橋ホールディングス株式会社 | 就寝用マットレス |
-
1995
- 1995-03-17 JP JP7086188A patent/JPH08252152A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| EP2292123A1 (en) * | 2004-03-19 | 2011-03-09 | Sprog Limited | Mattress |
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| RU184440U9 (ru) * | 2018-04-18 | 2018-11-22 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Чеченский государственный университет" | Ортопедический матрац |
| JP2021049313A (ja) * | 2019-09-24 | 2021-04-01 | 金橋ホールディングス株式会社 | 就寝用マットレス |
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