JP2018205150A - 電子機器及びウェアラブル機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】検出精度が高く、且つ水で濡れるような環境下でも操作が可能なインターフェースを実現する電子機器を提供する。【解決手段】電子機器100は、静電容量式のタッチパネル160と、導電性を有する可動部110と、可動部110の移動に伴って移動する導電体120を含む。タッチパネル160を観察する平面視において、導電体120の少なくとも一部は、タッチパネル160と重なりながら移動し、可動部110と導電体120とは、電気的に導通している。【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器及びウェアラブル機器等に関する。
近年、情報機器の小型化が進んでいる。例えば、腕時計型等のウェアラブル機器(リスト機器)も広く知られているし、携帯電話(スマートフォン)等の端末の小型化も顕著である。これらの機器では、操作のしやすさが重要となる。リスト機器のような表示画面が小さい情報機器では、深い階層構造のユーザーインターフェース(以下、UIとも表記する)が用いられることがある。そのため、通常のボタン操作では、項目の選択、決定のための操作を繰り返す必要があり、煩わしい作業となってしまう。
特に、スポーツ向けリスト機器においては、競技中にいちいち画面を覗き込むことは困難であるため、ブラインド操作(ユーザーが機器を目視せずに行う操作)が望まれている。
また、回転ベゼルを有する時計も、広く用いられている。そして、回転ベゼルを電子機器(リスト機器)のUIとして利用する手法も種々提案されている。例えば、回転ベゼルにカムスロープやスライドピン等を用いた機械的なスイッチを組み合わせることにより、回転位置及び回転量を検出する手法、或いは、回転ベゼルに磁極を付加し、磁極の切り替わりをホール素子を用いてカウントすることにより、回転量を検出する手法が知られている。従って、回転ベゼルを用いることにより、ブラインド操作が容易なUIを実現可能と考えられる。
ところが、回転ベゼルの回転を機械的なスイッチで検出する手法では、検出精度が低く、機構が複雑化(大型化)するという課題があった。また、回転ベゼルの回転をホール素子を用いて検出する手法では、ベゼルの絶対位置の検出が困難であり、磁気の影響を受ける他のセンサー(磁気センサー)の搭載が困難という課題があった。
そこで、ウェアラブル機器や携帯電話等の機器では、ユーザーが指等を用いてタッチする(触れる)ことによって操作を行う、いわゆるタッチパネルを備えた機器がある。例えば、特許文献1には、タッチセンサーを内蔵した固定式のベゼルを有するリスト機器が開示されている。特許文献1では、タッチセンサーを用いてベゼル上での指の位置を特定して、指の移動量に応じて画面遷移等の制御を行う。
米国特許出願公開第2009/0059730号明細書
しかしながら、特許文献1では、タッチセンサーを用いてベゼル上に触れている指のタッチエリアを検出する際、指先が水滴で濡れていると、水滴の大きさに応じた面でベゼルに接触することになってしまい、即ち、指先とベゼルとが点接触ではなくなり、指先の正確な位置(絶対位置)をベゼル上で特定できなくなるので、指のタッチエリアの検出精度が低下したり、検出自体ができなくなってしまうという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の
態様または適用例として実現することが可能である。
本発明の一態様は、静電容量式のタッチパネルと、導電性を有する可動部と、前記可動部の移動に伴って移動する導電体と、を含み、前記タッチパネルを観察する平面視において、前記導電体の少なくとも一部は、前記タッチパネルと重なりながら移動し、前記可動部と、前記導電体とは、電気的に導通している電子機器に関係する。
本発明の一態様では、可動部の移動に伴って、導電体の少なくとも一部がタッチパネルと重なる領域を移動し、当該導電体は、可動部と電気的に導通している。このようにすれば、可動部の位置や移動量の検出をタッチパネルを用いて行うため、検出処理を高精度で行うこと等が可能になる。また、ユーザーが可動部に触れていない状態では、生体からの電流が導電体に流れないため、ユーザーの意図しない操作が誤検出されることを低減できる。
また本発明の一態様では、前記可動部は、前記平面視において前記タッチパネルと重なるように配置され、所与の軸を回転軸として回転可能な回転体であってもよい。
このようにすれば、回転体の絶対位置や回転量を、タッチパネルを用いて検出することが可能になる。
また本発明の一態様では、前記可動部の前記タッチパネル側の面に設けられる絶縁体を含んでもよい。
このようにすれば、可動部とタッチパネルの隙間を絶縁体で充填することで、防水性能を高くすること等が可能になる。
また本発明の一態様では、前記絶縁体の一部に、前記可動部側の面から前記タッチパネル側の面に貫通する貫通部が設けられ、前記導電体は、前記貫通部に設けられていてもよい。
このようにすれば、導電体及び絶縁体を適切に配置することが可能になる。
また本発明の一態様では、前記絶縁体を前記タッチパネル側の方向に押しつける押しつけ機構を含んでもよい。
このようにすれば、絶縁体をタッチパネル側の部材(例えばカバー)に密着させられるため、防水性能を高くすること等が可能になる。
また本発明の一態様では、前記押しつけ機構は、保持部材と、前記保持部材と前記可動部との間に設けられている弾性部材と、含み、前記タッチパネルから前記導電体へと向かう方向を第1の方向としたとき、前記保持部材の前記弾性部材に接触する周状の面は、前記第1の方向へ向かうにつれて、前記周状の面の内周の径が大きくなるように傾斜している面であってもよい。
このようにすれば、所定の傾斜面を設けることで、押しつけ機構を実現することが可能になる。
また本発明の一態様では、表示パネルを含み、前記タッチパネルは、前記平面視において、前記表示パネルを覆うように配置され、前記導電体は、前記平面視において前記タッチパネルの一部と重なる領域を、前記可動部の移動に伴って移動してもよい。
