JP2018504787A - 電界発光素子 - Google Patents
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Abstract
Description
前記の半導体性ペロブスカイト層は、半導体性ペロブスカイト物質又はそのための前駆体の溶液を、半導体性ペロブスカイトナノ粒子又はそのための前駆体よりも広いバンドギャップを有する材料の溶液と混合し、そうして形成された混合物を第一の導電層の上に堆積させ、次にそうして形成された混合物から溶媒を除去することによって、半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料のマトリクス又はブレンド物に埋め込まれた所望する半導体性ペロブスカイトナノ粒子を得る工程によって得られる、半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料のマトリクス又はブレンド物に埋め込まれた半導体性ペロブスカイトナノ粒子を含む。
本発明は、例の目的で、添付した図面において、図によって説明されている。
本発明の第一の側面の方法は、半導体性ペロブスカイト膜中のピンホールの形成の問題に対する解決法を提供する。本発明の第一の側面の方法は、半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料のマトリクス又はブレンド物中に埋め込まれた半導体性ペロブスカイトナノ粒子の薄層の、溶液堆積法による調製を可能にする。半導体性ペロブスカイトナノ粒子より広いバンドギャップを有する材料は、ピンホールのない電荷阻止層(電荷ブロッキング層)を形成する一方で、さらに、例えば、その埋め込まれたペロブスカイト結晶が、発光ダイオードの一つの形態において電子及び正孔注入層との電気的接点を形成することを可能にしている。この修飾された構造が、非放射性の電流損失を低減し、量子効率を改善する。この簡単な技術が、半導体性ペロブスカイトオプトエレクトロニクスにおけるフィルム形成問題を回避するための代替経路をもたらし、かつ可撓性及び高性能の発光ディスプレイの可能性を提供する。
(i)Mは二価金属カチオンである;
(ii)その二価金属カチオンMは、スズ(Sn2+)又は鉛(Pb2+)である;
(iii)一価カチオンは、一級、二級、又は三級のアンモニウムカチオン[HNR1R2R3]+であり、式中、R1、R2、R3のそれぞれは同じであるか異なり、水素、非置換又は置換C1〜C20アルキル基、及び非置換又は置換C5〜C18アリール基から選択される。アルキル基のための好適な置換基の例は、1〜20の炭素原子を有するアルコキシ基、ヒドロキシル基、各アルキル基が同じであるか又は異なりかつ1〜20の炭素原子を有するモノ及びジアルキルアミノ基、シアノ基、ニトロ基、チオール基、スルフィニル基、スルホニル基、及び5〜18の炭素原子を有するアリール基である。アルキル基のための適切な置換基の例は、1〜20の炭素原子を有するアルキル基、2〜20の炭素原子を有するアルケニル及びアルキニル基、1〜20の炭素原子を有するアルコキシ基、1〜20の炭素原子を有するハロアルキル基、ヒドロキシル基、各アルキル基が同じであるか又は異なりかつ1〜20の炭素原子を有していることができるモノ及びジアルキルアミノ基、シアノ基、ニトロ基、チオール基、スルフィニル基、及びスルホニル基である;
(iv)[R1R2N−CH=NR3R4]+:
(v)(R1R2N)(R3R4N)C=NR5R6:
(vi)一価カチオンがアルカリ金属カチオンである;
(vii)一価カチオンがセシウム(Cs+)又はルビジウム(Rb+)である;
(viii)Xが、クロライド、ブロマイド、アイオダイド、及びフルオライドから選択されるハライドアニオンであり、AMX3構造中、各ハライドは同じであるか異なっていることができる。
A及びBはそれぞれ上で規定した一価カチオンであって、A及びBは異なり;
Mは上で規定した二価金属カチオンであり;
Xは上で規定したハライドアニオンであり;
iは0と1の間である。
Aは上で定義した一価カチオンであり;
Mは上で定義した二価金属カチオンであり;
X及びYはそれぞれ上で定義したハライドアニオンであって、X及びYは異なり;
kは0と3の間である。
Aは上で定義した一価カチオンであり;
M及びNはそれぞれ上で定義した二価金属カチオンであり;
Xは上で定義したハライドアニオンであり;
jは0と1の間である。
