JP2018530480A - 陳列トレイのための組込み見出し部 - Google Patents

Abstract

菓子製品等の製品（６４）を収容、分配、陳列するパッケージ（３０）を提供する。パッケージは、床（３２）及び直立周辺壁（４０）を含み、直立周辺壁（４０）は、床の境界となり、開放端部（４２）を画定する。床は、取り外し可能部分（７０）を含み、取り外し可能部分（７０）は、床から取り外し可能に取り外され、陳列見出し部（５２）を形成するように周辺壁の上側縁部に取り付けることができ、陳列見出し部は、購入地点で製品についての情報を陳列することができる。

Description

（関連出願の相互参照）
本出願は、２０１５年９月１４日出願の米国仮特許出願第６２／２１８，２２８号の優先権を主張するものであり、この内容はその全体が参照により本明細書に組み込まれる。

本発明は、一般に、製品を収容、陳列、分配するトレイに関する。より詳細には、本発明は、取り外し可能部分をもたらす陳列トレイを形成するパッケージに関し、この取り外し可能部分は、見出し部として再度取り付けることができる。

パッケージは、製品、特にガム、アメ等の菓子製品を陳列、分配するために使用されることが多い。こうしたパッケージは、典型的には販売地点に置かれる。トレイの形態のパッケージは、販売地点で陳列すべき製品を収容し、消費者が、製品のうちの１つ以上をパッケージから取り出すことができるようにする。

視覚表示を向上させるために、見出し部をパッケージ上に置き、広告及び内容物に関する他の情報をパッケージ内に提供することができる。従来技術の陳列トレイの多くは、陳列目的でパッケージに取り付けなければならない見出し部を、個別に形成して提供するものである。このことは、個別の見出し部を供給しなければならないという点でパッケージの費用を増加させる。他の状況では、パッケージのカバーを取り外すか又は操作して陳列見出し部を形成することができる。この状況では、パッケージは、閉鎖カバーを含まなければならず、やはりパッケージの費用を増加させる。

一態様では、本発明は、製品を収容、分配、陳列するパッケージを提供する。パッケージは、周辺を有する床を含む。直立周辺壁は、下縁部から上縁部に上方に延在し、パッケージ床の周辺周りに延在する。上縁部は、開放パッケージ上部を画定する。周辺壁は、パッケージにわたり横に延在する前壁及び後壁を有する。一対の対向する周辺側壁は、前壁と後壁との間に延在する。パッケージ床の取り外し可能部分は、好ましくはミシン目によってパッケージ床から取り外し可能に取り外され、陳列見出し部を形成するように周辺壁、好ましくは後壁の上縁部に取り付け可能である。

見出し部を形成する取り外し可能部分は、パッケージ内に収容される製品の寸法よりも小さい横寸法を有する。このことは、陳列見出し部を取り外した後に製品が床から落ちないことを保証する。床は、前縁及び後縁及び一対の側縁を含む周辺縁を有する。見出し部は、長方形として示すが、あらゆる形状のものとすることができる。取り外し可能部分は、グラフィックス若しくは表示のいずれか、又は両方を含む。取り外し可能部分は、取り外し可能部分を通る非直線スリットによって形成された舌部を含む。舌部は、取り外し可能部分が見出し部と舌部との間に後壁を挟むことを可能にするために十分に取り外し可能部分から離れて屈曲するように適合されている。

別の態様では、製品をパッケージ内に収容、分配、陳列する方法を開示する。方法は、パッケージ床を有するパッケージを準備することを含む。直立周辺壁は、パッケージ床の周辺周囲に延在する。取り外し可能部分をパッケージ床から取り外す。取り外し可能部分は、陳列見出し部を形成するように周辺壁の上縁部に取り付けられる。

本発明により構成した、製品を陳列、分配するために使用するパッケージの底部斜視図であり、パッケージ床内に取り外し可能に組み込んだ、陳列トレイのための見出し部を示す。

