JPH11271099A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

Info

Publication number
JPH11271099A
JPH11271099A JP10070302A JP7030298A JPH11271099A JP H11271099 A JPH11271099 A JP H11271099A JP 10070302 A JP10070302 A JP 10070302A JP 7030298 A JP7030298 A JP 7030298A JP H11271099 A JPH11271099 A JP H11271099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
information processing
reference position
rotating bezel
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10070302A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Inoue
茂樹 井上
Akira Shinpo
晃 真保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP10070302A priority Critical patent/JPH11271099A/ja
Publication of JPH11271099A publication Critical patent/JPH11271099A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Transform (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)
  • Indicating Or Recording The Presence, Absence, Or Direction Of Movement (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】小型・薄型化が容易な構成でありながら、簡易
な操作で多数の情報をより確実に入力することが可能で
あり、かつ防水性に優れる情報処理装置を提供する。 【解決手段】パルス数検出センサユニット32および回
転方向検出センサユニット33は、回転ベゼルの下面に
形成された吸収領域および反射領域を有する光学パター
ンを読み取ってそれぞれパルス信号を生成する。そし
て、これらのパルス信号から回転ベゼルの回転角度およ
び回転方向を検出している。また、回転ベゼルには、磁
気パターンが設けられており、ホールセンサ10が磁気
パターンを検出した時点からの回転ベゼルの回転角度お
よび回転方向に基づいて、情報信号生成部81が情報信
号を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転体を用いて情
報を入力することが可能な情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、腕時計などの小型機器のモード切
替装置や時刻修正装置などの入力装置として、図1に示
すような回転ベゼル1を使用した装置が用いられてい
る。これらの装置は、メカニカルスイッチを回転ベゼル
1の動作により切り替えるものであり、例えば、腕時計
の胴にピンを貫通させて、このピンで回路バネを押すこ
とによってモードの切り替えを行う装置がある。この装
置では、ピンが回転ベゼル1の裏側の面に係合されてお
り、使用者が回転ベゼル1を回転させてピンの位置を移
動させることにより複数の回路の切り替えを行うように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
なピン等のメカニカルスイッチを回転ベゼルの回転動作
によって切り替える構成の入力装置で、文字入力のよう
に数十個にもおよぶ多数の回路の切り替えを行うには構
造が複雑となるため、装置が大がかりなものになってし
まう。また、メカニカルスイッチ機構を利用する装置で
は、メカニカルスイッチ機構の一部が腕時計の外部に露
出する構成となるため、防水性が損なわれるという問題
があった。
【0004】このような問題を解決するために、複雑な
構造のメカニカルスイッチを用いない構成の情報機器と
して、回転ベゼルの下面に形成された光学パターンと、
この光学パターンを検出する光センサとを備える情報機
器が考えられる。この情報機器では、光センサが回転ベ
