JP2001060137A - 情報処理装置および情報入力方法 - Google Patents

情報処理装置および情報入力方法

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JP2001060137A
JP2001060137A JP11235938A JP23593899A JP2001060137A JP 2001060137 A JP2001060137 A JP 2001060137A JP 11235938 A JP11235938 A JP 11235938A JP 23593899 A JP23593899 A JP 23593899A JP 2001060137 A JP2001060137 A JP 2001060137A
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Japan
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rotation
information table
rotating body
rotator
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JP11235938A
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English (en)
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Akira Shinpo
晃 真保
Isao Nehashi
勲 根橋
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成でありながら、多数の情報を簡易
な操作で入力する。 【解決手段】 胴101に対して回転可能に設けられる
回転ベゼル102上には、この腕時計型情報処理装置1
00で入力可能な情報が表記されている。そして、この
腕時計型情報処理装置100は、図示のように回転ベゼ
ル102上の「▽」が指示マーク110に指示された位
置(基準位置)からの回転ベゼル102の回転角度およ
び回転方向を検出する基準検出手段を有している。ま
た、腕時計型情報処理装置100は、回転ベゼル102
上に表記された情報以外の他の情報を入力することがで
きる。この場合、他の情報を入力するモードに移行した
時からの回転ベゼル102の回転に応じて情報が入力さ
れる。このときも上記基準検出手段による基準位置から
の回転の検出が続行されており、再び回転ベゼル102
上の情報を入力するモードに移行すると、基準位置から
の回転に応じた情報入力を行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転体を用いて情
報を入力する情報処理装置および情報入力方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、2つの光センサを用いて回転
体の回転量を検出するとともに、各光センサの検出結果
を比較することにより回転体の回転方向を検出する2相
エンコーダーを用いた装置が用いられている。このよう
な2相エンコーダーを入力装置として用い、回転体の回
転量に応じた入力情報を生成する場合、回転量に対応し
た入力情報を予め記憶したテーブルを設け、このテーブ
ルを参照して回転体の回転量に応じた情報を入力するこ
とができる。このような構成の装置としては、図16に
示すように、回転体1上に入力可能な情報(A,B,
C,D,E……)を表記し、所望の入力情報が指示マー
ク2に指示される位置まで図中矢印で示す方向に回転体
1を回転操作して入力を行うものがある。この装置を用
いれば、使用者は回転体1に表記された情報を指示マー
ク2に合わせるといった簡単な操作で入力操作を行える
ので便利である。このような情報入力を実現するために
は、回転体1の回転量の検出を開始する位置である基準
位置を予め決めておき、その基準位置から回転量の検出
を開始し、これにより指示マーク2に指示された情報が
入力されるようになっている。
【0003】このように基準位置から回転量および回転
方向の検出を開始する方法としては、使用者が回転体1
を基準位置まで回転させた後、回転量および回転方向の
検出開始を指示するスイッチ等を押下する方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した入力
装置では、回転体1上に表記された情報以外の情報を回
転体1を使用して入力することができない。そこで、上
述した回転体1上に表記した情報以外の情報群を回転体
1の回転量に対応して記憶したテーブルをさらに設け、
回転体1上に表記された情報以外の情報を入力すること
が考えられる。この構成によれば、これらのテーブルを
切り換えることにより、回転体1上に表記された情報を
入力するモードと、それ以外の情報(以下、他の情報と
する)を入力するモードとを切り換えることができる。
【0005】ところで、上述したように2つの入力モー
ドで入力することを可能とした場合、他の情報を入力す
るモードで回転体1を回転操作して何らかの情報を入力
した後、回転体1上に表記された情報を入力するモード
に移行した場合、指示マーク2に指示された情報を入力
するためには、上述した基準位置あわせ操作を行う必要
がある。しかし、テーブルを切り換えて回転体1上に表
記された情報を入力するモードに移行する度に、基準位
置あわせ操作を行うことは煩雑であり、操作性が悪化し
てしまう。このため、回転体1が基準位置にきたことを
自動的に検出する機構を設け、使用者が回転体1を回転
させて回転体1が基準位置を通過した時点で自動的に回
転量の検出を開始させることも考えられるが、この場
合、装置構成が複雑となってしまう。
【0006】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
ものであり、簡易な構成でありながら、煩雑な位置あわ
せ操作を行うことなく多数の情報を入力することが可能
な情報処理装置および情報入力方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載の情報処理装置は、支持体
と、前記支持体に対して回転可能に設けられる回転体
と、基準位置からの前記回転体の回転量および回転方向
を検出する基準検出手段と、選択された時点からの前記
回転体の回転量および回転方向を検出する検出手段と、
前記基準検出手段または前記検出手段のいずれかを選択
する選択手段と、前記選択手段によって選択された前記
基準検出手段または前記検出手段により検出された前記
回転体の回転角度および回転方向に基づいて、情報信号
を生成する信号生成手段と、前記信号生成手段によって
生成された情報信号に対応した情報を表示する表示装置
とを具備することを特徴としている。
【0008】また、請求項2に記載の情報処理装置は、
請求項1に記載の情報処理装置において、前記回転体上
には、前記回転体の回転円周に沿って複数の情報が表記
されており、前記選択手段によって前記基準検出手段が
選択されている場合、前記信号生成手段は、前記基準検
出手段により検出された前記回転体の回転角度および回
転方向に基づいて情報信号を生成し、これにより前記回
転体上に表記された情報のうち、前記支持体に対して所
定の位置にある情報に対応する情報信号を生成するよう
にしたを特徴としている。
【0009】また、請求項3に記載の情報処理装置は、
請求項2に記載の情報処理装置において、前記回転体の
回転量および回転方向に対応した情報信号を記憶する情
報テーブル群と、前記情報テーブル群の中から、前記信
号生成手段が参照する情報テーブルを選択するテーブル
選択手段とをさらに具備し、前記情報テーブル群は、前
記回転体上に表記された情報に対応する情報信号を記憶
した回転体情報テーブルと、この回転体情報テーブルに
記憶された情報以外の情報信号を記憶した情報テーブル
とを有しており、前記テーブル選択手段によって前記回
