JP2018534217A - フェイスマスクの製造工程において、ノーズワイヤをスプライシングする方法及びシステム - Google Patents

フェイスマスクの製造工程において、ノーズワイヤをスプライシングする方法及びシステム Download PDF

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Abstract

フェイスマスク製造ラインにおいて、予備ノーズワイヤを走行ノーズワイヤにスプライシングする方法及びシステムを提供する。走行ノーズワイヤは、供給ロールから連続的に供給される。走行ノーズワイヤを使い尽くす前に、走行ノーズワイヤを供給ロールから供給し続けながら、供給ロールは、動作位置から、製造ラインより離れた中間位置に移動される。その後、供給ロールは中間位置から製造ラインに向かって戻され、供給ロールは減速して停止する。これにより、供給ロールと製造ラインとの間に走行ノーズワイヤの蓄積を機能的に形成する。供給ロールの停止時には、走行ノーズワイヤは蓄積から連続的に供給され、ノーズワイヤの予備ロールの先端は、走行ノーズワイヤが待機状態にある蓄積の上流の位置で走行ノーズワイヤにスプライシングされる。走行ノーズワイヤはその後、製造ラインにおいて、予備ノーズワイヤ及び予備ロールが新たな走行ノーズワイヤ及び新たな供給ロールとなるように、スプライシングの上流の位置で切断される。【選択図】図5

Description

(技術分野)
本発明は、概して、保護用フェイスマスクの分野に関し、特に、そのようなフェイスマスクの製造ラインにおいてノーズワイヤ供給品をスプライシングするための方法及びシステムに関する。
(関連出願のファミリー)
本出願は、本出願と同日に出願された以下の国際特許出願(それらは全て、米国を指定している)と、発明の主題が関連している。
(a)「フェイスマスク製造工程においてノーズワイヤをスプライシングする方法及びシステム」なる標題の国際特許出願第PCT/US2015/055858
(b)「フェイスマスク製造ラインにおいて予備のノーズワイヤを導入する方法及びシステム」なる標題の国際特許出願第PCT/US2015/055863
(c)「フェイスマスク製造工程においてノーズワイヤを切断し配置する方法及びシステム」なる標題の国際特許出願第PCT/US2015/055865
(d)「フェイスマスク製造工程においてノーズワイヤを配置する方法及びシステム」なる標題の国際特許出願第PCT/US2015/055867
(e)「フェイスマスク製造工程においてノーズワイヤを配置する方法及びシステム」なる標題の国際特許出願第PCT/US2015/055871
(f)「フェイスマスク製造工程において予め切断されたノーズワイヤを配置する方法及びシステム」なる標題の国際特許出願第PCT/US2015/055872
(g)「フェイスマスク製造ラインにおけるパッケージングのためのフェイスマスクを包装及び作製する方法及びシステム」なる標題の国際特許出願第PCT/US2015/055876
(h)「フェイスマスク製造ラインにおいて包装されたフェイスマスクをカートン内に自動的に積層させて充填する方法及びシステム」なる標題の国際特許出願第PCT/US2015/055878
(i)「フェイスマスク製造ラインにおいて包装されたフェイスマスクをカートン内に自動的に積層させて充填する方法及びシステム」なる標題の国際特許出願第PCT/US2015/055882
上記の出願は、あらゆる目的のために、参照により本明細書に援用される。上記の出願に記載された発明主題の特徴及び態様のあらゆる組み合わせを、本出願の実施形態と組み合わせて、本発明のさらなる実施形態を創出することもできる。
様々な形態の使い捨て式フィルタリングフェイスマスク、すなわちレスピレータが知られており、これらは、「フェイスマスク」、「保護マスク(レスピレータ)」、「フィルタリングフェイスレスピレータ」等の様々な名称で呼ばれている。本開示の目的のために、これらを「フェイスマスク」と総称する。
自然災害時または他の大惨事の発生時には、救援活動従事者、救急隊員、及び一般大衆に対して保護用フェイスマスクを供給できることが重要である。例えば、パンデミックが発生した場合には、フィルタを介した呼吸を可能にするフェイスマスクの使用が、そのような事態への対応や復旧において重要となる。このため、政府や自治体は、通常、緊急時にすぐに使用できるように、フェイスマスクの備蓄を維持している。しかしながら、フェイスマスクの貯蔵寿命は限られているため、有効期限の確認及び補充のために、フェイスマスクの備蓄を継続的にモニタする必要があった。そして、これは、非常にコストのかかる作業であった。
