JP2018190840A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体素子を形成できる領域が狭くなることを抑制できる半導体装置およびその製造方法を提供する。【解決手段】2つの基板11、21を備え、2つの基板11、21のうち一方の裏面が他方の表面に接合された半導体装置であって、2つの基板11、21には、基板11、21の側面から観察することができるアライメントマーク16、26が形成されており、2つの基板11、21は、2つの基板11、21のうち一方に形成されたアライメントマークが他方に形成されたアライメントマークに対応するように接合されている。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置およびその製造方法に関するものである。
複数の半導体チップが積層された構成や、基板と半導体チップとが積層された構成の半導体装置の製造では、半導体チップを精度よく位置合わせして接合することが重要である。例えば特許文献1では、基板の表面と半導体チップの表面にアライメントマークを形成し、このアライメントマークを半導体チップの表面側からカメラで観察し、基板と半導体チップに形成されたアライメントマークが重なるように位置合わせする方法が提案されている。
特開2012−238775号公報
位置合わせを精度よく行うためには、カメラから見たときのアライメントマークの寸法が、ある程度大きいことが必要とされる。そのため、特許文献1に記載のように、基板を表面から観察して位置合わせをする場合には、基板の表面におけるアライメントマークの寸法を大きくする必要がある。そして、基板の大きさが決められている場合には、基板の表面におけるアライメントマークの寸法を大きくすることにより、半導体素子を形成できる領域が狭くなる。
本発明は上記点に鑑みて、半導体素子を形成できる領域が狭くなることを抑制できる半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、2つの基板(11、21)を備え、2つの基板のうち一方の裏面が他方の表面に接合された半導体装置であって、2つの基板には、基板の側面から観察することができるアライメントマーク(16、26)が形成されており、2つの基板は、2つの基板のうち一方に形成されたアライメントマークが他方に形成されたアライメントマークに対応するように接合されている。
これによれば、アライメントマークを基板の側面から観察することができるので、基板の表面におけるアライメントマークの寸法を大きくする必要がない。したがって、アライメントマークを素子領域の外側に形成することが可能となり、素子領域のうち、実際に半導体素子を形成できる領域が狭くなることを抑制できる。
また、請求項15に記載の発明では、2つの基板(11、21)を備え、2つの基板のうち一方の裏面が他方の表面に接合された半導体装置の製造方法であって、2つの基板に、基板の側面から観察することができるアライメントマーク(16、26)を形成することと、2つの基板を互いに対向させて配置することと、2つの基板に形成されたアライメントマークを2つの基板の側面からカメラ(50、60)で観察しながら、2つの基板に形成されたアライメントマークが互いに対応するように2つの基板の位置を調節し、2つの基板を接合することと、を備える。
これによれば、アライメントマークを基板の側面から観察するので、基板の表面におけるアライメントマークの寸法を大きくする必要がない。したがって、アライメントマークを素子領域の外側に形成することが可能となり、素子領域のうち、実際に半導体素子を形成できる領域が狭くなることを抑制できる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態にかかる半導体装置の斜視図である。 上側のチップのアライメントマーク近傍の平面図である。 上側のチップのアライメントマーク近傍の断面図である。 下側のチップの斜視図である。 半導体装置の製造工程を示す平面図である。 半導体装置の製造工程を示す断面図である。 半導体装置の製造工程を示す斜視図である。 半導体装置の製造工程を示す側面図である。 半導体装置の製造工程を示す側面図である。 半導体装置の製造工程を示す平面図である。 第2実施形態にかかる半導体装置の斜視図である。 半導体装置の製造工程を示す平面図である。 半導体装置の製造工程を示す側面図である。 第3実施形態にかかる半導体装置の斜視図である。 半導体装置の製造工程を示す平面図である。 第4実施形態にかかる半導体装置の斜視図である。 半導体装置の製造工程を示す側面図である。 半導体装置の製造工程を示す平面図である。 第5実施形態にかかる半導体装置の斜視図である。 半導体装置の製造工程を示す側面図である。 半導体装置の製造工程を示す平面図である。 第6実施形態にかかる半導体装置の斜視図である。 第7実施形態にかかる半導体装置の斜視図である。 第8実施形態にかかる半導体装置の斜視図である。 半導体装置の製造工程を示す側面図である。 半導体装置の製造工程を示す平面図である。 他の実施形態にかかる半導体装置の平面図である。 他の実施形態にかかる半導体装置の平面図である。 他の実施形態にかかる半導体装置の平面図である。 他の実施形態にかかる半導体装置の平面図である。 他の実施形態にかかる半導体装置の平面図である。 他の実施形態にかかる半導体装置の平面図である。 他の実施形態にかかる半導体装置の平面図である。 他の実施形態にかかる半導体装置の平面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
