JP2018531264A6 - ニトロキシルドナーとしてのピラゾロン誘導体 - Google Patents

ニトロキシルドナーとしてのピラゾロン誘導体 Download PDF

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カルディオキシル ファーマシューティカルズ,インク.
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Abstract

開示する主題は、ピラゾロン誘導体化合物、そのような化合物を含む医薬組成物、そのような化合物を含むキットおよびそのような化合物または医薬組成物の使用方法に関する。特に、開示する主題は、心不全処置のためにこのような化合物または医薬組成物を使用する方法を提供する。

Description

1. 背景
ニトロキシル(HNO)は、心不全のインビトロおよびインビボモデルで、良い心血管効果を有することが示されている。しかしながら、生理学的pHで、ニトロキシルは次亜硝酸へと二量体化し、続いてこれが亜酸化窒素に脱水する。この準安定性のため、治療使用のためのニトロキシルは、一般にドナー化合物からインサイチュで産生される。ニトロキシルを供与できる多様な化合物が記載されており、ニトロキシルに応答することが知られるまたは応答が疑われる障害の処置における使用が提案されている。例えば、米国特許6,936,639号、7,696,373号、8,030,356号、8,268,890号、8,227,639号および8,318,705号、米国登録前公開2009/0281067号、2009/0298795号、2011/0136827号および2011/0144067号、PCT国際公開WO2013/059194号、およびPaolocci et al., Pharmacol. Therapeutics 113:442-458 (2007)参照。これらの参考文献における化合物はニトロキシルを供与できると開示されているが、種々の物理化学的性質で異なり、特定の投与経路により特定の臨床状態を処置するための、最も適する物理化学的性質を有するニトロキシルドナーを特定する必要性が残っている。
さらに、非経腸(例えば、静脈内)投与用ニトロキシルドナーが現在臨床使用のために開発されているが、ニトロキシルドナーの理想的ではない固体状態安定性が経口投与形態の開発を妨げている。
従って、心不全の処置に有用であり、適当な安全性プロファイルを有するニトロキシル供与化合物および組成物を提供する必要がある。さらに、固体状態安定性が増加し、それ故に、経口投与により適しているニトロキシルドナーを提供する必要性が存在する。
本明細書のセクション1における参考文献の引用は、何れも、このような参考文献が本出願の先行技術であることを認めるものと解釈してはならない。
2. 発明の要約
本発明はピラゾロン誘導体化合物、そのような化合物を含む医薬組成物、そのような化合物を含むキットおよびそのような化合物または医薬組成物の使用方法に関する。
特定の実施態様において、本発明のピラゾロン誘導体化合物は、式(Ia)
〔式中、
はフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は(C−C)アルキルであり;
は−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10はフェニルであり;
Rは水素、−COH、−CO−(C−C)アルキル、−CO−(C−C)アルケニル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−シクロペンチル、−CO−シクロヘキシル、−CO−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−CO−ベンジルオキシ、−CO−O−(C−C)アルキル、−CO−NH、−CO−NH−(C−C)アルキルまたは−CO−N((C−C)アルキル)であり、ここで、該−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、フェニル、ベンジル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、ベンジルオキシ、−O−(C−C)アルキル、−NH−(C−C)アルキルまたは−N((C−C)アルキル)は、非置換でも、ハロ、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、−(C−C)アルキニル、−(5員もしくは6員)ヘテロアリール、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−C(ハロ)、−CH(ハロ)、−CH(ハロ)、−CN、−NO、−NH、−NH−(C−C)アルキル、−N(−(C−C)アルキル)、−C(O)(C−C)アルキル、−C(O)O(C−C)アルキル、−OC(O)(C−C)アルキル、−OC(O)NH、−S(O)(C−C)アルキル、−S(O)(C−C)アルキルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルから選択される1、2または3置換基で置換されていてもよい。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩である。
他の特定の実施態様において、本発明のピラゾロン誘導体化合物は、式(Ib)
〔式中、
はH、(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は(C−C)アルキルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
は−OH、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−NR、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、N−(C−C)アルキルアミノスルホニル、N,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルから独立して選択される1、2または3置換基で置換されている(C−C)アルキルであり、ここで、該ヘテロアリールまたはフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
Rは水素、−COH、−CO−(C−C)アルキル、−CO−(C−C)アルケニル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−シクロペンチル、−CO−シクロヘキシル、−CO−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−CO−ベンジルオキシ、−CO−O−(C−C)アルキル、−CO−NH、−CO−NH−(C−C)アルキルまたは−CO−N((C−C)アルキル)であり、ここで、該−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、フェニル、ベンジル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、ベンジルオキシ、−O−(C−C)アルキル、−NH−(C−C)アルキルまたは−N((C−C)アルキル)は非置換でもハロ、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、−(C−C)アルキニル、−(5員もしくは6員)ヘテロアリール、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−C(ハロ)、−CH(ハロ)、−CH(ハロ)、−CN、−NO、−NH、−NH−(C−C)アルキル、−N(−(C−C)アルキル)、−C(O)(C−C)アルキル、−C(O)O(C−C)アルキル、−OC(O)(C−C)アルキル、−OC(O)NH、−S(O)(C−C)アルキル、−S(O)(C−C)アルキルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルから選択される1、2または3置換基で置換されていてもよい。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩である。
他の特定の実施態様において、本発明のピラゾロン誘導体化合物は、式(Ic)
〔式中、
はH、(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は−OH、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−NR、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、N−(C−C)アルキルアミノスルホニル、N,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルから独立して選択される1、2または3置換基で置換されている(C−C)アルキルであり;
ここで、該ヘテロアリールまたはフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリール、フェニルまたは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキル、フェニルで置換されている(C−C)アルキルまたはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルから選択され;
Rは水素、−COH、−CO−(C−C)アルキル、−CO−(C−C)アルケニル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−シクロペンチル、−CO−シクロヘキシル、−CO−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−CO−ベンジルオキシ、−CO−O−(C−C)アルキル、−CO−NH、−CO−NH−(C−C)アルキルまたは−CO−N((C−C)アルキル)であり、ここで、該−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、フェニル、ベンジル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、ベンジルオキシ、−O−(C−C)アルキル、−NH−(C−C)アルキルまたは−N((C−C)アルキル)は非置換でもハロ、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、−(C−C)アルキニル、−(5員もしくは6員)ヘテロアリール、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−C(ハロ)、−CH(ハロ)、−CH(ハロ)、−CN、−NO、−NH、−NH−(C−C)アルキル、−N(−(C−C)アルキル)、−C(O)(C−C)アルキル、−C(O)O(C−C)アルキル、−OC(O)(C−C)アルキル、−OC(O)NH、−S(O)(C−C)アルキル、−S(O)(C−C)アルキルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルから選択される1、2または3置換基で置換されていてもよい;
ただし、RがHであるとき、Rは(C−C)アルキルではない。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩である。
他の特定の実施態様において、本発明のピラゾロン誘導体化合物は、式(Id)
〔式中、
は−OH、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−NR、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、N−(C−C)アルキルアミノスルホニル、N,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルから独立して選択される1、2または3置換基で置換されている(C−C)アルキルであり、
ここで、該ヘテロアリールまたはフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
はフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリール、フェニルまたは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキル、フェニルで置換されている(C−C)アルキルまたはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルから選択され;
Rは水素、−COH、−CO−(C−C)アルキル、−CO−(C−C)アルケニル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−シクロペンチル、−CO−シクロヘキシル、−CO−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−CO−ベンジルオキシ、−CO−O−(C−C)アルキル、−CO−NH、−CO−NH−(C−C)アルキルまたは−CO−N((C−C)アルキル)であり、ここで、該−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、フェニル、ベンジル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、ベンジルオキシ、−O−(C−C)アルキル、−NH−(C−C)アルキルまたは−N((C−C)アルキル)は非置換でもハロ、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、−(C−C)アルキニル、−(5員もしくは6員)ヘテロアリール、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−C(ハロ)、−CH(ハロ)、−CH(ハロ)、−CN、−NO、−NH、−NH−(C−C)アルキル、−N(−(C−C)アルキル)、−C(O)(C−C)アルキル、−C(O)O(C−C)アルキル、−OC(O)(C−C)アルキル、−OC(O)NH、−S(O)(C−C)アルキル、−S(O)(C−C)アルキルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルから選択される1、2または3置換基で置換されていてもよい;
ただし、Rが−C(=O)OHで置換されている(C−C)アルキルであり、Rが(C−C)アルキルまたは−C(=NOR)R10であり、Rが(C−C)アルキルであるとき、R10は(C−C)アルキルではない。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩である。
他の特定の実施態様において、本発明のピラゾロン誘導体化合物は、式(Ie)
〔式中、
はH、(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
XはCH、O、NH、N(C−C)アルキル、N(C=O)(C−C)アルキル、N(CO)フェニル、S、SOまたはSOであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
mは0、1、2、3、4または5であり;
nは0、1、2、3、4または5であり;
11はH、(C−C)アルキルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよび該フェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;RはH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
Rは水素、−COH、−CO−(C−C)アルキル、−CO−(C−C)アルケニル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−シクロペンチル、−CO−シクロヘキシル、−CO−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−CO−ベンジルオキシ、−CO−O−(C−C)アルキル、−CO−NH、−CO−NH−(C−C)アルキルまたは−CO−N((C−C)アルキル)であり、ここで、該−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、フェニル、ベンジル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、ベンジルオキシ、−O−(C−C)アルキル、−NH−(C−C)アルキルまたは−N((C−C)アルキル)は非置換でもハロ、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、−(C−C)アルキニル、−(5員もしくは6員)ヘテロアリール、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−C(ハロ)、−CH(ハロ)、−CH(ハロ)、−CN、−NO、−NH、−NH−(C−C)アルキル、−N(−(C−C)アルキル)、−C(O)(C−C)アルキル、−C(O)O(C−C)アルキル、−OC(O)(C−C)アルキル、−OC(O)NH、−S(O)(C−C)アルキル、−S(O)(C−C)アルキルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルから選択される1、2または3置換基で置換されていてもよい。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩である。
他の特定の実施態様において、本発明のピラゾロン誘導体化合物は、式(If)
〔式中、
は(C−C)アルキルまたはフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたはハロ、シアノ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C10)アリール、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており、ここで、該(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルは非置換であるかまたはハロまたは(C−C)アルキルから独立して選択される1または2置換基で置換されており;
mは1、2または3であり;
Rは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩である。
他の特定の実施態様において、本発明のピラゾロン誘導体化合物は、式(Ig)
〔式中、
はH、(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
mは1、2または3である。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩である。
他の特定の実施態様において、本発明のピラゾロン誘導体化合物は、式(Ih)
〔式中、
は(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリール、フェニルまたは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキル、フェニルで置換されている(C−C)アルキルまたはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルから選択され;
mは1、2または3である。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩である。
他の特定の実施態様において、本発明のピラゾロン誘導体化合物は、式(Ii)
〔式中、
はH、(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリール、フェニルまたは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキル、フェニルで置換されている(C−C)アルキルまたはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルから独立して選択され;
mは0、1または2であり、ここで、mが2であるとき、ラクトン環は場合によりフェニル環に縮合し、ここで、該縮合フェニル環は非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されている。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩である。
他の特定の実施態様において、本発明のピラゾロン誘導体化合物は、式(Ij)
〔式中、
は(C−C)アルキルであり;
はフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は(C−C)アルキルであり;
Rは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩である。
他の特定の実施態様において、本発明のピラゾロン誘導体化合物は、式(Ik)
〔式中、
は(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルであり;
はフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は(C−C)アルキルであり;
Rは水素、−COH、−CO−(C−C)アルキル、−CO−(C−C)アルケニル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−シクロペンチル、−CO−シクロヘキシル、−CO−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−CO−ベンジルオキシ、−CO−O−(C−C)アルキル、−CO−NH、−CO−NH−(C−C)アルキルまたは−CO−N((C−C)アルキル)であり、ここで、該−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、フェニル、ベンジル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、ベンジルオキシ、−O−(C−C)アルキル、−NH−(C−C)アルキルまたは−N((C−C)アルキル)は非置換でもハロ、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、−(C−C)アルキニル、−(5員もしくは6員)ヘテロアリール、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−C(ハロ)、−CH(ハロ)、−CH(ハロ)、−CN、−NO、−NH、−NH−(C−C)アルキル、−N(−(C−C)アルキル)、−C(O)(C−C)アルキル、−C(O)O(C−C)アルキル、−OC(O)(C−C)アルキル、−OC(O)NH、−S(O)(C−C)アルキル、−S(O)(C−C)アルキルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルから選択される1、2または3置換基で置換されていてもよい。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩である。
3. 詳細な記載
本発明は次のことを含む。
(1) 式(Ia)
〔式中、
はフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は(C−C)アルキルであり;
は−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10はフェニルであり;
Rは水素、−COH、−CO−(C−C)アルキル、−CO−(C−C)アルケニル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−シクロペンチル、−CO−シクロヘキシル、−CO−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−CO−ベンジルオキシ、−CO−O−(C−C)アルキル、−CO−NH、−CO−NH−(C−C)アルキルまたは−CO−N((C−C)アルキル)であり、ここで、該−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、フェニル、ベンジル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、ベンジルオキシ、−O−(C−C)アルキル、−NH−(C−C)アルキルまたは−N((C−C)アルキル)は非置換でもハロ、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、−(C−C)アルキニル、−(5員もしくは6員)ヘテロアリール、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−C(ハロ)、−CH(ハロ)、−CH(ハロ)、−CN、−NO、−NH、−NH−(C−C)アルキル、−N(−(C−C)アルキル)、−C(O)(C−C)アルキル、−C(O)O(C−C)アルキル、−OC(O)(C−C)アルキル、−OC(O)NH、−S(O)(C−C)アルキル、−S(O)(C−C)アルキルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルから選択される1、2または3置換基で置換されていてもよい。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩。
(2) Rが非置換フェニルである、上記(1)に記載の化合物。
(3) Rが独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルである、上記(1)に記載の化合物。
(4) Rが(C−C)アルキルである、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の化合物。
(5) Rがメチルである、上記(4)に記載の化合物。
(6) Rが−C(=NOR)R10であり、Rが(C−C)アルキルである、上記(1)〜(3)の何れかに記載の化合物。
(7) Rが(C−C)アルキルであり、Rが−C(=NOR)R10であり、Rが(C−C)アルキルである、上記(1)〜(3)の何れかに記載の化合物。
(8) Rがメチルである、上記(6)に記載の化合物。
(9) Rがメチルである、上記(7)に記載の化合物。
(10) Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(1)〜(3)の何れかに記載の化合物。
(11) Rが(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(1)〜(3)の何れかに記載の化合物。
(12) Rが−C(=NOR)R10であり、Rが(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(1)〜(3)の何れかに記載の化合物。
(13) Rが(C−C)アルキルであり、Rが−C(=NOR)R10であり、Rが(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(1)〜(3)の何れかに記載の化合物。
(14) Rが水素である、上記(1)〜(3)の何れかに記載の化合物。
(15) Rが(C−C)アルキルであり、Rが水素である、上記(1)〜(3)の何れかに記載の化合物。
(16) Rが−C(=NOR)R10であり、Rが(C−C)アルキルであり、Rが水素である、上記(1)〜(3)の何れかに記載の化合物。
(17) Rが(C−C)アルキルであり、Rが−C(=NOR)R10であり、Rが(C−C)アルキルであり、Rが水素である、上記(1)〜(3)の何れかに記載の化合物。
(18) 式(Ib)
〔式中、
はH、(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は(C−C)アルキルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
は−OH、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−NR、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、N−(C−C)アルキルアミノスルホニル、N,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルから独立して選択される1、2または3置換基で置換されている(C−C)アルキルであり、ここで、該ヘテロアリールまたはフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
Rは水素、−COH、−CO−(C−C)アルキル、−CO−(C−C)アルケニル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−シクロペンチル、−CO−シクロヘキシル、−CO−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−CO−ベンジルオキシ、−CO−O−(C−C)アルキル、−CO−NH、−CO−NH−(C−C)アルキルまたは−CO−N((C−C)アルキル)であり、ここで、該−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、フェニル、ベンジル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、ベンジルオキシ、−O−(C−C)アルキル、−NH−(C−C)アルキルまたは−N((C−C)アルキル)は非置換でもハロ、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、−(C−C)アルキニル、−(5員もしくは6員)ヘテロアリール、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−C(ハロ)、−CH(ハロ)、−CH(ハロ)、−CN、−NO、−NH、−NH−(C−C)アルキル、−N(−(C−C)アルキル)、−C(O)(C−C)アルキル、−C(O)O(C−C)アルキル、−OC(O)(C−C)アルキル、−OC(O)NH、−S(O)(C−C)アルキル、−S(O)(C−C)アルキルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルから選択される1、2または3置換基で置換されていてもよい。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩。
(19) RがH、(C−C)アルキルまたは非置換フェニルである、上記(18)に記載の化合物。
(20) RがHである、上記(19)に記載の化合物。
(21) Rが(C−C)アルキルである、上記(19)に記載の化合物。
(22) Rがメチルである、上記(19)に記載の化合物。
(23) Rが非置換フェニルである、上記(19)に記載の化合物。
(24) Rが(C−C)アルキルである、上記(18)〜(23)の何れかに記載の化合物。
(25) Rがメチルである、上記(24)に記載の化合物。
(26) Rがフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、上記(18)〜(23)の何れかに記載の化合物。
(27) 置換基が(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される、上記(26)に記載の化合物。
(28) RがC(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)またはOHで置換されている(C−C)アルキルである、上記(18)〜(23)の何れかに記載の化合物。
(29) RがC(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)またはOHで置換されている(C−C)アルキルである、上記(28)に記載の化合物。
(30) Rが(C−C)アルキルであり、RがC(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)またはOHで置換されている(C−C)アルキルである、上記(18)〜(23)の何れかに記載の化合物。
(31) RがC(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)またはOHで置換されている(C−C)アルキルである、上記(30)に記載の化合物。
(32) Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(18)〜(23)の何れかに記載の化合物。
(33) Rが(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(18)〜(23)の何れかに記載の化合物。
(34) RがC(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキルまたはOHで置換されている(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(18)〜(23)の何れかに記載の化合物。
(35) Rが(C−C)アルキルであり、RがC(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキルまたはOHで置換されている(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(18)〜(23)の何れかに記載の化合物。
(36) Rが水素である、上記(18)〜(23)の何れかに記載の化合物。
(37) Rが(C−C)アルキルであり、Rが水素である、上記(18)〜(23)の何れかに記載の化合物。
(38) RがC(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)またはOHで置換されている(C−C)アルキルであり、Rが水素である、上記(18)〜(23)の何れかに記載の化合物。
(39) Rが(C−C)アルキルであり、RがC(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)またはOHで置換されている(C−C)アルキルであり、Rが水素である、上記(18)〜(23)の何れかに記載の化合物。
(40) 式(Ic)
〔式中、
はH、(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は−OH、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−NR、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、N−(C−C)アルキルアミノスルホニル、N,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルから独立して選択される1、2または3置換基で置換されている(C−C)アルキルであり;
ここで、該ヘテロアリールまたはフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリール、フェニルまたは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキル、フェニルで置換されている(C−C)アルキルまたはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルから選択され;
Rは水素、−COH、−CO−(C−C)アルキル、−CO−(C−C)アルケニル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−シクロペンチル、−CO−シクロヘキシル、−CO−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−CO−ベンジルオキシ、−CO−O−(C−C)アルキル、−CO−NH、−CO−NH−(C−C)アルキルまたは−CO−N((C−C)アルキル)であり、ここで、該−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、フェニル、ベンジル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、ベンジルオキシ、−O−(C−C)アルキル、−NH−(C−C)アルキルまたは−N((C−C)アルキル)は非置換でもハロ、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、−(C−C)アルキニル、−(5員もしくは6員)ヘテロアリール、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−C(ハロ)、−CH(ハロ)、−CH(ハロ)、−CN、−NO、−NH、−NH−(C−C)アルキル、−N(−(C−C)アルキル)、−C(O)(C−C)アルキル、−C(O)O(C−C)アルキル、−OC(O)(C−C)アルキル、−OC(O)NH、−S(O)(C−C)アルキル、−S(O)(C−C)アルキルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルから選択される1、2または3置換基で置換されていてもよい;
ただし、RがHであるとき、Rは(C−C)アルキルではない。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩。
(41) RがHまたは(C−C)アルキルである、上記(40)に記載の化合物。
(42) RがHである、上記(40)に記載の化合物。
(43) Rが(C−C)アルキルである、上記(40)に記載の化合物。
(44) Rがメチルである、上記(40)に記載の化合物。
(45) Rが−OH、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−NR、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、N−(C−C)アルキルアミノスルホニル、N,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルからなる群から選択される置換基で置換されている(C−C)アルキルである、上記(40)〜(44)の何れかに記載の化合物。
(46) Rが−OH、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−NR、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、N−(C−C)アルキルアミノスルホニル、N,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルからなる群から選択される置換基で置換されている(C−C)アルキルである、上記(45)に記載の化合物。
(47) Rが(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルで置換されている(C−C)アルキルである、上記(46)に記載の化合物。
(48) Rが(C−C)アルキルである、上記(40)〜(44)の何れかに記載の化合物。
(49) Rが(C−C)アルキルである、上記(48)に記載の化合物。
(50) Rがメチルである、上記(49)に記載の化合物。
(51) Rが(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、Rが(C−C)アルキルである、上記(40)〜(44)の何れかに記載の化合物。
(52) Rが(C−C)アルキルである、上記(51)に記載の化合物。
(53) Rがメチルである、上記(52)に記載の化合物。
(54) Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(40)〜(44)の何れかに記載の化合物。
(55) Rが(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(40)〜(44)の何れかに記載の化合物。
(56) Rが(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(40)〜(44)の何れかに記載の化合物。
(57) Rが(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、Rが(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(40)〜(44)の何れかに記載の化合物。
(58) Rが水素である、上記(40)〜(44)の何れかに記載の化合物。
(59) Rが(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、Rが水素である、上記(40)〜(44)の何れかに記載の化合物。
(60) Rが(C−C)アルキルであり、Rが水素である、上記(40)〜(44)の何れかに記載の化合物。
(61) Rが(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、Rが(C−C)アルキルであり、Rが水素である、上記(40)〜(44)の何れかに記載の化合物。
(62) 式(Id)
〔式中、
は−OH、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−NR、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、N−(C−C)アルキルアミノスルホニル、N,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルから独立して選択される1、2または3置換基で置換されている(C−C)アルキルであり、
ここで、該ヘテロアリールまたはフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
はフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリール、フェニルまたは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキル、フェニルで置換されている(C−C)アルキルまたはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルから選択され;
Rは水素、−COH、−CO−(C−C)アルキル、−CO−(C−C)アルケニル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−シクロペンチル、−CO−シクロヘキシル、−CO−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−CO−ベンジルオキシ、−CO−O−(C−C)アルキル、−CO−NH、−CO−NH−(C−C)アルキルまたは−CO−N((C−C)アルキル)であり、ここで、該−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、フェニル、ベンジル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、ベンジルオキシ、−O−(C−C)アルキル、−NH−(C−C)アルキルまたは−N((C−C)アルキル)は非置換でもハロ、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、−(C−C)アルキニル、−(5員もしくは6員)ヘテロアリール、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−C(ハロ)、−CH(ハロ)、−CH(ハロ)、−CN、−NO、−NH、−NH−(C−C)アルキル、−N(−(C−C)アルキル)、−C(O)(C−C)アルキル、−C(O)O(C−C)アルキル、−OC(O)(C−C)アルキル、−OC(O)NH、−S(O)(C−C)アルキル、−S(O)(C−C)アルキルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルから選択される1、2または3置換基で置換されていてもよい;
ただし、Rが−C(=O)OHで置換されている(C−C)アルキルであり、Rが(C−C)アルキルまたは−C(=NOR)R10であり、Rが(C−C)アルキルであるとき、R10は(C−C)アルキルではない。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩。
(63) Rが−OH、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルからなる群から選択される置換基で置換されている(C−C)アルキルである、上記(62)に記載の化合物。
(64) Rが−OH、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルからなる群から選択される置換基で置換されている(C−C)アルキルである、上記(62)に記載の化合物。
(65) Rが−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルまたは−C(=O)NRで置換されている(C−C)アルキルである、上記(62)に記載の化合物。
(66) Rが−C(=O)O(C−C)アルキルで置換されている(C)アルキルである、上記(62)に記載の化合物。
(67) Rが−C(=O)NRで置換されている(C)アルキルである、上記(62)に記載の化合物。
(68) Rが−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)で置換されている(C)アルキルである、上記(62)に記載の化合物。
(69) Rが(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルで置換されている(C)アルキルである、上記(62)に記載の化合物。
(70) Rが非置換フェニルまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2または3、4または5置換基で置換されているフェニルである、上記(62)〜(69)の何れかに記載の化合物。
(71) Rが非置換フェニルまたは(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されているフェニルである、上記(70)に記載の化合物。
(72) Rが(C−C)アルキルである、上記(62)〜(69)の何れかに記載の化合物。
(73) Rがメチルである、上記(72)に記載の化合物。
(74) Rが非置換フェニルまたは(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されているフェニルであり、Rが(C−C)アルキルである、上記(62)〜(69)の何れかに記載の化合物。
(75) Rが非置換フェニルまたは(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されているフェニルであり、Rがメチルである、上記(62)〜(69)の何れかに記載の化合物。
(76) Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(62)〜(69)の何れかに記載の化合物。
(77) Rが非置換フェニルまたは(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されているフェニルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(62)〜(69)の何れかに記載の化合物。
(78) Rが(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(62)〜(69)の何れかに記載の化合物。
(79) Rが非置換フェニルまたは(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されているフェニルであり、Rが(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(62)〜(69)の何れかに記載の化合物。
(80) Rが水素である、上記(62)〜(69)の何れかに記載の化合物。
(81) Rが非置換フェニルまたは(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されているフェニルであり、Rが水素である、上記(62)〜(69)の何れかに記載の化合物。
(82) Rが(C−C)アルキルであり、Rが水素である、上記(62)〜(69)の何れかに記載の化合物。
(83) Rが非置換フェニルまたは(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されているフェニルであり、Rが(C−C)アルキルであり、Rが水素である、上記(62)〜(69)の何れかに記載の化合物。
(84) 式(Ie)
〔式中、
はH、(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
XはCH、O、NH、N(C−C)アルキル、N(C=O)(C−C)アルキル、N(CO)フェニル、S、SOまたはSOであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
mは0、1、2、3、4または5であり;
nは0、1、2、3、4または5であり;
11はH、(C−C)アルキルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよび該フェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;RはH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
Rは水素、−COH、−CO−(C−C)アルキル、−CO−(C−C)アルケニル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−シクロペンチル、−CO−シクロヘキシル、−CO−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−CO−ベンジルオキシ、−CO−O−(C−C)アルキル、−CO−NH、−CO−NH−(C−C)アルキルまたは−CO−N((C−C)アルキル)であり、ここで、該−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、フェニル、ベンジル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、ベンジルオキシ、−O−(C−C)アルキル、−NH−(C−C)アルキルまたは−N((C−C)アルキル)は非置換でもハロ、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、−(C−C)アルキニル、−(5員もしくは6員)ヘテロアリール、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−C(ハロ)、−CH(ハロ)、−CH(ハロ)、−CN、−NO、−NH、−NH−(C−C)アルキル、−N(−(C−C)アルキル)、−C(O)(C−C)アルキル、−C(O)O(C−C)アルキル、−OC(O)(C−C)アルキル、−OC(O)NH、−S(O)(C−C)アルキル、−S(O)(C−C)アルキルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルから選択される1、2または3置換基で置換されていてもよい。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩。
(85) RがHまたは(C−C)アルキルである、上記(84)に記載の化合物。
(86) RがHまたはメチルである、上記(84)に記載の化合物。
(87) RがHである、上記(84)に記載の化合物。
(88) XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOである、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(89) XがNHである、上記(88)に記載の化合物。
(90) XがCHである、上記(88)に記載の化合物。
(91) XがOである、上記(88)に記載の化合物。
(92) XがSである、上記(88)に記載の化合物。
(93) XががSOである、に記載の化合物。
(94) mが0、1または2である、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(95) mが0である、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(96) mが1である、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(97) mが2である、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(98) mが0、1または2である、上記(88)に記載の化合物。
(99) mが0である、上記(98)に記載の化合物。
(100) mが1である、上記(98)に記載の化合物。
(101) mが2である、上記(98)に記載の化合物。
(102) nが0、1または2である、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(103) nが0である、上記(102)に記載の化合物。
(104) nが1である、上記(102)に記載の化合物。
(105) nが2である、上記(102)に記載の化合物。
(106) XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOであり、nが0、1または2である、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(107) mが0、1または2であり、nが0、1または2である、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(108) XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOであり、mが0、1または2であり、nが0、1または2である、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(109) XがCH、O、S、SOまたはSOであり、mが0、1または2であり、nが0、1または2である、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(110) R11がHまたは(C−C)アルキルである、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(111) XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOであり、R11がHまたは(C−C)アルキルである、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(112) mが0、1または2であり、R11がHまたは(C−C)アルキルである、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(113) nが0、1または2であり、R11がHまたは(C−C)アルキルである、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(114) XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOであり、mが0、1または2であり、R11がHまたは(C−C)アルキルである、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(115) XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOであり、nが0、1または2であり、R11がHまたは(C−C)アルキルである、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(116) mが0、1または2であり、nが0、1または2であり、R11がHまたは(C−C)アルキルである、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(117) XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOであり、mが0、1または2であり、nが0、1または2であり、R11がHまたは(C−C)アルキルである、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(118) R11がHまたはメチルである、上記(110)に記載の化合物。
(119) R11がHまたはメチルである、上記(111)に記載の化合物。
(120) R11がHまたはメチルである、上記(112)に記載の化合物。
(121) R11がHまたはメチルである、上記(113)に記載の化合物。
(122) R11がHまたはメチルである、上記(114)に記載の化合物。
(123) R11がHまたはメチルである、上記(115)に記載の化合物。
(124) R11がHまたはメチルである、上記(116)に記載の化合物。
(125) R11がHまたはメチルである、上記(117)に記載の化合物。
(126) R11がHである、上記(110)に記載の化合物。
(127) R11がHである、上記(111)に記載の化合物。
(128) R11がHである、上記(112)に記載の化合物。
(129) R11がHである、上記(113)に記載の化合物。
(130) R11がHである、上記(114)に記載の化合物。
(131) R11がHである、上記(115)に記載の化合物。
(132) R11がHである、上記(116)に記載の化合物。
(133) R11がHである、上記(117)に記載の化合物。
(134) Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(135) XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(136) mが0、1または2であり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(137) nが0、1または2であり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(138) R11がHまたは(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(139) XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOであり、mが0、1または2であり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(140) XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOであり、nが0、1または2であり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(141) XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOであり、R11がHまたは(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(142) mが0、1または2であり、nが0、1または2であり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(143) mが0、1または2であり、R11がHまたは(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(144) nが0、1または2であり、R11がHまたは(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(145) XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOであり、mが0、1または2であり、nが0、1または2であり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(146) XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOであり、mが0、1または2であり、R11がHまたは(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(147) mが0、1または2であり、nが0、1または2であり、R11がHまたは(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(148) XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOであり、mが0、1または2であり、nが0、1または2であり、R11がHまたは(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(84)〜(87)の何れかに記載の化合物。
(149) Rが水素である、上記(134)に記載の化合物。
(150) Rが水素である、上記(135)に記載の化合物。
(151) Rが水素である、上記(136)に記載の化合物。
(152) Rが水素である、上記(137)に記載の化合物。
(153) Rが水素である、上記(138)に記載の化合物。
(154) Rが水素である、上記(139)に記載の化合物。
(155) Rが水素である、上記(140)に記載の化合物。
(156) Rが水素である、上記(141)に記載の化合物。
(157) Rが水素である、上記(142)に記載の化合物。
(158) Rが水素である、上記(143)に記載の化合物。
(159) Rが水素である、上記(144)に記載の化合物。
(160) Rが水素である、上記(145)に記載の化合物。
(161) Rが水素である、上記(146)に記載の化合物。
(162) Rが水素である、上記(147)に記載の化合物。
(163) Rが水素である、上記(148)に記載の化合物。
(164) 式(If)
〔式中、
は(C−C)アルキルまたはフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたはハロ、シアノ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C10)アリール、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており、ここで、該(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルは非置換であるかまたはハロまたは(C−C)アルキルから独立して選択される1または2置換基で置換されており;
mは1、2または3であり;
Rは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩。
(165) Rがフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたは1個、2個または独立して選択される3置換基で置換されている、上記(164)に記載の化合物。
(166) Rがフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたは1個、2個または独立して選択される3置換基で置換されている、上記(164)に記載の化合物。
(167) 該フェニルが非置換である、上記(165)または(166)に記載の化合物。
(168) 該フェニルが(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されている、上記(165)または(166)に記載の化合物。
(169) 該フェニルが(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されている、上記(168)に記載の化合物。
(170) 該置換基がメチルスルホニル、N−メチルアミノスルホニルおよびN,N−ジメチルアミノスルホニルから選択される、上記(169)に記載の化合物。
(171) Rがベンジルであり、ここで、該ベンジルは非置換であるかまたは1個、2個または独立して選択される3置換基で置換されている、上記(165)または(166)に記載の化合物。
(172) 該ベンジルが(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されている、上記(171)に記載の化合物。
(173) 該ベンジルが(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されている、上記(172)に記載の化合物。
(174) 該置換基がメチルスルホニル、N−メチルアミノスルホニルおよびN,N−ジメチルアミノスルホニルから選択される、上記(173)に記載の化合物。
(175) mが1である、上記(164)〜(166)の何れかに記載の化合物。
(176) mが2である、上記(164)〜(166)の何れかに記載の化合物。
(177) mが3である、上記(164)〜(166)の何れかに記載の化合物。
(178) 式(Ig)
〔式中、
はH、(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
mは1、2または3である。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩。
(179) RがH、(C−C)アルキルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよびフェニルが独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、上記(178)に記載の化合物。
(180) RがH、メチルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよびフェニルが独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、上記(179)に記載の化合物。
(181) RがHである、上記(179)に記載の化合物。
(182) Rがメチルである、上記(179)に記載の化合物。
(183) Rがフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、上記(179)に記載の化合物。
(184) Rが(C−C)アルキルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよびフェニルが独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、上記(178)〜(183)の何れかに記載の化合物。
(185) Rがメチルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよびフェニルが独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、上記(184)に記載の化合物。
(186) Rがメチルである、上記(184)に記載の化合物。
(187) Rがフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、上記(184)に記載の化合物。
(188) Rが非置換フェニルである、上記(187)に記載の化合物。
(189) Rが(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されているフェニルである、上記(187)に記載の化合物。
(190) mが1である、上記(178)〜(183)の何れかに記載の化合物。
(191) Rが(C−C)アルキルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよびフェニルが独立して選択される1、2または3置換基で置換されており、mが1である、上記(178)〜(183)の何れかに記載の化合物。
(192) mが2である、上記(178)〜(183)の何れかに記載の化合物。
(193) Rが(C−C)アルキルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよびフェニルが独立して選択される1、2または3置換基で置換されており、mが2である、上記(178)〜(183)の何れかに記載の化合物。
(194) mが3である、上記(178)〜(183)の何れかに記載の化合物。
(195) Rが(C−C)アルキルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよびフェニルが独立して選択される1、2または3置換基で置換されており、mが3である、上記(178)〜(183)の何れかに記載の化合物。
(196) 式(Ih)
〔式中、
は(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリール、フェニルまたは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキル、フェニルで置換されている(C−C)アルキルまたはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルから選択され;
mは1、2または3である。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩。
(197) Rが(C−C)アルキルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよびフェニルが独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、上記(196)に記載の化合物。
(198) Rがメチルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよびフェニルが独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、上記(196)に記載の化合物。
(199) Rがメチルである、上記(196)に記載の化合物。
(200) Rがフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、上記(196)に記載の化合物。
(201) Rが非置換フェニルである、上記(200)に記載の化合物。
(202) Rが(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されているフェニルである、上記(201)に記載の化合物。
(203) Rが(C−C)アルキル、フェニルまたは−C(=NOR)R10である、上記(196)〜(202)の何れかに記載の化合物。
(204) Rがメチル、フェニルまたは−C(=NOR)R10である、上記(196)〜(202)の何れかに記載の化合物。
(205) Rがメチルである、上記(204)に記載の化合物。
(206) Rがフェニルである、上記(204)に記載の化合物。
(207) Rが−C(=NOR)R10である、上記(204)に記載の化合物。
(208) Rが(C−C)アルキル、フェニルで置換されている(C−C)アルキルまたはフェニルである、上記(207)に記載の化合物。
(209) Rがメチル、ベンジルまたはフェニルである、上記(207)に記載の化合物。
(210) R10が(C−C)アルキルである、上記(207)に記載の化合物。
(211) R10がメチルである、上記(210)に記載の化合物。
(212) mが1である、上記(196)〜(202)の何れかに記載の化合物。
(213) Rがメチル、フェニルまたは−C(=NOR)R10であり、mが1である、上記(196)〜(202)の何れかに記載の化合物。
(214) mが2である、上記(196)〜(202)の何れかに記載の化合物。
(215) Rがメチル、フェニルまたは−C(=NOR)R10であり、mが2である、上記(196)〜(202)の何れかに記載の化合物。
(216) mが3である、上記(196)〜(202)の何れかに記載の化合物。
(217) Rがメチル、フェニルまたは−C(=NOR)R10であり、mが2である、上記(196)〜(202)の何れかに記載の化合物。
(218) 式(Ii)
〔式中、
はH、(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリール、フェニルまたは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキル、フェニルで置換されている(C−C)アルキルまたはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルから独立して選択され;
mは0、1または2であり、ここで、mが2であるとき、ラクトン環は場合によりフェニル環に縮合し、ここで、該縮合フェニル環は非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されている。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩。
(219) RがH、(C−C)アルキルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよびフェニルは非置換であるかまたは1、2または3置換基で置換されている、上記(218)に記載の化合物。
(220) RがH、メチルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよびフェニルは非置換であるかまたは1、2または3置換基で置換されている、上記(218)に記載の化合物。
(221) RがHである、上記(218)に記載の化合物。
(222) Rがメチルである、上記(218)に記載の化合物。
(223) Rがフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたは1、2または3置換基で置換されている、上記(218)に記載の化合物。
(224) Rが(C−C)アルキル、フェニルまたは−C(=NOR)R10である、上記(218)〜(223)の何れかに記載の化合物。
(225) Rがメチル、フェニルまたは−C(=NOR)R10である、上記(224)に記載の化合物。
(226) Rがメチルである、上記(224)に記載の化合物。
(227) Rがフェニルである、上記(224)に記載の化合物。
(228) Rが−C(=NOR)R10である、上記(224)に記載の化合物。
(229) Rが(C−C)アルキル、フェニルで置換されている(C−C)アルキルまたはフェニルである、上記(228)に記載の化合物。
(230) Rがメチル、ベンジルまたはフェニルである、上記(229)に記載の化合物。
(231) R10が(C−C)アルキルである、上記(228)に記載の化合物。
(232) Rがメチル、ベンジルまたはフェニルである、上記(231)に記載の化合物。
(233) R10がメチルである、上記(231)に記載の化合物。
(234) Rがメチル、ベンジルまたはフェニルである、上記(233)に記載の化合物。
(235) mが0である、上記(218)〜(223)の何れかに記載の化合物。
(236) Rがメチル、フェニルまたは−C(=NOR)R10である、上記(235)に記載の化合物。
(237) mが1である、上記(218)〜(223)の何れかに記載の化合物。
(238) Rがメチル、フェニルまたは−C(=NOR)R10である、上記(237)に記載の化合物。
(239) mが2である、上記(218)〜(223)の何れかに記載の化合物。
(240) Rがメチル、フェニルまたは−C(=NOR)R10である、上記(239)に記載の化合物。
(241) ラクトン環がフェニル環に縮合しており、ここで、縮合フェニル環は非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されている、上記(239)に記載の化合物。
(242) 縮合フェニル環が非置換である、上記(241)に記載の化合物。
(243) 縮合フェニル環が独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、上記(241)に記載の化合物。
(244) 縮合フェニル環が(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されている、上記(243)に記載の化合物。
(245) Rがメチル、フェニルまたは−C(=NOR)R10である、上記(241)に記載の化合物。
(246) 式(Ij)
〔式中、
は(C−C)アルキルであり;
はフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は(C−C)アルキルであり;
Rは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩。
(247) Rが(C−C)アルキルである、上記(246)に記載の化合物。
(248) Rがメチルである、上記(247)に記載の化合物。
(249) Rが非置換フェニルであるかまたは1個、2個または独立して選択される3置換基で置換されているフェニルである、上記(246)〜(248)の何れかに記載の化合物。
(250) Rが非置換フェニルである、上記(249)に記載の化合物。
(251) Rが独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルである、上記(249)に記載の化合物。
