JP7491150B2 - マスク - Google Patents

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Description

本発明は、装着したままであっても、コミュニケーションを容易にとることが可能なマスクに関する。
従来、風邪対策や花粉症対策などとして、鼻と口を覆って顔に装着するマスクが用いられている。近年では、特に、不織布からなるマスク本体に、弾性を有する紐状の固定部を有する使い捨てマスクが広く利用されている。また、マスクの機能も益々向上しており、個人個人の顔に合わせたマスクも提案されている(特許文献1参照)。
特開2015-150317号公報
しかしながら、従来のマスクでは、装着した状態では口元が隠れてしまうため、その表情を認識し難く、コミュニケーションをとることが難しいという問題がある。特に、マスクは医療機関でよく用いられるが、医療機関における患者の中には比較的聴覚が弱い人も存在する。聴覚が弱い人は、相手の口の動きを見て、話している内容を判断することもあるが、マスクをしていると、医療スタッフと患者の意思疎通が図り難いという問題もある。
そこで、本発明は、装着したままであっても、コミュニケーションを容易にとることが可能なマスク、およびこのようなマスクの製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、
互いに対向する第1不織布、第2不織布、前記第1不織布と前記第2不織布に折り返して挟まれた中間フィルム、を有するマスクであって、
前記第1不織布と前記第2不織布は、
第1縁部と、
前記第1縁部と対向する第2縁部と、
前記第1縁部と前記第2縁部の間に延びる第3縁部および第4縁部と、を有し、
前記中間フィルムの一方の面が、前記第1不織布、前記第2不織布とそれぞれ接合されて前記第2縁部寄りに第1ひだ部と第2ひだ部を有するガセット部が形成されており、
前記中間フィルムは透明であるマスクを提供する。
また、本発明のマスクは、
前記第1不織布と前記第2不織布の前記第1縁部寄りの位置には、互いに重なる位置において貫通する貫通孔が、前記第3縁部寄りの位置と前記第4縁部寄りの位置の2箇所に形成されていてもよい。
また、本発明のマスクは、
前記貫通孔は、前記第3縁部を含むように形成された第3縁部シール部、前記第4縁部を含むように形成された第4縁部シール部と重ならない位置に形成されていてもよい。
また、本発明のマスクは、
前記第1不織布と前記第2不織布の少なくともいずれか一方の内面において、前記第1縁部寄りの位置に、前記第1縁部に沿う方向に、前記第3縁部から前記第4縁部に亘って延びる形状保持部材と、をさらに有していてもよい。
また、本発明のマスクは、
前記形状保持部材は、第1部材と第2部材が互いに嵌合する嵌合具であって、前記第1部材、前記第2部材は、それぞれ前記第1不織布、前記第2不織布の互いに異なる一方の内面に接合されていてもよい。
また、本発明のマスクは、
さらに装着用の紐を備え、当該装着用の紐が固定されていてもよい。
また、本発明は、
折り返した2シートの中間フィルムと第1不織布と第2不織布とを重ねて所定の搬送方向に搬送する工程と、
前記第1不織布と前記第2不織布の間において、前記搬送方向と交差する方向の両端から、それぞれ所定の距離内に形状保持部材を挿入して重ねる工程と、
2つの前記形状保持部材を前記前記第1不織布と前記第2不織布に接合する工程と、
前記中間フィルムを挟んだ状態の前記第1不織布1、前記第2不織布2に対して熱加工を行い、前記第1不織布1の内面、前記第2不織布2の内面を、それぞれ中間フィルム3と接合する工程と、
前記搬送方向と交差する方向に沿って延びるようにシール部を形成する工程と、
前記搬送方向に沿って、重ねられた第1不織布と第2不織布をともに2つに分離する工程と、
前記搬送方向と交差する方向に沿って、前記シール部を第3縁部シール部と、第4縁部シール部に分離する工程と、を有するマスクの製造方法を提供する。
