JP2001066383A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2001066383A
JP2001066383A JP24378399A JP24378399A JP2001066383A JP 2001066383 A JP2001066383 A JP 2001066383A JP 24378399 A JP24378399 A JP 24378399A JP 24378399 A JP24378399 A JP 24378399A JP 2001066383 A JP2001066383 A JP 2001066383A
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Yutaka Kondo
豊 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光センサによる回転ベゼルの回転状態をより
正確に検出するとともに、回転ベゼルの操作性を向上さ
せる。 【解決手段】 胴101の外周上方側には、回転ベゼル
102が回転可能に支持されている。回転ベゼル102
の下面には、光学パターン41が形成されており、この
光学パターン41を図示せぬ光センサが読み取ることに
より回転ベゼル102の回転状態を検出している。ま
た、回転ベゼル102の内周面には、その周方向に沿っ
て凹部102b等間隔毎に形成されており、胴101の
外周面には、クリック機構60が設けられている。この
クリック機構60の球部61が凹部102bと順次係合
することにより、クリック感を付与することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リング部材の回転
状態を検出する光センサを有する情報処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】腕時計には、図15に示すように、胴1
の上方外周側に回転可能に設けられる円環状の回転ベゼ
ル2を備えるタイプのものがある。このような回転ベゼ
ル2を備える腕時計などの動作切換装置として、回転ベ
ゼル2の動きを利用して動作切り換えを行う装置があ
る。このような装置には、回転ベゼル2と連動するメカ
ニカルスイッチを設けてスイッチを切り換えるものがあ
るが、メカニカルスイッチを用いた構造では、多数のモ
ード切り換えなどを行う場合には、構造が複雑になって
しまい、携帯機器への搭載が困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、回転ベゼル2
の下面に光学パターンを設け、この光学歩ターンを光セ
ンサで読み取ることにより、回転ベゼル2の回転量を検
出し、この検出結果に応じてモード切り換え文字入力な
どを行う装置が考えられる。このような装置では、簡易
な構成でありながら、多数の情報入力が可能であると共
に、非接触で回転ベゼル2の回転量を検出できるので、
光センサ等の装置主要部を密閉空間内に配置して防水性
を向上させることもできる。
【0004】ところで、上述したような回転ベゼル2を
利用して情報入力等を行う装置では、回転ベゼル2の操
作性の向上が入力操作を簡易とするために重要となる。
このため、回転ベゼル2を有する時計では、回転ベゼル
2の裏面に環状の凹凸部を設け、この凹凸部と胴1側に
設けたクリックピンとを係合させることにより、回転ベ
ゼル2の回転操作時にクリック感を付与して操作性を向
上させるクリック機構が搭載されている。
【0005】しかし、上述したクリック機構を有する装
置では、クリックピンが回転ベゼル2に形成された凸部
と係合した場合、回転ベゼル2がクリックピンによって
押し上げられて回転ベゼル2と胴1との間に隙間ができ
てしまうことがある。従って、このクリック機構を、上
述した光センサを有する装置に採用した場合、回転ベゼ
ル2が押し上げられることにより生じる隙間から外光が
侵入して光センサの誤検出の原因となってしまうことが
ある。このような回転ベゼル2と胴1との間にできる隙
間に起因する誤検出を防止するために回転ベゼル2と胴
1との間にパッキン等を設けることが考えられるが、こ
の場合、パッキンと回転ベゼル2および胴1との間の摩
擦等によって操作性が悪化してしまう。また、パッキン
に潤滑剤を塗布することも考えられるが、この場合に
も、経時変化等によりパッキンが劣化したり、潤滑剤が
抜けたりすると、回転トルクが不安定になる。
【0006】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
