JP2018508231A5

JP2018508231A5 -

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Publication number: JP2018508231A5
Application number: JP2017558788A
Authority: JP
Filing date: 2016-02-02
Publication date: 2019-03-14
Anticipated expiration: 2036-02-02

Claims

少なくとも２つの多糖類と、５％ｗ／ｗ以下の油と、１％ｗ／ｗ以下のタンパク質とを含む混合物をプロセス処理する方法であって、該多糖類の１つがβ−グルカンであり、少なくとも１つの多糖類がβ−グルカンではなく、該方法が、
（ａ）前記混合物に、β−グルカンでない少なくとも１つの多糖類を少なくとも一部分解する少なくとも１つの酵素処理を施すことと、
（ｂ）前記酵素処理された混合物を濾過することと、
を含む、方法。
前記混合物が４％ｗ／ｗ以下の油、必要により２％ｗ／ｗ以下の油、必要により１％ｗ／ｗ以下の油を含む、請求項１に記載の方法。
前記濾過手段が膜濾過であり、必要により前記膜濾過が約０．４５μｍ〜１．５μｍの細孔を有するフィルタの使用を含み、必要により前記フィルタが、約０．８μｍ〜１．０μｍの細孔を含む、請求項１又は２に記載の方法。
酵素処理及び濾過前に、前記β−グルカンが、前記混合物中に約１．５％ｗ／ｗの量で存在する、請求項１〜３のいずれか一項に記載の方法。
少なくとも２つの酵素処理を含み、必要により少なくとも３つの酵素処理を含み、必要により前記酵素処理の少なくとも１つがβ−グルカンを分解する酵素による処理を含み、必要によりβ−グルカンを分解する酵素による前記処理を前記方法の少なくとも１つの他の酵素処理とは別に行い、必要により前記β−グルカンを分解する酵素による前記処理を前記方法の全ての他の酵素処理とは別に行うか又は前記方法の少なくとも１つの他の酵素処理の少なくとも一部と同時に行う、請求項１〜４のいずれか一項に記載の方法。
少なくとも１つの酵素処理が、α−アミラーゼ及びアミログルコシダーゼの１つ又は両方による処理を含み、必要によりアミログルコシダーゼによる前記処理が前記混合物を約５０℃〜約６０℃の温度に約１時間以内維持することを含む、請求項１〜５のいずれか一項に記載の方法。
前記少なくとも１つの酵素処理後、及び前記濾過前に、前記混合物を少なくとも２週間、必要により少なくとも５週間放置する、請求項１〜６のいずれか一項に記載の方法。
β−グルカンでない少なくとも１つの多糖類を６ＤＰに分解し、必要によりβ−グルカンでない多糖類の約９２％を６ＤＰに分解する；
β−グルカンでない少なくとも１つの多糖類を５ＤＰに分解し、必要によりβ−グルカンでない少なくとも１つの多糖類の約９２％を５ＤＰに分解する；
β−グルカンでない少なくとも１つの多糖類を４ＤＰに分解し、必要によりβ−グルカンでない多糖類の約９２％を４ＤＰに分解する；又は
β−グルカンでない少なくとも１つの多糖類を１ＤＰに分解し、必要によりβ−グルカンでない多糖類の約９２％を１ＤＰに分解する、請求項１〜７のいずれか一項に記載の方法。
濾過後、β−グルカンの濃度が２％ｗ／ｗである混合物を得るように、必要によりβ−グルカンの濃度が１．５％ｗ／ｗである混合物を得るように、必要によりβ−グルカンの濃度が１％ｗ／ｗである混合物を得るように、該濾液を希釈又は濃縮する、請求項１〜８のいずれか一項に記載の方法。
前記混合物中における前記β−グルカンの平均サイズが約８０００００ダルトンである、請求項１〜９のいずれか一項に記載の方法。