JP2018204796A - 火起こし器具及びバーベキューグリル - Google Patents

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Abstract

【課題】炭への着火が容易な火起こし器具並びに大量の被調理物を調理できるバーベキューグリル及び被調理物の調理方法を提供する。【解決手段】火起こし器具10は、炭を受ける炭受け部12と、網が収まる容器14と、容器の内部に空気を供給する空気供給管16と、を備え、容器14の底面に複数の第1の孔が形成され、空気供給管16の外周面に空気供給管16が延びる方向に沿って複数の第2の孔が形成され、空気供給管16が、第2の孔が容器14の外側の底面の側となるように、底面に接して固定され、複数の第2の孔が、それぞれ、複数の第1の孔に対応する位置に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、火起こし器具、バーベキューグリル、及び被調理物の調理方法に関する。
特許文献1には、卓上用炭火コンロが記載されている。この卓上用炭火コンロは、箱形の本体と、耐熱鋼板製で、火皿部の周囲に通気口を設けて本体内部中間に配置した目皿体と、上方が拡がった傾斜側面を備えた耐熱鋼板製で、目皿体上に載置した周壁体とで構成され、特に本体側面における目皿体下方位置と上方位置にそれぞれ通気口を形成し、本体内の火皿部下方に、外部手動ポンプと連結可能とした空気放出管を配設してなる。
特開平2004−53115号公報
本発明は、炭への着火が容易な火起こし器具を提供することを目的とする。
また、本発明は、大量の被調理物を調理できるバーベキューグリル及び被調理物の調理方法を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る火起こし器具は、炭を受ける炭受け部と、
前記炭受け部が収まる容器と、
前記容器の内部に空気を供給する空気供給管と、を備える。
第1の発明に係る火起こし器具において、
前記容器の底面に複数の第1の孔が形成され、
前記空気供給管の外周面に該空気供給管が延びる方向に沿って複数の第2の孔が形成され、
前記空気供給管が、前記第2の孔が前記容器の外側の底面の側となるように、該底面に接して固定され、
前記複数の第2の孔が、それぞれ、前記複数の第1の孔に対応する位置に配置されていることが好ましい。
第1の発明に係る火起こし器具において、
前記容器が、前記空気供給管を該火起こし器具の設置面よりも高い位置に保持する脚部を有することが好ましい。
第1の発明に係る火起こし器具において、
平面視して、前記空気供給管が、前記容器の外側まで延びていてもよい。
第1の発明に係る火起こし器具において、
前記空気供給管が、前記容器の外側から内側まで該容器を貫通して延びていることが好ましい。
第1の発明に係る火起こし器具において、
把手を更に備えていることが好ましい。
前記目的に沿う第2の発明に係るバーベキューグリルは、第1の発明に係る火起こし器具と、
被調理物が内部に投入される筒状の網にて形成された網部を有する網焼き器と、
前記網焼き器を前記火起こし器具の上方にて支持する支持部と、を備える。
前記目的に沿う第3の発明に係る被調理物の調理方法は、前記火起こし器具の内部に投入された炭の火力が弱まった場合に、該火起こし器具に新たに炭を追加した後に空気を供給して火力を回復する。
第4の発明に係る被調理物の調理方法は、第1の発明に係る第1の火起こし器具、被調理物が内部に投入される筒状の網にて形成された網部を有する網焼き器、及び前記網焼き器を前記第1の火起こし器具の上方にて支持する支持部を備えたバーベキューグリルを用いた被調理物の調理方法であって、
前記バーベキューグリル及び第1の発明に係る第2の火起こし器具を準備するステップと、
前記バーベキューグリルにて前記被調理物を加熱するステップと、
前記第1の火起こし器具の内部に投入された炭の火力が弱まった場合に、前記第2の火起こし器具に炭を投入して火を起こし、該第1の火起こし器具及び該第2の火起こし器具を入れ替えて調理を継続するステップと、を含む。
本発明によれば、炭への着火が容易な火起こし器具を提供できる。
また、本発明によれば、大量の被調理物を調理できるバーベキューグリル及び被調理物の調理方法を提供できる。
本発明の第1の実施の形態に係る火起こし器具の外観図である。 炭受け部を取り外した同火起こし器具の外観図である。 炭受け部を取り外した同火起こし器具の平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る火起こし器具の外観図である。 炭受け部を取り外した同火起こし器具の平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るバーベキューグリルの外観図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。なお、図において、説明に関連しない部分は図示を省略する場合がある。
