JP2000241199A - 情報処理装置および情報処理装置の情報入力方法 - Google Patents

情報処理装置および情報処理装置の情報入力方法

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JP2000241199A
JP2000241199A JP4698499A JP4698499A JP2000241199A JP 2000241199 A JP2000241199 A JP 2000241199A JP 4698499 A JP4698499 A JP 4698499A JP 4698499 A JP4698499 A JP 4698499A JP 2000241199 A JP2000241199 A JP 2000241199A
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rotator
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JP4698499A
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Shigeki Inoue
茂樹 井上
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Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多くの情報を入力することが可能でありなが
ら、迅速に情報入力を行うことを可能とし、かつ装置の
小型化を容易とする。 【解決手段】 初期状態から回転ベゼル102をある方
向に回転させると、この回転に伴って入力候補グループ
表示部300に「か」、「さ」、……といったグループ
を代表する文字がスクロール表示される。そして、回転
ベゼル102を逆方向に回転させると、この時点で入力
候補グループ表示部300の中央に表示された「は」に
代表されるグループが選択され、入力候補情報表示部3
01にこのグループに属する情報である「は」、
「ひ」、……が表示される。この後、さらに回転ベゼル
102の回転方向を変えると、その時点で入力候補情報
表示部301の中央に表示された文字が入力され、入力
情報表示部302に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転体を用いて情
報を入力する情報処理装置、および情報処理装置の情報
入力方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報処理装置等で文字や記号等の
情報を入力するために、回転ダイヤルを回転させて入力
文字を選択する方法が用いられている。回転体を用いた
文字入力方法では、予めカウンタのカウント数に対して
文字等の情報が設定されており、回転体の回転量に応じ
てカウンタをインクリメントまたはデクリメントし、こ
のときのカウンタのカウント数に応じて文字等を選択し
ている。また、このように文字入力を行った後、次の文
字入力候補が入力した文字を含む文字グループの先頭文
字となる方法もある。
【0003】また、図1に示すように、入力可能な文字
を表示装置に二次元的に配列し、これらの表示された文
字を十字キー等の二次元入力装置を用いて選択する装置
もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した回転
体の回転量に応じてカウンタをアップダウンして情報を
選択する方法では、多くの文字等の情報入力を可能とす
る装置では、所望の情報を選択するまで、つまりカウン
タのカウント値が所望の値になるまでに回転体を多く回
転させなければならない場合があり、迅速な入力操作が
行えなくなってしまうことがある。
【0005】また、図1に示すような入力可能文字を二
次元的に配列した装置の場合、所望の文字を選択するた
めの操作を迅速に行うことはできるが、表示装置に情報
を二次元的に配列しているので、表示装置を配置するス
ペースが大きくなる。このため、装置の小型化が困難で
ある。このような入力装置を小型化した場合には、表示
装置の小型化に伴って表示できる情報数、つまり入力可
能な情報数が減少してしまうとともに、十字キー等の入
力キーも小型になるため操作性も悪化してしまう。
【0006】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
ものであり、多くの情報を入力することが可能でありな
がら、迅速に情報入力を行うことができ、かつ装置の小
型化が容易な情報処理装置および情報入力方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載の情報処理装置は、支持体
と、前記支持体に対して回転可能に設けられる回転体
と、前記回転体の回転量、および前記回転体の回転方向
が順方向であるか逆方向であるかを検出する検出手段
と、情報を表示する表示装置と、前記表示装置に表示す
る情報に対応した情報信号を生成する信号生成手段と、
前記信号生成手段によって生成された情報信号を選択す
る選択手段とを具備しており、前記信号生成手段は、前
記検出手段によって前記回転体の回転方向が順方向から
逆方向に変わったことが検出されると、その時点までの
前記回転体の回転量に基づいて、複数の情報を有する複
数の情報グループのいずれかを選択した後、選択した情
報グループに含まれる情報に対応した情報信号を生成
し、前記選択手段は、回転方向が逆方向に変わった後の
前記回転体の回転量に基づいて、前記信号生成手段によ
って生成された情報信号を選択することを特徴としてい
る。
【0008】また、請求項2に記載の情報処理装置は、
請求項1に記載の情報処理装置において、前記信号生成
手段は、前記検出手段によって前記回転体の回転方向が
変わったことが検出された時点での前記回転体の回転量
に応じた情報グループを選択した後、選択した情報グル
ープに含まれる複数の情報に対応する情報信号を生成す
ることにより、当該情報グループに含まれる複数の情報
を前記表示装置に表示させることを特徴としている。
【0009】また、請求項3に記載の情報処理装置は、
請求項2に記載の情報処理装置において、前記表示装置
は、前記回転体の回転に伴って、前記信号生成手段によ
って選択された情報グループに含まれる複数の情報をエ
ンドレスにスクロール表示することを特徴としている。
【0010】また、請求項4に記載の情報処理装置は、
請求項2または3に記載の情報処理装置において、前記
信号生成手段は、選択可能な複数の情報グループを代表
するグループ代表情報に対応した情報信号を生成するこ
とにより、前記表示装置に複数のグループ代表情報を表
