JPH0467866A - 褥瘡の防止及び治療具 - Google Patents

褥瘡の防止及び治療具

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JPH0467866A
JPH0467866A JP2180972A JP18097290A JPH0467866A JP H0467866 A JPH0467866 A JP H0467866A JP 2180972 A JP2180972 A JP 2180972A JP 18097290 A JP18097290 A JP 18097290A JP H0467866 A JPH0467866 A JP H0467866A
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Yutaka Sano
豊 佐野
Yukitsugu Noguchi
幸嗣 野口
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Nichiban Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の目的) 本発明は床ずれ防止及び治療に際しての効果の大きいm
癒の防止及び治療具に関する。
本来人間は二本足で立ち生活する生物で、人体が健全で
あれば自由にその重心を変えて移動し、就寝中でも無意
識のうちに寝返りをうつことができるため、褥瘡に悩ま
されることはまず無い。すなわち、人の毛細管の内圧は
25 mmHg /cr1前後であり、足底などの特殊
な部位の肥厚した皮膚を除けば100 mmHg /c
Jの外圧が長時間かかると、先ず不快感をシじ、更に痛
みを感じるようになって体位の変換を無意識にの内に行
っている。
しかし、種々の病気や怪我によって寝たきりになると、
その人の体重が、下になっている部分の皮膚、血管、そ
して筋肉に圧迫を加え、毛細血管は押しつぶされて血流
が阻害され、血流は次第に緩徐となり、ついには停止し
、更に長時間途絶すると、その部位が黒く変性して壊死
をおこし、褥術の原因となる。
褥渚についてのある実態調査によると、褥瘉の好発部位
としては第1位・仙骨部31で51%、第2位・大転子
32で12%と、第3位・腸骨部33で12%と、実に
80%迄が腰部で発生している(第7図)。
上記壊死した皮膚はやがて脱落し、時には骨まで達する
深い潰瘍となり、更に仙骨部等の腰部は尿や便等の排泄
物により汚染されやすいため、細菌感染を併発し、−層
悲惨な結果となる。発生した褥瘡の治療は大変に困雛で
あり、−旦治癒しても極めて再発しやすいから、先ず褥
瘡が発生ないように予防することがなによりも大切であ
る。寝たきりの人に褥瘡をつくらぬためには、寝ている
向きを昼夜を問わず例えば2時間毎に左、右と変化させ
ることが必要であるとされているが、これには多くの人
手を要し実行は不可能に近い。体位変換の煩わしさを少
なくする目的で、例えば、軟らかいものを身体と寝具の
間にはさむことが行われているが、元々軟らかい敷布団
に寝ていながら褥瘉が発生していたのであるから、敷布
団を厚く重ねても改善は余り望めない。
仰臥した際に体重を支える部分の面積が少なければ少な
いほど(代表的な個所が上記仙骨部等)、単位面積当た
りの重量は増加する。そして、これによる圧迫が皮膚の
血液循環の圧力を超えてしまえば、血行が途絶すること
になる。逆にその面積を増加させれば単位面積当たりの
重量は軽減される。単位面積当たりの重量を低下させる
には、接触面積を拡大し、体圧を分散、安定化する必要
がある。
人間の背中は側面から見てS字形をなしており、仙骨部
は前記8字の下方に突き出したカーブに当たり、従って
ここに重量が集中する。これに対しいわゆる腰部中央は
窪んでおり、水平に仰臥した場合には腰部は床面に接触
することなく、体重を支えていないことから、上記仙骨
部等になおさら集中的に体重がかかることになる。
従来、仰臥したさい局部的にかかる体重を分散して褥術
を予防するのためのエアーマット、水マット、波状スポ
ンジマット、水ベット等が知られているが、これらは構
造が複離で、設備が大掛かりとなるものがあり、その設
備費も高くなり、鮒的ではない。
(発明の構成) 本発明は褥瘉の発生し易い仙骨部、大転子、腸骨部を含
む人体腰部の凹凸によって水平的なベット面等の間に生
ずるスペースに、体重を支持するものを介在させてあて
がい、受圧面積を増して、仰臥した際に仙骨部等に集中
してかかる体圧を分散させ、これら仙骨部等における床
ずれなどの発生を防止し、また発生した褥瘡の治療に用
いて治療効果を上げ、しかも構造が簡素で、経済的に得
られるものを提供しようとするものである。
以下本発明の実施例について述べると、人体背面の仙骨