(252) Rが(C−C)アルキルである、上記(246)〜(248)の何れかに記載の化合物。
(253) Rが(C−C)アルキルである、上記(249)に記載の化合物。
(254) Rがメチルである、上記(252)に記載の化合物。
(255) Rがメチルである、上記(253)に記載の化合物。
(256) 式(Ik)
〔式中、
は(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルであり;
はフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は(C−C)アルキルであり;
Rは水素、−COH、−CO−(C−C)アルキル、−CO−(C−C)アルケニル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−シクロペンチル、−CO−シクロヘキシル、−CO−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−CO−ベンジルオキシ、−CO−O−(C−C)アルキル、−CO−NH、−CO−NH−(C−C)アルキルまたは−CO−N((C−C)アルキル)であり、ここで、該−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、フェニル、ベンジル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、ベンジルオキシ、−O−(C−C)アルキル、−NH−(C−C)アルキルまたは−N((C−C)アルキル)は非置換でもハロ、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、−(C−C)アルキニル、−(5員もしくは6員)ヘテロアリール、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−C(ハロ)、−CH(ハロ)、−CH(ハロ)、−CN、−NO、−NH、−NH−(C−C)アルキル、−N(−(C−C)アルキル)、−C(O)(C−C)アルキル、−C(O)O(C−C)アルキル、−OC(O)(C−C)アルキル、−OC(O)NH、−S(O)(C−C)アルキル、−S(O)(C−C)アルキルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルから選択される1、2または3置換基で置換されていてもよい。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩。
(257) Rが(5員もしくは6員)ヘテロシクロアルキルである、上記(256)に記載の化合物。
(258) Rが(5員)ヘテロシクロアルキルである、上記(256)に記載の化合物。
(259) Rが(6員)ヘテロシクロアルキルである、上記(256)に記載の化合物。
(260) Rが(7員)ヘテロシクロアルキルである、上記(256)に記載の化合物。
(261) Rがピペリジニルである、上記(256)に記載の化合物。
(262) Rが非置換フェニルであるかまたは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルである、上記(256)〜(261)の何れかに記載の化合物。
(263) Rが非置換フェニルである、上記(262)に記載の化合物。
(264) Rが独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルである、上記(262)に記載の化合物。
(265) Rが(C−C)アルキルである、上記(256)〜(261)の何れかに記載の化合物。
(266) Rが(C−C)アルキルである、上記(262)に記載の化合物。
(267) Rがメチルである、上記(265)に記載の化合物。
(268) Rがメチルである、上記(266)に記載の化合物。
(269) Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(256)〜(261)の何れかに記載の化合物。
(270) Rが水素である、上記(269)に記載の化合物。
(271) Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(262)に記載の化合物。
(272) Rが水素である、上記(271)に記載の化合物。
(273) Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、上記(265)に記載の化合物。
(274) Rが水素である、上記(273)に記載の化合物。
(275) 次のものからなる群から選択される、化合物:
4−[(1)−(メトキシイミノ)(フェニル)メチル]−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−オール;
2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−メチル−5−オキソ−1−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]酢酸;
(1,4−ジメチル−5−オキソ−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ2,2−ジメチルプロパノエート;
(1,4−ジメチル−5−オキソ−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)アミノベンゾエート;
3−ベンジル−4−(ヒドロキシアミノ)−1,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン;
1,4−ジメチル−4−{[(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ]アミノ}−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン;
エチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート;
3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,5H,6H−シクロペンタ[c]ピラゾール−3−オン;
エチル4−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]ブタノエート;
4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン;
2−{3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル}酢酸;
エチル2−{3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル}アセテート;
4−(ヒドロキシアミノ)−3−フェニル−4−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン;
メチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル]アセテート;
4−(ヒドロキシアミノ)−1−メチル−3−フェニル−4−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン;
エチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル]アセテート;
3−[4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]ピリジン−1−イウム−1−オレート;
1−(4−ブロモフェニル)−4−(ヒドロキシアミノ)−3,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン;
4−(ヒドロキシアミノ)−1,4−ジメチル−3−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン;
4−[4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルベンゼン−1−スルホンアミド;
4−(ヒドロキシアミノ)−4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン;
2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル]アセトアミド;
4−(ヒドロキシアミノ)−4−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン;
3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,6H,7H−チオピラノ[4,3−c]ピラゾール−3−オン;
3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,6H,7H−5λ−チオピラノ[4,3−c]ピラゾール−3,5,5−トリオン;
3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,5H,7H−ピラノ[3,4−c]ピラゾール−3−オン;
3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,6H−5λ−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3,5,5−トリオン;
(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メチル2−(4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)アセテート;
(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メチル2−(4−メチル−4−(((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)アミノ)−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)アセテート;
4−[4−(ヒドロキシアミノ)−1,4−ジメチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルベンゼン−1−スルホンアミド;
3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,5H,6H,7H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−3−オン;
メチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−1−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート;
2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−1−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]酢酸;
2−{3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−4−(ヒドロキシアミノ)−1−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル}酢酸;
2−[4−(ヒドロキシアミノ)−1−メチル−5−オキソ−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]酢酸;
9−(4−メタンスルホニルフェニル)−7−メチル−2−オキサ−1,7,8−トリアザスピロ[4.4]ノン−8−エン−3,6−ジオン;
N,N−ジメチル−4−{8−メチル−3,9−ジオキソ−2−オキサ−1,7,8−トリアザスピロ[4.4]ノン−6−エン−6−イル}ベンゼン−1−スルホンアミド;
7−メチル−9−フェニル−2−オキサ−1,7,8−トリアザスピロ[4.4]ノン−8−エン−3,6−ジオン;
2−[4−(ヒドロキシアミノ)−1,3−ジメチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]酢酸;
2−{4−[4−(ヒドロキシアミノ)−1,4−ジメチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゼンスルホニル}−2−メチルプロパン酸;
2−[4−(ヒドロキシアミノ)−1,4−ジメチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]−5−メタンスルホニル安息香酸;
12−メタンスルホニル−4,6−ジメチル−8−オキサ−3,4,7−トリアザトリシクロ[8.4.0.02,]テトラデカ−1(14),2,10,12−テトラエン−5,9−ジオン;
4,6−ジメチル−8−オキサ−3,4,7−トリアザトリシクロ[8.4.0.02,]テトラデカ−1(14),2,10,12−テトラエン−5,9−ジオン;
8−(4−メタンスルホニルフェニル)−7−メチル−5−オキサ−1,6,9−トリアザビシクロ[5.2.1]デカ−8−エン−4,10−ジオン;
N,N−ジメチル−4−{7−メチル−4,10−ジオキソ−5−オキサ−1,6,9−トリアザビシクロ[5.2.1]デカ−8−エン−8−イル}ベンゼン−1−スルホンアミド;
2,3a−ジメチル−2H,3H,3aH,4H,6H,7H−ピラゾロ[4,3−c][1,2]オキサジン−3,6−ジオン;
3a−(((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)アミノ)−3−フェニル−3aH−フロ[2,3−c]ピラゾール−5(4H)−オン;
3a−(((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)アミノ)−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−3aH−フロ[2,3−c]ピラゾール−5(4H)−オン;
N−メチル−4−(3a−(((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)アミノ)−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−3aH−フロ[2,3−c]ピラゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N,N−ジメチル−4−(3a−(((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)アミノ)−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−3aH−フロ[2,3−c]ピラゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
3a−(((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)アミノ)−3−フェニル−4,5−ジヒドロピラノ[2,3−c]ピラゾール−6(3aH)−オン;
3a−(((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)アミノ)−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−4,5−ジヒドロピラノ[2,3−c]ピラゾール−6(3aH)−オン;
N−メチル−4−(3a−(((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)アミノ)−6−オキソ−3a,4,5,6−テトラヒドロピラノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
N,N−ジメチル−4−(3a−(((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)アミノ)−6−オキソ−3a,4,5,6−テトラヒドロピラノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−1−(ピペリジン−4−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン;および
4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−1−(オキサン−4−イルメチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン;
またはこの薬学的に許容される塩。
(276) 化合物が2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−メチル−5−オキソ−1−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]酢酸である、上記(275)に記載の化合物。
(277) 化合物がエチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]アセテートである、上記(275)に記載の化合物。
(278) 化合物がエチル4−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]ブタノエートである、上記(275)に記載の化合物。
(279) 化合物が2−{3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル}酢酸である、上記(275)に記載の化合物。
(280) 化合物がエチル2−{3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル}アセテートである、上記(275)に記載の化合物。
(281) 化合物がメチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル]アセテートである、上記(275)に記載の化合物。
(282) 化合物がエチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル]アセテートである、上記(275)に記載の化合物。
(283) 上記(1)、(18)、(40)、(62)、(84)、(164)、(178)、(196)、(218)、(246)、(256)または(275)の何れかに記載の化合物および少なくとも一つの薬学的に許容される添加物を含む、医薬組成物。
(284) 少なくとも一つの薬学的に許容される添加物がラクトース、微結晶セルロース、クロスカルメロースまたはこれらの任意の混合物から選択される、上記(283)に記載の医薬組成物。
(285) 医薬組成物が経口投与に適する、上記(283)に記載の医薬組成物。
(286) 医薬組成物が固体形態での投与のために製剤される、上記(283)に記載の医薬組成物。
(287) 有効量の上記(1)、(18)、(40)、(62)、(84)、(164)、(178)、(196)、(218)、(246)、(256)または(275)の何れかに記載の化合物または上記(283)〜(286)の何れかに記載の医薬組成物を、処置を必要とする患者に投与することを含む、心血管疾患を処置する方法。
(288) 心血管疾患が心不全である、上記(287)に記載の方法。
(289) 心血管疾患が急性非代償性心不全である、上記(287)に記載の方法。
(290) 化合物または医薬組成物が経口投与される、上記(287)に記載の方法。
(291) 心血管疾患の処置のために有用な医薬の製造のための、上記(1)、(18)、(40)、(62)、(84)、(164)、(178)、(196)、(218)、(246)、(256)または(275)の何れかに記載の化合物または上記(283)〜(286)の何れかに記載の医薬組成物の使用。
(292) 心不全の処置のために有用な医薬の製造のための、上記(1)、(18)、(40)、(62)、(84)、(164)、(178)、(196)、(218)、(246)、(256)または(275)の何れかに記載の化合物または上記(283)〜(286)の何れかに記載の医薬組成物の使用。
(293) 急性非代償性心不全の処置のために有用な医薬の製造のための、上記(1)、(18)、(40)、(62)、(84)、(164)、(178)、(196)、(218)、(246)、(256)または(275)の何れかに記載の化合物または上記(283)〜(286)の何れかに記載の医薬組成物の使用。
(294) 化合物または医薬組成物が経口投与される、上記(149)〜(151)の何れかに記載の使用。
(295) 心血管疾患の処置に使用するための、上記(1)、(18)、(40)、(62)、(84)、(164)、(178)、(196)、(218)、(246)、(256)または(275)の何れかに記載の化合物または上記(283)〜(286)の何れかに記載の医薬組成物。
(296) 心不全の処置に使用するための、上記(1)、(18)、(40)、(62)、(84)、(164)、(178)、(196)、(218)、(246)、(256)または(275)の何れかに記載の化合物または上記(283)〜(286)の何れかに記載の医薬組成物。
(297) 急性非代償性心不全の処置に使用するための、上記(1)、(18)、(40)、(62)、(84)、(164)、(178)、(196)、(218)、(246)、(256)または(275)の何れかに記載の化合物または上記(283)〜(286)の何れかに記載の医薬組成物。
(298) 上記(1)、(18)、(40)、(62)、(84)、(164)、(178)、(196)、(218)、(246)、(256)または(275)の何れかに記載の化合物または上記(283)〜(286)の何れかに記載の医薬組成物およびキットの使用指示を含む、ニトロキシル治療に応答する疾患または状態の処置および/または予防のためのキット。
(299) 疾患または状態が心血管疾患、虚血/再潅流障害、癌性疾患および肺高血圧から選択される、上記(298)に記載のキット。
(300) 心血管疾患が心不全である、上記(299)に記載のキット。
3.1 定義
他に明確に定義されない限り、ここで使用する下記用語は、下に示す意味を有する。
“薬学的に許容される塩”は、ここに開示するあらゆる治療剤の塩をいい、該塩は、当分野で知られる多様な有機および無機カウンターイオンの何れかを含んでよく、該塩は薬学的に許容される。治療剤が酸性官能基を含むとき、カウンターイオンの種々の例示的実施態様は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アンモニウム、テトラアルキルアンモニウムなどである。治療剤が塩基性官能基を含むとき、薬学的に許容される塩は、カウンターイオン、例として、ヒドロクロライド、ヒドロブロマイド、タートレート、メシレート、アセテート、マレアート、オキサレートなどのような有機酸または無機酸を含み得る。塩の実例は、スルフェート、シトレート、アセテート、クロライド、ブロマイド、アイオダイド、ニトレート、ビスルフェート、ホスフェート、酸ホスフェート、ラクテート、サリチレート、酸シトレート、タートレート、オレアート、タンネート、パントテナート、ビタートレート、アスコルベート、スクシネート、マレアート、ベシレート、フマレート、グルコネート、グルカロネート、サッカレート、ホルメート、ベンゾエート、グルタメート、メタンスルホネート、エタンスルホネート、ベンゼンスルホネートおよびp−トルエンスルホネート塩類を含むが、これらに限定されない。従って、塩は、カルボン酸官能基のような酸性官能基を有するここに開示する式のいずれかの化合物および薬学的に許容される無機または有機塩基から製造できる。適当な塩基は、ナトリウム、カリウム、およびリチウムのようなアルカリ金属の水酸化物;カルシウムおよびマグネシウムのようなアルカリ土類金属の水酸化物;アルミニウムおよび亜鉛のような他の金属の水酸化物;アアンモニアおよび非置換またはヒドロキシ置換モノ、ジまたはトリアルキルアミンのような有機アミン;ジシクロヘキシルアミン;トリブチルアミン;ピリジン;N−メチル−N−エチルアミン;ジエチルアミン;トリエチルアミン;モノ、ビスまたはトリス−(2−ヒドロキシエチル)アミン、2−ヒドロキシ−tert−ブチルアミン、またはトリス−(ヒドロキシメチル)メチルアミンのようなモノ、ビスまたはトリス−(2−ヒドロキシ−低級アルキルアミン類)、N,N−ジメチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミンまたはトリ−(2−ヒドロキシエチル)アミンのようなN,N−ジ−低級アルキル−N−(ヒドロキシ−低級アルキル)−アミン類;N−メチル−D−グルカミン;およびアルギニン、リシンのようなアミノ酸などを含むが、これらに限定されない。塩はまたアミノ官能基のような塩基性官能基を有するここに開示する式のいずれかの化合物および薬学的に許容される無機または有機酸からも製造され得る。適当な酸は、重硫酸、クエン酸、酢酸、塩酸(HCl)、臭化水素(HBr)、ヨウ化水素(HI)、硝酸、リン酸、乳酸、サリチル酸、酒石酸、アスコルビン酸、コハク酸、マレイン酸、ベシル酸、フマル酸、グルコン酸、グルクロン酸、ギ酸、安息香酸、グルタミン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸およびp−トルエンスルホン酸を含むが、これらに限定されない。
“薬学的に許容される添加物”は、それ自体治療剤ではなく、治療剤を患者に送達するための担体、希釈剤、アジュバント、結合剤、および/または媒体として使用されるかまたは取り扱いもしくは保存性質を改善するために医薬組成物に添加されるかまたは化合物もしくは医薬組成物の投与用単位用量への製剤を可能にするもしくは促進する、あらゆる物質をいう。薬学的に許容される添加物は医薬分野で知られ、例えば、Gennaro, Ed., Remington: The Science and Practice of Pharmacy, 20th Ed. およびHandbook of Pharmaceutical Excipients, American Pharmaceutical Association, Washington, D.C.(例えば、それぞれ1986年、1994年および2000年の第1版、第2版および第3版)。当分野で知られるとおり、薬学的に許容される添加物は多様な機能を提供でき、湿潤剤、緩衝剤、懸濁化剤、滑沢剤、乳化剤、崩壊剤、吸収剤、防腐剤、界面活性剤、着色剤、風味剤および甘味剤として記載され得る。薬学的に許容される添加物の例は、(1)ラクトース、グルコースおよびスクロースのような糖、(2)トウモロコシデンプンおよびジャガイモデンプンのようなデンプン、(3)セルロースおよびナトリウムカルボキシメチルセルロース、エチルセルロース、セルロースアセテート、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、微結晶セルロースおよびクロスカルメロースナトリウムのようなクロスカルメロースのようなその誘導体、(4)粉末トラガカント、(5)麦芽、(6)ゼラチン、(7)タルク、(8)カカオバターおよび坐薬蝋のような添加物、(9)ピーナツ油、綿実油、紅花油、ゴマ油、オリーブ油、トウモロコシ油およびダイズ油のような油、(10)プロピレングリコールのようなグリコール、(11)グリセリン、ソルビトール、マンニトールおよびポリエチレングリコールのようなポリオール、(12)オレイン酸エチルおよびラウリン酸エチルのようなエステル、(13)寒天、(14)水酸化マグネシウムおよび水酸化アルミニウムのような緩衝剤、(15)アルギン酸、(16)発熱性物質除去水、(17)等張食塩水、(18)リンゲル液、(19)エチルアルコール、(20)pH緩衝化溶液、(21)ポリエステル、ポリカーボネートおよび/またはポリ無水物および(22)医薬製剤に用いられる他の非毒性適合性物質を含むが、これらに限定されない。
“単位用量形態”は、ヒトまたは動物への単位用量に適する物理的に分かれた単位をいう。各単位用量形態は、所望の効果を生じるように計算された予定された量の治療剤を含む。
他に明確に示されない限り、“患者”はヒトを含むが、それに限定されない哺乳動物のような動物をいう。それ故に、ここに開示する方法は、ヒト治療および獣医適用に有用であり得る。特定の実施態様において、患者は哺乳動物である。ある実施態様において、患者はヒトである。
“有効量”は、治療剤またはその薬学的に許容される塩の、有効性および毒性の可能性のパラメータと組み合わせ、同時に実践している専門家の知識に基づき、ある治療形態において有効であるべき、そのような量をいう。当分野で理解されるとおり、有効量は1回またはそれ以上で投与してよい。
“処置”、“処置する”などは、臨床結果を含む、有益なまたは所望の結果を得るためのアプローチである。本記載の目的で、有益なまたは所望の結果は、状態の発症および/または進展の阻止および/または抑制またはこのような状態の重症度の軽減、例えば、状態と関係する症状の数および/または重症度の低減、状態に罹患しているもののクオリティ・オブ・ライフ向上、状態の処置に必要な他の医薬の用量減少、患者がその状態のために摂取している他の医薬の効果増強および/または状態を有する患者の生存延長を含むが、これらに限定されない。
“予防”、“予防する”などは、状態を有していないが、発症するリスクにある患者における状態の発症の確率を減少させることをいう。“リスクのある”患者は、検出可能な状態を有していても有していなくてもよく、ここに開示する処置法の前に検出可能な状態を示していても示していなくてもよい。“リスクのある”は、患者が、状態の発症と相関し、当分野で知られる測定可能なパラメータである1以上のいわゆるリスク因子を有することを意味する。1以上のこれらのリスク因子を有する患者は、このようなリスク因子を有しない患者よりも該状態を発症する確率が高い。
“正の変力物質”は、心筋収縮機能の増大を引き起こす薬剤をいう。正の変力物質の例は、ベータ−アドレナリン受容体アゴニスト、ホスホジエステラーゼ活性阻害剤およびカルシウム増感剤である。ベータ−アドレナリン受容体アゴニストは、数あるなかで、ドーパミン、ドブタミン、テルブタリンおよびイソプロテレノールを含む。このような化合物の類似体および誘導体も、正の変力物質の中に含まれる。例えば、米国特許4,663,351号は、経口投与できるドブタミンプロドラッグを開示する。
“ニトロキシル治療に応答性”である状態は、生理学的条件下で有効量のニトロキシルを供与する化合物の投与が、状態を処置および/または予防する(これらの用語はここに定義するとおり)あらゆる状態を含む。症状がニトロキシルドナー投与により抑制または軽減される状態は、ニトロキシル治療に応答性の状態である。
“肺高血圧”または“PH”は、肺動脈圧が上昇する状態をいう。PHの現在の血行力学的定義は、安息時の平均肺動脈圧(“MPAP”)25mmHg以上である。Badesch et al., J. Amer. Coll. Cardiol. 54(Suppl.):S55-S66 (2009)。
“N/A”は評価せずを意味する。
“(C−C)アルキル”は、1、2、3、4、5または6炭素原子を有する飽和直鎖または分枝鎖炭化水素構造をいう。特定の数の酸素を有するアルキル残基が指定されるとき、その数の炭素を有する全幾何異性体が包含されることが企図され、それ故に、例えば、“プロピル”はn−プロピルおよびイソ−プロピルを含み、“ブチル”はn−ブチル、sec−ブチル、イソ−ブチルおよびtert−ブチルを含む。(C−C)アルキル基の例は、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、tert−ブチル、n−ヘキシルなどを含む。
“(C−C)アルキル”は、2、3、4、5または6炭素原子を有する飽和直鎖または分枝鎖炭化水素構造をいう。特定の数の酸素を有するアルキル残基が指定されるとき、その数の炭素を有する全幾何異性体が包含されることが企図され、それ故に、例えば、“プロピル”はn−プロピルおよびイソ−プロピルを含み、“ブチル”はn−ブチル、sec−ブチル、イソ−ブチルおよびtert−ブチルを含む。(C−C)アルキル基の例は、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、tert−ブチル、n−ヘキシルなどを含む。
“(C−C)アルキル”は、1、2、3または4炭素原子を有する飽和直鎖または分枝鎖炭化水素構造をいう。特定の数の酸素を有するアルキル残基が指定されるとき、その数の炭素を有する全幾何異性体が包含されることが企図され、それ故に、例えば、“プロピル”はn−プロピルおよびイソ−プロピルを含み、“ブチル”はn−ブチル、sec−ブチル、イソ−ブチルおよびtert−ブチルを含む。(C−C)アルキル基の例は、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、tert−ブチルなどを含む。
“(C−C)アルケニル”は、2、3または4炭素原子および任意の位置に二重結合を有する直鎖または分枝鎖不飽和炭化水素基、例えば、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル(アリル)、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチルエテニル、1−メチル−1−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−メチル−2−プロペニルなどをいう。
“(C−C)シクロアルキル”は、3、4、5または6環炭素原子を含む飽和環状炭化水素をいう。(C−C)シクロアルキル基の例は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどを含む。
“(C−C)ペルハロアルキル”は、全水素原子がハロで置き換えられ、各ハロは独立して選択される、(C−C)アルキル基をいう。(C−C)ペルハロアルキル基の例は、−CF、−CCl、−CFCF、−CClCF、−CClFCClF、−CF(CF)、−CBr(CF)(CFCl)などを含む。
“(C−C)ハロアルキル”は、少なくとも1水素原子がハロで置き換えられているが、(C−C)ハロアルキルは、(C−C)ハロアルキルと同じ炭素原子数を有する(C−C)ペルハロアルキルより少ないハロを含む、(C−C)アルキル基をいう。(C−C)ハロアルキルの各ハロは独立して選択される。(C−C)ハロアルキル基の例は、−CHF、−CHF、−CHFCl、−CHCF、−CHClCHF、−CHFCHClF、−CH(CF)、−CH(CF)(CH)、−CBr(CHF)(CHCl)などを含む。
“(C−C)アルコキシ”は、−O−(C−C)アルキルをいう。(C−C)アルコキシ基の例は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、n−プロポキシ、イソ−プロポキシ、ブトキシ、n−ブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、ペントキシ、ヘキシルオキシなどを含む。
“(C−C)アルコキシ”は、−O−(C−C)アルキルをいう。(C−C)アルコキシ基の例は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、n−プロポキシ、イソ−プロポキシ、ブトキシ、n−ブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシなどを含む。
“(C−C)ハロアルコキシ”は、−O−(C−C)ハロアルキルをいう。(C−C)ハロアルコキシ基の例は、−OCHF、−OCHF、−OCHFCl、−OCHCF、−OCHClCHF、−OCHFCHClF、−OCH(CF)、−OCH(CF)(CH)、−OCBr(CHF)(CHCl)などを含む。
“(C−C)ペルハロアルコキシ”は、−O−(C−C)ペルハロアルキルをいう。(C−C)ペルハロアルコキシ基の例は、−OCF、−OCCl、−OCFCF、−OCClCF、−OCClFCClF、−OCF(CF)、−OCBr(CF)(CFCl)などを含む。
“(C−C)アルキルスルファニル”は、−S−(C−C)アルキルをいう。(C−C)アルキルスルファニル基の例は、メチルスルファニル、エチルスルファニル、プロピルスルファニル、n−プロピルスルファニル、イソ−プロピルスルファニル、ブチルスルファニル、n−ブチルスルファニル、sec−ブチルスルファニル、tert−ブチルスルファニル、ペンチルスルファニル、ヘキシルスルファニルなどを含む。
“(C−C)ハロアルキルスルファニル”は、−S−(C−C)ハロアルキルをいう。(C−C)ハロアルキルスルファニル基の例は、−SCHF、−SCHF、−SCHFCl、−SCHCF、−SCHClCHF、−SCHFCHClF、−SCH(CF)、−SCH(CF)(CH)、−SCBr(CHF)(CHCl)などを含む。
“(C−C)ペルハロアルキルスルファニル”は、−S−(C−C)ペルハロアルキルをいう。(C−C)ペルハロアルキルスルファニル基の例は、−SCF、−SCCl、−SCFCF、−SCClCF、−SCClFCClF、−SCF(CF)、−SCBr(CF)(CFCl)などを含む。
“(C−C)アルキルスルフィニル”は、−S(O)−(C−C)アルキルをいう。(C−C)アルキルスルフィニル基の例は、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、プロピルスルフィニル、n−プロピルスルフィニル、イソ−プロピルスルフィニル、ブチルスルフィニル、n−ブチルスルフィニル、sec−ブチルスルフィニル、tert−ブチルスルフィニル、ペンチルスルフィニル、ヘキシルスルフィニルなどを含む。
“(C−C)アルキルスルホニル”は、−S(O)−(C−C)アルキルをいう。(C−C)アルキルスルホニル基の例は、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、n−プロピルスルホニル、イソ−プロピルスルホニル、ブチルスルホニル、n−ブチルスルホニル、sec−ブチルスルホニル、tert−ブチルスルホニル、ペンチルスルホニル、ヘキシルスルホニルなどを含む。
“(C−C)シクロアルキルスルホニル”は、−S(O)−(C−C)シクロアルキルをいう。(C−C)シクロアルキルスルホニル基の例は、−S(O)−シクロプロピル、−S(O)−シクロブチル、−S(O)−シクロペンチル、−S(O)−シクロヘキシルなどを含む。
“(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル”は、−S(O)−(C−C)ペルハロアルキルをいう。(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル基の例は、−S(O)−CF、−S(O)−CCl、−S(O)−CFCF、−S(O)−CClCF、−S(O)−CClFCClF、−S(O)−CClFCClF、−S(O)−CClFCClF、−S(O)−CF(CF)、−S(O)−CBr(CF)(CFCl)などを含む。
“(C−C)ペルハロアルキルスルホニル”は、−S(O)−(C−C)ペルハロアルキルをいう。(C−C)ペルハロアルキルスルホニル基の例は、−S(O)−CF、−S(O)−CCl、−S(O)−CFCF、−S(O)−CClCF、−S(O)−CClFCClF、−S(O)−CClFCClF、−S(O)−CClFCClF、−S(O)−CF(CF)、−S(O)−CBr(CF)(CFCl)などを含む。
“(C−C)ハロアルキルスルフィニル”は、−S(O)−(C−C)ハロアルキルをいう。(C−C)ハロアルキルスルフィニル基の例は、−S(O)−CHF、−S(O)−CHF、−S(O)−CHFCl、−S(O)−CHCF、−S(O)−CHClCHF、−S(O)−CHFCHClF、−S(O)−CH(CF)、−S(O)−CH(CF)(CH)、−S(O)−CBr(CHF)(CHCl)などを含む。
“(C−C)ハロアルキルスルホニル”は、−S(O)−(C−C)ハロアルキルをいう。(C−C)ハロアルキルスルホニル基の例は、−S(O)−CHF、−S(O)−CHF、−S(O)−CHFCl、−S(O)−CHCF、−S(O)−CHClCHF、−S(O)−CHFCHClF、−S(O)−CH(CF)、−S(O)−CH(CF)(CH)、−S(O)−CBr(CHF)(CHCl)などを含む。
“N−(C−C)アルキルアミノスルホニル”は、−S(O)−NH−(C−C)アルキルをいう。N−(C−C)アルキルアミノスルホニル基の例は、−S(O)−NH−メチル、−S(O)−NH−エチル、−S(O)−NH−n−プロピル、−S(O)−NH−イソ−プロピル、−S(O)−NH−n−ブチル、−S(O)−NH−sec−ブチル、−S(O)−NH−イソ−ブチル、−S(O)−NH−tert−ブチル、−S(O)−NH−n−ヘキシルなどを含む。
“N,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニル”は−S(O)−N−((C−C)アルキル)をいい、ここで、各(C−C)アルキルは独立して選択される。N,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニル基の例は、−S(O)−N(メチル)、−S(O)−N(メチル)(エチル)、−S(O)−N(エチル)、−S(O)−N(メチル)(n−プロピル)、−S(O)−N(エチル)(イソ−プロピル)、−S(O)−N(メチル)(n−ブチル)、−S(O)−N(エチル)(sec−ブチル)、−S(O)−N(イソ−プロピル)(イソ−ブチル)、−S(O)−N(tert−ブチル)、−S(O)−N(メチル)(n−ヘキシル)などを含む。
“(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル”は、各々窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1、2、3または4環ヘテロ原子を含む、5員、6員または7員の飽和または一部不飽和の単環式ヘテロ環式環をいい、ここで、該窒素および硫黄ヘテロ原子は場合により酸化されていてよく、窒素ヘテロ原子は場合により四級化されていてよい。ヘテロシクロアルキル基は、親構造に炭素原子またはヘテロ原子を介して結合できる。(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル基の例は、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、テトラヒドロ−オキサジニル、テトラヒドロフラニル、チオラニル、ジチオラニル、ピロリニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、テトラヒドロフラノン、γ−ブチロラクトン、2H−ピラニル、4H−ピラニル、ジオキソラニル、テトラヒドロピラニル、ジオキサニル、ジヒドロチオフェニル、モルホリニル、チオモルホリニル、オキサジニル、テトラヒドロ−オキサジニル、1,2,3−トリアジナニルなどを含む。
“(5員もしくは6員)ヘテロアリール”は、5員または6員の、単環式芳香族ヘテロ環式環、すなわち、各々独立して窒素、酸素および硫黄から選択される少なくとも1環ヘテロ原子、例えば、1、2、3または4環ヘテロ原子を含む単環式芳香環をいう。(5員もしくは6員)ヘテロアリールが窒素または硫黄原子を含むとき、窒素原子または硫黄原子は場合により酸化されて、N−オキシドまたはS−オキシドを形成する。(5員もしくは6員)ヘテロアリール基は、親構造に炭素原子またはヘテロ原子を介して結合できる。(5員もしくは6員)ヘテロアリールの例は、ピリジル、ピロリル、ピラゾリル、フリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、ピラゾリル、イソチアゾリル、ピリダジニル、ピリミジル、ピラジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,5−トリアジニル、チオフェニルなどを含む。
“(C−C10)アリール”は、単環式、二環式または三環式であり得る単価芳香族炭化水素基をいい、ここで、系の少なくとも環が芳香族であり、系の各環が3、4、5、6または7環員を含む(C−C10)アリール基の例は、フェニル、ナフチル、インダニル、インデニルおよびテトラリニルを含むが、これらに限定されない。ある実施態様において、アリールはフェニルである。
他のことが明らかに示されない限り、“置換フェニル”、“独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニル”、“一置換フェニル”、“二置換フェニル”、“三置換フェニル”などにおける各置換基は、ハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、C(=O)OH、C(=O)O(C−C)アルキル、C(=O)NR、C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、S(O)−NR、S(O)−フェニル、S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択され、ここで、該(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルは非置換であるかまたはハロまたは(C−C)アルキルから独立して選択される1または2置換基で置換されている。
“ハロ”または“ハロゲン”は、フルオロ(−F)、クロロ(−Cl)、ブロモ(−Br)およびヨード(−I)をいう。
本発明の化合物は、1以上の不斉中心を含み得て、それ故に、エナンチオマー、ジアステレオマーおよび他の立体異性形態を生じ得る。本開示は、特に異なる指示がない限り、全てのこのような可能な形態ならびにそのラセミおよび分割形態またはあらゆるその混合物を包含する。本発明の化合物がオレフィン性二重結合、C=N二重結合または幾何不斉の何らかの他の中心を含むとき、特に他のことが示されない限り、全ての“幾何異性体”、例えば、ZおよびE幾何異性体の両方が含まれることが意図される。全ての“互変異性体”、例えば、アミン−イミン、エナミン−エンイミン、エナミン−イミン、尿素−イソ尿素、ケトン−エノール、アミド−イミド酸、ラクタム−ラクチムが、特に他のことが示されない限り、同様に本開示により包含されることが意図される。
特に断らない限り、ここに記載する構造はまた1以上の同位体富化されたまたは同位体標識した原子の存在によってのみ異なる化合物も含むことを意味する。本発明の化合物に存在する導体の例は、水素(例えば、HおよびH)、炭素(例えば、13Cおよび14C)、窒素(例えば、15N)および酸素(例えば、17Oおよび18O)の同位体を含む。
3.2 本発明の化合物
本発明のある態様は、式(Ia)
〔式中、
はフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は(C−C)アルキルであり;
は−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10はフェニルであり;
Rは水素、−COH、−CO−(C−C)アルキル、−CO−(C−C)アルケニル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−シクロペンチル、−CO−シクロヘキシル、−CO−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−CO−ベンジルオキシ、−CO−O−(C−C)アルキル、−CO−NH、−CO−NH−(C−C)アルキルまたは−CO−N((C−C)アルキル)であり、ここで、該−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、フェニル、ベンジル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、ベンジルオキシ、−O−(C−C)アルキル、−NH−(C−C)アルキルまたは−N((C−C)アルキル)は非置換でもハロ、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、−(C−C)アルキニル、−(5員もしくは6員)ヘテロアリール、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−C(ハロ)、−CH(ハロ)、−CH(ハロ)、−CN、−NO、−NH、−NH−(C−C)アルキル、−N(−(C−C)アルキル)、−C(O)(C−C)アルキル、−C(O)O(C−C)アルキル、−OC(O)(C−C)アルキル、−OC(O)NH、−S(O)(C−C)アルキル、−S(O)(C−C)アルキルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルから選択される1、2または3置換基で置換されていてもよい。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
ある実施態様において、本発明は式(Ia)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは非置換フェニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基は式(Ia)に関連してRについて上記したものから選択される。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はハロである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルコキシである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルコキシである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)OHである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)O(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NRである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH(C−C)アルキルであり、ここで、該アルキルはCOOHで置換されている。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH−(C−C)アルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はメチルであるスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はトリフルオロメチルスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はメチルであるスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はメチルであるスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)シクロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はシクロプロピルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−NRである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−フェニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(=O)(=NR)(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はN,N−ジメチルアミノスルホニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ia)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルで置換されている一置換フェニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ia)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは二置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ia)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは三置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
ある実施態様において、本発明は式(Ia)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはプロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルである。他の実施態様において、Rはエチルである。他の実施態様において、Rはプロピルである。他の実施態様において、Rはイソ−プロピルである。他の実施態様において、Rはブチルである。他の実施態様において、Rはtert−ブチルである。
ある実施態様において、本発明は式(Ia)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10はフェニルである。他の実施態様において、Rはフェニルであり、メチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rはメチルである。他の実施態様において、Rはエチルである。
ある実施態様において、本発明は式(Ia)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは水素、−CO−メチル、−CO−エチル、−CO−ベンジル、−CO−フェニルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである。他の実施態様において、Rは水素または5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである。他の実施態様において、Rは水素である。他の実施態様において、Rは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである。他の実施態様において、Rは−CO−メチルまたは−CO−エチルである。他の実施態様において、Rは−CO−メチルである。他の実施態様において、Rは−CO−エチルである。他の実施態様において、Rは−CO−ベンジルまたは−CO−フェニルである。他の実施態様において、Rは−CO−ベンジルである。他の実施態様において、Rは−CO−フェニルである。他の実施態様において、Rは−CO−NHである。この段落の上記実施態様のいずれにおいても、Rはある実施態様において非置換であり、他の実施態様において一置換であり、さらなる実施態様において独立して選択される2置換基で二置換されており、または、さらなる実施態様において、独立して選択される3置換基で三置換されている。この段落の上記実施態様の各々の種々の実施態様において、置換基は−ハロ、−NH、−NHCH、−CFまたは−OCHであるかまたは置換基は−ハロ、−NH、−NHCH、−CFまたは−OCHから独立して選択される。
本発明の他の態様は、式(Ib)
〔式中、
はH、(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は(C−C)アルキルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
は−OH、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−NR、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、N−(C−C)アルキルアミノスルホニル、N,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルから独立して選択される1、2または3置換基で置換されている(C−C)アルキルであり、ここで、該ヘテロアリールまたはフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
Rは水素、−COH、−CO−(C−C)アルキル、−CO−(C−C)アルケニル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−シクロペンチル、−CO−シクロヘキシル、−CO−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−CO−ベンジルオキシ、−CO−O−(C−C)アルキル、−CO−NH、−CO−NH−(C−C)アルキルまたは−CO−N((C−C)アルキル)であり、ここで、該−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、フェニル、ベンジル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、ベンジルオキシ、−O−(C−C)アルキル、−NH−(C−C)アルキルまたは−N((C−C)アルキル)は非置換でもハロ、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、−(C−C)アルキニル、−(5員もしくは6員)ヘテロアリール、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−C(ハロ)、−CH(ハロ)、−CH(ハロ)、−CN、−NO、−NH、−NH−(C−C)アルキル、−N(−(C−C)アルキル)、−C(O)(C−C)アルキル、−C(O)O(C−C)アルキル、−OC(O)(C−C)アルキル、−OC(O)NH、−S(O)(C−C)アルキル、−S(O)(C−C)アルキルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルから選択される1、2または3置換基で置換されていてもよい。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
ある実施態様において、本発明は式(Ib)の化合物および付随する定義に関し、ここで、RはHである。他の実施態様において、Rは(C−C)アルキルであり、ここで、アルキルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている。他の実施態様において、Rは(5員もしくは6員)ヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは非置換であるかまたは独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されている。他の実施態様において、Rはフェニルであり、ここで、フェニルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されている。この段落に挙げる実施例の各々において、置換基は、式(Ib)に関連してRについて上記したものから選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ib)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはプロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルである。他の実施態様において、Rはエチルである。他の実施態様において、Rはプロピルである。他の実施態様において、Rはイソ−プロピルである。他の実施態様において、Rはブチルである。他の実施態様において、Rはtert−ブチルである。この段落に挙げる実施例の各々において、アルキルはある実施態様において非置換であり、他の実施態様において一置換であり、さらなる実施態様において独立して選択される2置換基で二置換されており、またはさらなる実施態様において独立して選択される3置換基で三置換されている。この段落の上記実施態様の各々の種々の実施態様において、置換基は−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)OCH、−C(=O)OCHCH、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH)、−NR、−NH、−NHCH、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルであるかまたは置換基は−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)OCH、−C(=O)OCHCH、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH)、−NR、−NH、−NHCH、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ib)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(5員もしくは6員)ヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは非置換であるかまたは独立して選択される1、2または3の置換基で置換されており、置換基は、式(Ib)に関連してRについて上記したものから選択される。他の実施態様において、Rは非置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。他の実施態様において、Rは一置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。他の実施態様において、Rは二置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。他の実施態様において、Rは三置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。この段落の上記実施態様の各々の種々の実施態様において、置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、フェニル、−C(=O)NR、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ib)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは非置換フェニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基は、式(Ib)に関連してRについて上記したものから選択される。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はハロである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルコキシである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルコキシである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)OHである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)O(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NRである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH(C−C)アルキルであり、ここで、該アルキルはCOOHで置換されている。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH−(C−C)アルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)シクロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−NRである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−フェニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(=O)(=NR)(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ib)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルで置換されている一置換フェニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ib)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは二置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ib)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは三置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
ある実施態様において、本発明は式(Ib)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはプロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルである。他の実施態様において、Rはエチルである。他の実施態様において、Rはプロピルである。他の実施態様において、Rはイソ−プロピルである。他の実施態様において、Rはブチルである。他の実施態様において、Rはtert−ブチルである。この段落に挙げる実施例の各々において、アルキルはある実施態様において非置換であり、他の実施態様において一置換であり、さらなる実施態様において独立して選択される2置換基で二置換されており、またはさらなる実施態様において独立して選択される3置換基で三置換されている。この段落の上記実施態様の各々の種々の実施態様において、置換基は−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)OCH、−C(=O)OCHCH、−C(=O)NR、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH)、−NR、−NH、−NHCH、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルであるかまたは置換基は−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)OCH、−C(=O)OCHCH、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH)、−NR、−NH、−NHCH、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ib)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは非置換フェニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基は、式(Ib)に関連して上でRに関して開示したものから選択される他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はハロ。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルコキシである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルコキシである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)OHである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)O(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NRである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH(C−C)アルキルであり、ここで、該アルキルはCOOHで置換されている。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH−(C−C)アルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はメチルであるスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)シクロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−NRである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−フェニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(=O)(=NR)(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ib)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルで置換されている一置換フェニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ib)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは二置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ib)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは三置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
ある実施態様において、本発明は式(Ib)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている(C−C)アルキルであり、置換基は、式(Ib)に関連してRについて上記したものから選択される。他の実施態様において、Rは式(Ib)に関連してRについて上記したものから選択される置換基で置換されている(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている(C−C)アルキルであり、置換基は、式(Ib)に関連してRについて上記したものから選択される。他の実施態様において、Rは式(Ib)に関連してRについて上記したものから選択される置換基で置換されている(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている(C−C)アルキルであり、置換基は、式(Ib)に関連してRについて上記したものから選択される。他の実施態様において、Rは式(Ib)に関連してRについて上記したものから選択される置換基で置換されている(C−C)アルキルである。この段落の上記実施態様の各々の種々の実施態様において、置換基は−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)OCH、−C(=O)OCHCH、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH)、−NR、−NH、−NHCH、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルであるかまたは置換基は−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)OCH、−C(=O)OCHCH、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH)、−NR、−NH、−NHCH、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
ある実施態様において、本発明は式(Ib)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは水素、−CO−メチル、−CO−エチル、−CO−ベンジル、−CO−フェニルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである。他の実施態様において、Rは水素または5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである。他の実施態様において、Rは水素である。他の実施態様において、Rは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである。他の実施態様において、Rは−CO−メチルまたは−CO−エチルである。他の実施態様において、Rは−CO−メチルである。他の実施態様において、Rは−CO−エチルである。他の実施態様において、Rは−CO−ベンジルまたは−CO−フェニルである。他の実施態様において、Rは−CO−ベンジルである。他の実施態様において、Rは−CO−フェニルである。他の実施態様において、Rは−CO−NHである。この段落の上記実施態様のいずれにおいても、Rはある実施態様において非置換であり、他の実施態様において一置換であり、さらなる実施態様において独立して選択される2置換基で二置換されており、または、さらなる実施態様において、独立して選択される3置換基で三置換されている。この段落の上記実施態様の各々の種々の実施態様において、置換基は−ハロ、−NH、−NHCH、−CFまたは−OCHであるかまたは置換基は−ハロ、−NH、−NHCH、−CFまたは−OCHから独立して選択される。
本発明の他の態様は、式(Ic)
〔式中、
はH、(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は−OH、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−NR、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、N−(C−C)アルキルアミノスルホニル、N,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルから独立して選択される1、2または3置換基で置換されている(C−C)アルキルであり;
ここで、該ヘテロアリールまたはフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリール、フェニルまたは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキル、フェニルで置換されている(C−C)アルキルまたはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルから選択され;
Rは水素、−COH、−CO−(C−C)アルキル、−CO−(C−C)アルケニル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−シクロペンチル、−CO−シクロヘキシル、−CO−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−CO−ベンジルオキシ、−CO−O−(C−C)アルキル、−CO−NH、−CO−NH−(C−C)アルキルまたは−CO−N((C−C)アルキル)であり、ここで、該−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、フェニル、ベンジル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、ベンジルオキシ、−O−(C−C)アルキル、−NH−(C−C)アルキルまたは−N((C−C)アルキル)は非置換でもハロ、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、−(C−C)アルキニル、−(5員もしくは6員)ヘテロアリール、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−C(ハロ)、−CH(ハロ)、−CH(ハロ)、−CN、−NO、−NH、−NH−(C−C)アルキル、−N(−(C−C)アルキル)、−C(O)(C−C)アルキル、−C(O)O(C−C)アルキル、−OC(O)(C−C)アルキル、−OC(O)NH、−S(O)(C−C)アルキル、−S(O)(C−C)アルキルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルから選択される1、2または3置換基で置換されていてもよい;
ただし、RはHであるとき、Rは(C−C)アルキルではない。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