ものであり、光センサでリング部材の回転状態をより正
確に検出することが可能でありながら、リング部材の回
転操作性を向上させることができる情報処理装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載の情報処理装置は、表裏面
および内周面を有する円環状のリング部材と、前記リン
グ部材の前記裏面に対向する位置に設けられ、その外周
上方側で前記リング部材を回転可能に支持する支持体
と、前記リング部材の前記裏面に設けられる光学パター
ンと、前記支持体に配置され、前記リング部材に設けら
れた光学パターンに光を照射し、その反射光に基づいて
前記リング部材の回転状態を検出する光センサと、前記
光センサによって検出された前記リング部材の回転状態
に基づいて、情報信号を生成する信号生成手段と、前記
リング部材の内周面の周方向に沿って交互に設けられる
凹凸部と、前記支持体の外周面における前記凹凸部と対
向する位置に設けられるクリック機構とを具備してお
り、前記リング部材を回転させた場合に、交互に設けら
れた前記凹凸部と前記クリック機構とが順次係合するよ
うにしたことを特徴としている。
【0008】また、請求項2に記載の情報処理装置は、
請求項1に記載の情報処理装置において、前記クリック
機構は、前記凹凸部と対向する位置に回転自在に設けら
れる球状の係合部と、前記係合部を前記リング部材の内
周面側に押圧して前記凹凸部に係合させる押圧手段とを
有していることを特徴としている。
【0009】また、請求項3に記載の情報処理装置は、
請求項1または2に記載の情報処理装置において、前記
クリック機構は、前記リング部材の回転中心を中心とし
てほぼ対称となる位置にそれぞれ配置されていることを
特徴としている。
【0010】また、請求項4に記載の情報処理装置は、
請求項1ないし3のいずれかに記載の情報処理装置にお
いて、前記リング部材は、回転ベゼルであり、前記支持
体は、ほぼ円盤状の胴部と、前記胴部に取り付けられ、
使用者の手に巻き付けることが可能なバンド部とを有す
る腕時計型に形成されており、前記胴部のほぼ中央に配
置され、前記信号生成手段の生成した情報信号に対応し
た情報を表示するほぼ矩形状の表示装置をさらに具備す
ることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 A.実施形態の構成 まず、図1は本発明の一実施形態に係る腕時計型情報処
理装置100を示す正面図である。同図において、符号
101は、この腕時計型情報処理装置100の胴(支持
体)を示す。図における胴101の上下側には、使用者
の手に巻き付けられるバンド部200が取り付けられて
いる。また、胴101の外周側の上部(紙面手前側)に
は、円環状の回転ベゼル(リング部材)102が図中矢
印で示す方向に回転自在に支持されている。
【0012】回転ベゼル102の表面には、等間隔に
「▽」、「A」、「B」、「C」……「1」、「0」の
文字や記号等の情報が印刷等により表記されている。回
転ベゼル102の内周側における胴101の中央部に
は、カバーガラス103が配置されており、このカバー
ガラス103の下方(図の紙面奥側)には、液晶パネル
等の表示装置104が配設されている。表示装置104
の図中上側には、回転ベゼル102の表面に表示された
文字等の情報の1つを指示する指示マーク110が印刷
等により表記されている。指示マーク110が回転ベゼ
ル102上に表記された「▽」を指示しているときの回
転ベゼル102の位置が基準位置(図1に示す位置)と
なる。
【0013】また、胴101の周囲には、確定スイッチ
105、削除スイッチ106、濁点スイッチ107がそ
れぞれ配設されている。また、リセットスイッチ109
がカバーガラス103と同一平面上に突出して設けられ
ている。なお、これらの各スイッチ105〜107は、
リセットスイッチ109と同様にカバーガラス103と
同一平面上に突出して設けるようにしてもよく、各スイ
ッチの配設位置は任意である。
【0014】ここで、図2は腕時計型情報処理装置10
0から回転ベゼル102を取り外した状態を示す。同図
に示すように、胴101には、孔31a,31bが形成
されており、この孔31a,31b内にパルス数検出セ
ンサユニット(光センサ)32と回転方向検出センサユ
ニット(光センサ)33とがそれぞれ配置されている。
ここで、パルス数検出センサユニット32と回転ベゼル
102の回転中心Oとを結ぶ線と、回転方向検出センサ
ユニット33と回転中心Oとを結ぶ線とが角度θ1を形
成するようにパルス数検出センサユニット32および回
転方向検出センサユニット33が配置されている。な