示させることを特徴としている。
【0011】また、請求項5に記載の情報処理装置は、
請求項4に記載の情報処理装置において、前記表示装置
は、前記回転体の回転に伴って、選択可能な複数の情報
グループを代表するグループ代表情報をエンドレスにス
クロール表示することを特徴としている。
【0012】また、請求項6に記載の情報処理装置は、
請求項4または5に記載の情報処理装置において、前記
表示装置は、前記検出手段によって前記回転体の回転方
向が変わったことが検出された時点で、複数のグループ
代表情報を表示するモードから選択された情報グループ
に含まれる複数の情報を表示するモードに切り換わるこ
とを特徴としている。
【0013】また、請求項7に記載の情報処理装置は、
請求項1ないし6のいずれかに記載の情報処理装置にお
いて、前記選択手段は、前記検出手段によって前記回転
体の回転方向が逆方向から順方向に変わったことが検出
された時点で、回転方向が逆方向に変わった後の前記回
転体の回転量に基づいて、前記信号生成手段が生成した
情報を選択することを特徴としている。
【0014】また、請求項8に記載の情報処理装置は、
請求項1ないし7のいずれかに記載の情報処理装置にお
いて、前記情報グループは、複数に階層化されており、
前記信号生成手段は、前記検出手段によって前記回転体
の回転方向が変わったことが検出された時点での前記回
転体の回転量に応じた情報グループを選択した後、回転
方向が変わった後の前記回転体の回転量に基づいて選択
した情報グループに含まれる下層の情報グループのいず
れかを選択することを特徴としている。
【0015】また、請求項9に記載の情報処理装置は、
請求項1ないし8のいずれかに記載の情報処理装置にお
いて、複数の前記情報グループは、子音を同じくする仮
名文字を1グループとして各子音毎に構成された情報グ
ループを有することを特徴としている。
【0016】また、請求項10に記載の情報処理装置
は、請求項1ないし8のいずれかに記載の情報処理装置
において、前記信号生成手段がN個(Mは自然数)の情
報信号を生成することが可能であり、前記情報グループ
がM層(Mは自然数)に階層化されている場合、各階層
毎の情報グループの数がNの(M+1)乗根に最も近い
自然数であることを特徴としている。
【0017】また、請求項11に記載の情報処理装置の
情報入力方法は、支持体と、前記支持体に対して回転可
能に設けられる回転体とを備える情報処理装置におい
て、前記回転体を回転操作することにより、情報を選択
して入力する方法であって、前記回転体の回転方向が変
わったことを検出するとともに、その時点までの前記回
転体の回転量を検出する第1の回転検出ステップと、前
記第1の回転検出ステップで検出された前記回転体の回
転量に基づいて、複数の情報を有する複数の情報グルー
プのいずれかを選択する第1の選択ステップと、回転方
向が変わった後の前記回転体の回転量を検出する第2の
回転検出ステップと、前記第2の回転検出ステップで検
出された前記回転体の回転量に基づいて、前記第1の選
択ステップで選択された情報グループに含まれる情報の
いずれかを選択する第2の選択ステップとを具備するこ
とを特徴としている。
【0018】また、請求項12に記載の情報処理装置の
情報入力方法は、請求項11に記載の情報処理装置の情
報入力方法において、前記第1の選択ステップで情報が
選択された後に、選択された情報グループに含まれる複
数の情報を表示する表示ステップをさらに具備すること
を特徴としている。
【0019】また、請求項13に記載の情報処理装置の
情報入力方法は、請求項11に記載の情報処理装置の情
報入力方法において、選択可能な複数の情報グループを
代表するグループ代表情報を表示する代表表示ステップ
をさらに具備することを特徴としている。
【0020】また、請求項14に記載の情報処理装置の
情報入力方法は、請求項11に記載の情報処理装置の情
報入力方法において、選択可能な複数の情報グループを
代表するグループ代表情報を表示する代表表示ステップ
と、前記第1の選択ステップで情報グループが選択され
た時に、前記代表表示ステップでの表示を終了するとと
もに、前記第1の選択ステップで選択された情報グルー
プに含まれる複数の情報を表示する表示切換ステップと
をさらに具備することを特徴としている。
【0021】また、請求項15に記載の情報処理装置の
情報入力方法は、請求項11ないし14のいずれかに記
載の情報処理装置の情報入力方法において、前記情報グ
ループは、複数に階層化されており、前記第1の選択ス
テップで情報グループが選択された後、回転方向が変わ
った後の前記回転体の回転量に基づいて選択した情報グ
ループに含まれる下層の情報グループのいずれかを選択
する下層グループ選択ステップをさらに具備し、前記第
1の選択ステップは、前記下層グループ選択ステップに
よって選択された情報グループの最も下層の情報グルー
プに含まれる情報のいずれかを選択することを特徴とし
ている。
【0022】また、請求項16に記載の情報処理装置の
情報入力方法は、請求項11ないし15のいずれかに記
載の情報処理装置の情報入力方法において、複数の前記
情報グループには、子音を同じくする仮名文字を1グル
ープとして各子音毎に構成された情報グループを有する
ことを特徴としている。
【0023】また、請求項17に記載の情報処理装置の
情報入力方法は、請求項11ないし15のいずれかに記
載の情報処理装置の情報入力方法において、N個(Nは
自然数)の情報を入力することが可能であり、前記情報
グループがM層(Mは自然数)に階層化されている場
合、各階層毎の情報グループの数がNの(M+1)乗根
に最も近い自然数であることを特徴としている。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 A.実施形態の構成 まず、図2は本発明の一実施形態に係る腕時計型情報処
理装置100を示す正面図である。同図において、符号
101は、この腕時計型情報処理装置100の胴(支持
体)を示す。図における胴101の上下側には、使用者
の手に巻き付けられるバンド部200が取り付けられて
いる。胴101におけるバンド部200が取り付けられ
た部分の上部(図の紙面手前側)には、ガイド部材20
1がネジ202によって取り付けられており、胴101
とガイド部材201とによって円環状の回転ベゼル(回
転体)102が摺動可能に挟持されている。これによ
り、回転ベゼル102は、胴101に対して図中矢印で
示す方向に回転自在になされている。
【0025】回転ベゼル102の内周側における胴10
1の中央部には、カバーガラス103が配置されてお
り、このカバーガラス103の下方(図の紙面奥側)に
