JP2018200561A - 媒体排出装置及び媒体処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機能性を向上する。
【解決手段】紙幣処理装置1は、紙幣BLを排出する第2出金部14と、媒体排出部に紙幣BLを搬送する搬送部15と、内部に紙幣BLが集積される集積空間24を有し、該集積空間24を外部と連通させる排出口27が形成された集積部40と、排出口27における一部分を覆い、排出口27に対して開閉することにより該排出口27を開放可能に設けられると共に、集積空間24に放出される紙幣BLと接触するビルストッパ44を有する中央シャッタ52と、排出口27における中央シャッタ52により覆われない他の部分である開口部42のうち少なくとも一部分を覆い、中央シャッタ52とは独立して排出口27に対して開閉可能に設けられ、排出口27に対して開閉することにより他の部分である開口部42のうち少なくとも一部分を開放可能に設けられる外側シャッタ60とを設ける。
【選択図】図9

Description

本発明は媒体排出装置及び媒体処理装置に関し、例えば金融機関の窓口に設置され、紙幣に関する取引処理を行う紙幣処理装置(いわゆるテラーマシン)に適用して好適なものである。
従来、紙幣処理装置としては、金融機関において職員(いわゆるテラー)や顧客等の使用者に操作されることにより、使用者との間で現金の入金や出金等のような種々の取引処理を行うものが広く普及している。紙幣処理装置には、例えば使用者から紙幣を受け取る入金部、使用者に紙幣を引き渡す出金部、紙幣を所定の搬送路に沿って搬送する搬送部、紙幣を鑑別する鑑別部、紙幣を一時的に保留する一時保留部、及び紙幣を収納する紙幣収納庫等が設けられている。
そのような紙幣処理装置においては、出金部において紙幣を一時的に蓄積する空間である集積空間を、ビルストッパが取り付けられたシャッタで覆い、集積空間に放出された紙幣の衝撃をビルストッパにより吸収しステージ上に集積するものがある(例えば、特許文献1参照)。
そのような紙幣処理装置は、入金時において、出金部のシャッタを閉じた状態で入金部から紙幣を内部へ繰り出して計数等を行う入金計数処理を行う。紙幣処理装置は、入金計数処理において、入金可能と判定された入金可能紙幣を一時保留部に搬送して一時的に収納する一方、入金不可能と判定された入金リジェクト紙幣を出金部へ搬送して集積させ、入金計数処理を完了する。その後紙幣処理装置は、入金収納処理へ移行し、シャッタを開き、出金部から入金リジェクト紙幣を使用者に取り出させる。
特開2016−122231号公報
しかしながら、入金計数処理時においては、出金部のシャッタを閉じた状態であるため、入金リジェクト紙幣が出金部へ集積されても、使用者は入金リジェクト紙幣を出金部から取り出すことができなかった。このため、入金リジェクト紙幣と判定された紙幣が、紙幣の破損等ではなく、例えば搬送中に正常な位置からずれてしまった程度の紙幣だったとしても、入金計数処理時において使用者が入金リジェクト紙幣を出金部から取り出して入金部へ再投入することができず、投入した紙幣を全て収納するまでに時間を要し、機能性が低下するおそれがあった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、機能性を向上し得る媒体排出装置及び媒体処理装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の媒体排出装置においては、内部に媒体が集積される集積空間を有し、該集積空間を外部と連通させる開口部が形成された集積部と、開口部における一部分を覆い、開口部に対して開閉することにより該開口部を開放可能に設けられると共に、集積空間に放出される媒体と接触するストッパ部を有する第1シャッタと、開口部における第1シャッタにより覆われない他の部分のうち少なくとも一部分を覆い、第1シャッタとは独立して開口部に対して開閉可能に設けられ、開口部に対して開閉することにより他の部分のうち少なくとも一部分を開放可能に設けられる第2シャッタとを設けるようにした。
また本発明の媒体処理装置においては、媒体を排出する媒体排出部と、媒体排出部に媒体を搬送する搬送部とを設け、媒体排出部は、内部に媒体が集積される集積空間を有し、該集積空間を外部と連通させる開口部が形成された集積部と、開口部における一部分を覆い、開口部に対して開閉することにより該開口部を開放可能に設けられると共に、集積空間に放出される媒体と接触するストッパ部を有する第1シャッタと、開口部における第1シャッタにより覆われない他の部分のうち少なくとも一部分を覆い、第1シャッタとは独立して開口部に対して開閉可能に設けられ、開口部に対して開閉することにより他の部分のうち少なくとも一部分を開放可能に設けられる第2シャッタとを設けるようにした。
本発明は、集積された媒体を開口部を介し外部に露出させ、該開口部から使用者に指を入れさせて媒体を摘ませて集積部から抜き出させて再投入させることができる。
本発明によれば、機能性を向上し得る媒体排出装置及び媒体処理装置を実現できる。
紙幣処理装置の内部構成を示す略線図である。 受渡部の構成を示す斜視図である。 入金処理時の受渡部の構成を示す左側面図である。 出金処理時の受渡部の構成を示す左側面図である。 入金処理時の第2出金部の構成を示す左側面図である。 出金処理時の第2出金部の構成を示す左側面図である。 両シャッタ閉塞状態の第2出金部の構成を示す斜視図である。 中央シャッタ閉塞状態且つ外側シャッタ開放状態の第2出金部の構成を示す斜視図である。 入金リジェクト紙幣の取出(1)を示す斜視図である。 入金リジェクト紙幣の取出(2)を示す斜視図である。 シャッタの構成を示す斜視図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.実施の形態]
