以下、実施例及び実験例により本発明をさらに詳細に説明する。但し、これらの実施例などは、本発明の単なる例示であり、本発明の範囲がこれらによって限定されるものではない。
1,3,4−オキサジアゾールアミド誘導体化合物の製造
化学式Iの化合物の具体的な製造方法は、下記の通りである。
実施例1:化合物11022の合成、N−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)イソニコチンアミド
[ステップ1]メチル4−((フェニルアミノ)メチル)ベンゾエートの合成
アニリン(1.961mL、21.475mmol)、メチル4−ホルミルベンゾエート(4.230g、25.770mmol)、そして酢酸(0.614mL、10.738mmol)を塩化メチレン(50mL)に溶かした溶液を0℃で10分間撹拌し、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(6.828g、32.213mmol)を加え、室温で18時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(4.730g、91.3%)を無色オイルとして得た。
[ステップ2]メチル4−((N−フェニルイソニコチンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたメチル4−((フェニルアミノ)メチル)ベンゾエート(0.150g、0.622mmol)、イソニコチノイルクロリドヒドロクロリド(0.221g、1.243mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.194mL、1.243mmol)を室温で塩化メチレン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.179g、83.1%)を白色固体として得た。
[ステップ3]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルイソニコチンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル4−((N−フェニルイソニコチンアミド)メチル)ベンゾエート(0.179g、0.517mmol)とヒドラジンハイドレート(0.488mL、10.335mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/塩化メチレン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.134g、74.9%)を白色固体として得た。
[ステップ4]化合物11022の合成
ステップ3で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルイソニコチンアミド(0.105g、0.303mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.051mL、0.364mmol)、そしてトリエチルアミン(0.084mL、0.606mmol)を室温で塩化メチレン(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/塩化メチレン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.035g、26.1%)を白色泡状固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.48(d,2H,J=5.8Hz),8.06(d,2H,J=8.3Hz),7.49(d,2H,J=8.2Hz),7.28−7.14(m,5H),6.98−6.82(m,2H),5.17(d,2H,J=19.0Hz);LRMS(ES)m/z425.2(M++1).
[ステップ5]化合物11022塩酸塩の合成
ステップ4で製造されたN−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)イソニコチンアミド(0.100g、0.236mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、塩酸(1.00M solution in ethyl acetate、0.259mL、0.259mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に酢酸エチル(2mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、酢酸エチル溶液で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.108g、99.5%)を白色固体として得た。
実施例2:化合物11105の合成、N−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)アセトアミド
[ステップ1]メチル4−((N−フェニルアセトアミド)メチル)ベンゾエートの合成
メチル4−((フェニルアミノ)メチル)ベンゾエート(0.200g、0.829mmol)とジイソプロピルエチルアミン(0.290mL、1.658mmol)を室温で塩化メチレン(10mL)に溶かした溶液に、塩化アセチル(0.088mL、1.243mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.220g、93.7%)を白色固体として得た。
[ステップ2]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルアセトアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−((N−フェニルアセトアミド)メチル)ベンゾエート(0.220g、0.776mmol)とヒドラジンハイドレート(0.733mL、15.530mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で2時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/塩化メチレン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.145g、65.9%)を白色泡状固体として得た。
[ステップ3]N−フェニル−N−(4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)アセトアミドの合成
ステップ2で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルアセトアミド(0.145g、0.512mmol)とトリエチルアミン(0.142mL、1.024mmol)を室温で塩化メチレン(10mL)に溶かした溶液に、トリフルオロ酢酸無水物(0.087mL、0.614mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.180g、92.7%、黄色泡状固体)。
[ステップ4]化合物11105の合成
ステップ3で製造されたN−フェニル−N−(4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)アセトアミド(0.180g、0.475mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.170g、0.712mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.088g、51.3%)を淡黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.03(d,2H,J=8.3Hz),7.47−7.13(m,5H),7.02(dd,2H,J=7.8,1.5Hz),4.98(s,2H),1.93(s,3H);LRMS(ES)m/z362.3(M++1).
実施例3:化合物11106の合成、N−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)シクロヘキサンカルボキサミド
[ステップ1]メチル4−((N−フェニルシクロヘキサンカルボキサミド)メチル)ベンゾエートの合成
メチル4−((フェニルアミノ)メチル)ベンゾエート(0.200g、0.829mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.290mL、1.658mmol)を室温で塩化メチレン(10mL)に溶かした溶液に、シクロヘキサンカルボニルクロリド(0.166mL、1.243mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.285g、97.8%)を白色固体として得た。
[ステップ2]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルシクロヘキサンカルボキサミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−((N−フェニルシクロヘキサンカルボキサミド)メチル)ベンゾエート(0.285g、0.811mmol)とヒドラジンハイドレート(0.766mL、16.219mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で2時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/塩化メチレン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.239g、83.9%)を白色泡状固体として得た。
[ステップ3]N−フェニル−N−(4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)シクロヘキサンカルボキサミドの合成
ステップ2で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルシクロヘキサンカルボキサミド(0.239g、0.680mmol)とトリエチルアミン(0.189mL、1.360mmol)を室温で塩化メチレン(10mL)に溶かした溶液にトリフルオロ酢酸無水物(0.115mL、0.816mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.300g、98.6%、白色泡状固体)。
[ステップ4]化合物11106の合成
ステップ3で製造されたN−フェニル−N−(4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)シクロヘキサンカルボキサミド(0.300g、0.670mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.240g、1.006mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.096g、33.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.02(d,2H,J=8.3Hz),7.44−7.31(m,5H),7.07(ddd,2H,J=60.8,5.1,4.6Hz),4.94(s,2H),2.18(ddd,1H,J=11.4,7.3,3.1Hz),1.74−1.48(m,7H),1.32−1.08(m,1H),1.08−0.40(m,2H);LRMS(ES)m/z430.3(M++1).
実施例4:化合物11107の合成、N−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ベンズアミド
[ステップ1]メチル4−((N−フェニルベンズアミド)メチル)ベンゾエートの合成
メチル4−((フェニルアミノ)メチル)ベンゾエート(0.200g、0.829mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.290mL、1.658mmol)を室温で塩化メチレン(10mL)に溶かした溶液に、ベンゾイルクロリド(0.175g、1.243mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.264g、92.2%)を白色固体として得た。
[ステップ2]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルベンズアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−((N−フェニルベンズアミド)メチル)ベンゾエート(0.264g、0.764mmol)とヒドラジンハイドレート(0.722mL、15.287mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で2時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/塩化メチレン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.222g、84.1%)を白色泡状固体として得た。
[ステップ3]N−フェニル−N−(4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)ベンズアミドの合成
ステップ2で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルベンズアミド(0.364g、1.054mmol)とトリエチルアミン(0.292mL、2.108mmol)を室温で塩化メチレン(10mL)に溶かした溶液に、トリフルオロ酢酸無水物(0.178mL、1.265mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.450g、96.7%、白色泡状固体)。
[ステップ4]化合物11107の合成
ステップ3で製造されたN−フェニル−N−(4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)ベンズアミド(0.450g、1.019mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.364g、1.529mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.250g、57.9%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.04(d,2H,J=8.3Hz),7.54(t,2H,J=9.9Hz),7.38−7.31(m,2H),7.26−7.06(m,6H),6.95(dd,2H,J=10.5,9.1Hz),5.23(s,2H);LRMS(ES)m/z430.3(M++1)
実施例5:化合物11108の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルイソニコチンアミド
実施例1のステップ3で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルイソニコチンアミド(0.200g、0.577mmol)、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.075mL、0.693mmol)、そしてトリエチルアミン(0.160mL、1.155mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を80℃で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.158g、67.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.47(d,2H,J=4.5Hz),8.06(d,2H,J=8.2Hz),7.47(d,2H,J=8.1Hz),7.19(d,5H,J=5.1Hz),7.02(d,1H,J=15.5Hz),6.90(d,3H,J=5.8Hz),5.19(s,2H);LRMS(ES)m/z407.3(M++1).
実施例6:化合物11109の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルイソニコチンアミド
[ステップ1]メチル3−フルオロ−4−((N−フェニルイソニコチンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
メチル3−フルオロ−4−((フェニルアミノ)メチル)ベンゾエート(0.640g、2.468mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.638g、4.937mmol)を室温で塩化メチレン(10mL)に溶かした溶液に、イソニコチノイルクロリドヒドロクロリド(0.879g、4.937mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.840g、93.4%)を黄色泡状固体として得た。
[ステップ2]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルイソニコチンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−フェニルイソニコチンアミド)メチル)ベンゾエート(0.840g、2.305mmol)とヒドラジンハイドレート(2.177mL、46.106mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で2時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/塩化メチレン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.814g、96.9%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11109の合成
ステップ2で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルイソニコチンアミド(0.100g、0.274mmol)とトリエチルアミン(0.076mL、0.549mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液に、トリフルオロ酢酸無水物(0.046mL、0.329mmol)を加え、80℃で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/塩化メチレン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.060g、49.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.49(s,2H),7.89(dd,1H,J=8.0,1.4Hz),7.79−7.64(m,2H),7.25(d,1H,J=9.0Hz),7.29−7.03(m,5H),7.03−6.89(m,2H),5.27(s,2H);LRMS(ES)m/z443.2(M++1).
実施例7:化合物11110の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルイソニコチンアミド
[ステップ1]N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルイソニコチンアミドの合成
実施例6のステップ2で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルイソニコチンアミド(0.100g、0.274mmol)とトリエチルアミン(0.076mL、0.549mmol)を室温で塩化メチレン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.057g、0.329mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.120g、98.8%、無色オイル)。
[ステップ2]化合物11110の合成
ステップ1で製造されたN−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルイソニコチンアミド(0.120g、0.271mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.097g、0.407mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.027g、23.5%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.49(d,2H,J=5.5Hz),7.91(dd,1H,J=8.0,1.5Hz),7.90−7.57(m,2H),7.29−7.07(m,5H),6.95(ddd,3H,J=64.6,48.3,41.3Hz),5.27(d,2H,J=14.0Hz);LRMS(ES)m/z425.3(M++1).
実施例8:化合物11134の合成,t−ブチル3−(フェニル(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレート
[ステップ1]t−ブチル3−(フェニルカルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレートの合成
アニリン(1.961mL、21.475mmol)、1−(t−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−カルボン酸(4.321g、21.475mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(EDC)(6.175g、32.213mmol)、1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−オール(HOBt)(4.353g、32.213mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(5.703mL、32.213mmol)を室温で塩化メチレン(150mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を注ぎ、塩化メチレンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、120gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=5%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(4.880g、82.2%)を白色固体として得た。
[ステップ2]t−ブチル3−((4−(メトキシカルボニル)ベンジル)(フェニル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル3−(フェニルカルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレート(1.000g、3.619mmol)をテトラヒドロフラン(70mL)に溶かし、温度を0℃に保持しつつ、水素化ナトリウム(60.00%、0.289g、7.237mmol)を徐々に加えて20分間撹拌した後、メチル4−(ブロモメチル)ベンゾエート(0.829g、3.619mmol)を加え、45℃で12時間さらに撹拌し、温度を室温に下げ、0℃で反応混合物に水(10mL)を加えて5分間撹拌し、反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、120gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=5%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.200g、78.1%)を無色オイルとして得た。
[ステップ3]t−ブチル3−((4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)(フェニル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ2で製造されたt−ブチル3−((4−(メトキシカルボニル)ベンジル)(フェニル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレート(1.500g、3.534mmol)とヒドラジンモノハイドレート(3.435mL、70.671mmol)を室温でエタノール(15mL)に混ぜた混合物に、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、塩化メチレンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(1.400g、93.3%、白色固体)。
[ステップ4]t−ブチル3−(フェニル(4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ3で製造されたt−ブチル3−((4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)(フェニル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレート(1.800g、4.240mmol)とトリエチルアミン(0.710mL、5.088mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)に溶かした溶液に、トリフルオロ酢酸無水物(0.649mL、4.664mmol)を加え、90℃で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=5%〜60%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.500g、68.0%)を白色固体として得た。
[ステップ5]化合物11134の合成
ステップ4で製造されたt−ブチル3−(フェニル(4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレート(1.500g、2.882mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、1.030g、4.323mmol)を室温でテトラヒドロフラン(15mL)に混ぜた混合物に、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=5%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.200g、82.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ8.02(d,2H,J=8.2Hz),7.44−7.31(m,5H),6.97−6.86(m,2H),4.97(s,2H),4.11(dd,2H,J=9.9,4.1Hz),3.65(dd,2H,J=11.2,5.8Hz),3.34−3.14(m,1H),1.40(s,9H);LRMS(ES)m/z403.4(M+−100).
実施例9:化合物11135の合成、t−ブチル4−(フェニル(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)カルバモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート
[ステップ1]t−ブチル4−(フェニルカルバモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
アニリン(1.961mL、21.475mmol)、1−(t−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸(4.924g、21.475mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(EDC)(6.175g、32.213mmol)、1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−オール(HOBt)(4.353g、32.213mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(5.703mL、32.213mmol)を室温で塩化メチレン(150mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を注ぎ、塩化メチレンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、120gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=5%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(5.040g、77.1%)を白色固体として得た。
[ステップ2]t−ブチル4−((4−(メトキシカルボニル)ベンジル)(フェニル)カルバモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル4−(フェニルカルバモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.000g、3.285mmol)をテトラヒドロフラン(70mL)に溶かし、温度を0℃に保持しつつ、水素化ナトリウム(60.00%、0.263g、6.571mmol)を徐々に加えて20分間撹拌した後、メチル4−(ブロモメチル)ベンゾエート(0.753g、3.285mmol)を加えて45℃で12時間さらに撹拌し、温度を室温に下げ、0℃で反応混合物に水(10mL)を加えて5分間撹拌し、反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、120gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=5%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.300g、87.4%)を無色オイルとして得た。
[ステップ3]t−ブチル4−((4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)(フェニル)カルバモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ2で製造されたt−ブチル4−((4−(メトキシカルボニル)ベンジル)(フェニル)カルバモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.500g、3.315mmol)とヒドラジンモノハイドレート(3.319g、66.291mmol)を室温でエタノール(15mL)に混ぜた混合物に、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、塩化メチレンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(1.400g、93.3%、白色固体)。
[ステップ4]t−ブチル4−(フェニル(4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)カルバモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ3で製造されたt−ブチル4−((4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)(フェニル)カルバモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.800g、3.977mmol)とトリエチルアミン(0.666mL、4.773mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)に溶かした溶液に、トリフルオロ酢酸無水物(0.609mL、4.375mmol)を加え、90℃で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=5%〜60%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.600g、73.3%)を白色固体として得た。
[ステップ5]化合物11135の合成
ステップ4で製造されたt−ブチル4−(フェニル(4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)カルバモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.600g、2.917mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、1.043g、4.375mmol)を室温でテトラヒドロフラン(15mL)に混ぜた混合物に、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=5%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.400g、90.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ8.03(d,2H,J=8.0Hz),7.43−7.32(m,5H),7.00(d,2H,J=7.1Hz),4.96(d,2H,J=20.2Hz),4.15−3.93(m,2H),2.45(s,2H),2.34(t,1H,J=11.3Hz),1.77(qd,2H,J=12.8,4.0Hz),1.60(d,2H,J=12.7Hz),1.44(s,9H);LRMS(ES)m/z531.4(M++1).
