JP2014049026A - 媒体集積装置及び媒体処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】媒体を外部へ飛び出させることなく集積させ信頼性を高める
【解決手段】外部集積部11は、集積ローラ48により集積空間40に紙幣BLを放出し、当該集積空間40と外部とを連通する開口部42に対し幅方向における一方向(左方向)及び他方向(右方向)にそれぞれ少なくとも2本ずつ設けられたビルストッパ44により、放出された紙幣BLの先端を衝突させ、幅方向に沿って刻設された溝部により紙幣BLの先端を支持し、集積空間40に紙幣BLを集積させるようにした。
【選択図】図11

Description

本発明は媒体集積装置及び媒体処理装置に関し、例えば集積された紙幣を取り込んで計数し、所定枚数毎に結束して整理する紙幣整理装置に適用して好適なものである。
従来、金融機関で使用される出納機においては、金種別に紙幣を計数し、計数した紙幣を複数の一時集積部に集積して、一定枚数毎に結束して整理する紙幣整理装置が組み込まれたものが広く用いられている。
紙幣整理装置としては、例えば多数枚の紙幣を集積した状態で紙幣取込部にセットすると、この紙幣を1枚ずつに分離して取り込み、金種や正損等の鑑別を行い、金種や正損等の鑑別結果に基づいて一時集積部に集積し、集積枚数が一定になるとそれを結束材により束ねて排出するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図27に模式的に示すように、紙幣取込部405にセットされる際、紙幣BLは当該紙幣取込部405に形成された左壁面23及び右壁面25によって左右方向の位置が物理的に規制される。
紙幣取込部405の右端に寄せてセットされた紙幣BLは、当該紙幣BLの右端が右側取込限界ラインLIRを通過するように搬送部7により搬送される一方、紙幣取込部405の左端に寄せてセットされた紙幣(図示せず)は、当該紙幣の左端が左側取込限界ラインLILを通過するように搬送部7により搬送される。
このような紙幣整理装置には、結束処理の対象外となる紙幣を図27及び図28に示すような外部集積部411へ搬送して集積し、作業者に取り出させるものがある。
外部集積部411は、アッパガイド32、ロアガイド34、フロントガイド436(436R及び436L)及びステージ38により囲まれた空間が、紙幣を一時的に蓄積する空間である集積空間40を形成している。
フロントガイド436Lと436Rとの間には、集積空間40と外部とを連通する開口部442が設けられている。これにより紙幣整理装置は、1日に数万枚もの紙幣を処理しつつ、集積空間40に集積された紙幣を開口部442を介して作業者に外部へ取り出させやすくすることができるため、高い操作性を有している。
開口部442の左右両側には、フロントガイド436R及び436Lの後面に、搬送される紙幣の長手方向の長さよりも短い間隔を空けてビルストッパ44R及び44Lがそれぞれ設けられている。集積空間40に放出された紙幣はビルストッパ44(44R及び44L)に衝突し勢いが吸収され、ステージ38上に集積される。
特開2011−123573公報
このような外部集積部411においては、放出される紙幣のサイズが小さい場合や、柔らかい場合、放出された勢いで当該紙幣が変形しながら開口部442を通過し外部へ飛び出してしまい、信頼性が低下してしまうおそれがある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、操作性を保ちつつ信頼性を向上し得る媒体集積装置及び媒体処理装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の媒体集積装置においては、紙葉状の媒体を放出する媒体放出部と、内部に形成された媒体集積空間に媒体を収容し、当該媒体集積空間と外部とを連通する開口部が形成された媒体収容部と、開口部に対し媒体の放出方向に直交する幅方向における一方向及び他方向にそれぞれ少なくとも2本ずつ設けられ、放出された媒体の先端を衝突させ、幅方向に沿って刻設された溝により媒体の先端を支持し、媒体集積空間に媒体を集積させる媒体支持部とを設けるようにした。
これにより媒体集積装置は、外部から開口部を介して媒体を取り出させつつ、媒体が開口部から飛び出すことを防止できる。
また本発明の媒体処理装置においては、紙葉状の媒体を取り込む媒体取込部と、媒体を搬送する搬送部と、搬送部により搬送された媒体を放出する媒体放出部と、内部に形成された媒体集積空間に媒体を収容し、当該媒体集積空間と外部とを連通する開口部が形成された媒体収容部と、開口部に対し媒体の放出方向に直交する幅方向における一方向及び他方向にそれぞれ少なくとも2本ずつ設けられ、放出された媒体の先端を衝突させ、幅方向に沿って刻設された溝により媒体の先端を支持し、媒体集積空間に媒体を集積させる媒体支持部とを設けるようにした。
これにより媒体処理装置は、外部から開口部を介して媒体を取り出させつつ、媒体が開口部から飛び出すことを防止できる。
本発明によれば、外部から開口部を介して媒体を取り出させつつ、媒体が開口部から飛び出すことを防止できる。かくして本発明は、操作性を保ちつつ信頼性を向上し得る媒体集積装置及び媒体処理装置を実現できる。
紙幣整理装置の構成(1)を示す斜視図である。 紙幣整理装置の構成(2)を示す右側面図である。 第1の実施の形態による紙幣取込部と外部集積部との位置関係を示す略線図である。 第1の実施の形態による外部集積部の構成(1)を示す斜視図である。 第1の実施の形態による外部集積部の構成(2)を示す断面図である。 第1の実施の形態による外部集積部における反時計回りの斜行紙幣を示す平面図である。 第1の実施の形態による外部集積部における時計回りの斜行紙幣を示す平面図である。 第1の実施の形態による外部集積部における反時計回りの斜行半券紙幣を示す平面図である。 第1の実施の形態による外部集積部における時計回りの斜行半券紙幣を示す平面図である。 第2の実施の形態による外部集積部の構成を示す斜視図である。 第2の実施の形態による紙幣取込部と外部集積部との位置関係(1)を示す略線図である。 第2の実施の形態による紙幣取込部と外部集積部との位置関係(2)を示す略線図である。 第2の実施の形態による外部集積部における右側搬送限界状態の反時計回りの斜行紙幣を示す平面図である。 