お、角度θ1については、後述する。
【0015】また、胴101の回転ベゼル102が係合
される外周面101bの2カ所(図の上下)には、その
法線方向に凹んだ凹部101cが形成されている。この
2カ所の凹部101c内には、クリック機構60がそれ
ぞれ配置されている。ここで、2つのクリック機構60
は、互いに回転ベゼル102の回転中心Oを中心として
ほぼ対称となる位置に配置されている。
【0016】図3は、上述したクリック機構60付近の
側断面図を示す。同図に示すように、クリック機構60
は、凹部101cの回転ベゼル102側に配置される球
状の球部(係合部)61と、球部61を回転ベゼル10
2の内周面側(図の左側)に押圧するコイルバネ(押圧
手段)62とを有している。一方、回転ベゼル102の
内周面には、球部61の先端部が侵入可能な凹部102
bが形成されており、図示の状態では、コイルバネ62
の押圧力によって球部61が凹部102bに押し込まれ
て係合するようになっている。また、胴101の外周面
には段差が形成されており、回転ベゼル102が胴10
1に取り付けられた場合に、この段差の部分に回転ベゼ
ル102の内周側上部の突条部102cが覆い被さるよ
うに配置されるようになっている。このような構造とす
ることにより、回転ベゼル102が水平方向(図の左右
方向)に若干揺動した場合にも、胴101と回転ベゼル
102の突条部102cとの隙間から外光が内部に侵入
することを防止している。
【0017】図4および図5に示すように、回転ベゼル
102の内周面には、上述した形状の凹部102bが周
方向に沿って形成されている。ここで、凹部102b
は、回転ベゼル102の表面に表記された文字等の情報
と対応する位置、つまり等間隔毎に形成されている。す
なわち、回転ベゼル102の内周面には、その周方向に
沿って凹凸が交互に形成されている。従って、図4に示
す状態から、回転ベゼル102が回転させられて凹部1
02bが形成されていない箇所(凸部)にクリック機構
60の球部61が位置した場合、図6に示すように、回
転ベゼル102の内周面によって、球部61がコイルバ
ネ62の押圧力に抗して押し下げられるようになってい
る。このような構成の下、使用者が回転ベゼル102を
回転させた場合には、回転ベゼル102の内周面に形成
された凹凸に球部61が交互に係合させられることによ
り、クリック感を付与することができるようになってい
る。
【0018】また、このクリック機構60では、球部6
1はコイルバネ62に固定されておらず回転自在な状態
で押圧されている。従って、回転ベゼル102を回転さ
せた場合には、球部61が回転ベゼル102の内周面の
凹凸と交互に係合することになるが、この際、球部61
は回転しながら回転ベゼル102の内周面の凹凸と順次
係合し、これにより回転ベゼル102の回転を滑らかに
することができる。また、このような球部61を係合さ
せることにより、回転ベゼル102の内周面に形成され
た凹凸等の寸法ばらつきに起因する回転ベゼル102の
トルク変動を抑制することもできる。
【0019】さて、図7は図1のVII−VII線に沿って視
た図である。同図に示すように、回転ベゼル102の裏
面には、光学パターン41が形成されおり、孔31a
は、胴101における光学パターン41の下方となる位
置に形成されている。この孔31aの上方を覆うように
センサカバーガラス42が配置されており、センサカバ
ーガラス42と胴101との間には、図示せぬパッキン
が配置されいてる。これにより、センサカバーガラス4
2の下方への水や埃の侵入を防止している。
【0020】センサカバーガラス42の下方には、パル
ス数検出センサユニット32が配置されている。パルス
数検出センサユニット32は、LED(Light Emitting
Diode)44と、フォトダイオード45と、LED44
とフォトダイオード45との間に配置される遮光板44
aと、基板46とを備えており、LED44が光学パタ
ーン41に向けて光を発光し、フォトダイオード45に
受光された光学パターン41からの反射光に基づいて、
パルス信号を生成するものである。なお、回転方向検出
センサユニット33もパルス数検出センサユニット32
と同様の構成であり、回転ベゼル102の裏面に形成さ
れた光学パターン41を読み取ってパルス信号を生成す
る。
【0021】パルス数検出センサユニット32の基板4
6は、図示せぬリード線によってこの腕時計型情報処理
装置100の電子回路と接続されており、パルス数検出
センサユニット32によって生成されたパルス信号が後
述する情報信号生成部(図11参照)に出力される。こ
のパルス信号のパルス数が情報信号生成部によってカウ