部31.大転子32、腸骨部33を含み、凹んでいる腰
部34に当接し、突出している臀部35や肩部36と協
同して体重を支える支持体1を設けている。この支持体
は、腰部を下方から包み込むようにして支えており、こ
の上に仰臥すれば、肩部から臀部まで、背面側で全体的
に支えることができるようになる。
図示のものでは、腰部下面から腰部の側面に向かって全
体が弧状部2を形成するようにされており、また、胸部
側は人体背面に添うように傾斜面3になり、臀部側は比
較的に急傾斜面4になって下方に延びている。
この図示する支持体では、人体腰部に接触する面を柔軟
性があって緩徐な弾性と通気性があり、体を軟らかく支
える緩衝部層5としており、その下側に緩衝部層より圧
縮硬さが大で、適度の可撓性があり、強い弾性を有し、
底突き現象が殆どなく、更に上記緩衝部層の縦、横方向
の変形を適度に抑制できる基部層6を重層している。
このような緩衝部層及び基部層は、人体に対する当りの
柔らかな適宜の材料で形成されるが、通例発泡体で形成
するのが好ましく、上記緩衝部層を構成する発泡体には
、例えば、軟質ポリウレタンフォーム、軟質ポリ塩化ビ
ニル系フオーム、ラテックスフオームラバー等の軟質系
の連続気泡を主とするものがある。また、基部層を構成
するものとしては、例えば、連続気泡を主とする発泡体
や独立気泡を主気泡構造とする発泡体、例えば、架橋若
しくは非架橋型のポリエチレンフオーム、独立気泡のポ
リ塩化ビニル系フオームその他の軟質発泡体と硬質発泡
体の中間の性質を有するものなどがある。
これらの各層を構成する発泡体の特性は、両者の相関関
係によって適宜選択して使用されるもので、例えば、緩
衝部層に軟質ポリウレタンフォームを、基部層にポリエ
チレンフオームを使用する場合、前者は、見掛は密度0
.02〜0.04 g/cnr。
圧縮率(JIS−に64011980)2〜10kg、
圧縮残留ひずみ率(JIS−に6401−1980>9
0%以上、圧縮かたさ(25%圧縮応力) 0.01〜
0.3 kg/ Cn!、引張強さ(JIS−に640
2−1976)0.7〜3 kg / am!、破断伸
び(JIS−に6402−1976) 150〜300
%、好ましくは、見掛は密度0.028〜0.03g/
c+d、圧縮率3〜7kg、引張強さ1〜3kg/cI
+!、伸び170〜210%、後者は、見掛は密度0、
 D 35〜0.05 g/ctl、圧縮率10〜30
kg。
圧縮かたさ(25%圧縮応力) 0.3〜2 kg/ 
cut。
引張強さ0.7〜4 kg/cn!、伸び100〜20
0%、好ましくは、見掛は密度0.047〜0.05 
g/cd。
圧縮率1:3〜25kg、引張強さ1〜3kg/cat
、伸び130〜170%程度にして良い結果が得られる
ことが多い。
この支持体は上記の緩衝部層と基部層にそれぞれ応当し
て形成された成形発泡体を接着、溶着等して一体化し若
しくは単に重ね合わせ或いは重ね合わせたものの外周側
面に枠体を嵌着等して形成することができる。また、こ
の両部層は各々更に薄い層としたものを積層状にするよ
うにしてもよいし、一方の層部材を準備し他方の層部材
を発泡成形したりなど適宜の方法が使用できる。なお、
基部層及び(又は)緩衝部層を貫通する通気孔を設は通
気性を更に良好にすることもある。
図面のものでは、基部層がポリエチレンフオームで形成
され約25順程度の厚みにし、緩衝部層5は軟質のポリ
ウレタンフォームで約48mm程度の厚味に形成されて
いる。また、場合によってはM衝部層の厚みを臀部側か
ら胸部側に向かって次第に薄くなるように形成すること
もある。
この支持体を寝台等のマツトレス、敷布団などの上に置
き、必要に応じてこの上に布タオル、敷布を被せ、この
上に腰が乗るようにして寝れば、凹んでいる腰部はこれ
によって支えられ、人体の体重は肩部から臀部に至る間
の広い面積で支持されるようになり、体重が分散される
ので局部的な強圧迫による血流の阻害等が生ぜず、長期
間接たままの状態が続いても、仙骨部、大転子、腸骨部
を始めとして褥瘡の発生を確実に予防することができる
。また、褥瘉が発生した場合に、これを使用することに
よって患部に無理な作用が及ぶことがないので、治癒を
早めることができるし、褥瘡部を手術したり、薬剤を投
与して治療する際にもそれらの褥瘡部分に対する圧力を
軽減して、治療効果を大幅に上げることができる。さら
に、この支持体は腰部によくフィツトしていて体との間
でずれ動くことがないし、体の側面に向って弧を描いて
いるものでは、体を横に向けたときにも腰部にフィツト
したままその弧面に沿ってマツトレス等の上を回わるよ
うにスムーズに動くので、体の動きに充分に順応して、
何時でも体を確実に支持することができ、また、通気性
も良好にされているので接触皮膚面等が蒸れることもな
く、長時間にわたって寝心地よく療養を続けることがで