転体情報テーブルが選択された場合、前記選択手段は前
記基準検出手段を選択し、前記テーブル選択手段によっ
て前記回転体情報テーブル以外の前記情報テーブルが選
択された場合、前記選択手段は前記検出手段を選択する
ことを特徴としている。
【0010】また、請求項4に記載の情報処理装置は、
請求項2または3に記載の情報処理装置において、前記
回転体上に表記された情報は、アルファベット、仮名文
字または両者を含むことを特徴としている。
【0011】また、請求項5に記載の情報処理装置は、
請求項1に記載の情報処理装置において、前記支持体上
には、前記回転体の回転円周の同心円に沿って複数の情
報が表記されており、前記選択手段によって前記基準検
出手段が選択されている場合、前記信号生成手段は、前
記基準検出手段により検出された前記回転体の回転角度
および回転方向に基づいて情報信号を生成し、これによ
り前記支持体上に表記された情報のうち、前記回転体に
対して所定の位置にある情報に対応する情報信号を生成
するようにしたことを特徴としている。
【0012】また、請求項6に記載の情報処理装置は、
請求項5に記載の情報処理装置において、前記回転体の
回転量および回転方向に対応した情報信号を記憶する情
報テーブル群と、前記情報テーブル群の中から、前記信
号生成手段が参照する情報テーブルを選択するテーブル
選択手段とをさらに具備し、前記情報テーブル群は、前
記支持体上に表記された情報に対応する情報信号を記憶
した支持体情報テーブルと、この支持体情報テーブルに
記憶された情報以外の情報信号を記憶した情報テーブル
とを有しており、前記テーブル選択手段によって前記支
持体情報テーブルが選択された場合、前記選択手段は前
記基準検出手段を選択し、前記テーブル選択手段によっ
て前記支持体情報テーブル以外の前記情報テーブルが選
択された場合、前記選択手段は前記検出手段を選択する
ことを特徴としている。
【0013】また、請求項7に記載の情報処理装置は、
請求項5または6に記載の情報処理装置において、前記
支持体上に表記された情報は、アルファベット、仮名文
字または両者を含むことを特徴としている。
【0014】また、請求項8に記載の情報処理装置は、
請求項1ないし7のいずれかに記載の情報処理装置にお
いて、前記検出手段は、選択された時点からの前記回転
体の回転量および回転方向を検出する回転状態検出手段
を有しており、前記基準検出手段は、前記基準位置から
の前記回転状態検出手段によって検出された検出結果を
記憶する記憶手段を有し、この記憶手段に記憶された検
出結果に基づいて前記基準位置からの前記回転体の回転
量および回転方向を検出することを特徴としている。
【0015】また、請求項9に記載の情報処理装置は、
請求項1ないし8のいずれかに記載の情報処理装置にお
いて、前記回転体は、円環状の回転ベゼルであり、前記
支持体は、胴部と、前記胴部に取り付けられ、使用者の
手に巻き付けることが可能なバンド部とを有する腕時計
型に形成されていることを特徴としている。
【0016】また、請求項10に記載の情報入力方法
は、支持体と、前記支持体に対して回転可能に設けられ
る回転体とを備える情報処理装置において、前記回転体
のを回転操作に応じて情報を選択する方法であって、基
準位置からの前記回転体の回転量および回転方向を検出
する基準検出ステップと、選択された時点からの前記回
転体の回転量および回転方向を検出する検出ステップ
と、前記基準検出ステップまたは前記検出ステップのい
ずれかを選択する選択ステップと、前記選択ステップに
よって選択された前記基準検出ステップまたは前記検出
ステップにより検出された前記回転体の回転角度および
回転方向に基づいて、情報信号を生成する信号生成ステ
ップとを具備することを特徴としている。
【0017】また、請求項11に記載の情報入力方法
は、請求項10に記載の情報入力方法において、前記回
転体上には、前記回転体の回転円周に沿って複数の情報
が表記されており、前記選択ステップによって前記基準
検出ステップが選択されている場合、前記信号生成ステ
ップでは、前記基準検出ステップにより検出された前記
回転体の回転角度および回転方向に基づいて情報信号を
生成し、これにより前記回転体上に表記された情報のう
ち、前記支持体に対して所定の位置にある情報に対応す
る情報信号を生成するようにしたことを特徴としてい
る。
【0018】また、請求項12に記載の情報入力方法
は、請求項11に記載の情報入力方法において、前記情
報処理装置は、前記回転体の回転量および回転方向に対
応した情報信号を記憶する情報テーブル群を具備してお
り、前記情報テーブル群は、前記回転体上に表記された
情報に対応する情報信号を記憶した回転体情報テーブル
と、この回転体情報テーブルに記憶された情報以外の情
報信号を記憶した情報テーブルとを有しており、前記情
報テーブル群の中から、前記信号生成ステップにおいて
参照される情報テーブルを選択するテーブル選択ステッ
プとをさらに具備し、前記テーブル選択ステップにおい
て前記回転体情報テーブルが選択された場合、前記選択
ステップでは前記基準検出ステップを選択し、前記テー
ブル選択ステップにおいて前記回転体情報テーブル以外
の前記情報テーブルが選択された場合、前記選択ステッ
プでは前記検出ステップを選択することを特徴としてい
る。
【0019】また、請求項13に記載の情報入力方法
は、請求項11または12に記載の情報入力方法におい
て、前記回転体上に表記された情報は、アルファベッ
ト、仮名文字または両者を含むことを特徴としている。
【0020】また、請求項14に記載の情報入力方法
は、請求項10に記載の情報入力方法において、前記支
持体上には、前記回転体の回転円周の同心円に沿って複
数の情報が表記されており、前記選択ステップによって
前記基準検出ステップが選択されている場合、前記信号
生成ステップでは、前記基準検出ステップにより検出さ
れた前記回転体の回転角度および回転方向に基づいて情
報信号を生成し、これにより前記支持体上に表記された
情報のうち、前記回転体に対して所定の位置にある情報
に対応する情報信号を生成するようにしたことを特徴と
している。
【0021】また、請求項15に記載の情報入力方法
は、請求項14に記載の情報入力方法において、前記情
報処理装置は、前記回転体の回転量および回転方向に対
応した情報信号を記憶する情報テーブル群を具備してお
り、前記情報テーブル群は、前記支持体上に表記された
情報に対応する情報信号を記憶した支持体情報テーブル
と、この支持体情報テーブルに記憶された情報以外の情
報信号を記憶した情報テーブルとを有しており、前記情
報テーブル群の中から、前記信号生成ステップにおいて
参照される情報テーブルを選択するテーブル選択ステッ
プとをさらに具備し、前記テーブル選択ステップにおい
て前記支持体情報テーブルが選択された場合、前記選択
ステップでは前記基準検出ステップを選択し、前記テー
ブル選択ステップにおいて前記支持体情報テーブル以外
の前記情報テーブルが選択された場合、前記選択ステッ
プでは前記検出ステップを選択することを特徴としてい
る。
【0022】また、請求項16に記載の情報入力方法
は、請求項14または15に記載の情報入力方法におい
て、前記支持体上に表記された情報は、アルファベッ
ト、仮名文字または両者を含むことを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 A.実施形態の構成 まず、図1は本発明の一実施形態に係る腕時計型情報処
理装置100を示す正面図である。同図において、符号
101は、この腕時計型情報処理装置100の胴(支持
体)を示す。図における胴101の上下側には、使用者
の手に巻き付けられるバンド部200が取り付けられて
いる。胴101におけるバンド部200が取り付けられ
た部分の上部(図の紙面手前側)には、ガイド部材20
1がネジ202によって取り付けられており、胴101
とガイド部材201とによって円環状の回転ベゼル(回
転体)102が摺動可能に挟持されている。これによ
