JP2017079038A - ウェアラブル端末装置及びウェアラブル端末装置の制御方法 - Google Patents

ウェアラブル端末装置及びウェアラブル端末装置の制御方法 Download PDF

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善宏 多々良
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庸介 若宮
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Masanori Ojima
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Abstract

【課題】 直感的な操作を容易に実現可能なウェアラブル端末装置及びウェアラブル端末装置の制御方法等を提供すること。
【解決手段】 ウェアラブル端末装置100は、オブジェクトを表示する表示部120と、表示部120が設けられる筐体160と、筐体160に設けられるベゼル150と、ベゼル150に設定された複数の設定位置のいずれかを押下する押下操作を検出する検出部130と、複数のコマンドのうち、検出部130での検出結果に基づいて特定されたコマンドを実行する処理部110を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ウェアラブル端末装置及びウェアラブル端末装置の制御方法等に関する。
近年の情報機器の小型化により、手のひらサイズ(パームトップ型)の端末が出現している。さらには腕時計型等のウェアラブル端末装置も広く知られている。これらの端末では、表示画面に触れることによって操作を行なう、いわゆるタッチパネルを備えたものがある。
ウェアラブル端末装置の表示画面(タッチパネル)は小さく、指やタッチペンでの操作は容易ではない。例えば、タッチしている部分が指等により隠れてしまったり、意図する箇所をタッチできなかったりといった問題が生じうる。
これに対して、例えば特許文献1では、表示画像上にポインタを表示し、端末自体をスライドさせることで当該ポインタを移動させる手法が開示されている。
特開2002−41235号公報 特開2014−89917号公報
GUI(ポインタ)をハード(端末)に追従させるような操作方法では、GUIの追従性の感度がユーザーによって異なるため、意図する方向に意図する速度で操作できない場合がある。ここでのGUIの追従性とは、ポインタ等の動く方向や動く速度を表す。
また、そもそも小さい表示画面中に表示されるポインタの位置を視認することは難しい。このように、特許文献1等の従来の操作手法は直感的で容易なものとは言えなかった。
本発明の幾つかの態様によれば、直感的な操作を容易に実現可能なウェアラブル端末装置及びウェアラブル端末装置の制御方法等を提供できる。
本発明の一態様は、オブジェクトを表示する表示部と、前記表示部が設けられる筐体と、前記筐体に設けられるベゼルと、前記ベゼルに設定された複数の設定位置のいずれかを押下する押下操作を検出する検出部と、複数のコマンドのうち、前記検出部での検出結果に基づいて特定されたコマンドを実行する処理部と、を含むウェアラブル端末装置に関係する。
本発明の一態様では、ベゼルに設定された複数の設定位置のいずれが押下されたかの検出結果に基づいてコマンドを実行する。これにより、例えばベゼルの各設定位置の押下を、それぞれ異なる操作として取り扱うことができるため、ウェアラブル端末装置の直感的でわかりやすい操作を実現すること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記検出部は、前記ベゼルの位置姿勢を検出することで、前記複数の設定位置のいずれが押下されたかを検出してもよい。
これにより、ベゼルの位置姿勢に基づいて、いずれの設定位置が押下されているかを検出することが可能になる。
また、本発明の一態様では、前記処理部は、前記検出部の検出結果に基づいて、前記ウェアラブル端末装置の複数のモードのいずれかのモードを選択するモード選択コマンドを実行してもよい。
これにより、モード選択を行う操作インタフェースにベゼルを用いること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記処理部は、前記検出部の検出結果に基づいて、前記表示部に表示されるオブジェクトの回転コマンド、移動コマンド、サイジングコマンドの少なくとも1つのコマンドを実行してもよい。
これにより、ベゼルの操作に基づいて、表示オブジェクトに対する種々のコマンドを実行することが可能になる。
また、本発明の一態様では、前記処理部は、前記検出部の検出結果に基づいて、音量調整コマンドを実行してもよい。
これにより、ベゼルの操作に基づいて、音量調整を行うことが可能になる。
また、本発明の一態様では、前記表示部は、第1のオブジェクトを表示している場合に、前記第1のオブジェクトにおいて、前記押下操作により前記ウェアラブル端末装置の前記複数のコマンドのいずれのコマンドが実行されるかをガイドするガイド表示を行ってもよい。
これにより、ベゼルに対する操作と、当該操作により実行されるコマンドとの対応関係が表示画像上でガイドされるため、わかりやすいインターフェースを実現することが可能になる。
また、本発明の一態様では、前記複数の設定位置である第1〜第N(Nは2以上の整数)の設定位置のうちの第i(iは1≦i≦Nを満たす整数)の設定位置が押下されたことが検出された場合に、前記処理部が、前記第iの設定位置に対応づけられた第iのコマンドを実行する場合に、前記表示部は、前記第iの設定位置に対応する表示位置に、前記第iのコマンドに対応するガイドオブジェクトを表示してもよい。
これにより、設定位置に対応する表示位置にガイドオブジェクトを表示することで、設定位置の押下操作により実行されるコマンドを、表示画像上でガイドすることが可能になる。
また、本発明の一態様では、前記処理部は、前記オブジェクトの種類に基づいて、前記ガイドオブジェクトの表示位置、表示数及び表示態様の少なくとも1つを設定し、前記表示部は、設定された前記ガイドオブジェクトを表示してもよい。
これにより、表示画像ごとに適切なガイドオブジェクトの表示を行うことが可能になる。
また、本発明の他の態様は、オブジェクトを表示する表示部と、前記表示部が設けられる筐体と、前記筐体に設けられるベゼルと、を有するウェアラブル端末装置の制御方法であって、前記ベゼルに設定された複数の設定位置のいずれかを押下する押下操作を検出し、検出結果に基づいて、前記ウェアラブル端末装置の複数のコマンドから特定されたコマンドを実行するウェアラブル端末装置の制御方法に関係する。
本実施形態のウェアラブル端末装置の構成例(ハードウェア構成例)。 ウェアラブル端末装置の外観斜視図。 ウェアラブル端末装置の平面図。 ウェアラブル端末装置の断面図。 ベゼルの操作例。 ウェアラブル端末装置の他の断面図。 図7A、図7Bは基部に対するベゼルの位置姿勢を説明する図。 設定位置の設定例。 表示画面の例。 表示画面の変化例。 モード内での設定コマンド実行時における表示画像の変化例。 モード内での設定コマンド実行時における表示画像の変化例。 モード内での設定コマンド実行時における表示画像の変化例。 設定モードにおける表示画像の例。 図15A〜図15Cはモード内での設定コマンド実行時における表示画像の変化例。 モード内での設定コマンド実行時における表示画像の変化例。 コマンド特定情報のデータ構造の例。
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.本実施形態の手法
1.1 背景
まず本実施形態の手法について説明する。上述したように、近年では情報機器の小型化が進み、ユーザーの身体に装着されるウェアラブル型の情報機器も広く知られるようになった。このようなウェアラブル端末装置は、多様な機能を有することが想定される。例えば腕時計型の端末装置であっても、時刻やタイムウォッチ、アラームと言った一般的な時計機能だけでなく、生体情報や活動量情報、環境情報の取得や表示といった機能を有するものがある。ここでの生体情報とは、例えば脈拍数や血中酸素飽和度等のユーザーの生体活動に関する情報であり、活動量情報とは、例えば歩数や消費カロリー等のユーザーの活動(行動)に関する情報であり、環境情報とは、現在位置や高度、気圧等のユーザーの周囲の環境状態に関する情報である。
多機能なウェアラブル端末装置において、その機能を適切に利用するためには、操作インターフェースを慎重に検討する必要がある。なぜなら、モード(機能)の数が多ければ、どのモードを選択するか(どの機能を利用するか)の選択肢が多いため、当該選択肢の中から所望のモードを迅速に選択できるインターフェースが必要となる。