このようにすれば、タッチパネルの一部の領域を、可動部(導電体)の検出に用いることになり、タッチパネルの他の領域で従来のタッチパネル操作を行うこと等が可能になる。
また本発明の一態様では、表示パネルを含み、前記タッチパネルは、前記平面視において、前記表示パネルと前記可動部とが重なる領域に設けられ、前記導電体は、前記平面視において、前記タッチパネルの設けられている領域を、前記可動部の移動に伴って移動してもよい。
このようにすれば、可動部(導電体)の検出用のタッチパネルを設けるとともに、表示パネルの他の領域ではタッチパネルを省略することが可能になる。
また本発明の一態様では、前記タッチパネル上での前記導電体の位置を検出する処理回路を含んでもよい。
このようにすれば、タッチパネルの電極間の静電容量に基づいて、導電体の位置の検出処理を行うことが可能になる。
また本発明の一態様では、音、振動及び光の少なくとも1つを用いてユーザーに通知を行う通知部を含み、前記通知部は、前記導電体が、所定の位置にあることが検出された場合に、前記通知を行ってもよい。
このようにすれば、可動部の絶対位置に関する通知をユーザーに対して行うことが可能になる。
また本発明の他の態様は、上記のいずれかに記載の電子機器を含むウェアラブル機器に関係する。
また本発明の他の態様では、ウェアラブル機器は、計時部を含んでもよい。
このようにすれば、時刻情報に関する表示等を行うウェアラブル機器において、適切なインターフェースを実現すること等が可能になる。
電子機器を含むウェアラブル機器の斜視図(分解図)。 第1の実施形態に係るウェアラブル機器の断面図。 第1の実施形態に係るウェアラブル機器の平面図。 導電体及び絶縁体の平面図。 第1の実施形態に係るウェアラブル機器の他の断面図。 第2の実施形態に係るウェアラブル機器の断面図。 第2の実施形態に係るウェアラブル機器の他の断面図。 変形例に係るウェアラブル機器の断面図。 変形例に係るウェアラブル機器の他の断面図。 可動部であるジョグダイヤルの斜視図。 可動部であるスライド部の平面図。 可動部であるスライド部の断面図。
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.第1の実施形態
小型軽量な機器では、PC(Personal Computer)等に比べて操作インターフェースの数や種類に制限がある。しかし、情報端末の高機能化に伴い、多様な機能を有する小型軽量な機器も広まってきており、当該多様な機能を適切に利用するために、UIの重要性が高まっている。
特に、リスト型機器等のウェアラブル機器は、スポーツ等の競技や運動中に操作を行う必要性が高い。例えば、トライアスロンで用いられるウェアラブル機器の場合、スイム、バイク、ランのいずれを実行中かに応じて、計測或いは表示すべき情報が異なる。そのため、ウェアラブル機器は、スイムモード、バイクモード、ランモード、登山モード、トレッキングモードといった複数のモードを有し、ユーザーの操作に応じてモードを切り替えることが想定される。
その際、タイムの短縮、或いは衝突等の危険回避を考慮すれば、ユーザーはいちいちウェアラブル機器を視認してモードの切り替え操作を行うのではなく、ブラインド操作を行うと考えられる。つまり、ブラインド操作に適したUIの重要性が高い。
これに対して、回転ベゼルを用いたUIは、ブラインド操作に適している。ベゼルの回転操作にはある程度の力を要し、有効な操作(ベゼルの回転移動)が行われた際には、感触の変化という物理的フィードバックがユーザーに対して行われるためである。これにより、競技中であっても、ウェアラブル機器に対する操作を確実に、正確に行うことが可能である。
ただし、回転ベゼルをUIとして用いるのであれば、回転ベゼルの回転を精度よく検出する必要がある。その点、機械的なスイッチで検出する手法では、回転量を高い精度で検出することが困難である。また、カムスロープやスライドピン等の機構を設ける必要があるため機構が複雑化し、機器の小型化が難しいという課題もある。
また、回転ベゼルの回転をホール素子を用いて検出する手法では、回転量(ベゼルの相対位置)の検出は可能であるが、ベゼルの絶対位置を検出することが難しい点が課題となる。また、ベゼルに対して磁極を付加するため、磁気の影響を受けるセンサー(磁気コンパス、磁気センサー、等)を機器に搭載することが容易ではなくなる。磁気コンパスを搭載する場合、例えば、ベゼルと磁気コンパスの位置を離すような設計としたり、ベゼルと磁気コンパスの間に磁気シールドとなる部材を設ける、或いは、磁気コンパスの検出処理においてベゼルからの磁気(磁界)を想定したキャリブレーションを行う、等の対応が必要となる。
また、特許文献1のように、タッチセンサー(タッチパネル)を含む機器も種々知られている。ここでのタッチパネルは、静電容量式のタッチパネル、特に投射型(投影型)のタッチパネルを想定している。しかしタッチパネルの操作に指を用いる場合、指とタッチエリアとの接触面はある程度の面積を持つため、ユーザーが意図した箇所を正確にタッチすることが難しい。特に、ウェアラブル機器のようにタッチパネルの面積が小さい機器では、指を用いたタッチパネル操作では所望の位置をタッチできないおそれがある。また、静電容量式のタッチパネルでは、導電性を有する水がタッチエリアに付着することで、ユーザーが触れていない箇所でタッチが誤検出されるおそれもある。また、ユーザーが操作を意図して指を触れた場合にも、水が付着していることで接触面が広がった状態になってしまい、検出精度が低下したり、検出自体が困難になってしまうこともある。
これに対して、本実施形態に係る電子機器100は、静電容量式のタッチパネル160と、導電性を有する可動部110と、可動部110の移動に伴って移動する導電体120を含む。タッチパネル160とが重なる方向からの平面視(タッチパネル160を観察する平面視)において、導電体120の少なくとも一部は、タッチパネル160と重なる領域を移動する(タッチパネル160と重なりながら移動する)。そして、可動部110と、導電体120とは、電気的に導通している。以下では、導電体120の全体が、タッチパネル160と重なる領域を移動する(タッチパネル160と重なる領域のみを移動する)例を説明するが、本実施形態の手法はこれには限定されない。例えば、可動部110の移動に伴う導電体120の移動範囲のうち、一部がタッチパネル160と重なり、他の領域がタッチパネル160と重ならなくてもよい。
