JP2018537192A - 飲料調製マシン - Google Patents

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Abstract

本発明は、ポーションカプセルから飲料を調製するための飲料調製マシンに関し、飲料調製マシンは、カプセル挿入開口部を有するハウジングを有し、カプセル挿入開口部を通じてポーションカプセルを挿入することができ、飲料調製マシンはさらに、第1の淹出モジュール部と、第1の淹出モジュール部に対して移動可能な第2の淹出モジュール部とを有する淹出モジュールを有する。第1および第2の淹出モジュール部によって淹出チャンバが形成され得、上記淹出チャンバは、淹出プロセス時に淹出位置にあるポーションカプセルを少なくとも部分的に囲み、淹出飲料を淹出して、淹出飲料をポーションカプセルから放出する。飲料調製マシンはさらに、第2の淹出モジュール部を第1の淹出モジュール部に対して移動させるための電気駆動部と、電気駆動部を制御するための制御部とを有する。制御部は、第1の淹出モジュール部に対する第2の淹出モジュール部の現在の位置を常に判断するように設計される。さらに、測定位置に依存する電力極大(121、125、123、122)から淹出モジュールの状態を推論するために、駆動部の電気消費量が測定され得る。

Description

本発明は、温かいおよび/または冷たい飲料を調製するための器具の分野に関する。本発明は特に、ポーションカプセルから飲料を調製するための飲料調製マシンに関する。
ポーションカプセルに入っている抽出材料を使用する飲料調製マシンは、たとえばコーヒーマシンまたはエスプレッソマシンとして知られている。対応する多くのシステムでは、ポーションカプセルは、淹出チャンバを含む淹出モジュールに、ユーザによって直接入れられる。淹出チャンバはその後、操作レバーを用いて手動で、または電気駆動部によって自動的に閉じられる。一般に、ポーションカプセルは、閉じられている間に互いに反対の両側で突刺される。次に、実際の淹出手順では、多くの場合熱湯である抽出流体が第1の側で導入され、抽出品が第2の側で放出される。淹出手順の後、淹出チャンバが手動でまたは自動的に再び開けられて、ユーザの側のさらなる操作なしで使用済みのポーションカプセルがカプセル容器内に排出される。
ポーションカプセルを使用する上述の飲料調製の自動化された解決策には特に、ポーションカプセルがないこと、または淹出モジュールに誤って挿入されているポーションカプセル、または偶然にもしくは頻繁な使用の結果としてもしくは先の淹出プロセスの結果として淹出チャンバに入り込んだ異物の存在を、追加の対策を取らなければ直接確かめることができないという問題がある。
同様に生じる問題が、ポーションカプセルを使用しない全自動飲料調製マシンでも起こる。WO 2008/105017 A1は、正確な量のコーヒー粉末が淹出チャンバ内に常に自動的に送られることを保証可能な方法を示している。この方法は、淹出チャンバを閉じるのに用いる電気駆動部の電気消費量の測定と、その後の淹出手順における、この消費に基づく充填量の適合とに基づいている。さらに、電気消費量についての警告値が与えられる。淹出チャンバを閉じたときにこの警告値に達するとすぐに電気駆動部が停止し、淹出手順が行なわれずに淹出チャンバが放出される。
しかし、ポーションカプセルを使用しない全自動飲料調製マシンに適用されるような解決策のアプローチを、ポーションカプセルを用いる飲料調製マシンに付与するのは簡単ではない。たとえば、ポーションカプセルを使用する場合、淹出チャンバを閉じると一定に増加しない圧力が生じる。さらに、淹出チャンバは、たとえばポーションカプセルを突刺すために、かつ流体をポーションカプセルに導入してポーションカプセルから放出するために、異なるように設計されて付加的な構成要素を有する。さらに、ポーションカプセルは、その全体を再び淹出チャンバに挿入して淹出チャンバから排出することしかできない。
EP 2 608 705 B1はモータ式の飲料マシンを開示している。この飲料マシンはポーションカプセルを使用しており、いわゆる起動装置、すなわち、「モータ」、モータと可動サブアセンブリとの間の「伝達装置」、および「給水装置」以外に、制御装置も含む。制御装置は、たとえば淹出チャンバを閉じるモータの電流引き込み量などの電気パラメータを測定し、この測定値を時間の関数としての基準と比較し、この比較に基づいて、逸脱が高過ぎる場合はモータを停止させるかまたは減速させる。この不利点は、汚染などの場合に予期されるエラーが起こりやすいことである。
したがって本発明の目的は、最新技術の不利点を克服する装置を提供することである。特に、本発明の目的は、ポーションカプセルを使用する淹出手順時の誤動作および/または異常に確実に反応し、さらに、たとえばユーザが誤動作を訂正するのを助けるかまたは指示することによって、誤動作の場合の適切な反応を可能にする飲料調製マシンを提供することである。
これらの目的は、特許請求の範囲に規定されている飲料調製マシンによって達成される。
本発明に係る種類の飲料調製マシンは、ポーションカプセルから飲料を、特にコーヒーまたは紅茶などの温かい飲料を調製するための飲料調製マシンとして設計される。
飲料調製マシンは、ハウジングと、カプセル挿入開口部と、第1および第2の淹出モジュール部と、電気駆動部と、制御部とを含む。
ハウジングはカプセル挿入開口部を含む。カプセル挿入開口部を通って、ポーションカプセルを飲料調製マシンに入れることができ、特に淹出位置に置くことができる。
補足的に、ハウジングはカプセル挿入開口部の閉鎖部を任意に含んでいてもよい。上記閉鎖部は、閉状態においてカプセル挿入開口部をハウジングの外側から完全に覆う。閉鎖部は、ハウジングに沿って動くスライドとして、または主にハウジングに対して垂直に動くレバーアームとして設計され得る。閉鎖部は、異物がカプセル挿入開口部を通じて飲料調製マシンに入らないようにするための安全要素として、ならびに/または汚染および光の遮蔽部として作用し得る。後者は、たとえばカプセル認識のための光学素子の適用に関して重要である。
第2の淹出モジュールは第1の淹出モジュールに対して移動可能である。第2の淹出モジュールの移動は電気駆動部によって駆動され、制御部によって調整される。第1および第2の淹出モジュール部は、それらが互いに一定の位置にある場合に淹出チャンバを形成するように設計される。上記淹出チャンバは、淹出手順時に淹出位置にあるポーションカプセルを少なくとも部分的に囲み、抽出流体、特に淹出流体をポーションカプセルに導入することによって、抽出品、特に淹出飲料を生成または淹出し、これをポーションカプセルから放出するように構成される。
制御部はさらに、第1の淹出モジュール部に対する第2の淹出モジュール部の現在の位置を判断するように、具体的には、最新技術から公知であるように端位置においてだけでなく、端位置同士の間で、すなわち通常の操作中は常に判断するように構成される。これは、電気駆動部が第2の淹出モジュール部を第1の淹出モジュール部に対して移動させたステップの数をカウントすることによって行なわれ得る。
