JP2009286173A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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篤 渡邊
Atsushi Oshima
淳 大島
Takaaki Sekine
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Abstract

【課題】制御ユニットの振動・高温・泥水対策を解決し、ハーネス短縮化による電気的ロスの削減を図ることができる不整地走行車両に搭載可能な機電一体型の電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】高熱伝導性材料からなる減速ギヤハウジングの外周に設けた制御ユニット装着部20を、制御ユニット19の一部を減速ギヤハウジングの外周に面接触させて固定し、制御ユニットの一部から突出しているコネクタ部品19b,19c,19dを外部に露出させて制御ユニットの外周を覆うボックス形状とする。そして、制御ユニット装着部の内面と制御ユニットの外周との間に存在した隙間を上方に向けて配置し、上方から液状の合成樹脂をポッティングすることで、制御ユニットに直接接続する外部接続端子15c〜15fとを埋め込むように、弾性を有したポッティング材を形成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、操舵トルクが伝達されるステアリングシャフトに減速ギヤハウジング内の減速機構を介して操舵補助力を伝達する電動モータと、電動モータを制御する制御ユニットとを備えた種々の車両に適用可能な電動パワーステアリング装置に関する。
この種の電動パワーステアリング装置として、例えば電動モータの回転軸を減速ギヤハウジング内に収容されたウォームギヤ対を介してアウトプットシャフトに連系し、電動モータの駆動力が減速されてアウトプットシャフトに伝達され、インプットシャフトとアウトプットシャフトとがトーションバーを介して連結され、トーションバーの捩れをトルクセンサで操舵トルクとして検出し、検出した操舵トルクをアンプ回路で処理してアンプ用ハーネスを介して上方に配設した電動モータを駆動する制御ユニットに伝送するようにした装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1の電動パワーステアリング装置は、電動モータを制御する制御ユニットが減速ギヤハウジングよりも上方に配置されているため、防水や塵埃に対する対策を緩和することができるが、トルクセンサの信号を処理するアンプ回路と制御ユニットとの電気的接続がアンプ用ハーネスを通じ行うと共に、制御ユニットとパワーアシストモータとの電気的接続をハーネスで行うようにしているので、各ハーネスでの電力損失やノイズの混入等を回避することができない。
そこで、減速ギヤハウジングに電動モータ及び制御ユニットを配設し、制御ユニット、電動モータ及びトルクセンサを直接電気的に接続することで、ハーネス短縮化による軽量化、電気的ロス削減、制御ユニットから減速ギヤハウジングへの放熱によるヒートシンクの面で利点がある機電一体型の電動パワーステアリング装置が提案されている(例えば、特許文献2)。
特開2006−232058号公報(段落番号「0050」〜「0056」、図5) 特開2007−276743号公報
しかし、ラリー車のような不整地走行車両に機電一体型の電動パワーステアリング装置を搭載すると、電動パワーステアリング装置は、一般道を走行する車両よりも大きな振動をうけやすく、室外に配置されているので高温・泥水にさらされやすい。
そのため、不整地走行車両の電動パワーステアリング装置は、振動・高温・泥水対策のために樹脂ポッティングを施した制御ユニットを車室と同等の環境に配置し、ギヤハウジング内のトルクセンサとハーネスで接続する構造としなければならず、機電一体型の装置とすることができない。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、制御ユニットの振動・高温・泥水対策を解決し、ハーネス短縮化による電気的ロスの削減を図ることができる不整地走行車両に搭載可能な機電一体型の電動パワーステアリング装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に係る電動パワーステアリング装置は、操舵トルクが伝達されるステアリングシャフトと、このステアリングシャフトに減速ギヤハウジング内の減速機構を介して操舵補助力を伝達する電動モータと、前記電動モータを駆動制御する制御ユニットと、前記減速ギヤハウジングの外周に設けられ、前記制御ユニットを装着する制御ユニット装着部とを備え、前記減速ギヤハウジング内に配置したトルクセンサに接続されている外部接続端子を前記制御ユニット装着部から外部に突出させ、当該外部接続端子を前記制御ユニットに直接接続してなる電動パワーステアリング装置において、前記減速ギヤハウジングを高熱伝導性材料で形成し、当該減速ギヤハウジングの外周に設けた前記制御ユニット装着部を、前記制御ユニットの一部を前記減速ギヤハウジングの外周に面接触させて固定し、前記制御ユニットの一部から突出しているコネクタ部品を外部に露出させて前記制御ユニットの外周を覆うボックス形状とし、前記制御ユニット装着部の内面と前記制御ユニットの外周との間に、それらの間に存在する隙間と、前記制御ユニットに直接接続している前記外部接続端子とを埋め込む、弾性を有したポッティング材を充填し、当該ポッティング材は、前記制御ユニット装着部の前記コネクタ部品を外部に露出させている部位を上方に向けて配置し、前記コネクタ部品と前記制御ユニット装着部との間の隙間に向けて、上方から液状の合成樹脂をポッティングすることで形成される装置である。