ントされ、回転ベゼル102の回転量が検出されるよう
になっている。
【0022】次に、回転ベゼル102の裏面に形成され
た光学パターン41について図8を用いて説明する。同
図に示すように、光学パターン41は、LED44の照
射する光を吸収する吸収領域41aと、LED44の照
射する光を反射する反射領域41bとが交互に形成され
ており、これらの吸収領域41aおよび反射領域41b
は、回転ベゼル102の表面に表記された文字等の情報
と対応するように設けられている。吸収領域41aと反
射領域41bとは、回転中心Oを中心とした角度θ2
に形成されている。従って、回転ベゼル102を1回転
させた時に、入力可能な情報数がn個(nは偶数)であ
る場合には、θ2=360/n゜となる。この構成の
下、回転ベゼル102が回転させられると、パルス数検
出センサユニット32は、吸収領域41aおよび反射領
域41bを交互に読み取ることになり、図9に示すよう
なパルス信号を生成することができるようになってい
る。
【0023】次に、図2に示したパルス数検出センサユ
ニット32と回転方向検出センサユニット33との間の
角度θ1について説明する。本実施形態では、θ1=mθ
2+θ2/2となるようにパルス数検出センサユニット3
2および回転方向検出センサユニット33が配置されて
いる。このようにパルス数検出センサユニット32およ
び回転方向検出センサユニット33を配置した場合に
は、各々のセンサユニットに図10に示すようなパルス
信号が生成される。同図に示すように、回転ベゼル10
2を時計回りに回転させた場合には、回転方向検出セン
サユニット33の生成するパルス信号にパルス数検出セ
ンサユニット32の生成するパルス信号より1/4の位
相進みが生じ、回転ベゼル102を反時計回りに回転さ
せた場合には、回転方向検出センサユニット33の生成
するパルス信号にパルス数検出センサユニット32の生
成するパルス信号より1/4の位相遅れが生じることに
なる。従って、このように各センサユニットの生成する
パルス信号に生じる位相進み・遅れを検知することによ
って、回転ベゼル102の回転方向を検出することがで
きるようになっている。
【0024】なお、θ1の角度は、mθ2+θ2/2に限
らず、k*360/n(kは0〜n−1までの整数)と
異なる角度であればよく、例えばθ1=mθ2+θ2/4
であってもよい。要するに、θ1はパルス数検出センサ
ユニット32と回転方向検出センサユニット33とが生
成するパルス信号に位相差を生じる角度であればよい。
【0025】次に、上述したように検出される回転ベゼ
ル102の回転角度および回転方向から文字等の情報を
生成して表示装置104に表示する制御システムの機能
構成について図11を用いて説明する。同図において、
符号81は、情報信号生成部を示す。情報信号生成部
(信号生成手段)81は、パルス数カウンタを有してお
り、パルス数検出センサユニット32の生成するパルス
数をカウントすることにより回転ベゼル102の回転角
度を検出している。また、情報信号生成部81は、上述
したようにパルス数検出センサユニット32と回転方向
検出センサユニット33とが生成したパルス信号を比較
することにより、回転ベゼル102の回転方向を検出し
ている。このように検出した回転ベゼル102の回転角
度および回転方向に基づいて、情報信号を生成してい
る。この際、情報信号生成部81は、情報テーブル82
を参照することにより、表示装置104に表示すべき情
報に対応した情報信号を生成する。
【0026】図12に示すように、情報テーブル82に
は、回転ベゼル102の回転角度および所定回転方向
(ここでは反時計回りとする)に対応して情報信号が記
憶されており、情報信号生成部81は、パルス数カウン
タのカウント値(例えば、反時計方向のパルス信号数を
加算し、時計方向のパルス信号数を減算したカウント
値)から反時計方向の回転角度を検出し、これに対応す
る情報信号を抽出するようになっている。ここで、情報
テーブル82には、回転ベゼル102が基準位置(図1
に示す位置)にある時から反時計方向に回転ベゼル10
2を回転させたときに、指示マーク110に指示される
文字等の情報に対応した情報信号が、その時点での基準
位置からの回転角度に対応して記憶させられている。従
って、情報テーブル82参照時に、上記基準位置から回
転ベゼル102の回転角度および回転方向の検出が開始
された場合には、回転ベゼル102上に表記された情報
のうち、指示マーク110に指示された情報に対応する
情報信号が生成されるようになっている。
【0027】このように情報テーブル82を参照するこ
