JP6064786B2 - 媒体集積装置及び媒体処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は媒体集積装置及び媒体処理装置に関し、例えば金融機関の窓口に設置される紙幣処理装置(いわゆるテラーマシン)に適用して好適なものである。
従来、紙幣処理装置としては、金融機関の窓口において窓口担当の職員(いわゆるテラー)等の操作者に操作されることにより、顧客との間で現金の入金や出金等のような種々の取引処理を行うものが広く普及している(例えば、特許文献1参照)。
この紙幣処理装置は、例えば紙幣が入金される入金部と、紙幣を出金する出金部と、紙幣を搬送する搬送部と、投入された紙幣の金種及び真偽を鑑別する鑑別部と、投入された紙幣を一時的に保留する一時保留部と、金種ごとに紙幣を収納する紙幣カセットと、再使用すべきでない紙幣を収納するリジェクトカセットとを有している。また紙幣処理装置は、操作者が操作する操作端末等と接続されている。
例えば紙幣処理装置は、操作者から操作端末を介して出金する指示を受け付けた場合、出金すべき金額に応じた紙幣を紙幣カセットから繰り出し、この紙幣を搬送部により鑑別部へ搬送して鑑別し、正常な紙幣を搬送部により出金部へ順次搬送する。
出金部は、搬送部により1枚ずつ搬送されてくる紙幣を内部で順次集積し、出金すべき紙幣を全て集積し終えると、操作者にこの紙幣を取り出させる。
例えば図11に示す出金部604は、フレーム30内に形成された集積空間30Sに上下方向へ移動可能な集積台31が設けられており、この集積台31上に紙幣を集積するようになされている。
集積空間30Sの後側面における上端近傍には、紙幣が搬送される搬送路32が形成されている。搬送路32の前端近傍における当該搬送路32を上下に挟む箇所には、矢印R1方向に回転する放出ローラ36及び自由に回転する押圧ローラ38がそれぞれ配置されている。
放出ローラ36の左右には、複数の羽根車41が配置されている。羽根車41は、中心体42から外方へ向けて、複数の細長い舌片43が放射状に取り付けられている。この舌片43は、例えばゴム材料により構成されており、容易に撓む。この羽根車41は、放出ローラ36と同一の回転軸37に取り付けられており、当該放出ローラ36と共に回転する。
出金部604は、紙幣処理装置の搬送部から紙幣が搬送されてくると、集積動作を開始して、この紙幣を搬送路32に沿って前方へ搬送し、放出ローラ36及び押圧ローラ38の間に挟持して集積空間30S内へ放出する。
集積空間30S内へ放出された紙幣は、集積空間30S内における放出ローラ36等とほぼ対向する位置に設けられたビルストッパ40に衝突してその勢いが吸収された後、放出ローラ36と共に回転する羽根車41の舌片43により後端部分が下方へ叩き落とされ、集積台31の上又は既に集積された紙幣の上に集積される。
特開2007−290850公報(第1図等)
しかしながらこの出金部604では、その構造上、羽根車41の舌片43における外端部が回転時に描く回転軌跡43Rと、搬送路32における紙幣の搬送経路とが交差している。
このため出金部604では、集積動作の際に、回転する羽根車41の舌片43が搬送路32上の紙幣に叩き付けられ、打撃音を発生することになる。かくして出金部604では、出金動作の際に大きな騒音を発生してしまう、という問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、媒体を集積する際に発生する騒音を抑え得る媒体集積装置及び媒体処理装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の媒体集積装置においては、紙葉状の媒体を搬送する搬送路と、搬送路を搬送されてきた媒体を所定の集積空間内へ放出する放出部と、集積空間内に設けられ、放出部から放出された媒体を載置して集積する集積台と、媒体の搬送方向と直交する中心軸を中心に回転する中心体から可撓性を有する舌片が放射方向へ延設されてなり、放出部から放出された媒体の後端を、舌片の中心体から最も遠い外端部が円状に回転する場合に描く回転軌跡の内側に位置させ、且つ搬送路に対し当該回転軌跡を交差させるように配置された羽根車と、回転軌跡の内側に位置し、羽根車が回転する際に舌片を変形させ、該舌片を元の形状に戻す前に搬送路内の媒体に当接させる干渉体とを設けるようにした。
また本発明の媒体処理装置においては、紙葉状の媒体を収納する収納部と、収納部から供給される媒体を搬送する搬送路と、搬送路を搬送されてきた媒体を所定の集積空間内へ放出する放出部と、集積空間内に設けられ、放出部から放出された媒体を載置して集積する集積台と、媒体の搬送方向と直交する中心軸を中心に回転する中心体から可撓性を有する舌片が放射方向へ延設されてなり、放出部から放出された媒体の後端を、舌片の中心体から最も遠い外端部が円状に回転する場合に描く回転軌跡の内側に位置させ、且つ搬送路に対し当該回転軌跡を交差させるように配置された羽根車と、回転軌跡の内側に位置し、羽根車が回転する際に舌片を変形させ、該舌片を元の形状に戻す前に搬送路内の前記媒体に当接させる干渉体とを設けるようにした。