図１のパッケージの底部斜視図であり、陳列見出し部をパッケージ床から取り外したことを示す。

図１のパッケージからの陳列見出し部の斜視図である。

図１のパッケージの斜視図であり、陳列見出し部をパッケージ開放上側端部の上に配置することを示す。

図１のパッケージの斜視図であり、陳列見出し部を周辺壁後壁でパッケージ開放上側端部に取り付けたことを示す。

図１のパッケージの上部平面図であり、トレイを形成するために切断、折り畳む前のパッケージのパターン配置図を示す。

図１のパッケージの上部平面図であり、グラフィックス及び表示を上に印刷したパッケージのパターン配置図を示す。

図１のパッケージの上部平面図であり、更なるグラフィックス及び表示を上に印刷したパッケージのパターン配置図を示す。

図１にあるように構成した、２つのパッケージ・トレイの斜視図であり、各トレイでは、陳列見出し部が周辺壁後壁でパッケージ開放上側端部に取り付けられていることを示す。

図１のパッケージの斜視図であり、陳列見出し部を周辺壁後壁に取り付ける方法を示す。

図１のパッケージの斜視図であり、陳列見出し部を周辺壁前壁に取り付ける方法を示す。

本発明により構成した別のパッケージの上部斜視図であり、陳列見出し部が周辺壁後壁でパッケージ開放上側端部に取り付けられていることを示す。

図１２のパッケージの底部斜視図であり、陳列見出し部を周辺壁後壁に取り付ける方法を示す。

本発明により構成したまた別のパッケージの上部斜視図であり、陳列見出し部が、周辺壁後壁でスリットを通じてパッケージに取り付けられていることを示す。

本発明により構成した更に別のパッケージの上部斜視図であり、陳列見出し部が、安定部によりパッケージに取り付けられ、見出し部が周辺壁後壁の背後にあることを示す。

図１５のパッケージの上部斜視図であり、陳列見出し部が、安定部によりパッケージに取り付けられ、見出し部が周辺壁後壁の前にあることを示す。

図１５のパッケージの見出し部の正面図であり、安定部スリット及び安定部を示す。

図１７の細部１８で取った、図１５のパッケージの見出し部の安定部スリットの拡大詳細図である。

図１７の細部１８で取った、図１５のパッケージの見出し部の別の安定部スリットの拡大詳細図である。

図１７の細部１８で取った、図１５のパッケージの見出し部のまた別の安定部スリットの拡大詳細図である。

図１７の細部１８で取った、図１５のパッケージの見出し部の更に別の安定部スリットの拡大詳細図である。

図１５のパッケージの上部平面図であり、トレイを形成するために切断、折り畳む前のパッケージのパターン配置図を示す。

（好ましい実施形態の詳細な説明）
次に、図１〜図１１を参照して、製品６４を収容、分配、陳列するパッケージを３０で示す。製品６４は、好ましくは販売地点（ＰＯＳ）で陳列することができる。パッケージ３０は、製品６４を陳列、分配する陳列トレイ２８を形成する。

パッケージ３０は、周辺部を有する長方形床３２を含む。直立周辺壁４０は、下縁部４３から上縁部４２に上方に延在する。下縁部４３は、床３２の境界となるパッケージ床３２の周辺周りに完全に延在する。上縁部４２は、開放パッケージ上部３１を画定する。周辺壁４０は、パッケージ３０にわたり横に（左から右の側面に）延在する前壁４６及び後壁４４を有する。周辺壁４０は、前壁４６と後壁４４との間に延在する一対の対向する周辺側壁４７を有し、周辺側壁４７は、パッケージ３０の両側に位置する。パッケージ床３２の取り外し可能部分７０は、好ましくはミシン目５３によってパッケージ床３２から取り外し可能に取り外され、陳列見出し部５２を形成するように周辺壁４０の上縁部４２に取り付け可能である。好ましくは、取り外し可能部分７０は、後壁４４に取り付け可能である。周辺壁４０は、周辺壁内表面４８及び外表面５０を含む。

開放上部３１を有するパッケージ３０は、製品６４を分配するために取り外される覆いによって囲まれている。開放上部３１は、必要な包装材料の量を低減する。

望ましい実施形態では、見出し部５２を形成する取り外し可能部分は、パッケージ内に収容される製品の寸法よりも小さい横寸法を有する。このことは、陳列見出し部５２を取り外した後に製品が床から落ちないことを保証する。取り外し可能部分７０をパッケージ床３２から取り外すと、パッケージ床３２内に穴７２が形成される。穴７２は、穴横寸法７４を有する。穴横寸法７４は、製品をパッケージ内に横に収容した場合の横寸法、即ち、製品がパッケージ内にあるときの左から右への製品長さ部よりも小さい。床周辺縁３３及び床側縁３８は、製品６４を支持することになる。したがって、製品６４は、穴７２を通過せず、パッケージから脱落しない。床前縁３４及び床後縁３６は、床３２の残りを含み、製品６４を完全に支持する。