り、回転ベゼル102は、胴101に対して図中矢印で
示す方向に回転自在になされている。
【0024】回転ベゼル102の表面には、等間隔に
「▽」、「A」、「B」、「C」……「1」、「0」の
文字や記号等の情報が印刷等により表記されている。回
転ベゼル102の内周側における胴101の中央部に
は、カバーガラス103が配置されており、このカバー
ガラス103の下方(図の紙面奥側)には、液晶パネル
等の表示装置104が配設されている。表示装置104
の図中上側には、回転ベゼル102の表面に表示された
文字等の情報の1つを指示する指示マーク110が印刷
等により表記されている。指示マーク110が回転ベゼ
ル102上に表記された「▽」を指示しているときの回
転ベゼル102の位置が後述するベゼル情報入力モード
における基準位置(図1に示す位置)となる。
【0025】また、胴101の周囲には、確定スイッチ
105、削除スイッチ106、濁点スイッチ107およ
びテーブル切換スイッチ(テーブル選択手段)108が
それぞれ配設されている。また、リセットスイッチ10
9がカバーガラス103と同一平面上に突出して設けら
れている。なお、これらの各スイッチ105〜108
は、リセットスイッチ109と同様にカバーガラス10
3と同一平面上に突出して設けるようにしてもよく、各
スイッチの配設位置は任意である。
【0026】ここで、図2は腕時計型情報処理装置10
0から回転ベゼル102を取り外した状態を示す。同図
に示すように、胴101には、孔31a,31bが形成
されており、この孔31a,31b内にパルス数検出セ
ンサユニット(検出手段、基準検出手段)32と回転方
向検出センサユニット(検出手段、基準検出手段)33
とがそれぞれ配置されている。ここで、パルス数検出セ
ンサユニット32と回転ベゼル102の回転中心Oとを
結ぶ線と、回転方向検出センサユニット33と回転中心
Oとを結ぶ線とが角度θ1を形成するようにパルス数検
出センサユニット32および回転方向検出センサユニッ
ト33が配置されている。なお、角度θ 1については、
後述する。
【0027】さて、図3は図1のIII−III線に沿って視
た図である。同図に示すように、回転ベゼル102の表
面には、外周側が低くなるように段差が形成されてお
り、低い外周側の部分が胴101とガイド部材201に
よって挟持されている。一方、回転ベゼル102の裏面
には、光学パターン41が形成されおり、孔31aは、
胴101における光学パターン41の下方となる位置に
形成されている。この孔31aの上方を覆うようにセン
サカバーガラス42が配置されており、センサカバーガ
ラス42と胴101との間には、図示せぬパッキンが配
置されいてる。これにより、センサカバーガラス42の
下方への水や埃の侵入を防止している。
【0028】センサカバーガラス42の下方には、パル
ス数検出センサユニット32が配置されている。パルス
数検出センサユニット32は、LED(Light Emitting
Diode)44と、フォトダイオード45と、LED44
とフォトダイオード45との間に配置される遮光板44
aと、基板46とを備えており、LED44が光学パタ
ーン41に向けて光を発光し、フォトダイオード45に
受光された光学パターン41からの反射光に基づいて、
パルス信号を生成するものである。なお、回転方向検出
センサユニット33もパルス数検出センサユニット32
と同様の構成であり、回転ベゼル102の裏面に形成さ
れた光学パターン41を読み取ってパルス信号を生成す
る。
【0029】パルス数検出センサユニット32の基板4
6は、図示せぬリード線によってこの腕時計型情報処理
装置100の電子回路と接続されており、パルス数検出
センサユニット32によって生成されたパルス信号が後
述する情報信号生成部(図7参照)に出力される。この
パルス信号のパルス数が情報信号生成部によってカウン
トされ、回転ベゼル102の回転量が検出されるように
なっている。
【0030】次に、回転ベゼル102の裏面に形成され
た光学パターン41について図4を用いて説明する。同
図に示すように、光学パターン41は、LED44の照
射する光を吸収する吸収領域41aと、LED44の照
射する光を反射する反射領域41bとが交互に形成され
ており、これらの吸収領域41aおよび反射領域41b
は、回転ベゼル102の表面に表記された文字等の情報
と対応するように設けられている。吸収領域41aと反
射領域41bとは、回転中心Oを中心とした角度θ2
に形成されている。従って、回転ベゼル102を1回転
させた時に、入力可能な情報数がn個(nは偶数)であ
る場合には、θ2=360/n゜となる。この構成の
下、回転ベゼル102が回転させられると、パルス数検
出センサユニット32は、吸収領域41aおよび反射領
域41bを交互に読み取ることになり、図5に示すよう
なパルス信号を生成することができるようになってい
る。
【0031】次に、図2に示したパルス数検出センサユ
ニット32と回転方向検出センサユニット33との間の
角度θ1について説明する。本実施形態では、θ1=mθ
2+θ2/2となるようにパルス数検出センサユニット3
2および回転方向検出センサユニット33が配置されて
いる。このようにパルス数検出センサユニット32およ
び回転方向検出センサユニット33を配置した場合に
は、各々のセンサユニットに図6に示すようなパルス信
号が生成される。同図に示すように、回転ベゼル102
を時計回りに回転させた場合には、回転方向検出センサ
ユニット33の生成するパルス信号にパルス数検出セン
サユニット32の生成するパルス信号より1/4の位相
進みが生じ、回転ベゼル102を反時計回りに回転させ
た場合には、回転方向検出センサユニット33の生成す
るパルス信号にパルス数検出センサユニット32の生成
するパルス信号より1/4の位相遅れが生じることにな
る。従って、このように各センサユニットの生成するパ
ルス信号に生じる位相進み・遅れを検知することによっ
て、回転ベゼル102の回転方向を検出することができ
るようになっている。
【0032】なお、θ1の角度は、mθ2+θ2/2に限
らず、k*360/n(kは0〜n−1までの整数)と
異なる角度であればよく、例えばθ1=mθ2+θ2/4
であってもよい。要するに、θ1はパルス数検出センサ
ユニット32と回転方向検出センサユニット33とが生
成するパルス信号に位相差を生じる角度であればよい。
【0033】次に、上述したように検出される回転ベゼ
ル102の回転角度および回転方向から文字等の情報を
生成して表示装置104に表示する制御システムの機能
構成について図7を用いて説明する。同図において、符
号81は、情報信号生成部(信号生成手段、選択手段)
を示す。情報信号生成部81は、パルス数カウンタを有
しており、パルス数検出センサユニット32の生成する
パルス数をカウントすることにより回転ベゼル102の
回転角度を検出している。ここで、情報信号生成部81
は、2つのパルス数カウンタ(検出手段)81a,絶対
パルス数カウンタ(基準検出手段)81bを有してお
り、後述するように選択された情報テーブルに応じてカ
ウンタを選択し、選択したカウンタのカウント値から回
転ベゼル102の回転状態を検出する。また、情報信号
生成部81は、上述したようにパルス数検出センサユニ
ット32と回転方向検出センサユニット33とが生成し
たパルス信号を比較することにより、回転ベゼル102
の回転方向を検出している。このように検出した回転ベ
ゼル102の回転角度および回転方向に基づいて、情報
信号生成部81が情報信号を生成する。この際、情報信
号生成部81は、ユーザのテーブル切換スイッチ108
押下操作により選択されたベゼル情報テーブル(回転体
情報テーブル)82、もしくは複数の情報テーブル85
(図示は2つであるが、1つでもよいし、3つ以上であ
ってもよい)のいずれかを参照することにより、表示装
置104に表示すべき情報に対応した情報信号を生成す
る。
【0034】図8に示すように、ベゼル情報テーブル8
