JP2018191460A - 制御装置、光学機器、制御方法、および、プログラム - Google Patents

制御装置、光学機器、制御方法、および、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ステッピングモータの回転速度のダイナミックレンジを確保しつつ、滑らかな加減速が可能な制御装置を提供する。
【解決手段】制御装置(100)は、ステッピングモータの回転部の回転位置の検知信号を生成する生成手段(106)と、回転部の回転速度を検出する回転速度検出手段(108a)と、検知信号に基づいて進角を検出する進角検出手段(108b)と、駆動電圧ごとに進角と回転速度との関係を示す情報を記憶する記憶手段(121)と、記憶手段に記憶された情報に基づいて回転部の目標回転速度に応じた目標進角を算出する目標進角算出手段(108c)と、進角が目標進角となるように制御する進角制御手段(108d)と、記憶手段に記憶された情報に基づいて駆動電圧を制御する電圧制御手段(108e)とを有し、電圧制御手段は、記憶手段に記憶された情報と回転部の回転速度および目標回転速度とに基づいて駆動電圧を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ステッピングモータを制御する制御装置に関する。
従来から、ステッピングモータは撮像装置などの光学機器に搭載されており、ステッピングモータに関して種々の駆動方法が提案されている。ステッピングモータは、正弦波を制御波形とするマイクロステップ駆動により、開ループ制御で簡易に高分解能を得ることができる。このため、ステッピングモータは、一般的に、開ループ制御で駆動される。
一方、ステッピングモータは、高速回転の際に脱調する可能性がある。このため、ステッピングモータの回転位置を検出する検出機構を設け、制御波形の位相を所定の角度だけ進めることにより、ステッピングモータの脱調を回避して高速に回転させるための進角制御が提案されている。
特許文献1には、進角制御および電圧制御を行うことによりステッピングモータを脱調させることなく加速する制御装置が開示されている。特許文献2には、進角と速度の関係を近似式として記憶し、その関係を電圧に応じてシフトする制御装置が開示されている。
特開2015−23703号公報 特許第6004830号公報
しかしながら、進角を大きくすると、ステッピングモータの回転速度の制御性が低下するとともに負荷変動に弱くなり、その結果、ステッピングモータの速度状態が不安定にある。この問題を回避するため、特許文献1に開示された制御装置を用いて小さい進角で電圧制御へ移行したとしても、ステッピングモータに印加する電圧の上限が決められている場合、十分なダイナミックレンジを得ることができない。特許文献2に開示された制御装置では、温度や姿勢差などの負荷変動により進角と速度との関係が崩れたときの電圧に基づいて近似式を切り替えた場合、制御性が逆に低下してしまう。
また、ステッピングモータの進角を変更させながら速度を変更すると、目標進角に達するまである程度の時間を要して徐々に進角が変化し、それに合わせて速度も変化する。しかしながら、特許文献1や特許文献2のように進角制御と電圧制御とを用いたシステムを用いてモータの加速を行う際、目標速度に合わせて電圧制御の目標速度を変更すると制御対象の速度状態が不安定になり、目標速度に対してオーバーシュートを引き起こす。その結果、駆動騒音や制御性の劣化の要因となる。
そこで本発明は、ステッピングモータの回転速度のダイナミックレンジを確保しつつ、滑らかな加減速が可能な制御装置、光学機器、制御方法、および、プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一側面としての制御装置は、ステッピングモータの回転部の回転位置の検知信号を生成する生成手段と、前記回転部の回転速度を検出する回転速度検出手段と、前記検知信号と制御波形とに基づいて進角を検出する進角検出手段と、駆動電圧ごとに前記進角と前記回転速度との関係を示す情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記情報に基づいて、前記回転部の目標回転速度に応じた目標進角を算出する目標進角算出手段と、前記進角が前記目標進角となるように制御する進角制御手段と、前記記憶手段に記憶された前記情報に基づいて、前記回転部の前記目標回転速度と検出された回転速度との偏差が所定の範囲になるように前記ステッピングモータの前記駆動電圧を制御する電圧制御手段とを有し、前記電圧制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記情報と前記回転部の前記回転速度および前記目標回転速度とに基づいて、前記駆動電圧を制御する。
本発明の他の側面としての光学機器は、ステッピングモータと、前記ステッピングモータにより駆動される被駆動部材と、前記制御装置とを有する。
本発明の他の側面としての制御方法は、ステッピングモータの回転部の回転位置の検知信号を生成するステップと、前記回転部の回転速度を検出するステップと、前記検知信号と制御波形とに基づいて進角を検出するステップと、記憶手段に記憶された、駆動電圧ごとに前記進角と前記回転速度との関係を示す情報に基づいて、前記回転部の目標回転速度に応じた目標進角を算出するステップと、前記進角が前記目標進角となるように制御するステップと、前記記憶手段に記憶された前記情報に基づいて、前記回転部の前記目標回転速度と検出された回転速度との偏差が所定の範囲になるように前記ステッピングモータの前記駆動電圧を制御するステップとを有し、前記駆動電圧を制御するステップは、前記記憶手段に記憶された前記情報と前記回転部の前記回転速度および前記目標回転速度とに基づいて、前記駆動電圧を制御するステップを含む
本発明の他の側面としてのプログラムは、前記制御方法をコンピュータに実行させる。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