[1−1.紙幣処理装置の構成]
図1に示すように、第1の実施の形態による紙幣処理装置1は、例えば金融機関に設置される現金処理装置(いわゆるテラーマシン)であり、金融機関の職員や顧客(以下これを使用者と呼ぶ)の操作により、現金(特に紙幣)に関する入金取引や出金取引等の各種取引を行う。以下では、紙幣処理装置1のうち使用者が対峙する正面側を前側とし、その反対を後側とし、前側から見た場合の左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。
紙幣処理装置1は、上面の前寄りに、使用者との間で紙幣を受け渡す受渡部4が設けられている。受渡部4は、筐体10の後側部分の上面よりも上方に隆起しており、且つ手前側に対して奥側(後側)が高くなるよう緩やかに傾斜されている。これにより受渡部4は、筐体10の前側に位置する使用者から容易にアクセスし得るように、すなわち使用者が紙幣の投入や取出を容易に行い得るようにしている。
紙幣処理装置1には、筐体10の内部に、制御部11、入金部12、第1出金部13、第2出金部14、搬送部15、鑑別部16、一時保留部17、複数の紙幣収納庫18及びリジェクト庫19が設けられている。
制御部11は、紙幣処理装置1の全体を統括的に制御している。この制御部11は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成され、図示しないROMやフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、入金処理や出金処理等のような種々の処理を行う。また制御部11は、内部にRAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部を有しており、この記憶部に種々の情報やプログラム等を記憶させる。
図2に示すように投入部としての入金部12は、受渡部4の最も後側に配置されており、紙幣を収納する集積空間と、該集積空間から紙幣を1枚ずつに分離する分離部と、該集積空間を外部から遮蔽するシャッタ等を有している。この入金部12は、集積された紙幣が使用者により集積空間内に投入されると、これを1枚ずつに分離する分離処理を行って繰り出し、搬送部15(図1)に引き渡す。
第1出金部13は、受渡部4における前後方向の中央付近に位置している。この第1出金部13は、図1に示すように上面が開口する箱型の集積部を有している。この集積部の開口が図3及び図4に示す排出口23となる。また第1出金部13は、紙幣BLを集積した状態で収納する集積空間20と、搬送部15(図1)から受け取った紙幣BLを集積空間20内へ放出する放出部21と、所定のアクチュエータにより排出口23を開閉可能でありビルストッパ43が取り付けられたシャッタ22等を有している。この第1出金部13は、搬送部15(図1)から紙幣BLが搬送されてくると、シャッタ22を閉塞した状態で、放出部21により紙幣BLを集積空間20内へ放出して集積させた後、該シャッタ22を開放して使用者に紙幣BLを取り出させる。
第2出金部14は、図1に示すように上面が開口する箱型の集積部40を有している。この集積部40の開口が図3及び図4に示す開口部としての排出口27となる。また第2出金部14は、第1出金部13の集積空間20、放出部21及びシャッタ22とそれぞれ対応する集積空間24、放出部25及びシャッタ26を有している。シャッタ26は、左右方向に分割されており、このうち左右の両外側に位置する部分が所定のアクチュエータにより一体に開閉され、中央に位置する部分が使用者により手動で開閉されることにより、排出口27を開閉する(詳しくは後述する)。
図1に示す搬送部15は、筐体10内の各部を結ぶ搬送路Yに沿って配置された各種ローラやベルト、並びにこれらを駆動するためのギアやモータ等により構成されている。また搬送部15は、搬送路Yの分岐点に図示しない切替器を適宜配置している。この搬送部15は、制御部11の制御に基づき、搬送路Yに沿って紙幣を搬送すると共に、切替器により該紙幣の搬送先を切り替える。因みに図1では、搬送部15を構成する部品の一部のみを模式的に示している。
鑑別部16は、入金部12の後方下側であって、搬送部15の搬送路Y上に配置されている。この鑑別部16は、種々のセンサを有しており、搬送部15により搬送されてくる紙幣の金種、真偽、正損、走行状態などを基に、取り扱うことのできる取扱可能紙幣であるか否かを鑑別し、その鑑別結果を制御部11へ送出する。また鑑別部16は、紙幣における損傷の程度を基に、再利用することができる再利用可能紙幣であるか否かを鑑別し、その鑑別結果を制御部11へ送出することもできる。
一時保留部17は、第2出金部14の下側に配置されており、搬送部15により搬送されてきた紙幣を内部に一時的に収納して保留し、また保留している紙幣を1枚ずつ搬送部15へ繰り出す。
各紙幣収納庫18は、内部に紙幣を集積した状態で収納する集積空間と、搬送部15から搬送されてきた紙幣BLを該集積空間内へ放出して集積させる放出機構と、集積空間内に集積されている紙幣を1枚ずつに分離して繰り出し搬送部15に引き渡す分離機構等を有している。この紙幣収納庫18は、搬送部15から搬送されてくる紙幣(正常紙幣)を上下方向に重ねて内部に収納し、また収納している紙幣を1枚ずつ繰り出して搬送部15へ受け渡す。