実施例10:化合物11136の合成、N−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)アゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド
実施例8で製造されたt−ブチル3−(フェニル(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレート(1.100g、2.189mmol)をジクロロメタン(50mL)に溶かし、0℃で塩酸(4.00M solution in dioxane、2.736mL、10.945mmol)を加え、室温で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物にジエチルエーテル(50mL)を注いで懸濁し、濾過した後、得られた固体をジエチルエーテルで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.920g、95.8%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3+MeOD)δ7.96(dd,2H,J=45.0,36.1Hz),7.35(ddd,5H,J=40.2,37.9,10.0Hz),6.99(d,2H,J=77.6Hz),5.12−4.80(m,1H),4.33(s,2H),3.78(d,2H,J=25.5Hz),3.30(d,1H,J=120.8Hz),2.37(s,2H);LRMS(ES)m/z403.0(M++1).
実施例11:化合物11137の合成、N−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド
実施例9で製造されたt−ブチル4−(フェニル(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)カルバモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.300g、2.450mmol)をジクロロメタン(50mL)に溶かし、0℃で塩酸(4.00M solution in dioxane、3.063mL、12.251mmol)を加え、室温で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物にジエチルエーテル(50mL)を注いで懸濁し、濾過した後、得られた固体をジエチルエーテルで洗浄し、乾燥して、表題化合物(1.080g、94.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3+MeOD)δ7.91(dd,2H,J=103.5,50.3Hz),7.72−7.19(m,5H),6.95(s,2H),5.24−4.68(m,2H),4.03−3.27(m,2H),3.04−2.64(m,2H),2.49(s,2H),2.09(s,2H),1.78(d,2H,J=93.2Hz);LRMS(ES)m/z431.4(M++1).
実施例12:化合物11138の合成、1−メチル−N−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)アゼチジン−3−カルボキサミド
実施例10で製造されたN−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)アゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.100g、0.228mmol)とホルムアルデヒド(37.00% solution in water、0.025mL、0.342mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.072g、0.342mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.038g、40.0%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.02(d,2H,J=8.2Hz),7.52−7.30(m,6H),6.90(dd,2H,J=6.5,2.8Hz),4.92(d,2H,J=19.3Hz),3.51−3.14(m,5H),2.35(s,3H);LRMS(ES)m/z417.3(M++1).
実施例13:化合物11139の合成、1−エチル−N−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)アゼチジン−3−カルボキサミド
[ステップ1]化合物11139の合成
実施例10で製造されたN−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)アゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.100g、0.228mmol)とアセトアルデヒド(0.019mL、0.342mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.072g、0.342mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.042g、42.8%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.07−7.97(m,2H),7.34(dt,5H,J=22.3,14.0Hz),6.95−6.83(m,2H),4.92(d,2H,J=19.5Hz),3.55−3.08(m,5H),2.58(q,2H,J=7.2Hz),0.96(t,3H,J=7.2Hz);LRMS(ES)m/z431.3(M++1).
実施例14:化合物11140の合成、1−メチル−N−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−カルボキサミド
実施例11で製造されたN−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド(0.100g、0.214mmol)とホルムアルデヒド(37.00% solution in water、0.024mL、0.321mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.068g、0.321mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.072g、75.6%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.02(d,2H,J=8.3Hz),7.43−7.30(m,5H),6.97(dd,2H,J=6.4,3.2Hz),4.94(s,2H),2.78(d,2H,J=113.6Hz),2.16(dd,4H,J=68.5,23.5Hz),1.96(dt,3H,J=20.3,13.8Hz),1.73(s,2H);LRMS(ES)m/z431.3(M++1).
実施例15:化合物11141の合成、1−エチル−N−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−カルボキサミド
実施例11で製造されたN−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド(0.100g、0.214mmol)とアセトアルデヒド(0.018mL、0.321mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.068g、0.321mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.065g、66.2%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.02(d,2H,J=8.3Hz),7.43−7.31(m,5H),6.97(dd,2H,J=6.6,2.9Hz),4.94(s,2H),3.04(s,2H),2.40(d,3H,J=75.4Hz),2.02−1.66(m,6H),1.15(dd,3H,J=32.3,25.8Hz);LRMS(ES)m/z459.34(M++1)
実施例16:化合物11142の合成、1−イソプロピル−N−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)アゼチジン−3−カルボキサミド
実施例10で製造されたN−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)アゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.100g、0.228mmol)とアセトン(0.025mL、0.342mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.072g、0.342mmol)を加え、同じ温度で撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.056g、55.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.02(d,2H,J=8.2Hz),7.42−7.28(m,5H),6.91(dd,2H,J=6.4,3.1Hz),4.94(s,2H),3.31(d,5H,J=21.1Hz),2.50(s,1H),0.94(d,6H,J=6.1Hz);LRMS(ES)m/z445.3(M++1).
実施例17:化合物11143の合成、1−イソプロピル−N−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−カルボキサミド
実施例11で製造されたN−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド(0.100g、0.214mmol)とアセトン(0.024mL、0.321mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.068g、0.321mmol)を加え、同じ温度で撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.021g、20.8%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.03(d,2H,J=8.3Hz),7.36(dd,5H,J=7.4,4.2Hz),6.95(dd,2H,J=6.5,3.1Hz),4.92(s,2H),3.37(d,3H,J=63.0Hz),2.75(d,3H,J=67.4Hz),2.22(s,1H),1.96(s,2H,J=30.4Hz),1.25(s,6H,J=169.3Hz);LRMS(ES)m/z473.3(M++1).
実施例18:化合物11157の合成、N−フェニル−1−プロピオニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)アゼチジン−3−カルボキサミド
実施例10で製造されたN−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)アゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.080g、0.182mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.063mL、0.365mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、塩化プロピオニル(0.018mL、0.201mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.008g、9.6%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.03(d,2H,J=8.2Hz),7.45−7.29(m,6H),6.92(dd,2H,J=6.5,2.8Hz),4.98(s,2H),4.37−4.08(m,2H),3.79(d,2H,J=6.7Hz),3.30(ddd,1H,J=15.1,8.8,6.4Hz),2.15−1.94(m,3H),1.25(s,1H,J=20.0Hz),1.09(t,3H,J=7.5Hz);LRMS(ES)m/z459.3(M++1).
実施例19:化合物11158の合成、1−イソブチリル−N−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)アゼチジン−3−カルボキサミド
実施例10で製造されたN−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)アゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.080g、0.182mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.063mL、0.365mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、塩化イソブチリル(0.021mL、0.201mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.025g、29.0%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.03(d,2H,J=8.3Hz),7.45−7.28(m,5H),6.92(dd,2H,J=6.3,3.2Hz),5.04−4.87(m,2H),4.53−4.16(m,1H),3.95−3.59(m,2H),3.36−3.20(m,1H),2.39(td,2H,J=13.6,6.8Hz),1.07(dd,6H,J=16.3,6.8Hz);LRMS(ES)m/z473.3(M++1).
実施例20:化合物11159の合成、N−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロアセチル)−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)アゼチジン−3−カルボキサミド
実施例10で製造されたN−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)アゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.080g、0.182mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.063mL、0.365mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、2,2,2−トリフルオロ酢酸無水物(0.028mL、0.201mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.013g、14.3%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.04(d,2H,J=8.2Hz),7.44−7.31(m,5H),6.96−6.83(m,2H),4.97(t,2H,J=8.2Hz),4.72−4.62(m,1H),4.14(dt,2H,J=14.4,8.2Hz),3.89−3.76(m,1H),3.50−3.36(m,1H);LRMS(ES)m/z499.3(M++1).
実施例21:化合物11160の合成、1−(メチルスルホニル)−N−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)アゼチジン−3−カルボキサミド
実施例10で製造されたN−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)アゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.080g、0.182mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.064mL、0.365mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.016mL、0.201mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.018g、20.6%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.08−7.98(m,2H),7.43−7.31(m,5H),6.91(ddd,2H,J=5.5,4.6,2.9Hz),4.96(s,2H),4.12(dd,2H,J=15.2,7.3Hz),3.72−3.62(m,2H),3.38−3.26(m,1H),2.89(d,3H,J=4.0Hz);LRMS(ES)m/z481.2(M++1).
実施例22:化合物11161の合成、1−アセチル−N−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−カルボキサミド
実施例11で製造されたN−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド(0.080g、0.171mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.059mL、0.343mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、塩化アセチル(0.013mL、0.188mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.052g、64.2%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.02(d,2H,J=8.3Hz),7.37(dd,5H,J=5.4,3.0Hz),6.99(dd,2H,J=6.6,2.9Hz),4.94(s,2H),4.51(s,1H),3.77(s,1H),2.80(s,1H),2.38(ddd,2H,J=30.5,20.3,9.3Hz),2.04(s,3H,J=9.5,4.9Hz),1.88−1.53(m,4H);LRMS(ES)m/z473.3(M++1).
実施例23:化合物11162の合成、N−フェニル−1−プロピオニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−カルボキサミド
実施例11で製造されたN−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド(0.080g、0.171mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.059mL、0.343mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、塩化プロピオニル(0.016mL、0.188mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.061g、73.2%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.02(d,2H,J=8.0Hz),7.37(dd,5H,J=5.0,3.0Hz),6.99(dd,2H,J=6.2,2.6Hz),4.94(s,2H),4.51(s,1H),3.85(s,1H),2.36(ddd,4H,J=21.9,14.8,9.1Hz),1.90−1.52(m,5H),1.12(t,3H,J=7.5Hz);LRMS(ES)m/z487.4(M++1).
実施例24:化合物11163の合成、1−イソブチリル−N−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−カルボキサミド
実施例11で製造されたN−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド(0.080g、0.171mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.059mL、0.343mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、塩化イソブチリル(0.020mL、0.188mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.064g、74.6%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.02(d,2H,J=8.3Hz),7.37(dd,5H,J=5.3,3.1Hz),6.99(dd,2H,J=6.2,3.2Hz),4.94(s,2H),2.74(dt,2H,J=13.4,6.7Hz),2.48−2.26(m,2H),1.90−1.49(m,6H),1.10(t,6H,J=11.3Hz);LRMS(ES)m/z501.3(M++1).
実施例25:化合物11164の合成、N−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロアセチル)−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−カルボキサミド
実施例11で製造されたN−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド(0.080g、0.171mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.059mL、0.343mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、2,2,2−トリフルオロ酢酸無水物(0.027mL、0.188mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.061g、67.6%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.03(d,2H,J=8.2Hz),7.38(t,5H,J=7.1Hz),7.05−6.87(m,2H),4.94(q,2H,J=14.5Hz),4.42(d,1H,J=13.2Hz),3.97(d,1H,J=14.3Hz),2.93(t,1H,J=13.1Hz),2.62(t,1H,J=12.0Hz),2.50(dd,1H,J=12.5,8.5Hz),1.89(dd,2H,J=24.8,13.1Hz),1.72(d,2H,J=14.0Hz);LRMS(ES)m/z527.3(M++1).
実施例26:化合物11165の合成、1−(メチルスルホニル)−N−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−カルボキサミド
実施例11で製造されたN−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド(0.080g、0.171mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.060mL、0.343mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.015mL、0.188mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.070g、80.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.02(d,2H,J=8.1Hz),7.37(dd,5H,J=5.3,2.8Hz),6.98(dd,2H,J=6.3,2.7Hz),4.94(s,2H),3.80−3.62(m,2H),2.72(s,3H),2.51(dd,2H,J=16.4,7.1Hz),2.38−2.22(m,1H),2.02−1.84(m,2H),1.78−1.66(m,2H);LRMS(ES)m/z509.2(M++1).
実施例27:化合物11166の合成、1−ベンジル−N−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−カルボキサミド
[ステップ1]化合物11166の合成
実施例11で製造されたN−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド(0.080g、0.171mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.059mL、0.343mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、(ブロモメチル)ベンゼン(0.024mL、0.206mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.060g、67.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.01(d,2H,J=8.0Hz),7.44−7.24(m,10H),7.02−6.84(m,2H),4.94(s,2H),3.41(s,2H),2.83(s,2H),2.17(s,1H),1.93(d,2H,J=10.8Hz),1.64(d,5H,J=36.5Hz);LRMS(ES)m/z521.4(M++1).
実施例28:化合物11187の合成、N1−アセチル−N−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)アゼチジン−3−カルボキサミド
実施例10で製造されたN−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)アゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.080g、0.182mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.063mL、0.365mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、塩化アセチル(0.014mL、0.201mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をクロマトグラフィー法(SiO2 plate、20×20×1mm;100%−酢酸エチル水溶液/ヘキサン=100%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.020g、24.7%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.03(d,2H,J=8.1Hz),7.44−7.28(m,5H),6.91(dd,2H,J=6.5,2.4Hz),4.97(s,2H),4.44(s,1H),3.92(dd,3H,J=107.3,55.1Hz),3.29(ddd,1H,J=15.2,8.8,6.3Hz),1.81(d,3H,J=6.8Hz);LRMS(ES)m/z445.3(M++1).