本発明によれば、ステッピングモータの回転速度のダイナミックレンジを確保しつつ、滑らかな加減速が可能な制御装置、光学機器、制御方法、および、プログラムを提供することができる。
各実施形態におけるモータ制御システムのブロック図である。 各実施形態におけるステッピングモータユニットの構成図である。 各実施形態におけるエンコーダからの信号の説明図である。 各実施形態における進角と回転速度との関係図である。 各実施形態における駆動電圧ごとの進角と回転速度との関係図である。 第1の実施形態における制御方法のフローチャートである。 第1の実施形態における制御状態の説明図である 第1の実施形態および第2の実施形態における進角制御および電圧フィードバック制御のフローチャートである。 各実施形態における進角制御の説明図である。 各実施形態における電圧フィードバックによる速度制御の説明図である。 第2の実施形態における進角と回転速度の関係を示す近似式の説明図である。 第2の実施形態における駆動電圧ごとの進角と速度との関係を示す近似式の説明図である。 第2の実施形態における制御方法のフローチャートである。 第2の実施形態における制御方法の説明図である。 第3の実施形態における進角制御および電圧フィードバック制御のフローチャートである。 第3の実施形態における進角制御の説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態におけるモータ制御システムの構成を説明する。図1は、本実施形態におけるモータ制御システム10のブロック図である。モータ制御システム10は、ステッピングモータユニット120と、ステッピングモータユニット120を制御する制御装置100とを備えて構成される。
制御装置100は、ステッピングモータ(モータ)101の回転位置を検出しながら、ステッピングモータ101の回転制御を行う。制御装置100は、ステッピングモータ101の回転速度に応じた進角データを用いて進角制御を行う機能と、駆動電圧でステッピングモータ101の速度制御を行う機能とを有する。
ステッピングモータユニット120は、ステッピングモータ101、ロータ軸102、パルス板105、および、PI(フォトインタラプタ)103、104を備えて構成されている。ステッピングモータユニット120は、位置検出機能を有する。本実施形態では、ステッピングモータユニット120に設けられたステッピングモータ101のロータ軸102にパルス板105が設けられたエンコーダを例として説明する。ステッピングモータ101は、被駆動部材122を駆動する。被駆動部材122は、例えば、レンズ装置や撮像装置などに設けられたレンズである。この場合、ステッピングモータ101の回転に伴い、被駆動部材122としてのレンズが光軸方向に移動する。ただし、本実施形態はこれに限定されるものではなく、ステッピングモータ101は、レンズ以外の被駆動部材を駆動することもできる。
図2は、ステッピングモータユニット120の構成図である。パルス板105は、明領域と暗領域との比率が50:50で設計されている。ステッピングモータ101の機械的に設計された位置に2つのPI103、104が取り付けられている。図2に示されるように、ロータ軸102のN領域とパルス板105の「明」領域、ロータ軸102のS領域とプロペラの「暗」領域とがそれぞれ一致している状態となっており、PI103、104とパルス板105とを組み合わせて2相のエンコーダが構成される。以上の構成により、ロータ軸102の回転に伴ってパルス板105がPI103、104の明および暗の出力信号を変化させ、2相の矩形信号(信号301、302)が発生する。図3は、エンコーダの信号(エンコーダからの信号を二値化した信号301、302)の説明図である。
図1に示されるように、制御装置100は、コンパレータ106、エンコーダ回路107、CPU108、正弦波発生器109、PWM発生器111、モータドライバ112、および、メモリ(記憶手段)121を備えて構成される。コンパレータ106は、PI103、104から出力されたアナログ信号を入力し、設定された閾値電圧に応じて、図3に示されるような2相の二値化された信号301、302を後段に出力する。このようにコンパレータ106は、ステッピングモータ101の回転部(ロータ)に取り付けられたロータ軸102の回転位置の検知信号を生成する生成手段として機能する。PI103、104の信号を二値化した信号はそれぞれ、エンコーダ回路107に出力される。
エンコーダ回路107は、信号の立ち上がりおよび立ち下がりのタイミングを取得する。またエンコーダ回路107は、このタイミングに合わせて、ステッピングモータ101の位置カウントおよび信号周期カウントを行う。またエンコーダ回路107は、信号入力タイミング時にCPU108に対して割り込み処理を行うことができる。CPU108は、予め保存されているプログラムを実行する機能を備え、エンコーダ回路107からの割り込み処理に応じてプログラムを順次実行する。
本実施形態において、CPU108は、回転速度検出手段108a、進角検出手段108b、目標進角算出手段108c、進角制御手段108d、および、電圧制御手段108eを有する(すなわちCPU108は各手段の機能を有する)。回転速度検出手段108aは、回転部(ロータ)の回転速度を検出する。進角検出手段108bは、コンパレータ106により生成された検知信号と制御波形(制御信号)とに基づいて進角を検出する。目標進角算出手段108cは、メモリ121に記憶された、駆動電圧ごとに進角と回転速度との関係を示す情報(進角−速度特性曲線)に基づいて、回転部の目標回転速度に応じた目標進角を算出する。進角制御手段108dは、進角が目標進角となるように制御する。電圧制御手段108eは、メモリ121に記憶された情報に基づいて、回転部の目標回転速度と検出された回転速度との偏差が所定の範囲になるようにステッピングモータ101の駆動電圧を制御する。また電圧制御手段108eは、メモリ121に記憶された情報と回転部の回転速度および目標回転速度とに基づいて、駆動電圧を制御する。