〔第1の実施の形態〕
本発明の第1の実施の形態に係る火起こし器具10は、炭に容易に着火でき、持ち運びができる。
火起こし器具10は、図1に示すように、炭受け部12、容器14、及び空気供給管16を備えている。
炭受け部12は、金属製の網であり、炭を受けることができる。炭受け部12は、通気性を有し、炭をうけることができれば、網に限定されるものではない。
容器14は、図2及び図3に示すように、平面視して外形が矩形状であり、上方が開口している。
容器14は、炭受け部12を内部に収めることができる。
容器14の側面には、複数の孔H1が形成されている。また、容器14の底面には、複数の孔(第1の孔)H2が形成されている。更に、容器14の底面中央部には、長手方向に沿って空気の噴出孔H3が形成されている。
容器14は、両側面に把手15aを有している。また、容器14は、設置面に接地する脚部15bを有している。
空気供給管16は、一端側に図示しない送風手段が取り付けられ、容器14の内部に空気を供給できる。
空気供給管16の外周面には、空気供給管16が延びる方向に沿って図示しない複数の孔(第2の孔)が間隔を空けて形成されている。
空気供給管16は、平面視して容器14の外側まで突出して延びている。空気供給管16は、複数の孔の位置が容器14の外側の底面の側となるように、容器14の底面に接して固定されている。
前述の空気供給管16の外周面に設けられた複数の孔は、容器14の底面に設けられた噴出孔H3に対応する位置に配置されている。従って、送風手段から供給された空気は、空気供給管16を通って、噴出孔H3から供給される。
なお、容器14に脚部15bが設けられていることによって、空気供給管16は設置面よりも高い位置に保持される。従って、空気供給管16が設置面に干渉し、火起こし器具10が不安定になることが抑制される。
次に、火起こし器具10の使用手順について説明する。火起こし器具10は、以下の手順に従って使用され、炭に着火される。
まず、空気供給管16の一端側に送風手段を取り付ける。送風手段は、空気を送り込むことができるのであれば、任意でよく、手動の送風ポンプであってもよい。
次に、炭受け部12に炭を載せて着火し、送風手段を用いて図1に示す方向A1に空気を送り込む。送り込まれた空気は、空気供給管16を通って、噴出孔H3から噴出する。
このように、第1の実施の形態に係る火起こし器具10は、空気供給管16を介して供給された空気によって容器14の内部に大量の空気が供給されるので、短時間で容易に着火する。
〔第2の実施の形態〕
続いて、本発明の第2の実施の形態に係る火起こし器具50について説明する。
本発明の第2の実施の形態に係る火起こし器具50は、炭に容易に着火でき、持ち運びができる。
火起こし器具50は、図4に示すように、炭受け部52、容器54、及び空気供給管56を備えている。
炭受け部52は、金属製の網であり、炭を受けることができる。炭受け部52は、通気性を有し、炭を受けることができれば、網に限定されるものではない。
容器54は、図5に示すように、平面視して外形が円形状であり、上方が開口している。容器54の側面には、複数の孔H10が形成されている。
容器54は、炭受け部52を内部に収めることができる。
空気供給管56は、一端側に図示しない送風手段が取り付けられ、容器54の内部に空気を供給できる。
空気供給管56は、容器54の外側から内側まで、容器54の外周面を貫通して延びている。空気供給管56は、容器54の内部にて炭受け部52の下方を通るように配置される。空気供給管56の上側には、長手方向に沿って、複数の孔H12が間隔を空けて形成されている。
次に、火起こし器具50の使用手順について説明する。火起こし器具50は、以下の手順に従って使用され、炭に着火される。
まず、空気供給管56の一端側に送風手段を取り付ける。送風手段は、空気を送り込むことができるのであれば、任意でよく、手動の送風ポンプであってもよい。
次に、炭受け部52に炭を載せて着火し、送風手段を用いて図4に示す方向A2に空気を送り込む。送り込まれた空気は、空気供給管56を通って、孔H12から噴出する。
このように、第2の実施の形態に係る火起こし器具50は、空気供給管56を介して供給された空気によって容器54の内部に大量の空気が供給されるので、短時間で容易に着火する。
以上説明したように、第1の実施の形態に係る火起こし器具10及び第2の実施の形態に係る火起こし器具50によれば、それぞれ容器14及び容器54の内部に大量の空気が供給されるので、炭への着火が容易になる。
