JP6866806B2 - 媒体処理装置及び自動取引装置 - Google Patents

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Description

本発明は、媒体処理装置及び自動取引装置に関するものであり、例えば羽根車で媒体を叩いて集積する媒体処理装置、及びこのような媒体処理装置を備えた自動取引装置に適用して好適なものである。
従来、媒体処理装置は、例えば、フィードローラと、フィードローラと対向配置されたゲートローラと、ゲートローラの中心軸と同一軸上に配置された複数の羽根車と、媒体を収納する収納空間と、収納空間内を移動可能なステージとを有している。そして、媒体処理装置は、搬送されてきた媒体を、フィードローラとゲートローラにより挟持して1枚ずつ収納空間へと放出するとともに、収納空間へと放出した媒体を羽根車の舌片で叩いて収納空間内のステージ上に集積していくようになっている(例えば特許文献1参照)。
特開2016−224869号公報
しかしながら、従来の媒体処理装置は、例えば、媒体を羽根車の舌片で叩いて集積する際に、媒体に折れなどの変形が生じていると、正常に集積できない場合があった。
本発明は以上の点を考慮したもので、従来と比べてより確実に媒体を集積できる媒体処理装置及び自動取引装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、媒体を収納する収納空間を有し、前記収納空間に前記媒体を搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラと対向して配置され、前記搬送ローラとの間で前記媒体を前記収納空間へ放出する放出口を形成する対向ローラと、前記放出口から前記収納空間に放出された前記媒体を叩く複数の羽根車と、前記羽根車を軸支するシャフトと、前記収納空間内を移動可能で、前記媒体を集積するステージと、前記収納空間内において、前記媒体における放出方向と平行に直交する幅方向の位置を規制するサイドガイドとを備え、前記複数の羽根車のうち、前記シャフトにおける軸方向の最も外側に位置する外側羽根車は、前記外側羽根車から前記サイドガイドまでの間隔が、前記ステージ上に集積されている媒体の最上面から前記放出口までの高さ方向の長さより小さく、且つ前記サイドガイドと接触しない位置に配置されるようにした。
こうすることで、収納空間に放出された媒体を複数の羽根車で叩いてステージ上に集積する際に、例えば、外側羽根車とサイドガイドとの間に位置する、媒体の幅方向の端部が放出口側に折れ曲がるように変形しても、この端部が放出口の高さまで到達することを防ぐ。これにより、先行する媒体の端部が後続の媒体と衝突してしまうことを回避することができ、媒体を正常に集積できる。
本発明は、従来と比べてより確実に媒体を集積できる媒体処理装置及び自動取引装置を実現できる。
第1の実施の形態による現金自動預払機の構成を示す外観斜視図である。 第1の実施の形態による紙幣入出金機の内部構成を示す側面図である。 第1の実施の形態による集積繰出装置の構成を示す側面図である。 第1の実施の形態による集積繰出装置の構成を示す前面図である。 第1の実施の形態による放出口の高さとなる放出ラインの位置を示す側面図である。 第1の実施の形態によるサイドガイドの可動範囲を示す前面図である。 第1の実施の形態による紙幣が一方のサイドガイド側に寄って集積される場合を示す図である。 第1の実施の形態による紙幣がサイドガイドから離れて集積される場合を示す図である。 紙幣の端部が変形して後続の紙幣と衝突する様子を示す図である。 第1の実施の形態による紙幣が一方のサイドガイド側に寄って集積される場合に、紙幣の端部が変形する様子を示す図である。 第1の実施の形態による紙幣がサイドガイドから離れて集積される場合に、紙幣の端部が変形する様子を示す図である。 第1の実施の形態による放出された紙幣が逆V字状に変形する様子を示す図である。 逆V字状に変形した紙幣を羽根車で叩いて集積する際に、紙幣の端部がサイドガイドと集積済み紙幣との間に入り込んでいく様子を示す図である。 第1の実施の形態による逆V字状に変形した紙幣を羽根車で叩いて集積する様子を示す図である。 第2の実施の形態による羽根車の配置例を示す図である。 他の実施の形態による羽根車の配置例を示す図である。 他の実施の形態による羽根車の配置例を示す図である。
以下、発明を実施するための形態について、図面を用いて詳細に説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.現金自動預払機の構成]
まず第1の実施の形態について説明する。図1に外観を示すように、現金自動預払機1は、箱型の筐体2を中心に構成されており、例えば金融機関等に設置され、利用者(すなわち金融機関等の顧客)との間で入金取引や出金取引等の現金に関する取引を行うようになっている。
筐体2は、その前側に顧客が対峙した状態で紙幣の投入やタッチパネルによる操作等をしやすい箇所に顧客応対部3が設けられている。顧客応対部3は、カード入出口4、入出金口5、操作表示部6、テンキー7、及びレシート発行口8が設けられており、顧客との間で現金や通帳等を直接やり取りすると共に、取引に関する情報の通知や操作指示の受付を行うようになっている。
カード入出口4は、キャッシュカード等の各種カードが挿入または排出される部分である。カード入出口4の筐体内側には、各種カードに磁気記録された口座番号等の読み取りを行うカード処理部(図示せず)が設けられている。入出金口5は、顧客により入金する紙幣が投入されると共に、顧客へ出金する紙幣が排出される部分である。また入出金口5は、シャッタを駆動することにより開放又は閉塞するようになっている。
操作表示部6は、取引に際して操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額等を入力するタッチセンサとが一体化されたタッチパネルとなっている。テンキー7は、「0」〜「9」の数字等の入力を受け付ける物理キーであり、暗証番号や取引金額等の入力操作時に用いられる。レシート発行口8は、取引処理の終了時に取引内容等を印字したレシートを発行する部分である。因みにレシート発行口8の奥側には、レシートに取引内容等を印字するレシート処理部(図示せず)が設けられている。
以下では、現金自動預払機1のうち顧客が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、前側に対峙した顧客から見て上下左右を、それぞれ上側、下側、左側及び右側と定義して説明する。
筐体2の内部には、現金自動預払機1全体を統括制御する主制御部9や、紙幣に関する種々の処理を行う紙幣入出金機10等が設けられている。主制御部9は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、図示しないROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、入金取引や出金取引等に関する種々の処理を行う。また主制御部9は、内部にRAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部を有しており、この記憶部に種々の情報を記憶させる。
紙幣入出金機10は、入金された紙幣を出金にリサイクルする所謂還流型であり、図2に側面図を示すように、その上部に、顧客との間で紙幣を授受する入出金部20と、真偽、正損、金種、搬送状態などを判別する鑑別部21と、入金された紙幣等を一時的に保管する一時保留部22と、鑑別部21により異常判別された紙幣やリサイクル対象外の紙幣を収納するリジェクト庫23とが設けられている。
また、紙幣入出金機10は、その下部に、箱型の下部フレーム24が設けられ、この下部フレーム24に、金種毎に紙幣を収納、繰出可能な複数の収納庫25(25A〜25E)と、リジェクト庫26とが前後方向に並べて装填されている。尚、収納庫25(25A〜25E)及びリジェクト庫26は、下部フレーム24に固定される固定式であってもよいし、下部フレーム24に着脱可能な着脱式であってもよい。さらに、紙幣入出金機10は、全体を統括制御する紙幣制御部27と、各部をつなぐ図中太線で示す搬送路28と、この搬送路28に沿って紙幣を搬送する搬送部29とを有している。