またCPU108は、バス110を介して、エンコーダ回路107、正弦波発生器109、および、PWM発生器111を制御する。正弦波発生器109は、CPU108からの指示に従って、正弦波の1周期に相当する分解能でPWM値をPWM発生器111へ出力する。PWM発生器111は、PWM値に応じてPWM信号を生成し、PWM信号をモータドライバ112へ出力する。モータドライバ112は、PWM信号を増幅してステッピングモータユニット120(ステッピングモータ101)へ出力する。
モータドライバ112は、PWMのDUTY比(%)に従って出力電圧を制御し、ステッピングモータユニット120のコイル(A相コイル113、B相コイル114)に対して実効的に正弦波状の電圧信号を印加する。以下、説明の簡便化のため、コイルに印加する電圧は正弦波であるとして扱う。ステッピングモータ101の回転速度は、正弦波状の電圧信号の印加により制御される。このようにCPU108、正弦波発生器109、PWM発生器111、および、モータドライバ112は、ロータ軸102の検知信号に応じたタイミングでステッピングモータ101の回転速度を制御するモータ制御手段として機能する。
ステッピングモータ101が備えるA相コイル113、B相コイル114は、モータドライバ112から正弦波状の電圧信号を受ける。A相コイル113およびB相コイル114は、後段のステータA+115、ステータA−116、ステータB+117、ステータB−118に対して、4種類の位相の異なる正弦波電圧を発生させる。A相コイル113に対してサイン波とB相コイル114にコサイン波を出力すると、B相はA相よりも90度先行した波形となり、ステッピングモータ101(ロータ軸102)は正転する。逆に、B相にA相よりも90度遅れた波形を出力すると、ステッピングモータ101は逆転する。
以下、ロータマグネット(ロータ)119の着磁位相に対してエンコーダのパルス板105の明暗位相が一致するように取り付けられている場合について説明する。ロータマグネット119の着磁位相とエンコーダのパルス板105の明暗位相との位相ズレ量が既知であれば、位相ズレ量を考慮して同等の制御を行うことができる。
次に、図4および図5を参照して、ステッピングモータ101の進角と回転速度との関係について説明する。図4は、所定の駆動電圧におけるステッピングモータ101の進角と回転速度との関係図である。図5は、駆動電圧ごとのステッピングモータ101の進角と回転速度との関係図である。図4および図5のそれぞれにおいて、横軸は進角θ[deg]、縦軸は回転速度S[pps]を示している。以下、図4または図5に示されるグラフ上の進角と速度との関係を示す軌跡を、進角−速度特性曲線という。
図4および図5に示されるように、進角を小さくすると(図4および図5の左方向に向けて)駆動速度(回転速度)は遅くなる。一方、進角を大きくすると(図4および図5の右方向に向けて)駆動速度(回転速度)は速くなる。しかし、所定の進角よりも大きくなると、駆動速度(回転速度)は低下する。このような進角と速度との対応関係を示す対応情報(進角−速度データ)を実測してテーブル化し、制御装置100に記憶させておくことにより、任意の速度を指定して駆動する場合であっても目標となる進角値を算出することができる。本実施形態では、図5に示されるように、電圧(電圧V0、V1)ごとの進角−速度データをテーブルデータとして複数記憶しておき、目標となる回転速度S(目標速度)や目標となる進角θ(目標進角)に応じてテーブルデータを選択する。図5に示されるように、同じ進角であれば電圧が高いほど回転速度は上がる。
次に、図6および図7を参照して、本実施形態における制御装置100の動作(制御方法)について説明する。図6は、本実施形態における制御方法のフローチャートである。図6の各ステップは、主に制御装置100のCPU108により実行される。図7は、本実施形態における制御状態の説明図である。
図7に示されるように、本実施形態では、制御状態として、状態0(第1の制御状態)、状態1(第2の制御状態)、および、状態2(第1の制御状態)が存在する。状態0(第1の制御状態)は、電圧V0の進角−速度データに沿って進角を制御して目標速度Sを設定する制御状態である。状態1(第2の制御状態)は、進角θAを固定して電圧を制御し、目標速度SAまでの目標速度Sを設定する制御状態である。状態2(第1の制御状態)は、電圧V1の進角−速度データに沿って進角を制御して目標速度Sを設定する制御状態である。
まず、図6のステップS601において、CPU108は、ステッピングモータ101の停止状態から駆動状態へ移行する初期化処理を行う。ここではステッピングモータ101は停止しているため、前回制御時の目標速度であるバックアップ速度S’を0、制御状態を状態0、駆動電圧を定常駆動電圧Vにそれぞれ設定する。
続いてステップS602において、CPU108は、目標となる回転速度である目標速度Sを設定する。続いてステップS603において、CPU108は、メモリ(記憶手段)121に記憶されている進角−速度データに基づいて、現在設定されている定常駆動電圧Vおよび目標進角θにおける速度の変化率α(進角の変化に対する回転速度の変化)を算出する。
ステップS604からステップS613までの処理は、制御状態(状態0〜2)に応じて定常駆動電圧Vおよび目標進角θを設定する処理である。定常駆動電圧Vとは、後述する速度フィードバック制御におけるステッピングモータ101を所定の目標速度で駆動する際の定常駆動電圧である。