実施例29:化合物11188の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)イソニコチンアミド
[ステップ1]メチル3−フルオロ−4−(((3−フルオロフェニル)アミノ)メチル)ベンゾエートの合成
3−フルオロアニリン(0.200g、1.800mmol)、メチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.445g、1.800mmol)、そして炭酸カリウム(0.497g、3.600mmol)を室温でアセトニトリル(15mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.324g、64.9%)を無色オイルとして得た。
[ステップ2]メチル3−フルオロ−4−((N−(3−フルオロフェニル)イソニコチンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたメチル3−フルオロ−4−(((3−フルオロフェニル)アミノ)メチル)ベンゾエート(0.320g、1.154mmol)、イソニコチノイルクロリドヒドロクロリド(0.247g、1.385mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.398mL、2.308mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜100%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.300g、68.0%)を黄色泡状固体として得た。
[ステップ3]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)イソニコチンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(3−フルオロフェニル)イソニコチンアミド)メチル)ベンゾエート(0.300g、0.785mmol)とヒドラジンハイドレート(0.786g、15.692mmol)を室温でエタノール(20mL)に混ぜた混合物を18時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.250g、83.3%、黄色泡状固体)。
[ステップ4]N−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)イソニコチンアミドの合成
ステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)イソニコチンアミド(0.125g、0.327mmol)とトリエチルアミン(0.091mL、0.654mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、トリフルオロ酢酸無水物(0.055mL、0.392mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.145g、92.7%、黄色泡状固体)。
[ステップ5]化合物11188の合成
ステップ4で製造されたN−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)イソニコチンアミド(0.160g、0.334mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.120g、0.502mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.058g、37.7%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.53(s,2H),7.91(dd,1H,J=8.0,1.5Hz),7.83−7.57(m,2H),7.37−7.27(m,2H),7.17(dd,1H,J=8.1,6.3Hz),6.94(td,1H,J=8.1,2.3Hz),6.78−6.62(m,2H),5.23(d,2H,J=20.2Hz);LRMS(ES)m/z461.3(M++1).
実施例30:化合物11189の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)イソニコチンアミド
[ステップ1]N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)イソニコチンアミドの合成
実施例29のステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)イソニコチンアミド(0.125g、0.327mmol)とトリエチルアミン(0.091mL、0.654mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.043mL、0.392mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.135g、89.7%、黄色泡状固体)。
[ステップ2]化合物11189の合成
ステップ1で製造されたN−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)イソニコチンアミド(0.160g、0.348mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.124g、0.521mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.089g、57.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.54(d,2H,J=4.8Hz),7.91(d,1H,J=7.8Hz),7.77(d,1H,J=9.9Hz),7.68(t,1H,J=7.6Hz),7.32(d,2H,J=2.9Hz),7.17(dd,1H,J=14.7,7.3Hz),7.05−6.83(m,2H),6.83−6.61(m,2H),5.33−5.12(m,2H);LRMS(ES)m/z442.9(M++1).
実施例31:化合物11200の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−1−メチル−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミド
[ステップ1]t−ブチル4−((2−フルオロ−4−(メトキシカルボニル)ベンジル)(フェニル)カルバモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
実施例9のステップ1で製造されたt−ブチル4−(フェニルカルバモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(2.000g、6.571mmol)をテトラヒドロフラン(80mL)に溶かし、温度を0℃に保持しつつ、水素化ナトリウム(60.00%、0.526g、13.141mmol)を徐々に加えて20分間撹拌した後、メチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(1.948g、7.885mmol)を加えて50℃で12時間さらに撹拌し、温度を室温に下げ、0℃で反応混合物に水(20mL)を加えて5分間撹拌し、反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、80gカートリッジ;酢酸エチルサイト/ヘキサン=5%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(2.600g、84.1%)を無色オイルとして得た。
[ステップ2]t−ブチル4−((2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)(フェニル)カルバモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル4−((2−フルオロ−4−(メトキシカルボニル)ベンジル)(フェニル)カルバモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(2.500g、5.313mmol)とヒドラジンモノハイドレート(5.154mL、106.261mmol)を室温でエタノール(100mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(2.400g、96.0%、白色固体)。
[ステップ3]t−ブチル4−((2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)(フェニル)カルバモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ2で製造されたt−ブチル4−((2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)(フェニル)カルバモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.200g、2.550mmol)とトリエチルアミン(0.427mL、3.060mmol)を室温でジクロロメタン(50mL)に溶かした溶液に、トリフルオロ酢酸無水物(0.390mL、2.805mmol)を加え、同じ温度で4時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(1.400g、96.9%、無色オイル)。
[ステップ4]t−ブチル4−((2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)(フェニル)カルバモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ3で製造されたt−ブチル4−((2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)(フェニル)カルバモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.400g、2.471mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.883g、3.707mmol)を室温でテトラヒドロフラン(100mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、80gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=10%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.740g、54.6%)を白色固体として得た。
[ステップ5]N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリドの合成
ステップ4で製造されたt−ブチル4−((2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)(フェニル)カルバモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.740g、1.349mmol)を室温でジクロロメタン(50mL)に溶かした溶液に、塩酸(4.00M solution in dioxane、1.686mL、6.745mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物にジエチルエーテル(50mL)を注いで懸濁し、濾過して、得られた固体をジエチルエーテルで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.610g、93.3%)を白色固体として得た。
[ステップ6]化合物11200の合成
ステップ5で製造されたN−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.103mmol)、ホルムアルデヒド(37.00% solution in water、0.012mL、0.155mmol)、そしてナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.033g、0.155mmol)を室温でジクロロメタン(4mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.020g、41.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ7.86(d,1H,J=7.8Hz),7.72(d,1H,J=9.4Hz),7.56(t,1H,J=7.0Hz),7.36(d,3H,J=12.4Hz),7.03(t,2H,J=13.6Hz),5.01(d,2H,J=22.8Hz),3.32−3.03(m,2H),2.53−2.38(m,4H),2.03(dd,4H,J=43.3,40.1Hz),1.86(d,2H,J=48.6Hz);LRMS(ES)m/z463.3(M++1).
実施例32:化合物11201の合成、1−エチル−N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミド
実施例31のステップ5で製造されたN−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.103mmol)、アセトアルデヒド(0.009mL、0.155mmol)、そしてナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.033g、0.155mmol)を室温でジクロロメタン(4mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.025g、50.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ7.85(d,1H,J=6.8Hz),7.71(d,1H,J=8.8Hz),7.53(s,1H),7.36(s,3H),7.01(d,2H,J=26.5Hz),5.11−4.94(m,2H),3.26(s,3H),2.77(s,2H),2.48(s,3H),2.05−2.00(m,3H,J=57.5Hz),1.22(d,3H,J=5.3Hz);LRMS(ES)m/z477.3(M++1).
実施例33:化合物11202の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−1−イソプロピル−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミド
実施例31のステップ5で製造されたN−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.103mmol)、アセトン(0.011mL、0.155mmol)、そしてナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.033g、0.155mmol)を室温でジクロロメタン(4mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.020g、39.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ7.86(d,1H,J=7.9Hz),7.73(d,1H,J=9.5Hz),7.55−7.48(m,1H),7.40−7.33(m,3H),7.05−6.98(m,2H),5.02(s,2H),3.40(t,3H,J=58.2Hz),2.78(d,2H,J=8.9Hz),2.60(s,1H),2.11(d,2H,J=36.1Hz),2.00(d,4H,J=9.5Hz),1.30(d,4H,J=5.9Hz);LRMS(ES)m/z491.0(M++1).
実施例34:化合物11203の合成、1−アセチル−N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミド
実施例31のステップ5で製造されたN−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.103mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.036mL、0.206mmol)を室温でジクロロメタン(4mL)に溶かした溶液に、塩化アセチル(0.008mL、0.113mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=5%〜70%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.032g、63.3%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ7.87(d,1H,J=7.9Hz),7.72(d,1H,J=9.4Hz),7.62−7.55(m,1H),7.39(s,3H),7.12−7.02(m,2H),5.04(s,2H),4.53(s,1H),3.79(s,1H),2.84(s,1H),2.51−2.42(m,1H),2.34(s,1H),2.06(t,4H,J=4.7Hz),1.78(d,3H,J=69.3Hz);LRMS(ES)m/z491.1(M++1).
実施例35:化合物11204の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニル−1−プロピオニルピペリジン−4−カルボキサミド
実施例31のステップ5で製造されたN−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.103mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.036mL、0.206mmol)を室温でジクロロメタン(4mL)に溶かした溶液に、塩化プロピオニル(0.010mL、0.113mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=5%〜70%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.030g、57.7%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ7.87(t,1H,J=6.2Hz),7.74−7.70(m,1H),7.58(d,1H,J=6.7Hz),7.39(d,3H,J=4.5Hz),7.06(s,2H),5.04(s,3H),4.54(s,1H),3.83(s,1H),2.78(s,1H),2.31(s,4H),1.77(s,2H,J=67.0Hz),1.19−1.02(m,4H);LRMS(ES)m/z505.3(M++1).
実施例36:化合物11205の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−1−イソブチリル−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミド
実施例31のステップ5で製造されたN−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.103mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.036mL、0.206mmol)を室温でジクロロメタン(4mL)に溶かした溶液に、塩化イソブチリル(0.012mL、0.113mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=5%〜70%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.030g、56.1%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ7.87(d,1H,J=8.0Hz),7.71(t,1H,J=11.3Hz),7.58(t,1H,J=7.5Hz),7.42−7.37(m,3H),7.07(d,2H,J=7.7Hz),5.00(d,2H,J=39.7Hz),4.56(s,1H),4.04−3.80(m,1H),2.94−2.66(m,2H),2.53−2.41(m,1H),2.31(dt,1H,J=45.9,23.1Hz),1.76(dd,2H,J=36.0,30.1Hz),1.10(d,8H,J=6.8Hz);LRMS(ES)m/z519.5(M++1).
実施例37:化合物11206の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ピペリジン−4−カルボキサミド
実施例31のステップ5で製造されたN−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.103mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.036mL、0.206mmol)を室温でジクロロメタン(4mL)に溶かした溶液に、トリフルオロ酢酸無水物(0.016mL、0.113mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=5%〜70%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.030g、53.4%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ7.87(d,1H,J=8.0Hz),7.73(d,1H,J=9.6Hz),7.57(t,1H,J=7.4Hz),7.41(d,3H,J=5.4Hz),7.07(d,2H,J=6.9Hz),5.10−4.98(m,2H),4.43(d,1H,J=13.4Hz),3.98(d,1H,J=13.8Hz),2.96(t,1H,J=12.8Hz),2.74−2.58(m,1H),2.54(t,1H,J=10.5Hz),1.96−1.81(m,2H),1.75(d,2H,J=13.0Hz);LRMS(ES)m/z545.4(M++1).
実施例38:化合物11207の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−1−(メチルスルホニル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミド
実施例31のステップ5で製造されたN−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.103mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.036mL、0.206mmol)を室温でジクロロメタン(4mL)に溶かした溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.009mL、0.113mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=5%〜70%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.030g、55.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ7.87(d,1H,J=7.8Hz),7.73(d,1H,J=9.4Hz),7.58(t,1H,J=6.4Hz),7.39(s,3H),7.06(d,2H,J=5.7Hz),5.04(s,2H),3.74(d,2H,J=10.1Hz),2.74(d,3H,J=2.1Hz),2.54(t,2H,J=11.7Hz),2.36(dd,1H,J=10.1,7.7Hz),1.95(dd,2H,J=23.6,11.6Hz),1.75(d,2H,J=13.2Hz);LRMS(ES)m/z527.3(M++1).
実施例39:化合物11208の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−1−メチル−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミド
[ステップ1]t−ブチル4−((4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)(フェニル)カルバモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
実施例31のステップ2で製造されたt−ブチル4−((2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)(フェニル)カルバモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.200g、2.550mmol)とトリエチルアミン(0.427mL、3.060mmol)を室温でジクロロメタン(50mL)に溶かした溶液に、ジフルオロ酢酸無水物(0.349mL、2.805mmol)を加え、同じ温度で4時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(1.350g、96.5%、無色オイル)。
[ステップ2]t−ブチル4−((4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)(フェニル)カルバモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル4−((4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)(フェニル)カルバモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.350g、2.461mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.880g、3.691mmol)を室温でテトラヒドロフラン(100mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、80gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=10%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.800g、61.3%)を白色固体として得た。
[ステップ3]N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリドの合成
ステップ2で製造されたt−ブチル4−((4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)(フェニル)カルバモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.800g、1.508mmol)を室温でジクロロメタン(50mL)に溶かした溶液に、塩酸(4.00M solution in dioxane、1.885mL、7.539mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物にジエチルエーテル(50mL)を注いで懸濁し、濾過して、得られた固体をジエチルエーテルで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.660g、93.7%)を白色の固体として得た。
[ステップ4]化合物11208の合成
ステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.107mmol)、ホルムアルデヒド(37.00% solution in water、0.012mL、0.161mmol)、そしてナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.034g、0.161mmol)を室温でジクロロメタン(4mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.022g、46.2%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ7.86(t,1H,J=13.4Hz),7.72(d,1H,J=9.7Hz),7.55(t,1H,J=7.5Hz),7.41−7.33(m,3H),7.09−7.02(m,2H),6.92(t,1H,J=51.7Hz),5.07−4.94(m,2H),3.16−3.02(m,2H),2.38(s,1H),2.24(s,3H),1.97(d,3H,J=9.6Hz),1.81(d,3H,J=9.7Hz);LRMS(ES)m/z445.3(M++1).
実施例40:化合物11209の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−1−エチル−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミド
実施例39のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.107mmol)、アセトアルデヒド(0.009mL、0.161mmol)、そしてナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.034g、0.161mmol)を室温でジクロロメタン(4mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.025g、50.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ7.86(d,1H,J=6.0Hz),7.73(d,1H,J=6.7Hz),7.52(s,1H),7.37(s,3H),7.03(s,2H),6.88(d,1H,J=51.6Hz),5.02(s,2H),3.48(d,2H,J=5.4Hz),3.25(s,3H),2.77(s,3H),2.50(s,2H),1.25(s,4H);LRMS(ES)m/z459.2(M++1).
実施例41:化合物11210の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−1−イソプロピル−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミド
実施例39のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.107mmol)、アセトン(0.012mL、0.161mmol)、そしてナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.034g、0.161mmol)を室温でジクロロメタン(4mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.020g、39.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ7.85(t,1H,J=17.4Hz),7.75(d,1H,J=9.5Hz),7.46(d,1H,J=25.1Hz),7.38(d,3H,J=2.9Hz),7.01(d,2H,J=2.6Hz),6.97−6.81(m,1H),5.08−4.98(m,2H),3.59(s,1H),3.38(d,1H,J=17.5Hz),2.87(d,2H,J=199.2Hz),2.30(d,3H,J=82.5Hz),1.95(d,3H,J=47.9Hz),1.40(s,6H);LRMS(ES)m/z473.1(M++1).
実施例42:化合物11211の合成、1−アセチル−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミド
実施例39のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.107mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.037mL、0.214mmol)を室温でジクロロメタン(4mL)に溶かした溶液に、塩化アセチル(0.008mL、0.118mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=5%〜70%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.030g、59.3%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ7.87(d,1H,J=7.8Hz),7.72(d,1H,J=9.5Hz),7.56(t,1H,J=7.2Hz),7.39(s,3H),7.06(d,2H,J=6.1Hz),6.92(t,1H,J=51.6Hz),5.03(t,2H,J=11.0Hz),4.54(d,1H,J=11.3Hz),3.75(t,1H,J=41.8Hz),2.83(d,1H,J=11.1Hz),2.41(ddd,3H,J=79.6,32.3,14.8Hz),1.85(d,2H,J=10.1Hz),1.79−1.62(m,4H);LRMS(ES)m/z473.4(M++1).
