JP2018203474A - 乗客コンベヤ用安全装置、及び乗客コンベヤ用安全装置の点検方法 - Google Patents

乗客コンベヤ用安全装置、及び乗客コンベヤ用安全装置の点検方法 Download PDF

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Abstract

【課題】点検作業を容易にすることができる乗客コンベヤ用安全装置、及び乗客コンベヤ用安全装置の点検方法を得る。【解決手段】乗客コンベヤ用安全装置において、シュー22は、アーム23に設けられたシュー軸31を中心に回転可能になっている。シュー22には、互いに異なる第1の面32及び第2の面33が設けられている。シュー軸31の軸線から第1の面32までの第1の距離aは、シュー軸31の軸線から第2の面33までの第2の距離bよりも大きくなっている。ラチェットポール25は、第1の面32を駆動チェーン14に接触させてシュー22が駆動チェーン14に載せられることにより解除位置に保たれ、第2の面33が駆動チェーン14に対向することにより噛み合い位置に到達可能になる。【選択図】図3

Description

この発明は、エスカレーター又は動く歩道等の乗客コンベヤの異常時に踏段の移動を止める乗客コンベヤ用安全装置、及び乗客コンベヤ用安全装置の点検方法に関するものである。
従来、トラスに回転自在に支持された連結軸にストッパ部材及びアームを固定し、アームに取り付けたシューを駆動チェーンに載せることにより、ストッパ部材がラチェットホイールから外れた状態を保ち、駆動チェーンが破断したときにシューの自重で連結軸を回転させてストッパ部材をラチェットホイールに噛み合わせることにより踏段の移動を強制的に止めるようにした乗客コンベヤ用安全装置が知られている。このような従来の乗客コンベヤ用安全装置では、連結軸に対するストッパ部材の取り付け角度の調整を容易にするために、ストッパ部材がボルトによって連結軸に固定されている(例えば特許文献1参照)。
特開2008−214086号公報
特許文献1に示されている従来の乗客コンベヤ用安全装置の動作を点検するときには、駆動チェーンが破断していない状態でもストッパ部材がラチェットホイールに噛み合うようにするために、シューをアームから取り外さなければならず、乗客コンベヤ用安全装置の動作の点検作業に手間がかかってしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、点検作業を容易にすることができる乗客コンベヤ用安全装置、及び乗客コンベヤ用安全装置の点検方法を得ることを目的とする。
この発明による乗客コンベヤ用安全装置は、駆動スプロケットの軸線と平行に配置されている回転可能な連結軸、駆動スプロケットに巻き掛けられている駆動チェーンに載せられているシュー、連結軸に固定され、シューに連結されているアーム、駆動スプロケットと一体に回転するラチェットホイール、及び連結軸に固定され、連結軸の回転によって、ラチェットホイールから外れる解除位置と、ラチェットホイールと噛み合う噛み合い位置との間で変位されるラチェットポールを備え、シューは、アームに設けられたシュー軸を中心に回転可能になっており、シューには、互いに異なる第1の面及び第2の面が設けられ、シュー軸の軸線から第1の面までの第1の距離は、シュー軸の軸線から第2の面までの第2の距離よりも大きくなっており、ラチェットポールは、第1の面を駆動チェーンに接触させてシューが駆動チェーンに載せられることにより解除位置に保たれ、第2の面が駆動チェーンに対向することにより噛み合い位置に到達可能になる。
この発明による、乗客コンベヤ用安全装置、及び乗客コンベヤ用安全装置の点検方法によれば、駆動チェーンが破断していない状態でも、シューを回して第2の面を駆動チェーンに対向させるだけでラチェットポールを噛み合い位置に到達可能にすることができる。これにより、ラチェットポールを噛み合い位置へ変位させるためにシューをアームから取り外す必要がなくなり、乗客コンベヤ用安全装置の動作の点検作業を容易にすることができる。
この発明の実施の形態1によるエスカレーターを示す側面図である。 図1のトラスの長手方向の上端部内を示す斜視図である。 図1のトラスの長手方向の上端部内を示す側面図である。 図3の駆動チェーンが破断したときの状態を示す側面図である。 図3のシューの第2の面が駆動チェーンに対向している状態を示す側面図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエスカレーターを示す側面図である。図において、トラス1には、踏段チェーン2によって無端状に連結された複数の踏段3が支持されている。トラス1上には、トラス1の幅方向について対向する一対の欄干4が設けられている。各欄干4の周縁部には、無端状の移動手摺5がそれぞれ設けられている。踏段3及び移動手摺5は、互いに同期して移動する。