最近、備蓄に頼るのではなく、パンデミックや他の災害の発生時に「必要に応じて」フェイスマスクを大量製造することが実現可能か否かについての調査が始められている。例えば、2013年に、米国保健福祉省(HHS)の事前準備対応次官補局(ASPA)の一部門である生物医学先端研究開発局(BARDA)は、米国でのパンデミックの発生時には最大1億個のフェイスマスクが必要となると推定し、備蓄を避けるために、1日当たり150万〜200万個のフェイスマスクを大量製造することによって、この需要を満たすことができるか否かについての研究を提案した。これは、1分当たり約1500個のマスクを製造することを意味する。現在のフェイスマスク製造ラインは、技術と装置の限界のために1分当たり約100個のマスクしか製造することができず、上記の推定された目標値に遠く及ばない。したがって、パンデミック発生時の「オンデマンドの」フェイスマスクの上記の目標値を実現するためには、製造及び製造工程の進歩が必要である。
様々な形態のフィルタフェイスマスクは、よく知られているように、フェイスマスクの形状をユーザの鼻の形状に合わせ、使用時にフェイスマスクを所定の位置に保持できるように、フィルタパネルの上側の縁部に沿って、「ノーズワイヤ」として知られている可撓性及び応従性を有する金属片を備えている。ノーズワイヤは、異なるサイズ及びマスク形状の間で様々な長さ及び幅を有し得るが、一般的には、スプールから切り出され、インライン製造工程中に、不織布材料層に封入または密封される。上記のスループット(製造速度)で大量製造するためには、スプールを使い尽くしたときに、走行ラインの高製造速度を維持しながら、走行ライン内に予備のスプールをスプライシングすることが必要である。
本発明は、このような要求に応えるべく案出されたものであり、フェイスマスクの走行インライン製造工程内で、ノーズワイヤをスプライシングする作業を高速で行うための方法及びシステムを提供する。
本発明の目的及び利点は、その一部が以下の説明に記載されており、あるいは以下の説明から明らかであり、あるいは本発明の実施により学ぶことができるであろう。
本発明の態様では、フェイスマスク製造ラインにおいて、走行ノーズワイヤに予備ノーズワイヤをスプライシングする方法が提供される。走行ノーズワイヤは、供給ロールから連続的に供給され、スプライシング動作は、製造ラインにおいて重大な停止または減速を必要としない。
本発明の方法は、ノーズワイヤを組み込んだフェイスマスクの特定の様式すなわち構成、または下流のフェイスマスク製造工程に限定されないことを理解されたい。
この方法は、走行ノーズワイヤを使い尽くす前に、供給ロールを、動作位置から、製造ラインよりさらに離れた中間位置に移動させながら、供給ロールから走行ノーズワイヤへの供給を続けるステップを含む。供給ロールは、その後中間位置から製造ラインに向かって戻り、供給ロールは停止するまで減速する。供給ロールは、元の動作位置、またはいくつかの他の位置に完全に戻されてもよい。供給ロールのこの移動により、供給ロールと製造ラインとの間で、例えば走行ノーズワイヤの1以上のループまたは折り重ねの形態で、走行ワイヤの蓄積が機能的に形成される。
この方法は、供給ロールを中間位置から製造ラインに向けて後退させるときに、供給ロールを減速させて停止させる前に蓄積を増加させるために、供給ロール(供給ロールの回転速度)を最初に加速するステップをさらに含んでいてもよい。
さらに、供給ロールを停止させると、走行ノーズワイヤが蓄積から供給される(すなわち、供給ロールが停止している間に蓄積が引き込まれる)。また、供給ロールが停止すると、ノーズワイヤの予備ロールの先端が、走行ノーズワイヤが停止している蓄積の上流の位置で、走行ノーズワイヤに導入される。予備ノーズワイヤの先端は、この位置で、走行ノーズワイヤにスプライシングされる。
スプライシングに続いて、製造ラインにおいて、予備ノーズワイヤ及び予備ロールが、新たな走行ノーズワイヤ及び新たな供給ロールになるように、走行ノーズワイヤは、スプライシングの上流の位置で切断される。
一実施形態では、予備ロールは、動作位置から中間位置に、供給ロールと共に移動される。あるいは、供給ロールが移動して蓄積を形成するとともに、供給ロールは、静止状態であり続けるような位置(例えば、供給ロールの動作位置に隣接する位置)で準備されてもよい。