本発明では、羽根車の回転により舌片を搬送路内の媒体に当接させる際に、当該舌片を予め干渉体に当接させて変形させ、中心軸に近づけることにより、その速度を低下させることができる。
本発明によれば、羽根車の回転により舌片を搬送路内の媒体に当接させる際に、当該舌片を予め干渉体に当接させて変形させ、中心軸に近づけることにより、その速度を低下させることができる。かくして本発明は、媒体を集積する際に発生する騒音を抑え得る媒体集積装置及び媒体処理装置を実現できる。
紙幣処理装置の外観構成を示す略線的斜視図である。 窓口における紙幣処理装置の配置を示す略線図である。 紙幣処理装置の内部構成を示す略線図である。 出金部の構成を示す略線図である。 出金部の構成を示す略線図である。 羽根車の回転に伴う舌片の変形(1)を示す略線図である。 羽根車の回転に伴う舌片の変形(2)を示す略線図である。 紙幣が無い場合の舌片の変形を示す略線図である。 他の実施の形態による干渉部材の構成を示す略線図である。 他の実施の形態による干渉部材の構成を示す略線図である。 従来の出金部の構成を示す略線図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.紙幣処理装置の構成]
図1に、紙幣処理装置1の外観構成を示す。この紙幣処理装置1は、金融機関の窓口等に設置される窓口用現金処理装置(いわゆるテラーマシン)であり、当該窓口等において顧客と応対する窓口担当者等の操作者に操作されることにより、紙幣の入出金処理を行うようになされている。
この紙幣処理装置1は、全体として直方体状に形成された筐体2の上面における前寄りの箇所に、入金部3、出金部4A及び4B、表示操作部5、並びに操作ボタン6A及び6Bが設けられている。
入金部3は、主に紙幣を入金するようになされており、操作者により紙幣が投入されると、これを1枚ずつに分離して紙幣処理装置1内へ取り込む。
出金部4A及び4B(以下、まとめて出金部4と呼ぶ)は、主に紙幣を出金するようになされており、紙幣処理装置1内から搬送されてきた紙幣を内部に集積し、操作者に取り出させる。なお、出金部4A及び4Bは互いに同等に構成されている。
表示操作部5は、例えばタッチセンサが組み込まれた液晶ディスプレイ、いわゆるタッチパネルでなり、メニュー画面、各種処理の結果画面などを表示して操作者に各種情報を通知すると共に、当該操作者の入力操作を受け付ける。
操作ボタン6A及び6Bは、操作者による押下操作を受け付ける。また操作ボタン6A及び6Bは、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子が組み込まれており、このLEDを点灯又は点滅させることにより、当該操作ボタン6A及び6B全体を点灯又は点滅させ得るようになされている。
以下では、紙幣処理装置1のうち表示操作部5の表示内容を正しく読み取り得る正面側を前側とし、その反対を後側とし、前側から見た場合の左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。
筐体2の上面における前寄りの箇所には、図1に示したように、手前側から後ろ側へ向かって、出金部4B、出金部4A、入金部3及び表示操作部5の順に配置されている。また表示操作部5の左右に操作ボタン6A及び6Bがそれぞれ配置されている。
制御部8は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、図示しないROMやフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、入金処理や出金処理等のような種々の処理を行う。
また制御部8は、内部にRAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部を有しており、この記憶部に種々の情報を記憶させる。
この紙幣処理装置1は、図2に平面図を示すように、金融機関等の窓口20に設置される。窓口20は、図の中央において長手方向を左右に向けるように設置されたカウンタ21により、金融機関の職員でなる操作者M1及びM2(以下まとめて操作者Mと呼ぶ)等が職務を行う領域(図の下側)と、顧客CSが各種取引や手続きを行う領域(図の上側)とを区切っている。
紙幣処理装置1は、カウンタ21の下部に後側部分を潜り込ませると共に、椅子に座った2人の操作者M1及びM2の間に前側部分を位置させている。
またカウンタ21には、操作者M1及びM2がそれぞれ対峙する位置に、当該操作者M1及びM2がそれぞれ操作するための操作端末22及び23が設置されている。
紙幣処理装置1は、図示しない通信処理部からネットワークを介して操作端末22及び23や図示しないホストコンピュータと接続されている。このため紙幣処理装置1は、操作端末22及び23やホストコンピュータとの間で各種情報を送受する他、操作端末22及び23側からの操作指示に基づいた処理を実行するようにもなされている。
