JP2018522184A - 摩擦クラッチ装置 - Google Patents

摩擦クラッチ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018522184A
JP2018522184A JP2018505433A JP2018505433A JP2018522184A JP 2018522184 A JP2018522184 A JP 2018522184A JP 2018505433 A JP2018505433 A JP 2018505433A JP 2018505433 A JP2018505433 A JP 2018505433A JP 2018522184 A JP2018522184 A JP 2018522184A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
friction clutch
clutch device
support
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018505433A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6775574B2 (ja
Inventor
ケラー マリオン
ケラー マリオン
ホイベアガー ゼバスティアン
ホイベアガー ゼバスティアン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Schaeffler Technologies AG and Co KG
Original Assignee
Schaeffler Technologies AG and Co KG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=56119261&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2018522184(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Schaeffler Technologies AG and Co KG filed Critical Schaeffler Technologies AG and Co KG
Publication of JP2018522184A publication Critical patent/JP2018522184A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6775574B2 publication Critical patent/JP6775574B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/583Diaphragm-springs, e.g. Belleville
    • F16D13/585Arrangements or details relating to the mounting or support of the diaphragm on the clutch on the clutch cover or the pressure plate
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/70Pressure members, e.g. pressure plates, for clutch-plates or lamellae; Guiding arrangements for pressure members
    • F16D13/71Pressure members, e.g. pressure plates, for clutch-plates or lamellae; Guiding arrangements for pressure members in which the clutching pressure is produced by springs only
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2125/00Components of actuators
    • F16D2125/18Mechanical mechanisms
    • F16D2125/58Mechanical mechanisms transmitting linear movement
    • F16D2125/582Flexible element, e.g. spring, other than the main force generating element

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

摩擦クラッチ装置(100)、特に内燃機関駆動式の自動車のパワートレーン用の摩擦クラッチ装置(100)であって、回転軸線(102)と、ハウジング(108)と、連結された操作位置と遮断された操作位置との間での操作のためにハウジング(108)に対して相対的に回転軸線(102)の延在方向に変位可能な少なくとも1つのプレッシャプレート(114)と、少なくとも1つのプレッシャプレート(114)を付勢するための第1のばね(116)と、第1のばね(116)をハウジング(108)に支持するための少なくとも1つのスペーサエレメント(118)と、ハウジング(108)と第1のばね(116)との間に配置されていて、かつ第1の支持半径(106)のところでハウジング(108)に支持されていて、第2の支持半径(110)のところで支持リング(112)に支持されている、操作力を減少させるための第2のばね(104)と、を有しており、摩擦クラッチ装置(100)を構造および/または機能の点で改善するために、支持リング(112)が、プレッシャプレート(114)の遮断された操作位置で、回転軸線(102)の延在方向で、少なくとも1つのスペーサエレメント(118)に支持されている、摩擦クラッチ装置(100)。