本発明によれば、装着したままであっても、コミュニケーションを容易にとることが可能なマスク、およびこのようなマスクの製造方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るマスクを示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るマスクを構成する部材を示す分解図である。 図1に示したマスクの断面図である。 本発明の一実施形態に係るマスクの製造方法を示す図である。 装着用の紐を用いた、本実施形態に係るマスクの使用例を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るマスクを示す平面図である。また、図2は、本発明の一実施形態に係るマスクを構成する部材を示す分解図である。図3は、図1に示したマスクの断面図である。本実施形態のマスクは、平面視において長方形状である。本実施形態において、長方形とは、四隅が直角の長方形だけでなく、長方形の四隅が面取りされて、外に凸の円弧状となったものも含む概念である。したがって、図1に示した平面視において、マスクの4隅が曲線状であってもよい。
<<構成部材>>
本実施形態のマスク10は、図2に示すように、略長方形状の第1不織布1と、第1不織布1と同一形状の第2不織布2と、略長方形状の中間フィルム3と、平面視で帯状の形状保持部材である嵌合具20(雄部材21、雌部材22)の4つの部材で構成されている。本実施形態のマスクは、第1不織布1、第2不織布2、略長方形状の中間フィルム3、嵌合具20の4つの部材が所定の箇所においてヒートシール(熱融着)されることにより形成される。
図2に示すように、中間フィルム3は、2つ折りされており、折込部3aを境界にして第1部分3fと第2部分3gとに区分される。中間フィルム3には、側縁を切り欠くように4つの半円弧状の切り欠き部3b、3c、3d、3eが設けられており、切り欠き部3bと3c、および、切り欠き部3dと3eは2つ折りしたときに対応する位置に設けられている。この切り欠き部3b~3eを介して、後述する第2縁部シール部第2部分15bが形成される。折込部3aと直交する方向における、折込部3aから第2縁部5までの距離Laには特に制限はないが、15mm以上55mm以下が好ましく、25mm以上45mm以下がより好ましい。最適な大きさとしては、35mm程度である。距離Laが小さ過ぎると、透明な中間フィルム3を介して、装着者の口元を認識し難くなり、距離Laが大き過ぎると、装着感の低下が生じるためである。
図2に示すように、平面視で帯状の嵌合具20は、第1不織布1の内面、第2不織布2の内面のそれぞれに接合されている。第1不織布1と第2不織布2は同一形状であるため、第1不織布1側から見ても第2不織布2側から見ても同様である。そのため、マスクの背面図は省略しているが、図1に示した正面図と同様である。
<<各シール部>>
本実施形態のマスク10は、図1に示すように、第2縁部シール部15(15a、15b)と、第3縁部シール部16と、第4縁部シール部17を備え、第1縁部4に開口部14が形成されている。第1縁部4は、顔に装着される側となるため、シール部が形成されず、開口部14が残された状態となる。図1においては、各シール部を斜線のハッチングで示している。第3縁部シール部16、第4縁部シール部17は、第1不織布1と第2不織布2が直接シールされて接合されたものである。
第3縁部シール部16は、第3縁部6に沿うようにして、第3縁部6(図1における左端)を含むように形成されており、第4縁部シール部17は、第4縁部7に沿うようにして、第4縁部7(図1における右端)を含むように形成されている。第3縁部シール部16、第4縁部シール部17のシール幅は、任意に設定することができるが、5mm以上15mm以下とすることが好ましい。なお、シール幅は、シール部が延びる方向と直交する方向における幅である。第3縁部シール部16、第4縁部シール部17のいずれも各縁部の端まで形成されている。これにより、後述するように、効率的なマスクの製造を行うことが可能となる。
第2縁部シール部15は、折込部3aより第2縁部5側に形成されるシール部であり、第2縁部シール部第1部分15aと、第2縁部シール部第2部分15bで構成されている。第2縁部シール部第1部分15aは、第1不織布1と中間フィルム3の第1部分3f、および、第2不織布2と中間フィルム3の第2部分3gがシールされたものである。第2縁部シール部第2部分15bは、第1不織布1と第2不織布2が直接シールされたものである。
図1に示すように、第1不織布1と第2不織布2の第1縁部4寄りの位置には、互いに重なる位置において貫通する貫通孔である挿通孔19が、第3縁部6寄りの位置と第4縁部7寄りの位置の2箇所に形成されている。挿通孔19は、マスク10を顔に装着するために用いる装着用の紐を通すための孔である。本実施形態では、挿通孔19は、第3縁部シール部16、第4縁部シール部17と重ならない位置に形成されている。