〔第3の実施の形態〕
続いて、本発明の第3の実施の形態に係るバーベキューグリル100について説明する。
本発明の第3の実施の形態に係るバーベキューグリル100は、第1の実施の形態に係る火起こし器具10を備え、例えばイベント等において、大量の被調理物(例えば数センチメートル角の肉)を焼くことができる。
バーベキューグリル100は、図6に示すように並べて配置され、各バーベキューグリル100は、火起こし器具10、網焼き器110、及び支持部120を備えている。
火起こし器具10は、前述の通り内部に炭が投入され、大量の空気が供給されることにより、炭への着火が容易となる。
なお、火起こし器具10に代えて第2の実施の形態に係る火起こし器具50とし、これに対応した形状の網焼き器及び支持部としてもよい。
網焼き器110は、筒状の網で形成された網部112及び網部112を長手方向の中心軸AX1の回りに回転させるためのハンドル114を有し、蓋116を取り外して網部112の内部に肉等の被調理物を投入できる。
ハンドル114は、網部112の中心部を貫通し、その両端は網部112の外側に突出している。ハンドル114は蓋116に着脱可能に取り付けられている。
支持部120は、平面視して矩形状の枠体である。支持部120は、各角の下部に脚122を有している。支持部120は、上部の一方の側と他方の側に、それぞれ網焼き器110のハンドル114を支持するハンドル支持部材124を有している。
支持部120の内側には火起こし器具10が配置され、この火起こし器具10は支持部120から着脱可能となっている。なお、支持部120の内側に配置される火起こし器具10は、脚部15bにより自立できる。ただし、脚部15bにより自立せずに、脚部15bが設置面から浮いた状態で支持部120に支持されてもよい。
支持部120は、ハンドル支持部材124を介して網焼き器110を火起こし器具10の上方にて支持できる。支持部120のハンドル支持部材124によって支持された網焼き器110は、ハンドル114の長手方向に延びる中心軸AX1の回りに回転可能に支持される。
次に、バーベキューグリル100を用いた調理方法について説明する。バーベキューグリル100を用いた調理方法は、以下のステップS1〜S4に従って実行される。なお、可能な場合には、下記ステップS1〜S4は順番を入れ替えて実行されてもよいし、並行して実行されてもよい。
(ステップS1)
調理者が、支持部120及び火起こし器具10を準備する。
(ステップS2)
調理者が、支持部120の内側に配置された火起こし器具10に炭を投入して着火する。前述の通り、送風手段(不図示)によって内部に空気が送り込まれるので短時間で容易に着火する。
次に、調理者が、網焼き器110の内部に被調理物を投入する。
(ステップS3)
調理者が、網焼き器110を支持部120に載せる。支持部120に載った網焼き器110は、火起こし器具10の内部の炭の上方に配置される。調理者がハンドル114を持って網焼き器110を回転させることによって、内部に投入された被調理物が加熱される。
(ステップS4)
調理中に炭の火力が弱まった場合には、調理者は、予め準備しておいた別の火起こし器具(不図示)に新たに炭を投入して火を起こす。調理者は、調理中の被調理物が入った網焼き器110を支持部120から一時的に取り外し、火が弱まった火起こし器具10と、新たに火を起こした火起こし器具(不図示)と、を入れ替える。その後、調理者は、再度調理中の被調理物が入った網焼き器110を取り付け、調理を継続する。
なお、火力が弱まった火起こし器具10と、新たに火を起こした火起こし器具(不図示)と、を入れ替えるのではなく、火起こし器具10に新たに炭を追加した後に空気を供給し、調理しながら火力を迅速に回復することもできる。
従って、加熱が中断される時間が大幅に低減されるので、例えばイベント会場等で大量の被調理物を迅速に調理して提供できる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記した形態に限定されるものでなく、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲である。
10 火起こし器具
12 受け部
14 容器
15a 把手
15b 脚部
16 空気供給管
50 火起こし器具
52 受け部
54 容器
56 空気供給管
100 バーベキューグリル
110 網焼き器
112 網部
114 ハンドル
116 蓋
120 支持部
122 脚
124 ハンドル支持部材
H1、H2 孔
H3 噴出孔
H10、H12 孔
本発明は、火起こし器具及びバーベキューグリルに関する。
