JP2018524154A - ブロックコポリマーと別の化合物との間の界面の表面エネルギーを制御するための方法 - Google Patents

ブロックコポリマーと別の化合物との間の界面の表面エネルギーを制御するための方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、ブロックコポリマー(BCP1)の上部界面の表面エネルギーを制御するための方法であって、該ブロックコポリマーの下部界面が基材の予備中和された表面と接触しており、二の下部及び上部界面と垂直なブロックコポリマー(BCP1)のナノドメインの配向性を得ることを可能にするために、前記ブロックコポリマー(BCP1)の上部表面を上部表面中和層(TC)でカバーすることから成り、前記上部表面中和層(TC)が第二のブロックコポリマー(BCP2)から成ることを特徴とする方法に関する。【選択図】図3

Description

本発明は、ブロックコポリマーのナノ構造化中のパターンの生成及び配向性を制御するための、ブロックコポリマーフィルムの各界面の表面エネルギーの制御の分野に関する。
より具体的には、本発明は、液体、固体又は気体の化合物又は化合物の混合物と接触して、ブロックコポリマーの上部界面で、ブロックコポリマーの表面エネルギーを制御するための方法に関する。加えて、本発明は、ブロックコポリマーから出発するナノリソグラフィレジストの製造のための方法であって、前記ブロックコポリマーの上部界面で表面エネルギーを制御するためのプロセスの段階を含む方法に関する。そして、本発明は、ブロックコポリマーの上部表面をカバーすることが意図される上部表面中和層にも関する。
ナノテクノロジーの進歩は、マイクロエレクトロニクス、特に微小電気機械システム(MEMS)の分野で製品の絶え間ない小型化を可能にしている。今日、従来のリソグラフィ技術は、60nm未満の寸法を有する構造を生成することができないため、小型化についてのこれらの絶え間ない必要性を満たすことをもはや可能にしない。
したがって、リソグラフィ技術を適合させて、ますます小さなパターンを高分解能で作成することを可能にするエッチングレジストを作成する必要性が存在している。ブロックコポリマーを用いて、ブロック間の相分離によりコポリマーの構成ブロックの配置を構造化し、それにより50nm未満のスケールのナノドメインを形成することが可能である。このナノ構造化されるこの能力のため、エレクトロニクス又はオプトエレクトロニクスの分野でのブロックコポリマーの使用は、今日よく知られている。
しかしながら、ナノリソグラフィレジストを形成することが意図されるブロックコポリマーは、ブロックコポリマーのブロックのうちの一つを続いて選択的に除去し、残りのブロックを用いて多孔質膜を作成することができるように、基材の表面に垂直に配向されるナノドメインを呈する必要がある。多孔質膜においてこのように作成されたパターンは、続いてエッチングにより、内在する基材に伝達されうる。
BCPと表されるブロックコポリマーのブロックi…jのそれぞれは、各ブロックに特異的であり、化学的構成に依拠する、即ち、それが構成されるモノマー又はコモノマーの化学的性質に依拠するγ…γと表される表面エネルギーを呈する。加えて、ブロックコポリマーBCPのブロックi…jのそれぞれは、例えば気体、液体、固体表面又は別のポリマー相でありうる所定の物質「x」、及びθixが物質iとxとの間の接触角度である、γix=γ−(γcosθix)の「γix」と表される界面エネルギーと相互作用する場合、χixと表されるフローリー・ハギンズ型の相互作用パラメータを呈する。したがって、ブロックコポリマーの二のブロックi及びjの間の相互作用パラメータは、χijと表される。
Jia et al., Journal of Macromolecular Science, B, 2011, 50, 1042は、表面エネルギーγと所定の物質のヒルデブランド溶解パラメータδとを結びつける関係性が存在することを示している。実際、二の所定の物質iとxとの間のフローリー・ハギンズ相互作用パラメータは、該物質に特異的な表面エネルギーγ及びγに間接的に関連する。物質の界面でみられる相互作用の物理的現象は、このように、表面エネルギーに関して、又は相互作用パラメータに関して記載される。
好ましくは、内在する基材に対して垂直なブロックコポリマーの構成ナノドメインの構造化を得るために、このように、ブロックコポリマーが物理的に接触している異なる界面を用いて、ブロックコポリマーの相互作用を正確に制御することが必要であると見受けられる。一般に、ブロックコポリマーは二の界面:内在する基材と接触している、本明細書において以下で「下部」と称される界面、及び別の化合物又は化合物の混合物と接触している、「上部」と称される界面と接触している。一般に、上部界面の化合物又は化合物の混合物は、周囲大気又は制御組成の大気で構成されている。しかしながら、上部界面の化合物又は化合物の混合物は、固体、気体若しくは液体である、即ち、ナノドメインの自己組織化の温度で非揮発性である場合、より一般的に、既定の構成及び既定の表面エネルギーの化合物又は化合物の混合物で構成される。
各界面の表面エネルギーが制御されない場合、一般的に、ブロックコポリマーのパターンのランダムな配向性、より具体的には、基材に平行な配向性が存在し、ブロックコポリマーがどのようなものであってもこれが当てはまる。この平行配向は、主に、上部界面の基材及び/又は化合物が、前記ブロックコポリマーの自己組織化温度で、ブロックコポリマーの構成ブロックのうちの一つとの好ましい親和性を呈する事実による。言い換えれば、χi−substrateで表される内在する基材を含むブロックコポリマーBCPのブロックiのフローリー・ハギンズ型の相互作用パラメータ及び/又は上部界面の化合物を含むブロックコポリマーBCPのブロックiのフローリー・ハギンズ型の相互作用パラメータ、例えば、χi−airと表される空気は、ゼロとは異なり、同等に、界面エネルギーγi−substrate及び/又はγi−airはゼロとは異なる。
特に、ブロックコポリマーのブロックのうちの一つが、界面の化合物に対する好ましい親和性を呈する場合、ナノドメインは、それ自体をこの界面に平行に配向する傾向を有する。図1は、参照ブロックコポリマーBCPと本例中の周囲空気との間の上部界面での表面エネルギーが制御されない場合を説明するが、内在する基材とブロックコポリマーBCPとの間の下部界面は、ゼロに等しい、又は、より一般的には、ブロックコポリマーBCPのブロックのそれぞれに対して同等であるブロックコポリマーχi−substrate及びχj−substrateのブロックi…jのそれぞれに関するフローリー・ハギンズパラメータで中性である。この場合、空気との大きな親和性を呈するブロックコポリマーBCPのブロックi又はjのうちの一つの層は、ブロックコポリマーBCPのフィルムの上部、即ち、空気との界面で組織化されるようになり、この界面に対して平行に配向される。
結果として、所望の構造化、即ち、基材の表面に垂直なドメインの生成(そのパターンは、たとえば、シリンダー、ラメラ、らせん又は球の形でありうる)は、下部界面、即ち、内在する基材との界面でだけではなく、上部界面でも、表面エネルギーの制御を必要とする。
今日、下部界面、即ち、ブロックコポリマーと内在する基材との間の界面での表面エネルギーの制御は、よく知られており、習得されている。このように、Mansky et al., in Science, Vol. 275, pages 1458-1460 (7 March 1997)は、例えば、鎖末端でヒドロキシル官能基により官能化されている統計的なポリ(メチルメタクリレート−コ−スチレン)コポリマー(PMMA−r−PS)は、自然酸化物(Si/自然のSiO)の層を呈するシリコン基材表面でのコポリマーの良好なグラフティングを可能にし、ナノ構造化されるブロックコポリマーBCPのブロックに対する好ましくない表面エネルギーを得ることを可能にすることを示している。この場合、表面「中和」について言及する。この手法の要点は、グラフト化層を得て、基剤の特定の表面エネルギーに関してバリアとして機能することを可能にすることである。ブロックコポリマーBCPの所定のブロックを含むこのバリアの界面エネルギーは、ブロックコポリマーBCPのブロックi…jのそれぞれと同等であり、グラフト化統計コポリマーに存在するコモノマーの比により調節される。統計コポリマーのグラフティングは、このように、基材の表面に対するブロックコポリマーのブロックのうちの一つの好ましい親和性を抑制し、したがって、基材の表面に平行なナノドメインの好ましい配向が得られるのを防ぐことを可能にする。
好ましくは、下部及び上部界面、即ち、例におけるコポリマーBCP−基材及びコポリマーBCP−空気界面に関して垂直であるブロックコポリマーBCPのナノドメインの構造化を得るために、ブロックコポリマーBCPのブロックに対して同等である二の界面の表面エネルギーが必要である。
