JP4313118B2 - 紙葉類処理装置 - Google Patents

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この本発明は、例えば、金融機関やデパート等に設置され、紙幣、有価証券等の紙葉類を処理する紙葉類処理装置に関する。
近年、銀行や大規模小売業等では日常的に大量の紙幣が扱われ、これら紙幣を金種や、正損(紙幣の汚損度合い)に応じて分類して整理する業務が存在している。通常、紙幣は量が多くなると、100枚毎に帯封をした状態で管理される。そこで、このような紙幣の整理業務を自動化する装置として紙幣類整理装置が提案されている。この紙幣処理装置は、未分類の紙幣を積層して収容するホッパー部と、ここから一枚づつ紙幣を繰出し搬送する搬送機構と、搬送されてきた紙幣の種類や正損の度合いを鑑別する監査部と、鑑別された紙幣を金種別などに分類して集積する複数のポケット部と、100枚ずつ集積した紙幣を帯封する施封部等と、を備えている(例えば、特許文献1参照)。
上記のような紙葉類処理装置において、事務所や事務机の設置スペース効率の点から、いわゆる自立型の装置は、事務机等の脇に立位状態で設置できるように横幅が狭く、奥行が事務机以下程度に設計されている。また、いわゆるデスクトップ型の装置は、装置高さを低くして手元スペースを確保できるように、横長で、奥行が短くなるように設計されている。そして、自立型とデスクトップ型では、その搬送レイアウトが相違している。
すなわち、自立型の紙葉類処理装置において、紙幣の搬送路は装置の奥行き方向、つまり、装置側面と平行な方向に沿って延び、紙幣は操作者の手前から奥に向かって搬送される。また、デスクトップ型の紙葉類処理装置において、紙幣の搬送路は装置の左右方向、つまり、装置正面と平行な方向に沿って延び、紙幣は操作者に向かって左右に搬送される。
特許第2686068号公報
上記のような紙葉類処理装置において、紙幣が何らかの理由で紙詰まりを起こしたときや、機内清掃を行う場合、通常、装置正面側から作業を行う。デスクトップ型の紙葉類処理装置においては、搬送経路が装置正面とほぼ平行に延びているため、装置正面側を開放することにより搬送経路全体を露出させることが可能となる。そのため、搬送部を手前に引き出す構造等を採用することなく、紙詰まり紙幣の除去、機内清掃等を行うことができる。
これに対して、自立型の紙葉類処理装置において、搬送経路は装置側面と平行に延びている。そのため、装置正面側から作業する際、搬送部をいくつかに分割して正面手前側に引き出し、更に、搬送部を開いて、紙幣を抜き取ったり、光センサーの清掃を行ったりする必要がある。従って、装置の構造が複雑にならざるを得ず、また、作業が面倒で時間が掛かるという問題がある。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、構造が簡単で、紙詰まり等の処理作業を容易に行うことができるとともに、設置スペーサ効率の高い紙葉類処理装置を提供することにある。
この発明の態様に係る紙葉処理装置は、長辺および短辺を有し、短辺と平行な方向を幅方向とする紙葉類を処理する紙葉類処理装置であって、操作者に対面する前面壁、この前面壁と交差した一対の側壁、並びに上記前面壁および側壁と交差した上壁を有した装置筐体と、上記装置本体の前面壁、一方の側壁、および上壁に開口して設けられ、複数枚の紙葉類を、この紙葉類の幅方向が前記前面壁と平行に延びた状態で、かつ、前記装置本体の高さ方向に積層状態に載置可能な載置部と、上記載置部に載置された紙葉類を1枚ずつ上記装置筐体内へ取込む取込み機構と、上記装置筐体内に配設され、上記取込み機構により取込まれた紙葉類の種類を判別する判別装置と、それぞれ上記装置本体の前面壁および上壁に開口して設けられ、それぞれ紙葉類をその紙葉類の幅方向が前記前面壁と平行に延びた状態で、かつ、前面壁側あるいは上壁側から取り出し可能に集積する複数の分類ポケットと、上記装置筐体内に設けられ、上記判別装置の判別結果に基づき、上記紙葉類を上記複数の分類ポケットに振分ける振分け機構と、上記装置筐体内に設けられた複数の搬送ローラおよび搬送ベルトを有し、上記取込み機構、判別装置、振分け機構、分類ポケットを通る搬送路に沿って上記紙葉類をこの紙葉類の幅方向に搬送する搬送機構と、を備え、上記各搬送ローラの回転軸は上記装置筐体の前面壁とほぼ直交する方向に延び、上記搬送路は上記前面壁とほぼ平行な方向に延び、上記複数の分類ポケットは、上記装置本体の前面壁上部に、前面壁の幅方向に並んで設けられている紙葉類処理装置。