は、液晶パネル等の表示装置104が配設されている。
胴101の周囲には、確定スイッチ105およびキャン
セルスイッチ106がそれぞれ配設されている。なお、
これらの確定スイッチ105およびキャンセルスイッチ
106は、カバーガラス103と同一平面上に突出して
設けるようにしてもよい。
【0026】ここで、図3は腕時計型情報処理装置10
0から回転ベゼル102を取り外した状態を示す。同図
に示すように、胴101には、孔31a,31bが形成
されており、この孔31a,31b内にパルス数検出セ
ンサユニット(検出手段)32と回転方向検出センサユ
ニット(検出手段)33とがそれぞれ配置されている。
ここで、パルス数検出センサユニット32と回転ベゼル
102の回転中心Oとを結ぶ線と、回転方向検出センサ
ユニット33と回転中心Oとを結ぶ線とが角度θ1を形
成するようにパルス数検出センサユニット32および回
転方向検出センサユニット33が配置されている。な
お、角度θ1については、後述する。
【0027】さて、図4は図2のIV−IV線に沿って視た
図である。同図に示すように、回転ベゼル102の表面
には、外周側が低くなるように段差が形成されており、
低い外周側の部分が胴101とガイド部材201によっ
て挟持されている。一方、回転ベゼル102の裏面に
は、光学パターン41が形成されており、孔31aは、
胴101における光学パターン41の下方となる位置に
形成されている。この孔31aの上方を覆うようにセン
サカバーガラス42が配置されており、センサカバーガ
ラス42と胴101との間には、図示せぬパッキンが配
置されいてる。これにより、センサカバーガラス42の
下方への水や埃の侵入を防止している。
【0028】センサカバーガラス42の下方には、パル
ス数検出センサユニット32が配置されている。パルス
数検出センサユニット32は、LED(Light Emitting
Diode)44と、フォトダイオード45と、LED44
とフォトダイオード45との間に配置される遮光板44
aと、基板46とを備えており、LED44が光学パタ
ーン41に向けて光を発光し、フォトダイオード45に
受光された光学パターン41からの反射光に基づいて、
パルス信号を生成するものである。なお、回転方向検出
センサユニット33もパルス数検出センサユニット32
と同様の構成であり、回転ベゼル102の裏面に形成さ
れた光学パターン41を読み取ってパルス信号を生成す
る。
【0029】パルス数検出センサユニット32の基板4
6は、図示せぬリード線によってこの腕時計型情報処理
装置100の電子回路と接続されており、パルス数検出
センサユニット32によって生成されたパルス信号が後
述する情報信号生成部に出力される。このパルス信号の
パルス数が情報信号生成部によってカウントされ、回転
ベゼル102の回転量が検出されるようになっている。
【0030】次に、回転ベゼル102の裏面に形成され
た光学パターン41について図5を用いて説明する。同
図に示すように、光学パターン41は、LED44の照
射する光を吸収する吸収領域41aと、LED44の照
射する光を反射する反射領域41bとが交互に形成され
ている。吸収領域41aと反射領域41bとは、回転中
心Oを中心とした角度θ2毎に形成されている。ここ
で、吸収領域41aおよび反射領域41bの数がn個
(nは偶数)である場合には、θ2=360/n゜とな
る。この構成の下、回転ベゼル102が回転させられる
と、パルス数検出センサユニット32は、吸収領域41
aおよび反射領域41bを交互に読み取ることになり、
図6に示すようなパルス信号を生成することができるよ
うになっている。
【0031】次に、図3に示したパルス数検出センサユ
ニット32と回転方向検出センサユニット33との間の
角度θ1について説明する。本実施形態では、θ1=mθ
2+θ2/2となるようにパルス数検出センサユニット3
2および回転方向検出センサユニット33が配置されて
いる。このようにパルス数検出センサユニット32およ
び回転方向検出センサユニット33を配置した場合に
は、各々のセンサユニットに図7に示すようなパルス信
号が生成される。同図に示すように、回転ベゼル102
を時計回りに回転させた場合には、回転方向検出センサ
ユニット33の生成するパルス信号にパルス数検出セン
サユニット32の生成するパルス信号より1/4の位相
進みが生じ、回転ベゼル102を反時計回りに回転させ
た場合には、回転方向検出センサユニット33の生成す
るパルス信号にパルス数検出センサユニット32の生成
するパルス信号より1/4の位相遅れが生じることにな
る。従って、このように各センサユニットの生成するパ
ルス信号に生じる位相進み・遅れを検知することによっ
て、回転ベゼル102の回転方向を検出することができ
るようになっている。
【0032】なお、θ1の角度は、mθ2+θ2/2に限
らず、k*360/n(kは0〜n−1までの整数)と
異なる角度であればよく、例えばθ1=mθ2+θ2/4
であってもよい。要するに、θ1はパルス数検出センサ
ユニット32と回転方向検出センサユニット33とが生
成するパルス信号に位相差を生じる角度であればよい。
【0033】次に、上述したように検出される回転ベゼ
ル102の回転角度および回転方向から文字等の情報を
生成して表示装置104に表示する制御システムの機能
構成について図8を用いて説明する。同図において、符
号81は、情報信号生成部(信号生成手段、選択手段)
を示す。情報信号生成部81は、パルス数カウンタを有
しており、パルス数検出センサユニット32の生成する
パルス数をカウントすることにより回転ベゼル102の
回転角度を検出している。また、情報信号生成部81
は、パルス数検出センサユニット32と回転方向検出セ
ンサユニット33とが生成したパルス信号を比較するこ
とにより、回転ベゼル102の回転方向が順方向である
か逆方向であるかを検出している。ここで、順方向とは
後述する情報入力状態において最初に回転ベゼル102
が回転させられた方向をいうものとする。このように情
報信号生成部81は、回転ベゼル102の回転角度およ
び回転方向を検出し、この検出結果に基づいて表示装置
104に表示すべき情報に対応した情報信号を生成して
いる。このとき、情報信号生成部81は、回転ベゼル1
02の回転角度に対応して文字等の情報が記憶された情
報テーブル82を参照することによって、情報信号を生
成している。なお、情報信号生成部81の生成する情報
信号についての詳細は後述する。
【0034】図9に示すように、情報テーブル82に
は、回転ベゼル102をいずれかの方向に回転させた時
の回転角度に対応して情報信号およびグループ情報テー
ブルが記憶されている。このような情報テーブル82を
参照することにより、情報信号を生成すると共に、いず
