JP2021039014A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】より簡便に環状部材の回転動作を検出することのできる電子機器を提供する。【解決手段】電子時計1は、入力操作を検出する検出面110を有するタッチパネル11と、検出面110上に回転可能に位置するベゼル4と、制御部と、を備える。ベゼル4は、タッチパネル11により検出可能な導電部材41を有し、制御部は、導電部材41のタッチパネル11による検出結果に基づいてベゼル4の回転を検出する。【選択図】図1

Description

この発明は、電子機器に関する。
表示部の周囲に回転可能に設けられている環状部材(ベゼル)を有する腕時計などの表示機器がある。従来、表示部が備える指針の回転位置と環状部材上の標識との位置関係などに応じて種々の情報が取得可能とされている。
電子時計などの電子機器においては、この環状部材の回転方向及び回転位置自体を所定の入力操作として取得して動作を制御する技術がある。特許文献1では、光学センサを用いて環状部材の回転方向及び回転位置を検出し、固定された指示マークとの位置関係を特定する技術が開示されている。
特開2001−66383号公報
しかしながら、従来の技術では、回転動作を検出する機構が大きく、電子機器の大型化及びコスト増につながるので、簡便に環状部材の回転動作を検出することができないという課題がある。
この発明の目的は、より簡便に環状部材の回転動作を検出することのできる電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、
入力操作を検出する検出面を有するタッチパネルと、
前記検出面上に回転可能に位置する環状部材と、
制御部と、
を備え、
前記環状部材は、前記タッチパネルにより検出可能な被検出部分を有し、
前記制御部は、前記被検出部分の前記タッチパネルによる検出結果に基づいて前記環状部材の回転を検出する
ことを特徴とする電子機器である。
本発明に従うと、より簡便に電子機器における環状部材の回転動作を検出することができるという効果がある。
第1実施形態の電子機器である電子時計の断面形状を示す断面図である。 第1実施形態の電子時計を上面から見た平面略図である。 電子時計の機能構成を示すブロック図である。 メインマイコンで実行される操作受付処理のフローチャートである。 サブマイコンで実行される操作受付処理のフローチャートである。 第2実施形態の電子時計について説明する図である。 第3実施形態の電子時計について説明する図である。 第4実施形態の電子時計の断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の電子機器である電子時計1の断面形状を示す断面図である。
電子時計1は、ここでは、電子腕時計であり、筐体2(ケース)と、裏蓋3と、ベゼル4(環状部材)と、防水リング5(拘束部材)と、風防ガラス6(保護層)と、回路基板8と、タッチパネル11と、表示画面12などを備える。
筐体2は、上下が開口した円筒状(筒状形状)の部材であり、内部にタッチパネル11及び表示画面12に加えて、図示略の回路基板(回路基板上の回路に接続された電子部品を含む)及びバッテリなどを収容する。
裏蓋3は、筐体2のうちタッチパネル11の検出面110及び表示画面12の表示面とは反対側の面(一方の開口)を封止する。裏蓋3の材質は、水が浸透、透過しないものであればよいが、ここでは導電性部材(金属など)であり、回路基板の接地面をなす。特に、裏蓋3は、人体(腕)に接触する部分なので、人体を介して地表に接地されやすい。
ベゼル4は、筐体2上(すなわち筐体2の外側)及びタッチパネル11の周縁部上にまたがって位置し、回転可能に設けられている。ここでは、ベゼル4は、いずれの方向にも回転可能である。ベゼル4は、樹脂などの誘電体である。ベゼル4の内部には、タッチパネル11の周縁部と近接する位置に導電部材41(導電部材の被検出部分)が設けられている。導電部材41は、ベゼル4の下面(風防ガラス6の側)に露出していてもよい。
板状のタッチパネル11の一方の面が入力操作の検出に係る検出面110であり、当該検出面110及び表示画面12は、筐体2の一方(裏蓋3とは反対側)の開口(他方の開口。上面側)に重なって位置している。タッチパネル11は、ユーザなどによる外部からの接触動作などを検出して検出位置の情報を出力する。タッチパネル11の検出方式としては、ここでは、静電容量の局所的な変化を検出する方式が挙げられ、風防ガラス6などを挟むことで直接接触していなくても状況に応じて近接状態で操作検出が可能な感度であってよい。表示画面12は、例えば、液晶表示画面(LCD)であり、ドットマトリクス状に配列された各画素の光透過状態(偏光状態)に応じた輝度の組み合わせで画像を表示する。ここで、液晶は、一度駆動動作により表示させた情報が更新動作なしに維持されるメモリインピクセル(MIP)方式であってよく、あるいは、MIP液晶と通常のTFT液晶などとが併用(積層)されていてもよい。
タッチパネル11の上面側(検出面110上)には、風防ガラス6が検出面110に重なって設けられている。風防ガラス6は、タッチパネル11の表面(検出面110)の損傷を防止(保護)し、また、筐体2及び裏蓋3と組み合わされて筐体2の内部への水分の侵入を防止する。なお、風防ガラス6は、通常の無機ガラスである必要はなく、各種樹脂(プラスティック)又はサファイアクリスタルなどであってもよい。また、風防ガラス6の周囲にパッキンなどの別の部材を配置したり、風防ガラス6の周囲に接着剤などを付したりすることによって、筐体2の内部への水分の侵入をより効果的に防止する構成としてもよい。