床３２は、前縁３４、後縁３６及び側縁３８を含む床周辺縁３３を有する長方形とすることができる。見出し部５２を形成する取り外し可能部分は、床３２から取り外した後、周辺壁４０に取り付けることができる。見出し部５２は、典型的には、消費者に向けて外向きに陳列されるように周辺壁４０の後壁４４に取り付けられる。見出し部５２は、周辺壁４０のあらゆる部分に取り付けることができる。見出し部５２は、長方形として示すが、あらゆる形状のものとすることができる。取り外し可能部分７０は、グラフィックス若しくは表示のいずれか、又は好ましくは両方を含む。

陳列見出し部５２は、下縁部５４を有する。取り外し可能部分７０は、取り外し可能部分７０を通る非直線スリット５８によって形成された舌部５６を含む。舌部５６は、弓状として示すが、あらゆる形状のものとすることができる。例は、限定はしないが、台形、長方形又は三角形である（図示せず）。取り外し可能部分７０は、後壁４４に取り付け可能である。見出し部５２を周辺後壁４４に取り付けると、見出し部下縁部５４は、周辺壁外表面５０を摺動係合する。舌部５６は、周辺壁内表面４８を摺動係合する。舌部５６は、取り外し可能部分７０が見出し部５２と舌部５６との間に後壁４４を挟むことを可能にするために十分に取り外し可能部分７０から離れて屈曲するように適合されている。したがって、組立体は、図４及び図５に示すように、見出し部下縁部５４と舌部５６との間に周辺壁上縁部４２を挟み、これにより見出し部５２をパッケージ３０に固着する。取り外し可能部分７０を後壁４４に取り付けた後、見出し部５２は後壁４４から上方に延在する。

本実施形態では、取り外し可能部分７０は、図５に示すように、見出し部５２が後壁４４の後ろにあり、舌部５６が後壁４４の前にある状態で、後壁４４を挟んでいる。後壁４４の上縁部４２は、少なくとも１つの上側部７６、及び上側部７６の下に配置された少なくとも１つの下側部７８を含む。典型的には、上縁部４２は、図４及び図５に示すように、１つの下側部７８を側面に配置する２つの上側部７６を有することになる。取り外し可能部分７０は、後壁４４の上縁部４２の下側部７８に取り付く。

後壁４４の上縁部４２は、必ずしも上側部７６及び下側部７８を含まないことがあることを理解されたい。後壁４４の上縁部４２は、まっすぐであってもよい（図示せず）。更に、周辺壁４０の上縁部４２は、パッケージ３０の周辺の周囲に均一な高さ（図示せず）で完全に延在することができる。また更に、取り外し可能部分７０は、周辺壁４０のあらゆる場所で、周辺壁４０に取り付けることができる。本明細書に示す壁の構成は、望ましい実施形態の例であり、限定するものではない。

折り込み部８０Ａの下側軸は、後壁下側部７８に隣接する後壁４４にわたり横に延在する。折り込み部８０Ｂの上側軸は、後壁上側部７６に隣接する後壁４４にわたり横に延在する。折り込み部８０Ａ、８０Ｂの軸は、回転中心線であり、この回転中心線を中心として、見出し部を後方６８又は前方６６それぞれのいずれかに折り込む場合に見出し部５２が枢動しなければならない。したがって、見出し部５２を後方に折り込むためには、見出し部５２は、下側軸８０Ａで屈曲することになる。同様に、見出し部５２を前方に折り込むためには、見出し部５２は、上側軸８０Ｂで屈曲することになる。上側部７６は、舌部５６の上及び見出し部５２の前にあり、したがって、前方向６６のあらゆる屈曲に抗する。したがって、上側部７６は、見出し部５２を支持し、見出し部５２が前方に折り込まれないようにする。更に、後壁４４は、側壁４７と直角に隣接している。これにより、上側部７６は、側壁４７によって強化される。

パッケージ３０の床３２は、指穴６０を含み、指穴６０に指を挿入し、見出し部５２を形成する取り外し可能部分７０を床３２から取り外す。指穴６０は、内側に押し開口を形成するように適合された開口又はスリット部分とすることができる。

次に、図１〜図１０だけでなく図１１を参照して、見出し部５２を周辺壁４０の前壁４６に取り付けることができる一代替実施形態を示す。見出し部５２は、消費者に向けて外向きで陳列される。この実施形態では、透明カバー又はスリーブ６２が周辺壁前壁４６に配置されている。見出し部５２は、前述のように床から取り外され、図１１に示すようにスリーブ６２に挿入される。