れかのグループ情報テーブルを選択できるようになって
いる。ここで、グループ情報テーブルには、このグルー
プに属する複数の情報が回転ベゼル102の回転角度に
対応して記憶されている。情報信号生成部81は、選択
したグループ情報テーブルを参照することにより、回転
ベゼル102の回転角度に応じてグループ情報テーブル
に記憶された情報信号を生成することができるようにな
っている。また、情報テーブル82に記憶された情報信
号は、各グループ情報テーブルに記憶された複数の情報
グループを代表する情報に対応した情報信号であり、本
実施形態では、「あ」、「か」、「さ」、……等であ
り、「あ」に代表されるグループには、あ行の平仮名
「あ、い、う、え、お」の情報が属している。同様に
「か」に代表されるグループには、か行の平仮名「か、
き、く、け、こ」が属している。つまり、平仮名50音
を各子音筆頭文字(あ、か、さ、た、な、は、ま、や、
ら、わ)を各グループを代表する情報として、これらの
グループには子音筆頭文字と同じ子音の平仮名が属する
ようになっている。このようにして情報信号生成部81
によって生成された情報信号に基づいてキャラクタージ
ェネレータ83が表示装置104に文字等の情報を表示
する。
【0035】確定スイッチ105は、情報信号生成部8
1によって生成された情報信号に基づいて、表示装置1
04に表示された入力候補情報のうち、この腕時計型情
報処理装置100に入力された文字等の情報列を確定す
るものであり、入力処理を終了する場合や次に情報入力
以外の処理、例えば入力した文字の漢字変換処理等を行
う場合に入力した文字列(1文字の場合もある)等を確
定させる。ここで、連続した文字列等の情報入力を行う
場合の各情報は、回転ベゼル102の回転方向が変わる
ことによって確定されるが、この確定動作については後
述する。キャンセルスイッチ106は、上述のように入
力した文字等の情報をキャンセルするものである。
【0036】次に、情報入力時における表示装置104
の表示内容について図10を用いて説明する。同図に示
すように、情報入力時における表示装置104には、図
の左右方向に長く形成された入力候補グループ表示部3
00、入力候補情報表示部301および入力情報表示部
302の3つの表示部が表示されるようになっている。
入力候補グループ表示部300は、9つの文字等の情報
を直線状に配列して表示することが可能であり、図示の
状態では「あ」、「か」、「さ」、「た」、「な」、…
…「ら」までの9つの文字等の情報を直線状に配列して
表示している。ここで、入力候補グループ表示部300
に表示される情報は、上述したグループを代表する情報
である。
【0037】また、入力候補グループ表示部300の中
央に表示される情報には、アンダーラインが付加される
ようになっており、このアンダーラインが付加された入
力候補グループ表示部300の中央に表示される情報に
代表されるグループ(図示では「あ」グループ)が、そ
の時点で選択可能なグループである。つまり、情報信号
生成部81(図8参照)は、情報入力状態になってから
回転ベゼル102の回転角度に基づいて、その角度に対
応した情報、つまり選択可能な情報信号を生成するとと
もに、その回転角度の前後各4つの回転角度に対応した
情報信号を生成し、これらを入力候補グループ表示部3
00に表示させるようになっている。従って、図10に
示す状態は「な」が選択可能な情報となっていることか
ら、初期状態から回転ベゼル102をいずれかの方向
(以下、反時計回りとする)に5θ2゜回転させた状態
である。この状態からさらに同方向に回転ベゼル102
をθ2゜回転させた場合には、図11に示すように選択
可能情報は「は」となり、入力候補グループ表示部30
0には、左から順番に「か」、「さ」、「た」、
「な」、「は」、……「わ」が表示されることになる。
すなわち、入力候補グループ表示部300に表示される
情報列は、回転ベゼル102の回転に伴って右側から左
側に流れていくようにスクロール表示される。
【0038】図11に示す状態で、使用者が回転ベゼル
102を逆方向、つまり時計回りに回転させた場合、情
報信号生成部81は、パルス数検出センサユニット32
および回転方向検出センサユニット33(図8参照)の
生成するパルス信号から回転方向が変わったことを検出
する。このように回転方向が変わったことを検出する
と、情報信号生成部81は、その時点で入力候補グルー
プ表示部300の中央に表示された選択可能情報である
「は」に代表される「は」グループのグループ情報テー
ブルを選択するとともに、入力候補情報表示部301に
「は」グループに属する「は」、「ひ」、「ふ」、
「へ」、「ほ」に対応する情報信号を生成し、入力候補
情報表示部301に表示する。このとき、逆方向に回転
ベゼル102をθ2゜回転させた場合には、図12に示
すように入力候補情報表示部301に「は」、「ひ」、
「ふ」、「へ」、「ほ」が表示され、入力候補グループ
表示部300の中央に表示された情報「は」にはアンダ
ーラインが付加され、アンダーラインが付加された情報
が、その時点で入力可能な情報となる。
【0039】この状態から回転ベゼル102をさらにθ
2゜回転させると、図13に示すように、入力候補情報
表示部301には、左から順番に「は」、「ひ」、
「ふ」、「へ」、「ほ」、「は」が表示されることにな
る。すなわち、入力候補情報表示部301に表示される
情報列は、回転ベゼル102の回転に伴って右側から左
側に流れていくようにスクロール表示される。また、こ
のグループは、「は」〜「ほ」までの5つの情報から構
成されているため、「ほ」の右側には、再び「は」が表
示される、つまり情報列がエンドレスにスクロール表示
されようになっている。このように情報列をエンドレス
にスクロール表示することにより、使用者が誤って回転
ベゼル102を回転させすぎた場合にも、そのまま同方
向に回転させていれば、所望の情報が再び入力候補情報
表示部301に表示され、その情報を入力することがで
きるようになっている。なお、本実施形態では、入力候
補情報表示部301をエンドレスにスクロール表示させ
るだけでなく、図示はしないが入力候補グループ表示部
300でも同様に情報列をエンドレスにスクロール表示
させている。
【0040】図13に示す状態で、使用者が回転ベゼル
102をさらに逆方向、つまり反時計回りに回転させた
場合、情報信号生成部81は回転ベゼル102の回転方
向が変わったことを検出する。情報信号生成部81は、
回転方向が変わったことを検出した時点で入力候補情報
表示部301の中央に表示された情報である「ひ」を入
力情報として選択し、図14に示すように入力情報表示
部302に表示させる。また、情報信号生成部81は、