リジェクト庫19は、内部に紙幣を収納する集積空間や、搬送部15から搬送されてきた紙幣を該集積空間内へ放出して集積させる放出機構等を有している。このリジェクト庫19は、鑑別部16において再利用不可能と鑑別された紙幣(リジェクト紙幣)が搬送部15により搬送されてくると、内部に収納する。
かかる構成において紙幣処理装置1は、鑑別部16による紙幣の鑑別結果等をもとに制御部11が各部を制御して、後述する入金計数処理、入金収納処理及び出金処理等を行う。
[1−2.出金部の構成]
図3、図4、図5、図6、図7及び図8に示すように、媒体排出装置としての第2出金部14は、アッパガイド32、ロアガイド34及びステージ38により構成された集積部40で囲まれた空間が、紙幣BLを一時的に蓄積する空間である集積空間24を形成している。図3及び図5における第2出金部14は、入金処理時において集積空間24に入金リジェクト紙幣を集積させる入金リジェクト紙幣集積取出状態を示し、図4における第1出金部13及び第2出金部14とは、出金処理時において集積空間20及び集積空間24に出金紙幣を集積させる出金紙幣集積状態を示し、図6における第2出金部14は、出金処理時において集積空間24から出金紙幣を取り出させる出金紙幣取出状態を示している。
ロアガイド34は、側面視が略三角形状であり、集積空間24の右側面及び左側面を右側壁34R及び左側壁34Lにより形成している。ステージ38は板状であり、ロアガイド34の内側に設けられ、紙幣BLが集積される。アッパガイド32は板状であり、ロアガイド34よりも内側において集積空間24の上側面を形成している。
放出部25(図5及び図6)は、ロアガイド34の後方上部に設けられており、上側に配されたフィードローラ36及び下側に配されたリバースローラ37により構成されている。フィードローラ36及びリバースローラ37は、図示しない駆動部により図中反時計回り及び時計回りにそれぞれ回転することにより、搬送路Y(図1)から搬送された1枚の紙幣BLを挟持し集積空間24へ放出する。リバースローラ37の回転軸には、ゴム等の弾性部材で形成された羽根車50が設けられている。この羽根車50は、リバースローラ37と共に時計回りに回転することにより、集積空間24へ放出された紙幣BLの後端部分を下方向へ向けて叩き落とし、集積空間24に集積させる。
第2出金部14には、アッパガイド32及びロアガイド34を覆うようにシャッタ26が配置され、集積空間24に紙幣BLが集積される際に発生する音を外部へ漏らさないようにすると共に、紙幣BLが集積空間24から外部へ飛び出さないように構成されている。シャッタ26は、左右方向の中央に位置する中央シャッタ52と、左右方向の両外側に位置する外側シャッタ60とに分割されており、後述する中央シャッタ閉塞状態且つ外側シャッタ閉塞状態において、外形がほぼ面一となっている。
[1−2−1.中央シャッタの構成]
図7及び図8に示すように中央シャッタ52は、外側シャッタ60における後述する外側シャッタ右側部60Rの左方、外側シャッタ左側部60Lの右方、且つ外側シャッタ中央部60Cの前方に配され、外側シャッタ60とは物理的に独立して別個に形成されている。また中央シャッタ52は、左右方向の幅がシャッタ26全体のほぼ3分の1程度となっている。
中央シャッタ52は、上面が湾曲する形状であり、後端部においてアッパガイド32と第1シャッタ回動軸としての回動軸45を介し接続されている。このため中央シャッタ52はアッパガイド32に対し、回動軸45を支点として外側シャッタ60とは独立して回動可能に構成されている。また中央シャッタ52の前面には、凹んだ取手55が形成されており、集積空間24から紙幣BLを抜き出す際、使用者が該取手55に指を掛けて該中央シャッタ52を開放可能となっている。すなわち中央シャッタ52は、回動することにより、排出口27の左右方向中央部分を遮断しビルストッパ44(図5)を放出部25と対向させる中央シャッタ閉塞状態(図5、図7及び図8)と、排出口27の左右方向中央部分を開放して集積空間24からの出金紙幣の取り出し経路から退避することにより紙幣BLを集積空間24から取り出し可能とする中央シャッタ開放状態(図6)とに遷移する。
また中央シャッタ52は、左右方向両端部の前端に、両シャッタ閉塞状態(すなわち外側シャッタ閉塞状態)において外側シャッタ60の前側押付部61と当接する平面形状の前側当接部53が形成されている。さらに中央シャッタ52は、前側当接部53の後側に、両シャッタ閉塞状態(すなわち外側シャッタ閉塞状態)において外側シャッタ60の後側押付部62と当接する前後方向に延設された平面形状の後側当接部54が形成されている。
中央シャッタ52は、弾性部材で形成されたスプリングにより、集積空間24を閉塞させる方向である左側面視で時計回りに付勢されており、図5に示す、ビルストッパ44がアッパガイド32と直交する位置においてロアガイド34に当接している。このスプリングの付勢力は、放出部25から放出された紙幣BLがビルストッパ44に衝突した際に該紙幣BLの力を吸収する力以上であると共に、紙幣BLが使用者により集積空間24から抜き出される際に紙幣BLからビルストッパ44へ前方に向かって掛かる力以下に設定されている。
[1−2−2.外側シャッタの構成]