次に、図１２及び図１３を参照して、製品６４を収容、分配、陳列する別のパッケージを１３０で示す。パッケージ１３０は、パッケージ１３０が周辺を有する長方形床１３２を含むという点で上記のパッケージ３０と同様である。直立周辺壁１４０は、下縁部１４３から上縁部１４２に上方に延在する。下縁部１４３は、パッケージ床１３２の周辺周りに完全に延在する。周辺壁１４０は、横に延在する前壁１４６及び後壁１４４を有する。一対の対向する周辺側壁１４７は、前壁１４６と後壁１４４との間に延在する。パッケージ床１３２の取り外し可能部分１７０は、パッケージ床１３２から取り外し可能に取り外され、陳列見出し部１５２を形成するように後壁１４４で周辺壁１４０の上縁部１４２に取り付け可能である。

見出し部１５２を形成する取り外し可能部分１７０は、パッケージ１３０内に収容される製品の寸法よりも小さい横寸法を有する。取り外し可能部分１７０をパッケージ床１３２から取り外すと、パッケージ床１３２内に穴１７２が形成される。穴１７２は、穴横寸法１７４を有する。穴横寸法１７４は、製品をパッケージ内に収容したときに製品横寸法よりも小さい。このことは、陳列見出し部１５２を取り外した後に製品が床から落ちないことを保証する。

取り外し可能部分１７０は、取り外し可能部分１７０を通る非直線スリット１５８によって形成された舌部１５６を含む。取り外し可能部分１７０は、後壁１４４に取り付け可能である。舌部１５６は、取り外し可能部分１７０が見出し部１５２と舌部１５６との間に後壁１４４を挟むことを可能にするために十分に取り外し可能部分１７０から離れて屈曲するように適合されている。これにより、見出し部１５２をパッケージ１３０に固着する。見出し部１５２は、後壁１４４から上方に延在する。

パッケージ１３０は、図１２及び図１３に示すように、舌部１５６が後壁１４４の背後にあり、見出し部１５２が後壁１４４の前にある状態で取り外し可能部分１７０が後壁１４４を挟んでいるという点で、上記パッケージ３０とは異なる。後壁１４４の上縁部１４２は、少なくとも１つの上側部１７６、及び上側部１７６の下に配置された少なくとも１つの下側部１７８を含む。取り外し可能部分１７０は、後壁１４４の上縁部１４２の下側部１７８に取り付く。

折り込み部１８０Ａの下側軸は、後壁下側部１７８に隣接する後壁１４４にわたり横に延在する。折り込み部１８０Ｂの上側軸は、後壁上側部１７６に隣接する後壁１４４にわたり横に延在する。折り込み部１８０Ａ、１８０Ｂの軸は、回転中心線であり、この回転中心線を中心として、見出し部１５２を前方１６６又は後方１６８それぞれのいずれかに折り込む場合に見出し部が枢動しなければならない。したがって、見出し部１５２を前方に折り込むためには、見出し部１５２は、下側軸１８０Ａで屈曲することになる。同様に、見出し部１５２を後方に折り込むためには、見出し部１５２は、上側軸１８０Ｂで屈曲することになる。上側部１７６は、舌部１５６の上及び見出し部１５２の後ろにあり、したがって、後方向１６６のあらゆる屈曲に抗する。したがって、上側部１７６は、見出し部１５２を支持し、見出し部１５２が後方に折り込まれないようにする。更に、後壁１４４は、側壁１４７と直角に隣接している。これにより、上側部１７６は、側壁１４７によって強化される。

次に、図１４を参照して、製品６４を収容、分配、陳列するまた別のパッケージを２３０で示す。パッケージ２３０は、パッケージ２３０が周辺を有する長方形床２３２を含むという点で上記のパッケージ３０と同様である。直立周辺壁２４０は、下縁部２４３から上縁部２４２に上方に延在する。下縁部２４３は、パッケージ床２３２の周辺周りに完全に延在する。周辺壁２４０は、横に延在する前壁２４６及び後壁２４４を有する。一対の対向する周辺側壁２４７は、前壁２４６と後壁２４４との間に延在する。パッケージ床２３２の取り外し可能部分２７０は、パッケージ床２３２から取り外し可能に取り外され、陳列見出し部２５２を形成するように後縁部２４４で周辺壁２４０に取り付け可能である。