Description

本発明は、摩擦クラッチ装置、特に内燃機関駆動式の自動車のパワートレーン用の摩擦クラッチ装置であって、回転軸線と、ハウジングと、連結された操作位置と遮断された操作位置との間での操作のためにハウジングに対して相対的に回転軸線の延在方向に変位可能な少なくとも1つのプレッシャプレートと、少なくとも1つのプレッシャプレートを付勢するための第1のばねと、第1のばねをハウジングに支持するための少なくとも1つのスペーサエレメントと、ハウジングと第1のばねとの間に配置されていて、かつ第1の支持半径のところでハウジングに支持されている、操作力を減少させるための第2のばねと、を有する摩擦クラッチ装置に関する。
独国特許出願公開第102012218876号明細書に基づき、摩擦クラッチ用の操作装置が公知である。この操作装置は、クラッチカバーと、このクラッチカバーに直接にまたは間接的に旋回領域、特に環状の旋回領域を中心にして旋回可能に支持された、プレッシャプレートを変位させてクラッチディスクをプレッシャプレートとカウンタプレートとの間に押圧するための皿ばねと、クラッチカバーに直接にまたは間接的に支持された、皿ばねの、旋回領域に発生した力を受け止めるための対応受けを提供するための支持ばねと、特に皿ばね状に形成された、軸方向で支持ばねと皿ばねとの間に配置されたサーボばねとを有しており、皿ばねとサーボばねとは、半径方向で相互間隔を置いて配置された少なくとも2つの当付け領域で互いに当て付けられている。
皿ばねには、この皿ばねが起き上がった場合に、皿ばねを旋回させてプレッシャプレートを変位させるために必要となる所要操作力が著しく増大してしまうという効果があることが知られているが、サーボばねは、この既知の効果の作用を減少させる。プレッシャプレートとカウンタプレートとの間に設けられた、クラッチディスクへの摩擦接続によるトルク伝達のための摩擦フェーシングが新品状態の場合には、摩擦クラッチを締結するためのプレッシャプレートのストローク(変位)がまだ極めて短いので、皿ばねが著しく起き上がるおそれはない。摩擦フェーシングが摩耗すると、摩擦フェーシングの厚さが減少し、これにより、摩擦クラッチを締結し、かつクラッチディスクとの摩擦接続を形成するために、プレッシャプレートが、より大きなストロークを進まなければならなくなる。このことは、皿ばねが、より長い旋回ストロークを進むことを必要とするので、皿ばねが弾性変形によって起き上がるおそれがあり、皿ばねのために設定されたばね特性線に相応して、プレッシャプレートを変位させるために必要な操作力が大きくなってしまう。この大きくなった操作力に対抗して作用するのが、サーボばねである。したがって、サーボばねによって、プレッシャプレートを変位させるための小さな所要操作力と、摩擦クラッチの締結時における十分な押圧力とが、摩擦クラッチの寿命にわたって保証される。
国際公開第2014/056495号に基づき、摩擦クラッチ装置、特に内燃機関駆動式の自動車のパワートレーン用の摩擦クラッチ装置であって、回転軸線と、ハウジングと、連結された操作位置と遮断された操作位置との間での操作のためにハウジングに対して相対的に回転軸線の方向に変位可能な少なくとも1つのプレッシャプレートと、この少なくとも1つのプレッシャプレートを付勢するための第1のばねと、摩耗状態における操作力を減少させるための、「サーボばね」と呼ばれる第2のばねと、を有する摩擦クラッチ装置が公知である。この場合、第2のばねは、第1の直径のところで、ハウジングに直接的または間接的に支持され、第2の直径のところで、第1のばねに直接的または間接的に支持されており、第1の直径は、第2の直径よりも小さく形成されている。
国際公開第2015/010694号に基づき、摩擦クラッチ装置、特に内燃機関駆動式の自動車のパワートレーン用の摩擦クラッチ装置であって、回転軸線と、ハウジングと、連結された操作位置と遮断された操作位置との間での操作のためにハウジングに対して相対的に回転軸線の延在方向に変位可能な少なくとも1つのプレッシャプレートと、この少なくとも1つのプレッシャプレートを付勢するための第1のばねと、操作力を減少させるための「サーボばね」と呼ばれる第2のばねと、を有する摩擦クラッチ装置が公知である。この場合、第2のばねは、第1の支持半径と第2の支持半径のところで、ハウジング側に、かつ付加的に第1のばねに支持されている。
本発明の根底を成す課題は、冒頭で述べた摩擦クラッチ装置を構造および/または機能の点で改良することである。特に、クラッチ用の、大量生産に適したサーボばねが提供されることが望ましい。特に、サーボばねは、既存のコンポーネントを維持したままクラッチに組み込まれることが望ましい。特に、サーボばねにより、最大解放力または最大レリーズ力が低く保持されることが望ましい。特に、サーボばねは、摩耗時にのみ作用することが望ましく、新品状態のときやクラッチ遮断時におけるプレッシャプレートの浮き上がりの際には、作用しないことが望ましい。特に、公差ずれがサーボばね力に与える影響を制限するために、摩擦クラッチ装置における全公差が小さく維持されることが望ましい。
この課題は、摩擦クラッチ装置、特に内燃機関駆動式の自動車のパワートレーン用の摩擦クラッチ装置であって、回転軸線と、ハウジングと、連結された操作位置と遮断された操作位置との間での操作のためにハウジングに対して相対的に回転軸線の延在方向に変位可能な少なくとも1つのプレッシャプレートと、少なくとも1つのプレッシャプレートを付勢するための第1のばねと、第1のばねをハウジングに支持するための少なくとも1つのスペーサエレメントと、ハウジングと第1のばねとの間に配置されていて、かつ第1の支持半径のところでハウジングに支持されている、操作力を減少させるための第2のばねと、を有し、第2のばねが、第2の支持半径のところで支持リングに支持されており、支持リングが、少なくとも、プレッシャプレートの遮断された操作位置で、少なくとも1つのスペーサエレメントに支持されている、摩擦クラッチ装置によって解決される。これにより、特に最大レリーズ力が低く保持される。さらに、スペーサエレメントは2つの機能、つまり第1のばねを支持する機能と、支持リングを支持する機能とを有するので、既存のコンポーネントを維持しながらサーボばねをクラッチに組み込むことが実現される。
特に、第2のばねは、その第2の支持半径のところで、直接に、すなわち当付けにより、支持リングに支持されている。