トラス1の長手方向の上端部内には、駆動機6と、駆動機6の駆動力を受けて回転するスプロケット装置7と、エスカレーターの異常時にスプロケット装置7の回転を止める安全装置8と、エスカレーターの運転を制御する図示しない制御装置とが設けられている。
駆動機6は、モータ及びブレーキ装置を含む駆動機本体9と、駆動機本体9に設けられ、駆動機本体9の駆動力により回転される駆動機スプロケット10とを有している。駆動機スプロケット10には、駆動機本体9のモータにより駆動力が与えられ、駆動機本体9のブレーキ装置の動作により制動力が与えられる。
スプロケット装置7は、トラス1の幅方向に沿って配置された主軸11と、主軸11にそれぞれ固定された駆動スプロケット12及び上部踏段スプロケット13とを有している。主軸11、駆動スプロケット12及び上部踏段スプロケット13は、主軸11の軸線を中心に一体に回転する。
駆動機スプロケット10及び駆動スプロケット12間には、無端状の駆動チェーン14が巻き掛けられている。駆動チェーン14には、駆動チェーン14が弛まないように張力が与えられている。駆動チェーン14は、駆動機スプロケット10の回転により周回移動される。駆動スプロケット12は、駆動チェーン14の周回移動により回転する。これにより、駆動機6の駆動力は、駆動チェーン14を介して駆動スプロケット12に伝わる。主軸11、駆動スプロケット12及び上部踏段スプロケット13は、駆動機6の駆動力が駆動スプロケット12に伝わることにより、一体に回転する。
トラス1の長手方向の下端部内には、トラス1の幅方向に沿って配置された下部スプロケット軸の軸線を中心に回転可能な下部踏段スプロケット15が設けられている。踏段チェーン2は、上部踏段スプロケット13及び下部踏段スプロケット15間に巻き掛けられている。踏段チェーン2は、上部踏段スプロケット13の回転により移動する。各踏段3は、踏段チェーン2の移動により循環移動する。
図2は、図1のトラス1の長手方向の上端部内を示す斜視図である。また、図3は、図1のトラス1の長手方向の上端部内を示す側面図である。さらに、図4は、図3の駆動チェーン14が破断したときの状態を示す側面図である。安全装置8は、主軸11、駆動スプロケット12及び上部踏段スプロケット13の共通の軸線と平行に配置されている回転可能な連結軸21と、駆動チェーン14に摺動可能に載せられているシュー22と、連結軸21に固定され、シュー22に連結されているアーム23と、主軸11に固定され、駆動スプロケット12及び上部踏段スプロケット13と一体に回転するラチェットホイール24と、連結軸21に固定され、ラチェットホイール24の径方向外側に配置されているストッパであるラチェットポール25と、連結軸21の回転を検出するスイッチ26とを有している。
連結軸21は、トラス1の支持ブラケット16に回転自在に支持されている。また、連結軸21は、主軸11よりも高い位置に配置されている。アーム23及びラチェットポール25は、連結軸21の軸線を中心として連結軸21と一体に回転する。
アーム23は、連結軸21の径方向へ連結軸21から突出している。シュー22は、アーム23の端部に回転自在に取り付けられている。駆動チェーン14が駆動機スプロケット10及び駆動スプロケット12間に張られているときには、図2及び図3に示すように、シュー22が駆動チェーン14に支えられている。駆動チェーン14が破断すると、図4に示すように、シュー22の自重により、シュー22の位置が低くなる方向へアーム23が連結軸21と一体に回転する。
ラチェットホイール24の外周部には、複数の歯24aが形成されている。ラチェットホイール24は、主軸11の軸線を中心として、主軸11、駆動スプロケット12及び上部踏段スプロケット13と一体に回転する。これにより、ラチェットホイール24は、踏段3の移動に応じて回転する。
ラチェットポール25は、連結軸21の軸線方向に沿って見たとき、アーム23と異なる方向へ連結軸21から突出している。また、ラチェットポール25は、連結軸21の回転によって、ラチェットホイール24から外れる解除位置と、解除位置よりも下方に位置しラチェットホイール24の歯24aに噛み合う噛み合い位置との間で変位される。
