JP2018500163A - 二重遠心分離機のロータ - Google Patents

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Abstract

本発明は、ロータヘッド(12)と、ロータヘッド(12)に設けられた少なくとも1つの回転ユニット(22)用の追加回転機構とを有し、回転ユニット(22)が、軸受ユニット(70)と、前記軸受ユニット(70)に連結され、回転ユニット(22)に回転可能に取り付けられ、追加回転機構によりロータヘッド(12)に対して相対的に駆動され得る回転ヘッド(24)とを含み、回転ユニット(22)用の開口(16)が設けられ、開口(16)に回転ユニット(22)が収容され、開口(16)により軸受ユニット(70)がロータヘッド(12)に対して相対的に固定される態様で配置された、二重遠心分離機のロータ(10)に関する。本発明は、回転ユニット(22)が、軸受ユニット(70)が収容され、回転ヘッド(24)が係合する軸受箱(26)を有し、軸受箱(26)および回転ヘッド(24)が、軸受ユニット(70)と共に、構造ユニットを形成し、軸受箱(26)が、ロータヘッド(12)に対して相対的に回転せず且つロータヘッド(12)から取り外し可能となる態様で取り付けられていることを特徴とする。【選択図】図1a

Description

本発明は、請求項1の前提部で指定された種類の、二重遠心分離機のロータに関する。
二重遠心分離機は、既に数年前から知られている。
従来の遠心分離機では、試料は、単一の軸を中心にして回転するが、二重遠心分離機では、試料は、主軸を中心にして回転すると同時に、第2の軸を中心にして回転する。
結果として、高い向心力および遠心力が異なる面で作用することで、遠心分離時、特に試料の混合時、分離時、または、均質化時に、高い効率が実現される。
独国特許出願第10 2012 105 819 A1号は、試料を均質化および分離する装置を開示しており、当該装置は、ロータ本体を有する遠心分離機を含む。
回転ユニットがロータ本体の止まり孔型の凹部に搭載され、モータの回転軸(主回転軸)とは異なる第2の回転軸を中心にして回転するように配置されている。
これらの回転ユニット用に独立した推進力が設けられており、回転ユニットの回転動作がロータ本体の推進力から独立して生成される。
上記発明は、特に、回転ユニットの軸受けから漏れる潤滑剤が回転ユニットに関連する凹部にとどまり、軸受けの領域で引き続き利用されるという点で、従来技術よりも優れている。
よって、従来技術の解決策に比べて、はるかに長い動作時間を実現することができる。
しかし、現実には、当該発明に係る装置では、長時間にわたる動作時に、冷却が不十分であることに起因する問題が生じる。
これは、回転ユニットの回転時に生成される熱が凹部に蓄積し、それらの熱を放散させることができないからである。
さらに、装置のメンテナンス、修理、およびクリーニングに関しても、改善の余地がある。
特に、軸受外輪など、ロータ本体に一体化されている軸受部品へのアクセスは、凹部の寸法が非常に小さいため、困難である。
本発明の目的は、上述した欠点を回避し、補修が容易であり故にダウン時間を軽減することができる二重遠心分離機のロータを提供することである。
詳細には、メンテナンス、修理、およびクリーニングを目的とする回転ユニットおよび回転ユニットに関連する凹部へのアクセスを容易にし、長時間にわたる動作のための十分な冷却を提供する。
この目的は、請求項1の前提部に組み合わされる、同請求項の特徴記載部に記載された特徴により実現される。
本発明は、回転ユニットの軸受ユニットをロータ本体から切り離すことにより、メンテナンス、修理、クリーニング、および冷却回転ユニットの冷却のための良好な条件が得られるという発見に基づく。
加えて、そのような切り離しにより、メンテナンスおよび冷却を最適化するための新たな設計の可能性が広がる。
本発明によると、遠心分離機のロータは、ロータヘッドと、ロータヘッドに設けられた少なくとも1つの回転ユニット用の追加回転機構とを有する。
回転ユニットは、軸受ユニットと、この軸受ユニットに連結されて回転ユニットに回転可能に取り付けられた回転ヘッドとを含み、この回転ヘッドが、別の回転機構を利用して、ロータヘッドに対して相対的に駆動される。