特定の実施形態では、供給ロールは、製造ラインに近接した可動式のキャリッジに機能的に取り付けられ、キャリッジは、動作位置から中間位置に移動するように制御されて、走行ノーズワイヤの蓄積を生成する。この実施形態では、予備ロールをキャリッジに機能的に取り付けることもできる。さらに、可動式のキャリッジにも取り付けられる従来のスプライサを用いてスプライシングを行うことができる。
スプライシングを生成するために、予備ロールの先端は、蓄積の形成後まで、スプライサ内でクランプ(例えば、所定の位置に保持)されてもよく、先端はその後開放され、予備ロールが回転することにより、蓄積の上流の位置のスプライサにおいて、予備ノーズワイヤの先端が走行ノーズワイヤ上に導入される。
この方法は、走行ノーズワイヤを切断するステップに続いて、製造ラインから供給ロールの残りを取り除くステップと、予備ロールを新たな供給ロールとするために、動作位置に移動させるステップと、次回以降のスプライシング手順のために、追加の予備ロールを待機位置に移動させるステップとをさらに含んでいてもよい。
スプライシングは、蓄積の上流の位置に配置されたスプライシングキャビネットを用いて行うことができる。このキャビネットは、製造ラインに対して所定の位置に固定されてもよく、または、必要に応じて蓄積の上流の動作位置に配置された可動式のユニットであってもよい。スプライシングキャビネットは、動作位置と中間位置との間で、供給ロールと共に移動可能であってもよい。
本方法の実施形態は、製造ラインを通る走行ノーズワイヤの搬送速度を検出するステップと、搬送速度の関数として、停止時に供給ロールとのスプライシングを行うために必要な蓄積の量を計算するステップとをさらに含んでいてもよい。
スプライシングのタイミングを適切に合わせるために、特定の実施形態は、走行ノーズワイヤの消費状態を検出するステップと、検出された消費状態の関数としてスプライシングをタイミング調整するステップとを含んでいてもよい。例えば、ノーズワイヤのロールの、所定の検出直径で、スプライシングシーケンスを開始することができる。
本明細書はまた、本明細書に記載され、かつ支持されているように、本方法に従って、フェイスマスク製造ラインにおいて、予備のノーズワイヤを走行ノーズワイヤにスプライシングするための様々なシステムの実施形態を包含する。
本発明の他の特徴及び態様を、以下により詳細に説明する。
当業者を対象にした本開示の完全かつ実現可能な開示(ベストモードを含む)が、添付図面を参照して、本明細書の残りの部分により詳細に説明される。
フェイスマスクの形をユーザの顔の外形に一致させるノーズワイヤが組み込まれた従来の呼吸用フェイスマスクをユーザに装着した状態を示す斜視図 図1の従来のフェイスマスクの折り畳んだ状態を示す上面図 図2のフェイスマスクを図2に示した線に沿って切った断面図 交互に配置された複数のフェイスマスクパネルが画定されたウェブと、各パネルの縁部に組み込まれたノーズワイヤを示す上面図 フェイスマスクパネルとの次回以降の結合のための、ノーズワイヤの供給及び切断に関連する、本発明の態様によるフェイスマスク製造ラインの部品の概略図 本発明の態様に従って、予備ノーズワイヤを走行中の製造ラインにスプライシングする態様の概略図 本発明の態様に従って、予備ノーズワイヤを走行中の製造ラインにスプライシングするさらなる態様の概略図 本発明の態様に従って、予備ノーズワイヤを走行中の製造ラインにスプライシングするさらに他の態様の概略図 本発明の態様に従って、予備ノーズワイヤを走行中の製造ラインにスプライシングする追加の態様の概略図
以下、本発明の様々な実施形態及びその1以上の実施例を詳細に説明する。各実施例は、本発明を説明するために提示されたものであり、本発明を限定するものではない。実際、本発明において、本発明の範囲及び趣旨から逸脱することなく、本発明の様々な変更形態及び変形形態が可能であることは、当業者にとって明らかであろう。例えば、ある実施形態の一部として例示または説明された特徴を、別の実施形態において用いて、さらなる別の実施形態を創出することもできる。したがって、本発明は、添付された特許請求の範囲及びその均等物の範囲に含まれる限り、そのような変更形態及び変形形態を包含することを意図している。
上述したように、本発明は、フェイスマスク製造ラインにおいて、予備ノーズワイヤを走行ノーズワイヤへスプライシングする方法に関する。下流のフェイスマスク製造工程は、本発明の態様を限定するものではないので、本明細書中では詳細に説明しない。
