JP2018520944A - ラックの下方に遠隔計算機を備えたパワーステアリング装置 - Google Patents

ラックの下方に遠隔計算機を備えたパワーステアリング装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、少なくとも1つのステアリングラック(3)と、当該ステアリング(3)を駆動するように構成された補助モータ(4)と、当該補助モータ(4)を制御するように構成され、車両(2)内部に配置された少なくとも1つの車載コンピュータ(13)とを有するパワーステアリング装置(1)を備えた車両(2)に関する。コンピュータ(13)は、大部分、好ましくは全体がラック(3)の下方に、好ましくは内部でラック(3)が並進案内されると共に内部に当該目的のためのコンピュータ用空間が設けられたシェル(20)内に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両、特に自動車のためのパワーステアリング装置の一般技術分野に関する。
公知のパワーステアリング装置は、一般に、ステアリングケース内に並進移動可能に取り付けられ、車両の操舵輪のステアリング角度を変えることのできるステアリングラックと、当該ラックを駆動することのできる補助モータとを備える。
補助モータは、所定の補助規則にしたがってリアルタイムで当該補助モータに適用される供給設定値を決定する計算機によって操縦される電気モータであることが非常に多い。
計算機は、車両の中央計算機に組み込まれていてもよく、あるいはより一般的に、別個の電子回路で構成されていてもよい。
いずれにせよ、計算機は、特にそれを湿気、水はね、および塵から保護する制御ケーシングに収容する必要がある。
制御ケーシング自体は、それが接続される補助モータの近くで、車両のエンジン室に配置する必要がある。
しかし、車両がますます小型化することでエンジン室内のスペースが不足し、それにより車両の様々な部材、特に制御ケーシングを当該エンジン室内に組み込むことが非常に難しくなっている。
主に計算機の何らかの小型化がある程度まで考えられるが、そのような小型化は特に高コストであり、また得られるスペースの増加はどうしても限られる。
したがって、本発明の目的は、パワーステアリング装置の小型化と、その車両における組込みの容易化とを低コストに実現可能な新しいパワーステアリング装置の構成、より広くは新しい車両の構成を提示することである。
本発明の目的は、少なくとも1つのステアリングラックと、当該ステアリングラックを駆動するように構成された1つの補助モータと、車両に搭載され、当該補助モータを操縦するように構成された少なくとも1つの車載計算機とを有するパワーステアリング装置を備えた車両であって、計算機は、大部分、好ましくは全体が当該ラックの下方に配置されている車両によって達成される。
また、本発明の目的は、車両に組み込まれるように構成されたパワーステアリング装置であって、少なくとも1つのステアリングラックと、当該ステアリングラックを駆動するように構成された1つの補助モータと、当該補助モータを操縦するように構成された少なくとも1つの計算機と、内部で当該ラックが並進案内されると共に内部に計算機を収容する計算機配置部が形成されたシェルとを備え、当該装置が車両に配置される場合に、計算機の大部分、好ましくは全体が当該ラックの下方に配置されるパワーステアリング装置によって達成される。
有利には、他の機械的部材から解放された車両の領域、より具体的にはエンジン室の領域において、当該車両の下部構造の高さでラックの下方に計算機を配置することにより、特にエンジン室において、一方では計算機を搭載するために必要な容積と、他方では車両の他の部材のいずれかのために必要な容積との間で干渉が生じるのを回避することができる。
よって、本発明によると、混み合っていない領域、特に車両を推進させる推進エンジンから離れた領域に計算機を収容することにより、コストをかけて当該計算機の容積を低減する必要なく、パワーステアリング装置と車両の他の部材との間における空間的衝突を回避することができる。
有利には、ラックの下方への計算機の移動によって空くスペースが、車両の他の部材、特に車両を推進させるエンジンにとっても利益をもたらし、それにより、必要に応じて、エンジン室の容積を低減し、したがって車両全体の構造の容積および重量を低減することができる。
本発明の別の目的、特徴、および利点は、説明的かつ非限定的な目的のための以下の説明および添付図面に目を通すことによって、より詳細に明らかになるだろう。