第2の実施の形態による外部集積部における右側搬送限界状態の時計回りの斜行紙幣を示す平面図である。 第2の実施の形態による外部集積部における左側搬送限界状態の反時計回りの斜行紙幣を示す平面図である。 第2の実施の形態による外部集積部における左側搬送限界状態の時計回りの斜行紙幣を示す平面図である。 第2の実施の形態による外部集積部における半券紙幣(1)を示す平面図である。 第2の実施の形態による外部集積部における半券紙幣(2)を示す平面図である。 第3の実施の形態による外部集積部の構成(1)を示す斜視図である。 第3の実施の形態による外部集積部の構成(2)を示す斜視図である。 第3の実施の形態による外部集積部の構成(3)を示す斜視図である。 第4の実施の形態による外部集積部の構成(1)を示す斜視図である。 第4の実施の形態によるカバー及びフロントガイドの構成を示す斜視図である。 第4の実施の形態によるカバーの構成を示す斜視図である。 第4の実施の形態による外部集積部の構成(2)を示す斜視図である。 第4の実施の形態による外部集積部の構成(3)を示す斜視図である。 従来の紙幣取込部と外部集積部との位置関係を示す略線図である。 従来の外部集積部の構成を示す斜視図である。 従来の外部集積部における右側搬送限界状態の反時計回りの斜行紙幣を示す平面図である。 従来の外部集積部における左側搬送限界状態の時計回りの斜行紙幣を示す平面図である。 従来の外部集積部における半券紙幣(1)を示す平面図である。 従来の外部集積部における半券紙幣(2)を示す平面図である。 従来の外部集積部における反時計回りの斜行半券紙幣を示す平面図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.紙幣整理装置の構成]
図1及び図2に示すように、紙幣整理装置1は、紙幣を計数し、所定枚数毎に結束して整理するようになされている。
因みにこの紙幣整理装置1は、例えば金融機関の現金センタ等に設置され、金融機関の職員等(以下作業者と呼ぶ)の操作に従い、紙幣の整理を実行するようになされている。
紙幣整理装置1は、直方体状に構成された筐体2の内部に種々の機構が組み込まれており、これらを制御部3により統括制御するようになされている。制御部3は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、図示しないROMやフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、紙幣の計数処理や施封処理等を行うようになされている。
筐体2の上部後方には、各種画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、作業者の入力操作を受け付けるタッチパネルとが一体化された操作表示部4が取り付けられている。操作表示部4は、所定の操作画面を表示しながら、動作モードの指定や、計数すべき紙幣の金種、集積順序等の設定作業を作業者に行わせ、その設定内容を制御部3へ通知するようになされている。
因みに以下では、作業者が対峙する正面へ向かう方向を前方向と定義し、その反対を後方向と定義して、さらに当該紙幣整理装置1の前側に対峙して見たときの左右方向及び上下方向をそれぞれ定義して説明する。
筐体2の前側上部には、紙幣を取り込む紙幣取込部5が設けられている。紙幣取込部5は、フロアガイド20、左側壁22及び右側壁24によって囲まれ紙幣を取り込む空間が形成されている。
本実施の形態においては、長手方向を紙幣整理装置1の左右方向に沿わせてフロアガイド20に紙幣が載置される。
また紙幣整理装置1は、例えば中国用の紙幣(例えば100元紙幣及び10元紙幣)を取り込み、所定枚数毎に結束して整理するようになされている。100元紙幣は、長手方向の長さが155mm、短手方向の長さが77mmとなっている。10元紙幣は、長手方向の長さが140mm、短手方向の長さが70mmとなっている。
左側壁22の内壁面(右側面)である左壁面23と右側壁24の内壁面(左側面)である右壁面25との間の距離は、紙幣整理装置1において取り扱われる紙幣のうち、最も長い長手方向の長さよりもやや長く設定されている。以下では、左壁面23から右壁面25まで(図3に示す右側取込限界ラインLIRから左側取込限界ラインLILまで)の幅を取込幅WIとも呼ぶ。
このため紙幣は、左壁面23を左側の限度として、また右壁面25を右側の限度としてフロアガイド20に載置される。すなわち紙幣は、フロアガイド20に載置される際に、左壁面23よりも左側には、また右壁面25よりも右側には位置ずれしないよう、紙幣取込部5によって左右方向の位置が物理的に規制されている。
本実施の形態においては、図3に示すように、紙幣を紙幣取込部5に載置する際の基準の位置となる紙幣セット基準位置PBLが、右壁面25の位置に設定されている。
このため紙幣取込部5には、紙幣の右端を当該紙幣セット基準位置PBLに合わせて、すなわち紙幣の右端を右壁面25に当接させつつフロアガイド20に載置することを作業者に促すよう、当該紙幣セット基準位置PBLが視認可能に示されている。
このように紙幣整理装置1においては、作業者に対し紙幣セット基準位置PBLに紙幣を位置合わせさせることにより、搬送中の紙幣の位置のばらつきを抑えることができる。
紙幣取込部5は、作業者により紙幣が集積されて操作ボタン6が操作されると、この紙幣を搬送ローラ16により1枚ずつに分離して内部へ取り込み、搬送部7(図2)に受け渡す。
搬送部7は、搬送ベルト17R及び17L(図3)、ローラ及び紙幣ガイド等の組み合わせにより各部の間を結ぶ搬送路を形成しており、制御部3の制御に基づき、この搬送路に沿って紙幣を各部へ搬送するようになされている。
この搬送部7は、紙幣セット基準位置PBL(図3)に合わせて取り込まれた紙幣の右端を右側取込限界ラインLIRに沿わせて搬送する。因みに搬送部7は、仮に左壁面23に合わせて紙幣が載置された場合、当該左壁面23から外部集積部11に向かって延びる仮想的なラインである左側取込限界ラインLILに当該紙幣の左端を沿わせて搬送する。
また搬送部7は、左右両端において紙幣ガイドにより形成された左側搬送限界ラインLFL及び右側搬送限界ラインLFRが形成されている。右側搬送限界ラインLFR及び左側搬送限界ラインLFLは、紙幣が搬送される際に当該紙幣が通過する右端及び左端のラインであり、搬送部7においてそれ以上右側及び左側に紙幣が位置ずれしないよう設定されている。