入力情報表示部302に「ひ」を表示させると同時に、
入力候補情報表示部301の表示をクリアし、次の情報
の入力状態となる。
【0041】この状態でさらに回転ベゼル102を反時
計回りに回転し続ければ、図14に示す状態から入力候
補グループ表示部300に表示された情報列が左側にス
クロール表示され、上述した情報グループを選択するモ
ードとなる。この情報グループ選択モードで回転ベゼル
102を逆回転させれば、その時点で入力候補グループ
表示部300の中央に表示された情報に代表される情報
グループが選択され、選択したグループに属する情報を
入力するモードとなる。このモードでさらに回転ベゼル
102を逆回転させれば、その時点で入力候補情報表示
部301の中央に表示された情報が入力情報として確定
され、入力情報表示部302に表示される。このような
情報入力動作を繰り返して所望の情報列の入力を終え
て、確定スイッチ105を押下すると、この情報列が確
定されるとともに情報入力状態が終了するようになって
いる。
【0042】なお、情報信号生成部81が生成可能な情
報は、上述した平仮名に限らず、片仮名、英文字および
記号等の文字情報を生成するようにしてもよいし、改行
などの文書編集情報を生成するようにしてもよい。英文
字を入力する場合にも、「A」〜「E」までを1グルー
プとするといったように入力可能な情報をグループ分け
しておき、上述したような回転ベゼル102の回転動作
でグループを選択した後、選択したグループに属する情
報を入力すればよい。
【0043】B.腕時計型情報処理装置の動作 次に、上述した構成の腕時計型情報処理装置100の情
報入力時の動作について図15を用いて説明する。ま
ず、この腕時計型情報処理装置100が情報入力状態で
あるか否かが判断される(ステップS1)。このとき、
情報入力状態への切り換えは、確定スイッチ105また
はキャンセルスイッチ106のいずれかのスイッチを押
下することにより行うようにすればよい。また、腕時計
型情報処理装置100を情報入力状態にする方法は、上
述したようないずれかのスイッチを入力する方法に限ら
ず、例えば入力状態と非入力状態を切り換えるスイッチ
を別に設けるようにしてもよいし、任意である。
【0044】この腕時計型情報処理装置100が情報入
力状態になされると、入力候補グループ表示部300、
入力候補情報表示部301および入力情報表示部302
が表示装置104に表示されるとともに、パルス数検出
センサユニット32および回転方向検出センサユニット
33が回転ベゼル102の回転角度および回転方向の検
出を開始する。
【0045】そして、使用者によって回転ベゼル102
がいずれかの方向に回転させられたか否かが判断される
(ステップS2)。ここで、回転ベゼル102が回転さ
せられたことが検出されると、図10に示すように、入
力候補グループ表示部300に選択可能な情報グループ
が表示される。この後、回転ベゼル102の回転に伴っ
て入力候補グループ表示部300に表示される情報列が
スクロール表示される(ステップS3)。
【0046】そして、回転ベゼル102が逆回転させら
れたことが検出されると(ステップS4)、逆回転させ
られるまでの回転ベゼル102の回転量に基づいて、入
力候補グループ表示部300に表示された情報グループ
の1つが選択される(ステップS5)。本実施形態で
は、図10および図11に示すように、逆回転時に入力
候補グループ表示部300の中央に配置されたアンダー
ラインの付加された情報に代表される情報グループが選
択される。従って、使用者は、入力候補グループ表示部
300の中央に選択したい情報グループが表示されるま
で回転ベゼル102を回転させ、中央に選択したい情報
グループが表示された時に回転ベゼル102を逆回転さ
せればよい。
【0047】情報グループが選択されると、選択された
情報グループに含まれる情報が入力候補情報表示部30
1に表示される。このとき、入力候補情報表示部301
に表示される情報列は、回転ベゼル102に回転に伴っ
てスクロール表示される(ステップS6)。
【0048】そして、回転ベゼル102が順回転、すな
わち最初に回転させられた方向に回転させられると(ス
テップS7)、順回転させられるまでの逆回転時の回転
量に応じて入力候補情報表示部301に表示された情報
の1つが選択される(ステップS8)。本実施形態で
は、図12および図13に示すように、順回転時に入力
候補情報表示部301の中央に配置されたアンダーライ
ンの付加された情報が選択され、腕時計型情報処理装置
100に入力される。従って、使用者は、入力候補情報
表示部301の中央に入力したい情報が表示されるよう
に回転ベゼル102を回転させ、中央に入力したい情報
が表示された時に回転ベゼル102を順回転させればよ
い。
【0049】この後、確定スイッチ105が押下された
場合(ステップS9)には、その時点までに入力された
情報が確定し、情報入力状態を終了する。一方、確定ス
イッチ105が押下されない場合(ステップS9)に
は、ステップS3以下の動作を繰り返す。
【0050】本実施形態に係る腕時計型情報処理装置1
00では、上述したように回転ベゼル102を順逆に回
転方向を変えながら回転させることによって情報を入力
することができるので、腕時計型のような小型情報処理
装置に適用した場合にも、入力操作が簡単である。
【0051】ところで、回転体の回転量に対応して1つ
の情報を入力するといった従来の入力方法では、所望の
情報入力を行うために、回転体をほぼ1回転させるとい
ったように操作量が大きくなってしまうことがあった。
しかし、本実施形態では、入力可能な情報を複数のグル
ープに分け、回転ベゼル102を操作してグループのい
ずれかを選択した後に選択したグループ内の情報を選択
するようなっている。上述した平仮名文字入力の場合、
情報が10グループに分けられているため、回転ベゼル
102を10θ2゜回転させれば、全てのグループを選
択することが可能である。また、グループ選択後は、グ
ループに属する情報は5個であるため、回転ベゼル10
2を5θ2゜回転させれば、このグループに含まれる全
ての情報を入力することが可能である。例えば、光学パ
ターン41(図5参照)が40個に分割されていた場合
には、θ2=9となり、この場合、通常、回転ベゼル1
02を90゜回転させれば、全ての平仮名を入力するこ
とが可能である。従って、多くの情報数の入力を可能と
した場合にも、グループ分けすることによりグループ選
択時、および選択したグループ内での情報選択時に回転
ベゼル102を回転させる操作量を減少させることがで
き、迅速な入力が可能となる。
【0052】また、回転ベゼル102の回転方向を変え
ることにより、グループ選択や情報選択を行っているの