図1は、本実施形態に係る電子機器100を含むウェアラブル機器200の斜視図(分解図)である。なお、ウェアラブル機器200は、図1の構成に限定されず、これらの一部の構成要素を省略したり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。また、図1では、可動部110が、方位計として利用可能な回転ベゼル30である例を示しており、可動部110の側面部に凹凸が設けられ、上面部に目盛りや文字、数字が設けられている。ただし、可動部110(回転ベゼル30)の形状は種々の変形実施が可能である。
図1に示したように、ウェアラブル機器200は、筐体(ケース部)10と、筐体10をユーザーの身体(狭義には手首)に固定するためのバンド部11を含み、バンド部11には嵌合穴12と美錠14が設けられる。美錠14は、美錠枠15及び係止部(つく棒、突起棒)16から構成される。ウェアラブル機器200では、バンド部11に複数の嵌合穴12が設けられ、美錠14の係止部16を、複数の嵌合穴12のいずれかに挿入することでユーザーへの装着が行われる。複数の嵌合穴12は、図1に示すようにバンド部11の長手方向に沿って設けられる。
ウェアラブル機器200の筐体10には、カバー(透光性基板、風防板、風防部材、風防ガラス)140と、表示パネル(表示部)150と、タッチパネル(タッチセンサー)160と、処理回路等を含む基板(不図示)が設けられる。筐体10は、装着時に被検体(ユーザーの手首)と反対側に位置する開口部とカバー140とが嵌合している。即ち、カバー140は、筐体10に装着された状態において、外部に露出する開口側に設けられ、カバー140及び筐体10により閉空間を形成する。表示パネル150、タッチパネル160、及び基板は、カバー140及び筐体10により形成される閉空間内に設けられる。即ち、カバー140は、外部から筐体内部への液体等の流入を抑制する、或いは筐体内部に設けられる表示パネル150等に対する衝撃を抑制するための部材であり、狭義には腕時計における風防ガラスである。
表示パネル150は、その表示面がカバー140の面に沿った方向となり、カバー140よりも筐体10側の位置に設けられる。言い換えれば、表示パネル150は、ウェアラブル機器200がユーザーの所定部位(手首等)に装着された状態において、カバー140よりも当該所定部位側となる位置に設けられる。
タッチパネル160は、複数の電極が配列される面がカバー140の面に沿った方向となり、表示パネル150よりも筐体10側の位置に設けられる。図1では、便宜上、タッチパネルの符号(160)を表示パネル150と同じ位置に付しているが、タッチパネル160は表示パネル150よりも奥側に位置するため、直接的に視認できない。
図1、及び後述する図2、図3ではウェアラブル機器200の筐体10を基準として座標系を設定し、表示パネル150の表示面に交差する方向であって、表示パネル150の表示面側を表面(上面)とした場合の裏面(下面)から表面へと向かう方向をZ軸正方向としている。あるいは、表示パネル150の表示面の法線方向において筐体10から離れる方向をZ軸正方向と定義してもよい。ウェアラブル機器200が被検体に装着された状態では、上記Z軸正方向とは、被検体から筐体10へと向かう方向に相当する。また、Z軸に直交する2軸をX軸及びY軸とし、特に筐体10に対してバンド部11が取り付けられる方向をY軸に設定している。
図2は、図1のYZ平面(図3のA−A’)における断面図であり、図3は、ウェアラブル機器200よりもZ軸正方向側に設けられる視点から、Z軸負方向に向かってウェアラブル機器200(特にバンド部11を除いた部分)を観察した場合の平面図である。以下、本明細書では、図3に示した観察状態、即ちタッチパネル面に交差(狭義には直交)する方向から観察した状態を「平面視」と表記する。なお、図2や図3では回転ベゼル等の形状を簡略化して示している。また、図3は、ユーザーにより可動部110が操作された場合の、導電体120の動きを説明する図でもある。図3におけるB1の鎖線は、カバー140、表示パネル150、タッチパネル160の外周を表す。即ち、回転ベゼル30の内周と、B1の鎖線とで挟まれる領域が、図2のA1に対応し、ここでのタッチエリア(特に回転ベゼル30の回転検出用タッチエリア)を表す。
図2に示したように、カバー140、表示パネル150及びタッチパネル160は、Z軸方向に積層して設けられる。そして、図2、図3に示したように、平面視においてカバー140の周縁部に重なるよう回転ベゼル30が設置される。回転ベゼル30のカバー140側の面(下面)には、導電体120(接触子)が設けられており、図3に示したように、回転ベゼル30の回転に伴って導電体120が回転する。例えば、回転ベゼル30の下面と導電体120は、接着されている。
このように本実施形態の電子機器100では、可動部110の移動に伴って、導電体がタッチエリア内を移動する。ここでのタッチエリアとは、平面視においてタッチパネル160が設けられる領域であり、タッチパネル160により容量変化を検出可能な領域を表す。なお、ここでは静電容量式のタッチパネル160として、投影型(投射型)のタッチパネルを想定しているため、導電体120がタッチパネル160面に直接接触しなくても、タッチパネル160は導電体120による容量変化を検出可能である。図2の例であれば、タッチエリアとは、カバー140の上面(Z軸正方向側の面)であって、平面視においてタッチパネル160と重なる領域である。
本実施形態の手法によれば、可動部110を用いたUIを実現できる。可動部110は、ユーザーが力を加えることで可動する機構であり、操作による物理的フィードバックがあるため、ブラインド操作に適している。さらに、可動部110の位置をタッチパネル160を用いて検出するため、機械的なスイッチや磁極の付加が不要である。