また、本開示は、製造ラインを通じてのフェイスマスクの特定の構成要素の搬送または輸送について言及または暗示している。物品搬送器(例えば、ロータリコンベヤまたはリニアコンベヤ)、物品配置器(例えば、真空ピックプレイサ)、及び輸送装置の任意の態様または組み合わせは、物品搬送産業においてよく知られており、本明細書に記載の目的に使用できることは容易に理解できるであろう。本発明の方法の理解及び把握のために、これらの既知の装置やシステムを詳細に説明する必要はない。
平らなプリーツ付きフェイスマスクを含む、ノーズワイヤが組み込まれたフェイスマスクの様々なスタイルや形態がよく知られており、本発明の方法は、これらの従来のマスクのための製造ラインにおいて有用であり得る。単なる例示を目的として、本明細書では、本発明の方法の態様を、図1に示すような当分野で「カモノハシ型」マスクと称される特定のタイプの呼吸用フェイスマスクを参照して説明する。
図1〜図3を参照すると、代表的なフェイスマスクであるマスク11(例えば、カモノハシ型フェイスマスク)を着用者12の顔に装着した状態が示されている。このマスク11は、弾性及び伸縮性を有するストラップ、すなわち固定部材16及び固定部材18によって着用者12に固定されるフィルタ本体14を含む。フィルタ本体14は、上側部分20及び下側部分22を有する。上側部分20及び下側部分22は、互いに相補的な台形形状を有し、好ましくは熱及び/または超音波シーリング等によって、その3つの辺縁に沿って互いに接合される。このようにして接合することにより、マスク11に、重要な構造的完全性が付加される。
マスク11の第4の辺縁は、開放されており、上側縁部24及び下側縁部38を有する。上側縁部24及び下側縁部38は、互いに協働して、マスク11における、着用者の顔に接触する周縁部分を画定する。上側縁部24は、平坦な金属製のリボンまたはワイヤ状の細長い応従性部材(本明細書では「ノーズワイヤ」と称する)を受容するように構成される(図2及び図3参照)。ノーズワイヤ26は、マスク11の上側縁部24の形状を着用者12の鼻や頬の外形に密着させることができるように設けられる。ノーズワイヤ26は、一般的に、矩形の断面形状を有するアルミニウムストリップから構成される。マスク11の上側部分20が上側縁部24に沿って配置されたノーズワイヤ26を有することを除けば、マスク11の上側部分20と下側部分22は互いに同じであり得る。
図1に示すように、カモノハシ型のマスク11は、着用者12の顔に装着したときには、カップ状または円錐状の全体形状を有する。これにより、使用時には円錐状のマスクが「顔から離れる」という利点と、使用前には折り畳んだマスク11をポケットに入れて容易に持ち運びすることができるという利点が提供される。「顔から離れる」形式のマスクは、着用者の顔のかなりの部分に接触する柔らかいプリーツ付きマスクと比べて、より大きな呼吸チャンバを提供する。そのため、「顔から離れる」マスクは、より落ち着いたより楽な呼吸を可能にする。
着用者12の通常の呼吸に関連する呼吸漏れは、ノーズワイヤ26の寸法やノーズワイヤ26の上側縁部24に対する位置を適切に選択することによって、実質的に排除される。ノーズワイヤ26は、上側縁部24の中央に配置され、上側縁部24の全長の50−70%の範囲の長さを有することが好ましい。
図3の断面図に示すように、上側部分20及び下側部分22の各々は、外側マスク層30及び内側マスク層32を含む複数の層を有する。外側マスク層30と内側マスク層32との間には、マスク11用のフィルタ媒体を含む1以上の中間層34が介在されている。この中間層34は、一般的に、メルトブローンポリプロピレン、押出成形ポリカーボネート、メルトブローンポリエステル、またはメルトブローンウレタンから作製される。
マスク11の上側縁部24は、マスク11の開放端の全体にわたって延在し、かつノーズワイヤ26を覆う上側縁部バインダ36によって取り囲まれている。同様に、下側縁部38は、下側縁部バインダ40によって取り囲まれている。上側縁部バインダ36及び下側縁部バインダ40は、ノーズワイヤ26を上側縁部24に沿って配置した後に、それぞれ上側縁部24または下側縁部38上に折り重ねて接合される。上側縁部バインダ36及び下側縁部バインダ40は、スパンレースされたポリエステル材料から作製され得る。