[2.紙幣処理装置の内部構成]
次に、図3を用いて、紙幣処理装置1の内部構成について説明する。紙幣処理装置1の筐体2内には、上述した制御部8の他、鑑別部11、一時保留部12、紙幣カセット13A〜13D、リジェクトカセット14及び搬送部15が設けられている。
鑑別部11は、入金部3の後方下側に配置されている。この鑑別部11は、搬送部15により搬送されてくる紙幣の金種、真偽、正損、走行状態などを基に、取り扱うことのできる正常紙幣であるか、或いは取り扱うことのできないリジェクト紙幣であるかを鑑別して、その鑑別結果を制御部8へ送出する。
一時保留部12は、出金部4の前方下側に配置されており、搬送部15により搬送されてきた紙幣を内部に一時的に保留し、また保留している紙幣を1枚ずつ搬送部15へ送出する。
筐体2内における下部には、最も前側にリジェクトカセット14が配置されており、その後側に前方から後方へ向けて紙幣カセット13A、13B、13C及び13Dが順次並ぶように配置されている。
紙幣カセット13A〜13Dは、それぞれ内部に紙幣を集積した状態で収納するようになされており、またそれぞれ金種が割り当てられている。
この紙幣カセット13A〜13Dは、搬送部15から搬送されてくる紙幣(正常紙幣)を上下方向に重ねて内部に収納し、また収納している紙幣を1枚ずつ繰り出して搬送部15へ受け渡すようになされている。
リジェクトカセット14は、搬送部15から搬送されてくるリジェクト紙幣を内部に集積して収納するようになされている。
搬送部15は、筐体2内の各部を結ぶ搬送路Wに沿って配置された各種ローラやベルト及びこれらを駆動するためのギアやモータ等により構成されている。また搬送部15は、搬送路の分岐点に図示しない搬送路切替機構を配置している。
この搬送部15は、制御部8の制御に基づき、搬送路Wに沿って紙幣を搬送すると共に、搬送路切替機構により当該紙幣の搬送先を切り替える。因みに図3では、搬送部15を構成する部品の一部のみを模式的に示している。
かかる構成により紙幣処理装置1は、入金処理が行われる際、まず操作者に入金部3に紙幣を投入させ、これを1枚ずつ分離して搬送部15へ順次送り出す。搬送部15は、この紙幣を搬送路Wに沿って鑑別部11へ順次搬送する。
鑑別部11は、この紙幣を1枚ずつ鑑別し、その鑑別結果を制御部8へ送出する。このとき制御部8は、鑑別部11から取得した鑑別結果、すなわち正常紙幣又はリジェクト紙幣のいずれであるかに基づき、各紙幣の搬送先を決定する。
正常紙幣は、搬送部15により一時保留部12へ搬送されて一時的に保留された後、再度鑑別部11へ搬送されて金種が判別され、その金種に応じた紙幣カセット13A〜13Dへ搬送されて収納される。またリジェクト紙幣は、搬送部15によりリジェクトカセット14へ搬送されて収納される。
また紙幣処理装置1は、出金処理が行われる際、操作端末22又は23(図2)から出金額の指示を受け付け、制御部8の制御に基づき、紙幣カセット13A〜13Dから出金額に応じた金種及び枚数の紙幣を搬送部15へ順次繰り出す。
搬送部15は、繰り出された紙幣の金種や正損等を鑑別部11により鑑別した上で出金部4(4A又は4B)へ順次受け渡す。出金部4は、搬送部15から受け渡される紙幣を内部に集積し、操作者に取り出させる。
このように紙幣処理装置1は、出金処理において、紙幣を出金部4へ順次搬送して内部に集積させ、その後操作者Mに出金部4から紙幣を取り出させるようになされている。
[3.出金部の構成]
次に、出金部4の構成について説明する。図4及び図5に示すように、出金部4は、直方体状のフレーム30内に各種部品が取り付けられた構成となっている。
因みに図4は出金部4の右側面図を表しており、図5は平面図を表している。なお説明の都合上、各部品は簡略化されており、さらに一部の部品は省略され、或いは透過されている。
フレーム30(図4)は、内部に直方体状の集積空間30Sが形成されている。集積空間30S内には、上下方向に薄い板状部材でなる集積台31が設けられている。集積台31は、その板面が水平方向に対して傾斜するように配置されており、左右方向への投影形状が略平行四辺形となっている。また集積台31の上面である集積面31Aは、紙幣BLを集積し得るようになされている。
この集積台31は、制御部8(図1)の制御に基づき、図示しない集積台移動部により上下方向へ移動するようになされている。
一方、出金部4の上部後側には、図4に示したように、フレーム30の後面上部と集積空間30Sの後側面上部との間を前後方向に連通させる搬送路32が形成されている。この搬送路32は、紙幣BLに合わせて断面形状が形成されている。
搬送路32の上下には、紙幣BLを当該搬送路32に沿って案内するための上ガイド33及び下ガイド34がそれぞれ設けられている。上ガイド33は、フレーム30の後面から集積空間30Sの天井面における前寄りの箇所まで到達している。一方、下ガイド34は、フレーム30の後面から集積空間30Sの後面に達しており、当該集積空間30Sの後面を形成する後ガイド35と連接している。