特に、第2の淹出モジュール部は、第1の淹出モジュール部に対して、端位置同士の間で多数の位置または一連の位置を取り得る。たとえば、第2の淹出モジュール部は、第1の淹出モジュール部に対して10個よりも多い、特に100個よりも多いまたは500個よりも多い位置を取り得る。ステップごとに、第1の淹出モジュール部に対する第2の淹出モジュール部の相対位置は、第1の淹出モジュール部に向かって1つの位置だけ近づくことによって、または第1の淹出モジュール部から1つの位置だけ離れることによって変化する。このため、制御部は、特にステップをカウントすることによって、第1の淹出モジュール部に対する第2の淹出モジュール部の現在の位置を常に判断することができる。
特に、端位置は、淹出チャンバが形成される位置によって、かつ第1および第2の淹出モジュール部が互いに最大距離をあけて配置される位置によって与えられ得る。上記距離は淹出モジュールの構築態様によって与えられる。
特に、そのようにステップをカウントすることは、モータもしくはそれに固定接続された部分の有効回転(回転パルス)によって、または第2の淹出モジュール部もしくはそれに固定接続された構成要素の位置変化によって、電気駆動部の供給から生成される信号(ステッパモータ起動パルス)に基づく。
当該信号は、たとえば、電気駆動部の回転を回転パルスとして出力するホールセンサによって生成され得る。
相対位置が基づく当該信号は、別個のステップにおける第2の淹出モジュール部の相対位置の変化を表わす。すなわち、生成される当該信号は、上述の相対位置が一定値変化するまで変化しない。
実施形態において、制御部は測定装置をさらに含む。測定装置は、電気駆動部の電力引き込み量、特に電気消費量を特徴付けるパラメータを連続的に、たとえば場合によってはステップごとに測定するように構成される。
実施形態において、制御部は補足的に、測定したパラメータを第1の比較値と比較するように設計される。停止条件が満たされているか否かは当該比較によって判断される。特に、停止条件は、たとえば熱湯が出るのを制御できないためにユーザへの危険に、マシン(具体的には駆動部)への危険に、および/または淹出手順の不十分な結果につながり得る飲料調製マシンの誤動作が存在する場合に満たされる。停止条件が満たされると、電気駆動部は制御部によって直ちに停止する。
実施形態において、制御部はさらに、停止条件が淹出手順に特徴的な第2の淹出モジュール部の位置で満たされたか否か、または停止条件が満たされたのは飲料調製マシンの誤動作に起因するか否かを判断するように構成される。特に、淹出モジュール内に誤って位置決めされているポーションカプセルは、停止条件を満たすことにつながる誤動作を表わす。
特徴的な位置の例として、開位置、閉位置、パーク位置またはサービス位置がある。このさまざまな特徴的な位置は、淹出手順に特徴的な、またはエラー訂正に特徴的な、第1の淹出モジュール部に対する位置である。
第2の淹出モジュール部が開位置にある場合は、ポーションカプセルを、ユーザによって、または自動挿入についてはもしくは商業的操作においては導入装置によって、カプセル挿入開口部を通って第1および第2の淹出モジュール部の間の位置に置くことができる。この位置から、このカプセルを、低い位置決め不良確率で淹出位置に自動的に置くことができる。
閉位置では、第2の淹出モジュール部は第1の淹出モジュール部とともに上述の淹出チャンバを形成する。第1および第2の淹出モジュール部の実施形態において、これらは閉位置で互いに直接接触している。あるいは、閉位置は、ポーションカプセルが第1および第2淹出モジュール部の2つの表面を広範囲にわたってぴったりと圧迫することによっても規定され得る。上記表面同士は互いに正反対にある。
パーク位置は、淹出手順が完了したときの第2の淹出モジュール部と、マシンに挿入可能であるが、まだ淹出チャンバに入れるべきでない(たとえば欧州特許出願14 195 680.5に従って、たとえばカプセル認識ステップがまだ行なわれていないため)さらなるカプセルとが取る。補足的に、パーク位置では、淹出手順の後に、またはパーク位置に先立つ閉位置を取った後に第1および第2の淹出モジュール部の間に位置するポーションカプセルが、重力の作用で底部からカプセル容器内に排出され得る。
操作上の誤動作が起こった場合に関連部分にできる限り良好に手が届くようにすることを保証するために、任意のサービス位置が提供され得る。特に、サービス位置は、第1および第2の淹出モジュール部の間に位置するポーションカプセルをカプセル挿入開口部を通じて取出すことができるように選択され得る。
実施形態において、第1の比較値は、測定装置によって測定される電気駆動部のパラメータが超過し得ない値に、したがってたとえば最大電気消費量に対応する。
補足的に、第2の比較値との比較が行なわれ得る。上記第2の比較値は第1の比較値よりも小さく、第2の比較値に対して、測定したパラメータがたとえばステップごとに同様に比較される。この第2の比較値は第1の比較値よりも小さく、第2の比較値を超過しても電気駆動部の停止に必ずしも至らない。対照的に、第2の比較値を超過するのと同時に第1の比較値を下回った場合は警告信号が生成される。これによって、淹出手順の中間の中断を必ずしももたらさない、最初に説明した種類の飲料調製マシンの操作に対するイベントを判断することができる。
補足的に、警告信号が送信されるたびに、警告信号が発生したときの第2の淹出モジュール部の位置が判断され、場合によっては、予期されるイベントの位置を含むリストと比較される。
測定したパラメータが第2の比較値と比較される範囲は、第2の淹出モジュール部がある特徴的な位置から別の特徴的な位置に移動するのに必要な領域よりも小さい領域に限定される。これによって、特徴的な位置(開位置、閉位置)を取る直前の警告信号の生成が防止される。
飲料調製マシンの実施形態において、飲料調製マシンはデータメモリをさらに含む。測定装置によって測定される電気駆動部のパラメータの各値、および当該値が測定されたときの第2の淹出モジュール部の位置の詳細が、このデータメモリに格納され得る。これによって、第2の淹出モジュール部の位置に依存する電気駆動部の測定したパラメータを表わす測定曲線が生成され得る。
データメモリは制御部の一部であってもよい。
補足的に、測定したパラメータは各ステップの後に第2の比較値とさらに比較され得、それに起因する警告信号が同様に格納され得る。
補足的に、飲料調製マシンの制御部は、格納された測定曲線の極大を求めるように構成され得る。上記極大は第2の比較値よりも高いが第1の比較値よりも低い。制御部はさらに、これらの極大が発生したときの第2の淹出モジュール部の位置を判断するように構成され得る。
極大を求めることは、測定曲線の一部領域に、または第2の淹出モジュール部が取る位置の一部領域に限定され得る。たとえば、そのような評価領域を設定することによって、特徴的な位置を取ることに関連する極大が異常なイベントとして注目されないようにすることができる。