実施例43:化合物11212の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニル−1−プロピオニルピペリジン−4−カルボキサミド
実施例39のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.107mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.037mL、0.214mmol)を室温でジクロロメタン(4mL)に溶かした溶液に、塩化プロピオニル(0.010mL、0.118mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=5%〜70%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.030g、57.6%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ7.87(d,1H,J=7.8Hz),7.72(d,1H,J=9.5Hz),7.56(t,1H,J=7.1Hz),7.39(d,3H,J=5.5Hz),7.05(t,2H,J=13.9Hz),6.92(t,1H,J=51.7Hz),5.02(d,3H,J=27.7Hz),4.55(s,1H),3.92−3.68(m,1H),2.96−2.66(m,2H),2.45(t,2H,J=10.5Hz),1.78(d,4H,J=56.0Hz),1.13(t,3H,J=7.1Hz);LRMS(ES)m/z487.2(M++1).
実施例44:化合物11213の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−1−イソブチリル−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミド
実施例39のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.107mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.037mL、0.214mmol)を室温でジクロロメタン(4mL)に溶かした溶液に、塩化イソブチリル(0.012mL、0.118mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=5%〜70%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.030g、56.0%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ7.90−7.82(m,1H),7.72(t,1H,J=10.3Hz),7.56(d,1H,J=6.6Hz),7.39(d,3H,J=4.7Hz),7.06(d,2H,J=3.0Hz),6.99−6.82(m,1H),5.01(d,3H,J=32.5Hz),4.56(s,1H),3.91(s,1H),2.76(dd,3H,J=23.9,18.5Hz),2.46(d,2H,J=6.7Hz),2.31(s,1H),1.82(s,1H),1.29−1.20(m,2H),1.13−1.09(m,4H);LRMS(ES)m/z501.3(M++1).
実施例45:化合物11214の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ピペリジン−4−カルボキサミド
実施例39のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.107mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.037mL、0.214mmol)を室温でジクロロメタン(4mL)に溶かした溶液に、トリフルオロ酢酸無水物(0.017mL、0.118mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=5%〜70%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.030g、53.2%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ7.88(d,1H,J=8.0Hz),7.72(t,1H,J=20.1Hz),7.55(dd,1H,J=20.6,13.1Hz),7.42(dd,3H,J=16.5,7.5Hz),7.07(d,2H,J=7.6Hz),7.01−6.85(m,1H),5.04(q,2H,J=14.8Hz),4.43(d,1H,J=13.5Hz),3.97(t,1H,J=24.0Hz),2.96(t,1H,J=12.7Hz),2.65(t,1H,J=12.3Hz),2.54(dt,1H,J=16.1,7.8Hz),1.97−1.83(m,2H),1.75(d,2H,J=13.3Hz);LRMS(ES)m/z527.3(M++1).
実施例46:化合物11215の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−1−(メチルスルホニル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミド
実施例39のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.107mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.037mL、0.214mmol)を室温でジクロロメタン(4mL)に溶かした溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.009mL、0.118mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=5%〜70%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.030g、55.1%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ7.88(d,1H,J=7.2Hz),7.73(d,1H,J=9.2Hz),7.56(t,1H,J=6.1Hz),7.39(s,3H),7.06(s,2H),6.93(td,1H,J=51.6,2.2Hz),5.03(d,2H,J=14.7Hz),3.75(d,2H,J=9.6Hz),2.74(d,3H,J=2.3Hz),2.55(t,2H,J=11.7Hz),2.36(dd,1H,J=10.0,7.3Hz),1.95(dd,2H,J=23.5,11.5Hz),1.75(d,2H,J=13.3Hz);LRMS(ES)m/z509.3(M++1).
実施例47:化合物11232の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−1−メチル−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキサミド
[ステップ1]t−ブチル3−((2−フルオロ−4−(メトキシカルボニル)ベンジル)(フェニル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレートの合成
実施例8のステップ1で製造されたt−ブチル3−(フェニルカルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレート(2.000g、7.237mmol)をテトラヒドロフラン(80mL)に溶かし、温度を0℃に保持しつつ、水素化ナトリウム(60.00%、0.579g、14.475mmol)を徐々に加えて20分間撹拌した後、メチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(2.146g、8.685mmol)を加え、50℃で12時間さらに撹拌し、温度を室温に下げ、0℃で反応混合物に水(20mL)を加えて5分間撹拌し、反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、80gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=5%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(2.800g、87.4%)を無色オイルとして得た。
[ステップ2]t−ブチル3−((2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)(フェニル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル3−((2−フルオロ−4−(メトキシカルボニル)ベンジル)(フェニル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレート(2.500g、5.650mmol)とヒドラジンモノハイドレート(5.481mL、112.997mmol)を室温でエタノール(100mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(2.400g、96.0%、白色固体)。
[ステップ3]t−ブチル3−((2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)(フェニル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ2で製造されたt−ブチル3−((2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)(フェニル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレート(1.200g、2.712mmol)とトリエチルアミン(0.454mL、3.254mmol)を室温でジクロロメタン(50mL)に溶かした溶液に、トリフルオロ酢酸無水物(0.415mL、2.983mmol)を加え、同じ温度で4時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(1.400g、95.9%、無色オイル)。
[ステップ4]t−ブチル3−((2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)(フェニル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ3で製造されたt−ブチル3−((2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)(フェニル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレート(1.400g、2.600mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.929g、3.900mmol)を室温でテトラヒドロフラン(100mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、80gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=10%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.800g、59.1%)を白色固体として得た。
[ステップ5]N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリドの合成
ステップ4で製造されたt−ブチル3−((2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)(フェニル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレート(0.800g、1.537mmol)を室温でジクロロメタン(50mL)に溶かした溶液に、塩酸(4.00M solution in dioxane、1.921mL、7.685mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物にジエチルエーテル(50mL)を注いで懸濁し、濾過して、得られた固体をジエチルエーテルで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.600g、85.4%)を白色の固体として得た。
[ステップ6]化合物11232の合成
ステップ5で製造されたN−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.109mmol)とホルムアルデヒド(37.00% solution in water、0.012mL、0.164mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.035g、0.164mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.017g、35.8%)を黄色固体として得た。
1H NMR(CDCl3,700MHz)δ7.92−7.84(m,1H),7.73(t,1H,J=15.4Hz),7.60−7.51(m,1H),7.37(d,3H,J=14.7Hz),6.93(dd,2H,J=32.2,3.1Hz),5.11−5.00(m,2H),3.84−3.58(m,4H),3.49−3.40(m,1H),2.66−2.51(m,3H);LRMS(ES)m/z435.2(M++1).
実施例48:化合物11233の合成、1−エチル−N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキサミド
実施例47のステップ5で製造されたN−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.109mmol)とアセトアルデヒド(0.009mL、0.164mmol)を室温で(10mL)に溶かした溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.035g、0.164mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.015g、30.6%)を褐色固体として得た。
1H NMR(CDCl3,700MHz)δ7.88(d,1H,J=7.7Hz),7.72(t,1H,J=15.3Hz),7.58(t,1H,J=6.9Hz),7.40(d,3H,J=39.7Hz),6.96(t,2H,J=20.0Hz),5.11−4.95(m,2H),3.40(d,5H,J=67.9Hz),2.62(d,2H,J=4.5Hz),0.95(d,3H,J=71.5Hz);LRMS(ES)m/z449.3(M++1).
実施例49:化合物11234の合成、1−アセチル−N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキサミド
実施例47のステップ5で製造されたN−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.109mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.038mL、0.219mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、塩化アセチル(0.009mL、0.120mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;ジクロロメタン/メタノール=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.027g、53.3%)を黄色固体として得た。
1H NMR(CDCl3,700MHz)δ7.94−7.83(m,1H),7.75(t,1H,J=9.4Hz),7.62−7.54(m,1H),7.39(s,3H),6.99(d,2H,J=5.4Hz),5.08(s,2H),4.47(t,1H,J=7.0Hz),4.08−4.01(m,1H),3.94(t,1H,J=8.4Hz),3.70(t,1H,J=9.5Hz),3.38−3.27(m,1H),1.84(s,3H);LRMS(ES)m/z463.3(M++1).
実施例50:化合物11235の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニル−1−プロピオニルアゼチジン−3−カルボキサミド
実施例47のステップ5で製造されたN−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.109mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.038mL、0.219mmol)を室温で(10mL)に溶かした溶液に、塩化プロピオニル(0.011mL、0.120mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.012g、23.0%)を白色固体として得た。
1H NMR(CDCl3,700MHz)δ7.87(dd,1H,J=23.0,10.1Hz),7.75(d,1H,J=9.5Hz),7.61(dt,1H,J=15.0,7.6Hz),7.44−7.34(m,3H),7.00(d,2H,J=5.7Hz),5.13−5.02(m,2H),4.41(d,1H,J=76.8Hz),3.92(dd,2H,J=97.6,59.0Hz),3.69(dd,1H,J=59.2,21.2Hz),3.40−3.28(m,1H),2.11(d,2H,J=51.5Hz),1.13−1.05(m,3H);LRMS(ES)m/z477.2(M++1).
実施例51:化合物11236の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−1−イソブチリル−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキサミド
実施例47のステップ5で製造されたN−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.109mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.038mL、0.219mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、塩化イソブチリル(0.013mL、0.120mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.036g、67.1%)を白色固体として得た。
1H NMR(CDCl3,700MHz)δ7.87(t,1H,J=10.4Hz),7.74(d,1H,J=9.6Hz),7.61(dt,1H,J=29.5,7.6Hz),7.45−7.33(m,3H),6.98(dd,2H,J=28.1,7.6Hz),5.15−4.97(m,2H),4.38(dd,1H,J=60.8,56.4Hz),4.14−3.57(m,3H),3.39−3.28(m,1H),2.45−2.32(m,1H),1.07(s,6H);LRMS(ES)m/z491.3(M++1).
実施例52:化合物11237の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−1−(メチルスルホニル)−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキサミド
実施例47のステップ5で製造されたN−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.109mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.038mL、0.219mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.009mL、0.120mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.026g、47.7%)を白色固体として得た。
1H NMR(CDCl3,700MHz)δ7.89(t,1H,J=9.1Hz),7.75(d,1H,J=9.4Hz),7.57(t,1H,J=7.5Hz),7.40(d,3H,J=1.5Hz),6.98(d,2H,J=3.7Hz),5.08(s,2H),4.13(t,2H,J=7.5Hz),3.70(t,2H,J=8.3Hz),3.36(p,1H,J=7.9Hz),2.91(s,3H);LRMS(ES)m/z499.2(M++1).
実施例53:化合物11238の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−1−メチル−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキサミド
[ステップ1]t−ブチル3−((4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)(フェニル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレートの合成
実施例47のステップ2で製造されたt−ブチル3−((2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)(フェニル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレート(1.200g、2.712mmol)とトリエチルアミン(0.454mL、3.254mmol)を室温でジクロロメタン(50mL)に溶かした溶液に、ジフルオロ酢酸無水物(0.371mL、2.983mmol)を加え、同じ温度で4時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(1.400g、99.2%、無色オイル)。
[ステップ2]t−ブチル3−((4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)(フェニル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル3−((4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)(フェニル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレート(1.400g、2.690mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.961g、4.035mmol)を室温でテトラヒドロフラン(100mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、80gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=10%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.700g、51.8%)を白色固体として得た。
[ステップ3]N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリドの合成
ステップ2で製造されたt−ブチル3−((4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)(フェニル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレート(0.700g、1.393mmol)を室温でジクロロメタン(50mL)に溶かした溶液に、塩酸(4.00M solution in dioxane、1.741mL、6.965mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物にジエチルエーテル(50mL)を注いで懸濁し、濾過して、得られた固体をジエチルエーテルで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.600g、98.1%)を白色固体として得た。
[ステップ4]化合物11238の合成
ステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.114mmol)とホルムアルデヒド(37.00% solution in water、0.013mL、0.171mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.036g、0.171mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.010g、21.1%)を白色固体として得た。
1H NMR(CDCl3,700MHz)δ7.88(d,1H,J=7.8Hz),7.73(d,1H,J=9.6Hz),7.61−7.53(m,1H),7.35(t,3H,J=9.7Hz),7.15(d,1H,J=6.8Hz),6.97(dd,2H,J=29.0,22.5Hz),5.11−4.97(m,2H),3.24(dd,4H,J=67.4,30.6Hz),2.32(s,3H),2.00−1.68(m,1H);LRMS(ES)m/z417.3(M++1).
実施例54:化合物11239の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−1−エチル−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキサミド
実施例53のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.114mmol)とアセトアルデヒド(0.010mL、0.171mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.036g、0.171mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.017g、34.7%)を黄色固体として得た。
1H NMR(CDCl3,700MHz)δ7.91−7.83(m,1H),7.74(d,1H,J=9.7Hz),7.57−7.49(m,1H),7.44−7.34(m,3H),7.02−6.83(m,3H),5.10−4.99(m,2H),3.71−3.59(m,2H),3.52(dd,2H,J=19.3,11.2Hz),3.49−3.37(m,1H),2.84−2.72(m,2H),1.13−1.00(m,3H);LRMS(ES)m/z431.3(M++1).
実施例55:化合物11240の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−1−イソプロピル−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキサミド
実施例53のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.114mmol)とアセトン(0.013mL、0.171mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.036g、0.171mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.025g、49.4%)を黄色固体として得た。
1H NMR(CDCl3,700MHz)δ7.92−7.82(m,1H),7.73(t,1H,J=8.8Hz),7.54(t,1H,J=7.5Hz),7.38(d,3H,J=5.3Hz),7.04−6.82(m,3H),5.03(d,2H,J=21.2Hz),3.63−3.34(m,5H),2.80−2.67(m,1H),1.03(t,6H,J=7.8Hz);LRMS(ES)m/z445.3(M++1).
実施例56:化合物11241の合成、1−アセチル−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキサミド
実施例53のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.114mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.039mL、0.228mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、塩化アセチル(0.009mL、0.125mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.014g、27.6%)を黄色固体として得た。
1H NMR(CDCl3,700MHz)δ7.88(d,1H,J=7.9Hz),7.73(t,1H,J=12.4Hz),7.58(t,1H,J=7.5Hz),7.39(d,3H,J=5.2Hz),7.01−6.82(m,3H),5.10−5.05(m,2H),4.48(t,1H,J=7.1Hz),4.09−4.01(m,1H),3.94(t,1H,J=8.3Hz),3.70(t,1H,J=9.3Hz),3.36−3.27(m,1H),1.50−1.43(m,3H);LRMS(ES)m/z445.3(M++1).