搬送路32の前端近傍における下側には、放出ローラ36が配置されている。放出ローラ36は、中心軸を左右方向に向けた円柱状に形成されており、その中心部分において回転軸37に貫通されている。因みに図5に示すように、回転軸37には、2個の放出ローラ36が互いに間隔を空けるようにして貫通されている。
この回転軸37は、図示しないアクチュエータからの駆動力が伝達されるようになされており、制御部8(図1)の制御に基づき、放出ローラ36と共に矢印R1方向に回転する。
搬送路32の前端近傍における上側であって各放出ローラ36と対向する箇所には、押圧ローラ38がそれぞれ設けられている。押圧ローラ38は、中心軸を左右方向に向けた円柱状に形成されている。また押圧ローラ38は、図5に示したように、左右方向の幅が放出ローラ36よりも狭くなっている。
さらに押圧ローラ38は、その中心部分において回転軸39に貫通されており、当該回転軸39を中心として自在に回転するようになされている。
この回転軸39は、図示しないスプリングにより下方へ押圧されている。このため押圧ローラ38は、放出ローラ36に向けて付勢されることになり、放出ローラ36が矢印R1方向へ回転する際に、摩擦により矢印R2方向へ回転する。また放出ローラ36は、このとき紙幣BLが搬送路32内にあれば、当該紙幣BLを押圧ローラ38との間に挟み込んで前方へ搬送し、集積空間30S内へ放出する。
因みに出金部4は、例えば1秒間に12枚のように極めて高速で紙幣BLを集積空間30S内へ放出し、集積台31上にも同じ速度で当該紙幣BLを集積することができる。
集積空間30S内における前方には、ビルストッパ40が設けられている。ビルストッパ40は、図示しないスプリングを介してフレーム30の前面に取り付けられている。
このためビルストッパ40は、放出ローラ36及び押圧ローラ38により集積空間30S内に放出された紙幣BLが衝突すると、その衝撃を吸収すると共に、僅かに後方へ押し戻す。
ところで回転軸37には、放出ローラ36に加えて、羽根車41(図4)が貫通されている。羽根車41は、回転軸37に取り付けられた円柱状の中心部42から4枚の舌片43を放射状に外方へ延長させている。
舌片43は、ゴム等の材料により薄く細長い板状に形成されており、可撓性を有すると共に、表面の摩擦力が比較的大きくなっている。また舌片43は、変形された際に元の形状に戻ろうとする程度の強度、いわゆる「コシ」を有しており、且つ柔軟な材料により構成されている。
因みに回転軸37には、図5に示したように、左右の放出ローラ36の間に1個、左右の放出ローラ36の外側にそれぞれ2個ずつの合計5個が不等な間隔を空けて配置されている。
この羽根車41は、回転軸37が回転されると放出ローラ36と共に矢印R1方向へ回転される。このとき舌片43は、仮にその回転半径内に他の部品等が何ら設けられていなかった場合には、変形すること無く、外端部43Aが回転軌跡43Rに沿って円を描くように回転することになる。
舌片43は、集積空間30S内に放出されビルストッパ40に衝突した紙幣BLが回転軌跡43Rの範囲内にあれば、これを下方へ、すなわち集積台31の上面又は当該集積台31上に既に集積されている紙幣BLの上面に叩き落とす。続いて舌片43は、叩き落とした紙幣BLの上面に密着するように撓み、当該紙幣BLとの間に摩擦力を作用させて後方へ引き寄せることができる。
また上ガイド33、下ガイド34及び後ガイド35における、羽根車41が回転する際に舌片43が通過する箇所には、当該舌片43と干渉することなく通過させるための孔部が適宜穿設されている。
かかる構成に加えて出金部4には、下ガイド34の下方における羽根車41と対応する箇所であって回転軌跡43Rの内側、すなわち羽根車41の舌片43が当接する箇所に、干渉部材51が設けられている。
干渉部材51は、板面を前後方向に向けると共にその厚さが十分に厚く強固な金属板により構成されており、容易に撓まないように、すなわち容易に振動しないようになされている。
また干渉部材51は、下側部分を前方へやや屈曲させたような形状となっており、左右方向への投影形状が折れ線状となっている。換言すれば、干渉部材51における下端51Pの近傍部分は、後述するように法線が回転軌跡43Rの接線よりも回転軸37側に傾斜したような傾斜面となっている。
さらに干渉部材51は、その下端51Pが回転軌跡43Rの外方にまで延長されており、その上端51Qが、下ガイド34に対し僅かな隙間を空ける程度に近接している。
ところで干渉部材51は、図5に示したように、左側の2個の羽根車41、中央の1個の羽根車41、及び右側の2個の羽根車41とそれぞれ対応する干渉部材51A、干渉部材51B及び干渉部材51Cにより構成されている。
すなわち干渉部材51は、羽根車41と対応しない範囲、例えば放出ローラ36と対応する範囲が省略されていることにより、その面積が極力小さく抑えられている。