シュー22が駆動チェーン14に載せられた状態では、図3に示すように、ラチェットポール25の位置が解除位置に保たれ、ラチェットポール25がラチェットホイール24から離れている。ラチェットポール25がラチェットホイール24から離れた状態では、ラチェットホイール24の回転が許容され、踏段3の移動が可能になっている。
駆動チェーン14が破断すると、図4に示すように、シュー22が自重で下方へ変位して連結軸21がアーム23及びラチェットポール25と一体に回転する。これにより、ラチェットポール25が噛み合い位置に達し、ラチェットポール25がラチェットホイール24の歯24aに噛み合う。これにより、ラチェットホイール24の回転が止まり、踏段3の移動が止まる。
スイッチ26は、連結軸21の回転を検出することにより、解除位置と噛み合い位置との間に位置する検出位置にラチェットポール25が達したことを検出する。検出位置にあるときのラチェットポール25は、解除位置よりもラチェットホイール24に近い位置にあるが、ラチェットホイール24の歯24aに噛み合わずにラチェットホイール24から外れている。また、スイッチ26は、トラス1に固定されているスイッチ本体26aと、スイッチ本体26aに変位可能に設けられている操作部26bとを有する接触式のスイッチである。
連結軸21には、図2に示すように、カム27が固定されている。これにより、カム27は、連結軸21と一体に回転する。カム27は、ラチェットポール25が検出位置に達したときにスイッチ26の操作部26bを操作する。操作部26bがカム27に操作されると、検出信号がスイッチ26から制御装置へ送られる。制御装置は、スイッチ26からの検出信号を受けるとエスカレーターの運転を停止する。
シュー22は、アーム23の端部に設けられたシュー軸31を中心としてアーム23に対して回転可能になっている。シュー軸31の軸線は、連結軸21の軸線と平行になっている。シュー22には、互いに異なる第1の面32、第2の面33及び第3の面34が設けられている。第1の面32、第2の面33及び第3の面34のそれぞれは、シュー軸31の軸線に直交する平面に対して直交する面である。従って、第1の面32、第2の面33及び第3の面34は、シュー軸31を中心としてシュー22がアーム23に対して回転することにより、駆動チェーン14に選択的に対向するようになっている。この例では、第2の面33が第1の面32と平行になっている。
シュー軸31の軸線から第1の面32までの第1の距離aは、シュー軸31の軸線から第2の面33までの第2の距離bよりも大きくなっている。また、シュー軸31の軸線から第3の面34までの第3の距離cは、第1の距離aよりも小さく、かつ第2の距離bよりも大きくなっている。また、ラチェットポール25の解除位置から噛み合い位置までの距離xは、第1の距離aと第2の距離bとの差以下の距離になっており、かつ第1の距離aと第3の距離cとの差よりも大きくなっている。即ち、b<c<a、a−c<x≦a−bの関係を満たしている。
これにより、駆動チェーン14が駆動機スプロケット10及び駆動スプロケット12間に張られている状態では、第1の面32を駆動チェーン14に接触させてシュー22が駆動チェーン14に載せられることにより、図3に示すように、ラチェットポール25が解除位置に保たれる。また、駆動チェーン14が駆動機スプロケット10及び駆動スプロケット12間に張られている状態では、第3の面34が駆動チェーン14に対向すると、第1の面32が駆動チェーン14に対向している状態よりもアーム23が駆動チェーン14に近づくので、ラチェットポール25が検出位置に到達可能になる。
図5は、図3のシュー22の第2の面33が駆動チェーン14に対向している状態を示す側面図である。駆動チェーン14が駆動機スプロケット10及び駆動スプロケット12間に張られている状態では、第2の面33が駆動チェーン14に対向すると、第3の面34が駆動チェーン14に対向している状態よりもアーム23が駆動チェーン14に近づくので、ラチェットポール25が噛み合い位置に到達可能になる。
次に、動作について説明する。エスカレーターの通常運転時には、第1の面32を駆動チェーン14に接触させてシュー22が駆動チェーン14に載せられている。このとき、図3に示すように、ラチェットホイール24から外れた解除位置にラチェットポール25の位置が保たれ、ラチェットホイール24の回転が許容されている。
また、エスカレーターの通常運転時には、制御装置の制御により駆動機6の駆動機スプロケット10が回転すると、シュー22が駆動チェーン14に載ったまま駆動チェーン14が周回移動する。これにより、主軸11、駆動スプロケット12、上部踏段スプロケット13及びラチェットホイール24が一体に回転し、踏段3及び移動手摺5が互いに同期しながら移動する。