ここでは、回転ユニットおよび/または各回転ユニット用の凹部が設けられ、この凹部で回転ユニットおよび/または各回転ユニットが導入され、よって、軸受ユニットがロータヘッドに対して確実に取り付けられる。
本発明によると、回転ユニットは、軸受ユニットを収容し回転ヘッドにより係合される軸受箱を有し、軸受箱および回転ヘッドが、軸受ユニットと共に構造ユニットを形成し、軸受箱が、ロータヘッドに対して相対的に回転せず且つロータヘッドから取り外し可能となる態様でロータヘッドに取り付けられる。
これにより、運用が明らかに簡素化され、遠心分離機の態様年数が長くなる。
なぜなら、軸受箱をロータヘッドに取り外し可能に取り付けることで、回転ユニットの軸受ユニットのクリーニング、メンテナンス、および、修理が大幅に簡素化されるからである。
回転ユニットは、ロータヘッドから容易に取り除くことができ、ロータヘッドから独立してメンテナンスすることができる。
加えて、回転ユニットを容易に交換することが可能となり、それによって、メンテナンス関連のダウン時間が最小限に抑えられる。
本発明の一態様によると、凹部は、ロータヘッドの一部を通って延長する。
取り付けられた回転ユニットは、凹部を貫通し、回転ユニットの軸受箱の下部が凹部から突出し、環境に露出する。
この配置により、凹部に熱が蓄積するのを防ぐことができ、露出した部分が回転時に流れる空気によって冷却される。
さらに、凹部が存在することで、回転ユニットの長さが、ロータ本体の寸法により制限されない。
ロータ本体の寸法が変わらなければ、たとえば、大きな試料容器用の大きな軸受ユニットを収容する長い回転ユニットを使用することが可能となる。
このことは、スペースおよびコストの節約にもなる。
さらに有利な実施形態では、ロータヘッドは回転対称な基本形状を有し、その形状の外面を超えて軸受箱の下部が突出する。
この構成により、軸受箱の突出部分が空気の流れに対する良好な接触面を提供するため、冷却効果が向上する。
軸受箱の高さの少なくとも30%、好ましくは少なくとも50%が、外面から突出していると特に効率的であることが確認された。
なぜなら、それによって、空気の流れの冷却効果と機械的な負荷/安全性の最適な比率が得られるからである。
軸受箱の下部に冷却リブを設けて回転ユニットの冷却面を広げることにより、冷却をさらに向上させることができる。
冷却リブは、ロータヘッドの回転方向に揃えて湾曲させ、ロータヘッドの回転軸から、略層状の空気流を作り出すのに十分であり、且つ空気の流れないゾーンができて軸受箱が不均一に冷却されるのを概ね防ぐことができる半径を持たせることができる。
ただし、さまざまな実験では、乱流によってより効率的な冷却が得られることが示された。
よって、冷却リブを回転方向に対して角度を成すように配置すると、有利である。
本発明のさらなる態様によると、回転ユニットは、解放可能なクイックファスナまたはねじ連結により、ロータヘッドに堅く連結される。
これにより、回転ユニットの取り付けおよびメンテナンスが簡素化される。
好ましい実施形態では、軸受箱の冷却リブから離れた側に、ロータヘッドに当接するフランジが設けられる。
このフランジは、軸受箱を対応する凹部に軸受箱の縦軸方向で固定する役割を果たす。
本発明の有利な一態様では、凹部と、回転ユニットの軸受箱とは、相互に適合する。
これにより、軸受箱を、軸受箱の縦軸方向以外の方向でも固定することができ、よって遠心分離機の安全性が向上し、回転ユニットの耐用年数が長くなる。
この固定は、軸受箱の断面形状と、凹部の断面形状とが、詳細には、多角形状、または突起と対応する溝とを有する円筒形状を通じて、回転防止手段を形成することにより、さらに向上させることができる。
これにより、軸受箱が上述したようにロータヘッドに対して確実に取り付けられることに加えて、軸受箱がそれ自体の軸を中心として不用意に回転するのを防ぐことができる。
本発明の別の態様によると、軸受箱と、回転ヘッドの回転軸用の中央穴を備えた軸受箱カバーとが、回転軸の軸受ユニットを含む軸受空間を画定する。
そのような閉じた軸受空間は、試料容器のガラスが破損したときに、考えられる汚染物質をより確実に封じ込めることができるという利点を有する。