支持リングは、少なくとも、プレッシャプレートの遮断された操作位置で、回転軸線の延在方向において、少なくとも1つのスペーサエレメントに支持されていてよい。回転軸線の延在方向における支持により、第2のばねから支持リングへ伝達される力を特に有効に支持することができる。支持リングは、特に摩擦クラッチ装置の新品状態において、プレッシャプレートの連結された操作位置においても、回転軸線の延在方向で、少なくとも1つのスペーサエレメントに支持されることができる。支持リングは、プレッシャプレートの連結された操作位置においても、回転軸線の延在方向で、少なくとも1つのスペーサエレメントに支持されることができる。
摩擦クラッチ装置は、少なくとも2つのスペーサエレメントを有していてよい。摩擦クラッチ装置は、少なくとも3つのスペーサエレメントを有していてよい。摩擦クラッチ装置は、ちょうど3つのスペーサエレメントを有していてよい。支持リングは、少なくとも2つの支持輪郭を有していてよい。支持リングは、少なくとも3つの支持輪郭を有していてよい。支持リングは、ちょうど3つの支持輪郭を有していてよい。支持輪郭はそれぞれ、好ましくは各1つのスペーサエレメントに支持されている。
パワートレーンは、内燃機関を有していてよい。パワートレーンは、回転振動ダンパを有していてよい。パワートレーンは、変速機を有していてよい。パワートレーンは、少なくとも1つの駆動可能なホイールを有していてよい。摩擦クラッチ装置は、パワートレーンに配置可能であってよい。摩擦クラッチ装置は、内燃機関と変速機との間に配置可能であってよい。摩擦クラッチ装置は、回転振動ダンパと変速機との間に配置可能であってよい。
摩擦クラッチ装置は、入力部分を有していてよい。摩擦クラッチ装置は、出力部分を有していてよい。摩擦クラッチ装置は、ハウジングを有していてよい。このハウジングは、「カバー」とも呼ばれる。入力部分は、内燃機関によって駆動可能であってよい。出力部分によって、変速機が駆動可能であってよい。摩擦クラッチ装置は、始動ならびに変速機の変速比チェンジを可能にすることができる。
摩擦クラッチ装置は、シングルクラッチを有していてよい。摩擦クラッチ装置は、デュアルクラッチを有していてよい。摩擦クラッチ装置は、乾式のクラッチを有していてよい。摩擦クラッチ装置は、湿式のクラッチを有していてよい。摩擦クラッチ装置は、シングルディスククラッチを有していてよい。摩擦クラッチ装置は、マルチディスククラッチを有していてよい。摩擦クラッチ装置は、セルフ解放式のクラッチを有していてよい。摩擦クラッチ装置は、セルフ締結式のクラッチを有していてよい。摩擦クラッチ装置は、プッシュ式のクラッチを有していてよい。摩擦クラッチ装置は、プル式のクラッチを有していてよい。摩擦クラッチ装置は、クラッチペダルによって操作可能であってよい。摩擦クラッチ装置は、自動化されて操作可能であってよい。
摩擦クラッチ装置は、入力部分と出力部分との間で実質的に出力伝達が行われない、完全に遮断された操作位置を起点として、入力部分と出力部分との間で実質的に完全な出力伝達が行われる、完全に連結された操作位置にまで、操作に関連して、機械的な出力伝達の増大を可能にすることができる。この場合、入力部分と出力部分との間の出力伝達は、摩擦接続式に行われる。逆に、入力部分と出力部分との間で実質的に完全な出力伝達が行われる、完全に連結された操作位置を起点として、入力部分と出力部分との間で実質的に出力伝達が行われない、完全に遮断された操作位置にまで、操作に関連して、機械的な出力伝達の減少を可能にすることができる。「完全に連結された操作位置」とは、「閉じられた操作位置」であってよい。「完全に遮断された操作位置」とは、「開いた操作位置」であってよい。
少なくとも1つのプレッシャプレートと、ハウジングとは、互いに相対回動不能に結合されていてよい。摩擦クラッチ装置は、少なくとも1つの押圧プレートを有していてよい。この少なくとも1つの押圧プレートと、ハウジングとは、互いに固く結合されていてよい。摩擦クラッチ装置は、摩擦フェーシングを備えた少なくとも1つのクラッチディスクを有していてよい。この少なくとも1つのクラッチディスクは、少なくとも1つの押圧プレートと、少なくとも1つのプレッシャプレートとの間に挟込み可能であってよい。摩擦クラッチ装置の入力部分は、ハウジングと、押圧プレートと、少なくとも1つのプレッシャプレートと、を有していてよい。摩擦クラッチ装置の出力部分は、クラッチディスクを有していてよい。
第2のばねを、摩耗が存在する場合にのみ、操作力を減少させるために、支持リングを介して第1のばねに支持することができる。特に、支持リングの変化形による構成では、第2のばねを、摩耗の有無にかかわらず、操作力を減少させるために、第1のばねに支持することもできる。第2のばねを、既に新品状態において、操作力を減少させるために、支持リングを介して第1のばねに支持することができる。第2のばねは、プリロードまたは予荷重をかけられて組み込まれていてよい。第2のばねは、軸方向でハウジングと支持リングとの間にプリロードをかけられて緊定されてよい。第2のばねは、支持リングの支持輪郭がスペーサエレメントとの接触から外れると、第1のばねに作用することができる。クラッチディスクの摩擦フェーシングは、摩擦クラッチ装置の作動時に摩耗を受けるおそれがある。摩擦フェーシングの厚さは、摩耗が原因で、かつ/またはへたり過程に基づいて、減少し得る。摩擦フェーシングの厚さが減少すると、完全に遮断された操作位置では、第1のばねのプリロード力を高めるおそれがある。摩耗が原因で生じる操作力増大を補償するために、摩耗状態において第2のばねを第1のばねに支持することができる。
摩擦クラッチ装置は、ばね装置を有していてよい。このばね装置は、第1のばねと第2のばねとを有していてよい。第1のばねは、「クラッチスプリング」または「操作ばね」とも呼ぶことができる。第2のばねは、「サーボばね」とも呼ぶことができる。第1のばねは、皿ばね(ダイアフラムスプリング)であってよい。第1のばねは、ハウジングに設けられた第1の内縁部と、第2のワイヤリングとの間で、第3の支持半径のところで支持されていてよい。第1のばねは、x軸に操作距離をとり、y軸に操作力をとった線図において、局所的な最大値と、降下する区分とを有する、上昇する特性線を有していてよい。第2のばねの力は第1のばねの力とは逆方向に向けられていてよい。第1のばねと第2のばねとは、x軸に操作距離をとり、y軸に操作力をとった線図において、共通の全体特性線を有していてよい。この全特性線は、局所的な最大値と、降下する区分とを有する、上昇する曲線を有していてよい。この場合、第2のばねの力に基づき、全特性線の局所的な最大値は、第1のばねの特性線の局所的な最大値に比べて減少した値を有し、全特性線の降下する区分は、第1のばねの特性線の降下する区分に比べて減少したピッチを有している。ばね装置は、プレッシャプレートを、閉じ方向でプリロードをかけて付勢していてよい。