ゼルの下面に形成された光学パターンを検出することに
よって、回転ベゼルの回転角度および回転方向を検知
し、この検知結果から入力情報を生成している。
【0005】ところで、このような光センサを用いた構
成の情報機器では、回転ベゼルの回転角度および回転方
向に対応する入力情報が予め記憶されており、これによ
り入力情報が生成される。このため、このような情報機
器では、回転ベゼルの回転角度および回転方向の検出を
開始する基準位置、つまり原点を決めて、原点からの回
転角度および回転方向を検出する必要がある。従って、
このような装置で情報を入力する場合、入力モードには
いるたびに回転ベゼルを原点位置まで回転させた後、検
出開始を指示するスイッチ等を押下するといった原点調
節操作を使用者が行う必要がある。また、使用者が原点
位置を間違えて入力操作を行った場合には、誤った情報
が入力されてしまう。
【0006】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
ものであり、小型・薄型化が容易な構成でありながら、
簡易な操作で多数の情報をより確実に入力することが可
能であり、かつ防水性に優れる情報処理装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の情報処理装置は、支持体と、使用
者の手動操作により前記支持体に対して回転可能に設け
られる回転体と、前記回転体に設けられる光学パターン
と、前記支持体に設けられ、前記回転体に設けられた前
記光学パターンに検出光を照射し、その反射光を検出す
ることによって、前記回転体の回転角度および回転方向
を検出する光センサと、前記支持体に設けられ、前記回
転体が前記支持体に対して基準位置にきたときに、前記
回転体に非接触で前記基準位置を検出する基準位置検出
センサと、前記光センサにより検出される回転角度およ
び回転方向に基づいて、信号を生成する信号生成部と、
前記信号生成部により生成される前記信号に基づいて、
情報を表示することが可能な表示部とを備える情報処理
装置において、前記信号生成部は、前記基準位置検出セ
ンサが前記基準位置を検出した時点からの前記回転体の
回転角度および回転方向に基づいて、前記信号を生成す
ることを特徴とする。
【0008】また、請求項2に記載の情報処理装置は、
請求項1に記載の情報処理装置において、前記基準位置
検出センサは、磁気センサであり、前記回転体には、前
記回転体が前記支持体に対して基準位置にきたときに前
記磁気センサに検出される磁気パターンが設けられてお
り、前記磁気センサは、前記磁気パターンを検出するこ
とにより前記基準位置を検出することを特徴とする。
【0009】また、請求項3に記載の情報処理装置は、
請求項2に記載の情報処理装置において、前記光学パタ
ーンは、前記回転体の回転円周に沿って交互に配置さ
れ、前記光センサの照射する検出光の吸収領域および反
射領域を有しており、前記吸収領域または前記反射領域
のいずれかが前記磁気パターンであることを特徴とす
る。
【0010】また、請求項4に記載の情報処理装置は、
請求項1ないし3のいずれかに記載の情報処理装置にお
いて、前記支持体は、密閉された空間を有しており、前
記光センサは、前記支持体における密閉された前記空間
内に配置されていることを特徴とする。
【0011】また、請求項5に記載の情報処理装置は、
請求項1ないし3のいずれかに記載の情報処理装置にお
いて、前記回転体は、円環状の回転ベゼルであり、前記
支持体は、胴部と、使用者の手首に巻き付けることが可
能なバンド部とを有する腕時計型に形成されており、前
記胴部は、前記光センサが配置される密閉された空間を
有することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。 A.構成 まず、図2は本発明の一実施形態に係る腕時計型情報処
理装置100の正面図である。同図において、符号10
1は、腕時計型情報処理装置100の胴を示す。胴(支
持体)101の上(紙面手前側)部には、円環状に形成
された回転ベゼル(回転体)102が胴101に対して
摺動可能に配置されている。また、回転ベゼル102の
上面には、等間隔に「ア、イ、ウ、……、9、:、〜」
の文字等が印刷等により形成されている。
【0013】回転ベゼル102の内周側には、カバーガ
ラス103が配設されており、このカバーガラス103
の下方(紙面奥側)に、腕時計型情報処理装置100に
入力された情報等が表示される表示部104が配設され
ている。表示部104の図中の上側には回転ベゼル10
2上に形成された文字等の1つを指示する指示マーク1
10が印刷等により形成されている。また、胴101の