また、各モードにおける設定(処理)も多様となる。例えば、ストップウォッチであれば、スタート、ストップ、リセット、ラップ取得といった設定が行われるし、ログデータの表示モードであれば1日のログ表示と、より短期的な数時間といったログ表示(或いはより長期的なログ表示)との切り替え設定等が行われる。このように、各モードで多数の設定が可能な状況において、直感的でわかりやすいインターフェースを実現するには、ウェアラブル端末装置100の多様な操作を可能とすることが求められる。例えば、所与の設定を行うための操作と、他の設定を行うための操作が重複する(同じ操作となる)ことがないような設計が必要となる。
これに対して、近年のウェアラブル端末装置では、タッチパネルを操作インターフェースとして採用したものが知られている。タッチパネルでは、タッチした位置を検出可能であるため、直感的な操作が可能である。例えば、多様なモードがある場合にも、各モードに対応するアイコンを一覧表示し、ユーザーに対しては所望のアイコンをタッチする操作を行わせればよい。また、各モード内の設定についても、タッチ位置に応じて異なる設定を行ったり、多様なタッチ操作(シングルタッチ、マルチタッチ、フリック等)を各設定に割り当てる等、種々の手法により実現できる。
しかし、ウェアラブル端末装置ではタッチパネルの大きさが非常に小さいことが想定される。例えば腕時計の文字盤のサイズを考えればわかるように、腕時計型であればタッチパネルのサイズは縦横がそれぞれ数cm程度となる。そのため、タッチしようとした指等で画面が見えなくなったり、意図とは異なる箇所をタッチしてしまうおそれがある。
特に、生体情報や活動量情報を取得するウェアラブル端末装置では、運動中のような比較的激しい活動を行っている状態での使用も想定しなくてはならない。例えば、ランニング中にラップタイムを計る、運動強度の確認のために脈拍数を表示する、移動距離を表示するといった設定をウェアラブル端末装置に実行させることは有用であり、ユーザーはそのための操作を行う必要がある。その場合、体を動かしながら操作を行うため、タッチパネルを用いたのでは誤操作の可能性が高まってしまう。
そのため、タッチパネルではなく、機械的な構造を有するインターフェースを利用することが望ましい。機械的な構造であれば、ボタンの押下、回転部材の回転、スティック状の部材のスライド等、どのような形式を用いるにせよ、操作にはある程度の力が必要になるし、有効な操作が行われた際(例えばボタンが充分に押下された際)には、感触の変化という物理的フィードバックがユーザーに対して行われる。これにより、運動中等であっても、ウェアラブル端末装置に対する操作を確実に、正確に行うことが可能である。
従来の腕時計型機器(多機能腕時計)では、例えば押し込み型のモード選択ボタンを設け、当該モード選択ボタンの一回の押下により、モードが1つずつ切り替わっていくインターフェース等が知られている。しかし、このような操作インターフェースでは、モード数が多くなった場合に、所望のモードを選択するためにボタンを何度も押し込まなくてはならないといった状況が生じ、好ましくない。これは腕時計型機器に設けられる物理ボタンの数が少なく、モード選択に関してボタンを1つしか用いることができないこと、広義には多様な操作ができないことに起因する課題である。
特に、近年のウェアラブル端末装置は、直接的或いは間接的にネットワークに接続して情報を取得可能なものが多い。例えば、ウェアラブル端末装置自体がインターネット等のネットワークを介した通信を行う通信部を有してもよい。或いは、ネットワークを介した通信を行う他の機器(例えばPCやスマートフォン)と、有線ケーブルや近距離無線通信を用いて接続し、上記他の機器を介してネットワークから情報を取得してもよい。この場合、ファームウェアアップデート等により、ウェアラブル端末装置の機能(モード)の追加が行われることもあり、モード選択ボタンを用いたインターフェースは、より煩雑なものとなってしまう。
また、従来の腕時計でも、回転ベゼルの回転によりモード選択を行う腕時計が開示されている。このような時計では、複数のモードの中から所望のモードを迅速に、直感的に選択することが可能である。しかし従来手法では、回転ベゼルの状態とモードとの関係が固定である。例えば回転ベゼルの各回転位置に「TIME」や「STOPWATCH」等の文字を物理的に記載(刻印或いは印刷等)しており、「TIME」と記載された回転位置を選択した場合には、必ず時刻表示モードとなる。このような従来手法は、アップデート等による機能の追加、更新を考慮した場合に適切なインターフェースとは言えない。
特許文献1のように、機械的な構造(ハードウェア)と、ポインター(GUI)とを組み合わせる手法も提案されているが、ハードウェアをどれだけ動かしたら画面上でポインタがどれだけ移動するかに関する感覚は個人差が大きく、調整が煩雑である。また、小さい画面上に表示されるポインタを所望の位置に移動させることは困難であり、利便性の高いインターフェースとは言えない。特に、運動中であればポインタ位置の確認や、狙った位置への移動は困難を極める。
1.2 本実施形態の概要
以上を踏まえ、本出願人は機械的な構造であり、且つ多様なモード(機能)にも対応可能なインターフェースを有するウェアラブル端末装置を提案する。
具体的には、本実施形態に係るウェアラブル端末装置100は図1に示すように、オブジェクト(表示オブジェクト)を表示する表示部120と、表示部120が設けられる筐体160(図2〜図4を用いて後述)と、筐体160に設けられる操作部または回転部としてのベゼル150と、ベゼル150に設定された複数の設定位置のいずれかを押下する押下操作を検出する検出部130と、複数のコマンドのうち、検出部130での検出結果に基づいて特定されたコマンドを実行する処理部110と、を含む。
表示部120(ディスプレイ)は、各種の表示を行うためのものであり、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどにより実現できる。筐体160は、ウェアラブル端末装置100の本体部に相当する部材であり、表示部120や、ベゼル150等の操作部が設けられる。また、筐体160は処理部110を内蔵してもよく、例えば処理部110が実装される基板(回路基板)を内部に含んでもよい。
ここで、オブジェクトとは表示対象物を表すものであり、数字、文字、文字列、図形、アイコン、画像(背景画像含む)等、種々の形態が考えられる。例えば、後述する識別オブジェクトも本実施形態に係るオブジェクトに含まれる。或いは、複数のオブジェクトを結合して1つの画像(表示画像)を生成してもよく、この場合のオブジェクトとは表示画像を構成する要素である。例えば、複数のレイヤーの結合により表示画像が生成される場合において、オブジェクトとは各レイヤーに配置される要素であり、各レイヤーは1又は複数のオブジェクトを含んで構成されることになる。オブジェクトは、例えば表示部120における表示位置、及び表示内容(表示形態)が規定された情報として記憶部140に記憶されてもよい。また、オブジェクトは表示部120の表示領域全体に表示されるものには限定されず、その一部を用いて表示されてもよい。言い換えれば、表示部120のサイズ(解像度)と、オブジェクトのサイズ(解像度)は一致しなくてもよい。以下、オブジェクトは表示画像であり、当該表示画像は表示部120の全体を用いて表示される例について主に説明するが、ここで述べたようにオブジェクトは種々の変形実施が可能である。
ベゼル150は、筐体160(狭義には表示部120)の枠に相当する部材であり、筐体160の周縁部、特に表示部120の外周に相当する位置に設けられる。特に、本実施形態に係るベゼル150は、当該ベゼル150内に設定された複数の位置(複数の設定位置)を押下可能に構成される。具体的には、設定位置として第1〜第N(Nは2以上の整数)の設定位置が設定された場合に、第i(iは1≦i≦Nを満たす整数)の設定位置の押下と、第j(jは1≦j≦N且つj≠iを満たす整数)の設定位置の押下を識別可能に構成される。具体的には、図2のようにN個の独立して可動する部材によりベゼルを構成してもよいし、図6のように基部162に対して少なくともベゼル150部分が傾斜可能な筐体160を用い、当該傾斜を傾斜センサーである検出部130により検出してもよい。ベゼル150の詳細な構成については後述する。
処理部110は、ウェアラブル端末装置100におけるコマンド実行等の種々の処理を行う。処理部110は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、或いはASIC(application specific integrated circuit)によるハードウェア回路等、種々の構成により実現されるプロセッサーであってもよい。
検出部130により特定されるコマンドは、例えばウェアラブル端末装置100の複数のコマンドがあらかじめ規定されている状況において、当該複数のコマンドのうちの特定された少数(狭義には1つ)のコマンドであってもよい。ウェアラブル端末装置100のコマンドとは、ウェアラブル端末装置100において実行される特定の処理(或いは当該処理の実行命令)を表すものである。本実施形態に係るウェアラブル端末装置100の場合、コマンドの具体例としてはモード選択コマンド、画像処理コマンド、音量調整コマンド等が考えられる。モード選択コマンドが実行されることで、モード選択(遷移)が行われるように、各コマンドの実行により、当該コマンドに対応する処理がウェアラブル端末装置100において実行されることになる。