第2のばねは、第1の支持半径に対応する第2の内縁部に沿ってハウジングに支持されることができる。第2のばねは、第1の支持半径のところで直接にハウジングに支持され、かつ第2の支持半径のところで間接的に支持リングとスペーサエレメントとを介してハウジングに支持されることができる。ハウジングは、第1の支持半径のところで第2のばねを直接に支持するための支持区分を有していてよい。これらの支持区分は、ハウジングの半径方向の内縁部によって形成されていてよい。この内縁部は、ハウジングに設けられたエンボス加工部であってよい。支持区分は、ハウジングの円錐状の内面によって形成されていてよい。支持区分は、第2のばねをセンタリングするために使用することができる。第1の支持半径は、第2の支持半径よりも小さく形成されていてよい。第1の支持半径は第2の支持半径よりも大きく形成されていてよい。
摩擦クラッチ装置は、第1のばねをハウジングに支持するためのスペーサエレメントを有していてよい。これらのスペーサエレメントは、それぞれ1つのピン状の形状を有していてよい。スペーサエレメントは、それぞれ1つの平リベット状の形状を有していてよい。スペーサエレメントは、それぞれ、複数回段付けされた形状を有していてよい。スペーサエレメントは、それぞれ、軸方向の位置固定のための段部を有していてよい。スペーサエレメントは、それぞれ第1のばねおよび/または第2のばねの位置固定のための段部を有していてよい。スペーサエレメントは、それぞれ支持リングを支持するための段部を有していてよい。
支持リングは、平坦な基本形状を有していてよい。この基本形状からは、少なくとも1つの支持輪郭が突出している。支持リングは、複数の支持輪郭を有していてよい。支持リングは、ちょうど3つの支持輪郭を有していてよい。3つの支持輪郭は、静的に規定された支持を提供する。支持輪郭の数は、好ましくはスペーサエレメントの数に相当している。支持リングの支持輪郭は、好ましくはスペーサエレメントに設けられたそれぞれ1つの段部に支持されている。支持リングは、スペーサエレメントによってセンタリングされていてよい。支持リングは、第2のばねを支持することができる。支持リングは、少なくとも1つのスペーサエレメントの半径方向内側に配置されていてよい。
支持リングは、第1のワイヤリングであってよい。ワイヤリングは、支持リングの特に廉価な実施態様である。支持リングは、曲げられたプロファイル材であってよい。支持リングは、曲げられた半製品であってよい。1つの支持リングを形成するように曲げられたワイヤの2つの端部は、互いに結合されていてよく、特に互いに溶接またはろう接されていてよい。1つの支持リングを形成するように曲げられた半製品の2つの端部は、互いに結合されていてよく、たとえば溶接されていてよい。支持リングは少なくとも1つの支持輪郭を有していてよい。この支持輪郭は、スペーサエレメントにおける支持のために、第1のばねを貫いている。少なくとも1つの支持輪郭は、軸方向で、第1のばねに設けられた少なくとも1つの開口を貫いて延びていてよい。これにより、支持リングをスペーサエレメントに支持することができるので、スペーサエレメントは別の機能を果たす。第1のばねは、支持リングの支持輪郭のための開口を有していてよい。第1のワイヤリングは、スペーサエレメントにおける支持のためにそれぞれ第1のばねの開口を貫通する支持輪郭を有していてよい。第1のばねは、第1のワイヤリングの支持輪郭のための開口を有していてよい。少なくとも1つの支持輪郭が、軸方向において、第1のばねに設けられた、少なくとも1つの開口を貫いて延びていてよい。さらに、支持リングは半径方向で開口によってセンタリングされていてよい。好ましくは、支持リングは半径方向でスペーサエレメントによってセンタリングされている。この場合、支持リングの支持輪郭および/または円弧セグメントが、半径方向においてスペーサエレメントに支持されていてよい。このような支持リング、特にワイヤリングとして形成された支持リングが、簡単にかつ小さな公差で製造可能となる。同様のことは、皿ばねとして形成された第2のばねについても言える。したがって、サーボばねの特に大量生産に適した組込みが与えられている。
スペーサエレメントは、それぞれ第1のワイヤリングを支持するための段部を有していてよい。第1のワイヤリングは、スペーサエレメントに設けられた各1つの段部に支持される複数の支持輪郭を有していてよい。スペーサエレメントは、それぞれ、部分的に非円形の横断面を有していてよい。スペーサエレメントは、それぞれ、部分的に非対称的な横断面を有していてよい。部分的に非円形の横断面または部分的に非対称的な横断面を、第1のばね、第2のばね、第1のワイヤリングおよび/または第2のワイヤリングの向き調整および/またはセンタリングのために使用することができる。スペーサエレメントは、それぞれ1つの半径方向の突出部を有していてよい。スペーサエレメントの半径方向の突出部は、第2のばねを支持するために使用することができる。スペーサエレメントは、それぞれリベット状にセットヘッドと閉鎖ヘッドとを備えて形成されていてよい。スペーサエレメントは、それぞれハウジングとリベット締結されていてよい。スペーサエレメントは、それぞれ部分的に面取り部状の表面を有していてよい。スペーサエレメントは、それぞれ部分的に円錐状の表面を有していてよい。スペーサエレメントは、それぞれ部分的にランプ(斜面)状の表面を有していてよい。摩擦クラッチ装置は、少なくとも3つのスペーサエレメントを有していてよい。スペーサエレメントは、摩擦クラッチ装置の周方向に分配されて配置されていてよい。
第2のばねは、センタリング手段を介して少なくとも1つのスペーサエレメントにセンタリングされていてよい。第2のばねは、第2のばねの外径部に設けられた凹部を介して、少なくとも1つのスペーサエレメントにセンタリングされていてよい。第2のばねは、第2のばねの外径部に設けられた3つの凹部を介して、3つのスペーサエレメントにセンタリングされていてよい。凹部は、それぞれ2つのウェブによって画定されていてよい。第2のばねは、第2のばねの外径部に設けられたウェブを介して、少なくとも1つのスペーサエレメントにセンタリングされていてよい。第2のばねは、皿ばねであってよい。第2のばねは、半径方向外側に、スペーサエレメントに対応する凹部を有していてよい。第2のばねの凹部は、側方でウェブによって画定されていてよい。