第1実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置は、2つの半導体チップが積層された構成とされている。図1に示すように、半導体装置1は、チップ10と、チップ20と、を備えており、チップ10とチップ20は、接合部30を介して接合されている。本実施形態では、接合部30は、金属バンプで構成されている。
チップ10は、Si等で構成された基板11に半導体素子が形成されたものである。基板11は、半導体素子が形成された素子領域12と、素子領域12を囲む外周部とに分かれており、この外周部は、素子領域12を囲むシールリング領域13と、シールリング領域13を囲むスクライブライン14とに分かれている。接合部30は、基板11の裏面を後述する基板21の表面に接合している。
シールリング領域13は、Si等で構成されるウェハからチップ10を切り出すダイシングカットの際に生じたクラックが素子領域12に到達することを抑制するためのものである。スクライブライン14は、チップ10を切り出す際にレーザ加工される部分であり、スクライブライン14の中のダイシングライン15においてウェハが分割される。
また、基板11には、アライメントマーク16が形成されている。アライメントマーク16は、チップ10とチップ20とを接合する際の位置合わせに用いられるものであり、基板11の側面から観察することができるように、基板11の厚さ方向に延設されている。本実施形態では、アライメントマーク16は、ダイシングライン15上に形成されており、基板11の側面に露出している。これにより、基板11の側面からアライメントマーク16を観察することが可能とされている。基板11と後述する基板21は、アライメントマーク16が後述するアライメントマーク26に対応するように接合されている。
図1に示すように、基板11は矩形板状とされている。そして、基板11の4つの側面のうち互いに対向する2つの側面11aにそれぞれ2つのアライメントマーク16が形成されている。また、他の2つの側面11bにもそれぞれ2つのアライメントマーク16が形成されている。基板11の厚さ方向をZ方向とし、Z方向に垂直で側面11bに平行な方向をX方向とし、Z方向に垂直で側面11aに平行な方向をY方向とする。
基板11の詳細な構成について説明する。図2、図3に示すように、基板11の表面には、Al等で構成された複数の配線層41と、SiO等で構成された複数の絶縁層42が積層されている。絶縁層42には、絶縁層42を貫通して、配線層41同士、あるいは、配線層41と基板11とを接続するビア43が形成されている。そして、最上層の配線層41と絶縁層42の表面には、保護膜44が形成されている。
なお、図2では、保護膜44の図示を省略しており、配線層41、絶縁層42、ビア43については、最下層の絶縁層42と、最下層の絶縁層42に形成されたビア43と、最下層の絶縁層42の表面に形成された配線層41のみを図示している。また、図2は断面図ではないが、図を見やすくするために、配線層41にハッチングを施してある。
配線層41、絶縁層42は、素子領域12に加えてシールリング領域13、スクライブライン14にも形成されている。シールリング領域13に形成された配線層41は、ダイシングカットの際に生じたクラックの進行を抑制するためのものである。スクライブライン14に形成された配線層41は、チップ10の表面、ここでは保護膜44の表面を平坦化するためのものである。
基板11の裏面には、SiO等で構成された絶縁膜45が形成されている。また、基板11には、基板11を厚さ方向に貫通する複数のTSV46が形成されている。具体的には、TSV46は、基板11に加えて、絶縁膜45と、基板11の表面に形成された絶縁層42とを貫通し、この絶縁層42の表面に形成された配線層41に至るように形成されており、TSV46の壁面には絶縁膜47が形成されている。そして、TSV46の内部にはCu等の金属が充填されて金属層48が形成されている。