入出金部20は、内部に収容された紙幣を1枚ずつ分離して搬送路28へ繰り出すとともに搬送路28に沿って送られてくる紙幣を内部に集積する集積繰出装置20Aを備えている。また、入出金部20は、筐体2に設けられた入出金口5(図1)のシャッタ(図示せず)と連動するシャッタ(図示せず)も備えている。
鑑別部21は、搬送路28上の所定箇所に設けられていて、内部に組み込まれた種々のセンサにより各紙幣から種々の情報を読み取り、得られた情報をもとに、紙幣の真偽、正損、金種、搬送状態などを判別する。
一時保留部22は、例えばテープエスクロ方式を採用していて、搬送路28に沿って送られてくる紙幣を円筒状のドラムの周側面にテープと共に巻き付けることで一時的に貯留し、またこの周側面に巻き付けた紙幣をテープとともに引き剥がして搬送路28へ繰り出す。
各収納庫25(25A〜25E)は、同様の構成であり、上下方向に長い直方体状に形成されている。また、各収納庫25(25A〜25E)は、内部に紙幣を集積するとともに内部に集積された紙幣を外部へ繰り出す集積繰出装置30(30A〜30E)を備えている。各収納庫25(25A〜25E)は、それぞれ収納すべき紙幣の金種が予め設定されていて、鑑別部21により正常判別された紙幣が、その金種に応じて搬送路28に沿って搬送されてくると、これを内部に集積して収納する。また各収納庫25(25A〜25E)は、紙幣制御部27から紙幣を繰り出す指示を受けると、集積している紙幣を1枚ずつ分離して搬送路28へと繰り出す。
リジェクト庫23、26は、それぞれ直方体状に形成されていて、内部に紙幣を集積する集積装置23A、26Aを備えている。リジェクト庫23、26は、鑑別部21により異常判別された紙幣やリサイクル対象外の紙幣が搬送路28に沿って搬送されてくると、これを内部に集積して収納する。尚、図2に示す例では、リジェクト庫26がリジェクト庫23より大きく、集積可能な枚数も多くなっている。
搬送部29は、搬送ローラや搬送ベルト等により、搬送路28に沿って紙幣を各部へ搬送する。尚、搬送部29は、例えば、紙幣の短手方向を搬送方向とする向きで紙幣を搬送するようになっている。
紙幣入出金機10の構成は、以上のようになっていて、紙幣制御部27が、鑑別部21による紙幣の鑑別結果などに基づいて、各部を制御することで、紙幣の入金処理及び出金処理を行うようになっている。
すなわち、紙幣入出金機10は、入金取引時、顧客により現金自動預払機1にキャッシュカードなどが挿入され、操作表示部6を介して入金取引が選択されると、入出金部20のシャッタを開ける。
その後、紙幣入出金機10は、顧客により入出金部20に紙幣が投入されると、シャッタを閉じ、投入された紙幣を1枚ずつ鑑別部21に搬送する。ここで、入出金部20から搬送されてくる紙幣が鑑別部21により正常判別されると、この紙幣については、一時保留部22に搬送して保管する。一方で、鑑別部21により入金に適さない入金リジェクト紙幣であると異常判別された紙幣については、入出金部20に戻して、シャッタを開くことで顧客に返却する。
その後、紙幣入出金機10は、顧客の操作により入金金額が確定されると、一時保留部22に保管している紙幣を鑑別部21に搬送して金種を判別する。そして、紙幣入出金機10は、金種が判別された紙幣を、その金種に対応する収納庫25へ搬送して収納するようになっている。
一方、出金取引時において、紙幣入出金機10は、顧客により現金自動預払機1にキャッシュカードなどが挿入され、操作表示部6を介して出金取引が選択され、さらに暗証番号、出金金額などが入力されると、要求金額に応じて必要な金種毎の紙幣枚数を認識する。そして、顧客の要求金額に必要な金種毎の紙幣枚数に応じて各収納庫25(25A〜25E)から紙幣を1枚ずつ繰り出して、鑑別部21に搬送する。
ここで、紙幣入出金機10は、鑑別部21により正常判別された紙幣については入出金部20に搬送する一方で、鑑別部21により出金に適さない出金リジェクト紙幣であると異常判別された紙幣については一時保留部22に搬送して保管する。
そして、紙幣入出金機10は、出金金額分の紙幣が入出金部20へ集積されると、シャッタを開ける。これにより入出金部20に集積されている紙幣の受け取りが可能な状態となり、顧客がこの紙幣を受け取る。その後、紙幣入出金機10は、一時保留部22に保管している出金リジェクト紙幣を、リジェクト庫23又はリジェクト庫26に搬送して保管する。このようにして、紙幣入出金機10は、紙幣の入金処理及び出金処理を行うようになっている。
[1−2.集積繰出装置の構成]
次に、各収納庫25(25A〜25E)が備える集積繰出装置30(30A〜30E)の構成について説明する。尚、収納庫25A〜25Eには、それぞれ同一構成の集積繰出装置30A〜30Eが設けられているため、ここでは、一例として、収納庫25Aに設けられた集積繰出装置30Aの構成について説明する。
図3に、集積繰出装置30Aを左側から見た側面図を示し、図4に、集積繰出装置30Aを前側から見た前面図を示す。尚、図3、図4は、集積繰出装置30Aの主要部を示している。
これら図3、図4に示すように、集積繰出装置30Aは、紙幣BLを上下方向に集積して収納する収納空間40の上部に設けられている。集積繰出装置30Aは、搬送路28(図2)と接続される収納庫内搬送路41と、収納庫内搬送路41上を通過する紙幣BLを検知する紙幣検知センサ42と、収納空間40に紙幣BLを放出するフィードローラ43及びリバースローラ44と、収納空間40に放出された紙幣BLと接触して、その衝撃を吸収するビルストッパ45と、収納空間40に放出された紙幣BLの後端を叩く羽根車46と、収納空間40に放出された紙幣BLが載置され、収納空間40内を上下方向に移動可能なステージ47と、ステージ47上に集積された紙幣BLの最上面の位置を検知する上面センサ48と、集積された紙幣BLの短手方向の位置を規制するフロントガイド49及びリアガイド50と、集積された紙幣BLの長手方向(すなわち紙幣BLにおける放出方向と平行に直交する幅方向)の位置を規制するサイドガイド51(51A、51B)(図4参照)とを有している。
さらに、集積繰出装置30Aは、ステージ47に載置された紙幣BLをフィードローラ43に送り出すピッカローラ52と、ピッカローラ52を保持するピッカアーム53と、ピッカローラ52を駆動させる駆動ベルト54とを有している。
収納庫内搬送路41は、収納空間40上部の後側(つまりリアガイド50の上部)から後方へ延びる搬送路であり、この収納庫内搬送路41上に、収納庫内搬送路41上を通過する紙幣を検知する紙幣検知センサ42が設けられている。また、収納空間40の上部には、ステージ47上に載置された最上位(つまり1番上)の紙幣BLの上面位置を検知する上面センサ48が設けられている。これら紙幣検知センサ42及び上面センサ48は、例えば紙幣BLを光学的に検知する光学センサである。
フィードローラ43とリバースローラ44は、収納庫内搬送路41と収納空間40上部との接続箇所に設けられている。これらフィードローラ43とリバースローラ44は、収納庫内搬送路41を挟んでフィードローラ43を上側、リバースローラ44を下側として対向配置されていて、フィードローラ43とリバースローラ44との間で紙幣を収納空間40へと放出するための放出口60を形成している。これらフィードローラ43とリバースローラ44は、それぞれ左右方向に延びるシャフト61、62に軸支されていて、シャフト61、62とともに矢印R1、R2(図3参照)に示す方向に回転することにより、収納庫内搬送路41に沿って搬送されてくる紙幣BLを間に挟んで放出口60から収納空間40へと放出するようになっている。また、フィードローラ43は、放出時とは逆方向に回転することで、ピッカローラ52により収納空間40から送り出されてくる紙幣BLをリバースローラ44との間に挟んで収納庫内搬送路41へと搬送するようにもなっている。
尚、図4に示すように、シャフト61には、回転軸方向の中央部分に回転軸方向に間隔を空けて2個のフィードローラ43A、43Bが配置され、シャフト62には、2個のフィードローラ43A、43Bのそれぞれの下側にリバースローラ44A、44Bが配置されている。つまり、リバースローラ44A、44Bは、シャフト61に固定された2個のフィードローラ43A、43Bのそれぞれと対向するようにして、シャフト62の回転軸方向の中央部分に回転軸方向に間隔を空けて配置されている。また、フィードローラ43(43A、43B)の外周には、外周を1周する溝が回転軸方向に間隔を空けて2個設けられ、一方のリバースローラ44(44A、44B)の外周には、外周を1周する溝が1個設けられている。そして、フィードローラ43(43A、43B)とリバースローラ44(44A、44B)は、互いの溝の位置が回転軸方向にずれるようにして入れ子状に対向配置されている。