実施例57:化合物11242の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニル−1−プロピオニルアゼチジン−3−カルボキサミド
実施例53のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.114mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.039mL、0.228mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、塩化プロピオニル(0.011mL、0.125mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.017g、32.5%)を黄色固体として得た。
1H NMR(CDCl3,700MHz)δ7.88(d,1H,J=7.9Hz),7.74(d,1H,J=9.7Hz),7.57(dd,1H,J=19.2,11.7Hz),7.40(dd,3H,J=16.9,7.9Hz),7.03−6.83(m,3H),5.08(s,2H),4.56−4.32(m,1H),4.03(ddd,4H,J=153.6,33.8,26.6Hz),3.36−3.28(m,1H),2.89−2.80(m,1H),2.07(d,2H,J=8.1Hz),1.10(t,3H,J=7.6Hz);LRMS(ES)m/z459.3(M++1).
実施例58:化合物11243の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−1−イソブチリル−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキサミド
実施例53のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.114mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.039mL、0.228mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、塩化イソブチリル(0.013mL、0.125mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.023g、42.7%)を白色固体として得た。
1H NMR(CDCl3,700MHz)δ7.88(dd,1H,J=8.0,1.2Hz),7.74(dd,1H,J=9.7,1.1Hz),7.61−7.54(m,1H),7.39(dt,3H,J=11.8,4.2Hz),7.02−6.83(m,3H),5.14−4.97(m,2H),4.50(s,1H),4.00(d,2H,J=56.0Hz),3.74−3.61(m,1H),3.38−3.24(m,1H),2.43−2.34(m,1H),1.07(d,6H,J=25.4Hz);LRMS(ES)m/z473.3(M++1).
実施例59:化合物11244の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロアセチル)アゼチジン−3−カルボキサミド
実施例53のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.114mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.039mL、0.228mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、2,2,2−トリフルオロ酢酸無水物(0.018mL、0.125mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をクロマトグラフィー法(SiO2 plate、20×20×1mm;メタノール/ジクロロメタン=10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.005g、8.8%)を白色固体として得た。
1H NMR(CDCl3,700MHz)δ7.89(d,1H,J=7.9Hz),7.76(d,1H,J=9.6Hz),7.57(dd,1H,J=15.6,8.0Hz),7.42(d,3H,J=3.2Hz),7.02−6.83(m,3H),5.13−5.07(m,2H),4.74−4.67(m,1H),4.30−4.24(m,1H),4.19(t,1H,J=9.1Hz),3.87(t,1H,J=9.8Hz),3.47(dt,1H,J=22.3,7.9Hz);LRMS(ES)m/z499.1(M++1).
実施例60:化合物11245の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−1−(メチルスルホニル)−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキサミド
実施例53のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルアゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.114mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.040mL、0.228mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.010mL、0.125mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.013g、23.7%)を白色固体として得た。
1H NMR(CDCl3,700MHz)δ7.88(d,1H,J=7.9Hz),7.75(d,1H,J=9.6Hz),7.55(dd,1H,J=18.1,10.7Hz),7.40(d,3H,J=1.6Hz),7.02−6.84(m,3H),5.07(d,2H,J=14.4Hz),4.14(t,2H,J=7.5Hz),3.71(t,2H,J=8.3Hz),3.39−3.32(m,1H),2.91(s,3H);LRMS(ES)m/z481.2(M++1).
実施例61:化合物11246の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルアセトアミド
[ステップ1]メチル3−フルオロ−4−((N−フェニルアセトアミド)メチル)ベンゾエートの合成
メチル3−フルオロ−4−((フェニルアミノ)メチル)ベンゾエート(0.150g、0.579mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.199mL、1.157mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、塩化アセチル(0.045mL、0.636mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.158g、90.6%)を無色オイルとして得た。
[ステップ2]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルアセトアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−フェニルアセトアミド)メチル)ベンゾエート(0.158g、0.524mmol)と酸化窒素(0.495mL、10.487mmol)を室温でエタノール(10mL)に混ぜた混合物を5時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.150g、94.9%、無色オイル)
[ステップ3]N−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−フェニルアセトアミドの合成
ステップ2で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルアセトアミド(0.075g、0.249mmol)とトリエチルアミン(0.069mL、0.498mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、トリフルオロ酢酸無水物(0.042mL、0.299mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.090g、91.0%、無色オイル)。
[ステップ4]化合物11246の合成
ステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−フェニルアセトアミド(0.090g、0.227mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.081g、0.340mmol)をジクロロメタン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.004g、4.7%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(CDCl3,400MHz)δ7.84(dd,1H,J=8.0,1.6Hz),7.68(dd,1H,J=9.7,1.4Hz),7.60(t,J=7.6Hz,1H),7.36−7.28(m,3H),7.05(dd,2H,J=7.9,1.4Hz),5.03(s,2H),1.91(s,3H);LRMS(ES)m/z380.2(M++1).
実施例62:化合物11247の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルアセトアミド
[ステップ1]N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルアセトアミドの合成
実施例61のステップ2で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルアセトアミド(0.075g、0.249mmol)とトリエチルアミン(0.069mL、0.498mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.032mL、0.299mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.093g、98.5%、無色オイル)。
[ステップ2]化合物11247の合成
ステップ1で製造されたN−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルアセトアミド(0.093g、0.245mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.088g、0.368mmol)をジクロロメタン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.005g、5.6%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(CDCl3,400MHz)δ7.84(dd,J=8.0,1.6Hz,1H),7.69(dd,J=9.8,1.5Hz,1H),7.58(t,J=7.6Hz,1H),7.37−7.30(m,3H),7.06−7.03(m,2H),6.90(t,J=48.6Hz,1H),5.04(s,2H),1.93(s,3H);LRMS(ES)m/z362.2(M++1).
実施例63:化合物11325の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)−1−メチルアゼチジン−3−カルボキサミド
[ステップ1]t−ブチル3−((2−フルオロ−4−(メトキシカルボニル)ベンジル)(3−フルオロフェニル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレートの合成
t−ブチル3−((3−フルオロフェニル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレート(0.550g、1.869mmol)をテトラヒドロフラン(80mL)に溶かし、温度を0℃に保持しつつ、水素化ナトリウム(60.00%、0.149g、3.737mmol)を徐々に加えて20分間撹拌した後、メチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.508g、2.056mmol)を加えて50℃で12時間さらに撹拌し、温度を室温に下げ、0℃で反応混合物に水(20mL)を加えて5分間撹拌し、反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、80gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=5%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.700g、81.4%)を白色固体として得た。
[ステップ2]t−ブチル3−((2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)(3−フルオロフェニル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル3−((2−フルオロ−4−(メトキシカルボニル)ベンジル)(3−フルオロフェニル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレート(0.700g、1.520mmol)とヒドラジンモノハイドレート(1.475mL、30.403mmol)を室温でエタノール(50mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.600g、85.7%、白色固体)。
[ステップ3]t−ブチル3−((4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)(3−フルオロフェニル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ2で製造されたt−ブチル3−((2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)(3−フルオロフェニル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレート(0.600g、1.303mmol)とトリエチルアミン(0.218mL、1.564mmol)を室温でジクロロメタン(50mL)に溶かした溶液に、ジフルオロ酢酸無水物(0.178mL、1.433mmol)を加え、同じ温度で4時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.600g、85.5%、無色オイル)。
[ステップ4]t−ブチル3−((4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)(3−フルオロフェニル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ3で製造されたt−ブチル3−((4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)(3−フルオロフェニル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレート(0.600g、1.114mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.398g、1.671mmol)を室温でテトラヒドロフラン(15mL)に混ぜた混合物に、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=5%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.500g、86.2%)を白色固体として得た。
[ステップ5]N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)アゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリドの合成
ステップ4で製造されたt−ブチル3−((4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)(3−フルオロフェニル)カルバモイル)アゼチジン−1−カルボキシレート(0.500g、0.961mmol)を室温でジクロロメタン(50mL)に溶かした溶液に、塩酸(4.00M solution in dioxane、1.201mL、4.803mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物にジエチルエーテル(50mL)を注いで懸濁し、濾過して、得られた固体をジエチルエーテルで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.430g、98.0%)を白色固体として得た。
[ステップ6]化合物11325の合成
ステップ5で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)アゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.109mmol)とホルムアルデヒド(37.00% solution in water、0.012mL、0.164mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.035g、0.164mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.007g、14.7%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.87(dd,1H,J=8.0,1.6Hz),7.74(dd,1H,J=9.8,1.5Hz),7.53(t,1H,J=7.6Hz),7.34(td,1H,J=8.2,6.4Hz),7.09(td,1H,J=8.3,2.3Hz),6.93(dd,1H,J=68.9,34.4Hz),6.76−6.66(m,2H),4.99(d,2H,J=19.7Hz),3.60(dd,2H,J=18.8,10.8Hz),3.46(t,2H,J=8.0Hz),3.35(dt,1H,J=16.2,8.1Hz),2.44(d,3H,J=13.4Hz);LRMS(ES)m/z435.2(M++1).
実施例64:化合物11326の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−1−エチル−N−(3−フルオロフェニル)アゼチジン−3−カルボキサミド
実施例63のステップ5で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)アゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.109mmol)とアセトアルデヒド(0.009mL、0.164mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.035g、0.164mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.007g、14.3%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.87(dd,1H,J=8.0,1.5Hz),7.73(dd,1H,J=9.8,1.5Hz),7.54(t,1H,J=7.6Hz),7.33(td,1H,J=8.1,6.4Hz),7.08(td,1H,J=8.3,1.9Hz),6.93(dd,1H,J=69.2,34.1Hz),6.78−6.69(m,2H),4.99(d,2H,J=19.8Hz),3.50−3.18(m,5H),2.59(q,2H,J=7.2Hz),0.96(t,3H,J=7.2Hz);LRMS(ES)m/z449.3(M++1).
実施例65:化合物11327の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)−1−プロピルアゼチジン−3−カルボキサミド
実施例63のステップ5で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)アゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.109mmol)とプロピオンアルデヒド(0.010g、0.164mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.035g、0.164mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.017g、33.6%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.86(dd,1H,J=8.0,1.5Hz),7.72(dd,1H,J=9.8,1.5Hz),7.51(dd,1H,J=15.7,8.0Hz),7.32(tt,1H,J=11.9,5.9Hz),7.07(td,1H,J=8.1,2.1Hz),6.90(dd,1H,J=58.6,44.7Hz),6.77−6.68(m,2H),4.99(d,2H,J=16.3Hz),3.61−3.47(m,2H),3.47−3.31(m,3H),2.57(dd,2H,J=18.4,10.5Hz),1.39(dq,2H,J=14.9,7.4Hz),0.90−0.81(m,3H);LRMS(ES)m/z463.2(M++1).
実施例66:化合物11328の合成、1−ブチル−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)アゼチジン−3−カルボキサミド
実施例63のステップ5で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)アゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.109mmol)とブチルアルデヒド(0.012g、0.164mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.035g、0.164mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.020g、38.4%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.86(dd,1H,J=8.0,1.5Hz),7.73(dd,1H,J=9.8,1.5Hz),7.51(t,1H,J=7.6Hz),7.34(dt,1H,J=14.2,6.5Hz),7.13−7.05(m,1H),6.90(dd,1H,J=58.6,44.7Hz),6.77−6.64(m,2H),4.99(d,2H,J=13.6Hz),3.71−3.56(m,2H),3.56−3.38(m,3H),2.67(dd,2H,J=19.4,11.4Hz),1.42−1.21(m,4H),0.92−0.79(m,3H);LRMS(ES)m/z477.3(M++1).
実施例67:化合物11329の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)−1−イソプロピルアゼチジン−3−カルボキサミド
実施例63のステップ5で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)アゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.109mmol)とアセトン(0.012mL、0.164mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.035g、0.164mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.010g、19.8%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.87(dd,1H,J=8.0,1.5Hz),7.73(dd,1H,J=9.8,1.5Hz),7.54(t,1H,J=7.5Hz),7.33(tt,1H,J=12.4,6.2Hz),7.07(td,1H,J=8.2,2.0Hz),7.05−6.77(m,1H),6.78−6.68(m,2H),4.98(d,2H,J=19.6Hz),3.43(s,2H),3.37−3.22(m,3H),2.61−2.48(m,1H),1.02−0.92(m,6H);LRMS(ES)m/z463.2(M++1).
実施例68:化合物11330の合成、1−アセチル−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)アゼチジン−3−カルボキサミド
実施例63のステップ5で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)アゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.109mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.038mL、0.219mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、塩化アセチル(0.009mL、0.120mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.016g、31.6%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.87(dd,1H,J=8.0,1.6Hz),7.74(dd,1H,J=9.8,1.6Hz),7.60−7.51(m,1H),7.40−7.30(m,1H),7.09(td,1H,J=8.2,2.4Hz),7.06−6.78(m,1H),6.74(dt,2H,J=7.9,6.8Hz),5.02(d,2H,J=19.1Hz),4.45(s,1H),3.99(d,2H,J=33.8Hz),3.79−3.68(m,1H),3.31(tt,1H,J=8.8,6.3Hz),1.82(s,3H);LRMS(ES)m/z463.2(M++1).
実施例69:化合物11331の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)−1−プロピオニルアゼチジン−3−カルボキサミド
実施例63のステップ5で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)アゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.109mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.038mL、0.219mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、塩化プロピオニル(0.011mL、0.120mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.018g、34.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.87(dd,1H,J=8.0,1.5Hz),7.73(dd,1H,J=9.8,1.4Hz),7.54(dd,1H,J=16.0,8.3Hz),7.35(dd,1H,J=14.4,8.1Hz),7.13−7.05(m,1H),7.05−6.77(m,1H),6.74(dd,2H,J=7.5,5.3Hz),5.07−4.99(m,2H),4.35(dd,1H,J=24.2,19.7Hz),4.14−3.79(m,2H),3.79−3.65(m,1H),3.32(tt,1H,J=8.9,6.4Hz),2.11−1.94(m,2H),1.08(dd,3H,J=10.0,5.1Hz);LRMS(ES)m/z477.3(M++1).