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の電動パワーステアリング装置において、前記ボックス形状の制御ユニット装着部は、前記制御ユニットの底面が面接触状態で当接する前記減速ギヤハウジングの外周に形成した取付面と、前記取付面の縁部から立ち上がって形成され、前記コネクタ部品が突出している部位を除いた前記制御ユニットの側面周囲を囲むギヤボックス側壁と、当該ギヤボックス側壁の端面に当接して固定されることで前記制御ユニットの外周を覆う合成樹脂製のカバーとで構成され、前記ギヤボックス側壁と前記カバーとの当接面間にシール部材を介在させている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1記載の電動パワーステアリング装置において、前記ボックス形状の制御ユニット装着部は、前記制御ユニットの底面が面接触状態で当接するように前記減速ギヤハウジングの外周に形成した取付面と、合成樹脂製のカバーとを備え、前記カバーは、カバー天板と、このカバー天板の縁部から連続して形成され、前記コネクタ部品が突出している部位を除いた前記制御ユニットの側面周囲を囲むカバー側壁とで構成され、前記カバー側壁の端面と前記取付面とを当接して固定することで前記制御ユニットの外周を覆うとともに、前記カバー側壁と前記取付面との当接面間にシール部材を介在させている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1記載の電動パワーステアリング装置において、前記ボックス形状の制御ユニット装着部は、前記制御ユニットの底面が面接触状態で当接する前記減速ギヤハウジングの外周に形成した取付面と、前記取付面の縁部から立ち上がって形成され、前記コネクタ部品が突出している部位を除いた前記制御ユニットの側面周囲を囲むギヤボックス側壁と、合成樹脂製のカバーとを備え、前記カバーは、カバー天板と、このカバー天板の縁部から連続して形成され、前記制御ユニットの側面周囲を囲むように前記ギヤボックス側壁の端面に当接して固定されるカバー側壁とで構成され、前記ギヤボックス側壁とカバー側壁との当接面間にシール部材を介在させている。
また、請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置において、前記減速ギヤハウジングの前記取付面に、前記外部接続端子を前記減速ギヤハウジング内から外部に向けて突出させる端子挿通孔が形成されており、この端子挿通孔内に、前記外部接続端子以外の隙間を密閉する密閉部材が介在されている。
また、請求項6記載の発明は、請求項1乃至4の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置において、前記減速ギヤハウジングの前記取付面に、前記外部接続端子を前記減速ギヤハウジング内から外部に向けて突出させる端子挿通孔が形成されており、前記減速ギヤハウジング内に配置される前記トルクセンサは、少なくとも前記外部接続端子の先端部のみが突出し、且つその外部接続端子の基端側が樹脂モールドされた、前記端子挿通孔の内面形状と略同一形状の端子モールド部が形成されており、当該端子モールド部を前記端子挿通孔内に嵌め込みながら前記トルクセンサを前記減速ギヤハウジング内に配置するようにした。
さらに、請求項7記載の発明は、請求項6記載の電動パワーステアリング装置において、前記トルクセンサは、前記端子モールド部とともに、前記減速ギヤハウジング内に配置されるセンサ全体が樹脂モールドされている。
本発明によれば、制御ユニットが、制御ユニット装着部内に設けたポッティング材に埋め込まれており、制御ユニットとトルクセンサとの外部接続端子もポッティング材によって外気と遮断されているので、泥水や塵埃が接触するのを防止することができる。
ここで、ポッティング材は弾性を有しており、減速ギヤハウジング側から振動が入力しても、制御ユニットを埋め込んでいるポッティング材が弾性変形しながら振動を吸収するので、制御ユニット内の回路部品に振動による悪影響を与えることがない。また、制御ユニットは、高熱伝導製材料からなる減速ギヤハウジングの制御ユニット装着部に面接触状態で固定されているので、制御ユニットの発熱を、熱容量の大きいヒートマスとなる減速ギヤハウジングに放散することができ、制御ユニットが過熱状態となることを確実に防止することができる。したがって、本発明は、不整地走行の車両に搭載しても、制御ユニットに対する振動・高温・泥水対策を解決した機電一体型の電動パワーステアリング装置を提供することができる。