装着用の紐によりマスク10を好適に装着するため、挿通孔19は、それぞれ第3縁部6、第4縁部7の近傍であって、第1縁部4の近傍であることが好ましい。具体的には、挿通孔19それぞれの中心が、それぞれ第3縁部6、第4縁部7から20mm以内に形成されることが好ましい。また、挿通孔19の中心が、第1縁部4から20mm以内に形成されることが好ましい。なお、挿通孔19を第3縁部シール部16、第4縁部シール部17に重ねて形成してもよい。
<<ガセット部>>
中間フィルム3の第1部分3fと、第1不織布1の中間フィルム3の第1部分3fに対応する部分と、で第1ひだ部が形成され、そして、中間フィルム3の第2部分3gと、第2不織布2の中間フィルム3の第2部分3gに対応する部分と、で第2ひだ部が形成されている。そして、第1ひだ部と第2ひだ部とで、ガセット部9が形成されている。図1の平面図においては、中間フィルム3を完全に折り畳んだ状態であるので、折込部3aより下方(第2縁部5寄り)において、第1ひだ部が見える状態となっている。
マスク10の大きさについては、特に限定はないが、第3縁部6と第4縁部7の距離であるマスク10の幅(図1における左右方向の幅)は100mm~200mm、第1縁部4と第2縁部5の距離であるマスク10の高さ(図1における上下方向の長さ)は80mm~140mmであることが好ましい。この範囲で、大人用と子供用など、適宜サイズを設定することができる。
<<不織布の詳細>>
マスク10を構成する第1不織布1、第2不織布2としては、ヒートシールにより接合可能な不織布を用いることができる。通気性を有し、飛沫の通過を防ぐことの可能な大きさの間隙を有している不織布であれば、様々なものを用いることができる。
ヒートシールにより接合可能な不織布としては、例えば、二成分複合型スパンボンド不織布や高密度ポリエチレン不織布を好適に用いることができる。二成分複合型スパンボンド不織布とは、繊維の芯がポリエステル、鞘がポリエチレンの芯鞘構造を有する不織布である。また、高密度ポリエチレン不織布とは、0.5μm~10μmのポリエチレンの極細長繊維をランダムに積層して熱と圧力だけで結合した不織布である。二成分複合型スパンボンド不織布としては、例えば、ユニチカ社製「エルベス T0303WD0」を用いることができる。高密度ポリエチレン不織布としては、例えば、三井デュポン社製「タイベック 1059B」を用いることができる。第1不織布1、第2不織布2としては、異なるものを用いてもよいが、同一のものを用いる方が製造効率の観点から好ましい。
<<中間フィルムの詳細>>
第1不織布1と第2不織布2に折り返して挟まれる中間フィルム3としては、積層フィルムを用いることができる。積層フィルムは、少なくとも、外側から、基材層、シーラント層を含む積層体である。例えば、積層フィルムは、外側から順に、基材層、シーラント層を積層して形成されている。シーラント層は、マスクの最内面(装着面)を構成する層である。例えば、基材層の材料としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステルフィルム、ナイロンなどのポリアミドフィルム、ポリプロピレンフィルムなどを用いることができる。厚みは、10μm~50μm程度である。基材層は、二軸延伸されていることが好ましい。
また、積層フィルムは、複数の基材層を備えていてもよい。複数の基材層として第1基材層、第2基材層を備えることができる。第1基材層、第2基材層としては、上記材料の中から、適宜組み合わせて採用することができる。例えば、最外層である第1基材層としてポリエチレンテレフタレートを用い、内層(シーラント層側)である第2基材層としてポリアミドを用いることができる。第1基材層と第2基材層は、例えばドライラミネート法を用いて積層することができる。
シーラント層は、積層フィルムのうち、マスクとするときの最も内方となる側に配置される。シーラント層の材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン-プロピレンブロック共重合体などのポリオレフィン系樹脂などが採用できる。シーラント層の厚みは、30μm以上100μm以下である。シーラント層は無延伸であることが好ましい。マスク10を装着した際に、中間フィルム3を介して、装着者の口元を外部から視認可能とするため、中間フィルム3は、透明性を有している必要がある。中間フィルム3が有する透明性は、装着者の口元が視認可能な程度の可視光の透過性を有していれば足りる。
中間フィルム3は、透明性を有することが基本であるため、基本的には印刷層は設けないが、装着者の口元の視認性を妨げない程度に、一部に必要な情報を印刷するための印刷層を設けるようにしてもよい。印刷層は、バインダーと顔料を含む印刷インキにより形成される。