防水リング5は、風防ガラス6と筐体2との間に水や埃が侵入する隙間が生じないように筐体2を風防ガラス6の側面に密着させた状態で拘束する環状の部材である。防水リング5は、断面視で風防ガラス6を含む面内に位置して、筐体2の外側面を取り巻いている。防水リング5は、ここでは、伸縮の少ない金属などの導電性の部材である。防水リング5は、ベゼル4に接触する部分を有し、当該接触部分と導電部材41との間が電気配線42を介して接続されることで、導電部材41が防水リング5と等電位とされる。
また、筐体2内を通って裏蓋3との接触面と防水リング5との接触面との間を電気的につなぐ配線43が設けられている。これにより、導電部材41及び防水リング5が裏蓋3と電気的に接続される。裏蓋3は、電子時計1における接地面をなしている。なお、筐体2の外側面が導体めっきされている場合などには、当該めっきの層が配線43の代わりとされてもよい。
回路基板8には、後述の制御部50などが設けられており、電子機器1の制御動作などを行って図示略の配線を介して制御信号を出力する。
次に、ベゼル4の回転の検出について説明する。
図2は、第1実施形態の電子時計1を上面から見た平面略図である。
環状のベゼル4は、上面側から見た平面視で円状のタッチパネル11の周縁部と重なって位置しており、ここでは、導電部材41の少なくとも一部がタッチパネル11と重なっている。ベゼル4がいずれかの向きに回転動作すると、これに連れて導電部材41も回転するので、タッチパネル11と近接、対向する位置が変化する。導電部材41がタッチパネル11に比して十分に近く位置することで、導電部材41とタッチパネル11の間に電気容量が生じて(風防ガラス6の誘電率に応じて電気容量をさらに変化(上昇)してもよい)タッチパネル11上の導電部材41の位置が検出可能とされる。風防ガラス6が厚いなどの理由でタッチパネル11と導電部材41の距離が大きくなる場合などには、必要な検出位置精度が得られる範囲で導電部材41の平面視面積(タッチパネル11と対向する面積)を大きく(例えば、ベゼル4の回転中心からの距離方向に長く)定めてもよい。したがって、電子時計1では、タッチパネル11の検出結果に基づいて、導電部材41の回転位置、すなわち、ベゼル4の回転を検出することができる。
タッチパネル11の検出面のうちベゼル4の内縁より内側(環の内部)は、表示画面12と重なっており、当該表示画面12の表示内容がタッチパネル11及び風防ガラス6を透過して外部出力される。表示画面12とタッチパネル11とが重なっている部分については、タッチパネル11は、通常の入力操作の検出を行う。
図3は、本実施形態の電子時計1の機能構成を示すブロック図である。
電子時計1は、制御部50と、表示部53と、操作受付部54などを備える。
制御部50は、電子時計1の各種動作の制御を行う。制御部50は、メインマイコン51(主制御部)と、サブマイコン52(副制御部)とを有する。
メインマイコン51は、通常動作時の各種動作制御を行う。メインマイコン51は、メインCPU511と、メモリ512と、計時部513などを有する。
サブマイコン52は、待機動作時やスリープモードなどの省電力動作時における最低限の動作制御を行う。サブマイコン52は、サブCPU521と、メモリ522と、RTC523(Real Time Clock)などを有する。
メインCPU511は、各種制御処理を行うためにサブCPU521よりも動作クロックが高く、消費電力も大きい。メインCPU511の動作には、計時部513の計数動作を利用した日時表示及び各種計数時間表示(ストップウォッチ、タイマ機能など)、並びに表示部53による表示動作の制御などが含まれてよい。メインCPU511は、必要に応じて(動作の必要がなく、待機状態などの省電力動作に移行する場合に)動作が停止されてよい。メモリ512は、揮発性のRAM(Random Access Memory)と、不揮発性のフラッシュメモリなどを含む。RAMは、メインCPU511に作業用のメモリ空間を提供し、一時データを記憶する。フラッシュメモリなどの不揮発性メモリは、メインCPU511による動作制御プログラム及び設定データなどを記憶する。また、不揮発性メモリには、メインCPU511により実行される各種機能動作により得られた各種データが記憶されていてもよい。
計時部513は、図示略の発振回路からのクロック信号に基づいて現在日時の計数動作を行う。計時部513の計時日時は、RTC523の計時日時よりも精度が高くてよい。また、計時部513が計数する計時日時は、図示略の通信部などを介して外部から取得された日時、及び/又は測位衛星若しくは標準電波の受信により取得された日時などに基づいてメインCPU511により修正されてよい。
サブCPU521は、上述のように省電力動作時(メインマイコン51(メインCPU511の動作停止時)に、計時動作、日時(時刻)の表示動作、及びメインマイコン51を起動させるための操作や電子時計1の運動状態などを検出して処理する動作などを行う。例えば、ベゼル4が所定角度一方向に回転された場合にメインマイコン51を起動させることとしてもよい。サブCPU521は、連続的に動作している必要はなく、所定の時間間隔(例えば、数百ミリ秒間隔)で動作して処理が終了すると動作が中断してもよい。また、サブCPU521の動作クロック周波数は、メインCPU511よりも低くてよく、サブCPU521(サブマイコン52)の消費電力もメインCPU511(メインマイコン51)より小さくてよい。
メモリ522は、揮発性のRAMと不揮発性メモリなどを含む。RAMは、サブCPU521に作業用のメモリ空間を提供し、一時データを記憶する。RAMは、上述のようにサブCPU521の動作が中断されている間も更新(リフレッシュ)動作が継続されていてもよい。不揮発性メモリには、サブCPU521が実行する制御プログラムや設定データが記憶されていてよい。なお、これらの制御プログラムや設定データは、メインマイコン51のメモリ512に記憶され、メインマイコン51(メインCPU511)の動作が停止される場合に必要なデータがメモリ522のRAMに読みだされて保持されてもよい。