右側搬送限界ラインLFRから左側搬送限界ラインLFLまでの幅である搬送幅WFは、取込幅WIよりもやや大きく設定されている。
搬送部7(図2)は、紙幣取込部5から紙幣を受け渡されると、これを鑑別部8へ搬送する。鑑別部8は、その内部で紙幣を搬送しながら当該紙幣の金種、真偽、表裏及び損傷の程度等を鑑別し、その鑑別結果を制御部3へ通知する。
これに応じて制御部3は、取得した鑑別結果に基づいて当該紙幣の搬送先を決定すると共に、当該紙幣を計数する。このとき制御部3は、金種を特定できなかった紙幣や搬送異常を検出したことにより、異常と判別した紙幣を搬送部7によりリジェクトポケット9へ搬送させる。
リジェクトポケット9は、筐体2における紙幣取込部5の上方に一部を露出させるように配置されており、搬送部7により搬送されてきた紙幣を集積し、作業者に取り出させるようになされている。
また制御部3は、正常と判別した紙幣を搬送部7により表裏反転部10へ搬送させる。表裏反転部10は、鑑別部8における判別結果が「表」又は「裏」のいずれか一方であった紙幣の表裏を反転させることにより、全ての紙幣の表裏を統一して再度搬送部7に受け渡す。
続いて制御部3は、正常と判別されたものの、後述する結束処理の対象外となる紙幣を外部集積部11へ搬送する。外部集積部11は、筐体2の上部における操作表示部4の前方に一部を露出させるように前後方向に並んで2個配置されており、リジェクトポケット9と同様、搬送部7により搬送されてきた紙幣を集積し、作業者に取り出させるようになされている。
因みに結束処理の対象とする紙幣の種類等については、操作表示部4を介して設定できるようになされている。
一方制御部3は、正常と判別され、且つ結束処理の対象となる紙幣を集積部12へ搬送する。集積部12は、4箇所の一時集積部12A〜12Dを上下に並べて配置すると共に、搬送部7から受け渡された紙幣を上下方向に搬送して当該一時集積部12A〜12Dのいずれかに受け渡し、集積するようになされている。
実際上集積部12は、制御部3の制御に基づき、鑑別部8における鑑別結果に応じて紙幣を一時集積部12A〜12Dのいずれかに集積する。この結果、集積部12の一時集積部12A〜12Dには、金種等の予め設定された条件ごとに分類された紙幣がそれぞれ集積されることになる。
一方、制御部3は、集積部12の一時集積部12A〜12Dそれぞれについて、集積された紙幣の枚数を計数しており、この枚数が予め設定された結束単位、例えば100枚に到達すると、移送部13に紙幣の移送を指示する。
移送部13は、集積部12の後方に配置されており、一時集積部12A〜12Dに集積された紙幣を後方へ取り出し、さらに下方へ移動させることにより、当該集積部12の下方に配置された紙幣結束部14に受け渡す。
紙幣結束部14は、移送部13により移送されてきた100枚の紙幣を紙テープ等の結束部材によって結束することにより紙幣束を作成し、これを放出口15へ送り出す。
放出口15は、筐体2の前面下部に設けられており、作成された紙幣束を作業者に取り出させるようになされている。
このように紙幣整理装置1は、紙幣取込部5に集積された紙幣を1枚ずつ取り込み、金種等に応じて分類した上で100枚等の結束単位ごとに結束して紙幣束を順次生成するようになされている。
[1−2.外部集積部の構成]
図4及び図5に示すように、第1の実施の形態による外部集積部11は、アッパガイド32、ロアガイド34、フロントガイド36及びステージ38により囲まれた空間が、紙幣を一時的に蓄積する空間である集積空間40を形成している。
ロアガイド34は、側面視が略三角形状であり、集積空間40の右側面及び左側面を形成している。ステージ38は板状であり、ロアガイド34の内側における上部に設けられ、紙幣が集積される。
アッパガイド32は板状であり、ロアガイド34よりも内側において集積空間40の右側面、左側面及び上側面を形成している。アッパガイド32の天板33の前端には、板状でなる左右一対のフロントガイド36(36R及び36L)が、当該天板33に対しほぼ直角に固定されている。以下では、フロントガイド36R及び36Lをまとめてフロントガイド36とも呼ぶ。
フロントガイド36R及び36Lは、互いに左右方向に所定の間隔を隔てて設けられているため、当該フロントガイド36Rと36Lとの間には、集積空間40と外部とを挿通する開口部42が形成されている。
これにより作業者は、開口部42から指を入れて集積空間40に集積された紙幣を摘み、紙幣を変形させつつ当該開口部42を通過させて、容易に外部へ抜き出すことができる。
フロントガイド36R及び36Lは、従来のフロントガイド436R及び436L(図28)と比較して、それぞれ左側及び右側(すなわち左右方向内側)へ広がるように形成されている。
これにより外部集積部11における開口部42の左右方向の開口幅WAは、従来の外部集積部411(図28)における開口部442の開口幅WAよりも狭く構成されている。
またフロントガイド36R及び36Lは、図3に示すように外部集積部11の左右方向の中央よりも右側に開口部42が位置するように設けられている。
搬送部7(図5)は、ロアガイド34の後方上部に設けられている。搬送部7の出口に設けられた集積ローラ48(48a及び48b)は、図示しない駆動部により図中反時計方向及び時計方向にそれぞれ回転することにより、搬送部7で搬送された紙幣BLを挟持し集積空間40へ放出する。
集積ローラ48bの回転軸には、ゴム等の弾性部材で形成された紙幣叩き50が設けられている。この紙幣叩き50は、集積ローラ48bと共に反時計方向に回転することにより、集積空間40へ放出された紙幣BLの後端部分を、下方向へ向けて叩き落とす。
フロントガイド36の後側面には、搬送部7と対向する位置に、フロントガイド36に沿って上下方向に延在する略直方体でなる、4本のビルストッパ44(44RR、44RL、44LR及び44LL)(図3及び図4)が設けられている。以下では、ビルストッパ44RR、44RL、44LR及び44LLをまとめてビルストッパ44とも呼ぶ。
ビルストッパ44は、ビルストッパ44LLからビルストッパ44RRまでの間隔が、10元紙幣BL10の長手方向のおよそ2/3の長さに設定されており、ビルストッパ44LL、44LR、44RL及び44RRは、それぞれ等間隔に配置されている。またビルストッパ44は全体として、外部集積部11の左右方向の中央よりも右寄りに配置されている。