周囲には、確定スイッチ105、削除スイッチ106、
濁点スイッチ107およびモード切替スイッチ108が
それぞれ配設されている。なお、これらのスイッチは、
カバーガラス103上に設けるようにしてもよい。
【0014】ここで、図3は腕時計型情報処理装置10
0から回転ベゼル102を取り外した状態を示す。同図
に示すように、胴101には孔31a,31bが形成さ
れており、この孔31a,31b内にパルス数検出セン
サユニット32と回転方向検出センサユニット33とが
それぞれ配置されている。ここで、パルス数検出センサ
ユニット32と回転ベゼル102の回転中心Oとを結ぶ
線と、回転方向検出センサユニット33と回転中心Oと
を結ぶ線とが角度θ1を形成するようにパルス数検出セ
ンサユニット32および回転方向検出センサユニット3
3がそれぞれ配置されている。また、パルス数検出セン
サユニット32は、上述した指示マーク110が指示す
る文字等(図2の場合「ア」)の下方(図2の紙面奥
側)に配置されている。なお、角度θ1については後述
する。
【0015】また、胴101の図3の下方側にはホール
センサ(基準位置検出センサ)10が配設されている。
ホールセンサ10は、ホール素子を有しており、その上
方(紙面手前側)における磁場によって得られるホール
電圧から後述するホールセンサ信号を生成する。
【0016】さて、図4は図2のIV−IV線に沿って視た
図である。同図に示すように、回転ベゼル102の下面
には、回転ベゼル102の上面に形成された文字等に対
応する位置に光学パターン41が形成されている。この
光学パターン41が形成された面の下方にはセンサーカ
バーガラス42が胴101に取り付けられている。この
とき、胴101とセンサカバーガラス42の間にはパッ
キン43が配設されており、これによりセンサカバーガ
ラス42の下部への水等の侵入を防止することができ
る。
【0017】センサカバーガラス42の下方には、パル
ス数検出センサユニット32が配設されている。パルス
数検出センサユニット32は、LED(Light Emitting
Diode)44と、フォトダイオード45と、LED44
とフォトダイオード45との間に配置される遮光板44
aと、基板46とから構成されており、LED44が光
学パターン41に向けて発光し、その反射光をフォトダ
イオード45が受光し、受光した光量に基づいて、パル
ス信号を生成するものである。このようにパルス数検出
センサユニット32の生成したパルス信号のパルス数が
後述する情報信号生成部81(図9参照)によってカウ
ントされ、これにより回転ベゼル102の回転角度を検
出している。なお、回転方向検出センサユニット33も
パルス数検出センサユニット32と同様の構成であり、
光学パターン41を読み取ってパルス信号を生成する。
【0018】パルス数検出センサユニット32の基板4
6の下側には、接点バネ47が設けられており、この接
点バネ47によりパルス数検出センサユニット32と腕
時計型情報処理装置100のCPU等が電気的に接続さ
れている。なお、接点バネ47の代わりにリード線を設
けるようにしてもよい。
【0019】図3および図4に示すように、胴101の
上部には、円周上に溝34が形成されている。一方、図
4に示すように回転ベゼル102の下面には、下側に突
出する突条46が形成されており、この突条46が溝3
4に摺動可能に嵌合されている。また、回転ベゼル10
2の図中右側の側面と胴101との間にはOリング47
が配置されており、これにより腕時計型情報処理装置1
00内部への水や光などの侵入を防止している。
【0020】次に、光学パターン41について説明す
る。図5は回転ベゼル102の下面を示す図である。同
図に示すように、光学パターン41は、LED44の照
射する光の吸収領域41aおよび反射領域41bとを有
しており、吸収領域41aおよび反射領域41bは、回
転ベゼル102の回転円周に沿って交互に配置されてい
る。また、吸収領域41aが配置されるべき位置の1箇
所(図では下方)に、磁気パターン41cが配置されて
いる。また、磁気パターン41cが配置された位置と対
応する回転ベゼル102の上面側には、図2に示す文字
「ホ」が形成されており、この磁気パターン41cが上
述のホールセンサ10の上方に配置される位置、つまり
「ア」が指示マーク110に指示される回転ベゼル10
2の位置が後述する原点位置(基準位置)となってい
る。
【0021】上述のような吸収領域41aとしては、例
えば黒色のシートなどが用いられ、反射領域41bとし
ては、白色シートやアルミなどの金属材料が用いられ
る。また、磁気パターン41cは、回転ベゼル102に