また、カバー140上面(タッチエリア)には、ユーザーの指が直接接触するのではなく、導電体120が接触する。そのため、平面視における導電体120の面積(特に、タッチエリアと重複する部分の面積)を小さくすれば、導電体120の位置を高精度で検出できる。例えば、指が接触した場合の接触面の面積に比べて、導電体120の面積を小さくしておけばよい。理想的には、導電体120の位置検出は、タッチパネル160の分解能と同程度の精度で実行可能である。
また、導電体120と可動部110の相対的な位置は設計時に既知であり、図1の例であれば、方位計の北(N、0°)の位置に導電体120を設けている。そのため、導電体120の位置を検出することで、可動部110の絶対位置を検出可能である。また、絶対位置の変化(差分)を用いることで、可動部110の移動量(狭義には回転量)を求めることも可能である。
さらに、本実施形態ではタッチエリアのうち、平面視で可動部110と重なる領域が外部に露出しない。そのため、導電体120(可動部110)の位置検出においては、タッチエリアへの外気や水分、等の侵入を抑制できる。これにより、可動部110やユーザーの指が濡れている場合、或いは水中で使用する場合にも、ユーザーの操作を精度よく検出できる。
また、本実施形態の手法では、ユーザーが導電性を有する可動部110に触れた場合に、微弱な電流が、可動部110、及び当該可動部110と導通している導電体120を介して流れ、当該電流(電荷)による静電容量の変化をタッチパネル160で検出する。そのため、ユーザーが可動部110に手を触れない限り、タッチパネル160による導電体120の位置検出(可動部110の位置や移動量の検出)が行われないと考えられる。スポーツ等では、ウェアラブル機器200がユーザーの装備品等に意図せず衝突してしまう場合もあり、ユーザーの意図に反して可動部110が移動する可能性がある。その点、本実施形態では、意図しない衝突等では導電体120(可動部110)の位置検出が行われないため、操作の誤検出を抑制できる。なお、水中では水自体が導電性を有するため、ユーザーが可動部110に手を触れていなくても(例えば手が近くにあるだけで)、タッチパネル160で容量変化を検出してしまうおそれがある。しかし、水中であっても、容量変化が生じるほど近くに生体があること、及び、衝突等により意図せず可動部110が移動すること、の両方が同時に満たされない限りは、可動部110の移動は検出されない。つまり本実施形態によれば、水中での使用においても、ユーザーの意図に反して操作が誤検出されてしまうことを抑制可能である。
以上のように、本実施形態の手法によれば、ブラインド操作が可能であり、検出精度が高く、過酷な環境(水に濡れる状況、或いは水中)でも利用可能であり、ユーザーの意図に反する操作検出を抑制可能なインターフェースを実現できる。さらに、機械的なスイッチが不要であるため、小型化が可能であり、磁気コンパス等のセンサーの搭載も容易である。
なお、ここでの可動部110は、平面視においてタッチパネル160と重なるように配置され、所与の軸を回転軸として回転可能な回転体であってもよい。回転体を用いたインターフェースでは、回転範囲や回転方向を制限することで誤操作を抑止したり、逆に回転範囲や回転方向に制限を設けないことで、柔軟な操作入力を実現することが可能である。
ここでは、まず図1〜図3に示したように、回転体である可動部110の例として、回転ベゼル30について説明する。図1等に示したように、回転ベゼル30とは、平面視において筐体10の周縁部に設けられる縁部材であり、Z軸方向に沿った軸(表示パネル150の表示面に交差する方向の軸、Z軸そのものであってもよい)を回転軸として回転可能な部材を表す。ただし、可動部110として円柱状の回転体を用いてもよいし、回転体でない部品(例えばスライド部)を用いてもよい。可動部110の変形例については、図10〜図12を用いて後述する。
図2に示したように、本実施形態の電子機器100(ウェアラブル機器200)は、カバー140の周縁部上面(Z軸正方向側の面)と、回転ベゼル30のうち、カバー140(タッチパネル160)と平面視で重なる領域の下面(Z軸負方向側の面)との間に、隙間があり、当該隙間に導電体120が設けられる。隙間を何らかの部材で充填しない場合、ウェアラブル機器200の筐体内部に外気や水分、等が侵入してしまう虞がある。
よって電子機器100は、可動部110(回転ベゼル30)のタッチパネル160側の面に設けられる絶縁体130(スペーサー)をさらに含む。絶縁体130を設けることで、回転ベゼル30とカバー140の隙間からの外気や水分、等の侵入を低減でき、電子機器100に高い防水性能を持たせることが可能になる。また、タッチエリアに接触する部材は、導電体120を除いて絶縁体130となるため、導電体120の位置以外の点が、誤ってタッチパネル160で検出されてしまう(静電容量が変化してしまう)ことも抑制できる。
具体的には、平面視において回転ベゼル30とタッチパネル160が重なる領域(タッチエリア)の一部の領域に導電体120を設け、タッチエリアの他の領域に、絶縁体130を設ければよい。また、導電体120の位置の検出を考慮すれば、導電体120とカバー140との間に絶縁体130が設けられることは好ましくない。
よって本実施形態では、絶縁体130の一部に、可動部110側の面からタッチパネル160側の面に貫通する貫通部131(切り欠け部、穴部)が設けられ、導電体120は、貫通部131に設けられている。
図4は、本実施形態に係る絶縁体130及び導電体120の平面図である。また図5は、図3のB−B’での断面図を表す。図4の例では、平面視において絶縁体130は環状(リング状、2つの同心円で挟まれる形状)であって、一部に貫通部131(切り欠け)が設けられており、導電体120により当該貫通部131が埋められている。ここでの貫通部131は、環状の絶縁体130のうち、内周側(内周端から、外周端に至る途中の位置まで)に設けられる切り欠けであって、外周端へは到達しない形状である。ただし、貫通部131の形状はこれに限定されず、内周端から外周端までの範囲を貫通部131としてもよい。或いは、切り欠けではなく穴部(平面視において、環状の絶縁体130の中の閉領域)を貫通部131としてもよい。