ポーションカプセルのための飲料調製マシンに関して、一般に、ポーションカプセルは、淹出チャンバが閉じられている間に互いに反対の両側で突刺される。第1の側の突刺しは、抽出流体をポーションカプセルに導入する役割を果たす。第2の側の突刺しは、抽出品をポーションカプセルから放出する役割を果たす。
ポーションカプセルのこの突刺しは上述の種類のイベントであってもよく、比較値はポーションカプセルの突刺しを検出できるように選択され得る。そのような選択された第2の比較値がある場合、飲料調製マシンまたは制御部は、関連付けられた極大が発生するときの位置を越えたポーションカプセルの突刺しを判断するように構成され得る。補足的にまたは代替的に、突刺し時に発生する測定したパラメータの値は、突刺しを特定するために、かつ場合によってはこの突刺しを別のイベントから分離するために用いられ得る。
補足的に、ポーションカプセルの突刺しに起因する極大の存在または不発生は、ポーションカプセルが挿入されているか否かを判断するために用いられ得る。
飲料調製マシンは、上述の種類の停止条件が満たされた後にさまざまな機能を実行するように構成され得る。特に、これらの機能は個別でまたは組合せて実行され得る。これらの機能の個別のまたはいくつかの実行は、特に第2の淹出モジュール部が移動した際に、飲料調製マシンの誤動作のために停止条件が満たされた後に、飲料調製マシンを通常の操作に戻すことに向けられ得る。これらの機能は以下を含む。
− 着手すべき動作についてユーザに通知するための、たとえばディスプレイを介したまたはLEDなどの他の光学手段を介したユーザとの対話。
− 第2の淹出モジュール部の移動によって形成される淹出チャンバの一体型構成要素ではない飲料調製マシンの1つ以上の構成要素の充填レベルおよび/または位置を判断すること。この判断は、たとえば、使用済みのポーションカプセルが回収されるカプセル容器内の充填レベルを調べること、またはカプセル挿入開口部の閉鎖部の位置を判断することを含む。前者は、最大限に回収した容器がカプセル排出を妨げたか妨げ得るかを判断する役割を果たし得る。特に、当該位置を判断することは、ユーザに情報が与えられた後に状態が少なくとも一時的に変更されたか否かについての認識も含み得る。これは、ユーザが動作を実行したか否かを判断する役割を果たし得る。
− 初期化ルーチンを開始すること。初期化ルーチン内で、第2の淹出モジュール部が初期化ルーチンに従って異なる特徴的な位置に移動する。
− 特に初期化ルーチンに従う移動(接近)と仮定して、異なる特徴的な位置に移動した際に、電気駆動部を直ちに停止させて反応する必要がない誤動作またはイベントが発生しているか否か、かつ、そのような誤動作またはそのようなイベントが2回発生する間に飲料調製マシンが初期化ルーチンから外れることなく当該誤動作またはイベントが2回連続して発生しているか否かを判断すること。この2回連続して発生する誤動作またはイベントによって淹出モジュール部が異なる特徴的な位置に移動する。これによって淹出モジュール部が異なる特徴的な位置に移動する。たとえば、誤動作の原因および位置は、特徴的な位置への1回目の移動である場合は限定され得る。これに基づいて、たとえば一定の位置への移動に基づいて、対策が開始され得るか、またはユーザが一定の行動を取るように要求され得る。特徴的な位置への2回目の移動である場合は、ここにおいて誤動作またはイベントの原因を克服できるか否かが判断され得る。
電気駆動部を直ちに停止させて反応する必要がないイベントの例として、ポーションカプセルが概ね正確な位置から案内手段内にスライドすること、以前の淹出手順からの小さい残留物、沈殿物、またはポーションカプセルの突刺しがある。
実施形態において、電気駆動部はステッパモータを含む。制御部は次に、位置を判断するために、ステッパモータが実行するステップをカウントするように設計される。特に、制御部は、ステップをカウントするためにステッパモータの起動の動作信号に頼ることができる。たとえば、ステッパモータの個々の巻線同士の切替えまたは相電流の変化が検出され得る。続いて、特徴的な位置を離れてからカウントされたステップ数が、第2の淹出モジュール部の現在の相対位置をコード化する。
飲料調製マシンの実施形態において、特に駆動部がステッパモータを有していない場合、飲料調製マシンはロータリエンコーダまたは別の固体計器をさらに含む。ロータリエンコーダを有する実施形態では、ロータリエンコーダによって監視される位置の一定値(1ステップ)の変化は、信号、特にパルスを送信することによって、または強度変化によって示される。ここにおいて、制御部は送信信号をカウントするように設計される。続いて、特徴的な位置を離れてからの送信信号の数によって、第2の淹出モジュール部の現在の相対位置を判断することができる。絶対位置のコード化に固体計器を使用することもできる。
実施形態において、飲料調製マシンはカプセル認識モジュールをさらに含む。カプセル認識モジュールは、たとえばポーションカプセルの光学特性を検出し、これに基づいて、ポーションカプセルが飲料調製マシンに入れられているか否か、およびそれがどの種類のポーションカプセルであるかを認識するように構成される。特に、認識したカプセルのコード化に基づいて、それがコーヒールンゴカプセルであるか、エスプレッソカプセルであるか、または場合によっては洗浄もしくはスケール除去カプセルであるかをカプセル認識モジュールによって判断することができる。補足的に、カプセル認識モジュールによって、導入されたポーションカプセルを用いてどの種類のコーヒー(または紅茶)を調製すべきかを判断することができる。
カプセル認識モジュールは、カプセル開口部を通って飲料調製マシンに導入されるポーションカプセルが、まずカプセル認識モジュールを横切ってから淹出モジュールに、または第1および第2の淹出モジュール部の間の領域に入るような空間的な態様で、飲料調製マシン内に配置され得る。そのような構成は欧州特許出願14 195 680.5に記載されており、上記欧州特許出願は本明細書に明示的に参照される。
カプセル認識モジュールは、
− ポーションカプセルの光学特性を検出するための光センサ、特にカメラであって、上記カプセルはカプセル認識位置に配置されている、
− カプセル認識位置とカメラとの間の透明材料のカプセル認識範囲、
− カプセル認識位置の近くに位置しているカプセル認識範囲の側に空気の流れを作るためのファン、
− カプセル認識位置にあるポーションカプセルを照らすための光源であって、当該光源は光センサの近くのカプセル認識範囲の側に配置されており、および/または
− 光源によって生成される光の散光器
を含み得る。
ポーションカプセルから飲料を調製する飲料調製マシンであって、当該飲料調製マシンに関して、第1の淹出モジュール部に対する第2の淹出モジュール部の移動によって淹出チャンバが形成され、上記移動は電気駆動部に起因する、特に上述の種類の飲料調製マシンを操作するための方法は、以下のステップを含む。