したがって、要約しかつ言い換えて表現すると、本発明によれば、特に、摩耗調整装置を有しないコンベンショナルなクラッチにより知られている不都合、すなわち、クラッチ摩耗時に、クラッチが締結された状態にあると、皿ばねがより強力に起き上がり、これによりレリーズ力が増大してしまうという不都合を減少させる摩擦クラッチ装置が得られる。摩耗状態におけるレリーズ力の増大を緩和するために、ある特定の点を超えると、強力に起き上がる皿ばねに抗して作用するサーボばねが知られている。本発明による摩擦クラッチ装置は、このようなサーボばねの特に好適な配置を有する。本発明によれば、旋回可能に支持された皿ばねが、好ましくはクラッチの半径方向において、旋回支持部内に、かつ/または皿ばねセンタリング部内に、クラッチの軸方向に突設部を備えたワイヤリングを有するクラッチが提案される。ワイヤリングの突設部(支持輪郭)を介して、ワイヤリングは、特に複数のピンにより形成されている旋回支持部および/または皿ばねセンタリング部の、クラッチカバーに取り付けられた領域に支持されている。
クラッチの周方向では、サーボばねが、各突設部の間で、ワイヤリングの、これらの突設部を接続している円弧セグメントに載着されている。サーボばねは、ワイヤリングを介してピンに載着されており、こうして軸方向において保持される。皿ばねに対しては、サーボばねが同じく、皿ばねに載着されているワイヤリングを介して支持される。さらに、サーボばねは、クラッチカバー(ハウジング)の内側と、ワイヤリングとの間に緊定されている。クラッチ摩耗が発生すると、皿ばねは、クラッチの締結された状態において、著しく起き上がるので、皿ばねは、ワイヤリングの円弧セグメントに当て付けられるだけではなく、クラッチの軸方向においてワイヤリングをクラッチカバーに向かって変位させてしまう。これにより、ワイヤリングの突設部は、旋回支持部および/または皿ばねセンタリング部(ピン)の、クラッチカバーに取り付けられた領域から浮き上がり、サーボばねは圧縮される。この圧縮は、クラッチが締結されている場合に、レリーズ力増大を低減させる効果をもたらす。
好ましくは、サーボばねは、センタリング手段を有する。このセンタリング手段を介して、サーボばねは、旋回支持部および/または皿ばねセンタリング部の、クラッチカバーに取り付けられた領域にセンタリングされている。好ましくは、この領域は、皿ばねセンタリングピンであり、この場合、クラッチは、好ましくはピンクラッチとして構成されているか、または場合によってはフッククラッチとして構成されていてもよい。
ワイヤリングは、好ましくは、加工成形されたエンボス加工部として形成された少なくとも3つの支持輪郭を有する。これらの支持輪郭は、軸方向下方へ向かってピンに、特にピンのそれぞれ1つの段部に、支持されることができる。サーボばねは、パワー縁部として構成されていてもよく、このパワー縁部は、センタリングのために、外径部に加工成形された少なくとも3つのウェブを有している。カバーには、内径部(第1の直径)のところに、内側のサーボばね載着のための載着部が加工成形されていてよい。
「〜されていてよい」という表現により、特に本発明の選択的な特徴が表されている。したがって、それぞれの特徴を有する、本発明のそれぞれ1つの実施例が存在する。
本発明による摩擦クラッチ装置を用いて、クラッチ用の大量生産に適したサーボばねが提供される。サーボばねは、既存のコンポーネントを維持しながらクラッチに組み込まれる。サーボばねは、最大レリーズ力を低く保持する。サーボばねは、相応する設計において、摩耗時にしか作用し得なくなり、新品状態のときやクラッチ遮断時におけるプレッシャプレートの浮き上がりの際には、無効となってよい。摩擦クラッチ装置における全公差は小さく、これにより、公差ずれがサーボばね力に与える影響が制限される。
以下に、本発明の実施形態を図面につき詳しく説明する。この説明から、別の特徴および別の利点が明らかとなる。本実施形態の具体的な特徴は、本発明の一般的な特徴を成すものであってよい。本実施形態の、別の特徴に結びつけられた特徴は、本発明の個々の特徴をも成していてよい。
摩擦クラッチ装置の一部を、図4のI−I線に沿って切断した断面図である。 図1に示した摩擦クラッチ装置の一部を、図4のII−II線に沿って切断した断面図である。 図1に示した摩擦クラッチ装置のサーボばねの斜視図である。 図1に示した摩擦クラッチ装置の第1のワイヤリングの斜視図である。
図1および図2には、回転軸線102周りに回転可能なクラッチ100の一部が図示されている。クラッチ100は、サーボばね104を備えており、このサーボばね104は、第1の支持半径106のところでハウジング108に支持されていて、第2の支持半径110のところで、第1のワイヤリング112として形成された支持リングに支持されている。以下に使用する、方向を規定する記載「軸方向」、「半径方向」、「全周」および「周方向」は、いずれも回転軸線102に関するものである。
クラッチ100は、摩擦クラッチである。クラッチ100は、シングルディスク型の乾式クラッチである。クラッチ100は、自動車のパワートレーンにおいて、内燃機関と変速機との間に配置可能である。内燃機関とクラッチ100との間には、回転振動ダンパ、特にデュアルマスフライホイールが配置されていてよい。クラッチ100は、入力部分と出力部分とを有する。入力部分は、ハウジング108と、このハウジング108に固く結合されている押圧プレートと、軸方向でハウジング108に対して相対的に、制限された範囲内で変位可能なプレッシャプレート114と、を有する。入力部分は、内燃機関に駆動結合可能である。出力部分は、摩擦フェーシングを備えたクラッチディスクを有する。クラッチディスクは、押圧プレートとプレッシャプレート114との間に挟込み可能であり、これにより入力部分と出力部分との間での摩擦接続式の機械的な出力伝達が行われる。出力部分は、変速機に駆動結合可能である。クラッチ100は、操作装置を有する。この操作装置を用いて、プレッシャプレート114は、遮断された操作位置と、連結された操作位置との間を変位可能となる。
操作装置は、皿ばね(ダイアフラムスプリング)116とサーボばね104とを有する。皿ばね116は、第1のばねとも呼ばれ、サーボばね104は、第2のばねとも呼ばれる。皿ばね116のばね力を用いて、プレッシャプレート114は、閉じ方向にプリロード(予荷重)をかけられて押圧されている。操作装置を用いて、クラッチ100を解放するための操作力を付与することができる。操作力は、皿ばね116の力とは逆方向に向けられている。サーボばね104は、クラッチ100の摩耗、特にクラッチディスクの摩擦フェーシングの摩耗に関連して有効となるか、または摩耗とは無関係に既に新品状態で有効となる。サーボばね104の力は、皿ばね116のばね力とは逆方向に向けられている。これによって、サーボばね104の力は、摩耗に関連して、または摩耗とは無関係に、解放方向におけるクラッチ100の操作をサポートする。