外側シャッタ60は、右側に位置する外側シャッタ右側部60Rと、左側に位置する外側シャッタ左側部60Lと、該外側シャッタ右側部60R及び該外側シャッタ左側部60Lとを連結し該外側シャッタ右側部60R及び該外側シャッタ左側部60Lよりも前後方向の長さが短い外側シャッタ中央部60Cとにより構成されており、中央シャッタ52とは物理的に独立して別個に形成されている。また外側シャッタ右側部60R、外側シャッタ左側部60L及び外側シャッタ中央部60Cは、それぞれの左右方向の幅がシャッタ26全体のほぼ3分の1程度、すなわち中央シャッタ52と同程度となっている。
外側シャッタ60は、上面が湾曲する形状であり、後端部においてアッパガイド32と回動軸45よりも後方に設けられた第2シャッタ回動軸としての回動軸46(図5)を介し接続されている。このため外側シャッタ60はアッパガイド32に対し、回動軸46を支点として中央シャッタ52とは独立して回動可能に構成されている。また外側シャッタ60は、図示しない所定のアクチュエータにより開閉可能となっている。すなわち外側シャッタ60は、回動することにより、排出口27の左右方向両端部分、すなわち中央シャッタ52により遮断されていない部分を遮断する外側シャッタ閉塞状態(図7)と、排出口27の左右方向両端部分を開放して、中央シャッタ52と右側壁34R及び左側壁34Lとの間に集積空間24と外部とを挿通する開口部42を形成し、集積された紙幣BLを外部に露出させ、集積空間24に集積された紙幣BLに対して該開口部42から使用者が指を入れて摘むことを可能とする外側シャッタ開放状態(図8)とに遷移する。
また外側シャッタ60は、外側シャッタ右側部60Rの左端部と、外側シャッタ左側部60Lの右端部とに、両シャッタ閉塞状態(すなわち外側シャッタ閉塞状態)において中央シャッタ52の前側当接部53と当接する平面形状の前側押付部61が形成されている。さらに外側シャッタ60は、前側押付部61の後側に、両シャッタ閉塞状態(すなわち外側シャッタ閉塞状態)において中央シャッタ52の後側当接部54と当接する前後方向に延設された平面形状の後側押付部62が形成されている。
ロアガイド34における、外側シャッタ60の左右方向両端部には、ロック爪回動軸64A(図7)を支点として回動可能なロック爪64が設けられている。ロック爪回動軸64Aは、中心軸を左右方向に沿わせた円柱状に形成されており、制御部11の制御に従い、アクチュエータ(図示せず)により回動することにより、ロック爪64を回動させる。なお図7においては左側のロック爪64及びロック爪回動軸64Aのみを図示している。
ロック爪64は、外側シャッタ閉塞状態であるとき、すなわち両シャッタ閉塞状態であるとき、ロック爪回動軸64Aを支点として矢印R1方向(すなわち時計回り)に回動することにより、外側シャッタ60に係合する。これにより第2出金部14は、外側シャッタ60を外側シャッタ閉塞状態に保持し、ロックすることができる。
またこの外側シャッタ閉塞状態においては、外側シャッタ60の前側押付部61が中央シャッタ閉塞状態の中央シャッタ52の前側当接部53をロアガイド34に向かって押さえている。これにより第2出金部14は、外側シャッタ60をロックすると、該外側シャッタ60で中央シャッタ52を中央シャッタ閉塞状態に保持してロックでき、両シャッタ閉塞状態とすることができる。
また第2出金部14は、中央シャッタ52に後側当接部54を、外側シャッタ60に後側押付部62を形成することにより、中央シャッタ52の左右方向両端部と、外側シャッタ60における外側シャッタ右側部60Rの左端部及び外側シャッタ左側部60Lの左端部とを、中央シャッタ閉塞状態及び外側シャッタ閉塞状態から、中央シャッタ開放状態及び外側シャッタ開放状態までの回動軌跡上の何れに位置していても、常に左右方向にオーバーラップさせるようにした。このため第2出金部14は、中央シャッタ52が完全には中央シャッタ閉塞状態になっておらず中央シャッタ開放状態と中央シャッタ閉塞状態との間の状態のとき、外側シャッタ60を閉塞させる方向に回動させるだけで、外側シャッタ60の後側押付部62で中央シャッタ52の後側当接部54を押し、外側シャッタ60と共に中央シャッタ52を閉塞させることができる。これにより第2出金部14は、中央シャッタ52が完全に中央シャッタ閉塞状態になっていない状態のまま外側シャッタ60をロックしてしまい、外側シャッタ60をロックしているにも関わらずシャッタ26とロアガイド34との間に隙間があいてしまう状態を回避できる。
また外側シャッタ60は、中央シャッタ52よりも開放方向側に常に位置しているため、外側シャッタ60が外側シャッタ開放状態となると、中央シャッタ52は使用者により開閉されることができる。
[1−2−3.ビルストッパの構成]
図5及び図11に示すように中央シャッタ52の前側における内側には、放出部25と対向する位置に、入金リジェクト紙幣を集積空間24内に留めさせる2本のビルストッパ44(ビルストッパ44R及び44L)が設けられている。このビルストッパ44は、アッパガイド32と直交してほぼ上下方向に延在する略直方体である。またビルストッパ44R及び44Lは、中央シャッタ52に設けられていることにより、中央シャッタ52と共に回動するようになっている。以下では、ビルストッパ44R及び44Lをまとめてビルストッパ44とも呼ぶ。
このビルストッパ44Rとビルストッパ44Lとは、紙幣処理装置1が設置される各国で共通の間隔を空けている。この間隔は、紙幣処理装置1において取り扱われる、幅方向の長さが最も短い紙幣BLが放出部25により放出されても、ビルストッパ44Rとビルストッパ44Lとの間の隙間を通過してしまわない程度に設定されている。ビルストッパ44における後端部分には、放出部25から紙幣BLが放出される放出方向に直交する、紙幣BLの幅方向(左右方向)に延在する、断面V字形状の溝部(図示せず)が上下方向に複数本並んで鋸歯状に刻設されている。