図4は、マスク11の上側部分20を形成する層を切断するための略台形形状のレイアウトを示す。同様のレイアウトが下側部分22用に作製され、この下側部分22は、フェイスマスク製造ラインにおいて、上側部分20整列され、接合される。より正確には、図4のレイアウトは、平坦な各材料シートから上側部分20のための外側マスク層30及び内側マスク層32を最終的に切断する切断装置の概要を表す。このレイアウトは、上側縁部24と下側縁部38とにより形成されるマスク11の開放端側となる縁部50、52の間の平坦な材料シート上に、交互パターンで配置される。このレイアウト配置により、マスク11の作製に利用される切断装置(図示せず)に材料を供給したときに、連続的な切り抜き片(piece of scrap)を形成することができる。図4は、上側縁部バインダ36及び下側縁部バインダ40を上側縁部24または下側縁部38に沿って折り重ねて接合する前に、連続したウェブにおける上側縁部24に対応する部分の上に切断されたノーズワイヤ26を配置した状態を示す。
図5は、ノーズワイヤ26が組み込まれたフェイスマスクを製造するための製造ライン106の一部を示す。走行ノーズワイヤ104が、例えば被動動作走行ロール、すなわち供給ロール130などの供給源から切断ステーション108に、連続的なストリップ形態で供給される。好適な切断ステーション108は、公知であり、従来の製造ラインで使用されている。切断ステーション108は、一般的に、被駆動ニップを画定する1セットのフィードローラ110を有する。フィードローラの一方は被動ローラであるが、他方はアイドラローラであってもよい。フィードローラ110はまた、走行ノーズワイヤに、ダイヤモンドパターンなどのクリンプパターンを付与するように働くことができる。走行ノーズワイヤは、アンビル114に対向して配置された切断ローラ112に供給される。切断ローラ112は、走行ノーズワイヤ104を、個々のノーズワイヤ26に切断するべく、所定の速度で駆動される。切断ローラ112の下流側では、1セットの搬送ローラ116によって、個々のノーズワイヤ26が切断ステーション108からキャリアウェブ118上に搬送される。図4を参照すると、このキャリアウェブ118は、上側部分20及び下側部分22を画定する連続的な多層ウェブであり得、個々のノーズワイヤ26は、上側縁部24に対応するキャリアウェブ118の縁部に沿って配置される。ノーズワイヤを切断し、図4に示されたウェブの反対側の入れ子状本体の上側部分20上に配置するために、追加の切断ステーションが、切断ステーション108の反対側(及び、上流または下流)に動作可能に配置されてもよいことを理解されたい。理解を容易化するために、このような切断ステーションの1つのみが本明細書に示され、説明される。
図5はまた、先端132を有する予備ノーズワイヤ102の予備ロール128の準備状態を示す。図6〜図9を参照して以下により詳細に説明するように、走行ノーズワイヤ104が所定の消費状態になると、予備ノーズワイヤ102の先端132は、製造ライン106の全体的な走行速度を停止させる、または実質的に減速させることなく、走行ノーズワイヤ104とスプライシングされる。
個々のノーズワイヤ26をキャリアウェブ118上の所定の位置に配置した後、バインダウェブ120を、キャリアウェブ118の両縁部に沿って製造ラインに導入する(図5では、1つのバインダウェブ120のみを図示している)。キャリアウェブ118、ノーズワイヤ26、及びバインダウェブ120の組み合わせは、折り重ねステーション122を通過し、折り重ねステーション122では、バインダウェブ120は、キャリアウェブ118の走行するそれぞれの縁部50、52の上に折り重ねられる(図4)。そして、接合ステーション124を通過した後は、バインダウェブ120はキャリアウェブ118に熱接合され、これにより、上側縁部バインダ36及び下側縁部バインダ40と共に、図3に示した上側縁部24及び下側縁部38が構成される。ノーズワイヤ26は、上側縁部バインダ36によって、上側縁部24に対する所定の位置に保持される。
接合ステーション124から、上側縁部バインダ36の下のキャリアウェブ118とノーズワイヤ26との連続的な組み合わせが、さらに下流の処理ステーション126に搬送され、そこで個々のフェイスマスクが切断され、接合され、ヘッドストラップの取り付け等が行われる。
図6〜図9をさらに参照すると、予備ノーズワイヤ102の先端132(図5)を走行中の製造ライン106(図6)にスプライシングする方法100の態様が示されている。図6は、待機状態の予備ロール128を示す。予備ノーズワイヤ102の先端132は、スプライシングステーション142内にねじこまれ、スプライシングステーション142は、独立型のスプライシングキャビネット134内に含まれていてもよい。例えば、先端132は、準備状態、すなわち待機状態の第1のセットのフィードローラ136の間にねじ込まれていてもよい。予備ロール128は、駆動ローラまたは被駆動ローラであってもよい独立した駆動部を有して構成される。