図1は、本発明に係るパワーステアリング装置を備えた車両の概略図である。 図2は、本発明に係るパワーステアリング装置の変形例の全体斜視図である。 図3は、図2のパワーステアリング装置における計算機の設置の細部を示す部分斜視図である。 図4は、図2および図3の装置内でステアリング機構を収容し、かつその実装部が計算機配置部を有するシェルの下側部を構成するベースの詳細斜視図である。 図5は、図4のベースにおける第1磁気シールド要素の設置を示す詳細斜視図である。 図6は、図4のベースにおける計算機の設置を示す詳細斜視図である。 図7は、図4のベースにおける第2磁気シールド要素の設置を示す詳細斜視図である。 図8は、図2および図3の装置を上から見た平面図である。 図9は、図8の装置をラックの長手軸に対して垂直な断面で示す部分断面図であって、右から見たものである。 図10は、図8の装置をラックの長手軸に対して垂直な断面で示す部分断面図であって、左から見たものである。 図11は、図8の装置をラックの長手軸に沿った縦断面で示す部分断面図である。
本発明は、パワーステアリング装置1、より広くは当該パワーステアリング装置1を備えた車両2、例えば自動車に関する。
図1〜図3に示すように、パワーステアリング装置1は、少なくとも1つのステアリングラック3(以下、「ラック」とも言う)と、当該ステアリングラック3を駆動するように構成された1つの補助モータ4とを備える。
それ自体公知の態様で、ステアリングラック3は、車両2に対して可動的に取り付けられていて、当該ラック3の長手軸(YY’)に沿って並進案内される。
上記ラックの長手軸(YY’)は、好ましくは実質的に水平であって、また好ましくは上記車両2の横方向(左右方向)に実質的に対応している。
ラック3は、その左端部3Gおよび右端部3Dの各々において、操舵輪7,8を担持するスタブ軸に連結されたステアリングタイロッド5,6に接続されており、その長手軸(YY’)に沿ってラック3が並進移動すると左および右操舵輪7,8(ここでは、前輪)のステアリング角度、すなわちヨー方向が変化する。
また、パワーステアリング装置1は、好ましくは一端部にハンドル9を担持しかつ他端部に上記ラック3と噛み合うピニオン11(図11)を担持するステアリングコラム10を介して、運転者がラック3の操縦を手動でコントロールするのを可能とするハンドル9を備える。
補助モータ4は、好ましくは、双方向駆動型の(より具体的には、双方向回転型の)電気モータである。
「シングルピニオン」駆動と呼ばれる駆動方式によると、補助モータ4は、図1に示すように、好ましくは歯車減速機12、例えばウォームホイールおよびウォームねじ減速機により、ステアリングコラム10を介してラック3に直接的に係合する。
別の実現可能な駆動方式によると、補助モータ4は、第2ピニオン(「ダブルピニオン」機構と呼ばれる機構を構成する)またはボールねじにより、ステアリングコラム10とは個別に、ラック3に直接的に係合してもよい。
ここで、留意すべきこととして、ラック3は、操舵輪7,8のステアリング操作を制御するべく補助モータ4によって駆動可能な任意の操作ロッドを意味するものとして理解可能であり、このことは、例えば、補助モータ4によるラック3の駆動が、(図11に示すように)ピニオン11が補助モータ4によって駆動されかつラック3の噛み合い歯に噛み合う歯車機構によって実現されるか、または補助モータ4によって駆動されかつラック3に形成された噛み合いねじと協働するボールねじによって実現されるかに関係しない。
本発明によると、パワーステアリング装置1は、また、車両2に搭載されて上記補助モータ4を操縦するように構成された少なくとも1つの車載計算機13を備える。
上記計算機13は、有利には、当該計算機13の不揮発性メモリに格納された所定の補助規則にしたがって補助モータ4を操縦するように設計されている。当該補助規則によると、典型的には、当該計算機13が、補助モータ4に適用される供給設定値を決定することができる。
上記計算機13は、任意の適当なコンピュータ、電子回路、またはプログラム可能な論理制御器によって構成されていてもよい。
本発明によると、図1〜図3および図9〜11に示すように、計算機13は、大部分、好ましくは全体がラック3の下方に配置されている。
換言すれば、慣例的に車両2が水平面H0上にあると考えると、計算機13の全容積、すなわち当該計算機13が占める空間は、大部分(すなわち、50%以上、好ましくは75%以上)、好ましくは全体が、上下において、すなわち鉛直方向(ZZ’)において、ラック3の並進移動の長手軸(YY’)の高さよりも低い高さに、より広くは当該ラック3を構成する物体の最低高さよりも低い高さに含まれている。