黒色の磁性体を埋め込むことにより形成されている。一
般的に磁性体は黒色のものが多く、本実施形態のように
黒色の磁性体を用いると、磁気パターンとLED44の
検出光の吸収領域とを兼用することができ、回転ベゼル
102のように限られたスペース内に光学パターン41
と磁気パターン41cとを配置する場合には好適であ
る。他にも磁性体を埋め込んだ後に黒色のシートを貼り
付けたり、黒色を印刷したりしてもよい。また、黒色の
シートなどに磁性材料を塗布した後に回転ベゼル102
の平面と垂直な方向(紙面垂直方向)に磁化するように
してもよい。
【0022】図5に戻り、吸収領域41aまたは磁気パ
ターン41cと反射領域41bとは、回転中心Oを中心
とした角度θ2毎に形成されている。ここで、上述した
回転ベゼル102の上面に形成された文字等がn個(n
は偶数)の場合には、θ2=360/n゜となる。パル
ス数検出センサユニット32は、使用者が回転ベゼル1
02を回転させたときに、吸収領域41aと反射領域4
1bとを交互に読み取ることにより、図6に示すパルス
信号を生成することができる。このパルス数を検知する
ことにより回転ベゼル102の回転角度を検出すること
ができる。なお、回転方向検出センサユニット33も同
様にパルス信号を生成する。また、ホールセンサ10
は、磁気パターン41cがその上方にある、つまり
「ア」が指示マーク110に指示される位置に回転ベゼ
ル102が配置される状態でのみオン信号となるホール
センサ信号を生成する。
【0023】次に、パルス数検出センサユニット32と
回転方向検出センサユニット33との間の角度θ1につ
いて説明する。本実施形態では、θ1=θ2+θ2/4と
なるようにパルス数検出センサユニット32および回転
方向検出センサユニット33が配置されている。これに
より、回転ベゼル102が使用者により回転させられた
場合には、パルス数検出センサユニット32と回転方向
検出センサユニット33とが生成するパルス信号に1/
4の位相差が生じることになる。
【0024】図7に示すように、回転ベゼル102を時
計回りに回転させた場合には、回転方向検出センサユニ
ット33の生成するパルス信号にパルス数検出センサユ
ニット32の生成するパルス信号より1/4の位相遅れ
が生じ、回転ベゼル102を反時計回りに回転させた場
合には、回転方向検出センサユニット33の生成するパ
ルス信号にパルス数検出センサユニット32の生成する
パルス信号より1/4の位相進みが生じることになる。
このような位相遅れ・位相進みを検知することによって
回転ベゼル102の回転方向を検出することが可能とな
っている。
【0025】なお、θ1の値はθ2+θ2/4=360/
n+90/nに限らず、k*360/n(Kは0〜n−
1までの整数)と異なる角度であればよい。例えば、θ
1=θ2+θ2/2となる位置にパルス数検出センサユニ
ット32および回転方向検出センサユニット33を配置
した場合には、図8に示すようなパルス信号が生成され
る。同図に示すように、回転ベゼル102を時計回りに
回転させた場合には、回転方向検出センサユニット33
の生成するパルス信号にパルス数検出センサユニット3
2の生成するパルス信号より1/2の位相遅れが生じ、
回転ベゼル102を反時計回りに回転させた場合には、
回転方向検出センサユニット33の生成するパルス信号
にパルス数検出センサユニット32の生成するパルス信
号より1/2の位相進みが生じることになる。このよう
に、θ1はパルス数検出センサユニット32と回転方向
検出センサユニット33とが生成するパルス信号に位相
差を生じる角度であればよい。
【0026】次に、上述のように検出された回転ベゼル
102の回転角度および回転方向から文字等の入力情報
を生成して表示部104に表示する機能構成について図
9を用いて説明する。同図において、符号81は情報信
号生成部を示す。情報信号生成部81は、パルス数カウ
ンタを有しており、パルス数検出センサユニット32の
生成するパルス信号Bのパルス数をカウントすることに
より検出される回転ベゼル102の回転角度、および上
述のように検出される回転ベゼル102の回転方向に基
づいて、情報信号を生成するものである。このとき、情
報信号生成部81は、回転ベゼル102の回転角度およ
び回転方向に対応した情報信号が予め記憶された情報テ
ーブル82を参照することにより情報信号を生成してい
る。
【0027】原点検出部84は、ホールセンサ10によ
り生成される原点検出信号から、回転ベゼル102の回
転角度および回転方向の検出開始位置、つまり原点を検
知するものである。具体的には、ホールセンサ10によ
り生成されたホールセンサ信号でオン信号が検出される