図7を参照すると、方法100は、走行ノーズワイヤ104を使い尽くす前に、供給ロール130を動作位置(図6)から、製造ライン106よりさらに離れた中間位置に移動させるとともに、図7の矢印によって示されるように、走行ノーズワイヤ104を供給ロール130から供給し続けるステップを含む。
図8を参照すると、その後、供給ロール130が図7に示される中間位置から製造ライン106に向かって戻されるとともに、供給ロール130は減速して停止する。供給ロール130は、図6に示される元の動作位置、または製造ライン106に対するいくつかの他の位置に完全に戻されてもよい。供給ロール130を製造ライン106から後ろ向きに離れさせるこの移動により、供給ロール130と製造ライン106との間で、例えば、図8に示される走行ノーズワイヤ104の1以上のループまたは折り重ねの形態で、走行ノーズワイヤ104の蓄積152が機能的に形成される。
蓄積152における走行ノーズワイヤ104の量をさらに増加させるために、方法100は、供給ロール130を減速させて停止させる前に、供給ロール130を中間位置から製造ラインに向けて後退させるときに、供給ロール(供給ロールの回転速度)を最初に加速するステップをさらに含む。
図8をさらに参照すると、供給ロール130の停止時には、走行ノーズワイヤ104は、蓄積152から供給される。言い換えると、供給ロール130が停止している間に、蓄積152が引き出される。また、供給ロール130の停止時には、予備ロール128の先端132は、蓄積152の上流の位置(走行ノーズワイヤ104の搬送方向に対して)で走行ノーズワイヤ104に導入されるが、ここで走行ノーズワイヤ104は停止状態である。予備ノーズワイヤ102の先端132は、この位置でスプライシングステーション142内の走行ノーズワイヤ104にスプライシングされる。
スプライシングステーション142では、接着剤の塗布、スポット溶接/タッキングなどを含む様々なスプライシング手段を採用することができる。図示の実施形態では、スプライシングステーション142は、制御可能に駆動される第1のセットのフィードローラ136、第のセットのプライマリフィードローラ138を含んでいてもよい。第1のセットのフィードローラ136は、コントローラ146によって制御可能であり、予備ロールが静止状態のときに、予備ノーズワイヤ102の先端132をクランプするために使用され得る。スプライシングのために、コントローラは、第1のセットのフィードローラ136及び予備ロール128によってフィーディングを始め、先端132をプライマリフィードローラ138のセットへ前進させる。プライマリフィードローラ138のセットはまた、コントローラ146によって制御され、かつ先端132を、ダイバータローラ140を通過させて、1セットのクリンパローラ144の直前で、走行ノーズワイヤ104(蓄積152が引き出される間は停止状態である)上に前進させるために使用される。これらのクリンパローラ144はまた、コントローラ146によって制御され、例えば、クランプまたは他の既知のスプライシング装置(スプライサ)を用いて先端132を走行ノーズワイヤ104にクリンプする。
スプライシング手順に続き、走行ノーズワイヤ104はスプライシングの上流の位置で切断され、これにより、製造ラインにおいて、予備ノーズワイヤ102及び予備ロール128が、新たな走行ノーズワイヤ104及び新たな供給ロール130になる。図示の実施形態では、この切断は、クリンパローラ144の下流の切断ローラ145によって行われ、切断ローラ145の1つは、上側の、走行中の予備ノーズワイヤ102を切断することなく下側の走行ノーズワイヤ104を切断する切断ブレードを含む。
予備ロール128は、供給ロール130が移動して蓄積152を形成する間、静止したままの位置(例えば、供給ロール130の動作位置に隣接した位置)に準備されてもよい。図示の実施形態では、予備ロール128は、供給ロール130と共に動作位置(図6)から中間位置(図7)に移動される。例えば、予備ロール128は、支持体156を介して可動式のキャリッジ154上に機能的に取り付けられてもよく、キャリッジは、コントローラ146によって制御され、動作位置から中間位置に移動することにより走行ノーズワイヤ104の蓄積152を生成する。この実施形態では、予備ロール128はまた、可動式のキャリッジ154上に機能的に取り付けられる。さらに、スプライシングは、従来のスプライシングステーション142(クリンパローラ144及び切断ローラ145を含み得る)によって行われてもよく、従来のスプライシングステーション142はまた、可動式のキャリッジ154上に取り付けられる。