コポリマーの上部での表面エネルギーがあまり制御されない場合、一度自己集合化されたブロックコポリマーのナノドメインの不完全な垂直による重要な欠陥が明らかとなる。
ブロックコポリマーBCPと内在する基材との間の下部界面が、例えば、統計コポリマーのグラフティングを介して、今日制御される場合、ブロックコポリマーと、例えば、大気等の気体、固体又は液体の化合物の混合物との間の上部界面は、著しく制御されない。
しかしながら、下記の様々な手法は、それを克服するために存在し、ブロックコポリマーBCPと内在する基材との間の下部界面での表面エネルギーは、以下の三の手法で制御される。
第一の解決策は、気体混合物の存在下でブロックコポリマーBCPのアニーリングを行い、ブロックコポリマーBCPのブロックのそれぞれに関する中和の条件を満たすことを可能にすることにあるであろう。しかしながら、そのような気体混合物の組成は、見つけるのが非常に複雑であると思われる。
上部界面の化合物の混合物が周囲空気で構成されている場合、第二の解決策は、ブロックコポリマーBCP(その構成ブロックは全て、自己組織化温度で、互いに対して同一(又は非常に類似)の表面エネルギーを呈する)を使用することにある。図2で説明される、このような場合、一方では、例えば、基材の表面にグラフト化された統計コポリマーNにより中和されたコポリマーBCP/基材S界面によって、及び、他方では、ブロックコポリマーBCPのブロックi…jが、本例では上部界面、この場合は空気における成分に対する同程度の親和性を自然に呈するという事実によって、ブロックコポリマーBCPのナノドメインの垂直な組織化が得られる。状況は、次いで、χi−substrate〜…〜χj−substrate(=0が好ましい)及びγi−air〜…〜γj−airである。それにもかかわらず、この独特の特徴を呈するブロックコポリマーは非常に限られた数しか存在しない。これは、例えば、ブロックコポリマーPS−b−PMMAに当てはまる。しかしながら、コポリマーPS−b−PMMAに関するフローリー・ハギンズ相互作用パラメータは、このポリマーの自己組織化の150℃の温度で低く、即ち、ほぼ0.039であり、これは、生成されるナノドメインの最小サイズを限定する。
更に、所定の物質の表面エネルギーは温度に依拠する。実際には、自己組織化温度が増加する場合、例えば、高重量又は高周期のブロックコポリマーを組織化することが望ましく、正確な組織化を得るために、結果として、大量のエネルギーを必要とする場合、ブロックの表面エネルギーにおける差異が、上部界面での化合物に関するブロックコポリマーのブロックのそれぞれの親和性が依然として同等とみなされるには、大きくなりすぎる可能性がある。この場合、自己組織化温度における増加は、自己組織化温度でのブロックコポリマーのブロック間の表面エネルギーにおける差異の結果として、組合せの非垂直に関連する欠陥の出現をもたらしうる。
Bates等の「Polarity-switching top coats enable orientation of sub-10nm block copolymer domains」と題される出版物Science, 2012, Vol. 338, pp 775-779及び米国特許公開第2013280497号で記載される、想定される最後の解決策は、続く記載にわたってトップコートとしても知られる、ブロックコポリマーの表面に堆積する上部層の導入により、ナノ構造化されるブロックコポリマー、ポリ(トリメチルシリルスチレン−b−ラクチド)又はポリ(スチレン−b−トリメチルシリルスチレン−b−スチレン)型の上部界面での表面エネルギーを制御することにある。この書類において、極性であるトップコートは、ナノ構造されるブロックコポリマーのフィルム上にスピンコーティングにより堆積する。トップコートは酸性又は塩基性水溶液に溶け、これは、トップコートが、水に溶けない、ブロックコポリマーの上部表面に塗布されることを可能にする。記載される例において、トップコートは水酸化アンモニウム水溶液に溶ける。トップコートは、統計又は交互コポリマーであり、その組成物は無水マレイン酸を含む。溶液中、無水マレイン酸の開環は、トップコートが水性アンモニアを失うことを可能にする。アニーリング温度でのブロックコポリマーの自己組織化中、トップコートの無水マレイン酸の環は再び閉じ、トップコートはやや消失した極性状態への転換を受け、且つ、ブロックコポリマーに関して中性になり、したがって、二の下部及び上部界面に関するナノドメインの垂直配向を可能にする。トップコートは、続いて、酸性又は塩基性溶液中で洗浄することにより除去される。
同様に、米国特許公開第2014238954号は、米国特許公開第2013208497号と同じ原理を記載するが、シルセスキオキサン型のブロックを含むブロックコポリマーに塗布される。
この解決策は、組織化されるブロックコポリマーと化合物又は化合物、気体、固体若しくは液体、本例では空気等の混合物との間の上部界面を、ブロックコポリマー−トップコート(BCP−TCと称される)界面と置き換えることを可能にする。この場合、トップコートTCは、考慮される組織化温度(χi−TC=…=χj−TC(=〜0が好ましい))で、ブロックコポリマーBCPのブロックi…jのそれぞれに対して同等の親和性を呈する。この解決策の難しさは、トップコート自体の堆積にある。これは、なぜなら、一方では、それ自体が中和された基材上に予め堆積したブロックコポリマーの層が溶解しない場合、トップコートは溶解するがブロックコポリマーは溶解しないことを可能にする溶媒を発見することが必要であり、他方では、熱処理中、トップコートが、ナノ構造化されるブロックコポリマーBCPの異なるブロックのそれぞれについて同等の表面エネルギーを呈することができるようにすることが必要であるからである。
表面が中和されている基材上に予め堆積したブロックコポリマーの上部界面での表面エネルギーを制御するための上記の異なる手法は、一般的に、利用するには退屈且つ複雑すぎ、ブロックコポリマーのパターンの不完全な垂直に関する欠陥を著しく減少させることを可能にしない。加えて、想定される解決策は、複雑すぎて工業用途に適合できないと思われる。
技術的問題
したがって、本発明の目的は、先行技術の欠点の少なくとも一つを克服することである。本発明は、一方では、生成されたパターンが基材及び上部界面に垂直に配向するように、ブロックコポリマーのブロックの自己集合化を、他方では、パターンの非垂直に関する欠陥の著しい減少を可能にするように、ブロックコポリマーの上部界面での表面エネルギーを制御することができるようにするために、簡潔であり、産業的に行われうる代替解決策を提供することを特に目的とする。
この目的のため、本発明の要旨は、ブロックコポリマーの上部界面の表面エネルギーを制御するための方法であって、該ブロックコポリマーの下部界面が基材の予備中和された表面と接触しており、二の下部及び上部界面と垂直なブロックコポリマーのナノドメインの配向性を得ることを可能にするために、前記ブロックコポリマーの上部表面を上部表面中和層でカバーすることから成り、前記上部表面中和層が第二のブロックコポリマーから成ることを特徴とする方法である
したがって、ブロックコポリマーのブロックは、第一のブロックコポリマーの自己組織化温度で、第二のブロックコポリマーのブロックのうちの少なくとも一が、第一のブロックコポリマーのブロックの全てに対して中性な表面エネルギーを呈するように、互いに対して調節される表面エネルギーを呈しうる。
表面エネルギーを制御するための方法の他の任意の特徴によれば、
− 第一のブロックコポリマー及び第二のブロックコポリマーは、一段階において、基材の予備中和された表面上で、共通の溶媒でブレンドされ、同時に堆積し、
− 二のブロックコポリマーは互いに混和せず、
− ナノ構造化される第一のブロックコポリマーは前記基材の予備中和された表面上に堆積し、次いで、第二のブロックコポリマーは、上部表面の中和を可能にするために、第一のブロックコポリマー(BCP1)上に堆積し、
− 二のブロックコポリマーの堆積に続く段階は、二のブロックコポリマーのうちの少なくとも一をナノ構造化するために、基材、中和層、第一のブロックコポリマー及び第二のブロックコポリマーを含む得られたスタックを熱処理することにあり、
− 二のブロックコポリマーのナノ構造化は、単一のアニーリング温度での唯一の熱処理段階において行われ、
− 第二のブロックコポリマーの組織化に必要な時間は、第一のブロックコポリマーの組織化に必要な時間以下であり、
− 二のブロックコポリマーのナノ構造化は、異なるアニーリング温度及び/又は時間を使用して、複数の連続的な熱処理段階において行われ、第二のブロックコポリマーは、第一のブロックコポリマーよりも迅速に、又は低温で組織化され、