ある実施態様において、本発明は式(Ic)の化合物および付随する定義に関し、ここで、RはHである。他の実施態様において、Rは(C−C)アルキルであり、ここで、アルキルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている。他の実施態様において、Rは(5員もしくは6員)ヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは非置換であるかまたは独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されている。他の実施態様において、Rはフェニルであり、ここで、フェニルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されている。この段落に挙げる実施例の各々において、置換基は式(Ic)に関連してRについて上記したものから選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ic)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはプロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルである。他の実施態様において、Rはエチルである。他の実施態様において、Rはプロピルである。他の実施態様において、Rはイソ−プロピルである。他の実施態様において、Rはブチルである。他の実施態様において、Rはtert−ブチルである。この段落に挙げる実施例の各々において、アルキルはある実施態様において非置換であり、他の実施態様において一置換であり、さらなる実施態様において独立して選択される2置換基で二置換されており、またはさらなる実施態様において独立して選択される3置換基で三置換されている。この段落の上記実施態様の各々の種々の実施態様において、置換基は−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)OCH、−C(=O)OCHCH、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH)、−NR、−NH、−NHCH、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルであるかまたは置換基は−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)OCH、−C(=O)OCHCH、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH)、−NR、−NH、−NHCH、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ic)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(5員もしくは6員)ヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは非置換であるかまたは独立して選択される1、2または3の置換基で置換されており、置換基は式(Ic)に関連してRについて上記したものから選択される。他の実施態様において、Rは非置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。他の実施態様において、Rは一置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。他の実施態様において、Rは二置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。他の実施態様において、Rは三置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。この段落の上記実施態様の各々の種々の実施態様において、置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、フェニル、−C(=O)NR、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ic)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは非置換フェニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基は式(Ic)に関連してRについて上記したものから選択される。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はハロである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルコキシである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルコキシである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)OHである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)O(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NRである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH(C−C)アルキルであり、ここで、該アルキルはCOOHで置換されている。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH−(C−C)アルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)シクロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−NRである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−フェニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(=O)(=NR)(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ic)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルで置換されている一置換フェニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ic)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは二置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ic)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは三置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
ある実施態様において、本発明は式(Ic)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている(C−C)アルキルであり、置換基は式(Ic)に関連してRについて上記したものから選択される。他の実施態様において、Rは式(Ic)に関連してRについて上記したものから選択される置換基で置換されている(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている(C−C)アルキルであり、置換基は式(Ic)に関連してRについて上記したものから選択される。他の実施態様において、Rは式(Ic)に関連してRについて上記したものから選択される置換基で置換されている(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている(C−C)アルキルであり、置換基は式(Ic)に関連してRについて上記したものから選択される。他の実施態様において、Rは式(Ic)に関連してRについて上記したものから選択される置換基で置換されている(C−C)アルキルである。この段落の上記実施態様の各々の種々の実施態様において、置換基は−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)OCH、−C(=O)OCHCH、−C(=O)NR、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH)、−NR、−NH、−NHCH、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルであるかまたは置換基は−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)OCH、−C(=O)OCHCH、−C(=O)NR、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH)、−NR、−NH、−NHCH、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される。
ある実施態様において、本発明は式(Ic)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。他の実施態様において、Rはフェニルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキル、フェニルで置換されている(C−C)アルキルまたはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルから選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ic)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはプロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルである。他の実施態様において、Rはエチルである。他の実施態様において、Rはプロピルである。他の実施態様において、Rはイソ−プロピルである。他の実施態様において、Rはブチルである。他の実施態様において、Rはtert−ブチルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ic)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10はエチルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ic)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはエチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはエチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはエチルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはエチルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはエチルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはエチルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはプロピルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはプロピルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはプロピルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはプロピルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはプロピルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはプロピルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはブチルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはブチルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはブチルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはブチルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはtert−ブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはtert−ブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはtert−ブチルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはtert−ブチルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはtert−ブチルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはtert−ブチルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはイソ−ブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはイソ−ブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはイソ−ブチルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはイソ−ブチルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはイソ−ブチルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはイソ−ブチルであり、R10はエチルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ic)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、少なくともRおよびR10の一方はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、RおよびR10の各々はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、RおよびR10の一方はメチルであり、他方はエチルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ic)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10はエチルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ic)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はメチルまたはエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はメチルまたはエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はメチルまたはエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はメチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はメチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はメチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はエチルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ic)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10はエチルである。
ある実施態様において、本発明は式(Ic)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは水素、−CO−メチル、−CO−エチル、−CO−ベンジル、−CO−フェニルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである。他の実施態様において、Rは水素または5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである。他の実施態様において、Rは水素である。他の実施態様において、Rは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである。他の実施態様において、Rは−CO−メチルまたは−CO−エチルである。他の実施態様において、Rは−CO−メチルである。他の実施態様において、Rは−CO−エチルである。他の実施態様において、Rは−CO−ベンジルまたは−CO−フェニルである。他の実施態様において、Rは−CO−ベンジルである。他の実施態様において、Rは−CO−フェニルである。他の実施態様において、Rは−CO−NHである。この段落の上記実施態様のいずれにおいても、Rはある実施態様において非置換であり、他の実施態様において一置換であり、さらなる実施態様において独立して選択される2置換基で二置換されており、または、さらなる実施態様において、独立して選択される3置換基で三置換されている。この段落の上記実施態様の各々の種々の実施態様において、置換基は−ハロ、−NH、−NHCH、−CFまたは−OCHであるかまたは置換基は−ハロ、−NH、−NHCH、−CFまたは−OCHから独立して選択される。
本発明の他の態様は、式(Id)
〔式中、
は−OH、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−NR、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、N−(C−C)アルキルアミノスルホニル、N,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルから独立して選択される1、2または3置換基で置換されている(C−C)アルキルであり、
ここで、該ヘテロアリールまたはフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
はフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリール、フェニルまたは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキル、フェニルで置換されている(C−C)アルキルまたはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルから選択され;
Rは水素、−COH、−CO−(C−C)アルキル、−CO−(C−C)アルケニル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−シクロペンチル、−CO−シクロヘキシル、−CO−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−CO−ベンジルオキシ、−CO−O−(C−C)アルキル、−CO−NH、−CO−NH−(C−C)アルキルまたは−CO−N((C−C)アルキル)であり、ここで、該−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、フェニル、ベンジル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、ベンジルオキシ、−O−(C−C)アルキル、−NH−(C−C)アルキルまたは−N((C−C)アルキル)は非置換でもハロ、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、−(C−C)アルキニル、−(5員もしくは6員)ヘテロアリール、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−C(ハロ)、−CH(ハロ)、−CH(ハロ)、−CN、−NO、−NH、−NH−(C−C)アルキル、−N(−(C−C)アルキル)、−C(O)(C−C)アルキル、−C(O)O(C−C)アルキル、−OC(O)(C−C)アルキル、−OC(O)NH、−S(O)(C−C)アルキル、−S(O)(C−C)アルキルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルから選択される1、2または3置換基で置換されていてもよい;
ただし、Rは−C(=O)OHで置換されている(C−C)アルキルであり、Rは(C−C)アルキルまたは−C(=NOR)R10であり、Rは(C−C)アルキルであるとき、R10は(C−C)アルキルではない。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
ある実施態様において、本発明は式(Id)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている(C−C)アルキルであり、置換基は、式(Id)に関連してRについて上記したものから選択される。他の実施態様において、Rは式(Id)に関連してRについて上記したものから選択される置換基で置換されている(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている(C−C)アルキルであり、置換基は、式(Id)に関連してRについて上記したものから選択される。他の実施態様において、Rは式(Id)に関連してRについて上記したものから選択される置換基で置換されている(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている(C−C)アルキルであり、置換基は、式(Id)に関連してRについて上記したものから選択される。他の実施態様において、Rは式(Id)に関連してRについて上記したものから選択される置換基で置換されている(C−C)アルキルである。この段落の上記実施態様の各々の種々の実施態様において、置換基は−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)OCH、−C(=O)OCHCH、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−C(=O)NR、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH)、−NR、−NH、−NHCH、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルであるかまたは置換基は−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)OCH、−C(=O)OCHCH、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−C(=O)NR、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH)、−NR、−NH、−NHCH、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
ある実施態様において、本発明は式(Id)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは非置換フェニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基は、式(Id)に関連してRについて上記したものから選択される。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はハロである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルコキシである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルコキシである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)OHである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)O(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NR。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH(C−C)アルキルであり、ここで、該アルキルはCOOHで置換されている。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH−(C−C)アルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)シクロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−NRである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−フェニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(=O)(=NR)(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Id)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルで置換されている一置換フェニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Id)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは二置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Id)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは三置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
ある実施態様において、本発明は式(Id)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。他の実施態様において、Rはフェニルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキル、フェニルで置換されている(C−C)アルキルまたはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルから選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Id)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはプロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルである。他の実施態様において、Rはエチルである。他の実施態様において、Rはプロピルである。他の実施態様において、Rはイソ−プロピルである。他の実施態様において、Rはブチルである。他の実施態様において、Rはtert−ブチルである。
他の実施態様において、本発明は式(Id)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10はエチルである。
他の実施態様において、本発明は式(Id)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはエチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはエチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはエチルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはエチルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはエチルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはエチルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはプロピルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはプロピルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはプロピルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはプロピルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはプロピルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはプロピルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはブチルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはブチルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはブチルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはブチルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはtert−ブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはtert−ブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはtert−ブチルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはtert−ブチルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはtert−ブチルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはtert−ブチルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはイソ−ブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはイソ−ブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはイソ−ブチルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはイソ−ブチルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはイソ−ブチルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはイソ−ブチルであり、R10はエチルである。
他の実施態様において、本発明は式(Id)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、少なくともRおよびR10の一方はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、RおよびR10の各々はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、RおよびR10の一方はメチルであり、他方はエチルである。
他の実施態様において、本発明は式(Id)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10はエチルである。
他の実施態様において、本発明は式(Id)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はメチルまたはエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はメチルまたはエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はメチルまたはエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はメチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はメチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はメチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はエチルである。
他の実施態様において、本発明は式(Id)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10はエチルである。
ある実施態様において、本発明は式(Id)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは水素、−CO−メチル、−CO−エチル、−CO−ベンジル、−CO−フェニルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである。他の実施態様において、Rは水素または5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである。他の実施態様において、Rは水素である。他の実施態様において、Rは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである。他の実施態様において、Rは−CO−メチルまたは−CO−エチルである。他の実施態様において、Rは−CO−メチルである。他の実施態様において、Rは−CO−エチルである。他の実施態様において、Rは−CO−ベンジルまたは−CO−フェニルである。他の実施態様において、Rは−CO−ベンジルである。他の実施態様において、Rは−CO−フェニルである。他の実施態様において、Rは−CO−NHである。この段落の上記実施態様のいずれにおいても、Rはある実施態様において非置換であり、他の実施態様において一置換であり、さらなる実施態様において独立して選択される2置換基で二置換されており、または、さらなる実施態様において、独立して選択される3置換基で三置換されている。この段落の上記実施態様の各々の種々の実施態様において、置換基は−ハロ、−NH、−NHCH、−CFまたは−OCHであるかまたは置換基は−ハロ、−NH、−NHCH、−CFまたは−OCHから独立して選択される。
本発明の他の態様は式(Ie)
〔式中、
はH、(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
XはCH、O、NH、N(C−C)アルキル、N(C=O)(C−C)アルキル、N(CO)フェニル、S、SOまたはSOであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
mは0、1、2、3、4または5であり;
nは0、1、2、3、4または5であり;
11はH、(C−C)アルキルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよび該フェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;RはH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
Rは水素、−COH、−CO−(C−C)アルキル、−CO−(C−C)アルケニル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−シクロペンチル、−CO−シクロヘキシル、−CO−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−CO−ベンジルオキシ、−CO−O−(C−C)アルキル、−CO−NH、−CO−NH−(C−C)アルキルまたは−CO−N((C−C)アルキル)であり、ここで、該−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、フェニル、ベンジル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、ベンジルオキシ、−O−(C−C)アルキル、−NH−(C−C)アルキルまたは−N((C−C)アルキル)は非置換でもハロ、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、−(C−C)アルキニル、−(5員もしくは6員)ヘテロアリール、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−C(ハロ)、−CH(ハロ)、−CH(ハロ)、−CN、−NO、−NH、−NH−(C−C)アルキル、−N(−(C−C)アルキル)、−C(O)(C−C)アルキル、−C(O)O(C−C)アルキル、−OC(O)(C−C)アルキル、−OC(O)NH、−S(O)(C−C)アルキル、−S(O)(C−C)アルキルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルから選択される1、2または3置換基で置換されていてもよい。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
ある実施態様において、本発明は式(Ie)の化合物および付随する定義に関し、ここで、RはHである。他の実施態様において、Rは(C−C)アルキルであり、ここで、アルキルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている。他の実施態様において、Rは(5員もしくは6員)ヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは非置換であるかまたは独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されている。他の実施態様において、Rはフェニルであり、ここで、フェニルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されている。この段落に挙げる実施例の各々において、置換基は、式(Ie)に関連してRについて上に記載されるものから選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ie)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはプロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルである。他の実施態様において、Rはエチルである。他の実施態様において、Rはプロピルである。他の実施態様において、Rはイソ−プロピルである。他の実施態様において、Rはブチルである。他の実施態様において、Rはtert−ブチルである。この段落に挙げる実施例の各々において、アルキルはある実施態様において非置換であり、他の実施態様において一置換であり、さらなる実施態様において独立して選択される2置換基で二置換されており、またはさらなる実施態様において独立して選択される3置換基で三置換されている。この段落の上記実施態様の各々の種々の実施態様において、置換基は−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)OCH、−C(=O)OCHCH、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH)、−NR、−NH、−NHCH、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルであるかまたは置換基は−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)OCH、−C(=O)OCHCH、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH)、−NR、−NH、−NHCH、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ie)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(5員もしくは6員)ヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは非置換であるかまたは独立して選択される1、2または3の置換基で置換されており、置換基は、式(Ie)に関連してRについて上記したものから選択される。他の実施態様において、Rは非置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。他の実施態様において、Rは一置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。他の実施態様において、Rは二置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。他の実施態様において、Rは三置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。この段落の上記実施態様の各々の種々の実施態様において、置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、フェニル、−C(=O)NR、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ie)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは非置換フェニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基は、式(Ie)に関連してRについて上記したものから選択される。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はハロである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルコキシである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルコキシである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)OHである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)O(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NRである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH(C−C)アルキルであり、ここで、該アルキルはCOOHで置換されている。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH−(C−C)アルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)シクロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−NRである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−フェニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(=O)(=NR)(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ie)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルで置換されている一置換フェニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ie)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは二置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ie)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは三置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
ある実施態様において、本発明は式(Ie)の化合物および付随する定義に関し、ここで、XはCH、O、S、SOまたはSOである。他の実施態様において、XはCH、O、SまたはSOである。他の実施態様において、XはCH、S、SOまたはSOである。他の実施態様において、XはCH、O、SOまたはSOである。他の実施態様において、XはCHO、SまたはSOである。他の実施態様において、XはO、S、SOまたはSOである。他の実施態様において、XはCHである。他の実施態様において、XはOである。他の実施態様において、XはSである。他の実施態様において、XはSであるO。他の実施態様において、XはSOである。ある実施態様において、XはNH、N(C−C)アルキル、N(C=O)(C−C)アルキル、N(CO)フェニルである。ある実施態様において、XはNHである。他の実施態様において、XはN(C−C)アルキルである。他の実施態様において、XはN(C=O)(C−C)アルキルである。他の実施態様において、XはN(CO)フェニルである。
ある実施態様において、本発明は式(Ie)の化合物および付随する定義に関し、ここで、mは1である。他の実施態様において、mは2である。他の実施態様において、mは3である。他の実施態様において、mは4である。他の実施態様において、mは5である。
ある実施態様において、本発明は式(Ie)の化合物および付随する定義に関し、ここで、nは1である。他の実施態様において、nは2である。他の実施態様において、nは3である。他の実施態様において、nは4である。他の実施態様において、nは5である。
ある実施態様において、本発明は式(Ie)の化合物および付随する定義に関し、ここで、m+nは1である。他の実施態様において、m+nは2である。他の実施態様において、m+nは3である。
ある実施態様において、本発明は式(Ie)の化合物および付随する定義に関し、ここで、R11はHである。他の実施態様において、R11は(C−C)アルキルであり、ここで、アルキルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている。他の実施態様において、R11はフェニルであり、ここで、フェニルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されている。この段落に挙げる実施例の各々において、置換基は式(Ie)に関連してR11について上記したものから選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ie)の化合物および付随する定義に関し、ここで、R11は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、R11はメチル、エチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、R11はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、R11はメチル、エチルまたはブチルである。他の実施態様において、R11はメチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、R11はエチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、R11はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、R11はメチルまたはプロピルである。他の実施態様において、R11はメチルまたはブチルである。他の実施態様において、R11はエチルまたはプロピルである。他の実施態様において、R11はエチルまたはブチルである。他の実施態様において、R11はプロピルまたはブチルである。他の実施態様において、R11はメチルである。他の実施態様において、R11はエチルである。他の実施態様において、R11はプロピルである。他の実施態様において、R11はイソ−プロピルである。他の実施態様において、R11はブチルである。他の実施態様において、R11はtert−ブチルである。この段落に挙げる実施例の各々において、アルキルはある実施態様において非置換であり、他の実施態様において一置換であり、さらなる実施態様において独立して選択される2置換基で二置換されており、またはさらなる実施態様において独立して選択される3置換基で三置換されている。この段落の上記実施態様の各々の種々の実施態様において、置換基は−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)OCH、−C(=O)OCHCH、−C(=O)NR、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH)、−NR、−NH、−NHCH、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルであるかまたは置換基は−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)OCH、−C(=O)OCHCH、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH)、−NR、−NH、−NHCH、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
他の態様において、本発明は式(Ie)の化合物および付随する定義に関し、ここで、R11は非置換フェニルである。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基は式(Ie)に関連してR11について上記したものから選択される。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はハロである。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルである。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルである。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルコキシである。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルコキシである。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)OHである。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)O(C−C)アルキルである。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NRである。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH(C−C)アルキルであり、ここで、該アルキルはCOOHで置換されている。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH−(C−C)アルキルスルホニルである。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルファニルである。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルファニルである。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルフィニルである。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルホニルである。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)シクロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−NRである。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−フェニルである。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(=O)(=NR)(C−C)アルキルである。他の実施態様において、R11は独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ie)の化合物および付随する定義に関し、ここで、R11はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルで置換されている一置換フェニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ie)の化合物および付随する定義に関し、ここで、R11は二置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ie)の化合物および付随する定義に関し、ここで、R11は三置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
ある実施態様において、本発明は式(Ie)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは水素、−CO−メチル、−CO−エチル、−CO−ベンジル、−CO−フェニルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである。他の実施態様において、Rは水素または5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである。他の実施態様において、Rは水素である。他の実施態様において、Rは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである。他の実施態様において、Rは−CO−メチルまたは−CO−エチルである。他の実施態様において、Rは−CO−メチルである。他の実施態様において、Rは−CO−エチルである。他の実施態様において、Rは−CO−ベンジルまたは−CO−フェニルである。他の実施態様において、Rは−CO−ベンジルである。他の実施態様において、Rは−CO−フェニルである。他の実施態様において、Rは−CO−NHである。この段落の上記実施態様のいずれにおいても、Rはある実施態様において非置換であり、他の実施態様において一置換であり、さらなる実施態様において独立して選択される2置換基で二置換されており、または、さらなる実施態様において、独立して選択される3置換基で三置換されている。この段落の上記実施態様の各々の種々の実施態様において、置換基は−ハロ、−NH、−NHCH、−CFまたは−OCHであるかまたは置換基は−ハロ、−NH、−NHCH、−CFまたは−OCHから独立して選択される。
本発明の他の態様は式(If)
〔式中、
は(C−C)アルキルまたはフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたはハロ、シアノ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C10)アリール、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており、ここで、該(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルは非置換であるかまたはハロまたは(C−C)アルキルから独立して選択される1または2置換基で置換されており;
mは1、2または3であり;
Rは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
ある実施態様において、本発明は式(If)の化合物および付随する定義に関し、ここで、mは1である。他の実施態様において、mは2である。他の実施態様において、mは3である。
ある実施態様において、本発明は式(If)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはプロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルである。他の実施態様において、Rはエチルである。他の実施態様において、Rはプロピルである。他の実施態様において、Rはイソ−プロピルである。他の実施態様において、Rはブチルである。他の実施態様において、Rはtert−ブチルである。
他の実施態様において、本発明は式(If)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは非置換フェニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はハロである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はクロロである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はフルオロである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はメチルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はペルフルオロメチルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルコキシである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はメトキシである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルコキシである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルフルオロアルコキシである。
他の実施態様において、本発明は式(If)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)OHである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)O(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)OCHである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NRである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)N(CH)である。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NHである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH(C−C)アルキルであり、ここで、該アルキルはCOOHで置換されているである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH−(C−C)アルキルスルホニルである。
他の実施態様において、本発明は式(If)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)−モルホリニル、−C(=O)−ピペリジニルまたは−C(=O)−ピペラジニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)−モルホリニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)−ピペリジニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)−ピペラジニルである。
他の実施態様において、本発明は式(If)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はモルホリニル、ピペリジニルまたはピペラジニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はモルホリニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はピペリジニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はピペラジニルである。
他の実施態様において、本発明は式(If)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はメチルであるスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はトリフルオロメチルスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はメチルであるスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はメチルであるスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)シクロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はシクロプロピルスルホニルである。
他の実施態様において、本発明は式(If)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はペルハロメチルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はペルフルオロメチルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はペルハロメチルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はペルフルオロメチルスルホニルである。
他の実施態様において、本発明は式(If)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−NRである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−N(CH)(CHCHOCH)、−S(O)−NH(CHCHOCH)、−S(O)−N(CH)または−S(O)−NH(CH)である。
他の実施態様において、本発明は式(If)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−フェニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−モルホリニル、−S(O)−ピペリジニルまたは−S(O)−ピペラジニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−モルホリニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−ピペリジニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−ピペラジニルである。
他の実施態様において、本発明は式(If)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(=O)(=NR)(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(=O)(=NR)(CH)である。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(=O)(=NH)(C−C)アルキルまたは−S(=O)(=NC(=O)CF)(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(=O)(=NH)(CH)または−S(=O)(=NC(=O)CF)(CH)である。
他の実施態様において、本発明は式(If)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はN,N−ジメチルアミノスルホニルである。
他の実施態様において、本発明は式(If)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rはフェニルであり、ここで、フェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2または3置換基で置換されている。他の実施態様において、Rはフェニルであり、ここで、フェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、およびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2または3置換基で置換されている。他の実施態様において、Rはフェニルであり、ここで、フェニルは非置換であるかまたはクロロ、フルオロ、ブロモ、トリフルオロメチル、メチル、ブチル、メチルスルファニル、メチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、フェニルスルホニル、メチルスルホニルカルバミル、メトキシ、カルボキシル、メチルスルホニルカルバミル、ホルムアミドプロパン酸、ホルムアミド酢酸、メトキシカルボニル、モルホリニルカルボニル、4,4−ジフルオロピペリジニルカルボニル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルスルフィニル、トリフルオロメチルスルホニル、トリフルオロメチルスルファニル、モルホリニルスルホニル、4,4−ジフルオロピペリジニルスルホニル、N,N−ジメチルカルバミル、(メチル)オキソ−λ−スルファニリデン−2,2,2−トリフルオロアセトアミド、メチルスルホンイミドイル、イソプロピルスルホンイミドイル、(メトキシエチル)メチルアミノ、(メトキシエチル)−N−メチル−アミノスルホニル、ジメチルカルバミル、カルバミル、およびN,N−ジメチルアミノスルホニルから独立して選択される1、2または3置換基で置換されている。他の実施態様において、Rはフェニルであり、ここで、フェニルは非置換であるかまたは2−クロロ、3−クロロ、4−クロロ、5−クロロ、2−フルオロ、3−フルオロ、4−フルオロ、5−フルオロ、2−ブロモ、3−ブロモ、4−ブロモ、5−ブロモ、2−トリフルオロメチル、3−トリフルオロメチル、4−トリフルオロメチル、2−メチル、3−メチル、4−メチル、5−メチル、2−ブチル、3−ブチル、4−ブチル、5−ブチル、4−メチルスルファニル、2−メチルスルフィニル、4−メチルスルフィニル、3−メチルスルホニル、4−メチルスルホニル、4−エチルスルホニル、4−プロピルスルホニル、2−メトキシ、4−メトキシ、2−トリフルオロメトキシ、4−トリフルオロメトキシ、4−カルボキシル、4−メチルスルホニルカルバミル、4−ホルムアミドプロパン酸、4−ホルムアミド酢酸、4−メトキシカルボニル、4−モルホリニルカルボニル、4−(4,4−ジフルオロピペリジニルカルボニル)、4−イソプロピルスルホニル、4−トリフルオロメチルスルファニル、4−トリフルオロメチルスルフィニル、4−トリフルオロメチルスルホニル、4−フェニルスルホニル、4−モルホリニルスルホニル、4−(4,4−ジフルオロピペリジニル)スルホニル、4−ジメチルカルバミル、4−(メチル)オキソ−λ−スルファニリデン−2,2,2−トリフルオロアセトアミド、4−メチルスルホンイミドイル、4−イソプロピルスルホンイミドイル、4−(メトキシエチル)−N−メチル−アミノスルホニル、4−カルバミル、および4−N,N−ジメチルアミノスルホニルから独立して選択される1、2または3置換基で置換されている。
他の実施態様において、本発明は式(If)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルで置換されている一置換フェニルである。他の実施態様において、Rはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NRまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルで置換されている一置換フェニルである。他の実施態様において、Rはクロロ、フルオロ、ブロモ、メチル、ブチル、トリフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、モルホリニル、ピペラジニル、メチルピペラジニル、カルボキシル、メチルスルホニルカルバミル、ホルムアミドプロパン酸、ホルムアミド酢酸、メトキシカルボニル、モルホリニルカルボニル、4,4−ジフルオロピペリジニルカルボニル、メチルスルファニル、メチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、トリフルオロメチルスルファニル、トリフルオロメチルスルフィニル、トリフルオロメチルスルホニル、フェニルスルホニル、モルホリニルスルホニル、4,4−ジフルオロピペリジニルスルホニル、ジメチルカルバミル、(メチル)オキソ−λ−スルファニリデン−2,2,2−トリフルオロアセトアミド、メチルスルホンイミドイル、イソプロピルスルホンイミドイル、(メトキシエチル)−N−メチル−アミノスルホニル、カルバミル、メトキシエチル(メチル)アミノおよびジメチルアミノまたはN,N−ジメチルアミノスルホニルで置換されている一置換フェニルである。他の実施態様において、Rは2−クロロ、3−クロロ、4−クロロ、5−クロロ、2−フルオロ、3−フルオロ、4−フルオロ、5−フルオロ、4−ブロモ、2−メチル、3−メチル、4−メチル、5−メチル、4−ブチル、4−t−ブチル、2−トリフルオロメチル、3−トリフルオロメチル、4−トリフルオロメチル、5−トリフルオロメチル、2−メトキシ、3−メトキシ、4−メトキシ、2−トリフルオロメトキシ、4−トリフルオロメトキシ、3−モルホリン−4−イル、3−(ピペラジン−1−イル)、3−(4−メチルピペラジン−1−イル)、4−カルボキシル、4−メチルスルホニルカルバミル、4−ホルムアミドプロパン酸、4−ホルムアミド酢酸、4−メトキシカルボニル、4−モルホリニルカルボニル、4−(4,4−ジフルオロピペリジニルカルボニル)、4−メチルスルファニル、2−メチルスルフィニル、4−メチルスルフィニル、3−メチルスルホニル、4−メチルスルホニル、4−エチルスルホニル、4−プロピルスルホニル、4−イソプロピルスルホニル、4−トリフルオロメチルスルファニル、4−トリフルオロメチルスルフィニル、4−トリフルオロメチルスルホニル、4−フェニルスルホニル、4−モルホリニルスルホニル、4−(4,4−ジフルオロピペリジニル)スルホニル、4−ジメチルカルバミル、4−(メチル)オキソ−λ−スルファニリデン−2,2,2−トリフルオロアセトアミド、4−メチルスルホンイミドイル、4−イソプロピルスルホンイミドイル、4−(メトキシエチル)−N−メチル−アミノスルホニル、4−カルバミル、4−メトキシエチル(メチル)アミノ、3−ジメチルアミノまたは4−N,N−ジメチルアミノスルホニルで置換されている一置換フェニルである。
他の実施態様において、本発明は式(If)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは二置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。他の実施態様において、Rは二置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニルおよび−NRから独立して選択される。他の実施態様において、Rは二置換フェニルであり、各置換基はクロロ、フルオロ、メチル、トリフルオロメチル、メトキシ、モルホリニル、ピペラジニル、メチルピペラジニル、メチルスルフィニル、メチルスルホニル、メトキシエチル(メチル)アミノおよびジメチルアミノから独立して選択される。他の実施態様において、Rは二置換フェニルであり、各置換基は2−クロロ、3−クロロ、4−クロロ、5−クロロ、3−フルオロ、4−フルオロ、5−フルオロ、3−メチル、5−メチル、3−トリフルオロメチル、5−トリフルオロメチル、2−メトキシ、3−メトキシ、4−メトキシ、3−モルホリン−4−イル、3−(ピペラジン−1−イル)、3−(4−メチルピペラジン−1−イル)、4−メチルスルフィニル、3−メチルスルホニル、4−メチルスルホニル、4−メトキシエチル(メチル)アミノおよび3−ジメチルアミノから独立して選択される。
他の実施態様において、本発明は式(If)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは三置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。他の実施態様において、Rは三置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、および(C−C)アルキルスルホニルから独立して選択される。他の実施態様において、Rは三置換フェニルであり、各置換基はフルオロ、メチルおよびメチルスルホニルから独立して選択される。
他の実施態様において、本発明は式(If)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは非置換フェニル、4−クロロフェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、2,3−ジクロロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、3,5−ジクロロフェニル、2−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、4−ブロモフェニル、2−クロロ−4−フルオロフェニル、2−メチルフェニル、4−ブチルフェニル、4−t−ブチルフェニル、3,5−ジメチルフェニル、4−メトキシフェニル、2−メトキシフェニル、2−トリフルオロメトキシフェニル、4−トリフルオロメトキシフェニル、4−メトキシカルボニルフェニル、4−カルボキシル、4−カルバミルフェニル、4−フェニル(ホルムアミド)プロパン酸、4−フェニル(ホルムアミド)酢酸、4−N,N−ジメチルカルバミルフェニル、4−シクロプロピルスルホニルフェニル、4−フェニルスルホニル、4−(4−4−ジフルオロピペリジン−1−イル)スルホニルフェニル、4−(イソプロピルスルホンイミドイル)フェニル、4−モルホリン−4−スルホニルフェニル、4−モルホリン−4−カルボニルフェニル、4−(4,4−ジフルオロピペリジン−1−カルボニル)フェニル、3−モルホリニル−4−メチルスルホニルフェニル、3−(メトキシエチル)メチルアミノ−4−メチルスルホニルフェニル、3,5−ジフルオロ−4−メチルスルホニルフェニル、2−エトキシ−4−フルオロフェニル、3−フルオロ−4−メトキシフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル、3−メチルスルホニルフェニル、4−メチルスルファニルフェニル、4−トリフルオロメチルスルファニルフェニル、2−メチルスルフィニルフェニル、4−メチルスルフィニルフェニル、3−フルオロ−4−メチルスルフィニルフェニル、3−メチル−4−メチルスルフィニルフェニル、4−メチルスルホニルフェニル、4−エチルスルホニルフェニル、4−イソプロピルスルホニルフェニル、4−モルホリン−4−メチルスルホニルフェニル、3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−4−メチルスルホニルフェニル、3−ピペラジン−1−イル−4−メチルスルホニルフェニル、3−メトキシ−4−メチルスルホニルフェニル、3−トリフルオロメチル−4−メチルスルホニルフェニル、3−フルオロ−4−メチルスルホニルフェニル、3−クロロ−4−メチルスルホニルフェニル、3−メチル−4−メチルスルホニルフェニル、3,4−ジメチルスルホニルフェニル、3,5−ジメチル−4−メチルスルホニルフェニル、3−(ジメチルアミノ)−4−メチルスルホニルフェニル、4−トリフルオロメチルスルフィニルフェニル、4−トリフルオロメチルスルホニルフェニル、4−フェニル(メチル)オキソ−λ−スルファニリデン−2,2,2−トリフルオロアセトアミド、4−メチルスルホンイミドイルフェニル、4−イソプロピルスルホンイミドイルフェニル、および4−N,N−ジメチルアミノスルホニルフェニルから選択される。他の実施態様において、Rは非置換フェニルである。他の実施態様において、Rは4−クロロフェニルである。他の実施態様において、Rは2−クロロフェニルである。他の実施態様において、Rは3−クロロフェニルである。他の実施態様において、Rは2,3−ジクロロフェニルである。他の実施態様において、Rは2,4−ジクロロフェニルである。他の実施態様において、Rは3,5−ジクロロフェニルである。他の実施態様において、Rは2−フルオロフェニルである。他の実施態様において、Rは4−フルオロフェニルである。他の実施態様において、Rは4−ブロモフェニルである。他の実施態様において、Rは2−クロロ−4−フルオロフェニルである。他の実施態様において、Rは2−メチルフェニルである。他の実施態様において、Rは4−ブチルフェニルである。他の実施態様において、Rは4−t−ブチルフェニルである。他の実施態様において、Rは3,5−ジメチルフェニルである。他の実施態様において、Rは4−メトキシフェニルである。他の実施態様において、Rは2−メトキシフェニルである。他の実施態様において、Rは2−トリフルオロメトキシフェニルである。他の実施態様において、Rは4−トリフルオロメトキシフェニルである。他の実施態様において、Rは4−メトキシカルボニルフェニルである。他の実施態様において、Rは4−カルボキシルフェニルである。他の実施態様において、Rは4−カルバミルフェニルである。他の実施態様において、Rは4−フェニル(ホルムアミド)プロパン酸である。他の実施態様において、Rは4−フェニル(ホルムアミド)酢酸である。他の実施態様において、Rは4−N,N−ジメチルカルバミルフェニルである。他の実施態様において、Rは4−シクロプロピルスルホニルフェニルである。他の実施態様において、Rは4−フェニルスルホニルである。他の実施態様において、Rは4−(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)スルホニルフェニルである。他の実施態様において、Rは4−(イソプロピルスルホンイミドイル)フェニルである。他の実施態様において、Rは4−モルホリン−4−スルホニルフェニルである。他の実施態様において、Rは4−モルホリン−4−カルボニルフェニルである。他の実施態様において、Rは4−(4,4−ジフルオロピペリジン−1−カルボニル)フェニルである。他の実施態様において、Rは3−モルホリニル−4−メチルスルホニルフェニルである。他の実施態様において、Rは3−(メトキシエチル)メチルアミノ−4−メチルスルホニルフェニルである。他の実施態様において、Rは3,5−ジフルオロ−4−メチルスルホニルフェニルである。他の実施態様において、Rは3,5−ジフルオロ−4−メチルスルホニルフェニルである。他の実施態様において、Rは2−エトキシ−4−フルオロフェニルである。他の実施態様において、Rは3−フルオロ−4−メトキシフェニルである。他の実施態様において、Rは2−トリフルオロメチルフェニルである。他の実施態様において、Rは3−トリフルオロメチルフェニルである。他の実施態様において、Rは4−トリフルオロメチルフェニルである。他の実施態様において、Rは3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルである。他の実施態様において、Rは3−メチルスルホニルフェニルである。他の実施態様において、Rは4−メチルスルファニルフェニルである。他の実施態様において、Rは4−トリフルオロメチルスルファニルフェニルである。他の実施態様において、Rは2−メチルスルフィニルフェニルである。他の実施態様において、Rは4−メチルスルフィニルフェニルである。他の実施態様において、Rは3−フルオロ−4−メチルスルフィニルフェニルである。他の実施態様において、Rは3−メチル−4−メチルスルフィニルフェニルである。他の実施態様において、Rは4−メチルスルホニルフェニルである。他の実施態様において、Rは4−エチルスルホニルフェニルである。他の実施態様において、Rは4−イソプロピルスルホニルフェニルである。他の実施態様において、Rは4−モルホリン−4−メチルスルホニルフェニルである。他の実施態様において、Rは3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−4−メチルスルホニルフェニルである。他の実施態様において、Rは3−ピペラジン−1−イル−4−メチルスルホニルフェニルである。他の実施態様において、Rは3−メトキシ−4−メチルスルホニルフェニルである。他の実施態様において、Rは3−トリフルオロメチル−4−メチルスルホニルフェニルである。他の実施態様において、Rは3−フルオロ−4−メチルスルホニルフェニルである。他の実施態様において、Rは3−クロロ−4−メチルスルホニルフェニルである。他の実施態様において、Rは3−メチル−4−メチルスルホニルフェニルである。他の実施態様において、Rは3,5−ジメチル−4−メチルスルホニルフェニルである。他の実施態様において、Rは3−(ジメチルアミノ)−4−メチルスルホニルフェニルである。他の実施態様において、Rは4−トリフルオロメチルスルフィニルフェニルである。他の実施態様において、Rは4−トリフルオロメチルスルホニルフェニルである。他の実施態様において、Rは4−フェニル(メチル)オキソ−λ6−スルファニリデン−2,2,2−トリフルオロアセトアミドである。他の実施態様において、Rは4−メチルスルホンイミドイルフェニルである。他の実施態様において、Rは4−イソプロピルスルホンイミドイルフェニルである。他の実施態様において、Rは4−N,N−ジメチルアミノスルホニルフェニルである。