この発明によれば、構造が簡単で、紙詰まり等の処理作業を容易に行うことができるとともに、設置スペーサ効率の高い紙葉類処理装置を提供することができる。
以下図面を参照しながら、この発明の係る紙葉類処理装置を紙幣整理機に適用した実施の形態にについて詳細に説明する。
図1ないし図3に示すように、紙幣整理機は、設置面としての床面50上に立位状態で設置される自立型の紙幣整理機として構成されている。紙幣整理機は、立位状態に設けられたほぼ角柱状の装置筐体1を備えている。装置筐体1は、底壁として機能する矩形板状の基台52を備え、基台に設けられた4つのキャスタ51により、床面50上を移動可能に設置されている。
装置筐体1は、操作者に対面する前面壁56、この前面壁と直交した一対の側壁58a、58b、前面壁および側壁と直交し基台52と対向した上壁60、並びに、前面壁と対向した背面壁61を有している。前面壁56は、開閉自在な扉として構成され、この前面壁を開放することにより、装置筐体1内部を露出することができる。装置筐体1全体の幅、すなわち、前面壁56の幅Wは、装置筐体の奥行き、すなわち、側壁58a、58bの幅D以下に形成されている。また、装置筐体1の高さHは、前面壁の幅Wよりも大きく形成されている。
装置筐体1内には、基台52上にほぼ垂直に立設されたメインフレーム62、メインフレームと対向したサブフレーム63が設けられ、メインフレームおよびサブフレームには後述する種々の機構および構造部が取付けられている。
装置筐体1の上側部には複数枚の紙幣を載置可能な載置部3が設けられている。載置部3は、装置筐体1の前面壁56、一方の側壁58bおよび上壁60に開口したほぼ矩形状の凹所により形成されている。また、載置部3はほぼ水平なベース面4を有し、このベース面上にそれぞれほぼ水平状態の紙幣Pが垂直方向に積層された状態で複数枚載置される。載置部3には、積層された紙幣Pを上方からベース面4側へ押付けるバックアップ板5が設けられている。
装置筐体1内には、載置部3に載置された紙幣Pを1枚ずつ装置筐体1内へ取込む取込み機構70、取込まれた紙幣Pの種類等を判別する判別装置8、判別装置の判別結果に基づき、特定種類の紙幣を所定枚数積層し帯体により施封する集積施封機構74、それぞれ紙幣を装置筐体1の外方から取り出し可能に集積するリジェクトポケット13および複数の分類ポケット14、15、判別装置の判別結果に基いて紙幣Pを分類ポケットに振分ける振分け機構72、複数の搬送ローラ9および搬送ベルト10の組み合せにより構成され、取込み機構、判別装置、振分け機構、リジェクトポケットおよび分類ポケットを通る搬送路19に沿って紙幣を搬送する搬送機構、が設けられている。搬送機構における各搬送ローラ9の回転軸9a、並びに、他の機構におけるローラ類の回転軸は装置筐体1の前面壁56とほぼ直交する方向に延び、搬送路19を含む紙幣Pの搬送経路は前面壁とほぼ平行な方向に延びている。従って、判別装置8の上方には、リジェクトポケット13および分類ポケット14、15が配置され、下方には、集積施封機構74が配置され、これら判別装置8、リジェクトポケット3および分類ポケット14、15、並びに集積施封機構74が前面壁56と同一方向に沿って縦方向に積層される形態で配設される。
取り込み機構70は、載置部3の下方に配設され最下面の紙幣Pをズレ出しさせるゴムローラ6、およびゴムローラの側方に設けられたゲートローラ対7を備え、載置部3に積層された紙幣Pを最下段の紙幣から一枚づつ装置筐体1内に取込む。
判別装置8は取込み機構70の側方に配置され、図示しないセンサ群によって、紙幣Pの形状、厚さ、印刷特徴、磁気量、汚れ度合などを、紙幣を搬送しながら検出する。そして、判別装置8は、検出された情報を処理することにより、紙幣Pの券種、表裏、正券損券の判定結果を出力する。なお、正券とは、紙幣Pの内、再使用可能な紙幣を示し、損券とは、汚れ度合いが高く、あるいは、切れ等が存在し再使用しない紙幣を示している。