サーボばね104は、同じく皿ばねとして形成されていて、内縁部と外縁部とを備えた環状ディスク形の形状を有する。サーボばね104は、第1の支持半径106のところでハウジング108に支持されており、第2の支持半径110のところで第1のワイヤリング112に支持されている。特に、サーボばね104は、その第2の支持半径110のところで直接に、すなわち当付けによって、第1のワイヤリング112に支持されている。第1の支持半径106は、第2の支持半径110よりも半径方向でさらに内側に配置されている。第1のワイヤリング112は、皿ばね116に支持されていて、付加的に、符号118で示したようなスペーサピンとして形成されたスペーサエレメントに支持されている。サーボばね104は、以下にさらに詳細を説明するように、第1の支持半径106のところで直接にハウジング108に支持されていて、第2の支持半径110のところで第1のワイヤリング112とスペーサピン118とを介して間接的にハウジング108に支持されている。
皿ばね116は、皿ばね部に相当するパワー縁部と、レバー部に相当する複数のばね舌片とを有する。パワー縁部は、外縁部を備えた環状ディスク形の形状を有する。ばね舌片は、パワー縁部を起点として、半径方向内側に向かって延びている。各ばね舌片の間には、それぞれ間隙が存在している。皿ばね116のパワー縁部は、プレッシャプレート114に支持されている。皿ばね116は、ハウジング108に旋回可能に支持されている。ハウジング108に皿ばね116を支持するために、スペーサピン118が機能する。これらのスペーサピン118は、それぞれ、複数回段付けされた横断面を有していて、この横断面は第1の段部と第2の段部とを備えている。スペーサピン118は、それぞれ第2の段部のところで、第1の段部におけるよりも大きな横断面を有する。スペーサピン118は、それぞれハウジング108に取り付けられていて、軸方向で内側に向かってプレッシャプレート114の方向に延びている。皿ばね116を旋回可能に支持するために、ハウジング108に、第3の支持半径120のところで支持区分、この場合には第1の内縁部122が加工成形されており、この第1の内縁部122には皿ばね116が支持されている。さらに、第2のワイヤリング124が、皿ばね116のプレッシャプレート側に配置されている。第3の支持半径120は、半径方向で第2の支持半径110よりもさらに外側に位置している。第2のワイヤリング124は、スペーサピン118の第2の段部に載置されている。第2のワイヤリング124は、スペーサピン118の半径方向外側に配置されている。サーボばね104を支持するために、ハウジング108に第1の支持半径106のところで支持区分、この場合には第2の内縁部126が加工成形されており、この第2の内縁部126にサーボばね104が支持されている。
図3には、皿ばねとして構成されたサーボばね104の斜視図が示されている。半径方向外側において、サーボばね104は、符号128で示したような、全周にわたって均一に分配された3つの凹部を有する。全周にわたる凹部128の分配ピッチは、スペーサピン118の分配ピッチに相当している。凹部128の側方輪郭は、符号130,132で示したようなウェブによって画定されている。サーボばね104は、凹部128がスペーサピン118に整合するように配置されており、ウェブ130,132はスペーサピン118を側方から把持するように係合する。これらの凹部を用いて、サーボばね104はセンタリングされており、周方向で保持されている。
図4には、第1のワイヤリング112の斜視図が示されている。第1のワイヤリング112は、サーボばね104のための支持リングとして用いられ、平坦な円形の基本形状を有している。この基本形状からは、軸方向に3つの支持輪郭134が突出している。これら3つの支持輪郭134は、第1のワイヤリング112の全周にわたって均一に分配されて配置されている。全周にわたる支持輪郭134の分配ピッチは、スペーサピン118の分配ピッチおよび凹部128の分配ピッチに相当している。それぞれ隣接し合った2つの支持輪郭134の間には、それぞれ1つの円弧セグメント136が配置されている。3つの円弧セグメント136と、3つの支持輪郭134とが補い合って第1のワイヤリング112を形成している。円弧セグメント136と支持輪郭134とは、1つのワイヤから一体に成形されている。支持輪郭134は、それぞれU字形に形成されている。支持輪郭134は、いわば、隣接した円弧セグメント136への丸められた移行領域を備えた半円形に形成されている。支持輪郭134は、それぞれ、円弧セグメント136により規定された平面に対して垂直に位置している。支持輪郭134は、それぞれ、円弧セグメント136を起点として軸方向でハウジング108から離れる方向に延びている。
第1のワイヤリング112の支持輪郭134は、軸方向においてそれぞれ、皿ばね116に設けられた開口138を貫いて、皿ばね116の、円弧セグメント136とは反対の側へ突出している。支持輪郭134は、それぞれ、対応するスペーサピン118の第2の段部に載着されることができる。支持輪郭134は、スペーサピン118の半径方向内側に配置されている。サーボばね104は、第1のワイヤリング112の円弧セグメント136に載着されている。
サーボばね104は、ハウジング108と第1のワイヤリング112との間に緊定されている。皿ばね116は、円弧セグメント136の、サーボばね104とは反対の側に配置されていて、第1のワイヤリング112の円弧セグメント136に当て付けられることができる。クラッチ摩耗が生じると、皿ばね116は、クラッチ100の締結された状態において著しく起き上がり、皿ばね116は、第1のワイヤリング112の円弧セグメント136に当て付けられるだけでなく、第1のワイヤリング112を軸方向でハウジング108に向かって変位させるので、これにより第1のワイヤリング112の支持輪郭134はスペーサピン118から浮き上がり、サーボばね104は圧縮される。この圧縮は、クラッチ100が締結されている場合に、レリーズ力増大を低減させる効果をもたらす。
100 クラッチ
102 回転軸線
104 サーボばね、第2のばね
106 第1の支持半径
108 ハウジング
110 第2の支持半径
112 第1のワイヤリング、支持リング
114 プレッシャプレート
116 皿ばね、第1のばね
118 スペーサピン、スペーサエレメント
120 第3の支持半径
122 第1の内縁部
124 第2のワイヤリング
126 第2の内縁部
128 凹部
130 ウェブ
132 ウェブ
134 支持輪郭
136 円弧セグメント
138 開口