2には、回転ベゼル102の回転角度および所定回転方
向(ここでは反時計回りとする)に対応して情報信号が
記憶されており、情報信号生成部81は、相対パルス数
カウンタ81aまたは絶対パルス数カウンタ81bのカ
ウント値(例えば、反時計方向のパルス信号数を加算
し、時計方向のパルス信号数を減算したカウント値)か
ら反時計方向の回転角度を検出し、これに対応する情報
信号を抽出して生成するようになっている。ここで、ベ
ゼル情報テーブル82には、回転ベゼル102が基準位
置(図1に示す位置)にある時から反時計方向に回転ベ
ゼル102を回転させたときに、指示マーク110に指
示される文字等の情報に対応した情報信号が、その時点
での基準位置からの回転角度に対応して記憶させられて
いる。従って、ベゼル情報テーブル82参照時に、上記
基準位置から回転ベゼル102の回転角度および回転方
向の検出が開始された場合には、回転ベゼル102上に
表記された情報のうち、指示マーク110に指示された
情報に対応する情報信号が生成されるようになってい
る。
【0035】情報テーブル85にも、ベゼル情報テーブ
ル82と同様に回転ベゼル102の回転角度および所定
回転方向に対応して情報信号が記憶されている。ここ
で、情報テーブル85に記憶される情報信号は、ベゼル
情報テーブル82に記憶された情報信号と異なる信号、
つまり回転ベゼル102に表記された情報以外の情報に
対応した信号である。各情報テーブル85に格納される
複数の情報信号は、それぞれ関連性のある情報信号群
(例えば、西暦年や都道府県名など)であるが具体的な
内容について後述する。
【0036】これらのベゼル情報テーブル82または情
報テーブル85のいずれかを参照することにより情報信
号生成部81によって生成された情報信号に基づいて、
キャラクタージェネレーター83が表示装置104に文
字等の情報を表示する。
【0037】確定スイッチ105は、情報信号生成部8
1によって生成された情報信号に基づいて、表示装置1
04に表示された文字等の情報を確定入力するものであ
り、削除スイッチ106は、確定スイッチ105によっ
て確定された情報を削除するものである。濁点スイッチ
107は、入力候補情報表示部に表示された情報が英文
字である場合には小文字と大文字を切り換えるものであ
り、仮名文字である場合には、濁点を付加するようにな
っている。テーブル切換スイッチ108は、情報信号生
成部81が参照するテーブルを切り換えるスイッチであ
り、このスイッチを押下することにより、参照するテー
ブルが切り換えられるとともに、情報信号生成部81の
相対パルス数カウンタ81aがリセットされるようにな
っている。リセットスイッチ109は、情報信号生成部
81の相対パルス数カウンタ81a,絶対パルス数カウ
ンタ81bをリセットするものであり、このリセットス
イッチ109が押下された場合には、選択されたテーブ
ルに関わらずその時点から回転ベゼル102の回転角度
および回転方向の検出が開始されることになる。
【0038】次に、情報入力時における表示装置104
の表示内容について図9を用いて説明する。本実施形態
に係る腕時計型情報処理装置100では、スケジュール
管理アプリケーションを実行することが可能となってお
り、このアプリケーション実行時には、図示のようなス
ケジュールを入力する画面を表示装置104に表示する
ようになっている。このスケジュール入力画面では、そ
のスケジュールの開始日時および終了日時をそれぞれ入
力する開始日時欄300および終了日時欄301と、ス
ケジュール内容を入力する内容入力欄302と、場所を
入力する場所入力欄303といったように複数の入力欄
が表示されるようになっている。
【0039】このようなスケジュール入力画面におい
て、回転ベゼル102および各スイッチを操作すること
により、表示装置104に表示された各入力欄の各入力
項目に所望の文字や数字などの情報を入力してスケジュ
ール入力を行うことができる。そして、ユーザは、入力
すべき情報に応じてテーブル切換スイッチ108を操作
して所望のテーブルを選択することになる。ここで、入
力フォーカスFが図9に示す開始日時欄300の西暦年
を入力する項目に位置する場合、ユーザはテーブル切換
スイッチ108を押下操作して図10に示すような内容
が記憶された情報テーブルを選択すればよい。同図に示
すように、この情報テーブルには、回転ベゼル102の
反時計方向の回転角度に対応して「1999」、「20
00」、「2001」、「2002」……といった西暦
年を示す4桁の数字列に対応した情報信号が記憶されて
いる。このようにユーザによってベゼル情報テーブル8
2以外の情報テーブル85が選択されると、情報信号生
成部81は、相対パルス数カウンタ81aのカウント値
に基づいて回転ベゼル102の回転角度および回転方向
を検出するようになっている。このとき、上述したよう
にテーブル切換スイッチ108を操作してテーブルを切
り換えた時点で相対パルス数カウンタ81aがリセット
されるので、テーブル切り換え時からの回転ベゼル10
2の回転角度および回転方向が検出されることになる。
これにより、テーブル切換スイッチ108を操作してテ
ーブルを切り換えた後、ユーザが回転ベゼル102を反
時計方向にθ2°回転させると、表示装置104に表示
された開始日時欄300における西暦年入力項目の部分
に「1999」が表示され、さらに反時計方向にθ2°
回転させると、「2000」が表示されるようになって
いる。従って、ユーザは、西暦年を入力する欄に一度の
操作で4桁の数字である西暦年を入力することができ
る。
【0040】このスケジュール入力画面では、確定スイ
ッチ105(図7参照)が押下されると、その時点で入
力フォーカスF内に表示された情報、例えば図示の場合
は「1999」が確定するとともに、入力フォーカスF
が次の入力項目である開始日時欄300の月項目に移動
するようになっている。ここで、ユーザがテーブル切換
スイッチ108を押下操作して参照するテーブルを切り
換えると、相対パルス数カウンタ81aがリセットさ
れ、相対パルス数カウンタ81aには、その時点からの
回転ベゼル102の回転に応じたカウントがなされるこ
とになる。従って、切り換え後に選択されたテーブルが
ベゼル情報テーブル82以外の情報テーブル85である
場合には、切り換え時点以後の回転ベゼル102の回転
角度および回転方向に基づいて入力情報が選択されるこ
とになる。なお、上述したように確定スイッチ105の
押下によって入力フォーカスFを移動させるようにして
もよいが、入力フォーカスFを移動させるスイッチを個
別に設けるようにしてもよいし、回転ベゼル102を回
転操作して入力フォーカスFを移動させるようにしても
よいし、入力フォーカスFの移動方法は任意である。
【0041】次に、図11に示すように、入力フォーカ
スFが内容入力欄302の部分に移動した場合、つまり
上述した西暦年などの定型文字列ではなく任意の文字を
入力する欄に移動した場合、ユーザはテーブル切換スイ
ッチ108を押下操作してベゼル情報テーブル82(図
8参照)を選択すればよい。ここで、この腕時計型情報
処理装置100が情報入力可能な状態(パルス数検出セ
ンサユニット32や回転方向検出センサユニット33が
駆動されて回転ベゼル102の回転を検出できる状態)
になってから初めてベゼル情報テーブル82が選択され
た場合には、情報信号生成部81は、表示装置104の
画面上に「指示マークに回転ベゼル上の▽を合わせてリ
セットスイッチを押してください」といった趣旨のメッ
セージを表示する。
【0042】そして、指示マーク110に回転ベゼル1
02上に表記された「▽」が合わせられた位置(基準位
置)でリセットスイッチ109が押下されると、相対パ
ルス数カウンタ81aおよび絶対パルス数カウンタ81
bの両者がリセットされる。これにより、2つのパルス
数カウンタには、このリセット以後の回転ベゼル102
の回転によるパルス信号数がカウントされる。このよう
にベゼル情報テーブル82が選択された場合、情報テー
ブル85が選択された場合と異なり情報信号生成部81