見出し部２５２を形成する取り外し可能部分２７０は、パッケージ２３０内に収容される製品の寸法よりも小さい横寸法を有する。取り外し可能部分２７０をパッケージ床２３２から取り外すと、パッケージ床２３２内に穴２７２が形成される。穴２７２は、穴横寸法２７４を有する。穴横寸法２７４は、製品をパッケージ内に収容したときに製品横寸法よりも小さい。したがって、陳列見出し部２５２を取り外した後に製品が床から落ちない。

取り外し可能部分２７０は、取り外し可能部分２７０を通る非直線スリット２５８によって形成された舌部２５６を含む。パッケージ２３０は、後壁２４４が、後壁２４４を通る組立体スリット２８２を含み、組立体スリット２８２が後壁２４４にわたり横に延在するという点で、上記パッケージ３０とは異なる。取り外し可能部分２７０は、舌部２５６を後壁組立体スリット２８２を通して挿入することによって後壁２４４に取り付け可能である。舌部２５６は、取り外し可能部分２７０が見出し部２５２と舌部２５６との間に後壁２４４を挟むことを可能にするために十分に取り外し可能部分２７０から離れて屈曲するように適合されている。これにより、見出し部２５２をパッケージ２３０に固着する。見出し部２５２は、後壁２４４から上方に延在する。

パッケージ２３０は、図１４に示すように、舌部２５６が後壁２４４内の組立体スリット２８２を通じて突出し、見出し部２５２が後壁２４４の背後にあり、舌部２５６が後壁２４４の前にある状態で、取り外し可能部分２７０が後壁２４４を挟んでいるという点で、上記パッケージ３０とは更に異なる。上記のように、後壁２４４の上縁部２４２は、上側部２７６及び下側部２７８を含んでいても、含まなくてもよい。取り外し可能部分２７０は、上縁部２４２ではなく、組立体スリット２８２を通して後壁２４４に取り付く。

代替として、見出し部は、後壁２４４（図示せず）の前に配置することができる。舌部２５６は、後壁２４４内の組立体スリット２８２を通じて突出し、見出し部２５２は、後壁２４４の前にあり、舌部２５６は、後壁２４４の背後にある。

次に、図１〜図８だけでなく図１５〜図１９を参照して、製品６４を収容、分配、陳列する別のパッケージを３３０で示す。パッケージ３３０は、パッケージ３３０が周辺を有する長方形床３３２を含むという点で上記パッケージ３０と同様である。直立周辺壁３４０は、下縁部３４３から上縁部３４２に上方に延在する。下縁部３４３は、パッケージ床３３２の周辺周りに完全に延在する。周辺壁３４０は、横に延在する前壁３４６及び後壁３４４を有する。一対の対向する周辺側壁３４７は、前壁３４６と後壁３４４との間に延在する。パッケージ床３３２の取り外し可能部分３７０は、パッケージ床３３２から取り外し可能に取り外され、陳列見出し部３５２を形成するように後壁３４４で周辺壁３４０の上縁部３４２に取り付け可能である。

見出し部３５２を形成する取り外し可能部分３７０は、パッケージ３３０内に収容される製品の寸法よりも小さい横寸法を有する。取り外し可能部分３７０をパッケージ床３３２から取り外すと、パッケージ床３３２内に穴（図示せず）が形成される。上記のように、穴は、製品をパッケージ内に横方向に収容したときに製品横寸法よりも小さい穴横寸法を有する。このことは、見出し部３５２を取り外した後に製品が床から落ちないことを保証する。

取り外し可能部分３７０は、取り外し可能部分３７０を通る非直線スリット３５８によって形成された舌部３５６を含む。舌部戻りスリット３５９は、非直線スリット３５８が見出し部を越えて広がり、見出し部を引き裂かないことを保証する。取り外し可能部分３７０は、図１５及び図１６に示すように、後壁３４４に取り付け可能である。舌部３５６は、取り外し可能部分３７０が見出し部３５２と舌部３５６との間に後壁３４４を挟むことを可能にするために十分に取り外し可能部分３７０から離れて屈曲するように適合されている。これにより、見出し部３５２をパッケージ３３０に固着する。見出し部３５２は、後壁３４４から上方に延在する。