実施例70:化合物11332の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)−1−イソブチリルアゼチジン−3−カルボキサミド
実施例63のステップ5で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)アゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.109mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.038mL、0.219mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、塩化イソブチリル(0.013mL、0.120mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.021g、39.1%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.87(dd,1H,J=8.0,1.4Hz),7.72(dt,1H,J=15.7,7.8Hz),7.54(dd,1H,J=15.6,8.0Hz),7.36(dd,1H,J=8.3,6.3Hz),7.15−7.05(m,1H),7.05−6.78(m,1H),6.78−6.68(m,2H),5.02(d,2H,J=19.0Hz),4.47(s,1H),4.07−3.62(m,3H),3.38−3.25(m,1H),2.48−2.30(m,1H),1.11−0.95(m,6H);LRMS(ES)m/z491.2(M++1).
実施例71:化合物11333の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)−1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−カルボキサミド
実施例63のステップ5で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)アゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.109mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.038mL、0.219mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.009mL、0.120mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.012g、22.0%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.87(dd,1H,J=8.0,1.5Hz),7.74(dd,1H,J=9.8,1.4Hz),7.52(dd,1H,J=15.1,7.5Hz),7.36(dd,1H,J=11.1,5.0Hz),7.14−7.07(m,1H),7.05−6.78(m,1H),6.78−6.69(m,2H),5.08−4.98(m,2H),4.16−4.07(m,2H),3.77−3.68(m,2H),3.41−3.28(m,1H),2.89(d,3H,J=5.3Hz);LRMS(ES)m/z499.2(M++1).
実施例72:化合物11334の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−1−(エチルスルホニル)−N−(3−フルオロフェニル)アゼチジン−3−カルボキサミド
実施例63のステップ5で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)アゼチジン−3−カルボキサミドヒドロクロリド(0.050g、0.109mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.038mL、0.219mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、エタンスルホニルクロリド(0.015g、0.120mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.020g、35.7%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.87(dd,1H,J=8.0,1.6Hz),7.79−7.70(m,1H),7.56(dd,1H,J=15.7,8.1Hz),7.35(td,1H,J=8.1,6.4Hz),7.10(td,1H,J=8.1,2.1Hz),7.07−6.78(m,1H),6.78−6.70(m,2H),5.10−4.98(m,2H),4.22−4.10(m,2H),3.74−3.61(m,2H),3.41−3.30(m,1H),3.00−2.90(m,2H),1.34(q,3H,J=7.4Hz);LRMS(ES)m/z513.2(M++1).
実施例73:化合物11339の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド
[ステップ1]メチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエートの合成
メチル3−フルオロ−4−メチルベンゾエート(8.500g、50.544mmol)、1−ブロモピロリジン−2,5−オン(NBS、9.446g、53.071mmol)、そしてアゾビスイソブチロニトリル(AIBN、0.415g、2.527mmol)を室温でジクロロメタン(150mL)に混ぜた混合物を18時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(7.600g、60.9%)を白色固体として得た。
[ステップ2]メチル3−フルオロ−4−(((3−フルオロフェニル)アミノ)メチル)ベンゾエートの合成
3−フルオロアニリン(1.000g、8.999mmol)、ステップ1で製造されたメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(2.446g、9.899mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(3.102mL、17.999mmol)を室温でアセトニトリル(50mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、24gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(2.170g、87.0%)を無色オイルとして得た。
[ステップ3]メチル3−フルオロ−4−((N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−(((3−フルオロフェニル)アミノ)メチル)ベンゾエート(0.200g、0.721mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.251mL、1.443mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、塩化アセチル(0.061mL、0.866mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.210g、91.2%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ4]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミドの合成
ステップ3で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド)メチル)ベンゾエート(0.210g、0.658mmol)とヒドラジンハイドレート(0.658g、13.153mmol)を室温でエタノール(10mL)に混ぜた混合物を18時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮しした。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.187g、89.0%、白色泡状固体)。
[ステップ5]化合物11339の合成
ステップ4で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド(0.090g、0.282mmol)とトリエチルアミン(0.079mL、0.564mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.037mL、0.338mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.071g、66.4%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.85(dt,1H,J=13.6,6.8Hz),7.75−7.66(m,1H),7.63−7.52(m,1H),7.32(tt,1H,J=12.0,6.0Hz),7.10−7.01(m,1H),6.94−6.75(m,3H),5.02(s,2H),1.95(s,3H);LRMS(ES)m/z380.2(M++1).
実施例74:化合物11340の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド
[ステップ1]N−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミドの合成
実施例73のステップ4で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド(0.090g、0.282mmol)とトリエチルアミン(0.079mL、0.564mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、トリフルオロ酢酸無水物(0.048mL、0.338mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.112g、95.7%、黄色オイル)。
[ステップ2]化合物11340の合成
ステップ1で製造されたN−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)アセトアミド(0.120g、0.289mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.103g、0.433mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して室温で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.029g、25.3%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.87(dd,1H,J=8.0,1.4Hz),7.73(d,1H,J=9.7Hz),7.61(t,1H,J=7.6Hz),7.34(td,1H,J=8.1,6.5Hz),7.05(td,1H,J=8.3,2.1Hz),6.84(dd,2H,J=22.0,8.5Hz),5.03(s,2H),1.95(s,3H);LRMS(ES)m/z398.1(M++1).
実施例75:化合物11341の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルイソニコチンアミド
[ステップ1]メチル6−((N−フェニルイソニコチンアミド)メチル)ニコチネートの合成
メチル6−((フェニルアミノ)メチル)ニコチネート(0.050g、0.206mmol)とトリエチルアミン(0.058mL、0.413mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、イソニコチノイルクロリドヒドロクロリド(0.044g、0.248mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.071g、99.0%)を無色オイルとして得た。
[ステップ2]N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルイソニコチンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル6−((N−フェニルイソニコチンアミド)メチル)ニコチネート(0.071g、0.204mmol)とヒドラジンハイドレート(0.199mL、4.088mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.070g、98.6%、無色オイル)。
[ステップ3]化合物11341の合成
ステップ2で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルイソニコチンアミド(0.070g、0.202mmol)とトリエチルアミン(0.056mL、0.403mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.028mL、0.262mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜100%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.045g、54.8%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.29(d,1H,J=1.7Hz),8.47(d,2H,J=5.3Hz),8.38(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.63(d,1H,J=8.2Hz),7.25−7.16(m,5H),7.16−7.09(m,2H),7.09−6.79(m,1H),5.28(d,2H,J=21.7Hz);LRMS(ES)m/z408.3(M++1).
実施例76:化合物11356の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)プロピオンアミド
[ステップ1]メチル3−フルオロ−4−((N−(3−フルオロフェニル)プロピオンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例73のステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−(((3−フルオロフェニル)アミノ)メチル)ベンゾエート(0.100g、0.361mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.126mL、0.721mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、塩化プロピオニル(0.041mL、0.469mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.100g、83.2%)を無色オイルとして得た。
[ステップ2]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)プロピオンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(3−フルオロフェニル)プロピオンアミド)メチル)ベンゾエート(0.100g、0.300mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.292mL、6.000mmol)を室温でエタノール(6mL)に混ぜた混合物を18時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.098g、98.0%、無色オイル)。
[ステップ3]N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)プロピオンアミドの合成
ステップ2で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)プロピオンアミド(0.098g、0.294mmol)とトリエチルアミン(0.082mL、0.588mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.038mL、0.353mmol)を加え、同じ温度で2時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.120g、99.2%、無色オイル)。
[ステップ4]化合物11356の合成
ステップ3で製造されたN−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)プロピオンアミド(0.120g、0.292mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.104g、0.438mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.018g、15.7%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.29(d,1H,J=1.7Hz),8.47(d,2H,J=5.3Hz),8.38(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.63(d,1H,J=8.2Hz),7.25−7.16(m,5H),7.16−7.09(m,2H),7.09−6.79(m,1H),5.28(d,2H,J=21.7Hz);LRMS(ES)m/z408.3(M++1).
実施例77:化合物11357の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)ブチルアミド
[ステップ1]メチル3−フルオロ−4−((N−(3−フルオロフェニル)ブチルアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例73のステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−(((3−フルオロフェニル)アミノ)メチル)ベンゾエート(0.100g、0.361mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.126mL、0.721mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、塩化ブチリル(0.049mL、0.469mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.103g、82.2%)を無色オイルとして得た。
[ステップ2]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)ブチルアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(3−フルオロフェニル)ブチルアミド)メチル)ベンゾエート(0.103g、0.297mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.288mL、5.930mmol)を室温でエタノール(6mL)に混ぜた混合物を18時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.100g、97.1%、無色オイル)。
[ステップ3]N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)ブチルアミドの合成
ステップ2で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)ブチルアミド(0.100g、0.288mmol)とトリエチルアミン(0.080mL、0.576mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.038mL、0.345mmol)を加え、同じ温度で2時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.120g、98.0%、無色オイル)。
[ステップ4]化合物11357の合成
ステップ3で製造されたN−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)ブチルアミド(0.120g、0.282mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.101g、0.423mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で1時間加熱した後、、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.012g、10.4%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.87(dd,1H,J=8.1,1.7Hz),7.72(dd,1H,J=9.8,1.7Hz),7.59(t,1H,J=7.6Hz),7.33(td,1H,J=8.1,6.3Hz),7.11−7.01(m,1H),6.93−6.75(m,3H),5.02(s,2H),2.10(t,2H,J=7.4Hz),1.64(h,2H,J=7.4Hz),0.86(t,3H,J=7.4Hz);LRMS(ES)m/z408.2(M++1).
実施例78:化合物11358の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)−3−メチルブタンアミド
[ステップ1]メチル3−フルオロ−4−((N−(3−フルオロフェニル)−3−メチルブタンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例73のステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−(((3−フルオロフェニル)アミノ)メチル)ベンゾエート(0.100g、0.361mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.126mL、0.721mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、3−メチルブタノイルクロリド(0.057mL、0.469mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.115g、88.2%)を無色オイルとして得た。
[ステップ2]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)−3−メチルブタンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(3−フルオロフェニル)−3−メチルブタンアミド)メチル)ベンゾエート(0.115g、0.318mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.309mL、6.364mmol)を室温でエタノール(6mL)に混ぜた混合物を18時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.105g、91.3%、無色オイル)。
[ステップ3]N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)−3−メチルブタンアミドの合成
ステップ2で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)−3−メチルブタンアミド(0.105g、0.291mmol)とトリエチルアミン(0.081mL、0.581mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.038mL、0.349mmol)を加え、同じ温度で2時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.122g、95.6%、無色オイル)。
[ステップ4]化合物11358の合成
ステップ3で製造されたN−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)−3−メチルブタンアミド(0.140g、0.319mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.114g、0.478mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.011g、8.2%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.87(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.72(dd,1H,J=9.8,1.7Hz),7.60(t,1H,J=7.6Hz),7.33(td,1H,J=8.1,6.3Hz),7.10−7.02(m,1H),6.93−6.74(m,3H),5.03(s,2H),2.18(dq,1H,J=13.5,6.7Hz),2.01(d,2H,J=7.0Hz),0.87(d,6H,J=6.6Hz);LRMS(ES)m/z422.3(M++1).
実施例79:化合物11359の合成、N−(3−フルオロフェニル)−N−((5−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)イソニコチンアミド
[ステップ1]メチル6−((N−(3−フルオロフェニル)イソニコチンアミド)メチル)ニコチネートの合成
メチル6−(((3−フルオロフェニル)アミノ)メチル)ニコチネート(0.200g、0.768mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.268mL、1.537mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、イソニコチノイルクロリドヒドロクロリド(0.178g、0.999mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜100%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.277g、98.7%)を無色オイルとして得た。
[ステップ2]N−(3−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)イソニコチンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル6−((N−(3−フルオロフェニル)イソニコチンアミド)メチル)ニコチネート(0.277g、0.758mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.737mL、15.163mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.220g、79.4%、白色泡状固体)。
[ステップ3]N−(3−フルオロフェニル)−N−((5−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)イソニコチンアミドの合成
ステップ2で製造されたN−(3−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)イソニコチンアミド(0.100g、0.274mmol)とトリエチルアミン(0.076mL、0.547mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、トリフルオロ酢酸無水物(0.050mL、0.356mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.121g、95.8%、無色オイル)。
[ステップ4]化合物11359の合成
ステップ3で製造されたN−(3−フルオロフェニル)−N−((5−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)イソニコチンアミド(0.130g、0.282mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.101g、0.423mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜100%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.024g、19.2%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.37−9.26(m,1H),8.61−8.48(m,2H),8.40(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.63(d,1H,J=8.2Hz),7.32−7.27(m,2H),7.18(td,1H,J=8.2,6.2Hz),7.02(dt,1H,J=9.4,2.3Hz),6.96−6.87(m,2H),5.28(s,2H);LRMS(ES)m/z444.3(M++1).
実施例80:化合物11360の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(3−フルオロフェニル)イソニコチンアミド
[ステップ1]N−((5−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(3−フルオロフェニル)イソニコチンアミドの合成
実施例79のステップ2で製造されたN−(3−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)イソニコチンアミド(0.120g、0.328mmol)とトリエチルアミン(0.092mL、0.657mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.046mL、0.427mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.140g、96.1%、無色オイル)。
[ステップ2]化合物11360の合成
ステップ1で製造されたN−((5−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(3−フルオロフェニル)イソニコチンアミド(0.140g、0.316mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.113g、0.474mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜100%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.021g、15.6%)を褐色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.35−9.24(m,1H),8.57−8.48(m,2H),8.40(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.62(d,1H,J=8.2Hz),7.24(d,2H,J=1.5Hz),7.18(td,1H,J=8.2,6.3Hz),7.08−6.98(m,1H),6.95−6.80(m,3H),5.27(s,2H);LRMS(ES)m/z426.3(M++1).