本実施形態では、TSV46は、素子領域12とスクライブライン14とに形成されている。具体的には、スクライブライン14のTSV46は、ウェハ状の基板11におけるダイシングライン15上に形成される。そして、ダイシングライン15上に形成されたTSV46は、ダイシングカットによって一部が欠けており、内部に充填された金属層48が露出している。複数のTSV46のうち、基板11の側面11a、11bに露出したTSV46によって、アライメントマーク16が構成されている。
チップ20は、チップ10と同様の構成とされており、図4に示すように、Si等で構成された基板21を備えている。基板21は、図示しない半導体素子が形成された素子領域22と、素子領域12を囲む外周部とに分かれており、この外周部は、素子領域22を囲むシールリング領域23と、シールリング領域23を囲むスクライブライン24とに分かれている。
そして、基板21の表面には図示しない配線層、絶縁層、保護膜が積層されており、絶縁層には、配線層同士、あるいは、配線層と基板21とを接続するビアが形成されている。また、基板21には、基板11と同様にTSVが形成されており、ダイシングライン25上に配置され、ダイシングカットによって一部が欠けたTSVによってアライメントマーク26が構成されている。アライメントマーク26は、アライメントマーク16と同様に、基板21の側面から観察することができるように形成されている。
図4に示すように、基板21は矩形板状とされている。そして、基板21の4つの側面のうち互いに対向する2つの側面21aにそれぞれ2つのアライメントマーク26が形成されている。また、他の2つの側面21bにもそれぞれ2つのアライメントマーク26が形成されている。図1に示すように、本実施形態では、基板11の表面と基板21の表面は同じ大きさとされている。そして、基板21は、側面21aが側面11aに平行となり、側面21bが側面11bに平行となるように配置されている。
半導体装置1の製造方法について説明する。まず、ウェハ状の基板11を用意し、イオン注入等を用いて図示しない半導体素子を形成した後、熱酸化、CVD(Chemical Vapor Deposition)法等により絶縁層42を形成する。そして、絶縁層42の一部をエッチングにより除去してビア43を形成し、スパッタリングによりビア43の内部に金属層を形成する。また、スパッタリングにより絶縁層42の表面にも金属層を形成し、この金属層の一部をエッチングにより除去して配線層41を形成する。このような工程を繰り返して複数の配線層41、絶縁層42を積層した後、最上層の配線層41および絶縁層42の表面に保護膜44を形成する。
また、基板11の裏面に熱酸化等により絶縁膜45を形成した後、絶縁膜45、基板11、絶縁層42の一部をエッチングにより除去して、絶縁膜45、基板11、絶縁層42を貫通して配線層41に至るTSV46を形成する。そして、TSV46の壁面に熱酸化等により絶縁膜47を形成し、TSV46の底面に形成された絶縁膜47をエッチングにより除去した後、スパッタリングを用いてTSV46の内部に金属を充填し、金属層48を形成する。
このとき、図5、図6に示すように、複数のTSV46のうちの一部をダイシングライン15上に形成する。そして、ダイシングライン15においてウェハを分割するダイシングカットを行い、チップ10を形成する。一部のTSV46をダイシングライン15上に形成しているので、ダイシングカットにより、基板11の側面にアライメントマーク16が露出する。本実施形態では、側面11a、側面11bにそれぞれ2つのアライメントマーク16が露出するようにTSV46を形成する。
このようにしてチップ10を製造した後、チップ10の裏面に接合部30を形成する。また、チップ10と同様の方法でチップ20を製造し、側面21a、側面21bにアライメントマーク26を露出させる。このようにチップ10およびチップ20を製造し、接合部30を形成した後、チップ10とチップ20の接合を行う。
本実施形態では、チップ10とチップ20の接合の際に、チップ10およびチップ20を側面から観察してチップ10とチップ20の位置合わせを行う。具体的には、図7に示すように、基板11、21を互いに対向させて配置し、カメラ50によって、側面11a、21aに露出したアライメントマーク16、26をX方向から観察する。また、カメラ60によって、側面11b、21bに露出したアライメントマーク16、26をY方向から観察する。なお、このとき、チップ10およびチップ20に可視光を当てて観察してもよいし、赤外光を当てて観察してもよい。
このように観察を行いながら、図8に示すように、側面11aに形成されたアライメントマーク16の位置と、側面21aに形成されたアライメントマーク26の位置とがY方向において等しくなるように、チップ10とチップ20のY方向の位置を調節する。なお、図8、および、後述する図9、図13、図17、図20では、接合部30の図示を省略している。
また、図9に示すように、側面11bに形成されたアライメントマーク16の位置と、側面21bに形成されたアライメントマーク26の位置とがX方向において等しくなるように、チップ10とチップ20のX方向の位置を調節する。