また、図3に示すように、フィードローラ43の回転軸となるシャフト61には、ピッカアーム53の後端がシャフト61の回転を受けないように取り付けられている。ピッカローラ52は、左右方向に延びるシャフト63に固定されていて、このシャフト63が、ピッカアーム53の前端に回転可能に支持されている。駆動ベルト54は、フィードローラ43の回転軸となるシャフト61に設けられた歯付プーリ(図示せず)と、ピッカローラ52の回転軸となるシャフト63に設けられた歯付プーリ(図示せず)とに掛け渡された環状のベルトであり、フィードローラ43の回転を、ピッカローラ52に伝達するようになっている。ピッカローラ52は、収納空間40の上端に位置していて、紙幣繰出時に、ステージ47が上方に移動してステージ47に載置された最上位の紙幣BLが押し付けられると、フィードローラ43とともに回転することで、紙幣BLをフィードローラ43に送り出すようになっている。
ビルストッパ45は、放出口60と対向するように収納空間40上部の前側(つまりフロントガイド49の上部)に設けられている。このビルストッパ45は、フィードローラ43及びリバースローラ44により収納空間40へ放出された紙幣BLを受け止めて、その衝撃を吸収する。
羽根車46は、リバースローラ44の回転軸となるシャフト62に軸支されていて、それぞれ外周面から放射状に延びる複数の舌片64(図3参照)を有している。尚、リアガイド50の上部には、羽根車46の舌片64を、収納空間40内に入り込ませるための溝又は孔(図示せず)が設けられている。この羽根車46は、紙幣集積時、フィードローラ43及びリバースローラ44により収納空間40へ放出された紙幣BLの後端を舌片により上から叩くことで、放出された紙幣BLをステージ47上に押さえ付けるようにして集積していくようになっている。また、詳しい説明は省略するが、集積繰出装置30Aは、紙幣繰出時に、羽根車46の舌片64を、繰り出される紙幣BLの妨げとならない位置に退避させる舌片退避機構も備えている。
尚、図4に示すように、シャフト62には、2個のリバースローラ44A、44Bのそれぞれの回転軸方向の外側、つまりリバースローラ44A、44Bのうち、シャフト62の回転軸方向の一端側(左側)に近い方のリバースローラ44Aよりもさらに回転軸方向の一端側(左側)と、シャフト62の他端側(右側)に近い方のリバースローラ44Bよりもさらに回転軸方向の他端側(右側)とに3個ずつの計6個の羽根車46(46A〜46F)が配置されている。
ここで、リバースローラ44Aの外側に位置する羽根車46A〜46Cを、リバースローラ44A側の羽根車46A〜46Cとし、リバースローラ44Bの外側に位置する羽根車46D〜46Fを、リバースローラ44B側の羽根車46D〜46Fとする。さらに、リバースローラ44A側(左側)の3個の羽根車46A〜46Cのうち、シャフト62の一端部に最も近く最も外側に配置された(つまりリバースローラ44Aから最も離れた位置に配置された)羽根車46Aを、外側羽根車46Aと呼び、シャフト62の一端部から最も離れていて最も内側に配置された(つまりリバースローラ44Aに最も近い位置に配置された)羽根車46Cを、内側羽根車46Cと呼び、外側羽根車46Aと内側羽根車46Cとの間に配置された羽根車46Bを中央羽根車46Bと呼ぶ。
同様に、リバースローラ44B側(右側)の3個の羽根車46D〜46Fのうち、シャフト62の他端部に最も近く最も外側に配置された(つまりリバースローラ44Bから最も離れた位置に配置された)羽根車46Fを、外側羽根車46Fと呼び、シャフト62の他端部から最も離れていて最も内側に配置された(つまりリバースローラ44Bに最も近い位置に配置された)羽根車46Dを、内側羽根車46Dと呼び、外側羽根車46Fと内側羽根車46Dとの間に配置された羽根車46Eを中央羽根車46Eと呼ぶ。
ステージ47は、紙幣制御部27により移動が制御されるようになっている。具体的には、紙幣制御部27は、ステージ47上に載置されている最上位の紙幣BLの上面位置を上面センサ48により検出して、ステージ47上に載置されている紙幣BLの枚数によらず、常に最上位の紙幣BLの上面位置(ステージ47上に紙幣BLが存在していない場合にはステージ47の上面位置)が一定となるように、ステージ47の移動を制御するようになっている。ここで、図5に示すように、放出口60から紙幣BLの放出方向(前方)に延びる仮想線を放出ラインL1とし、この放出ラインL1から、ステージ47上に載置されている最上位の紙幣BLの上面までの距離となる長さ、つまり放出口60とステージ47上に載置されている最上位の紙幣BLの上面との間の高さ方向(上下方向)の長さを長さAとする。つまり、紙幣制御部27は、この長さAが一定となるようにステージ47の移動を制御する。尚、紙幣制御部27とは別に、収納庫25内に収納庫25の動作を制御する収納庫制御部(図示せず)を設け、この収納庫制御部がステージ47の移動を制御するようにしてもよい。
サイドガイド51(51A、51B)は、図4に示すように、羽根車46の回転軸となるシャフト62と直交するガイド面を有する板状部材であって、シャフト62の回転軸方向(左右方向)に移動可能であり、移動することで、サイドガイド51A、51Bそれぞれの対向するガイド面の間隔を調整できるようになっている。具体的には、シャフト61及びフィードローラ43を省略した図6に示すように、シャフト62の一端側に配置されたサイドガイド51Aは、シャフト62の一端側の最も外側に配置された外側羽根車46Aのさらに外側に配置され、外側羽根車46Aから間隔Bだけ離れた離間位置と、外側羽根車46Aに最も近接する近接位置との間で移動可能となっている。尚、近接位置において、サイドガイド51Aは外側羽根車46Aと接触しないように配置されている。同様に、シャフト62の他端側に位置するサイドガイド51Bも、シャフト62の他端側の最も外側に配置された外側羽根車46Fから間隔Bだけ離れた離間位置と、外側羽根車46Fに最も近接する近接位置との間で移動可能となっている。サイドガイド51Bについても、近接位置において、外側羽根車46Fと接触しないように配置されている。
つまり、サイドガイド51A、51Bは、それぞれ外側羽根車46A、46Fに最も近接する近接位置にあるときにガイド面間の間隔が最も狭くなり、それぞれ外側羽根車46A、46Fから間隔Bだけ離れた(つまり最も離れた)離間位置にあるときにガイド面間の間隔が最も広くなるようになっている。
集積繰出装置30Aは、以上のような構成であり、例えば紙幣集積時、図3に示すように、ステージ47を、最上位の紙幣BLが上面センサ48に検知される位置に待機(つまり図5に示すようにステージ47を、最上位の紙幣BLの上面が放出ラインL1から長さAだけ離れる位置に待機)させ、フィードローラ43を図3中矢印R1で示す方向に回転させる。また、このとき集積繰出装置30Aは、羽根車46及びリバースローラ44を図3中矢印R2で示す方向に回転させる。
この状態で、収納庫内搬送路41に沿って紙幣BLが搬送されてくると、集積繰出装置30Aは、搬送されてきた紙幣BLをフィードローラ43とリバースローラ44との間に挟持して放出口60から収納空間40へ放出する。収納空間40へ放出された紙幣BLは、前端がビルストッパ45に衝突して落下する。このとき、この紙幣BLは、後端を羽根車46の舌片64により叩かれ、ステージ47上に押さえ付けられるようにして集積される。
また、集積繰出装置30Aは、紙幣繰出時、羽根車46の舌片64を退避させた状態で、ステージ47を上昇させて最上位の紙幣BLをピッカローラ52に当接させる。ここで、集積繰出装置30Aは、フィードローラ43を紙幣集積時とは逆方向(矢印R1とは逆方向)に回転させる。すると、フィードローラ43の回転が駆動ベルト54を介してピッカローラ52へと伝達され、ピッカローラ52も同一方向に回転する。これにより、ステージ47上の最上位の紙幣BLがフィードローラ43側へ送り出される。
このとき、シャフト62は、ワンウェイクラッチなどの機構(図示せず)により回転せず、羽根車46及びリバースローラ44も回転しない。ゆえに、フィードローラ43側へ送り出された紙幣BLは、フィードローラ43の回転により、フィードローラ43とリバースローラ44との間を1枚ずつ通過するようにして収納庫内搬送路41へと繰り出される。