他の実施態様において、本発明は式(If)の化合物および付随する定義に関し、ここで、mは1であり、Rは非置換フェニルである。他の実施態様において、mは2であり、Rは非置換フェニルである。他の実施態様において、mは3であり、Rは非置換フェニルである。他の実施態様において、mは1であり、Rは、例えば、式(If)の化合物に関連して上に記載した一置換Rフェニル基から選択される、一置換フェニルである。他の実施態様において、mは2であり、Rは、例えば、式(If)の化合物に関連して上に記載した一置換Rフェニル基から選択される、一置換フェニルである。他の実施態様において、mは3であり、Rは、例えば、式(If)の化合物に関連して上に記載した一置換Rフェニル基から選択される、一置換フェニルである。他の実施態様において、mは1であり、Rは、例えば、式(If)の化合物に関連して上に記載した二置換Rフェニル基から選択される、二置換フェニルである。他の実施態様において、mは2であり、Rは、例えば、式(If)の化合物に関連して上に記載した二置換Rフェニル基から選択される、二置換フェニルである。他の実施態様において、mは3であり、Rは、例えば、式(If)の化合物に関連して上に記載した二置換Rフェニル基から選択される、二置換フェニルである。他の実施態様において、mは1であり、Rは、例えば、式(If)の化合物に関連して上に記載した三置換Rフェニル基から選択される、三置換フェニルである。他の実施態様において、mは2であり、Rは、例えば、式(If)の化合物に関連して上に記載した三置換Rフェニル基から選択される、三置換フェニルである。他の実施態様において、Rはmは3であり、Rは、例えば、式(If)の化合物に関連して上に記載した三置換Rフェニル基から選択される、三置換フェニルである。
他の実施態様において、本発明は式(If)の化合物および付随する定義に関し、ここで、mは1であり、Rはメチルである。他の実施態様において、mは1であり、Rはエチルである。他の実施態様において、mは1であり、Rはプロピルである。他の実施態様において、mは1であり、Rはイソ−プロピルである。他の実施態様において、mは1であり、Rはブチルである。他の実施態様において、mは1であり、Rはtert−ブチルである。他の実施態様において、mは2であり、Rはメチルである。他の実施態様において、mは2であり、Rはエチルである。他の実施態様において、mは2であり、Rはプロピルである。他の実施態様において、mは2であり、Rはイソ−プロピルである。他の実施態様において、mは2であり、Rはブチルである。他の実施態様において、mは2であり、Rはtert−ブチルである。他の実施態様において、mは3であり、Rはメチルである。他の実施態様において、mは3であり、Rはエチルである。他の実施態様において、mは3であり、Rはプロピルである。他の実施態様において、mは3であり、Rはイソ−プロピルである。他の実施態様において、mは3であり、Rはブチルである。他の実施態様において、mは3であり、Rはtert−ブチルである。
本発明の他の態様は、式(Ig)
〔式中、
はH、(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
mは1、2または3である。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
ある実施態様において、本発明は式(Ig)の化合物および付随する定義に関し、ここで、RはHである。他の実施態様において、Rは(C−C)アルキルであり、ここで、アルキルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている。他の実施態様において、Rは(5員もしくは6員)ヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは非置換であるかまたは独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されている。他の実施態様において、Rはフェニルであり、ここで、フェニルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されている。この段落に挙げる実施例の各々において、置換基は、式(Ig)に関連してRについて上記したものから選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ig)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはプロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルである。他の実施態様において、Rはエチルである。他の実施態様において、Rはプロピルである。他の実施態様において、Rはイソ−プロピルである。他の実施態様において、Rはブチルである。他の実施態様において、Rはtert−ブチルである。この段落に挙げる実施例の各々において、アルキルはある実施態様において非置換であり、他の実施態様において一置換であり、さらなる実施態様において独立して選択される2置換基で二置換されており、またはさらなる実施態様において独立して選択される3置換基で三置換されている。この段落の上記実施態様の各々の種々の実施態様において、置換基は−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)OCH、−C(=O)OCHCH、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH)、−NR、−NH、−NHCH、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルであるかまたは置換基は−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)OCH、−C(=O)OCHCH、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH)、−NR、−NH、−NHCH、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ig)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(5員もしくは6員)ヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは非置換であるかまたは独立して選択される1、2または3の置換基で置換されており、置換基は、式(Ig)に関連してRについて上記したものから選択される。他の実施態様において、Rは非置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。他の実施態様において、Rは一置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。他の実施態様において、Rは二置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。他の実施態様において、Rは三置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。この段落の上記実施態様の各々の種々の実施態様において、置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、フェニル、−C(=O)NR、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ig)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは非置換フェニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基は、式(Ig)に関連してRについて上記したものから選択される。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はハロである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルコキシである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルコキシである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)OHである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)O(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NRである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH(C−C)アルキルであり、ここで、該アルキルはCOOHで置換されている。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH−(C−C)アルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)シクロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−NRである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−フェニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(=O)(=NR)(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ig)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルで置換されている一置換フェニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ig)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは二置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ig)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは三置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
ある実施態様において、本発明は式(Ig)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、ここで、アルキルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている。他の実施態様において、Rは(5員もしくは6員)ヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは非置換であるかまたは独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されている。他の実施態様において、Rはフェニルであり、ここで、フェニルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されている。この段落に挙げる実施例の各々において、置換基は式(Ig)に関連してRについて上記したものから選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ig)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはプロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルである。他の実施態様において、Rはエチルである。他の実施態様において、Rはプロピルである。他の実施態様において、Rはイソ−プロピルである。他の実施態様において、Rはブチルである。他の実施態様において、Rはtert−ブチルである。この段落に挙げる実施例の各々において、アルキルはある実施態様において非置換であり、他の実施態様において一置換であり、さらなる実施態様において独立して選択される2置換基で二置換されており、またはさらなる実施態様において独立して選択される3置換基で三置換されている。この段落の上記実施態様の各々の種々の実施態様において、置換基は−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)OCH、−C(=O)OCHCH、−C(=O)NR、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH)、−NR、−NH、−NHCH、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルであるかまたは置換基は−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)OCH、−C(=O)OCHCH、−C(=O)NR、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH)、−NR、−NH、−NHCH、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ig)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(5員もしくは6員)ヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは非置換であるかまたは独立して選択される1、2または3の置換基で置換されており、置換基は、式(Ig)に関連してRについて上記したものから選択される。他の実施態様において、Rは非置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。他の実施態様において、Rは一置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。他の実施態様において、Rは二置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。他の実施態様において、Rは三置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。この段落の上記実施態様の各々の種々の実施態様において、置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、フェニル、−C(=O)NR、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ig)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは非置換フェニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基は、式(Ig)に関連してRについて上記したものから選択される。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はハロである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルコキシである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルコキシである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)OHである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)O(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NRである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH(C−C)アルキルであり、ここで、該アルキルはCOOHで置換されている。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH−(C−C)アルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)シクロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−NRである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−フェニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(=O)(=NR)(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ig)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルで置換されている一置換フェニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ig)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは二置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ig)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは三置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
ある実施態様において、本発明は式(Ig)の化合物および付随する定義に関し、ここで、mは1である。他の実施態様において、mは2である。他の実施態様において、mは3である。
本発明の他の態様は、式(Ih)
〔式中、
は(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリール、フェニルまたは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキル、フェニルで置換されている(C−C)アルキルまたはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルから選択され;
mは1、2または3である。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
ある実施態様において、本発明は式(Ih)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、ここで、アルキルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている。他の実施態様において、Rは(5員もしくは6員)ヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは非置換であるかまたは独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されている。他の実施態様において、Rはフェニルであり、ここで、フェニルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されている。この段落に挙げる実施例の各々において、置換基は、式(Ih)に関連してRについて上記したものから選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ih)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはプロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルである。他の実施態様において、Rはエチルである。他の実施態様において、Rはプロピルである。他の実施態様において、Rはイソ−プロピルである。他の実施態様において、Rはブチルである。他の実施態様において、Rはtert−ブチルである。この段落に挙げる実施例の各々において、アルキルはある実施態様において非置換であり、他の実施態様において一置換であり、さらなる実施態様において独立して選択される2置換基で二置換されており、またはさらなる実施態様において独立して選択される3置換基で三置換されている。この段落の上記実施態様の各々の種々の実施態様において、置換基は−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)OCH、−C(=O)OCHCH、−C(=O)NR、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH)、−NR、−NH、−NHCH、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルであるかまたは置換基は−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)OCH、−C(=O)OCHCH、−C(=O)NR、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH)、−NR、−NH、−NHCH、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ih)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(5員もしくは6員)ヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは非置換であるかまたは独立して選択される1、2または3の置換基で置換されており、置換基は、式(Ih)に関連してRについて上記したものから選択される。他の実施態様において、Rは非置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。他の実施態様において、Rは一置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。他の実施態様において、Rは二置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。他の実施態様において、Rは三置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。この段落の上記実施態様の各々の種々の実施態様において、置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、フェニル、−C(=O)NR、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ih)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは非置換フェニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基は、式(Ih)に関連してRについて上記したものから選択される。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はハロである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルコキシである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルコキシである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)OHである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)O(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NRである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH(C−C)アルキルであり、ここで、該アルキルはCOOHで置換されている。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH−(C−C)アルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)シクロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−NRである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−フェニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(=O)(=NR)(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ih)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルで置換されている一置換フェニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ih)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは二置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ih)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは三置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
ある実施態様において、本発明は式(Ih)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。他の実施態様において、Rはフェニルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキル、フェニルで置換されている(C−C)アルキルまたはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルから選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ih)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはプロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルである。他の実施態様において、Rはエチルである。他の実施態様において、Rはプロピルである。他の実施態様において、Rはイソ−プロピルである。他の実施態様において、Rはブチルである。他の実施態様において、Rはtert−ブチルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ih)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10はエチルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ih)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはエチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはエチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはエチルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはエチルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはエチルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはエチルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはプロピルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはプロピルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはプロピルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはプロピルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはプロピルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはプロピルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはブチルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはブチルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはブチルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはブチルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはtert−ブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはtert−ブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはtert−ブチルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはtert−ブチルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはtert−ブチルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはtert−ブチルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはイソ−ブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはイソ−ブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはイソ−ブチルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはイソ−ブチルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはイソ−ブチルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはイソ−ブチルであり、R10はエチルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ih)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、少なくともRおよびR10の一方はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、RおよびR10の各々はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、RおよびR10の一方はメチルであり、他方はエチルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ih)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10はエチルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ih)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はメチルまたはエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はメチルまたはエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はメチルまたはエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はメチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はメチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はメチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はエチルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ih)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10はエチルである。
ある実施態様において、本発明は式(Ih)の化合物および付随する定義に関し、ここで、mは1である。他の実施態様において、mは2である。他の実施態様において、mは3である。
本発明の他の態様は式(Ii)
〔式中、
はH、(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリール、フェニルまたは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキル、フェニルで置換されている(C−C)アルキルまたはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルから独立して選択され;
mは0、1または2であり、ここで、mは2であるとき、ラクトン環は場合によりフェニル環に縮合し、ここで、該縮合フェニル環は非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されている。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
ある実施態様において、本発明は式(Ii)の化合物および付随する定義に関し、ここで、RはHである。他の実施態様において、Rは(C−C)アルキルであり、ここで、アルキルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている。他の実施態様において、Rは(5員もしくは6員)ヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは非置換であるかまたは独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されている。他の実施態様において、Rはフェニルであり、ここで、フェニルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されている。この段落に挙げる実施例の各々において、置換基は式(Ii)に関連してRについて上記したものから選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ii)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはプロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルである。他の実施態様において、Rはエチルである。他の実施態様において、Rはプロピルである。他の実施態様において、Rはイソ−プロピルである。他の実施態様において、Rはブチルである。他の実施態様において、Rはtert−ブチルである。この段落に挙げる実施例の各々において、アルキルはある実施態様において非置換であり、他の実施態様において一置換であり、さらなる実施態様において独立して選択される2置換基で二置換されており、またはさらなる実施態様において独立して選択される3置換基で三置換されている。この段落の上記実施態様の各々の種々の実施態様において、置換基は−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)OCH、−C(=O)OCHCH、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH)、−NR、−NH、−NHCH、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルであるかまたは置換基は−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)OCH、−C(=O)OCHCH、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH)、−NR、−NH、−NHCH、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ii)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(5員もしくは6員)ヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは非置換であるかまたは独立して選択される1、2または3の置換基で置換されており、置換基は、式(Ii)に関連してRについて上記したものから選択される。他の実施態様において、Rは非置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。他の実施態様において、Rは一置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。他の実施態様において、Rは二置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。他の実施態様において、Rは三置換(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。この段落の上記実施態様の各々の種々の実施態様において、置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、フェニル、−C(=O)NR、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ii)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは非置換フェニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基は、式(Ii)に関連してRについて上記したものから選択される。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はハロである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルコキシである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルコキシである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)OHである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)O(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NRである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH(C−C)アルキルであり、ここで、該アルキルはCOOHで置換されている。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH−(C−C)アルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)シクロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−NRである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−フェニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(=O)(=NR)(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ii)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルで置換されている一置換フェニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ii)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは二置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ii)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは三置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
ある実施態様において、本発明は式(Ii)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは(5員もしくは6員)ヘテロアリールである。他の実施態様において、Rはフェニルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキル、フェニルで置換されている(C−C)アルキルまたはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルから選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ii)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはプロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルである。他の実施態様において、Rはエチルである。他の実施態様において、Rはプロピルである。他の実施態様において、Rはイソ−プロピルである。他の実施態様において、Rはブチルである。他の実施態様において、Rはtert−ブチルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ii)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10はエチルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ii)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはメチルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはエチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはエチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはエチルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはエチルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはエチルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはエチルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはプロピルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはプロピルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはプロピルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはプロピルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはプロピルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはプロピルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはブチルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはブチルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはブチルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはブチルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはtert−ブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはtert−ブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはtert−ブチルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはtert−ブチルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはtert−ブチルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはtert−ブチルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはイソ−ブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはイソ−ブチルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはイソ−ブチルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはイソ−ブチルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはイソ−ブチルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはイソ−ブチルであり、R10はエチルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ii)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、少なくともRおよびR10の一方はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、RおよびR10の各々はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、RおよびR10の一方はメチルであり、他方はエチルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ii)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10はエチルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ii)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10は(C−C)アルキルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はメチルまたはエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はメチルまたはエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はメチルまたはエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はメチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はメチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はメチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はエチルである。ある実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルで置換されている(C)アルキルであり、R10はエチルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ii)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10はメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10はメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10はメチルである。他の実施態様において、Rは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rはフェニルであり、R10はエチルである。
ある実施態様において、本発明は式(Ii)の化合物および付随する定義に関し、ここで、mは1である。他の実施態様において、mは2である。他の実施態様において、mは3である。他の実施態様において、mは2であり、ラクトン環はフェニル環と縮合していない。他の実施態様において、mは2であり、ラクトン環はフェニル環に縮合しており、ここで、該縮合フェニル環は非置換であるかまたは独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換され、置換基は式(Ii)に関連してmについて上記したものから選択される他の実施態様において、縮合フェニル環は独立して選択される1、2または3置換基で置換され、置換基の少なくとも1個はハロである。他の実施態様において、縮合フェニル環は独立して選択される1、2または3置換基で置換され、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、縮合フェニル環は独立して選択される1、2または3置換基で置換され、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルである。他の実施態様において、縮合フェニル環は独立して選択される1、2または3置換基で置換され、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルである。他の実施態様において、縮合フェニル環は独立して選択される1、2または3置換基で置換され、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルコキシである。他の実施態様において、縮合フェニル環は独立して選択される1、2または3置換基で置換され、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルコキシである。他の実施態様において、縮合フェニル環は独立して選択される1、2または3置換基で置換され、置換基の少なくとも1個は−C(=O)OHである。他の実施態様において、縮合フェニル環は独立して選択される1、2または3置換基で置換され、置換基の少なくとも1個は−C(=O)O(C−C)アルキルである。他の実施態様において、縮合フェニル環は独立して選択される1、2または3置換基で置換され、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NRである。他の実施態様において、縮合フェニル環は独立して選択される1、2または3置換基で置換され、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH(C−C)アルキルであり、ここで、該アルキルはCOOHで置換されている。他の実施態様において、縮合フェニル環は独立して選択される1、2または3置換基で置換され、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH−(C−C)アルキルスルホニルである。他の実施態様において、縮合フェニル環は独立して選択される1、2または3置換基で置換され、置換基の少なくとも1個は−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、縮合フェニル環は独立して選択される1、2または3置換基で置換され、置換基の少なくとも1個は(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、縮合フェニル環は独立して選択される1、2または3置換基で置換され、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルスルファニルである。他の実施態様において、縮合フェニル環は独立して選択される1、2または3置換基で置換され、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルファニルである。他の実施態様において、縮合フェニル環は独立して選択される1、2または3置換基で置換され、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルスルフィニルである。他の実施態様において、縮合フェニル環は独立して選択される1、2または3置換基で置換され、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルホニルである。他の実施態様において、縮合フェニル環は独立して選択される1、2または3置換基で置換され、置換基の少なくとも1個は(C−C)シクロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、縮合フェニル環は独立して選択される1、2または3置換基で置換され、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、縮合フェニル環は独立して選択される1、2または3置換基で置換され、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、縮合フェニル環は独立して選択される1、2または3置換基で置換され、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、縮合フェニル環は独立して選択される1、2または3置換基で置換され、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、縮合フェニル環は独立して選択される1、2または3置換基で置換され、置換基の少なくとも1個は−S(O)−NRである。他の実施態様において、縮合フェニル環は独立して選択される1、2または3置換基で置換され、置換基の少なくとも1個は−S(O)−フェニルである。他の実施態様において、縮合フェニル環は独立して選択される1、2または3置換基で置換され、置換基の少なくとも1個は−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、縮合フェニル環は独立して選択される1、2または3置換基で置換され、置換基の少なくとも1個は−S(=O)(=NR)(C−C)アルキルである。他の実施態様において、縮合フェニル環は独立して選択される1、2または3置換基で置換され、置換基の少なくとも1個はN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ii)の化合物および付随する定義に関し、ここで、縮合フェニル環はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルで置換されている一置換フェニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ii)の化合物および付随する定義に関し、ここで、縮合フェニル環は二置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ii)の化合物および付随する定義に関し、ここで、縮合フェニル環は三置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
本発明の他の態様は式(Ij)
〔式中、
は(C−C)アルキルであり;
はフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は(C−C)アルキルであり;
Rは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
ある実施態様において、本発明は式(Ij)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはプロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルである。他の実施態様において、Rはエチルである。他の実施態様において、Rはプロピルである。他の実施態様において、Rはイソ−プロピルである。他の実施態様において、Rはブチルである。他の実施態様において、Rはtert−ブチルである。
ある実施態様において、本発明は式(Ij)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは非置換フェニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基は、式(Ij)に関連してRについて上記したものから選択される。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はハロである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルコキシである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルコキシである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)OHである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)O(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NRである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH(C−C)アルキルであり、ここで、該アルキルはCOOHで置換されている。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH−(C−C)アルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)シクロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−NRである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−フェニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(=O)(=NR)(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ij)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルで置換されている一置換フェニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ij)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは二置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ij)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは三置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
ある実施態様において、本発明は式(Ij)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはプロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルである。他の実施態様において、Rはエチルである。他の実施態様において、Rはプロピルである。他の実施態様において、Rはイソ−プロピルである。他の実施態様において、Rはブチルである。他の実施態様において、Rはtert−ブチルである。
本発明の他の態様は式(Ik)
〔式中、
は(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルであり;
はフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
は(C−C)アルキルであり;
Rは水素、−COH、−CO−(C−C)アルキル、−CO−(C−C)アルケニル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−シクロペンチル、−CO−シクロヘキシル、−CO−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−CO−ベンジルオキシ、−CO−O−(C−C)アルキル、−CO−NH、−CO−NH−(C−C)アルキルまたは−CO−N((C−C)アルキル)であり、ここで、該−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、フェニル、ベンジル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、ベンジルオキシ、−O−(C−C)アルキル、−NH−(C−C)アルキルまたは−N((C−C)アルキル)は非置換でもハロ、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、−(C−C)アルキニル、−(5員もしくは6員)ヘテロアリール、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−C(ハロ)、−CH(ハロ)、−CH(ハロ)、−CN、−NO、−NH、−NH−(C−C)アルキル、−N(−(C−C)アルキル)、−C(O)(C−C)アルキル、−C(O)O(C−C)アルキル、−OC(O)(C−C)アルキル、−OC(O)NH、−S(O)(C−C)アルキル、−S(O)(C−C)アルキルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルから選択される1、2または3置換基で置換されていてもよい。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
ある実施態様において、本発明は式(Ik)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(5員もしくは6員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは(5員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは(6員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは(7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rはピペリジニルである。
ある実施態様において、本発明は式(Ik)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは非置換フェニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基は、式(Ik)に関連してRについて上記したものから選択される。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はハロである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルコキシである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルコキシである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)OHである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)O(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NRである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH(C−C)アルキルであり、ここで、該アルキルはCOOHで置換されている。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)NH−(C−C)アルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルファニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)アルキルであるスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)シクロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルフィニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は(C−C)ペルハロアルキルスルホニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−NRである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−フェニルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個は−S(=O)(=NR)(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルであり、置換基の少なくとも1個はN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ik)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルで置換されている一置換フェニルである。
他の実施態様において、本発明は式(Ik)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは二置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
他の実施態様において、本発明は式(Ik)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは三置換フェニルであり、各置換基はハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される。
ある実施態様において、本発明は式(Ik)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは(C−C)アルキルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチル、エチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチル、プロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはエチルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはメチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはプロピルである。他の実施態様において、Rはエチルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはプロピルまたはブチルである。他の実施態様において、Rはメチルである。他の実施態様において、Rはエチルである。他の実施態様において、Rはプロピルである。他の実施態様において、Rはイソ−プロピルである。他の実施態様において、Rはブチルである。他の実施態様において、Rはtert−ブチルである。
ある実施態様において、本発明は式(Ik)の化合物および付随する定義に関し、ここで、Rは水素、−CO−メチル、−CO−エチル、−CO−ベンジル、−CO−フェニルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである。他の実施態様において、Rは水素または5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである。他の実施態様において、Rは水素である。他の実施態様において、Rは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである。他の実施態様において、Rは−CO−メチルまたは−CO−エチルである。他の実施態様において、Rは−CO−メチルである。他の実施態様において、Rは−CO−エチルである。他の実施態様において、Rは−CO−ベンジルまたは−CO−フェニルである。他の実施態様において、Rは−CO−ベンジルである。他の実施態様において、Rは−CO−フェニルである。他の実施態様において、Rは−CO−NHである。この段落の上記実施態様のいずれにおいても、Rはある実施態様において非置換であり、他の実施態様において一置換であり、さらなる実施態様において独立して選択される2置換基で二置換されており、または、さらなる実施態様において、独立して選択される3置換基で三置換されている。この段落の上記実施態様の各々の種々の実施態様において、置換基は−ハロ、−NH、−NHCH、−CFまたは−OCHであるかまたは置換基は−ハロ、−NH、−NHCH、−CFまたは−OCHから独立して選択される。
表1は本発明の代表的化合物を提供する。
具体的実施態様において、表1からの化合物をその薬学的に許容される塩として利用する。
3.3 ニトロキシル供与能の測定
ニトロキシル供与について、化合物は定常的な実験により容易に試験される。ニトロキシルが供与されるか否かを直接測定するのは一般に実際的ではないが、いくつかの分析的アプローチが、化合物がニトロキシルを供与するか否かの決定に適するとして認められている。例えば、目的の化合物を、密閉容器中、溶液、例えばリン酸緩衝化食塩水(“PBS”)またはpH約7.4のリン酸緩衝化溶液に入れることができる。数分間から数時間のような解離のための十分な時間経過後、ヘッドスペースガスを取り出し、ガスクロマトグラフィーおよび/またはマススペクトロメトリーなどにより、分析して、その組成を決定する。ガスNOが形成されないならば(これは、HNO二量体化により生じる)、試験はニトロキシル供与について陽性であり、化合物はニトロキシルドナーと考えられる。
あるいは、目的の化合物を、例えば、pH約7.4のリン酸緩衝化溶液中、トリス(4,6−ジメチル−3−スルファナトフェニル)ホスフィン三ナトリウム塩(TXPTS)の溶液に入れることができる。目的の化合物から遊離されるニトロキシルの量を、H NMRによる、TXPTSアザ−イリドの形成のモニタリングにより検出できる。Reisz et al., Org. Lett. 11:2719-2721 (2009), Reisz et al., J. Am. Chem. Soc. 133:11675-11685 (2011)およびGuthrie et al., J. Org. Chem. 80:1338-1348 (2015)参照。従って、TXPTSアザ−イリドが形成されたら、試験はニトロキシル供与について陽性である。
所望により、ニトロキシル供与を試験化合物のメトミオグロビン(“Mb3+”)への暴露によっても検出できる。Bazylinski et al., J. Amer. Chem. Soc. 107(26):7982-7986 (1985)参照。ニトロキシルはMb3+と反応し、Mb2+−NO複合体を形成して、これは紫外/可視スペクトルの変化または電子スピン共鳴(“EPR”)により検出され得る。Mb2+−NO複合体は、約2のg値を中心とするEPRシグナルを有する。一酸化窒素は、他方でMb3+と反応してMb3+−NO複合体を形成し、このEPRシグナルは、存在するとしても無視できる。従って、化合物がMb3+と反応するならば、複合体は紫外/可視またはEPRのような慣用法で検出可能であり、そうであれば、本試験はニトロキシル供与について陽性である。
ニトロキシル供与能のレベルを、化合物の理論的化学量論最大のパーセンテージとして表し得る。“相当レベルのニトロキシル”を供与する化合物は、種々の実施態様において、そのニトロキシルの理論的最大量の約40%以上、約50%以上、約60%以上、約70%以上、約80%以上、約90%以上または約95%以上を供与する化合物を意味する。具体的実施態様において、化合物はそのニトロキシルの理論的最大量の約70%〜約90%を供与する。具体的実施態様において、化合物はそのニトロキシルの理論的最大量の約85%〜約95%を供与する。具体的実施態様において、化合物はそのニトロキシルの理論的最大量の約90%〜約95%を供与する。そのニトロキシルの理論的最大量の約40%未満または約50%未満を供与する化合物もなおニトロキシルドナーであり、記載する方法において使用できる。その理論量のニトロキシルの約50%未満を供与する化合物は、記載する方法において使用できるが、高レベルのニトロキシルを供与する化合物と比較して、高投与レベルを必要とし得る。
ニトロキシル供与の試験は、生理学的に適切なpHで実施され得る。具体的実施態様において、本発明の化合物は、生理学的pH(すなわち、約7.4のpH)および生理学的温度(すなわち、約37℃の温度)(合わせて“生理学的条件”)でニトロキシルの供与ができる。具体的実施態様において、本発明の化合物は、生理学的条件下、その理論的最大(すなわち、100%)量のニトロキシルの約40%以上を供与できる。具体的実施態様において、本発明の化合物は、生理学的条件、そのニトロキシルの理論的最大量の約50%以上を供与できる。具体的実施態様において、本発明の化合物は、生理学的条件、そのニトロキシルの理論的最大量の約60%以上を供与できる。具体的実施態様において、本発明の化合物は、生理学的条件、そのニトロキシルの理論的最大量の約70%以上を供与できる。具体的実施態様において、本発明の化合物は、生理学的条件、そのニトロキシルの理論的最大量の約80%以上を供与できる。具体的実施態様において、本発明の化合物は、生理学的条件、そのニトロキシルの理論的最大量の約90%以上を供与できる。