見出し部３５２は、対向し、上方に延在する一対の側縁部３５５を有する。パッケージ３３０は、取り外し可能部分３７０が一対の安定部３８４を含むという点で上記パッケージ３０とは異なる。一対の安定部３８４の各安定部３８４は、取り外し可能部分３７０を通り見出し部側縁部３５５に沿った安定部スリット３８２によって形成される。安定部３８４は、取り外し可能部分３７０が見出し部３５２と安定部３８４との間に後壁３４４を挟むことを可能にするために十分に上記取り外し可能部分３７０から離れて屈曲するように適合されている。安定部３８４の対は、見出し部側縁部３５５に沿って下方に延在し、安定部３８４が、周辺壁上縁部３４２でもある上縁部３７６上の後壁３４４に対し引っ掛かるか又は後壁３４４を係合することができるようにする。一対の安定部３８４が後壁３４４を係合すると、安定部３８４は、見出し部３５２を左又は右の横方向に傾かないように安定させる。一対の安定部３８４は、見出し部３５２が前方又は後方のいずれかに折り込まれないようにすることも支援する。

図１５に示すように、取り外し可能部分３７０は、見出し部３５２が後壁３４４の背後にあり、舌部３５６及び安定部３８４が後壁３４４の前にある状態で後壁３４４に取り付けることができる。代替的に、図１６に示すように、取り外し可能部分３７０は、見出し部３５２が後壁３４４の前にあり、舌部３５６及び安定部３８４が後壁３４４の背後にある状態で後壁３４４に取り付けることができる。安定部３８４は、図１６では安定部領域３８６にある。

取り外し可能部分３７０を通る安定部スリット３８２は、一対の下向き安定部３８４を形成するあらゆる形状とすることができる。図１８Ａは、図１５、図１６、図１７及び図１９に示すように、凹形下向き形状安定部スリット３８２を示す。図１８Ｂは、下向き傾斜直線安定部スリット３８２を示す。図１８Ｃは、凹形上向き形状安定部スリット３８２を示す。図１８Ｄは、台形安定部スリット３８２を形成する２つのスリットを示す。これらの例は、限定するものではない。

製品をパッケージにおいて収容、分配、陳列する方法を開示する。方法は、パッケージ床を有するパッケージを準備することを含む。直立周辺壁は、パッケージ床の周辺周囲に延在する。取り外し可能部分をパッケージ床から取り外す。取り外し可能部分は、陳列見出し部を形成するように周辺壁の上縁部に取り付けられる。

取り外し可能部分をパッケージ床から取り外すと、パッケージ床内に穴横寸法を有する穴が形成される。穴横寸法は、製品をパッケージ内に収容したときに製品横寸法よりも小さい。したがって、製品が穴を通過することはない。

取り外し可能部分を通る非直線スリットによって舌部が形成される。取り外し可能部分は、見出し部と舌部との間に後壁を挟むことによって周辺壁の後壁に取り付けられる。見出し部は、後壁から上方に延在する。

本発明を上記で詳細に説明してきたが、本発明の趣旨から逸脱することなく本発明を修正し得ることが当業者にとって明らかであることは明白に理解されよう。形態、設計又は配置の様々な変更は、本発明の範囲及び趣旨から逸脱することなく本発明に対し行うことができる。したがって、上述の説明は、限定ではなく例示であるとみなされ、本発明の真の範囲は、以下の特許請求の範囲内で定義するものである。

Claims (20)