より具体的には、ラック3の長手軸(YY’)を含む水平な(すなわち、車両2が位置する地面H0に対して平行である)第1基準面H3を考え、また当該ラックの長手軸(YY’)に対して平行であってラック3の下端縁に正接する第2基準面H3’を考えると、計算機13は、大部分、好ましくは全体が、当該第1基準面H3よりも下側、あるいは当該第2基準面H3’よりも下側に位置し、すなわち大部分、好ましくは全体が、当該基準面H3またはH3’によって区画されかつ当該基準面H3,H3’の下方に位置する半空間内に含まれ、すなわち実際に、地面H0(下限高さ)と当該基準面H3,H3’(上限高さ)との間に含まれる。
有利には、このラック3の下方における、公知の車両の大半において概して空いている低い領域での計算機13の鉛直オフセットによると、ラック3の上方、すなわち基準面H3,H3’の上方の空間を空けることができ、したがって車両2の他の部材、例えば車両2を推進させるための推進エンジン4などのために空間を空けることができる。
パワーステアリング装置1の設置、および当該パワーステアリング装置1を取り囲む車両2の部材の設置が、よって容易化される。
また、上記パワーステアリング装置1または付近の部材へのアクセス性が、本発明によって提示される構成によって改善され、それにより車両2の組立てや修理がシンプル化され得る。
また、計算機13がラック3の下方に配置されていること、すなわちラック3の高さよりも低い、より具体的にはラックの長手軸(YY’)の高さよりも低い高さ範囲の一部または全体を占めていることに加えて、当該計算機13は、好ましくは、図1、図9、および図10に示すように、(鉛直方向において)少なくとも一部がラック3と並んでおり、そのため、鉛直投影(例えば、地面H0の水平面における投影)において、計算機13によってカバーされる投影面は、ラック3の投影面とのオーバーラップ領域を少なくとも1つ有する。
換言すれば、上から(あるいは下から)見た場合、投影の鉛直方向(ZZ’)に対して垂直な水平面において、ラック3および計算機13が少なくとも部分的にぶつかって重なり合うために、ラック3が計算機13に入り込む(その逆も同様)。
より具体的には、計算機13は、ラック3の下方に配置されていてもよく、図9および図10に示すように、車両2の前後縦方向(XX’)において、計算機13の前端部13Fが(水平方向において)ラック3の前方に突出する一方、当該計算機13の後端部13Rが(水平方向において)ラック3の後方に突出していてもよい。
有利には、そのような計算機13のラック3との水平方向の中央揃え、または準中央揃えによると、車両2の前後縦方向(XX’)においてパワーステアリング装置1の全体容積を小さくすることで、当該装置1のコンパクト性を最適化することができる。
図1および図9〜図11に示すように、車両2は、車体下部構造15を備える。
慣例的な態様で、そのような下部構造は、特に、実質的に車両の前後縦方向(XX’)に沿って延び、かつクロスメンバ(図示せず)によって連結された1つまたは複数のサイドメンバ16を有していてもよい。
好ましくは、車体下部構造15は、車両の縦方向(XX’)に対して交差して配置された少なくとも1つのクレードル17を有する。
上記クレードル17は、有利には、ランニングギア、ここでは図1におけるフロントランニングギアを支持しており、当該ランニングギアは、上述したようにラック3によってヨー方向を制御される操舵輪7,8を有する。
特に好ましい態様では、クレードル17は、車両の小室18の内側に配置されている。
上記小室18は、好ましくは、図1に示すように、車両を推進させるための推進エンジン14を収容するエンジン室を構成していてもよい。
代わりにまたは加えて、小室18は、図示しない変形例にしたがって、任意の荷物、例えばスーツケースを収容するための(独立した)荷物室を構成していてもよい。
特に好ましい態様では、クレードル17は、小室18の下側底部の全体または一部を構成しており、当該クレードル17の上側面は、当該小室18に露出し、かつ好ましくはエンジン室の場合に、推進エンジン14の高さよりも低い高さにおいて当該推進エンジン14の下方に、また必要に応じて少なくとも一部が推進エンジン14の真下に露出している。
好ましくは,パワーステアリング装置1は、上記クレードル17、より具体的には当該クレードル17の上側面に固定されており、そのため、ラック3が小室18の方へ(すなわち、当該小室18の主容積の内側の方へ、よってここでは上方へ)向けられる一方、計算機13は、当該ラック3に関して小室18とは反対の方、ここでは下方に向くように大部分、好ましくは全体が当該ラック3の下に配置され、かつ車両の車体下部構造15の方および車両2が移動する地面H0の方を向いている。
