JP2018508315A

JP2018508315A - 小さいパーツのためのクリーニングデバイス

Info

Publication number: JP2018508315A
Application number: JP2017551004A
Authority: JP
Inventors: ネッツハンマー、エリック
Original assignee: ネッツハンマー、エリック
Priority date: 2014-12-18
Filing date: 2015-12-18
Publication date: 2018-03-29
Also published as: RU2017125464A; CH710534A1; JP2020168630A; RU2732668C2; US20170348737A1; SI3253422T1; CN107427864A; RU2017125464A3; DK3253422T3; EP3253422A1; PT3253422T; WO2016097265A1; US10646901B2; EP3253422B1; ES2760019T3

Abstract

小さいパーツのためのクリーニングデバイスは、処理コンテナを含み、処理コンテナは、トロリーに恒久的に接続されており、前記処理コンテナは、トロリーの上に回転可能に配置されている。コンテナは、トロリーの上にあるままの状態で処理ステーションにドッキングされ得る。

Description

本発明は、多数の小さいパーツの穏やかなクリーニング、殺菌、および乾燥のためのデバイスに関する。これらのパーツは、たとえば、シリンジまたはバイアルのパーツであることが可能であり、すなわち、主として医療分野において使用されるパーツであることが可能である。

これらのプロセスを実施するために、さまざまなデバイスおよび方法が公知であるが、しかし、それらは、方法に関して、または、デバイスの設計のいずれかに関して、不利益を有している。

公知のデバイスは、回転式の恒久的に設置された処理コンテナから構成されており、それは、小さいパーツのためのサポートとしての役割を果たすスクリーン・プレートおよび／またはファイン・メッシュ・スクリーンを備えている。処理を実施するために必要とされる媒体が、前記スクリーン・プレートを通って流れ、処理を引き起こすいわゆる流動層を発生させる。処理が行われた後に、パーツは、無菌状態を維持した状態でいわゆる輸送コンテナに移送され、前記パーツが後続のデバイスに送達されるまでその中で保管される。

別の公知のデバイスは、キャリッジと、キャリッジの中に設置されているコンテナとから構成されている。前記コンテナは、処理マシンとドッキングされなければならず、キャリッジは、処理動作のために除去され、コンテナが、ドッキングされた状態のときに回転させられ得るようになっている。処理動作の後に、コンテナは、再びドッキングを解除され、キャリッジの中へ戻される。

このプロセスは、一方では、構造的な観点および機械的な観点から複雑であり、また、他方では、そのようなドッキング・プロセスおよびアンドッキング・プロセスは、オペレーターにとって危険を伴い、実用的ではない。このデバイスの別の不利益は、コンテナの回転可能性（それは、処理に不可欠である）が、処理マシンの上にあるときにだけ与えられるということである。

そのうえ、そのようなデバイスの上のコンテナの検査は、非常に複雑である。キャリッジの中のコンテナは回転させることができないので、コンテナは、たとえば、別個のリフティング・デバイスを使用して持ち上げられ、コンテナの中を見ることができるように回転させられなければならない。

この公知のデバイスを装填することも、同様に困難である。そのうえ、コンテナの限られた回転可能性に起因して、オーバーフロー側での完全な排出は不可能である。次いで、洗浄液体は、下向きに排出されなければならず、これは、スクリーン・プレートおよびクリーンな入口側を、たとえば、粒子によって汚す。

また、公知のデバイスの中のバッチ損失を改善することも複雑である。キャリッジの中でコンテナを回転させることができないので、コンテナは、たとえば、別個のリフティング・デバイスを使用して持ち上げられ、失われたバッチが排出され得るように、放出位置へ回転させられなければならない。

本発明の目的は、先行技術の上述の不利益を回避することである。

本発明によれば、これは、請求項１の特徴部分によって特徴付けられる上述のタイプのデバイスによって実現される。

それに続いて、本発明の好適な実施形態が、添付の図面に図示されている。

本発明によるデバイスの上面図である。異なるコンテナ位置になっている前記デバイスの側面図である。コンテナが排出位置になっているデバイスを示す図である。コンテナが検査位置になっているデバイスを示す図である。

図面に示されているデバイスは、処理コンテナ１および輸送キャリッジ２から構成されており、処理コンテナは、輸送キャリッジ２に恒久的に取り付けられており、すなわち、コンテナおよびキャリッジは、それぞれのユニットを形成している。コンテナは、軸受手段３によってキャリッジの上に回転可能に装着されている。軸受は、２４０°のコンテナ軸線の回転を可能にするように構成されている。そのうえ、軸受のうちの１つは、コンテナを処理ステーション４とドッキングするためのそれ自体公知の手段を装備している。

キャリッジの上のコンテナを慎重に回転させることによって、小さいパーツの穏やかな処理が実現されることとなる。また、残りの水および凝縮物のドレン排出、ならびに、一貫した処理品質のために必要とされる小さいパーツの中のキャビティーのドレン排出が、コンテナを慎重に回転させることによって実現される。完全なドレン排出のために、キャリッジにおけるコンテナ軸線を、マイナス１５０°まで回転させることが可能であり、また、洗浄水が、圧縮空気によって押し出され得る。このドレン排出特徴に起因して、洗浄の間に流し出されたすべての粒子は、完全に除去され、任意の洗浄媒体の逆流を防止することが可能である。

流動層がスイッチオフされる（流動化空気をオフにする）場合には、スクリーンの下の過剰な空気圧力が依然として十分であり、流入する水が空気に取って代わり、スクリーンの方向へ向けての逆流を防止するようになっている。

洗浄プロセスの直ぐ後に続いて、マシンは、図３に示されている排出位置へ回転させられ、洗浄水が廃水側に完全に押し出され得るようになっている。コンテナが完全に下向きにドレン排出され得るという事実に起因して、クリーンな供給ラインおよびスクリーン・プレートは、汚い水によって横切られることはない。

また、キャリッジは、検査デバイスとしての役割を果たす。キャリッジの中で、コンテナは、図４に示されている位置へ下向きに回転させられ得り、コンテナの内部を検査するためにコンテナに容易にアクセスすることを可能にするようになっている。残りのパーツがコンテナの中に発見された場合には、コンテナを下向きにさらに回転させることによって、それらを放出させることが可能である。

バッチ損失の場合に、キャリッジの上のコンテナは、放出位置へ回転させられ得り、また、小さいパーツは、追加的なデバイスを使用することなく、下向きに放出させられ得る。

Claims

多数の小さいパーツの穏やかなクリーニング、殺菌、および乾燥のためのデバイスであって、前記デバイスは、前記小さいパーツの処理が実施されるコンテナを備えており、前記コンテナは、キャリッジに恒久的に取り付けられており、また、前記キャリッジの上に回転可能に装着されており、前記コンテナが、前記キャリッジの上にあるままの状態で処理ステーションとドッキングさせられ得るようになっていることを特徴とする、デバイス。