中間フィルム3を実現する積層フィルムとしては、上述のように、外側から、基材層、シーラント層を含むものであれば、様々な構成とすることができる。例えば、基材層として厚み12μmの透明蒸着ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを用い、シーラント層として厚み50μmの直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)フィルムを用いることができる。この場合、基材層とシーラント層を、接着剤層を介してドライラミネート(DL)により貼り合わせて、外面側から、透明蒸着PET12μm/接着剤層(DL)/LLDPE50μmとなる中間フィルム3が得られる。また、例えば、第1基材層、第2基材層としてともに厚み12μmのPETフィルムを用い、シーラント層として厚み30μmのLLDPEフィルムを用いることができる。この場合、第1基材層、第2基材層、シーラント層を、接着剤層を介したドライラミネートにより貼り合わせて、外面側から、PET12μm/接着剤層(DL)/PET12μm/接着剤層(DL)/LLDPE30μmとなる中間フィルム3が得られる。なお、接着剤層としては、アクリルポリオールとイソシアネート化合物との硬化物を用いることができる。
<<形状保持部材>>
次に、形状保持部材について説明する。図1~図3に示すように、本実施形態のマスク10では、第1縁部4寄りの位置に、第1縁部4に沿って、形状保持部材が形成されている。本実施形態では、形状保持部材の一例として、互いに嵌合させることができる嵌合具20を用いている。図1に示すように、形状保持部材である嵌合具20は、第1縁部4寄りにおいて、第1縁部4に沿う方向に、第3縁部6から第4縁部7に亘って設けられている。本実施形態では、平面視で帯状の嵌合具20の長手方向が、第1縁部4に平行になるように設けられている。
図3は、図1に示すA-A線に対応する断面図である。図1、図3に示すように、本実施形態に係るマスク10は、第1縁部4寄りに、相互に嵌合する第1部材と第2部材とからなる開閉自在な嵌合具20を備える。この嵌合具20は、マスクを鼻に固定するための形状保持部材としても機能する。本実施形態では、雄部材21を第1部材、雌部材22を第2部材として説明していくが、雌部材22を第1部材、雄部材21を第2部材としてもよい。
図3に示すように、雄部材21は、第1基部21aと、第1基部21aの一方の側に雄型嵌合部21bを備え、第1基部21aの他方の側は第1不織布1の内面に接合されている。雌部材22は、第2基部22aと、第2基部22aの一方の側に雌型嵌合部22bを備え、第2基部22aの他方の側は第2不織布2の内面に接合されている。なお、図1において、嵌合具20が第3縁部シール部16、第4縁部シール部17と重なる部分においては、第1部材である雄部材21と第2部材である雌部材22は、第3縁部シール部16、第4縁部シール部17と一体に溶着されている。
このような第1縁部4に沿って形成された嵌合具20は、いわゆるチャック(ジッパー)として用いることができ、マスク10の顔への接触面どうしを広げたり、閉じたりすることが可能となる。なお、嵌合具20の接合面は図3に限定されるものではなく、第1基部21aが第2不織布2の内面に接合され、第2基部22aが第1不織布1の内面に接合されていてもよい。
嵌合具20は、雄型嵌合部21bおよび雌型嵌合部22bの嵌合部と、第1基部21aおよび第2基部22aの基部で、素材が異なる。本実施形態では、形状保持部材としても機能する嵌合具20のうち、主に形状保持効果を有するのは、雄型嵌合部21bおよび雌型嵌合部22bの嵌合部である。形状保持効果を有する嵌合部の素材としては、鼻に固定することができる程度に形状保持効果を発揮できるものであれば、様々なものを用いることができる。例えば、高密度ポリエチレン樹脂100重量部に対して無機充填物0.1~40重量部を添加した樹脂組成物を用いることが好ましい。無機充填物としては、タルク、造核剤、マイカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウムからなる群の中から一又は二以上選択して用いることが好ましい。雄型嵌合部21bおよび雌型嵌合部22bの嵌合部が上記のような素材を含んでいることにより、延伸工程を介在させることなく、押出成形工程のみで嵌合部の形成が可能となる。
