JPS6347264A - 長尺テ−プ状物の積重ね方法と装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、スライドファスナーの如く長尺テープ状物
が製造された以後において、その製品化された長尺テー
プ状物を所要本数ごとに整然と積み重ねて結束するか、
あるいは箱内に収容する際に用いる長尺テープ状物の積
重ね方法と装置に関する。

〔従来の技術〕

この種の技術は当該発明の出願人が、特開昭６０−１８
３３１８号公報によって開示している。当該公報の技術
は、製品仕上げ装置より送り出された長尺テープ状物を
製品供給機２で結束ステーション３上に搬送し、結束ス
テーション３上で長尺テープ状物を製品供給機２より下
方へ落下し、結束ステーション３の下部に設けた製品受
け１において所要本数の長尺テープ状物を順次積み重ね
、所要本数に達した時に紙テープなどの結束用材料で束
ねるものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

前述の技術によって長尺テープ状物を製品受け１に所要
本数積み重ねる際に、長尺テープ状物は製品供給機２よ
り一本あて順次落下して積まれるものである。ところで
、製品仕上げ装置からは一定の間隔ごとに製品が送り出
されるものであるが、上述の技術によれば、所要本数積
み重ねられた後に、次に製品が落下する間に結束操作を
終了して送り出し、製品受け１内を空の状態に保つ必要
がある。しかし実際には製品仕上げ装置からの送出し速
度が早く、結束して送り出すまでの時間が遅いため、製
品仕上げ装置からの送出しを一時停止するか、その速度
を遅くしてタイミングを合致しなければならないため、
その制御が面倒であると共に生産能率が低下する欠点を
招く。また一本あて落下して例えば２０本と積み重ねる
所要本数が多いと、積み重ねている間に積み重ね状態が
乱れてしまうことが多く発生する欠点があった。

この発明は以上の問題点を解決すべく再考し、製品仕上
げ装置から送り出される速度に関係がなく、積み重ねた
長尺テープ状物の後処理を確実に行ない、長尺テープ状
物が次に落下する時には既に製品受け内を空にしておく
ことが出来、しかも整然とした状態で所要本数の長尺テ
ープ状物を製品受け内りこ確実に積み重ねることを目的
とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明による長尺テープ状物の積重ね方法は、搬送さ
れた長尺テープ状物を積み重ねて収容すべき位置の上方
より水平状態を保って落下せしめ、前記収容位置に至る
間の中間の高さ位置で、順次落下する長尺テープ状物を
一度積重ねた状態で受け止め、この中間位置に所定本数
の長尺テープ状物を溜めて受けた後、これを一単位とし
て水平状態を保って落下して収容位置に収納する各工程
を順次繰返し、収容位置に所要量の長尺テープ状物を積
み重ねることよりなる。

また、この発明による長尺テープ状物の積重ね装置は、
長尺テープ状物が送り出されて来るシュートに連続し、
かつ収容部の上方へ位置する第１パレットを設け、第１
パレットと収容部との高さ方向の中間に第２パレットを
設け、第１．第２パレットの各底面を開閉自在に形成し
、更に第１パレットの上方及び第２パレットの上方にそ
れぞれ空気を下方しこ向って噴射するノズルを各パレッ
トのほぼ全長に亘って設けるものである。

〔実施例〕

この発明を具体化された実施例によって説明すると、第
１図と第２図に示している如く、フレーム１の上部に第
１パレット２を、中間部に第２パレット３を、底部に製
品受けとなる収容部４をそれぞれ互いに平行して設け、
第１パレット２の一端口に、製品化された長尺テープ状
物Ｘ図示のものはスライドファスナーであるが、これを
搬送するシュート５が連結してあり、また収容部４に結
束装置６を備えたものである。

上記の第１パレット２は、長尺テープ状物Ｘを受けるの
に充分な巾と長さを有し、フレーム１の左右にヒンジ７
を介して止着した左右一対の翼片８．８により凹溝９を
形成し、凹溝９の底面は左右に分割される底壁１０．１
０で形成し１両翼片８゜８を下方へ回転することにより
凹溝９の底面が開放されるようになっている。そして開
閉する手段１１は第１図に示している如く、第１パレッ
ト２のシュート５との連結口とは反対側にシリンダー１
２で上下動するホルダー１３を設け、ホルダー１３の左
右にあけた横長穴１４．１４に、前記両翼片８，８より
突出した支軸１５．１５を横方向に摺動自在に係合した
もので、ホルダー１３をシリンダー１２によって下降し
た際に、第１パレット２がヒンジ７．７を中心にして回
転して凹溝９の底面が開放され、上昇した時に閉鎖され
るものである。