[1−3.羽根車の配置]
次に、集積繰出装置30Aにおける羽根車46(46A〜46F)の配置について、さらに詳しく説明する。まず、図7に示すように、サイドガイド51Aが離間位置にあるときの、サイドガイド51Aと外側羽根車46Aとの間隔を間隔Bとする。具体的にこの間隔Bは、離間位置にあるサイドガイド51Aと外側羽根車46Aのそれぞれの対向する面間の間隔である。同様に、サイドガイド51Bが離間位置にあるときの、サイドガイド51Bと外側羽根車46Fとの間隔も間隔Bとする。ここで、この間隔Bは、放出口60の高さ方向の位置を示す放出ラインL1とステージ47上に載置されている最上位の紙幣BLの上面との間の長さAより短くなるように選定されている。つまり、外側羽根車46A、46Fは、離間位置にあるサイドガイド51A、51Bとの間隔Bが、放出口60とステージ47上に載置されている最上位の紙幣BLの上面の位置との間の高さ方向の長さAより短くなるように配置されている。
また、中央羽根車46Bと内側羽根車46Cとの間隔、及び中央羽根車46Eと内側羽根車46Dとの間隔を、それぞれ間隔Cとする。さらに、外側羽根車46Aと中央羽根車46Bとの間隔、及び外側羽根車46Fと中央羽根車46Eとの間隔を、それぞれ間隔Dとする。これら間隔C、間隔Dも、長さAより短くなるように選定されている。つまり、外側羽根車46A、中央羽根車46B、内側羽根車46Cは、羽根車46間の間隔C、間隔Dが、長さAより短くなるように配置され、同様に、内側羽根車46D、中央羽根車46E、外側羽根車46Fも、羽根車46間の間隔C、間隔Dが、長さAより短くなるように配置されている。
ところで、集積繰出装置30Aでは、収納庫内搬送路41と放出口60の幅方向の長さ(つまり左右方向の長さ)や、離間位置にあるサイドガイド51A、51B間の長さ(つまり左右方向の長さ)が、現金自動預払機1で扱う紙幣BLのうち、最も幅(つまり長辺の長さ)の長い紙幣BLの幅よりも大きくなっている。このため、集積繰出装置30Aは、例えば、搬送されてくる紙幣BLが収納庫内搬送路41の幅方向の一端に寄っている場合、図7に示すように、紙幣BLを収納空間40の幅方向の一端側に位置するサイドガイド51Aに寄せた状態でステージ47上に集積することになる。また、集積繰出装置30Aは、例えば、搬送されてくる紙幣が収納庫内搬送路41の幅方向の中央に位置する場合、図8に示すように、紙幣BLを収納空間40の幅方向の中央に位置する状態(つまりサイドガイド51A、51Bから離れた位置)でステージ47上に集積することになる。
例えば、図7に示したように、紙幣BLをサイドガイド51Aに寄せた状態でステージ47上に集積する場合、放出口60から放出された紙幣は、幅方向(つまり長手方向)の一端がサイドガイド51Aと外側羽根車46Aとの間に位置する状態で羽根車46に叩かれてステージ47上に押さえ付けられる。このとき、外側羽根車46Aとサイドガイド51Aとの間に位置する紙幣BLの幅方向の一端部は、羽根車46による押さえが効かない部分となる。
このため、紙幣BLを羽根車46によりステージ47上に押さえ付ける際に、紙幣BLの幅方向の一端部が、放出口60側(つまり上側)に折れ曲がるように変形する場合がある。具体的には、紙幣BLの幅方向の一端部が放出口60側に折れ曲がるような折り目が紙幣に付いていたり、紙幣BLの幅方向の一端部より内側の部分が羽根車46により押さえ付けられることにより紙幣BLの幅方向の一端部が浮き上がったりすることで、紙幣BLの幅方向の一端部が放出口60側に折れ曲がるように変形する。
ここで、図9に示すように、仮に、離間位置にあるサイドガイド51Aと外側羽根車46Aとの間隔Bを、放出口60とステージ47上に載置されている最上位の紙幣BLの上面との間の高さ方向の長さAより長くすると、サイドガイド51Aと外側羽根車46Aとの間に位置する紙幣BLの幅方向の一端部が放出口60側(上側)に折れ曲がるように変形した際に、その紙幣BLの一端が放出ラインL1まで(つまり放出口60の高さまで)届いてしまうことがあり、この結果、紙幣BLの一端が、放出口60から放出される後続の紙幣BLと衝突して、紙幣ジャム(紙幣詰まり)を引き起こしてしまう可能性が出てくる。
そこで、本実施の形態の集積繰出装置30Aでは、上述したように、離間位置にあるサイドガイド51Aと外側羽根車46Aとの間隔Bを、放出口60とステージ47上に載置されている最上位の紙幣BLの上面との間の高さ方向の長さAより短くした。こうすることで、集積繰出装置30Aでは、図10に示すように、サイドガイド51Aと外側羽根車46Aとの間に位置する紙幣BLの幅方向の一端部が放出口60側に折れ曲がるように変形したとしても、その紙幣BLの一端が放出ラインL1まで届いてしまうことを防ぐことができ、結果として、紙幣BLの一端が、放出口60から放出される後続の紙幣BLと衝突して紙幣ジャム(紙幣詰まり)を引き起こしてしまう状況を回避することができる。
尚、集積繰出装置30Aは、紙幣BLをサイドガイド51Aとは反対側のサイドガイド51Bに寄せた状態でステージ37上に集積する場合も、サイドガイド51Bと外側羽根車46Fとの間隔Bが長さAより短くなっていることにより、紙幣ジャム(紙幣詰まり)の発生を防ぐことができる。
また一方で、図8に示したように、紙幣BLを収納空間40の幅方向の中央に位置する状態で集積する場合、放出口60から放出された紙幣BLは、例えば、幅方向(つまり長手方向)の一端が外側羽根車46Aと中央羽根車46Bとの間に位置するとともに、幅方向の他端が内側羽根車46Dと中央羽根車46Eとの間に位置する状態で羽根車46に叩かれてステージ47上に押さえ付けられる。このとき、外側羽根車46Aと中央羽根車46Bとの間に位置する紙幣BLの幅方向の一端部と、内側羽根車46Dと中央羽根車46Eとの間に位置する紙幣BLの幅方向の他端部は、羽根車46による押さえが効かない部分となる。このため、紙幣BLを羽根車46によりステージ47上に押さえ付ける際に、紙幣BLの幅方向の一端部と他端部が、放出口60側(つまり上側)に折れ曲がるように変形する場合がある。
そこで、本実施の形態の集積繰出装置30Aでは、上述したように、外側羽根車46Aと中央羽根車46Bとの間隔Dや、内側羽根車46Dと中央羽根車46Eとの間隔Cも、放出口60とステージ47上に載置されている最上位の紙幣BLの上面との間の高さ方向の長さAより短くした。こうすることで、集積繰出装置30Aでは、図11に示すように、外側羽根車46Aと中央羽根車46Bとの間に位置する紙幣BLの幅方向の一端部や、内側羽根車46Dと中央羽根車46Eとの間に位置する紙幣BLの幅方向の他端部が、放出口60側に折れ曲がるように変形したとしても、その紙幣BLの一端や他端が放出ラインL1まで届いてしまうことを防ぎ、紙幣ジャム(紙幣詰まり)の発生を防ぐことができる。
このように、集積繰出装置30Aは、紙幣BLの幅方向の端部が、サイドガイド51Aと外側羽根車46Aとの間、外側羽根車46Aと中央羽根車46Bとの間、中央羽根車46Bと内側羽根車46Cとの間、内側羽根車46Dと中央羽根車46Eとの間、中央羽根車46Eと外側羽根車46Fとの間、外側羽根車46Fとサイドガイド51Bとの間のいずれに位置していても、紙幣BLの幅方向の端部が折れ曲がって放出口60の高さまで届いてしまうことを防ぎ、紙幣ジャムの発生を防ぐことができるようになっている。
ところで、紙幣BLは、長手方向の中央で二つ折りにされて財布などに収納されることがある。このため、集積繰出装置30Aには、長手方向の中央に折り目が付いた状態の紙幣BLが搬送されてくることがある。この場合、例えば、図12に示すように、放出口60から放出された紙幣BLが、幅方向(つまり長手方向)の中央部分を頂点として放出口60側(つまり上側)に盛り上がるように逆V字状に変形してしまうことがある。
この場合、集積繰出装置30Aは、変形している紙幣BLを羽根車46により押しつぶすようにしてステージ47上に押さえ付けて集積することになる。ここで、図13(A)に示すように、仮に、紙幣BLがサイドガイド51Aに寄っていて且つ変形した紙幣BLの山の頂上(すなわち頂点)Pが内側羽根車46Cより外側(つまりシャフト62の一端側でありサイドガイド51A側)に位置しているとすると、この紙幣BLを羽根車46によりステージ47上に押さえ付ける際に、紙幣BLの幅方向の一端部が、サイドガイド51Aとステージ47上に集積されている紙幣BLとの間に入り込んでしまう場合がある。