また、第1基部21aおよび第2基部22aの嵌合部基部の素材としては、第1不織布1、第2不織布2として用いられる不織布と相溶性を有する樹脂を用いることができる。具体的には、積層フィルムのシーラント層と相溶性を有するポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などのオレフィン系樹脂を用いることが好ましい。オレフィン系樹脂としては、低密度ポリエチレンまたは直鎖状低密度ポリエチレンなどのポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂が好ましい。ポリプロピレン系樹脂としては、ホモポリプロピレン、ブロックポリプロピレン、ランダムポリプロピレン(RPP)、プロピレン-エチレン-ブテン1ランダム三元共重合体などが利用できる。
嵌合具20は、図3に示すように雄部材21と雌部材22からなり、雄部材21は第1不織布1に、雌部材22は第2不織布2にヒートシールにより接合される。このとき、雄部材21と雌部材22の間に遮熱板(図示省略)を介在させることにより、雄部材21と雌部材22の熱融着を防止する。
図1に示すように嵌合具20は、その第1縁部4寄りの端部である第1端20aが第1縁部4から距離Lbだけ第2縁部5寄りの位置に形成されている。すなわち、距離Lbは、第1縁部4から嵌合具20の第1端20aまでの距離である。距離Lbとしては、1mm以上10mm以下であることが好ましく、2mm以上8mm以下であることがより好ましい。例えば、Lb=5mmとすることができる。距離Lbが小さ過ぎると、製造上の誤差により嵌合具20が第1縁部4からはみ出てしまう恐れがある。距離Lbが大き過ぎると、嵌合具20を形状保持部材として用いて鼻に固定した際に、マスク10の第1縁部4が目の下方に掛かってしまう恐れがある。
図面が煩雑になるのを避けるため、図3においては、嵌合具20は、第1基部21aの全体(第1端20aから第2端20bまで)が第1不織布1に、第2基部22aの全体(第1端20aから第2端20bまで)が第2不織布2に接合された状態で示している。しかし実際には、嵌合具20の第1縁部4側の端部である第1端20aと、第2縁部5側の端部である第2端20bの間の所定の範囲では接合されていないことが通常である。これは、雄型嵌合部21bと雌型嵌合部22bを互いに溶着してしまうのを防ぐためである。これについては、本実施形態の特徴となる部分ではないので詳細な説明は省略する。
図1に示すLcは、平面視で帯状となる嵌合具20の幅である。すなわち、Lcは第1縁部4と第2縁部5を結ぶ方向における嵌合具20の幅であり、嵌合具20の第1端20aと第2端20bとの距離である。嵌合具20の幅Lcとしては、特に制限はないが、2mm以上20mm以下であることが好ましく、5mm以上18mm以下であることがより好ましい。例えば、Lc=13mmとすることができる。幅Lcが小さ過ぎると、長時間の装着により、嵌合具20の当たる鼻の部分に痛みを与えてしまう恐れがある。また、幅Lcが大き過ぎると、マスクを鼻に固定し難くなる恐れがある。
なお、形状保持部材としては、必ずしも嵌合具である必要はなく、単なる平面視で帯状の形状保持部材であってもよい。この場合、形状保持部材の素材としては、上述の雄型嵌合部21bおよび雌型嵌合部22bの嵌合部に用いられる素材が好適に用いられる。第1基部21aおよび第2基部22aの嵌合部基部の素材として用いられる樹脂を用いることも可能である。また、嵌合具でない形状保持部材を用いる場合、第1不織布1と第2不織布2の双方に設ける必要はなく、第1不織布1と第2不織布2のどちらか一方にのみ形成してもよい。この場合、形状保持部材が設けられている不織布を上方(鼻の方)、形状保持部材が設けられていない不織布を下方(顎の方)にして、マスク10を顔に装着する。
<<製造方法>>
次に、本実施形態に係るマスク10の製造方法について説明する。図4は、本実施形態に係るマスク10の製造装置の一部を上面から見た図である。この製造装置は、樹脂製の袋(パウチ)の製造装置の大部分を流用したものである。まず、第1不織布1、第2不織布2となる連続状の2枚の不織布と、連続状の中間フィルム3を2シート用意する。まず、2シートの中間フィルム3を折込部3aにおいて折り返して、搬送させる。そして、孔加工部30a、30bにより二重に折り畳まれた中間フィルム3の所定の位置に貫通孔を形成する。この貫通孔は、後に、切り欠き部3b、3c、3d、3eとなる。