まずステップS604において、CPU108は、現在の制御状態を判定する。CPU108は、現在の制御状態が状態0(第1の制御状態)であると判定した場合、ステップS605へ進む。ステップS605において、CPU108は、進角―速度データの変化率αの状態を判定する。すなわちCPU108は、変化率αが閾値α_th1よりも小さいか否かを判定する。変化率αが閾値α_th1以上である場合、ステップS608へ進む。一方、変化率αが閾値α_th1よりも小さい場合、ステップS606へ進む。CPU108は、前記閾値判定に加えて、最新の変化率αと前回の変化率α’との変動状態が所定値Xよりも小さい場合に、ステップS606へ進むように制御してもよい。ステップS606において、CPU108は、状態0のときの処理として、定常駆動電圧VをV0に設定し、テーブルデータとして記憶されている電圧V1に関する進角−速度データに基づいて目標進角θを設定する。
ステップS604にて、CPU108は、現在の制御状態が状態1(第2の制御状態)であると判定した場合、ステップS607へ進む。ステップS607において、CPU108は、目標速度Sが速度SAよりも大きいか否かを判定する。本実施形態において、所定速度SAとは、テーブルデータである電圧V0に関する進角−速度データ上にある速度であり、状態0から状態1へ切り替わる際の目標速度Sに相当する。ステップS607にて目標速度Sが速度SA以下である場合、ステップS605へ進む。一方、目標速度Sが速度SAよりも大きい場合、ステップS608へ進む。ステップS608において、CPU108は、目標速度Sが速度SB以下であるか否かを判定する。目標速度Sが速度SBよりも大きい場合、ステップS613へ進む。一方、目標速度Sが速度SB以下である場合、ステップS609へ進む。ステップS609において、CPU108は状態1のときの処理として、状態2のテーブルデータに基づいて定常駆動電圧Vを設定し、目標進角θをθ1に設定する。
ステップS604にて、CPU108は、現在の制御状態が状態2(第1の制御状態)であると判定した場合、ステップS610へ進む。ステップS610において、CPU108は、目標速度Sが速度SBよりも大きいか否かを判定する。目標速度Sが速度SB以下である場合、ステップS607へ進む。一方、目標速度Sが速度SBよりも大きい場合、ステップS611へ進む。本実施形態において、速度SBは、テーブルデータである電圧V1に関する進角−速度データ上にある速度であり、状態1から状態2に切り替わる目標速度Sに相当する。ステップS611において、CPU108は、目標速度Sがリミット閾値S_Limitよりも大きいか否かを判定する。目標速度Sがリミット閾値S_Limitよりも大きい場合、ステップS612に進む。ステップS612において、CPU108は、目標速度Sをリミット閾値S_Limitに設定し(リミット処理を行い)、ステップS613へ進む。一方、ステップS611にて目標速度Sがリミット閾値S_Limit以下である場合、ステップS613へ進む。ステップS613において、CPU108は、状態2のときの処理として、定常駆動電圧VをV1に設定し、図7に示されるテーブルデータとして記憶されている電圧V1に関する進角−速度データに基づいて目標進角θを設定する。
ステップS608、S609、S610のいずれかの処理が完了した後、ステップS614へ進む。ステップS614において、CPU108は、進角制御および速度フィードバック制御の並列処理を行い、ステッピングモータ101の回転速度が目標速度Sになるように制御する。なお、進角制御および速度フィードバック制御の並列処理の詳細については、追って説明する。
続いてステップS615において、CPU108は、制御データのバックアップ処理を行う。すなわちCPU108は、目標速度Sを目標速度S’、目標進角θをφとして記憶部に保存して、ステップS616へ進む。ステップS616において、CPU108は、停止指示を受けたか否かを判定する。CPU108が停止指示を受けていない場合、ステップS601に戻り、一連の処理を繰り返す。一方、停止指示を受けた場合、CPU108はステッピングモータ101を停止させる。
次に、図8を参照して、進角制御および速度フィードバック制御の並列処理(ステップS614)について詳述する。図8は、進角制御および速度フィードバック制御のフローチャートである。図8の各ステップは、主に、制御装置100のCPU108により実行される。
まずステップS801において、CPU108は、エンコーダ回路107から得られたエンコーダの割り込み信号に同期してステッピングモータ101の回転位置を検出することにより、位相遅れ角ωを算出する。算出した位相遅れ角ωは、回転するステッピングモータ101の逆起電力などにより生じる。
続いてステップS802において、CPU108は、エンコーダの割り込み信号に同期してステッピングモータ101の制御進角を算出する。本実施形態において、CPU108は、位相遅れ角ωと目標進角θとの位相偏差ω−θを制御進角として算出する。続いてステップS803において、CPU108は、エンコーダの割り込み信号に同期して目標進角θになるように駆動波形を制御する。すなわちCPU108は、位相偏差ω−θを補償するように駆動波形を制御して、目標進角θの状態を保つように進角制御を行う。具体的には、CPU108は、位相偏差ω−θを、次のエンコーダの割り込み信号が発生するタイミングまでに制御波形の位相を位相偏差ω−θだけ進めるように正弦波発生器109の波形位相を制御する。このようにCPU108(進角制御手段108d)は、ロータの回転位置の検知信号に応じたタイミングで制御波形の進角が目標進角となるように制御する。
ここで、図9を参照して、図8のステップS803における進角制御の例を説明する。図9は、進角制御の説明図である。図9(A)は、ステッピングモータ101のロータ軸102に取り付けられたエンコーダ信号の出力波形を示す。CPU108は、エンコーダの明暗または暗明の切り替わりタイミングで駆動波形の位相検出や位相制御を行う。図9(B)は、進角が0度の場合における駆動波形の一例である。図9(C)は、開ループ制御による駆動波形の一例であり、図9(B)の駆動波形と比べて、位相に遅れが生じていることを示している。図9(D)は、図9(C)の開ループ制御から進角制御に切り替えられた場合の駆動波形である。