ビルストッパ44は、中央シャッタ52との間に、弾性部材で形成された図示しないスプリングが内蔵されている。このためビルストッパ44は、スプリングにより後方へ付勢されている。
[1−2−4.動作等]
かかる構成において、放出部25から紙幣BLが集積空間24に放出されると、該紙幣BLの先端がビルストッパ44に衝突し、先端が溝部に入り込むことにより、該先端が下方向に垂れ下がることを防止される。このときスプリングが縮むことによりビルストッパ44が前方へ移動する。これによりビルストッパ44は、放出部25から放出された紙幣BLの先端が衝突した際の衝撃を吸収し、紙幣BLが強くバウンドしてしまうことを抑止すると共に、紙幣BLに傷を付けてしまうことを防止する。
また入金取引中において紙幣BLを第2出金部14から取り出す際、使用者は、中央シャッタ閉塞状態且つ外側シャッタ開放状態である入金リジェクト紙幣集積取出状態(図3、図5及び図8)の第2出金部14に対し、図9に示すように集積空間24の前方に形成された開口部42から該集積空間24に指を入れて紙幣BLを摘み手前側へ引き出す。このとき紙幣BLの前端が中央シャッタ52に接触することにより、図10に示すように、該中央シャッタ52が手前側へ回動して紙幣BLが抜き出される経路から退避する。このように第2出金部14は、使用者により抜き出される紙幣BL自身の動きを利用することにより、中央シャッタ52を紙幣BLの移動経路から退避させることができる。これにより第2出金部14は、使用者に紙幣BLを容易に抜き出させることができ、操作性を向上させることができる。また使用者が紙幣BLを外部へ抜き出すことにより、紙幣BLから手前方向への力が掛からなくなると、中央シャッタ52は、付勢力により回動し中央シャッタ閉塞状態に戻る。
また出金取引中において第2出金部14は、シャッタ26(中央シャッタ52及び外側シャッタ60)を閉じることにより集積部40の内部を外部から遮蔽(すなわち閉塞)する状態である両シャッタ閉塞状態(図4及び図7)では、該シャッタ26により、集積空間24に集積された紙幣BLの取り出しを制限すると共に外部への紙幣BLの飛び出しを防ぐ。一方で、出金取引中において第2出金部14は、紙幣BLが抜き出される際にシャッタ26(中央シャッタ52及び外側シャッタ60)を開くことにより集積部40の内部を外部と連通(すなわち開放)させた状態である両シャッタ開放状態(図6)では、シャッタ26が回動して紙幣BLの移動経路から退避するため、紙幣BLを取り出し易くすることができる。
[1−3.入金計数処理]
入金取引時において紙幣処理装置1は、使用者により入金取引が選択されると、入金処理を開始する。具体的に紙幣処理装置1は、第1出金部13のシャッタ22を閉塞させる(図3)と共に、第2出金部14の中央シャッタ52を閉塞させて中央シャッタ閉塞状態とし且つ外側シャッタ60を開放させて外側シャッタ開放状態することにより第2出金部14を入金リジェクト紙幣集積取出状態(図3、図5及び図8)とした上で、使用者に紙幣BLを入金部12の集積空間内へ投入させ、入金計数処理を開始する。紙幣処理装置1は、投入された紙幣BLを入金部12から1枚ずつ繰り出し鑑別部16へ搬送する。ここで紙幣処理装置1は、鑑別部16により正常と判定された入金可能紙幣については一時保留部17へ搬送して一時的に収納する。一方で、紙幣処理装置1は、入金に適さないと判定された入金リジェクト紙幣については第2出金部14へ搬送し集積して使用者に返却する。図8に示したように第2出金部14は外側シャッタ開放状態であり且つ中央シャッタ52が回動可能であるため、返却された紙幣BLを使用者は開口部42から指を入れ中央シャッタ52を回動させて容易に取り出すことができる。使用者は、第2出金部14から取り出した紙幣BLを入金部12に再投入する。再投入された紙幣BLは、入金部12から再度繰り出され、入金可能紙幣と判別されると一時保留部17へ、入金リジェクト紙幣と判別されると再度第2出金部14へ搬送される。入金リジェクト紙幣が繰り返し第2出金部14へ返却されることにより予め設定された返却回数に達すると、紙幣処理装置1は、再投入を中止させて、入金計数処理を終了させる収納確定を使用者に促し、後述する入金収納処理へ移行する。また紙幣処理装置1は、投入された紙幣BLが全て入金可能紙幣であり一時保留部17へ収納したときも、入金確定を使用者に促し、後述する入金収納処理へ移行する。このように紙幣処理装置1は、入金収納処理に移行する前に入金計数処理中において使用者に入金リジェクト紙幣を返却し、再投入させることができる。
[1−4.入金収納処理]
その後使用者により入金金額が確定されると、紙幣処理装置1は入金収納処理を開始し、一時保留部17に収納している紙幣BLを鑑別部16へ搬送する。ここで紙幣処理装置1は、鑑別部16により正常と判定された収納可能紙幣についてはその金種に応じて、各紙幣収納庫18へ搬送して保管する。一方紙幣処理装置1は、収納に適さないと判定された収納リジェクト紙幣についてはリジェクト庫19へ搬送して保管する。
[1−5.出金処理]