そして、同一幅の連続状の2枚の不織布を、2シートの中間フィルム3を挟むようにして、両端を揃えて重ね合わせた状態で搬送させる。第1不織布1、第2不織布2の両端と、中間フィルム3の折込部3aと対向する端部が、揃うように調整される。後に、この両端が、それぞれマスク10の第2縁部5となる。図4において、重ねられた連続状の2枚の第1不織布1、第2不織布2、中間フィルム3は、上から下に向かって搬送されている。そして、所定の位置において、両端(図4における左右端)から重ね合わせた2枚の第1不織布1、第2不織布2の間にそれぞれ嵌合具20を挟み込む。具体的には、形状保持部材である嵌合具20を所定の位置に形状保持部材を挿入して重ねる。所定の位置としては、両端部それぞれから等距離となる位置である。そして、嵌合具20は、第1不織布1、第2不織布2に重ねられた状態で搬送される。
図4に示すように、嵌合具20の挿入位置より下流側(図4の下方側)には、上流から下流に向かう搬送方向を長手方向とする3つの熱加工部31a、31bが設置されている。このうち、熱加工部31a、31bは、嵌合具20を挟んだ位置において第1不織布1、第2不織布2に対して熱加工を行い、第1不織布1、嵌合具20、第2不織布2を接合する。詳細には、嵌合具20を構成する雄部材21、雌部材22をそれぞれ第1不織布1、第2不織布2と接合する。この際、雄部材21と雌部材22の間に遮熱板(図示省略)を介在させることにより、雄部材21と雌部材22の熱融着を防止する。
熱加工部31a、31bよりさらに下流側(図4の下方側)には、搬送方向を全体の長手方向とし、矩形に円弧状の凹部を備えた形状の熱加工部36a、36bが設置されている。そして、熱加工部36a、36bは、中間フィルム3を挟んだ状態の第1不織布1、第2不織布2に対して熱加工を行い、第1不織布1の内面、第2不織布2の内面を、それぞれ中間フィルム3と接合する。孔加工部30a、30bにより形成された貫通孔の部分においては、第1不織布1の内面と第2不織布2の内面が直接接合される。熱加工部36a、36bによりヒートシールされた部分は、後に第2縁部シール部15となる。
熱加工部36a、36bよりさらに下流側(図4の下方側)には、搬送方向と交差する方向を長手方向とする熱加工部33が設置されている。熱加工部33は、第1不織布1、第2不織布2に対して熱加工を行い、第1不織布1の内面と第2不織布2の内面を接合する。これにより、第3縁部シール部16、第4縁部シール部17の元になる側縁部シール部が形成される。熱加工部33によりヒートシールされた部分である側縁部シール部は、後に第3縁部シール部16、第4縁部シール部17となる。
熱加工部33よりさらに下流側(図4の下方側)には、孔加工部37a、37bが設置されている。孔加工部37a、37bは、重ねられた第1不織布1、第2不織布2の所定の位置に貫通孔を形成する。貫通孔の位置は、連続シートの両端(後に第2縁部5となる。)からそれそれ等距離となる位置である。この貫通孔はマスクにおける挿通孔19となる。
孔加工部37a、37bよりさらに下流側(図4の下方側)には、搬送方向に沿って、スリット加工を行うスリット加工部34が設置されている。スリット加工部34は、第1不織布1、第2不織布2が重ねられた連続シートを搬送方向に沿ってスリットする。スリット加工の位置は、連続シートの両端(後に第2縁部5となる。)からそれそれ等距離となる位置である。これにより、第1不織布1、第2不織布2が重ねられた連続シートは、搬送方向に沿って2つに分離される。スリット加工された位置は、第1縁部4となる。
図示は省略しているが、さらに下流側において、搬送方向と交差する方向に延びるカッターにより、熱加工部33でヒートシールされた部分を分離する。これにより、ヒートシールされた部分は、第3縁部シール部16と、第4縁部シール部17に分離される。そして、分離された端部は、それぞれのマスク10の第3縁部6、第4縁部7となる。これにより、各個体のマスク10に分離される。
以上のような製造方法によってマスクを製造することにより、樹脂製の袋(パウチ)を製造する生産資源、生産手順により、効率的にマスクを製造することができる。このため、感染症の急激な流行が生じ、マスクの需要が急激に高まった場合でも、迅速に製造してマスクを供給することが可能となる。
本実施形態に係るマスクを顔に装着するためには、別途装着用の紐を用意する。本実施形態に係るマスク10は、挿通孔19を2個備えているため、装着用の紐を挿通孔19に通して先端部を結んで挿通孔19を通らない形状に結ぶことにより固定することができる。マスク10に用いる紐としては、紐がゴム製であって弾性を有するものや、樹脂製で弾性を有していないもの等、どのような紐であってもよい。図5は、装着用の紐を用いた、マスクの使用例を示す図である。