図9(B)に示される波形は、電流遅れがない理想的な駆動波形(進角0度)を示す。図9(C)に示される波形は、開ループ制御の際の駆動波形を示す。図9(C)に示される波形を参照すると、図9(A)の明から暗に切り替わるタイミングInにおいて位相遅れがCn、1/4周期後のタイミングIn+1ではCn+1の位相遅れが発生していることがわかる。図9(D)のように、タイミングInにて開ループ制御から進角制御に切り替えた場合、CPU108は、制御波形を1/4周期後(In+1)に目標位相となるように制御波形の周期を制御する。例えば、目標位相を進角0度とすると、CPU108は、位相遅れDn+1が0度になるように、1/4周期の期間で制御波形の周期を変更するように制御する。タイミングInの直後から制御波形の位相を進めると不連続な波形となり、モータの振動、異音、または、脱調などの問題が発生する。したがって、この例では、CPU108は、制御波形の周期を制御して問題が発生しない所定期間(例えば1/4周期)で位相を合わせるように制御を行う。なお本実施形態では、図9を参照して進角が0度になるように進角制御を行った場合を例にして進角制御を説明したが、位相遅れがδだけ残った状態になるように進角制御した場合、進角δで進角制御を行ってもよい。
図8のステップS804、S805において、CPU108は、前述の進角制御と同時に(並列して)、電圧フィードバックによる速度制御(速度フィードバック制御)を実行し、ステッピングモータ101の回転速度が速度Sになるように制御する。具体的には、まずステップS804において、CPU108は、エンコーダの割り込み信号の検出間隔を測定し(エンコーダの割り込み信号に同期して)、ステッピングモータ101の回転速度を算出する。このようにCPU108(回転速度検出手段108a)は、ステッピングモータ101の回転位置の検知信号を生成する周期でロータの回転速度を検出する。続いてステップS805において、CPU108は、エンコーダの割り込み信号に同期して、ステッピングモータ101の回転速度が速度Sになるように駆動電圧を制御する。すなわちCPU108は、ステップS804にて算出した回転速度と目標速度Sとの偏差量を駆動電圧に反映させて、ステッピングモータ101の回転速度を制御する。前述のように、進角制御および駆動速度のフィードバック制御は、エンコーダの割り込み信号に同期して行われる。
ここで、図10を参照して、電圧フィードバックによる速度制御について説明する。図10は、電圧フィードバックによる速度制御の説明図である。ステッピングモータ101を所定の目標速度Sで駆動する際の定常駆動電圧をVとする。定常駆動電圧Vは、CPU108により設定される駆動電圧の制御範囲の中央値(上限電圧Vaと下限電圧Vbとの中央)となる駆動電圧である。CPU108は、定常駆動電圧Vを中心として電圧を微調整して、目標速度Sと現在の回転速度との偏差が0に近づくように制御する。
CPU108は、抽出した数式データに基づいて、目標速度に応じた進角値を算出する。CPU108が、算出した進角になるように進角制御を行うと、ステッピングモータ101は定常駆動電圧V0において目標速度付近の速度で回転する。このときCPU108は、ステッピングモータ101の実際の駆動速度(回転速度)を図8のステップS804にて算出し、実際の駆動速度と目標速度との偏差がある場合、ステップS805にて駆動電圧を変化させて駆動速度を制御する。このようにCPU108(電圧制御手段108e)は、メモリ121に記憶された進角−速度データに対応する数式データに基づいて、速度SとステップS804にて算出された回転速度との偏差が所定の閾値の範囲内になるように駆動電圧を制御する。
駆動電圧によるステッピングモータ101の速度制御を行う場合、システムの電力設計などの理由により、駆動電圧には制限範囲が設定される。図10に示される例では、駆動電圧の上限電圧をVa、下限電圧をVbとしている。CPU108は、駆動電圧を上限電圧Vaと下限電圧Vbとの間で変化させながら目標速度になるようにステッピングモータ101を制御する。
本実施形態において、電圧制御手段108eは、メモリ121に記憶された情報(進角と回転速度との関係を示す情報)とロータの回転速度および目標回転速度とに基づいて、駆動電圧を制御する。好ましくは、進角と回転速度との関係を示す情報は、駆動電圧ごとに(駆動電圧をパラメータとして)進角と回転速度との関係を示す複数の軌跡である。より好ましくは、進角制御手段108dは、第1の制御状態(状態0または状態2)において、複数の軌跡のうちの一つの軌跡に沿って進角を制御することにより目標回転速度を設定する。また電圧制御手段108dは、第2の制御状態(状態1)において、進角を固定した状態で駆動電圧を制御して目標回転速度を設定する。より好ましくは、第1の制御状態は、軌跡の傾き(進角の変化に対する回転速度の変化:変化率α)の絶対値が第1の所定値よりも大きい場合の制御状態であり、第2の制御状態は、軌跡の傾きの絶対値が第1の所定値よりも小さい場合の制御状態である。
このように本実施形態の制御装置100は、進角制御と電圧による速度制御を併用することにより、開ループ制御では出せない高速駆動でありながら、任意の速度で速度制御することが可能となる。また、環境温度や個体差などのバラツキも電圧制御範囲内で吸収することができるため、実測による進角−速度データだけでは実現が困難な高精度な速度制御が可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では進角−速度データをテーブル化してメモリ(記憶手段)121に記憶するが、このような構成ではデータ量が多くなってしまう場合がある。そこで本実施形態の制御装置100では、限られた速度範囲内における進角−速度データを予めメモリ121に記憶させておき、CPU108はメモリ121に記憶されている進角−速度データを用いて目標進角を算出する。このような構成により、目標進角の算出に用いるデータ量を削減することができる。なお本実施形態において、第1の実施形態と共通の構成や動作についての説明は省略する。