また、図1に示したようにウェアラブル端末装置100は記憶部140(メモリー)を含んでもよい。記憶部140は、処理部110等のワーク領域となるもので、その機能はRAM等のメモリーやHDD(ハードディスクドライブ)などにより実現できる。記憶部140に記憶される情報の具体例は、図17を用いて後述する。コマンドの実行等の処理部110での処理は、記憶部140に記憶された情報の読み出し及び書き込みを伴うものであってもよい。処理部110(プロセッサー)で行われる本実施形態の各処理は、記憶部140(メモリー)に記憶される情報(各種データ又はプログラム)に基づき実行される。
本実施形態の手法によれば、複数の設定箇所のいずれかを押下可能なベゼル150を有するウェアラブル端末装置を実現することが可能になる。従来も、回転可能であり操作インタフェースとして利用可能な回転ベゼルが知られていた。しかし本実施形態ではベゼル150の回転ではなく、設定位置の押下によりウェアラブル端末装置100の操作を行うことが可能になり、従来手法とは異なる構成により直感的な操作を実現することが可能になる。ベゼル150は表示部120の周辺にリング状に設けられることが想定されるため、筐体160の中心(表示部120の中心)に対して広い角度に設けられる、狭義には360度全周に渡って設けられることが想定される。所与の基準方向(例えば文字盤で言う12時の方向、図2等のY軸正方向)と、それとは明らかに異なる方向(例えば文字盤で言う6時の方向、図2等のY軸負方向)との両方の位置にベゼル150を構成する部材が位置することは一般的と言える。そのため、ベゼル150のうち、各方向に位置する領域(部分)を押下可能な操作インターフェースを実現すれば、それらはユーザーにとって明確に異なる操作となり、誤操作を抑止した直感的でわかりやすいインターフェースを実現できる。なお、いくつの設定位置を設けるか(狭義にはベゼル150をいくつの領域に分割するか)は種々の変形実施が可能である。設定位置の数が増えれば多様な入力が可能になる反面、所与の設定位置とその隣の設定位置とが狭い領域に密集することになり誤操作の可能性が高まる。そのため、入力の多様性と誤操作の可能性のバランスを考慮した数の設定位置を設けることが好ましい。
また、検出部130は、ベゼル150の位置姿勢を検出することで、複数の設定位置のいずれが押下されたかを検出してもよい。
これにより、位置姿勢検出センサーである検出部130により、複数の設定位置のいずれが押下されたかを検出することが可能になる。ここでの位置姿勢とは、図2等を用いて後述する例であれば、複数の設定位置に対応する複数の部材の各部材が押下されているか否か(Z軸負方向での位置変化)を表すものであるし、図6等の例であれば傾斜方向や傾斜角度を表すものである。
また、処理部110は、検出部130の検出結果に基づいて、ウェアラブル端末装置100の複数のモードのいずれかのモードを選択するモード選択コマンドを実行してもよい。
ここで、ウェアラブル端末装置100のモードとは、ウェアラブル端末装置100が取り得る状態に対応する。例えば、ウェアラブル端末装置100が、時刻表示、アラーム、ストップウォッチ、高度の表示、気圧の表示、脈拍数の表示・・・といった種々の状態を有する場合、時刻表示モード、アラームモードと言ったように、各状態に対応してモードが設定されることになる。
モード選択コマンドとは、このような種々のモードを有する場合に、いずれのモードとなるか(いずれのモードに遷移するか)の選択をウェアラブル端末装置100に行わせる(指示する)コマンドである。各モードでの表示画像の例は図10〜図13等を用いて後述し、モードに関するデータの具体例については図17を用いて後述する。
なお、各モードでは、ベゼル150の操作等に基づいて、モード内の設定コマンドが実行されてもよい。モード内の設定コマンドとは、各モードにおいて実行可能な設定をウェアラブル端末装置100に対して行わせるコマンドである。例えば、高度のログデータを表示するモードの場合、ユーザーの利用状況に応じて、一日分のグラフを表示したい場合もあれば、数時間分のグラフを表示したい場合もあると考えられる。よって、高度表示モードにおいて、グラフのズームアップ設定及びズームダウン設定を可能にするとよく、具体的にはモード内での設定コマンドとしてズームアップコマンド(ズームインコマンド)及びズームダウンコマンド(ズームアウトコマンド)を実行可能にする。なお、時刻表示モードのように、設定コマンドを有さない(この例では表示のみを行う)モードがあることは妨げられない。設定コマンドを実行した場合の表示画像の遷移例については図11〜図13等を用いて後述し、設定コマンドの具体例については図17を用いて後述する。
このようにすれば、ベゼル150を用いてモード選択を実行することが可能になる。各設定位置の押下操作と、当該操作により実行されるモード選択コマンドとの関係は種々考えられるため、柔軟な設定が可能である。例えば、ベゼル150以外の操作部をできるだけ簡略化するという観点で考えれば、複数の設定位置のうちの一部の設定位置の押下操作をモード選択コマンドの実行に利用し、他の設定位置の押下を各モードでの設定コマンドの実行に利用すればよい。この例については、図10等を用いて後述する。
或いは、ウェアラブル端末装置100が他の操作部を有し、設定コマンドの実行を当該他の操作部により行うことができるのであれば、複数の設定位置の多くの位置での押下操作(狭義には全設定位置に対応する押下操作)をモード選択コマンドの実行に利用するといった変形実施も可能である。この場合、所与のモードが選択された状態から、複数の他のモードへ直接的な遷移が可能になるため、迅速なモード遷移を実現可能である。なお、モードを選択するということは実行する機能を選択するということと同義であり、モード選択コマンドは、機能実行コマンドと同義である。
また、処理部110は、検出部130の検出結果に基づいて、表示部120に表示されるオブジェクトの回転コマンド、移動コマンド、サイジングコマンドの少なくとも1つのコマンドを実行してもよい。
ここでの回転コマンド、移動コマンド、サイジングコマンドのとらえ方は種々考えられるが、例えばオブジェクト(狭義には画像)を表示する何らかのモードにおける設定コマンドの一種と考えてもよい。回転コマンドとは、画像を回転させる(基準姿勢に対する回転量を変更する)コマンドであり、移動コマンドとは、表示画像内での画像の表示位置を変更するコマンドであり、サイジングコマンドとは画像の表示サイズを変更するコマンドである。ここでの画像とは、例えば高度等のログ(履歴グラフ)であってもよく、その場合のサイジングコマンドとは、上述したズームアップコマンド、ズームダウンコマンドに対応する。或いは、ウェアラブル端末装置100の記憶部140に記憶された写真やイラスト等の画像データを上記オブジェクトとしてもよい。詳細については図15A〜図15Cを用いて後述する。
このようにすれば、表示されるオブジェクトに対する種々の処理をわかりやすい操作インターフェースにより実現することが可能になる。
また、処理部110は、検出部130の検出結果に基づいて、音量調整コマンドを実行してもよい。
ここでの音量とは、ウェアラブル端末装置100により発生される音(アラーム音、音声、音楽)の大きさを表すものである。このようにすれば、音量を調整する処理をわかりやすい操作インターフェースにより実現することが可能になる。詳細については図16を用いて後述する。
また、表示部120は、第1のオブジェクト(狭義には第1の表示画像)を表示している場合に、第1のオブジェクトにおいて、押下操作によりウェアラブル端末装置100の複数のコマンドのいずれのコマンドが実行されるかをガイドするガイド表示を行ってもよい。
これにより、ベゼル150の押下操作と、当該押下操作により実行されるコマンドとの対応関係を、表示画像上に明示することが可能になる。本実施形態では、複数の押下操作(複数の設定位置の押下操作)が可能であるため、ベゼル150による操作が多様である。また、上述してきたように、ウェアラブル端末装置100自体のコマンドも多数あることが想定され、操作とコマンドの対応関係の把握をユーザーに委ねたのではユーザー負担が大きい。その点、表示画像上にガイド表示を行えば、ユーザーにとってわかりやすいインターフェースを実現可能である。さらに、ウェアラブル端末装置100自体にガイド表示の印刷等を行うわけではないため、コマンドの更新処理等が行われた場合にも、適切なガイド表示を行うことができる。
また、複数の設定位置である第1〜第N(Nは2以上の整数)の設定位置のうちの第i(iは1≦i≦Nを満たす整数)の設定位置が押下されたことが検出された場合に、処理部110が、第iの設定位置に対応づけられた第iのコマンドを実行してもよい。そしてその場合に、表示部120は、第iの設定位置に対応する表示位置に、第iのコマンドに対応するガイドオブジェクトを表示してもよい。