で、回転ベゼル102を回転させる操作とともにグルー
プ選択時や情報選択時にスイッチ等を押下する操作が必
要ない。従って、使用者は、回転ベゼル102から手を
離さずに情報入力を行うことも可能となり、より迅速に
入力操作を行える。
【0053】また、本実施形態では、表示装置104の
入力候補情報表示部301には、回転ベゼル102を回
転操作することにより、選択された情報グループに属す
る情報のみが表示されるようになっている。従って、表
示装置104には、入力可能な情報を全て表示する必要
がなく、多くの情報数の入力を可能とした場合にも、表
示装置104の小型化が容易である。
【0054】また、本実施形態では、各子音筆頭文字を
各グループの代表情報としたので、使用者にとっては、
入力候補グループ表示部300に表示された代表情報を
見るだけで、その情報に代表されるグループにどんな情
報が属しているかが分かりやすく、操作性が向上する。
【0055】C.変形例 なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるもので
はなく、以下のような種々の変形が可能である。
【0056】(1)上述した実施形態においては、平仮
名文字を直接入力する場合について述べたが、ローマ字
変換で仮名文字を入力する場合、「A」、「K」、
「S」、「T」、「H」、「M」、「Y」、「R」、
「W」の10文字を各グループを代表する文字とし、こ
れらのグループにそれぞれ「A」、「I」、「U」、
「E」、「O」を属するようにすればよい。
【0057】(2)また、上述した実施形態において
は、子音が同じ平仮名を同一グループに属するようグル
ープ分けをしていたが、この腕時計型情報処理装置10
0で入力可能な情報数がN個の場合、グループをNの平
方根に最も近い自然数に分けるようにしてもよい。例え
ば、入力可能情報数が64個の場合、これらの情報を8
つのグループに分ければよい。このようにすれば、入力
可能な情報数に対して最小のストローク(回転ベゼル1
02の回転範囲)で全ての情報が入力可能となり、より
迅速な入力操作が可能となる。
【0058】(3)さらに、上述した実施形態において
は、表示装置104に入力候補グループ表示部300、
入力候補情報表示部301および入力情報表示部302
の3つの表示部を表示するようにしていたが、図16に
示すように、入力候補表示部310および入力情報表示
部302の2つの表示部を表示するようにしてもよい。
この場合、腕時計型情報処理装置100が情報入力状態
となってからグループを選択するまでの間は、図示のよ
うに入力候補表示部310にグループを代表する情報を
表示する。そして、回転ベゼル102が逆方向に回転さ
せられると、グループを代表する情報の表示をクリアす
るとともに、図17に示すように、クリアされる直前に
入力候補グループ表示部300の中央に表示された情報
に代表されるグループに属する情報を入力候補表示部3
10に表示する。この後、再び回転ベゼル102を順方
向に回転させると、グループに属する情報の表示をクリ
アするとともに、再度、図16に示すようにグループを
代表する情報を入力候補表示部310に表示する。ま
た、クリアされる直前に入力候補表示部310の中央に
表示された情報を入力する。
【0059】このように入力候補表示部310の表示を
切り換えるようにすれば、情報入力時における表示装置
104における他の情報表示、例えば入力情報表示部3
02や時刻表示などの表示面積を大きくすることも可能
となり、表示装置104を効率よく利用することができ
る。
【0060】また、このように入力候補表示部310の
表示を切り換える場合には、他の表示面積を減少させる
ことなく、上述した入力候補グループ表示部300と入
力候補情報表示部301とを合わせた表示サイズで入力
候補表示部310を表示させることができる。このた
め、入力候補表示部310に表示できる情報数が多くな
り、入力可能な情報が多数のグループに分けられた場合
にも、これらのグループを代表する情報を上述した実施
形態よりも多く表示することできる。また、1つのグル
ープに含まれる情報数が多い場合にも、これらの情報を
より多く表示することができる。このように、より多く
のグループまたは情報を表示できるようにすれば、操作
性がさらに向上する。
【0061】(4)また、上述した実施形態において
は、腕時計型情報処理装置100が情報入力状態になっ
てからグループを選択した後、選択したグループ内で情
報を選択して入力するようになっていたが、入力可能な
情報数を複数に階層化してグループ分けするようにして
もよい。つまり、上層のグループを選択した後、さらに
選択したグループに含まれる下層のグループを選択し、
最下層のグループを選択した後にそのグループに属する
情報を選択するようにしてもよい。
【0062】例えば、腕時計型情報処理装置100を情
報入力状態にした場合に、図18に示すようなグループ
代表情報を表示するようにしてもよい。同図に示すよう
に、この変形例では、入力候補グループ表示部300
a、300bが2段に表示されており、入力候補グルー
プ表示部300aには、「あ」、「ア」、「A」、
「a」、「ロ」、「記」、「数」が表示されている。こ
こで、「あ」は平仮名グループ、「ア」は片仮名グルー
プ、「A」は英大文字グループ、「a」は英小文字グル
ープ、「ロ」はローマ字変換グループ(変形例(1)参
照)、「記」は記号グループ、「数」は数字グループを
それぞれ代表する文字である。この状態から回転ベゼル
102を回転させた後、回転ベゼル102を逆回転させ
ることにより、いずれかのグループを選択する。そし
て、「あ」に代表される平仮名グループが選択された場
合には、入力候補グループ表示部300bには、
「あ」、「か」、「さ」、……のグループを代表する文
字が表示される。この後は、上述した実施形態と同様に
入力候補グループ表示部300bに表示されるグループ
のいずれかを選択した後、選択したグループ内の平仮名
文字を選択して入力すればよい。
【0063】このように情報グループを複数に階層化す
れば、回転ベゼル102のストロークを大きくすること
なく、つまり操作の遅延を招くことなく、より多くの情
報を入力することが可能となる。
【0064】また、情報グループをM層(Mは自然数)
に階層化されており、入力可能な情報数がN個である場
合には、各層の情報グループに含まれるグループ数をN
の(M+1)乗根に最も近い自然数とすることが好まし
い。例えば、情報グループが2層に階層化されており、
125個の情報入力が可能である場合には、上層および
下層のグループ数を125の三乗根である5に設定すれ
ば(このように設定すれば、下層のグループに含まれる