駆動チェーン14が破断する異常が生じると、シュー22が自重で下方へ変位され、アーム23、連結軸21及びラチェットポール25が一体に回転する。これにより、ラチェットポール25が解除位置から検出位置へ変位され、スイッチ26の操作部26bがカム27によって操作される。これにより、検出信号がスイッチ26から制御装置へ送られ、エスカレーターの運転が停止される。
この後、ラチェットポール25が検出位置からさらに変位されて噛み合い位置に達し、図4に示すように、ラチェットポール25の先端部がラチェットホイール24の歯24aに噛み合う。これにより、駆動スプロケット12及び上部踏段スプロケット13のそれぞれの回転が止まり、踏段の移動が止まる。
次に、安全装置8の動作の点検作業をするときの手順について説明する。駆動チェーン14の破断時にラチェットポール25が噛み合い位置に変位されるかどうかを点検するときには、まず、第1の面32が駆動チェーン14に接触してラチェットポール25の位置が解除位置に保たれている状態から、シュー軸31を中心にシュー22をアーム23に対して回転させることによりシュー22の第2の面33を駆動チェーン14に対向させる。
この後、ラチェットポール25がラチェットホイール24に近づく方向へ連結軸21を回すことにより、ラチェットポール25が噛み合い位置に達するかどうかの点検を行う。安全装置8が正常であれば、ラチェットポール25が噛み合い位置に達し、ラチェットポール25がラチェットホイール24の歯24aと噛み合う。
また、駆動チェーン14の破断時にラチェットポール25が検出位置に変位されるかどうかを点検するときには、まず、第1の面32が駆動チェーン14に接触してラチェットポール25の位置が解除位置に保たれている状態から、シュー軸31を中心にシュー22をアーム23に対して回転させることによりシュー22の第3の面34を駆動チェーン14に対向させる。
この後、ラチェットポール25がラチェットホイール24に近づく方向へ連結軸21を回すことにより、ラチェットポール25が検出位置に達するかどうかの点検を行う。安全装置8が正常であれば、ラチェットポール25が検出位置に達し、スイッチ26の操作部26bがカム27に操作される。
安全装置8の動作を点検した後には、シュー22をアーム23に対して回すことにより、第1の面32を駆動チェーン14に対向させる。この後、第1の面32を駆動チェーン14に接触させてシュー22を駆動チェーン14に載せる。このようにして、安全装置8の点検作業が終了する。
このようなエスカレーターの安全装置8では、シュー軸31の軸線から第1の面32までの第1の距離aが、シュー軸31の軸線から第2の面33までの第2の距離bよりも大きくなっているので、駆動チェーン14が破断していない状態でも、シュー22を回して第2の面33を駆動チェーン14に対向させるだけでラチェットポール25を噛み合い位置に到達可能にすることができる。これにより、ラチェットポール25を噛み合い位置へ変位させるためにシュー22をアーム23から取り外す必要がなくなり、安全装置8の動作の点検作業を容易にすることができる。
また、シュー軸31の軸線から第3の面34までの第3の距離cは、第1の距離aよりも小さく、かつ第2の距離bよりも大きくなっているので、駆動チェーン14が破断していない状態でも、シュー22を回して第3の面34を駆動チェーン14に対向させるだけでラチェットポール25を検出位置に到達可能にすることができる。これにより、ラチェットポール25を検出位置へ変位させるためにシュー22をアーム23から取り外す必要がなくなり、安全装置8の動作の点検作業を容易にすることができる。
また、このような安全装置8の点検方法では、シュー22をアーム23に対して回転させて第2の面33を駆動チェーン14に対向させた後、ラチェットポール25がラチェットホイール24に近づく方向へ連結軸21を回すので、駆動チェーン14が破断していない状態でも、シュー22を回すだけでラチェットポール25を噛み合い位置へ変位させることができる。これにより、シュー22をアーム23から取り外す必要がなくなり、安全装置8の動作の点検作業を容易にすることができる。
なお、上記の例において、第1の面32の色を、シュー22の第1の面32以外の他の面の色と異なる色にしてもよい。例えば、第1の面32の色を黄色にし、シュー22の他の面の色を白色にしてもよい。このようにすれば、第1の面32とシュー22の他の面とを容易にかつより確実に区別することができる。これにより、安全装置8の点検作業が終了したときに、第1の面32の色が見えるか否かを確認することにより、第1の面32が駆動チェーン14に対向しているか否かを容易に確認することができ、安全装置8の状態をより確実に復帰させることができる。