は、絶対パルス数カウンタ81bのカウント値に基づい
て回転ベゼル102の回転角度および回転方向を検出す
る、つまり基準位置からの回転ベゼル102の回転角度
および回転方向を検出するようになっている。従って、
上述したように情報信号生成部81は、回転ベゼル10
2上の指示マーク110に指示された文字等の情報を内
容入力欄302に表示させることができる(以下、この
状態をベゼル情報表示モードとする)。これにより、内
容入力欄302には、任意の文章等を入力することがで
きる。なお、回転ベゼル102上にはアルファベットが
表記されているが、日本語を入力する場合には、図示せ
ぬ変換ボタン等でローマ字変換等を行うようにすればよ
い。
【0043】また、上述したようにベゼル情報テーブル
82が選択されているときに、テーブル切換スイッチ1
08が押下されると、情報信号生成部81は、参照する
テーブルを他の情報テーブル85に切り換えるととも
に、相対パルス数カウンタ81aをリセットする。ま
た、相対パルス数カウンタ81aをリセットした後、リ
セットした相対パルス数カウンタ81aのカウント値に
基づいて回転ベゼル102の回転角度および回転量を検
出する。これにより、回転ベゼル102上に表記された
情報以外の情報を入力することができる。ここで、ベゼ
ル情報テーブル82以外のテーブルに切り換えられた時
にも、絶対パルス数カウンタ81bはリセットされず、
カウントを続行する。このように絶対パルス数カウンタ
81bのカウントが続行されることにより、それ以後、
絶対パルス数カウンタ81bのカウント値によって基準
位置からの回転ベゼル102の回転状態を検出すること
ができる。従って、本実施形態においては、パルス数検
出センサユニット32および回転方向検出センサユニッ
ト33と、基準位置からの回転ベゼル102の回転に応
じて生成されたパルス信号数をカウントする絶対パルス
数カウンタ81bとが基準検出手段を構成している。一
方、テーブル切換スイッチ108が押下されることによ
って情報テーブル85に切り換えられた時点からの回転
ベゼル102の回転に応じて生成されたパルス信号をカ
ウントする相対パルス数カウンタ81aと、上記両セン
サユニットとが検出手段を構成している。
【0044】そして、ユーザに再度ベゼル情報テーブル
82が選択された場合には、情報信号生成部81は絶対
パルス数カウンタ81bのカウント値に基づいて回転ベ
ゼル102の回転角度および回転方向を検出する。ここ
で、絶対パルス数カウンタ81bは、上述したようにベ
ゼル情報テーブル82から情報テーブル85の切り換え
時にはリセットされていない。このため、上述したリセ
ットスイッチ109が押下された時点(つまり、基準位
置)からの回転ベゼル102の回転角度および回転方向
に基づいて情報信号が生成され、回転ベゼル102上の
指示マーク110に指示された情報が表示されるベゼル
情報表示モードに移行する。従って、パルス数検出セン
サユニット32および回転方向検出センサユニット33
が回転ベゼル102の回転に応じてパルス信号を生成し
続けている間、上述した基準位置合わせ操作を行わなく
ても、ベゼル情報テーブル82が選択された時には、自
動的にベゼル情報表示モードに移行することができる。
このため、上述した基準位置あわせ操作を促すメッセー
ジが表示されるのは、この腕時計型情報処理装置100
が何らかの情報を入力するモードに移行してパルス数検
出センサユニット32および回転方向検出センサユニッ
ト33が駆動された後、初めてベゼル情報テーブル82
が選択された場合のみとなっている。
【0045】B.実施形態の動作 次に、上記構成の腕時計型情報処理装置100のスケジ
ュール情報入力時の動作について図12を用いて説明す
る。まず、この腕時計型情報処理装置100がスケジュ
ール入力モード(図9参照)に移行すると、パルス数検
出センサユニット32および回転方向検出センサユニッ
ト33が駆動される(ステップSa1)。このとき、相
対パルス数カウンタ81aおよび絶対パルス数カウンタ
81bは、初期状態(リセットされた状態)である。そ
して、現在選択されている情報テーブル(センサ駆動後
は初期設定で選択されているテーブルとなる)がベゼル
情報テーブル82であるか否かが判断される(ステップ
Sa2)。
【0046】ここで、選択されている情報テーブルがベ
ゼル情報テーブル82以外の情報テーブルである場合に
は、相対パルス数カウンタ81aのカウント値に基づい
て回転ベゼル102の回転角度および回転方向を検出
し、検出結果と選択した情報テーブル85を参照して表
示装置104に情報を表示する(ステップSa3)。そ
して、確定スイッチ105が押下されると(ステップS
a4)、その時点で入力項目に表示された情報が確定
し、入力フォーカスFが次の入力項目に移動する(ステ
ップSa5)。そして、テーブル切換スイッチ108が
操作されて参照するテーブルが切り換えられたか否かが
判断され(ステップSa6)、テーブルが切り換えられ
た場合には、相対パルス数カウンタ81aをリセットし
た後(ステップSa7)、ステップSa2に戻り、切り
換え後のテーブルがベゼル情報テーブル82であるか否
かが判断される。一方、テーブル切換スイッチ108が
操作されずテーブルが切り換えられない場合、そのまま
選択しているテーブルに基づく表示が続行される(ステ
ップSa3)。
【0047】ステップSa2において、参照されるテー
ブルがベゼル情報テーブル82であると判断された場
合、パルス数検出センサユニット32および回転方向検
出センサユニット33を駆動した後、基準位置あわせを
促すメッセージを表示したか否かが判断される(ステッ
プSa8)。
【0048】ここで、センサ駆動後メッセージが表示さ
れていない場合には、基準位置あわせを促すメッセージ
を表示装置104に表示する(ステップSa9)。そし
て、表示されたメッセージにしたがってユーザがリセッ
トスイッチ109を押下すると(ステップSa10)、
相対パルス数カウンタ81aおよび絶対パルス数カウン
タ81bをリセットする(ステップSa11)。
【0049】上述したようにメッセージが表示されてリ
セットスイッチ109が押下された場合、情報信号生成
部81は、絶対パルス数カウンタ81bを参照して、リ
セットスイッチ109が押下された時点以後の回転ベゼ
ル102の回転角度および回転方向を検出し、この検出
結果とベゼル情報テーブル82を参照して入力項目に情
報を表示する(ステップSa12)。このとき、上述し
たように回転ベゼル102上に表記された情報のうち、
指示マーク110に指示された情報が表示されるベゼル
情報表示モードである。
【0050】なお、ステップSa8の判断結果が「YE
S」である、つまり既にメッセージが表示されていた場
合にも、ステップSa12に移行することになるが、こ
の場合、絶対パルス数カウンタ81bには以前にリセッ
トスイッチ109が押下された時点からのカウント値が
カウントされている。すなわち、一度基準位置あわせ操
作を行った後は、相対パルス数カウンタ81aのカウン
ト値が使用される場合にも、基準位置からの回転角度お
よび回転方向が絶対パルス数カウンタ81bによって継
続してカウントされている。従って、一度基準あわせを
行っておけば、それ以後は絶対パルス数カウンタ81b
のカウント値によって、基準位置からの回転角度および
回転方向を検出することができる。
【0051】ベゼル情報表示モードにおいて、確定スイ
ッチ105が押下されると(ステップSa13)、その
時点で入力項目に表示された情報(回転ベゼル102上
の指示マーク110に指示された情報)が確定し、入力
フォーカスFが次の入力項目に移動する(ステップSa
14)。そして、テーブル切換スイッチ108が操作さ
れて参照するテーブルが切り換えられたか否かが判断さ
れ(ステップSa15)、テーブルが切り換えられた場
合には、相対パルス数カウンタ81aをリセットした後
(ステップSa16)、ステップSa2に戻り、切り換
え後のテーブルがベゼル情報テーブル82であるか否か