有利には、本発明によると、したがって、計算機13を小室18から引っ込めて(ここでは、底部へ引っ込めて)配置することが可能となり、当該小室18の機能的空間、より具体的には(推進エンジン14および/または荷物のための)主な実用的な容積を空けておくことができる。
留意すべきこととして、好ましくは、推進エンジン14は、小室18がエンジン室である場合、または小室18が荷物を収容するための空き容積としての荷物室である場合、大部分(50%以上)、好ましくは全体が、(ラック3の底部に正接する)第2基準面H3’よりも上側に、さらには(ラック3の長手軸(YY’)を含む)第1基準面H3よりも上側に、すなわち考慮される基準面H3,H3’の高さよりも高い位置に配置されている。
好ましくは、特に図2、図3、図8、図9、および図11に示すように、パワーステアリング装置1は、内部でラック3が並進案内されるシェル20を備える。
特に好ましい態様では、特に図3、図4、および図9〜図11に示すように、上記シェル20は、ラック3の下方において当該シェル20内で計算機13を収容するように構成された計算機配置部21を有する。
有利には、この構成によって、パワーステアリング装置1の組立てをシンプル化すると共に、計算機13を外部環境から効果的に保護することができる。
より具体的には、特に図11に示すように、シェル20は、好ましくは、覆い部22を区画している。当該覆い部22は、ラック3によって交差され、かつ計算機13、および好ましくは補助モータ4を囲んでいて、有利には、少なくとも水分や塩しぶきに対して不透過性を有する。
「塩しぶき」の語は、空気中に含まれる塩水滴を意味する。当該塩水滴は、特に車両2が海岸の近く、または塩で処理された雪道を走る場合に現れることがある。
好ましくは、覆い部22は、水分のみでなく、車両の他の部材から来る可能性がある他の外部の液体、例えばエンジンオイル、ウォッシャ液などに対しても不透過性を有し、また塵や砂利といった外部の固体に対しても不透過性を有する。
覆い部22内に覆われてシェル20により保護される要素、例えば計算機13や必要に応じて補助モータ4などが、よって腐食、付着物、および衝撃から効果的に保護される。
ここで、留意すべきこととして、覆い部22とパワーステアリング装置1の外部との間の機能的コミュニケーションを可能とするシェル20の境界部には、有利には、例えばエラストマーで作られたガスケットなどのシール部材が設けられている。
よって、例えば、図2に示すように、ラック3の端部3G,3Dに連結されたステアリングタイロッド5,6は、好ましくはエラストマーでできた柔軟な伸縮性のベローズ31,32が適合したシール境界部において、シェル20から延出している。
また、シェル20は、有利には剛体であって、パワーステアリング装置1が生産ラインに供給されて車両2に組み込まれる必要のある場合に、当該装置1の取扱いおよび(全体的な)操作を容易化する。
有利には、計算機13、補助モータ4、およびラック3の一部によって共有される覆い部22は、補助モータ4を支持しかつラック3を並進案内する固定支持構造体23(または「フレーム構造体」)を覆っている。
図3および図11に示すように、上記支持構造体23は、特に、好ましくは金属ケース24,25,26、すなわち、ラック3を案内する第1ステアリングケース24と、補助モータ4によるステアリングコラム10の駆動を可能にする減速機12を収容しかつ当該補助モータ4が固定される減速機ケース25と、例えばトーションバーの変形によって、運転者がハンドル9に及ぼす「ハンドルトルク」と呼ばれるトルクを測定するトルクセンサを収容するトルクセンサケース26とを組み立てることで形成される第1サブアセンブリ30を有していてもよい。
また、支持構造体23は、図3に示すように、第1ステアリングケース24と別体でありかつこれと離間して、より広くは第1サブアセンブリ30と別体でありかつこれと離間していて、ラック3の並進案内を完成させる遊星支持を構成する第2ステアリングケース27を有していてもよい。
支持構造体23およびラック3は、有利には、計算機配置部21よりも上側において、シェル20内に配置されていて、それらをパワーステアリング装置1の外部から遮断する覆い部22内に覆われている。
好ましくは、特に図2および図11に示すように、シェル20は、分割面P0にしたがって、「ベース」33と呼ばれる、少なくとも1つの下側の第1シェル部と、「ベルハウジング」34と呼ばれる、1つの上側の第2シェル部とであって、ラック3の両側で互いに対して取付固定され、下方および上方から当該ラック3を覆う第1シェル部と第2シェル部とを組み合わせることによって形成されている。