出金取引時において紙幣処理装置1は、使用者により出金取引が選択され出金金額等が入力されると、出金処理を開始する。具体的に紙幣処理装置1は、出金金額に応じて紙幣処理装置1は、出金する紙幣BLの金種及び枚数を決定する。また紙幣処理装置1は、第1出金部13又は第2出金部14の何れか一方を選択して選択出金部とする。さらに紙幣処理装置1は、第1出金部13のシャッタ22を閉塞させる(図4)と共に、第2出金部14の中央シャッタ52を閉塞させて中央シャッタ閉塞状態とし且つ外側シャッタ60を閉塞させて外側シャッタ閉塞状態とする、すなわち両シャッタ閉塞状態である出金紙幣集積状態(図4及び図7)とする。紙幣処理装置1は、出金金額に応じて必要な金種毎の紙幣枚数を認識し、この金種毎の紙幣枚数に応じて各紙幣収納庫18から紙幣BLを1枚ずつ繰り出して、鑑別部16へ搬送する。ここで紙幣処理装置1は、鑑別部16により正常と判定された出金可能紙幣については選択出金部(第1出金部13又は第2出金部14)に搬送して集積する。一方紙幣処理装置1は、出金に適さないと判定された出金リジェクト紙幣についてはリジェクト庫19へ搬送して保管する。紙幣処理装置1は、出金金額分の紙幣BLを選択出金部へ集積し終えると、選択出金部のシャッタ(シャッタ22又はシャッタ26)を開放して出金紙幣取出状態とし、紙幣BLを使用者に取り出させる。
[1−6.効果等]
ここで、紙幣BLが入金リジェクト紙幣と判定される原因は、紙幣BLの破損等が原因である場合よりも、例えば搬送中に正常な位置からずれてしまった程度のことが原因である場合の方が多く、そのような場合は、一旦入金リジェクト紙幣と判定されてしまった紙幣を再度鑑別部16において鑑別すれば、入金可能紙幣となることが多い。このため紙幣処理装置1においては、入金計数処理中において入金リジェクト紙幣を入金部12へ再投入できることが望ましい。
これに対し紙幣処理装置1は、シャッタ26を中央シャッタ52と外側シャッタ60とに分割し、中央シャッタ52にビルストッパ44を設けるようにした。このため紙幣処理装置1は、入金リジェクト紙幣を第2出金部14の集積空間24に集積させる際に、中央シャッタ52を閉塞させることでビルストッパ44により紙幣BLを集積空間24内に留めると共に、外側シャッタ60を開放させることで使用者に開口部42から指を集積空間24へ入れさせ入金リジェクト紙幣を摘ませることができる。これにより紙幣処理装置1は、多数枚の紙幣BLの入金処理を連続的に行っている際、入金計数処理中において、入金確定を使用者に行わせる前に、第2出金部14から入金リジェクト紙幣を使用者に抜き出させて入金部12へ再投入させることができる。かくして紙幣処理装置1は、使用者が投入したい紙幣BLを全て収納するまでの時間を短縮させ、機能性を向上できる。
ここで仮に、中央シャッタ52ではなく外側シャッタ60にビルストッパ44を設け、入金処理時には中央シャッタ52を開放させ外側シャッタ60を閉塞させることにより、搬送方向と、紙幣BLの紙面に直交する方向とに直交する左右方向である搬送幅方向の中央部分に形成された開口部から集積空間24へ使用者に指を入れさせることも考えられる。しかしながらその場合、ビルストッパ44同士の間隔が広くなってしまうため、小さい紙幣BLが扱われる国の紙幣BLが大きくスキューするとビルストッパ44同士の間に紙幣BLが詰まってしまい集積性能が低下してしまう。このため共通の仕様では、紙幣処理装置1が設置される各国の紙幣BLに対応し難くなってしまう。また、共通の仕様で紙幣処理装置1が設置される各国の紙幣BLに対応するために、例えば外側シャッタ右側部60Rの左端部を左方へ広げると共に外側シャッタ左側部60Lの右端部を右方へ広げ、外側シャッタ60に取り付けられたビルストッパ44同士の間隔を狭くすると、ビルストッパ44同士の間隔が狭くなるため、使用者が指を集積空間24へ入れにくくなってしまう。
これに対し紙幣処理装置1は、中央シャッタ52にビルストッパ44を設け、入金処理時には外側シャッタ60を開放させ中央シャッタ52を閉塞させることにより、中央シャッタ52よりも左右外側に形成された開口部42から集積空間24へ使用者に指を入れさせるようにした。これにより紙幣処理装置1は、ビルストッパ44同士の間隔を狭く保ち、共通の仕様で紙幣処理装置1が設置される各国の紙幣BLに対応させることができる。また紙幣処理装置1は、搬送幅方向の幅が比較的狭く保たれた中央シャッタ52の左右両側に、開口部42を比較的広く形成できるため、使用者が指を開口部42から集積空間24へ入れやすくできる。
また、シャッタとは独立してビルストッパを設け、入金処理時においてはシャッタのみを開放させることによりビルストッパが設けられていない開口部から紙幣BLを抜き出し可能とし、出金処理時においてはシャッタでビルストッパを覆うことにより、紙幣BLが外部へ飛び出さないようにすることも考えられる。しかしながらそのような場合、シャッタが、該シャッタとは別途設けられたビルストッパを覆うため、出金部の外形サイズが大型化してしまう。
これに対し紙幣処理装置1は、中央シャッタ52にビルストッパ44を設けるようにした。これにより紙幣処理装置1は、第2出金部14の外形サイズが大型化してしまうことを抑止できる。
以上の構成によれば紙幣処理装置1は、媒体としての紙幣BLを排出する媒体排出部としての第2出金部14と、第2出金部14に紙幣BLを搬送する搬送部15と、内部に紙幣BLが集積される集積空間24を有し、該集積空間24を外部と連通させる開口部としての排出口27が形成された集積部40と、排出口27における一部分を覆い、排出口27に対して開閉することにより該排出口27を開放可能に設けられると共に、集積空間24に放出される紙幣BLと接触するストッパ部としてのビルストッパ44を有する中央シャッタ52と、排出口27における中央シャッタ52により覆われない他の部分である開口部42のうち少なくとも一部分を覆い、中央シャッタ52とは独立して排出口27に対して開閉可能に設けられ、排出口27に対して開閉することにより他の部分である開口部42のうち少なくとも一部分を開放可能に設けられる外側シャッタ60とを設けるようにした。これにより紙幣処理装置1は、入金計数処理時において、集積された入金リジェクト紙幣を開口部42を介し外部に露出させ、該開口部42から使用者に指を入れさせて入金リジェクト紙幣を摘ませて第2出金部14から抜き出させて入金部12へ再投入させることができる。