リジェクトポケット13および分類ポケット14、15は、判別装置8の上方に設けられ、それぞれ装置筐体1の前面壁56および上壁60に開口している。リジェクトポケット13は、判別装置8によって券種や正損の判定ができなかった排除券を収容する排除券ボックスを構成している。分類ポケット14は、特定券種の損券を収容する分類ポケットを、また、分類ポケット15は、上記特定券種以外の券種の紙幣Pを収容する他の分類ポケットをそれぞれ構成している。
振分け機構72は、判別装置8の下流側からリジェクトポケット13および分類ポケット14、15へ延びた搬送路19中に設けられた3つの振分けゲート11a、11b、11cを備えている。振分けゲート11a、11b、11cは、判別装置8の判別結果に従って切り替え制御が行われる。判別装置8により紙幣Pが特定券種の正券であると判別された場合、振分けゲート11aがオン動作され、判別装置8を通過した紙幣Pは下側の施封搬送路12に導かれる。特定券種の正券以外の紙幣Pであると判別された場合、振分けゲート11aはオフ状態に維持され、判別装置8を通過した紙幣Pは分類ポケット側に導かれる。判別装置8により排除券が検出されると振分けゲート11bがオン動作され、この排除券はリジェクトポケット13に導かれ、このリジェクトポケット13内に集積される。
判別装置8により上記特定券種の損券が検出されると、振分けゲート11cがオン動作され、上記特定券種の損券は分類ポケット14に導かれ、この分類ポケット14内に集積される。更に、判別装置8により上記特定券種以外の紙幣Pが検出されると、振分けゲート11a、11b、11cがいずれもオフ状態に維持され、紙幣は分類ポケット15に導かれ、この分類ポケット15内に集積される。
一方、集積施封機構74は判別装置8の下方に配設されている。判別装置8から集積施封機構74まで延びる施封搬送路12には、紙幣の表裏反転部16が設けられている。表裏反転部16は正逆反転制御されるローラ対17を備え、このローラ対の回転方向によって、紙幣Pの表裏をそろえる機能を持っている。通常、ローラ対17は他の搬送ローラ9と同一周速で同一方向に回転し、紙幣Pが到達すると急減速し、紙幣をクランプした状態で一旦停止する。次に紙幣Pを表裏反転する場合は、ローラ対17が逆回転方向に急加速すると、紙幣Pはスイッチバックして表裏反転され、集積施封機構74の集積部18に送られる。紙幣Pを反転しない場合、ローラ対17は正回転方向に急加速され、紙幣Pは表裏反転せずに別の搬送路19を通って集積部18に集積される。結果として、集積部18には表裏がすべてそろった状態で特定券種の紙幣Pが集積される。
なお、搬送路にはそれぞれ紙幣の通過を検知する複数の透過型の光学センサSC01ないしSC07が設けられている。これら光学センサSC01ないしSC07によって紙幣Pの通過タイミング、通過枚数を検出し、その検出情報に応じて、振分け機構72、表裏反転部16の動作を制御する。
集積施封機構74の集積部18には一対のセパレータアーム19a、19b、およびセパレータアームの下方に位置した束キャリア20が設けられている。セパレータアーム19a、19bは、図示しない制御モータにより360度回転され定位置に停止される。表裏反転部16から集積部18に送られた紙幣Pは水平状態のセパレータアーム19a、19b上に順次積層される。紙幣Pの枚数は光学センサSC07によりカウントされ、100枚の紙幣Pがセパレータアーム19a、19b上に集積されると、セパレータアーム19a、19bが下方に回転され、集積紙幣Pが束キャリア20上に移される。その後、セパレータアーム19a、19bは水平状態に戻され、それ以後に送られてくる紙幣Pはセパレータアーム19a、19b上に集積される。
束キャリア20の一側方にはクランパ77が設けられ、他側側には帯巻き部21が設けられている。束キャリア20上に移された100枚の集積紙幣Pは、クランパ77により圧縮され、この状態で、束キャリア20は図示しない駆動機構により帯巻き部21まで水平に移動される。