図5は、頭部に固定する場合に適した使用例である。図5の例では、装着用の紐である装着用紐40を2本用意する。装着用紐40は単純な構造の紐である。そして、一方の端部を第3縁部シール部16の挿通孔19に通して固定し、他方の端部を第4縁部シール部17の挿通孔19に通して固定する。2本の装着用紐40で第3縁部6寄りと第4縁部7寄りの位置を固定することにより、図5に示すような紐付きのマスクが得られる。この2本の装着用紐40を頭に掛けることにより、マスクを装着することができる。装着用紐40を頭に掛けて装着した場合、図5に示すように、第1不織布1が上方、第2不織布2が下方となる(第1不織布1が下方、第2不織布2が上方であってもよい)。そして、透明な中間フィルム3が前方を向き、対面する場合、中間フィルム3を通して装着者の口元を視認することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、対向する第1不織布、第2不織布を、それぞれ1枚構成としたが、それぞれ不織布を複数枚重ねた構成としてもよい。不織布を複数枚重ねた構成であっても、第2縁部シール部、第3縁部シール部、第4縁部シール部を形成し、透明な中間フィルムを接合することにより、複数枚の不織布が縁部において一体化されたマスクを得ることができる。
1・・・第1不織布
2・・・第2不織布
3・・・中間フィルム
4・・・第1縁部
5・・・第2縁部
6・・・第3縁部
7・・・第4縁部
9・・・ガセット部
10・・・マスク
14・・・開口部
15・・・第2縁部シール部
15a・・・第2縁部シール部第1部分
15b・・・第2縁部シール部第2部分
16・・・第3縁部シール部
17・・・第4縁部シール部
19・・・挿通孔
20・・・嵌合具(形状保持部材)
20a・・・第1端
20b・・・第2端
40・・・装着用紐
La・・・折込部3aから第2縁部5までの距離
Lb・・・第1縁部4から嵌合具20の第1端20aまでの距離
Lc・・・第1縁部4と第2縁部5を結ぶ方向における嵌合具20の幅

Claims (7)

  1. 互いに対向する長方形の第1不織布および長方形の第2不織布
    前記第1不織布と前記第2不織布に挟まれた中間フィルム、を有するマスクであって、
    前記第1不織布と前記第2不織布は、
    第1縁部と、
    前記第1縁部と対向する第2縁部と、
    前記第1不織布および前記第2不織布の前記第1縁部と前記第2縁部と交差する、第3縁部および第4縁部と、を有し、
    前記第3縁部と前記第4縁部とは対向しており、
    前記中間フィルムの短手方向の中央線を折込部として、2つ折りされた前記中間フィルムにおいて、前記第1不織布と対向する面を第1部分とし、前記第2不織布と対向する面を第2部分とし、
    前記中間フィルムの第1部分と前記第1不織布とが接合されてなる、前記第2縁部寄りに第1ひだ部をし、
    前記中間フィルムの第2部分と前記第2不織布とが接合されてなる、前記第2縁部寄りに第2ひだ部を有するガセット部が形成されており、
    前記中間フィルムは透明であるマスク。
  2. 前記第1不織布と前記第2不織布の前記第1縁部寄りの位置には、互いに重なる位置において貫通する貫通孔が、前記第3縁部寄りの位置と前記第4縁部寄りの位置の2箇所に形成されている請求項1に記載のマスク。
  3. 前記貫通孔は、前記第3縁部を含むように形成された第3縁部シール部、前記第4縁部を含むように形成された第4縁部シール部と重ならない位置に形成されている請求項2に記載のマスク。
  4. 前記第1不織布と前記第2不織布の少なくともいずれか一方の内面において、前記第1縁部寄りの位置に、前記第1縁部に沿う方向に、前記第3縁部から前記第4縁部に亘って延びる形状保持部材と、をさらに有する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のマスク。
  5. 前記形状保持部材は、高密度ポリエチレン樹脂100重量部に対して無機充填物0.1~40重量部を添加した樹脂組成物からなる嵌合部を含む請求項4に記載のマスク。
  6. 前記形状保持部材は、第1部材と第2部材が互いに嵌合する嵌合具であって、前記第1部材、前記第2部材は、それぞれ前記第1不織布、前記第2不織布の互いに異なる一方の内面に接合されている請求項4または5に記載のマスク。
  7. さらに装着用の紐を備え、当該装着用の紐が固定されてなる請求項1から請求項のいずれか一項に記載のマスク。
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