[2.他の実施の形態]
なお上述した実施の形態においては、排出口27における中央シャッタ52により覆われない他の部分である開口部42の全てを外側シャッタ60で覆う場合について述べた。本発明はこれに限らず、排出口27における中央シャッタ52により覆われない他の部分である開口部42の少なくとも一部分を外側シャッタ60で覆えば良い。
また上述した実施の形態においては、排出口27の幅方向中央部分を中央シャッタ52が覆い、排出口27の幅方向両端部分を外側シャッタ60が覆う場合について述べた。本発明はこれに限らず、排出口27の幅方向の何れかの部分を中央シャッタ52が覆えば良く、排出口27における中央シャッタ52により覆われない他の部分を外側シャッタ60で覆えば良い。
さらに上述した実施の形態においては、外側シャッタ中央部60Cにより外側シャッタ右側部60Rと外側シャッタ左側部60Lとを連結する場合について述べた。本発明はこれに限らず、外側シャッタ右側部60Rと外側シャッタ左側部60Lとを物理的に分割しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、1枚の中央シャッタ52を設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、中央シャッタ52を搬送幅方向に2枚以上に分割しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、入金処理時において、紙幣BLの前端が中央シャッタ52に接触することにより該中央シャッタ52が手前側へ回動して紙幣BLが抜き出される経路から退避する場合について述べた。本発明はこれに限らず、入金処理時において、中央シャッタ52を使用者が手動で開放させた上で紙幣BLを摘んで抜き出しても良い。また、入金処理時において、中央シャッタ52が閉塞したまま、使用者が開口部42から紙幣BLを摘んで抜き出しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、中央シャッタ52は回動軸45を支点として回動し、外側シャッタ60は回動軸46を支点として回動する場合について述べた。本発明はこれに限らず、中央シャッタ52と外側シャッタ60とは互いに同じ回動軸を支点として回動しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、外側シャッタ60をアクチュエータにより開閉する場合について述べた。本発明はこれに限らず、外側シャッタ60が使用者により手動で開閉されても良い。
さらに上述した実施の形態においては、それぞれ上端に設けられた回動軸46を支点として外側シャッタ60が、上端に設けられた回動軸45を支点として中央シャッタ52が回動する場合について述べた。本発明はこれに限らず、外側シャッタ60及び中央シャッタ52の下端に回動軸を設け、該回動軸を支点として外側シャッタ60及び中央シャッタ52が回動しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、使用者が紙幣BLを集積空間24から外部へ抜き出すことにより紙幣BLから手前方向への力が掛からなくなると、中央シャッタ52はスプリングの付勢力により下方向へ回動し、集積空間24を外部から遮断する位置に戻る場合について述べた。本発明はこれに限らず、中央シャッタ52が自重により、集積空間24を外部から遮断する位置に戻っても良い。
さらに上述した実施の形態においては、紙幣処理装置1に第1出金部13を1個、第2出金部14を1個設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、1個又は3個以上の任意の個数の出金部を紙幣処理装置1に設けても良い。
さらに上述した実施の形態においては、紙幣処理装置1に入金部12を1個設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、2個以上の任意の個数の入金部を紙幣処理装置1に設けても良い。
さらに上述した実施の形態においては、媒体としての紙幣BLを集積空間24に集積して外部から抜き出させる装置に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば各種チケットや証券、或いは葉書や封筒等、種々の紙葉状の媒体を集積し、外部から取り出させる種々の装置に適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、媒体排出部としての第2出金部14と、搬送部としての搬送部15と、集積部としての集積部40と、第1シャッタとしての中央シャッタ52と、第2シャッタとしての外側シャッタ60とによって、媒体処理装置としての紙幣処理装置1を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる媒体排出部と、搬送部と、集積部と、第1シャッタと、第2シャッタとによって、媒体処理装置を構成しても良い。