更に、上記第１パレット２の上方に凹溝９と相対向して
、パイプに多数の小孔を穿設した空気を下方に向って噴
射する第３ノズル１６を備えている。

また、第１パレット２のシュート５との連結口側に、長
尺テープ状物Ｘを所定位置に停止する停止装置１７を備
えている。図示のものは対象物がスライドファスナーで
あってスライダーを有するから。

停止装置１７にはシリンダー１８で上下動するストッパ
ー１９と、スライドファスナーの始端とスライダーを検
出するセンサ２０とを設けている。

尚、長尺テープ状物Ｘは上下の送りローラ２１゜２２で
シュート５内へ送り込まれ、第１ノズル２３より噴射す
る空気のジェット流で第１パレット２内へ挿入され、更
にシュート５の出口側に設けた第２ノズル２４の空気の
ジェット流で、長尺テープ状物Ｘを第１パレット２の凹
溝９内へ送り込む。この時センサ２０で長尺テープ状物
の始端を検出してからストッパー１９をその下面が走行
する長尺テープ状物Ｘの上面に接する程度にまで下降し
、ストッパー１９にスライダーが当接した時これをセン
サ２０で検出して第１、第２ノズル２３．２４からの空
気の噴出を止め、その後、第１パレット２を開放すると
同時に第３ノズル１６より空気を噴射して、長尺テープ
状物Ｘを水平に落下するものである。

第２パレット３は、第１パレット２より落下する長尺テ
ープ状物Ｘを受け止めるのに充分な巾と長さを有し、そ
の構造は第１パレット２と同様に、フレーム１に対して
ヒンジ２５．２５で支持された左右の翼片２６．２６間
に凹溝２７を設け、凹溝２７の底面で左右に分割できる
ものである。ただし左右の底壁２８．２８は互いに付き
合う先端が低くなるように傾斜しており、また該底壁２
８．２８及び凹溝２７の側壁に多数の通気孔２９が穿設
しである。またこの第２パレット３の開閉手段３０は第
１パレット２の開閉手段２２と同様である。更に第２パ
レット３で受け止めた長尺テープ状物Ｘは下方に噴射す
るジェット流に押されながら落下するもので、第２図図
示の如く第１パレット２の下面に設けた支持アーム３１
．３１には、パイプに多数の小孔をあけた一対の第４ノ
ズル３２．３２を架設しである。前記の通気孔２９は、
第３ノズル１６の噴射空気流に押されながら落下した長
尺テープ状物Ｘが第２パレット３で受け止められる際に
、空気流が第２パレット３内で乱流を発生し、それによ
って第２パレット３内の長尺テープ状物の姿勢が乱れる
のを防止するため、通気孔２９がら空気を抜くものであ
る。また、この第２パレット３を開放するタイミングは
、長尺テープ状物Ｘが例えば４本あるいは５本などの所
定本数溜まるごとに開放すべく、第２パレット３の開閉
手段３０を制御するものである。従って下方の収容部４
には所定本数づつ長尺テープ状物Ｘが供給されるもので
ある。

次に収容部４は、角形の樋状に形成してあって第２パレ
ット３の凹溝２７の下方部に固定したものである。また
その長手方向の中間部に設けた結束装置６は、ロールに
巻いた紙製テープ状をなす結束用材料ｙを引き出し、収
容部４の一側より内周面に沿って嵌めて他側へ誘出し、
その先端部を挟持しておいて、所要量の長尺テープ状物
Ｘが溜められた後、結束用材料ｙの収容部４内での両立
上がり部を互いに接合し、その接合部をステープラ−３
３の針で止着して結束するようになっている。

又、第３ノズル１６と第４ノズル３２．３２から噴出さ
れる空気は第２パレット３内と収容部４内に溜めである
長尺テープ状物Ｘをそれぞれ押圧して、長尺テープ状物
の浮き上がりを防止する役目も果している。