これにより、図10に示すように、対応するアライメントマーク16、26がZ方向から見て同じ位置となるように、チップ10とチップ20の位置が調節される。この状態で、熱圧着により接合部30を介してチップ10とチップ20とを接合することで、半導体装置1を製造することができる。
このように、本実施形態では、アライメントマーク16、26を基板11、21の厚さ方向に延設し、さらに、基板11、21の側面に露出させることで、各アライメントマークを基板11、21の側面から観察することを可能としている。
そのため、アライメントマーク16、26を基板11、21の表面または裏面から観察する場合とは異なり、基板11、21の表面におけるアライメントマーク16、26の寸法を大きくする必要がない。
したがって、アライメントマーク16、26を素子領域12、22の外側に形成することが可能となり、素子領域12、22のうち、実際に半導体素子を形成できる領域が狭くなることを抑制できる。
また、基板11、21の表面または裏面からアライメントマーク16、26を観察する必要がないので、アライメントマーク16、26の上部に可視光や赤外光を遮断する層を形成することができる。例えば、アライメントマーク16、26の上部に、金属配線層や、ホウ素、リン等をイオン注入したイオン注入層等を形成することができる。したがって、チップ10、チップ20の設計の自由度が向上する。
また、本実施形態では、アライメントマーク16をTSV46で構成しているので、素子領域12のTSV46と共通の工程でアライメントマーク16を形成することができる。そのため、アライメントマーク16を形成するための追加コストが低減され、半導体装置1の製造コストの増加を抑制することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態に対してアライメントマーク16、26の配置を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、アライメントマーク16、26が基板11、21の内部に形成されている。具体的には、図11に示すように、アライメントマーク16、26は、スクライブライン14、24のうちダイシングライン15、25よりもシールリング領域13、23に近い内側の部分に形成されたTSVで構成されている。
本実施形態では、Si等の赤外光を透過する材料で基板11、21を構成し、アライメントマーク16、26の内部に金属を充填する。そして、側面11a、11b、21a、21bに赤外光を照射してこれらの側面からアライメントマーク16、26を観察し、チップ10とチップ20の位置合わせを行う。これにより、図12に示すように、対応するアライメントマーク16、26がZ方向から見て同じ位置となるように、チップ10とチップ20の位置が調節される。
アライメントマーク16、26が基板11、21の内部に形成された本実施形態においても、このように基板11、21の側面からの観察でチップ10とチップ20の位置合わせを行うことができる。したがって、第1実施形態と同様に、半導体素子を形成できる領域が狭くなることを抑制できる。
また、本実施形態では、Si等の赤外光を透過する材料で基板11、21を構成し、アライメントマーク16、26の内部に金属を充填している。したがって、図13に示すように、基板11、21の表面に赤外光を遮断するイオン注入層17、27、配線層18、28が形成されていても、アライメントマーク16、26を基板11、21の側面から観察することができる。したがって、第1実施形態と同様に、チップ10、チップ20の設計の自由度が向上する。
(第3実施形態)
第3実施形態について説明する。第3実施形態は、第2実施形態に対してアライメントマーク16、26の配置を変更したものであり、その他については第2実施形態と同様であるため、第2実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、図14に示すように、アライメントマーク16、26がシールリング領域13、23に形成されている。このような構成においても、第2実施形態と同様にチップ10とチップ20の位置合わせを行い、図15に示すように、対応するアライメントマーク16、26がZ方向から見て同じ位置となるように、チップ10とチップ20の位置を調節することが可能である。したがって、半導体素子を形成できる領域が狭くなることを抑制できる。また、チップ10、チップ20の設計の自由度が向上する。
(第4実施形態)
第4実施形態について説明する。第4実施形態は、第1実施形態に対して基板11の大きさを変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、基板11と基板21とが互いに異なる大きさとされている。具体的には、基板11の表面と基板21の表面とが互いに異なる大きさとされており、図16に示すように、基板11の表面がX方向およびY方向の両方において基板21の表面よりも小さくされている。