そして、本発明は、ポッティング材を、制御ユニット装着部のコネクタ部品を外部に露出させている部位を上方に向けて配置し、コネクタ部品と制御ユニット装着部との間の隙間に向けて、上方から液状の合成樹脂をポッティングすることで形成さしており、上方から流れ込んだ合成樹脂が重力により隙間から内部の下方にスムーズに流れていくようにしているので、固化したポッティング材は空気溜まりが存在せずに密に充填され、振動・泥水や塵埃対策をさらに高めることができる。
以下、本発明の実施の形態(以下、実施形態)を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の電動パワーステアリング装置を制御ユニットの信号及び電源コネクタ側から示した斜視図、図2は減速ギヤハウジングの一部を拡大して示す縦断面図、図3は制御ユニット装着部内に埋め込まれた制御ユニットを示す断面図、図4は電動パワーステアリング装置の分解斜視図、図5は制御ユニット装着部内に樹脂をポッティングする方法を示す図である。
図1において、符号1はコラム型の電動パワーステアリング装置であり、ステアリングホイール(図示せず)に連結されたステアリングシャフト2を回転自在に内装する軸受収納部3を備えた減速ギヤハウジング4に、軸方向がステアリングシャフト2の軸方向と直交する方向に延長されたブラシ付きモータで構成される電動モータ5が配設されている。なお、減速ギヤハウジング4は、図示しない取付ブラケットを介して車体側部材に取付けられている。
ステアリングシャフト2は、図2に示すように、左端がステアリングホイールに連結される入力軸2aと、この入力軸2aの右端にトーションバー2bを介して連結されたトーションバー2bを覆う出力軸2cとで構成されている。
減速ギヤハウジング4は、高熱伝導性を有する材料例えばアルミニューム、アルミニューム合金、マグネシウム及びマグネシウム合金の何れか1つを例えばダイキャスト成型することにより形成されている。この減速ギヤハウジング4は、図1及び図2に示すように、電動モータ5のモータ軸(不図示)に同軸に結合するウォーム11を形成したウォーム軸11aを回転自在に収納するウォーム収納部12と、このウォーム収納部12の下側にその中心軸と直交する中心軸を有しウォーム11に噛合するウォームホイール13を収納するウォームホイール収納部14と、このウォームホイール収納部14の車両前方側に一体に同軸的に連結されたトルクセンサ15を収納するトルクセンサ収納部16と、ウォーム収納部12の開放端面に形成された電動モータ5を取付けるモータ装着部17と、入力軸2aを回転自在に内装した軸受収納部3をトルクセンサ収納部16の後端面に固定するコラム取付部18と、トルクセンサ収納部16の上面に形成された後述する制御ユニット19を装着する制御ユニット装着部20とを備えている。
モータ装着部17に取付けられた電動モータ5には、モータ装着部17に近接する位置に接続端子(不図示)が設けられている。
トルクセンサ15は、図2及び図3に示すように、ステアリングシャフト2の入力軸2a及び出力軸2c間の捩じれ状態を磁気的に検出してステアリングシャフトに伝達された操舵トルクを一対の検出コイル15a及び15bで検出するように構成され、これら一対の検出コイル15a及び15bの巻き始め及び巻き終わりに夫々ステアリングシャフト2の中心軸と直交する方向に平行に外部に突出する外部接続端子15c〜15fが接続されている。
減速ギヤハウジング4に形成された制御ユニット装着部20は、図3及び図4に示すように、トルクセンサ収納部16の上面に形成され、ステアリングシャフト2の軸方向(不図示)に直交して電動モータ5のモータ軸が延在する方向を長辺とする長方形状の取付面20aと、ステアリングシャフト2の軸方向に離間している(図4の左右方向に離間している)取付面20aの長辺側の縁部から互いに平行に立ち上がっている一対の長辺側壁20b,20cと、取付面20aの一方の短辺側の縁部から立ち上がって一対の長辺側壁20b,20cの長手方向の一方の端部間を繋ぐ短辺側壁20dとで構成されており、取付面20aの他方の短辺側の縁部は、壁を形成せずに開口した状態となっている。
ここで、取付面20aの一方の長辺側壁20c近傍には、トルクセンサ収納部16に収納したトルクセンサ15の外部接続端子15c〜15fが通過して取付面20aの上方に突出する端子挿通孔20eが形成されている。
制御ユニット装着部20内には、略直方体形状の制御ユニット19が取付面20aに面接触状態で当接し、例えばねじ留めなどの固着手段で固定されている。制御ユニット19は、図示しないが、車速センサからの車速検出値が入力され、これらに基づいて操舵補助電流指令値を算出し、この操舵補助電流指令値と電動モータ5に出力するモータ電流の検出値とに基づいて電流フィードバック制御を行って電圧指令値を算出することにより、電動モータ5で発生させる操舵補助力を制御するマイクロ制御ユニット(MCU)やその周辺機器を実装している制御基板と、この制御基板から出力される電圧指令値に基づいてパルス幅変調を行って形成したパルス幅変調信号によって駆動される電界効果トランジスタなどの4つのスイッチング素子を有し、電動モータ5の駆動電流を形成するHブリッジ回路を備えたパワー基板とを備えている。そして、この制御ユニット19の最上部には、電磁リレー、電界コンデンサ等の異形部品19aが上方に突出した状態で実装されている。