− 第二のブロックコポリマーは、第一のブロックコポリマーの組織化温度で構造化されていないこと、及び第二のブロックコポリマーのブロックの全ては、第一のブロックコポリマーのブロックのそれぞれに関して同等の表面エネルギーを呈するように、第二のブロックコポリマーのブロック又はブロックのセットの表面エネルギーは、別のブロック又はブロックのセットの存在により調節される。
本発明の追加の要旨は、ブロックコポリマーの下部界面が内在する基材の予備中和された表面と接触している、ブロックコポリマーから開始するナノリソグラフィレジストの製造のための方法であって、上記の前記ブロックコポリマーの上部界面での表面エネルギーを制御するための方法の段階を含み、上部中和層を形成する第二のブロックコポリマー及び前記第一のブロックコポリマーにおいて生成されるパターンの少なくとも一が、レジストとして機能することが意図されているフィルムを作成するために、第一のブロックコポリマーのナノ構造化後に、除去されることを特徴とする、方法である。
レジストを製造するための方法の他の任意の特徴によれば、
− 一方では、第二のブロックコポリマー、及び第一のブロックコポリマーからのパターンのうちの少なくとも一の取り出しは、一又は複数の連続する段階で行われ、
− 取り出し段階は、第一のブロックコポリマーが少なくとも部分的に溶けない溶媒又は溶媒の混合物中の第二のブロックコポリマーの洗い流し又はドライエッチングにより行われ、
− 取り出し段階前に、基材、下部中和層、第一のブロックコポリマー及び第二のブロックコポリマーから成るスタックの全部又は一部にわたって刺激が適用され、
− 刺激は、スタックの全部若しくは一部のUV可視光への曝露、電子ビーム又は酸/塩基若しくは酸化/還元特性を呈する液体から成り、
− 刺激の適用後、第一のブロックコポリマーは、刺激への曝露前及び/又は後に、少なくとも部分的に溶けない、溶媒又は溶媒の混合物における溶解により、第二のブロックコポリマーが除去され、
− 第一のブロックコポリマーの少なくとも一のブロックは、第二のブロックコポリマーと同時に除去されるように、適用される刺激に感受性である。
そして、本発明は、下部及び上部表面と垂直なブロックコポリマーのナノドメインの配向性を得ることを可能にするために、下部界面が基材の予備中和された表面と接触している該ブロックコポリマーの上部表面をカバーすることが意図されている上部表面中和層であって、第二のブロックコポリマーから成ることを特徴とする上部表面中和層に関する。
上部表面中和層のその他任意の特徴によれば、
− ブロックコポリマーは、少なくとも二の異なるブロック又はブロックのセットを含み、
− ブロックコポリマーは、当業者に知られる技術又は技術の組合せにより合成することができ、
− ブロックコポリマーの各ブロックは、ブロック型、グラジエント型、統計型、ランダム型、交互型又は櫛型のアーキテクチャ下で一緒に共重合化されているコモノマーのセットから成ることができ、
− ブロックコポリマーは、二のブロックコポリマーの全構成ブロックのうち表面エネルギーが最も低い第一のブロック又はブロックのセットと、第一のブロックコポリマーのブロックのそれぞれに対してゼロ又は同等の親和性を呈する第二のブロック又はブロックのセットを含み、
− ブロックコポリマーはmのブロックを含み、mは≧2且つ≦11、好ましくは≦5の整数であり、
− ブロックコポリマーの形態は好ましくはラメラであるが、他の可能な形態を除外することなく、
− ブロックコポリマーの各ブロックの体積分率は、ブロックコポリマーの体積に対して、5から95%で変化し、
− エネルギーが最も低い第一のブロック又はブロックのセットは、第二のブロックコポリマーの体積に対して、50%から70%の間の体積分率を呈し、
− 第二のブロックコポリマーは、第一のブロックコポリマー以下のアニーリング温度を呈し、
− ブロックコポリマーの分子量は1000から500000g/molの間で変化し、
− ブロックコポリマーの各ブロックは、第一のブロックコポリマーのバックボーンに存在するコモノマーを含むことができ、
− エネルギーが最も低い第一のブロック又はブロックのセットは、取り出される際に、溶媒又は溶媒混合物におけるブロックコポリマーの溶解を促進するように、前記溶媒又は溶媒混合物に溶け、
− 上部表面中和層は、第一及び第二のブロックコポリマーの組織化の温度で固体、気体又は液体でありうる、規定の構成及び規定の表面エネルギーの化合物又は化合物の混合物と接触している。
本発明の他の顕著な特徴及び利点は、以下を示す添付の図面を参照して例示的かつ非限定的な例として示される説明を読解することで明らかになるであろう。
上部界面での表面エネルギーが制御されない場合の、自己集合化に必要なアニーリング段階前及び後のブロックコポリマーの図である。 ブロックコポリマーの全てのブロックが、上部界面での化合物と比較可能な親和性を呈する場合の、自己集合化に必要なアニーリング段階前及び後のブロックコポリマーの図である。 ブロックコポリマーが、本発明による上部表面中和層でカバーされている場合の、自己集合化に必要なアニーリング段階前及び後のブロックコポリマーの図である。 図3の上部表面中和層の取り出し前及び後のブロックコポリマーの図である。
用語「ポリマー」は、(統計、グラジエント、ブロック又は交互型の)コポリマー、又はホモポリマーのいずれかを意味すると理解されている。
用いられる用語「モノマー」は、重合されうる分子に関する。
用いられる用語「重合」は、モノマー又はモノマーの混合物をポリマーに転換するための過程に関する。
用語「コポリマー」は、複数の異なるモノマー単位を一緒にするポリマーを意味すると考えられている。
用語「統計コポリマー」は、鎖に沿ったモノマーユニットの分布が、例えばベルヌーイ(ゼロ次マルコフ)又は一次若しくは二次マルコフ型の統計法則に従う、コポリマーを意味すると考えられている。繰り返し単位が鎖に沿ってランダムに分布する場合、ポリマーは、ベルヌーイ過程により形成され、ランダムコポリマーと称される。用語「ランダムコポリマー」は、コポリマーの合成中に広がる統計過程が知られていない場合でさえも、しばしば使用される。
用語「グラジエントコポリマー」は、モノマー単位の分布が鎖に沿って次第に変化するコポリマーを意味すると理解される。
用語「交互コポリマー」は、鎖に沿って交互に分布している少なくとも二のモノマー物質を含むコポリマーを意味すると理解される。
用語「ブロックコポリマー」は、別個のポリマー物質のそれぞれの又は複数の連続配列を含むコポリマーを意味すると理解され、ポリマー配列は、化学的に互いに異なり、化学結合(共有、イオン、水素又は配位)を介して互いに結合する。これらのポリマー配列は、ポリマーブロックとしても知られている。これらのブロックは、各ブロックの重合化の程度が臨界値より大きい場合、互いに混和せず、ナノドメインに分離するように、相分離パラメータ(フローリー・ハギンズ相互作用パラメータ)を呈する。
用語「混和性」は、二以上の化合物を完全に一緒にブレンドして、均一相を形成する能力を意味すると理解される。ブレンドの混和性の性質は、ガラス転移温度(Tg)の合計が単離された化合物のTg値の合計を厳密に下回る場合に決定されうる。
本明細書中、「自己集合化」及び「自己組織化」又は「ナノ構造化」についての言及がなされ、アニーリング温度として知られる形成化温度でのブロックコポリマーの相分離のよく知られた現象を記載する。
ナノ構造化されるブロックコポリマーの「下部界面」との用語は、前記ブロックコポリマーのフィルムが堆積する内在する基材と接触する界面を意味すると理解される。この下部界面は、例えば、ブロックコポリマーのフィルムの堆積前に、基材の表面への統計コポリマーのグラフティング等の当業者により知られる技術により中和されることを、続く明細書全体にわたって留意すること。
ナノ構造化されるブロックコポリマーの「上部界面」又は「上部表面」との用語は、ナノドメインの自己組織化の温度で固体、気体又は液体、即ち揮発性であるかを問わず、既定の構成及び既定の表面エネルギーの化合物又は化合物の混合物と接触する界面を意味すると理解される。続く本明細書中に記載される例において、この化合物の混合物は周囲空気で構成されているが、本発明は決してこの状況に限定されるものではない。このように、上部界面での化合物が気体である場合、これは制御された大気であり、化合物が液体である場合、これは、ブロックコポリマーが溶けない溶媒又は溶媒の混合物であり、化合物が固体である場合、これは、例えば、シリコン基材等の別の基材でありうる。