留意すべきこととして、好ましくは、分割面P0は、ベース33とベルハウジング34との間の分割線を目立たせるものであって、ラック3の長手軸(YY’)に対して実質的に平行であり、さらには実質的に水平である(また、例えば少なくとも一部、さらには大部分が、第1基準面H3内に実質的に含まれる)。そのため、ベース33は、分割面P0の下側に含まれる一方、ベルハウジング34は、当該分割面P0の上側に含まれる。
そのように、シェルを、ベース33と、初めはベース33と別体で当該ベース33を覆ってシェル20を閉じるベルハウジング34とに分割して、覆い部22を区画することにより、当該シェル20の製造およびパワーステアリング装置1の組立てを特にシンプル化することができる。
特に、図3に示すように、そのような構成によると、取付支持(「マーブル」)においてベース33の開口が上方を向いた状態で当該ベース33を配置することができ、その後、当該ベース33内にパワーステアリング装置1の部材、より具体的には計算機13、補助モータ4、ラック3、およびより広くは上記の支持構造体23を当該ベース33内に取付固定することができる。
ここで、計算機配置部21は、好ましくは、ベース33内に凹状に形成され、分割面P0において(したがって、この例では、上方に)開口する実装部35の一部によって構成されている。
同様に、特に図3および図4に示すように、ベース33の実装部35は、有利には、支持構造体23のための1つまたは複数の配置部36,37、より具体的には第1ステアリングケース24のための配置部36、および第2(遊星)ステアリングケース27のための配置部37、ならびにラック3が通るための配置部38を有していてもよい。
好ましくは、図3および図4に示すように、ラック3が通るための配置部38は、ラック3の長手軸(YY’)に対して実質的に平行に延びていて、長手方向において、第1ステアリングケースのための配置部36と、第2ステアリングケースのための配置部37との間に位置している。当該ラックが通るための配置部38は、好ましくは、半円筒形状を有する。
好ましくは、特に射出成形によるベース33の製造を容易化するために、これらの配置部21,36,37,38は、全てが同じ実装部35内に凹状に形成されていて、全てが分割面P0において開口し、また全てが互いに連通している。それにより、ラック3、計算機13、および補助モータ4、さらには支持構造体23が、同じ共通の覆い部22内に概して位置する。
分割面P0に関して(および、したがって第1基準面H3に関して)、計算機配置部21は、有利には、ラックが通るための配置部38よりも深く、それによりラック3よりも下側で、またしたがって当該ラック3と(直接的に)並んで、ベース33の実装部35の(下側)底部に計算機13を設置することができる。
同様に、留意すべきこととして、計算機13は、有利には、補助モータ4よりも下側に、かつ減速機12および減速機ケース25よりも下側に(すなわち、これらの要素よりも低い位置に)配置されている。
実際に、特に図9に示すように、補助モータ4は、好ましくは、大部分、さらには全体が、計算機13が占める高さ範囲(の全体)よりも高い位置において、当該計算機13が配置される半空間とは第1基準面H3に関して反対側の半空間内に配置されている。
同様に、特に図11に示すように、減速機12、あるいは減速機ケース25は、好ましくは、大部分、より好ましくは全体が、計算機13が占める高さ範囲(の全体)よりも高い位置において、当該計算機13が配置される半空間とは第1基準面H3に関して反対側の半空間内に配置されている。
より広くは、留意すべきこととして、本発明のおかげで、計算機13は、補助モータ4から、および必要に応じて減速機12から、これらと接触することなく(大きく)離して配置することができる。
有利には、補助モータ4と計算機13とを分離して空間的に隔てることにより、特に大きい表面積を有し、かつ例えば補助モータ4の(当該モータのシャフトに対して垂直に考慮される)全体幅よりも大きな長さ(および/または幅)を有する計算機13を使用することが特に可能になる。なぜなら、当該計算機13の容積が、補助モータ4の寸法と相互に関連せず、また補助モータ4の寸法によって制限されることもないためである。
実際に、当該空間的分離のおかげで、全体寸法が補助モータ4の筐体の全体寸法(特に、補助モータの全体径)を超えないであろう(仮想的な、またはケースによって具現化された)覆い部の内部において当該補助モータ4の範囲内に上記計算機13を含めることを要求する構造的制約がなくなる。
よって、本発明によると、大型の計算機よりも高コストになるであろう小型の計算機が必要になるのを回避できる。