また、上記の例において、第1の面32が駆動チェーン14に対向するようにシュー22を付勢する弾性体であるひねりばねをシュー軸31に設けてもよい。この場合、ひねりばねの一端部はシュー軸31に取り付けられ、ひねりばねの他端部はシュー22に取り付けられる。この場合、ひねりばねの弾性復元力に逆らってシュー22がアーム23に対して回ることにより、シュー22の第2の面33及び第3の面34が駆動チェーン14に対向するようになる。このようにすれば、第1の面32が駆動チェーン14に対向していない状態になっていても、シュー22に加わる力をなくすだけで、ひねりばねの弾性復元力により、第1の面32が駆動チェーン14に対向する状態にシュー22を復帰させることができる。
また、上記の例では、第1の面32、第2の面33及び第3の面34がシュー22に設けられているが、第3の面34はなくてもよい。第3の面34がなくても、第2の面33を駆動チェーン14に対向させることにより、ラチェットポール25を噛み合い位置へ変位させることができ、安全装置8の動作の点検作業を容易にすることができる。
また、上記の例では、この発明がエスカレーターに適用されているが、乗客コンベヤである動く歩道にこの発明を適用してもよい。
12 駆動スプロケット、14 駆動チェーン、21 連結軸、22 シュー、23 アーム、24 ラチェットホイール、25 ラチェットポール、31 シュー軸、32 第1の面、33 第2の面、34 第3の面。

Claims (5)

  1. 駆動スプロケットの軸線と平行に配置されている回転可能な連結軸、
    前記駆動スプロケットに巻き掛けられている駆動チェーンに載せられているシュー、
    前記連結軸に固定され、前記シューに連結されているアーム、
    前記駆動スプロケットと一体に回転するラチェットホイール、及び
    前記連結軸に固定され、前記連結軸の回転によって、前記ラチェットホイールから外れる解除位置と、前記ラチェットホイールと噛み合う噛み合い位置との間で変位されるラチェットポール
    を備え、
    前記シューは、前記アームに設けられたシュー軸を中心に回転可能になっており、
    前記シューには、互いに異なる第1の面及び第2の面が設けられ、
    前記シュー軸の軸線から前記第1の面までの第1の距離は、前記シュー軸の軸線から前記第2の面までの第2の距離よりも大きくなっており、
    前記ラチェットポールは、前記第1の面を前記駆動チェーンに接触させて前記シューが前記駆動チェーンに載せられることにより前記解除位置に保たれ、前記第2の面が前記駆動チェーンに対向することにより前記噛み合い位置に到達可能になる乗客コンベヤ用安全装置。
  2. 前記解除位置と前記噛み合い位置との間に位置する検出位置に前記ラチェットポールが達したことを検出するスイッチ
    を備え、
    前記シューには、前記第1の面及び前記第2の面とは異なる第3の面が設けられ、
    前記シュー軸の軸線から前記第3の面までの第3の距離は、前記第1の距離よりも小さく、かつ前記第2の距離よりも大きくなっており、
    前記ラチェットポールは、前記第3の面が前記駆動チェーンに対向することにより前記検出位置に到達可能になる請求項1に記載の乗客コンベヤ用安全装置。
  3. 前記シューには、前記第1の面が前記駆動チェーンに対向するように前記シューを付勢する弾性体が設けられている請求項1又は請求項2に記載の乗客コンベヤ用安全装置。
  4. 前記第1の面の色は、前記シューの前記第1の面以外の他の面の色とは異なる色である請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の乗客コンベヤ用安全装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の乗客コンベヤ用安全装置の動作を点検する乗客コンベヤ用安全装置の点検方法であって、
    前記第1の面が前記駆動チェーンに接触して前記ラチェットポールが前記解除位置に存在している状態から、前記シュー軸を中心に前記シューを前記アームに対して回転させることにより前記第2の面を前記駆動チェーンに対向させた後、前記ラチェットポールが前記ラチェットホイールに近づく方向へ前記連結軸を回す乗客コンベヤ用安全装置の点検方法。
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