本発明の原理は、続く明細書においてBCP1と表される、ナノ構造化されるブロックコポリマーの上部表面をカバーすることにあり、ブロックコポリマー自体は事前に内在する基材Sに耐性し、その表面は、統計コポリマーの層N、例えば、後にトップコートと称さ、TCと表される上部層を用いてグラフティングにより中和され、その組成は、前記ブロックコポリマーBCP1の上部界面での表面エネルギーを制御することを可能にする。そのようなトップコートTC層は、内在する基材Sの表面及び上部表面に垂直なシリンダー型、ラメラ型又は他の形態であることを問わず、ブロックコポリマーBCP1のナノ構造化中に生成されるパターンを配向することを可能にする。
このために、トップコートTC層は、有利には、後にBCP2と表される第二のブロックコポリマーで構成される。好ましくは、第二のブロックコポリマーBCP2は、少なくとも二の異なるブロック又はブロックのセットを含む。
好ましくは、この第二のブロックコポリマーBCP2は、一方では、「s」と表されるブロック又はブロックのセットを含み、その表面エネルギーは、二のブロックコポリマーBCP1及びBCP2の構成ブロックの全てのうちもっとも低く、他方では、ナノ構造化される第一のブロックコポリマーBCP1のブロックの全てとゼロ親和性を呈する「r」と表されるブロック又はブロックのセットを含む。
用語「ブロックのセット」は、同一又は類似の表面エネルギーを呈するブロックを意味すると考えられる。
内在する基材Sは、無機、有機又は金属性の固体でありうる。
BCP1と示される、ナノ構造化されるブロックコポリマーのフィルムに関して、それは「n」のブロックを含み、nは、2以上、好ましくは11未満、より好ましくは4未満の整数である。コポリマーBCP1は、より具体的には、以下の一般式により定義される。
−b−B−b−C−b−D−b−….−b−Z
[上式中、A、B、C、D,…、Zは、純粋な化学物質、即ち、各ブロックが、一緒に重合化された、同一の化学性質のモノマーのセットであるか、又は、全部若しくは一部がブロック若しくは統計若しくはランダム若しくはグラジエント若しくは交互コポリマーの形態の、一緒に共重合化されたコモノマーのいずれかを表す、非常に多くのブロック「i」…「j」である。]
ナノ構造化されるブロックコポリマーBCP1のブロック「i」…「j」のそれぞれは、このように、潜在的に、全部又は一部が、i=a −co−b −co−…−co−z (i≠…≠j)の形態で書き表すことができる。
各物質a …z の体積分率は、ブロックコポリマーBCP1のブロックi…jのそれぞれにおける1から100%の範囲でありうる。
ブロックi…jのそれぞれの体積分率は、ブロックコポリマーBCP1の5から95%の範囲でありうる。
体積分率は、ブロックの体積に関する物質の体積、又はブロックコポリマーの体積に関するブロックの体積であるとして定義される。
コポリマーのブロックの各物質、又はブロックコポリマーの各ブロックの体積分率は、下記の方法で測定される。物質のうちの少なくとも一、又はブロックのうちの少なくとも一が、(ブロックコポリマーが関連する場合)いくつかのコモノマーを含むコポリマー内で、コポリマー全体における各モノマーのモル分率をプロトンNMRで測定すること、次いで各モノマー単位のモル質量を用いて質量分率を算出することが可能である。次いで、ブロックの各物質、又はコポリマーの各ブロックの質量分率を得るためには、物質又はブロックの構成コモノマーの質量分率を合計すれば十分である。次いで、各物質又はブロックの体積分率は、各物質又はブロックの質量分率及び該物質又はブロックが形成するポリマーの密度から決定することができる。しかし、共重合されたモノマーのポリマーの密度は常に得られるとは限らない。この場合、物質又はブロックの体積分率は、その質量分率及び該物質又はブロックにおいて重量の大部分である化合物の密度から決定される。
ブロックコポリマーBCP1の分子量は、1000から500000g.mol−1の範囲でありうる。
ブロックコポリマーBCP1は、あらゆる型のアーキテクチャ:直鎖状、星−分岐状(三又は複数のアーム)、グラフト型、樹木状又は櫛型を呈しうる。
TCと表されるトップコートとしても知られる、上部中和層の構成成分であるBCP2と表される第二のブロックコポリマーに関して、それは、以下の一般式により、より具体的に定義される。
−b−B−b−C−…−b−Z
[上式中、A、B、C、D,…、Zは、純粋な化学物質、即ち、各ブロックが、一緒に重合化された、同一の化学性質のモノマーのセットであるか、又は、全部若しくは一部がブロック若しくは統計若しくはランダム若しくはグラジエント若しくは交互コポリマーの形態の、一緒に共重合化されたコモノマーのいずれかを表す、非常に多くのブロック「i」…「j」である。]
ブロックコポリマーBCP2の各ブロック「i」…「j」は、任意選択的には、ナノ構造化される第一のブロックコポリマーBCP1のバックボーンに存在するコモノマーを含む、トップコートの構成ブロックコポリマーBCP2の全部又は一部にわたって、化学的性質の任意の数のコモノマーで構成されうる。
コモノマーを含むブロックコポリマーBCP2の各ブロック「i」…「j」は、ブロックコポリマーBCP2のブロックの全部又は一部にわたって、ブロック又はランダム又は統計又は交互又はグラジエントコポリマーの形態で、区別なく、共重合化されうる。好ましい順では、ランダム、又はグラジエント又は統計又は交互コポリマーの形態で共重合化される。
ブロックコポリマーBCP2のブロック「i」…「j」は、各ブロックに存在するコモノマーの性質、又はそれらの数のいずれかにおいて、互いに異なりうるか、又は、ブロックコポリマーBCP2に少なくとも二の異なるブロック、若しくはブロックのセットが存在する限り、二ずつ同一でありうる。
有利には、トップコートの構成ブロックコポリマーBCP2の「s」と示されるブロック又はブロックのセットのうちの一つは、二のブロックコポリマーBCP1及びBCP2の下部表面エネルギーを呈する。このように、ブロックコポリマーBCP2をナノ構造化するのに必要なアニーリング温度で、且つ、このアニーリング温度がブロックコポリマーBCP1のガラス転移温度よりも高い場合、第二のブロックコポリマーBCP2のブロック「s」は、上部界面で化合物と接触し、次いで、基材S、中和層N、ナノ構造化されるブロックコポリマーBCP1のフィルム及びトップコートTCを形成するブロックコポリマーBCP2で構成される層のスタックの上部表面と並行に配向される。記載される事例において、上部界面での化合物は、気体、より具体的には、周囲空気で構成される。気体は、例えば制御大気でもありうる。ブロック又はブロックのセット「s」の表面エネルギーにおける、二のブロックコポリマーBCP1及びBCP2のその他ブロックとの差異が大きいほど、上部界面での化合物、事例中、この場合は空気、との相互作用が有利に働き、トップコートTCの層の有効性もまた、有利に働く。このブロック「s」の表面エネルギーにおける、二のコポリマーの他のブロックとの差異は、このように、上部界面で見られるブロック「s」がナノ構造化されるのを可能にするのに十分な値を呈する必要がある。次いで、状況はχs2−air〜0,…、χi1−air>0,…、χj1−air>0、χi2−air>0,…、χj2−air>0である。
第一のブロックコポリマーBCP1のナノ構造化により生成されるパターンの垂直配向を得るために、第二のブロックコポリマーBCP2が、予備形成されるか、そうでなければ、同じアニーリング温度で、ただしより速い速度で自己組織化されることができることが好ましい。第二のブロックコポリマーが自己組織化されるアニーリング温度は、このように、第一のブロックコポリマーBCP1以下であることが好ましい。
好ましくは、ブロックコポリマーBCP1及びBCP2の全ブロックの下部表面エネルギーを有するブロック「s」はまた、ブロックコポリマーBCP2のもっとも大きい体積分率を有するものである。好ましくは、その体積分率は、ブロックコポリマーBCP2の総体積に対して、50から70%の範囲でありうる。
ブロック「s」に関する第一の条件と同様に、トップコートの構成ブロックコポリマーBCP2の「r」と示される別のブロック又はブロックのセットは、加えて、ナノ構造化される第一のブロックコポリマーBCP1の全ブロックに対してゼロ親和性を呈している。このように、ブロック「r」は、第一のブロックコポリマーBCP1の全ブロックに関して「中性」である。状況は、次いでχi1−r2=…=χj1−r2(好ましくは=〜0)及びχi1−i2>0、…、χj1−j2>0である。ブロック「r」は、次いで、第一のブロックコポリマーBCP1の上部界面を中和し、制御することを可能にし、このように、ブロック「s」を用いて、コポリマーBCP1のナノドメインのスタックの下部及び上部表面に垂直な配向に貢献する。ブロック「r」は、所定のブロックコポリマーBCP1について「中性の」物質を得るための当業者に知られる任意の方法、例えば、正確な組成により第一のブロックコポリマーBCP1を構成するコモノマーの統計的形態における共重合化等によって定義されうる。