また、図2に示したとおり、貫通部131が回転ベゼル30側からタッチパネル160側まで貫通して設けられることで、当該貫通部131に設けられる導電体120は、回転ベゼル30及びカバー140に接触する。即ち、導電性を有する回転ベゼル30は、導電体120を介してタッチエリアに電気的に導通されるため、ユーザーが回転ベゼル30に触れて操作することで、導電体120の位置がタッチパネル160により検出可能となる。一方、図5に示したように、タッチエリアのうち、導電体120が設けられない位置では、隙間が絶縁体130で充填される。そのため、上述したように、高い防水性能の実現、及び誤検出の抑止が可能になる。
また、防水性能を考慮すれば、電子機器100(ウェアラブル機器200)は、保持部材20と、保持部材20と可動部110との間に設けられる弾性部材40と、を含んでもよい。図1や図2に示したように、弾性部材40は環状(リング状)のパッキンであり、保持部材20は、平面視において弾性部材40の内周側に設けられる環状部材(固定リング)である。なお、弾性部材40の断面形状は、円形に限定されるものではなく、保持部材20及び回転ベゼル30で押圧され弾性変形が生じる形状であればよく、例えば、楕円形状、トラック形状(線分及び円弧からなる形状)、或いは四角形状でもよい。
筐体10は、絶縁体130に接触する第1の面10aと、前記第1の面よりも平面視において外周側に設けられる第2の面(載置部10b)とを含む。そして、保持部材20及び回転ベゼル30の一部(外周部であって後述する第2部材32)は、載置部10bに対向配置される。回転ベゼル30には、溝35が設けられ、弾性部材40は、当該溝35と保持部材20(保持部材20の外周面20a)により形成される弾性部材収容部50に収容される。弾性部材40は、溝35の外周側の面である溝面35aと、保持部材20の外周面20aとに接触する。
弾性部材40は、弾性部材収容部50に収容されることにより、保持部材20の外周面20aと、回転ベゼル30の溝面35aと、の間で押圧され弾性変形し圧縮弾性力が生じる。この圧縮弾性力は、回転ベゼル30を保持部材20の外側へ押し出す方向に作用し、回転軸(Z軸)と交差する方向のがたつきを抑制し、滑らかに回転する回転ベゼル30の操作性を得ることができる。
このように、本実施形態の電子機器100(ウェアラブル機器200)は、高い防水性能を有する。そのため、ウェアラブル機器200に加速度センサー、角速度センサー、地磁気センサー、気圧センサー(高度計)、生体センサー(例えば光電センサー)、GPSレシーバー等、種々のセンサーを搭載する場合に、当該センサー類を防水性能の高い筐体10内に格納できるため、故障や誤動作の抑制が可能である。
また、図2、図3に示したように、電子機器100は表示パネル150をさらに含み、タッチパネル160は、平面視において表示パネル150を覆うように(覆う領域に)配置され、導電体120は、平面視においてタッチパネルの一部と重なる領域を、可動部110の移動に伴って移動する。
このようにすれば、タッチパネル160の周縁部(図2のA1)を、回転ベゼル30の回転検出に用い、タッチパネル160の中央部(図2のA2)を、通常のタッチパネル操作と同様の操作に用いることが可能になる。タッチパネル160の中央部は、例えばユーザーの指によるタッチを検出するインターフェースに利用できる。
この場合、タッチパネル160の周縁部と中央部を異なる構成として別途設ける必要はなく、一体のタッチパネルとして形成できる。即ち、タッチパネル160自体の構成は従来のウェアラブル機器200と共通化することが可能である。具体的には、タッチパネル160を有する従来のウェアラブル機器に対して、図1等を用いて上述した導電体120や絶縁体130(スペーサー)が接着された回転ベゼル30を追加するだけで、本実施形態に係るウェアラブル機器200を容易に実現可能である。即ち、容易に実現可能な構成により、回転ベゼル30の回転操作、及び通常のタッチパネル操作の2つの操作を検出する機器を実現できる。
また、回転ベゼル30を取り外し自在なアタッチメントとしてもよい。この場合、ユーザー或いはウェアラブル機器メーカーは、状況に応じて、回転ベゼル30を取り付けるか、回転ベゼル30を取り付けずに従来と同様のウェアラブル機器として利用するかを選択できる。なお、処理回路では、回転ベゼル30を取り付けた場合と取り付けない場合とで、タッチパネル160の周縁部でタッチが検出された際の処理が異なる。よってウェアラブル機器200は、回転ベゼル30が取り付けられているか否かを、処理回路が認識可能に構成されることが好ましい。例えば、ユーザー等は、回転ベゼル30の取り付け状態を表す情報(例えばフラグ情報)を、処理回路から読み取り可能なメモリー(レジスター)に記憶してもよい。
また、電子機器100(ウェアラブル機器200)は、タッチパネル160上での導電体120の位置を検出する処理回路をさらに含む。処理回路は、不図示の基板に設けられる。基板は、例えば筐体10内のタッチパネル160よりも下面側(Z軸負方向側)に設けられ、タッチパネル160と電気的に接続される。
静電容量式のタッチパネル160は、第1の方向に配列される電極列(X電極)と、第1の方向に交差する第2の方向に配列される電極列(Y電極)を含む。そして、タッチパネル160の所与の位置がタッチされると、タッチされた位置に対応する電極間の容量値が、タッチされていない位置に対応する電極間の容量値に比べて大きくなる。処理回路では、各電極間の容量値を検出(走査)し、容量値が大きくなっている電極を検出することで、導電体120の位置の検出処理を行う。
また、電子機器100(ウェアラブル機器200)は、音、振動及び光の少なくとも1つを用いてユーザーに対する通知を行う通知部を含んでもよい。即ち、ここでの通知部は、スピーカー、振動部(バイブレーター、モーター)、発光部(LED等)のいずれか1つ、或いは2以上の組み合わせにより実現される。また、音、振動、光以外を用いて通知を行うことも妨げられない。