特許文献1には、卓上用炭火コンロが記載されている。この卓上用炭火コンロは、箱形の本体と、耐熱鋼板製で、火皿部の周囲に通気口を設けて本体内部中間に配置した目皿体と、上方が拡がった傾斜側面を備えた耐熱鋼板製で、目皿体上に載置した周壁体とで構成され、特に本体側面における目皿体下方位置と上方位置にそれぞれ通気口を形成し、本体内の火皿部下方に、外部手動ポンプと連結可能とした空気放出管を配設してなる。
特開平2004−53115号公報
本発明は、炭への着火が容易な火起こし器具を提供することを目的とする。
また、本発明は、大量の被調理物を調理できるバーベキューグリルを提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る火起こし器具は、炭を受ける炭受け部と、
前記炭受け部が収まる容器と、
前記容器の内部に空気を供給する空気供給管と、を備え
前記容器の底面に複数の第1の孔が形成され、
前記空気供給管の外周面に該空気供給管が延びる方向に沿って複数の第2の孔が形成され、
前記空気供給管が、前記第2の孔が前記容器の外側の底面の側となるように、該底面に接して固定され、
前記複数の第1の孔が、それぞれ、前記複数の第2の孔に対応する位置に配置されている
第1の発明に係る火起こし器具において、
前記容器が、前記空気供給管を該火起こし器具の設置面よりも高い位置に保持する脚部を有することが好ましい。
第1の発明に係る火起こし器具において、
平面視して、前記空気供給管が、前記容器の外側まで延びていてもよい。
前記目的に沿う第2の発明に係るバーベキューグリルは、第1の発明に係る火起こし器具と、
被調理物が内部に投入される筒状の網にて形成された網部を有する網焼き器と、
前記網焼き器を前記火起こし器具の上方にて支持する支持部と、を備える。
本発明によれば、炭への着火が容易な火起こし器具を提供できる。
また、本発明によれば、大量の被調理物を調理できるバーベキューグリルを提供できる。
本発明の第1の実施の形態に係る火起こし器具の外観図である。 炭受け部を取り外した同火起こし器具の外観図である。 炭受け部を取り外した同火起こし器具の平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る火起こし器具の外観図である。 炭受け部を取り外した同火起こし器具の平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るバーベキューグリルの外観図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。なお、図において、説明に関連しない部分は図示を省略する場合がある。
〔第1の実施の形態〕
本発明の第1の実施の形態に係る火起こし器具10は、炭に容易に着火でき、持ち運びができる。
火起こし器具10は、図1に示すように、炭受け部12、容器14、及び空気供給管16を備えている。
炭受け部12は、金属製の網であり、炭を受けることができる。炭受け部12は、通気性を有し、炭をうけることができれば、網に限定されるものではない。
容器14は、図2及び図3に示すように、平面視して外形が矩形状であり、上方が開口している。
容器14は、炭受け部12を内部に収めることができる。
容器14の側面には、複数の孔H1が形成されている。また、容器14の底面には、複数の孔(第1の孔)H2が形成されている。更に、容器14の底面中央部には、長手方向に沿って空気の噴出孔H3が形成されている。
容器14は、両側面に把手15aを有している。また、容器14は、設置面に接地する脚部15bを有している。
空気供給管16は、一端側に図示しない送風手段が取り付けられ、容器14の内部に空気を供給できる。
空気供給管16の外周面には、空気供給管16が延びる方向に沿って図示しない複数の孔(第2の孔)が間隔を空けて形成されている。
空気供給管16は、平面視して容器14の外側まで突出して延びている。空気供給管16は、複数の孔の位置が容器14の外側の底面の側となるように、容器14の底面に接して固定されている。
前述の空気供給管16の外周面に設けられた複数の孔は、容器14の底面に設けられた噴出孔H3に対応する位置に配置されている。従って、送風手段から供給された空気は、空気供給管16を通って、噴出孔H3から供給される。
なお、容器14に脚部15bが設けられていることによって、空気供給管16は設置面よりも高い位置に保持される。従って、空気供給管16が設置面に干渉し、火起こし器具10が不安定になることが抑制される。
次に、火起こし器具10の使用手順について説明する。火起こし器具10は、以下の手順に従って使用され、炭に着火される。
まず、空気供給管16の一端側に送風手段を取り付ける。送風手段は、空気を送り込むことができるのであれば、任意でよく、手動の送風ポンプであってもよい。