と、そのときの回転ベゼル102の位置が原点であると
判断する。このように原点検出部84により原点が検知
されると、情報信号生成部81は、パルス数カウンタを
リセットし、その時点からの回転ベゼル102の回転角
度および回転方向に基づいて情報信号を生成するように
なっている。なお、原点検出部84が原点を検出したと
きに、この腕時計型情報処理装置100が入力可能状態
になったことを表示部104に表示するようにしてもよ
い。
【0028】このようにして生成された情報信号に基づ
いて、キャラクタージェネレータ83が表示部104に
文字等の情報を表示するようになっている。
【0029】モード切替スイッチ108は、腕時計型情
報処理装置100の入力モードと、非入力モードとを切
り換えるスイッチである。モード切替スイッチ108を
押下すると、腕時計型情報処理装置100は入力モード
となり、表示部104には、「回転ベゼルを少なくとも
1回転させてください」などの文章が表示されるように
なっている。腕時計型情報処理装置100を入力モード
にして、使用者が回転ベゼル102を1回転させている
間に、上述のように情報信号生成部81が原点を検出
し、この時点から自動的に入力可能状態となる。なお、
入力モードでモード切替スイッチ108を再度押下する
と非入力モードとなるようになっている。
【0030】確定スイッチ105、削除スイッチ106
は、情報信号生成部81に生成された入力情報をそれぞ
れ確定、削除するものである。濁点スイッチ107は、
情報信号生成部81に生成された入力情報が仮名文字の
場合には、濁点を付加するものである。また、入力情報
が英文字の場合には、濁点スイッチ107は小文字と大
文字とを切り替えるようになっている。
【0031】なお、情報信号生成部81が生成する入力
情報は文字に限らず、改行などの文字編集や、この情報
処理装置におけるモード切換(例えば、時間表示モード
と文字入力モードとを切り換える)などの指令情報を生
成することも可能である。この場合、情報テーブル82
には、文字編集やモード切替などの指令情報が回転ベゼ
ル102の回転角度および回転方向に対応して記憶され
ており、検出された回転ベゼル102の回転角度および
回転方向に基づいて情報信号生成部81が指令情報を生
成する。
【0032】B.腕時計型情報処理装置の情報入力方法
および動作 次に、上記の腕時計型情報処理装置100の情報入力方
法および動作について説明する。まず、使用者は、モー
ド切替スイッチ108を押下して腕時計型情報処理装置
100を入力モードにする。これによりパルス数検出セ
ンサユニット32および回転方向検出センサユニット3
3におけるLED44が光学パターン41に向けて検出
光を照射し、またホールセンサ10も駆動される。これ
と同時に表示部104に「回転ベゼルを少なくとも1回
転させてください」などの文章が表示される。そして、
使用者が回転ベゼル102を1回転させている間に、回
転ベゼル102が図2に示す指示マーク110に「ア」
が指示される位置を通過した時点、つまりホールセンサ
10の生成するホールセンサ信号でオン信号が検出され
た時点で、情報信号生成部81のパルス数カウンタがリ
セットされ、この時点からの回転角度および回転方向の
検出を自動的に開始する。
【0033】そして、使用者は入力したい情報、例え
ば、文字「カ」を入力したい場合には、図10に示すよ
うに、回転ベゼル102の上面に形成された「カ」が指
示マーク110に指示される位置に回転ベゼルを反時計
回りに回転させる。このとき、パルス数検出センサユニ
ット32は原点からの回転ベゼル102の回転角度、つ
まり、文字「ア」と「カ」との角度θを検出する。これ
と同時にパルス数検出センサユニット32と回転方向検
出センサユニット33とのパルス信号を比較し、回転ベ
ゼル102の回転方向を検出する。
【0034】このように検出された回転角度および回転
方向に基づいて、入力情報「カ」が情報信号生成部81
により生成され、表示部104に表示される。この状態
で確定スイッチ105を押下すると文字「カ」が確定す
る。また、削除スイッチ106を押下すると、「カ」が
削除される。また、濁点スイッチ107を押下すると、
「ガ」が表示部104に表示される。
【0035】C.効果 本発明に係る情報処理装置は、文字入力などの多数の情
報の入力を可能とする場合にも、構成が簡易であるため
小型化が容易である。従って、上述したように腕時計型
とすることが可能である。また、主要部であるパルス数
検出センサユニット32や回転方向検出センサユニット
33が胴101に形成された凹部31a,31b内に配
置されており、また凹部31a,31bはセンサカバー