制御ユニット19の制御基板には、電動モータ5の接続端子に電気的に接続する端子台(不図示)が設けられているとともに、トルクセンサ15の外部接続端子15c〜15fが下側から通過し、外部接続端子15c〜15fとともに半田付けされる複数のスルーホール(不図示)が形成されている。また、制御基板及びパワー基板に、電気的に接続する信号コネクタ19b、電源コネクタ19c,19dが実装されている。
これらコネクタ19b〜19dは、図4に示すように、外観が略直方体をなす制御ユニット19の長手方向の端部から突出した状態で配置されている。そして、制御ユニット19の底面を、放熱グリースを塗布した制御ユニット装着部20の取付面20aに当接し、信号コネクタ19b及び電源コネクタ19c,19dが、制御ユニット装着部20の壁が形成されていない開口部から外方に突出するように配置される。
取付面20aの端子挿通孔20eから上方に突出したトルクセンサ15の外部接続端子15c〜15fは、制御ユニット19の制御基板に形成した複数のスルーホールを通過し、両者を半田付けすることで電気的に接続されている。端子挿通孔20e内には、外部接続端子15c〜15f以外の空間を閉塞する密閉部材22が配置されている。
そして、制御ユニット装着部20の一対の長辺側壁20b,20c及び短辺側壁20dの上方を向く端面に、カバー20fが例えばねじ留め等の固定手段により固定されることで、制御ユニット装着部20内に制御ユニット19が配置される。
カバー20fは、プラスチック等の合成樹脂材で形成されており、異形部品19aの全域を覆う第1突出カバー部20f1と、信号コネクタ19bの上部側面を囲む第2突出カバー部20f2とを備えている。この際、図3及び図4に示すように、一対の長辺側壁20b,20c及び短辺側壁20dの開放端面と、カバー20fとの間には略コ字形状のガスケット20gが配置され、一対の長辺側壁20b,20c、短辺側壁20dと、カバー20fとの間の接合部が密接にシールされている。
なお、モータ装着部17に取付けられた電動モータ5の接続端子と、制御ユニット装着部20内に配置された制御ユニット19の端子台は電気的に接続されるが、これら接続端子及び端子台は、図1の符号23で示す合成樹脂製の端子カバーで覆われている。
ここで、図1から図3に示すように、制御ユニット19は、信号コネクタ19b及び電源コネクタ19c,19dのみを外部に露出しながら、制御ユニット装着部20内に設けたポッティング部21に埋め込まれている。
制御ユニット装着部20内にポッティング部21を設ける手順は、図5に示すように、先ず、電動モータ5の電動モータ5のモータ軸が上下方向を向き、制御ユニット19の開口部が上方を向くように電動パワーステアリング装置1を配置する。
次いで、制御ユニット装着部20の一対の長辺側壁20b,20c及びカバー20f(第2突出カバー部20f2側)と、制御ユニット19の信号コネクタ19b及び電源コネクタ19c,19dとの間に存在する上部隙間に向けて、上方から液状のウレタン樹脂をポッティングしていく。
上部隙間から制御ユニット装着部20内にポッティングされたウレタン樹脂は、制御ユニット装着部20の平坦な一対の長辺側壁20b,20c及びカバー20fの内面と、平坦な制御ユニット19の外面とに接触しながら重力により下方にスムーズに流れていき、底面とされた制御ユニット装着部20の短辺側壁20d側から徐々に制御ユニット19を包み込むように充填されていく。そして、制御ユニット19の開口部の高さまでウレタン樹脂が充填され、信号コネクタ19b及び電源コネクタ19c,19dだけが外部に露出したときにポッティング動作を終了する。
そして、ポッティングされたウレタン樹脂が固化すると、制御ユニット装着部20内に、制御ユニット19の略全体を埋め込み、層内部に空気溜まりが存在しないポッティング部21が密に設けられる。
なお、本発明のコネクタ部品が信号コネクタ19b,電源コネクタ19c,19dに対応し、本発明のギヤボックス側壁が長辺側壁20b,20c及び短辺側壁20dに対応し、本発明のシール部材がガスケット20gに対応し、本発明のポッティング材がポッティング部21に対応している。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態の機電一体型の電動パワーステアリング装置1は、制御ユニット19が制御ユニット装着部20内に設けたポッティング部21に埋め込まれており、制御ユニット19とトルクセンサ15との電気的接続部(外部接続端子15c〜15f)はポッティング部21によって外気と遮断されているので、泥水や塵埃が接触するのを防止することができる。
また、ウレタン樹脂からなるポッティング部21は弾性を有する部位なので、減速ギヤハウジング4側から振動が入力しても、制御ユニット19を埋め込んでいるポッティング部21が弾性変形しながら振動を吸収するので、制御ユニット19内の回路部品に振動による悪影響を与えることがない。
また、制御ユニット19は、アルミニューム、アルミニューム合金、マグネシウム及びマグネシウム合金の何れか1つで形成された減速ギヤハウジング4の制御ユニット装着部20における取付面20aに放熱グリースを介して面接触した状態で固定されているので、制御ユニット19の発熱を、熱容量の大きいヒートマスとなる減速ギヤハウジング4に放散することができ、制御ユニット19が過熱状態となることを確実に防止することができる。