次に、炭受け部12に炭を載せて着火し、送風手段を用いて図1に示す方向A1に空気を送り込む。送り込まれた空気は、空気供給管16を通って、噴出孔H3から噴出する。
このように、第1の実施の形態に係る火起こし器具10は、空気供給管16を介して供給された空気によって容器14の内部に大量の空気が供給されるので、短時間で容易に着火する。
〔第2の実施の形態〕
続いて、本発明の第2の実施の形態に係る火起こし器具50について説明する。
本発明の第2の実施の形態に係る火起こし器具50は、炭に容易に着火でき、持ち運びができる。
火起こし器具50は、図4に示すように、炭受け部52、容器54、及び空気供給管56を備えている。
炭受け部52は、金属製の網であり、炭を受けることができる。炭受け部52は、通気性を有し、炭を受けることができれば、網に限定されるものではない。
容器54は、図5に示すように、平面視して外形が円形状であり、上方が開口している。容器54の側面には、複数の孔H10が形成されている。
容器54は、炭受け部52を内部に収めることができる。
空気供給管56は、一端側に図示しない送風手段が取り付けられ、容器54の内部に空気を供給できる。
空気供給管56は、容器54の外側から内側まで、容器54の外周面を貫通して延びている。空気供給管56は、容器54の内部にて炭受け部52の下方を通るように配置される。空気供給管56の上側には、長手方向に沿って、複数の孔H12が間隔を空けて形成されている。
次に、火起こし器具50の使用手順について説明する。火起こし器具50は、以下の手順に従って使用され、炭に着火される。
まず、空気供給管56の一端側に送風手段を取り付ける。送風手段は、空気を送り込むことができるのであれば、任意でよく、手動の送風ポンプであってもよい。
次に、炭受け部52に炭を載せて着火し、送風手段を用いて図4に示す方向A2に空気を送り込む。送り込まれた空気は、空気供給管56を通って、孔H12から噴出する。
このように、第2の実施の形態に係る火起こし器具50は、空気供給管56を介して供給された空気によって容器54の内部に大量の空気が供給されるので、短時間で容易に着火する。
以上説明したように、第1の実施の形態に係る火起こし器具10及び第2の実施の形態に係る火起こし器具50によれば、それぞれ容器14及び容器54の内部に大量の空気が供給されるので、炭への着火が容易になる。
〔第3の実施の形態〕
続いて、本発明の第3の実施の形態に係るバーベキューグリル100について説明する。
本発明の第3の実施の形態に係るバーベキューグリル100は、第1の実施の形態に係る火起こし器具10を備え、例えばイベント等において、大量の被調理物(例えば数センチメートル角の肉)を焼くことができる。
バーベキューグリル100は、図6に示すように並べて配置され、各バーベキューグリル100は、火起こし器具10、網焼き器110、及び支持部120を備えている。
火起こし器具10は、前述の通り内部に炭が投入され、大量の空気が供給されることにより、炭への着火が容易となる。
なお、火起こし器具10に代えて第2の実施の形態に係る火起こし器具50とし、これに対応した形状の網焼き器及び支持部としてもよい。
網焼き器110は、筒状の網で形成された網部112及び網部112を長手方向の中心軸AX1の回りに回転させるためのハンドル114を有し、蓋116を取り外して網部112の内部に肉等の被調理物を投入できる。
ハンドル114は、網部112の中心部を貫通し、その両端は網部112の外側に突出している。ハンドル114は蓋116に着脱可能に取り付けられている。
支持部120は、平面視して矩形状の枠体である。支持部120は、各角の下部に脚122を有している。支持部120は、上部の一方の側と他方の側に、それぞれ網焼き器110のハンドル114を支持するハンドル支持部材124を有している。
支持部120の内側には火起こし器具10が配置され、この火起こし器具10は支持部120から着脱可能となっている。なお、支持部120の内側に配置される火起こし器具10は、脚部15bにより自立できる。ただし、脚部15bにより自立せずに、脚部15bが設置面から浮いた状態で支持部120に支持されてもよい。
支持部120は、ハンドル支持部材124を介して網焼き器110を火起こし器具10の上方にて支持できる。支持部120のハンドル支持部材124によって支持された網焼き器110は、ハンドル114の長手方向に延びる中心軸AX1の回りに回転可能に支持される。
次に、バーベキューグリル100を用いた調理方法について説明する。バーベキューグリル100を用いた調理方法は、以下のステップS1〜S4に従って実行される。なお、可能な場合には、下記ステップS1〜S4は順番を入れ替えて実行されてもよいし、並行して実行されてもよい。
(ステップS1)
調理者が、支持部120及び火起こし器具10を準備する。