パワーステアリング装置1の部材がベース33内に配置され、必要に応じて固定されると、その後でベルハウジング34がベース33に取り付けられ、計算機13、補助モータ4、およびより広くは支持構造体23が覆われる。そして、当該ベルハウジング34は、分割面P0の経路にしたがうシール接合部(特に、水分および塩しぶきに対して不透過性を有する)にしたがって、例えば接着または熱溶接により、当該ベース33に固定される。
好ましくは、ベース33および/またはベルハウジング34は、好ましくは射出成形による製造を可能とするポリマー材料、より好ましくは熱可塑性ポリマーで一体形成されている。
例として、この目的のために、ポリアミド(PA)、芳香族ポリアミド(PPA)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、またはポリケトン(PK)を使用することができる。
好ましくは、使用されるポリマー材料は、繊維、例えばガラス、炭素、もしくはアラミド繊維、または当該カテゴリーの繊維の少なくとも2つを含む任意の繊維混合物によって強化されていてもよい。
ベース33および/またはベルハウジング34を形成するために使用されるポリマー材料は、少なくともパワーステアリング装置1の動作温度の予測可能な範囲にわたって、すなわち少なくとも−40〜+125℃の範囲にわたって、硬質または半硬質となるように、すなわち典型的には3GPa以上のヤング率を有するように選択される。
シェル20の剛性は、有利には、特に固体(砂利)の衝突に対して、装置1、より具体的には補助モータ4および計算機13の効果的な機械的保護を実現する一方、車両2における装置1の組付けにおける当該装置1の操作を容易化する。
特に経済的理由のため、およびパワーステアリング装置1の組立てを容易化するために、計算機13はラック3および補助モータ4と同じシェル20に収容されるのが好ましいが、留意すべきこととして、本発明の範囲を逸脱することなく、それに代えて、計算機13を、ラック3および補助モータ4を受けるシェル20とは別体でありかつこれと離間した別個の保護ケーシング内に配置することも十分に考えられ、その場合、当該計算機13は、ラック3および補助モータ4と当該シェル20(および特に覆い部22)を共有しないだろう。
好ましくは、計算機13が補助モータ4を収容するシェル20内に配置されていようと、当該シェル20の外部で別個の「遊星」保護ケーシング内に配置されていようと、当該計算機13は、特に図6または図11に示すように、電子基板40または実質的に平行六面体状の(あるいは、少なくとも平行六面体形状に含まれる)電気ケーシングであって、その(ここでは、実質的に鉛直向きの)側面40.2,40.3よりも広い(ここでは、実質的に水平向きの)上側面40.1を有する電子基板40または電気ケーシングの形態を有する。
換言すれば、小型化のために、計算機13は、好ましくは、比較的「平坦な」形状を有しており、当該計算機13が占めるスペースは、主に(ここでは、水平な)2つの方向にしたがって、すなわち、幅において(XX’)にしたがって、また長さにおいて(YY’)にしたがって延びている。これら2つの寸法の各々は、ここでは鉛直(ZZ’)にしたがって考慮される第3方向(厚み)よりも数倍大きい。
計算機13がシェル20の外部に配置されていようと、または、好ましくは当該シェル20の内部に配置されていようと、当該計算機13は、好ましくは、その上側面40.1が実質的に水平向きとなった状態で、ラック3の下方に平坦態様で配置される。
換言すれば、計算機13の姿勢、すなわち当該計算機13の水平面に対する(および、したがって第1基準面H3に対する)ロールおよび/またはピッチの傾斜は、好ましくは、30°よりも、20°よりも、10°よりも、さらには5°よりも小さい。
ラック3の下方における、また当該ラック3の長手軸(YY’)に対して実質的に平行な「平坦態様の」計算機13のそのような構成によると、有利には、当該ラック3の下方にある空きスペースを効果的に活用することができる一方、計算機13をしっかりと安定して保持することができる。
計算機13がベース33の実装部35に収容されている場合、そのような「平坦」構成は、シェル20内での計算機13の取付けをシンプル化すると共に計算機配置部21に必要な深さを制限するのに貢献し、したがってシェル20の全体容積、より広くはパワーステアリング装置1の全体容積を低減するのに貢献する。
また、計算機13は、好ましくは、電磁シールド41によって囲まれかつ保護されている。
有利には、そのようなシールドは、計算機13とその周囲との間に導電性の遮蔽材を介在させることにより、当該計算機13とその周囲との間の干渉を回避するためのファラデーケージを構成している。