このように出金部4は、下ガイド34の下方であって羽根車41の舌片43が円状に回転する場合に描く回転軌跡43Rの範囲内に、干渉部材51が設けられている。
[4.動作及び効果]
以上の構成において、本実施の形態による出金部4は、搬送部15(図3)により紙幣BLが搬送されてくると、回転軸37(図4及び図5)を回転させることにより、放出ローラ36と共に羽根車41を矢印R1方向へ回転させる。
ここで羽根車41に設けられた4本の舌片43のうち1本の舌片43に着目する。この舌片43は、図6(A)に示すように、後ガイド35を通過した後、回転軸37から最も遠方となる外端部43Aを干渉部材51における下端51Pの近傍に当接させる。
因みに図6(A)では、説明の都合上、出金部4の一部のみを表しており、特に羽根車41については、4本の舌片43のうち着目している1本の舌片43のみを表し、他を省略している。
干渉部材51における下端51Pの近傍部分は、上側の部分に対し前方へやや屈曲されているため、その法線L1が回転軌跡43Rの接線L2よりも回転軸37側を向いている。これを換言すれば、干渉部材51における下端51Pの近傍部分は、舌片43の進行方向に沿って回転軌跡43Rの外側から徐々に内側へ入り、回転軸37へ近づくように形成されている。
このため舌片43は、羽根車41の矢印R1方向への回転に伴い、干渉部材51に対する接触面積を徐々に増やしながら、図6(B)に示すように、外端部43A側を当該干渉部材51に沿った形状に変形させていく。このため舌片43は、干渉部材51に当接する際に衝撃音を殆ど発生させることがない。
その後舌片43は、羽根車41の回転に伴い、干渉部材51に対する当接位置を徐々に上方向へ移動させながら当該干渉部材51との当接面積を増加させ、やがて図7(A)に示すように、その一部を搬送路32に露出させる。ここで搬送路32に紙幣BLがある場合、舌片43はその中程の一部分である中部43Bを当該紙幣BLに当接させる。
ところで、従来の出金部604(図11)では、上述したように、舌片43の外端部43Aが最初に紙幣BLに当接していた。この外端部43Aは、回転軸37から最も遠方であるために、回転する羽根車41において最も速度が高い部分となっていた。また外端部43Aは、外側(回転軸37側と反対側)において何ら固定されておらず、いわゆる自由端となっているため、他の部品と衝突した際の振動が比較的大きくなっていた。
これらの要因により、従来の出金部604では、舌片43の外端部43Aが紙幣BLに衝突した際に、発生する騒音が比較的大きくなっていた。
これに対し本実施形態による出金部4の舌片43は、最初に紙幣BLに当接する中部43Bが回転軌跡43Rよりも回転軸37側に位置しており、回転方向への進行速度が回転軌跡43R上における外端部43Aよりも低い。
また中部43Bは、内側(すなわち回転軸37側)において中心部42に固定される一方、外側(すなわち回転軸37と反対へ向かう側)において干渉部材51に当接しており、両端が固定されているものと見なし得る。これにより舌片43は、他の部品と衝突した際の振動が、いわゆる自由端の場合よりも大幅に小さくなっている。
このため出金部4は、舌片43の中部43Bが紙幣BLに衝突した際に発生する騒音を、従来の出金部604において外端部43Aが回転軌跡43Rに沿って紙幣BLに衝突した際に発生する騒音よりも、格段に小さく抑えることができる。
その後舌片43は、羽根車41が放出ローラ36と共に回転すると、図7(B)に示すように、紙幣BLと当接した部分が当該紙幣BLとの間で発生する摩擦により、当該紙幣BLに当接する面積を徐々に増加させると共に干渉部材51と当接する面積を減少させながら、当該紙幣BLと同等の速度で前方へ進行する。
やがて舌片43の外端部43Aは、干渉部材51の上端51Qから離れ、弾性力の作用により紙幣BLに当接する。このとき舌片43は、外端部43Aの近傍である比較的短い範囲のみを撓ませているため、作用する弾性力が比較的小さくなる。また外端部43Aは、回転軸37からの距離(いわゆる直線距離)が、従来の出金部604において回転軌跡43R上で紙幣BLと当接する際の距離よりも大幅に短く、また回転速度も小さい。
このため出金部4は、舌片43の外端部43Aが紙幣BLに衝突した際に発生する騒音を、従来の出金部604よりも格段に小さく抑えることができる。
このように出金部4は、羽根車41を回転させる際に、舌片43を干渉部材51に徐々に当接させていくことができ、また舌片43の外端部43Aを回転軸37に近づけて速度を低下させた状態で紙幣BLに衝突させることができるので、衝突に伴って発生する騒音を極めて小さくすることができる。
ところで出金部4は、搬送路32内を紙幣BLが搬送されていなかった場合、図8(A)に示すように、舌片43の外端部43Aを干渉部材51の上端51Qから引き離す際に、上端51Qの頂点部分が当該舌片43の外側面と摺動することになる。