RTC523は、継続的に現在日時の計数を行う。
表示部53は、上述の表示画面12を有し、また、制御部50(メインマイコン51又はサブマイコン52)から取得された制御命令に基づいて前記表示画面12に表示を行わせる(制御部50が表示内容を制御)駆動回路を有する。
操作受付部54は、上述のタッチパネル11を含み、タッチパネル11が検出した入力操作を入力信号としてメインマイコン51及び/又はサブマイコン52に出力する。
次に、入力操作の受付動作について説明する。
ここでは、例えば、操作受付部54(タッチパネル11)が受け付けた入力信号は、メインマイコン51及びサブマイコン52に出力され、メインマイコン51が動作中(動作時)にはメインCPU511によって処理され、メインマイコン51が停止中(停止時)にはサブCPU521によって処理されてもよい。上述のように、サブCPU521が間欠的に(メインCPU511よりも広い時間間隔で)動作する場合、連続的に動作するメインCPU511と比較して、入力操作に対する応答(検出結果を取得して当該検出結果に応じた処理を行うまでの時間)が僅かに遅れる場合があり得る。メインマイコン51又はサブマイコン52が操作受付部54からタッチパネル11が受け付けた入力操作の位置がベゼル4の下側か否かを判別することで、入力操作が導電部材41の回転によるものか、ユーザなどによる直接的な入力操作に応じたものかを識別して入力内容に応じた処理を行う。タッチパネル11の検出面110に対するベゼル4の位置は、予めメモリ512、522などに記憶されていてよい。
また、ベゼル4の下における検出に伴う処理とそれ以外(ベゼル4の内縁内側)における検出に伴う処理は、並列に実行されてよいが、ベゼル4の内縁内側において複数箇所同時に入力操作の検出があった場合、複数箇所の同時入力が可能に設定されている状況以外では、最初の入力操作に応じた処理が終わるまで他の入力操作については適宜無効とするか、又は待機させることとしてもよい。
上述のように、メインマイコン51(メインCPU511)は、夜間などで所定時間使用されていない場合、例えば、夜の所定時刻から明け方の所定時刻までの間、所定時間以上入力操作がなくかつ電子時計1が静止状態であった場合などにメインCPU511の動作を停止させて待機状態に移行させることができる。明け方の所定時刻になった場合、又は待機時間で所定の入力操作(例えば、ベゼル4の回転操作)の検出若しくは加速度センサによる運動の検出などがなされた場合には、メインマイコン51が起動されて通常動作状態に復帰する。
また、電子時計1では、省電力モード(待機状態)では、ベゼル4の回転以外の入力操作の受付を禁止してもよい。すなわち、サブCPU521は、タッチパネル11における入力操作の検出位置がベゼル4の下以外であった場合に、当該入力操作を無効として、検出内容に対応する処理を行わなくてもよい。
図4は、メインマイコン51で実行される操作受付処理のメインCPU511による制御手順を示すフローチャートである。また、図5は、サブマイコン52で実行される操作受付処理のサブCPU521による制御手順を示すフローチャートである。
メインマイコン51の操作受付処理は、メインCPU511が動作中に継続して実行される。操作受付処理が開始されると、メインCPU511は、自身の動作停止命令が取得されたか否かを判別する(ステップS101)。取得されたと判別された場合には(ステップS101で“YES”)、メインCPU511は、操作受付処理をサブCPU521に移行させる命令をサブマイコン52に送信する(ステップS111)。そして、操作受付処理を終了する。
動作停止命令が取得されていないと判別された場合には(ステップS101で“NO”)、メインCPU511は、タッチパネル11への入力操作が検出されたか否かを判別する(ステップS102)。入力操作が検出されていないと判別された場合には(ステップS102で“NO”)、メインCPU511の処理は、ステップS101に戻る。
タッチパネル11への入力操作が検出されたと判別された場合には(ステップS102で“YES”)、メインCPU511は、検出された操作の入力位置を特定する(ステップS103)。メインCPU511は、特定された入力位置が表示画面12の表示エリア内であるか否かを判別する(ステップS104)。表示エリア内であると判別された場合には(ステップS104で“YES”)、メインCPU511は、表示画面12における表示内容などに応じた処理を行う(ステップS121)。それから、メインCPU511の処理は、ステップS101に戻る。
入力位置が表示エリア内ではないと判別された場合には(ステップS104で“NO”)、メインCPU511は、前回(すなわちベゼル4の回転動作前)の表示エリア外での入力位置を取得する(ステップS105)。メインCPU511は、前回の入力位置と今回の入力位置との差分を取得して、回転方向を特定する(ステップS106)。メインCPU511は、回転方向、入力位置及び/又は前回からの回転角度などに応じた処理を行う(ステップS107)。それから、メインCPU511の処理は、ステップS101に戻る。
サブマイコン52の操作受付処理は、メインマイコン51から上記操作受付の移行命令が取得されることで開始される。図5に示すように、サブCPU521は、メインマイコン51から起動通知が取得されたか否かを取得する(ステップS201)。起動通知が取得されたと判別された場合には(ステップS201で“YES”)、サブCPU521は、操作受付をメインCPU511へ移行する(ステップS211)。この場合、サブCPU521は、明示的にメインマイコン51に命令を送って、操作受付動作の移行を確認してもよいし、メインマイコン51が起動すると自動的にメインマイコン51における操作受付も開始されることとして、何もせずに操作受付に係る処理を終了させてもよい。そして、サブCPU521は、操作受付処理を終了する。