そして通知部は、導電体120が、所定の位置にあることが検出された場合に、通知を行う。このようにすれば、特定の位置に回転ベゼル30がセットされた際に、ブザー音(音声)やバイブレーション、ライト点灯・点滅等で装着者に通知を行うことが可能になる。上述してきたように、本実施形態の手法では回転ベゼル30の絶対位置を検出可能であるため、処理回路では、回転ベゼル30が特定の位置にセットされたか否かを検出できる。
トライアスロンに用いられるウェアラブル機器は、スイムモード、バイクモード、ランモードの3つが重要なモードであり、各モードの中で、各種機能(コマンド)の実行や、サブモードの遷移等が行われる。またこれ以外の機器でも、重要度の高い操作と低い操作が存在すると考えられる。よって、特定の位置に回転ベゼル30がセットする操作を、重要度の高い操作としておくことで、当該重要度の高い操作が行われたことをユーザーに通知することが可能になる。
なお、以上で説明した電子機器100は、完成品の一部を構成する部品、即ち可動部110の移動をタッチパネル160及び導電体120を用いて検出する検出ユニットであってもよい。その場合、電子機器100は、種々の機器(装置、端末)に搭載可能である。例えば、上述してきたように、本実施形態の手法は、上記電子機器100を含むウェアラブル機器200に適用できる。
また、本実施形態に係るウェアラブル機器200は、追加の構成を含んでもよい。例えば、ウェアラブル機器200は、時間情報を取得する計時部をさらに含む。ここでの時間情報は、絶対時刻であってもよいし、所与のタイミングからの経過時間であってもよいし、タイムスタンプ等の情報であってもよい。また、ウェアラブル機器200が含む構成はこれに限定されず、ユーザー(装着者)の体動情報を検出する体動センサーや、ユーザーの生体情報を検出する生体センサーを含んでもよい。体動センサーは、例えば加速度センサー、角速度センサー、GPSレシーバー等である。気圧センサーはユーザーのいるエリアの気圧を検出し、検出した気圧信号に基づいて高度を検出することができる。生体センサーは、脈波センサーや、動脈血酸素飽和度センサー等であり、具体的には発光部と受光部を含む光電センサーにより実現できる。
2.第2の実施形態
第1の実施形態で説明したように、可動部110(回転ベゼル30)とカバー140との隙間に絶縁体130を充填することで、高い防水性能を実現できる。防水性能を高くするためには、絶縁体130をカバー140に密着させることが重要である。
よって本実施形態の電子機器100(ウェアラブル機器200)は、絶縁体130をタッチパネル側の方向に押しつける押しつけ機構を含む。このようにすれば、押しつけ機構がない場合に比べて、絶縁体130とカバー140との密着度合いが高くなるため、防水性能を高くすることが可能になる。
ここでの押しつけ機構は、保持部材20と、保持部材20と可動部110との間に設けられている弾性部材40と、を含み、タッチパネル160から導電体120へと向かう方向(Z軸正方向)を第1の方向としたとき、保持部材20の弾性部材40に接触する周状の面(例えば後述する外周面20a)は、第1の方向へ向かうにつれて、周状の面の内周の径(例えば後述するD3やD4)が大きくなるように傾斜している面である。
図6は、第2の実施形態に係る電子機器100(ウェアラブル機器200)の断面図である。なお、本実施形態に係る電子機器100は、第1の実施形態に係る電子機器100に対して、回転ベゼル30、及び保持部材20の構成が異なる。従って、カバー140やタッチパネル160等の第1の実施形態に係る電子機器100と同じ構成要素についての、説明は省略する。
図6に示すように、保持部材20は、筐体10の載置部10b側の端部に載置部10bと対向する下面20bを有し、下面20bの載置部10bとは反対側に上面20cが配置されている。そして、上面20cの外側の端部と、下面20bの外側の端部との間に外周面20aが形成されている。外周面20aは、下面20bと外周面20aとの交接部の外径をD3とし、上面20cと外周面20aとの交接部の外径をD4とした場合、D3<D4の関係となり、外周面20aの少なくとも一部に円錐状の面が形成されている。
回転ベゼル30は、平面視において内周側に設けられる第1部材31と、第1部材31の周縁部(外周部)に設けられ、第1部材31に比べてZ軸負方向側に延伸している第2部材32とに分けて考えることができる。なお、第1部材31及び第2部材32は、説明の便宜上設定したものであって、回転ベゼル30の形成において、これらを分けて形成する必要はない。回転ベゼル30の第2部材32には、筐体10の載置部10bと対向配置される下面32aと、下面32aの外側端部から回転ベゼル30の表面にわたって形成される外面32bと、が形成されている。また、回転ベゼル30の第2部材32は、保持部材20の外周面20aと対向する内面32cが配置されている。内面32cには、回転中心軸(Z軸)と交差する方向に沿って溝35が形成されている。そして溝35と保持部材20の外周面20aと、によって弾性部材収容部50が構成されて弾性部材40が収容されている。
弾性部材40は、円錐面状の外周面20aおよび溝面35aによって押圧されて弾性変形が生じる。弾性部材40が弾性変形されることで生じる圧縮弾性力は、弾性部材40に対して外周面20aに直交する方向に作用力RFとして作用する。そして、作用力RFは、回転中心軸方向に沿って作用する分力YFと、回転中心軸と直交する方向に沿って作用する分力XFと、を生じさせる。分力XFは、弾性部材40が回転ベゼル30に対して回転中心軸に直交する方向に作用し、回転中心軸と交差する方向のがたつきを抑制して、回転ベゼル30の回転を滑らかにすることができる。
一方、分力YFは、弾性部材40が回転ベゼル30を載置部10b側に押さえつける方向に作用する。従って、回転ベゼル30の下面に接着された絶縁体130(及び導電体120)も、Z軸負方向側の押圧を受け、絶縁体130はタッチパネル160側に(カバー140に対して)押しつけられる。このような構成により押しつけ機構が実現されるため、防水性能の向上が可能になる。