ここで図8(B)に示すように、仮想的な出金部104において、干渉部材51に代えて上端151Qが前方へ傾くように屈曲された干渉部材151が設けられていた場合を想定する。すなわち干渉部材151の上端151Q近傍における内側面は、その法線L3が当該上端151Qを通る仮想的な円の接線L4よりも回転軸37に近づく方向へ傾けられている。
この出金部104では、舌片43の外端部43Aを干渉部材151の上端151Qから引き離す際に、外端部43Aの近傍を含む比較的広い範囲が上端151Qのみと摺動するため、いわば先端部分によりしごかれることになる。これにより出金部104では、比較的短い期間で舌片43の摩耗や損傷が発生する恐れがある。
これに対し、本実施形態による出金部4(図8(A))において、干渉部材51の上端51Q近傍における内側面は、その法線L5が当該上端51Qを通る仮想的な円の接線L6よりも回転軸37から遠ざかる方向へ傾けられている。
これにより出金部4では、舌片43の外端部43Aを干渉部材51の上端51Qから引き離す際に、上端51Qの近傍を含む比較的広い範囲で外端部43A及びその近傍と摺動することになる。これにより出金部104では、舌片43の摩耗や損傷が発生する可能性が極めて低い。
さらに出金部4は、干渉部材51の面積を極量小さく、紙幣BLの面積よりも十分に小さく抑えた。これにより、例えば各干渉部材51A〜51Cを左右方向に連結してその面積を拡大した場合と比較して、舌片43が当接する際に発生する騒音の音量を小さく抑えることができ、且つその周波数を高めることができる。
一般に、音の伝播特性として、周波数が高いと直進性が高いために回り込み難く、周波数が低いと直進性が低いために回り込み易いことが知られている。このため、一般に騒音の伝播を防止する場合、高音域であれば音の直線的な進行経路を遮蔽すれば良いのに対し、低温域であれば空間を密閉するなどの複雑な騒音対策が必要とされる。
この点において本実施形態による出金部4では、騒音の周波数が高いため、密閉等の複雑な対策を必要とせず、例えば簡易的な開閉式のカバーを設けることにより、その騒音の外部への伝播を有効に遮断することができる。
以上の構成によれば、本実施の形態による出金部4は、下ガイド34の下方であって羽根車41の舌片43の回転軌跡43R内に干渉部材51を設けた。これにより出金部4は、羽根車41を回転させる際、舌片43をまず干渉部材51の下端51P近傍に徐々に当接させ、その後当該舌片43を当該干渉部材51に摺動させた後、搬送路32内を搬送される紙幣BLに対し、まず中部43Bを当接させ、徐々にその外方部分を当接させていき、最後に外端部43Aを僅かに撓ませて紙幣BLに衝突させる。この結果、出金部4は、舌片43の外端部43Aと紙幣BLとの衝突に伴って発生する騒音を極めて小さく抑えることができる。
[5.他の実施の形態]
なお上述した実施の形態においては、干渉部材51を、板面を前後方向に向けた薄板状の部材における下側部分を前方へやや屈曲させたような形状とした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、他の種々の形状としても良い。例えば図9(A)に示す干渉部材251のように、板面を前後方向に向けて屈曲させることなく1枚の薄板状としても良く、或いは図9(B)に示す干渉部材351のように全般的に湾曲された板状としても良い。この場合、要は回転軌跡43R内に設けられることにより、舌片43の外端部43Aを摺動させながら徐々に回転軸37側へ近づけていき、且つ下ガイド34の比較的近傍で当該外端部43Aの摺動を終了して、搬送路32内の紙幣BLに当接させることができれば良い。
また上述した実施の形態においては、干渉部材51の下端51Pを回転軌跡43Rの外方に位置させるようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば図10(A)に示す干渉部材451のように、下端451Pを回転軌跡43Rの内部に位置させても良い。この場合、下端451Pを極力回転軌跡43Rに近接させることにより、干渉部材51のように下端51Pを回転軌跡43Rの外側に位置させた場合と類似した効果を得ることができる。
さらに上述した実施の形態においては、干渉部材51における下端51Pの近傍部分を、その法線L1が回転軌跡43Rの接線L2よりも回転軸37側に傾斜したような傾斜面とした場合について述べた(図6(A))。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば干渉部材51における下端51Pの近傍部分を、その法線L1が回転軌跡43Rの接線L2と同等の方向に向け、或いは回転軸37と反対側に傾斜させるようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、屈曲された板状の干渉部材51を羽根車41における舌片43の回転軌跡43R内に設けるようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば図10(B)に示すように、中心軸を左右方向に向けた円柱状の干渉部材551を下ガイド34の下近傍であって舌片43の回転軌跡43R内に設けるようにしても良い。この場合、干渉部材551の強度を高めることにより、舌片43が当接したときに発生する騒音を抑えることが望ましい。