したがって、不整地走行の車両に搭載しても、制御ユニット19に対する振動・高温・泥水対策を解決した機電一体型の電動パワーステアリング装置1を提供することができる。
また、制御ユニット19を減速ギヤハウジング4の制御ユニット装着部20に装着すると、制御ユニット19及びトルクセンサ15の外部接続端子15c〜15fが直接接続され、両者の電気的接続がハーネスを使用することなく最短距離で容易に行われるので、配線抵抗を最小とすることができ、電力損失を抑制することができるとともに、電気ノイズが乗ることも低減することができる。
また、制御ユニット装着部20の取付面20aに形成され、トルクセンサ15の外部接続端子15c〜15fが通過する端子挿通孔20e内に密閉部材22が配置されていることから、長期使用によりポッティング部21が劣化しても、外部接続端子15c〜15fの防水機能を確実に維持することができる。
また、本実施形態では、制御ユニット装着部20内にポッティング部21を設ける方法として、制御ユニット19の開口部が上方を向くように電動パワーステアリング装置1を配置し、制御ユニット装着部20と信号コネクタ19b及び電源コネクタ19c,19dとの間に存在する上部隙間に向けて上方から流れ込んだウレタン樹脂が重力により上部隙間から内部の下方にスムーズに流れていくようにしているので、固化したポッティング部21は空気溜まりが存在せずに密に充填され、振動・泥水や塵埃対策をさらに高めることができる。
さらに、制御ユニット装着部20の一対の長辺側壁20b,20c及び短辺側壁20dとカバー20fの接合部にはガスケット20gが介装されているので、制御ユニット装着部20内への泥水や塵埃の侵入を防止することができるとともに、ウレタン樹脂をポッティングする際に、接合部からウレタン樹脂が漏れるのを防止することができる。
(第2実施形態)
次に、図6及び図7は、第2実施形態の電動パワーステアリング装置1を示すものであり、図6は本実施形態の電動パワーステアリング装置の分解斜視図、図6は本実施形態の装置を図6のB−B線矢視方向から示した要部断面図である。なお、図1から図5で示した構成と同一構成部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態の制御ユニット装着部24は、トルクセンサ収納部16の上部に平坦な長方形状の取付面24aのみが形成されている。この取付面24aに、トルクセンサ収納部16に収納したトルクセンサ15の外部接続端子15c〜15fが通過して上方に突出する端子挿通孔24eが形成されている。
この端子挿通孔24eから上方に突出したトルクセンサ15の外部接続端子15c〜15fは、取付面24aに固定された制御ユニット19の制御基板に形成した複数のスルーホールを通過し、両者を半田付けすることで電気的に接続されている。
ここで、端子挿通孔24e内には、外部接続端子15c〜15f以外の空間を閉塞する弾性変形自在な密閉部材25が配置されている。この密閉部材25は、取付面24aより上方に突出して配置されており、上方から押圧されることで弾性圧縮しながら肉厚が減少する。
制御ユニット装着部24の取付面24aに固定されるカバー26は、プラスチック等の合成樹脂材で形成されている。このカバー26は、異形部品19aの全域を覆う第1突出カバー部26a1及び信号コネクタ19bの上部側面を囲む第2突出カバー部26a2を設けた長方形状の天板26aと、この天板26aの長辺側の縁部から互いに平行に立ち上がっている一対の長辺側壁26b,26cと、天板26aの一方の短辺側の縁部(第1突出カバー部26a1側)から下がって一対の長辺側壁26b,26cの長手方向の一方の端部間を繋ぐ短辺側壁(不図示)とで構成されており、天板26aの他方の短辺側の縁部(第2突出カバー部26a2側)が、壁を形成せずに開口した状態となっている。
そして、制御ユニット装着部24の取付面24aに、カバー26の一対の長辺側壁26b,26c及び短辺側壁の下端面を当接し、例えばねじ留め等の固定手段により固定されることで、制御ユニット装着部24内に制御ユニット19が配置される。なお、端子挿通孔24e近くの壁から突出している符号28の部位は、カバー26の一方の長辺側壁26cを外側から支持する支持突起部である。
ここで、制御ユニット装着部24及びカバー26を固定する際には、一対の長辺側壁26b,26c及び短辺側壁の下端面と取付面24aとの接合部間に略コ字形状のガスケット27を介在することで接合部がシールされている。
また、一方の長辺側壁26cの下端面と取付面24aとの間に介在しているガスケット27の帯状シール部27aは、外部接続端子15c〜15fが突出している端子挿通孔24eを閉塞するように横切り、端子挿通孔24e内に配置されている密閉部材25を下方に押圧して弾性圧縮させている。
そして、制御ユニット19は、信号コネクタ19b及び電源コネクタ19c,19dのみを外部に露出しながら、制御ユニット装着部24内に設けたポッティング部21に埋め込まれている。