ビルストッパ44LR及び44RLは、フロントガイド36L及び36Rにおける右端及び左端にそれぞれ設けられている。またビルストッパ44(図3)における後端部分は、丸みを帯びており、曲面形状となっている。
ビルストッパ44における後端部分には、集積ローラ48(図5)から紙幣BLが放出される放出方向に直交する、紙幣BLの幅方向(左右方向)に延在する、断面V字形状の溝部(図示せず)が上下方向に複数本並んで鋸歯状に刻設されている。
ビルストッパ44とフロントガイド36との間には、弾性部材で形成されたスプリング46が内蔵されている。このためビルストッパ44は、スプリング46により後方へ付勢されている。
かかる構成において、集積ローラ48から紙幣が集積空間40に放出されると、当該紙幣の先端がビルストッパ44に衝突し、先端が溝部に入り込むことにより、当該先端が下方向に垂れ下がることを防止される。
このときスプリング46が縮むことによりビルストッパ44が前方へ移動する。これによりビルストッパ44は、搬送部7から取り込まれた紙幣の先端が衝突した際の衝撃を吸収し、紙幣が強くバウンドしてしまうことを抑止すると共に、紙幣に傷を付けてしまうことを防止することができる。
[1−3.紙幣取込部と外部集積部との位置関係]
図3に、紙幣取込部5と外部集積部11との位置関係を模式的に示す。なお図3においては、紙幣整理装置1における搬送部7の構成の関係により、紙幣取込部5と外部集積部11との上下の方向が反転して図示されている。また図3においては、紙幣取込部5から外部集積部11までの間の搬送部7は、一部図示せず省略している。
図3に示すように、フロントガイド36は、開口部42における左右中央が、紙幣取込部5の左右中央と外部集積部11の集積空間40の左右中央とを結ぶ搬送中央ラインLFCに対し右方向へずれて位置するよう設けられている。
このように外部集積部11は、紙幣セット基準位置PBLに位置合わせされ搬送中央ラインLFCに対し右方向へ寄って搬送される紙幣に対応させて、ビルストッパ44の位置を右方向へ移動させている。
[1−4.動作及び効果]
図29に、従来の外部集積部411において、スキューが発生していない正常な紙幣と比べ、左端が右端よりも先行する(すなわち上部から見て反時計回りに回転する)ようにスキューしている紙幣BLが集積空間40へ放出された状態を示す。図29においては、紙幣BLの右端が右側搬送限界ラインLFRのやや内側に沿うよう(以下では、右側搬送限界状態とも呼ぶ)スキューして搬送された状態を示している。
以下では、スキューが発生していない紙幣を非斜行紙幣とも呼び、スキューが発生した紙幣を斜行紙幣とも呼ぶ。また図29及び後述する図面においては、100元紙幣BL100と10元紙幣BL10とを示している。ここで10元紙幣BL10は、100元紙幣BL100よりもサイズが小さく、開口部から抜け出し易い傾向にあるため、以下では10元紙幣BL10を紙幣BLとして扱い説明する。
図29においては、長手方向の長さが100元紙幣BL100よりも短い10元紙幣BL10における、先行する左側端部がビルストッパ44Lに接触して撓みつつ、放出された勢いにより開口部442を通過してしまう。以下では、スキューしている紙幣BLにおいて先行する左右方向いずれかの端部を、先行端部とも呼ぶ。また図30に示す、従来の外部集積部411において紙幣BLが時計回りにスキューし左側搬送限界状態となった状態においては、右側先行端部がビルストッパ44Rに接触して撓みつつ、放出された勢いにより開口部442を通過してしまう。
これに対し、本実施の形態による外部集積部11において、図29と同様に右側搬送限界状態における反時計回りの紙幣BLが搬送された場合を図6に示す。
図6においては、ビルストッパ44が、右側搬送限界状態における紙幣の位置に合わせて右側寄りに配置されている。また、ビルストッパ44LL及び44RRの内側に、さらにビルストッパ44LR及び44RLが設けられていると共に、開口幅WAが外部集積部411(図29)よりも狭められている。
このため、まず紙幣の左側先行端部がビルストッパ44LLに衝突し、続いて紙幣の先端の右側が他のビルストッパ44(44LR、44RL及び44LL)に衝突することにより、当該紙幣の勢いは吸収され集積空間40に正常に集積される。
このとき紙幣BLが柔らかいために、左側先行端部がビルストッパ44LLを右側に越えてしまった場合であっても、当該左側先行端部はビルストッパ44LRに衝突する。
ここで仮に、開口幅WAを外部集積部411(図29)に対し狭めるのみでビルストッパ44LR及び44RLを設けなかった場合、フロントガイド36Lに衝突した紙幣は、当該フロントガイド36Lの後面に合わせて先端が曲がるよう変形し、そのまま開口部42を通過してしまったり、開口部42を通過しなかったとしても正常に集積空間40に集積されなくなったりしてしまう。
これに対し外部集積部11においては、ビルストッパ44LL及び44RRの内側に、ビルストッパ44LR及び44RLをさらに設けるようにした。
このため外部集積部11は、ビルストッパ44LL及び44RRを越えてしまった紙幣の先端の変形を防ぐことにより、当該紙幣が開口部42を抜け出してしまうことを防ぎつつ、変形させることなく正常に集積空間40に集積させることができる。
さらに外部集積部11においては、開口部42の開口幅WAを従来の外部集積部411の開口部442(図29)よりも狭く構成することにより、仮に紙幣BLがビルストッパ44を越えてしまった場合でも、当該開口部42から外部へ抜け出しにくくすることができる。
また図7に、外部集積部11において、紙幣の右端が左端よりも先行する(すなわち上部から見て時計回りに回転する)ようにスキューし右側搬送限界状態にある紙幣BLが集積空間40へ放出された状態を示す。
紙幣BLは、右端先行端部がビルストッパ44RRに接触した後、当該紙幣BLの先端の左側が他のビルストッパ44(44RL、44LR及び44LL)に接触することにより、集積空間40に正常に集積される。
また図7においても、図6と同様に外部集積部11は、ビルストッパ44RRを左側に越えてしまった紙幣BLの先端の変形をビルストッパ44RLで防ぐことにより、当該紙幣BLが開口部42を抜け出してしまうことを防ぎつつ、正常に集積空間40に集積させることができる。
以上は紙幣セット基準位置PBLが右壁面25(図3)に設定され、反時計回り及び時計回りにスキューし右側搬送限界状態となった斜行紙幣について述べたが、仮に紙幣セット基準位置PBLを左壁面23に設定した場合、時計回り及び反時計回りにスキューし左側搬送限界状態となった斜行紙幣については、搬送中央ラインLFCを中心として左右対称に紙幣が移動する。