以上の長尺テープ状物の積重ね装置によれば。

積重ね作業は第３図に示す工程で処理される。即ちＡ図
〜Ｊ図に亘って示す如く、収容部４に設けた結束用材料
ｙの上方へ供給された長尺テープ状物Ｘを、供給される
ごとに一本ずつ下方へ落下する工程、この工程は以下の
各工程に関係なく順次行なわれる。こうして下方へ落下
した長尺テープ状物Ｘを収容部４に亘る間の中間部で受
け止め、Ａ図からＢ図に示す如く、中間部に積重ねた所
定本数（図示は４本）の長尺テープ状物Ｘ□が溜まった
後、　これを一単位として落下して０図の如く収容部４
へ供給する工程、この工程を行なっている間に、０図と
Ｄ図の如くに中間の高さ位置に次の一単位分の長尺テー
プ状物Ｘ、が順次溜められ、再び収容部４へ供給する工
程を繰返す。こうして１図の如く収容部４に所要量の長
尺テープ状物Ｘ□、　Ｘｚｔ　Ｘ３．　Ｘ４を積重ねた
後、結束用材料ｙで結束する後処理工程を行なう。こう
して後処理工程を行なう最中にも、最上段から中間位置
に順次積重ねる工程が行なわれており、その本数がＢ図
の如く所定本数に達した時には、収容部４は空となり次
の結束を待機している。

〔発明の効果〕

この発明による長尺テープ状物の積重ね方法によれば、
長尺テープ状物を積重ねて収容する位置の上方より水平
状態を保って落下させて中間部で一度受け止め、中間部
で所定数の長尺テープ状物を溜めた時に、これを一単位
として収容部に水平状態を保って落下せしめ、収容部に
複数単位の所要量の長尺テープ状物を積重ねることより
なり、収容部に所要量を積重ねた以後の後処理を施こす
間においても、最上段に製品化された長尺テープ状物を
受けて中間部に落下し、中間部に所定本数の長尺テープ
状物を溜める各工程が順次行なわれることから、製造機
からその生産能率に応じた速度で送出される製品を順次
収容部の上方へ供給して処理することが出来、確実に製
造機の生産能率に対応することができるようになる。ま
た、一旦、中間部で製品を受けて最終的に積重ねる本数
の数分の−の少ない所定本数を積重ねて溜めるため、中
間部において積みくずれることがなく整然とした状態に
積重ねられる。しかも中間で整然と積んだ長尺テープ状
物を下方の収容部に水平状態を保って落下して積んだ際
にも、落差が小さいことから崩れることがなく整然と積
重ねられる。更に複数本を積み重ねた状態で同時に落下
させるため、一本一本がねじれたり曲がったりすること
がなく、整然とした状態で供給することができる。

また、この発明による長尺テープ状物の積重ね装置によ
れば、上下各段のパレットがその底面を開閉自在に設け
、各段のパレットの上方に空気を下に向って噴射するノ
ズルをパレットのほぼ全長に亘って設けたものであるか
ら、長尺テープ状物が各パレットより水平に落下するこ
とが出来、しかも落下して積重ねられた長尺テープ状物
を空気により上から押圧しているから、長尺テープ状物
の浮き上がりを防止することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による長尺テープ状物の積重ね装置を
示す斜視図、第２図は同じく縦断面図、第３図のＡ−Ｊ
図は積重ねる工程順を示す正面図である。 ２・・・第１パレット、３・・・第２パレット、４・・
・収容部、５・・・シュート、１６・・・第３ノズル、
３２・・・第４ノズル （外し上竿 一壬り宙・“

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）製品化された長尺テープ状物を所要量積重ねて収容
   する際に、 ａ　長尺テープ状物を積重ねて収容する位置の上方へ水
   平に搬送する工程、 ｂ　前記収容位置の上方に至った長尺テープ状物を下方
   へ水平状態を保って落下する工程、 ｃ　前記落下した長尺テープ状物を収容位置に至る中間
   の高さ位置で、長尺テープ状物が所定本数になるまで水
   平に積重ねて受け止める工程、 ｄ　前記中間の高さ位置で長尺テープ状物が所定本数に
   達した後、その所定本数を一単位として収容位置へ水平
   状態を保って落下する工程、 の各工程を繰返して処理することを特徴とする長尺テー
   プ状物の積重ね方法。 ２）長尺テープ状物を送り出すシュート５に連続して第
   １パレット２を設け、第１パレット２の下方に収容部４
   を備え、第１パレット２と収容部４間の中間部に第２パ
   レット３を設け、第１、第２パレット２、３の各底面が
   開閉自在に形成してあると共に、第１パレット２の上方
   と第２パレット３の上方にそれぞれ下方に向って空気を
   噴射するノズル１６、３２を各パレットのほぼ全長に亘
   って設けていることを特徴とする長尺テープ状物の積重
   ね装置。