また、以上では回転ベゼル30側に溝35が設けられ、溝35と保持部材20の外周面20aとにより弾性部材収容部50が形成される例について説明した。ただし、溝は保持部材20側に設けられてもよい。言い換えれば、押しつけ機構は、保持部材20と、保持部材20と可動部110との間に設けられる弾性部材40と、を有し、可動部110のうちの弾性部材40に接触する面(内面32c)は、第1の方向(Z軸正方向)へ向かうにつれて、径の長さが変化する(単調に小さくなる)円錐状に傾斜する面であってもよい。
図7は、本実施形態に係る電子機器100(ウェアラブル機器200)の他の断面図である。図7に示すように、回転ベゼル30の第2部材32の内面32cは、下面32aの側での径に比べて、第1部材31側での径が大きい円錐状に傾斜している周状の側面で形成されている。即ち、内面32cと下面32aとの交接部の内径をD1、内面32cと第1部材31との交接部の内径をD2とした場合、D1>D2の関係となる。また、保持部材20の外周面20aに、回転中心軸と交差する方向に溝25が形成されている。そして溝25と回転ベゼル30の内面32cと、によって弾性部材収容部50が構成されて弾性部材40が収容されている。
図7の例でも、弾性部材40が弾性変形して得られる圧縮弾性力は、円錐状に傾斜する面である内面32cに直交する方向に作用し、作用力RFが載置部10b側に傾斜して形成される。作用力RFは、回転中心軸(Z軸)方向に沿って作用する分力YFと、回転中心軸と交差する方向に沿って作用する分力XFと、を生じさせる。よってこの場合も、押しつけ機構により絶縁体130をタッチパネル160側に(カバー140に対して)押しつけられるため、防水性能を向上させることが可能になる。
3.変形例
以下、幾つかの変形例を説明する。
3.1 タッチパネルの変形例
図8は本変形例に係る電子機器100(ウェアラブル機器200)の断面図である。図8に示したように、電子機器100のタッチパネル160は、平面視において表示パネル150と可動部110とが重なるように(重なる領域に)設けられ、導電体120は、平面視においてタッチパネル160の設けられる領域を、可動部110の移動に伴って移動するものであってもよい。即ち、図2等と比較した場合に、回転ベゼル30と表示パネル150が重複しない領域については、タッチパネル160を設けないという変形実施が可能である。
このようにすれば、タッチパネル160は、専ら回転ベゼル30の回転の検出に用いられる。そのため、指等を用いた従来のタッチパネル操作を利用できなくなるが、当該従来のタッチパネル操作による誤検出の抑止が可能になり、タッチパネル160の面積を削減することで、省スペース化やコスト削減が可能である。
図9は他の変形例にかかる電子機器100(ウェアラブル機器200)の断面図である。図9に示したように、本変形例の電子機器100では、表示パネル150が省略されてもよい。電子機器100は、例えば針61が配置される文字盤60や、見切り板70等のアナログ腕時計と同様の構成を含んでもよい。
図9では、図2等と同様に、回転ベゼル30は一部(内周部)がカバー140と重なるように配置され、回転ベゼル30とカバー140が重なる領域に、タッチパネル160が設けられる。タッチパネル160が設けられるZ軸方向での位置は種々考えられる。例えば、タッチパネル160は、カバー140の裏面(Z軸負方向側の面)に設けられてもよいし、見切り板70の裏面に設けられてもよい。なお、図9では、便宜上、2箇所にタッチパネル160が記載されているが、いずれか一方に設ければよい。このようにすれば、デジタル表示を行わずにアナログの文字盤により時刻表示等を行う電子機器100においても、回転ベゼル30の回転をタッチパネル160を用いて検出することで、有用なUIを実現することが可能になる。
3.2 外部機器との連携
電子機器100は、外部機器との通信を行う通信部(不図示)を含んでもよい。通信部は、例えば、近距離無線通信により外部機器と接続される。ここでの近距離無線通信とは、Bluetooth(登録商標)、NFC(Near field radio communication)、ANT+等、種々の形式を適用可能である。そして、処理回路は、回転ベゼル30の回転(絶対位置、回転量)の検出結果を、通信部を介して外部機器に対して送信する。
このようにすれば、電子機器100の回転ベゼル30に対する操作結果を、外部機器で利用することが可能になる。外部機器は、例えば携帯電話(スマートフォン)等の携帯端末装置である。操作結果の具体的な使用形態は種々考えられる。例えば、携帯電話に対する通話やメールの着信が通信部を介して電子機器100の通知部で通知され、当該通知に対する応答として、ユーザーが回転ベゼル30を操作する。そして処理回路は、回転ベゼル30の操作を検出し、検出結果を携帯電話に送信し、携帯電話では検出結果に応じた処理(通話の開始、メールの詳細の表示等)を行う。或いは、携帯電話におけるオーディオアプリの操作(早送り等)を、電子機器100の回転ベゼル30を用いて実行してもよい。この場合、ユーザーは、オーディオ機器の調整つまみのように、回転ベゼル30を利用することが可能である。
3.3 可動部の変形例
以上では、可動部110が回転ベゼル30である例について説明した。ただし、可動部110として回転ベゼル30以外の構造を用いることが可能である。
図10は、可動部110として、回転ベゼル30とは異なる回転体(ジョグダイヤル80)を用いる例である。図10の例では、可動部110であるジョグダイヤル80は、AXを中心回転軸として回転可能に構成される円柱状の部材である。即ち、可動部110である回転体は、機器の周縁部に設けられるベゼルに限定されず、種々の形状の回転体を利用可能である。
図11、図12は、可動部110として、回転体ではないスライド部90を用いる例である。図11は、スライド部90の周辺の平面図であり、図12は、スライド部90の周辺の断面図である。なお、図11、図12でのX,Y,Zの各軸は説明の便宜上設定した軸であり、図1〜図3等の各軸と一致する必要はない。
図11、図12に示したように、スライド部90はX軸を長辺方向とする直方体の部材により構成され、その底面側(Z軸負方向側)に導電体120が接着される。また導電体120のZ軸負方向側にタッチパネル160が設けられる。