(ステップS2)
調理者が、支持部120の内側に配置された火起こし器具10に炭を投入して着火する。前述の通り、送風手段(不図示)によって内部に空気が送り込まれるので短時間で容易に着火する。
次に、調理者が、網焼き器110の内部に被調理物を投入する。
(ステップS3)
調理者が、網焼き器110を支持部120に載せる。支持部120に載った網焼き器110は、火起こし器具10の内部の炭の上方に配置される。調理者がハンドル114を持って網焼き器110を回転させることによって、内部に投入された被調理物が加熱される。
(ステップS4)
調理中に炭の火力が弱まった場合には、調理者は、予め準備しておいた別の火起こし器具(不図示)に新たに炭を投入して火を起こす。調理者は、調理中の被調理物が入った網焼き器110を支持部120から一時的に取り外し、火が弱まった火起こし器具10と、新たに火を起こした火起こし器具(不図示)と、を入れ替える。その後、調理者は、再度調理中の被調理物が入った網焼き器110を取り付け、調理を継続する。
なお、火力が弱まった火起こし器具10と、新たに火を起こした火起こし器具(不図示)と、を入れ替えるのではなく、火起こし器具10に新たに炭を追加した後に空気を供給し、調理しながら火力を迅速に回復することもできる。
従って、加熱が中断される時間が大幅に低減されるので、例えばイベント会場等で大量の被調理物を迅速に調理して提供できる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記した形態に限定されるものでなく、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲である。
10 火起こし器具
12 受け部
14 容器
15a 把手
15b 脚部
16 空気供給管
50 火起こし器具
52 受け部
54 容器
56 空気供給管
100 バーベキューグリル
110 網焼き器
112 網部
114 ハンドル
116 蓋
120 支持部
122 脚
124 ハンドル支持部材
H1、H2 孔
H3 噴出孔
H10、H12 孔

Claims (9)

  1. 炭を受ける炭受け部と、
    前記炭受け部が収まる容器と、
    前記容器の内部に空気を供給する空気供給管と、を備えた火起こし器具。
  2. 請求項1記載の火起こし器具において、
    前記容器の底面に複数の第1の孔が形成され、
    前記空気供給管の外周面に該空気供給管が延びる方向に沿って複数の第2の孔が形成され、
    前記空気供給管が、前記第2の孔が前記容器の外側の底面の側となるように、該底面に接して固定され、
    前記複数の第2の孔が、それぞれ、前記複数の第1の孔に対応する位置に配置されている火起こし器具。
  3. 請求項2記載の火起こし器具において、
    前記容器が、前記空気供給管を該火起こし器具の設置面よりも高い位置に保持する脚部を有する火起こし器具。
  4. 請求項3記載の火起こし器具において、
    平面視して、前記空気供給管が、前記容器の外側まで延びている火起こし器具。
  5. 請求項1記載の火起こし器具において、
    前記空気供給管が、前記容器の外側から内側まで該容器を貫通して延びている火起こし器具。
  6. 請求項4又は5記載の火起こし器具において、
    把手を更に備えた火起こし器具。
  7. 請求項2又は5記載の火起こし器具と、
    被調理物が内部に投入される筒状の網にて形成された網部を有する網焼き器と、
    前記網焼き器を前記火起こし器具の上方にて回転可能に支持する支持部と、を備えたバーベキューグリル。
  8. 請求項7記載のバーベキューグリルを用いた被調理物の調理方法であって、
    前記火起こし器具の内部に投入された炭の火力が弱まった場合に、該火起こし器具に新たに炭を追加した後に空気を供給して火力を回復する被調理物の調理方法。
  9. 請求項2又は5記載の第1の火起こし器具、被調理物が内部に投入される筒状の網にて形成された網部を有する網焼き器、及び前記網焼き器を前記第1の火起こし器具の上方にて支持する支持部を備えたバーベキューグリルを用いた被調理物の調理方法であって、
    前記バーベキューグリル及び請求項2又は請求項5記載の第2の火起こし器具を準備するステップと、
    前記バーベキューグリルにて前記被調理物を加熱するステップと、
    前記第1の火起こし器具の内部に投入された炭の火力が弱まった場合に、前記第2の火起こし器具に炭を投入して火を起こし、該第1の火起こし器具及び該第2の火起こし器具を入れ替えて調理を継続するステップと、を含む被調理物の調理方法。
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