メインマイコン51の起動通知が取得されていないと判別された場合には(ステップS201で“NO”)、サブCPU521は、タッチパネル11への入力操作が検出されたか否かを判別する(ステップS202)。入力操作が検出されていないと判別された場合には(ステップS202で“NO”)、サブCPU521の処理は、ステップS208へ移行する。
入力操作が検出されたと判別された場合には(ステップS202で“YES”)、サブCPU521は、入力操作の入力位置を特定する(ステップS203)。サブCPU521は、入力位置が表示画面12の表示エリア内か否かを判別する(ステップS204)。表示エリア内であると判別された場合には(ステップS204で“YES”)、サブCPU521の処理は、ステップS208へ移行する。
入力位置が表示エリア内ではないと判別された場合には(ステップS204で“NO”)、サブCPU521は、前回の入力位置を取得する(ステップS205)。サブCPU521は、前回の入力位置と今回の入力位置との差分を取得し、ベゼル4の回転方向を特定する(ステップS206)。サブCPU521は、特定された回転方向、今回の入力位置及び/又は回転角度に応じた処理を行う(ステップS207)。それから、サブCPU521の処理は、ステップS208へ移行する。
ステップS202、S204、S207の各処理からステップS208の処理へ移行すると、サブCPU521は、所定時間(上述のように、例えば、数百ミリ秒)動作を中断する(ステップS208)。それから、サブCPU521の処理は、ステップS201に戻る。
[第2、第3実施形態]
図6は、第2実施形態の電子時計1の(a)平面略図、(b)、(c)タッチパネル11aによるベゼル4の回転検出について説明する図、及び(d)ベゼル4と筐体2のかみ合わせについて説明する図である。
図6(a)に示すように、この実施形態の電子時計1では、ベゼル4に対して複数、ここでは、30度(所定角度)の間隔で12個(複数箇所)の導電部材41が設けられている。また、タッチパネル11aは、表示画面12(ベゼル4の内縁形状)と略同サイズであり、所定の回転角度方向(ここでは、12時方向を基準として180度方向及び約352度方向)でベゼル4の回転中心からの距離が突出している複数の突出部111、112がベゼル4の回転に応じて12個の導電部材41と順番に対向していくことでベゼル4の回転が検出される。なお、突出部111、112などの形状は、導電部材41の検出が確実に可能であれば特に限られない。
第2実施形態の電子時計1では、タッチパネル11aの複数の突出部111、112は、ここでは、15度(所定角度の半分)の非整数倍の角度間隔で位置している。したがって、図6(b)、(c)に示すように、突出部111、112のうち一方で一つの導電部材41が検出されてから、次の導電部材41が検出されるまでの間に、他方の突出部で導電部材41が一度検出される。また、ベゼル4が略等速で回転する場合に、突出部111、112のうち一方で導電部材41が検出されるタイミングと他方で導電部材41が検出されるタイミングとのずれ方が回転方向によって異なることになり、この検出タイミングに応じて回転方向を特定することが可能となる。このような構造は、ベゼル4の裏面全体に設けられていなくてもよく、例えば、所定の円周に沿って線状に設けられていてもよい。また、30度単位で回転が停止さえすればよい場合には、円周に沿って連続的な構造である必要はなく、30度ごとに所定の角度範囲に断続的に(例えば、突起とくぼみの組み合わせが)設けられていてもよい。
この場合、ベゼル4は、30度単位で回転するように、すなわち、30度回転した位置で(所定角度ごとに回転が)停止する構造を有していてもよい。例えば、図6(d)に示すように、ベゼル4の底面と筐体2の上面とに30度単位で対応する緩やかな凹部及び凸部がそれぞれ設けられており、30度の回転ごとに凹凸にはまり込んで回転動作が停止しやすい構造であってもよい。この場合、15度未満(向きを問わない)の回転状態では、ベゼル4が戻る方向に力が働き、15度以上の回転状態ではベゼル4が進む方向に力が働くようになっていてよい。
図7は、第3実施形態の電子時計1の(a)平面略図、及び(b)タッチパネル11bによるベゼル4の回転検出について説明する図である。
第3実施形態の電子時計1では、図7(a)に示すように、タッチパネル11bにおいて、突出部112に対し、突出部111、113が(180±α)度の間隔で位置しており、α<15である。したがって、図7(b)、(c)に示すように、突出部112で導電部材41が検出されてから、突出部111、113のうちいずれで先に導電部材41が検出されるかによって回転方向が特定される。
なお、ここでは、導電部材41を円形に示しているが、上記実施形態のいずれでも形状は特には限られない。また、30度単位での回転停止に係る構成については、図6(d)で示したものと同様であってもよい。
[第4実施形態]
図8は、第4実施形態の電子時計1の断面図である。
この電子時計1では、タッチパネル11と導電部材41との間を風防ガラス6aではなく、筐体2aが占めている。平面視でこの部分には表示画面12が存在しないので、必ずしも風防ガラス6aのように光透過性の層でタッチパネル11上が被覆される必要はない。筐体2aが導体でなければ、このように筐体2aが風防ガラス(保護層)の代わりとなってもよい。なお、ここでは、導電部材41を1つのみ表示しているが、第2実施形態又は第3実施形態の電子時計1であっても同様に複数の導電部材41が所定の間隔で配置され、風防ガラス6の代わりに筐体2aがタッチパネル11と導電部材41(ベゼル4)との間を占めていてもよい。