が判断される。一方、テーブル切換スイッチ108が操
作されずテーブルが切り換えられない場合、そのままベ
ゼル情報表示モードが続行される(ステップSa1
2)。
【0052】上述したように、本実施形態に係る腕時計
型情報処理装置100では、腕時計型情報処理装置10
0は、回転ベゼル102上に表記された情報以外の情報
の入力を可能とすることにより、多数の情報入力を可能
としながら、回転ベゼル102上に表記された情報の中
から所望の情報を選択する場合には、その情報が指示マ
ーク110に指示されるように回転ベゼル102を回転
させるといった簡単な操作で入力を行うことができる。
また、情報信号生成部81が基準位置からの回転ベゼル
102の回転に応じて生成されたパルス数をカウントす
る絶対パルス数カウンタ81bを有しており、ベゼル情
報テーブル82が選択された場合には、この絶対パルス
数カウンタ81bのカウント値によって検出される基準
位置からの回転角度および回転方向に応じて情報が生成
される。従って、パルス数検出センサユニット32およ
び回転方向検出センサユニット33の駆動後、最初に回
転ベゼル102上に表記された情報を入力するベゼル表
示モードになる時に基準位置あわせ操作を行っておけ
ば、その後再度ベゼル情報表示モードに切り換わった場
合に、煩雑な基準位置あわせ操作をする必要がない。し
かも、このような基準位置あわせ操作を省くために、基
準位置を自動的に検出する機構やアブソリュート型のエ
ンコーダなどハード的な構成を設ける必要がなく、構成
も複雑とならない。
【0053】また、1つのテーブルに「1999」や
「2000」といった情報を含む多数の情報を記憶させ
ておいて、これらの西暦年を1度の操作で入力させるこ
とも考えられるが、多くの情報を1つのテーブルに含ま
せた場合、所望の情報を入力するために、回転ベゼル1
02を多く回転させる(例えば、回転ベゼル102を5
回転させるなど)ことが必要となる場合もある。これに
対し、本実施形態では、テーブル切換スイッチ108を
押下操作することにより、複数の情報テーブルの中から
入力項目に適した情報テーブルを選択することができる
ので、この腕時計型情報処理装置100で入力可能な情
報を各テーブルに分割することができる。従って、全体
として多数の情報を入力することが可能でありながら、
各項目の情報入力時には、選択した情報テーブルに含ま
れる情報の中から情報を選択すればよいので、所望の情
報を入力するための操作量も多くはならない。
【0054】通常、上述した内容入力欄302などのユ
ーザが任意な文などを入力するケースが多いと考えられ
る。そこで、本実施形態に係る腕時計型情報処理装置1
00では、このような任意の文章入力などに使用され
る、つまり使用頻度が高いアルファベットや0〜9まで
の数字といった情報群を回転ベゼル102上に表記する
ようにしている。従って、汎用性が高く使用頻度の高い
情報を入力する際には、回転ベゼル102上に表記され
た情報を指示マーク110に合わせるといった操作で所
望の情報を入力表示することができるので、入力操作が
簡単になるとともに、誤操作を低減できる。なお、使用
頻度の高い情報群としては、アルファベット以外に仮名
文字も考えられ、アルファベットに代えて回転ベゼル1
02上に仮名文字を表記するようにしてもよいし、アル
ファベットおよび仮名文字の両者を表記するようにして
もよい。
【0055】また、本実施形態に係る腕時計型情報処理
装置100は、上述したように多くの情報を簡易な操作
で入力することができるので、腕時計型などのキーボー
ドの搭載が困難な小型情報処理装置として好適である。
【0056】C.変形例 なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるもので
はなく、以下のような種々の変形が可能である。
【0057】(1)上述した実施形態においては、腕時
計型情報処理装置100がスケジュール管理アプリケー
ション実行時におけるスケジュール入力動作について説
明したが、これに限らず、各種アプリケーション等の実
行時における情報入力動作に適用することができる。例
えば、住所録データを入力する場合などがあり、この場
合、住所録入力に適した情報テーブル等(例えば、回転
角度と都道府県名とを対応して記憶したテーブル)を有
していれば、簡単な操作で住所録データを入力すること
ができる。
【0058】(2)また、上述した実施形態において
は、情報信号生成部81が相対パルス数カウンタ81a
および絶対パルス数カウンタ81bを有していた。そし
て、絶対パルス数カウンタ81bのカウント値によって
基準位置からの回転ベゼル102の回転角度および回転
方向を検出することにより、最初に基準位置あわせ操作
を行えば、その後は基準位置あわせ操作を行うことな
く、ベゼル表示モードに移行することを可能としてい
た。これ以外にも、1つのパルス数カウンタ(回転状態
検出手段)と、基準位置からの回転ベゼル102の回転
に応じたパルス数のカウント値を記憶する基準カウント
値記憶部(記憶手段)とを設けて、基準位置からの回転
角度および回転方向を検出するようにしてもよい。この
場合、基準カウント値記憶部には、リセットスイッチ1
09が押下されてからのパルス数カウンタのカウント値
が順次書き込まれる。そして、テーブル切換スイッチ1
08が操作されることにより情報テーブル85が選択さ
れてパルス数カウンタがリセットされた後、さらにこの
カウンタで新たなカウントが開始されると、既に記憶さ
れたカウント値に新たなカウント値を加算する。これに
より、基準カウント値記憶部には、常に基準位置からの
回転ベゼル102の回転角度および回転方向に応じたカ
ウント値が記憶されていることになる。従って、上述し
たベゼル情報テーブル82を参照する場合、この基準カ
ウント値記憶部に記憶されたカウント値に基づいて回転
ベゼル102の回転角度および回転方向を検出し、この
検出結果から情報信号を生成すれば、回転ベゼル102
上の指示マーク110に指示された情報を表示入力する
ことができる。一方、ベゼル情報テーブル82以外の情
報テーブル85を参照する場合には、テーブル切換後と
にリセットされるパルス数カウンタのカウント値から回
転ベゼル102の回転角度および回転方向を検出して、
情報信号を生成するようにすればよい。
【0059】(3)また、上述した実施形態において
は、回転ベゼル102の回転角度および回転方向に応じ
た情報のみが、入力フォーカスFの入力部分に表示され
るようになっていたが、これに限らず、図13に示すよ
うに、表示装置104の空いた部分(図の下側)に入力
候補情報を表示する入力候補表示部160を表示するよ
うにしてもよい。同図に示すように、入力候補表示部1
60は、その中央に表示される入力予定情報表示部16
0aと、その左右に並んで表示される入力可能情報表示
部160b,160cとを有している。
【0060】入力候補表示部160は、その時点での回
転ベゼル102の回転角度および回転方向に対応する情
報が表示される部分であり、この状態で確定スイッチ1
05が押下されると、ここに表示された情報が入力され
る。例えば、図示のように、入力フォーカスFが終了日
時欄301の分入力欄にあり、入力予定情報表示部16
0aに「30」が表示されている状態で、確定スイッチ
105を押下すれば、終了日時欄301の分入力欄に
「30」が表示入力される。
【0061】入力可能情報表示部160bには、その状
態から回転ベゼル102を時計方向に2θ2°、θ2°回
転させた場合に順次入力予定情報表示部160aに表示
される情報(図示の場合、「28」、「29」)が表示
されている。また、入力可能情報表示部160cには、
その状態から回転ベゼル102を反時計方向にθ2°、
2θ2°回転させた場合に順次入力予定情報表示部16
0aに表示される情報(図示の場合、「31」、「3
2」)が表示されている。従って、図13に示す状態か
ら回転ベゼル102を反時計方向にθ2°回転させた場
合、図14に示すように、入力候補表示部160には、