トップコートTC層を形成するブロックコポリマーBCP2のこれらの二のブロック又はブロックのセット、「s」及び「r」の組み合わされた作用のため、下部及び上部表面に関して第一のブロックコポリマーBCP1のパターンの垂直構造化をもたらす、図3の図に示されるようなスタックを得ることが可能である。この図3において、トップコートの構成ブロックコポリマーBCP2は自己集合化されており、ブロック「s」は、周囲空気と共に界面に平行に配向されているとみられ、ブロック「r」は、ブロックコポリマーBCP1のフィルムのブロックと共に界面に平行に配向されているとみられ、このように、ブロックコポリマーBCP1のパターンの垂直な組織を可能にする。
有利には、ブロックコポリマーBCP2は、「m」のブロックで構成されており、mは≧2、好ましくは11以下、より好ましくは5以下の整数である。
02と示されるBCP2の自己組織化されたパターンの周期はあらゆる値を有しうる。典型的には、5から100nmの間にある。ブロックコポリマーBCP2により適合される形態もまた、あらゆる形態、即ち、ラメラ型、シリンダー型、球状又はより特異でありうる。好ましくは、ラメラである。
各ブロックの体積分率は、ブロックコポリマーBCP2の体積に対して、5から95%で変化しうる。好ましくは、非限定的に、少なくとも一のブロックは、ブロックコポリマーBCP2の体積の50から70%の範囲でありうる体積分率を呈しうる。好ましくは、コポリマーの最大体積分率を表すこのブロックは、ブロック又はブロックのセット「s」から成る。
BCP2の分子量は1000から500000g/molの間で変化しうる。その分子分散度は1.01から3の間でありうる。
ブロックコポリマーBCP2は、当業者に知られる、任意の適切な重合技術、又は重合技術の組合せ、例えばアニオン重合、カチオン重合、制御若しくは非制御ラジカル重合又は開環重合等により合成されうる。この場合、各ブロックの異なる構成モノマー(複数可)は、選択された重合技術に対応するモノマーの標準リストより選択されうる。
重合方法が、例えば制御ラジカル経路により行われる場合、NMP(「ニトロキシド媒介重合」)、RAFT(「可逆的付加開裂移動」)、ATRP(「原子移動ラジカル重合」)、INIFERTER(「開始剤−移動剤−停止剤)、RITP(「可逆的ヨウ素移動重合」)又はITP(「ヨウ素移動重合」)のいずれに関わらず、任意の制御ラジカル重合技術を用いることができる。好ましくは、制御ラジカル経路による重合方法は、NMPにより行われる。
より具体的には、安定なフリーラジカル(1)から誘導されるアルコキサミンに起因するニトロキシドが好ましい。
式中、ラジカルRは15.0342g/molを超えるモル質量を呈する。ラジカルRは、15.0342を超えるモル質量を有する限り、塩素、臭素又はヨウ素などのハロゲン原子であっても、飽和若しくは不飽和、及び直鎖状、分岐状若しくは環状炭化水素基(例えば、アルキルラジカル又はフェニルラジカル)、又はエステル基−COOR、又はアルコキシル基−OR、又はホスホン酸エステル基−PO(OR)であってもよい。一価であるラジカルRは、ニトロキシドラジカルの窒素原子に関してβの位置にあるといわれる。式(1)の炭素原子及び窒素原子の残りの原子価は、種々のラジカル、例えば、水素原子、又は1から10個の炭素原子を含む炭化水素ラジカル、例えばアルキル、アリール又はアリールアルキルラジカルに結合しうる。式(1)の炭素原子と窒素原子が二価のラジカルを介して環を形成するように互いに結合していることは除外されない。しかし、式(1)の炭素原子と窒素原子の残りの原子価は、好ましくは一価のラジカルに結合している。ラジカルRは、好ましくは、30g/molを超えるモル質量を呈する。ラジカルRは、例えば、40から450g/molのモル質量を有しうる。例として、ラジカルRは、ホスホリル基を含むラジカルであってもよく、場合によって前記ラジカルRは、以下の式:
により表され、
式中、R及びR(これらは同一でも異なっていてもよい)は、アルキル、シクロアルキル、アルコキシル、アリールオキシル、アリール、アラルキルオキシル、ペルフルオロアルキル又はアラルキルラジカルから選択され、1から20個の炭素原子を含みうる。R及び/又はRはまた、塩素又は臭素又はフッ素又はヨウ素原子のようなハロゲン原子でありうる。ラジカルRはまた、例えばフェニルラジカル又はナフチルラジカルについては少なくとも一の芳香環を含んでもよく、場合によって後者は、例えば1から4個の炭素原子を含むアルキルラジカルで置換されている。
より具体的には、以下の安定なラジカルから誘導されるアルコキサミンが好ましい。
− N−(tert−ブチル)−1−フェニル−2−メチルプロピルニトロキシド、
− N−(tert−ブチル)−1−(2−ナフチル)−2−メチルプロピルニトロキシド、
− N−(tert−ブチル)−1−ジエチルホスホノ−2,2−ジメチルプロピルニトロキシド、
− N−(tert−ブチル)−1−ジベンジルホスホノ−2,2−ジメチルプロピルニトロキシド、
− N−フェニル−1−ジエチルホスホノ−2,2−ジメチルプロピルニトロキシド、
− N−フェニル−1−ジエチルホスホノ−1−メチルエチルニトロキシド、
− N−(1−フェニル−2−メチルプロピル)−1−ジエチルホスホノ−1−メチルエチルニトロキシド、
− 4−オキソ−2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシ、
− 2,4,6−トリ(tert−ブチル)フェノキシ
好ましくは、N−-(tert−ブチル)−1−ジエチルホスホノ−2,2−ジメチルプロピルニトロキシドから誘導されたアルコキサミンが使用される。
ラジカル経路により合成されるポリマーの構成コモノマーは、例えば次のモノマーから選択される:ビニル、ビニリデン、ジエン、オレフィン、アリル、(メタ)アクリル又は環状モノマー。これらのモノマーは、より具体的には、ビニル芳香族モノマー、例えばスチレン又は置換スチレン、具体的にはα−メチルスチレン、アクリル系モノマー、例えばアクリル酸又はその塩、アルキル、シクロアルキル又はアリールアクリレート、例えばメチル、エチル、ブチル、エチルヘキシル又はフェニルアクリレート、ヒドロキシアルキルアクリレート、例えば2−ヒドロキシエチルアクリレート、エーテルアルキルアクリレート、例えば2−メトキシエチルアクリレート、アルコキシ−又はアリールオキシポリアルキレングリコールアクリレート、例えばメトキシポリエチレングリコールアクリレート、エトキシポリエチレングリコールアクリレート、メトキシポリプロピレングリコールアクリレート、メトキシポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコールアクリレート又はそれらの混合物、アミノアルキルアクリレート、例えば2−(ジメチルアミノ)エチルアクリレート(ADAME)、フルオロアクリレート、シリル化アクリレート、リン含有アクリレート、例えばアルキレングリコールアクリレートホスフェート、アクリル酸グリシジル又はジシクロペンテニルオキシエチルアクリレート、メタクリレートモノマー、例えばメタクリル酸又はその塩、アルキル、シクロアルキル、アルケニル又はアリール メタクリレート、例えばメチル(MMA)、ラウリル、シクロヘキシル、アリル、フェニル又はナフチルメタクリレート、ヒドロキシアルキルメタクリレート、例えば2−ヒドロキシエチル メタクリレート又は2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、エーテルアルキルメタクリレート、例えばメタクリル酸 2−エトキシエチル、アルコキシ−又はアリールオキシポリアルキレングリコールメタクリレート、例えばメトキシポリエチレングリコールメタクリレート、エトキシポリエチレングリコールメタクリレート、メトキシポリプロピレングリコールメタクリレート、メトキシポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコールメタクリレート又はそれらの混合物、アミノアルキルメタクリレート、例えば2−(ジメチルアミノ)エチルメタクリレート(MADAME)、フルオロメタクリレート、例えば2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート、シリル化メタクリレート、例えば3−メタクリロイルオキシプロピルトリメチルシラン、リン含有メタクリレート、例えばアルキレングリコールメタクリレートホスフェート、ヒドロキシエチルイミダゾリドンメタクリレート、ヒドロキシエチルイミダゾリジノンメタクリレート又は2−(2−オキソ−1−イミダゾリジニル)エチルメタクリレート、アクリロニトリル、アクリルアミド又は置換アクリルアミド、4−アクリロイルモルホリン、N−メチロールアクリルアミド、メタクリルアミド又は置換メタクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、メタクリルアミド-プロピルトリメチルアンモニウムクロリド(MAPTAC)、グリシジルメタクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチルメタクリレート、イタコン酸、マレイン酸又はその塩、無水マレイン酸、アルキル又はアルコキシ−又はアリールオキシポリアルキレングリコールマレエート又はヘミマレエート、ビニルピリジン、ビニルピロリジノン、(アルコキシ)ポリ(アルキレングリコール)ビニルエーテル又はジビニルエーテル、例えばメトキシポリ(エチレングリコール)ビニルエーテル又はポリ(エチレングリコール)ジビニルエーテル、オレフィンモノマー(とりわけエチレン、ブテン、1,1−ジフェニルエチレン、ヘキセン及び1−オクテンが挙げられる)、ジエンモノマー(ブタジエン又はイソプレンを含む)、並びにフルオロオレフィンモノマー及びビニリデンモノマー(とりわけフッ化ビニリデンが挙げられる)(これらは、適切な場合には、重合プロセスに適合させるために保護される)から選択される。