以上のように、上記実施形態の電子時計1は、入力操作を検出する検出面110を有するタッチパネル11と、検出面110上に回転可能に位置するベゼル4と、制御部50と、を備える。ベゼル4は、タッチパネル11により検出可能な導電部材41を有し、制御部50は、導電部材41のタッチパネル11による検出結果に基づいてベゼル4の回転を検出する。
すなわち、この電子時計1では、ベゼル4の回転検出を薄いタッチパネル11で行うので、従来の光学センサなどのように大きな設置スペースを必要とせず、簡便に回転動作を検出することができる。また、従来用いられているタッチパネル11を若干大型化し、また、ベゼル4内(表面含む)に導電部材41を設けるだけで検出が可能とされるので、構成の追加に係るコストの上昇を抑制することができる。
また、電子時計1は、タッチパネル11を内部に収容する筐体2を備え、ベゼル4は、筐体2の外側に位置している。可動部であるベゼル4が筐体2の外側に設けられることで、タッチパネル11を含む電子部品を容易に防水状態とすることが可能となり、また、ごみなどが隙間に侵入してベゼル4の回転の検出感度や精度を低下させることを抑制することができる。
また、電子時計1は、裏蓋3を備える。筐体2は、上下が開口した筒状の形状を有し、一方の開口が裏蓋3により封止され、他方の開口に検出面110が位置する。
これにより、タッチパネル11は、筐体2及び裏蓋3で囲われた内部で他の衝撃などを効果的に避けつつ正常に検出面110への入力操作を検出することができる。
また、電子時計1は、検出面110に重なる風防ガラス6を備える。これにより、検出面110に水や埃などが付着してベゼル4の検出に係る動作不良を起こすのを抑制することができる。
また、ベゼル4内の被検出部分は、導電部材41であり、タッチパネル11は、静電容量の局所的な変化を検出する。このような方式のタッチパネル11を用いることで、導電部材41が直接タッチパネル11に接触する必要がなく、また、複数点への入力操作も同時検出可能になる。よって、風防ガラス6越しにタッチパネル11を汚さずに容易かつ確実にベゼル4の回転検出が可能となる。また、ベゼル4の回転検出と通常のタッチ操作に係る入力操作の検出とを並列に処理することができるので、別個にタッチパネルを用意する必要がなく、製造及び処理の手間がかからない。
また、被検出部分は、電子時計1の接地面と電気的に接続されているので、静電気などで大きく帯電してベゼル4の回転検出に支障を来したり動作トラブルを生じたりしにくい。
また、裏蓋3は導電性部材であり、導電部材41と電気的に接続される。電子時計1の中で比較的サイズが大きく、また、人体に接触して利用されることが多いから実際のグランドに接続されやすい裏蓋3が接地面とされて、導電部材41がこの裏蓋3に電気的に接続されることで、より安定して導電部材41を接地電位付近に維持することができ、タッチパネル11により確実に回転を検出可能とすることができる。
また、電子時計1は、検出面110に重なる風防ガラス6と、筐体2の外側面側に配置され、風防ガラス6の側面に筐体2を密着させる導電性の防水リング5と、を備える。導電部材41及び裏蓋3は、直接又は配線を介して防水リング5に電気的に接続されている。このように、回転可能なベゼル4の導電部材41が導電性部材の防水リング5を介して裏蓋3に電気的に接続されることで、接続に係る構成の追加を減らしつつより確実なタッチパネル11によるベゼル4の回転検出を行うことができる。
また、電子時計1は、タッチパネル11の検出面110と重なって位置する表示画面12を有する表示部53を備え、制御部50は、表示画面12への表示内容を制御する。
すなわち、ベゼル4の回転検出部分以外のタッチパネル11は、表示画面12と積層されて利用されることで、表示内容と連動した通常のタッチパネルとして利用することができる。よって、表示内容を適宜制御することで、種々の入力操作の受付をベゼル4の回転検出と並行して行うことができ、電子時計1の多機能動作の設定、動作をより容易に行うことができる。
また、制御部50は、タッチパネル11に対する入力操作の検出位置がベゼル4の下か否かに応じて、ベゼル4の回転動作とタッチパネル11への直接的な入力操作とを識別して、各々検出内容に応じた処理を行う。ベゼル4が回転してもベゼル4とタッチパネル11の位置関係は変わらないので、予めベゼル4の位置情報を保持しておくことで、容易にベゼル4の回転検出とその他の通常入力操作とを識別することができる。したがって、電子時計1では、入力内容に応じた処理を各々特定して、適切に実行させることができる。
また、制御部50は、メインマイコン51(メインCPU511)と、メインマイコン51よりも消費電力の小さいサブマイコン52(サブCPU521)とを有する。そして、メインマイコン51の動作時には、当該メインマイコン51が導電部材41の検出結果に応じた制御を行い、メインマイコン51の動作停止時には、サブマイコン52が導電部材41の検出結果に応じた制御を行う。すなわち、多機能動作と、時計としての最低限の動作が継続されればよい省電力動作時とに対応した複数のマイコンを備える構成において、いずれのマイコンでもベゼル4の回転動作の検出を行うことができる。特に小型の電子腕時計などにおいて、ベゼル4の回転操作は他の動作よりも容易かつ意図しない回転動作がそれほど生じやすくないことから、この電子時計1において、省電力動作から通常動作への復帰などの要求の検出を容易かつ確実に行うことが可能になる。
また、サブマイコン52(サブCPU521)は、メインマイコン51(メインCPU511)よりも広い時間間隔でタッチパネル11による検出結果を取得して検出結果に応じた処理を行う。すなわち、サブマイコン52では、若干リアルタイム性を犠牲にすることで、より効率よく電力消費の低減を図ることができる。