A及びBはそれぞれ上で定義した一価カチオンであり、A及びBは異なり;
M及びNはそれぞれ上で定義した二価金属カチオンであり;
X及びYはそれぞれ上で定義したハライドアニオンであって、X及びYは異なり;
iは0と1の間であり、jは0と1の間であり、kは0と3の間である。
透明導電性電極と半導体性ペロブスカイト層の間、
電荷注入層と導電性電極の間、
透明導電性電極と電荷注入層の間、
半導体性ペロブスカイト層と電荷注入層の間、又は
半導体性ペロブスカイト層と導電性電極の間
に堆積される。
態様では、有機マトリクス中で形成されるナノ結晶の大きさを変えることによって、発光ダイオード中のペロブスカイト層又は発光性リン光体の特性を調節することができる。例えば、発光性リン光体の発光波長(色)を調節することが望まれる。
我々は、ぺロブスカイトナノ粒子膜の性質をどのようにして調節して発光波長を変えるか、及びどのようにしてその調節手法を用いて、調節可能な発光性リン光体を提供するかについて上で説明している。発光性リン光体としてアルミナナノ粒子/ぺロブスカイトを用いることの可能性を調べてきた。態様のなかでは、ぺロブスカイト前駆体をアルミナとブレンドして、ペロブスカイトの発光効率を高める膜へと堆積させる。アルミナは透明(可視スペクトルにおいて)であり、ペロブスカイトの発光を吸収しない。アルミナは、ペロブスカイトと同様、溶液から加工することができ、このことは発光性リン光体の作製を簡素化しうる。
上述したペロブスカイト物質を有機光電子素子の作製にもちいる場合、ペロブスカイト物質は溶かされて溶液を形成することが好ましい。その溶液は、そのような素子の活性/発光層を形成させるための溶液加工法において用いることができる。PeLEDの電極は、熱蒸着によって堆積させることができる。発光層、正孔注入層、及び/又は中間層(1又は複数)は、溶液加工法、例えばスピンコーティング法によって堆積させることができる。本発明の好ましい素子はまた、湿気及び酸素の侵入を避けるためにカプセル化される。慣用のカプセル化法を用いることができる。
臭化メチルアンモニウム(CH3NH3Br)を、エタノール中の33質量%のメチルアミン溶液(24mL)及び水中の48質量%臭化水素酸を、100mLの無水エタノールに添加することによって調製した。その反応混合物を室温で撹拌した。溶媒を、ロータリーエバポレーターによる蒸発によって除去した。得られた白色結晶を無水ジエチルエーテルで洗い、エタノール中で再結晶した。無水N,N−ジメチルホルムアミド中でCH3NH3BrとPbBr3を3:2のモル比で混合して5質量%の濃度にすることによって、ペロブスカイト前駆体溶液を調製した。
様々な質量比になるように、5質量%のCH3NH3PbBr3溶液と希釈されたPIP溶液を混合することによってブレンド溶液を調整した。これらのブレンド溶液を、使用前に室温下で2時間撹拌した。
Keithlay 2400 Source Measure Unit(SMU)を使用して、電流対電圧特性を測定した。発光画素(ピクセル)の上で中心を合わせた校正済みシリコンフォトダイオードを使用して、光子束を同時に測定した。cdm−2単位の輝度を、PeLEDの発光スペクトルとそのシリコンフォトダイオードの既知のスペクトル応答に基づいて計算した。ランベール発光プロファイルと仮定して、外部量子効率を計算した。Labsphere CDS-610分光計を使用してエレクトロルミネッセンススペクトルを測定した。
発光性ペロブスカイトナノ結晶を、誘電性ポリマーのピンホールのないマトリクス中に埋め込んで、優れた発光ダイオード性能を得ることができることが示されている。この技術は完全に溶液加工で行われ、かなり簡単であり、かつペロブスカイト太陽電池へと拡張して、漏洩電流の問題を解決することができる可能性がある。ポリマーマトリクスのこの組み込みは、そうでなければ脆いペロブスカイト物質に対して、柔軟性という追加の利点を素子にさらに付与する。
Claims (73)
- 半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料のマトリクス又はブレンド物に埋め込まれた半導体性ペロブスカイトナノ粒子の薄層を調製する方法であって、半導体性ペロブスカイト物質又はその前駆体の溶液を、前記半導体性ペロブスカイト物質又はその前駆体よりも広いバンドギャップを有する材料の溶液と混合し、次に、そうして形成された前記溶液から溶媒を除去することによって、前記半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料のマトリクス又はブレンド物に埋め込まれた半導体性ペロブスカイトナノ粒子を得る工程を含む、方法。