この場合、搬送中央ラインLFCを中心として外部集積部11と左右対称になるようにフロントガイド及びビルストッパを配置すれば良い。
ところで、紙幣BLは長手方向の中央部分を折り目にして2つ折りにされることが多いため、以下ではそのように折り畳まれた紙幣について説明する。以下では、折り畳まれた紙幣を半券紙幣BLfとも呼ぶ。
上述したように10元紙幣BL10は、100元紙幣BL100よりもサイズが小さく、開口部から抜け出し易い傾向にあるため、以下では10元紙幣BL10が折り畳まれた紙幣を半券紙幣BLfとして扱い説明する。
図33に、従来の外部集積部411において半券紙幣BLfが反時計回りにスキューして集積空間40へ放出された状態を示す。
半券紙幣BLfは、左側先行端部がビルストッパ44Lに接触して撓みつつ、放出された勢いにより開口部442を通過してしまう。
これに対し、本実施の形態による外部集積部11において、反時計回り及び時計回りにそれぞれスキューし右側搬送限界状態となった半券紙幣BLfが搬送された場合を図8及び図9に示す。
半券紙幣BLfは、左端先行端部がビルストッパ44RLに接触した後、当該半券紙幣BLfの先端の右側がビルストッパ44RRに接触することにより、集積空間40に正常に集積される。
図9においては、半券紙幣BLfは、右端先行端部がビルストッパ44RRに接触した後、当該半券紙幣BLfの先端の左側がビルストッパ44RLに接触することにより、集積空間40に正常に集積される。
またビルストッパ44RLとビルストッパ44LRとの間隔は、半券紙幣BLfの左右方向の長さよりも十分に狭く形成されているため、外部集積部11は、図8及び図9において半券紙幣BLfがビルストッパ44RL及び44LRを越えて開口部42を通過してしまうことを防止できる。
以上は紙幣セット基準位置PBLが右壁面25に設定され、反時計回り及び時計回りにスキューし右側搬送限界状態となった斜行半券紙幣について述べたが、仮に紙幣セット基準位置PBLを左壁面23に設定した場合、時計回り及び反時計回りにスキューし左側搬送限界状態となった斜行半券紙幣については、搬送中央ラインLFCを中心として左右対称に紙幣が移動する。
この場合、搬送中央ラインLFCを中心として外部集積部11と左右対称になるようにフロントガイド及びビルストッパを配置すれば良い。
以上は、長手方向の中央部分を折り目にして2つ折りにされた半券紙幣BLfについて述べたが、当該半券紙幣BLfとほぼ同様のサイズとなるように裂けた紙幣についても、上述した半券紙幣BLfと同様に考えることができる。
また以上はスキューした紙幣BLについて述べたが、外部集積部11は、スキューしていない紙幣に対しても外部への抜け出しを防止できる。
以上の構成によれば、外部集積部11は、集積ローラ48により集積空間40に紙幣BLを放出し、当該集積空間40と外部とを連通する開口部42に対し幅方向における一方向(左方向)及び他方向(右方向)にそれぞれ少なくとも2本ずつ設けられたビルストッパ44により、放出された紙幣BLの先端を衝突させ、幅方向に沿って刻設された溝部により紙幣BLの先端を支持し、集積空間40に紙幣BLを集積させるようにした。
これにより外部集積部11は、外部から開口部42を介して紙幣を取り出させつつ、紙幣が開口部42から飛び出すことを防止できる。
[2.第2の実施の形態]
図4との対応部分に同一符号を付した図10に示す第2の実施の形態による外部集積部111は、第1の実施の形態による外部集積部11と比較して、フロントガイド136L及び136Rの位置が相違するものの、他の部分については同様に構成されている。
本実施の形態による紙幣整理装置101(図1)においては、紙幣取込部105に紙幣セット基準位置PBLは設定されておらず、作業者により紙幣取込部105の任意の位置に紙幣が載置される。
[2−1.外部集積部の構成]
図10及び図11に示すように、フロントガイド136R及び136Lは、外部集積部111の左右方向の中央に、外部集積部11(図4)の開口部42と同等の開口幅WAを有する開口部142が位置するように設けられている。
このためビルストッパ44は、搬送中央ラインLFCに対して左右対称に配置されている。またビルストッパ44LL及び44RRは、集積空間40に対し、従来の外部集積部411(図27)におけるビルストッパ44L及び44Rとほぼ同等の位置に設けられている。
[2−2.動作及び効果]
上述したように、紙幣整理装置101においては紙幣セット基準位置PBL(図3)が設定されていないため、紙幣取込部105から取り込まれた紙幣は、スキューしていない場合、左右方向において図11に示すように右側取込限界ラインLIRに寄った状態から図12に示すように左側取込限界ラインLILに寄った状態までのいずれかの位置において搬送される。
図13に、反時計回りにスキューし右側搬送限界状態となった紙幣BLを示す。外部集積部111においては、ビルストッパ44LLが外部集積部11(図3)と比較して左寄りに配置されているため、紙幣BLの左側先行端部は、当該ビルストッパ44LLを越えやすい状態となっている。
仮にビルストッパ44LLを紙幣BLが越えてしまっても、外部集積部111は、ビルストッパ44LLを越えてしまった紙幣BLの先端の変形をビルストッパ44LRで防ぐことにより、従来の外部集積部411(図29)のように当該紙幣BLが開口部142を抜け出してしまうことを防ぎつつ、正常に集積空間40に集積させることができる。
図14に示す、時計回りにスキューし右側搬送限界状態となった紙幣BLにおいても、外部集積部111は、外部集積部11(図7)と同様に、紙幣BLが開口部142を抜け出してしまうことを防ぎつつ、正常に集積空間40に集積させることができる。
また図15及び図16にそれぞれ示す、紙幣BLがそれぞれ反時計回り及び時計回りにスキューし左側搬送限界状態となった状態は、図13及び図14において搬送中央ラインLFCを中心として左右対称に考えることができ、この状態においても外部集積部111は、紙幣BLが開口部142を抜け出してしまうことを防ぎつつ、正常に集積空間40に集積させることができる。
図31に、従来の外部集積部411において半券紙幣BLfが開口部442に対し右寄りに集積空間40へ放出された状態を示す。