なお、本発明のカバー側壁が長辺側壁26b,26cに対応し、本発明のシール部材がガスケット27に対応している。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態の機電一体型の電動パワーステアリング装置1は、制御ユニット装着部24が平坦な長方形状の取付面24aのみであり、第1実施形態の装置のような一対の長辺側壁20b,20c及び短辺側壁20dが存在しない分だけ減速ギヤハウジング4の軽量化が図られる。また、本実施形態のカバー26は、第1実施形態の装置と比較して一対の長辺側壁26b,26c及び短辺側壁の部位が増加するが、プラスチック等の合成樹脂材からなるカバー26はさほど重量が増大しない。
したがって、本実施形態の電動パワーステアリング装置1は、制御ユニット装着部24を簡便な構造(平坦な取付面24aのみ)として減速ギヤハウジング4のダイカスト量を減少させているので、軽量化を図ることができる。
また、制御ユニット装着部24の取付面24aに形成され、トルクセンサ15の外部接続端子15c〜15fが通過する端子挿通孔20e内に密閉部材22が配置されているとともに、一方の長辺側壁26cの下端面と取付面24aとの間に介在しているガスケット27の帯状シール部27aが、端子挿通孔24eを閉塞するように横切って端子挿通孔24e内に配置されている密閉部材25を下方に押圧して弾性圧縮させていることから、外部接続端子15c〜15fに対する防水機能をさらに高めることができる。
(第3実施形態)
次に、図8は、第3実施形態の電動パワーステアリング装置1を示す分解斜視図である。
本実施形態の制御ユニット装着部29は、トルクセンサ収納部16の上面に形成され、ステアリングシャフト2の軸方向に直交して電動モータ5のモータ軸が延在する方向を長辺とする長方形状の取付面29aと、ステアリングシャフト2の軸方向に離間して取付面29aの長辺側の縁部から互いに平行に立ち上がっている一対の長辺側壁29b,29cと、取付面29aの一方の短辺側の縁部から立ち上がって一対の長辺側壁29b,29cの長手方向の一方の端部間を繋ぐ短辺側壁29dとで構成され、取付面29aの他方の短辺側の縁部は、壁を形成せずに開口した状態となっている。これら一対の長辺側壁29b,29c及び短辺側壁29dは、第1実施形態の一対の長辺側壁20b,20c及び短辺側壁20dより高さが低い壁として形成されている。
また、取付面29aに、トルクセンサ収納部16に収納したトルクセンサ15の外部接続端子15c〜15fが通過して上方に突出する端子挿通孔29eが形成されている。
制御ユニット装着部29に固定されるカバー30はプラスチック等の合成樹脂材で形成されており、異形部品19aの全域を覆う第1突出カバー部30a1及び信号コネクタ19bの上部側面を囲む第2突出カバー部30a2を設けた長方形状の天板30aと、この天板30aの長辺側の縁部から互いに平行に立ち上がっている一対の長辺側壁30b,30cと、天板30aの一方の短辺側の縁部(第1突出カバー部30a1側)から下がって一対の長辺側壁30b,30cの長手方向の一方の端部間を繋ぐ短辺側壁(不図示)とで構成されており、天板30aの他方の短辺側の縁部(第2突出カバー部30a2側)が、壁を形成せずに開口した状態となっている。そして、一対の長辺側壁30b,30c及び短辺側壁は、第2実施形態の一対の長辺側壁26b,26c及び短辺側壁より高さが低い壁として形成されている。
そして、制御ユニット装着部29の一対の長辺側壁29b,29c及び短辺側壁29dの上部端面に、カバー30の一対の長辺側壁30b,30c及び短辺側壁の下端面を当接し、例えばねじ留め等の固定手段により固定される。また、制御ユニット装着部29及びカバー30を固定する際には、略コ字形状のガスケット31を介在することで接合部がシールされている。
そして、カバー30に囲まれながら制御ユニット装着部29に固定された制御ユニット19は、信号コネクタ19b及び電源コネクタ19c,19dのみを外部に露出しながら、制御ユニット装着部29内に設けたポッティング部21に埋め込まれている。
なお、本発明のギヤボックス側壁が長辺側壁29b,29c、短辺側壁29dに対応し、本発明のカバー側壁が長辺側壁30b,30cに対応し、本発明のシール部材がガスケット31に対応している。
本実施形態によると、制御ユニット装着部29が、第1実施形態の一対の長辺側壁20b,20c及び短辺側壁20dより高さが低い壁として一対の長辺側壁29b,29c及び短辺側壁29dを形成しており、カバー30が、第2実施形態の一対の長辺側壁26b,26c及び短辺側壁より高さが低い壁として一対の長辺側壁30b,30c及び短辺側壁を形成しており、制御ユニット装着部24を簡便な構造として減速ギヤハウジング4のダイカスト量を減少させ、同時にカバー30の樹脂成形量も減少させているので、電動パワーステアリング装置1の軽量化を図ることができる。
(第4実施形態)
次に、図9から図11は、第4実施形態の電動パワーステアリング装置1を示すものである。
図9は通常使用されているトルクセンサの形状を示すものであり、図10はトルクセンサを樹脂モールドしてなるセンサモールド体を示すものであり、図11は、電動パワーステアリング装置のトルクセンサ収納部にセンサモールド体を装着する方法を示したものである。
トルクセンサ15は、図9に示すように、前述した一対の検出コイル15a、15bを内蔵した円環本体部15gの外周から、径方向外方に平行に外部接続端子15c〜15fが突出した部材である。