- 半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料が、1.5eVより大きなバンドギャップを有する、請求項1に記載の方法。
- 半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料が、絶縁材料及び半導体材料からなる群から選択される、請求項1または2に記載の方法。
- 溶媒を除去する工程の後にアニーリング工程を行う、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
- 溶媒をスピンコーティング法によって除去する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記半導体性ペロブスカイトナノ粒子が、半導体性ペロブスカイトナノ結晶である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
- (半導体性ペロブスカイトナノ粒子:前記半導体性ペロブスカイトナノ粒子が埋め込まれている、半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料)の質量比が、0.01:1〜20:1である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
- (半導体性ペロブスカイトナノ粒子:前記半導体性ペロブスカイトナノ粒子が埋め込まれている、半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料)の質量比が、0.1:1〜10:1、好ましくは1:1〜5:1、最も好ましくは1:1〜2:1である、請求項7に記載の方法。
- 半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料のマトリクス又はブレンド物に埋め込まれた半導体性ペロブスカイトナノ粒子の薄層の厚さが、500nm以下、好ましくは100nm以下である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
- 半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料が、絶縁性ポリマー、絶縁性小有機分子、及び絶縁性無機材料から選択される絶縁材料である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
- 絶縁材料が絶縁性ポリマー又は絶縁性小有機分子である、請求項10に記載の方法。
- 絶縁性ポリマー又は絶縁性小有機分子が極性ポリマー又は極性小有機分子である、請求項10に記載の方法。
- 絶縁材料が半導体である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
- 絶縁材料がポリイミドである、請求項10〜13のいずれか一項に記載の方法。
- ポリイミドが、下記式:
- 絶縁材料がポリスチレンである、請求項10〜13のいずれか一項に記載の方法。
- 絶縁材料が、式:
- 絶縁材料が、式:
- 絶縁材料がアルミナである、請求項10に記載の方法。
- 半導体性ペロブスカイトが有機金属ハロゲン化物ペロブスカイト物質である、請求項1〜19のいずれか一項に記載の方法。
- 有機金属ハロゲン化物ペロブスカイトがAMX3構造を有し、Aは一価カチオンであり、Mは二価カチオンであり、かつ、Xはハライドアニオンである、請求項20に記載の方法。
- 二価カチオンMが二価金属カチオンである、請求項20又は21に記載の方法。
- 二価金属カチオンがスズ(Sn2+)又は鉛(Pb2+)である、請求項22に記載の方法。
- 一価カチオンが一級、二級、又は三級のアンモニウムカチオン[HNR1R2R3]+(式中、R1、R2、及びR3のそれぞれは同じであるか異なり、水素、非置換又は置換C1〜C20アルキル基、及び非置換又は置換C5〜C18アリール基から選択される)である、請求項20〜23のいずれか一項に記載の方法。
- 一価カチオンが、式:[R1R2N−CH=NR3R4]+:
- 一価カチオンが、式:(R1R2N)(R3R4N)C=NR5R6:
を有する、請求項20〜23のいずれか一項に記載の方法。 - 一価カチオンがアルカリ金属カチオンである、請求項20〜23のいずれか一項に記載の方法。
- 一価カチオンがセシウム(Cs+)又はルビジウム(Rb+)である、請求項20〜23のいずれか一項に記載の方法。
- Xが、クロライド、ブロマイド、アイオダイド、及びフルオライドから選択されるハライドアニオンであり、AMX3構造中、各ハライドは同じであっても異なっていてもよい、請求項20〜28のいずれか一項に記載の方法。
- 有機金属ハロゲン化物ペロブスカイト物質が、A1−iBiMX3構造を有し、
A及びBはそれぞれ請求項24〜28のいずれか一項において規定する一価カチオンであって、A及びBは異なり;
Mは請求項22又は23において規定する二価金属カチオンであり;
Xは請求項29において規定するハライドアニオンであり;
iは0と1の間である、
請求項20に記載の方法。 - 有機金属ハロゲン化物ペロブスカイト物質がAMX3−kYk構造を有し、
Aは請求項24〜28のいずれか一項において規定する一価カチオンであり;
Mは請求項22又は23において規定する二価金属カチオンであり;
X及びYはそれぞれ請求項29において規定するハライドアニオンであって、X及びYは異なり;
kは0と3の間である、
請求項20に記載の方法。 - 有機金属ハロゲン化物ペロブスカイト物質がAM1−jNjX3構造を有し、
Aは請求項24〜28のいずれか一項において規定する一価カチオンであり;
M及びNはそれぞれ請求項22又は23において規定する二価金属カチオンであり;
Xは請求項29において規定するハライドアニオンであって;
jは0と1の間である、
請求項20に記載の方法。 - 有機金属ハロゲン化物ペロブスカイト物質がA1−iBiM1−jNjX3−kYk構造を有し、
A及びBはそれぞれ請求項24〜28のいずれか一項において規定する一価カチオンであり、A及びBは異なり;
M及びNはそれぞれ請求項22又は23において規定する二価金属カチオンであり;
X及びYはそれぞれ請求項29において規定するハライドアニオンであって、X及びYは異なり;
iは0と1の間であり、jは0と1の間であり、kは0と3の間である、
請求項20に記載の方法。 - 半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料のマトリクス又はブレンド物に埋め込まれた半導体性ペロブスカイトナノ粒子の薄層。
- 半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料が、1.5eVより大きなバンドギャップを有する、請求項34に記載の半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料のマトリクス又はブレンド物に埋め込まれた半導体性ペロブスカイトナノ粒子の薄層。
- 半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料が、絶縁材料又は半導体材料である、請求項34又は35に記載の半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料のマトリクス又はブレンド物に埋め込まれた半導体性ペロブスカイトナノ粒子の薄層。
- 前記半導体性ペロブスカイトナノ粒子が半導体性ペロブスカイトナノ結晶である、請求項34〜36のいずれか一項に記載の半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料のマトリクス又はブレンド物に埋め込まれた半導体性ペロブスカイトナノ粒子の薄層。
- (半導体性ペロブスカイトナノ粒子:前記半導体性ペロブスカイトナノ粒子が埋め込まれている、半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料)の質量比が、0.01:1〜20:1である、請求項34〜37のいずれか一項に記載の半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料のマトリクス又はブレンド物に埋め込まれた半導体性ペロブスカイトナノ粒子の薄層。