− 測定位置に基づいて、第2の淹出モジュール部が当該方法中に移動すべき1つ以上の位置に正確に移動しているか否かを判断すること。特に正確に移動すべき位置は、閉位置、ならびに場合によっては、上述のさらなる特徴的な位置である「開位置」、「パーク位置」および/または「サービス位置」である。閉位置への正確な移動が判断された場合は、飲料調製マシンを操作するための当該方法は淹出手順を開始するように構成され得る。飲料調製マシンはさらに、たとえば標準的なコーヒー淹出手順、エスプレッソ淹出手順または紅茶淹出手順などのさまざまな淹出手順を実行可能であり得る。
− 位置に正確に移動していない場合は、電気駆動部を停止させ、飲料調製マシンを通常の操作に戻すための初期化ルーチンを開始すること。電気駆動部の停止はそれによって、上述の種類の停止条件が満たされることによって、つまり第1の比較値と電気駆動部の測定したパラメータとの比較からの結果によって起動され得る。
実施形態において、当該方法は以下のステップを個別でまたは組合せてさらに含む。
− ポーションカプセルがカプセル挿入開口部に挿入されたか否かを認識すること。当該認識はそれによって、上述の種類のカプセル認識モジュールによって行なわれ得る。あるいは、上述の態様で電流引き込み量ピークの発生からポーションカプセルの存在を判断することもできる。
− 特に上述の種類のカプセル認識モジュールを用いることによって、挿入されたポーションカプセルの種類を認識すること。
− ポーションカプセルが認識されたか否かに依存して、および/または認識されたポーションカプセルの種類に依存して、ユーザが選択することができる、かつ飲料調製マシンが取ることができる動作モードを限定すること。飲料調製マシンが取ることができる動作モードの例として、さまざまな淹出および洗浄手順(たとえばすすぎもしくはスケール除去)を実行すること、またはウォームアップ機能(たとえば飲料容器を予熱するためにプレートを加熱すること)を実行することがある。当該限定は、ユーザが選択することができる、飲料調製マシンが取ることができるすべての動作モードの一部のみに存在し得る。さらに、飲料調製マシンを操作するための当該方法は、認識されたポーションカプセルの種類に基づいて、またはポーションカプセルがないと判断されたことに基づいて動作モードが自動的に取られるように設計され得る。
初期化ルーチンを有する飲料調製マシンの実施形態において、当該方法は初期化ルーチンに属する以下のステップの1つをさらに含む。
− 飲料調製マシンの1つ以上の構成要素の状態を判断すること。構成要素およびそれらの状態は、特にカプセル容器の充填レベルおよび閉鎖部の位置である。
− 着手すべき1つ以上の動作についてユーザに通知すること。そのような動作はたとえば、ポーションカプセルをカプセル挿入開口部から、もしくは第1および第2の淹出モジュール部の間の領域から取出す、カプセル容器を空にする、閉鎖部を閉じる、またはサービスホットラインに連絡する役割を果たし得る。
− たとえば構成要素の状態が少なくとも一時的に変化したか否かを判断することによって、ユーザが動作の1つを実行したか否かを判断すること。
− 第2の淹出モジュール部を異なる位置に移動させること。移動先の位置は、特に開位置および閉位置である。
− さまざまな位置に正確に移動可能であるか否かを判断すること。後者は特に上述の態様で行なわれる。
− 特に電気駆動部のパラメータと第2の比較値との比較によって、上述の種類のイベントが発生しているか否かを判断すること。
− 異なる位置に正確に移動可能であり、イベントを判断することができない場合は、初期化ルーチンを完了し、飲料調製マシンを通常の操作に戻すこと。
− 初期化ルーチン内で初めて位置に正確に移動していない否かを判断すること。初期化ルーチン内で二度位置に正確に移動していない場合は、これは、たとえばユーザによる外部の動作なしではエラーを克服できないという表示である。
本発明の実施形態例を図で以下に説明する。図面では、同一の参照番号は同一または同様の要素を指す。
カプセル認識モジュールが取付けられた、開位置にある淹出モジュールの断面図である。 (ハウジング部品のいくつかがない)図1に係るカプセル認識モジュールが取付けられた淹出モジュールの分解図である。 カプセル認識モジュールが取付けられた、閉位置にある淹出モジュールの図である。 機械駆動され、淹出モジュール部を移動させても誤作動から保護される淹出モジュール部を有する、飲料調製マシンの概略図である。 付加的な機能を有する図4に係る飲料調製マシンが機能する態様の概略図である。 飲料調製マシンを操作するための方法のブロック図である。 エラー訂正のための初期化ルーチンのブロック図である。 ポーションカプセルが挿入されていない場合の、第2の淹出モジュール部の相対位置に依存する電流引き込み量の概略曲線図である。 ポーションカプセルが挿入されている場合の、淹出モジュール部の相対位置に依存する電流引き込み量の概略曲線図である。 ポーションカプセルが誤って挿入された場合の、第2の淹出モジュール部の相対位置に依存する電流引き込み量の概略曲線図である。
図1および図2に係る淹出モジュール1は外部ハウジング2を含む。提示される実施形態例では、外部ハウジング2は、カプセル認識モジュール5を含む上部ハウジング部と、淹出モジュール部を運ぶ下部ハウジング部とで構成されている。第1の淹出モジュール部3(放出装置とも称される)および第2の淹出モジュール部4(注入器とも称される)が、下部ハウジング部内で互いに移動可能に案内される。
第2の淹出モジュール部4は、ポーションカプセル10を突刺すための穿孔要素を含む。ポーションカプセル10は、カプセル挿入開口部11を通って淹出モジュール1に入れられることができ、たとえば挽いたコーヒー豆などの抽出材料で少なくとも部分的に充填される。第2の淹出モジュール部4は、たとえば熱湯などの流体を、穿孔要素を通じて、またはこれらを通過して、突刺したポーションカプセル10に入れるように構成される。熱湯は、たとえば可撓管を含み得る給水部12を通って給水され得る。
本明細書に記載の実施形態例における第1の淹出モジュール部3は、穿孔要素、具体的には抽出側の突刺し先端39も含む。これらはたとえば、特許出願PCT/CH2014/000134もしくはWO 2010/118544に記載されているように設計されてもよく、または異なる設計を有していてもよく、突刺し先端以外の原理、たとえば格子状構造を用いる原理を使用することもできる。
ポーションカプセル10の両側の第1の淹出モジュール部3は、たとえば出願PCT/CH2014/000138に記載されているように、第2の淹出モジュール部4に向かって突き出る案内手段31をさらに含む。上記出願の内容は、これら案内手段31が機能する態様にも関連しており、上記出願の第2の淹出モジュール部4のそれぞれの回収手段は本明細書に明示的に参照される。
本質的に公知であるように、淹出飲料を調製するために、ポーションカプセル10を第1の淹出モジュール部3と第2の淹出モジュール部4との間に置き、これらを、ポーションカプセル10を取囲む淹出チャンバがこれらの間に形成されるように互いに移動させる。熱湯を圧力下で第2の淹出モジュール部4を通じてポーションカプセル10に給水し、抽出品が第1の淹出モジュール部3を通じて飲料出口13を通って、たとえばその下に配置されている飲料容器に流れ込む。