実施例81:化合物11376の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(3−フルオロフェニル)ニコチンアミド
[ステップ1]メチル6−(((3−フルオロフェニル)アミノ)メチル)ニコチネートの合成
3−フルオロアニリン(1.500g、13.499mmol)とメチル6−ホルミルニコチネート(2.452g、14.849mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(4.291g、20.248mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(2.830g、80.5%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]メチル6−((N−(3−フルオロフェニル)ニコチンアミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ1で製造されたメチル6−(((3−フルオロフェニル)アミノ)メチル)ニコチネート(0.100g、0.384mmol)とトリエチルアミン(0.107mL、0.768mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、ニコチノイルクロリドヒドロクロリド(0.103g、0.576mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.111g、79.1%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ3]N−(3−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)ニコチンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル6−((N−(3−フルオロフェニル)ニコチンアミド)メチル)ニコチネート(0.111g、0.304mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.295mL、6.076mmol)を室温でエタノール(10mL)に混ぜた混合物を18時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.108g、97.3%、黄色オイル)。
[ステップ4]N−((5−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(3−フルオロフェニル)ニコチンアミドの合成
ステップ3で製造されたN−(3−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)ニコチンアミド(0.111g、0.304mmol)とトリエチルアミン(0.085mL、0.608mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.050mL、0.456mmol)を加え、80℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.133g、98.7%、無色オイル)。
[ステップ5]化合物11376の合成
ステップ4で製造されたN−((5−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(3−フルオロフェニル)ニコチンアミド(0.140g、0.316mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.226g、0.947mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で1時間加熱しした後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.018g、13.4%)を褐色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.35−9.24(m,2H),8.81(d,1H,J=5.1Hz),8.64−8.51(m,2H),8.41(ddd,1H,J=8.3,3.6,2.3Hz),7.81−7.62(m,2H),7.26−7.15(m,2H),6.88−6.42(m,2H),5.32(d,2H,J=2.8Hz);LRMS(ES)m/z426.4(M++1).
実施例82:化合物11414の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−メチル−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミド
[ステップ1]メチル6−((1−(t−ブトキシカルボニル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミド)メチル)ニコチネートの合成
t−ブチル4−(フェニルカルバモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.400g、1.314mmol)をテトラヒドロフラン(30mL)に溶かし、温度を0℃に保持しつつ、水素化ナトリウム(60.00%、0.079g、1.971mmol)を徐々に加え、20分間撹拌した。メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.333g、1.446mmol)を加え、室温で12時間さらに撹拌した後、0℃で反応混合物に水(2mL)を加えて5分間撹拌し、反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=5%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.390g、65.4%)を泡状固体として得た。
[ステップ2]メチル6−((N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミド)メチル)ニコチネートヒドロクロリドの合成
ステップ1で製造されたメチル6−((1−(t−ブトキシカルボニル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミド)メチル)ニコチネート(0.390g、0.860mmol)をジクロロメタン(30mL)に溶かし、0℃で塩酸(4.00M solution in dioxane、2.150mL、8.599mmol)を加え、室温で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.330g、98.4%、白色固体)。
[ステップ3]メチル6−((1−メチル−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ2で製造されたメチル6−((N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミド)メチル)ニコチネートヒドロクロリド(0.150g、0.385mmol)、ホルムアルデヒド(37.00% solution in water、0.143mL、1.924mmol)及びナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.204g、0.962mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.120g、84.9%)を泡状固体として得た。
[ステップ4]N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−メチル−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミドの合成
ステップ3で製造されたメチル6−((1−メチル−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミド)メチル)ニコチネート(0.120g、0.327mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.079mL、1.633mmol)を室温でエタノール(10mL)に溶かした溶液を12時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=5%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.115g、95.8%)を泡状固体として得た。
[ステップ5]化合物11414の合成
ステップ4で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−メチル−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミド(0.200g、0.544mmol)、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.178mL、1.633mmol)及びトリエチルアミン(0.152mL、1.089mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をクロマトグラフィー法(SiO2 plate、20×20×1mm;メタノール/ジクロロメタン=20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.002g、0.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.30−9.24(m,1H),8.36(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.58−7.33(m,5H),7.25−7.22(m,1H),7.10−6.80(m,1H),5.05(s,2H),3.46(d,2H,J=11.1Hz),3.26(d,2H,J=11.8Hz),2.91(s,2H),2.74(d,3H,J=4.1Hz),2.36(s,1H),1.96(d,2H,J=14.7Hz);LRMS(ES)m/z428.5(M++1).
実施例83:化合物11418の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(3−フルオロフェニル)−1−メチルピペリジン−4−カルボキサミド
[ステップ1]メチル6−((1−(t−ブトキシカルボニル)−N−(3−フルオロフェニル)ピペリジン−4−カルボキサミド)メチル)ニコチネートの合成
t−ブチル4−((3−フルオロフェニル)カルバモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.400g、1.241mmol)をテトラヒドロフラン(30mL)に溶かし、温度を0℃に保持しつつ、水素化ナトリウム(60.00%、0.074g、1.861mmol)を徐々に加えて20分間撹拌した後、メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.314g、1.365mmol)を加え、室温で12時間さらに撹拌した後、0℃で反応混合物に水(2mL)を加えて5分間撹拌し、反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮水をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=5%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.400g、68.4%)を泡状固体として得た。
[ステップ2]メチル6−((N−(3−フルオロフェニル)ピペリジン−4−カルボキサミド)メチル)ニコチネートヒドロクロリドの合成
ステップ1で製造されたメチル6−((1−(t−ブトキシカルボニル)−N−(3−フルオロフェニル)ピペリジン−4−カルボキサミド)メチル)ニコチネート(0.400g、0.848mmol)をジクロロメタン(30mL)に溶かし、0℃で塩酸(4.00M solution in dioxane、2.121mL、8.483mmol)を加え、室温で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.340g、98.3%、白色固体)。
[ステップ3]メチル6−((N−(3−フルオロフェニル)−1−メチルピペリジン−4−カルボキサミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ2で製造されたメチル6−((N−(3−フルオロフェニル)ピペリジン−4−カルボキサミド)メチル)ニコチネートヒドロクロリド(0.150g、0.368mmol)、ホルムアルデヒド(37.00% solution in water、0.137mL、1.839mmol)及びナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.156g、0.736mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.130g、91.7%)を泡状固体として得た。
[ステップ4]N−(3−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−メチルピペリジン−4−カルボキサミドの合成
ステップ3で製造されたメチル6−((N−(3−フルオロフェニル)−1−メチルピペリジン−4−カルボキサミド)メチル)ニコチネート(0.130g、0.337mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.082mL、1.686mmol)を室温でエタノール(10mL)に溶かした溶液を12時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=5%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.120g、92.3%)を泡状固体として得た。
[ステップ5]化合物11418の合成
ステップ4で製造されたN−(3−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−メチルピペリジン−4−カルボキサミド(0.200g、0.519mmol)とトリエチルアミン(0.145mL、1.038mmol)をテトラヒドロフラン(13mL)に溶かし、室温で2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.085mL、0.778mmol)を加えて12時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮した後、得られた物質を再びクロマトグラフィー法(SiO2 plate、20×20×1mm;メタノール/ジクロロメタン=10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.015g、6.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.25(m,1H),8.38(m,1H),7.54(m,1H),7.35(m,1H),7.10−6.82(m,4H),5.05(s,2H),2.95(m,2H),2.42−2.32(m,5H),1.99−1.78(m,5H);LRMS(ES)m/z446.4(M++1).
実施例84:化合物11419の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−エチル−N−(3−フルオロフェニル)ピペリジン−4−カルボキサミド
[ステップ1]メチル6−((1−エチル−N−(3−フルオロフェニル)ピペリジン−4−カルボキサミド)メチル)ニコチネートの合成
実施例83のステップ2で製造されたメチル6−((N−(3−フルオロフェニル)ピペリジン−4−カルボキサミド)メチル)ニコチネートヒドロクロリド(0.150g、0.368mmol)、アセトアルデヒド(0.104mL、1.839mmol)及びナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.156g、0.736mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.130g、88.5%)を泡状固体として得た。
[ステップ2]1−エチル−N−(3−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)ピペリジン−4−カルボキサミドの合成
ステップ1で製造されたメチル6−((1−エチル−N−(3−フルオロフェニル)ピペリジン−4−カルボキサミド)メチル)ニコチネート(0.130g、0.325mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.079mL、1.627mmol)を室温でエタノール(10mL)に溶かした溶液を12時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=5%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.120g、92.3%)を泡状固体として得た。
[ステップ3]化合物11419の合成
ステップ2で製造された1−エチル−N−(3−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)ピペリジン−4−カルボキサミド(0.200g、0.501mmol)とトリエチルアミン(0.140mL、1.001mmol)をテトラヒドロフラン(13mL)に溶かし、室温で2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.082mL、0.751mmol)を加えて12時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮した後、得られた物質を再びクロマトグラフィー法(SiO2 plate、20×20×1mm;メタノール/ジクロロメタン=10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.015g、6.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.25(m,1H),8.37(m,1H),7.52(m,1H),7.36(m,1H),7.12−6.82(m,4H),5.04(s,2H),3.11(m,2H),2.63−2.16(m,4H),2.01−1.90(m,5H),1.18(m,3H);LRMS(ES)m/z460.5(M++1).
実施例85:化合物11534の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−2−(ピロリジン−1−イル)アセトアミド
[ステップ1]2−(ベンジルオキシ)−N−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)アセトアミドの合成
4−クロロ−3−フルオロアニリン(1.000g、6.870mmol)、2−(ベンジルオキシ)酢酸(1.179mL、8.244mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(EDC、2.133g、13.740mmol)、1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−オール(HOBt、1.857g、13.740mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.393mL、13.740mmol)を室温でジクロロメタン(50mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.880g、93.2%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]メチル4−((2−(ベンジルオキシ)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アセトアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートの合成
ステップ1で製造された2−(ベンジルオキシ)−N−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)アセトアミド(1.880g、6.401mmol)と炭酸カリウム(1.327g、9.601mmol)を0℃でテトラヒドロフラン(50mL)に溶かした溶液に、メチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(1.898g、7.681mmol)を加え、室温で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.780g、60.5%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ3]2−(ベンジルオキシ)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)アセトアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル4−((2−(ベンジルオキシ)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アセトアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエート(1.780g、3.871mmol)とヒドラジンモノハイドレート(5.644mL、116.120mmol)を室温でエタノール(8mL)/水(2mL)に溶かした溶液を、80℃で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(1.580g、88.8%、黄色固体)。
[ステップ4]2−(ベンジルオキシ)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)アセトアミドの合成
ステップ3で製造された2−(ベンジルオキシ)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)アセトアミド(1.580g、3.436mmol)とトリエチルアミン(0.958mL、6.871mmol)を室温でジクロロメタン(50mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.513mL、4.123mmol)を加え、同じ温度で2時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.120g、60.6%)を無色オイルとして得た。
[ステップ5]N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−2−ヒドロキシアセトアミドの合成
ステップ4で製造された2−(ベンジルオキシ)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)アセトアミド(0.880g、1.636mmol)を室温でメタノール(50mL)に溶かし、10%−Pd/C(600mg)を徐々に加え、同じ温度で水素バルーンを取り付けて5時間撹拌した。反応混合物をセライトパッドで濾過し、固体を除去したろ液に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.658g、89.8%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ6]2−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)アミノ)−2−オキソエチルメタンスルホネートの合成
ステップ5で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−2−ヒドロキシアセトアミド(0.658g、1.470mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.768mL、4.409mmol)を室温でジクロロメタン(50mL)に溶かした溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.284mL、3.674mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.254g、34.0%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ7]化合物11534の合成
ステップ6で製造された2−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)アミノ)−2−オキソエチルメタンスルホネート(0.050g、0.098mmol)、ピロリジン(0.011g、0.148mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.034mL、0.197mmol)を室温でアセトニトリル(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.013g、27.3%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.91(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.76(dd,1H,J=9.9,1.7Hz),7.65(t,1H,J=7.6Hz),7.29(dd,1H,J=6.2,2.6Hz),7.22−7.07(m,2H),7.06−6.75(m,1H),5.01(s,2H),3.88−3.73(m,4H),3.20(t,2H,J=8.7Hz),2.17(d,4H,J=6.2Hz);LRMS(ES)m/z483.4(M++1).
実施例86:化合物11535の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−2−モルホリノアセトアミド
実施例85のステップ6で製造された2−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)アミノ)−2−オキソエチルメタンスルホネート(0.050g、0.098mmol)、モルホリン(0.013mL、0.148mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.034mL、0.197mmol)を室温でアセトニトリル(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.042g、85.5%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.88(ddd,1H,J=8.0,4.9,1.7Hz),7.73(ddd,1H,J=9.8,8.0,1.7Hz),7.62(td,1H,J=7.6,2.3Hz),7.27−7.23(m,1H),7.18−7.05(m,2H),7.05−6.76(m,1H),5.03−4.90(m,2H),3.82(dt,4H,J=23.4,4.8Hz),3.27−3.04(m,2H),2.77(d,4H,J=55.3Hz);LRMS(ES)m/z499.5(M++1).
実施例87:化合物11536の合成、(S)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−2−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)アセトアミド
実施例85のステップ6で製造された2−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)アミノ)−2−オキソエチルメタンスルホネート(0.050g、0.098mmol)、(S)−ピロリジン−3−オール(0.013g、0.148mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.034mL、0.197mmol)を室温でアセトニトリル(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.044g、89.6%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.88(t,1H,J=7.0Hz),7.79−7.51(m,2H),7.24−7.05(m,3H),6.92(t,1H,J=51.8Hz),5.02(s,2H),4.21−3.43(m,4H),3.27(d,1H,J=47.5Hz),2.49(s,5H);LRMS(ES)m/z499.5(M++1).
実施例88:化合物11537の合成、(R)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−2−(2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル)アセトアミド
実施例85のステップ6で製造された2−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)アミノ)−2−オキソエチルメタンスルホネート(0.050g、0.098mmol)、(R)−ピロリジン−2−イルメタノール(0.015g、0.148mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.034mL、0.197mmol)を室温でアセトニトリル(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ヘキサン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.019g、37.6%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.89(ddd,1H,J=8.2,6.9,1.7Hz),7.75(ddd,1H,J=9.9,6.1,1.7Hz),7.60(dt,1H,J=14.8,7.6Hz),7.25−7.05(m,3H),7.03−6.77(m,1H),5.08−4.92(m,2H),3.92−2.66(m,7H),2.29−1.47(m,4H);LRMS(ES)m/z513.5(M++1).
実施例89:化合物11538の合成、(S)−1−(2−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)アミノ)−2−オキソエチル)ピロリジン−2−カルボキサミド
実施例85のステップ6で製造された2−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)アミノ)−2−オキソエチルメタンスルホネート(0.050g、0.098mmol)、(S)−ピロリジン−2−カルボキサミド(0.017g、0.148mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.034mL、0.197mmol)を室温でアセトニトリル(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.041g、79.2%)を無色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.89(td,1H,J=7.4,1.6Hz),7.75(ddd,1H,J=9.8,6.0,1.6Hz),7.60(dt,1H,J=14.8,7.5Hz),7.25−7.05(m,2H),7.06−6.76(m,2H),5.09−4.91(m,2H),3.85−2.98(m,6H),3.18−3.02(m,1H),2.22−1.68(m,4H);LRMS(ES)m/z526.5(M++1).