左から順番に「29」、「30」、「31」、「3
2」、「33」が表示され、この状態で確定スイッチ1
05を押下すると、入力予定情報表示部160aに表示
された「31」が終了日時欄301の分入力欄に入力表
示される。つまり、回転ベゼル102を反時計回りに回
転させれば、入力候補表示部160に表示される情報列
が図の右側から左側にスクロールし、回転ベゼル102
を時計回りに回転させれば、入力候補表示部160に表
示される情報列が図の左側から右側にスクロールするよ
うになっている。このようなスクロール表示を行うこと
により、回転ベゼル102上に表記された情報以外の情
報を入力する場合にも、その時点から反時計または時計
方向に回転ベゼル102を回転させた時に入力可能とな
る情報を入力可能情報表示部160b,160cで確認
することができ、ベゼル表示モード以外の情報入力時の
操作性も向上させることができる。
【0062】(4)また、上述した実施形態では、ベゼ
ル情報テーブル82が選択された場合に、情報信号生成
部81が自動的に絶対パルス数カウンタ81bのカウン
ト値から回転ベゼル102の回転状態を検出して情報信
号を生成する、つまり基準位置からの回転状態に応じて
情報信号を生成するようになっていたが、選択されたテ
ーブルに関わらず相対パルス数カウンタ81aまたは絶
対パルス数カウンタ81bのいずれを使用して回転状態
を検出するかをユーザが選択できるようにしてもよい。
【0063】(5)また、上述した実施形態において
は、回転ベゼル102上に情報を表記するようにしてい
たが、これに限らず、図15に示すように、胴101に
おける回転ベゼル102の内周側に情報を表記し、回転
ベゼル102上に指示マーク110を表記するようにし
てもよい。この場合、回転ベゼル102を回転させるこ
とにより、回転ベゼル102上の指示マーク110が胴
101に表記された所望の情報を指示するようにして入
力を行えばよい。
【0064】(6)また、上述した実施形態では、光セ
ンサであるパルス数検出センサユニット32および回転
方向検出センサユニット33を用いて回転ベゼル102
の回転角度および方向を検出するようにしていたが、こ
れに限らず、メカニカルスイッチなど他の検出機構を用
いて回転ベゼル102の回転角度および回転方向を検出
するようにしてもよい。
【0065】(7)また、上述した実施形態において
は、テーブル切換スイッチ108が操作されてテーブル
が切り換えられた場合に、相対パルス数カウンタ81a
がリセットされるようになっていたが、テーブルが切り
換えられた場合だけでなく、確定スイッチ(確定手段)
105が押下されて入力情報が確定した時点で相対パル
ス数カウンタ81aをリセットするようにしてもよい。
【0066】(8)また、本発明は、上述した腕時計型
に限らず、携帯電話や他のタイプの情報処理装置に適用
することも可能である。この場合、回転体としては回転
ベゼル以外にも、円盤状のものを用いるようにしてもよ
い。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡易な構成でありながら、煩雑な位置あわせ操作を行う
ことなく多数の情報を簡易な操作で入力することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る腕時計型情報処理
装置を示す正面図である。
【図2】 前記腕時計型情報処理装置から、この腕時計
型情報処理装置の構成要素である回転ベゼルを取り外し
た状態を示す図である。
【図3】 図1のIII−III線に沿ってみた図である。
【図4】 前記回転ベゼルの裏面を示す図である。
【図5】 前記回転ベゼルに形成された光学パターン
と、前記光学パターンを読み取ることによって前記腕時
計型情報処理装置の構成要素であるパルス数検出センサ
ユニットが生成するパルス信号とを示す図である。
【図6】 前記パルス数検出センサユニットの生成する
パルス信号と、前記腕時計型情報処理装置の構成要素で
ある回転方向検出センサユニットの生成するパルス信号
とを示す図である。
【図7】 前記腕時計型情報処理装置において、入力情
報信号を生成するための制御システムの機能構成を示す
ブロック図である。
【図8】 前記制御システムの構成要素であるベゼル情
報テーブルの記憶内容を示す図である。
【図9】 前記腕時計型情報処理装置の表示装置に表示
される内容を説明するための図である。
【図10】 前記制御システムの構成要素である情報テ
ーブルの記憶内容を示す図である。
【図11】 前記腕時計型情報処理装置の前記表示装置
に表示される内容を説明するための図である。
【図12】 スケジュール情報入力時における前記腕時
計型情報処理装置の動作手順を示すフローチャートであ
る。
【図13】前記腕時計型情報処理装置の変形例の表示装
置の表示内容を説明するための図である。
【図14】 図13に示す状態から回転ベゼルを反時計
回りにθ2°回転させた場合の、前記表示装置の表示内
容を説明するための図である。
【図15】 前記腕時計型情報処理装置の他の変形例を
示す正面図である。
【図16】 従来の回転体を回転操作して情報を入力す
る装置の回転体付近の外観を示す図である。
【符号の説明】
32……パルス数検出センサユニット(検出手段、基準
検出手段)、33……回転方向検出センサユニット(検
出手段、基準検出手段)、81……情報信号生成部(信
号生成手段、選択手段)、81a……相対パルス数カウ
ンタ(検出手段)、81b……絶対パルス数カウンタ
(基準検出手段)、82……ベゼル情報テーブル(回転
体情報テーブル)、85……情報テーブル、100……
腕時計型情報処理装置、101……胴(支持体)、10
2……回転ベゼル(回転体)、104……表示装置、1
08……テーブル切換スイッチ(テーブル選択手段)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体と、 前記支持体に対して回転可能に設けられる回転体と、 基準位置からの前記回転体の回転量および回転方向を検
    出する基準検出手段と、 選択された時点からの前記回転体の回転量および回転方
    向を検出する検出手段と、 前記基準検出手段または前記検出手段のいずれかを選択
    する選択手段と、 前記選択手段によって選択された前記基準検出手段また
    は前記検出手段により検出された前記回転体の回転角度
    および回転方向に基づいて、情報信号を生成する信号生
    成手段と、 前記信号生成手段によって生成された情報信号に対応し
    た情報を表示する表示装置とを具備することを特徴とす
    る情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記回転体上には、前記回転体の回転円
    周に沿って複数の情報が表記されており、 前記選択手段によって前記基準検出手段が選択されてい
    る場合、前記信号生成手段は、前記基準検出手段により
    検出された前記回転体の回転角度および回転方向に基づ
    いて情報信号を生成し、これにより前記回転体上に表記
    された情報のうち、前記支持体に対して所定の位置にあ
    る情報に対応する情報信号を生成するようにしたことを
    特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記回転体の回転量および回転方向に対
    応した情報信号を記憶する情報テーブル群と、 前記情報テーブル群の中から、前記信号生成手段が参照
    する情報テーブルを選択するテーブル選択手段とをさら
    に具備し、 前記情報テーブル群は、前記回転体上に表記された情報
    に対応する情報信号を記憶した回転体情報テーブルと、
    この回転体情報テーブルに記憶された情報以外の情報信
    号を記憶した情報テーブルとを有しており、 前記テーブル選択手段によって前記回転体情報テーブル
    が選択された場合、前記選択手段は前記基準検出手段を