本明細書に記載の実施形態例における第1の淹出モジュール部3に対する第2の淹出モジュール部4の相対的な移動は、第1の淹出モジュール部3がハウジングに固定されるように組立てられるのに対して、第2の淹出モジュール部4が水平軸に沿って移動可能であることによって達成される。第2の淹出モジュール部の駆動は、モータ式に駆動されるトグルレバーを介して行なわれる。電気モータ(図1および図2では、たとえば駆動ハウジング25に覆われていて見えない)に接続しているピニオンシャフト24が、回転固定された態様で第1のトグルレバーアーム21に接続されている歯付き駆動ディスク20を駆動することによって、駆動ディスク20がその軸26の周りを旋回運動し、これによって第1のトグルレバーアーム21も同様にこの軸26の周りを旋回する。第2のトグルレバーアーム22が一方側でトグルレバーボルト23を介して第1のトグルレバーアーム21に接続されており、他方側で第2の淹出モジュール部4の案内ピン41と相互に作用する。第2の淹出モジュール部4は、本質的に水平な軸に沿ってのみ直線状に変位可能であるようにハウジング2によって装着されるので、駆動ディスク20および第1のトグルレバーアーム21の旋回運動によって、トグルレバーによって形成されるトグル継手の伸びまたは鋭い曲げがもたらされ、このために、第2の淹出モジュール部4の直線変位がもたらされる。
カメラセンサ51と、レンズ59と、散光器53と、散光器範囲54と、散光器範囲ホルダ55と、カプセル認識範囲52と、光源62と、通気入口を介して接続されているファン70とを有するカプセル認識モジュール5が、第1の淹出モジュール部3および第2の淹出モジュール部4を有する淹出チャンバユニットの上方に取付けられる。そのようなカプセル認識モジュール5は、たとえば出願EP 14195680に記載されている。このカプセル認識モジュール5が機能する態様に関する上記出願の内容は本明細書に明示的に参照される。
図3は、開位置とは別に、淹出手順に特徴的な第2の淹出モジュール部4のさらなる位置を示す。ここで、当該位置は閉位置であり、この位置で2つの淹出モジュール部が淹出チャンバを形成する。淹出チャンバは、淹出手順が与えられると、淹出位置にあるポーションカプセル10を少なくとも部分的に囲む。さらに、第2の淹出モジュール部4の位置のために淹出モジュール上に取付けることができないがカプセル認識モジュール5内に保持される第2のポーションカプセル10′が図3にさらに示されている。
図4は、たとえば図1〜図3に示すような淹出チャンバの自動閉鎖部を有する淹出モジュール1を含む飲料調製マシンが、ユーザへのまたは飲料調製マシンへの危険につながり得る誤動作からどのようにさらに保護され得るかを概略的に示す。飲料調製マシンはパルス発生器100を含む。パルス発生器100は、電気駆動部101の一定の前進P(1ステップ)の後に、トリガ信号としての信号を制御部104の測定装置102に送信する。パルス発生器は、ステッパモータまたはロータリエンコーダを使用する電気駆動部の一部であってもよい。たとえば、電気駆動部101はDCモータであってもよく、これにパルス発生器としてのホールセンサが接続される。上記発生器はモータの回転を出力する。
測定装置102は、信号が変化するたびに電気駆動部101の現在の電流引き込み量Iを読出す。制御部は、読出した値を第1の比較値103と比較する。測定した電流引き込み量Iが第1の比較値103を超える場合は、制御部104は電気駆動部101またはパルス発生器100を起動して直ちに停止する。
示される実施形態では、ステップごとにパルス発生器100によって送信される信号は個別のパルスである。これから位置の詳細を得るために、制御部104はカウンタ105を含む。カウンタ105は、第2の淹出モジュール部の開位置からの出発と、測定した電流引き込み量Iの第1の比較値103の超過との間のパルスの数を合計する。これによって得られるパルスの合計から、第1の比較値103を超えたのは第2の淹出モジュール部4が第1の淹出モジュール部3に押付けられていることに起因するか否かを、または第2の淹出モジュール部4が第1の淹出モジュール部3にまだ直接接触してないか否かを容易に判断することができる。第1の場合は、淹出チャンバは正確に閉じられており、淹出手順を遅れることなく継続することができる。第2の場合は誤動作が存在しており、飲料調製マシンは淹出手順を自動的に中断する。
図5では、図4に係る飲料調製マシンの保護は要素によって提供されており、これによってエラー認識およびエラー訂正がもたらされる。さらに、これらの要素は、電気駆動部を直ちに停止させる必要がない淹出手順時のイベントを判断することができるように設計される。
このために、飲料調製マシンはデータメモリ106を含む。データメモリ106は、2つの異なる種類のエラーおよびイベントの登録に適用可能である。第1の適用種類では、測定装置102は、信号が変化するたびに読出される電気駆動部101の電流引き込み量Iを第2の比較値111と比較する。当該比較によってイベントが推定される場合は、測定装置102はカウンタのカウントのデータメモリ106への移動を開始し、場合によっては測定装置102自体が、測定した電流引き込み量をデータメモリ106に送信する。次に、制御部104に統合されている評価ルーチン107が、たとえばポーションカプセル10の突刺しなどの特定のイベントを格納値に割当て、割当て不可能な格納値が存在する場合は、または発生中の誤動作に特徴的な値が存在する場合は、警告を出力する。後者は、たとえば汚染に起因し得る。
データメモリ106の第2の適用種類では、測定装置102によって読出される電気駆動部101の各電流引き込み量が、読出時に有効なカウンタのカウントにリンク付けられて格納される。したがって曲線が生成されて格納され、この曲線はカウンタのカウントに依存する電流引き込み量を表わす。次に評価ルーチン107が格納値を分析する。特に、分析は、極大および関連付けられたカウンタのカウントに基づいて第1の適用種類と同様に実行され得る。
示される実施形態では、データメモリ106、評価ルーチン107、上述のカウンタ105、および上述の測定装置102は、飲料調製マシンの中央制御装置として設計される制御部104に統合されている。
さらに、たとえば充填レベル、温度、および閉鎖部またはカプセル容器などの構成要素の位置を監視する役割を果たすセンサ108が制御部104に接続される。さらに、制御部104はディスプレイ109に接続される。ディスプレイ109を介して、飲料調製マシンは、たとえば選択を行なう場合に、またはユーザに対して表示してエラー訂正を指示するために、ユーザと通信することができる。
ディスプレイ109を介して行なわれるユーザとの対話は、1つ以上のプログラム110のフレームワーク内で行なわれる。プログラム110は同様に飲料調製マシンの制御部104内に置かれる。
図6は、飲料調製マシンを操作するための方法を概略的に示す。当該方法は、制御部104に格納されているプログラムのフレームワーク内で行なわれる。図6に係る方法に対応する飲料調製マシンの実施形態では、飲料調製マシンは、図1に示すように、カメラセンサ51を含むカプセル認識モジュール5を含む。