実施例90:化合物11584の合成、N−フェニル−N−((5−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)イソニコチンアミド
[ステップ1]N−フェニル−N−((5−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)イソニコチンアミドの合成
実施例75のステップ2で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルイソニコチンアミド(1.000g、2.879mmol)とトリエチルアミン(0.802mL、5.757mmol)をテトラヒドロフラン(30mL)に溶かし、室温でトリフルオロ酢酸無水物(0.813mL、5.757mmol)を加えて12時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.750g、61.2%、無色オイル)。
[ステップ2]化合物11584の合成
ステップ1で製造されたN−フェニル−N−((5−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)イソニコチンアミド(0.900g、2.030mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.484g、2.030mmol)を室温でテトラヒドロフラン(15mL)に混ぜた混合物に、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、80gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=10%〜60%)で精製及び濃縮した後、得られた物質を再びクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=10%〜60%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.470g、54.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.32(m,1H),8.54(m,2H),8.40(m,1H),7.65(m,1H),7.40(m,2H),7.25(m,3H),7.17(m,2H),5.32(s,2H);LRMS(ES)m/z426.4(M++1).
実施例91:化合物11602の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボキサミド1,1−ジオキシド
[ステップ1]N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボキサミド1,1−ジオキシドの合成
3−クロロ−4−フルオロアニリン(0.700g、4.809mmol)、テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボン酸1,1−ジオキシド(0.943g、5.290mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドヒドロクロリド(EDC−HCl、1.844g、9.618mmol)、1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−オール(HOBt、1.300g、9.618mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.675mL、9.618mmol)を室温でジクロロメタン(100mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.988g、67.2%)を白色固体として得た。
[ステップ2]メチル4−((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボキサミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボキサミド1,1−ジオキシド(1.000g、3.271mmol)と水素化ナトリウム(60.00%、0.262g、6.541mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)に溶かした溶液に、メチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(1.212g、4.906mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜100%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.240g、80.3%)を白色固体として得た。
[ステップ3]N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボキサミド1,1−ジオキシドの合成
ステップ2で製造されたメチル4−((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボキサミド)メチル)−3−フルオロベンゾエート(1.240g、2.628mmol)とヒドラジンモノハイドレート(2.554mL、52.554mmol)を室温でエタノール(20mL)/水(5mL)に溶かした溶液を、80℃で5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(1.180g、95.2%、黄色固体)。
[ステップ4]N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボキサミド1,1−ジオキシドの合成
ステップ3で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボキサミド1,1−ジオキシド(0.200g、0.424mmol)とトリエチルアミン(0.118mL、0.848mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液に、トリフルオロ酢酸無水物(0.180mL、1.271mmol)を加え、80℃で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を濾過して固体を除去したろ液を、減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.160g、66.5%)を無色オイルとして得た。
[ステップ5]化合物11602の合成
ステップ4で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボキサミド1,1−ジオキシド(0.160g、0.282mmol)とトリエチルアミン(0.079mL、0.563mmol)を室温でジクロロメタン(15mL)に溶かした溶液にメタンスルホニルクロリド(0.033mL、0.423mmol)を加え、同じ温度で2時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.030g、19.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.89(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.76(dd,1H,J=9.8,1.7Hz),7.54(t,1H,J=7.6Hz),7.21−7.12(m,2H),6.91(ddd,1H,J=8.7,4.1,2.7Hz),4.98(s,2H),3.38−3.25(m,1H),2.79(ddd,2H,J=13.9,9.9,3.7Hz),2.50(tt,1H,J=7.8,3.6Hz),2.43−2.29(m,2H),2.18−2.06(m,3H);LRMS(ES)550.4m/z(M++1).
実施例92:化合物11603の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボキサミド1,1−ジオキシド
[ステップ1]N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボキサミド1,1−ジオキシドの合成
実施例91のステップ3で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボキサミド1,1−ジオキシド(0.200g、0.424mmol)とトリエチルアミン(0.118mL、0.848mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.158mL、1.271mmol)を加えて80℃で2時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.170g、72.9%)を無色オイルとして得た。
[ステップ2]化合物11603の合成
ステップ1で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボキサミド1,1−ジオキシド(0.170g、0.309mmol)とトリエチルアミン(0.086mL、0.618mmol)を室温でジクロロメタン(15mL)に溶かした溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.036mL、0.464mmol)を加え、同じ温度で2時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.015g、9.1%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.88(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.75(dd,1H,J=9.9,1.7Hz),7.52(t,1H,J=7.6Hz),7.21−7.10(m,2H),7.06−6.76(m,2H),4.97(s,2H),3.37−3.26(m,2H),2.79(ddd,2H,J=13.9,9.8,3.6Hz),2.50(tt,1H,J=7.9,3.6Hz),2.42−2.28(m,2H),2.19−2.05(m,2H);LRMS(ES)m/z532.3(M++1).
実施例93:化合物11610の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−2−(1,1−ジオキシドチオモルホリノ)アセトアミド
実施例85のステップ6で製造された2−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)アミノ)−2−オキソエチルメタンスルホネート(0.050g、0.098mmol)、チオモルホリン1,1−ジオキシド(0.020g、0.148mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.034mL、0.197mmol)を室温でアセトニトリル(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.030g、55.7%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.87(td,1H,J=7.7,1.7Hz),7.74(td,1H,J=9.8,1.7Hz),7.56(t,1H,J=7.5Hz),7.19(dd,1H,J=6.4,2.6Hz),7.15(t,1H,J=8.5Hz),7.09−6.99(m,1H),6.97−6.77(m,1H),4.99(d,2H,J=5.7Hz),3.15−3.06(m,10H);LRMS(ES)m/z547.4(M++1).
実施例94:化合物11611の合成、2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)アセトアミド
実施例85のステップ6で製造された2−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)アミノ)−2−オキソエチルメタンスルホネート(0.050g、0.098mmol)、1−(ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(0.019g、0.148mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.034mL、0.197mmol)を室温でアセトニトリル(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.046g、86.5%)を褐色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.85(ddd,1H,J=8.0,6.3,1.7Hz),7.72(td,1H,J=9.7,1.7Hz),7.63−7.54(m,1H),7.22(dd,1H,J=6.4,2.6Hz),7.12(t,1H,J=8.5Hz),7.07−7.00(m,1H),6.99−6.75(m,1H),4.98(d,2H,J=4.5Hz),3.62(dt,2H,J=10.1,4.9Hz),3.48(dt,2H,J=9.9,4.9Hz),3.00(d,2H,J=8.3Hz),2.64−2.38(m,4H),2.04(d,3H,J=1.1Hz);LRMS(ES)m/z540.4(M++1).
実施例95:化合物11612の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(4−(シクロプロパンカルボニル)ピペラジン−1−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)アセトアミド
実施例85のステップ6で製造された2−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)アミノ)−2−オキソエチルメタンスルホネート(0.050g、0.098mmol)、シクロプロピル(ピペラジン−1−イル)メタノン(0.021mL、0.148mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.034mL、0.197mmol)を室温でアセトニトリル(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.045g、80.8%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.86(td,1H,J=7.1,6.2,1.7Hz),7.73(t,1H,J=9.6Hz),7.60(t,1H,J=7.6Hz),7.25−7.20(m,1H),7.12(t,1H,J=8.5Hz),7.04(d,1H,J=6.4Hz),7.01−6.74(m,1H),4.99(d,2H,J=4.6Hz),3.68(s,4H),3.03(d,2H,J=12.1Hz),2.54(d,4H,J=35.4Hz),1.68(tt,1H,J=8.1,4.6Hz),0.95(dt,2H,J=6.5,3.4Hz),0.74(dq,2H,J=7.2,3.8Hz);LRMS(ES)m/z566.4(M++1).
実施例96:化合物11613の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−2−(4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)アセトアミド
[ステップ1]N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−2−(ピペラジン−1−イル)アセトアミドの合成
実施例85のステップ6で製造された2−((3−クロロ−4−フルオロフェニル)(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)アミノ)−2−オキソエチルメタンスルホネート(0.200g、0.394mmol)、ピペラジン(0.051g、0.591mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.137mL、0.788mmol)を室温でアセトニトリル(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.158g、80.6%)を白色固体として得た。
[ステップ2]化合物11613の合成
ステップ1で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−2−(ピペラジン−1−イル)アセトアミド(0.050g、0.100mmol)、メタンスルホニルクロリド(0.012mL、0.151mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.035mL、0.201mmol)を室温で(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に1.0N−塩酸水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.054g、93.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.85(ddd,1H,J=8.2,6.4,1.7Hz),7.71(td,1H,J=9.8,1.7Hz),7.57(td,1H,J=7.7,7.2,1.7Hz),7.20(dd,1H,J=6.4,2.6Hz),7.12(t,1H,J=8.5Hz),7.03(td,1H,J=5.3,4.7,1.7Hz),6.84(dd,1H,J=51.7,1.4Hz),4.98(d,2H,J=4.6Hz),3.28−3.19(m,4H),2.98(s,2H),2.75(d,3H,J=1.4Hz),2.59(q,4H,J=5.7,4.9Hz);LRMS(ES)m/z576.4(M++1).
実施例97:化合物11614の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−2−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)アセトアミド
実施例96のステップ1で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−2−(ピペラジン−1−イル)アセトアミド(0.050g、0.100mmol)、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.043g、0.201mmol)、及びオキセタン−3−オン(0.011g、0.151mmol)を室温で(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に1.0N−塩酸水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.046g、82.7%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.85(ddd,1H,J=7.9,6.2,1.7Hz),7.71(td,1H,J=9.9,1.7Hz),7.59(td,1H,J=7.6,5.4Hz),7.22(dd,1H,J=6.5,2.6Hz),7.10(t,1H,J=8.5Hz),7.03(s,1H),7.03−6.75(m,1H),4.98(d,2H,J=4.3Hz),4.67−4.52(m,4H),3.57−3.44(m,1H),2.94(s,2H),2.44(d,8H,J=60.9Hz);LRMS(ES)m/z554.5(M++1).
実施例98:化合物11621の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−1−(オキセタン−3−イル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミド
実施例31のステップ5で製造されたN−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド(0.150g、0.309mmol)、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.131g、0.619mmol)、及びシクロブタノン(0.026g、0.371mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−1−(オキセタン−3−イル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミド(0.130g、83.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ=7.85(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.71(dd,1H,J=9.7,1.7Hz),7.56(t,1H,J=7.6Hz),7.41−7.31(m,3H),7.06−6.99(m,2H),5.02(s,2H),4.66(s,2H),4.59(t,2H,J=6.6Hz),3.46(s,1H),2.79(s,2H),2.28(s,1H),1.91(s,1H),1.73(s,5H);LRMS(ES)m/z505.2(M++1).
実施例99:化合物11622の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−1−(オキセタン−3−イル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミド
実施例39のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミドヒドロクロリド(0.150g、0.321mmol)、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.136g、0.643mmol)、及びシクロブタノン(0.027g、0.386mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−1−(オキセタン−3−イル)−N−フェニルピペリジン−4−カルボキサミド(0.130g、83.2%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.85(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.70(dd,1H,J=9.8,1.7Hz),7.54(t,1H,J=7.6Hz),7.35(dd,3H,J=4.9,2.0Hz),7.06−6.99(m,2H),6.84(d,1H,J=51.7Hz),5.02(s,2H),4.65(s,2H),4.59(t,2H,J=6.5Hz),3.45(s,1H),2.78(s,2H),2.28(s,1H),2.03−1.85(m,2H),1.73(s,4H);LRMS(ES)m/z487.2(M++1).
本発明の化合物の活性の測定及び分析プロトコル
<実験例1>HDAC酵素活性の阻害の検索(in vitro)
HDAC1及びHDAC6酵素活性の阻害実験を通じて、本発明の化学式Iで表される化合物のHDAC6の選択性を確認すべく、既存の開発物質を対照群とし、比較実験を行った。
HDAC酵素活性は、Enzo Life Science社のHDAC Fluorimetric Drug Discovery Kit(BML−AK511、516)を用いて測定した。HDAC1酵素活性試験のために、ヒト組み換えHDAC1(BML−SE456)を酵素源として用い、Fluor de Lys(登録商標)−“SIRT1(BNL−KI177)を基質として用いた。96ウェルプレートに5倍に希釈した化合物を分配した後、各ウェル当り0.3μgの酵素と10μMの基質を入れ、30℃で60分間反応させた後、Fluor de Lys(登録商標) DeveloperII(BML−KI176)を入れて30分間反応させて終了した後、multi−plate reader(Flexstation3、Molecular Device)を用いて蛍光値(Ex360、Em460)を測定した。HDAC6酵素は、Calbiochem社のヒト組み換えHDAC6(382180)を用い、HDAC1酵素活性試験法と同様のプロトコルで実験した。最終的な結果は、GraphPad Prism 4.0 プログラムを用いてそれぞれのIC50値を計算した。
上記[表2]に記載の通り、HDAC1とHDAC6の活性阻害試験の結果から本発明の1,3,4−オキサジアゾールアミド誘導体化合物、その光学異性体、又はその薬剤学的に許容可能な塩は、約36〜3846倍の優れた選択的HDAC6阻害活性を示すことを確認した。
<実験例2> HDAC6特異的阻害剤がミトコンドリアの軸索輸送に及ぼす効果の分析(in vitro)
HDAC6特異的阻害剤がミトコンドリアの軸索輸送に及ぼす効果を分析し、本発明の化学式Iで表される化合物がHDAC6活性を選択的に阻害し、HDAC6の主要基質であるTubulinのアセチル化を増加させることによって、神経細胞の軸索内でAmyloid−beta処理により減少しているミトコンドリアの輸送速度について改善効果を示すか確認すべく、既存の開発物質を対照群とし、比較実験を行った。
受精修正17〜18日目(E17−18)のSprague−Dawley(SD)ラットの胎児から海馬神経細胞を細胞外基質がコーティングされたイメージング用の培養容器に7日間培養し、Amyloid−betaタンパク切片を1μMの濃度で処理した。24時間後、器内培養8日目に化合物を処理し、3時間後にMitoTracker Red CMXRos(Life Technologies、NY、USA)を最終5分間処理してミトコンドリアを染色した。染色された神経細胞のミトコンドリアの軸索輸送は、共焦点顕微鏡(Leica SP8;Leica microsystems、UK)を用い、1秒間隔で1分間のイメージを撮影し、IMARIS解析プログラム(BITPLANE、Zurich、Switzerland)で各ミトコンドリアの1秒当たりの輸送速度を測定した。
その結果、本発明の1,3,4−オキサジアゾールアミド誘導体化合物、その光学異性体、又はその薬剤学的に許容可能な塩は、ミトコンドリアの軸索輸送速度に改善効果を示すことを確認した。