重合プロセスが、アニオン経路により行われる場合、結合アニオン重合か又は開環アニオン重合かを問わず、任意のアニオン重合機序が考慮されうる。
好ましくは、特許文献EP0749987に記載されるように、非極性溶媒、好ましくはトルエンでアニオン重合プロセスが使用され、マイクロミキサーを含む。
ポリマーが、カチオン若しくはアニオン経路により又は開環により合成される場合、ポリマー構成コモノマー(複数可)は、例えば、以下のコモノマーより選択される:ビニル、ビニリデン、ジエン、オレフィン、アリル、(メタ)アクリル又は環状モノマー。これらのモノマーは、より具体的には、ビニル芳香族モノマー、例えばスチレン又は置換スチレン、具体的にはα−メチルスチレン、シリル化スチレン、アクリル系モノマー、例えばアルキル、シクロアルキル又はアリールアクリレート、例えばメチル、エチル、ブチル、エチルヘキシル又はフェニルアクリレート、エーテルアルキルアクリレート、例えば2−メトキシエチルアクリレート、アルコキシ−又はアリールオキシポリアルキレングリコールアクリレート、例えばメトキシポリエチレングリコールアクリレート、エトキシポリエチレングリコールアクリレート、メトキシポリプロピレングリコールアクリレート、メトキシポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコールアクリレート又はそれらの混合物、アミノアルキルアクリレート、例えば2−(ジメチルアミノ)エチルアクリレート(ADAME)、フルオロアクリレート、シリル化アクリレート、リン含有アクリレート、例えばアルキレングリコールアクリレートホスフェート、アクリル酸グリシジル又はジシクロペンテニルオキシエチルアクリレート、アルキル、シクロアルキル、アルケニル又はアリール メタクリレート、例えばメチル(MMA)、ラウリル、シクロヘキシル、アリル、フェニル又はナフチルメタクリレート、エーテルアルキルメタクリレート、例えばメタクリル酸 2−エトキシエチル、アルコキシ−又はアリールオキシポリアルキレングリコールメタクリレート、例えばメトキシポリエチレングリコールメタクリレート、エトキシポリエチレングリコールメタクリレート、メトキシポリプロピレングリコールメタクリレート、メトキシポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコールメタクリレート又はそれらの混合物、アミノアルキルメタクリレート、例えば2−(ジメチルアミノ)エチルメタクリレート(MADAME)、フルオロメタクリレート、例えば2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート、シリル化メタクリレート、例えば3−メタクリロイルオキシプロピルトリメチルシラン、リン含有メタクリレート、例えばアルキレングリコールメタクリレートホスフェート、ヒドロキシエチルイミダゾリドンメタクリレート、ヒドロキシエチルイミダゾリジノンメタクリレート又は2−(2−オキソ−1−イミダゾリジニル)エチルメタクリレート、アクリロニトリル、アクリルアミド又は置換アクリルアミド、4−アクリロイルモルホリン、N−メチロールアクリルアミド、メタクリルアミド又は置換メタクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、メタクリルアミド-プロピルトリメチルアンモニウムクロリド(MAPTAC)、グリシジルメタクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチルメタクリレート、イタコン酸、マレイン酸又はその塩、無水マレイン酸、アルキル又はアルコキシ−又はアリールオキシポリアルキレングリコールマレエート又はヘミマレエート、ビニルピリジン、ビニルピロリジノン、(アルコキシ)ポリ(アルキレングリコール)ビニルエーテル又はジビニルエーテル、例えばメトキシポリ(エチレングリコール)ビニルエーテル又はポリ(エチレングリコール)ジビニルエーテル、オレフィンモノマー(とりわけエチレン、ブテン、1,1−ジフェニルエチレン、ヘキセン及び1−オクテンが挙げられる)、ジエンモノマー(ブタジエン又はイソプレンを含む)、並びにフルオロオレフィンモノマー及びビニリデンモノマー(とりわけフッ化ビニリデンが挙げられる)、環状モノマー(とりわけラクトン、例えばε−カプロラクトンが挙げられる)、ラクチド、グリコリド、環状炭酸エステル、例えばトリメチレンカーボネート、シロキサン、例えばオクタメチルシクロテトラシロキサン、環状エーテル、例えばトリオキサン、環状アミド、例えばε−カプロラクタム、環状アセタール、例えば1,3−ジオキソラン、ホスファゼン、例えばヘキサクロロシクロトリホスファゼン、N−カルボキシ無水物、エポキシド、シクロシロキサン、リン含有環状エステル、例えばシクロホスホリナン、シクロホスホラン、オキサゾリン(これらは、適切な場合には、重合プロセスに適合させるために保護される)、又は球状のメタクリレート、例えばイソボルニルメタクリレート、ハロゲン化イソボルニルメタクリレート、ハロゲン化アルキルメタクリレート又はナフチルメタクリレートから、単独で又は少なくとも2つの上記モノマーの混合物として選択される。
第一のブロックコポリマーBCP1の上部界面での表面エネルギーを制御するための方法に関して、トップコートTC層を形成する第二のブロックコポリマーBCP2は、表面が当業者により知られる任意の手段により中和Nされている内在する基材Sに予備堆積する、第一のブロックコポリマーBCP1に堆積しうるか、そうでなければ、第一のブロックコポリマーBCP1と同時に堆積しうる。
ブロックコポリマーBCP1及びBCP2が逐次的に又は同時的に体積するかを問わず、それらは、例えばスピンコーティング、ドクターブレード、ナイフシステム又はスロットダイシステム技術等の当業者に知られる技術によって、予め中和されたN基材Sの表面に堆積しうる。
好ましい実施態様によれば、二のブロックコポリマーBCP1及びBCP2は、表面が一の同じ段階で予め中和されている内在する基材Sに堆積しうるように、共通の溶媒を有する。このために、二のコポリマーは共通の溶媒に溶解し、任意の割合のブレンドを形成する。割合は、例えば、ナノリソグラフィレジストとして機能することが意図されるブロックコポリマーBCP1のフィルムについて望ましい厚さに応じて選択されうる。
しかしながら、二のコポリマーBCP1及びBCP2は、第二のコポリマーBCP2が第一のブロックコポリマーBCP1により取り入れられる形態に干渉するのを防ぐために、互いに混和してはならないか、又は、少なくとも非常にわずかにしか混和しない。
ブロックコポリマーBCP1+BCP2のブレンドは、次いで、例えばスピンコーティング、ドクターブレード、ナイフシステム又はスロットダイシステム技術等の当業者に知られる技術によって、基材の表面に堆積しうる。
二のブロックコポリマーBCP1及びBCP2の、逐次的又は同時的な堆積に続いて、層のスタックはこのようにして得られ、基材S、中和層N、第一のブロックコポリマーBCP1及び第二のブロックコポリマーBCP2を含む。
トップコートTC層を形成するブロックコポリマーBCP2は、アニーリング温度での相分離のブロックコポリマーのよく知られた現象を呈する。
得られたスタックは、二のブロックコポリマーのうちの少なくとも一をナノ構造化するために、次いで、熱処理を施される。
好ましくは、第二のブロックコポリマーBCP2は、その下部界面が、その自己組織化中、第一のブロックコポリマーBCP1に関して中性を呈することができるように、初めにナノ構造化する。このために、第二のブロックコポリマーBCP2のアニーリング温度は、好ましくは、第一のブロックコポリマーBCP1のアニーリング温度以下であるが、BCP1の最高ガラス転移温度よりも高い。加えて、アニーリング温度が同一である場合、即ち、二のブロックコポリマーが、同じアニーリング温度で一段階で自己集合しうる場合、第二のブロックコポリマーBCP2の組織化に必要な時間は、好ましくは、第一のブロックコポリマーのそれ以下である。