この干渉部材551を用いた場合、干渉部材51を用いた場合と同様に、下ガイド34の近傍において舌片43の外端部43Aを摺動させ、撓ませてから紙幣BLに当接させることにより、当該外端部43Aが紙幣BLに衝突する際に発生する騒音を極めて小さく抑えることができる。
さらに上述した実施の形態においては、干渉部材51の上端51Q(図4)を下ガイド34に近接させる場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば、下ガイド34から上端51Qまでの距離を、下ガイド34から回転軸37までの距離よりも遠ざける等、上端51Qを下ガイド34からある程度遠ざけるようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、各干渉部材51(51A、51B及び51C)をそれぞれ1の部材により構成する場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、各干渉部材51を2以上の部材の組み合わせにより構成しても良い。これにより、1の部材により構成する場合と比較して、個々の部品を小さくすることができるので、舌片43が当接したときに発生する騒音の大きさをより小さくし、且つ周波数帯を高めることが可能となる。
さらに上述した実施の形態においては、放出ローラ36の外方において互いに隣接して配置された2個の羽根車41に対し、1個の干渉部材51A又は51Cを配置した場合について述べた(図5)。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば左右方向の長さが短く1個の羽根車41と対応するような干渉部材51、すなわち干渉部材51Bと同様の大きさの干渉部材51を各羽根車41と対応させるように配置しても良い。或いは、これと反対に、左右方向の長さが長く、3以上の羽根車41と対応するような干渉部材51を配置するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、干渉部材51を金属材料により構成した場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、当該干渉部材51を例えば樹脂材料により構成するようにしても良い。この場合、強度を十分に高めることにより、撓みや振動の発生を極力抑制することが望ましい。
さらに上述した実施の形態においては、干渉部材51に対し特に加工を施さない場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば干渉部材51の表面に研磨加工やメッキ処理等のような種々の加工処理を施すことにより、摩擦係数を低減させるようにしても良い。或いは、干渉部材51に対し焼き入れ処理を施すことにより、耐久性を高めるようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、紙幣BLを出金する出金部4において羽根車41における舌片43の回転軌跡43R内に干渉部材51を設けた場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば紙幣カセット13やリジェクトカセット14等、種々の箇所に設けられている羽根車における舌片の回転軌跡内に干渉部材51を設けるようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、金融機関の窓口等に設置される窓口用現金処理装置としての紙幣処理装置1において、媒体としての紙幣BLを集積する出金部4に本発明を適用するようにした場合について述べた。
しかしながらこれに限らず、例えば金融機関等において顧客との間で現金に関する種々の処理を行う現金自動預払機(いわゆるATM)等、紙幣BLを取り扱う種々の装置において、羽根車が配置される箇所に本発明を適用するようにしても良い。さらには、例えば証券や金券等のような種々の紙葉状の媒体を取り扱う種々の装置において羽根車が配置される箇所に、本発明を適用するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、搬送路としての搬送路32と、放出部としての放出ローラ36及び押圧ローラ38と、集積台としての集積台31と、羽根車としての羽根車41と、干渉体としての干渉部材51とによって媒体集積装置としての出金部4を構成する場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる搬送路と、放出部と、集積台と、羽根車と、干渉体とによって媒体集積装置を構成するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、搬送部としての搬送部15と、搬送路としての搬送路32と、放出部としての放出ローラ36及び押圧ローラ38と、集積台としての集積台31と、羽根車としての羽根車41と、干渉体としての干渉部材51とによって媒体処理装置としての紙幣処理装置1を構成する場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる搬送部と、搬送路と、放出部と、集積台と、羽根車と、干渉体とによって媒体処理装置を構成するようにしても良い。