本発明の化合物は、ニトロキシル供与量が一酸化窒素供与量を超える限り、限られた量の一酸化窒素も許容し得ることは理解される。ある実施態様において、本発明の化合物は、生理学的条件下、約25モル%以下の一酸化窒素を供与し得る。具体的実施態様において、本発明の化合物は、生理学的条件下、約20モル%以下の一酸化窒素を供与し得る。具体的実施態様において、本発明の化合物は、生理学的条件下、約15モル%以下の一酸化窒素を供与し得る。具体的実施態様において、本発明の化合物は、生理学的条件下、約10モル%以下の一酸化窒素を供与し得る。具体的実施態様において、本発明の化合物は、生理学的条件下、約5モル%以下の一酸化窒素を供与し得る。具体的実施態様において、本発明の化合物は、生理学的条件下、約2モル%以下の一酸化窒素を供与し得る。具体的実施態様において、本発明の化合物は、生理学的条件下、わずかな量(例えば、約1モル%以下)の一酸化窒素を供与し得る
3.4 医薬組成物
本発明はまた少なくとも一つの式(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)または(Ik)の化合物または表1からの化合物および少なくとも一つの薬学的に許容される添加物を含む医薬組成物も包含する。薬学的に許容される添加物の例は、担体、界面活性剤、肥厚または乳化剤、固体結合剤、分散もしくは懸濁助剤、可溶化剤、着色剤、風味剤、コーティング、崩壊剤、滑沢剤、甘味剤、防腐剤、等張剤およびこれらの任意の組み合わせのような上記のものを含む。薬学的に許容される添加物の選択および使用は、例えば、Troy, Ed., Remington: The Science and Practice of Pharmacy, 21st Ed. (Lippincott Williams & Wilkins, Baltimore, MD, 2005)に記載される。
ある実施態様において、少なくとも一つの薬学的に許容される添加物がラクトース、微結晶セルロース、クロスカルメロースまたはこれらの任意の混合物から選択される。他の実施態様において、少なくとも一つの薬学的に許容される添加物はラクトース、微結晶セルロース、クロスカルメロースナトリウムまたはこれらの任意の混合物から選択される。多様な範囲、例えば、造粒、篩過、粉砕、噴霧乾燥および無水で利用可能である、ガラクトースおよびグルコースの天然に存在する二糖であるラクトースは、医薬および薬学使用において十分許容される添加物である。Reilly, “Pharmaceutical Necessities,” pp. 1015-1050 in Remington: The Science and Practice of Pharmacy (Gennaro, ed., 20th ed., Lippincott, Williams & Wilkins, Baltimore, MD, 2000)。微結晶セルロースは、種々の必要性について利用可能である豊富なグレードおよび、例えば、充填剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、流動促進剤および/または安定性増強剤として、多様な機能的必要性を支持するその物理的性質のため、最も優秀な添加物であると開示されている。Baboota et al., “Microcrystalline cellulose as a versatile excipient in drug research,” J. Young Pharmacists 1:6-12 (2009)。クロスカルメロースは、意図的に架橋されたカルボキシメチルセルロースであり、クロスカルメロースナトリウムは、意図的に架橋された、少なくとも一部O−(カルボキシメチル化された)セルロースのナトリウム塩である。この添加物のいずれの形態も架橋に起因する低水溶解度を有し、それ故に、とりわけ、増強された溶解特性を提供する。Boylan et al., pp. 2623-2624 in Encyclopedia of Pharmaceut. Technol. (1st ed., Marcel Dekker, New York, 1988)。
医薬組成物は、次のものに適するものを含む、固体または液体形態での投与のために製剤され得る。当該製剤は、(1)例えば、経口投与のための、水薬(例えば、水性または非水溶液または懸濁液)、錠剤(例えば、バッカル、舌下および全身吸収を標的としたもの)、カプレット剤、巨丸剤、散剤、顆粒、舌適用のためのペースト剤、硬ゼラチンカプセル剤、軟ゼラチンカプセル剤、口腔スプレー剤、トローチ剤、ロゼンジ剤、ペレット剤、シロップ剤、懸濁液剤、エリキシル剤、液剤、エマルジョン剤およびマイクロエマルジョン剤;または(2)例えば、皮下、筋肉内、静脈内または硬膜外注射による非経腸投与のための、無菌液剤または懸濁液剤、を含む。医薬組成物は、即時放出型、持続放出型または制御放出型であり得る。
ある特定の実施態様において、医薬組成物は静脈内投与用に製剤される。他の実施態様において、医薬組成物は、連続点滴による静脈内投与用に製剤される。
他の実施態様において、医薬組成物は、経口投与用に製剤される。他の実施態様において、医薬組成物は、液体投与形態として経口投与用に製剤される。他の実施態様において、医薬組成物は、固体投与形態として経口投与用に製剤される。医薬組成物が経口液体または固体投与形態として製剤される具体的実施態様において、ポリエチレングリコール300(“PEG300”)、ポリエチレングリコール400(“PEG400”)およびこれらの混合物のようなポリエチレングリコールが添加物として役立ち得る。
医薬組成物は、カプセル、小袋、錠剤、粉末、顆粒、溶液、水性液体中の懸濁液、非水性液体中の懸濁液、水中油型液体エマルジョン、油中水型液体エマルジョン、リポソームまたは巨丸剤のような任意の適切な単位投与形態として製造できる。ある実施態様において、医薬組成物は錠剤として製剤される。他の実施態様において、医薬組成物はカプセル剤として製剤される。
錠剤は、場合により1以上の補助成分と共に、圧縮または鋳造により製造され得る。圧縮錠剤は、粉末または顆粒のような自由に流動する形態の薬剤を、場合により結合剤、滑沢剤、不活性希釈剤、防腐剤、界面活性剤または分散剤と混合して、適当な機械で圧縮することにより製造できる。型押し錠剤は、不活性液体希釈剤で湿らせた粉末化合物を適当な機械で型押しすることにより製造できる。錠剤は、場合によりコーティングしても割線を入れてもよく、その中の活性成分のゆっくりしたまたは制御された放出を提供するように製剤され得る。ここでの治療剤および当分野で知られる他の化合物のような、薬学的活性成分のこのような遅延または制御放出組成物の製剤方法は当分野で知られ、公開米国特許に開示され、そのいくつかは、米国特許4,369,174号、4,842,866号およびその中に引用された参考文献を含むが、これらに限定されない。コーティングを使用して、腸に化合物を送達できる(例えば、米国特許6,638,534号、5,217,720、6,569,457号およびその中に引用された参考文献参照)。当業者は、錠剤に加えて、他の投与形態が、活性成分の遅延または制御放出を提供するように製剤できることを認識する。このような投与形態は、カプセル剤、顆粒剤およびジェルカプセル剤を含むが、これらに限定されない。
局所投与に適する医薬組成物は、スクロース、アカシアおよびトラガカントのような風味付けされた基剤中に成分を含むロゼンジおよび風味付けされた基剤またはゼラチンおよびグリセリンのような不活性基剤中に活性成分を含む芳香錠を含むが、これらに限定されない。
非経腸投与に適する医薬組成物の種々の実施態様は、各々、例えば、抗酸化剤、緩衝液、静菌剤および製剤を意図されるレシピエントの血液と等張にする溶質を含む水性無菌注射溶液または非水性無菌注射溶液および各々、例えば、懸濁化剤および濃化剤を含む水性無菌懸濁液および非水性無菌懸濁液を含むが、これらに限定されない。製剤を単位用量または複数用量容器、例えば、アンプルまたはバイアルに封入することができ、使用直前に水のような無菌液体担体の添加のみを必要とするフリーズドライ(凍結乾燥)条件に保存することもできる。
非経腸的に投与される医薬組成物は、酸性、中性または塩基性溶液で投与できる。ある実施態様において、医薬組成物は、pH約4〜約5、例えば、pH約4、約4.5、約4.8または約5(この間の値を含む)を有する酸性溶液に製剤される。約4のpHが、化合物の適切な安定性を達成するためにニトロキシル供与組成物の製剤のために最適であると一般に考えられるが、このような酸性条件下での製剤は、非経腸投与後の静脈刺激を引き起こすまたは増悪させる可能性が判明している。刺激の量は、医薬組成物を低酸性度または中性溶液で製剤することにより減弱できる。従って、具体的実施態様において、医薬組成物は、非経腸使用のために約5〜約6.2のpH(例えば、約5、約5.5、約5.8、約6または約6.2(この間の値を含む)のpH)で製剤される。
3.5 使用方法
ある態様において、本発明は、処置を必要とする患者に有効量の本発明の化合物または医薬組成物を投与することを含む、インビボニトロキシルレベルを増加させる方法を提供する。種々の実施態様において、患者は、ニトロキシル治療に応答性である状態を有する、それを有することが疑われるまたはそれを有するまたは発症するリスクにある。
具体的実施態様において、本発明は、状態を処置、予防または発生および/または発症を遅延する方法であって、患者(このような処置、予防または遅延を必要とするとして同定された患者を含む)に、有効量の本発明の化合物または医薬組成物を投与することを含む、方法を提供する。処置を必要とする患者の同定は、医師、臨床スタッフ、救急救命士または他の医療従事者の判断によるものであってよく、主観的(例えば、所見)または客観的(例えば、試験または診断法により測定可能)であり得る。
ここに開示する方法により包含される特定の状態は、心血管疾患、虚血/再潅流障害および肺高血圧を含むが、これらに限定されない。
3.5.1 心血管疾患
ある実施態様において、本発明は、有効量の本発明の化合物または医薬組成物を処置を必要とする患者に投与することを含む、心血管疾患を処置する方法を提供する。
本発明の化合物および組成物により有効に処置され得る心血管疾患および症状の例は、ニトロキシル治療に応答性である心血管疾患、冠血管閉塞、冠動脈疾患(“CAD”)、狭心症、心臓発作、心筋梗塞、高血圧、虚血性心筋症および梗塞、肺うっ血、肺浮腫、心線維症、心臓弁膜症、心膜疾患、血行うっ滞状態、末梢浮腫、腹水、シャーガス病、心室肥大、心臓弁疾患、心不全、拡張期心不全、収縮期心不全、うっ血性心不全、急性うっ血性心不全、急性非代償性心不全および心肥大を含むが、これらに限定されない。
3.5.1.1 心不全
本発明の化合物および組成物を、心不全を有する患者の処置に使用できる。心不全は、ここに記載するあらゆる心不全を含む、あらゆるタイプまたは形態であり得る。心不全の非限定的例は、早期心不全、クラスI、II、IIIおよびIV心不全、急性心不全、うっ血性心不全(“CHF”)および急性CHFを含む。ある実施態様において、本発明の化合物および組成物を急性非代償性心不全の処置に使用できる。
本発明の化合物および組成物を心不全を有する患者の処置に使用する実施態様において、心不全を処置する他の活性剤も投与できる。ある実施態様において、本発明の化合物または医薬組成物を、ベータ−アゴニストのような正の変力物質と組み合わせて投与できる。ベータ−アゴニストの例は、ドーパミン、ドブタミン、イソプロテレノール、このような化合物の類似体およびこのような化合物の誘導体を含むが、これらに限定されない。他の実施態様において、本発明の化合物または医薬組成物を、ベータ−アドレナリン受容体アンタゴニスト(ここではベータ−アンタゴニストまたはベータ−ブロッカーとも称する)と組み合わせて投与できる。ベータ−アンタゴニストの例は、プロプラノロール、メトプロロール、ビソプロロール、ブシンドロールおよびカルベジロールを含むが、これらに限定されない。
本発明の化合物を、インビボニトロキシルレベルを調節する必要がある患者に医薬製剤として投与できる。例えば、本発明の化合物を含む医薬製剤を、患者に静脈内投与できる。
3.5.1.2 虚血/再潅流障害
他の実施態様において、ここに開示する対象は、虚血/再潅流障害を処置、予防または発生および/または発症を遅延する方法であって、有効量の本発明の化合物または医薬組成物を、それを必要とする対象に投与することを含む、方法を提供する。
特定の実施態様において、方法は虚血/再潅流障害の予防のためである。特定の実施態様において、本発明の化合物または医薬組成物を、虚血の発生前に投与する。特定の実施態様において、本発明の医薬組成物を、心筋虚血が生じ得る手技、例えば、冠動脈バイパス移植手術のような血管形成術または手術の前に投与する。特定の実施態様において、本発明の医薬組成物を、虚血後であるが、再灌流前に投与する。特定の実施態様において、本発明の医薬組成物虚血および再灌流後に投与する。
他の実施態様において、本発明の医薬組成物を、虚血性事象のリスクのある患者に投与し得る。特定の実施態様において、本発明の医薬組成物を、将来的に虚血性事象のリスクがあるが、現在虚血の証拠はない、患者に投与する。患者が虚血性事象のリスクにあるか否かの決定は、患者または患者の病歴の検討によるような、当分野で知られる何れかの方法により実施できる。特定の実施態様において、患者は過去に虚血性事象を有している。それ故に、患者は、最初のまたはその後の虚血性事象のリスクにあり得る。虚血性事象のリスクのある患者の例は、既知高コレステロール血症、虚血と関連するEKG変化(例えば、先鋭化または逆転したT波、ST波部分の上昇または臨床上での減衰状態)、活動性虚血と関連しない異常EKG、CKMB上昇、虚血の臨床証拠(例えば、挫滅胸骨下胸痛または腕痛、息切れおよび/または発汗)、心筋梗塞(“MI”)の過去の病歴、高血清コレステロール、セデンタリー・ライフスタイル、部分的冠動脈閉塞の血管造影的証拠、心筋損傷の心エコー的証拠または将来の虚血性事象のリスクの何らかの他の証拠を有する患者を含む。虚血性事象の例は、MIおよび脳血管障害(“CVA”)のような神経血管性虚血を含むが、これらに限定されない。
他の実施態様において、処置対象は、移植される臓器である。特定の実施態様において、本発明の医薬組成物を、移植レシピエントにおける臓器の再灌流前に投与できる。特定の実施態様において、本発明の医薬組成物を、ドナーからの臓器摘出前に、例えば、臓器摘出過程で使用される灌流カニューレをとおして、投与できる。臓器ドナーが生存ドナー、例えば腎臓ドナーであるならば、本発明の化合物または医薬組成物を臓器ドナーに投与できる。特定の実施態様において、本発明の化合物または医薬組成物を、臓器を該化合物または医薬組成物を含む溶液に保存することにより投与する。例えば、本発明の化合物または医薬組成物を、エチレングリコール、エチレンクロロヒドリンおよびアセトンを実質的に含まないヒドロキシエチルデンプンを含む溶液である、ウィスコンシン大学“UW”溶液のような臓器保存溶液に包含させ得る(米国特許4,798,824号参照)。特定の実施態様において、投与する本発明の医薬組成物は、臓器の組織への虚血/再潅流障害が、移植臓器のレシピエントにおける再灌流後に減少されるようなものである。特定の実施態様において、方法は、リスクのある組織における組織壊死(梗塞サイズ)を減少させる。
虚血/再潅流障害は、心筋以外の組織も損傷させ得て、本発明の手段は、このような損傷の処置または予防の方法を包含する。種々の実施態様において、虚血/再潅流障害は非心筋である。具体的実施態様において、方法は、脳、肝臓、消化管、腎臓、腸または心筋以外の体の何れかの部位の組織における虚血/再灌流からの傷害を減少させる。他の実施態様において、患者はこのような傷害のリスクにある。非心筋の虚血のリスクのある人の選択は、心筋虚血のリスク評価に使用するインディケーターの決定を含み得る。しかしながら、他の因子が、他の組織における虚血/再灌流のリスクを示し得る。例えば、手術患者は、しばしば手術関連虚血を経験する。それ故に、手術が予定される患者は、虚血性事象のリスクにあると見なし得る。卒中の次のリスク因子(またはこれらのリスク因子のサブセット)が、脳組織の虚血について患者のリスクを示し得る。高血圧、喫煙、頸動脈狭窄、身体的不活動、糖尿病、高脂血症、一過性虚血発作、心房細動、CAD、CHF、過去のMI、壁在血栓を伴う左室機能不全および僧帽弁狭窄。Ingall, Postgrad. Med. 107(6):34-50 (2000)。さらに、高齢者における未処置の感染性下痢の合併症は心筋、腎臓、脳血管および腸虚血を含み得る。Slotwiner-Nie et al., Gastroenterol. Clin. N. Amer. 30(3):625-635 (2001)。あるいは、患者は、虚血性腸、腎臓および/または肝臓疾患のリスク因子に基づき選択される。例えば、処置を、降圧エピソード(例えば手術による失血)のリスクのある高齢患者で開始する。それ故に、このような兆候を示す患者は、虚血性事象のリスクがあると見なされる。他の実施態様において、患者は、糖尿病および高血圧のようなここに挙げる状態の任意の1以上を有する。脳動静脈奇形のような虚血を引き起こし得る他の状態は、虚血性事象についての患者のリスクを示す。
3.5.2 肺高血圧
他の実施態様において、本発明の化合物または医薬組成物を、肺高血圧の発生および/または発症を予防または遅延するために使用できる。ある実施態様において、本発明の化合物または医薬組成物を、肺動脈性高血圧(“PAH”)の発生および/または発症の予防または遅延のために使用できる。
他の実施態様において、本発明の主題は、処置を必要とする患者に有効量のここに記載する化合物または医薬組成物を投与することを含む、平均肺動脈圧(“MPAP”)を下げる方法を提供する。他の実施態様において、MPAPは最大約50%下がる。他の実施態様において、MPAPは最大約25%下がる。他の実施態様において、MPAPは最大約20%下がる。他の実施態様において、MPAPは最大約15%下がる。他の実施態様において、MPAPは最大10%下がる。他の実施態様において、MPAPは最大約5%下がる。他の実施態様において、MPAPは約12mmHg〜約16mmHgまで下がる。他の実施態様において、MPAPは約15mmHgまで下がる。
3.6 投与方式、レジメンおよび投与レベル
本発明の化合物および組成物を、非経腸(例えば、皮下、筋肉内、静脈内または皮内)投与により投与できる。ある実施態様において、化合物または医薬組成物を静脈内点滴により投与する。他の実施態様において、化合物および本発明の医薬組成物を経口投与により投与できる。
本発明の化合物を含む医薬組成物を投与するとき、用量は、活性医薬成分の量、すなわち、医薬組成物に存在する本発明の化合物の量に基づき表す。
種々の経口投与実施態様を含む多様な実施態様において、本発明の化合物または医薬組成物を、体重ベースの投与レジメンにより、1日1回投与(“QD”)または複数分割用量、例えば、1日2回(“BID”)、1日3回(“TID”)または1日4回(“QID”)で投与する。
ある実施態様において、本発明の化合物または医薬組成物を、少なくとも約0.5mg/kg/日、少なくとも約0.75mg/kg/日、少なくとも約1.0mg/kg/日、少なくとも約1.5mg/kg/日、少なくとも約2mg/kg/日、少なくとも約2.5mg/kg/日、少なくとも約3mg/kg/日、少なくとも約4mg/kg/日、少なくとも約5mg/kg/日、少なくとも約7.5mg/kg/日、少なくとも約10mg/kg/日、少なくとも約12.5mg/kg/日、少なくとも約15mg/kg/日、少なくとも約17.5mg/kg/日、少なくとも約20mg/kg/日、少なくとも約25mg/kg/日、少なくとも約30mg/kg/日、少なくとも約35mg/kg/日、少なくとも約40mg/kg/日、少なくとも約45mg/kg/日、少なくとも約50mg/kg/日、少なくとも約60mg/kg/日、少なくとも約70mg/kg/日、少なくとも約80mg/kg/日、少なくとも約90mg/kg/日または少なくとも約100mg/kg/日の用量で投与する。
ある実施態様において、本発明の化合物または医薬組成物を、約100mg/kg/日未満、約100mg/kg/日未満、約90mg/kg/日未満、約80mg/kg/日未満、約80mg/kg/日未満、約75mg/kg/日未満、約70mg/kg/日未満、約60mg/kg/日未満、約50mg/kg/日未満、約45mg/kg/日未満、約40mg/kg/日未満、約35mg/kg/日未満、約30mg/kg/日未満の量で投与する。
多様な実施態様において、用量は約0.001mg/kg/日〜約10,000mg/kg/日である。ある実施態様において、用量は約0.01mg/kg/日〜約1,000mg/kg/日である。ある実施態様において、用量は約0.01mg/kg/日〜約100mg/kg/日である。ある実施態様において、用量は約0.01mg/kg/日〜約10mg/kg/日である。ある実施態様において、用量は約0.1mg/kg/日〜約1mg/kg/日である。ある実施態様において、用量は約1g/kg/日未満である。
ある実施態様において、本発明の化合物または医薬組成物を、範囲の下限が約0.1mg/kg/日〜約90mg/kg/日の任意の量であり、範囲の上限が約1mg/kg/日〜約100mg/kg/日の任意の量である用量範囲で投与する(例えば、ある実施態様において約0.5mg/kg/日〜約2mg/kg/日、他の実施態様において約5mg/kg/日〜約20mg/kg/日)。
具体的実施態様において、本発明の化合物または医薬組成物を、約3〜約30mg/kgの用量の範囲で投与し、QD、BIDまたはTIDで投与する。
ある実施態様において、本発明の化合物または医薬組成物を、均一(すなわち、体重に基づかない)投与レジメンにより、QDまたは複数分割用量で、例えば、BID、TIDまたはQIDで投与する。
種々の実施態様において、本発明の化合物または医薬組成物を、少なくとも約0.01グラム/日(g/日)、少なくとも約0.05g/日、少なくとも約0.1g/日、少なくとも約0.5g/日、少なくとも約1g/日、少なくとも約1.5g/日、少なくとも約2.0g/日、少なくとも約2.5g/日、少なくとも約3.0g/日または少なくとも約3.5g/日の用量で投与する。
種々の実施態様において、本発明の化合物または医薬組成物を、約5g/日未満、約4.5g/日未満、約4g/日未満、約3.5g/日未満、約3g/日未満、約2.5g/日、または約2g/日未満の用量で投与する。
ある実施態様において、本発明の化合物または医薬組成物を、約0.01g/日〜約4.0g/日の用量で投与する。ある実施態様において、本発明の化合物または医薬組成物を、範囲の下限が約0.1mg/日〜約400mg/日の任意の量であり、範囲の上限が約1mg/日〜約4000mg/日の任意の量である、用量で投与できる。ある実施態様において、化合物または医薬組成物を、約5mg/日〜約100mg/日の用量で投与する。種々の実施態様において、化合物または医薬組成物を、約150mg/日〜約500mg/日の用量で投与する。
非経腸または経口投与の投与間隔は、患者の必要性により調節できる。長い投与間の間隔のために、持続放出またはデポー製剤を使用できる。
静脈内投与のために、用量を、単位時間あたりの固定量または単位時間の体重ベースの量として、単位時間あたりで表すのが有用であり得る。
種々の実施態様において、本発明の化合物または医薬組成物を、少なくとも約0.1μg/kg/分、少なくとも約0.2μg/kg/分、少なくとも約0.3μg/kg/分、少なくとも約0.4μg/kg/分、少なくとも約0.5μg/kg/分、少なくとも約1μg/kg/分、少なくとも約2.5μg/kg/分、少なくとも約5μg/kg/分、少なくとも約7.5μg/kg/分、少なくとも約10μg/kg/分、少なくとも約11μg/kg/分、少なくとも約12μg/kg/分、少なくとも約13μg/kg/分、少なくとも約14μg/kg/分、少なくとも約15μg/kg/分、少なくとも約16μg/kg/分、少なくとも約17μg/kg/分、少なくとも約18μg/kg/分、少なくとも約19μg/kg/分、少なくとも約20μg/kg/分、少なくとも約21μg/kg/分、少なくとも約22μg/kg/分、少なくとも約23μg/kg/分、少なくとも約24μg/kg/分、少なくとも約25μg/kg/分、少なくとも約26μg/kg/分、少なくとも約27μg/kg/分、少なくとも約28μg/kg/分、少なくとも約29μg/kg/分、少なくとも約30μg/kg/分、少なくとも約31μg/kg/分、少なくとも約32μg/kg/分、少なくとも約33μg/kg/分、少なくとも約34μg/kg/分、少なくとも約35μg/kg/分、少なくとも約36μg/kg/分、少なくとも約37μg/kg/分、少なくとも約38μg/kg/分、少なくとも約39μg/kg/分、または少なくとも約40μg/kg/分の量で静脈内投与する。
種々の実施態様において、本発明の化合物または医薬組成物を、約100μg/kg/分未満、約90μg/kg/分未満、約80μg/kg/分未満、約70μg/kg/分未満、約60μg/kg/分未満、約50μg/kg/分未満、約49μg/kg/分未満、約48μg/kg/分未満、約47μg/kg/分未満、約46μg/kg/分未満、約45μg/kg/分未満、約44μg/kg/分未満、約43μg/kg/分未満、約42μg/kg/分未満、約41μg/kg/分未満、約40μg/kg/分未満、約39μg/kg/分未満、約38μg/kg/分未満、約37μg/kg/分未満、約36μg/kg/分未満、約35μg/kg/分未満、約34μg/kg/分未満、約33μg/kg/分未満、約32μg/kg/分未満、約31μg/kg/分または約30μg/kg/分の用量で静脈内投与する。
ある実施態様において、本発明の化合物または医薬組成物を、約0.1μg/kg/分〜約100μg/kg/分、約1μg/kg/分〜約100μg/kg/分、約2.5μg/kg/分〜約100μg/kg/分、約5μg/kg/分〜約100μg/kg/分、約10μg/kg/分〜約100μg/kg/分、約1.0μg/kg/分〜約80μg/kg/分、約10.0μg/kg/分〜約70μg/kg/分、約20μg/kg/分〜約60μg/kg/分、約15μg/kg/分〜約50μg/kg/分、約0.01μg/kg/分〜約1.0μg/kg/分、約0.01μg/kg/分〜約10μg/kg/分、約0.1μg/kg/分〜約1.0μg/kg/分、約0.1μg/kg/分〜約10μg/kg/分、約1.0μg/kg/分〜約5μg/kg/分、約70μg/kg/分〜約100μg/kg/分または約80μg/kg/分〜約90μg/kg/分の範囲の量で静脈内投与する。
具体的実施態様において、本発明の化合物または医薬組成物を、10μg/kg/分〜約50μg/kg/分、約20μg/kg/分〜約40μg/kg/分、約25μg/kg/分〜約35μg/kg/分、または約30μg/kg/分〜約40μg/kg/分の範囲の量で静脈内投与する。具体的実施態様において、本発明の化合物または医薬組成物を、約20μg/kg/分〜約30μg/kg/分の量で静脈内投与する。
本発明の化合物または医薬組成物を、さらなる治療剤の投与前に、同時にまたは後に投与できる。投与レジメンは、さらなる治療剤での前処置および/または共投与を含み得る。このような場合、化合物または医薬組成物およびさらなる治療剤を、同時に、別々にまたは逐次的に投与できる。
投与レジメンの例は、各化合物、医薬組成物または治療剤の逐次的方式での投与および各化合物、医薬組成物または治療剤の実質的に同時の方式での共投与(例えば、単一単位投与形態または各化合物、医薬組成物または治療剤の複数の別々の単位投与形態での)を含むが、これらに限定されない。
“有効量”または“用量”(“用量レベル”)は、選択する特定の投与方式、投与レジメン、化合物、および医薬組成物ならびに処置する特定の状態および患者のような種々の因子によることは、当業者には認識される。例えば、適切な用量レベルは、用いる特定の化合物または医薬組成物の活性、排泄速度および毒性の可能性、処置する患者の年齢、体重、一般的健康、性別および食習慣、投与の頻度、共投与する他の治療剤および状態のタイプおよび重症度により変わり得る。
3.7 化合物または医薬組成物を含むキット
本発明は、本発明の化合物または医薬組成物を含むキットを提供する。特定の実施態様において、キットは、乾燥形態でここに記載する化合物または医薬組成物および薬学的に許容される液体希釈剤を含む。
具体的実施態様において、乾燥形態の化合物または乾燥形態の医薬組成物は、約2.0重量%以下の水、約1.5重量%以下の水、約1.0重量%以下の水、約0.5重量%以下の水、約0.3重量%以下の水、約0.2重量%以下の水、約0.1重量%以下の水、約0.05重量%以下の水、約0.03重量%以下の水または約0.01重量%以下の水を含む。
薬学的に許容される液体希釈剤は当分野で知られ、無菌水、食塩水溶液、水性デキストロース、グリセロール、グリセロール溶液などを含むが、これらに限定されない。適当な液体希釈剤の他の例は、Nairnにより開示されている (Solutions, Emulsions, Suspensions and Extracts, pp. 721-752 in Remington: The Science and Practice of Pharmacy, 20th Ed. (Lippincott Williams & Wilkins, Baltimore, MD, 2000))。
ある実施態様において、キットは、さらに化合物または医薬組成物を使用するための指示を含む。指示は、書面または電子形態のようなあらゆる適切な形態であり得る。他の実施態様において、指示は指示書面であり得る。他の実施態様において、指示は電子保存媒体(例えば、磁気ディスクまたは光ディスク)に含まれる。他の実施態様において、指示は、化合物または医薬組成物に関する情報および該化合物または医薬組成物の患者への投与方式を含む。他の実施態様において、指示は、ここに開示する使用の方法に関する(例えば、心血管疾患、虚血/再潅流障害、肺高血圧およびニトロキシル治療に応答性の他の状態から選択される状態の処置、予防および/または発生および/または発症遅延)。
他の実施態様において、キットは、さらに適当な包装材を含む。キットが1を超える化合物または医薬組成物を含むとき、化合物または医薬組成物は、別々の容器に丹念に疱瘡されていても、交差反応性および保存寿命が許すとき、1個の容器に合わせてもよい。
記載の化学構造および化学名の一致について疑問があるとき、化学名が支配する。
4. 実施例
次の実施例は説明の目的で示し、開示する主題の範囲を限定するために提供するものではない。
4.1 ピラゾロン誘導体化合物の合成
本発明の化合物を、下記方法または当分野で知られる方法により製造できる。反応の出発物質は商業的に入手可能であるかまたは既知の方法もしくはその明白な変法により製造できる。例えば、出発物質のいくつかは、Sigma-Aldrich(St. Louis, MO)のような業者から入手可能である。他のものは、March’s Advanced Organic Chemistry (John Wiley and Sons)およびLarock’s Comprehensive Organic Transformations (VCH Publishers)のような標準参考書に開示の方法またはその明白な変法により製造できる。
次の“一般的方法”を、実施例に開示する化合物合成の特定の段階に使用し、その実施例は一般的方法の後に示す。一般的方法をとおして、“R”は特定の合成ではフェニル上に存在し得る1以上のフェニル置換基を表し、“R’”は(C−C)アルキルであり、“R’’”は(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、−NH、−N(H)−(C−C)アルキル、または−N−[(C−C)アルキル]である。
一般的方法1:ピラゾロン合成
エタノール(5容量部)中のベータ−ケトエステル(1当量)の溶液に、ヒドラジン誘導体、例えば、(C−C)アルキル−、置換フェニル−、または非置換フェニル−ヒドラジン、例えばメチルヒドラジン(1.1当量)を撹拌しながら添加した。反応物を、分析により出発物質の実質的に完全な消費が示されるまで、加熱還流した(約3時間)。反応物を約25℃の温度まで冷却し、形成された固体を濾過により取得し、例エタノール(2容量部)で洗浄し、減圧下乾燥させた。あるいは、濃縮後、化合物を、クロマトグラフィー、例えば、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで単離できた。
一般的方法2:方法Aによるブロム化
ジクロロメタン(“DCM”):水(1:1、50容量部)中のピラゾロン(1当量)の溶液に、重炭酸ナトリウム(1当量)を添加した。二相反応混合物に、臭素(1当量)を滴下しながら、激しく撹拌した。撹拌を約5分間続け、その後反応混合物を分液漏斗に移し、透明、無色水層が得られるまで振盪した。有機層を採り、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮して、ブロム化生成物を得た。
一般的方法2b:方法Bによるブロム化
DCM:水(1:1、50容量部)中のピラゾロン(1当量)溶液に、重炭酸ナトリウム(2当量)を添加した。二相反応混合物に、臭素(2当量)を滴下しながら激しく撹拌した。撹拌を約5分間続け、その後反応混合物を分液漏斗に移し、透明、無色水層が得られるまで振盪した。有機層を採り、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮して、ブロム化生成物を得た。
一般的方法3:臭素置換
DMF(5容量部)中のN,O−ジ−BOC−ヒドロキシルアミン(1当量)溶液に、水素化ナトリウム(1.2当量、60%分散)を添加した。反応混合物を約1時間静置し、その後、ブロム化ピラゾロン、例えば、一般的方法2で合成したブロム化ピラゾロン(1当量)を、DMF(5容量部)中の溶液として添加した。LC−MSにより分析して、ブロマイドの実質的に完全な消費が達成されるまで撹拌を続けた(約1〜24時間)。混合物をジエチルエーテル(30容量部)で希釈し、塩化アンモニウム(1×20容量部)で洗浄し、水(3×30容量部)で洗浄し、塩水(2×30容量部)で洗浄した。有機部分を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮した。必要に応じて、精製を、ヘプタン:酢酸エチル勾配で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより実施した。
一般的方法4:脱保護
DCM(10容量部)中の一般的方法3からのビス−BOCピラゾロン誘導体(1当量)に、トリフルオロ酢酸(“TFA”、10当量)を添加した。LC−MSにより分析して、出発物質の実質的に完全な消費が達成されるまで、反応混合物を約25℃の温度で撹拌した。溶媒を減圧下除去し、必要に応じて、生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーまたは逆相HPLCを含む標準法で精製した。
一般的方法5:ニトロソアルドール
エタノール(28容量部)および水(28容量部)中のピラゾロン(1当量)の溶液に、tert−ブチルN−ヒドロキシカルバメート(1.2当量)および炭酸カリウム(0.35当量)を添加した。過ヨウ素酸ナトリウム(1.2当量)を添加し、反応混合物を、約25℃の温度でで30分間撹拌した。さらなる量のtert−ブチルN−ヒドロキシカルバメート(1.2〜3.6当量)および過ヨウ素酸ナトリウム(1.2〜3.6当量)を、LC−MSにより決定して、反応完了まで30分間間隔で添加した。白色固体を濾過により除去し、得られた濾液を減圧下濃縮した。次いで生成物を直接使用するかまたは標準法を使用して精製した。
一般的方法6:アルキル化
DMF(10〜20容量部)中のベータケトエステル(1当量)の溶液に、炭酸カリウム(1当量)およびヨウ化メチル(1.1当量)を添加した。得られた反応混合物を、3時間、室温で撹拌した(またはLC−MSにより出発物質の完全な消費が観察されるまで)。水(10容量部)を添加し、得られた溶液をDCM(3×20容量部)で抽出した。合わせた有機抽出物を塩水(10容量部)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮して、黄色油状物を得て、これは直接使用するかまたは標準法を使用して精製した。
一般的方法7:式(Ig)の化合物の合成
THF:水(1:1 v:v)のメチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−1−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)アセテート溶液にLiOHを添加し、出発物質の完全は消費がLC−MSにより観察されるまで、反応混合物を室温で撹拌する。THFを減圧下除去し、得られた懸濁液を1N HCl溶液を使用してpH1まで酸性化し、酢酸エチルで抽出する。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮して、酸を得て、これを標準法により精製するかまたは対応する酸クロライドの合成に直接使用する。
撹拌中の2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−1−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)酢酸のDCM溶液に、室温で1−クロロ−N,N,2−トリメチルプロプ−1−エン−1−アミン(Ghosez試薬)を添加する。反応混合物を窒素下、30分間撹拌し、その後N,N−ジエチルエタナミンを添加し、撹拌を18時間続け、次いで反応混合物をDCMで希釈し、有機物を水で洗浄する。有機層を分離し、水層をDCMで抽出する。有機層を合わせ、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮して、必要なオキサゾリジンジオンを得る。
9−(4−メタンスルホニルフェニル)−7−メチル−2−オキサ−1,7,8−トリアザスピロ[4.4]ノン−8−エン−3,6−ジオンを一般的方法4に従い合成し、低pH HPLCを含む標準法で精製する。
一般的方法8:式(Ih)の化合物の合成
撹拌中の2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸のDCM溶液に、室温で1−クロロ−N,N,2−トリメチルプロプ−1−エン−1−アミン(Ghosez試薬)を添加する。反応混合物を窒素下、30分間撹拌し、その後N,N−ジエチルエタナミンを添加し、撹拌を18時間続け、次いで反応混合物をDCMで希釈し、有機物を水で洗浄する。有機層を分離し、水層をDCMで抽出する。有機層を合わせ、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮して、必要な閉環化合物を得る。
7−(4−メタンスルホニルフェニル)−6−メチル−4−オキサ−1,5,8−トリアザビシクロ[4.2.1]ノン−7−エン−3,9−ジオンを、tert−ブチル7−(4−メタンスルホニルフェニル)−6−メチル−3,9−ジオキソ−4−オキサ−1,5,8−トリアザビシクロ[4.2.1]ノン−7−エン−5−カルボキシレートから、一般的方法4に従い合成し、標準法により精製する。
一般的方法9:式(Ii)の化合物の合成
メチル2−(5−ヒドロキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)アセテートのDMF溶液に、オキシ塩化リンを添加し、反応混合物を65℃で2.5時間加熱する。反応混合物を室温に冷却し、水で希釈し、室温に17時間静置する。得られた濾液を濾過して固体を得て、これを水で洗浄し、減圧下乾燥させる。
メチル2−(4−ホルミル−5−ヒドロキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)アセテートおよび亜鉛末の酢酸懸濁液を、65℃でLCMSにより反応が完了するまで加熱する(約3時間)。反応混合物を室温に冷却し、亜鉛を濾過により除去し、酢酸で洗浄し、溶媒を減圧下除去して、所望の化合物を得る。
メチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−1,4−ジメチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル)アセテートを、メチル2−(5−ヒドロキシ−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)アセテートから一般的方法5に従い合成し、標準法により精製する。
メチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−1,4−ジメチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル)アセテートのTHF:水(1:1 v:v)溶液に、LiOHを添加し、出発物質の完全は消費がLC−MSにより観察されるまで、反応混合物を室温で撹拌する。THFを減圧下除去し、得られた懸濁液を1N HCl溶液を使用してpH1まで酸性化し、酢酸エチルで抽出する。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮して、酸を得て、これを標準法により使用するかまたは対応する酸クロライドの合成に直接使用する。
撹拌中の2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−1,4−ジメチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル)酢酸のDCM溶液に、室温で1−クロロ−N,N,2−トリメチルプロプ−1−エン−1−アミン(Ghosez試薬)を添加する。反応混合物を窒素下、30分間撹拌し、その後N,N−ジエチルエタナミンを添加し、撹拌を18時間続け、その後反応混合物をDCMで希釈し、有機物を水で洗浄する。有機層を分離し、水層をDCMで抽出する。有機層を合わせ、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮して、必要なピラゾロオキサジンを得る。
2,3a−ジメチル−2H,3H,3aH,4H,6H,7H−ピラゾロ[4,3−c][1,2]オキサジン−3,6−ジオンをtert−ブチル2,3a−ジメチル−3,6−ジオキソ−2H,3H,3aH,4H,6H,7H−ピラゾロ[4,3−c][1,2]オキサジン−4−カルボキシレートから一般的方法4に従い合成し、低pH HPLCを含む標準法により精製する。
実施例1:化合物1 [4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン]
1.1 2−メチル−3−オキソ−3−(ピリジン−3−イル)プロパノエート
2−メチル−3−オキソ−3−(ピリジン−3−イル)プロパノエートを、メチル3−オキソ−3−(ピリジン−3−イル)プロパノエートから一般的方法6に従い合成し、0〜40%ヘプタン:酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色油状物として得た(1.505g、98%収率)。LC-MS tR = 0.78 min, [M+H]+ = 194, 1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 9.15 - 9.11 (m, 1H), 8.77 - 8.74 (m, 1H), 8.43 - 8.38 (m, 1H), 7.63 - 7.57 (m, 1H), 4.66 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 3.67 (s, 3H), 1.44 (d, J = 7.0 Hz, 3H)。
1.2 4−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−オール
4−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−オールを、2−メチル−3−オキソ−3−(ピリジン−3−イル)プロパノエートおよびヒドラジン水和物から一般的方法1に従い合成し、さらに精製することなく直接使用した(994mg、74%収率)。[M+H]+ = 176, 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 11.90 (br.s, 1H), 9.62 (br. s, 1H), 8.76 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 8.53 (dd, J = 4.7, 1.3 Hz, 1H), 7.98 - 7.87 (m, 1H), 7.48 (dd, J = 7.8, 4.8 Hz, 1H), 2.00 (s, 3H)
1.3 tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−[4−メチル−5−オキソ−3−(ピリジン−3−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]カルバメート
tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−[4−メチル−5−オキソ−3−(ピリジン−3−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]カルバメートを、4−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−オールを一般的方法5に従い合成し、0〜100%酢酸エチル:ヘプタンの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を白色粉末として得た(1.38g、88%収率)。LC-MS tR = 2.39 min, [M+H]+ = 307, 1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 9.07 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 8.59 (dd, J = 4.9, 1.5 Hz, 1H), 8.36 - 8.30 (m, 1H), 7.52 (dd, J = 8.1, 4.9 Hz, 1H), 1.67 (s, 3H), 1.30 (s, 9H)
1.4 4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン
tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−[4−メチル−5−オキソ−3−(ピリジン−3−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]カルバメート(313mg、0.9mmol)のDCM(5mL)溶液に、HCl(1,4−ジオキサン中4M溶液2.25mL)を添加し、反応混合物を室温で18時間撹拌し、その後得られた懸濁液を濾過し、ジエチルエーテル(2×10mL)で洗浄した。沈殿を18時間、室温で減圧下乾燥させ、表題化合物を黄色粉末として得た(217mg、100%収率)。LC-MS tR = 0.62 min, [M+H]+ = 207, 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 11.96 (s, 1H), 9.32 (s, 1H), 8.98 - 8.88 (m, 2H), 8.08 (dd, J = 7.9, 5.9 Hz, 1H), 1.25 (s, 3H)
実施例2:化合物2 [3−[4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]ピリジン−1−イウム−1−オレート]
2.1 3−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリジン−1−イウム−1−オレート
0℃に冷却したtert−ブチルN−ヒドロキシ−N−[4−メチル−5−オキソ−3−(ピリジン−3−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]カルバメート(1.07g、3.06mmol)のDCM(30mL)溶液に、3−クロロベンゼンペルオキシカルボン酸(792mg、4.59mmol)を添加し、反応混合物を18時間、室温で撹拌し、その後白色沈殿を取得し、DCM(2×100mL)および酢酸エチル(50mL)で洗浄し、酸性逆相C18クロマトグラフィーで精製して、所望の化合物を白色固体として得た(305mg、25%収率)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 8.86 - 8.80 (m, 1H), 8.40 - 8.33 (m, 1H), 8.11 - 8.05 (m, 1H), 7.67 - 7.58 (m, 1H), 1.65 (s, 3H), 1.33 (s, 9H)
2.2 3−[4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]ピリジン−1−イウム−1−オレート
3−[4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]ピリジン−1−イウム−1−オレートを、3−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル)ピリジン−1−イウム−1−オレートから、一般的方法4に従い合成し、ヘプタン:DCMで摩砕し、続いてアセトニトリル水(1:1 v:v)から凍結乾燥させて、表題化合物を灰白色固体として得た(105mg、55%収率)。[M+H]+ = 223, 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 11.70 (s, 1H), 8.74 (s, 1H), 8.27 (d, J = 6.5 Hz, 1H), 7.82 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.49 (dd, J = 8.0, 6.5 Hz, 1H), 6.57 (br. s, 1H), 1.18 (s, 3H)
実施例3:化合物3 [エチル4−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]ブタノエート]
3.1 6−エチル1−メチル2−アセチルヘキサンジオエート
メチル3−オキソブタノエート(0.93mL、8.61mmol)および炭酸カリウム(1.67g、12.06mmol)のDMF(10mL)懸濁液にエチル4−ブロモブタノエート(1.61mL、11.2mmol)を添加し、混合物を室温で18時間撹拌し、その後、混合物を酢酸エチル(30mL)および水(20mL)に分配した。有機層を分離し、水層を酢酸エチル(2×30mL)で抽出し、合わせた有機層を塩水(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮して、粗製生成物を粘性黄色油状物として得て、これを0〜20%酢酸エチル:ヘプタンの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで溶出して、表題化合物を橙色油状物として得た(1.05g、53%収率)。1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 4.12 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.73 (s, 3H), 3.44 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 2.32 (t, J = 7.3 Hz, 2H), 2.23 (s, 3H), 1.94 - 1.81 (m, 2H), 1.68 - 1.55 (m, 2H), 1.24 (t, J = 7.1 Hz, 3H)
3.2 エチル4−(5−ヒドロキシ−3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ブタノエート
エチル4−(5−ヒドロキシ−3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ブタノエートを、6−エチル1−メチル2−アセチルヘキサンジオエートおよびヒドラジン水和物から一般的方法1に従い合成し、白色固体として単離し、さらに精製することなく直接使用した(572mg、59%収率)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 4.10 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.35 - 2.27 (m, 4H), 2.12 (s, 3H), 1.82 - 1.74 (m, 2H), 1.24 (t, J = 7.1 Hz, 3H)
3.3 エチル4−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)ブタノエート
エチル4−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)ブタノエートを、エチル4−(5−ヒドロキシ−3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ブタノエートを一般的方法5に従い合成し、0〜100%酢酸エチル:ヘプタンの勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色粉末として得た(435mg、73%収率)。[M+Na]+ = 366, 1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 4.11 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.42 - 2.27 (m, 2H), 2.01 - 1.93 (m, 5H), 1.56 - 1.46 (m, 2H), 1.42 (s, 9H), 1.24 (t, J = 7.1 Hz, 3H)
3.4 エチル4−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]ブタノエート
エチル4−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]ブタノエートを、エチル4−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)ブタノエートから、一般的方法4に従い合成し、酢酸エチル:ヘプタン(0〜100%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を橙色ガム状物として得た(86mg、60%収率)。LC-MS tR = 1.25 min, [M+H]+ = 244, 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 10.79 (s, 1H), 7.46 (br.s, 1H), 6.17 (br.s, 1H), 4.03 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.30 - 2.17 (m, 2H), 1.93 (s, 3H), 1.47 - 1.33 (m, 2H), 1.25 - 1.19 (m, 2H), 1.16 (t, J = 7.1 Hz, 3H)
実施例4:化合物4 [2−{3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル}酢酸]
4.1 エチル3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−2−メチル−3−オキソプロパノエート
エチル3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−2−メチル−3−オキソプロパノエートを、エチル3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−3−オキソプロパノエートから一般的方法6に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(0〜100%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を白色固体として得た(1.67g、82%収率)。LC-MS tR = 1.03 min, M+H]+ = 300, 1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 8.21 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.95 - 7.91 (m, 2H), 4.67 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 3.68 (s, 3H), 2.73 (s, 6H), 1.45 (d, J = 7.1 Hz, 3H)
4.2 tert−ブチル2−{3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−5−ヒドロキシ−4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル}アセテート
メチル3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−2−メチル−3−オキソプロパノエート(835mg、2.79mmol)のエタノール(13mL)溶液に、トリエチルアミン(0.39mL、2.79mmol)およびtert−ブチル2−ヒドラジニルアセテートヒドロクロライド(560mg、2.79mmol)を添加し、得られた黄色溶液を80℃で18時間加熱した。18時間後反応混合物を減圧下濃縮し、残渣を酢酸エチル(40mL)および1M HCl(40mL)に分配した。有機層を分離し、水層を酢酸エチル(2×40mL)で再抽出した。有機層を合わせ、水(50mL)および塩水(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮して、粗製生成物をガラス状物として得て、これを酢酸エチル:ヘプタン(0〜100%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を無色油状物として得た(593mg、48%収率)。LC-MS tR = 1.06 min, [M+H]+ = 396, 1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 7.88 - 7.83 (m, 4H), 4.67 (s, 2H), 2.72 (s, 6H), 2.10 (s, 3H), 1.49 (s, 9H)
4.3 tert−ブチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)アセテート
tert−ブチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)アセテートを、tert−ブチル2−{3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−5−ヒドロキシ−4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル}アセテートを一般的方法5に従い合成し、酢酸エチル:ヘプタン(0〜50%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を無色ガラス状物として得た(332mg、48%収率)。LC-MS tR = 1.22 min, [M+Na]+ = 549, 1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 8.18 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.86 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 4.67 (d, J = 17.5 Hz, 1H), 4.31 (d, J = 17.5 Hz, 1H), 2.71 (s, 6H), 1.76 (s, 3H), 1.51 (s, 9H), 1.26 (s, 9H)
4.4 2−{3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル}酢酸
2−{3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル}酢酸を、tert−ブチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)アセテートから、一般的方法4に従い合成し、DCM、続いてヘプタンと共沸させて、粗製生成物を橙色油状物として得た。表題化合物を、低pH分取HPLCにより白色固体として単離した(128mg、60%収率)。LC-MS tR = 1.8 min, [M+H]+ = 371, 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.10 (br.s, 1H), 8.28 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.83 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.71 (s, 1H), 6.67 (s, 1H), 4.55 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 4.42 (d, J = 17.7 Hz, 1H), 2.65 (s, 6H), 1.28 (s, 3H)。
実施例5:化合物5 [エチル2−{3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル}アセテート]
5.1 エチル2−{3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−5−ヒドロキシ−4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル}アセテート
メチル3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−2−メチル−3−オキソプロパノエート(835mg、2.79mmol)およびトリメチルアミン(0.39mL、2.79mmol)のエタノール(15mL)溶液に、メチル2−ヒドラジニルアセテートヒドロクロライド(588mg、4.18mmol)を添加し、得られた黄色溶液を80℃で18時間加熱した。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣を酢酸エチル(40mL)および1M HCl(40mL)に分配した。有機層を分離し、水層を酢酸エチル(2×40mL)で再抽出した。有機層を合わせ、水(50mL)、塩水(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮して、粗製生成物を無色油状物として得て、これをヘプタン:酢酸エチル(0〜100%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を灰白色固体として得た(496mg、45%収率)。LC-MS tR = 0.98 min, [M+H]+ = 368, 1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 7.86 (s, 4H), 4.78 (s, 2H), 4.24 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.72 (s, 6H), 2.10 (s, 3H), 1.29 (t, J = 7.1 Hz, 3H)
5.2 エチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)アセテート
エチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)アセテートを、エチル2−{3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−5−ヒドロキシ−4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル}アセテートを一般的方法5に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(0〜60%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を白色固体として得た(524mg、77%収率)。LC-MS tR = 1.13 min, [M+Na]+ = 521, 1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 8.20 - 8.15 (m, 2H), 7.88 - 7.84 (m, 2H), 4.78 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 4.43 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 4.25 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.71 (s, 6H), 1.75 (s, 3H), 1.33 - 1.26 (m, 12H)
5.3 エチル2−{3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル}アセテート
エチル2−{3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル}アセテートを、エチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)アセテートから、一般的方法4に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(0〜100%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を灰白色固体として得た(280mg、74%収率)。LC-MS tR = 2.51 min, [M+H]+ = 399, 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.30 - 8.26 (m, 2H), 7.85 - 7.82 (m, 2H), 7.73 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.70 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 4.67 (d, J = 17.7 Hz, 1H), 4.55 (d, J = 17.7 Hz, 1H), 4.16 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.65 (s, 6H), 1.29 (s, 3H), 1.21 (t, J = 7.1 Hz, 3H)
実施例6:化合物6 [エチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル]アセテート]
6.1 エチル2−{5−ヒドロキシ−4−メチル−3−[4−(メチルスルファニル)フェニル]−1H−ピラゾール−1−イル}アセテート
メチル2−メチル−3−[4−(メチルスルファニル)フェニル]−3−オキソプロパノエート(3.5g、14.69mmol)およびトリメチルアミン(2.05ml、14.69mmol)のエタノール(30mL)溶液に、メチル2−ヒドラジニルアセテートヒドロクロライド(3.1g、22.03mmol)を添加し、得られた黄色溶液を80℃で18時間加熱した。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣を酢酸エチル(40mL)および1M HCl(40mL)に分配した。有機層を分離し、水層を酢酸エチル(2×40mL)で再抽出した。有機層を合わせ、水(50mL)、塩水(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮して、粗製生成物を無色油状物として得て、これをヘプタン:酢酸エチル(0〜85%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を灰白色ガラス状物として得た(2.199g、43%収率。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 7.53 - 7.50 (m, 2H), 7.38 - 7.35 (m, 2H), 4.69 (s, 2H), 4.23 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.52 (s, 3H), 2.02 (s, 3H), 1.28 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
6.2 エチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−4−メチル−3−[4−(メチルスルファニル)フェニル]−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)アセテート
エチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−4−メチル−3−[4−(メチルスルファニル)フェニル]−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)アセテートを、エチル2−{5−ヒドロキシ−4−メチル−3−[4−(メチルスルファニル)フェニル]−1H−ピラゾール−1−イル}アセテートを一般的方法5に従い合成し、DCM:酢酸エチル(0〜100%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を白色固体として得た(2.1g、74%収率)。LC-MS tR = 1.23 min, [M+Na]+ = 460, 1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 7.89 - 7.83 (m, 2H), 7.34 - 7.27 (m, 2H), 4.74 (d, J = 17.5 Hz, 1H), 4.34 (d, J = 17.5 Hz, 1H), 4.25 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.52 (s, 3H), 1.72 (s, 3H), 1.30 (t, J = 7.1 Hz, 3H), 1.26 (s, 9H)
6.3 エチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)アセテート
0℃に冷却したエチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−4−メチル−3−[4−(メチルスルファニル)フェニル]−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)アセテート(2.1g、4.75mmol)の1,4−ジオキサン(25mL)溶液に、オキソン(4.38g、7.13mmol)の水(25mL)溶液を添加し、反応混合物を、室温に維持しながら1時間撹拌した。反応混合物を濾過し、固体を酢酸エチル(100mL)で洗浄した。濾液を水(25mL)で希釈し、有機層を分離した。水層を酢酸エチル(2×50mL)で抽出し、有機層を合わせ、塩水(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮した。粗製生成物をヘプタン:酢酸エチル(0〜70%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を白色固体として得た(1.74g、77%収率)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 8.21 - 8.17 (m, 2H), 8.06 - 8.01 (m, 2H), 4.78 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 4.43 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 4.25 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.16 (s, 3H), 1.74 (s, 3H), 1.30 (t, J = 7.1 Hz, 3H), 1.28 (s, 9H)
6.4 エチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル]アセテート
エチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル]アセテートを、エチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)アセテートから、一般的方法4に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(0〜100%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を白色固体として得た(201mg、83%収率)。LC-MS tR = 2.07 min, [M+H]+ = 370, 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.29 (d, J = 8.6 Hz, 2H),, 8.02 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.75 (s, 1H), 6.71 (br.s, 1H), 4.67 (d, J = 17.7 Hz, 1H), 4.56 (d, J = 17.7 Hz, 1H), 4.16 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.26 (s, 3H), 1.28 (s, 3H), 1.21 (t, J = 7.1 Hz, 3H)
実施例7:化合物7 [メチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル]アセテート]
7.1 メチル2−{5−ヒドロキシ−4−メチル−3−[4−(メチルスルファニル)フェニル]−1H−ピラゾール−1−イル}アセテート
メチル2−メチル−3−[4−(メチルスルファニル)フェニル]−3−オキソプロパノエート(3.5g、14.69mmol)およびトリメチルアミン(2.05ml、14.69mmol)のエタノール(30mL)溶液に、メチル2−ヒドラジニルアセテートヒドロクロライド(3.1g、22.03mmol)を添加し、得られた黄色溶液を80℃で18時間加熱した。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣を酢酸エチル(40mL)および1M HCl(40mL)に分配した。有機層を分離し、水層を酢酸エチル(2×40mL)で再抽出した。有機層を合わせ、水(50mL)、塩水(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮して、粗製生成物を無色油状物として得て、これをヘプタン:酢酸エチル(0〜85%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を灰白色ガラス状物として得た(0.684g、14%収率)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 7.54 - 7.50 (m, 2H), 7.38 - 7.35 (m, 2H), 4.71 (s, 2H), 3.77 (s, 3H), 2.52 (s, 3H), 2.02 (s, 3H)
7.2 メチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−4−メチル−3−[4−(メチルスルファニル)フェニル]−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)アセテート
メチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−4−メチル−3−[4−(メチルスルファニル)フェニル]−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)アセテートを、メチル2−{5−ヒドロキシ−4−メチル−3−[4−(メチルスルファニル)フェニル]−1H−ピラゾール−1−イル}アセテートを一般的方法5に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(0〜50%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィー、続いて酢酸エチル:DCM(0〜80%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を白色固体として得た(589mg、63%収率)。LC-MS tR = 1.17 min, [M+Na]+ = 446, 1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 7.86 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.34 - 7.27 (m, 2H), 4.76 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 4.36 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 3.79 (s, 3H), 2.52 (s, 3H), 1.72 (s, 3H), 1.26 (s, 9H)