図9に示すように、方法100は、走行ノーズワイヤを切断するステップに続き、製造ライン106から(特に、可動式のキャリッジ154から)供給ロール130の残りを取り除くステップと、その後、予備ロール128を新たな供給ロール130にするために、動作位置に移動させるステップとをさらに含んでいてもよい。例えば、ローラの支持体156は、この目的のために、キャリッジ154に沿って移動可能であってもよい。追加の予備ロール128は、その後、次回以降のスプライシング手順のために、待機位置に移動され得る。
図から推測され得る特定の実施形態では、蓄積152の上流の位置に配置されたスプライシングキャビネット134によってスプライシングが行われてもよく、このとき、走行ノーズワイヤ104は停止状態である。スプライシングキャビネット134は、製造ライン106に対して所定の位置に固定されてもよく、または、必要に応じて蓄積の上流の動作位置に配置された可動式のユニットであってもよい。スプライシングが完了した後、スプライシングキャビネット134を製造ライン106から機能的に外し、別の場所または異なる製造ライン106に移動させることができる。代替実施形態では、スプライシングは、製造ライン106によって恒久的に構成されたスプライサによって行われる。
あるいは、スプライシングキャビネット134は、動作位置と中間位置との間で、供給ロール130と共に移動可能であってもよい。例えば、スプライシングキャビネット134は、可動式のキャリッジ154上に機能的に取り付けられてもよい。
コントローラ146は、上述したシーケンスにおいて、予備ロール128、供給ロール130、第1のセットのフィードローラ136、プライマリフィードローラ138、キャリッジ154、及びクリンパローラ144の個々の駆動を制御するための制御ハードウェア及びソフトウェアの任意の構成であってもよい。
スプライシング工程を達成するために、様々な制御及び関連するセンサを利用することができる。例えば、図6〜図8では、走行ノーズワイヤ104の搬送速度はコントローラ146と通信するセンサ148によって検出され、検出された搬送速度に基づいて、停止時に供給ロール130と共にスプライシングを行うために必要な蓄積152の量がコントローラ146によって決定される。キャリッジ154、フィードローラ136、プライマリフィードローラ138、予備ロール128、及びクリンパローラ144は、蓄積152に必要な手順に従って制御される。
スプライシングのタイミングを適切に合わせるために、特定の実施形態は、走行ノーズワイヤ104の消費状態を検出するステップと、検出された消費状態の関数としてスプライシングのタイミングを調整するステップとを含む。例えば、コントローラ146と通信するセンサ150によって決定された走行する供給ロール130の所与の検出直径において、スプライシングシークエンスを、走行ノーズワイヤ104の所定の消費状態で開始することができる。
上述したように、本発明はまた、本発明の方法に従って、フェイスマスク製造ラインにおいて、予備ノーズワイヤを走行ノーズワイヤにスプライシングするための様々なシステムの実施形態を包含する。このようなシステムの態様は、図面に示され、本明細書中にも記載されている。
図示及び上述した特定の内容は、本発明の主題の様々な例示的な実施形態を説明及び教示するためのものであり、本発明の限定を意図するものではない。添付した特許請求の範囲に記載されているように、本発明の範囲は、当業者が想到可能な改変形態及び変更形態とともに、本明細書に記載した様々な特徴の組み合わせ及びサブコンビネーションの両方を包含する。

Claims (15)

  1. フェイスマスク製造ラインにおいて、供給ロールから連続的に供給される予備ノーズワイヤを走行ノーズワイヤにスプライシングするための方法であって、
    前記走行ノーズワイヤを使い尽くす前に、前記走行ノーズワイヤを前記供給ロールから供給し続けながら、前記供給ロールを動作位置から、製造ラインより離れた中間位置に移動させるステップと、
    前記供給ロールの回転を減速させて停止させ、前記供給ロールを前記中間位置から前記製造ラインに向かって戻すことにより、前記供給ロールと前記製造ラインとの間に前記走行ノーズワイヤの蓄積を機能的に形成するステップと、
    前記供給ロールの停止時に、前記蓄積から前記走行ノーズワイヤを供給し続けるステップと、
    前記供給ロールの停止時に、前記走行ノーズワイヤが待機状態にある前記蓄積の上流の位置で、前記予備ノーズワイヤの予備ロールの先端を前記走行ノーズワイヤにスプライシングするステップと、