とにより情報信号生成部81によって生成された情報信
号に基づいて、キャラクタージェネレーター83が表示
装置104に文字等の情報を表示する。
【0028】確定スイッチ105は、情報信号生成部8
1によって生成された情報信号に基づいて、表示装置1
04に表示された文字等の情報を確定入力するものであ
り、削除スイッチ106は、確定スイッチ105によっ
て確定された情報を削除するものである。濁点スイッチ
107は、入力候補情報表示部に表示された情報が英文
字である場合には小文字と大文字を切り換えるものであ
り、仮名文字である場合には、濁点を付加するようにな
っている。リセットスイッチ109は、情報信号生成部
81のパルス数カウンタをリセットするものであり、こ
のリセットスイッチ109が押下された場合には、その
時点から回転ベゼル102の回転角度および回転方向の
検出が開始されることになる。
【0029】なお、情報信号生成部81が生成する情報
は文字情報に限らず、改行などの文字編集や、この情報
処理装置におけるモード切換(例えば、時間表示モード
と文字入力モードとを切り換える)などの指令情報を生
成することも可能である。この場合、情報テーブル82
には、文字編集やモード切換などの指令情報が回転ベゼ
ル102の回転角度および回転方向に対応して記憶され
ておき、これを参照して情報信号生成部81が指令情報
を生成するようにすればよい。
【0030】B.実施形態の動作および情報入力方法 次に、上記の腕時計型情報処理装置100の情報入力方
法および動作について説明する。まず、使用者は、基準
位置(図1に示す位置)に回転ベゼル102を合わせて
おく。この状態で使用者はリセットスイッチ109を押
下し、これにより腕時計型情報処理装置100は情報入
力状態となり、パルス数検出センサユニット32および
回転方向検出センサユニット33が回転ベゼル102の
回転角度および回転方向の検出を開始する。
【0031】そして、使用者は入力したい情報、例え
ば、文字「C」を入力したい場合には、図13に示すよ
うに、回転ベゼル102上に形成された「C」が指示マ
ーク110に指示される位置に回転ベゼルを反時計回り
に回転させる。このとき、パルス数検出センサユニット
32は回転ベゼル102の回転角度θを検出し、回転方
向検出センサユニット33は、回転ベゼル102の回転
方向を検出する(この場合、θ=3θ2)。このように
検出された回転角度および回転方向に基づいて入力情報
「C」が情報信号生成部81により生成され、表示装置
104に表示される。この状態で確定スイッチ105を
押下すると文字「C」が確定し、次の情報の入力待ち状
態になる。また、削除スイッチ106を押下すると、
「C」が削除され、入力待ち状態となる。また、濁点ス
イッチ107を押下すると、「c」が表示部104に表
示される。このように、回転ベゼル102上に表記され
た所望の情報を指示マーク110に合わせる操作を行え
ば、その情報を表示装置104に表示させて入力するこ
とができる。
【0032】なお、上述したように回転ベゼル102を
基準位置に合わせる操作を行わずに、リセットスイッチ
109を押下して表示入力動作を開始するようにしても
よい。この場合、回転ベゼル102上の指示マーク11
0に指示された情報以外の情報が入力されることになる
が、回転ベゼル102上に表記された情報を表示入力す
ることができる。従って、ユーザは、回転ベゼル102
上の指示マーク110に指示された情報を入力するとい
ったモードで操作を行いたい場合に、上述した基準位置
あわせ操作を行うようにすればよい。
【0033】C.効果 本実施形態に係る腕時計型情報処理装置100では、上
述したようにクリック機構60を設けているので、回転
ベゼル102の回転操作時にクリック感を付与すること
が可能となり、操作性が向上する。また、本実施形態で
は、クリック機構60のコイルバネ62が球部61を水
平方向に押圧しているので、回転ベゼル102と胴10
1との間の隙間から外光が内部に侵入することを抑制
し、パルス数検出センサユニット32や回転方向検出セ
ンサユニット33の誤検出を低減することができる。こ
れについて、従来のクリック機構を有する装置と比較し
て説明する。
【0034】図14は従来のクリック機構が設けられた
携帯機器の側断面図である。同図に示すように、従来の
携帯機器では、クリック機構130のコイルバネ132
は、球部131を上方に押圧している。従って、回転ベ
ゼル102の下面に凹部が形成されていない部分では、
図示のように球部61によって回転ベゼル102が上方
に押し上げられて、回転ベゼル102の外周面と胴10