- (半導体性ペロブスカイトナノ粒子:前記半導体性ペロブスカイトナノ粒子が埋め込まれている、半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料)の質量比が、0.1:1〜10:1、好ましくは1:1〜5:1、最も好ましくは1:1〜2:1である、請求項38に記載の半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料のマトリクス又はブレンド物に埋め込まれた半導体性ペロブスカイトナノ粒子の薄層。
- 前記の広いバンドギャップを有する材料のマトリクス又はブレンド物に埋め込まれた半導体性ペロブスカイトナノ粒子の薄層の厚さが、500nm以下、好ましくは100nm以下である、請求項34〜39のいずれか一項に記載の半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料のマトリクス又はブレンド物に埋め込まれた半導体性ペロブスカイトナノ粒子の薄層。
- 半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料が、絶縁性ポリマー、絶縁性小有機分子、及び絶縁性無機材料から選択される絶縁材料である、請求項34〜40のいずれか一項に記載の半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料のマトリクス又はブレンド物に埋め込まれた半導体性ペロブスカイトナノ粒子の薄層。
- 絶縁材料が絶縁性ポリマー又は絶縁性小有機分子である、請求項41に記載の絶縁材料のマトリクス又はブレンド物に埋め込まれた半導体性ペロブスカイトナノ粒子の薄層。
- 絶縁性ポリマー又は絶縁性小有機分子が極性ポリマー又は極性小有機分子である、請求項42に記載の絶縁材料のマトリクス又はブレンド物に埋め込まれた半導体性ペロブスカイトナノ粒子の薄層。
- 絶縁材料が半導体である、請求項41〜43のいずれか一項に記載の絶縁材料のマトリクス又はブレンド物に埋め込まれた半導体性ペロブスカイトナノ粒子の薄層。
- 絶縁材料がポリイミドである、請求項34〜42のいずれか一項に記載の絶縁材料のマトリクス又はブレンド物に埋め込まれた半導体性ペロブスカイトナノ粒子の薄層。
- ポリイミドが、下記式:
- 絶縁材料がポリスチレンである、請求項41〜43のいずれか一項に記載の絶縁材料のマトリクス又はブレンド物に埋め込まれた半導体性ペロブスカイトナノ粒子の薄層。
- 絶縁材料が、式:
- 絶縁材料が、式:
- 絶縁材料がアルミナである、請求項41に記載の絶縁材料のマトリクス又はブレンド物に埋め込まれた半導体性ペロブスカイトナノ粒子の薄層。
- 請求項1〜33のいずれか一項に記載の方法にしたがって作成された、半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料のマトリクス又はブレンド物に埋め込まれた半導体性ペロブスカイトナノ粒子の薄層。
- 第一の電荷注入層と結合された第一の電極;
第二の電荷注入層と結合された第二の電極;
半導体性ペロブスカイト物質を含む発光層
を含み、前記発光層が前記第一及び第二の電荷注入層の間に配置されており、
前記半導体性ペロブスカイト物質が、請求項34〜51のいずれか一項に記載の半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料のマトリクス又はブレンド物に埋め込まれた半導体性ペロブスカイトナノ粒子の薄層を構成している、固体発光素子。 - 第一の電荷注入層と結合された第一の電極;
第二の電極;
半導体性ペロブスカイト物質を含む発光層
を含み、前記発光層が前記電荷注入層と第二の電極の間に配置され;
前記半導体性ペロブスカイト物質が、請求項34〜51のいずれか一項に記載の半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料のマトリクス又はブレンド物に埋め込まれた半導体性ペロブスカイトナノ粒子の薄層を構成している、固体発光素子。 - 発光ダイオード及び太陽電池から選択される、請求項52又は53に記載の固体発光素子。
- 請求項52に記載の固体発光素子の製造方法であって、以下の工程:
基材上に第一の電極を備えつける工程;
前記第一の電極上に第一の導電層を堆積させる工程;
前記第一の導電層の上に発光性半導体性ペロブスカイト層を堆積させる工程;
前記発光性半導体性ペロブスカイト層の上に第二の導電層を堆積させる工程;
前記第二の導電層の上に第二の電極を堆積させる工程
を含み、