また、サブマイコン52(サブCPU521)は、タッチパネル11に対する入力操作の検出位置がベゼル4の下ではない場合に、入力操作に応じた処理を行わない。すなわち、省電力状態では、ベゼル4の回転以外に応じたタッチパネル11の操作に応じた処理を行わない。待機時であっても、表示画面12は意図せずユーザや鞄内のものなどと接触することはしばしばあるので、通常のタッチパネル11への入力操作に応じた処理を禁止することで、不要な動作が実行されて電力を浪費したり、意図せず設定などが変更されたりすることを避けることができる。一方で、意図して回転させやすいベゼル4の回転動作のみを検出して対応する処理を実行することで、ユーザ所望の処理については、容易かつ確実に実行させることが可能となる。
また、第2、第3実施形態のタッチパネル11a、11bは、導電部材41が検出面110の上側から見た平面視で所定の回転角度方向(180度、352度など)にある場合に当該導電部材41を検出可能に設けられ、導電部材41は、ベゼル4の回転に応じてこれら所定の回転角度方向でタッチパネル11により検出がなされる。
このように、タッチパネル11a、11bが導電部材41を検出する位置が更に限定されるので、検出位置精度にあまり関係なく、ベゼル4の回転動作を検出することができる。また、検出有無や回数などを角度方向に換算すればよいので、検出精度の低下に応じてベゼル4の回転位置などの特定精度の低下が生じにくい。
また、導電部材41は、ベゼル4の回転方向について所定角度(ここでは30度)の間隔で複数か所(12か所)に位置し、ベゼル4の所定角度の回転ごとにタッチパネル11により異なる導電部材41が検出される。すなわち、タッチパネル11a、11bの面積をタッチパネル11よりも縮小し、導電部材41の数を増やすことで補うので、この方がコストや処理を低減させやすい。
また、電子時計1は、ベゼル4の回転が所定角度(30度)ごとに停止する構造を有する。ベゼル4が連続的な回転ではなく、ステップ状に回転する場合には、検出位置の精度が低下してもベゼル4の回転位置の特定がより簡便に行われるので、動作処理の簡素化及び製造コストの低減を図ることができる。
また、所定の回転角度方向は、所定角度(30度)の半分(15度)の整数倍とは異なる角度間隔で複数定められ、制御部50は、所定角度の回転時における所定の回転角度方向のそれぞれにおける検出タイミングに応じてベゼル4の回転方向を特定する。すなわち、導電部材41を検出する位置(回転角度方向)を複数適切な角度差で定めることで、回転方向も容易に特定することが可能になるので、効率よくベゼル4の多機能化などを図ることができる。
また、タッチパネル11a、11bは、平面視でベゼル4の内縁形状に対して所定の回転角度方向でベゼル4の回転中心からの距離が突出した突出部111〜113などを有する。このように、必要最小限だけタッチパネル11a、11bを拡張することで、効率よくベゼル4の回転検出を行うことができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、静電容量式のタッチパネル11に対して導電部材41をベゼル4とともに回転動作させることでベゼル4の回転動作を検出することとしたが、ベゼル4の裏面(タッチパネルの側)に突起を設け、当該突起がタッチパネルを押圧することにより各種方式で押圧位置を検出するものであってもよい。この場合、複数箇所への押圧操作の同時検出が困難な場合があるので、ベゼル4のエリアとそれ以外のエリアとで時分割して交互に入力を検出するなどしてもよい。また、ベゼル4の突起位置に移動がない場合には、当該位置を仮定して通常のタッチパネル上への入力操作位置を特定してもよい。
また、上記各実施形態では、ベゼル4の静止時に常に導電部材41が検出されるようになっていたが、これに限られない。第2、3実施形態において、突出部の位置を所定角度(30度)単位のベゼル4の停止位置から全てずらすように配置することで、回転動作が生じた途中でのみ導電部材41が検出されることとされてもよい。
また、上記実施の形態では、筐体2、裏蓋3及び風防ガラス6により密閉されたエリア内にタッチパネル11などが位置し、ベゼル4がこのエリアの外側に位置することとして防水性などを実現しつつベゼル4の回転動作を容易に実行可能としたが、これに限られるものではない。
また、上記実施の形態では、導電部材41が裏蓋3に電気的に接続されて接地されることとしたが、例えば、裏蓋3が導電性の部材ではない場合などは、他の部位が接地面となって導電部材41が電気的に接続されてもよい。
また、タッチパネル11と、導電部材41を含むベゼル4との間には、風防ガラス6又は筐体2が挟まれていなくてもよい。直接接してもよいし、他の樹脂などのカバー層が間に挟まれていてもよい。
また、上記タッチパネル11は、デジタルの表示画面12と重ねて設けられるものとしたが、これに限られない。一部又は全部が予め固定された標識が設けられた文字盤上に位置していてもよい。また、表示画面が指針などによるアナログ表示を行うものであってもよい。
また、タッチパネル11の形状は、円形又はこれに突出部を有する形状に限られない。12、3、6、9時の各方向に頂点を有する正方形やこれに類似する形状などであってもよい。
また、上記実施の形態では、制御部50がメインマイコン51とサブマイコン52を有し、動作状態に応じてメインマイコン51の動作有無を切り替えることとしたが、単一のマイコン(制御部)が継続的にタッチ操作の検出を含む動作制御を行ってもよい。また、サブマイコン52の動作に切り替えられた場合には、当該サブマイコン52は、ベゼル4の回転検出を含むタッチパネル11への入力操作を一切受け付けないこととしてもよい。また、制御部50の動作は、全てがCPUによってソフトウェア的に行われなくてもよく、一部が専用ハードウェア(論理回路など)によって行われてもよい。
また、上記実施の形態では、サブマイコン52での動作(ベゼル4の回転)検出間隔を広く(例えば、数百ミリ秒間隔)して、間欠的な動作を行わせることとしたが、このような動作を行わずに、単純に連続的な動作を行ってもよい。