本発明は、紙幣等の紙葉状の媒体を集積し、外部から取り出させる種々の装置でも利用できる。
1……紙幣処理装置、4……受渡部、10……筐体、11……制御部、12……入金部、13……第1出金部、14……第2出金部、15……搬送部、Y……搬送路、16……鑑別部、17……一時保留部、18……紙幣収納庫、19……リジェクト庫、20……集積空間、21……放出部、22……シャッタ、23……排出口、24……集積空間、25……放出部、26……シャッタ、27……排出口、32……アッパガイド、34……ロアガイド、34R……右側壁、34L……左側壁、36……フィードローラ、37……リバースローラ、38……ステージ、40……集積部、42……開口部、43、44……ビルストッパ、45……回動軸、46……回動軸、50……羽根車、52……中央シャッタ、53……前側当接部、54……後側当接部、55……取手、60……外側シャッタ、60R……外側シャッタ右側部、60L……外側シャッタ左側部、60C……外側シャッタ中央部、61……前側押付部、62……後側押付部、64……ロック爪、64A……ロック爪回動軸、BL……紙幣。

Claims (12)

  1. 内部に媒体が集積される集積空間を有し、該集積空間を外部と連通させる開口部が形成された集積部と、
    前記開口部における一部分を覆い、前記開口部に対して開閉することにより該開口部を開放可能に設けられると共に、前記集積空間に放出される前記媒体と接触するストッパ部を有する第1シャッタと、
    前記開口部における前記第1シャッタにより覆われない他の部分のうち少なくとも一部分を覆い、前記第1シャッタとは独立して前記開口部に対して開閉可能に設けられ、前記開口部に対して開閉することにより前記他の部分のうち少なくとも一部分を開放可能に設けられる第2シャッタと
    を備えることを特徴とする媒体排出装置。
  2. 前記第2シャッタは、前記第1シャッタが前記開口部における一部分を覆う際に、前記開口部における前記第1シャッタにより覆われない他の一部分を開放することにより、前記集積空間に集積された前記媒体を外部に露出させる
    請求項1に記載の媒体排出装置。
  3. 前記第1シャッタは、前記媒体が前記開口部を介し前記集積空間から外部へ移動する際、該媒体の移動経路から退避するよう移動する
    請求項2に記載の媒体排出装置。
  4. 前記第1シャッタは、前記媒体が前記開口部を介し前記集積空間から外部へ移動する際に、該媒体に押されることにより、該媒体の移動経路から退避するよう移動する
    請求項3に記載の媒体排出装置。
  5. 前記第1シャッタは、前記開口部における搬送幅方向の中央部分に1つ設けられ、
    前記第2シャッタは、前記開口部における前記第1シャッタにより覆われない、前記搬送幅方向の両端部分を覆う
    請求項1に記載の媒体排出装置。
  6. 前記第2シャッタは、前記開口部における前記搬送幅方向の両端部分を覆うとき、前記第1シャッタと当接することにより、前記第1シャッタを前記開口部における中央部分を覆った状態に保持させる
    請求項5に記載の媒体排出装置。
  7. 前記第2シャッタは、前記第1シャッタに対し前記搬送幅方向にオーバーラップすることにより、前記開口部における前記搬送幅方向の両端部分を覆う方向に移動する際に、前記第1シャッタと当接することにより、前記第1シャッタを前記開口部における中央部分を覆う方向に移動させる
    請求項5に記載の媒体排出装置。
  8. 前記第2シャッタは、入金取引時には、前記開口部における前記第1シャッタにより覆われない他の部分のうち少なくとも一部分を開放し、出金取引時には、前記開口部における前記第1シャッタにより覆われない他の部分を覆う
    請求項1に記載の媒体排出装置。
  9. 前記第1シャッタは、上端部に設けられた第1シャッタ回動軸を支点として回動し、
    前記第2シャッタは、上端部に設けられた第2シャッタ回動軸を支点として回動する
    請求項1に記載の媒体排出装置。
  10. 前記第1シャッタと前記第2シャッタとは、外形がほぼ面一に形成される
    請求項1に記載の媒体排出装置。
  11. 媒体を排出する媒体排出部と、
    前記媒体排出部に前記媒体を搬送する搬送部と
    を具え、
    前記媒体排出部は、
    内部に前記媒体が集積される集積空間を有し、該集積空間を外部と連通させる開口部が形成された集積部と、
    前記開口部における一部分を覆い、前記開口部に対して開閉することにより該開口部を開放可能に設けられると共に、前記集積空間に放出される前記媒体と接触するストッパ部を有する第1シャッタと、
    前記開口部における前記第1シャッタにより覆われない他の部分のうち少なくとも一部分を覆い、前記第1シャッタとは独立して前記開口部に対して開閉可能に設けられ、前記開口部に対して開閉することにより前記他の部分のうち少なくとも一部分を開放可能に設けられる第2シャッタと
    を備えることを特徴とする媒体処理装置。
  12. 前記媒体を投入可能な投入部をさらに備え、
    前記投入部に投入された前記媒体のうち、前記媒体排出部に排出された前記媒体が、前記第2シャッタにより開放される前記他の部分のうち少なくとも一部分から前記集積空間内にアクセスされて取り出される
    請求項11に記載の媒体処理装置。
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