前記半導体性ペロブスカイト層が、半導体性ペロブスカイト物質又はそのための前駆体の溶液を、半導体性ペロブスカイトナノ粒子又はそのための前駆体よりも広いバンドギャップを有する材料の溶液と混合し、そうして形成された混合物を前記第一の導電層の上に堆積させ、次にそうして形成された混合物から溶媒を除去することによって、前記半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料のマトリクス又はブレンド物に埋め込まれた所望する半導体性ペロブスカイトナノ粒子を得る工程によって得ることによって調製される、半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料のマトリクス又はブレンド物に埋め込まれた半導体性ペロブスカイトナノ粒子を含む、製造方法。 - 第一の電極がアノードであり、かつ透明導電性材料、好ましくはインジウムスズオキシド(ITO)の堆積によって形成される、請求項55に記載の固体発光素子の製造方法。
- 発光性半導体性ペロブスカイト層が、絶縁性ポリマー、絶縁性小有機分子、及び絶縁性無機化合物から選択される絶縁材料のマトリクス又はブレンド物に埋め込まれた半導体性ペロブスカイトナノ結晶からなる、請求項55又は56に記載された固体発光素子の製造方法。
- 発光層が500nm以下の厚さを有する、請求項55〜57のいずれか一項に記載の固体発光素子の製造方法。
- 薄い絶縁層が、電荷注入層のいずれか又は両方と発光層との間に堆積される、請求項55〜58のいずれか一項に記載の固体発光素子の製造方法。
- 第一の導電層及び第二の導電層のうち少なくとも1つが半導体材料から形成される、請求項55〜59のいずれか一項に記載の固体発光素子の製造方法。
- 三酸化モリブデン及び三酸化タングステンから選択される材料の30nm未満の薄層が、
透明導電性電極と半導体性ペロブスカイト層の間、
電荷注入層と導電性電極の間、
透明導電性電極と電荷注入層の間、
半導体性ペロブスカイト層と電荷注入層の間、又は
半導体性ペロブスカイト層と導電性電極の間
に堆積される、請求項55〜60のいずれか一項に記載の固体発光素子の製造方法。 - 層の堆積を、以下の堆積方法:真空熱蒸着、スピンコーティング、直接描画印刷(direct-write printing)、インクジェット印刷、リソグラフパターン形成、及び溶液堆積のうち1つ以上を用いて行う、請求項55〜61のいずれか一項に記載の固体発光素子の製造方法。
- 請求項52〜54のいずれか一項に記載された又は請求項55〜62のいずれか一項に記載の方法で製造された発光素子を含むLEDディスプレイを含む電子デバイス。
- 半導体性ペロブスカイト膜中の空隙を充填して、固体発光素子中で用いられる場合の半導体性ペロブスカイト膜の非放射性の電流損失と効率低下を防止するための、請求項10〜19のいずれか一項に規定された絶縁材料の使用。
- 半導体性ペロブスカイトナノ粒子を含むマトリクスを調製するための、ポリマー及び小有機分子から選択される半導体性有機絶縁材料の使用。
- マトリクス中に埋め込まれた半導体性ペロブスカイトナノ粒子に励起子エネルギーが移動することを容易にして、エレクトロルミネッセンスを促進させるための、請求項65に記載のマトリクスの使用。
- 固体発光素子の発光層の形成において、半導体性ペロブスカイト物質又はその前駆体に対する絶縁材料又はその前駆体の比を変えることによって、請求項52〜54のいずれか一項に記載の固体発光素子によって放射させる波長を制御するための、請求項10〜19のいずれか一項に規定される絶縁材料のマトリクス又はブレンド物の使用。
- 発光リン光体の調製における、請求項34〜50のいずれか一項に記載の半導体性ペロブスカイトナノ粒子よりも広いバンドギャップを有する材料のマトリクス又はブレンド物に埋め込まれた半導体性ペロブスカイトナノ粒子の薄層の使用。
- 半導体性ペロブスカイトナノ粒子が、絶縁性ポリマー及び絶縁性小有機分子から選択される絶縁性有機材料のマトリクス中に埋め込まれている、請求項68に記載の使用。
- 半導体性ペロブスカイトナノ粒子が、アルミナナノ粒子のブレンド物中に埋め込まれている、請求項68に記載の使用。
- (半導体性ペロブスカイトナノ粒子:アルミナナノ粒子)の質量比が1:10〜10:1、好ましくは2:1〜6:1である、請求項70に記載の使用。
- 図1aを参照して実質的に上に記載した固体発光素子。
- 図面を参照して実質的に上に記載した、固体発光素子の製造方法。
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