本実施形態では、カメラ50の焦点を基板11の側面11aに合わせてアライメントマーク16を観察し、その位置を取得した後、カメラ50の焦点を基板21の側面21aに合わせてアライメントマーク26を観察し、その位置を取得する。そして、図17に示すように、対応するアライメントマーク16、26のY方向の位置が互いに等しくなるように、基板11および基板21の位置を調節する。
同様に、カメラ60の焦点を側面11bに合わせてアライメントマーク16の位置を取得した後、カメラ60の焦点を側面21bに合わせてアライメントマーク26の位置を取得する。そして、対応するアライメントマーク16、26のX方向の位置が互いに等しくなるように、基板11および基板21の位置を調節する。
これにより、図18に示すように、対応するアライメントマーク16、26のX方向またはY方向の位置が互いに等しくなるように、チップ10の基板11とチップ20の基板21の位置が調節される。
基板11と基板21の大きさが異なる場合、表面または裏面からアライメントマーク16、26を観察し、各アライメントマークが重なるように位置合わせを行う方法では、アライメントマークの配置に制約が生じる。例えば、基板11が基板21よりも小さい場合には、基板11のアライメントマーク16に合わせて、基板21のアライメントマーク26を基板21のうちダイシングライン25よりも内側の部分に形成する必要がある。そのため、素子領域22において半導体素子を形成することができる領域が狭くなるおそれがある。
これに対して、本実施形態では、アライメントマーク16、26を基板11、21の側面から観察することが可能であり、アライメントマーク26を基板21のうちダイシングライン25よりも内側の部分に形成する必要がない。したがって、素子領域22において半導体素子を形成できる領域が狭くなることを抑制できる。
(第5実施形態)
第5実施形態について説明する。第5実施形態は、第1実施形態に対してアライメントマーク16、26の位置関係を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図19に示すように、本実施形態では、1つのアライメントマーク16に対して2つのアライメントマーク26が形成されている。すなわち、側面11a、側面11bにそれぞれ2つのアライメントマーク16が形成されているのに対して、側面21a、側面21bにはそれぞれ4つのアライメントマーク26が形成されている。そして、アライメントマーク16は、2つのアライメントマーク26で挟まれた領域に対応するように配置されている。
本実施形態では、カメラ50で側面11a、21aを観察し、図20に示すように、アライメントマーク16が2つのアライメントマーク26で挟まれた領域に対応するように、チップ10、チップ20の位置を調節する。このとき、カメラ50で測定したアライメントマーク16と2つのアライメントマーク26との距離を用いて、アライメントマーク16が2つのアライメントマーク26の中央に位置するように、チップ10、チップ20の位置を調節する。
同様に、カメラ60で側面11b、21bを観察し、アライメントマーク16が2つのアライメントマーク26で挟まれた領域に対応するように、チップ10、チップ20の位置を調節する。このとき、カメラ60で測定したアライメントマーク16と2つのアライメントマーク26との距離を用いて、アライメントマーク16が2つのアライメントマーク26の中央に位置するように、チップ10、チップ20の位置を調節する。
これにより、図21に示すように、Z方向から見て、各アライメントマーク16が、対応する2つのアライメントマーク26の中央に配置される。
このように、本実施形態では、1つのアライメントマーク16と、このアライメントマーク16を挟む2つのアライメントマーク26との距離を用いて、チップ10とチップ20とを位置合わせする。これにより、位置合わせの精度を向上させることができる。
(第6実施形態)
第6実施形態について説明する。第6実施形態は、第1実施形態に対してアライメントマーク16、26の数を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、アライメントマーク16は側面11a、側面11bそれぞれに3つ以上形成されている。そして、側面11a、側面11bそれぞれにおいて、3つ以上形成されたアライメントマーク16は等間隔に並んでいる。同様に、側面21a、側面21bそれぞれにおいて、アライメントマーク26が3つ以上形成され、等間隔に並んでいる。
具体的には、図22に示すように、側面11a、21aに3つのアライメントマーク16、26が形成されており、側面11b、21bに6つのアライメントマーク16、26が形成されている。そして、側面11aにおいて隣り合う2つのアライメントマーク16の間隔、および、側面11bにおいて隣り合う2つのアライメントマーク16の間隔は、共にP1とされている。また、側面21a、21bにおいても、隣り合う2つのアライメントマーク26の間隔はP1とされている。