    選択し、前記テーブル選択手段によって前記回転体情報
    テーブル以外の前記情報テーブルが選択された場合、前
    記選択手段は前記検出手段を選択することを特徴とする
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記回転体上に表記された情報は、アル
    ファベット、仮名文字または両者を含むことを特徴とす
    る請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記支持体上には、前記回転体の回転円
    周の同心円に沿って複数の情報が表記されており、 前記選択手段によって前記基準検出手段が選択されてい
    る場合、前記信号生成手段は、前記基準検出手段により
    検出された前記回転体の回転角度および回転方向に基づ
    いて情報信号を生成し、これにより前記支持体上に表記
    された情報のうち、前記回転体に対して所定の位置にあ
    る情報に対応する情報信号を生成するようにしたことを
    特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記回転体の回転量および回転方向に対
    応した情報信号を記憶する情報テーブル群と、 前記情報テーブル群の中から、前記信号生成手段が参照
    する情報テーブルを選択するテーブル選択手段とをさら
    に具備し、 前記情報テーブル群は、前記支持体上に表記された情報
    に対応する情報信号を記憶した支持体情報テーブルと、
    この支持体情報テーブルに記憶された情報以外の情報信
    号を記憶した情報テーブルとを有しており、 前記テーブル選択手段によって前記支持体情報テーブル
    が選択された場合、前記選択手段は前記基準検出手段を
    選択し、前記テーブル選択手段によって前記支持体情報
    テーブル以外の前記情報テーブルが選択された場合、前
    記選択手段は前記検出手段を選択することを特徴とする
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記支持体上に表記された情報は、アル
    ファベット、仮名文字または両者を含むことを特徴とす
    る請求項5または6に記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記検出手段は、選択された時点からの
    前記回転体の回転量および回転方向を検出する回転状態
    検出手段を有しており、 前記基準検出手段は、前記基準位置からの前記回転状態
    検出手段によって検出された検出結果を記憶する記憶手
    段を有し、この記憶手段に記憶された検出結果に基づい
    て前記基準位置からの前記回転体の回転量および回転方
    向を検出することを特徴とする請求項1ないし7のいず
    れかに記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記回転体は、円環状の回転ベゼルであ
    り、 前記支持体は、胴部と、前記胴部に取り付けられ、使用
    者の手に巻き付けることが可能なバンド部とを有する腕
    時計型に形成されていることを特徴とする請求項1ない
    し8のいずれかに記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 支持体と、前記支持体に対して回転可
    能に設けられる回転体とを備える情報処理装置におい
    て、前記回転体のを回転操作に応じて情報を選択する方
    法であって、 基準位置からの前記回転体の回転量および回転方向を検
    出する基準検出ステップと、 選択された時点からの前記回転体の回転量および回転方
    向を検出する検出ステップと、 前記基準検出ステップまたは前記検出ステップのいずれ
    かを選択する選択ステップと、 前記選択ステップによって選択された前記基準検出ステ
    ップまたは前記検出ステップにより検出された前記回転
    体の回転角度および回転方向に基づいて、情報信号を生
    成する信号生成ステップとを具備することを特徴とする
    情報入力方法。
  11. 【請求項11】 前記回転体上には、前記回転体の回転
    円周に沿って複数の情報が表記されており、 前記選択ステップによって前記基準検出ステップが選択
    されている場合、前記信号生成ステップでは、前記基準
    検出ステップにより検出された前記回転体の回転角度お
    よび回転方向に基づいて情報信号を生成し、これにより
    前記回転体上に表記された情報のうち、前記支持体に対
    して所定の位置にある情報に対応する情報信号を生成す
    るようにしたことを特徴とする請求項10に記載の情報
    入力方法。
  12. 【請求項12】 前記情報処理装置は、前記回転体の回
    転量および回転方向に対応した情報信号を記憶する情報
    テーブル群を具備しており、 前記情報テーブル群は、前記回転体上に表記された情報
    に対応する情報信号を記憶した回転体情報テーブルと、
    この回転体情報テーブルに記憶された情報以外の情報信
    号を記憶した情報テーブルとを有しており、 前記情報テーブル群の中から、前記信号生成ステップに
    おいて参照される情報テーブルを選択するテーブル選択
    ステップとをさらに具備し、 前記テーブル選択ステップにおいて前記回転体情報テー
    ブルが選択された場合、前記選択ステップでは前記基準
    検出ステップを選択し、前記テーブル選択ステップにお
    いて前記回転体情報テーブル以外の前記情報テーブルが
    選択された場合、前記選択ステップでは前記検出ステッ
    プを選択することを特徴とする請求項11に記載の情報
    入力方法。
  13. 【請求項13】 前記回転体上に表記された情報は、ア
    ルファベット、仮名文字または両者を含むことを特徴と
    する請求項11または12に記載の情報入力方法。
  14. 【請求項14】 前記支持体上には、前記回転体の回転
    円周の同心円に沿って複数の情報が表記されており、 前記選択ステップによって前記基準検出ステップが選択
    されている場合、前記信号生成ステップでは、前記基準
    検出ステップにより検出された前記回転体の回転角度お
    よび回転方向に基づいて情報信号を生成し、これにより
    前記支持体上に表記された情報のうち、前記回転体に対
    して所定の位置にある情報に対応する情報信号を生成す
    るようにしたことを特徴とする請求項10に記載の情報
    入力方法。
  15. 【請求項15】 前記情報処理装置は、前記回転体の回
    転量および回転方向に対応した情報信号を記憶する情報
    テーブル群を具備しており、 前記情報テーブル群は、前記支持体上に表記された情報
    に対応する情報信号を記憶した支持体情報テーブルと、
    この支持体情報テーブルに記憶された情報以外の情報信
    号を記憶した情報テーブルとを有しており、 前記情報テーブル群の中から、前記信号生成ステップに
    おいて参照される情報テーブルを選択するテーブル選択
    ステップとをさらに具備し、 前記テーブル選択ステップにおいて前記支持体情報テー
    ブルが選択された場合、前記選択ステップでは前記基準
    検出ステップを選択し、前記テーブル選択ステップにお
    いて前記支持体情報テーブル以外の前記情報テーブルが
    選択された場合、前記選択ステップでは前記検出ステッ
    プを選択することを特徴とする請求項14に記載の情報
    入力方法。
  16. 【請求項16】 前記支持体上に表記された情報は、ア
    ルファベット、仮名文字または両者を含むことを特徴と
    する請求項14または15に記載の情報入力方法。
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