7.3 メチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)アセテート
メチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−4−メチル−3−[4−(メチルスルファニル)フェニル]−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)アセテート(589mg、1.29mmol)の1,4−ジオキサン(6mL)溶液に、0℃でオキソン(1.59g、2.59mmol)の水(6mL)溶液を添加し、反応混合物を2時間、室温で撹拌した。反応混合物を濾過し、固体を酢酸エチル(30mL)で洗浄した。濾液を水(15mL)で洗浄し、有機層を分離した。水層を酢酸エチル(2×30mL)で再抽出し、有機層を合わせ、塩水(30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮して、粗製生成物を黄色ガム状物として得て、これをヘプタン:酢酸エチル(0〜70%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を白色ガム状物として得た(591mg、86%収率)。LC-MS tR = 1.01 min, [M+Na]+ = 478, 1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 8.21 - 8.17 (m, 2H), 8.06 - 8.01 (m, 2H), 4.80 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 4.46 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 3.80 (s, 3H), 3.16 (s, 3H), 1.75 (s, 3H), 1.28 (s, 9H)
7.4 メチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル]アセテート
メチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル]アセテートを、メチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)アセテートから、一般的方法4に従い合成し、DCM、続いてヘプタンと共沸して、粗製生成物を白色固体として得た。粗製生成物を低pH分取HPLCにより精製し、凍結乾燥により単離して、表題化合物を白色固体として得た(52mg、66%収率)。LC-MS tR = 1.79 min, [M+H]+ = 356, 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.29 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 8.02 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.75 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.71 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 4.70 (d, J = 17.7 Hz, 1H), 4.59 (d, J = 17.7 Hz, 1H), 3.70 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 1.28 (s, 3H)
実施例8:化合物8 [4−(ヒドロキシアミノ)−3−フェニル−4−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン]
8.1 3−フェニル−4−(プロパン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−オール
メチル2−ベンゾイル−3−メチルブタノエート(0.5g、2.27mmol)のエタノール(3mL)溶液に、ヒドラジン水和物(113.64μl、2.5mmol)を添加し、反応混合物を80℃で19時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸(0.3mL)を添加し、反応混合物を80℃で23時間加熱した。さらなるヒドラジン水和物(51.65μl、1.14mmol)および0.2mLの酢酸を添加し、反応混合物を80℃で20時間加熱した。冷却後、反応混合物を減圧下濃縮し、生成物をヘプタン酢酸エチル(0〜100%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を灰白色固体として得た(467mg、90%収率)。1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 7.52 - 7.32 (m, 5H), 2.92 - 2.73 (m, 1H), 1.20 (d, J = 7.0 Hz, 6H)
8.2 tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−[5−オキソ−3−フェニル−4−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]カルバメート
tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−[5−オキソ−3−フェニル−4−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]カルバメートを、3−フェニル−4−(プロパン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−オールを一般的方法5に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(0〜70%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を灰白色固体として得た(185mg、44%収率)。LC-MS tR = 1.06 min, [M+Na]+ = 356, 1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 11.32 (s, 1H), 10.06 (s, 1H), 7.92 - 7.75 (m, 2H), 7.42 (dd, J = 5.2, 1.9 Hz, 3H), 2.63 - 2.54 (m, 1H), 1.24 (s, 9H), 1.09 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 0.70 (d, J = 7.0 Hz, 3H)
8.3 4−(ヒドロキシアミノ)−3−フェニル−4−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン
4−(ヒドロキシアミノ)−3−フェニル−4−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オンを、tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−[5−オキソ−3−フェニル−4−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]カルバメートから一般的方法4に従い合成した。ヘプタン(10mL)および酢酸エチル(10mL)との共沸、続くアセトニトリル:水(1:1)からの凍結乾燥により精製して、表題化合物を黄色固体として得た(112mg、86%収率)。LC-MS tR = 2.15 min, [M+H]+ = 234, 1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 11.32 (s, 1H), 8.08 - 7.95 (m, 2H), 7.61 (s, 1H), 7.47 - 7.38 (m, 3H), 6.34 (s, 1H), 2.10 - 1.96 (m, 1H), 0.90 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 0.64 (d, J = 6.9 Hz, 3H)
実施例9:化合物9 [4−(ヒドロキシアミノ)−1−メチル−3−フェニル−4−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン]
9.1 1−メチル−3−フェニル−4−(プロパン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−オール
メチル2−ベンゾイル−3−メチルブタノエート(0.5g、2.27mmol)のエタノール(3mL)溶液に、メチルヒドラジン(179.49μl、3.41mmol)を添加し、反応混合物を80℃で3時間加熱した。反応物を室温に冷却し、酢酸(0.3mL)を添加し、反応物を80℃で40時間加熱した。反応物を室温に冷却し、溶媒を減圧下除去した。酢酸エチル:ヘプタン(0〜60%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.183g、15%収率)。
9.2 tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−[1−メチル−5−オキソ−3−フェニル−4−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]カルバメート
tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−[1−メチル−5−オキソ−3−フェニル−4−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]カルバメートを、1−メチル−3−フェニル−4−(プロパン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−オールを一般的方法5に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(0〜70%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を灰白色固体として得た(68mg、23%収率)。LC-MS tR = 1.15 min, [M+Na]+ = 370, 1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 7.89 (dd, J = 6.6, 3.0 Hz, 2H), 7.50 - 7.32 (m, 3H), 7.16 (s, 1H), 3.38 (s, 3H), 2.90 - 2.73 (m, 1H), 1.31 (s, 9H), 1.18 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 0.83 (d, J = 7.0 Hz, 3H)
9.3 4−(ヒドロキシアミノ)−1−メチル−3−フェニル−4−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン
4−(ヒドロキシアミノ)−1−メチル−3−フェニル−4−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オンを、tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−[1−メチル−5−オキソ−3−フェニル−4−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]カルバメートから、一般的方法4に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(0〜80%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を白色固体として得た(69mg、定量的収率)。LC-MS tR = 2.5 min, [M+H]+ = 248, 1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 8.08 - 7.96 (m, 2H), 7.65 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.49 - 7.32 (m, 3H), 6.49 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 3.27 (s, 3H), 2.11 - 1.99 (m, 1H), 0.90 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 0.62 (d, J = 6.9 Hz, 3H)。
実施例10:化合物10 [4−[4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルベンゼン−1−スルホンアミド]
10.1 4−ブロモ−N−メチルベンゼン−1−スルホンアミド
4−ブロモベンゼン−1−スルホニルクロライド(3g、11.74mmol)のDCM(20mL)溶液に、0℃でメチルアミン(THF中2M溶液29mL、58.7mmol)を添加し、反応混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合物をDCM(100mL)で希釈し、塩化アンモニウム溶液(20mL)で洗浄した。有機層を回収し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮した。得られたエマルジョン0〜40%ヘプタン:酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、所望の化合物を白色固体として得た(2.7g、92%収率)。1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 7.91 - 7.79 (m, 2H), 7.79 - 7.65 (m, 2H), 7.56 (s, 1H), 2.43 (s, 3H)
10.2 エチル−3−エトキシ−3−[4−(メチルスルファモイル)フェニル]プロプ−2−エノエート
合成を、Tetrahedron Letters 54 (2013) 7065-7068に詳述された方法により実施した。
塩化リチウム(50.9mg、1.2mmol)、4−ブロモ−N−メチルベンゼン−1−スルホンアミド(100mg、0.4mmol)、N−シクロヘキシル−N−メチルシクロヘキサンアミン(93.38μl、0.44mmol)、エチル−3−エトキシプロプ−2−エノエート(172.92mg、1.2mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)を含むフラスコを、10分間窒素流を混合物をとおすことにより脱気した。パラジウム−トリ−tert−ブチルホスファン(12.26mg、0.02mmol)を添加し、反応混合物を、窒素下、16時間加熱還流した。褐色混合物を冷却し、酢酸エチル(10mL)および水(3mL)に分配した。層を分離し、有機層を飽和塩化アンモニウム溶液(5mL)および塩水(5mL)で連続的に洗浄し、続いて硫酸ナトリウムで乾燥させた。混合物を濾過し、濾液を減圧下濃縮して、油状物を得て、これをヘプタン中10〜50%酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、所望の化合物を橙色油状物として得た(54mg、43%収率)。LC-MS tR = 1.1 min, [M+H]+ = 314, 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.89 - 7.79 (m, 4H), 7.76 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.56 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.84 (s, 1H), 4.12 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 4.03 (q, J = 7.0 Hz, 2H), 2.43 (s, 3H), 1.30 (t, J = 7.0 Hz, 3H), 1.23 (t, J = 7.1 Hz, 3H)
10.3 エチル3−[4−(メチルスルファモイル)フェニル]−3−オキソプロパノエート
エチル−3−エトキシ−3−[4−(メチルスルファモイル)フェニル]プロプ−2−エノエート(1.1g、3.51mmol)のジクロロエタン(40mL)に6M HCl(3.2mL)を添加し、2相混合物を15時間、室温で激しく撹拌した。次いで層を分離し、ジクロロエタン層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。混合物を濾過し、濾液を濃縮して橙色油状物を得て、これはNMRによりケト/エノール形態の混合物であると判明した(0.92g、92%収率、4:1ケト/エノール)。H NMRケト形態(250 MHz, DMSO-d6) δ 8.20 - 8.12 (m, 2H), 7.97 - 7.89 (m, 2H), 7.68 (q, J = 5.0 Hz, 1H), 4.27 (s, 2H), 4.13 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.45 (d, J = 5.0 Hz, 3H), 1.18 (t, J = 7.1 Hz, 3H). 1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 8.09 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.86 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.60 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 6.09 (s, 1H), 4.27 (s, 13H), 2.45 (d, J = 5.0 Hz, 3H), 1.29 (t, J = 7.1 Hz, 3H)
10.4 エチル2−メチル−3−[4−(メチルスルファモイル)フェニル]−3−オキソプロパノエート
エチル2−メチル−3−[4−(メチルスルファモイル)フェニル]−3−オキソプロパノエートを、エチル3−[4−(メチルスルファモイル)フェニル]−3−オキソプロパノエートから一般的方法6に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(20〜60%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色油状物として得た(0.25g、87%収率)。LC-MS tR = 0.86 min, [M+H]+ =268, 1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 8.23 - 8.13 (m, 2H), 7.97 - 7.89 (m, 2H), 7.67 (br. s, 1H), 4.76 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 4.07 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.45 (d, J = 2.2 Hz, 3H), 1.35 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.08 (t, J = 7.1 Hz, 3H)
10.5 4−(5−ヒドロキシ−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−N−メチルベンゼン−1−スルホンアミド
4−(5−ヒドロキシ−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−N−メチルベンゼン−1−スルホンアミドを、エチル2−メチル−3−[4−(メチルスルファモイル)フェニル]−3−オキソプロパノエートから一般的方法1に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(1:1、v:v)からの摩砕により精製して、表題化合物を灰白色固体として得た(0.17g、77%収率)。LC-MS tR = 1.07 min, [M+H]+ =300, 1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 7.87 - 7.73 (m, 4H), 2.45 (s, 3H), 2.04 (s, 3H)
10.6 tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−{4−メチル−3−[4−(メチルスルファモイル)フェニル]−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル}カルバメート
tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−{4−メチル−3−[4−(メチルスルファモイル)フェニル]−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル}カルバメートを、4−(5−ヒドロキシ−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−N−メチルベンゼン−1−スルホンアミドを一般的方法5に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(0〜90%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を灰白色固体として得た(183mg、69%収率)。LC-MS tR = 0.88 min, [M-H]- = 397. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 11.72 (s, 1H), 10.26 (s, 1H), 8.02 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.83 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.53 (s, 1H), 2.42 (s, 3H), 1.52 (s, 3H), 1.20 (s, 9H)
10.7 4−[4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルベンゼン−1−スルホンアミド
4−[4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルベンゼン−1−スルホンアミドを、tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−{4−メチル−3−[4−(メチルスルファモイル)フェニル]−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル}カルバメートから、一般的方法4に従い合成し、酸性逆相HPLCで精製して、表題化合物を白色固体として得た(84mg、62%収率)。LC-MS tR = 2.53 min, [M+H]+ = 299, 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 11.62 (s, 1H), 8.23 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.84 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.65 (s, 1H), 7.53 (q, J = 5.0 Hz, 1H), 2.55 (s, 1H), 2.45 (d, J = 5.0 Hz, 3H), 1.22 (s, 3H)
実施例11:化合物11 [1−(4−ブロモフェニル)−4−(ヒドロキシアミノ)−3,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン]
11.1 4−ブロモ−1−(4−ブロモフェニル)−3,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン
4−ブロモ−1−(4−ブロモフェニル)−3,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オンを、3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−オールから一般的方法2に従い合成し、さらに精製することなく直接使用した(901mg、58%収率)。LC-MS tR = 2.26 min, [M+H]+ = 346
11.2 1−(4−ブロモフェニル)−4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル]({[(tert−ブトキシ)カルボニル]オキシ})アミノ}−3,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン
1−(4−ブロモフェニル)−4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル]({[(tert−ブトキシ)カルボニル]オキシ})アミノ}−3,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オンを、4−ブロモ−1−(4−ブロモフェニル)−3,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オンから一般的方法3に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(9:1)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィー、続いて中性分取HPLCで精製して、表題化合物を灰白色固体として得た(450mg、35%収率)。LC-MS tR = 2.58 min, [M-BOC]+ = 297, 1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 7.79 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.65 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 1.52 (s, 9H), 1.49 (s, 3H), 1.28 (s, 9H)
11.3 1−(4−ブロモフェニル)−4−(ヒドロキシアミノ)−3,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン
1−(4−ブロモフェニル)−4−(ヒドロキシアミノ)−3,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オンを、1−(4−ブロモフェニル)−4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル]({[(tert−ブトキシ)カルボニル]オキシ})アミノ}−3,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オンから、一般的方法4に従い合成し、水:アセトニトリルで溶出する逆相C18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(145mg、95%収率)。LC-MS tR = 1.81 min, [M+H]+ = 299, 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.89 - 7.79 (m, 2H), 7.72 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 7.66 - 7.55 (m, 2H), 6.54 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 2.12 (s, 3H), 1.15 (s, 3H)
実施例12:化合物12 [4−(ヒドロキシアミノ)−4−[(メトキシイミノ)(フェニル)メチル]−3−メチル−1−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン]
12.1 4−[(メトキシイミノ)(フェニル)メチル]−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−オール
4−ベンゾイル−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−オール(5g、17.97mmol)のメタノール(50mL)懸濁液に、O−メチルヒドロキシルアミンHCl(1.5g、17.97mmol)および重炭酸ナトリウム(1.51g、17.97mmol)を添加した。反応混合物を1時間加熱還流し、次いで室温に冷却した。反応混合物を減圧下濃縮し、DCM(20mL)に再溶解し、濾過し、減圧下濃縮して、黄色固体を得て、これをヘプタン:酢酸エチル(50〜75%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を灰白色固体として得た(4.6g、73%収率)。LC-MS tR = 1.89 min, [M+H]+ = 308, 1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 7.80 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 7.58 - 7.27 (m, 8H), 4.15 (s, 3H), 3.86 (s, 1H), 1.67 (s, 3H)
12.2 4−ブロモ−4−[(メトキシイミノ)(フェニル)メチル]−3−メチル−1−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン
4−ブロモ−4−[(メトキシイミノ)(フェニル)メチル]−3−メチル−1−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オンを、4−[(メトキシイミノ)(フェニル)メチル]−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−オールから一般的方法2に従い合成し、さらに精製することなく直接使用した(1.26g、88%収率)。LC-MS tR = 2.31 min, [M+H]+ = 388, 1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 7.88 (ddd, J = 20.7, 8.7, 1.0 Hz, 2H), 7.61 - 7.33 (m, 7H), 7.27 - 7.19 (m, 1H), 3.91 (d, J = 24.0 Hz, 3H), 2.34 (d, J = 34.9 Hz, 3H)
12.3 4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル]({[(tert−ブトキシ)カルボニル]オキシ})アミノ}−4−[(メトキシイミノ)(フェニル)メチル]−3−メチル−1−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン
4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル]({[(tert−ブトキシ)カルボニル]オキシ})アミノ}−4−[(メトキシイミノ)(フェニル)メチル]−3−メチル−1−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オンを、4−ブロモ−4−[(メトキシイミノ)(フェニル)メチル]−3−メチル−1−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オンから一般的方法3に従い合成し、ヘプタン:DCM(50〜100%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を灰白色固体として得た(950mg、54%収率)。LC-MS tR = 2.57 min, [M+Na]+ = 561
12.4 4−(ヒドロキシアミノ)−4−[(メトキシイミノ)(フェニル)メチル]−3−メチル−1−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン
4−(ヒドロキシアミノ)−4−[(メトキシイミノ)(フェニル)メチル]−3−メチル−1−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オンを、4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル]({[(tert−ブトキシ)カルボニル]オキシ})アミノ}−4−[(メトキシイミノ)(フェニル)メチル]−3−メチル−1−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オンから、一般的方法4に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(20〜50%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を灰白色固体として得た(254mg、54%収率)。LC-MS tR = 2.00 min, [M+H]+ = 339, 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.00 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 7.75 - 7.66 (m, 2H), 7.45 - 7.38 (m, 2H), 7.36 (dd, J = 5.0, 1.7 Hz, 3H), 7.19 (td, J = 5.7, 2.5 Hz, 3H), 6.59 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 3.77 (s, 3H), 2.16 (s, 3H)
実施例13:化合物13 [4−(ヒドロキシアミノ)−1,4−ジメチル−3−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン]
13.1 1−メチル−3−(プロパン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−オール
氷浴により0℃に冷却したエチル4−メチル−3−オキソペンタノエート(10g、63.21mmol)に、メチルヒドラジン(3.33mL、63.21mmol)を、撹拌しながら3分間かけて滴下した。添加が完了したら、反応物を5分間音波処理に付し、1−メチル−3−(プロパン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−オールが溶液から沈殿した。反応混合物をエタノール(25mL)で希釈し、減圧下濃縮して、ピラゾロンを灰白色固体として得て、これをヘプタン(50mL)で摩砕し、減圧下濃縮して、所望の化合物を灰白色固体として得た(8.1g、91%収率)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 10.60 (s, 1H), 5.14 (s, 1H), 3.41 (s, 3H), 2.65 (p, J = 6.9 Hz, 1H), 1.10 (d, J = 6.8 Hz, 6H)
13.2 5−ヒドロキシ−1−メチル−3−(プロパン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド
1−メチル−3−(プロパン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−オール(1g、7.13mmol)をジメチルホルムアミドジメチルアセタール(3mL)に溶解し、室温で90分間撹拌し、その後LC−MSは出発物質の完全な消費を示した。反応容器を一夜静置し、その後減圧下で濃縮して、中間体を黄色固体として得た。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 7.52 (s, 1H), 4.11 (s, 3H), 3.62 (s, 3H), 3.54 (s, 3H), 3.02 (dq, J = 13.8, 7.4, 6.9 Hz, 1H), 1.51 (s, 3H), 1.49 (s, 3H)。固体を6N HCL(5mL)に溶解し、18時間撹拌し、得られた橙色油状物を減圧下濃縮し、精製することなく直接使用した(1.0g、83%収率)。1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 9.71 (s, 1H), 8.82 (s, 2H), 3.45 (s, 3H), 3.20 (m, 1H), 1.14 (d, J = 6.9 Hz, 6H)
13.3 1,4−ジメチル−3−(プロパン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−オール
5−ヒドロキシ−1−メチル−3−(プロパン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド(2.8g、16.65mmol)の酢酸(50mL)懸濁液に、亜鉛末(16.33g、0.25mol)を添加し、得られた反応混合物を、LCMSにより反応が完了するまで65℃で2.5時間加熱した。反応物を室温に冷却し、濾過し、シクロヘキサンで洗浄し、溶媒を減圧下除去して、黄色固体を得た(1.23g、48%収率)。LC-MS tR = 0.8 min, [M+H]+ = 155
13.4 4−ブロモ−1,4−ジメチル−3−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン
4−ブロモ−1,4−ジメチル−3−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オンを、1,4−ジメチル−3−(プロパン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−オールから一般的方法2に従い合成し、さらに精製することなく直接使用した(1.72g、93%収率)。LC-MS tR = 1.19 min, [M+H]+ = 235
13.5 4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル]({[(tert−ブトキシ)カルボニル]オキシ})アミノ}−1,4−ジメチル−3−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン
4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル]({[(tert−ブトキシ)カルボニル]オキシ})アミノ}−1,4−ジメチル−3−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オンを、4−ブロモ−1,4−ジメチル−3−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オンから一般的方法3に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(0〜80%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色油状物として得た(650mg、10%収率)。LC-MS tR = 1.51 min, [M+Na]+ = 408
13.6 4−(ヒドロキシアミノ)−1,4−ジメチル−3−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン
4−(ヒドロキシアミノ)−1,4−ジメチル−3−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オンを、4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル]({[(tert−ブトキシ)カルボニル]オキシ})アミノ}−1,4−ジメチル−3−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オンから、一般的方法4に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(0〜100%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(121mg、39%収率)。LC-MS tR = 1.20 min, [M+H]+ = 186, 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.43 (s, 1H), 3.13 (s, 3H), 2.77 (p, J = 6.9 Hz, 1H), 1.18 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 1.14 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 1.05 (s, 3H)
実施例14:化合物14 [2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−メチル−5−オキソ−1−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]酢酸]
14.1 2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−メチル−5−オキソ−1−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)酢酸
2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−メチル−5−オキソ−1−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)酢酸を、2−(5−ヒドロキシ−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)酢酸を一般的方法5に従い合成し、低pH分取HPLCにより精製した(71mg、51%収率)。1H NMR (250 MHz, メタノール-d4) δ 7.86 - 7.79 (m, 2H), 7.43 - 7.34 (m, 2H), 7.23 - 7.13 (m, 1H), 3.29 - 3.00 (m, 2H), 2.18 (s, 3H), 1.34 (s, 9H)
14.2 2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−メチル−5−オキソ−1−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]酢酸
2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−メチル−5−オキソ−1−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]酢酸を、2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−メチル−5−オキソ−1−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)酢酸から、一般的方法4に従い合成し、低pH分取HPLCにより精製した(17mg、34%収率)。LC-MS tR = 2.72 min, [M+H]+ = 264, 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.88 (d, J = 7.7 Hz, 2H), 7.78 (s, 1H), 7.50 - 7.44 (m, 2H), 7.22 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 6.62 (s, 1H), 2.73 (d, J = 4.1 Hz, 2H), 2.17 (s, 3H)
実施例15:化合物15 [(1,4−ジメチル−5−オキソ−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ2,2−ジメチルプロパノエート]
15.1 tert−ブチルN−(1,4−ジメチル−5−オキソ−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)−N−ヒドロキシカルバメート
tert−ブチルN−(1,4−ジメチル−5−オキソ−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)−N−ヒドロキシカルバメートを、1,4−ジメチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−オールを一般的方法5に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(0〜50%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を白色固体として得た(361mg、11%収率)。LC-MS tR = 1.09 min, [M+Na]+ = 342, 1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 7.97 - 7.91 (m, 2H), 7.47 - 7.40 (m, 3H), 3.38 (s, 3H), 1.65 (s, 3H), 1.25 (s, 9H)
15.2 [(tert−ブトキシ)カルボニル](1,4−ジメチル−5−オキソ−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ2,2−ジメチルプロパノエート
0℃に冷却したtert−ブチルN−(1,4−ジメチル−5−オキソ−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)−N−ヒドロキシカルバメート(479mg、1.27mmol)およびN,N−ジエチルエタナミン(194μL、1.4mmol)のDCM(9mL)溶液に2,2−ジメチルプロパノイルクロライド(157μL、1.27mmol)を添加し、反応混合物を室温で18時間温めた。18時間後反応をN,N−ジエチルエタナミン(194μL、1.4mmol)および2,2−ジメチルプロパノイルクロライド(157μL、1.27mmol)で再処理し、撹拌を4時間、室温で続けた。4時間後反応混合物をN,N−ジエチルエタナミン(194μL、1.4mmol)および2,2−ジメチルプロパノイルクロライド(157μL、1.27mmol)で再処理し、撹拌を18時間、室温で続けた。反応混合物をDCM(20mL)および水(20mL)に分配し、有機層を分離した。水層をDCM(2×20mL)で再抽出し、有機層を合わせ、塩水(20mL)で洗浄し、その後硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮した。粗製生成物を酢酸エチル:ヘプタン(0〜20%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題生成物を橙色油状物として得た(519mg、81%収率)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 8.35 - 7.79 (m, 2H), 7.45 (s, 3H), 3.40 (s, 3H), 1.65 - 1.52 (m, 3H), 1.42 - 1.29 (m, 18H)
15.3 (1,4−ジメチル−5−オキソ−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ2,2−ジメチルプロパノエート
(1,4−ジメチル−5−オキソ−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ2,2−ジメチルプロパノエートを、[(tert−ブトキシ)カルボニル](1,4−ジメチル−5−オキソ−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ2,2−ジメチルプロパノエートから、一般的方法4に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(0〜50%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、続いて凍結乾燥して、表題化合物を白色固体として得た(276mg、88%収率)。LC-MS tR = 1.23 min, [M+H]+ = 304, 1H NMR (250 MHz, メタノール-d4) δ 8.34 (s, 1H), 8.16 - 8.04 (m, 2H), 7.50 - 7.37 (m, 3H), 3.38 (s, 3H), 1.46 (s, 3H), 1.01 (s, 9H)
実施例16:化合物16 [(1,4−ジメチル−5−オキソ−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)アミノベンゾエート]
16.1 [(tert−ブトキシ)カルボニル](1,4−ジメチル−5−オキソ−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)アミノベンゾエート
0℃に冷却したtert−ブチルN−(1,4−ジメチル−5−オキソ−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)−N−ヒドロキシカルバメート(479mg、1.27mmol)およびN,N−ジエチルエタナミン(194μL、1.4mmol)のDCM(9mL)溶液にベンゾイルクロライド(148μL、1.27mmol)を添加し、反応混合物を室温で18時間温めた。18時間後反応をN,N−ジエチルエタナミン(194μL、1.4mmol)およびベンゾイルクロライド(148μL、1.27mmol)で再処理し、撹拌を4時間、室温で続けた。反応混合物をDCM(20mL)および水(20mL)に分配し、有機層を分離した。水層をDCM(2×20mL)で再抽出し、有機層を合わせ、塩水(20mL)で洗浄し、その後硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮した。粗製生成物を酢酸エチル:ヘプタン(0〜50%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、表題生成物を橙色ガラス状物として得た(515mg、86%収率)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 8.42 - 7.88 (m, 4H), 7.77 - 7.70 (m, 1H), 7.64 - 7.57 (m, 2H), 7.57 - 7.39 (m, 3H), 3.43 (s, 3H), 1.72 - 1.61 (m, 3H), 1.29 (s, 9H)
16.2 (1,4−ジメチル−5−オキソ−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)アミノベンゾエート
(1,4−ジメチル−5−オキソ−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)アミノベンゾエートを、[(tert−ブトキシ)カルボニル](1,4−ジメチル−5−オキソ−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)アミノベンゾエートから、一般的方法4に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(0〜50%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を白色固体として得た(346mg、93%収率)。LC-MS tR = 1.23 min, [M+Na]+ = 346, 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.92 (s, 1H), 8.10 - 8.02 (m, 2H), 7.67 - 7.59 (m, 3H), 7.52 - 7.41 (m, 5H), 3.37 (s, 3H), 1.46 (s, 3H)
実施例17:化合物17 [3−ベンジル−4−(ヒドロキシアミノ)−1,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン]
17.1 3−ベンジル−1−メチル−1H−ピラゾール−5−オール
3−ベンジル−1−メチル−1H−ピラゾール−5−オールを、エチル3−オキソ−4−フェニルブタノエートから一般的方法1に従い合成し、さらに精製することなく直接使用した(4.9g、定量的収率)。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 7.35 - 7.21 (5H, m), 3.71 (2H, s), 3.30 (3H, s), 3.08 (2H, s)
17.2 3−ベンジル−5−ヒドロキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド
3−ベンジル−1−メチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン(4.9g、24.21mmol)のDMF(12mL)溶液に、オキシ塩化リン(1.58mL、16.95mmol)を添加し、反応混合物を65℃で2.5時間加熱した。反応混合物を水(25mL)で希釈し、室温で2日静置した。溶液を濾過して沈殿を除去し、濾液をジエチルエーテル(3×60mL)で洗浄し、有機層を塩水(10mL)で洗浄した。得られた溶液を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮して、物を得て、これをヘプタン:酢酸エチル(0〜100%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィー、続いてメタノールの酢酸エチル(0〜20%)溶液で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.53g、10%収率)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.65 (1H, s), 7.14-7.26 (5H, m), 3.99 (2H, s), 3.47 (3H, s)
17.3 3−ベンジル−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−オール
3−ベンジル−5−ヒドロキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド(0.53g、2.23mmol)および亜鉛末(1.46g、22.3mmol)の酢酸(15mL)懸濁液を65℃で18時間加熱した。反応混合物を亜鉛(1.46g、22.3mmol)で再処理し、65℃で2時間撹拌した。反応混合物を熱い(55℃)間にガラスファイバー濾紙で濾過し、亜鉛を酢酸(60mL)で洗浄した。濾液を減圧下濃縮し、トルエンで共沸して、褐色固体を得た(650mg、定量的収率)。LC-MS tR = 0.9 min, [M+H]+ = 203
17.4 tert−ブチルN−(3−ベンジル−1,4−ジメチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)−N−ヒドロキシカルバメート
tert−ブチルN−(3−ベンジル−1,4−ジメチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)−N−ヒドロキシカルバメートを、3−ベンジル−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−オールを一般的方法5に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(0〜100%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色油状物として得た(294mg、37%収率)。LC-MS tR = 1.06 min, [M+Na]+ = 356. 1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 7.36 - 7.27 (m, 5H), 6.80 (s, 1H), 3.68 (d, J = 6.5 Hz, 2H), 3.29 (s, 3H), 1.40 (s, 3H), 1.35 (s, 9H)
17.5 3−ベンジル−4−(ヒドロキシアミノ)−1,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン
3−ベンジル−4−(ヒドロキシアミノ)−1,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オンを、tert−ブチルN−(3−ベンジル−1,4−ジメチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)−N−ヒドロキシカルバメートから、一般的方法4に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(0〜100%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、続いてアセトニトリル:水(1:1)から凍結乾燥して、表題化合物を黄色固体として得た(117mg、59%収率)。LC-MS tR = 2.94 min, [M+H]+ = 234. 1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 7.65 (s, 1H), 7.39 - 7.13 (m, 6H), 3.73 (d, J = 4.2 Hz, 2H), 3.10 (s, 3H), 0.89 (s, 3H)
実施例18:化合物18 [1,4−ジメチル−4−{[(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ]アミノ}−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン]
18.1 tert−ブチルN−(1,4−ジメチル−5−オキソ−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)−N−[(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ]カルバメート
0℃に冷却したtert−ブチルN−(1,4−ジメチル−5−オキソ−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)−N−ヒドロキシカルバメート(361mg、1.13mmol)のDMF(1mL)溶液に、水素化ナトリウム(60%、45mg、1.13mmol)を添加し、反応混合物を15分間撹拌した。ヨウ化ナトリウム(169mg、1.13mmol)および4−(クロロメチル)−5−メチル−1,3−ジオキソール−2−オン(123μL、1.13mmol)を添加し、反応混合物を60℃で1時間加熱した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(10mL)添加により反応停止させ、酢酸エチル(10mL)で希釈した。有機層を分離し、水層を酢酸エチル(10mL)で再抽出した。有機層を合わせ、塩水(10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮した。生成物をヘプタン:酢酸エチル(0〜50%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を灰白色固体として得た(91mg、13%収率)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.78 - 7.67 (m, 2H), 7.59 - 7.41 (m, 3H), 5.38 - 5.23 (m, 1H), 5.14 - 5.02 (m, 1H), 2.03 - 1.93 (m, 3H), 1.70 - 1.60 (m, 3H), 1.38 - 1.22 (m, 3H), 1.21 - 1.04 (m, 9H)
18.2 1,4−ジメチル−4−{[(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ]アミノ}−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン
1,4−ジメチル−4−{[(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ]アミノ}−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オンを、tert−ブチルN−(1,4−ジメチル−5−オキソ−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)−N−[(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ]カルバメートから、一般的方法4に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(0〜50%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィー、続いて低pH分取HPLCにより精製して、表題化合物を白色固体として得た(23mg、20%収率)。LC-MS tR = 2.94 min, [M+H]+ = 234. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.03 - 7.94 (m, 2H), 7.73 (s, 1H), 7.49 - 7.41 (m, 3H), 4.20 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 4.10 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.30 (s, 3H), 1.98 (s, 3H), 1.29 (s, 3H)
実施例19:化合物19 [エチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート]
19.1 エチル2−(5−ヒドロキシ−3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アセテート
エチル2−(5−ヒドロキシ−3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アセテートを、1,4−ジエチル2−アセチルブタンジオエートから一般的方法1に従い合成し、白色固体として単離し、さらに精製することなく直接使用した(781mg、91%収率)。LC-MS tR = 0.64 min, [M+H]+ = 185
19.2 エチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)アセテート
エチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)アセテートを、エチル2−(5−ヒドロキシ−3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アセテートを一般的方法5に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(0〜100%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を灰白色固体として得た(174mg、13%収率)。1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 10.91 (s, 1H), 9.88 (s, 1H), 4.06 - 3.92 (m, 2H), 2.99 (d, J = 13.9 Hz, 1H), 2.71 (d, J = 13.9 Hz, 1H), 1.92 (s, 3H), 1.35 (s, 9H), 1.13 (t, J = 7.1 Hz, 3H)
19.3 エチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート
エチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]アセテートを、エチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)アセテートから、一般的方法4に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(0〜100%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、続いて凍結乾燥して、表題化合物を灰白色固体として得た(66mg、57%収率)。m/z = [M+H]+ = 215.95, 1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 10.81 (s, 1H), 7.57 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 6.26 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 3.98 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.54 (s, 2H), 1.93 (s, 3H), 1.11 (t, J = 7.1 Hz, 3H)
実施例20:化合物20 [3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,5H,6H−シクロペンタ[c]ピラゾール−3−オン]
20.1 2H,4H,5H,6H−シクロペンタ[c]ピラゾール−3−オール
メチル2−オキソシクロペンタン−1−カルボキシレートおよびメチルヒドラジンのエタノールを70℃で2時間加熱した。溶媒を除去して、中間体イミンを黄色油状物として得て、これをエタノール(5mL)に再溶解し、75℃で2時間加熱した。得られた固体を濾過により除去し、エタノールで洗浄して、61mg(7%)の表題化合物を白色固体として得た。残りの黄色濾液を、170℃で1時間マイクロ波照射した。得られた固体を濾過により単離し、ヘプタンで洗浄して、さらなる表題化合物を黄色固体として得た(125mg、14%)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 10.20 (s, 2H), 2.39 - 2.31 (m, 6H)
20.2 tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−{3−オキソ−2H,3H,3aH,4H,5H,6H−シクロペンタ[c]ピラゾール−3a−イル}カルバメート
tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−{3−オキソ−2H,3H,3aH,4H,5H,6H−シクロペンタ[c]ピラゾール−3a−イル}カルバメートを、2H,4H,5H,6H−シクロペンタ[c]ピラゾール−3−オールを一般的方法5に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(0〜100%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を灰白色固体として得た(227mg、88%収率)。LC-MS tR = 0.76 min, [M+Na]+ = 278, 1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 10.80 (s, 1H), 9.67 (s, 1H), 2.45 - 2.02 (m, 6H), 1.37 (s, 9H)
20.3 3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,5H,6H−シクロペンタ[c]ピラゾール−3−オン
tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−{3−オキソ−2H,3H,3aH,4H,5H,6H−シクロペンタ[c]ピラゾール−3a−イル}カルバメート(100mg、0.39mmol)のDCM(1mL)溶液に、HCl(1,4−ジオキサン中4M溶液0.98mL)を添加し、反応混合物を室温で3時間撹拌した。溶媒を減圧下除去して、灰白色固体を得て、これを減圧下乾燥させた(49mg、81%収率)。LC-MS tR = 0.64 min, [M+H]+ = 156, 1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 2.40 - 2.18 (m, 2H), 2.12 - 1.91 (m, 2H), 1.88 - 1.67 (m, 1H), 1.66 - 1.41 (m, 1H)
実施例21:化合物21 [4−(ヒドロキシアミノ)−4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン]
21.1 4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−オール
4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−オールを、3−アセチルオキソラン−2−オンから一般的方法1に従い合成し、白色固体として単離した(3.69g、定量的収率)。1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 3.79 (d, J = 5.4 Hz, 2H), 3.40 (s, 3H), 2.50 (t, J = 5.4 Hz, 2H), 2.07 (s, 3H)
21.2 tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−ジメチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]カルバメート
tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−ジメチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]カルバメートを、4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−オールを一般的方法5に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(20〜100%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、続いてヘプタン:酢酸エチルから摩砕して、表題化合物を白色固体として得た(770mg、41%収率)。LC-MS tR = 0.82 min, [M+Na]+ = 310, 1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 9.77 (s, 1H), 4.62 (s, 1H), 3.32 - 3.22 (m, 2H), 3.08 (s, 3H), 2.05 - 1.95 (m, 2H), 1.89 (s, 3H), 1.32 (s, 9H)
21.3 4−(ヒドロキシアミノ)−4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン
tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−ジメチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]カルバメート(170mg、0.58mmol)のDCM(2mL)溶液に、HCl(1,4−ジオキサン中4M溶液0.94mL)を添加し、得られた黄色溶液を室温で20時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮して、無色油状物を得て、これをDCM(10mL)、続いてジエチルエーテル(10mL)およびヘプタンと共沸して、粘性白色固体を得て、これをアセトニトリル:水(1:1)から凍結乾燥して、表題化合物をガラス状物として得た(107mg、定量的収率)。LC-MS tR = 0.54 min, [M+H]+ = 188, 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 3.26 - 3.18 (m, 2H), 3.11 (s, 3H), 2.01 (s, 3H), 1.74 (t, J = 6.8 Hz, 2H)
実施例22:化合物22 [2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル]アセトアミド]
22.1 2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸
エチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)アセテート(300mg、0.64mmol)の水:THF(10mL、1:1)溶液に、水酸化リチウム(45.91mg、1.92mmol)を添加し、反応混合物を室温で1.5時間撹拌した。THFを減圧下除去し、反応混合物を酢酸エチル(20mL)および水(5mL)に分配した。二相混合物を1N HClの添加によりpH1まで酸性化し、所望の生成物を酢酸エチルで抽出した。酸性水溶液を酢酸エチル(3×15mL)で再抽出し、有機物を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮して、表題化合物を白色固体として得た(292mg、94%収率)。LC-MS tR = 0.93 min, [M+Na]+ = 464, 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 10.41 (s, 1H), 8.08 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 8.03 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 4.64 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 4.36 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 3.26 (s, 3H), 1.91 (s, 1H), 1.59 (s, 3H), 1.20 (s, 9H)
22.2 tert−ブチルN−[1−(カルバモイルメチル)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]−N−ヒドロキシカルバメート
2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸(120mg、0.22mmol)のDCM(3mL)溶液に、室温で1−クロロ−N,N,2−トリメチルプロプ−1−エン−1−アミン(73.72μl、0.56mmol)を添加し、撹拌を窒素下、1時間続けて、tert−ブチルN−[1−(2−クロロ−2−オキソエチル)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]−N−ヒドロキシカルバメートを形成させ、これを直接使用して、一級アミドを形成させた。
酸クロライド含有溶液をTHF(1mL)で希釈し、氷冷アンモニア溶液(THF中0.5M溶液1.11mL)に滴下した。反応混合物を室温に温め、撹拌を20時間続けた。溶媒を減圧下除去し、DCM(10mL)を添加した。得られたスラリーを濾過して、あらゆる固体を除去し、濾液を減圧下濃縮して、白色固体を得て、これを酢酸エチル(30mL)に再溶解し、水(3×15mL)で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮して、無色油状物を得た。油状物を酢酸エチル(20mL)に再溶解し、水(3×20mL)で洗浄した。有機層を単離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮して、表題化合物を白色固体として得た(85mg、27%収率)。LC-MS tR = 0.91 min, [M+Na]+ = 463
22.3 2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル]アセトアミド