きる。
そして、この支持体は大きさも余り大きくないので、患
者をケアーする場合にも取扱い易く、これを取替えるこ
とも比較的容易である。
この支持体は、患者の状態に応じて、腹帯7、ベルトそ
の他の帯体で腰部に固定するようにすると、腰からずれ
たり、外れたりすることを更に確実に防止できる。また
、適当な繊維布で形成されたファスナー付き等のカバー
袋をかぶせて使用するようにすれば、カバーの洗濯も頻
繁にできて常に清潔な状態に保ち易いし、このカバー袋
内に抗菌剤等の身体に無害な薬剤の所要量を介在させ、
若しくはカバー袋を構成する繊維糸中に銅繊維その他殺
菌性のある繊維糸で形成すれば抗菌性、殺菌性のものが
得られて便利なことがある。
第4図には他の実施例を示しており、緩衝部層の人体腰
部の背椎部に応当する部分を長くし8、体の側面方向に
向うに従って胸部側を削って短くした9もので、腸骨部
に軽く支持体が当るようにする場合等に都合よく使用で
きる。また、この支持体には段部10を設けて腹帯がず
れ動くのを防止している。
また、第5図に示すものは、腰部に接する側の緩衝部層
に突起11を形成して凹凸状にし、基部層の裏面に重体
12を貼付けているもので、腰部を確実に支持できると
共に、通気性等を一層良好にしてむれが生ずることを防
ぐことができる。
第6図に示す例は、支持体の底面の中央部分に平坦部1
3を設けてるもので、腰部を比較的安定的に保っておき
たい場合などに更に有効である。
また、体型には個人差があるから、支持体は体の大きい
入用、中位の入用、小さい入用など何種類か用意してお
くと便利であるが、個人に合わせて手直しができるよう
に、例えば数種の厚みの異なる軟質発泡体の片面に剥離
紙を仮着した粘着剤層を設けた発泡体粘着シート、若し
くはテープを常備しておき、必要時に所要大に裁断して
緩衝部層上に施用できるようにすれば、−層便利である
又、側臥位用などの褥瘡防止体も上記と同様にして作る
ことができる。
(発明の効果) 上記したように**の防止及び治療を効果的に果たすこ
とができるものであり、またその本発明によれば、取扱
い、保管にも便利で、汚れた場合にも容易に洗濯ができ
るし、また、経済的に製造、供給ができ、病院、老人ホ
ーム、一般家庭、その他において広く有効に使用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明の実施例を示し、第1図は斜視
図、第2図は平面図、第3図は使用状態を示す説明図、
第4図〜第6図はそれぞれ他の例を示し、第4図は平面
図、第5図は斜視図、第6図は平面図、第7図は人体の
背面図である。 1:支持体 3:傾斜面 5:緩衝部層6:基部層 7
:腹帯 11:段部 12:突起第1図 第4図 第2図 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、人体の仙骨部、大転子、腸骨部を含む腰部の凹凸に
    応当し、この凹凸が臀部から肩部に至る仮想平面との間
    に存するスペースに介在して体重に対する受圧面積を増
    大する支持体を備える褥瘡の防止及び治療具。 2、上記支持体は腰部に応当し、腰部下面より体の側面
    に向って次第に高く立上っている請求項1記載の褥瘡の
    防止及び治療具。 3、上記支持体は腰部下面から体の側面に向って立上る
    弧状を為している請求項2記載の褥瘡の防止及び治療具
    。 4、上記支持体の人体腰部に接する側を柔らかくして通
    気性に富む緩衝部層とし、これに可撓性と強い弾性を有
    する基部層を積層状態に形成した請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の褥瘡の防止及び治療具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002291816A (ja) * 2001-03-28 2002-10-08 Chizai Service Kk 患者固定フレーム
JP2008054818A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Nichiban Co Ltd 床ずれ防止用パッド
KR20220080936A (ko) * 2020-12-08 2022-06-15 사회복지법인 삼성생명공익재단 욕창방지 매트리스

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KR20220080936A (ko) * 2020-12-08 2022-06-15 사회복지법인 삼성생명공익재단 욕창방지 매트리스

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