ガラス42およびパッキン43により密閉されているた
め、この腕時計型情報処理装置100は防水性に優れて
いる。
【0036】ところで、このような光センサを用いて回
転ベゼル102の回転角度および回転方向を検出し、そ
の検出結果から情報信号を生成する装置では、上述した
ように回転ベゼル102の回転角度および回転方向に対
応して情報信号が予め記憶されている。このため、回転
ベゼル102の上面に形成された文字等に対応する情報
を入力する場合には、胴101に対して回転ベゼル10
2が所定の基準位置にきたときに、回転角度および回転
方向の検出を開始する必要がある。この腕時計型情報処
理装置100では、使用者により回転ベゼル102が回
転させられ、回転ベゼル102が原点位置を通過した時
点で自動的に情報信号生成部81のパルス数カウンタが
リセットされ、この時点からの回転ベゼル102の回転
角度および回転方向に基づいて情報信号を生成するよう
になっている。従って、回転ベゼル102を回転させて
原点となる位置に合わせた後に、検出開始を指示するス
イッチを押下するといった原点調節操作を行う必要がな
く、入力操作が簡易となる。
【0037】また、連続して複数の情報を入力する場合
にも、この腕時計型情報処理装置100では、回転ベゼ
ル102が原点の位置にきた時点で情報信号生成部81
のパルス数カウンタがリセットされ、その時点からの回
転角度および回転方向に基づいて情報信号が生成される
ので、使用者は回転ベゼル102を回転させて原点位置
を通過させるだけでよい。
【0038】さらに、手動による原点調節操作を行う場
合には、実際の原点とは異なる位置で検出開始スイッチ
を押下してしまうことがある。この状態で入力操作を続
けると、指示マーク110に指示された文字等と異なる
情報が入力されてしまうといった誤入力がなされること
になる。しかし、この腕時計型情報処理装置100で
は、原点の位置で自動的にパルス数カウンタがリセット
される、つまり原点以外の位置からの回転角度および回
転方向に基づいて情報信号が生成されることがないた
め、このような誤入力を防止することができる。
【0039】D.変形例 なお、上述の実施形態においては、回転ベゼル102の
上面に形成された文字「ア」が指示マーク110に指示
されている位置(図2参照)を原点としていたが、他の
文字等が指示マーク110に指示されている位置を原
点、すなわち「ホ」以外の文字と対応する位置に磁気パ
ターン41cを設けるようにしてもよい。この場合に
も、情報テーブル82には、その原点からの角度および
回転方向に対応する入力情報を記憶させておく必要があ
る。
【0040】また、上述の実施形態においては、磁気パ
ターン41cは吸収領域41aが配置されるべき位置に
配置されていたが、反射領域41bが配置されるべき位
置に配置してもよい。この場合、磁気パターン41c
は、回転ベゼル102に磁性体を埋め込んだ後に白色の
シートを貼り付けたり、白色を印刷したりすることによ
り、LED44の照射する検出光の反射領域とする必要
がある。また、磁気パターン41cを光学パターン41
とは別の位置に設けるようにしてもよい。
【0041】また、磁気パターン41cおよびホールセ
ンサ10の代わりに、LED44の照射する検出光にお
ける特定波長の光波のみを吸収する領域と、吸収される
波長の光波のみを検出可能な光センサ(基準位置検出セ
ンサ)とを設けるようにしてもよい。この場合、この光
センサの生成する信号でオフ信号が検出されたとき、つ
まりLED44の照射する特定波長の光波を吸収する領
域を検出したときの回転ベゼル102の位置を原点であ
ると判断する。
【0042】また、本発明は、上述したような腕時計型
の情報処理装置に限らず、携帯電話などの他のタイプの
情報処理装置に適用することも可能である。この場合、
回転体としては、回転ベゼル以外にも、円盤状のものを
用いるようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回転体が基準位置にきたときに自動的に回転角度および
回転方向の検出を開始することができるため、回転体の
基準位置調節といった操作が不要となる。従って、小型
・薄型化が容易な構成でありながら、簡単な操作で多数
の情報をより確実に入力することが可能となる(請求項
1、2、3)。また、主要部である光センサが密閉され
た空間内に配置されているため、防水性にも優れている
(請求項4)。また、小型化が可能であるため、腕時計
型とすることが可能であり、携帯性に優れる(請求項
5)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 回転ベゼルを備える腕時計を示す斜視図であ