情報数も5になる)、入力可能な情報数に対して最小の
ストローク(回転ベゼル102の回転範囲)で全ての情
報が入力可能となり、より迅速な入力操作が可能とな
る。無論、情報の内容・属性によっては、(M+1)乗
根に最も近い自然数で各層の情報グループに含まれるグ
ループ数を設定するのが不適切な場合も考えられる。こ
のような場合には(M+1)乗根に最も近い自然数を目
安としてグループ数を構成すれば、入力のためのストロ
ークを減らし迅速な入力操作ができることは言うまでも
ない。
【0065】(5)また、本発明は、上述した腕時計型
に限らず、携帯電話や他のタイプの情報処理装置に適用
することも可能である。この場合、回転体としては回転
ベゼル以外にも、円盤状のものを用いるようにしてもよ
い。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多数の情報入力を可能とした場合にも、回転体の操作量
を減少させることができ、迅速な入力操作が行える。ま
た、回転体を操作することにより情報入力を行っている
ので、操作性の悪化を招くことなく、装置の小型化が容
易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 入力可能な情報を二次元的に配列した従来の
文字入力装置の表示内容を示す図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る腕時計型情報処理
装置を示す正面図である。
【図3】 前記腕時計型情報処理装置から回転ベゼルを
取り外した状態を示す図である。
【図4】 図2のIVーIV線に沿って視た図である。
【図5】 前記回転ベゼルの裏面を示す図である。
【図6】 前記回転ベゼルに形成された光学パターン
と、前記光学パターンを読み取ることによって前記腕時
計型情報処理装置の構成要素であるパルス数検出センサ
ユニットが生成するパルス信号とを示す図である。
【図7】 前記パルス数検出センサユニットの生成する
パルス信号と、前記腕時計型情報処理装置の構成要素で
ある回転方向検出センサユニットの生成するパルス信号
とを示す図である。
【図8】 前記腕時計型情報処理装置において、入力情
報信号を生成するための制御システムの機能構成を示す
ブロック図である。
【図9】前記制御システムの構成要素である情報テーブ
ルの記憶内容を示す図である。
【図10】 グループ選択時における前記腕時計型情報
処理装置の表示装置に表示される内容を説明するための
図である。
【図11】 図10に示す状態から前記回転ベゼルを反
時計回りにθ2゜回転させた状態を示す図である。
【図12】 情報選択時における前記腕時計型情報処理
装置の表示装置に表示される内容を説明するための図で
ある。
【図13】 図12に示す状態から前記回転ベゼルを時
計回りにθ2゜回転させた状態を示す図である。
【図14】 情報を入力した後の前記腕時計型情報処理
装置の表示装置に表示される内容を説明するための図で
ある。
【図15】 前記腕時計型情報処理装置の情報入力時の
処理手順を示すフローチャートである。
【図16】 グループ選択時における前記腕時計型情報
処理装置の変形例の表示装置の表示内容を説明するため
の図である。
【図17】 情報選択時における前記腕時計型情報処理
装置の変形例の表示装置の表示内容を説明するための図
である。
【図18】 前記腕時計型情報処理装置の他の変形例に
おける表示装置の表示内容を説明するための図である。
【符号の説明】
32……パルス数検出センサユニット(検出手段)、3
3……回転方向検出センサユニット(検出手段)、41
……光学パターン、41a……吸収領域、41b……反
射領域、81……情報信号生成部(信号生成手段、選択
手段)、100……腕時計型情報処理装置、101……
胴(支持体)、102……回転ベゼル(回転体)、10
4……表示装置、300……入力候補グループ表示部、
300a……入力候補グループ表示部、300b……入
力候補グループ表示部、301……入力候補情報表示
部、302……入力情報表示部、310……入力候補表
示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F002 AA01 AA05 AA09 AB06 AC03 AD06 AD07 BA04 BA07 BA12 BD03 EA01 EB00 EB01 EB08 EE00 EF03 FA11 2F103 BA31 CA01 CA03 DA01 DA13 EA12 EA23 EB06 EB08 EB12 EB16 EB28 EB32 EC17 ED12 FA01 FA12 GA01 GA07 GA08 5B020 BB10 CC12 DD01 FF53 FF56 5B087 AA01 AA06 AA10 AB02 AE00 BC13 CC01 DD04 DD14 DE01

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体と、 前記支持体に対して回転可能に設けられる回転体と、 前記回転体の回転量、および前記回転体の回転方向が順
    方向であるか逆方向であるかを検出する検出手段と、 情報を表示する表示装置と、 前記表示装置に表示する情報に対応した情報信号を生成
    する信号生成手段と、前記信号生成手段によって生成さ
    れた情報信号を選択する選択手段とを具備しており、 前記信号生成手段は、前記検出手段によって前記回転体
    の回転方向が順方向から逆方向に変わったことが検出さ
    れると、その時点までの前記回転体の回転量に基づい
    て、複数の情報を有する複数の情報グループのいずれか
    を選択した後、選択した情報グループに含まれる情報に
    対応した情報信号を生成し、 前記選択手段は、回転方向が逆方向に変わった後の前記
    回転体の回転量に基づいて、前記信号生成手段によって
    生成された情報信号を選択することを特徴とする情報処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記信号生成手段は、前記検出手段によ
    って前記回転体の回転方向が変わったことが検出された
    時点での前記回転体の回転量に応じた情報グループを選
    択した後、選択した情報グループに含まれる複数の情報
    に対応する情報信号を生成することにより、当該情報グ
    ループに含まれる複数の情報を前記表示装置に表示させ
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記表示装置は、前記回転体の回転に伴
    って、前記信号生成手段によって選択された情報グルー
    プに含まれる複数の情報をエンドレスにスクロール表示
    することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記信号生成手段は、選択可能な複数の
    情報グループを代表するグループ代表情報に対応した情
    報信号を生成することにより、前記表示装置に複数のグ
    ループ代表情報を表示させることを特徴とする請求項2
    または3に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記表示装置は、前記回転体の回転に伴
    って、選択可能な複数の情報グループを代表するグルー
    プ代表情報をエンドレスにスクロール表示することを特
    徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記表示装置は、前記検出手段によって
    前記回転体の回転方向が変わったことが検出された時点
    で、複数のグループ代表情報を表示するモードから選択
    された情報グループに含まれる複数の情報を表示するモ
    ードに切り換わることを特徴とする請求項4または5に
    記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記選択手段は、前記検出手段によって
    前記回転体の回転方向が逆方向から順方向に変わったこ
    とが検出された時点で、回転方向が逆方向に変わった後
    の前記回転体の回転量に基づいて、前記信号生成手段が
    生成した情報を選択することを特徴とする請求項1ない
    し6のいずれかに記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記情報グループは、複数に階層化され
    ており、 前記信号生成手段は、前記検出手段によって前記回転体
    の回転方向が変わったことが検出された時点での前記回
    転体の回転量に応じた情報グループを選択した後、回転
    方向が変わった後の前記回転体の回転量に基づいて選択
    した情報グループに含まれる下層の情報グループのいず
    れかを選択することを特徴とする請求項1ないし7のい
    ずれかに記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 複数の前記情報グループは、子音を同じ
    くする仮名文字を1グループとして各子音毎に構成され
    た情報グループを有することを特徴とする請求項1ない
    し8のいずれかに記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 前記信号生成手段がN個(Nは自然
    数)の情報信号を生成することが可能であり、前記情報
    グループがM層(Mは自然数)に階層化されている場
    合、各階層毎の情報グループの数がNの(M+1)乗根
    に最も近い自然数であることを特徴とする請求項1ない
    し8のいずれかに記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】 支持体と、前記支持体に対して回転可
    能に設けられる回転体とを備える情報処理装置におい
    て、前記回転体を回転操作することにより、情報を選択
    して入力する方法であって、 前記回転体の回転方向が変わったことを検出するととも
    に、その時点までの前記回転体の回転量を検出する第1
    の回転検出ステップと、 前記第1の回転検出ステップで検出された前記回転体の
    回転量に基づいて、複数の情報を有する複数の情報グル
    ープのいずれかを選択する第1の選択ステップと、 回転方向が変わった後の前記回転体の回転量を検出する
    第2の回転検出ステップと、 前記第2の回転検出ステップで検出された前記回転体の
    回転量に基づいて、前記第1の選択ステップで選択され
    た情報グループに含まれる情報のいずれかを選択する第
    2の選択ステップとを具備することを特徴とする情報処
    理装置の情報入力方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の選択ステップで情報が選択
    された後に、選択された情報グループに含まれる複数の
    情報を表示する表示ステップをさらに具備することを特
    徴とする請求項11に記載の情報処理装置の情報入力方
    法。
  13. 【請求項13】 選択可能な複数の情報グループを代表
    するグループ代表情報を表示する代表表示ステップをさ
    らに具備することを特徴とする請求項11に記載の情報
    処理装置の情報入力方法。
  14. 【請求項14】 選択可能な複数の情報グループを代表
    するグループ代表情報を表示する代表表示ステップと、 前記第1の選択ステップで情報グループが選択された時
    に、前記代表表示ステップでの表示を終了するととも
    に、前記第1の選択ステップで選択された情報グループ
    に含まれる複数の情報を表示する表示切換ステップとを
    さらに具備することを特徴とする請求項11に記載の情
    報処理装置の情報入力方法。
  15. 【請求項15】 前記情報グループは、複数に階層化さ
    れており、 前記第1の選択ステップで情報グループが選択された
    後、回転方向が変わった後の前記回転体の回転量に基づ
    いて選択した情報グループに含まれる下層の情報グルー
    プのいずれかを選択する下層グループ選択ステップをさ
    らに具備し、 前記第1の選択ステップは、前記下層グループ選択ステ
    ップによって選択された情報グループの最も下層の情報
    グループに含まれる情報のいずれかを選択することを特
    徴とする請求項11ないし14のいずれかに記載の情報
    処理装置の情報入力方法。
  16. 【請求項16】 複数の前記情報グループには、子音を
    同じくする仮名文字を1グループとして各子音毎に構成
    された情報グループを有することを特徴とする請求項1
    1ないし15のいずれかに記載の情報処理装置の情報入
    力方法。
  17. 【請求項17】 N個(Nは自然数)の情報を入力する
    ことが可能であり、前記情報グループがM層(Mは自然
    数)に階層化されている場合、各階層毎の情報グループ
    の数がNの(M+1)乗根に最も近い自然数であること
    を特徴とする請求項11ないし15のいずれかに記載の
    情報処理装置の情報入力方法。
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