軸受空間は、潤滑剤が漏れない態様で外部からカプセル化されていることが好ましい。
結果として、軸受ユニットから逃げる潤滑剤は、遠心分離期間中に軸受箱内に包含され、軸受ユニットの領域で利用可能となる。
これにより、軸受ユニットが焼き付く恐れが大幅に低減する。
さらに、ロータヘッドが潤滑剤で汚れることがなくなる。
軸受空間は、潤滑剤、詳細には、グリース、好ましくは、玉軸受グリースSKF LGBB2/0.4で満たすと、有利である。
結果として、軸受ユニットは、稼働時間を通じて潤滑され、軸受ユニットの焼き付きが実質的に防止される。
本発明の好ましい実施形態では、軸受空間は、軸受空間の高さの最大50%まで潤滑剤で満たされる。
これにり、軸受ユニットの過剰な潤滑が防止される。
軸受ユニットの潤滑をいつでも確認し、必要に応じて潤滑剤を補充できるようにするために、潤滑剤レベルインジケータおよび/または潤滑剤補充弁を設けることができる。
本発明のさらなる有利な展開では、回転ユニットの表面の可能な限り大きい部分が、ロータヘッドと接触している。
これにより、回転ユニットからロータヘッドへの最適な熱放散が実現する。
さらに、本発明は、上述した特徴を備えるロータの回転ユニットに関する。
本発明は、図面に示された実施形態を参照する以下の説明より明らかとなる。
明細書、特許請求の範囲、および図面を通じて、用語および関連する参照符号は、以下の符号の説明に記載されているように使用されている。
2つの回転ユニット22を備えた本発明に係るロータ10の斜視図である。 図1aのロータ10の断面図である。 歯36を除く回転ヘッド24の実施形態を示す斜視図である。 本発明に係るアダプタ50の斜視図である。 本発明の回転ユニット22の分解図である。 図4の回転ユニット22を示す図である。 図4および図5aに示す回転ユニット22の、図5aに示す切断線および切断方向C−Cで見た横断面図である。
図1aは、図示されていない二重遠心分離機で使用する、2つの回転ユニット22を備えた本発明に係るロータ10の斜視図である。
図1bは、図1aに示されたロータ10の断面図である。
ロータ10は、外被を画定する、回転対称な基本形状のロータヘッド12を有している。
ロータヘッド12は、底部15と、底部15を囲み上方に延長する周壁14とを備えている。
ロータヘッド12の中心13を駆動軸Aが垂直に通っている。
図面に示されていない駆動シャフトが、底部15に設けられ駆動軸Aと同心である凹部18を駆動シャフトの自由端が通る態様で、延長している。
凹部18の上方には、底部15と一体に形成され、ロータヘッド12を駆動シャフト上でセンタリングして垂直に固定する受領管20が設けられている。
周壁14は、垂直部14aと、駆動シャフトに向かって下方に傾斜した傾斜部14bとを有している。
駆動軸Aを挟んで向かい合って配置され、周壁14の垂直部14aおよび周壁14の傾斜部14bを部分的に通って延長する2つの凹部16が設けられている。
回転ユニット22は、各凹部16に収容される。
回転ユニット22は、それぞれに回転軸R1、R2を有し、凹部16により回転軸R1、R2がロータ10の上方で駆動軸Aと鋭角をなして交差する態様で位置決めされている。
さらに、回転ユニット22の駆動軸Aと反対の方向を向く自由端、すなわち、以下で説明する軸受箱26が、周壁14の傾斜部14bの領域で外被から突出している。
各回転ユニット22は、略回転対称の外側輪郭を有し、遠心分離される材料用のアダプタ50(図3を参照)を支持するための回転可能に取り付けられた回転ヘッド24(図2を参照)と、回転ヘッド24用の軸受ユニット70が設けられた軸受箱26(図4を参照)とを備えている。
この軸受箱26に、回転ヘッド24が、回転ヘッド24の軸受箱26に面する側に設けられた軸受シャフト25により係合する。
軸受シャフト25の一部を、図2および図5bで確認することができる。
回転ヘッド24は、回転軸R1、R2と同心の外壁24aを有している。
軸受箱26は、回転軸R1、R2と同心の壁26aを備えている。
回転ヘッド24の直径は軸受箱26の直径よりも大きく、よって、外壁24aと壁26aとの間に肩部28が形成され、図1aに示すように、この肩部28によって回転ユニット22が対応する凹部16に部分的に係合する。