1. 製品を収容、分配、陳列するパッケージであって、前記パッケージは、
   周辺を有するパッケージ床と、
   前記パッケージ床の前記周辺の境界となる下縁部及び開放パッケージ上部を画定する上縁部を有する直立周辺壁と、
   前記パッケージ床から取り外し可能に取り外され、陳列見出し部を形成するように前記周辺壁に取り付け可能であるように適合された、前記パッケージ床の取り外し可能部分と、
   を備え、
   前記取り外し可能部分は、グラフィックス及び表示のうち少なくとも１つを含む、パッケージ。
2. 前記取り外し可能部分は、前記製品の寸法よりも小さい寸法を有する、請求項１に記載のパッケージ。
3. 前記パッケージ床は長方形であり、
   前記周辺壁は、前壁及び後壁及び一対の側壁を含み、
   前記取り外し可能部分は、前記後壁に取り付け可能である、請求項１に記載のパッケージ。
4. 前記取り外し可能部分を前記後壁に取り付けると、前記見出し部は前記後壁から上方に延在し、
   前記取り外し可能部分は、前記取り外し可能部分を通る非直線スリットによって形成された舌部を更に備え、前記舌部は、前記取り外し可能部分が前記後壁を前記見出し部と前記舌部との間に挟むことを可能にするために十分に前記取り外し可能部分から離れて屈曲するように適合されている、請求項３に記載のパッケージ。
5. 前記見出し部は、対向し、上方に延在する一対の側縁部を更に備え、
   前記取り外し可能部分は、一対の安定部を更に備え、前記一対の安定部の各個の安定部は、前記取り外し可能部分を通る安定部スリットによって形成され、前記安定部は、前記取り外し可能部分が前記見出し部と前記安定部との間に前記後壁を挟むことを可能にするために十分に前記取り外し可能部分から離れて屈曲するように適合され、
   前記一対の安定部は、前記見出し部側縁部に沿って下方に延在し、
   前記一対の安定部は、前記見出し部を安定させるために前記後壁を係合するように適合されている、請求項４に記載のパッケージ。
6. 前記取り外し可能部分は、前記見出し部が前記後壁の背後にあり、前記舌部が前記後壁の前にある状態で、前記後壁を挟むことになる、請求項４に記載のパッケージ。
7. 前記後壁の前記上縁部は、少なくとも１つの上側部、及び前記上側部の下に配置された少なくとも１つの下側部を更に備え、
   前記取り外し可能部分は、前記後壁の前記上縁部の前記下側部に取り付き、
   折り込みの上側軸は、前記見出し部を前方に折り込むために前記見出し部が前記上側軸で屈曲するように、前記後壁上側部に隣接して前記後壁にわたり横に延在し、
   折り込みの下側軸は、前記見出し部を後方に折り込むために前記見出し部が前記下側軸で屈曲するように、前記後壁下側部に隣接して前記後壁にわたり横に延在し、
   前記上側部は、前記見出し部が前方に折り込まれないように前記見出し部を支持する、請求項６に記載のパッケージ。
8. 前記取り外し可能部分は、前記舌部が前記後壁の背後にあり、前記見出し部が前記後壁の前にある状態で、前記後壁を挟むことになる、請求項４に記載のパッケージ。
9. 前記後壁の前記上縁部は、少なくとも１つの上側部、及び前記上側部の下に配置された少なくとも１つの下側部を更に備え、
   前記取り外し可能部分は、前記後壁の前記上縁部の前記下側部に取り付き、
   折り込みの上側軸は、前記見出し部を後方に折り込むために前記見出し部が前記上側軸で屈曲するように、前記後壁上側部に隣接して前記後壁にわたり横に延在し、
   折り込みの下側軸は、前記見出し部を前方に折り込むために前記見出し部が前記下側軸で屈曲するように、前記後壁下側部に隣接して前記後壁にわたり横に延在し、
   前記上側部は、前記見出し部が後方に折り込まれないように前記見出し部を支持する、請求項８に記載のパッケージ。
10. 製品を収容、分配、陳列するパッケージであって、前記パッケージは、
    長方形であり、周辺を有するパッケージ床と、
    下縁部から上縁部に上方に延在する直立周辺壁であって、前記下縁部は、前記パッケージ床の前記周辺に完全に延在し、前記上縁部は、開放パッケージ上部を画定し、前記周辺壁は、前記パッケージにわたり横に延在する前壁及び後壁を有し、一対の対向する側壁は、前記前壁と前記後壁との間に延在する、直立周辺壁と、
    前記パッケージ床から取り外し可能に取り外され、陳列見出し部を形成するように前記周辺壁に取り付け可能であるように適合された、前記パッケージ床の取り外し可能部分と、
    を備え、
    前記取り外し可能部分は、グラフィックス及び表示のうち少なくとも１つを含む、パッケージ。
11. 前記取り外し可能部分を前記パッケージ床から取り外すと、前記パッケージ床内に穴が形成され、前記穴は、穴横寸法を有し、
    前記穴横寸法は、前記製品を前記パッケージ内に横に収容したときに製品横寸法よりも小さく、
    前記製品が前記穴を通過することはない、請求項１０に記載のパッケージ。
12. 前記取り外し可能部分は、前記後壁に取り付け可能であり、
    前記取り外し可能部分を前記後壁に取り付けると、前記見出し部は前記後壁から上方に延在し、