帯巻き部21には、集積紙幣Pの束を加圧する束プレス27、接着ヒータ28等が設けられている。帯巻き部21の下方には、帯体としての紙帯78を帯巻き部21に供給する帯供給機構76が設けられている。帯供給機構76は、回転自在に支持された紙帯のロール26、ロールから引き出された紙帯78に記号、文字等の所望の情報を印字するドットプリンタ24およびインクリボンカセット25、引き出された紙帯を所定長さに切断するカッタ23、並びに、切断された紙帯を帯巻き部21に送り込む紙帯送りローラ対22を備えている。なお、紙帯78の片面には、感熱接着剤が塗布されている。
帯巻き部21では、100枚の紙幣Pの束90を所定長さの紙帯78上に載置し、束プレス27によって束90を押圧しながら紙帯78を巻きつけ、接着ヒータ28により紙帯端部を加熱接着することにより、帯封された100枚の紙幣束を作成する。完成した紙幣束90は、帯巻き部21の下方に設けられた保管箱29へ送られて保管される。
その他、装置筐体1内には、上述した各機構の動作を制御するマイクロコンピュータ、入出力回路、メモリ等から構成された機構制御部30、これらに電力を供給するDC電源31等が設けられている。また、装置筐体1の上壁60には、紙幣整理機を操作するための種々のキー、計数等の表示を行う操作表示パネル32が設けられている。
上記のように構成された紙幣整理機は、図1に示すように、例えば、事務机80の横に立位状態に、かつ、装置筐体1の前面壁56が操作者側、つまり、正面を向いた状態で設置される。紙幣整理機の基本機能は、種々の券種が混合して装填された紙幣Pのうち、特定の1金種を分類して100枚の束とし、判別不能な紙幣や2枚取り等の紙幣を排除券として第1ポケットに収容するとともに、他の紙幣を2つの第2分類ポケットに分けて収容するものである。例えば、紙幣整理機は、万円券の正券を分類して100枚の束とし、これを紙帯で結束して紙幣束を作成する。また、排除券を第1分類ポケットに集積し、万円券の損券を一方の第2分類ポケットに、5千円券、千円券等の他金種の紙幣を他方の第2分類ポケットに集積する。改券によって、新旧券が混在するような場合、扱い券種が増えてしまうが、その場合でも新万円券の正券は100枚の束として結束し、排除券は第1分類ポケットに、新万円の損券は第2分類ポケットに、その他の紙幣は他方の第2ポケットに収容するようにプログラムされている。
なお、本装置には内蔵するソフトウエア・プログラムによって、指定する操作が可能なに構成されている。
以上のように構成された紙幣整理装置によれば、装置筐体1の中央部に判別装置を、この判別装置の上方に複数の分類ポケットを、判別装置の下方に集積施封機構をそれぞれ配置した3段構造となっている。そのため、装置筐体1の横幅を装置筐体の奥行き、つまり、側壁の幅以下に形成することができ、載置部および判別装置の幅とほぼ同程度の幅とすることができる。これにより、集積施封機構や分類ポケットをもった多機能の処理装置でありながら、操作者と対面する前面側寸法をできるだけ狭くすることができ、事務机の脇などへの設置におけるスペース効率の向上を図ることができる。
紙幣Pの搬送路を構成している搬送ローラは、その回転軸が装置筐体1の前面壁56と直交して延びる向きに配設され、搬送ベルトおよび搬送路は前面壁と平行に延びている。そのため、前面壁56を開いて装置筐体1内部を開放すると、全ての搬送路や各機構を装置筐体の前面側から目視でき、かつ、前面側からこれら搬送路や各機構に対してアクセルすることができる。従って、紙幣詰まりが生じた場合あるいは装置のメインテナンス時、装置内部の機構を前面側に引出す必要がなく、紙詰まり紙幣の除去、メインテナンス等を容易に行うことが可能となる。同時に、内部機構を引き出し可能とするための構造を省略でき、装置の構成を簡略化し製造コストの低減を図ることが可能となる。更に、事務机の横などに設置した際、その横幅が大きくならないような装置を容易に構成できる。
載置部3は、装置筐体1の前面壁56、上壁60および右側の側壁に開口しているため、操作者は正面側からでも、また右側からでも紙幣Pを載置部3に装填することがきる。また、リジェクトポケット13、並びに2つの分類ポケット14、15は、いずれも装置筐体1の前面壁56および上壁60に開口しているため、操作者は各ポケットに集積された紙幣Pを手前側にも、上方側にも抜き出すことができる。これにより、操作者は、操作姿勢を限定せず、立ち位置あるいは座り位置でも紙幣整理機に対して容易に操作することが可能となる。