飲料調製マシンを操作するための示される方法は、以下のステップを含む。
− カプセル認識モジュール5によって、カプセル挿入開口部11を通って導入されるポーションカプセル10を認識すること(200)。
− ポーションカプセル10が認識された場合、それがコーヒー用のポーションカプセルの場合であるか否かを判断すること(201)、または洗浄カプセルを識別すること(202)。
− コーヒー用のポーションカプセルが判断された場合、ユーザによるコーヒー調製の開始の可能性を有効化すること(205)。有効化すること(205)は、たとえばエスプレッソまたはカプチーノ用の異なる調製プロセス間の選択を含み得る。
− 洗浄カプセルが識別された場合、操作要素を起動すること(206)。これによってユーザは洗浄プロセスを開始することができる。
− カプセル認識モジュールによってポーションカプセル10が認識されない場合、飲料容器を予熱する可能性を有効化すること(203)、および/または操作要素を起動すること(204)。これによってユーザは飲料調製マシンをスケール除去するためのプロセスを開始することができる。
− ユーザによって開始されるプロセス、特にコーヒー調製プロセス、洗浄プロセスまたはスケール除去プロセスが開始する前に、淹出チャンバを制御閉鎖すること(207)。制御閉鎖すること(207)は特に、第2の淹出モジュール部4の開位置からの出発と第1の比較値103の超過との間のパルスの数を合計することを含む。
− カウントしたパルスの数を、淹出チャンバを正確に閉じるための設定値を含む値領域と比較すること。
− カウントしたパルスの数が、淹出チャンバが正確に閉じられたことを示す場合は、ユーザによって選択されるプロセスを開始すること(209)。
− カウントしたパルスの数が、淹出チャンバが正確に閉じられていないことを示す場合は、エラー通知を出力して、エラーを訂正するための初期化ルーチン300を開始すること(210)。
図7は、淹出チャンバを閉じたときに発生したエラーを訂正するための初期化ルーチン300を概略的に示す。このルーチンまたは同様のルーチンは、特にパーク位置に移動したときに、かつマシンを初めて起動したときに、第2の淹出モジュール部4の他の位置変化がある場合にエラーが発生すると開始されてもよい。
初期化ルーチン300の開始時に、ユーザは、使用済みのポーションカプセル10が回収されるカプセル容器を空にする(301)ように要求される。同一のステップにおいて、ユーザは、淹出手順の準備段階で、たとえば初期化ルーチン300の準備段階で実行する自身の動作を調べるようにさらに要求される。
飲料調製マシンはその後、飲料調製マシンがその後のエラー訂正に適切な状態にあるか否かを調べる。このために、飲料調製マシンは以下のステップを実行する。
− カプセル容器が挿入されているまたは正確に位置決めされているか否かを調べること(302)。そうでない場合は、初期化ルーチン300が、確認(323)において、閉鎖部が再び開閉されたことが確かめられるまで待機してから、カプセル容器が挿入されているまたは正確に位置決めされているか否かについての新たな検査が行なわれる。
− ポーションカプセル10がカプセル認識モジュール5内にないことの確認(304)。ポーションカプセル10がカプセル認識モジュール5内にある場合は、飲料調製マシンはポーションカプセル10をカプセル認識モジュール5から取出す(305)ようにユーザに要求する。
− 閉鎖部が閉じられているか否かについての問合せ(306)。閉鎖部が閉じられていない場合は、飲料調製マシンは閉鎖部を閉鎖する(307)ようにユーザに要求する。
初期化ルーチン内の次のステップとして、開位置への移動(308)、およびその後にカウンタ105のゼロへの設定(309)が行なわれる。さらに、開位置に移動することによって、誤って位置決めされたポーションカプセル10が自ら淹出モジュール1からカプセル容器内に落ちてしまう可能性もある。
閉位置への移動(310)が次に行なわれる。停止条件が満たされるとすぐに、開位置を離れてから停止条件が満たされるまでのパルスの数の比較(311)が行なわれる。カウントしたパルスの数が、淹出チャンバの正確な閉鎖と一致する領域内にある場合は、開位置から閉位置への移行時に電流引き込み量の予期しないピークが発生したか否かについての検査(312)が次に行なわれる。予期しないピークの検査(312)は、閉位置への移動(310)中に測定される電流引き込み量と第2の比較値111との比較によって行なわれる。電流引き込み量に予期しないピークが発生していない場合は、パーク位置への移動(313)が次に行なわれる。これによって、飲料調製マシンは、ポーションカプセル10のカプセル認識モジュール5への挿入と、初期化ルーチン300の完了(314)との準備が再びできている状態となる。
カウントしたパルスの比較(311)によって淹出チャンバの不完全な閉鎖がもたらされる場合は、または電流引き込み量の予期しないピークの検査(312)によって淹出チャンバの不完全な閉鎖がもたらされる場合は、淹出チャンバの不完全な閉鎖の誤動作が存在しているか否かについての問合せ(315)によって、または電流引き込み量から確かめることができる異常が存在しているか否かについての問合せ(316)によって、そのような誤動作または異常が現在の初期化ルーチン300内で初めて起こったか否かが判断される。問合せ(315、316)によってそれが初めてでないことが分かった場合は、器具のメーカーまたはホットラインに連絡することを求める要求(317、318)がユーザに対してなされる。
対照的に、淹出チャンバの不完全な閉鎖の初めての発生に関する問合せ(315)によって、そのような誤動作が初期化ルーチン300内で初めて発生したことが分かった場合は、開位置への新たな移動(319)が次に行なわれ、その後、阻止している要素に関してカプセル挿入開口部を調べることを求める要求(312)がユーザに対してなされる。
一方、電流引き込み量の予期しないピークの発生に関する問合せ(316)によって、そのような異常が初期化ルーチン300内で初めて発生したことが分かった場合は、サービス位置への移動(320)が行なわれ、その後、ポーションカプセル10が淹出チャンバ10内にあるか否かを調べて、場合によってはポーションカプセル10を取出すことを求める要求(322)がユーザに対してなされる。
ユーザが、カプセル挿入開口部を調べる要求(321)または淹出チャンバからポーションカプセル10を取出す要求(322)に応じたか否かを判断するために、飲料調製マシンは確認(323)を実行する。この確認では、閉鎖部が再び開閉されたか否かが判断される。これが確かめられない場合は、ユーザは再度これを行なうように要求される。
対照的に、閉鎖部の開閉が確かめられた場合は、カプセル容器が挿入されているまたは正確に位置決めされているか否かについて調べるステップ(302)から初期化ルーチン300が繰返される。