二のブロックコポリマーBCP1及びBCP2のアニーリング温度が同一である場合、第一のブロックコポリマーBCP1は自己組織化され、パターンを生成するが、第二のブロックコポリマーBCP2もまた構造を構築し、少なくとも二の明確なドメイン「s」及び「r」を有する。状況は、このように、好ましくはχs2−r2.N>10.5であり、Ntは、厳密に対称なブロックコポリマーBCP2に関するブロック「s」及び「r」の総重合度である。ブロックコポリマーBCP2の異なるブロック間のフラストレーションの特別な相互作用又は特定の現象の不存在下で、BCP2コポリマーを構成する各ブロックの体積分率が同等である場合、そのようなコポリマーは対称であり、コポリマーBCP2に関する相図の変形をもたらす。より一般的には、χs2−r2.Nは、ブロックコポリマーBCP2の固有組成に依拠する、秩序系と無秩序系の間の、ST(ミクロ相分離転移)と呼ばれる、相分離限界を説明する曲線よりも大きいことが望ましい。この条件は、例えば、L.Leiblerにより、「Theory of microphase separation in block copolymers」と題される文献、Macromolecules, 1980, Vol.13, pp 1602 - 1617に記載される。
しかしながら、別の実施態様において、ブロックコポリマーBCP2は、第一のブロックコポリマーBCP1のアニーリング温度で構造化を呈しないことがある。状況は、次いでχs2−r2.N<10.5であるか、又はχs2−r2.N<MST曲線でもある。この場合、ブロック「r」の表面エネルギーは、ブロック「s」の存在により調節され、第一のブロックコポリマーBCP1の全ブロックに関して同等の表面エネルギーを有するように、再調整することが必要である。この手法によれば、この場合、ブロック「s」は、ブロックコポリマーBCP2のための溶解基としてのみ機能する。だが、ブロックコポリマーBCP2のブロックの表面エネルギーは、温度に非常に依拠することを留意すべきである。
好ましくは、トップコートを形成するブロックコポリマーBCP2の組織化に必要な時間は、第一のブロックコポリマーBCP1の組織化に必要な時間以下である。
結果として、第一のブロックコポリマーBCP1のパターンの垂直配向を得るのを可能にするのは、第二のブロックコポリマーBCP2の自己集合化中に生成されるパターンの、得られたスタックの表面に平行な配向である。
任意選択的には、トップコートTCの構成ブロックコポリマーBCP2のブロック「s」は、ナノリソグラフィレジストを形成するためにナノ構造化されることが意図される第一のコポリマーBCP1のための溶媒又は溶媒混合物ではない溶媒又は溶媒の混合物中で非常によく溶けうる。ブロック「s」は、次いで、「MS2」と示される特定の溶媒又は溶媒の混合物中ブロックコポリマーBCP2の溶解を促進する作用因子として機能することができ、次いで、第二のブロックコポリマーBCP2の後の取り出しを可能にする。
ナノリソグラフィレジストの製造のための方法に関して、ブロックコポリマーBCP1のフィルムがナノ構造化される場合、及び、そのパターンがスタックの表面に垂直に配向される場合、ナノ構造化されたブロックコポリマーBCP1のフィルムをナノリソグラフィ過程においてレジストとして使用することができるようにするために、内在する基材内にそのパターンを転移するために、第二のブロックコポリマーBCP2により形成されるトップコートTCの上部層の取り出しを実行することが適切である。このために、ブロックコポリマーBCP2取り出しは、少なくとも部分的に第一のブロックコポリマーBCP1のための溶媒ではない溶媒又は溶媒の混合物MS2で洗い流すこと、又は、例えばプラズマエッチング等のドライエッチング(利用される気体の化学的性質は、ブロックコポリマーBCP2の固有の構成成分によって適合される)のいずれかにより行われうる。
ブロックコポリマーBCP2の取り出し後、ナノ構造化されたブロックコポリマーBCP1のフィルムが得られ、そのナノドメインは、図4に表されるように、内在する基材の表面に垂直に配向されている。このブロックコポリマーのフィルムは、次いで、多孔性フィルムをそのままにするため、したがってそのパターンをナノリソグラフィ過程によって内在する基材に転移することができるようにするために、ブロックのうちの少なくとも一の取り出し後にレジストとして作用することができる。
任意選択的には、上部中和層の構成ブロックコポリマーBCP2の取り出し前に、基材S、基材の表面中和層N、ブロックコポリマーBCP1のフィルム及びブロックコポリマーBCP2の上部層から成る、得られたスタックの全部又は一部にわたって、刺激が追加的に適用されうる。そのような刺激は、例えば、UV可視線、電子ビーム、又は、例えば酸/塩基若しくは酸化/還元特性を呈する液体への曝露により生成されうる。次いで、刺激は、ポリマー鎖の切断、イオン性物質の形成等により、上部層のブロックコポリマーBCP2の全部又は一部にわたって化学修飾を誘発することを可能にする。次いで、そのような修飾は、刺激への曝露前又は後に第一のコポリマーBCP1が少なくとも部分的に溶けない、「MS3」と示される、溶媒又は溶媒の混合物におけるブロックコポリマーBCP2のブロックの溶解を容易にする。この溶媒又は溶媒の混合物MS3は、刺激への曝露に続くブロックコポリマーBCP2の溶解度における修飾の程度によって、溶媒MS2と同一であっても異なっていてもよい。
問題になっているブロックが、刺激によって修飾されたブロックコポリマーBCP2と同じ原理によって、刺激に続いて調節されうるように、第一のブロックコポリマーBCP1が、少なくとも部分的に、即ち、それを構成する少なくとも一のブロックが、適用された刺激に感受性であることが可能であることが想定される。このように、上部トップコート層の構成ブロックコポリマーBCP2の取り出しと同時に、レジストとして機能することが意図されるフィルムが得られるよう、ブロックコポリマーBCP1の少なくとも一のブロックはまた除去されうる。一例において、レジストとして機能することが意図されるコポリマーBCP1がPS−b−PMMAブロックコポリマーである場合、UV放射へのスタックの曝露による刺激は、PMMAのポリマー鎖を切断することを可能にするであろう。この場合、第一のブロックコポリマーのPMMAパターンは、第二のブロックコポリマーBCP2と同時に、溶媒又は溶媒の混合物MS2、MS3における溶解により、除去されうる。
簡潔な例において、ナノリソグラフィレジストとして機能することが意図されるブロックコポリマーBCP1がラメラ形態を有し、PS−b−PMMAタイプのジブロック系から成る場合、上部トップコートTC層の構成ブロックコポリマーBCP2はs−b−r=s−b−P(MMA−r−S)の形態で書き表すことができ、s基は、例えば、フルオロアルキルアクリレートタイプのモノマーの重合により得られるブロックでありうる。
説明を簡潔にするために、上部界面の構成化合物として、大気のみが記載されている。しかしながら、二のブロックコポリマーの組織化温度で、液体、固体又は気体であるかを問わず、そのような界面を構成することが可能な数多くの化合物又は化合物の混合物が存在する。このように、例えば、界面での化合物がブロックコポリマーのアニーリング温度で液体であるフルオロポリマーから成る場合、上部中和層を形成する、第二のブロックコポリマーBCP2の構成ブロックのうちの一は、フッ素化コポリマーを含むであろう。

Claims (29)

  1. ブロックコポリマー(BCP1)の上部界面の表面エネルギーを制御するための方法であって、該ブロックコポリマーの下部界面が基材(S)の予備中和された表面と接触しており、二の下部及び上部界面と垂直な前記ブロックコポリマー(BCP1)のナノドメインの配向性を得ることを可能にするために、前記ブロックコポリマー(BCP1)の上部表面を上部表面中和層(TC)でカバーすることから成り、前記上部表面中和層(TC)が第二のブロックコポリマー(BCP2)から成ることを特徴とする、方法。