1の外周面との間に隙間dができてしまうことがある。
この隙間dから外光が侵入すると、パルス数検出センサ
ユニット32や回転方向検出センサユニット33が誤検
出の原因となってしまう。このような隙間dができない
ようにするには、回転ベゼル102を上方から押さえ込
む押さえ部材等を設ける必要がある。これに対し、本実
施形態では、図6に示すように、回転ベゼル102の凹
部102bが形成されていない部分が球部61によって
押された場合にも、回転ベゼル102の外周面と胴10
1の外周面との間に隙間ができず、押さえ部材等を設け
ることなく、側方からの外光の侵入を防止することがで
きる。従って、隙間から侵入する外光に起因する各セン
サユニットの誤検出を低減することができる。また、外
光の侵入を防止するために、従来装置のようにパッキン
を胴101と回転ベゼル102の間に配置する必要がな
いので、パッキンの劣化等に起因する回転トルクの変動
が生じない。
【0035】また、図14に示すように、従来の携帯機
器に設けられたクリック機構130では、回転ベゼル1
02の下面に、光学パターン41に加えて球部131が
係合される凹部を回転ベゼルの回転円周に沿って設ける
ためのスペースが必要となるため、回転ベゼル102の
幅を大きくする必要がある。これに対し、本実施形態で
は、回転ベゼル102の下面には光学パターン41を設
ければよいだけであるため、従来のクリック機構130
を有する携帯機器と比較して回転ベゼル102の幅を小
さくすることができる。
【0036】ところで、回転ベゼルを有する時計型の携
帯機器では、使用者が回転ベゼルを操作したときには、
通常上下方向に操作がばらつくことが多い。つまり、回
転ベゼル操作時には、回転ベゼルが上下方向に若干ずれ
た状態で回転させられることがある。従って、図14に
示すクリック機構130では、操作ばらつきの方向とク
リック機構の係合方向とが一致するため、上下方向の操
作ばらつきの影響を受けてトルク変動等が生じることが
ある。これに対し、本実施形態では、クリック機構60
が水平方向に回転ベゼル102の内周面の凹凸と係合し
ているので、上下方向の操作ばらつきに対しても影響を
受けにくい。
【0037】さらに、本実施形態に係る腕時計型情報処
理装置100では、2つのクリック機構60は、それぞ
れ回転ベゼル102の回転中心Oを中心として対称とな
る位置に配置されている。このように2つのクリック機
構60を配置することにより、操作時に加わる回転ベゼ
ル102の側面方向からの力に対するクリック機構60
の強度を向上させることができる。
【0038】また、本実施形態に係る腕時計型情報処理
装置100は、通常のアナログ時計と異なり、文字盤や
運針機構等の平面的な設置スペースが必要となる構成要
素を有しておらず、胴101の中央部に配置されるほぼ
矩形状の表示装置104と、その下部に配置される電子
回路部とからなるものである。すなわち、主要部品を胴
101の中央部に配置することができる。また、円環状
の回転ベゼル102を外周上方側で支持する円盤状の胴
101の中央部にほぼ矩形状の表示装置104を配置し
ているので、胴101の外周側(特に図1の上下側)に
他の部品が配置されないスペースができる。従って、本
実施形態のようにクリック機構60を他の部品が配置さ
れない胴101の外周側に配置すれば、他の構成要素の
配置の妨げとなることなく、クリック機構60を配置す
ることができ、装置の大型化を防止することができる。
また、本実施形態では、図14に示す従来のクリック機
構130のように上下方向に伸びる設置スペースが不要
なため、装置全体の薄型化も容易となる。
【0039】D.変形例 なお、上述した実施形態においては、クリック機構60
を2つ設けるようにしていたが、クリック機構60は1
つであってもよいし、3つ以上であってもよい。例え
ば、クリック機構60を4つ設ける場合には、これら4
つのクリック機構60を回転ベゼル102の回転中心O
を中心として90°毎に配置すればよい。
【0040】また、上述した実施形態においては、本発
明を腕時計型の情報処理装置に適用した場合について述
べたが、本発明は腕時計型に限らず、他のタイプのリン
グ状部材を有する携帯機器に適用することも可能であ
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光センサでリング部材の回転状態をより正確に検出する
ことが可能でありながら、リング部材の回転操作性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る腕時計型情報処理
装置を示す正面図である。