また、上記実施の形態では、ベゼル4を両方向に回転可能としたが、一方、例えば、時計回りにのみ回転可能な構造を有していてもよい。この場合、回転方向を検出する必要がないので、第2、3実施形態で示したような複数の突出部を有していなくてもよい。
また、第2、3実施形態では、30度間隔で12個の導電部材41が等間隔配置されることとしたが、180度の間隔で2つの突出部を有し、30度間隔で6個の導電部材41を配置することで、同様の検出を可能としてもよい。
また、導電部材41は、ベゼル4に連動して移動し、タッチパネル11により移動状況が検出可能に位置していればよく、ベゼル4の内部や外面に位置している場合に限られない。環状のベゼル4の内縁から内側に突出していてもよいし、ベゼル4の回転に応じて直線往復運動するような構造を有していてもよい。
また、上記実施の形態では、電子機器として腕時計などの電子時計を例に挙げて説明したが、これに限られるものではない。その他の各種表示、計測、通信などを行う電子機器であってもよい。
その他、上記実施の形態で示した構成、構造、回転動作の検出原理、処理内容及び手順などの具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
入力操作を検出する検出面を有するタッチパネルと、
前記検出面上に回転可能に位置する環状部材と、
制御部と、
を備え、
前記環状部材は、前記タッチパネルにより検出可能な被検出部分を有し、
前記制御部は、前記被検出部分の前記タッチパネルによる検出結果に基づいて前記環状部材の回転を検出する
ことを特徴とする電子機器。
<請求項2>
前記タッチパネルを内部に収容する筐体を備え、
前記環状部材は、前記筐体の外側に位置している
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
<請求項3>
裏蓋を備え、
前記筐体は、上下が開口した筒状の形状を有し、一方の開口が前記裏蓋により封止され、他方の開口に前記検出面が位置する
ことを特徴とする請求項2記載の電子機器。
<請求項4>
前記検出面に重なる保護層を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項5>
前記被検出部分は、導電部材であり、
前記タッチパネルは、静電容量の局所的な変化を検出する
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項6>
前記被検出部分は、当該電子機器の接地面と電気的に接続されていることを特徴とする請求項5記載の電子機器。
<請求項7>
前記被検出部分は、導電部材であり、
前記タッチパネルは、静電容量の局所的な変化を検出し、
前記裏蓋は導電性部材であり、前記被検出部分と電気的に接続されることを特徴とする請求項3記載の電子機器。
<請求項8>
前記検出面に重なる保護層と、
前記筐体の外側面側に配置され、前記保護層の側面に前記筐体を密着させる導電性の拘束部材と、
を備え、
前記被検出部分及び前記裏蓋は、直接又は配線を介して前記拘束部材に電気的に接続されている
ことを特徴とする請求項7記載の電子機器。
<請求項9>
前記タッチパネルの前記検出面と重なって位置する表示画面を有する表示部を備え、
前記制御部は、前記表示画面への表示内容を制御する
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項10>
前記制御部は、前記タッチパネルに対する入力操作の検出位置が前記環状部材の下か否かに応じて、前記環状部材の回転動作と前記タッチパネルへの直接的な入力操作とを識別して、各々検出内容に応じた処理を行うことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項11>
前記制御部は、主制御部と、当該主制御部よりも消費電力の小さい副制御部とを有し、
前記主制御部の動作時には、当該主制御部が前記被検出部分の検出結果に応じた制御を行い、
前記主制御部の動作停止時には、前記副制御部が前記被検出部分の検出結果に応じた制御を行う、
ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項12>
前記副制御部は、前記主制御部よりも広い時間間隔で前記タッチパネルによる検出結果を取得して当該検出結果に応じた処理を行うことを特徴とする請求項11記載の電子機器。
<請求項13>
前記副制御部は、前記タッチパネルに対する入力操作の検出位置が前記環状部材の下ではない場合に、前記入力操作に応じた処理を行わないことを特徴とする請求項11又は12記載の電子機器。
<請求項14>
前記タッチパネルは、前記被検出部分が前記検出面の上側から見た平面視で所定の回転角度方向にある場合に当該被検出部分を検出可能に設けられ、
前記被検出部分は、前記環状部材の回転に応じて前記所定の回転角度方向で前記タッチパネルにより検出がなされる
ことを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項15>
前記被検出部分は、前記環状部材の回転方向について所定角度の間隔で複数か所に位置し、前記環状部材の前記所定角度の回転ごとに前記タッチパネルにより検出がなされることを特徴とする請求項14記載の電子機器。
<請求項16>
前記環状部材の回転が前記所定角度ごとに停止する構造を有することを特徴とする請求項15記載の電子機器。
<請求項17>
前記所定の回転角度方向は、前記所定角度の半分の整数倍とは異なる角度間隔で複数定められ、
前記制御部は、前記所定角度の回転時における前記所定の回転角度方向のそれぞれにおける検出タイミングに応じて前記環状部材の回転方向を特定する
ことを特徴とする請求項15又は16記載の電子機器。
<請求項18>