ここで、ガイドオブジェクトは、コマンドのガイド、あるいは機能の説明に利用される表示オブジェクトであり、種々の形態のオブジェクトを利用することが可能である。図10のC25等を用いて後述するように文字情報を用いてもよいし、図14のG3、G4等を用いて後述するようにコマンド内容を表示するアイコン(図形等)を表示してもよい。
このようにすれば、まず所与の設定位置の押下操作と所与のコマンドとを対応付けることが可能になる。具体的な対応づけについては図17等の情報を用いればよく、詳細については後述する。本実施形態では、このような対応づけに基づいて、所与の設定位置に対応付けられたコマンドに関する情報を、当該設定位置に対応する表示位置に表示する。ここでの「設定位置に対応する表示位置」とは表示画像のうち、設定位置に対応する位置(領域)を表すものであり、例えば表示画像の中心(表示部120の中心)に対して、設定位置の方向に対応する方向の領域であってもよい。Y軸正方向側の設定位置に対応する表示領域としては、表示画像のうちY軸正方向側の領域を用いればよく、狭義には表示画像の周縁領域のうちのY軸正方向側の領域である。
また、処理部110は、オブジェクトの種類に基づいて、ガイドオブジェクトの表示位置、表示数及び表示態様の少なくとも1つを設定し、表示部120は、設定されたガイドオブジェクトを表示してもよい。なお、本実施形態の「オブジェクト」とは、広義にはガイドオブジェクトを含む概念である。ただし、ガイドオブジェクトの表示位置等を設定するためのオブジェクトとは、広義のオブジェクトのうちの、ガイドオブジェクト以外のオブジェクトを考えてもよい。例えば、オブジェクトの集合としてガイドオブジェクトを含む1つの表示画像が形成される場合において、当該ガイドオブジェクトの表示位置等は、表示画像を構成するガイドオブジェクト以外のオブジェクトの種類に基づいて設定される。
これにより、オブジェクト(具体的には表示画像)に応じたガイドオブジェクトの表示を行うことが可能になる。例えば、ウェアラブル端末装置100が複数のモードを有する場合、各モードに応じた表示画像が表示される。そして、各モードでは実行可能な設定コマンドが異なることから、ガイドすべきコマンド(設定コマンド)の数も種類も異なる。さらに、設定コマンドの数や種類が異なれば、当該設定コマンドとベゼル150の設定位置との対応関係も異なる。ストップウォッチモードであれば、実行可能な設定コマンドはスタート、ストップ、リセット、ラップの各コマンドであるし、高度表示モードであれば、実行可能な設定コマンドはズームアップ、ズームダウンであり、各コマンドの設定位置への割り当ては種々考えられる。結果として、図10〜図13を用いて後述するように、ガイドオブジェクト(図10等ではアルファベットを利用した文字列)として、その表示位置や数、表示態様(ここでは文字列の内容)を異なるものとすることで、表示画像(ここではモードに対応)に応じた適切なガイドを行うことが可能になる。
ただし、変形実施としてガイドオブジェクトの種類に基づいて、ガイドオブジェクトの表示位置、表示数及び表示態様の少なくとも1つを設定することは妨げられない。例えば、ガイドオブジェクトが複数設定される場合に、所与のガイドオブジェクトの種類に基づいて、他のガイドオブジェクトの表示位置等を設定してもよい。
2.構造例
図2〜図4に、本実施形態に係るウェアラブル端末装置100の構造例を示す。以下では腕時計型の装置について説明を行うが、本実施形態のウェアラブル端末装置100はこれに限定されず、ユーザーの他の部位、たとえば手首、上腕、腕、体幹部に装着される装置であってもよい。図2がウェアラブル端末装置100がユーザーに装着された状態での斜視図であり、図3が平面図であり、図4が図3のA−A’での断面図である。
ウェアラブル端末装置100は、筐体160と、表示部120と、ベゼル150と、表示部120の保護部材となるガラス170と、ウェアラブル端末装置100のユーザーへの固定(装着)に用いられるバンド部180とを含む。
なお、以下では説明を容易にするために、所与の座標系を用いて方向等を表現する場合がある。具体的には、図2に示したように、ウェアラブル端末装置100の筐体160を基準として座標系を設定し、表示部120(文字盤部分)の表示面に交差する方向、あるいは法線方向であって、表示部120の表示面側を表面とした場合の裏面から表面へと向かう方向をZ軸正方向とする。ウェアラブル端末装置100が被検体に装着された状態では、上記Z軸正方向とは、被検体から筐体160へと向かう方向に相当する。また、Z軸に直交する2軸をXY軸とし、特に筐体160に対してバンド部180が取り付けられる方向をY軸に設定する。図2の例では、筐体160のうち、Y軸正方向の端点、及びY軸負方向の端点において、バンド部180との接続が行われる。なお、座標系の設定については、図2以降においても同様とする。あるいは、筐体160に対してバンド部180が取り付けられる方向をY軸とし、当該Y軸に直交し、筐体160が体と接触する面の法線に沿う方向をZ軸、そしてY軸及びZ軸に直交する方向をX軸と設定してもよい。
図2〜図4に示したように、ウェアラブル端末装置100は通常の時計における文字盤に相当する部分に表示部120を有し、当該表示部120の周縁部に(表示部120を囲むように)ベゼル150が設けられる。図2等の例では、上記座標系におけるXY平面に沿って表示面が設定されるように、筐体160に対して表示部120が設けられる。図2〜図4では表示部120を円形状としたがこれには限定されず、他の形状であってもよい。
ベゼル150は、筐体160のうち、XY平面において表示部120の外側になる位置に設けられる。例えば、表示部120の中心位置を座標系の原点とした場合、ベゼル150は、表示部120の端点よりもさらに原点から遠い位置(X値、Y値の絶対値が大きくなる位置)に設けられる。
ベゼル150は、複数の部材(図3の例では第1〜第8の部材150−1〜150−8)により構成され、当該複数の部材を組み合わせた場合にリング形状、すなわちXY平面での断面形状が同心円状となりZ軸方向に厚みを有する形状、或いはそれに類する形状を有する。
図4の断面図に示したように、ベゼル150を構成する第1〜第8部材150−1〜150−8は、それぞれが装着時に被検体側となる面(Z軸負方向側の面)に弾性部材151(151−1〜151−8)と、接点152(152−1〜152−8)を有する構造であってもよい。弾性部材151は、Z軸方向での力を加えられた場合に、Z軸方向に伸縮可能な構造であり、例えばバネ等により実現される。弾性部材151により、ベゼル150を構成する各部材150−1〜150−8は、Z軸方向に押下(押し込み)可能となる。
そして、接点152は、各部材150−1〜150−8が通常の位置(Z軸方向の押し込みが行われない状態での位置)では筐体160と接触せず、且つ各部材150−1〜150−8が押下された状態では筐体160と接触するように構成される。例えば、接点152を導電部材により構成し、筐体160のうち、接点152と接触可能な位置に電極161(具体的には152−1〜152−8に対応する8個の電極161−1〜161−8)を設ける。そして、検出部130として当該電極での電気的な特性変化を検出する検出回路を用いればよい。このような構成では、接点152と電極161の接触状態を検出回路である検出部130により検出できるため、ベゼル150の各部材150−1〜150−8の押下を検出可能となる。なお、本実施形態の構成は図4に限定されない。例えば電気的な特性変化ではなく、第1〜第8の部材150−1〜150−8のZ軸方向での位置変化を、機械的或いは光学的な手法により検出してもよい。
つまり図2〜図4の例では、ベゼル150を8つの領域に分割し、各領域に対する押下操作をそれぞれ異なる操作であるものとして処理を行うことが可能である。すなわち、図2〜図4の例では、ベゼル150に対して8つの設定位置が設定されていると考えることができる。なお、ここでの設定位置は各部材150−1〜150−8に含まれる任意の位置と考えてもよいし、各部材150−1〜150−8のXY平面での中心位置(重心位置)であると考えてもよいし、各部材150−1〜150−8の領域全体を設定位置と考えてもよい。言い換えれば、本実施形態に係る設定位置とは、所与の設定位置に対する押下と、他の設定位置に対する押下とが処理部110(検出部130)において識別可能であればよく、各設定位置は単一の点で定義されてもよいし、領域として定義されてもよい。
図5がベゼル150の所与の設定位置を押下する操作イメージ図である。図5に示したように、例えばユーザーの指を用いて所与の設定位置を押下することで、当該設定位置に対応する部材がZ軸負方向に移動し、接点152と筐体の電極161が接触する。
また、図4では第1〜第8の部材150−1〜150−8がZ軸方向に移動可能な構成を示したがこれには限定されない。図4に示したようにベゼル150は外周側(XY平面において表示部120の中心から離れる方向側)の面も露出しているため、外側から内側への押下が可能な構成、すなわち各部材150−1〜150−8の、表示部120の中心方向への移動が可能な構成としてもよい。ただしその場合には、ガラス170等、ウェアラブル端末装置100の他の部材とベゼル150との干渉が起こらないように部材の位置関係を考慮するとよい。