このトルクセンサ15を樹脂モールドしてなるセンサモールド体32は、図10に示すように、円環本体部15gの外周全域に円環モールド部33を設け、外部接続端子15c〜15fの先端部のみを露出させ、基端側を埋め込んだ端子モールド部34を設けた部品である。そして、端子モールド部34の外周形状は、図11に示す制御ユニット装着部20の取付面20aに形成されている端子挿通孔20eの内面形状と同一形状に形成されている。
上記構成のセンサモールド体32をトルクセンサ収納部16内に装着するには、図11に示すように、ウォームホイール収納部14で開口している開口部から端子モールド部34が端子挿通孔20eに対応するようにウォームホイール収納部14内に挿入し、さらにトルクセンサ収納部16内に向けて移動する。そして、端子モールド部34を端子挿通孔20e内に嵌め込みながら、センサモールド体32をトルクセンサ収納部16内に装着する。
本実施形態によると、センサモールド体32をトルクセンサ収納部16内に装着することで、端子モールド部34が端子挿通孔20eに嵌まり込んで外部接続端子15c〜15fを防水する機能が発揮される。したがって、他の実施形態のように端子挿通孔20eを密閉する作業が不要となり、電動パワーステアリング装置1の組付け作業の効率化を図ることができる。
なお、各実施形態においては、制御ユニット装着部の取付面を、ステアリングシャフト2の軸及び電動モータ5のモータ軸を含む面方向に延在するように形成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ステアリングシャフト2の軸と直交する面、或いは、ステアリングシャフト2の軸に対して直交する面に対して傾斜する面としてもよい。ここで、制御ユニット装着部の取付面をステアリングシャフト2の軸と直交する面として形成する場合には、第1〜第3実施形態で示したトルクセンサ15の外部接続端子15c〜15fは、中央部でステアリングシャフト2の軸と平行に折り曲げられてL字状に形成する。また、第4実施形態で示したセンサモールド体32では、図12に示すように、端子モールド部34から露出する外部接続端子15c〜15fの先端部が、円環モールド部33の軸と平行に延在するようにすればよい。
また、各実施形態においては、減速機構としてウォームギヤを適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、傘歯車、平歯車等の任意の歯車を組み合わせた減速機構やベルト式等の任意の構成の減速機構を適用することができる。
さらに、各実施形態においては、制御ユニット装着部とカバーとの接合部にガスケットを介在しているが、本発明の要旨がこれに限定されるものではなく、例えば、接合部の一方に線状溝を形成し、その線状溝内にOリング等のシール部材を介在させてもよい。
そして、上記実施形態の電動パワーステアリング装置は、ラリー車、バギー車、ワゴン、トラック、フォークリフト、電動カート、運搬車等の他の任意の車両にも適用することができる。
本発明に係る第1実施形態の電動パワーステアリング装置を制御ユニットの信号コネクタ及び電源コネクタ側から示した斜視図である。 減速ギヤハウジングの一部を拡大して示した縦断面図である。 制御ユニット装着部内に埋め込まれた制御ユニットを示す断面図である。 第1実施形態の電動パワーステアリング装置の分解斜視図である。 電動パワーステアリング装置の制御ユニット装着部内に樹脂をポッティングする手順を示す図である。 本発明に係る第2実施形態の電動パワーステアリング装置の分解斜視図である。 図6のB−B線方向から制御ユニット装着部内に埋め込まれた制御ユニットを示した図である。 本発明に係る第3実施形態の電動パワーステアリング装置の分解斜視図である。 本発明に係るトルクセンサの構造を示す図である。 トルクセンサを樹脂モールドして形成されたセンサモールド体を示す図である。 減速ギヤハウジングのトルクセンサ収納部にセンサモールド体を装着する手順を示す図である。 図10と異なるセンサモールド体の形状を示す図である。
符号の説明
1…電動パワーステアリング装置、2…ステアリングシャフト、2a…入力軸、2b…トーションバー、2c…出力軸、3…軸受収納部、4…減速ギヤハウジング、5…電動モータ、11…ウォーム、11a…ウォーム軸、12…ウォーム収納部、13…ウォームホイール、14…ウォームホイール収納部、15…トルクセンサ、15a,15b…検出コイル、15c〜15f…外部接続端子、15g…円環本体部、16…トルクセンサ収納部、17…モータ装着部、18…コラム取付部、19…制御ユニット、19a…異形部品、19b…信号コネクタ、19c…第1電源コネクタ、19d…第2電源コネクタ、20…制御ユニット装着部、20a…取付面、20b,20c…長辺側壁、20d…短辺側壁、20e…端子挿通孔、20f…カバー、20f1…第1突出カバー部、20f2…第2突出カバー部、20g…ガスケット、21…ポッティング部、22…密閉部材、23…端子カバー、24…制御ユニット装着部、24a…取付面、24e…端子挿通孔、25…密閉部材、26…カバー、26a…天板、26a1…第1突出カバー部、26a2…第2突出カバー部、26b,26c…長辺側壁、27…ガスケット、27a…帯状シール部、29…制御ユニット装着部、29a…取付面、29b,29c…長辺側壁、29d…短辺側壁、29e…端子挿通孔、30…カバー、30a…天板、30a1…第1突出カバー部、30a2…第2突出カバー部、30b,30c…長辺側壁、31…ガスケット、32…センサモールド体、33…円環モールド部、34…端子モールド部