具体的には、図13(A)〜(C)に示すように、逆V字状に変形している紙幣BLを、羽根車46で押しつぶしていくと、紙幣BLの一端がサイドガイド51Aに接触して、紙幣BLの山の頂上Pがサイドガイド51B側(つまりシャフト62の回転軸方向の内側)に移動しようとする。しかしながら、紙幣BLの山の頂上Pよりサイドガイド51B側の傾斜面を内側羽根車46Cが押さえ付けていることにより、紙幣BLの山の頂上Pがサイドガイド51B側に移動することができず、紙幣BLの一端部がさらに外側へと押し出されて、サイドガイド51Aとステージ47上に集積されている紙幣BLとの間に入り込んでしまう。
このように、紙幣BLの一端部が、サイドガイド51Aとステージ47上に集積されている紙幣BLとの間に入り込んでしまうと、集積繰出装置30Aでは、この紙幣BLを、一端部が折れ曲がるように変形した状態で集積してしまうことになる。また、この場合、集積繰出装置30Aでは、このように変形した状態で集積された紙幣を繰り出そうとしたときに、この紙幣BLの一端部がサイドガイド51Aとステージ47上に集積されている他の紙幣BLとの間に挟まって、正常に繰り出すことができない可能性も出てくる。
そこで、本実施の形態の集積繰出装置30Aでは、長手方向の中央に折り目が付いた状態の紙幣BLが搬送されてきても、この紙幣BLを正常に集積できるように、内側羽根車46Cが、逆V字状に変形した紙幣BLの山の頂上Pより常にシャフト62の回転軸方向の外側(つまりシャフト62の一端側でありサイドガイド51A側)となるように、内側羽根車46Cの位置が選定されている。
具体的には、図12に示すように、現金自動預払機1で扱う紙幣BLのうち、最も幅(つまり長辺の長さ)の短い紙幣BLが、長手方向の中央に折り目が付いた状態で、放出口60から放出され、逆V字状に変形した状態でステージ47上に集積されている紙幣BLの上に載置されたとする。
ここで、変形した紙幣BLの山の頂上Pが放出ラインL1まで達しているときに、紙幣BLの折れ具合が最大であると仮定して、この紙幣BLの幅方向の一端から山の頂上Pまでの長さ(つまり紙幣BLの幅の1/2の長さ)を長さEとすると、三平方の定理により、紙幣BLの一端から山の頂上Pまでの、シャフト62の回転軸方向の長さGは、長さG=√(長さE^2−長さA^2)により求まる。
さらに、離間位置にあるサイドガイド51Aに、紙幣BLの一端が当接しているとすると、サイドガイド51Aからシャフト62の回転軸方向に長さGだけ離れた位置に、紙幣BLの山の頂上Pが位置することになる。
このように、最も幅の短い紙幣BLが最大の折れ具合で逆V字状に変形した状態で、離間位置にあるサイドガイド51Aに寄っている場合に、山の頂上Pが最もシャフト62の一端に近づくことになる。
そこで、集積繰出装置30Aでは、離間位置にあるサイドガイド51Aからシャフト62の回転軸方向に長さGだけ離れた位置よりも外側(サイドガイド51A側)に、つまり最もシャフト62の一端に近づいた山の頂上Pの位置よりも外側に、内側羽根車46Cを配置するようにした。具体的には、離間位置にあるサイドガイド51Aから長さGより短い長さFだけ離れた位置に内側羽根車46Cを配置するようになっている。この長さFは、離間位置にあるサイドガイド51Aのガイド面から、内側羽根車46Cのサイドガイド51Aとは反対側の面までの長さである。
このように、集積繰出装置30Aでは、紙幣BLの幅によらず常に紙幣BLの山の頂上Pの外側となる位置に内側羽根車46Cを配置するようにした。こうすることで、集積繰出装置30Aは、図12、図14(A)、(B)に示すように、逆V字状に変形している紙幣BLを、羽根車46で押しつぶしていく際に、紙幣BLの山の頂上Pがサイドガイド51B側に移動できるので、紙幣BLの一端部がサイドガイド51Aとステージ47上に集積されている紙幣BLとの間に入り込んでしまうことを防ぐことができるようになっている。
また、集積繰出装置30Aは、サイドガイド51A側の内側羽根車46Cと同様、サイドガイド51B側の内側羽根車46Dについても、離間位置にあるサイドガイド51Bから長さGより短い長さFだけ離れた位置に配置するようになっている。これにより、紙幣BLをサイドガイド51Aとは反対側のサイドガイド51B側に寄せた状態でステージ47上に集積する場合にも、紙幣BLの他端部がサイドガイド51Bとステージ47上に集積されている紙幣BLとの間に入り込んでしまうことを防ぐことができるようになっている。
尚、紙幣BLは、二つ折りにされる際に、幅方向の中心から多少ずれた位置に折り目がつくこともある。このため、内側羽根車46C、46Dの位置を示す長さFについては、長さGよりも折り目のずれを考慮したマージン分短くすることが望ましい。
集積繰出装置30Aにおける羽根車46(46A〜46E)の配置は以上のようになっている。集積繰出装置30B〜30Eにおける羽根車46(46A〜46E)の配置についても、集積繰出装置30Aと同様となっている。
また、ここでは、収納庫25Aに設けられた集積繰出装置30Aについて説明したが、入出金部20に設けられた集積繰出装置20Aについても、取付角度が異なるのみで、上述した集積繰出装置30Aと同様の構成となっている。また、リジェクト庫23、26に設けられた集積装置23A、26Aについては、集積繰出装置30Aから、繰出機構(ピッカローラ52、ピッカアーム53、駆動ベルト54)を除いた構成となっている。
[1−4.まとめと効果]
ここまで説明したように、集積繰出装置30Aでは、離間位置にあるサイドガイド51Aと外側羽根車46Aとの間隔Bを、放出口60とステージ47上に載置されている最上位の紙幣BLの上面との間の高さ方向の長さAより短くした。こうすることで、集積繰出装置30Aでは、サイドガイド51Aと外側羽根車46Aとの間に位置する紙幣BLの幅方向の一端部が放出口60側に折れ曲がるように変形したとしても、その紙幣BLの一端が放出口60の高さまで届いてしまうことを防ぐことができ、結果として、紙幣BLの一端が、放出口60から放出される後続の紙幣BLと衝突して紙幣ジャムを引き起こしてしまう状況を回避することができる。
また、集積繰出装置30Aでは、外側羽根車46Aと中央羽根車46Bとの間隔Dや、内側羽根車46Dと中央羽根車46Eとの間隔Cも、放出口60とステージ47上に載置されている最上位の紙幣BLの上面との間の高さ方向の長さAより短くした。こうすることで、集積繰出装置30Aでは、外側羽根車46Aと中央羽根車46Bとの間に位置する紙幣BLの幅方向の一端部や、内側羽根車46Dと中央羽根車46Eとの間に位置する紙幣BLの幅方向の他端部が、放出口60側に折れ曲がるように変形したとしても、その紙幣BLの一端や他端が放出口60の高さまで届いてしまうことを防ぎ、紙幣ジャムの発生を防ぐことができる。
尚、これら間隔C、間隔Dについては、長さAより短くすることが望ましいが、離間位置にあるサイドガイド51A、51B間の長さの制約などにより、間隔C、間隔Dの両方を長さAより短くすることが困難な場合には、例えば、どちらか一方を長さAより短くするなどしてもよい。
さらに、集積繰出装置30Aでは、逆V字状に折れ曲がるように変形した紙幣BLの山の頂上Pに対して常に外側となる位置に内側羽根車46Cを配置した。こうすることで、集積繰出装置30Aは、逆V字状に変形している紙幣を羽根車46で押しつぶしていく際に、紙幣BLの一端部がサイドガイド51Aとステージ47上に集積されている紙幣BLとの間に入り込んで変形した状態で集積してしまうことを防ぐことができる。
このように、集積繰出装置30Aは、紙幣BLを集積する際に、紙幣ジャムが発生したり、紙幣BLを変形した状態で集積したりすることを防ぐことができ、かくして従来と比べてより確実に紙幣BLを集積することができる。また、集積繰出装置30Aと同様の集積機構を有する、集積繰出装置30B〜30E、集積繰出装置20A、集積装置23A、26Aについても、従来と比べてより確実に紙幣を集積することができる。
[2.第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態は、集積繰出装置30(30A〜30E)の構成の一部(羽根車46の数及び配置)が、第1の実施の形態とは異なる実施の形態であり、それ以外の部分については、第1の実施の形態と同様のため、詳しい説明は省略する。