また、複数の設定位置の押下が可能なベゼル150の構成は図2〜図5には限定されない。例えば、図6に示したように、基部162に対して少なくともベゼル150が傾斜可能な構成を利用してもよい。図6は図3のA−A’に対応する面での断面図である。
図6の例では、筐体160は基部162と、本体部163を含み、基部162と本体部163とは柱状部材164により接続される。柱状部材164は球状の部分を含み、当該部分により本体部163を各方向に(狭義には全方位に)傾けることが可能になる。本体部163には、表示部120、ガラス170、ベゼル150が設けられ、本体部163の内部に処理部110が実装される回路基板が内蔵される。
図6の構成では、検出部130は、基部162に対するベゼル150の傾斜を検出する。検出部130は、特許文献2に開示されているように、傾斜センサーや感圧センサーとして実現される。なお、傾斜の検出は特許文献2の手法に限定されず、広く知られた種々の手法により実現可能であり、本実施形態ではそれらを広く適用可能であるため詳細な説明は省略する。
基部162に対するベゼル150の傾斜は、例えば図7A、図7Bに示すように2つの角度θ及びφにより表現できる。図7Aは斜視図であり、図7BはXZ平面での断面図である。なお、図7A、図7Bでは、図面を簡略化するため、ベゼル150や表示部120(ガラス170)、本体部163等を区別せずに一体として表現している。
θはZ軸方向に対する回転角である。また、φはXY平面内での回転角であり、図7A、図7Bの例ではY軸正方向に対する回転角である。基部162に対するベゼル150(本体部163)の傾きベクトルVを考えた場合に、θはZ軸正方向とVのなす角度を考えればよいし、φはY軸正方向と、VのXY平面への射影ベクトルV’のなす角度を考えればよい。傾きベクトルは、例えば柱状部材164の長手方向(傾き)を表すベクトルを用いればよく、平常状態(ベゼル150が押下されず傾きが生じない場合)には、VはZ軸正方向のベクトルとり、V’は0となるため、θ=φ=0°となる。なお、Vは表示部120の表示面に対する法線ベクトルと考えることもできる。
図7A、図7Bは、ベゼル150の押下と、基部162に対するベゼル150の傾斜との関係を示す図でもある。図7A、図7Bからわかるように、ベゼル150の所与の位置(図7A、図7BではX軸負方向側の位置)を押下することで、押下された側のベゼルが下方(Z軸負方向)側に移動し、柱状部材164を基準として対称となる位置(X軸正方向側の位置)が上方(Z軸正方向側)に移動することでベゼル150が基部162に対して傾斜する。図7A、図7Bからわかるように、上記θの大きさは押し込みの大きさ(Z軸負方向側への変位の大きさ)を表し、φは押下が行われたベゼル150の位置を表す情報となる。図7A、図7Bの例ではφ=270°(−90°)となるため、Y軸正方向に対して270°にある位置、すなわちX軸負方向側の位置が押下されたと判定できる。
よって検出部130では、θ及びφを用いて、ベゼル150のいずれの設定位置が押下されたかを検出すればよい。例えば、θの大きさが所与の閾値以上の場合に押下操作があったと判定する。さらに、押下操作ありと検出された際のφの大きさにより、いずれの設定位置が押下されたかを特定する。図2等のように設定位置が8箇所であり、それらが均等に配置されている例であれば、第1の設定位置は−22.5°<φ≦22.5°(−180°<φ≦180°の場合)、第2の設定位置は22.5°<φ≦67.5°、といったように、各設定位置とφについての角度範囲が規定できる。よって、検出部130では検出されたφの値と、各設定位置に対応するφの範囲との比較により、いずれの設定位置が押下されたかを検出すればよい。なお、検出部130はθとφ(或いはそれに類する情報)を出力するものであり、判定処理を処理部110で行う等の変形実施も可能である。
図6、図7A、図7Bの構成では、上述したように傾斜方向により押下された設定位置を検出可能であるため、ベゼル150は複数の部材により構成される必要はなく、例えば1つの部材により構成されてもよい。
また、図6ではベゼル150だけでなく、ガラス170や表示部120、本体部163が基部162に対して傾斜可能な構成を示したが、本実施形態では少なくともベゼル150が傾斜可能であればよく、例えば本体部163は基部162に対して固定される(例えば筐体160が基部162と本体部163に分離されない)変形実施が可能である。或いは、図6では基部162を筐体160の一部としたが、バンド部180と筐体160とが接点により接続され、基部であるバンド部180に対して、ベゼル150を含む筐体160の全体が傾斜可能な構成としてもよい。
また、図2〜図5、図6〜図7Bのいずれにおいても、設定位置はベゼル150に対して均等に設定される(隣り合う設定位置間の距離が等しい)ものとしたがこれには限定されない。例えば、図8に示すように、上記φであれば、−22.5°〜22.5°、22.5°〜67.5°、67.5°〜112.5°、112.5°〜157.5°、157.5°〜202.5°(157.5°〜180°と−180°〜−157.5°)までは図2と同様に分割し、−22.5°〜−157.5°についてはそれ以上分割せずに1つの領域としてもよい。これは、非均等に6つ(上、右上、右、右下、下、左)の設定位置P1〜P6を設ける例といえる。
また、以上ではベゼル150の任意の位置での押下操作が、いずれかの設定位置の押下に対応する例を示した。しかし、ベゼル150が押下不可能な領域(いずれの設定位置にも対応しない領域)を含んでもよい。
また、図4に示したガラス170は、ガラスタイプの静電容量式タッチパネルであってもよい。すなわち、本実施形態に係るウェアラブル端末装置100は、ガラス170をタッチすることによる操作が可能であってもよい。その際、タッチした位置を詳細に検出しようとすると、従来手法と同様の課題が生じてしまう。そのため、ガラス170に対する操作は、例えばタッチがされたか否かのみを検出するものであってもよい。このようにすれば、細かい位置検出の精度が要求されないため、誤操作の可能性を抑止できる。本実施形態では、複数の設定位置を押下可能なベゼル150という操作インターフェースを有するため、細かい操作はそれらを用いて行えばよい。例えば、複数の選択肢(リスト)の中からベゼル150を用いて選択操作を行い、選択された項目を決定する操作をガラス170に対するタッチにより行うといった手法が考えられる。
また、図2〜図4等には不図示であるが、ウェアラブル端末装置100は加速度センサーを有し、当該加速度センサーを用いてタップ操作を検出してもよい。ここでのタップ操作とは、ユーザーが指や手のひらを用いてウェアラブル端末装置100を叩く操作である。なお、加速度センサーを用いたタップ操作検出は広く知られた手法であるため、詳細な説明は省略する。
3.表示画像例
次に表示部120で表示される表示画像例、及び各表示画像とベゼル150に対する操作との関係例を説明する。
3.1 モードの例と表示画像、ガイドオブジェクトの例
上述してきたように、近年のウェアラブル端末装置は多機能であることが想定されるため、実行可能なコマンド数が多くなる。そして、本実施形態ではそのような状況でも直感的でわかりやすいインターフェースを実現するため、ベゼル150の複数の設定位置の押下を可能にし、多様な入力操作を可能にしている。
しかし、多様な入力操作が可能であることにより、どの操作を行うことで、ウェアラブル端末装置100にどのようなコマンドを実行させることができるか、という対応関係をユーザーが把握しておくことが困難となる。別途マニュアルを用意したとしても、紙媒体のマニュアルを閲覧する、或いは電子マニュアルを所与の機器(PC、スマートフォン、ウェアラブル端末装置100)で閲覧するという行為は煩雑でありユーザー負担が大きい。
そのため、ベゼル150に対する押下操作と、ウェアラブル端末装置100で実行する(或いはされている)コマンドの対応関係を表示画像上に表示することは有用である。
例えば、所与の表示画像(第1の表示画像)を表示部120で表示している状態において、ベゼル150のいずれの設定位置を押下することで、いずれのコマンドが実行されるかをガイドするガイド表示を、当該表示画像で行ってもよい。
具体的な表示画像例を図9に示す。図9では、図8に示したように6つの設定位置(P1〜P6)を押下可能なベゼル150を想定している。また、図9や後述する図10〜図13等では、ベゼル150は一体として構成される例を示すが、図2等に示した複数の分割された部材から構成されるベゼルを用いてもよい。また、図9では設定位置の目安を示す点をベゼル150に物理的に設けている(例えば印刷している)が、この点は必須ではない。