このように、3つ以上のアライメントマーク16、26を等間隔で並べることにより、第1実施形態に比べてチップ10とチップ20との位置合わせが容易になる。
(第7実施形態)
第7実施形態について説明する。第7実施形態は、第6実施形態に対してアライメントマーク16、26の配置を変更したものであり、その他については第6実施形態と同様であるため、第6実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図23に示すように、本実施形態では、アライメントマーク16、26が不等間隔で並んでいる。すなわち、アライメントマーク16は、基板11の1つの側面に3つ以上形成されている。そして、3つのアライメントマーク16のうち、中央に位置する1つのアライメントマーク16から、このアライメントマーク16の一方側に位置するアライメントマーク16までの距離と、他方側に位置するアライメントマーク16までの距離とが互いに異なっている。また、アライメントマーク26も同様に配置されている。
具体的には、アライメントマーク16、26は、側面11a、21aに3つ形成されており、側面11b、21bに6つ形成されている。そして、側面11aに形成された隣り合う2つのアライメントマーク16の間隔をP11、P12とすると、P11およびP12は互いに異なる値とされている。また、側面21aに形成された隣り合う2つのアライメントマーク26の間隔はP11、P12とされている。
また、側面11b、21bに形成された隣り合う2つのアライメントマーク16、26の間隔を端から順にP21、P22、P23、P24、P25とすると、P21、P22、P23、P24、P25は互いに異なる値とされている。
アライメントマーク16、26の設計上の位置と実際の位置との間には、ずれが生じる。例えば、設計上の位置と実際の位置との間に2μmのずれが生じ、アライメントマーク16、26を10μmの等間隔で配置するように設計しても、実際の間隔は12μmとなる。同様に、P11=10μm、P12=20μmとなるように設計しても、実際にはP11=12μm、P12=22μmとなる。また、P21=10μm、P22=20μm、P23=30μm、P24=40μm、P25=50μmとなるように設計しても、実際にはP21=12μm、P22=22μm、P23=32μm、P24=42μm、P25=52μmとなる。
しかしながら、上記のようにアライメントマーク16、26を不等間隔で並べることで、設計上の位置と実際の位置とのずれ量ΔPを算出することができる。
具体的には、側面11a、21aに形成されたアライメントマーク16、26の実際の位置の差をδとし、カメラ50で観察した3つのアライメントマーク16の間隔と、アライメントマーク16、26の位置の差との比をx1、x2とすると、x1=(P11+ΔP)/δ、x2=(P12+ΔP)/δとなる。そして、これら2つの式から、ずれ量ΔPおよび差δを求めることができる。側面11b、21bに形成されたアライメントマーク16、26についても、同様にずれ量を算出することができる。
このように、アライメントマーク16、26を不等間隔で配置することにより、設計上の位置と実際の位置とのずれ量ΔPを算出することができる。そして、算出したずれ量ΔPを用いて、チップ10とチップ20とを精度よく位置合わせすることができる。
(第8実施形態)
第8実施形態について説明する。第8実施形態は、第6実施形態に対して基板11、21の表面に配線層を追加したものであり、その他については第6実施形態と同様であるため、第6実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図24に示すように、本実施形態では、基板11のうちスクライブライン14の表面に形成された配線層19と、基板21のうちスクライブライン24の表面に形成された配線層29とによって、デイジーチェーンが組まれている。すなわち、配線層19は、基板11の表面において離された状態で配置された少なくとも2つの領域を含んでおり、この2つの領域は、基板11に形成されたアライメントマーク16、接合部30、および、基板21に形成された配線層29を介して、電気的に接続されている。
具体的には、3つ並んだアライメントマーク16のうち、中央のアライメントマーク16は、隣り合う一方のアライメントマーク16と配線層19を介して接続されており、他方のアライメントマーク16と配線層29および接合部30を介して接続されている。なお、アライメントマーク16と接合部30は、基板11の裏面に形成された図示しない配線層によって接続されている。