[2−1.集積繰出装置の構成]
図15に、第1の実施の形態の集積繰出装置30Aと対応する、第2の実施の形態の集積繰出装置100Aを前側から見た前面図を示す。尚、図15は、図7と対応する図であり、シャフト61及びフィードローラ43については省略している。
この図15に示すように、集積繰出装置100Aは、集積繰出装置30Aと比較して羽根車46の数及び配置が異なっている。すなわち、集積繰出装置100Aのシャフト62には、中央部分に設けられた2個のリバースローラ44A、44Bのそれぞれの外側に2個と、リバースローラ44Aとリバースローラ44Bとの間に1個の計5個の羽根車46(46G〜46K)が配置されている。
ここで、リバースローラ44A側の2個の羽根車46G、46Hのうち、シャフト62の一端部に近い方(つまりリバースローラ44Aから遠い方)の羽根車46Gを、外側羽根車46Gと呼び、シャフト62の一端部から遠い方(つまりリバースローラ44Aに近い方)の羽根車46Hを、中央羽根車46Hと呼ぶ。同様に、リバースローラ44B側の2個の羽根車46J、46Kのうち、シャフト62の他端部に近い方(つまりリバースローラ44Bから遠い方)の羽根車46Kを、外側羽根車46Kと呼び、シャフト62の他端部から遠い方(つまりリバースローラ44Bに近い方)の羽根車46Jを、中央羽根車46Jと呼ぶ。そして、リバースローラ44Aとリバースローラ44Bとの中間に配置された羽根車46Iを内側羽根車46Iと呼ぶ。
このように、集積繰出装置100Aは、内側羽根車46Iの数を1個として、リバースローラ44Aとリバースローラ44Bとの間に配置する点が、集積繰出装置30Aと異なっている。
ここで、離間位置にあるサイドガイド51Aと外側羽根車46Gとの間隔を間隔Hとする。同様に、離間位置にあるサイドガイド51Bと外側羽根車46Kとの間隔も間隔Hとする。この間隔Hは、第1の実施の形態と同様、放出口60の高さ方向の位置を示す放出ラインL1とステージ47上に載置されている最上位の紙幣BLの上面との間の長さAより短くなるように選定されている。
こうすることで、集積繰出装置100Aでは、集積繰出装置30Aと同様、例えば、サイドガイド51Aと外側羽根車46Gとの間に位置する紙幣BLの幅方向の一端部が放出口60側に折れ曲がるように変形したとしても、その紙幣BLの一端が放出ラインL1まで届いてしまうことを防ぐことができ、結果として、紙幣BLの一端が、放出口60から放出される後続の紙幣BLと衝突して紙幣ジャム(紙幣詰まり)を引き起こしてしまう状況を回避することができる。
また、中央羽根車46Hと内側羽根車46Iとの間隔、及び中央羽根車46Jと内側羽根車46Iとの間隔を、それぞれ間隔Iとする。さらに、外側羽根車46Gと中央羽根車46Hとの間隔、及び外側羽根車46Kと中央羽根車46Jとの間隔を、それぞれ間隔Jとする。これら間隔I、間隔Jについても、長さAより短くすることが望ましいが、離間位置にあるサイドガイド51A、51B間の長さの制約などにより、間隔I、間隔Jの両方を長さAより短くすることが困難な場合には、例えば、どちらか一方を長さAより短くするなどしてもよい。
間隔Iや間隔Jを長さAより短くすれば、紙幣BLの幅方向の端部が、外側羽根車46Gと中央羽根車46Hとの間や、中央羽根車46Hと内側羽根車46Iとの間、内側羽根車46Iと中央羽根車46Jとの間、中央羽根車46Jと外側羽根車46Kとの間に位置していても、紙幣BLの幅方向の端部が折れ曲がって放出口60の高さまで届いてしまうことを防ぎ、紙幣ジャムの発生を防ぐことができる。
また、離間位置にあるサイドガイド51A、51B間の長さを短くして、間隔H、I、Jの全てを、長さAより短くすることができれば、集積繰出装置100Aでは、紙幣BLの端部が、サイドガイド51A、51B間のどこに位置していようと、紙幣BLの折れ曲がった端部が放出口60の高さまで届いてしまうことを防ぎ、紙幣ジャムの発生をより確実に防ぐことができる。
さらに、リバースローラ44A側の最も内側に位置する中央羽根車46Hについては、集積繰出装置30Aにおけるリバースローラ44A側の最も内側に位置する内側羽根車46Cと同様、紙幣BLの幅によらず常に紙幣BLの山の頂上Pの外側(つまりシャフト62の一端側でありサイドガイド51A側)となる位置に配置することが望ましい。具体的には、離間位置にあるサイドガイド51Aから逆V字状に変形した紙幣BLの山の頂上Pまでの長さG(図12参照)より短い長さKだけ離れた位置に中央羽根車46Hを配置することが望ましい。この長さKは、離間位置にあるサイドガイド51Aのガイド面から、中央羽根車46Hのサイドガイド51Aとは反対側の面までの長さである。同様に、サイドガイド51B側の最も内側に位置する中央羽根車46Jについても、離間位置にあるサイドガイド51Bから長さGより短い長さKだけ離れた位置に配置することが望ましい。
こうすることで、集積繰出装置100Aは、集積繰出装置30Aと同様、逆V字状に変形している紙幣を、羽根車46で押しつぶしていく際に、例えば、紙幣BLの一端部がサイドガイド51Aやサイドガイド51Bとステージ47上に集積されている紙幣BLとの間に入り込んでしまうことを防ぐことができる。
尚、ここでは、収納庫25Aに設けられた集積繰出装置30Aに対応する集積繰出装置100Aについて説明したが、収納庫25B〜25Eに設けられた集積繰出装置30B〜30E、及び入出金部20に設けられた集積繰出装置20Aについても、集積繰出装置100Aと同様の構成とすればよい。また、リジェクト庫23、26に設けられた集積装置23A、26Aについては、集積繰出装置100Aから、繰出機構(ピッカローラ52、ピッカアーム53、駆動ベルト54)を除いた構成とすればよい。
[2−2.まとめと効果]
ここまで説明したように、集積繰出装置100Aでは、離間位置にあるサイドガイド51Aと外側羽根車46Gとの間隔Hを、放出口60とステージ47上に載置されている最上位の紙幣BLの上面との間の高さ方向の長さAより短くした。こうすることで、集積繰出装置100Aでは、サイドガイド51Aと外側羽根車46Gとの間に位置する紙幣BLの幅方向の一端部が放出口60側に折れ曲がるように変形したとしても、その紙幣BLの一端が放出ラインL1まで届いてしまうことを防ぐことができ、結果として、紙幣BLの一端が、放出口60から放出される後続の紙幣BLと衝突して紙幣ジャムを引き起こしてしまう状況を回避することができる。かくして、集積繰出装置100Aは、集積繰出装置30Aと同様、従来と比べてより確実に紙幣BLを集積することができる。
また、集積繰出装置100Aでは、羽根車46の数を集積繰出装置30Aより1個減らして、1個の内側羽根車46Iをリバースローラ44Aとリバースローラ44Bとの間に配置するようにした。こうすることで、集積繰出装置100Aは、集積繰出装置30Aと比較して、羽根車46の数を1個減らした分、製造コストを減らしたり、羽根車46の交換作業を簡易化したりすることができる。
さらに、集積繰出装置100Aでは、リバースローラ44Aとリバースローラ44Bとの間に内側羽根車46Iを配置することで、収納空間40に放出された紙幣BL全部分のうち、リバースローラ44Aとリバースローラ44Bとの間に位置する部分についても、内側羽根車46Iにより叩いてステージ47上に押さえ付けることができる。これにより、集積繰出装置100Aは、例えば、収納空間40に放出された紙幣BL全部分のうち、リバースローラ44Aとリバースローラ44Bとの間に位置する部分が放出口60側に浮き上がるように変形したまま、紙幣BLを集積してしまうような状況を回避することもできる。
[3.他の実施の形態]
[3−1.他の実施の形態1]
尚、上述した第1の実施の形態では、シャフト62に羽根車46を6個、第2の実施の形態では、シャフト62に羽根車46を5個配置した例について述べたが、これに限らず、シャフト62に羽根車46を4個以下、もしくは7個以上配置するようにしてもよい。
例えば、図16に示す集積繰出装置200Aのように、シャフト62に羽根車46を4個配置するようにしてもよい。尚、この集積繰出装置200Aは、集積可能な紙幣の最大幅(つまり長辺の長さ)が集積繰出装置30Aより短く、離間位置にあるサイドガイド51A、51B間の長さが集積繰出装置30Aより短くなっている。この集積繰出装置200Aでは、シャフト62の中央部分に設けられた2個のリバースローラ44A、44Bのそれぞれの外側に2個ずつの計4個の羽根車46(46L〜46O)が配置されている。