Claims (10)

  1. 摩擦クラッチ装置(100)、特に内燃機関駆動式の自動車のパワートレーン用の摩擦クラッチ装置(100)であって、回転軸線(102)と、ハウジング(108)と、連結された操作位置と遮断された操作位置との間での操作のために前記ハウジング(108)に対して相対的に前記回転軸線(102)の延在方向に変位可能な少なくとも1つのプレッシャプレート(114)と、該少なくとも1つのプレッシャプレート(114)を付勢するための第1のばね(116)と、該第1のばね(116)を前記ハウジング(108)に支持するための少なくとも1つのスペーサエレメント(118)と、前記ハウジング(108)と前記第1のばね(116)との間に配置されていて、かつ第1の支持半径(106)のところで前記ハウジング(108)に支持されている、操作力を減少させるための第2のばね(104)と、を有する摩擦クラッチ装置(100)において、
    前記第2のばね(104)が、第2の支持半径(110)のところで支持リング(112)に支持されており、該支持リング(112)が、少なくとも、前記プレッシャプレート(114)の遮断された操作位置で、前記回転軸線(102)の延在方向で、前記少なくとも1つのスペーサエレメント(118)に支持されていることを特徴とする、摩擦クラッチ装置(100)。
  2. 前記支持リング(112)が、特に当該摩擦クラッチ装置(100)の新品状態において、前記プレッシャプレート(114)の連結された操作位置で、前記回転軸線(102)の延在方向で、前記少なくとも1つのスペーサエレメント(118)に支持されている、請求項1記載の摩擦クラッチ装置(100)。
  3. 前記支持リング(112)が、平坦な基本形状を有していて、該基本形状から少なくとも1つの支持輪郭(134)が突出しており、該支持輪郭(134)によって、前記支持リング(112)が、前記少なくとも1つのスペーサエレメント(118)に支持されるようになっている、請求項1または2記載の摩擦クラッチ装置(100)。
  4. 当該摩擦クラッチ装置(100)が、少なくとも3つ、特にちょうど3つのスペーサエレメント(118)を有しており、前記支持リング(112)が、少なくとも3つ、特にちょうど3つの支持輪郭(134)を有しており、該支持輪郭(134)が、それぞれ各1つのスペーサエレメント(118)に支持されるようになっている、請求項1から3までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ装置(100)。
  5. 前記支持リング(112)が、前記少なくとも1つのスペーサエレメント(118)の半径方向内側に配置されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ装置(100)。
  6. 前記少なくとも1つの支持輪郭(134)が、軸方向で、前記第1のばね(116)に設けられた少なくとも1つの開口(138)を貫いて延びている、請求項1から5までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ装置(100)。
  7. 前記第2のばね(104)が、軸方向で前記ハウジング(108)と前記支持リング(112)との間にプリロードをかけられて緊定されている、請求項1から6までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ装置(100)。
  8. 前記第2のばね(104)が、前記ハウジング(108)に、前記第1の支持半径(106)に対応する第2の内縁部(126)に沿って支持されている、請求項1から7までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ装置(100)。
  9. 前記第2のばね(104)が、センタリング手段を介して、特に前記第2のばね(104)の外径部に設けられた凹部(128)および/またはウェブ(130,132)を介して、前記少なくとも1つのスペーサエレメント(118)にセンタリングされている、請求項1から8までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ装置(100)。
  10. 前記少なくとも1つのスペーサエレメント(118)が、ピン、特に段付けされたピンである、請求項1から9までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ装置(100)。
JP2018505433A 2015-08-05 2016-05-23 摩擦クラッチ装置 Active JP6775574B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102015214947.1A DE102015214947B3 (de) 2015-08-05 2015-08-05 Reibungskupplungseinrichtung
DE102015214947.1 2015-08-05
PCT/DE2016/200245 WO2017020897A1 (de) 2015-08-05 2016-05-23 Reibungskupplungseinrichtung