そして、側面11bに並んだ6つのアライメントマーク16のうち、両端のアライメントマーク16は、間に配置された4つのアライメントマーク16と、配線層19、配線層29、接合部30とを介して、互いに接続されている。また、両端のアライメントマーク16は、配線層29、接合部30を介して、側面11aに形成されたアライメントマーク16と接続されている。そして、側面11aのアライメントマーク16の上部に形成された配線層19には、電圧計70の端子が接続されるようになっている。
本実施形態においても、図25、図26に示すように、第1実施形態と同様にチップ10とチップ20の位置合わせを行う。そして、Z方向から見てアライメントマーク16、26の位置が同じになるようにチップ10、チップ20が配置されると、両端のアライメントマーク16の導通によって位置合わせの確認をすることができる。したがって、チップ10とチップ20との位置合わせの精度が向上し、歩留まりが向上する。
(他の実施形態)
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、上記第1〜第8実施形態では、アライメントマーク16、26として基板11、21を貫通する貫通孔であるTSVを用いている。しかしながら、アライメントマーク16、26は基板11、21の側面から観察することができるように基板11、21の厚さ方向に延設されていればよく、アライメントマーク16、26が基板11、21を貫通していなくてもよい。
また、アライメントマーク16、26をダイシングライン15、25に形成する場合には、アライメントマーク16、26の内部に金属を充填しなくてもよい。ただし、アライメントマーク16、26の観察を容易にするためには、アライメントマーク16、26の内部に金属を充填することが好ましい。
また、図27、図28に示すように、上記第2、3実施形態において、第4実施形態のように基板11と基板21の大きさが互いに異なっていてもよい。また、図29、図30に示すように、上記第2、3実施形態において、第5実施形態のように、2つのアライメントマーク26で挟まれた領域に対応する位置にアライメントマーク16を配置してもよい。
また、上記第2、3実施形態において、第6実施形態のように、3つ以上のアライメントマーク16、26を等間隔で並べてもよい。また、上記第2、3実施形態において、第7実施形態のように、アライメントマーク16、26を不等間隔で配置してもよい。
また、上記第8実施形態において、配線層29がアライメントマーク26と離されていてもよい。第4実施形態のように基板11と基板21の大きさが互いに異なる場合には、図31に示すように、配線層29とアライメントマーク26を離して、基板21のうち基板11と重なる部分に配線層29を形成すればよい。
また、図32に示すように、上記第2実施形態において、第8実施形態のように、配線層19と配線層29とによってデイジーチェーンが組まれていてもよい。また、上記第3実施形態において、第8実施形態のように、配線層19と配線層29とによってデイジーチェーンが組まれていてもよい。
また、基板11と基板21のうち一方ではダイシングラインにアライメントマークが形成され、他方ではスクライブラインまたはシールリング領域にアライメントマークが形成されていてもよい。また、基板11と基板21のうち一方ではスクライブラインにアライメントマークが形成され、他方ではシールリング領域にアライメントマークが形成されていてもよい。
また、図33に示すように、上記第2、第4、第8実施形態を組み合わせ、大きさが互いに異なるチップ10、20のスクライブライン14、24にアライメントマーク16、26を形成し、配線層19、29によってデイジーチェーンを組んでもよい。この場合、図33に示すように、配線層29がチップ20の素子領域22に形成されていてもよい。また、配線層29がシールリング領域23に形成されていてもよい。
また、図34に示すように、大きさが互いに異なるチップ10、20のスクライブライン14、シールリング領域23にアライメントマーク16、26を形成し、配線層19、29によってデイジーチェーンを組んでもよい。この場合、図34に示すように、配線層29がチップ20の素子領域22に形成されていてもよい。また、配線層29がシールリング領域23に形成されていてもよい。
また、上記第1実施形態ではダイシングカットの前にアライメントマーク16、26を形成したが、ダイシングカットの後にアライメントマーク16、26を形成してもよい。
また、上記第1実施形態では、1つのTSVを分割して2つのチップのアライメントマークとしたが、スクライブラインに一方のチップのアライメントマークとなるTSVと他方のチップのアライメントマークとなるTSVを別々に形成してもよい。
また、基板11、21をレーザ加工することにより、アライメントマーク16、26を構成するTSVを形成してもよい。アライメントマーク16、26をレーザ加工で形成する場合、レーザを用いたダイシングカットと共通の工程でアライメントマーク16、26を形成することができる。そのため、アライメントマーク16、26を形成するための追加コストが低減され、半導体装置1の製造コストの増加を抑制することができる。