ここで、リバースローラ44A側の2個の羽根車46L、46Mのうち、シャフト62の一端部に近い方の羽根車46Lを外側羽根車46Lと呼び、シャフト62の一端部から遠い方の羽根車46Mを内側羽根車46Mと呼ぶ。同様に、リバースローラ44B側の2個の羽根車46N、46Oのうち、シャフト62の他端部に近い方の羽根車46Oを、外側羽根車46Oと呼び、シャフト62の他端部から遠い方の羽根車46Nを、内側羽根車46Nと呼ぶ。
この集積繰出装置200Aについても、離間位置にあるサイドガイド51Aと外側羽根車46Lとの間隔L、及び離間位置にあるサイドガイド51Bと外側羽根車46Oとの間隔Lが、放出口60の高さ方向の位置を示す放出ラインL1とステージ47上に載置されている最上位の紙幣BLの上面との間の高さ方向の長さAより短くなるように選定されている。また、外側羽根車46Lと内側羽根車46Mとの間隔M、及び外側羽根車46Oと内側羽根車46Nとの間隔Mについても、長さAより短くなるように選定されている。
さらに、内側羽根車46Mの位置については、離間位置にあるサイドガイド51Aから逆V字状に変形した紙幣BLの山の頂上Pまでの長さG(図12参照)より短い長さNだけ離れた位置に配置することが望ましい。同様に、サイドガイド51B側の内側羽根車46Nについても、離間位置にあるサイドガイド51Bから長さGより短い長さNだけ離れた位置に配置することが望ましい。
こうすることで、集積繰出装置200Aは、集積繰出装置30Aよりも少ない羽根車46で、集積繰出装置30Aと同様、従来と比べてより確実に媒体を集積することができる。
また、例えば、図17に示す集積繰出装置300Aのように、シャフト62に羽根車46を7個配置するようにしてもよい。尚、この集積繰出装置300Aは、6個の羽根車46A〜46Eを有する集積繰出装置30Aに1個の羽根車46Pを追加した構成である。具体的には、リバースローラ44Aとリバースローラ44Bとの間に1個の羽根車46Pが追加されている。この羽根車46Pを中間羽根車46Pと呼ぶ。
この場合も、例えば、リバースローラ44A側の内側羽根車46Cと中間羽根車46Pとの間隔Oと、リバースローラ44B側の内側羽根車46Dと中間羽根車46Pとの間隔Oについては、放出口60の高さ方向の位置を示す放出ラインL1とステージ47上に載置されている最上位の紙幣BLの上面との間の高さ方向の長さAより短くすることが望ましい。
このように、間隔B、C、D、Oの全てを長さAより短くすることができれば、集積繰出装置300Aでは、紙幣BLの端部が、サイドガイド51A、51B間のどこに位置していようと、紙幣BLの折れ曲がった端部が放出口60の高さまで届いてしまうことを防ぎ、紙幣ジャムの発生をより確実に防ぐことができる。
[3−2.他の実施の形態2]
さらに、上述した各実施の形態では、上面センサ48によりステージ47上に集積された紙幣BLの最上位の上面の位置を検出して、放出ラインL1とステージ47上に載置されている最上位の紙幣BLの上面との間の高さ方向の長さAが一定となるように、ステージ47の上下方向の移動を制御するようにした。ここで、この長さAの設定値を変更できるようにしてもよい。この場合、紙幣制御部27は、例えば、ステージ47上に集積された紙幣BLの枚数をカウントし、ステージ47上に集積された紙幣BLの枚数と、紙幣BL1枚分の厚さと、ステージ47の位置とをもとに、ステージ47上に集積された紙幣BLの最上位の上面の位置を推定し、放出ラインL1とステージ47上に載置されている最上位の紙幣BLの上面との間の長さAが設定値で一定となるように、ステージ47の上下方向の移動を制御すればよい。
尚、長さAの設定値を長くすれば、放出ラインL1とステージ47上に載置されている最上位の紙幣BLの上面との間隔が広くなり、長さAの設定値を短くすれば、放出ラインL1とステージ47上のに載置されている最上位の紙幣BLの上面との間隔が狭くなる。このような長さAの設定値の変更は、例えば、現金自動預払機1側で行えるようにすればよい。
また、このように長さAを変更できるようにした場合、集積繰出装置30Aにおいては、離間位置にあるサイドガイド51Aと外側羽根車46Aとの間隔Bを、変更可能な範囲で最小となる長さAよりも短くすればよい。集積繰出装置100A、200Aについても同様に、サイドガイド51Aと外側羽根車46G、46Lとの間隔H、Lを、変更可能な範囲で最小となる長さAよりも短くすればよい。
[3−3.他の実施の形態3]
さらに、上述した第1の実施の形態では、集積繰出装置30Aのシャフト62に、複数の羽根車46を設けるようにした。この羽根車46については、外周面から放射状に延びる複数の舌片64を有しているとしたが、具体的には、外周面の全周にわたって複数の舌片64が放射状に延びる全周舌片型や、外周面の一部分(例えば半周)にわたって複数の舌片64が放射状に延びる部分舌片型を用いればよい。上述した第2の実施の形態や他の実施の形態についても同様に、全周舌片型や部分舌片型の羽根車46を用いればよい。
[3−4.他の実施の形態4]
さらに、上述した第1の実施の形態では、サイドガイド51A、51Bがシャフト62の回転軸方向に移動可能であり、互いのガイド面の間隔が調整できるようになっているとしたが、これに限らず、サイドガイド51A、51Bが例えば離間位置に固定であり、互いのガイド面の間隔が固定されていてもよい。つまり、可動式のサイドガイド51A、51Bを用いてもよいし、固定式のサイドガイド51A、51Bを用いてもよい。
[3−5.他の実施の形態5]
さらに、上述した第1の実施の形態では、サイドガイド51Aと外側羽根車46Aとの間隔Bを、サイドガイド51Aのガイド面から、外側羽根車46Aのサイドガイド51A側の面までの間隔としたが、これは、外側羽根車46Aにおける紙幣BLと接触する部分において最もサイドガイド51Aに近い位置が、外側羽根車46Aにおけるサイドガイド51A側の面の位置となるためである。つまり、間隔Bは、サイドガイド51Aのガイド面から、外側羽根車46Aにおける紙幣BLと接触する部分において最もサイドガイド51Aに近い位置までの間隔となっている。
間隔B以外の間隔C、D、H、I、J、L、Mについても、同様である。例えば、図7に示す間隔Dは、外側羽根車46Aにおける紙幣BLと接触する部分において最も中央羽根車46Bに近い位置と、中央羽根車46Bにおける紙幣BLと接触する部分において、最も外側羽根車46Aに近い位置との間隔となっている。
また、上述した第1の実施の形態では、サイドガイド51Aから内側羽根車46Cまでの長さFを、サイドガイド51Aのガイド面から、内側羽根車46Cのサイドガイド51Aとは反対側の面までの長さとしたが、これは、内側羽根車46Cにおける紙幣BLと接触する部分において最も山の頂上Pに近くなる位置が、内側羽根車46Cにおけるサイドガイド51Aとは反対側の面の位置となるためである。つまり、長さFは、サイドガイド51Aのガイド面から、内側羽根車46Cにおける紙幣BLと接触する部分において最も山の頂上Pに近い位置までの間隔となっている。間隔K、Nについても同様である。
[3−6.他の実施の形態6]
さらに、上述した各実施の形態では、本発明を、集積繰出装置30A、100A、200A、300Aに適用したが、これに限らず、サイドガイドを備え、シャフトに設けられた複数の羽根車により媒体を叩いて集積する媒体集積装置であれば、集積繰出装置30A、100A、200A、300A以外の媒体集積装置にも適用できる。さらに、上述した各実施の形態では、本発明を、媒体処理装置及び媒体収納部としての収納庫25(25A〜25E)、入出金部20、リジェクト庫23、26に適用したが、これに限らず、サイドガイドを備え、複数の羽根車で媒体を叩いて集積する媒体集積機構を有する媒体処理装置及び媒体収納部であれば、収納庫25(25A〜25E)、入出金部20、リジェクト庫23、26とは異なる媒体処理装置及び媒体収納部にも適用できる。例えば、紙幣以外の媒体(小切手、切符、チケットなどの紙葉類)を扱う媒体処理装置及び媒体収納部にも適用できる。さらに、上述した各実施の形態では、本発明を、自動取引装置としての現金自動預払機1に適用したが、これに限らず、サイドガイドを備え、複数の羽根車で媒体を叩いて集積する媒体集積機構を有する自動取引装置であれば、現金自動預払機1とは異なる自動取引装置にも適用できる。例えば、紙幣以外の媒体(小切手、切符、チケットなど)を扱う自動取引装置にも適用できる。