ベゼル150の設定位置に対応したコマンドのガイドを行う表示画像としては、例えばガイドオブジェクト(識別オブジェクト)を、表示画像のうちの各設定位置に対応する位置に表示すればよい。例えば、表示部120が円形状の表示領域を有し、表示画像も円形状である場合、当該円形状の外周に沿った領域(B1)のうち、設定位置に対応した領域(例えば上記φの範囲に対応する領域)にガイドオブジェクトを配置すればよい。図9では、B1のうち、P2に対応する領域、P4に対応する領域にガイドオブジェクトが配置される例を示している。なお図9では、表示領域のうちのガイドオブジェクトの配置領域以外の領域(周縁部B1を除いた領域)に、高度表示を行う例を示したが、この部分での具体的な表示内容はモードによって異なるものであり、詳細については図10〜図13等を用いて後述する。
ここでのガイドオブジェクトは種々考えられ、例えば図9に示したようにコマンド内容を説明する文字列等を用いることが可能である。
その際、実行可能なコマンドはモードに依存すると考えられる。例えば上述したように、ストップウォッチモードであれば必要なコマンド(設定コマンド)は、スタート、ストップ等であるし、ログデータを表示するモード(例えば高度モードで表示される履歴グラフ)であれば必要なコマンドはズームアップ、ズームダウン等である。また、このようにモードごとの設定コマンドを利用することで、異なるコマンドに同じ操作を割り当てることも可能になる。例えば、同じ設定位置に対する押下操作であっても、ストップウォッチモードと高度モードとでウェアラブル端末装置100で実行されるコマンドを変化させることも可能になる。つまり、ガイドオブジェクトの表示内容はモードごとに変化するものであり、各モードで表示画像が異なることを考慮すれば、表示画像ごとにガイドオブジェクトの表示内容(表示数、種類、態様)を変更するとよい。
図10に具体的な実現例を示す。図10の例ではモードとして、時計モード(C1)、高度モード(C2)、気圧モード(C3)、脈波モード(C4)、ストップウォッチモード(C5)、アラームモード(C6)が利用可能となっている。そして、6つの設定位置のうち、左右の2つ(P3、P6)をモードの遷移、すなわちモード選択コマンドの実行に用い、他の4つを各モードでの設定コマンドの実行に用いるものとする。
図10の例では、P3の設定位置を押下することで、時計モード→高度モード→気圧モード→脈波モード→ストップウォッチモード→アラームモードの順に遷移し、P6の設定位置を押下することで上記の逆順でモードが遷移する。また、アラームモードでP3が押下された場合に時計モードに遷移し、時計モードでP6が押下された場合にアラームモードに遷移してもよい。なお、モードの遷移順は図10には限定されず種々の並べ替えが可能である。
各モードでの表示画像について説明する。時刻表示モード(C1)では、モード名を表す文字列TIME(C11)と、時刻情報(C12)と、日付(C13)とが表示される。時刻表示モードでは、時刻の表示を行えばよく、モード内での設定コマンドはなくてもよい。そのため、C1に示した表示画像ではガイドオブジェクトはいずれの設定位置に対応する位置にも表示されていない。
高度モード(C2)では、モード名を表す文字列ALTITUDE(C21)と、高度の現在値情報(C22)と、高度のログデータであるグラフ(C23)と、時刻情報(C24)とが表示される。C23のようにログデータを表示する場合、表示対象とする期間を可変とするとよい。よって、設定コマンドとしてはズームアップコマンド及びズームダウンコマンドを実行できるとよい。よって、C2では、モード選択コマンドの実行に利用するP3及びP6以外のいずれかの設定位置にズームアップ及びズームダウンの各コマンドを割り当てるとともに、対応する表示位置にガイドオブジェクトを表示する。具体的には、P2にズームダウンコマンドを割り当て、対応する表示位置にコマンドを説明する文字列("ZOOM DOWN")からなるガイドオブジェクト(C25)を表示する。同様に、P4にズームアップコマンドを割り当て、対応する表示位置にコマンドを説明する文字列("ZOOM UP")からなるガイドオブジェクト(C26)を表示する。
図11に、高度モードにおける設定コマンド実行時の表示画面の変化例を示す。D1は図10のC2と同様の表示画像であり、D2はD1の状態からP4の設定位置が押下され、ズームアップコマンドが実行された状態での表示画像を表す。D2はD1のログデータのうち、D11に示した部分が拡大表示されている。また、D2においてP2の設定位置が押下されズームダウンコマンドが実行された場合には、D1の表示画面に戻る。このようにすれば、所望の範囲のデータを適切に閲覧可能なインターフェースを実現できる。なお、図11では2つのズーム状態間での遷移を示したが、D2からさらにズームアップを行ったり、D1からさらにズームダウンを行う等、3段階以上の表示を行ってもよい。また、ここでのズームアップとは、グラフを単純に拡大するものであってもよいが、グラフの粒度を変更するものであってもよい。例えば、ズームアップ時には単位計測時間当たりに表示される棒グラフの数を増やすことで、より細かな数値変化を識別可能なグラフ表示を行ってもよい。
気圧モード(C3)では、モード名を表す文字列AIR PRESSURE(C31)と、気圧の現在値情報(C32)と、気圧のログデータであるグラフ(C33)と、時刻情報(C34)とが表示される。気圧モードについても、高度モードと同様にズームアップ、ズームダウンを行えばよく、図10のC3では、C2と同様にP2に対応する表示位置にズームダウンコマンドに対応するガイドオブジェクトC35を表示し、P4に対応する表示位置にズームアップコマンドに対応するガイドオブジェクトC36を表示している。
脈波モード(C4)では、モード名を表す文字列HEART RATE(C41)と、ハート型のアイコン(C42)と、脈拍数情報(C43)と、脈拍数のゾーンを表すグラフ(C44)と、時刻情報(C45)とが表示される。ここで、脈拍数のゾーンとは、脈拍数をいくつかの数値範囲に区分した場合に、いずれの範囲に属するかを表す情報である。例えば、安静状態に対応するゾーン、低強度の活動に対応するゾーン、軽い運動状態に対応するゾーン、適切な運動状態(狭義には脂肪燃焼に適した強度での運動状態)に対応するゾーン、激しい運動状態に対応するゾーンを設定し、各ゾーンを三角形或いは台形(C441)で示すとともに、現在の脈拍数がいずれのゾーンに属するかをバー(C442)で示してもよい。C4では脈波モード内での設定モードがなく、ガイドオブジェクトも表示しない例を示している。
ストップウォッチモード(C5)では、モード名を表す文字列STOP WATCH(C51)と、計測時間情報(C52)と、時刻情報(C53)とが表示される。ストップウォッチモードで実行すべき設定コマンドは、上述したようにスタートコマンド、ストップコマンド、リセットコマンド、ラップコマンド等である。ただし、各コマンドはストップウォッチモードにおいて常時実行可能である必要はない。例えば、計測開始前であれば、スタートコマンドが実行可能であればよく、他のコマンドは実行されない。また、計測中であれば、ストップコマンドとラップコマンドが実行可能であればよいし、計測開始後且つストップ中であれば、スタートコマンド(計測再開)とリセットコマンドが実行可能であればよい。
図12にストップウォッチモードにおけるベゼル150の押下(設定コマンドの実行)と、表示画面の変化例を示す。E1は図10のC5と同様の表示画像であり、計測開始前に対応する。E1では、スタートコマンドが実行可能であればよいため、P5の設定位置にスタートコマンドを割り当てるとともに、対応する表示位置にスタートコマンドに対応するガイドオブジェクトE11を表示する。
E1の状態でP5の設定位置が押下された場合、計測状態に移行する。計測状態での表示画像例がE2である。計測状態ではストップコマンドとラップコマンドを実行可能であればよいため、P5の設定位置にストップコマンドを割り当てるとともに、対応する表示位置にストップコマンドに対応するガイドオブジェクトE21を表示し、P2の設定位置にラップコマンドを割り当てるとともに、対応する表示位置にラップコマンドに対応するガイドオブジェクトE22を表示する。なお、E1、E2に示したように、スタートコマンドとストップコマンドを同じ設定位置に割り当てることで一般的なストップウォッチと同様の操作性を実現しているが、割り当てはこれに限定されるものではない。
また、計測状態でP5の設定位置が押下された場合、計測開始後且つストップ中の状態に移行する。この場合の表示画面例がE3である。E3では計測再開を意味するスタートコマンドと、計測時間をリセットするリセットコマンドを実行可能であればよい。E3では、P5の設定位置にスタートコマンドを割り当てるとともに、対応する表示位置にスタートコマンドに対応するガイドオブジェクトE31を表示し、P1の設定位置にリセットコマンドを割り当てるとともに、対応する表示位置にリセットコマンドに対応するガイドオブジェクトE32を表示する。
アラームモード(C6)では、モード名を表す文字列ALARM(C61)と、アラーム設定時刻(C62)と、時刻情報(C63)とが表示される。ストップウォッチモードで実行すべき設定コマンドは、アラームのオンオフを制御するオンコマンドとオフコマンドである。C6ではP1に対応する表示領域にオフコマンドに対応するガイドオブジェクトC64を表示し、P5に対応する表示領域にオフコマンドに対応するガイドオブジェクトC65を表示している。