軸受箱26の寸法は、凹部16の対応する各部分に適合するようになされている。
軸受箱26とロータヘッド12とを回転不可能な態様で確実に連結するために、回転軸R1、R2に平行な溝が、軸受箱26に形成され、この溝に対応する突起が、ロータヘッド12に設けられている。
明確性の観点から、溝および突起は、図面に示されていない。
また、溝と突起の配置は、逆であってもよい。
さらに、軸受箱26を円筒状の設計ではなく多角形状の設計にして、軸受箱26を回転ヘッド24に回転不可能な態様で確実に取り付けられるようにすることも考えられる。
図1aによると、回転ヘッド24は、さらに、軸受箱26から離れた側で、回転軸R1、R2に対して同心に配置された閉鎖キャップ30によって閉じられる。
同様に、閉鎖ノブ32が閉鎖キャップ30に同心に配置される。
閉鎖ノブ32は、回転動作により閉鎖キャップ30をロック解除して取り外し、および/またはロック解除方向と逆方向の回転動作により閉鎖キャップ30を配置してロックするためのハンドルとして機能する。
図2等に示すように、周突起34が、肩部28に隣接して外壁24aに設けられる。
周突起34は、回転軸R1、R2に対して同心の配置で外壁24aに回転不可能に連結される歯36を確実に取り付ける。
回転ユニット22の回転軸R1、R2を中心とした回転ヘッド24の回転動作を伝達するために、各回転ヘッド24用の歯車がロータヘッド12の下部に設けられる。
この歯車は、明確性の観点から、図面に示されていない。
この歯車は、歯36に係合するとともに、回転可能なロータヘッド12に対向する図示されていないモータ筐体にねじ連結等で回転不可能に連結した中央歯車40に係合する。
そのような回転動作の伝達は、公知であり、先行技術で説明されているため、ここで詳しく説明する必要はない。
主回転(ロータ10の回転)の逆回転(回転ヘッド24の回転)に対する比率は、歯車(図示せず)と中央歯車40との間の伝達比によって与えられる。
ロータヘッド12を取り外した状態で、歯車(図示せず)および中央歯車40を容易に交換することができる。
よって、歯車(図示せず)および中央歯車40の直径を変えることで、速度比を簡単に変更することができる。
軸受箱26の回転ヘッド24から離れた側に、冷却リブ42がある。
冷却リブ42は、ロータヘッド12の回転方向に対して垂直に並べられている。
図2は、歯36を除く回転ヘッド24の実施形態の斜視図である。
突起34の全周に凹部34aが等間隔で並べられており、この凹部34を図1aに示すように歯36の下側に設けられたねじ36aが通って延長し、歯36の対応するねじ切り穴に係合する。
凹部34aを通って延長するねじ36aは、歯36を外壁24aおよび回転ヘッド24に確実に取り付け、詳細には、歯を回転ヘッド24に対して回転不可能な態様で確実に取り付ける。
外壁24aの内部では、壁44が底板24bに取り付けられている。
壁44は、遠心分離される材料用の図3に示すアダプタ50を確実に取り付けるようになされている。
壁44は、図3のアダプタ50の外側プロファイルに一致する内側プロファイルを画定する。
アダプタ50は、互いに直交して同心回転される2つの重ねられた長方形からなる十字型の底面を有している。
壁44は、安定性を高めるために、部分的に相互連結される。
4つの壁44のうち、2つずつがペアとして互いに対向して配置され、それぞれが、外壁24aと同心の態様で湾曲して形成された外側プロファイル44aを有している。
外壁24aは、その上縁に隣接して等間隔で配置された4つの穴24cを有している。
穴24cは、対応する突起を有する閉鎖キャップ30をロックするようになされている。
図3は、遠心分離する材料用の上述したアダプタ50の斜視図である。
アダプタ50は、上述した十字型の底面の周囲に、垂直に設けられた一体型の外壁52を有している。
外壁52の内部に、5つの長方形の凹部56が設けられている。
これらの凹部56は、仕切り壁54によって相互に区切られ、凹部56の垂直方向の長さが、回転ヘッド24の外壁24aの垂直方向の長さに対応している。
凹部56は、図面に示されていない試料容器を受け取るために使用され、試料容器の形状に適応している。
アダプタ50の外壁52の上縁に近接して、支承面58が外壁52に垂直に設けられている。