また、上記第1〜7実施形態において、接合部30を接着剤、ダイアタッチフィルム等で構成してもよい。
11 基板
16 アライメントマーク
21 基板
26 アライメントマーク
50 カメラ
60 カメラ

Claims (17)

  1. 2つの基板(11、21)を備え、2つの前記基板のうち一方の裏面が他方の表面に接合された半導体装置であって、
    2つの前記基板には、前記基板の側面から観察することができるアライメントマーク(16、26)が形成されており、
    2つの前記基板は、2つの前記基板のうち一方に形成された前記アライメントマークが他方に形成された前記アライメントマークに対応するように接合されている半導体装置。
  2. 前記基板は、半導体素子が形成された素子領域(12、22)と、前記素子領域を囲む外周部(13、14、15、23、24、25)とを備えており、
    前記アライメントマークは、前記外周部に形成されている請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記アライメントマークは、前記基板のダイシングライン(15、25)上に形成されており、前記基板の側面に露出している請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記アライメントマークは、前記基板の内部に形成されており、
    前記基板は、赤外光を透過する材料で構成されている請求項2に記載の半導体装置。
  5. 前記アライメントマークは、前記基板のスクライブライン(14、24)に形成されている請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記アライメントマークは、前記素子領域を囲むシールリング領域(13、23)に形成されている請求項4に記載の半導体装置。
  7. 2つの前記基板は、表面の大きさが互いに等しい請求項1ないし6のいずれか1つに記載の半導体装置。
  8. 2つの前記基板は、表面の大きさが互いに異なる請求項1ないし6のいずれか1つに記載の半導体装置。
  9. 前記アライメントマークは、前記基板を貫通する貫通孔とされている請求項1ないし8のいずれか1つに記載の半導体装置。
  10. 前記アライメントマークは、内部に金属が充填されている請求項9に記載の半導体装置。
  11. 2つの前記基板の表面には、それぞれ配線層(19、29)が形成されており、
    2つの前記基板のうち一方の基板の表面に形成された前記配線層は、該基板の表面において離されて配置された少なくとも2つの領域を含んでおり、
    前記2つの領域は、該基板に形成された前記アライメントマーク、および、他方の基板に形成された前記配線層を介して、電気的に接続されている請求項10に記載の半導体装置。
  12. 2つの前記基板のうち一方に形成された前記アライメントマークは、他方に形成された2つの前記アライメントマークに挟まれた領域に対応している請求項1ないし11のいずれか1つに記載の半導体装置。
  13. 前記アライメントマークは、1つの前記基板に3つ以上形成されており、等間隔に並んでいる請求項1ないし12のいずれか1つに記載の半導体装置。
  14. 前記アライメントマークは、1つの前記基板に3つ以上形成されており、不等間隔に並んでいる請求項1ないし12のいずれか1つに記載の半導体装置。
  15. 2つの基板(11、21)を備え、2つの前記基板のうち一方の裏面が他方の表面に接合された半導体装置の製造方法であって、
    2つの前記基板に、前記基板の側面から観察することができるアライメントマーク(16、26)を形成することと、
    2つの前記基板を互いに対向させて配置することと、
    2つの前記基板に形成された前記アライメントマークを2つの前記基板の側面からカメラ(50、60)で観察しながら、2つの前記基板に形成された前記アライメントマークが互いに対応するように2つの前記基板の位置を調節し、2つの前記基板を接合することと、を備える半導体装置の製造方法。
  16. 2つの前記基板は、表面の大きさが互いに異なっており、
    前記接合することでは、2つの前記基板のうち一方の基板に前記カメラの焦点を合わせて該基板に形成された前記アライメントマークを観察し、他方の基板に前記カメラの焦点を合わせて該基板に形成された前記アライメントマークを観察する請求項15に記載の半導体装置の製造方法。
  17. 前記アライメントマークを形成することでは、前記基板をエッチングすることにより、あるいは、前記基板をレーザ加工することにより、前記アライメントメークを形成する請求項15または16に記載の半導体装置の製造方法。
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