アラームモードでは、オン状態であるかオフ状態であるかをガイドオブジェクトC64,C65の大小で表示してもよい。図10のC6では、C65のガイドオブジェクトのサイズをC64のガイドオブジェクトより大きくすることで、現在アラームはオン状態にあることを示している。
図13にアラームモードにおけるベゼル150の押下(設定コマンドの実行)と、表示画面の変化例を示す。F1は図10のC6と同様の表示画像であり、オフ状態に対応する。F1でP1の設定位置が押下されオフコマンドが実行された場合には、アラームがオフとなるとともに、表示画像はF2に遷移する。F2ではF21のガイドオブジェクト(C64に対応するオフコマンドを表すオブジェクト)のサイズを、F22のガイドオブジェクト(C65に対応するオンコマンドを表すオブジェクト)より大きくすることで、現在アラームはオフ状態にあることを示している。
3.2 設定モード
より重要な設定、例えばユーザーが意図していないのに変更されることで問題が生じうる設定を行う場合には、別途設定専用のモードを設けてもよい。例えば、ウェアラブル端末装置100が、複数のタイムゾーンでの時刻情報(世界各国の都市の時刻情報)を取得可能な機器であることが考えられる。その場合、複数のタイムゾーンの時刻情報を同時に表示してもよいが、図10のC1に示したように表示される時刻情報は少数(狭義には1つ)であることが一般的であるため、適切なタイムゾーンを選択しなくてはならない。さらに、選択されるタイムゾーンが意図せず変化してしまうと、表示される時刻が大きく異なってしまうため好ましくない。
よって、時刻表示モード内で表示対象都市を選択する設定コマンドを実行するのではなく、時刻表示モードの他にタイムゾーン設定モードを設けるとよい。この場合、タイムゾーン設定モードにおける設定コマンドが誤って実行されないように、設定モードへの遷移(設定モードを選択するモード選択コマンドの実行)は、通常モードへの遷移とは異なる操作により行われることが望ましい。
一例としては、通常モード(上述した図10〜図13等のモード)への遷移は、ベゼル150の所与の設定位置の押下により行い、設定モードへの遷移はベゼル150とは異なる操作部(例えばボタンやリュウズ等)により行ってもよい。或いは、図6に示したような一体として構成されるベゼル150を用いる場合であれば、ベゼル150を引き出し可能(Z軸正方向へ移動可能)に構成してもよい。押下(押し込み)操作はウェアラブル端末装置100が何らかの物体に衝突した場合等にも偶発的に行われてしまう可能性があるが、引き出し操作は偶発的に行われる可能性が低いため、意図せずに設定モードへ移行してしまうことを抑止できる。
図14に、設定モード(タイムゾーン設定モード)の表示画像例を示す。図14では、モード名を表す文字列TIME ZONE(G1)と、選択対象であるタイムゾーンのリスト表示(G2)とを表示している。図14の例では、上下方向(Y軸方向)にタイムゾーン(都市名)が並べて表示されるため、上下方向の設定位置(P1、P5)の押下と、リストの選択位置を変更する設定コマンドとを対応づけ、P1、P5に対応する表示位置にガイドオブジェクトG3、G4を表示している。ここでは、P1の押下により選択されるタイムゾーンをリスト中の1つ上のタイムゾーンに変更する設定コマンドを実行するため、ガイドオブジェクトG3は上方向の矢印を表示する。同様に、P5の押下により選択されるタイムゾーンをリスト中の1つ下のタイムゾーンに変更する設定コマンドを実行するため、ガイドオブジェクトG4は下方向の矢印を表示する。
また、P1及びP5の押下により選択しているタイムゾーンを、実際の時刻情報の表示対象として決定するコマンドの実行を、P6の押下と対応づけ、P6に対応する表示位置に選択中のタイムゾーンを表示対象として確定させる旨を表す文字列SELECTを含むガイドオブジェクトG5を表示する。また、タイムゾーン設定モードの終了を指示するコマンドの実行を、P3の押下と対応づけ、P3に対応する表示位置に元の画面(元のモード)に戻ることを表す文字列BACKを含むガイドオブジェクトG6を表示する。
3.3 ガイドオブジェクトの変形例
図10〜図13を用いて表示画像の例、特にガイドオブジェクトの表示例を説明したが、表示画像は上述したものには限定されない。特に、本実施形態に係るウェアラブル端末装置100では、ファームウェアのアップデート等によりモード数の増減が生じる可能性がある。或いは、既存のモードに対して新たな設定コマンドが追加されることも考えられる。そのため、モード数や設定コマンドが増えた場合には、ベゼル150の押下操作と、当該操作により実行されるコマンドとの対応関係、及び表示するガイドオブジェクトの内容も変更するとよい。
具体的には、設定コマンドが増えた場合には、図10のC2のP1、P5の設定位置のように、それまで設定コマンドと対応付けられていなかった設定位置に対して設定コマンドを対応付けるとともに、当該設定位置に対応する表示領域(それまではガイドオブジェクトも非表示であった領域)に、追加された設定コマンドに対応するガイドオブジェクトを表示すればよい。その際、追加されるコマンドと既存のコマンドの関連を考慮して、設定位置に対する操作と設定コマンドとの関係の再編を行ってもよい。具体的には、図17を用いて後述するデータの更新処理を実行すればよい。
また、ガイドオブジェクトの例として、図10のC25等に示したように文字列を含むオブジェクトや、図14のG5、G6に示すように図形を含むオブジェクトを示したが、異なる変形実施も可能である。例えば、より表示を簡略化し、表示画面の視認性を高くすることを考慮するのであれば、ガイドオブジェクトは所定色の帯表示(設定位置に対応する表示領域を所定色で表示するオブジェクト)であってもよい。例えば、何らかの設定コマンドと対応付けられており、押下されることでコマンド実行が行われる設定位置については、対応する表示領域を第1の色で表示し、設定コマンドと対応付けられておらず、押下されてもコマンド実行が行われない設定位置については、対応する表示領域を第2の色(例えば背景色そのまま)で表示してもよい。この例では、コマンド内容を示すことはできないが、設定位置を押下した場合にコマンドが実行されるか否かがユーザーに対して明示されることになる。仮にベゼル150を押下したが表示画面が変化しなかった場合、そもそも設定コマンドが割り当てられておらず正常な動作であるのか、或いは設定コマンドは割り当てられているがウェアラブル端末装置100の故障等により正常動作していないのか、或いは押下操作が不適切であったか(押し込み量が小さかったか)等、ユーザーがその要因を推定することは容易でない。その点を考慮すれば、押下したらコマンドが実行される(或いは押下してもコマンドが実行されない)設定位置が明示されることだけでも有用なインターフェースと言える。
3.4 他のモード例
また、ウェアラブル端末装置100のモードは図10〜図14を用いて上述したものには限定されず、他のモードを有してもよい。
例えば、ウェアラブル端末装置100は、所与の表示オブジェクト(狭義には画像)に対する移動コマンド、回転コマンド、サイジングコマンドを実行してもよい。具体的には、画像処理モードを有し、当該画像処理モードにおける設定コマンドとして、上記3つのコマンドを実行する。
図15A(H1、H2)が移動コマンドを実行した場合の表示画像の変化例である。ここでの移動コマンドとは、オブジェクトOBを上下左右に並進移動させるコマンドであり、移動方向をベゼル150の各設定位置に対応させればよい。H1では、P1に上方向の移動、P3に右方向の移動、P5に下方向の移動、P6に左方向の移動、のそれぞれを行う移動コマンドを対応づけ、各設定位置に対応する表示位置に移動方向を示すガイドオブジェクトH11〜H14を表示する。例えば、設定位置P3が押下された場合には、H2に示したように表示されるオブジェクトOBはH1に比べて右方向に移動した状態で表示される。
図15B(H3、H4)が回転コマンドを実行した場合の表示画像の変化例である。ここでの回転コマンドとは、オブジェクトOBを回転するコマンドであり、回転方向をベゼル150の設定位置に対応させる。H2では、P2に反時計回りでの回転、P4に時計回りでの回転を対応づけ、各設定位置に対応する表示位置に回転方向を示すガイドオブジェクトH31、H32を表示する。なお、回転量は一定値としてもよいし、他の設定位置の押下操作により回転量を変更する設定コマンドを実行してもよい。例えば、設定位置P4が押下された場合には、H4に示したように表示されるオブジェクトOBはH3に比べて時計回りに回転した状態で表示される。
図15C(H5、H6)がサイジングコマンドを実行した場合の表示画像の変化例である。ここでのサイジングコマンドは画像の拡大縮小を行うコマンドであり、H5では、P2に縮小(ズームダウン、ズームアウト)を対応づけ、P4に拡大(ズームアップ、ズームイン)を対応づけ、各設定位置に対応する表示位置に拡大、縮小を示すガイドオブジェクトH51、H52を表示する。例えば、設定位置P2が押下された場合には、H6に示したように表示されるオブジェクトOBはH5に比べて縮小された状態で表示される。なお、図14を用いて上述したログ(履歴グラフ)の表示変更も、当該履歴グラフを画像であると捉えれば画像のサイジングコマンドを実行していると考えることが可能である。また、拡大縮小の倍率(変倍率)は一定値としてもよいし、他の設定位置の押下操作により変倍率を変更する設定コマンドを実行してもよい。