好ましくは、図5および図9〜図11に示すように、上記電磁シールド41は、導電性材料でできた第1シートまたは第1グリッドで形成され、かつ計算機13の下方に配置された下側の第1導電層41.1を有する。
有利には、上記の好ましくは平坦な第1導電層41.1は、ベース33の実装部35の底部に配置されかつ固定され、計算機13が計算機配置部21において当該第1導電層41.1上に取り付けられる前に当該計算機配置部21の底部を覆う。
好ましくは、特に図3、図7、および図9〜図11に示すように、電磁シールド41は、また、好ましくは第1導電層41.1とは別体であって、導電性材料でできた第2シートまたは第2グリッドで形成され、かつ計算機13の上方において当該計算機13とラック3との間に配置された上側の第2導電層41.2を有する。
有利には、第2導電層41.2は、図7に示すように、計算機配置部21において、ラック3および支持構造体23が設置される前に、第1導電層41.1上に計算機13が配置された後で当該計算機13を覆うようにされる。
有利には、第1層41.1によって構成される第1レイヤと、計算機13によって構成される第2レイヤと、第2層41.2によって構成される第3レイヤとを(鉛直方向において)連続的に有するそのような層状の構造は、特に低コストに製造でき、また当該レイヤを単純に重ねることによって特に容易に組み立てられる。
よって、シェル20の内部に覆われ、したがって計算機13に最も近い覆い部22に対して電磁シールド41を容易かつ非常に安定した態様で組み込んで、最適な電磁的保護を実現することが可能である。
図7に示すように、計算機13、より広くは、電磁シールド41の全部または一部によって覆われた計算機13によって形成される「サンドイッチ」は、固定ねじ42によって、シェル20に対して固定され、よって支持構造体23に対して(直接的に、またはベース33を介して間接的に)固定されていてもよい。
また、シェル20、より具体的にはベース33は、特に計算機13を車両のバッテリおよび車両の車載コンピュータネットワーク(「CAN」)に接続可能とするために、計算機13とシェル20の外部(装置1の外部)との間の電気接続インターフェースを形成する不透過性のコネクタ43を有していてもよい。
もちろん、本発明は、また、計算機13を、補助モータ4から離間したオフセット態様で、ラック3の下方に収容することを可能とする、そのようなパワーステアリング装置1に関する。
ここで、本発明は、車両2に組み込まれるように構成されたパワーステアリング装置1であって、少なくとも1つのステアリングラック3と、当該ステアリングラック3を駆動するように構成された1つの補助モータ4と、当該補助モータ4を操縦するように構成された少なくとも1つの計算機13と、内部でラック3が並進案内されると共に内部に計算機13を収容する計算機配置部21が形成されたシェル20とを備え、当該装置1が車両2に配置される場合に、計算機13の大部分、好ましくは全体がラック3の下方に配置されるパワーステアリング装置1に関する。
好ましくは、上述したように、計算機13および補助モータ4(の両方)は、シェル20の内部で、ラック3によって交差される同じ覆い部22内に配置されている。
好ましくは、補助モータ4と、計算機13と、当該計算機13がその下に位置するラック3の一部とは、水分および塩しぶきに対して、また必要に応じて他の外部の液体または固体に対して不透過性を有する好ましくは同じ共通の覆い部22を共有しており、当該覆い部22は、ベース33と、当該ベース33に被さるベルハウジング34との間に含まれている(また、ベース33とベルハウジング34とによって区画されている)。
もちろん、本発明は、上述した単一の変形例に限定されるものでは全くなく、当業者であれば、特に自由に上述した特徴のいずれかを単離したり、もしくは組み合わせたり、またはそれらを等価物に置き換えたりすることができるだろう。

Claims (8)

  1. パワーステアリング装置(1)を備えた車両(2)であって、
    上記パワーステアリング装置(1)は、
    少なくとも1つのステアリングラック(3)と、
    上記ステアリングラック(3)を駆動するように構成された1つの補助モータ(4)と、
    上記車両(2)に搭載され、上記補助モータを操縦するように構成された少なくとも1つの車載計算機(13)とを有し、
    上記計算機(13)は、大部分、好ましくは全体が上記ラック(3)の下方に配置され、
    上記パワーステアリング装置(1)は、内部で上記ラック(3)が並進案内されるシェル(20)を有し、