【図2】 前記腕時計型情報処理装置から、この腕時計
型情報処理装置の構成要素である回転ベゼルを取り外し
た状態を示す図である。
【図3】 前記腕時計型情報処理装置の構成要素である
クリック機構付近を示す側断面図である。
【図4】 内周面に凹凸が形成された前記回転ベゼルの
一部を示す斜視図である。
【図5】 図3のV−V線に沿って視た図である。
【図6】 前記回転ベゼルの内周面に形成された凸部と
前記クリック機構が係合しているときの前記クリック機
構付近を示す側断面図である。
【図7】 図1のVII−VII線に沿って視た図である。
【図8】 前記回転ベゼルの裏面を示す図である。
【図9】 前記回転ベゼルの裏面に形成された光学パタ
ーンと、前記光学パターンを読み取ることによって前記
腕時計型情報処理装置の構成要素であるパルス数検出セ
ンサユニットが生成するパルス信号とを示す図である。
【図10】 前記パルス数検出センサユニットの生成す
るパルス信号と、前記腕時計型情報処理装置の構成要素
である回転方向検出センサユニットの生成するパルス信
号とを示す図である。
【図11】 前記制御システムの構成要素である情報テ
ーブルの記憶内容を示す図である。
【図12】 前記制御システムの構成要素である情報テ
ーブルの記憶内容を示す図である。
【図13】 図1に示す状態から、前記腕時計型情報処
理装置の前記回転ベゼルをθ°回転させた状態を示す図
である。
【図14】 従来のクリック機構を有する腕時計のクリ
ック機構付近を示す側断面図である。
【図15】 一般的な回転ベゼルを有する腕時計の外観
を示す斜視図である。
【符号の説明】
32……パルス数検出センサユニット(光センサ)、3
3……回転方向検出センサユニット(光センサ)、41
……光学パターン、41a……吸収領域、41b……反
射領域、60……クリック機構、61……球部(係合
部)、62……コイルバネ(押圧手段)、81……情報
信号生成部(信号生成手段)、100……腕時計型情報
処理装置、101……胴(支持体)、101c……凹
部、102……回転ベゼル(リング部材)、102b…
…凹部、104……表示装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏面および内周面を有する円環状のリ
    ング部材と、 前記リング部材の前記裏面に対向する位置に設けられ、
    その外周上方側で前記リング部材を回転可能に支持する
    支持体と、 前記リング部材の前記裏面に設けられる光学パターン
    と、 前記支持体に配置され、前記リング部材に設けられた光
    学パターンに光を照射し、その反射光に基づいて前記リ
    ング部材の回転状態を検出する光センサと、 前記光センサによって検出された前記リング部材の回転
    状態に基づいて、情報信号を生成する信号生成手段と、 前記リング部材の内周面の周方向に沿って交互に設けら
    れる凹凸部と、 前記支持体の外周面における前記凹凸部と対向する位置
    に設けられるクリック機構とを具備しており、 前記リング部材を回転させた場合に、交互に設けられた
    前記凹凸部と前記クリック機構とが順次係合するように
    したことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記クリック機構は、前記凹凸部と対向
    する位置に回転自在に設けられる球状の係合部と、前記
    係合部を前記リング部材の内周面側に押圧して前記凹凸
    部に係合させる押圧手段とを有していることを特徴とす
    る請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記クリック機構は、前記リング部材の
    回転中心を中心としてほぼ対称となる位置にそれぞれ配
    置されていることを特徴とする請求項1または2に記載
    の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記リング部材は、回転ベゼルであり、 前記支持体は、ほぼ円盤状の胴部と、前記胴部に取り付
    けられ、使用者の手に巻き付けることが可能なバンド部
    とを有する腕時計型に形成されており、 前記胴部のほぼ中央に配置され、前記信号生成手段の生
    成した情報信号に対応した情報を表示するほぼ矩形状の
    表示装置をさらに具備することを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載の情報処理装置。
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