  2. 第一のブロックコポリマー(BCP1)及び第二のブロックコポリマー(BCP2)が、基材の予備中和された表面上で、一段階で、共通の溶媒中でブレンドされ、同時に堆積することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 二のブロックコポリマー(BCP1及びBCP2)が互いに混和しないことを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. ナノ構造化される第一のブロックコポリマー(BCP1)が前記基材の予備中和された表面上に堆積し、次いで、第二のブロックコポリマー(BCP2)が、その上部表面の中和を可能にするために、第一のブロックコポリマー(BCP1)上に堆積することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  5. 二のブロックコポリマー(BCP1及びBCP2)の堆積に続く段階が、二のブロックコポリマーのうちの少なくとも一をナノ構造化するために、基材(S)、中和層(N)、第一のブロックコポリマー(BCP1)及び第二のブロックコポリマー(BCP2)を含む、得られたスタックを熱処理することから成ることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 二のブロックコポリマー(BCP1及びBCP2)のナノ構造化が、単一のアニーリング温度での唯一の熱処理段階において行われることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 第二のブロックコポリマー(BCP2)の組織化に必要な時間が、第一のブロックコポリマー(BCP1)の組織化に必要な時間以下であることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  8. 二のブロックコポリマー(BCP1及びBCP2)のナノ構造化が、異なるアニーリング温度及び/又は時間を使用して、複数の連続的な熱処理段階において行われ、第二のブロックコポリマー(BCP2)が、第一のブロックコポリマー(BCP1)よりも迅速に、又は低温で組織化されることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  9. 第二のブロックコポリマー(BCP2)が、第一のブロックコポリマー(BCP1)の組織化温度で構造化されていないこと、及び第二のブロックコポリマー(BCP2)のブロックの全てが、第一のブロックコポリマー(BCP1)のブロックのそれぞれに関して同等の表面エネルギーを呈するように、第二のブロックコポリマーの、ブロック又はブロックのセット「r」の表面エネルギーが、別のブロック又はブロックのセット「s」の存在により調節されることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  10. 下部界面が、内在する基材(S)の予備中和された表面(N)と接触している、ブロックコポリマー(BCP1)から開始するナノリソグラフィレジストの製造のための方法であって、請求項1から8のいずれか一項に記載の前記ブロックコポリマー(BCP1)の上部界面の表面エネルギーを制御するための方法の段階を含み、上部中和層を形成する第二のブロックコポリマー(BCP2)及び前記第一のブロックコポリマー(BCP1)において生成されるパターンの少なくとも一が、レジストとして機能することが意図されているフィルムを作成するために、第一のブロックコポリマー(BCP1)のナノ構造化後に、除去されることを特徴とする、方法。
  11. 一方では、第二のブロックコポリマー(BCP2)、及び第一のブロックコポリマー(BCP1)からのパターンのうちの少なくとも一の取り出しが、一又は複数の連続的な段階で行われることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  12. 取り出し段階が、第一のブロックコポリマーが少なくとも部分的に溶けない溶媒又は溶媒の混合物(MS2)中の第二のブロックコポリマー(BCP2)の洗い流し又はドライエッチングにより行われることを特徴とする、請求項10及び11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 基材(S)、下部中和層(N)、第一のブロックコポリマー(BCP1)及び第二のブロックコポリマー(BCP2)から成るスタックの全部又は一部にわたって、取り出し段階前に刺激が適用されることを特徴とする、請求項10から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 刺激が、スタックの全部若しくは一部のUV可視光への曝露、電子ビーム又は酸/塩基若しくは酸化/還元特性を呈する液体から成ることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  15. 第二のブロックコポリマー(BCP2)が、第一のブロックコポリマー(BCP1)が刺激への曝露前及び/又は後に少なくとも部分的に溶けない溶媒又は溶媒の混合物(MS3)における溶解により、刺激の適用後に除去されることを特徴とする、請求項13及び14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 第一のブロックコポリマー(BCP1)の少なくとも一のブロックが、第二のブロックコポリマー(BCP2)と同時に除去されるように、適用される刺激に感受性であることを特徴とする、請求項13から15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 下部及び上部表面と垂直なブロックコポリマー(BCP1)のナノドメインの配向性を得ることを可能にするために、下部界面が基材(S)の予備中和された表面(N)と接触している該ブロックコポリマー(BCP1)の上部表面をカバーすることが意図されている上部表面中和層であって、第二のブロックコポリマー(BCP2)から成ることを特徴とする、上部表面中和層。
  18. ブロックコポリマー(BCP2)が少なくとも二の異なるブロック又はブロックのセットを含むことを特徴とする、請求項17に記載の上部表面中和層。
  19. ブロックコポリマー(BCP2)の各ブロックが、ブロック型、グラジエント型、統計型、ランダム型、交互型又は櫛型のアーキテクチャ下で一緒に共重合化されているコモノマーのセットから成りうることを特徴とする、請求項17及び18のいずれか一項に記載の上部表面中和層。
  20. ブロックコポリマー(BCP2)が、二のブロックコポリマー(BCP1及びBCP2)の全構成ブロックのうち表面エネルギーが最も低い第一のブロック又はブロックのセット(「s」)と、第一のブロックコポリマー(BCP1)のブロックのそれぞれに関してゼロ又は同等の親和性を呈する第二のブロック又はブロックのセット(「r」)とを含むことを特徴とする、請求項17から19のいずれか一項に記載の上部表面中和層。
  21. ブロックコポリマー(BCP2)が「m」のブロックを含み、mが≧2且つ≦11、好ましくは≦5の整数であることを特徴とする、請求項17から20のいずれか一項に記載の上部表面中和層。
  22. ブロックコポリマー(BCP2)の形態が好ましくはラメラであることを特徴とする、請求項17から21のいずれか一項に記載の上部表面中和層。
  23. ブロックコポリマー(BCP2)の各ブロックの体積分率が、ブロックコポリマーの体積に対して、5から95%で変化することを特徴とする、請求項17から22のいずれか一項に記載の上部表面中和層。
  24. エネルギーが最も低い第一のブロック又はブロックのセット(「s」)が、第二のブロックコポリマー(BCP2)の体積に対して、50%から70%の間の体積分率を呈することを特徴とする、請求項20から23のいずれか一項に記載の上部表面中和層。
  25. 第二のブロックコポリマー(BCP2)が、第一のブロックコポリマー(BCP1)以下のアニーリング温度を呈することを特徴とする、請求項17から24のいずれか一項に記載の上部表面中和層。
  26. ブロックコポリマー(BCP2)のモル重量が、1000から500000g/molの間で変化することを特徴とする、請求項17から25のいずれか一項に記載の上部表面中和層。
  27. ブロックコポリマー(BCP2)の各ブロック(i…j)が、第一のブロックコポリマー(BCP1)のバックボーンに存在するコモノマーを含みうることを特徴とする、請求項17から26のいずれか一項に記載の上部表面中和層。
  28. エネルギーが最も低い第一のブロック又はブロックのセット(「s」)が、取り出される際に、溶媒又は溶媒混合物(MS2)におけるブロックコポリマー(BCP2)の溶解を促進するように、前記溶媒又は溶媒混合物(MS2)に溶けることを特徴とする、請求項20から27のいずれか一項に記載の上部表面中和層。
  29. 第一及び第二のブロックコポリマーの組織化の温度で、固体、気体又は液体でありうる、規定の構成及び規定の表面エネルギーの化合物又は化合物の混合物と接触していることを特徴とする、請求項17から28のいずれか一項に記載の上部表面中和層。
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