2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル]アセトアミドを、tert−ブチルN−[1−(カルバモイルメチル)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]−N−ヒドロキシカルバメートから、一般的方法4に従い合成し、低pH分取HPLCにより精製して、表題化合物を白色固体として得た(12mg、57%収率)。LC-MS tR = 2.33 min, [M+H]+ = 341, 1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 8.27 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 8.01 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.83 (s, 1H), 7.31 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 6.70 (s, 1H), 4.32 (d, J = 17.0 Hz, 2H) 4.39 (d, J = 16.8 Hz, 1H), 4.25 (d, J = 16.9 Hz, 1H), 3.25 (s, 3H), 1.29 (s, 3H)
実施例23:化合物23 [4−(ヒドロキシアミノ)−4−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン]
23.1 4−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−オール
4−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−オールを、3−アセチルオキソラン−2−オンおよびヒドラジン水和物から一般的方法1に従い合成し、濾過により白色固体として単離し、さらに精製することなく直接使用した(4.7g、85%収率)。1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 3.40 (t, J = 7.3 Hz, 2H), 2.35 (t, J = 7.3 Hz, 2H),2.04 (s, 3H)
23.2 tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−[4−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]カルバメート
tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−[4−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]カルバメートを、4−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−オールを一般的方法5に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチルから摩砕することにより精製して、表題化合物を白色固体として得た(491mg、64%収率)。LC-MS tR = 0.72 min, [M+Na]+ = 296
23.3 4−(ヒドロキシアミノ)−4−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン
4−(ヒドロキシアミノ)−4−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オンを、tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−[4−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]カルバメートから、一般的方法4に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(1:1)から共沸して、表題化合物を白色固体として得た(54mg、85%収率)。LC-MS tR = 0.2 min, [M+H]+ = 174, 1H NMR (250 MHz, メタノール-d4) δ 3.60 - 3.34 (m, 2H), 2.08 (s, 3H), 1.81 (td, J = 6.8, 1.0 Hz, 2H), 1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 10.49 (s, 1H), 3.44 - 3.25 (m, 2H), 1.97 (s, 3H), 1.66 (td, J = 7.3, 2.4 Hz, 2H)
実施例24:化合物24 [3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,6H,7H−チオピラノ[4,3−c]ピラゾール−3−オン]
24.1 2H,4H,6H,7H−チオピラノ[4,3−c]ピラゾール−3−オール
2H,4H,6H,7H−チオピラノ[4,3−c]ピラゾール−3−オールを、メチル4−オキソチアン−3−カルボキシレートから一般的方法1に従い合成し、白色固体として単離して、これをエタノール(100mL)で洗浄して、表題化合物を得た(1.95g、87%収率)。LC-MS tR = 1.60 min, [M+H]+ = 157, 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 3.36 (s, 5H), 2.78 (t, J = 5.8 Hz, 2H), 2.68 (t, J = 5.7 Hz, 2H)
24.2 tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−{3−オキソ−2H,3H,3aH,4H,6H,7H−チオピラノ[4,3−c]ピラゾール−3a−イル}カルバメート
tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−{3−オキソ−2H,3H,3aH,4H,6H,7H−チオピラノ[4,3−c]ピラゾール−3a−イル}カルバメートを、2H,4H,6H,7H−チオピラノ[4,3−c]ピラゾール−3−オールを一般的方法5に従い合成し、ジエチルエーテル(約40mL)から摩砕して精製して、表題化合物を白色固体として得た(1.126g、41%収率)。LC-MS tR = 0.82 min, [M+Na]+ = 310, 1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 8.42 (s, 1H), 6.44 (s, 1H), 3.56 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 2.87 - 2.80 (m, 3H), 2.68 - 2.62 (m, 2H), 1.39 (s, 9H)
24.3 3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,6H,7H−チオピラノ[4,3−c]ピラゾール−3−オン
3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,6H,7H−チオピラノ[4,3−c]ピラゾール−3−オンを、tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−{3−オキソ−2H,3H,3aH,4H,6H,7H−チオピラノ[4,3−c]ピラゾール−3a−イル}カルバメートから、一般的方法4に従い合成し、ヘプタンからの摩砕により単離し、続いてアセトニトリル:水(1:1)から凍結乾燥して、表題化合物を白色固体として得た(108mg、83%収率)。LC-MS tR = 1.04 min, [M+H]+ = 188, 1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 11.09 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 6.16 (s, 1H), 2.96 - 2.83 (m, 1H), 2.79 - 2.63 (m, 5H)
実施例25:化合物25 [3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,6H,7H−5λ−チオピラノ[4,3−c]ピラゾール−3,5,5−トリオン]
25.1 tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−{3,5,5−トリオキソ−2H,3H,3aH,4H,6H,7H−5λ,1,2−[1λ]チオピラノ[4,3−c]ピラゾール−3a−イル}カルバメート
激しく撹拌中のtert−ブチルN−ヒドロキシ−N−{3−オキソ−2H,3H,3aH,4H,6H,7H−チオピラノ[4,3−c]ピラゾール−3a−イル}カルバメート(0.5g、1.74mmol)の1,4−ジオキサン:水(10mL、1:1、vv)溶液に、オキソン(2.14g、3.48mmol)を添加し、反応混合物を室温で4時間撹拌した。固体を濾過により除去し、酢酸エチル(50mL)で洗浄した。層を分離し、水層を酢酸エチル(3×10mL)で再抽出した。合わせた有機層を水(3×30mL)で洗浄し、有機層を塩水(10mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮して、表題化合物を白色固体として得た(460mg、83%収率)。LC-MS tR = 0.97 min, [M-H]- = 269, 1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 8.56 (s, 1H), 6.79 (s, 1H), 4.20 (dd, J = 14.9, 3.8 Hz, 1H), 3.54 - 3.11 (m, 4H), 3.09 - 2.93 (m, 1H), 1.48 (s, 9H)
25.2 3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,6H,7H−5λ−チオピラノ[4,3−c]ピラゾール−3,5,5−トリオン
3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,6H,7H−5λ−チオピラノ[4,3−c]ピラゾール−3,5,5−トリオンをtert−ブチルN−ヒドロキシ−N−{3−オキソ−2H,3H,3aH,4H,6H,7H−チオピラノ[4,3−c]ピラゾール−3a−イル}カルバメートから、一般的方法4に従い合成し、DCMからの摩砕により単離して、表題化合物を白色固体として得た(145mg、46%収率)。LC-MS tR = 0.18 min, [M+H]+ = 220, 1H NMR (250 MHz, 重水素オキシド) δ 3.75 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 3.66 - 3.39 (m, 3H), 3.36 - 3.19 (m, 1H), 3.15 - 3.01 (m, 1H)
実施例26:化合物26 [3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,5H,7H−ピラノ[3,4−c]ピラゾール−3−オン]
26.1 2H,4H,5H,7H−ピラノ[3,4−c]ピラゾール−3−オール
2H,4H,5H,7H−ピラノ[3,4−c]ピラゾール−3−オールを、エチル3−オキソオキサン−4−から一般的方法1に従い合成し、得られた固体を濾過により単離し、エタノール(2×5mL)で洗浄して、表題化合物を白色固体として得た(322mg、78%収率)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 4.56 (s, 2H), 3.84 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 2.45 (t, J = 5.6 Hz, 2H)
26.2 tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−{3−オキソ−2H,3H,3aH,4H,5H,7H−ピラノ[3,4−c]ピラゾール−3a−イル}カルバメート
tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−{3−オキソ−2H,3H,3aH,4H,5H,7H−ピラノ[3,4−c]ピラゾール−3a−イル}カルバメートを、2H,4H,5H,7H−ピラノ[3,4−c]ピラゾール−3−オールを一般的方法5に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(0〜70%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を白色固体として得た(473mg、79%、純度99%)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 4.29 (d, J = 11.9 Hz, 1H), 4.18 (d, J = 11.9 Hz, 1H), 3.87 - 3.75 (m, 2H), 2.83 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 1.78 (ddd, J = 14.2, 11.0, 5.4 Hz, 1H), 1.42 (s, 9H)
26.3 3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,5H,7H−ピラノ[3,4−c]ピラゾール−3−オン
3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,5H,7H−ピラノ[3,4−c]ピラゾール−3−オンを、tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−{3−オキソ−2H,3H,3aH,4H,5H,7H−ピラノ[3,4−c]ピラゾール−3a−イル}カルバメートから、一般的方法4に従い合成し、DCM、続いてヘプタンと共沸した。得られたガム状物を凍結乾燥して、表題化合物を黄色粉末として得た(305mg、99%収率)。LC-MS tR = 0.46 min, [M+H]+ = 172, 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 11.21 (s, 1H), 7.62 (br.s, 1H), 6.54 (br.s, 1H), 4.27 (d, J = 11.9 Hz, 1H), 4.20 (d, J = 11.9 Hz, 1H), 3.75 - 3.62 (m, 2H), 1.79 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 1.59 (ddd, J = 14.1, 12.1, 5.2 Hz, 1H)
実施例27:化合物27 [3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,6H−5λ−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3,5,5−トリオン]
27.1 2H,4H,6H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−オール
2H,4H,6H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−オールを、メチル4−オキソテトラヒドロチオフェン−3−カルボキシレートおよびヒドラジン水和物から一般的方法1に従い合成し、得られた固体を濾過により単離し、エタノール(2×5mL)で洗浄して、表題化合物を灰白色固体として得た(129mg、29%収率)。1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 3.89 - 3.83 (m, 2H), 3.75 - 3.70 (m, 2H)
27.2 tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−{3−オキソ−2H,3H,3aH,4H,6H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3a−イル}カルバメート
tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−{3−オキソ−2H,3H,3aH,4H,6H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3a−イル}カルバメートを、2H,4H,6H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−オールを一般的方法5に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(0〜60%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を白色固体として得た(183mg、72%収率)。LC-MS tR = 0.81 min, [M+Na]+ = 296, 1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 3.66 (d, J = 11.9 Hz, 1H), 3.49 (dd, J = 12.0, 4.8 Hz, 2H), 2.88 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 1.47 (s, 9H)
27.3 tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−{3,5,5−トリオキソ−2H,3H,3aH,4H,6H−5λ,1,2−[1λ]チエノ[3,4−c]ピラゾール−3a−イル}カルバメート
激しく撹拌中のtert−ブチルN−ヒドロキシ−N−{3−オキソ−2H,3H,3aH,4H,6H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3a−イル}カルバメート(113mg、0.41mmol)の1,4−ジオキサン:水(4mL、1:1、vv)溶液に、オキソン(373.6mg、0.61mmol)を添加し、反応混合物を室温で4時間撹拌した。固体を濾過により除去し、酢酸エチル(20mL)で洗浄した。層を分離し、水層を酢酸エチル(3×10mL)で再抽出した。合わせた有機層を水(3×10mL)で洗浄し、有機層を塩水(10mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮した。得られた油状物をヘプタン:酢酸エチル(0〜70%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を白色固体として得た(80mg、62%収率)。LC-MS tR = 0.76 min, [M-H]- = 304, 1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 4.40 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 4.18 (s, 1H), 3.45 (d, J = 14.0 Hz, 1H), 1.48 (s, 9H)
27.4 3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,6H−5λ−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3,5,5−トリオン
3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,6H−5λ−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3,5,5−トリオンを、tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−{3,5,5−トリオキソ−2H,3H,3aH,4H,6H−5λ,1,2−[1λ]チエノ[3,4−c]ピラゾール−3a−イル}カルバメートから、一般的方法4に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(0〜100%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を白色固体として得た(201mg、83%収率)。LC-MS tR = 0.45 min, [M+H]+ =206, 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 11.67 (s, 1H), 8.08 (br. s, 1H), 6.85 (br. s, 1H), 4.35 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 4.26 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 3.55 (d, J = 13.8 Hz, 1H), 3.41 (d, J = 13.7 Hz, 1H)
実施例28:化合物28 [(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イル)メチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル]アセテート]
28.1 (5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イル)メチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)アセテート
2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸(150mg、0.31mmol)のDCM(3mL)溶液に、室温で1−クロロ−N,N,2−トリメチルプロプ−1−エン−1−アミン(123.26μl、0.93mmol)を添加した。反応混合物を窒素下、室温で30分間撹拌して、tert−ブチルN−[1−(2−クロロ−2−オキソエチル)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]−N−ヒドロキシカルバメートを形成させ、これを対応するエステルの形成に直接使用した。
0℃に冷却し、上で合成した酸クロライドを含む溶液に、4−(ヒドロキシメチル)−5−メチル−2H−1,3−ジオキソール−2−オン(323μl、2.48mmol)を添加した。反応混合物を室温に温め、6時間撹拌し、その後反応混合物をDCM(10mL)で希釈し、水(10mL)で反応停止させた。有機層を単離し、水層をDCM(3×10mL)で再抽出した。合わせた有機層を水(10mL)、塩水(10mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮した。得られた油状物をヘプタン:酢酸エチル(0〜80%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を淡黄色油状物として得た(92mg、20%収率)。LC-MS tR = 1.06 min, [M+Na]+ = 576
28.2 (5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イル)メチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル]アセテート
(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イル)メチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル]アセテートを、(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イル)メチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)アセテートから、一般的方法4に従い合成し、低pH分取HPLCにより精製して、表題化合物を白色固体として得た(21mg、50%収率)。LC-MS tR = 0.97 min, [M+H]+ = 454, 1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 8.28 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 8.02 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.76 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.72 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 5.08 (s, 2H), 4.70 (dd, J = 17.8, 12.6 Hz, 2H), 3.26 (s, 3H), 2.16 (s, 3H), 1.28 (s, 3H)
実施例29:化合物29 [(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イル)メチル2−[3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−4−{[(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ]アミノ}−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル]アセテート]
29.1 (5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イル)メチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル][(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ]アミノ}−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)アセテート
2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸(50mg、0.11mmol)および炭酸カリウム(17.22mg、0.12mmol)のDMF(1mL)溶液に、4−(クロロメチル)−5−メチル−1,3−ジオキソール−2−オン(13.61μl、0.12mmol)を添加し、混合物を室温で17時間撹拌した。4−(クロロメチル)−5−メチル−1,3−ジオキソール−2−オン(13.61μl、0.12mmol)を添加し、反応を室温で170分継続させた。炭酸カリウム(17.22mg、0.12mmol)を添加し、反応物をさらに2時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(10mL)で希釈し、水(10mL)で洗浄した。水層を酢酸エチル(3×10mL)で再抽出し、有機層を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮して、表題化合物を黄色油状物として得た(46mg、53%収率)。LC-MS tR = 1.17 min, [M+Na]+ = 688
29.2 (5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イル)メチル2−[3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−4−{[(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ]アミノ}−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル]アセテート
(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イル)メチル2−[3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−4−{[(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ]アミノ}−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル]アセテートを、(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イル)メチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル][(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ]アミノ}−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)アセテートから、一般的方法4に従い合成し、低pH分取HPLCにより精製して、表題化合物を白色固体として得た(10mg、30%収率)。LC-MS tR = 3.62 min, [M+Na]+ = 588, 1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 8.19 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 8.00 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.94 (s, 1H), 5.08 (s, 2H), 4.72 (dd, J = 17.8, 7.2 Hz, 2H), 4.18 (dd, J = 14.6, 6.4 Hz, 2H), 3.24 (s, 3H), 2.16 (s, 3H), 2.02 (s, 3H), 1.36 (s, 3H)
実施例30:化合物30 [4−[4−(ヒドロキシアミノ)−1,4−ジメチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルベンゼン−1−スルホンアミド]
30.1 4−(5−ヒドロキシ−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)−N−メチルベンゼン−1−スルホンアミド
4−(5−ヒドロキシ−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)−N−メチルベンゼン−1−スルホンアミドを、エチル2−メチル−3−[4−(メチルスルファモイル)フェニル]−3−オキソプロパノエートおよびメチルヒドラジンから一般的方法1に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(1:1、v:v)からの摩砕により精製して、表題化合物を灰白色固体として得た(0.17g、10%収率)。LC-MS tR = 0.82 min, [M+H]+ =282
30.2 tert−ブチルN−{1,4−ジメチル−3−[4−(メチルスルファモイル)フェニル]−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル}−N−ヒドロキシカルバメート
tert−ブチルN−{1,4−ジメチル−3−[4−(メチルスルファモイル)フェニル]−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル}−N−ヒドロキシカルバメートを、4−(5−ヒドロキシ−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)−N−メチルベンゼン−1−スルホンアミドを一般的方法5に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(0〜90%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(50mg、20%収率)。LC-MS tR = 1.00 min, [M+Na]+ = 435
30.3 4−[4−(ヒドロキシアミノ)−1,4−ジメチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルベンゼン−1−スルホンアミド
4−[4−(ヒドロキシアミノ)−1,4−ジメチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルベンゼン−1−スルホンアミドを、tert−ブチルN−{1,4−ジメチル−3−[4−(メチルスルファモイル)フェニル]−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル}−N−ヒドロキシカルバメートから、一般的方法4に従い合成し、酸性逆相HPLCで精製して、表題化合物を白色固体として得た(84mg、62%収率)。LC-MS tR = 2.82 min, [M+H]+ = 313, 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.24 (d, J = 7.9 Hz, 2H), 7.86 (d, J = 7.9 Hz, 2H), 7.69 (s, 1H), 7.54 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 6.66 (s, 1H), 3.33 (s, 3H), 2.45 (d, J = 5.0 Hz, 3H), 1.25 (s, 3H)
実施例31:化合物31 [3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,5H,6H,7H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−3−オン]
31.1 1−tert−ブチル3−ヒドロキシ−2H,4H,5H,6H,7H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−6−カルボキシレート
1−tert−ブチル3−ヒドロキシ−2H,4H,5H,6H,7H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−6−カルボキシレートを、1−tert−ブチル4−エチル3−オキソピペリジン−1,4−ジカルボキシレートおよびヒドラジン水和物から一般的方法1に従い合成し、得られた固体ヘプタン:酢酸エチル(20〜100%)、続いてメタノール:酢酸エチル(0〜20%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を黄色固体として得た(223mg、31%収率)。LC-MS tR = 0.88 min, [M+H]+ = 240, 1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 4.44 (s, 2H), 3.60 (s, 2H), 2.44 (s, 2H), 1.47 (s, 9H)
31.2 tert−ブチル3a−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−オキソ−2H,3H,3aH,4H,5H,6H,7H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−6−カルボキシレート
tert−ブチル3a−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−オキソ−2H,3H,3aH,4H,5H,6H,7H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−6−カルボキシレートを、1−tert−ブチル3−ヒドロキシ−2H,4H,5H,6H,7H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−6−カルボキシレートを一般的方法5に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(0〜70%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を無色油状物として得た(133mg、62%収率)。LC-MS tR = 1.03 min, [M+Na]+ = 393, 1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 8.82 (s, 1H), 7.31 (s, 1H), 4.74 (d, J = 11.4 Hz, 1H), 4.21 - 4.03 (m, 1H), 3.73 (d, J = 13.7 Hz, 1H), 3.34 - 3.12 (m, 1H), 2.87 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 1.73 - 1.54 (m, 1H), 1.47 (s, 9H), 1.45 (s, 9H)
31.3 3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,5H,6H,7H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−3−オン
3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,5H,6H,7H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−3−オンを、tert−ブチル3a−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−オキソ−2H,3H,3aH,4H,5H,6H,7H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−6−カルボキシレートから、一般的方法4に従い合成し、凍結乾燥により乾燥させて、表題化合物のTFA塩を黄色固体として得た(42mg、83%収率)。LC-MS tR = 0.58 min, [M+H]+ = 170, 1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 11.53 (s, 1H), 9.11 (s, 2H), 7.75 (s, 1H), 6.67 (s, 1H), 4.12 - 3.87 (m, 2H), 3.28 - 3.09 (m, 2H), 2.03 - 1.91 (m, 1H), 1.78 - 1.58 (m, 1H)
実施例32:化合物32 [メチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−1−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート]
32.1 1,4−ジメチル2−(4−メタンスルホニルベンゾイル)ブタンジオエート
メチル3−(4−メタンスルホニルフェニル)−3−オキソプロパノエート(3g、11.71mmol)のDMF(30mL)懸濁液に、炭酸カリウム(1.62g、11.71mmol)およびメチルブロモアセテート(1.19mL、11.71mmol)を添加した。得られた反応混合物を18時間、室温で撹拌した。水(50mL)を添加し、得られた溶液を酢酸エチル(4×100mL)で抽出した。合わせた有機抽出液を塩水(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮して、橙色ガム状物を得て、これをヘプタン:酢酸エチル(0〜40%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を無色ガム状物として得た(2.83g、56%収率)。LC-MS tR = 3.34 min, [M+Na]+ = 351, 1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 8.21 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 8.08 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 4.88 (dd, J = 9.0, 5.4 Hz, 1H), 3.69 (s, 3H), 3.68 (s, 3H), 3.21 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 3.09 (s, 3H), 3.07 (d, J = 5.6 Hz, 1H)
32.2 メチル2−[5−ヒドロキシ−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート
メチル2−[5−ヒドロキシ−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテートを、1,4−ジメチル2−(4−メタンスルホニルベンゾイル)ブタンジオエートおよびメチルヒドラジンから一般的方法1に従い合成し、得られた固体をDCMから摩砕して、表題化合物を灰白色固体として得た(210mg、9%収率)。LC-MS tR = 2.66 min, [M+H]+ = 325, 1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 8.08 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.66 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 3.62 (s, 3H), 3.57 (s, 3H), 3.33 (s, 2H), 3.18 (s, 3H)
32.3 メチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−1−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)アセテート
メチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−1−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)アセテートを、メチル2−[5−ヒドロキシ−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテートを一般的方法5に従い合成し、ヘプタン:酢酸エチル(0〜75%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を橙色油状物として得た(95mg、41%収率)。LC-MS tR = 3.34 min, [M+Na]+ = 478, 1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 8.16 - 8.13 (m, 2H), 8.04 - 8.01 (m, 2H), 3.52 (s, 3H), 3.39 (s, 3H), 3.16 (s, 3H), 1.31 (s, 9H)
32.4 メチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−1−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート
メチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−1−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]アセテートを、メチル2−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−1−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)アセテートから、一般的方法4に従い合成し、過剰のTFAをDCM/ヘプタン共沸を使用して除去した。粗製生成物を低pH分取HPLCにより精製し、凍結乾燥により単離して、表題化合物を白色粉末として得た(17mg、29%収率)。LC-MS tR = 2.63 min, [M+H]+ = 356, 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.21 - 8.18 (m, 2H), 8.00 - 7.97 (m, 2H), 7.78 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 6.73 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 3.43 (s, 3H), 3.32 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 2.91 (s, 2H)
実施例33:化合物55 [4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−1−(ピペリジン−4−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン]
33.1 tert−ブチル4−[5−ヒドロキシ−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピペリジン−1−カルボキシレート
メチル3−(4−メタンスルホニルフェニル)−2−メチル−3−オキソプロパノエート(500mg、1.85mmol)およびtert−ブチル4−ヒドラジニルピペリジン−1−カルボキシレートヒドロクロライド(512.26mg、2.03mmol)のエタノール(6mL)溶液に、トリエチルアミン(0.26mL、1.85mmol)を添加し、反応混合物を、封管中、80℃で19時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、減圧下濃縮した。得られた粗製化合物を0〜100%ヘプタン:酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を白色泡状物として得た(0.55g、68%収率)。LC-MS tR = 1.06 min, [M-H]- = 434
33.2 tert−ブチル4−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル4−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレートを、tert−ブチル4−[5−ヒドロキシ−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピペリジン−1−カルボキシレートを一般的方法5に従い合成し、40〜80%酢酸エチル:ヘプタンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を白色泡状物として得た(0.61g、85%収率)。LC-MS tR = 1.20 min, [M+Na]+ = 589. 1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 8.16 - 8.12 (m, 2H), 8.02 - 7.98 (m, 2H), 7.84 (s, 1H), 4.02 - 3.97 (m, 2H), 3.80 (dd, J = 13.8, 7.4 Hz, 1H), 3.57 (dd, J = 13.8, 6.6 Hz, 1H), 3.40 (tdd, J = 11.7, 7.0, 2.2 Hz, 2H), 3.07 (s, 3H), 2.19 - 2.08 (m, 1H), 1.77 - 1.59 (m, 9H), 1.50 - 1.37 (m, 2H), 1.31 (s, 9H)
33.3 4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−1−(ピペリジン−4−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン
4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−1−(ピペリジン−4−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オンを、tert−ブチル4−(4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル](ヒドロキシ)アミノ}−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレートから、一般的方法4に従い合成し、低pH分取HPLCにより精製して、表題化合物を白色粉末として得た(10mg、5%収率)。LC-MS tR = 0.97 min, [M+H]+ = 367, 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.40 (br. s, 1H), 8.26 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 8.04 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.71 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 6.67 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 4.45 - 4.35 (m, 1H), 3.43 - 3.37 (m, 2H), 3.26 (s, 3H), 3.15 - 3.06 (m, 2H), 2.22 - 2.03 (m, 2H), 2.02 - 1.94 (m, 1H), 1.91 - 1.83 (m, 1H), 1.25 (s, 3H)
実施例34:化合物56 [4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−1−(オキサン−4−イルメチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン]
34.1 3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−1−(オキサン−4−イルメチル)−1H−ピラゾール−5−オール
メチル3−(4−メタンスルホニルフェニル)−2−メチル−3−オキソプロパノエート(725mg、2.68mmol)および(オキサン−4−イルメチル)ヒドラジンヒドロクロライド(491.68mg、2.95mmol)のエタノール(6mL)溶液に、トリエチルアミン(0.37mL、2.68mmol)を添加し、反応混合物を、封管中、80℃で19時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、減圧下濃縮した。得られた粗製化合物を0〜100%ヘプタン:酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を灰白色泡状物として得た(0.49g、45%収率)。LC-MS tR = 0.88 min, [M+H]+ = 351, 1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 7.97 - 7.83 (m, 4H), 4.10 (s, 1H), 3.84 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 3.30 - 3.25 (m, 2H), 3.22 (s, 3H), 3.18 (d, J = 2.9 Hz, 2H), 2.09 (s, 3H), 2.05 - 1.95 (m, 1H), 1.53 - 1.39 (m, 2H), 1.26 (qd, J = 12.0, 4.4 Hz, 2H)。
34.2 tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−[3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−1−(オキサン−4−イルメチル)−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]カルバメート
tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−[3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−1−(オキサン−4−イルメチル)−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]カルバメートを、3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−1−(オキサン−4−イルメチル)−1H−ピラゾール−5−オールを一般的方法5に従い合成し、40〜80%酢酸エチル:ヘプタンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を灰白色泡状物として得た(0.3g、45%収率)。LC-MS tR = 1.05 min, [M+Na]+ = 504, 1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 8.05 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.94 - 7.89 (m, 2H), 7.50 (s, 1H), 4.20 (ddt, J = 11.4, 8.2, 4.1 Hz, 2H), 3.00 (s, 3H), 2.88 - 2.74 (m, 2H), 1.93 (d, J = 10.6 Hz, 1H), 1.80 (t, J = 12.1 Hz, 2H), 1.65 (s, 3H), 1.63 - 1.57 (m, 4H), 1.42 (s, 9H)
34.3 4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−1−(オキサン−4−イルメチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン
4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−1−(オキサン−4−イルメチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オンを、tert−ブチルN−ヒドロキシ−N−[3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−1−(オキサン−4−イルメチル)−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]カルバメートから、一般的方法4に従い合成し、低pH分取HPLCにより精製して、表題化合物を白色粉末として得た(205mg、85%収率)。LC-MS tR = 2.01 min, [M+H]+ = 382, 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.28 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 8.01 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.70 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.59 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 3.87 - 3.78 (m, 2H), 3.67 - 3.55 (m, 2H), 3.28 - 3.20 (m, 5H), 2.04 - 1.94 (m, 1H), 1.63 - 1.52 (m, 2H), 1.31 - 1.16 (m, 5H)
4.2 実施例35:ヘッドスペースプロトコールにおけるNO定量により決定するピラゾロン誘導体化合物のニトロキシル産生
亜酸化窒素(NO)はHNOの二量体化および脱水により産生され、ニトロキシル産生の最も一般的な指標である(Fukuto et al., Chem. Res. Toxicol. 18:790-801 (2005))。ニトロキシは、しかしながら、酸素により一部分解されてNOを産生しない生成物を生成する(sMincione et al., J. Enzyme Inhibition 13:267-284 (1998);およびScozzafava et al., J. Med. Chem. 43:3677-3687 (2000)参照)。亜酸化窒素ガスまたはアンジェリの塩(“AS”)を標準として使用して、本発明の化合物から放出されるNOの相対量がガスクロマトグラフィー(“GC”)ヘッドスペース分析により試験される。
本発明の化合物から放出されるNOの相対量を決定する方法は次のとおりである。Gを、分配注入器(10:1分配)、マイクロエレクトロン捕捉検出器およびHP−MOLSIV 30m×0.32mm×25μm分子篩いキャピラリーカラムを備えたAgilentガスクロマトグラフで実施する。ヘリウムを担体(4mL/分)ガスとして使用し、窒素を補給(20mL/分)ガスとして使用する。注入器オーブンおよび検出器オーブンをそれぞれ200℃および325℃に維持する。全亜酸化窒素分析を、200℃の一定温度に維持したカラムオーブンで実施する。
全ガス注入は、ヘッドスペース自動分析装置を使用して行われる。バイアル加圧は15psiである。分析計のサンプルオーブン、サンプリングバルブおよびトランスファーラインをそれぞれ40℃、45℃、および50℃に維持する。オーブン安定化、バイアル加圧、ループフィル、ループ平衡化およびサンプル注入時間はそれぞれ1.00分、0.20分、0.20分、0.05分および1.00分である。
全ての測定は、サンプル均一性のために予め測定した容量で名目20mL ヘッドスペースバイアルのバッチを使用する(実際のバイアル容量は≦2.0%相対標準偏差で変動する(n=6))。バッチの平均バイアル容量は、無作為に選択した6バイアルから、蓋付密閉空バイアル(すなわち、空気充填)と、蓋付き密閉した脱イオン水充填バイアルの重量差を、脱イオン水の既知密度を使用して計算し、次いで平均化することにより決定する。ブランクは、2バイアルを密閉し、蓋し、次いで各20秒間穏やかなアルゴン流でパージすることにより調製する。ニトロキシル標準品は、4バイアルを密閉し、蓋し、次いで各1分間、3000ppmニトロキシル標準品のガスシリンダーからの穏やかな流れでパージすることにより調製する。
“標品”を、デュプリケートで10±0.5mgの式(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)または(Ij)の化合物または表1からの化合物を正確に秤量し、各4mL バイアルに添加することにより調製する。オートピペットの使用により、1mLのアルゴンパージ無水DMF(Sigma-Aldrich)を各4mL バイアルに添加して各サンプルの保存溶液を作り、バイアルを蓋し、振盪および/または音波処理して、目視により確実な溶解を保証する。オートピペットの使用により、20mL バイアルに、5mLのPBS(使用前、少なくとも30分間、アルゴンでパージ)を入れ、アルゴンで少なくとも20秒間パージし、ゴム製セプタムで密閉する。50μLシリンジを使用して、50μLの保存溶液をPBSを含む各20mL バイアルに注入する。
サンプルを次のとおり調製する。デュプリケートで、18±1mgの各サンプルを4mL バイアルに正確に計り入れる。オートピペットの使用により、1mLのアルゴンパージ無水DMFを各4mL バイアルに添加して、サンプル保存溶液を各サンプルに作り、バイアルを蓋し、振盪および/または音波処理して、目視により確実なサンプル溶解を保証する。オートピペットの使用により、20mL バイアルに、5mLのPBS(使用前、少なくとも30分間、アルゴンでパージ)を入れ、アルゴンで少なくとも20秒パージし、ゴム製セプタムで密閉する。バイアルを、少なくとも10分間、37℃で乾燥ブロックヒーターで平衡化する。その後、50μLシリンジを使用して、50μLのサンプル保存溶液をPBSを含む各20mL バイアルに注入する。バイアルを、次いで、37℃で乾燥ブロックヒーターに、サンプル注入前の乾燥ブロックヒーターでの時間とヘッドスペース自動分析装置のオーブンでの時間の合計が、所望のインキュベーション時間と等しくなるような時間、維持する。
本発明の化合物から放出されるNOの相対量を決定する他の方法は次のとおりである。GCを、1041手動注入器、電子捕捉検出器および25m5Å分子篩いキャピラリーカラムを備えたVarian CP-3800装置で実施する。グレード5.0窒素を担体(8mL/分)および補給(22mL/分)ガスの両方として使用する。注入器オーブンおよび検出器オーブンをそれぞれ200℃および300℃に維持する。全亜酸化窒素分析を、150℃の一定温度に維持したカラムオーブンで実施する。全ガス注入を、サンプルロックを伴う100μL気密シリンジを使用して行う。サンプルを、サンプル均一性のために予め測定した体積の15mL琥珀色ヘッドスペースバイアルで調製する(実際のバイアル容積は15.19〜15.20mLの範囲)。バイアルにジエチレントリアミン五酢酸無水物(“DTPAN”)を含む5mLのPBSを入れ、アルゴンでパージし、ゴム製セプタムで密閉する。バイアルを、少なくとも10分間、37℃で乾燥ブロックヒーターで平衡化する。ASの10mM 保存溶液を10mM 水酸化ナトリウムで調製し、ニトロキシルドナー溶液をアセトニトリルまたはメタノールで調製し、調製後直ぐに使用する。これらの保存溶液から、50μLを、個々に熱平衡化したヘッドスペースバイアルに、サンプルロックを備えた100μL気密シリンジを使用して入れ、0.1mMの最終基質濃度を提供する。次いで基質を90分間または360分間インキュベートする。ヘッドスペース(60μL)を次いでサンプル採取し、連続5回サンプルロックを備えた気密シリンジを使用してGC装置に注入する。この方法をドナーあたり2以上のバイアルで繰り返す。
4.3 実施例36:TXPTSを使用するH NMRプロトコールにより決定したピラゾロン誘導体化合物からのニトロキシル産生
H NMRプロトコールは、S. Bruce Kingおよび同寮により開発されたHPLCプロトコールに基づく(Reisz et al., Org. Lett. 11:2719-2721 (2009), Reisz et al., J. Am. Chem. Soc. 133:11675-11685 (2011)およびGuthrie et al., J. Org. Chem. 80:1338-1348 (2015))。このプロトコールによると、ピラゾロン誘導体化合物から放出されるHNOの量を、化合物とトリアリールホスフィンTXPTSを反応させることにより決定し、得られたアザ−イリド形成をモニタリングする。スキーム1は、式(Ia)の化合物からその対応するピラゾール−5−オール(Ii)およびHNOへの変換を示す(1分子のアザ−イリドおよび1分子のホスフィンオキシドとしてトラップ)。
本発明の化合物から放出されるHNOを決定する方法は次のとおりである。
トリス(4,6−ジメチル−3−スルファナトフェニル)ホスフィン三ナトリウム塩(TXPTS)は試薬グレードであり、さらに精製することなく使用する。合成TXPTSアザ−イリドを、ヒドロキシルアミンO−スルホン酸の水溶液を使用するTXPTSのアミド化により得る(Armstrong et al., Org. Lett. 7:713-716 (2005))。全ての他の材料は試薬グレードであり、さらに精製することなく使用する。
H NMRスペクトルを、Bruker Avance 250 MHz FT-NMRスペクトロメーターで0.25Mリン酸緩衝液、0.2mMの金属キレータージエチレントリアミン五酢酸(“DTPAC”)および10%DOを含む調節pH7.4溶液で、水シグナルを抑制するために1秒飽和前パルスを使用して得る。TXPTS(3.3mg、5mM)を含む窒素パージNMR溶液(1.00mL)に、ピラゾロン誘導体化合物(10μLのメタノール−d中100mM)を添加して、ピラゾロン誘導体化合物の最初の濃度として1mMを得る。溶液を短く混合し、約0.5mLを窒素パージNMRチューブに移し、最初のH NMRスペクトル(時間=0)を得る。その後、サンプルを最初に37℃でインキュベートし、H NMRスペクトルを8時間の一定間隔で得る。
8時間にわたりとったNMRスペクトルから決定したHNO供与ピラゾロン誘導体化合物、副産物(例えば、スキーム1の(Ii))およびTXPTSアザ−イリド濃度を時間の関数としてプロットし、各データセットを単一指数関数にフィットさせる。HNO供与ピラゾロン誘導体化合物の消失についてのNMR半減期および副産物およびTXPTSアザ−イリドの出現を、各プロットから決定する。
4.4 実施例37:血漿におけるピラゾロン誘導体化合物のインビトロ血漿安定性
本発明の化合物のインビトロ血漿安定性を決定する方法は次のとおりである。アッセイ系は、pH7.4で、ラット、イヌまたはヒトからの血漿(少なくとも3ドナー、雄性、保存)および(ii)抗凝血剤(ナトリウムヘパリンまたはクエン酸ナトリウム)を含む。各試験化合物(5μm)を、血漿中、37℃でTHERMOMIXER(登録商標)で振盪しながらインキュベートする。3サンプル(n=3)を、0分、10分、30分、60分、90分、180分および360分の7サンプリング時点の各々で採る。サンプルを、直ちに3容量部(すなわち、血漿の容積の3倍)の、1%ギ酸および反応を停止するための内部標準を含むアセトニトリルと合わせる。試験化合物のAB SCIEX API 3000 LC-MS/MS分析を、標準曲線を用いずに実施する。試験化合物の血漿半減期(T1/2)を、ピーク面積応答比を使用して、残存値のパーセントのグラフから決定する。
4.4 実施例38:ピラゾロン誘導体化合物の固体状態安定性
本発明の化合物の固体状態安定性を決定する方法は次のとおりである。試験化合物の固体、粉砕サンプルを二重ポリエチレン袋に密閉し、40℃、75%相対湿度(“RH”)で3ヶ月まで保存する。初期ならびに保存1ヶ月、2ヶ月および3ヶ月後、サンプルを、高速液体クロマトグラフィー(“HPLC”)により決定する、純度について分析する。さらに、試験化合物を次のラクトース、微結晶セルロース、またはクロスカルメロースナトリウムの添加物の一つと、安定性試験前に50重量%レベルで混合する。得られた混合物もまた上記のとおり保存し、その後、HPLCにより決定するピラゾロン誘導体成分の純度について分析する。HPLC装置は、4連式または2連式ポンプ、オートサンプラー、温度制御式カラムコンパートメントおよびUV/可視検出器を含む。HPLC測定条件は次のものを含む。
4.5 実施例39:ピラゾロン誘導体化合物エナンチオマーの分離
オキソに結合していない各ピラゾロン誘導体化合物のピラゾロン環炭素原子は光学活性であり、それ故に、これらの化合物は、とりわけ、エナンチオマーとして存在し得る。ピラゾロン誘導体化合物のエナンチオマーは、例えば、次の方法を使用するキラル分取超臨界流体クロマトグラフィー(“SFC”)により分離できる。25%メタノール(+ジエチルアミン):75%二酸化炭素で溶出するChiralpak IA(250mm×20mm×5μm)SFC半分取カラム(株式会社ダイセル、大阪、日本)が使用され得る。流速は50mL/分である。215nmでのUV検出が使用される。
ある実施態様において、本発明のピラゾロン誘導体化合物はラセミ混合物として存在する。他の実施態様において、本発明のピラゾロン誘導体化合物は、ある実施態様において、実質的に純粋なエナンチオマー、例えば、約90%以上エナンチオマー過剰で、他の実施態様において、約92%以上エナンチオマー過剰で、他の実施態様において、約94%以上エナンチオマー過剰で、他の実施態様において、約95%以上エナンチオマー過剰で、他の実施態様において、約96%以上エナンチオマー過剰で、他の実施態様において、約97%以上エナンチオマー過剰で、他の実施態様において、約98%以上エナンチオマー過剰で、他の実施態様において、約99%以上エナンチオマー過剰で、他の実施態様において、約99.5%以上エナンチオマー過剰で、他の実施態様において、約99.8%以上エナンチオマー過剰で存在する。
4.6 実施例40:イヌにおけるピラゾロン誘導体化合物の薬力学的活性
単回経口投与後の、自由に動いている遠隔測定する正常ビーグル犬(n=3)における血圧に対する本発明の化合物の効果を評価する。動物に、遠隔測定トランスミッターを備えた圧力トランスデューサーを外科的にインプラントする。心血管データ採取を可能とするために、トランスミッター装置を確実に内部に入れ、流体充填カテーテルを腹部大動脈に置く。心血管効果を評価するため、3匹のイヌに100mg/mL濃度および30mg/kg用量で、試験化合物(ゼラチンカプセル中100%PEG300)を単回経口投与する。全身血圧および心臓数を投与前2時間および投与後24時間連続的に評価する。全試験化合物の薬力学的活性を比較するために、投与後最初の2時間で低下する平均収縮期血圧(SBP)を、ベースラインSBP(投与前30〜120分)に対して決定する。
4.7 実施例41:ラットにおけるピラゾロン誘導体化合物の薬物動態活性
雄Sprague-Dawleyラット(n=3/群)を群1〜6に割り当てた。群1は、30%ポリエチレングリコール−200(PEG−200):食塩水中10%DMSO中の試験化合物の1mg/kgの静脈内ボーラス用量が投与された。血液の連続的サンプルを、0.05時間、0.15時間、0.75時間、1.5時間、3時間、6時間、10時間および24時間にインプラントした頸静脈カテーテルから採った。群2〜6は、100%PEG300(10mg/kg)に製剤した試験化合物を経口で強制喫食により与えた。群2〜6のラットを、投与0.25時間、2時間、6時間、10時間または24時間に屠殺し、血液サンプル(1mLを心臓穿刺により)を、KEDTAを抗凝血剤として含む冷却したチューブに入れた。CSFおよび脳組織もこれらの時点で得た。血液サンプルを、直ぐに3000gで5分間、冷蔵条件(4℃)下で遠心分離した。血漿およびCSFサンプルをアスコルビン酸水溶液と混合して、最終濃度2%とした。脳、血漿およびCSFサンプルを、分析まで−80℃で保存した。試験化合物および副産物濃度をLC−MS/MSにより決定した。1290 UHPLC系(Agilent Technologies, Stockport, UK)での逆相勾配(水/アセトニトリル、両方0.1%v/v ギ酸含有)からの溶離剤を、API6500マススペクトロメーター(AB Sciex, Warrington, UK)での正のエレクトロスプレーイオン化により導入し、複数反応モニタリング(MRM)により分析した。定量下限(LLOQ)は、試験化合物および副産物について1〜10ng/mLの範囲であった。各群の平均血漿濃度−時間データを使用して、Phoenix WinNonlin version 6.4(Certara L.P., Princeton, NJ)のソフトウェアプログラムを用いて試験化合物および副産物の薬物動態パラメータを計算した。
化合物6のIV投与後、高血漿クリアランス(41±2ml/分/kg)および中程度の分布容積(1.1±0.1L/kg)は、0.4±0.01時間の短い半減期をもたらした。110±10ng/mLの平均Cが観察された。
化合物6のPO投与後、8ng/mLの平均Cmaxが、0.25時間の中央Tmaxと共に観察された。PKパラメータの計算のためにはデータ点は不十分であった。
脳およびCSFサンプルそれぞれで8±2ng/gおよび26±18ng/mLのCmaxが0.25時間で観察された。これは、1.1(0.25時間)の平均脳:血漿比および4(0.25〜2時間)の平均CSF:血漿比をもたらした。
エステル加水分解産物、2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸(化合物6a)が、サンプルで観察された主薬物関連成分であった。化合物6aの血漿Cmax5215ng/mL(親化合物濃度の700倍)が、PO投与0.25時間後の中央Tmaxで観察され、2時間までに親化合物の濃度の2000倍に増加した。85±22ng/gおよび107±33ng/mLである2時間のCmaxが脳およびCSFサンプルでそれぞれ観察された。脳における量は低く、脳周囲の脈管構造に濃縮が制限され得ることを示唆する。
HNOの生成物のエチル2−[5−ヒドロキシ−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]アセテートとエステル加水分解を放出およびHNOの2−[5−ヒドロキシ−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸)放出が、血漿、脳およびCSFではるかに低いレベルで観察された。
結論として、化合物6が経口投与後に極めて良好に吸収されたことは明らかである。これは、その後急速にエステル機能で代謝され、それ故に、化合物6の脳暴露が制限され、同時に、カルボン酸プロドラッグ(化合物6a)を放出し、これはそれ自体末梢部に限定された。
痕跡量の化合物6および化合物6aが、脳サンプルを分析したとき観察されたが、これらのレベルは、脳サンプルが血液で汚染されたためであると考えられるほど低レベルであった。
本発明は、理解を明確にする目的で、説明および例示によりある程度詳細に開示しているが、当業者には、本発明の真の精神および範囲から逸脱することなく、種々の変更を行うことができ、均等物に置き換え得ることは明らかである。それ故に、本記載および例は、本発明の範囲を限定すると解釈してはならない。
ここに記載する全ての参考文献、刊行物、特許および特許出願は、引用によりその全体として本明細書に包含させる。

Claims (300)

  1. 式(Ia)
    〔式中、
    はフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
    、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
    はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
    は(C−C)アルキルであり;
    は−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキルであり、R10はフェニルであり;
    Rは水素、−COH、−CO−(C−C)アルキル、−CO−(C−C)アルケニル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−シクロペンチル、−CO−シクロヘキシル、−CO−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−CO−ベンジルオキシ、−CO−O−(C−C)アルキル、−CO−NH、−CO−NH−(C−C)アルキルまたは−CO−N((C−C)アルキル)であり、ここで、該−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、フェニル、ベンジル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、ベンジルオキシ、−O−(C−C)アルキル、−NH−(C−C)アルキルまたは−N((C−C)アルキル)は非置換でもハロ、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、−(C−C)アルキニル、−(5員もしくは6員)ヘテロアリール、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−C(ハロ)、−CH(ハロ)、−CH(ハロ)、−CN、−NO、−NH、−NH−(C−C)アルキル、−N(−(C−C)アルキル)、−C(O)(C−C)アルキル、−C(O)O(C−C)アルキル、−OC(O)(C−C)アルキル、−OC(O)NH、−S(O)(C−C)アルキル、−S(O)(C−C)アルキルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルから選択される1、2または3置換基で置換されていてもよい。〕
    の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  2. が非置換フェニルである、請求項1に記載の化合物。
  3. が独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルである、請求項1に記載の化合物。
  4. が(C−C)アルキルである、請求項1〜3の何れかに記載の化合物。
  5. がメチルである、請求項4に記載の化合物。
  6. が−C(=NOR)R10であり、Rが(C−C)アルキルである、請求項1〜3の何れかに記載の化合物。
  7. が(C−C)アルキルであり、Rが−C(=NOR)R10であり、Rが(C−C)アルキルである、請求項1〜3の何れかに記載の化合物。
  8. がメチルである、請求項6に記載の化合物。
  9. がメチルである、請求項7に記載の化合物。
  10. Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項1〜3の何れかに記載の化合物。
  11. が(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項1〜3の何れかに記載の化合物。
  12. が−C(=NOR)R10であり、Rが(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項1〜3の何れかに記載の化合物。
  13. が(C−C)アルキルであり、Rが−C(=NOR)R10であり、Rが(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項1〜3の何れかに記載の化合物。
  14. Rが水素である、請求項1〜3の何れかに記載の化合物。
  15. が(C−C)アルキルであり、Rが水素である、請求項1〜3の何れかに記載の化合物。
  16. が−C(=NOR)R10であり、Rが(C−C)アルキルであり、Rが水素である、請求項1〜3の何れかに記載の化合物。
  17. が(C−C)アルキルであり、Rが−C(=NOR)R10であり、Rが(C−C)アルキルであり、Rが水素である、請求項1〜3の何れかに記載の化合物。
  18. 式(Ib)
    〔式中、
    はH、(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
    、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
    はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
    は(C−C)アルキルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
    は−OH、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−NR、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、N−(C−C)アルキルアミノスルホニル、N,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルから独立して選択される1、2または3置換基で置換されている(C−C)アルキルであり、ここで、該ヘテロアリールまたはフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
    Rは水素、−COH、−CO−(C−C)アルキル、−CO−(C−C)アルケニル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−シクロペンチル、−CO−シクロヘキシル、−CO−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−CO−ベンジルオキシ、−CO−O−(C−C)アルキル、−CO−NH、−CO−NH−(C−C)アルキルまたは−CO−N((C−C)アルキル)であり、ここで、該−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、フェニル、ベンジル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、ベンジルオキシ、−O−(C−C)アルキル、−NH−(C−C)アルキルまたは−N((C−C)アルキル)は非置換でもハロ、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、−(C−C)アルキニル、−(5員もしくは6員)ヘテロアリール、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−C(ハロ)、−CH(ハロ)、−CH(ハロ)、−CN、−NO、−NH、−NH−(C−C)アルキル、−N(−(C−C)アルキル)、−C(O)(C−C)アルキル、−C(O)O(C−C)アルキル、−OC(O)(C−C)アルキル、−OC(O)NH、−S(O)(C−C)アルキル、−S(O)(C−C)アルキルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルから選択される1、2または3置換基で置換されていてもよい。〕
    の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  19. がH、(C−C)アルキルまたは非置換フェニルである、請求項18に記載の化合物。
  20. がHである、請求項19に記載の化合物。
  21. が(C−C)アルキルである、請求項19に記載の化合物。
  22. がメチルである、請求項19に記載の化合物。
  23. が非置換フェニルである、請求項19に記載の化合物。
  24. が(C−C)アルキルである、請求項18〜23の何れかに記載の化合物。
  25. がメチルである、請求項24に記載の化合物。
  26. がフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、請求項18〜23の何れかに記載の化合物。
  27. 置換基が(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される、請求項26に記載の化合物。
  28. がC(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)またはOHで置換されている(C−C)アルキルである、請求項18〜23の何れかに記載の化合物。
  29. がC(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)またはOHで置換されている(C−C)アルキルである、請求項28に記載の化合物。
  30. が(C−C)アルキルであり、RがC(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)またはOHで置換されている(C−C)アルキルである、請求項18〜23の何れかに記載の化合物。
  31. がC(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)またはOHで置換されている(C−C)アルキルである、請求項30に記載の化合物。
  32. Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項18〜23の何れかに記載の化合物。
  33. が(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項18〜23の何れかに記載の化合物。
  34. がC(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキルまたはOHで置換されている(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項18〜23の何れかに記載の化合物。
  35. が(C−C)アルキルであり、RがC(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキルまたはOHで置換されている(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項18〜23の何れかに記載の化合物。
  36. Rが水素である、請求項18〜23の何れかに記載の化合物。
  37. が(C−C)アルキルであり、Rが水素である、請求項18〜23の何れかに記載の化合物。
  38. がC(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)またはOHで置換されている(C−C)アルキルであり、Rが水素である、請求項18〜23の何れかに記載の化合物。
  39. が(C−C)アルキルであり、RがC(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)またはOHで置換されている(C−C)アルキルであり、Rが水素である、請求項18〜23の何れかに記載の化合物。
  40. 式(Ic)
    〔式中、
    はH、(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
    、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
    はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
    は−OH、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−NR、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、N−(C−C)アルキルアミノスルホニル、N,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルから独立して選択される1、2または3置換基で置換されている(C−C)アルキルであり;
    ここで、該ヘテロアリールまたはフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
    、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
    はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
    は(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリール、フェニルまたは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキル、フェニルで置換されている(C−C)アルキルまたはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルから選択され;
    Rは水素、−COH、−CO−(C−C)アルキル、−CO−(C−C)アルケニル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−シクロペンチル、−CO−シクロヘキシル、−CO−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−CO−ベンジルオキシ、−CO−O−(C−C)アルキル、−CO−NH、−CO−NH−(C−C)アルキルまたは−CO−N((C−C)アルキル)であり、ここで、該−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、フェニル、ベンジル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、ベンジルオキシ、−O−(C−C)アルキル、−NH−(C−C)アルキルまたは−N((C−C)アルキル)は非置換でもハロ、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、−(C−C)アルキニル、−(5員もしくは6員)ヘテロアリール、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−C(ハロ)、−CH(ハロ)、−CH(ハロ)、−CN、−NO、−NH、−NH−(C−C)アルキル、−N(−(C−C)アルキル)、−C(O)(C−C)アルキル、−C(O)O(C−C)アルキル、−OC(O)(C−C)アルキル、−OC(O)NH、−S(O)(C−C)アルキル、−S(O)(C−C)アルキルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルから選択される1、2または3置換基で置換されていてもよい;
    ただし、RがHであるとき、Rは(C−C)アルキルではない。〕
    の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  41. がHまたは(C−C)アルキルである、請求項40に記載の化合物。
  42. がHである、請求項40に記載の化合物。
  43. が(C−C)アルキルである、請求項40に記載の化合物。
  44. がメチルである、請求項40に記載の化合物。
  45. が−OH、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−NR、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、N−(C−C)アルキルアミノスルホニル、N,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルからなる群から選択される置換基で置換されている(C−C)アルキルである、請求項40〜44の何れかに記載の化合物。
  46. が−OH、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−NR、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、N−(C−C)アルキルアミノスルホニル、N,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルからなる群から選択される置換基で置換されている(C−C)アルキルである、請求項45に記載の化合物。
  47. が(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルで置換されている(C−C)アルキルである、請求項46に記載の化合物。
  48. が(C−C)アルキルである、請求項40〜44の何れかに記載の化合物。
  49. が(C−C)アルキルである、請求項48に記載の化合物。
  50. がメチルである、請求項49に記載の化合物。
  51. が(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、Rが(C−C)アルキルである、請求項40〜44の何れかに記載の化合物。
  52. が(C−C)アルキルである、請求項51に記載の化合物。
  53. がメチルである、請求項52に記載の化合物。
  54. Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項40〜44の何れかに記載の化合物。
  55. が(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項40〜44の何れかに記載の化合物。
  56. が(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項40〜44の何れかに記載の化合物。
  57. が(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、Rが(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項40〜44の何れかに記載の化合物。
  58. Rが水素である、請求項40〜44の何れかに記載の化合物。
  59. が(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、Rが水素である、請求項40〜44の何れかに記載の化合物。
  60. は(C−C)アルキルであり、Rが水素である、請求項40〜44の何れかに記載の化合物。
  61. が(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、Rが(C−C)アルキルであり、Rが水素である、請求項40〜44の何れかに記載の化合物。
  62. 式(Id)
    〔式中、
    は−OH、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−NR、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、N−(C−C)アルキルアミノスルホニル、N,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルから独立して選択される1、2または3置換基で置換されている(C−C)アルキルであり、
    ここで、該ヘテロアリールまたはフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
    、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
    はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
    はフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
    、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
    はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
    は(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリール、フェニルまたは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキル、フェニルで置換されている(C−C)アルキルまたはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルから選択され;
    Rは水素、−COH、−CO−(C−C)アルキル、−CO−(C−C)アルケニル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−シクロペンチル、−CO−シクロヘキシル、−CO−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−CO−ベンジルオキシ、−CO−O−(C−C)アルキル、−CO−NH、−CO−NH−(C−C)アルキルまたは−CO−N((C−C)アルキル)であり、ここで、該−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、フェニル、ベンジル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、ベンジルオキシ、−O−(C−C)アルキル、−NH−(C−C)アルキルまたは−N((C−C)アルキル)は非置換でもハロ、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、−(C−C)アルキニル、−(5員もしくは6員)ヘテロアリール、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−C(ハロ)、−CH(ハロ)、−CH(ハロ)、−CN、−NO、−NH、−NH−(C−C)アルキル、−N(−(C−C)アルキル)、−C(O)(C−C)アルキル、−C(O)O(C−C)アルキル、−OC(O)(C−C)アルキル、−OC(O)NH、−S(O)(C−C)アルキル、−S(O)(C−C)アルキルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルから選択される1、2または3置換基で置換されていてもよい;
    ただし、Rが−C(=O)OHで置換されている(C−C)アルキルであり、Rが(C−C)アルキルまたは−C(=NOR)R10であり、Rが(C−C)アルキルであるとき、R10は(C−C)アルキルではない。〕
    の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  63. が−OH、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルからなる群から選択される置換基で置換されている(C−C)アルキルである、請求項62に記載の化合物。
  64. が−OH、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルからなる群から選択される置換基で置換されている(C−C)アルキルである、請求項62に記載の化合物。
  65. が−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルまたは−C(=O)NRで置換されている(C−C)アルキルである、請求項62に記載の化合物。
  66. が−C(=O)O(C−C)アルキルで置換されている(C)アルキルである、請求項62に記載の化合物。
  67. が−C(=O)NRで置換されている(C)アルキルである、請求項62に記載の化合物。
  68. が−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)で置換されている(C)アルキルである、請求項62に記載の化合物。
  69. が(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルで置換されている(C)アルキルである、請求項62に記載の化合物。
  70. が非置換フェニルであるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2または3、4または5置換基で置換されているフェニルである、請求項62〜69の何れかに記載の化合物。
  71. が非置換フェニルまたは(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されているフェニルである、請求項70に記載の化合物。
  72. が(C−C)アルキルである、請求項62〜69の何れかに記載の化合物。
  73. がメチルである、請求項72に記載の化合物。
  74. が非置換フェニルまたは(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されているフェニルであり、Rが(C−C)アルキルである、請求項62〜69の何れかに記載の化合物。
  75. が非置換フェニルまたは(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されているフェニルであり、Rがメチルである、請求項62〜69の何れかに記載の化合物。
  76. Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項62〜69の何れかに記載の化合物。
  77. が非置換フェニルまたは(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されているフェニルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項62〜69の何れかに記載の化合物。
  78. が(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項62〜69の何れかに記載の化合物。
  79. が非置換フェニルまたは(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されているフェニルであり、Rが(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項62〜69の何れかに記載の化合物。
  80. Rが水素である、請求項62〜69の何れかに記載の化合物。
  81. が非置換フェニルまたは(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されているフェニルであり、Rが水素である、請求項62〜69の何れかに記載の化合物。
  82. が(C−C)アルキルであり、Rが水素である、請求項62〜69の何れかに記載の化合物。
  83. が非置換フェニルまたは(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されているフェニルであり、Rが(C−C)アルキルであり、Rが水素である、請求項62〜69の何れかに記載の化合物。
  84. 式(Ie)
    〔式中、
    はH、(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
    XはCH、O、NH、N(C−C)アルキル、N(C=O)(C−C)アルキル、N(CO)フェニル、S、SOまたはSOであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
    mは0、1、2、3、4または5であり;
    nは0、1、2、3、4または5であり;
    11はH、(C−C)アルキルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよび該フェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
    、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;RはH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
    Rは水素、−COH、−CO−(C−C)アルキル、−CO−(C−C)アルケニル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−シクロペンチル、−CO−シクロヘキシル、−CO−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−CO−ベンジルオキシ、−CO−O−(C−C)アルキル、−CO−NH、−CO−NH−(C−C)アルキルまたは−CO−N((C−C)アルキル)であり、ここで、該−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、フェニル、ベンジル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、ベンジルオキシ、−O−(C−C)アルキル、−NH−(C−C)アルキルまたは−N((C−C)アルキル)は非置換でもハロ、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、−(C−C)アルキニル、−(5員もしくは6員)ヘテロアリール、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−C(ハロ)、−CH(ハロ)、−CH(ハロ)、−CN、−NO、−NH、−NH−(C−C)アルキル、−N(−(C−C)アルキル)、−C(O)(C−C)アルキル、−C(O)O(C−C)アルキル、−OC(O)(C−C)アルキル、−OC(O)NH、−S(O)(C−C)アルキル、−S(O)(C−C)アルキルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルから選択される1、2または3置換基で置換されていてもよい。〕
    の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  85. がHまたは(C−C)アルキルである、に請求項84記載の化合物。
  86. がHまたはメチルである、請求項84に記載の化合物。
  87. がHである、請求項84に記載の化合物。
  88. XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOである、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  89. XがNHである、請求項88に記載の化合物。
  90. XがCHである、請求項88に記載の化合物。
  91. XがOである、請求項88に記載の化合物。
  92. XがSである、請求項88に記載の化合物。
  93. XがSOである、請求項88に記載の化合物。
  94. mが0、1または2である、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  95. mが0である、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  96. mが1である、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  97. mが2である、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  98. mが0、1または2である、請求項88に記載の化合物。
  99. mが0である、請求項98に記載の化合物。
  100. mが1である、請求項98に記載の化合物。
  101. mが2である、請求項98に記載の化合物。
  102. nが0、1または2である、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  103. nが0である、請求項102に記載の化合物。
  104. nが1である、請求項102に記載の化合物。
  105. nが2である、請求項102に記載の化合物。
  106. XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOであり、nが0、1または2である、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  107. mが0、1または2であり、nが0、1または2である、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  108. XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOであり、mが0、1または2であり、nが0、1または2である、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  109. XがCH、O、S、SOまたはSOであり、mが0、1または2であり、nが0、1または2である、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  110. 11がHまたは(C−C)アルキルである、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  111. XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOであり、R11がHまたは(C−C)アルキルである、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  112. mが0、1または2であり、R11がHまたは(C−C)アルキルである、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  113. nが0、1または2であり、R11がHまたは(C−C)アルキルである、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  114. XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOであり、mが0、1または2であり、R11がHまたは(C−C)アルキルである、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  115. XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOであり、nが0、1または2であり、R11がHまたは(C−C)アルキルである、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  116. mが0、1または2であり、nが0、1または2であり、R11がHまたは(C−C)アルキルである、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  117. XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOであり、mが0、1または2であり、nが0、1または2であり、R11がHまたは(C−C)アルキルである、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  118. 11がHまたはメチルである、請求項110に記載の化合物。
  119. 11がHまたはメチルである、請求項111に記載の化合物。
  120. 11がHまたはメチルである、請求項112に記載の化合物。
  121. 11がHまたはメチルである、請求項113に記載の化合物。
  122. 11がHまたはメチルである、請求項114に記載の化合物。
  123. 11がHまたはメチルである、請求項115に記載の化合物。
  124. 11がHまたはメチルである、請求項116に記載の化合物。
  125. 11がHまたはメチルである、請求項117に記載の化合物。
  126. 11がHである、請求項110に記載の化合物。
  127. 11がHである、請求項111に記載の化合物。
  128. 11がHである、請求項112に記載の化合物。
  129. 11がHである、請求項113に記載の化合物。
  130. 11がHである、請求項114に記載の化合物。
  131. 11がHである、請求項115に記載の化合物。
  132. 11がHである、請求項116に記載の化合物。
  133. 11がHである、請求項117に記載の化合物。
  134. Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  135. XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  136. mが0、1または2であり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  137. nが0、1または2であり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  138. 11がHまたは(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  139. XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOであり、mが0、1または2であり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  140. XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOであり、nが0、1または2であり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  141. XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOであり、R11がHまたは(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  142. mが0、1または2であり、nが0、1または2であり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  143. mが0、1または2であり、R11がHまたは(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  144. nが0、1または2であり、R11がHまたは(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  145. XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOであり、mが0、1または2であり、nが0、1または2であり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  146. XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOであり、mが0、1または2であり、R11がHまたは(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  147. mが0、1または2であり、nが0、1または2であり、R11がHまたは(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  148. XがCH、O、NH、N(C−C)アルキル、S、SOまたはSOであり、mが0、1または2であり、nが0、1または2であり、R11がHまたは(C−C)アルキルであり、Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項84〜87の何れかに記載の化合物。
  149. Rが水素である、請求項134に記載の化合物。
  150. Rが水素である、請求項135に記載の化合物。
  151. Rが水素である、請求項136に記載の化合物。
  152. Rが水素である、請求項137に記載の化合物。
  153. Rが水素である、請求項138に記載の化合物。
  154. Rが水素である、請求項139に記載の化合物。
  155. Rが水素である、請求項140に記載の化合物。
  156. Rが水素である、請求項141に記載の化合物。
  157. Rが水素である、請求項142に記載の化合物。
  158. Rが水素である、請求項143に記載の化合物。
  159. Rが水素である、請求項144に記載の化合物。
  160. Rが水素である、請求項145に記載の化合物。
  161. Rが水素である、請求項146に記載の化合物。
  162. Rが水素である、請求項147に記載の化合物。
  163. Rが水素である、請求項148に記載の化合物。
  164. 式(If)
    〔式中、
    は(C−C)アルキルまたはフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたはハロ、シアノ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C10)アリール、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており、ここで、該(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルは非置換であるかまたはハロまたは(C−C)アルキルから独立して選択される1または2置換基で置換されており;
    mは1、2または3であり;
    Rは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである。〕
    の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  165. がフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、請求項164に記載の化合物。
  166. がフェニルで置換されている(C−C)アルキルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、請求項164に記載の化合物。
  167. 該フェニルが非置換である、請求項165または166に記載の化合物。
  168. 該フェニルが(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されている、請求項165または166に記載の化合物。
  169. 該フェニルが(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されている、請求項168に記載の化合物。
  170. 該置換基がメチルスルホニル、N−メチルアミノスルホニルおよびN,N−ジメチルアミノスルホニルから選択される、請求項169に記載の化合物。
  171. がベンジルであり、ここで、該ベンジルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、請求項165または166に記載の化合物。
  172. 該ベンジルが(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されている、請求項171に記載の化合物。
  173. 該ベンジルが(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されている、請求項172に記載の化合物。
  174. 該置換基がメチルスルホニル、N−メチルアミノスルホニルおよびN,N−ジメチルアミノスルホニルから選択される、請求項173に記載の化合物。
  175. mが1である、請求項164〜166の何れかに記載の化合物。
  176. mが2である、請求項164〜166の何れかに記載の化合物。
  177. mが3である、請求項164〜166の何れかに記載の化合物。
  178. 式(Ig)
    〔式中、
    はH、(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
    、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
    はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
    は(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
    mは1、2または3である。〕
    の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  179. がH、(C−C)アルキルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよびフェニルが独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、請求項178に記載の化合物。
  180. がH、メチルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよびフェニルが独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、請求項179に記載の化合物。
  181. がHである、請求項179に記載の化合物。
  182. がメチルである、請求項179に記載の化合物。
  183. がフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、請求項179に記載の化合物。
  184. が(C−C)アルキルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよびフェニルが独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、請求項178〜183の何れかに記載の化合物。
  185. がメチルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよびフェニルが独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、請求項184に記載の化合物。
  186. がメチルである、請求項184に記載の化合物。
  187. がフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、請求項184に記載の化合物。
  188. が非置換フェニルである、請求項187に記載の化合物。
  189. が(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されているフェニルである、請求項187に記載の化合物。
  190. mが1である、請求項178〜183の何れかに記載の化合物。
  191. は(C−C)アルキルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよびフェニルが独立して選択される1、2または3置換基で置換されており、mが1である、請求項178〜183の何れかに記載の化合物。
  192. mが2である、請求項178〜183の何れかに記載の化合物。
  193. は(C−C)アルキルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよびフェニルが独立して選択される1、2または3置換基で置換されており、mが2である、請求項178〜183の何れかに記載の化合物。
  194. mが3である、請求項178〜183の何れかに記載の化合物。
  195. は(C−C)アルキルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよびフェニルが独立して選択される1、2または3置換基で置換されており、mが3である、請求項178〜183の何れかに記載の化合物。
  196. 式(Ih)
    〔式中、
    は(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
    、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
    はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
    は(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリール、フェニルまたは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキル、フェニルで置換されている(C−C)アルキルまたはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルから選択され;
    mは1、2または3である。〕
    の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  197. が(C−C)アルキルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよびフェニルが独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、請求項196に記載の化合物。
  198. がメチルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよびフェニルが独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、請求項196に記載の化合物。
  199. がメチルである、請求項196に記載の化合物。
  200. がフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、請求項196に記載の化合物。
  201. が非置換フェニルである、請求項200に記載の化合物。
  202. が(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されているフェニルである、請求項201に記載の化合物。
  203. が(C−C)アルキル、フェニルまたは−C(=NOR)R10である、請求項196〜202の何れかに記載の化合物。
  204. がメチル、フェニルまたは−C(=NOR)R10である、請求項196〜202の何れかに記載の化合物。
  205. がメチルである、請求項204に記載の化合物。
  206. がフェニルである、請求項204に記載の化合物。
  207. が−C(=NOR)R10である、請求項204に記載の化合物。
  208. が(C−C)アルキル、フェニルで置換されている(C−C)アルキルまたはフェニルである、請求項207に記載の化合物。
  209. がメチル、ベンジルまたはフェニルである、請求項207に記載の化合物。
  210. 10が(C−C)アルキルである、請求項207に記載の化合物。
  211. 10がメチルである、請求項210に記載の化合物。
  212. mが1である、請求項196〜202の何れかに記載の化合物。
  213. がメチル、フェニルまたは−C(=NOR)R10であり、mが1である、請求項196〜202の何れかに記載の化合物。
  214. mが2である、請求項196〜202の何れかに記載の化合物。
  215. がメチル、フェニルまたは−C(=NOR)R10であり、mが2である、請求項196〜202の何れかに記載の化合物。
  216. mが3である、請求項196〜202の何れかに記載の化合物。
  217. がメチル、フェニルまたは−C(=NOR)R10であり、mが2である、請求項196〜202の何れかに記載の化合物。
  218. 式(Ii)
    〔式中、
    はH、(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリールまたはフェニルであり、ここで、該アルキル、ヘテロアリールおよびフェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)O(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチル)、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
    、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
    はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
    は(C−C)アルキル、(5員もしくは6員)ヘテロアリール、フェニルまたは−C(=NOR)R10であり、ここで、Rは(C−C)アルキル、フェニルで置換されている(C−C)アルキルまたはフェニルであり、R10は(C−C)アルキルから独立して選択され;
    mは0、1または2であり、ここで、mが2であるとき、ラクトン環は場合によりフェニル環に縮合し、ここで、該縮合フェニル環は非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されている。〕
    の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  219. がH、(C−C)アルキルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよびフェニルが独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、請求項218に記載の化合物。
  220. がH、メチルまたはフェニルであり、ここで、該アルキルおよびフェニルが独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、請求項218に記載の化合物。
  221. がHである、請求項218に記載の化合物。
  222. がメチルである、請求項218に記載の化合物。
  223. がフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたは独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、請求項218に記載の化合物。
  224. が(C−C)アルキル、フェニルまたは−C(=NOR)R10である、請求項218〜223の何れかに記載の化合物。
  225. がメチル、フェニルまたは−C(=NOR)R10である、請求項224に記載の化合物。
  226. がメチルである、請求項224に記載の化合物。
  227. がフェニルである、請求項224に記載の化合物。
  228. が−C(=NOR)R10である、請求項224に記載の化合物。
  229. が(C−C)アルキル、フェニルで置換されている(C−C)アルキルまたはフェニルである、請求項228に記載の化合物。
  230. がメチル、ベンジルまたはフェニルである、請求項229に記載の化合物。
  231. 10が(C−C)アルキルである、請求項228に記載の化合物。
  232. がメチル、ベンジルまたはフェニルである、請求項231に記載の化合物。
  233. 10がメチルである、請求項231に記載の化合物。
  234. がメチル、ベンジルまたはフェニルである、請求項233に記載の化合物。
  235. mが0である、請求項218〜223の何れかに記載の化合物。
  236. がメチル、フェニルまたは−C(=NOR)R10である、請求項235に記載の化合物。
  237. mが1である、請求項218〜223の何れかに記載の化合物。
  238. がメチル、フェニルまたは−C(=NOR)R10である、請求項237に記載の化合物。
  239. mが2である、請求項218〜223の何れかに記載の化合物。
  240. がメチル、フェニルまたは−C(=NOR)R10である、請求項239に記載の化合物。
  241. ラクトン環がフェニル環に縮合しており、ここで、縮合フェニル環は非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されている、請求項239に記載の化合物。
  242. 縮合フェニル環が非置換である、請求項241に記載の化合物。
  243. 縮合フェニル環が独立して選択される1、2または3置換基で置換されている、請求項241に記載の化合物。
  244. 縮合フェニル環が(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから選択される置換基で置換されている、請求項243に記載の化合物。
  245. がメチル、フェニルまたは−C(=NOR)R10である、請求項241に記載の化合物。
  246. 式(Ij)
    〔式中、
    は(C−C)アルキルであり;
    はフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
    、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
    はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
    は(C−C)アルキルであり;
    Rは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである。〕
    の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  247. が(C−C)アルキルである、請求項246に記載の化合物。
  248. がメチルである、請求項247に記載の化合物。
  249. が非置換フェニルであるかまたは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルである、請求項246〜248の何れかに記載の化合物。
  250. が非置換フェニルである、請求項249に記載の化合物。
  251. が独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルである、請求項249に記載の化合物。
  252. が(C−C)アルキルである、請求項246〜248の何れかに記載の化合物。
  253. が(C−C)アルキルである、請求項249に記載の化合物。
  254. がメチルである、請求項252に記載の化合物。
  255. がメチルである、請求項253に記載の化合物。
  256. 式(Ik)
    〔式中、
    は(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキルであり;
    はフェニルであり、ここで、該フェニルは非置換であるかまたはハロ、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ペルハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ペルハロアルコキシ、−C(=O)OH、−C(=O)O(C−C)アルキル、−C(=O)NR、−C(=O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)ハロアルキルスルファニル、(C−C)ペルハロアルキルスルファニル、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)シクロアルキルスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルフィニル、(C−C)ハロアルキルスルホニル、(C−C)ペルハロアルキルスルフィニル、(C−C)ペルハロアルキルスルホニル、−S(O)−NH、−S(O)−NR、−S(O)−フェニル、−S(O)−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−S(=O)(=NR)(C−C)アルキル、−NR、N−(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびN,N−ジ(C−C)アルキルアミノスルホニルから独立して選択される1、2、3、4または5置換基で置換されており;
    、R、RおよびRは各々独立してHまたは(C−C)アルキルであり;
    はH、−(C=O)(C−C)アルキルまたは−(C=O)(C−C)ペルハロアルキルであり;
    は(C−C)アルキルであり;
    Rは水素、−COH、−CO−(C−C)アルキル、−CO−(C−C)アルケニル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−シクロペンチル、−CO−シクロヘキシル、−CO−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、−CO−ベンジルオキシ、−CO−O−(C−C)アルキル、−CO−NH、−CO−NH−(C−C)アルキルまたは−CO−N((C−C)アルキル)であり、ここで、該−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、フェニル、ベンジル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−(5員、6員もしくは7員)ヘテロシクロアルキル、ベンジルオキシ、−O−(C−C)アルキル、−NH−(C−C)アルキルまたは−N((C−C)アルキル)は非置換でもハロ、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルケニル、−(C−C)アルキニル、−(5員もしくは6員)ヘテロアリール、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−C(ハロ)、−CH(ハロ)、−CH(ハロ)、−CN、−NO、−NH、−NH−(C−C)アルキル、−N(−(C−C)アルキル)、−C(O)(C−C)アルキル、−C(O)O(C−C)アルキル、−OC(O)(C−C)アルキル、−OC(O)NH、−S(O)(C−C)アルキル、−S(O)(C−C)アルキルまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルから選択される1、2または3置換基で置換されていてもよい。〕
    の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  257. が(5員もしくは6員)ヘテロシクロアルキルである、請求項256に記載の化合物。
  258. が(5員)ヘテロシクロアルキルである、請求項256に記載の化合物。
  259. が(6員)ヘテロシクロアルキルである、請求項256に記載の化合物。
  260. が(7員)ヘテロシクロアルキルである、請求項256に記載の化合物。
  261. がピペリジニルである、請求項256に記載の化合物。
  262. が非置換フェニルであるかまたは独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルである、請求項256〜261の何れかに記載の化合物。
  263. が非置換フェニルである、請求項262に記載の化合物。
  264. が独立して選択される1、2または3置換基で置換されているフェニルである、請求項262に記載の化合物。
  265. が(C−C)アルキルである、請求項256〜261の何れかに記載の化合物。
  266. が(C−C)アルキルである、請求項262に記載の化合物。
  267. がメチルである、請求項265に記載の化合物。
  268. がメチルである、請求項266に記載の化合物。
  269. Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項256〜261の何れかに記載の化合物。
  270. Rが水素である、請求項269に記載の化合物。
  271. Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項262に記載の化合物。
  272. Rが水素である、請求項271に記載の化合物。
  273. Rが水素、−CO−(C−C)アルキル、−CO−フェニル、−CO−ベンジル、−CO−NHまたは5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イルメチルである、請求項265に記載の化合物。
  274. Rが水素である、請求項273に記載の化合物。
  275. 次のものからなる群から選択される、化合物:
    4−[(1)−(メトキシイミノ)(フェニル)メチル]−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−オール;
    2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−メチル−5−オキソ−1−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]酢酸;
    (1,4−ジメチル−5−オキソ−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ2,2−ジメチルプロパノエート;
    (1,4−ジメチル−5−オキソ−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)アミノベンゾエート;
    3−ベンジル−4−(ヒドロキシアミノ)−1,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン;
    1,4−ジメチル−4−{[(5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ]アミノ}−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン;
    エチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート;
    3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,5H,6H−シクロペンタ[c]ピラゾール−3−オン;
    エチル4−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]ブタノエート;
    4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン;
    2−{3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル}酢酸;
    エチル2−{3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル}アセテート;
    4−(ヒドロキシアミノ)−3−フェニル−4−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン;
    メチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル]アセテート;
    4−(ヒドロキシアミノ)−1−メチル−3−フェニル−4−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン;
    エチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル]アセテート;
    3−[4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]ピリジン−1−イウム−1−オレート;
    1−(4−ブロモフェニル)−4−(ヒドロキシアミノ)−3,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン;
    4−(ヒドロキシアミノ)−1,4−ジメチル−3−(プロパン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン;
    4−[4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルベンゼン−1−スルホンアミド;
    4−(ヒドロキシアミノ)−4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン;
    2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル]アセトアミド;
    4−(ヒドロキシアミノ)−4−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン;
    3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,6H,7H−チオピラノ[4,3−c]ピラゾール−3−オン;
    3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,6H,7H−5λ−チオピラノ[4,3−c]ピラゾール−3,5,5−トリオン;
    3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,5H,7H−ピラノ[3,4−c]ピラゾール−3−オン;
    3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,6H−5λ−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3,5,5−トリオン;
    (5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メチル2−(4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)アセテート;
    (5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メチル2−(4−メチル−4−(((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)アミノ)−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル)アセテート;
    4−[4−(ヒドロキシアミノ)−1,4−ジメチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルベンゼン−1−スルホンアミド;
    3a−(ヒドロキシアミノ)−2H,3H,3aH,4H,5H,6H,7H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−3−オン;
    メチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−1−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート;
    2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−1−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]酢酸;
    2−{3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−4−(ヒドロキシアミノ)−1−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル}酢酸;
    2−[4−(ヒドロキシアミノ)−1−メチル−5−オキソ−3−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]酢酸;
    9−(4−メタンスルホニルフェニル)−7−メチル−2−オキサ−1,7,8−トリアザスピロ[4.4]ノン−8−エン−3,6−ジオン;
    N,N−ジメチル−4−{8−メチル−3,9−ジオキソ−2−オキサ−1,7,8−トリアザスピロ[4.4]ノン−6−エン−6−イル}ベンゼン−1−スルホンアミド;
    7−メチル−9−フェニル−2−オキサ−1,7,8−トリアザスピロ[4.4]ノン−8−エン−3,6−ジオン;
    2−[4−(ヒドロキシアミノ)−1,3−ジメチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]酢酸;
    2−{4−[4−(ヒドロキシアミノ)−1,4−ジメチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゼンスルホニル}−2−メチルプロパン酸;
    2−[4−(ヒドロキシアミノ)−1,4−ジメチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]−5−メタンスルホニル安息香酸;
    12−メタンスルホニル−4,6−ジメチル−8−オキサ−3,4,7−トリアザトリシクロ[8.4.0.02,]テトラデカ−1(14),2,10,12−テトラエン−5,9−ジオン;
    4,6−ジメチル−8−オキサ−3,4,7−トリアザトリシクロ[8.4.0.02,]テトラデカ−1(14),2,10,12−テトラエン−5,9−ジオン;
    8−(4−メタンスルホニルフェニル)−7−メチル−5−オキサ−1,6,9−トリアザビシクロ[5.2.1]デカ−8−エン−4,10−ジオン;
    N,N−ジメチル−4−{7−メチル−4,10−ジオキソ−5−オキサ−1,6,9−トリアザビシクロ[5.2.1]デカ−8−エン−8−イル}ベンゼン−1−スルホンアミド;
    2,3a−ジメチル−2H,3H,3aH,4H,6H,7H−ピラゾロ[4,3−c][1,2]オキサジン−3,6−ジオン;
    3a−(((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)アミノ)−3−フェニル−3aH−フロ[2,3−c]ピラゾール−5(4H)−オン;
    3a−(((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)アミノ)−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−3aH−フロ[2,3−c]ピラゾール−5(4H)−オン;
    N−メチル−4−(3a−(((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)アミノ)−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−3aH−フロ[2,3−c]ピラゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    N,N−ジメチル−4−(3a−(((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)アミノ)−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−3aH−フロ[2,3−c]ピラゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    3a−(((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)アミノ)−3−フェニル−4,5−ジヒドロピラノ[2,3−c]ピラゾール−6(3aH)−オン;
    3a−(((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)アミノ)−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−4,5−ジヒドロピラノ[2,3−c]ピラゾール−6(3aH)−オン;
    N−メチル−4−(3a−(((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)アミノ)−6−オキソ−3a,4,5,6−テトラヒドロピラノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    N,N−ジメチル−4−(3a−(((5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メトキシ)アミノ)−6−オキソ−3a,4,5,6−テトラヒドロピラノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド;
    4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−1−(ピペリジン−4−イル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン;および
    4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−1−(オキサン−4−イルメチル)−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−オン;
    またはこの薬学的に許容される塩、に記載の化合物。
  276. 化合物が2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−メチル−5−オキソ−1−フェニル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]酢酸である、請求項275に記載の化合物。
  277. 化合物がエチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]アセテートである、請求項275に記載の化合物。
  278. 化合物がエチル4−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]ブタノエートである、請求項275に記載の化合物。
  279. 化合物が2−{3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル}酢酸である、請求項275に記載の化合物。
  280. 化合物がエチル2−{3−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−4−(ヒドロキシアミノ)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル}アセテートである、請求項275に記載の化合物。
  281. 化合物がメチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル]アセテートである、請求項275に記載の化合物。
  282. 化合物がエチル2−[4−(ヒドロキシアミノ)−3−(4−メタンスルホニルフェニル)−4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル]アセテートである、請求項275に記載の化合物。
  283. 請求項1、18、40、62、84、164、178、196、218、246、256または275の何れかに記載の化合物および少なくとも一つの薬学的に許容される添加物を含む、医薬組成物。
  284. 少なくとも一つの薬学的に許容される添加物がラクトース、微結晶セルロース、クロスカルメロースまたはこれらの任意の混合物から選択される、請求項283に記載の医薬組成物。
  285. 経口投与に適する、請求項283に記載の医薬組成物。
  286. 固体形態での投与のために製剤される、請求項283に記載の医薬組成物。
  287. 処置を必要とする患者に有効量の請求項1、18、40、62、84、164、178、196、218、246、256または275の何れかに記載の化合物または請求項283〜286の何れかに記載の医薬組成物を投与することを含む、心血管疾患を処置する方法。
  288. 心血管疾患が心不全である、請求項287に記載の方法。
  289. 心血管疾患が急性非代償性心不全である、請求項287に記載の方法。
  290. 化合物または医薬組成物が経口投与される、請求項287に記載の方法。
  291. 心血管疾患の処置のために有用な医薬の製造のための、請求項1、18、40、62、84、164、178、196、218、246、256または275の何れかに記載の化合物または請求項283〜286の何れかに記載の医薬組成物の使用。
  292. 心不全の処置のために有用な医薬の製造のための、請求項1、18、40、62、84、164、178、196、218、246、256または275の何れかに記載の化合物または請求項283〜286の何れかに記載の医薬組成物の使用。
  293. 急性非代償性心不全の処置のために有用な医薬の製造のための、請求項1、18、40、62、84、164、178、196、218、246、256または275の何れかに記載の化合物または請求項283〜286の何れかに記載の医薬組成物の使用。
  294. 化合物または医薬組成物が経口投与される、請求項291〜293の何れかに記載の使用。
  295. 心血管疾患の処置に使用するための、請求項1、18、40、62、84、164、178、196、218、246、256または275の何れかに記載の化合物または請求項283〜286の何れかに記載の医薬組成物。
  296. 心不全の処置に使用するための、請求項1、18、40、62、84、164、178、196、218、246、256または275の何れかに記載の化合物または請求項283〜286の何れかに記載の医薬組成物。
  297. 急性非代償性心不全の処置に使用するための、請求項1、18、40、62、84、164、178、196、218、246、256または275の何れかに記載の化合物または請求項283〜286の何れかに記載の医薬組成物。
  298. 請求項1、18、40、62、84、164、178、196、218、246、256または275の何れかに記載の化合物または請求項283〜286の何れかに記載の医薬組成物およびキットの使用指示を含む、ニトロキシル治療に応答性である疾患または状態の処置および/または予防のためのキット。
  299. 疾患または状態が心血管疾患、虚血/再潅流障害、癌性疾患および肺高血圧から選択される、請求項298に記載のキット。
  300. 心血管疾患が心不全である、請求項299に記載のキット。
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