図8〜図10は、図5に示す機能の態様に従って機能する飲料調製マシンのデータメモリ106に格納されている測定曲線の本質的な特徴を表示する概略曲線を示す。カウンタのカウントNに依存する、すなわち登録されたパルスの数に依存する、したがって第1の淹出モジュール部3に対する第2の淹出モジュール部4の位置に依存する、電気駆動部101の電流引き込み量Iが示されている。第2の淹出モジュール部4の開始位置(カウンタのカウントがゼロ)は開位置である。
開位置を離れた後に一時的に発生する第1の電流引き込み量ピーク121を図8〜図10に見ることができる。これは、電気駆動部101の始動、およびこれ(始動電流)によってもたらされる第2の淹出モジュール部4の起動によって生じる。
図8〜図10の基礎を形成する淹出モジュール1に関して、第2の淹出モジュール部4は、電気駆動部の630ステップの後に第1の淹出モジュール部3と直接接触している。ステップの数は、電気駆動部の実現と、位置変化を判断するための信号が生成される方法および態様とに依存する。この直接接触が起こることによって、電流引き込み量Iが約N=630の領域内で急速に増加し、電流引き込み量Iが第2の電流引き込み量ピーク122を形成して最終的に停止条件を満たす。
閉位置を取る前の、エラーに起因しない電気駆動部101の停止を防止するために、電流引き込み量曲線の分析は評価領域120に限定される。評価領域120は、始動に起因する第1の電流引き込み量ピーク121の後に始まり、第1および第2の淹出モジュール部同士が接触することに起因する第2の電流引き込み量ピーク122の前に終わる。
図8は、ポーションカプセル10が淹出モジュール1に挿入されていない場合のカウンタのカウントNに依存する電気駆動部101の電流引き込み量Iを概略的に示す。この場合、電流引き込み量Iは第1の電流引き込み量ピーク121と第2の電流引き込み量ピーク122との間でほとんど変化しない。
図9ではポーションカプセル10が淹出モジュール1に正確に挿入されている。ここでも、電流引き込み量はまず第1の電流引き込み量ピークの後にほとんど変化しない。その後、ポーションカプセル10が挿入溝の使用中に淹出チャンバに入れられる飲料調製マシンの場合は、ポーションカプセル10が挿入溝を通って移動することによって第3の電流引き込み量ピーク125が生じる。ポーションカプセル10を突刺すと、電流引き込み量の新たな増加および第4の電流引き込み量ピーク123が生じる。
図10は、淹出モジュール1内に誤って位置決めされているポーションカプセル10の場合の電流引き込み量Iを視覚化している。ポーションカプセル10は、ポーションカプセル10の誤った位置決めの種類に依存して、いずれ第1および第2の淹出モジュール部の間で詰まって動かなくなる。これによって第5の電流引き込み量ピーク124が生じ、これは最終的に第1の比較値103を超え、したがって電気駆動部101の停止につながる。
1 淹出モジュール、2 ハウジング、3 第1の淹出モジュール部、4 第2の淹出モジュール部、5 カプセル認識モジュール、10 ポーションカプセル、10′ 第2のポーションカプセル、11 カプセル挿入開口部、12 給水部、13 飲料出口、20 駆動ディスク、21 第1のトグルレバーアーム、22 第2のトグルレバーアーム、23 トグルレバーボルト、24 ピニオンシャフト、25 駆動ハウジング、26 軸、31 案内手段、39 抽出側の突刺し先端、41 案内ピン、51 カメラセンサ、52 カプセル認識範囲、53 散光器、54 散光器範囲、55 散光器範囲ホルダ、59 レンズ、62 光源、70 ファン、100 パルス発生器、101 電気駆動部、102 測定装置、103 第1の比較値、104 制御部、105 カウンタ、106 データメモリ、107 評価ルーチン、108 センサ、109 ディスプレイ、110 プログラム、111 第2の比較値、120 評価範囲、121 第1の電流引き込み量ピーク、122 第2の電流引き込み量ピーク、123 第4の電流引き込み量ピーク、124 第5の電流引き込み量ピーク、125 第3の電流引き込み量ピーク、200 ポーションカプセルの認識、201 ポーションカプセルがコーヒー用であるか否かの判断、202 ポーションカプセルが洗浄カプセルであるか否かの識別、203 飲料容器を予熱するためのプロセスの有効化、204 スケール除去プロセスを開始するための操作要素の起動、205 飲料調製プロセスを開始するための操作要素の有効化、206 洗浄プロセスを開始するための操作要素の起動、207 淹出チャンバの制御閉鎖、208 パルスの数の比較、209 プロセスの開始、210 エラー通知の出力/初期化プロセスの開始、300 初期化ルーチン、301 カプセル容器を空にする、302 カプセル容器が挿入されている/正確に位置決めされているか否かの検査、304 カプセル容器が空であるか否かの確認、305 カプセル認識モジュールからのポーションカプセルの取出し、306 閉鎖位置の問合せ、307 閉鎖部の閉鎖、308 開位置への移動、309 カウンタのゼロへの設定、310 閉位置への移動、311 パルスの数の比較、312 予期しないピークの検査、313 パーク位置への移動、314 初期化ルーチンの完了、315 誤動作の繰返しの発生についての問合せ、316 異常の繰返しの発生についての問合せ、317 連絡することを求める要求、318 連絡することを求める要求、319 開位置への移動、320 サービス位置への移動、321 阻止要素について検査することを求める要求、322 淹出チャンバからポーションカプセルを取出すことを求める要求、323 閉鎖部の作動の確認。

Claims (15)

  1. ポーションカプセル(10)から飲料を調製するための飲料調製マシンであって、
    − カプセル挿入開口部(11)を含むハウジング(2)を備え、前記カプセル挿入開口部を通じて前記ポーションカプセル(10)を挿入することができ、前記飲料調製マシンはさらに、
    − 第1の淹出モジュール部(3)と、前記第1の淹出モジュール部(3)に対して移動可能な第2の淹出モジュール部(4)とを含む淹出モジュール(1)を備え、前記第1および前記第2の淹出モジュール部によって淹出チャンバが形成され得、前記淹出チャンバは、淹出手順時に、淹出位置にある前記ポーションカプセル(10)を少なくとも部分的に囲み、前記淹出モジュール(1)は、淹出流体を前記ポーションカプセル(10)に導入することによって淹出飲料を淹出して、前記ポーションカプセル(10)から前記淹出飲料を放出するように構成され、前記飲料調製マシンはさらに、
    前記第1の淹出モジュール部(3)に対する前記第2の淹出モジュール部(4)の移動のための電気駆動部(101)と、前記電気駆動部(101)を制御するための制御部(104)とを備え、
    前記制御部(104)は、前記第1の淹出モジュール部(3)に対する前記第2の淹出モジュール部(4)の現在の位置を常に判断するように構成されることを特徴とする、飲料調製マシン。
  2. 前記制御部(104)は、前記電気駆動部(101)が前記第2の淹出モジュール部(4)を前記第1の淹出モジュール部に対して移動させたステップの数をカウントし、カウントした前記ステップの数から前記現在の相対位置を判断するように構成される、請求項1に記載の飲料調製マシン。