前記タッチパネルは、平面視で前記環状部材の内縁形状に対して前記所定の回転角度方向で前記環状部材の回転中心からの距離が突出した形状を有することを特徴とする請求項14〜17のいずれか一項に記載の電子機器。
1 電子時計
2、2a 筐体
3 裏蓋
4 ベゼル
5 防水リング
6、6a 風防ガラス
8 回路基板
11、11a、11b タッチパネル
110 検出面
111〜113 突出部
12 表示画面
41 導電部材
42 電気配線
43 配線
50 制御部
51 メインマイコン
511 メインCPU
512 メモリ
513 計時部
52 サブマイコン
521 サブCPU
522 メモリ
523 RTC
53 表示部
54 操作受付部

Claims (18)

  1. 入力操作を検出する検出面を有するタッチパネルと、
    前記検出面上に回転可能に位置する環状部材と、
    制御部と、
    を備え、
    前記環状部材は、前記タッチパネルにより検出可能な被検出部分を有し、
    前記制御部は、前記被検出部分の前記タッチパネルによる検出結果に基づいて前記環状部材の回転を検出する
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記タッチパネルを内部に収容する筐体を備え、
    前記環状部材は、前記筐体の外側に位置している
    ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 裏蓋を備え、
    前記筐体は、上下が開口した筒状の形状を有し、一方の開口が前記裏蓋により封止され、他方の開口に前記検出面が位置する
    ことを特徴とする請求項2記載の電子機器。
  4. 前記検出面に重なる保護層を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記被検出部分は、導電部材であり、
    前記タッチパネルは、静電容量の局所的な変化を検出する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子機器。
  6. 前記被検出部分は、当該電子機器の接地面と電気的に接続されていることを特徴とする請求項5記載の電子機器。
  7. 前記被検出部分は、導電部材であり、
    前記タッチパネルは、静電容量の局所的な変化を検出し、
    前記裏蓋は導電性部材であり、前記被検出部分と電気的に接続されることを特徴とする請求項3記載の電子機器。
  8. 前記検出面に重なる保護層と、
    前記筐体の外側面側に配置され、前記保護層の側面に前記筐体を密着させる導電性の拘束部材と、
    を備え、
    前記被検出部分及び前記裏蓋は、直接又は配線を介して前記拘束部材に電気的に接続されている
    ことを特徴とする請求項7記載の電子機器。
  9. 前記タッチパネルの前記検出面と重なって位置する表示画面を有する表示部を備え、
    前記制御部は、前記表示画面への表示内容を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の電子機器。
  10. 前記制御部は、前記タッチパネルに対する入力操作の検出位置が前記環状部材の下か否かに応じて、前記環状部材の回転動作と前記タッチパネルへの直接的な入力操作とを識別して、各々検出内容に応じた処理を行うことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の電子機器。
  11. 前記制御部は、主制御部と、当該主制御部よりも消費電力の小さい副制御部とを有し、
    前記主制御部の動作時には、当該主制御部が前記被検出部分の検出結果に応じた制御を行い、
    前記主制御部の動作停止時には、前記副制御部が前記被検出部分の検出結果に応じた制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の電子機器。
  12. 前記副制御部は、前記主制御部よりも広い時間間隔で前記タッチパネルによる検出結果を取得して当該検出結果に応じた処理を行うことを特徴とする請求項11記載の電子機器。
  13. 前記副制御部は、前記タッチパネルに対する入力操作の検出位置が前記環状部材の下ではない場合に、前記入力操作に応じた処理を行わないことを特徴とする請求項11又は12記載の電子機器。
  14. 前記タッチパネルは、前記被検出部分が前記検出面の上側から見た平面視で所定の回転角度方向にある場合に当該被検出部分を検出可能に設けられ、
    前記被検出部分は、前記環状部材の回転に応じて前記所定の回転角度方向で前記タッチパネルにより検出がなされる
    ことを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の電子機器。
  15. 前記被検出部分は、前記環状部材の回転方向について所定角度の間隔で複数か所に位置し、前記環状部材の前記所定角度の回転ごとに前記タッチパネルにより検出がなされることを特徴とする請求項14記載の電子機器。
  16. 前記環状部材の回転が前記所定角度ごとに停止する構造を有することを特徴とする請求項15記載の電子機器。
  17. 前記所定の回転角度方向は、前記所定角度の半分の整数倍とは異なる角度間隔で複数定められ、
    前記制御部は、前記所定角度の回転時における前記所定の回転角度方向のそれぞれにおける検出タイミングに応じて前記環状部材の回転方向を特定する
    ことを特徴とする請求項15又は16記載の電子機器。
  18. 前記タッチパネルは、平面視で前記環状部材の内縁形状に対して前記所定の回転角度方向で前記環状部材の回転中心からの距離が突出した形状を有することを特徴とする請求項14〜17のいずれか一項に記載の電子機器。
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