図11は、本実施形態におけるステッピングモータ101の進角と回転速度の関係を示す近似式の説明図である。本実施形態では、図4に示される進角−速度データを、図11に示されるように直線近似を行い、以下の式(1)で表されるように回転速度Sと進角θとの関係を定数a、bを用いて数式化しておく。
S=aθ+b … (1)
具体的には、制御可能な駆動速度の範囲内で、進角−速度特性曲線における平均変化率が高く、比較的リニアリティが高い領域の進角−速度データを直線近似して算出して電圧ごとに記憶する。そしてCPU108(進角算出手段)は、メモリ121に予め記憶された、ステッピングモータ101の回転速度の所定の範囲における進角と回転速度との対応情報に基づいて、速度Sに応じた制御波形の進角値を目標進角として算出する。
図12は、図5のそれぞれの駆動電圧における進角―速度データを直線近似した例の説明図である。1つの進角−速度データを記憶しているだけでは、図11のように制御可能な駆動速度や設定可能な進角が制限されるが、図12のように駆動電圧を変えた複数の進角−速度データの近似式を組み合わせることで、速度のダイナミックレンジを広げることが可能である。すなわち本実施形態の制御装置によれば、所定の進角のまま電圧を変化させても、所定の電圧のまま進角を変化させても駆動速度を制御することが可能である。
次に、図13および図14を参照して、本実施形態における制御装置100の動作(制御方法)について説明する。図13は、本実施形態における制御方法のフローチャートである。図13の各ステップは、主に制御装置100のCPU108により実行される。図14は、本実施形態における制御方法の説明図である。図14(A)は回転速度Sと定常駆動電圧Vとの関係を示し、図14(B)は進角θと回転速度Sとの関係を示している。
まずステップS1301において、CPU108は、目標速度Sを設定する。そしてCPU108は、ステップS1302〜S1306において、定常駆動電圧Vおよび目標進角θを図7に従って決定する。定常駆動電圧Vは、速度フィードバック制御において、ステッピングモータ101を所定の目標速度で駆動するときの定常駆動電圧である。
ステップS1302において、CPU108は、目標速度Sが速度S0よりも小さいか否かを判定する。目標速度Sが速度S0よりも小さい場合、ステップS1303へ進む。ステップS1303において、CPU108は、図14(A)に従って、定常駆動電圧VをV1に設定する。またCPU108は、図14(B)に従って、直線S=a0θ+b0より目標進角θを設定する。
一方、ステップS1302にて目標速度Sが速度S0よりも大きい場合、ステップS1304へ進む。ステップS1304において、CPU108は、目標速度Sが速度S1(S0<S1)よりも小さいか否かを判定する。目標速度Sが速度S1よりも小さい場合、CPU108は、図14(A)に従って、V=pS+qより定常駆動電圧Vを設定する。またCPU108は、図14(B)に従って、目標進角θを進角θ1に設定する。
一方、ステップS1304にて目標速度Sが速度S1よりも大きい場合、ステップS1306へ進む。ステップS1306において、CPU108は、図14(A)に従って、定常駆動電圧VをV2に設定する。またCPU108は、図14(B)に従って、直線S=a1θ+b1より目標進角θを設定する。
以上のように、CPU108は、図14に示される関係に従って、目標速度Sが速度S0よりも小さい場合または速度S1よりも大きい場合、定常駆動電圧を固定にして進角を変更することにより、速度を変更する。一方、CPU108は、目標速度Sが速度S0〜S1の間である場合、進角を固定にして定常駆動電圧を変更することにより、速度を変更する。進角−速度データの近似直線は、平均変化率に基づいて、平均変化率が所定値より大きい部分を近似直線として、CPU108に接続されているメモリ121に記憶されている。すなわち、進角−速度データの平均変化率が小さくなると、目標進角θをθ1に固定にして、定常駆動電圧を変更させてステッピングモータ101の回転速度を制御する。その後、定常駆動電圧Vを調節し、目標速度がS=a1θ+b1上のS1に達すると、定常駆動電圧をV1に固定して進角を調節することにより、ステッピングモータ101の回転速度を制御する。
ステップS1303、S1305、S1306のいずれかの処理が完了した後、ステップS1307へ進む。ステップS1307において、CPU108は、進角制御および速度フィードバック制御の並列処理を行い、ステッピングモータ101の回転速度が目標速度Sになるように制御する。なお、ステップS1307は、図8を参照して説明した第1の実施形態のステップS614と同様であるため、その説明を省略する。続いてステップS1308において、CPU108は、停止指示を受けたか否かを判定する。CPU108が停止指示を受けていない場合、ステップS1301に戻り、一連の処理を繰り返す。一方、停止指示を受けた場合、CPU108はステッピングモータ101を停止させる。
本実施形態において、第1の制御状態は、軌跡のリニアリティが第2の所定値よりも小さい場合の制御状態であり、第2の制御状態は、軌跡のリニアリティが第2の所定値よりも大きい場合の制御状態である。好ましくは、メモリ121は、複数の軌跡のそれぞれを複数の近似式として記憶している。より好ましくは、メモリ121は、複数の軌跡のそれぞれを複数の直線近似式として記憶している。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。なお本実施形態において、第1の実施形態と共通の説明については省略する。