    上記シェル(20)は、上記ラック(3)の下方において上記シェル(20)の内部で上記計算機(13)を収容するように構成された計算機配置部(21)を有する
    ことを特徴とする車両。
  2. 請求項1において、
    上記シェル(20)は、分割面(P0)にしたがって、「ベース」(33)と呼ばれる少なくとも1つの下側の第1シェル部と、「ベルハウジング」(34)と呼ばれる1つの上側の第2シェル部とであって、上記ラック(3)の両側で互いに対して取付固定され、下方および上方から上記ラックを覆うように構成された第1シェル部と第2シェル部とを組み合わせることによって形成されており、
    上記計算機配置部(21)は、上記ベース(3)に凹状に形成されかつ上記分割面(P0)において開口する実装部(35)の一部によって形成されている
    ことを特徴とする車両。
  3. 請求項1または2において、
    上記車両の縦軸(XX’)に対して交差するように配置された少なくとも1つのクレードル(17)を有する車体下部構造(15)を備え、
    上記クレードル(17)は、上記車両を推進させるための推進エンジン(14)を収容するエンジン室、および/または任意の荷物を収容するための荷物室を構成する上記車両の小室(18)の底部において、上記ラック(3)によってヨー方向が制御される操舵輪(7,8)を有するランニングギアを支持しており、
    上記パワーステアリング装置(1)は、上記ラック(3)が上記小室(18)の方を向くように上記クレードル(17)に固定されている一方、
    上記計算機(13)は、大部分、好ましくは全体が上記ラック(3)の下方に配置されていて、上記ラック(3)に関して上記小室(18)とは反対側に、上記車両の上記車体下部構造(15)の方に、かつ上記車両が移動する地面(H0)の方に向いている
    ことを特徴とする車両。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、
    上記計算機(13)は、少なくとも部分的に上記ラック(3)と並んで配置されていて、そのため、鉛直投影において、上記計算機(13)によってカバーされる投影面は、上記ラック(3)の投影面とのオーバーラップ領域を少なくとも1つ有する
    ことを特徴とする車両。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、
    上記計算機(13)は、側面(40.2,40.3)よりも広い上側面(40.1)を有する電子基板(40)または実質的に平行六面体状の電気ケーシングの形態を有し、
    上記計算機(13)は、上記上側面(40.1)が実質的に水平向きとなる状態で、上記ラック(3)の下方に平坦態様で配置されている
    ことを特徴とする車両。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、
    上記計算機(13)は、導電性材料で作られた第1シートまたは第1グリッドによって形成され、かつ上記計算機(13)の下方に配置された下側の第1導電層(41.1)と、上記第1導電層(41.1)とは別体であって、導電性材料で作られた第2シートまたは第2グリッドによって形成され、かつ上記計算機(13)の上方で該計算機(13)と上記ラック(3)との間に配置された上側の第2導電層(41.2)とを有する電磁シールド(41)によって囲まれかつ保護されている
    ことを特徴とする車両。
  7. 車両(2)に組み込まれるように構成されたパワーステアリング装置(1)であって、
    少なくとも1つのステアリングラック(3)と、
    上記ステアリングラック(3)を駆動するように構成された1つの補助モータ(4)と、
    上記補助モータ(4)を操縦するように構成された少なくとも1つの計算機(13)と、
    内部で上記ラック(3)が並進案内されると共に、内部に上記計算機(13)を収容する計算機配置部(21)が形成されたシェル(20)とを備え、
    上記装置(1)が上記車両(2)に配置される場合に、上記計算機(13)の大部分、好ましくは全体が、上記ラック(3)の下方に配置されるように構成されている
    ことを特徴とする装置。
  8. 請求項7において、
    上記計算機(13)および上記補助モータ(4)は、上記シェル(20)の内部で、上記ラック(3)によって交差される同じ覆い部(22)内に配置されている
    ことを特徴とする装置。
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