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018522184A true JP2018522184A (ja) 2018-08-09
JP6775574B2 JP6775574B2 (ja) 2020-10-28

Family

ID=56119261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018505433A Active JP6775574B2 (ja) 2015-08-05 2016-05-23 摩擦クラッチ装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US10648514B2 (ja)
EP (1) EP3332140B1 (ja)
JP (1) JP6775574B2 (ja)
KR (1) KR102548139B1 (ja)
CN (1) CN107850133B (ja)
DE (2) DE102015214947B3 (ja)
WO (1) WO2017020897A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017126216A1 (de) 2017-11-09 2019-05-09 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Kupplungseinrichtung
DE102018111909B4 (de) * 2018-05-17 2019-12-12 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Kupplungseinrichtung
FR3090055B1 (fr) * 2018-12-17 2020-11-27 Valeo Embrayages Mecanisme d’embrayage pour vehicule automobile et embrayage comprenant un tel mecanisme d’embrayage

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1003340A (en) * 1963-07-30 1965-09-02 Automotive Prod Co Ltd Improvements in and relating to diaphragm spring clutches
DE1983849U (de) * 1968-01-26 1968-04-18 Fichtel & Sachs Ag Membranfeder-kupplung.
JPS60118030U (ja) * 1984-01-19 1985-08-09 株式会社 大金製作所 クラツチカバ−組立体のダイヤフラムスプリング保持構造
DE3441504A1 (de) * 1984-11-14 1986-05-15 Fichtel & Sachs Ag, 8720 Schweinfurt Membranfederkupplung mit durch einen gewellten drahtring abgestuetzter membranfeder
JPH04136525A (ja) * 1990-09-28 1992-05-11 Aisin Seiki Co Ltd クラッチカバー組立体
JP2597571Y2 (ja) * 1993-08-25 1999-07-05 株式会社エクセディ クラッチカバー組立体
FR2712359B1 (fr) * 1993-11-09 1996-01-19 Valeo Module d'embrayage à couvercle assujetti au volant par un montage du type montage à baïonnette.
ES2119667B1 (es) * 1994-12-24 1999-04-01 Fichtel & Sachs Ag Embrague de friccion con muelle auxiliar para asistir a la fuerza de desembragado.
US5826691A (en) * 1996-03-08 1998-10-27 Exedy Corporation Clutch cover assembly having a diaphragm spring and a secondary biasing spring working in tandem
GB0208137D0 (en) * 2002-04-09 2002-05-22 Automotive Products Uk Ltd Clutches
EP1422431B1 (de) * 2002-11-23 2006-08-16 ZF Sachs AG Druckplattenbaugruppe, insbesondere für eine Reibungskupplung
JP4760984B2 (ja) * 2009-05-14 2011-08-31 株式会社オーエス技研 クラッチ装置
DE102012218876A1 (de) * 2011-11-11 2013-05-16 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Betätigungseinrichtung für eine Reibungskupplung und Reibungskupplung
CN104736870A (zh) * 2012-09-25 2015-06-24 舍弗勒技术股份两合公司 摩擦离合器
CN104685246B (zh) * 2012-10-09 2017-09-05 舍弗勒技术股份两合公司 摩擦离合器装置
DE102014211809A1 (de) * 2013-07-11 2015-01-15 Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg Deckelseitiger Drahtring mit Zusatzfeder zur Hysterese-Erzeugung
DE102013214372A1 (de) * 2013-07-23 2015-01-29 Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg Reibungskupplungseinrichtung

Also Published As

Publication number Publication date
CN107850133B (zh) 2020-06-16
DE102015214947B3 (de) 2016-09-22
KR20180034461A (ko) 2018-04-04
US10648514B2 (en) 2020-05-12
US20180209488A1 (en) 2018-07-26
EP3332140A1 (de) 2018-06-13
EP3332140B1 (de) 2020-07-08
KR102548139B1 (ko) 2023-06-28
CN107850133A (zh) 2018-03-27
DE112016003531A5 (de) 2018-04-19
JP6775574B2 (ja) 2020-10-28
WO2017020897A1 (de) 2017-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8151964B2 (en) Multiple disc clutch apparatus
WO2016143551A1 (ja) クラッチ装置
KR102335953B1 (ko) 상시 결합식 클러치 장치
KR20150068980A (ko) 마찰 클러치 장치
JP2018522184A (ja) 摩擦クラッチ装置
JP3991239B2 (ja) クラッチ・カバー・アセンブリ及びクラッチ・カバー
JP6617031B2 (ja) クラッチ装置
JP5781489B2 (ja) クラッチディスク組立体
JP3638422B2 (ja) クラッチカバー組立体
KR102060340B1 (ko) 커플링 장치
JP4399368B2 (ja) クラッチ用摩擦ディスクおよび摩擦ディスクを備えるクラッチ
US2835366A (en) Friction clutch, especially for motor vehicles
KR102160943B1 (ko) 클러치 장치
WO2016042929A1 (ja) 遠心式クラッチ装置
EP0627051B1 (fr) Mecanisme d'embrayage, notamment pour vehicule automobile
JPH11325113A (ja) クラッチカバー組立体
CN111989503B (zh) 离合装置
WO2016042941A1 (ja) 遠心式クラッチ装置
US1963277A (en) Clutch
JP2018054090A (ja) モータサイクル用クラッチ装置
JP2010025178A (ja) クラッチ装置
JP2017166658A (ja) クラッチ装置
JP2591507Y2 (ja) クラッチカバー組立体
JP3634604B2 (ja) クラッチ装置
JP2015034599A (ja) レリーズ機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190520

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200409

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6775574

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250