    前記取り外し可能部分は、前記取り外し可能部分を通る非直線スリットによって形成された舌部を更に備え、前記舌部は、前記取り外し可能部分が前記後壁を前記見出し部と前記舌部との間に挟むことを可能にするために十分に前記取り外し可能部分から離れて屈曲するように適合されている、請求項１０に記載のパッケージ。
13. 前記見出し部は、対向し、上方に延在する一対の側縁部を更に備え、
    前記取り外し可能部分は、一対の安定部を更に備え、前記一対の安定部の各個の安定部は、前記取り外し可能部分を通る安定部スリットによって形成され、前記安定部は、前記取り外し可能部分が前記見出し部と前記安定部との間に前記後壁を挟むことを可能にするために十分に前記取り外し可能部分から離れて屈曲するように適合され、
    前記一対の安定部は、前記見出し部側縁部に沿って下方に延在し、
    前記一対の安定部は、前記見出し部を安定させるために前記後壁を係合するように適合されている、請求項１２に記載のパッケージ。
14. 前記取り外し可能部分は、前記見出し部が前記後壁の背後にあり、前記舌部が前記後壁の前にある状態で、前記後壁を挟み、
    前記後壁の前記上縁部は、少なくとも１つの上側部、及び前記上側部の下に配置された少なくとも１つの下側部を更に備え、
    前記取り外し可能部分は、前記後壁の前記上縁部の前記下側部に取り付けられ、
    折り込みの上側軸は、前記見出し部を前方に折り込むために前記見出し部が前記上側軸で屈曲するように、前記後壁上側部に隣接して前記後壁にわたり横に延在し、
    折り込みの下側軸は、前記見出し部を後方に折り込むために前記見出し部が前記下側軸で屈曲するように、前記後壁下側部に隣接して前記後壁にわたり横に延在し、
    前記上側部は、前記見出し部が前方に折り込まれないように前記見出し部を支持する、請求項１２に記載のパッケージ。
15. 前記取り外し可能部分は、前記舌部が前記後壁の背後にあり、前記見出し部が前記後壁の前にある状態で、前記後壁を挟み、
    前記後壁の前記上縁部は、少なくとも１つの上側部、及び前記上側部の下に配置された少なくとも１つの下側部を更に備え、
    前記取り外し可能部分は、前記後壁の前記上縁部の前記下側部に取り付けられ、
    折り込みの上側軸は、前記見出し部を後方に折り込むために前記見出し部が前記上側軸で屈曲するように、前記後壁上側部に隣接して前記後壁にわたり横に延在し、
    折り込みの下側軸は、前記見出し部を前方に折り込むために前記見出し部が前記下側軸で屈曲するように、前記後壁下側部に隣接して前記後壁にわたり横に延在し、
    前記上側部は、前記見出し部が後方に折り込まれないように前記見出し部を支持する、請求項１２に記載のパッケージ。
16. 製品をパッケージにおいて収容、分配、陳列する方法であって、前記方法は、
    パッケージ床を有する前記パッケージを準備することと、
    前記パッケージ床の周辺周囲に直立周辺壁を延在させることと、
    前記パッケージ床の取り外し可能部分上にグラフィックス及び表示のうち少なくとも１つを形成することと、
    前記取り外し可能部分を前記パッケージ床から取り外すことと、
    表示見出し部を形成するために前記取り外し可能部分を前記周辺壁に取り付けることと、
    を含む、方法。
17. 前記取り外し可能部分を前記パッケージ床から取り外すと、前記パッケージ床内に穴横寸法を有する穴を形成することを更に含み、
    前記穴横寸法は、前記製品を前記パッケージ内に横に収容したときに製品横寸法よりも小さく、
    前記製品が前記穴を通過することはない、請求項１６に記載の方法。
18. 前記取り外し可能部分を通る非直線スリットにより舌部を形成することと、
    前記見出し部と前記舌部との間に前記後壁を挟むことによって前記取り外し可能部分を前記周辺壁の後壁に取り付けることと、
    前記見出し部を前記後壁から上方に延在させることと、
    を更に含む、請求項１６に記載の方法。
19. 一対の対向する側縁部を前記見出し部上で上方に延在させることと、
    前記取り外し可能部分を通る安定部スリットにより一対の安定部を形成することと、
    前記見出し部側縁部に沿って前記一対の安定部を下方に延在させることと、
    前記見出し部と前記安定部との間に前記後壁を挟むことによって前記取り外し可能部分を前記周辺壁の前記後壁に取り付けることと、
    前記一対の安定部により前記見出し部を安定させることと、
    を更に含む、請求項１８に記載の方法。
20. 前記後壁の上縁部を形成することであって、前記上縁部は、少なくとも１つの上側部、及び前記上側部の下に配置された少なくとも１つの下側部を有する、形成することと、
    前記取り外し可能部分を前記後壁の前記下側部に取り付けることと、
    前記見出し部が前方向及び後方向のうち１つに折り込まれないように、前記上側部により前記見出し部を支持することと、
    を更に含む、請求項１８に記載の方法。

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