本発明は、紙葉状の媒体を集積する種々の装置でも利用できる。
1……紙幣処理装置、4、4A、4B……出金部、8……制御部、13……紙幣カセット、14……リジェクト庫、15……搬送部、30S……集積空間、31……集積台、32……搬送路、36……放出ローラ、37……回転軸、38……押圧ローラ、41……羽根車、42……中心部、43……舌片、43A……外端部、43B……中部、43R……回転軌跡、51……干渉部材、BL……紙幣。

Claims (10)

  1. 紙葉状の媒体を搬送する搬送路と、
    前記搬送路を搬送されてきた前記媒体を所定の集積空間内へ放出する放出部と、
    前記集積空間内に設けられ、前記放出部から放出された前記媒体を載置して集積する集積台と、
    前記媒体の搬送方向と直交する回転軸を中心に回転する中心体から可撓性を有する舌片が放射方向へ延設されてなり、前記放出部から放出された前記媒体の後端を、前記舌片の前記中心体から最も遠い外端部が円状に回転する場合に描く回転軌跡の内側に位置させ、且つ前記搬送路に対し当該回転軌跡を交差させるように配置された羽根車と、
    前記回転軌跡の内側に位置し、前記羽根車が回転する際に前記舌片を変形させ、該舌片を元の形状に戻す前に前記搬送路内の前記媒体に当接させる干渉体と
    を具えることを特徴とする媒体集積装置。
  2. 前記干渉体は、
    その一部が前記回転軌跡の外方まで延接されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の媒体集積装置。
  3. 前記干渉体は、
    前記羽根車が回転する際に前記舌片の外端部と最初に当接する
    ことを特徴とする請求項2に記載の媒体集積装置。
  4. 前記干渉体は、
    前記羽根車の回転に伴い前記舌片が摺動する際に、当該舌片の外端部を中心軸に近接させていく
    ことを特徴とする請求項3に記載の媒体集積装置。
  5. 前記干渉体は、
    回転する前記羽根車の前記舌片が最初に当接する初接箇所における当接面の法線が、前記回転軌跡における接線の方向よりも前記回転軸側に傾斜している
    ことを特徴とする請求項2に記載の媒体集積装置。
  6. 前記干渉体は、
    前記羽根車が回転する際に前記舌片が最初に当接する初接箇所から最後に離れる離別箇所までの範囲が、連続する曲面により形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の媒体集積装置。
  7. 前記干渉体は、
    前記搬送路内の前記媒体に対し、前記羽根車の前記舌片を、外端部よりも前記回転軸に近い箇所から当接させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の媒体集積装置。
  8. 前記干渉体は、
    前記羽根車の前記舌片における外端部を、前記回転軌跡よりも前記回転軸に近い箇所で前記搬送路内の前記媒体に当接させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の媒体集積装置。
  9. 前記羽根車は、
    同一の回転軸に対し複数設けられ、
    前記干渉体は、
    前記羽根車ごとに分離されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の媒体集積装置。
  10. 紙葉状の媒体を収納する収納部と、
    前記収納部から供給される前記媒体を搬送する搬送路と、
    前記搬送路を搬送してきた前記媒体を所定の集積空間内へ放出する放出部と、
    前記集積空間内に設けられ、前記放出部から放出された前記媒体を載置して集積する集積台と、
    前記媒体の搬送方向と直交する中心軸を中心に回転する中心体から可撓性を有する舌片が放射方向へ延設されてなり、前記放出部から放出された前記媒体の後端を、前記舌片の前記中心体から最も遠い外端部が円状に回転する場合に描く回転軌跡の内側に位置させ、且つ前記搬送路に対し当該回転軌跡を交差させるように配置された羽根車と、
    前記回転軌跡の内側に位置し、前記羽根車が回転する際に前記舌片を変形させ、該舌片を元の形状に戻す前に前記搬送路内の前記媒体に当接させる干渉体と
    を具えることを特徴とする媒体処理装置。
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