JP2018531298A5

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Info

Publication number: JP2018531298A5
Application number: JP2018514326A
Authority: JP
Filing date: 2016-09-15
Publication date: 2019-10-03
Anticipated expiration: 2036-09-15

Claims

ナノ結晶セルロース（ＮＣＣ）エステルの製造方法であって、
４０−１１０℃の温度で、硫酸の存在下で、酢酸および少なくとも１種のエステル源でＮＣＣを処理するステップを備え、前記少なくとも１種のエステル源が、酸無水物、少なくとも１種のカルボン酸、少なくとも１種のカルボン酸塩および少なくとも１種のハロゲン化アシルのなかから選択され、前記硫酸の量が、ＮＣＣの重量と比較して０．０１％−１％であることを特徴とする方法。
請求項１に記載の方法において、
前記温度が、５０−１１０℃、５０−１００℃、５０−９０℃、５０−８０℃、５０−７０℃、６０−１１０℃、６０−１００℃、６０−９０℃、６０−８０℃、６０−７０℃、７０−１１０℃、７０−１００℃、７０−９０℃、７０−８０℃、８０−１１０℃、８０−１００℃、または８０−９０℃であることを特徴とする方法。
請求項１または２に記載の方法において、
前記少なくとも１種のエステル源が酢酸であることを特徴とする方法。
請求項１に記載の方法において、
４０−１１０℃の温度で、硫酸の存在下でＮＣＣを酢酸および無水酢酸で処理するステップを含むことを特徴とする方法。
請求項１に記載の方法において、
酢酸とＮＣＣの比が５〜２０：１であり、無水酢酸とＮＣＣの比が０．５〜２：１であることを特徴とする方法。
ＮＣＣおよびキシログルカンを含む配合物。
請求項６に記載の配合物において、
少なくとも１０重量％の固形分を含むことを特徴とする配合物。
請求項６に記載の配合物において、
ＮＣＣとキシログルカンの比が、１：２０、１：１９、１：１８、１：１７、１：１６、１：１５、１：１４、１：１３、１：１２、１：１１、１：１０、１：９、１：８、１：７、１：６、１：５、１：４、１：３、１：２または１：１であることを特徴とする配合物。
請求項６に記載の配合物において、
ＮＣＣの量が２−９重量％であり、キシログルカンの量が１−８重量％であることを特徴とする配合物。
請求項６乃至９の何れか一項に記載の配合物において、
キシログルカンがタマリンドカーネルパウダー（ＴＫＰ）であるか、またはタマリンドカーネルパウダー（ＴＫＰ）由来のものであることを特徴とする配合物。
請求項６乃至１０の何れか一項に記載の配合物から形成された固体膜またはコーティング。
請求項６乃至１０の何れか一項に記載の配合物から形成された発泡体材料。
３またはそれ以上の材料膜からなる多層積層構造体であって、前記３またはそれ以上の材料膜のうちの少なくとも一つが、請求項６乃至１０の何れか一項に記載の配合物から形成された膜または層であることを特徴とする多層積層構造体。
請求項６乃至１０の何れか一項に記載の配合物から形成された材料シート。