  3. 前記ステップは、回転パルスまたはステッパモータパルスとしてカウントされる、請求項2に記載の飲料調製マシン。
  4. 前記制御部(104)は、前記電気駆動部(101)が引き込む電力を特徴付けるパラメータを監視するための測定装置(102)を含む、前述の請求項のいずれか1項に記載の飲料調製マシン。
  5. 前記制御部(104)は、停止条件が満たされているか否かを判断するために、測定した前記パラメータを第1の比較値(103)と比較するように構成され、前記制御部(104)は停止条件が満たされた場合に前記電気駆動部(101)を停止させる、請求項4に記載の飲料調製マシン。
  6. 前記制御部(104)は、判断した前記位置に基づいて、前記停止条件が淹出手順に特徴的な前記第2の淹出モジュール部(4)の位置で満たされたか否か、または前記停止条件が満たされたのは前記飲料調製マシンの誤動作に起因するか否かを判断するように構成される、請求項5に記載の飲料調製マシン。
  7. 前記飲料調製マシンは、前記停止条件が満たされたことに起因して前記電気駆動部(101)が停止した後に、以下のステップの少なくとも1つを実行するように構成され、前記ステップは、通常の操作に戻るために、
    − 着手すべき動作についてユーザに通知することと、
    − 前記第2の淹出モジュール部(4)およびその駆動部とは異なる前記飲料調製マシンの1つ以上の構成要素の充填レベルおよび/または位置を判断することと、
    − 初期化ルーチン(300)を開始することとを含み、前記初期化ルーチン内で、前記第2の淹出モジュール部(4)は前記初期化ルーチン(300)に従って異なる特徴的な位置に移動し、前記ステップはさらに、
    − 初期化ルーチン(300)に従って前記異なる特徴的な位置に移動した際に、前記電気駆動部(101)を直ちに停止させて反応すべきでない誤動作またはイベントが発生しているか否か、かつ、この誤動作またはこのイベントが2回発生する間に前記飲料調製マシン(1)が前記初期化ルーチン(300)から外れることなくこの誤動作またはイベントが2回連続して発生しているか否かを判断することを含み、この2回連続して発生する誤動作またはイベントによって前記第2の淹出モジュール部(4)が前記異なる特徴的な位置に移動する、請求項5または6に記載の飲料調製マシン。
  8. 前記制御部(104)は、前記電気駆動部(101)の測定した前記パラメータを第2の比較値(111)と比較するように構成され、それらの各自の絶対値に関して、前記第2の比較値(111)は前記第1の比較値(103)よりも小さく、前記制御部(104)は、前記電気駆動部(101)を直ちに停止させて反応すべきでない前記飲料調製マシンの動作中のイベントを判断するために、測定した前記パラメータが前記第2の比較値(111)よりも大きいが前記第1の比較値(103)よりも小さい場合に警告信号を生成するように設計される、請求項4から7のいずれか1項に記載の飲料調製マシン。
  9. データメモリ(106)をさらに備え、前記第2の淹出モジュール部(4)の前記相対位置に依存する前記電気駆動部(101)の測定した前記パラメータの測定曲線を生成するために、前記データメモリ内に、前記第1の淹出モジュール部(3)に対する前記第2の淹出モジュール部(4)の相対位置ごとに、この位置について測定した前記パラメータが格納され得る、請求項4から8のいずれか1項に記載の飲料調製マシン。
  10. 前記制御部(104)は、前記相対位置の評価領域(120)内の測定した前記パラメータの極大を求めるように構成され、前記極大は前記第2の比較値(111)よりも高いが前記第1の比較値(103)よりも低く、前記制御部(104)はさらに、上述の前記イベントを判断するために、各極大が発生した前記相対位置を判断するように構成される、請求項9に記載の飲料調製マシン。
  11. ロータリエンコーダを備え、前記ロータリエンコーダは、前記第1の淹出モジュール部(3)に対する前記第2の淹出モジュール部(4)の位置が1ステップ変化するたびに、ステップとしてカウントされる信号を前記制御部に送信して、そこから前記第2の淹出モジュール部(4)の前記現在の相対位置が判断される、前述の請求項のいずれか1項に記載の飲料調製マシン。
  12. カプセル認識モジュール(5)をさらに備え、前記カプセル認識モジュールは、前記ポーションカプセル(10)の光学特性に基づいて、そのようなカプセルが前記飲料調製マシンに入れられている否か、およびそれがどの種類のポーションカプセルであるかを認識するように構成され、前記カプセル認識モジュール(5)は前記淹出モジュール(1)の前方に配置され、前記カプセル認識モジュール(5)から前記淹出モジュール内への前記ポーションカプセル(10)の移動は前記第2の淹出モジュール部(4)の位置によって制御され得る、前述の請求項のいずれか1項に記載の飲料調製マシン。
  13. 前述の請求項のいずれか1項に記載の飲料調製マシンを操作するための方法であって、
    − 前記第2の淹出モジュール部(4)が、前記方法中に移動すべき1つ以上の位置に正確に移動しているか否かを判断するステップと、
    − 位置に正確に移動しなかった場合は、前記電気駆動部(101)を停止させて、前記飲料調製マシンを通常の操作に戻すための初期化ルーチン(300)を開始するステップとを特徴とする、方法。
  14. − ポーションカプセル(10)が前記カプセル挿入開口部(11)に挿入されたか否かを認識するステップと、
    − 挿入された前記ポーションカプセル(10)の種類を認識するステップと、
    − ポーションカプセル(10)が認識されたか否かに依存して、および/または認識された前記ポーションカプセルの種類に依存して、ユーザが選択することができる、かつ前記飲料調製マシンが取ることができる動作モードを限定するステップとをさらに備える、請求項13に記載の方法。
  15. 前記初期化ルーチン(300)は、
    − 前記第2の淹出モジュール部(4)およびその駆動部とは異なる前記飲料調製マシンの1つ以上の構成要素の充填レベルおよび/または位置を判断するステップ、
    − 実行すべき1つ以上の動作についてユーザに通知するステップ、
    − ユーザが前記動作の1つを実行したか否かを判断するステップ、
    − 前記第2の淹出モジュール部(4)を異なる位置に移動させるステップ、
    − 前記異なる位置に正確に移動することができるか否かを判断するステップ、
    − 前記電気駆動部(101)を直ちに停止させて反応すべきでないイベントが発生しているか否かを判断するステップ、
    − 前記異なる位置に正確に移動することができ、上述のイベントを判断することができない場合は、前記初期化ルーチン(300)を完了し、前記飲料調製マシンを通常の操作に戻すステップ、ならびに
    − 前記初期化ルーチン(300)内で初めて位置に正確に移動したか否かを判断するステップ
    の少なくとも1つを含む、請求項13または14に記載の方法。
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