まず、図15を参照して、本実施形態における進角制御および速度フィードバック制御の並列処理(ステップS614)について説明する。図15は、進角制御および速度フィードバック制御のフローチャートである。図15の各ステップは、主に、制御装置100のCPU108により実行される。
まずステップS1501において、CPU108は、エンコーダ回路107から得られたエンコーダの割り込み信号に同期してステッピングモータ101の回転位置を検出することにより、位相遅れ角ωを算出する。算出した位相遅れ角ωは、回転するステッピングモータ101の逆起電力などにより生じる。
続いてステップS1502において、CPU108は、目標進角θと位相遅れ角ωとの差分絶対値Δを算出する。続いてステップS1503において、CPU108は、差分絶対値Δが所定値ΔThよりも大きいか否かを判定する。またCPU108は、制御状態が状態1(第2の制御状態)以外であるか否かを判定する。差分絶対値Δが所定値ΔThよりも大きい場合、または、制御状態が状態1以外である場合、ステップS1504へ進む。
ステップS1504において、CPU108は、位相遅れ角ωに対応するステッピングモータ101の回転速度(速度U)を算出する。速度Uは、図7に示されるテーブルデータとしてメモリ121に記憶されている進角−速度データより、位相遅れ角ωに対応する回転速度を参照することで求めることができる。続いてステップS1505において、CPU108は、速度フィードバック制御の目標速度Vtargとして速度U(第2の目標回転速度)を設定する。なお、ステップS1503にて差分絶対値Δが所定値ΔThよりも大きい場合、速度フィードバックのサーボゲインを落として応答を弱くしてもよい。
一方、ステップS1503にて、差分絶対値Δが所定値ΔTh以下の場合、かつ制御状態が状態1の場合、ステップS1506へ進む。ステップS1506において、CPU108は、速度フィードバック制御の目標速度Vtargとして速度S(第1の目標回転速度)を設定する。
続くステップS1507〜S1509は、図8のステップS802〜S804とそれぞれ同様である。ステップS1510において、CPU108は、エンコーダの割り込み信号に同期して、ステッピングモータ101の回転速度が速度Vtargになるように駆動電圧を制御する。すなわちCPU108は、ステップS15009にて算出した回転速度と目標速度Vtargとの偏差量を駆動電圧に反映させて、ステッピングモータ101の回転速度を制御する。本実施形態によれば、図15のフローチャートによる処理を繰り返し実行することにより、目標進角θに引き込む途中の進角αの変化に合わせて徐々に速度フィードバック処理に与える目標速度Vtargを変更させることができる。
図16は、本実施形態における進角制御の説明図である。図16(A)は、時間と進角との関係図であり、横軸は時間、縦軸は進角をそれぞれ示している。破線1101で示されるように目標進角θを時間t0で変更した場合、検出される位相遅れ角ωは実線1100のように変化して目標進角θへ引き込まれる。ここで、前述の進角と速度との関係を表す図16(B)に示されるテーブルデータを用いることにより、前述の図15のステップS1504における、位相遅れ角ωに対応するステッピングモータ101の回転速度(速度U)を算出することができる。図16(B)のテーブルデータを参照することにより、進角の変化に応じて、ステッピングモータ101の回転速度(速度U0〜Ut)を求め、目標速度Vtargとして速度フィードバック制御を行う。これにより、制御対象の速度が目標速度をオーバーシュートしないなど安定した制御を実現することができる。
本実施形態において、進角制御手段108dは、目標進角と進角検出手段108bにより検出された進角とに基づいて、ロータの目標回転速度としての第1の目標回転速度(速度S)を第2の目標回転速度(速度U)へ変更する。好ましくは、進角制御手段108dは、目標進角と進角検出手段108bにより検出された進角との差が第三の所定値よりも大きい場合、第1の目標回転速度を第2の目標回転速度へ変更する。一方、進角制御手段108dは、その差が第三の所定値よりも小さい場合、第2の目標回転速度として第1の目標回転速度を設定する。より好ましくは、電圧制御手段108eは、目標進角と進角検出手段108bにより検出された進角との差が第三の所定値よりも大きい場合、フィードバックゲインを弱める。また好ましくは、進角制御手段108dは、検知信号を検出するタイミングで第2の目標回転速度を設定する。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
各実施形態によれば、ステッピングモータの回転速度のダイナミックレンジを確保しつつ、滑らかな加減速が可能な制御装置、光学機器、制御方法、および、プログラムを提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 制御装置
106 コンパレータ(生成手段)
108a 回転速度検出手段
108b 進角検出手段
108c 目標進角算出手段
108d 進角制御手段
108e 電圧制御手段
121 メモリ(記憶手段)

Claims (15)

  1. ステッピングモータの回転部の回転位置の検知信号を生成する生成手段と、
    前記回転部の回転速度を検出する回転速度検出手段と、
    前記検知信号と制御波形とに基づいて進角を検出する進角検出手段と、
    駆動電圧ごとに前記進角と前記回転速度との関係を示す情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記情報に基づいて、前記回転部の目標回転速度に応じた目標進角を算出する目標進角算出手段と、
    前記進角が前記目標進角となるように制御する進角制御手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記情報に基づいて、前記回転部の前記目標回転速度と検出された回転速度との偏差が所定の範囲になるように前記ステッピングモータの前記駆動電圧を制御する電圧制御手段と、を有し、