    前記製造ラインにおいて、前記予備ノーズワイヤ及び前記予備ロールが新たな走行ノーズワイヤ及び新たな供給ロールとなるように、スプライシング位置の上流で前記走行ノーズワイヤを切断するステップと、を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記供給ロールは、前記中間位置から前記動作位置に戻されることにより、前記走行ノーズワイヤの前記蓄積を生成することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記予備ロールは、前記供給ロールと共に、前記動作位置から前記中間位置に移動されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記供給ロールは、前記製造ラインに近接した可動式のキャリッジ上に機能的に取り付けられ、
    前記可動式のキャリッジは、前記動作位置から前記中間位置に移動するよう制御され、これにより前記走行ノーズワイヤの前記蓄積を生成することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記予備ロールはまた、前記可動式のキャリッジ上に機能的に取り付けられることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記可動式のキャリッジ上に取り付けられたスプライサを用いて、前記スプライシングを行うステップをさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記予備ロールの前記予備ノーズワイヤの前記先端を、前記蓄積の形成後まで前記スプライサ内でクランプし、
    その後、前記予備ノーズワイヤの前記先端を開放し、前記予備ロールを回転させることにより、前記スプライシングのために、前記蓄積の上流の位置で前記予備ノーズワイヤの前記先端を前記走行ノーズワイヤ上に導入することを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記走行ノーズワイヤを切断するステップに続いて、前記供給ロールは前記製造ラインから取り除かれ、前記予備ロールは前記動作位置に移動されて前記新たな供給ロールとなり、追加の予備ロールは、次回以降のスプライシング手順のために待機位置に移動されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 前記スプライシングは、前記蓄積の上流の位置に配置されたスプライシングキャビネットによって行われることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 前記スプライシングキャビネットは、前記製造ラインに対して固定されていることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 前記スプライシングキャビネットは、前記動作位置と前記中間位置との間の前記供給ロールと共に移動可能であることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  12. 前記走行ノーズワイヤの搬送速度を検出するステップと、
    前記搬送速度の関数として、停止状態の前記供給ロールと共に前記スプライシングを行うために必要な前記蓄積の量を計算するステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  13. 前記供給ロールを前記中間位置から前記製造ラインに向けて後退させるときに、前記供給ロールを減速させて停止する前に前記走行ノーズワイヤの前記蓄積を増加させるために、前記供給ロールを最初に加速させるステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  14. 前記走行ノーズワイヤの消費状態を検出するステップと、
    前記予備ノーズワイヤの前記スプライシングを、検出された前記消費状態の関数としてタイミング調整するステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  15. フェイスマスク製造ラインにおいて、予備ノーズワイヤを走行ノーズワイヤにスプライシングするためのシステムであって、
    前記システムは特に、請求項1ないし請求項14のいずれか一項に記載の方法を実施可能に構成されていることを特徴とするシステム。
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