半券紙幣BLfは、ビルストッパ44Rを支点としながら反時計回りに回転し、ビルストッパ44Lに接触して撓みつつ、放出された勢いにより開口部442を通過してしまう。
同様に、図32に示す、従来の外部集積部411において半券紙幣BLfが開口部442に対し左寄りに集積空間40へ放出された状態においても、半券紙幣BLfは、ビルストッパ44Lを支点としながら時計回りに回転し、ビルストッパ44Rに接触して撓みつつ、放出された勢いにより開口部442を通過してしまう。
これに対し、外部集積部111において半券紙幣BLfが開口部142に対し右寄りに集積空間40へ放出された状態を図17に示すように、半券紙幣BLfは、ビルストッパ44RRと共にビルストッパ44RLにも接触することにより、回転が抑えられ集積空間40に正常に集積される。
またビルストッパ44RLとビルストッパ44LRとの間隔は、半券紙幣BLfの左右方向の長さよりも十分に狭く形成されているため、外部集積部111は、半券紙幣BLfがビルストッパ44RL及び44LRを越えて開口部42を通過してしまうことを防止できる。
また図18に示す、半券紙幣BLfが開口部142に対し左寄りに集積空間40へ放出された状態は、図17において搬送中央ラインLFCを中心として左右対称に考えることができ、この状態においても外部集積部111は、半券紙幣BLfが開口部42を抜け出してしまうことを防ぎつつ、正常に集積空間40に集積させることができる。
以上の構成において外部集積部111は、搬送中央ラインLFCに対して左右対称にビルストッパ44を配置するようにした。
これにより外部集積部111は、紙幣取込部105に紙幣を載置する際に紙幣セット基準位置PBLに紙幣を寄せて載置するという、煩わしい動作を作業者に強いることなく、紙幣を集積空間40に集積させることができ、操作性を向上させることができる。
また外部集積部111は、第1の実施の形態による外部集積部11と同様に、集積空間40に放出された紙幣を外部に飛び出させないようにすることができる。
その他第2の実施の形態による外部集積部111は、第1の実施の形態による外部集積部11とほぼ同様の作用効果を奏し得る。
このように外部集積部111は、煩わしい動作を強いることなく作業者に紙幣を紙幣取込部105に載置させると共に、外部から開口部42を介して紙幣を取り出させつつ、紙幣が開口部142から飛び出すことを防止できる。
[3.第3の実施の形態]
図10との対応部分に同一符号を付した図19〜図21に示す第3の実施の形態による外部集積部211は、第2の実施の形態による外部集積部111と比較して、フロントガイド236がフロントガイド136と相違し、カバー30が加えられているものの、他の部分については同様に構成されている。
[3−1.外部集積部の構成]
外部集積部211には、アッパガイド32、ロアガイド34及びフロントガイド36を覆うようにカバー30が配置され、集積空間40に紙幣を集積する際に発生する音を外部へ漏らさないように構成されている。
カバー30は上面が湾曲する形状であり、後端部においてロアガイド34と回動軸51を介し接続されている。このためカバー30はロアガイド34に対し、回動軸51を支点として回動可能に構成されている。
またカバー30の前面には、凹んだ取手31が形成されており、集積空間40から紙幣を抜き出す際、作業者が当該取手31に指を掛けて当該カバー30を開けるようになされている。
フロントガイド236の上端は、左右方向に沿った回動軸51を介しアッパガイド32の天板33と接続されている。このためフロントガイド236はアッパガイド32に対し、回動軸51を支点として回動可能に構成されている。
これによりフロントガイド236に取り付けられたビルストッパ44は、当該フロントガイド236と共に回動することとなる。
[3−2.動作及び効果]
以上の構成において、作業者は、紙幣を外部集積部211から取り出す際、カバー30を開けて集積空間40に開口部242から指を入れて紙幣を摘み手前側へ引き出す。
このとき紙幣の前端がフロントガイド236の後面及びビルストッパ44に接触することにより、図21に示すように、当該ビルストッパ44が手前側へ回動し、紙幣が抜き出される経路から退避する。
このように外部集積部211は、作業者により抜き出される紙幣自身の動きを利用することにより、フロントガイド236を紙幣の移動経路から退避させることができる。
これにより外部集積部211は、作業者に紙幣を容易に抜き出させることができ、操作性を向上させることができる。
また作業者が紙幣を外部へ抜き出すことにより、紙幣から手前方向への力が掛からなくなると、フロントガイド236は自重により下方向へ回動し、集積空間40を外部から遮断する位置に戻る。
上述した第1及び第2の実施の形態による外部集積部11及び111は、従来の外部集積部411と比較して開口部42及び142が狭く構成されているため、紙幣の飛び出しを防止できる反面、作業者が紙幣を抜き出し難い可能性がある。
これに対し本実施の形態による外部集積部211は、外部集積部11及び111と同様に開口部242を狭く保ち紙幣の飛び出しを防止すると共に、外部集積部11及び111よりも作業者に紙幣を抜き出しやすくすることができる。
その他第3の実施の形態による外部集積部211は、第2の実施の形態による外部集積部111とほぼ同様の作用効果を奏し得る。
[4.第4の実施の形態]
図19〜図21との対応部分に同一符号を付した図22〜図26に示す第4の実施の形態による外部集積部311は、第3の実施の形態による外部集積部211と比較して、カバー330、フロントガイド336及びビルストッパ344が、カバー30、フロントガイド236及びビルストッパ44と相違するものの、他の部分については同様に構成されている。
[4−1.外部集積部の構成]
フロントガイド336Lはフロントガイド236Lと比較して、右側が削れるように横幅が狭く形成されている。またフロントガイド336Rはフロントガイド236Rと比較して、左側が削れるように横幅が狭く形成されている。
ビルストッパ344LL及び344RRは、それぞれフロントガイド336L及び336Rにおいて、集積空間40に対しビルストッパ44LL及び44RR(図20)と同様の位置に設けられている。
カバー330の内側において、当該カバー330が閉じられた際にビルストッパ344LL及び344RRの間に位置する箇所には、縦長のステー52(52L及び52R)が設けられている。