    前記電圧制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記情報と前記回転部の前記回転速度および前記目標回転速度とに基づいて、前記駆動電圧を制御することを特徴とする制御装置。
  2. 前記進角と前記回転速度との関係を示す前記情報は、前記駆動電圧ごとに該進角と該回転速度との関係を示す複数の軌跡であることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記進角制御手段は、第1の制御状態において、前記複数の軌跡のうちの一つの軌跡に沿って前記進角を制御することにより目標回転速度を設定し、
    前記電圧制御手段は、第2の制御状態において、前記進角を固定した状態で前記駆動電圧を制御して前記目標回転速度を設定することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記第1の制御状態は、前記軌跡の傾きの絶対値が第1の所定値よりも大きい場合の制御状態であり、
    前記第2の制御状態は、前記軌跡の傾きの絶対値が前記第1の所定値よりも小さい場合の制御状態であることを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記第1の制御状態は、前記軌跡のリニアリティが第2の所定値よりも小さい場合の制御状態であり、
    前記第2の制御状態は、前記軌跡のリニアリティが前記第2の所定値よりも大きい場合の制御状態であることを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  6. 前記記憶手段は、前記複数の軌跡のそれぞれを複数の近似式として記憶していることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 前記記憶手段は、前記複数の軌跡のそれぞれを複数の直線近似式として記憶していることを特徴とする請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記回転速度検出手段は、前記生成手段が前記検知信号を生成する周期で前記回転部の前記回転速度を検出することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の制御装置。
  9. 前記進角制御手段は、前記目標進角と前記進角検出手段により検出された前記進角とに基づいて、前記回転部の前記目標回転速度としての第1の目標回転速度を第2の目標回転速度へ変更することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の制御装置。
  10. 前記進角制御手段は、
    前記目標進角と前記進角検出手段により検出された前記進角との差が第三の所定値よりも大きい場合、前記第1の目標回転速度を前記第2の目標回転速度へ変更し、
    前記差が前記第三の所定値よりも小さい場合、前記第2の目標回転速度として前記第1の目標回転速度を設定することを特徴とする請求項9に記載の制御装置。
  11. 前記電圧制御手段は、前記目標進角と前記進角検出手段により検出された前記進角との差が前記第三の所定値よりも大きい場合、フィードバックゲインを弱めることを特徴とする請求項10に記載の制御装置。
  12. 前記進角制御手段は、前記検知信号を検出するタイミングで前記第2の目標回転速度を設定することを特徴とする請求項10または11に記載の制御装置。
  13. ステッピングモータと、
    前記ステッピングモータにより駆動される被駆動部材と、
    前記ステッピングモータを制御する請求項1乃至12のいずれか1項に記載の光学機器。
  14. ステッピングモータの回転部の回転位置の検知信号を生成するステップと、
    前記回転部の回転速度を検出するステップと、
    前記検知信号と制御波形とに基づいて進角を検出するステップと、
    記憶手段に記憶された、駆動電圧ごとに前記進角と前記回転速度との関係を示す情報に基づいて、前記回転部の目標回転速度に応じた目標進角を算出するステップと、
    前記進角が前記目標進角となるように制御するステップと、
    前記記憶手段に記憶された前記情報に基づいて、前記回転部の前記目標回転速度と検出された回転速度との偏差が所定の範囲になるように前記ステッピングモータの前記駆動電圧を制御するステップと、を有し、
    前記駆動電圧を制御するステップは、前記記憶手段に記憶された前記情報と前記回転部の前記回転速度および前記目標回転速度とに基づいて、前記駆動電圧を制御するステップを含むことを特徴とする制御方法。
  15. ステッピングモータの回転部の回転位置の検知信号を生成するステップと、
    前記回転部の回転速度を検出するステップと、
    前記検知信号と制御波形とに基づいて進角を検出するステップと、
    記憶手段に記憶された、駆動電圧ごとに前記進角と前記回転速度との関係を示す情報に基づいて、前記回転部の目標回転速度に応じた目標進角を算出するステップと、
    前記進角が前記目標進角となるように制御するステップと、
    前記記憶手段に記憶された前記情報に基づいて、前記回転部の前記目標回転速度と検出された回転速度との偏差が所定の範囲になるように前記ステッピングモータの前記駆動電圧を制御するステップと、をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記駆動電圧を制御するステップは、前記記憶手段に記憶された前記情報と前記回転部の前記回転速度および前記目標回転速度とに基づいて、前記駆動電圧を制御するステップを含むことを特徴とするプログラム。
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