る。
【図2】 本発明の一実施形態に係る腕時計型情報処理
装置の正面図である。
【図3】 前記腕時計型情報処理装置から回転ベゼルを
取り外した状態を示す図である。
【図4】 図2のIV−IV線に沿って視た図である。
【図5】 前記回転ベゼルの下面を示す図である。
【図6】 前記回転ベゼルに形成された光学パターンお
よび磁気パターンから、前記腕時計型情報処理装置の構
成要素であるパルス数検出センサユニットが生成するパ
ルス信号と、前記腕時計型情報処理装置の構成要素であ
るホールセンサが生成するホールセンサ信号とを示す図
である。
【図7】 前記パルス数検出センサユニットの生成する
パルス信号と、前記腕時計型情報処理装置の構成要素で
ある回転方向検出センサユニットの生成するパルス信号
とを示す図である。
【図8】 前記腕時計型情報処理装置の変形例における
前記パルス数検出センサユニットの生成するパルス信号
と、前記回転方向検出センサユニットの生成するパルス
信号とを示す図である。
【図9】 前記腕時計型情報処理装置の入力情報信号を
生成するための機能構成を示すブロック図である。
【図10】 図2に示す腕時計型情報処理装置の回転ベ
ゼルを反時計回りにθ゜回転させた状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
10…ホールセンサ(基準位置検出センサ)、32…パ
ルス数検出センサユニット(光センサ)、33…回転方
向検出センサユニット(光センサ)、34…溝、41…
光学パターン、41a…吸収領域、41b…反射領域、
41c…磁気パターン、44…LED、45…フォトダ
イオード、46…突条、81…情報信号生成部、82…
情報テーブル、100…腕時計型情報処理装置、101
…胴(支持体)、102…回転ベゼル(回転体)、10
4…表示部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体と、 使用者の手動操作により前記支持体に対して回転可能に
    設けられる回転体と、 前記回転体に設けられる光学パターンと、 前記支持体に設けられ、前記回転体に設けられた前記光
    学パターンに検出光を照射し、その反射光を検出するこ
    とによって、前記回転体の回転角度および回転方向を検
    出する光センサと、 前記支持体に設けられ、前記回転体が前記支持体に対し
    て基準位置にきたときに、前記回転体に非接触で前記基
    準位置を検出する基準位置検出センサと、 前記光センサにより検出される回転角度および回転方向
    に基づいて、信号を生成する信号生成部と、 前記信号生成部により生成される前記信号に基づいて、
    情報を表示することが可能な表示部とを備える情報処理
    装置において、 前記信号生成部は、前記基準位置検出センサが前記基準
    位置を検出した時点からの前記回転体の回転角度および
    回転方向に基づいて、前記信号を生成することを特徴と
    する情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記基準位置検出センサは、磁気センサ
    であり、 前記回転体には、前記回転体が前記支持体に対して基準
    位置にきたときに前記磁気センサに検出される磁気パタ
    ーンが設けられており、 前記磁気センサは、前記磁気パターンを検出することに
    より前記基準位置を検出することを特徴とする請求項1
    に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記光学パターンは、前記回転体の回転
    円周に沿って交互に配置され、前記光センサの照射する
    検出光の吸収領域および反射領域を有しており、 前記吸収領域または前記反射領域のいずれかが前記磁気
    パターンであることを特徴とする請求項2に記載の情報
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記支持体は、密閉された空間を有して
    おり、 前記光センサは、前記支持体における密閉された前記空
    間内に配置されていることを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記回転体は、円環状の回転ベゼルであ
    り、 前記支持体は、胴部と、使用者の手首に巻き付けること
    が可能なバンド部とを有する腕時計型に形成されてお
    り、 前記胴部は、前記光センサが配置される密閉された空間
    を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載の情報処理装置。