[3−7.他の実施の形態7]
さらに、上述した各実施の形態では、収納空間に媒体を搬送する搬送ローラの具体例として、シャフト61の中央部分に設けられた2個のフィードローラ43を用いたが、フィードローラ43の形状、数、配置については一例であり、上述した各実施の形態とは異なっていてもよい。さらに、上述した各実施の形態では、搬送ローラと対向して配置される対向ローラの具体例として、シャフト62の中央部分に設けられた2個のリバースローラ44を用いたが、リバースローラ44の形状、数、配置についても一例であり、上述した各実施の形態とは異なっていてもよい。
[3−8.他の実施の形態8]
さらに、本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した実施の形態と他の実施の形態の一部または全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
本発明は、例えばサイドガイドを備え、複数の羽根車で媒体を叩いて集積する媒体集積機構を有する様々な装置で利用できる。
1……現金自動預払機、10……紙幣入出金機、20……入出金部、20A、30、100A、200A、300A……集積繰出装置、23、26……リジェクト庫、23A、26A……集積装置、25……収納庫、27……紙幣制御部、28……搬送路、40……収納空間、41……収納庫内搬送路、43……フィードローラ、44……リバースローラ、46……羽根車、47……ステージ、48……上面センサ、51……サイドガイド、60……放出口、61、62、63……シャフト、64……舌片。

Claims (11)

  1. 媒体を収納する収納空間を有する媒体処理装置であって、
    前記収納空間に前記媒体を搬送する搬送ローラと、
    前記搬送ローラと対向して配置され、前記搬送ローラとの間で前記媒体を前記収納空間へ放出する放出口を形成する対向ローラと、
    前記放出口から前記収納空間に放出された前記媒体を叩く複数の羽根車と、
    前記羽根車を軸支するシャフトと、
    前記収納空間内を移動可能で、前記媒体を集積するステージと、
    前記収納空間内において、前記媒体における放出方向と平行に直交する幅方向の位置を規制するサイドガイドと
    を備え、
    前記複数の羽根車のうち、前記シャフトにおける軸方向の最も外側に位置する外側羽根車は、前記外側羽根車から前記サイドガイドまでの間隔が、前記ステージ上に集積されている媒体の最上面から前記放出口までの高さ方向の長さより小さく、且つ前記サイドガイドと接触しない位置に配置される
    ことを特徴とする媒体処理装置。
  2. 前記サイドガイドは、
    前記外側羽根車よりも前記シャフトにおける軸方向の外側において、前記外側羽根車に最も近接する近接位置と、前記外側羽根車から最も離れる離間位置との間で、移動可能であり、
    前記外側羽根車から前記離間位置にあるサイドガイドまでの間隔が、前記ステージ上に集積されている媒体の最上面から前記放出口までの高さ方向の長さより小さい
    ことを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
  3. 前記シャフトには、前記外側羽根車よりも軸方向の内側に位置する内側羽根車と、前記外側羽根車と前記内側羽根車との間に位置する中央羽根車とが設けられ、
    前記外側羽根車から前記中央羽根車までの間隔と、前記中央羽根車から前記内側羽根車までの間隔のうち、少なくともどちらか一方が、前記ステージ上に集積されている媒体の最上面から前記放出口までの高さ方向の長さより小さい
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の媒体処理装置。
  4. 前記内側羽根車は、
    前記放出口から放出された媒体が、前記サイドガイドに寄った状態で当該媒体の幅方向の中央部分を頂点として前記放出口側に盛り上がるように変形したときの、当該頂点の位置よりも前記シャフトにおける軸方向の外側となる位置に配置される
    ことを特徴とする請求項3に記載の媒体処理装置。
  5. 前記シャフトには、軸方向の一端側と他端側の両方に、それぞれ前記外側羽根車、前記中央羽根車及び前記内側羽根車が設けられ、さらに前記シャフトにおける軸方向の一端側に設けられた内側羽根車と、軸方向の他端側に設けられた内側羽根車との間に、前記対向ローラが設けられている
    ことを特徴とする請求項3に記載の媒体処理装置。
  6. 前記シャフトには、軸方向の一端側と他端側の両方に、それぞれ前記外側羽根車及び前記中央羽根車が設けられ、さらに前記シャフトにおける軸方向の一端側に設けられた前記中央羽根車と、軸方向の他端側に設けられた前記中央羽根車との間に、前記内側羽根車が設けられ、さらに前記シャフトにおける軸方向の一端側に設けられた前記中央羽根車と前記内側羽根車との間、及び軸方向の他端側に設けられた前記中央羽根車と前記内側羽根車との間に、それぞれ前記対向ローラが設けられている
    ことを特徴とする請求項3に記載の媒体処理装置。
  7. 前記シャフトにおける軸方向の一端側に設けられた前記中央羽根車は、
    前記放出口から放出された媒体が、前記シャフトにおける軸方向の一端側のサイドガイドに寄った状態で当該媒体の幅方向の中央部分を頂点として前記放出口側に盛り上がるように変形したときの、当該頂点の位置よりも前記シャフトにおける軸方向の一端側となる位置に配置される
    ことを特徴とする請求項6に記載の媒体処理装置。
  8. 前記シャフトには、前記外側羽根車よりも軸方向の内側に位置する内側羽根車が設けられ、
    前記外側羽根車から前記内側羽根車までの間隔が、前記ステージ上に集積されている媒体の最上面から前記放出口までの高さ方向の長さより小さい
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の媒体処理装置。
  9. 前記シャフトには、軸方向の一端側と他端側の両方に、それぞれ前記外側羽根車、前記中央羽根車及び前記内側羽根車が設けられ、さらに前記シャフトにおける軸方向の一端側に設けられた前記内側羽根車と、軸方向の他端側に設けられた前記内側羽根車との間に、中間羽根車が設けられ、さらに前記シャフトにおける軸方向の一端側に設けられた前記内側羽根車と前記中間羽根車との間、及び軸方向の他端側に設けられた前記内側羽根車と前記中間羽根車との間に、それぞれ前記対向ローラが設けられている
    ことを特徴とする請求項3に記載の媒体処理装置。
  10. 前記シャフトにおける軸方向の一端側に設けられた前記内側羽根車と前記中間羽根車との間隔、及び軸方向の他端側に設けられた前記内側羽根車と前記中間羽根車との間隔が、前記ステージ上に集積されている媒体の最上面から前記放出口までの高さ方向の長さより小さい
    ことを特徴とする請求項9に記載の媒体処理装置。
  11. 媒体を搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送されてくる媒体を収納する収納空間を有する媒体収納部と
    を備え、
    前記媒体収納部は、
    前記収納空間に前記媒体を搬送する搬送ローラと、
    前記搬送ローラと対向して配置され、前記搬送ローラとの間で前記媒体を前記収納空間へ放出する放出口を形成する対向ローラと、
    前記放出口から前記収納空間に放出された前記媒体を叩く複数の羽根車と、
    前記羽根車を軸支するシャフトと、
    前記収納空間内を移動可能で、前記媒体を集積するステージと、
    前記収納空間内において、前記媒体における放出方向と平行に直交する幅方向の位置を規制するサイドガイドと、
    を備え、
    前記複数の羽根車のうち、前記シャフトにおける軸方向の最も外側に位置する外側羽根車は、前記外側羽根車から前記サイドガイドまでの間隔が、前記ステージ上に集積されている媒体の最上面から前記放出口までの高さ方向の長さより小さく、且つ前記サイドガイドと接触しない位置に配置される
    ことを特徴とする自動取引装置。
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