ステー52L及び52Rには、ビルストッパ344LR及び344RLがそれぞれ図示しないスプリングを介し設けられている。
このビルストッパ344LR及び344RLは、集積空間40に対しビルストッパ44LR及び44RLと同様の位置に設けられている。またビルストッパ344における後端部分は、角がほぼ90度の角度をもつ角形状となっている。
このように外部集積部311は、外部集積部211と比較して、ビルストッパ344LR及び344RLが、フロントガイド336L及び336Rではなくカバー330に設けられている。
これにより外部集積部311は、カバー330が閉じた状態(図22)においては、外部集積部211と同様に狭い開口幅WAを有する集積時開口部54を形成すると共に、カバー330が開いた状態(図25)においては、集積時開口部54より広い開口幅WAを有する取出時開口部56を形成する。
[4−2.動作及び効果]
以上の構成において、作業者は、紙幣を外部集積部311から取り出す際、カバー330を開ける。これにより、集積時開口部54よりも開口幅が広い、取出時開口部56が露出する。
作業者は、集積空間40に取出時開口部56から指を入れて紙幣を摘み手前側へ引き出す。このとき紙幣の前端がフロントガイド336の後面及びビルストッパ344LL及び344RRに接触することにより、図26に示すように、当該ビルストッパ344LL及び344RRが手前側へ回動し、紙幣が抜き出される経路から退避する。
このように外部集積部311は、カバー330が閉じた状態では開口幅WAを狭く保つことにより外部への紙幣の飛び出しを防ぐ一方、紙幣を抜き出す際にカバー330が開いた状態では、開口幅WAを広く保つことにより、紙幣を抜き出し易くすることができる。
また外部集積部311は、外部集積部211と同様に、作業者により抜き出される紙幣自身の動きを利用することにより、フロントガイド336を紙幣の移動経路から退避させることができる。
これにより外部集積部311は、作業者に紙幣を容易に抜き出させることができ、操作性を向上させることができる。
このように外部集積部311は、集積空間40から紙幣を抜き取る際にカバー330を開くという自然な動作を作業者に行わせるだけで、ビルストッパ344LR及び344RLを紙幣の抜き出し経路から退避させることができる。
これにより外部集積部311は、作業者に特殊な意識をさせずに、煩わしさを感じさせることなく、操作性を向上させることができる。
このように外部集積部311は、外部集積部11及び111と同様に開口部42を狭く保ち紙幣の飛び出しを防止すると共に、外部集積部211よりもさらに作業者に紙幣を抜き出しやすくさせることができる。
その他第4の実施の形態による外部集積部311は、第3の実施の形態による外部集積部211とほぼ同様の作用効果を奏し得る。
[5.他の実施の形態]
なお上述した第1の実施の形態においては、外部集積部11にビルストッパ44を4本設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、5本以上の任意の本数のビルストッパを外部集積部11に設けるようにしても良い。第2〜第4の実施の形態についても同様である。
また上述した第1の実施の形態においては、紙幣整理装置1に外部集積部11を2個設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、1個又は3個以上の任意の個数の外部集積部を紙幣整理装置1に設けても良い。第2〜第4の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第3の実施の形態においては、ビルストッパ44がフロントガイド236の上端に設けられた回動軸51を支点として回動する場合について述べた。本発明はこれに限らず、フロントガイド236の下端に回動軸を設け、当該回動軸を支点としてビルストッパ44が回動しても良い。
また、フロントガイド236Rの右端に回動軸を設けると共にフロントガイド236Lの左端に回動軸を設け、それらの回動軸を中心としてフロントガイド236R及びフロントガイド236Lが両開き戸のように回動しても良い。要はビルストッパ44は、紙幣を抜き出す際に当該紙幣の移動経路から退避すれば良い。第4の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、外部集積部11及び111にカバーを被せない場合について述べた。本発明はこれに限らず、外部集積部11及び111にカバーを被せても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては集積空間40に放出された紙幣の放出方向の先端側に位置するフロントガイド36Rと36Lとの間に開口部42を形成する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、例えば紙幣の放出方向に直交する、フロントガイド36R又は36Lの左右方向外側の側板に開口部を形成しても良い。第2〜第4の実施の形態においても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、紙幣セット基準位置PBLを、左壁面23の位置に設定する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、例えば右壁面25の位置や、左壁面23と右壁面25との中央位置等、種々の位置に紙幣セット基準位置PBLを設定して良い。その場合、設定した紙幣セット基準位置に対応させて外部集積部11におけるビルストッパ44の位置を設定すれば良い。