この支承面58は、アダプタ50が挿入された状態で、壁44の自由上縁の上に載る。
支承面58は、外側輪郭60を有する。
外側輪郭60は、回転ヘッド24の壁24aと実質的に同心であり、周囲に等間隔で配置された4つの凸部62を有する。
凸部62は、回転ヘッド24への挿入または取り外しの際にアダプタ50の取り扱いを簡素化する。
図4は、回転ヘッド24と、軸受ユニット70が統合された軸受箱26とを含む回転ユニット22の分解図である。
ここでは、明確性の観点から図示されていない駆動シャフトが、軸受ユニット70を通って同心に延長している。
軸受箱26の方から、回転軸R1、R2に沿って、軸受ユニット70を付勢する締付ユニット72、2つの単列アンギュラ玉軸受74aおよび74b、アンギュラ玉軸受74aおよび74bの間に位置する外座金76および内座金78、ならびにカバーディスク80が設けられている。
軸受ユニット70の上記すべての要素は、同心の穴を有し、これらの穴を回転ヘッド24の軸受シャフト25が遊びのない態様で通って延長する。
カバーディスク80には、8つの凹部82が外周に隣接して等間隔で設けられている。
軸受箱26は、回転ヘッド24に対応する側に、フランジ84を有している。
フランジ84は、凹部82に対応する一定間隔で並べられた8つの凹部86を有している。
図5aは、回転ユニット22の下面図である。
各円筒ねじ88が、カバーディスク80の凹部82に係合し、フランジ84の対応する凹部86を通って延長する。
5つの凹部82aと、それらの凹部82aに対応する5つの凹部86aとが設けられている。
円筒ねじ88は、軸受箱26とカバーディスク80をねじ連結し、それによって、軸受箱26およびカバーディスク80は、図2の軸受シャフト25と共に、潤滑剤が漏れない態様で外部からカプセル化された軸受空間(64)を画定する(図5bを参照)。
アンギュラ玉軸受を対で合わせる方法、および、それらの玉軸受を付勢する方法は、よく知られているため、ここで、詳しく説明する必要はない。
図5bは、図4および図5aに示す回転ユニット22を図5aのC−C線に沿って見た断面図である。
弁ラインを有する潤滑剤補充弁92が、底板24bとアンギュラ玉軸受74bとの間の壁26aに設けられている。
必要に応じて、この潤滑剤補充弁92を使用して、潤滑剤が漏れない態様で外部からカプセル化された軸受空間64に潤滑剤を補充することができる。
軸受箱26の外側の壁26aに配置された潤滑剤レベルインジケータ90は、潤滑剤レベルを点検するために使用される。
10 ・・・ロータ
12 ・・・ロータヘッド
13 ・・・中心
14 ・・・周壁
14a・・・垂直部
14b・・・傾斜部
15 ・・・底部
16 ・・・凹部
18 ・・・凹部
20 ・・・受領管
22 ・・・回転ユニット
24 ・・・回転ヘッド
24a・・・外壁
24b・・・底板
24c・・・穴
25 ・・・軸受シャフト
26 ・・・軸受箱
26a・・・壁
28 ・・・肩部
30 ・・・閉鎖キャップ
32 ・・・閉鎖ノブ
34 ・・・突起
34a・・・凹部
36 ・・・歯
36a・・・ねじ
40 ・・・中央歯車
42 ・・・冷却リブ
44 ・・・壁
44a・・・外側プロファイル
50 ・・・アダプタ
52 ・・・外壁
54 ・・・仕切り壁
56 ・・・凹部
58 ・・・支承面
60 ・・・外側輪郭
62 ・・・凸部
64 ・・・軸受空間
70 ・・・軸受ユニット
72 ・・・締付ユニット
74a、b・・・アンギュラ玉軸受
76 ・・・外座金
78 ・・・内座金
80 ・・・カバーディスク
82 ・・・凹部
82a・・・凹部
84 ・・・フランジ
86 ・・・凹部
86a・・・凹部
88 ・・・円筒ねじ
90 ・・・潤滑剤レベルインジケータ
92 ・・・潤滑剤補充弁
A ・・・駆動軸
R1、R2 ・・・回転軸


Claims (15)

  1. ロータヘッド(12)と、該ロータヘッド(12)に設けられた少なくとも1つの回転ユニット(22)用の追加回転機構とを有し、前記回転ユニット(22)が、軸受ユニット(70)と、前記軸受ユニット(70)に連結され、前記回転ユニット(22)に回転可能に取り付けられ、前記追加回転機構により前記ロータヘッド(12)に対して相対的に駆動される回転ヘッド(24)とを含み、前記回転ユニット(22)用の凹部(16)が設けられ、前記凹部(16)に前記回転ユニット(22)が収容され、前記凹部(16)により前記軸受ユニット(70)が前記ロータヘッド(12)に対して相対的に固定される態様で配置された、二重遠心分離機のロータ(10)であって、