例えば、ウェアラブル端末装置100の小さい表示部120で画像を閲覧する場合、画像全体を表示部120に表示するだけでは閲覧しやすいインターフェースは実現できない。その点、拡大縮小を可能にすれば画像の所望の部分を適切に閲覧できるようになる。また、画像を拡大した場合には画像の一部しか閲覧できない可能性もあるため、所望の領域を閲覧するための並進移動、回転移動を行うことによる利点は大きい。
また、上述したアラームモードでは音による報知を行うことが考えられる。また、ウェアラブル端末装置100に対する操作があった場合、そのフィードバックとして操作音を鳴らす可能性もある。或いは、近年のウェアラブル端末装置100は、メール受信の通知や音楽再生が可能な機器も増えている。
そのため、ウェアラブル端末装置100から何らかの音を出力することは一般的であり、その音量を調整することに対する要求がある。よって、ウェアラブル端末装置100は音量調整コマンドを実行してもよい。具体的には、音調調整モードを有し、当該音量調整モードにおける設定コマンドとして、音量調整コマンドを実行してもよい。
図16が音量調整コマンドを実行した場合の表示画像の変化例である。P1に音量アップ、P5に音量ダウンを対応づけ、各設定位置に対応する表示位置に音量変化を示すガイドオブジェクトJ11、J12を表示する。また、音量の変化幅は一定値としてもよいし、他の設定位置の押下操作により変化幅を変更する設定コマンドを実行してもよい。
4.記憶部に記憶されるデータのデータ構造例
次に記憶部140に記憶され、処理部110で読み出されて使用される情報について説明する。本実施形態に係るウェアラブル端末装置100の処理部110では、ベゼル150の各設定位置に対する操作が行われた場合に、当該操作に応じたコマンドを実行する必要がある。そのためには、検出部130での検出結果と、実行するコマンドとの対応関係が明確でなくてはならず、当該対応関係を規定する情報を記憶部140に記憶しておくとよい。
よって、記憶部140はコマンド特定情報を記憶してもよい。コマンド特定情報は、上述したように操作に基づいてコマンドを特定するための情報であり、狭義にはモードと、ベゼル150に対する操作とが決定された場合に、実行するコマンドを一意に特定するための情報である。
図17にコマンド特定情報の一例を示す。コマンド特定情報は、モード名と、操作に対応して実行する設定コマンドとを対応付けた情報である。なお、ここでは図8の例に示したように、ベゼル150には6つの設定位置が設定される例を示している。
図17におけるNULLは対応する操作を行ってもコマンドが実行されないことを表す。各モードにおける設定コマンドについては、図10〜図13の表示画像に示した例と同様にしている。処理部110では、図17に示したコマンド特定情報、及び不図示のガイドオブジェクト情報(ガイドオブジェクトの表示態様等を規定する情報)に基づいて表示画像を生成してもよい。例えば、現在のモードが高度モードである場合には、図17のコマンド特定情報を読み込むことで第2、第4の設定位置に対応する表示位置にガイドオブジェクトを表示する必要があるとわかる。よって、第2の設定位置に対応するガイドオブジェクト(例えば文字列"ZOOM DOWN"を含むオブジェクト)、及び第4の設定位置に対応するガイドオブジェクト(例えば文字列"ZOOM UP"を含むオブジェクト)の情報をガイドオブジェクト情報から特定し、特定されたガイドオブジェクトが対応する表示位置に表示される表示画像を生成し、表示部120に表示させればよい。
さらに、処理部110は、各モードにおいて所与の設定位置の押下が検出された場合には、図17から特定されるコマンドの実行を行う。例えば、時間モードである場合に、第3の設定位置の押下が検出された場合には、高度モードを選択するモード選択コマンドの実行、すなわち高度モードへの遷移を行えばよい。ただし、各モードでの操作と設定コマンドとの関係は図17に限定されず、種々の変形実施が可能である。
なお、以上の本実施形態では図17に示したように、複数の設定位置のいずれかの押下を検出部130で検出する例を示した。しかし、検出部130で検出する操作はこれに限定されない。例えば、2以上の設定位置が同時に押下された場合に、それぞれが単独で押下される操作とは異なる操作として検出してもよい。或いは、押下が所定時間以上継続した場合(長押しされた場合)に、押下が所定時間未満である場合とは異なる操作として検出してもよい。或いは、図6のような全体が一体形成されるベゼル150であれば、ベゼル全体をZ軸負方向に押し込み可能に構成しておき、当該押し込み操作を検出してもよい。その他、ベゼル150を用いた操作は種々の変形実施が可能である。
なお、以上のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。またウェアラブル端末装置の構成、動作も本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
100…ウェアラブル端末装置、110…処理部、120…表示部、130…検出部、
140…記憶部、150…ベゼル(操作部、回転部)、151…弾性部材、
152…接点、160…筐体、161…電極、162…基部、163…本体部、
164…柱状部材、170…ガラス、180…バンド部

Claims (9)

  1. オブジェクトを表示する表示部と、
    前記表示部が設けられる筐体と、
    前記筐体に設けられるベゼルと、
    前記ベゼルに設定された複数の設定位置のいずれかを押下する押下操作を検出する検出部と、
    複数のコマンドのうち、前記検出部での検出結果に基づいて特定されたコマンドを実行する処理部と、
    を含むことを特徴とするウェアラブル端末装置。
  2. 請求項1において、
    前記検出部は、
    前記ベゼルの位置姿勢を検出することで、前記複数の設定位置のいずれが押下されたかを検出することを特徴とするウェアラブル端末装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記処理部は、
    前記検出部の検出結果に基づいて、前記ウェアラブル端末装置の複数のモードのいずれかのモードを選択するモード選択コマンドを実行することを特徴とするウェアラブル端末装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記処理部は、
    前記検出部の検出結果に基づいて、前記表示部に表示されるオブジェクトの回転コマンド、移動コマンド、サイジングコマンドの少なくとも1つのコマンドを実行することを特徴とするウェアラブル端末装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記処理部は、
    前記検出部の検出結果に基づいて、音量調整コマンドを実行することを特徴とするウェアラブル端末装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記表示部は、
    第1のオブジェクトを表示している場合に、前記第1のオブジェクトにおいて、前記押下操作により前記ウェアラブル端末装置の前記複数のコマンドのいずれのコマンドが実行されるかをガイドするガイド表示を行うことを特徴とするウェアラブル端末装置。
  7. 請求項6において、
    前記複数の設定位置である第1〜第N(Nは2以上の整数)の設定位置のうちの第i(iは1≦i≦Nを満たす整数)の設定位置が押下されたことが検出された場合に、前記処理部が、前記第iの設定位置に対応づけられた第iのコマンドを実行する場合に、
    前記表示部は、
    前記第iの設定位置に対応する表示位置に、前記第iのコマンドに対応するガイドオブジェクトを表示することを特徴とするウェアラブル端末装置。
  8. 請求項7において、
    前記処理部は、
    前記オブジェクトの種類に基づいて、前記ガイドオブジェクトの表示位置、表示数及び表示態様の少なくとも1つを設定し、
    前記表示部は、
    設定された前記ガイドオブジェクトを表示することを特徴とするウェアラブル端末装置。
  9. オブジェクトを表示する表示部と、前記表示部が設けられる筐体と、前記筐体に設けられるベゼルと、を有するウェアラブル端末装置の制御方法であって、
    前記ベゼルに設定された複数の設定位置のいずれかを押下する押下操作を検出し、
    検出結果に基づいて、前記ウェアラブル端末装置の複数のコマンドから特定されたコマンドを実行する、
    ことを特徴とするウェアラブル端末装置の制御方法。
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