従来、分類ポケットが1個のものと3個以上のものがある。1回の操作で細かく分類しようとする場合、ポケット数は多い方が望ましいが、小型化を実現しがたい。しかし、1ポケットでは、本装置の基本機能である正損分類が面倒となる。特に、損券は汚損が進んでいたり、テープが貼られていたり、切れが入っていたり、装置内で紙詰まりを起こしやすい。そのため、できるだけ少ない回数で損券を分類し、装置から排出することが望ましいが、1ポケットでは、損券と判定しても、他の券と混合してポケットに集積せざるを得ず、再度分類する必要がある。そこで、本実施形態のように、最低限である2つの分類ポケットを設けることにより、指定券種の損券は、1回の処理で分類することができる。従って、分類ポケットを2個具備することの有用性は高い。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
上述した実施の形態において、紙幣整理装置は集積施封機構を備えた構成としたが、この集積施封機構を省略し、取込んだ紙幣を券種ごと、あるいは、正券、損券ごとに分類して分類ポケットに集積する構成としてもよい。また、本発明において、処理対象となる紙葉類は、紙幣に限らず、有価証券等の他の紙葉にも適用可能である。
この発明の実施の形態に係る紙幣整理機を示す斜視図。 上記紙幣整理機の内部を正面側から見た状態を示す正面図。 上記紙幣整理機の内部を概略的に示す側面図。
符号の説明
1…装置筐体、 3…載置部、 8…判別装置、 10…搬送路、
11a、11b、11c…振分けゲート、 13…リジェクトポケット、
14、15…分類ポケット、 72…振分け機構、 74…集積施封機構、
78…紙帯、 P…紙幣

Claims (4)

  1. 長辺および短辺を有し、短辺と平行な方向を幅方向とする紙葉類を処理する紙葉類処理装置であって、
    操作者に対面する前面壁、この前面壁と交差した一対の側壁、並びに上記前面壁および側壁と交差した上壁を有した装置筐体と、
    上記装置本体の前面壁、一方の側壁、および上壁に開口して設けられ、複数枚の紙葉類を、この紙葉類の幅方向が前記前面壁と平行に延びた状態で、かつ、前記装置本体の高さ方向に積層状態に載置可能な載置部と、
    上記載置部に載置された紙葉類を1枚ずつ上記装置筐体内へ取込む取込み機構と、
    上記装置筐体内に配設され、上記取込み機構により取込まれた紙葉類の種類を判別する判別装置と、
    それぞれ上記装置本体の前面壁および上壁に開口して設けられ、それぞれ紙葉類をその紙葉類の幅方向が前記前面壁と平行に延びた状態で、かつ、前面壁側あるいは上壁側から取り出し可能に集積する複数の分類ポケットと、
    上記装置筐体内に設けられ、上記判別装置の判別結果に基づき、上記紙葉類を上記複数の分類ポケットに振分ける振分け機構と、
    上記装置筐体内に設けられた複数の搬送ローラおよび搬送ベルトを有し、上記取込み機構、判別装置、振分け機構、分類ポケットを通る搬送路に沿って上記紙葉類をこの紙葉類の幅方向に搬送する搬送機構と、を備え、
    上記各搬送ローラの回転軸は上記装置筐体の前面壁とほぼ直交する方向に延び、上記搬送路は上記前面壁とほぼ平行な方向に延び、
    上記複数の分類ポケットは、上記装置本体の前面壁上部に、前面壁の幅方向に並んで設けられている紙葉類処理装置。
  2. 上記装置筐体内に設けられ、上記判別装置の判別結果に基づき、特定種類の紙葉類を所定枚数積層し帯体により施封する集積施封機構を備え、
    上記判別装置を間に挟んで、上記複数の分類ポケットは上記判別装置の上方に、上記集積施封機構は上記判別装置の下方にそれぞれ配設され、
    前記判別装置、分類ポケット、集積施封機構を前記前面壁と同一方向に沿って配置した請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  3. 上記装置筐体の前面壁は、上記側壁の幅以下の幅を有している請求項1又は2に記載の紙葉類処理装置。
  4. 上記装置筐体の高さは、上記前面壁の幅よりも大きい請求項に記載の紙葉類処理装置。
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