電子機器100には、スライド部90の収納部95が設けられる。収納部95のX軸方向の長さは、スライド部90の長辺の長さに比べて長い。そのため、スライド部90は、X軸方向に並進移動可能であり、スライド部90の並進移動に伴って、導電体120は、平面視においてタッチパネル160と重なる領域をX軸方向に並進移動する。
図11、図12に示した手法であっても、可動部110は物理的フィードバックが得られる構成であり、且つ、タッチエリアには指ではなく導電体120が接触する。即ち、回転ベゼル30を用いる例と同様に、検出精度が高く、過酷な環境でも適切に使用可能なUIを実現することが可能である。
以上、本発明を適用した実施形態およびその変形例について説明したが、本発明は、各実施形態やその変形例そのままに限定されるものではなく、実施段階では、発明の要旨を逸脱しない範囲内で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記した各実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明を形成することができる。例えば、各実施形態や変形例に記載した全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施の形態や変形例で説明した構成要素を適宜組み合わせてもよい。また、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。このように、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能である。
10…筐体、10a…第1の面、10b…載置部、11…バンド部、12…嵌合穴、
14…美錠、15…美錠枠、16…係止部、20…保持部材、20a…外周面、
20b…下面、20c…上面、25…溝、30…回転ベゼル、31…第1部材、
32…第2部材、32a…下面、32b…外面、32c…内面、35…溝、
35a…溝面、40…弾性部材、50…弾性部材収容部、60…文字盤、61…針、
70…見切り板、80…ジョグダイヤル、90…スライド部、95…収納部、
100…電子機器、110…可動部、120…導電体、130…絶縁体、
131…貫通部、140…カバー、150…表示パネル、160…タッチパネル、
200…ウェアラブル機器、

Claims (12)

  1. 静電容量式のタッチパネルと、
    導電性を有する可動部と、
    前記可動部の移動に伴って移動する導電体と、
    を含み、
    前記タッチパネルを観察する平面視において、前記導電体の少なくとも一部は、前記タッチパネルと重なりながら移動し、
    前記可動部と、前記導電体とは、電気的に導通していることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1において、
    前記可動部は、
    前記平面視において、前記タッチパネルと重なるように配置され、所与の軸を回転軸として回転可能な回転体であることを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1又は2において、
    前記可動部の前記タッチパネル側の面に設けられる絶縁体を含むことを特徴とする電子機器。
  4. 請求項3において、
    前記絶縁体の一部に、前記可動部側の面から前記タッチパネル側の面に貫通する貫通部が設けられ、
    前記導電体は、前記貫通部に設けられていることを特徴とする電子機器。
  5. 請求項3又は4において、
    前記絶縁体を前記タッチパネル側の方向に押しつける押しつけ機構を含むことを特徴とする電子機器。
  6. 請求項5において、
    前記押しつけ機構は、
    保持部材と、
    前記保持部材と前記可動部との間に設けられている弾性部材と、
    を含み、
    前記タッチパネルから前記導電体へと向かう方向を第1の方向としたとき、
    前記保持部材の前記弾性部材に接触する周状の面は、前記第1の方向へ向かうにつれて、前記周状の面の内周の径が大きくなるように傾斜している面であることを特徴とする電子機器。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項において、
    表示パネルを含み、
    前記タッチパネルは、前記平面視において、前記表示パネルを覆うように配置され、
    前記導電体は、前記平面視において、前記タッチパネルの一部と重なる領域を、前記可動部の移動に伴って移動することを特徴とする電子機器。
  8. 請求項1乃至6のいずれか一項において、
    表示パネルを含み、
    前記タッチパネルは、前記平面視において、前記表示パネルと前記可動部とが重なる領域に設けられ、
    前記導電体は、前記平面視において、前記タッチパネルの設けられている領域を、前記可動部の移動に伴って移動することを特徴とする電子機器。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項において、
    前記タッチパネル上での前記導電体の位置を検出する処理回路を含むことを特徴とする電子機器。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項において、
    音、振動及び光の少なくとも1つを用いてユーザーに通知を行う通知部を含み、
    前記通知部は、
    前記導電体が、所定の位置にあることが検出された場合に、前記通知を行うことを特徴とする電子機器。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の電子機器を含むことを特徴とするウェアラブル機器。
  12. 請求項11において、
    計時部を含むことを特徴とするウェアラブル機器。
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