さらに上述した第3の実施の形態において、フロントガイド236とロアガイド234とに、それぞれ磁石を取り付け、磁力によりロアガイド234にフロントガイド236を引きつけるようにしても良い。また磁石に限らず、ロアガイド234にフロントガイド236を軽く固定するような機構を設けても良い。第4の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、ビルストッパ44RR、44RL、44LR及び44LLそれぞれを独立して構成する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、ビルストッパ44RR及び44RLを一体化させ、当該ビルストッパ44RRの位置からビルストッパ44RLの位置まで溝部が延在するようなビルストッパとしても良い。同様に、ビルストッパ44LRとビルストッパ44LLとを一体化させても良い。第2〜第3の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、外部集積部11を10元紙幣BL10及び100元紙幣BL100に対応させた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、様々な種類のサイズの紙幣に外部集積部11を対応させて良い。第2〜第4の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、本発明を外部集積部11に適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば本発明をリジェクトポケット9に適用しても良い。第2〜第4の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、媒体としての紙幣BLを集積空間40に集積して外部から抜き出させる場合について述べた。
本発明はこれに限らず、例えば各種チケットや証券、或いははがきや封筒等、種々の紙葉状の媒体を集積し、外部から取り出させる種々の装置に適用しても良い。第2〜第4の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、媒体放出部としての集積ローラ48と、媒体収容部としてのアッパガイド32、ロアガイド34、フロントガイド36及びステージ38と、媒体支持部としてのビルストッパ44とによって、媒体集積装置としての外部集積部11を構成する場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる媒体放出部と、媒体収容部と、媒体支持部とによって媒体集積装置を構成しても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、媒体取込部としての紙幣取込部5と、搬送部としての搬送部7と、媒体放出部としての集積ローラ48と、媒体収容部としてのアッパガイド32、ロアガイド34、フロントガイド36及びステージ38と、媒体支持部としてのビルストッパ44とによって、媒体処理装置としての紙幣整理装置1を構成する場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる媒体取込部と、搬送部と、媒体放出部と、媒体収容部と、媒体支持部とによって媒体処理装置を構成しても良い。
本発明は、紙幣等の紙葉状の媒体を集積し、外部から取り出させる種々の装置でも利用できる。
1、101、201、301……紙幣整理装置、2……筐体、3……制御部、4……操作表示部、5……紙幣取込部、6……操作ボタン、7……搬送部、8……鑑別部、9……リジェクトポケット、10……表裏反転部、11、111、211、311、411……外部集積部、12……集積部、13……移送部、14……紙幣結束部、15……放出口、16……搬送ローラ、17……搬送ベルト、20……フロアガイド、22……左側壁、23……左壁面、24……右側壁、25……右壁面、30、330……カバー、31……取手、32……アッパガイド、33……天板、34……ロアガイド、36、236、336、436……フロントガイド、38……ステージ、40……集積空間、42、142、442……開口部、44、344……ビルストッパ、46……スプリング、48……集積ローラ、50……紙幣叩き、51……回動軸、52……ステー、54……集積時開口部、56……取出時開口部、LFL……左側搬送限界ライン、LFR……右側搬送限界ライン、LFC……搬送中央ライン、LIL……左側取込限界ライン、LIR……右側取込限界ライン、PBL……紙幣セット基準位置、WI……取込幅、WF……搬送幅、WA……開口幅、BL……紙幣、BLf……半券紙幣。

Claims (7)

  1. 紙葉状の媒体を放出する媒体放出部と、
    内部に形成された媒体集積空間に上記媒体を収容し、当該媒体集積空間と外部とを連通する開口部が形成された媒体収容部と、
    上記開口部に対し上記媒体の放出方向に直交する幅方向における一方向及び他方向にそれぞれ少なくとも2本ずつ設けられ、放出された上記媒体の先端を衝突させ、上記幅方向に沿って刻設された溝により上記媒体の先端を支持し、上記媒体集積空間に上記媒体を集積させる媒体支持部と
    を有する媒体集積装置。
  2. 上記媒体支持部は、上記媒体集積空間を露出させるよう上記媒体収容部から外部へ向かって可動する
    請求項1に記載の媒体集積装置。
  3. 上記媒体支持部は、一旦集積された上記媒体が上記媒体集積空間から上記開口部を介し外部へ移動する際、当該媒体の移動経路から退避するよう可動する
    請求項2に記載の媒体集積装置。
  4. 開閉可能に構成され、上記媒体収容部を外部に露出させる又は外部から被覆するカバーをさらに有し、
    上記媒体支持部は、上記媒体収容部のうち上記媒体の放出方向の先端側に位置する側面に設けられた内側媒体支持部と、当該内側媒体支持部に対し上記幅方向の外側に位置し上記カバーに設けられた外側媒体支持部とからなり、
    上記カバーが開く際、上記内側媒体支持部が上記媒体の移動経路から退避する
    請求項3に記載の媒体集積装置。
  5. 上記媒体支持部は、上記媒体放出部に搬送される際搬送されるべき幅方向の中央部分を基準として配置されている
    請求項1に記載の媒体集積装置。
  6. 上記媒体支持部は、上記媒体放出部に搬送される際搬送されるべき幅方向の端部を基準として配置されている
    請求項1に記載の媒体集積装置。
  7. 紙葉状の媒体を取り込む媒体取込部と、
    上記媒体を搬送する搬送部と、
    上記搬送部により搬送された上記媒体を放出する媒体放出部と、
    内部に形成された媒体集積空間に上記媒体を収容し、当該媒体集積空間と外部とを連通する開口部が形成された媒体収容部と、
    上記開口部に対し上記媒体の放出方向に直交する幅方向における一方向及び他方向にそれぞれ少なくとも2本ずつ設けられ、放出された上記媒体の先端を衝突させ、上記幅方向に沿って刻設された溝により上記媒体の先端を支持し、上記媒体集積空間に上記媒体を集積させる媒体支持部と
    を有する媒体処理装置。
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