    前記回転ユニット(22)が、前記軸受ユニット(70)に収容され、
    前記回転ヘッド(24)が係合する軸受箱(26)を有し、
    前記軸受箱(26)および前記回転ヘッド(24)が、前記軸受ユニット(70)と共に、構造ユニットを形成し、
    前記軸受箱(26)が、前記ロータヘッド(12)に対して相対的に回転せず且つ前記ロータヘッド(24)から取り外し可能となる態様で取り付けられていることを特徴とする、ロータ(10)。
  2. 前記凹部(16)が、前記ロータヘッド(12)の一部を通って延長し、
    前記ロータヘッド(12)に取り付けられた前記回転ユニット(22)が、前記凹部(16)を通って延長し、
    前記回転ユニット(22)の軸受箱(26)の下部が、前記凹部(16)から突出して露出していることを特徴とする、請求項1に記載のロータ(10)。
  3. 前記ロータヘッド(12)が、外被を画定する回転対称な基本形状を有し、
    前記軸受箱(26)の下部が、前記外被を超えて突出していることを特徴とする、請求項2に記載のロータ(10)。
  4. 前記軸受箱(26)の高さの少なくとも30%、好ましくは少なくとも50%が、前記外被を超えて突出していることを特徴とする、請求項3に記載のロータ(10)。
  5. 前記軸受箱(26)の下部が、冷却リブ(42)を有することを特徴とする、請求項2から4のいずれか一項に記載のロータ(10)。
  6. 前記回転ユニット(22)が、解放可能なクイックファスナまたはねじ連結により前記ロータヘッド(12)に確実に連結されていることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のロータ(10)。
  7. 前記軸受箱(26)の冷却リブ(42)から離れた側に、前記ロータヘッド(12)によって支えられるフランジ(84)が設けられていることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載のロータ(10)。
  8. 前記凹部(16)と軸受箱(26)とが、相互に適合することを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載のロータ(10)。
  9. 前記軸受箱(26)の断面形状と、前記凹部(16)の断面形状とが、多角形状、または突起と対応する溝とを有する円筒形状を通じて、回転防止手段を形成することを特徴とする、請求項8に記載のロータ(10)。
  10. 前記軸受箱(26)と、前記回転ヘッド(24)の駆動シャフト(25)用の中央穴を備えた軸受箱カバー(80)とが、前記駆動シャフト(25)用の軸受(70)を含む軸受空間(64)を画定することを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載のロータ(10)。
  11. 前記軸受空間(64)が、潤滑剤が漏れない態様で外部からカプセル化されていることを特徴とする、請求項10に記載のロータ(10)。
  12. 前記軸受空間(64)が、潤滑剤、詳細には、グリース、好ましくは、玉軸受グリースSKF LGBB2/0.4で満たされていることを特徴とする、請求項10または11に記載のロータ(10)。
  13. 前記軸受空間(64)が、該軸受空間(64)の高さの最大50%まで潤滑剤で満たされていることを特徴とする、請求項11に記載のロータ(10)。
  14. 前記回転ユニット(22)の表面の可能な限り大きい部分が、熱放散のために前記ロータヘッド(12)と接触していることを特徴とする、請求項1から13のいずれか一項に記載のロータ(10)。
  15. 請求項1から14のいずれか一項に記載のロータ(10)の回転ユニット(22)。


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