JP10070302A 1998-03-19 1998-03-19 情報処理装置 Pending JPH11271099A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10070302A JPH11271099A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10070302A JPH11271099A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 情報処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11271099A true JPH11271099A (ja) 1999-10-05

Family

ID=13427541

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10070302A Pending JPH11271099A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11271099A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150108236A (ko) * 2014-03-17 2015-09-25 엘지전자 주식회사 이동 단말기
JP5853114B1 (ja) * 2015-05-25 2016-02-09 株式会社Nttファシリティーズ 位置検出システム及び位置検出方法
CN109491234A (zh) * 2019-01-23 2019-03-19 昆山快乐岛运动电子科技有限公司 磁感应旋转控制结构及基于磁感应控制的手表控制方法
CN114355756A (zh) * 2021-12-30 2022-04-15 歌尔科技有限公司 一种电子设备及一种电子设备的控制方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150108236A (ko) * 2014-03-17 2015-09-25 엘지전자 주식회사 이동 단말기
JP5853114B1 (ja) * 2015-05-25 2016-02-09 株式会社Nttファシリティーズ 位置検出システム及び位置検出方法
CN109491234A (zh) * 2019-01-23 2019-03-19 昆山快乐岛运动电子科技有限公司 磁感应旋转控制结构及基于磁感应控制的手表控制方法
CN114355756A (zh) * 2021-12-30 2022-04-15 歌尔科技有限公司 一种电子设备及一种电子设备的控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3627531B2 (ja) 情報処理装置
JPH11211862A (ja) 情報処理装置
JP2003005903A (ja) スクリーンポインタ位置制御装置およびその方法
JPH11245687A (ja) 多重表示計器
JPH11271099A (ja) 情報処理装置
US5159187A (en) Document reading apparatus having a variable designating image
JPH11258362A (ja) 情報処理装置
JPH11258000A (ja) 情報処理装置
JP2000207096A (ja) 情報処理装置
US9148165B2 (en) Wheel driver and portable electronic device having the same
JP2001141520A (ja) 携帯機器
JP2001066383A (ja) 情報処理装置
JPH11281400A (ja) 回転検出装置及び回転検出方法
JP3106104U (ja) ローラを具えた光学マウス
JPH11248865A (ja) 情報処理装置
JP3654071B2 (ja) 携帯機器
JP2000242410A (ja) 情報処理装置
JP2001060137A (ja) 情報処理装置および情報入力方法
JP2001075719A (ja) 表示装置
JP2001067173A (ja) 情報処理装置および情報入力方法
CN115079834A (zh) 键盘
JP2611013B2 (ja) 円形チャ―トレコ―ダ
JPH10104713A (ja) 露出補正装置
JPS6232439A (ja) 複写装置
JPH05216573A (ja) 情報処理装置