Claims (7)

  1. 操舵トルクが伝達されるステアリングシャフトと、このステアリングシャフトに減速ギヤハウジング内の減速機構を介して操舵補助力を伝達する電動モータと、前記電動モータを駆動制御する制御ユニットと、前記減速ギヤハウジングの外周に設けられ、前記制御ユニットを装着する制御ユニット装着部とを備え、前記減速ギヤハウジング内に配置したトルクセンサに接続されている外部接続端子を前記制御ユニット装着部から外部に突出させ、当該外部接続端子を前記制御ユニットに直接接続してなる電動パワーステアリング装置において、
    前記減速ギヤハウジングを高熱伝導性材料で形成し、当該減速ギヤハウジングの外周に設けた前記制御ユニット装着部を、前記制御ユニットの一部を前記減速ギヤハウジングの外周に面接触させて固定し、前記制御ユニットの一部から突出しているコネクタ部品を外部に露出させて前記制御ユニットの外周を覆うボックス形状とし、前記制御ユニット装着部の内面と前記制御ユニットの外周との間に、それらの間に存在する隙間と、前記制御ユニットに直接接続している前記外部接続端子とを埋め込む、弾性を有したポッティング材を充填し、
    当該ポッティング材は、前記制御ユニット装着部の前記コネクタ部品を外部に露出させている部位を上方に向けて配置し、前記コネクタ部品と前記制御ユニット装着部との間の隙間に向けて、上方から液状の合成樹脂をポッティングすることで形成されることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記ボックス形状の制御ユニット装着部は、前記制御ユニットの底面が面接触状態で当接する前記減速ギヤハウジングの外周に形成した取付面と、前記取付面の縁部から立ち上がって形成され、前記コネクタ部品が突出している部位を除いた前記制御ユニットの側面周囲を囲むギヤボックス側壁と、当該ギヤボックス側壁の端面に当接して固定されることで前記制御ユニットの外周を覆う合成樹脂製のカバーとで構成され、
    前記ギヤボックス側壁と前記カバーとの当接面間にシール部材を介在させたことを特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記ボックス形状の制御ユニット装着部は、前記制御ユニットの底面が面接触状態で当接するように前記減速ギヤハウジングの外周に形成した取付面と、合成樹脂製のカバーとを備え、
    前記カバーは、カバー天板と、このカバー天板の縁部から連続して形成され、前記コネクタ部品が突出している部位を除いた前記制御ユニットの側面周囲を囲むカバー側壁とで構成され、
    前記カバー側壁の端面と前記取付面とを当接して固定することで前記制御ユニットの外周を覆うとともに、前記カバー側壁と前記取付面との当接面間にシール部材を介在させたことを特徴とする特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記ボックス形状の制御ユニット装着部は、前記制御ユニットの底面が面接触状態で当接する前記減速ギヤハウジングの外周に形成した取付面と、前記取付面の縁部から立ち上がって形成され、前記コネクタ部品が突出している部位を除いた前記制御ユニットの側面周囲を囲むギヤボックス側壁と、合成樹脂製のカバーとを備え、
    前記カバーは、カバー天板と、このカバー天板の縁部から連続して形成され、前記制御ユニットの側面周囲を囲むように前記ギヤボックス側壁の端面に当接して固定されるカバー側壁とで構成され、
    前記ギヤボックス側壁とカバー側壁との当接面間にシール部材を介在させたことを特徴とする特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
  5. 前記減速ギヤハウジングの前記取付面に、前記外部接続端子を前記減速ギヤハウジング内から外部に向けて突出させる端子挿通孔が形成されており、この端子挿通孔内に、前記外部接続端子以外の隙間を密閉する密閉部材が介在されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
  6. 前記減速ギヤハウジングの前記取付面に、前記外部接続端子を前記減速ギヤハウジング内から外部に向けて突出させる端子挿通孔が形成されており、
    前記減速ギヤハウジング内に配置される前記トルクセンサは、少なくとも前記外部接続端子の先端部のみが突出し、且つその外部接続端子の基端側が樹脂モールドされた、前記端子挿通孔の内面形状と略同一形状の端子モールド部が形成されており、
    当該端子モールド部を前記端子挿通孔内に嵌め込みながら前記トルクセンサを前記減速ギヤハウジング内に配置することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
  7. 前記トルクセンサは、前記端子モールド部とともに、前記減速ギヤハウジング内に配置されるセンサ全体が樹脂モールドされていることを特徴とする請求項6記載の電動パワーステアリング装置。
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